JP2017097120A - 表示制御装置、マルチディスプレイシステム、およびマルチディスプレイシステムの表示方法 - Google Patents

表示制御装置、マルチディスプレイシステム、およびマルチディスプレイシステムの表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチディスプレイシステムにおいて、画像を良好に表示する。【解決手段】画像出力装置(2)は、画像表示装置(1)の表示領域(11)と、ベゼル(12)とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、マルチディスプレイシステム(100)の表示対象となる全体画像が重なるように、画像表示装置(1)の表示領域に、全体画像の部分画像をドットバイドット表示させると共に、余白領域(113)に、第1の背景画像を表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、表示制御装置、マルチディスプレイシステム、およびマルチディスプレイシステムの表示方法に関する。
特許文献1のマルチディスプレイ装置では、二つのディスプレイにまたがった画像を表示する際に、ディスプレイ間の非表示領域(ベゼル、オーバースキャン領域等)を含むマルチディスプレイ装置全体の表示領域に画像が適合するように、画像の拡大縮小および適切なオフセットの設定を行う。これにより、マルチディスプレイ装置全体としてシームレスな画像(ディスプレイ間においてずれの無い画像)を表示することができる。例えば、ディスプレイをまたがる斜めの直線がきちんと一直線になるように表示することができる。
特開2003−280623号公報(2003年10月2日公開)
しかしながら、上述のような従来技術には、画質が低下するという問題がある。すなわち、上述のマルチディスプレイ装置では、元の画像を、非表示領域を含むマルチディスプレイ装置全体の表示領域一杯に拡大して表示する。この場合、元の画像を非表示領域の分だけわずかに(例えば、1.01倍等に)引き伸ばすことになるので、元画像の1画素が複数画素に中途半端にまたがることになり、変換処理によってぼやけ等が生じる。例えば、4K対応ディスプレイを2×2のマトリクス状に配置したマルチディスプレイ装置に、8Kの映像を表示させる場合、ベゼル等の非表示領域を含むマルチディスプレイ装置全体の表示領域は8Kを少し超える解像度になるため、8Kの映像がわずかに引き延ばされて表示され、画質が劣化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、マルチディスプレイシステムにおいて、画像を良好に表示するための技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示制御装置は、マルチディスプレイシステムを構成する表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示させる表示制御部を備え、上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示させる。また、本発明の一態様に係るマルチディスプレイシステムは、複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムであって、表示装置は、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示すると共に、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示する。また、本発明の一態様に係るマルチディスプレイシステムの表示方法は、複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムの表示方法であって、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示する工程と、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示する工程と、を包含する。
本発明の一態様によれば、マルチディスプレイシステムにおいて、画像を良好に表示することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るマルチディスプレイシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る表示画面の画面構成の例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る画像出力装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る切り出し画像の範囲を示す図である。 本発明の実施形態2に係る背景画像の表示例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る背景画像の表示例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る切り出し画像の範囲を示す図である。 本発明の実施形態3に係る切り出し画像のサイズを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
〔実施形態1〕
〈システムの構成と概要〉
まず、本発明の実施形態1に係るマルチディスプレイシステム100について、図1〜3を参照して説明する。本明細書において、マルチディスプレイシステムとは、複数の表示装置の表示領域間に亘って画像を表示するシステムを指す。マルチディスプレイシステムでは、例えば、複数の表示装置をマトリクス状に配置して大画面を構成する。
図1は、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、マルチディスプレイシステム100は、複数の画像表示装置(表示装置)1、複数の画像出力装置(表示制御装置)2、および、マルチディスプレイ制御装置3を備えている。各画像出力装置2は、画像表示装置1に一対一で接続されている。各画像出力装置2はすべて、マルチディスプレイ制御装置3に接続されている。
複数の画像表示装置1は、マルチディスプレイシステム100を構成し、例えば、2×2、4×4などのマトリクス状に配置されている。各画像表示装置1は、接続された画像出力装置2から入力された画像を表示する。
各画像出力装置2は、当該画像出力装置2に接続された画像表示装置1の表示を制御する。各画像出力装置2は、マルチディスプレイ制御装置3から画像データおよび出力指示を受信し、当該出力指示に応じて画像データを処理し、処理した画像を接続された画像表示装置1に出力する。マルチディスプレイ制御装置3は、各画像出力装置2に画像データおよび出力指示を送信する。図1に示すように、画像出力装置2は、画像データ取得部(画像取得部)21、出力指示受付部22、画像配置制御部(表示制御部)23、画像デコード処理部24、出力映像制御部(表示制御部)25、および、映像出力部26を備えている。画像データ取得部21は、マルチディスプレイ制御装置3から画像データを取得する。出力指示受付部22は、マルチディスプレイ制御装置3から画像の出力指示を受け付けて、画像出力装置2における画像処理のトリガを与える。画像配置制御部23は、必要な情報を取得して、画像オフセット値(画像表示装置1の表示領域に対する、画像の相対表示位置)を計算する。画像デコード処理部24は、取得した画像データに関して、動画ファイル形式特有のデータ形式から映像再生可能なデータ形式に変換する処理を行う。出力映像制御部25は、画像配置制御部23が計算した画像オフセット値および画像デコード処理部24が変換した画像データを用いて、画像、テキストなどの表示要素を合成して、画像表示装置1に表示すべき出力映像を生成する。映像出力部26は、生成された映像を、対応する画像表示装置1に出力する。
〈マルチディスプレイシステムの画面構成〉
マルチディスプレイシステムの画面構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るマルチディスプレイシステム100の画面構成の例を示す図である。なお、以下では、8K[7680(w)×4320(h)]の動画がFullHD[1920(w)x1080(h)]の画像表示装置1の16画面に分割表示される場合について説明する。図2(a)は、マルチディスプレイシステム100の画面の概要を示す。図2(a)に示すように、本実施形態では、画像表示装置1が4×4のマトリクス状に配置されている。図2(b)は、1台の画像表示装置1の画面を示す。図2(b)に示すように、画像表示装置1には、画像の表示が可能な表示領域11と、隣接する表示領域11間に存在する間隙領域であり、画像の表示ができない領域(非表示領域)であるベゼル12とが設けられる。
左非表示領域幅Blは、ベゼル12の左側部分の幅である。右非表示領域幅Brは、ベゼル12の右側部分の幅である。上非表示領域高Btは、ベゼル12の上側部分の高さである。下非表示領域高Bbは、ベゼル12の下側部分の高さである。ディスプレイ幅Fwは、画像表示装置1の前面全体の幅である。表示領域幅Dwは、表示領域11の幅である。ディスプレイ高Fhは、画像表示装置1の前面全体の高さである。表示領域高Dhは、表示領域11の高さである。上述の各サイズに関しては、以下の関係式が成り立つ。
Fw=Bl+Dw+Br
Fh=Bt+Dh+Bb ・・・式1
図2(c)は、マルチディスプレイシステム100全体の構成を示す。表示装置位置(Nx、Ny)は、各画像表示装置1の配置位置を示す。表示装置位置(Nx、Ny)のうち、Nxは左側からの列番号を示し、Nyは上側からの段番号を示す。表示画像幅Cwは、複数の画像表示装置1に亘って表示される全体画像の幅である。表示画像高Chは、複数の画像表示装置1に亘って表示される全体画像の高さである。全体表示領域幅Vwは、マルチディスプレイシステム100の画面全体としての表示領域(全体表示領域)の幅であり、表示装置位置(1、Ny)の画像表示装置1の表示領域11の左端と、表示装置位置(4、Ny)の画像表示装置1の表示領域11の右端との間の距離(ドット換算値。以下、同様)である。全体表示領域高Vhは、マルチディスプレイシステム100の画面全体としての表示領域の高さであり、表示装置位置(Nx、1)の画像表示装置1の表示領域11の上端と、表示装置位置(Nx、4)の画像表示装置1の表示領域11の下端との間の距離である。
画像オフセット幅Swは、表示装置位置(1、1)の画像表示装置1の表示領域11の左端と、表示された全体画像の左端との間の距離である。画像オフセット高Shは、表示装置位置(1、1)の画像表示装置1の表示領域11の上端と、表示された表示画像の上端との間の距離である。このように、全体画像は、全体表示領域中の特定の範囲(全体表示領域中、左上が(Sw,Sh)となるサイズが(Cw,Ch)の範囲)に表示される。
本実施形態に係るマルチディスプレイシステム100の処理について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像出力装置2の処理を示すフローチャートである。画像出力装置2において、出力指示受付部22がマルチディスプレイ制御装置3から画像出力指示を受けたときに、本処理が開始される。本処理は、画像出力装置2に対応する画像表示装置1に出力する画像に関して行われる。
なお、画像表示装置1のサイズ情報(表示領域の表示解像度、上下左右の非表示領域のサイズ)、画像表示装置1の配置位置情報、および、全体画像のサイズ情報は、マルチディスプレイシステム100が設置されたときなどに予め計測され、算出され、または、決定される。そして、各画像出力装置2は、それらの各情報を取得し、記憶部に記憶し、必要に応じて読み出す。ただし、それらの各情報を都度他の装置から取得してもよい。
まず、画像配置制御部23は、画像表示装置1のサイズ情報を取得する(S301)。画像表示装置1のサイズ情報には、表示領域11の表示解像度、上下左右の非表示領域(間隙領域、ベゼル12)のサイズがあるが、詳細には図2(b)に関して上述した通りである。なお、非表示領域(ベゼル12)のサイズは解像度換算(表示領域11の何画素分に相当するか)によって示されることが好ましい。また、画像表示装置1のサイズ情報は、上述したように、記憶部から取得してもよいし、例えば、表示解像度(表示領域11のサイズ)は、HDMI(登録商標)ケーブル接続を通じて画像表示装置1から取得してもよい。ベゼル12のサイズも、画像表示装置1と通信して取得してもよい。
次に、画像配置制御部23は、画像表示装置1の配置位置情報を取得する(S302)。画像表示装置1の配置位置情報には、表示装置位置、全体表示領域サイズがあるが、詳細には図2(c)に関して上述した通りである。なお、画像表示装置1の配置位置情報は、マルチディスプレイ制御装置3から取得してもよい。そして、画像データ取得部21は全体画像データを取得し、画像配置制御部23は画像データ取得部21から全体画像のサイズ情報を取得する(S303)。全体画像のサイズ情報には、表示画像サイズがあるが、詳細には図2(c)に関して上述した通りである。さらに、画像配置制御部23は、各画像表示装置1の表示領域11と、隣接する表示領域11間に存在する非表示領域(間隙領域)とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、全体画像が重なるように、相対表示位置(画像オフセット値)を算出する(S304)。本明細書において、相対表示位置とは、表示領域11に対象画像(例えば全体画像)を表示する場合の、表示領域11に対する当該対象画像の相対位置を示す。相対表示位置は、負の値とすることもでき、その場合、表示領域11には、対象画像の途中から表示されることになる。
詳細には、画像配置制御部23は、以下のように、対応する画像表示装置1の表示装置位置(Nx、Ny)に応じて相対表示位置(OffsetNx、OffsetNy)を計算する。まず、本実施形態において、全体画像は全体表示領域の中央に位置するので、以下の関係式が成り立つ。
Sw=(Vw−Cw)/2
Sh=(Vh−Ch)/2 ・・・式2
画像オフセット幅Sw、および、画像オフセット高Shは、表示装置位置(1、1)の画像表示装置1の表示領域11における画像の相対表示位置を与えるものである。相対表示位置は、各画像表示装置1の表示領域11の左上隅(0、0)に対する全体画像の左上隅の配置座標(すなわち、水平方向、および、垂直方向の相対位置)である。また、表示装置位置(Nx、Ny)の表示領域11における相対表示位置(OffsetNx、OffsetNy)は、以下の式によって求められる。
OffsetNx=Sw−Fw(Nx−1)
OffsetNy=Sh−Fh(Ny−1) ・・・式3
例えば、表示装置位置(1、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(30、30)になる。表示装置位置(2、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−1910、30)になる。表示装置位置(4、4)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−5790、−3270)になる。このように計算された相対表示位置に応じて各表示領域11に全体画像の部分画像を表示することにより、全体表示領域の特定の範囲に、全体画像が重なっている状態となり、表示領域11間においてずれの無い、シームレスな表示を行うことができる。
続いて、画像配置制御部23は、対応する画像表示装置1の表示領域11に表示すべき画像があるか否かを判定する(S305)。詳細には、画像配置制御部23は、相対表示位置の水平成分OffsetNxと表示画像幅Cwの和(合計値)が0より大きく、または、相対表示位置の垂直成分OffsetNyと表示画像高Chの和(合計値)が0より大きいか否かを判定する。両方の和が0以下である場合(S305のNO)、画像配置制御部23は画像出力のトリガを与えることなく、画像出力せず(S308)に処理を終了する。
これは、(OffsetNx+Cw)≦0、かつ、(OffsetNy+Ch)≦0の場合、表示領域11が表示すべき画像が存在しないので、対象画像のデコード処理は不要になるからである。例えば、図2(c)において、右側に1列の画像表示装置1が配置されていた場合、表示装置位置(5、1)の表示領域11の相対表示位置は(−7730、−4370)となる。この場合、−7730+7680=−50≦0、−4370+4320=−50≦0となるので、画像のデコード処理は不要になる。
一方、(OffsetNx+Cw)または(OffsetNy+Ch)が0より大きい場合(S305のYES)、画像配置制御部23は、対応する画像表示装置1の表示領域11に、全体画像が表示される特定の範囲の範囲外となる余白領域があるか否かを判定する(S306)。詳細には、画像配置制御部23は、OffsetNx>0(相対表示位置の水平成分OffsetNxが0より大きい)、OffsetNx+Cw<Dw(相対表示位置の水平成分OffsetNxと表示画像幅Cwの和が表示領域幅Dwより小さい)、OffsetNy>0(相対表示位置の垂直成分OffsetNyが0より大きい)、または、OffsetNy+Ch<Dh(相対表示位置の垂直成分OffsetNyと表示画像高Chの和が表示領域高Dhより小さい)が成り立つか否かを判定する。
上記のいずれかが成り立つ場合(S306のYES)、画像配置制御部23のトリガにより、出力映像制御部25は、相対表示位置にドットバイドット表示の全体画像が配置され、全体画像が表示される特定の範囲の範囲外となる余白領域に第1の背景画像が配置された画像を生成し、映像出力部26に出力する。第1の背景画像としては、例えば、目立たないように黒色やベゼル12の色(別途、ベゼル12の色が設定される)のベタ画像を表示し、または、輝度を0にしてもよい。また、第1の背景画像として、黒帯ではなく、額縁のようなデザイン画像を表示してもよい。さらに、第1の背景画像として、その他の画像やテキスト、他のUI要素などを表示してもよい。
このように、画像表示装置1の表示領域11には、全体画像の部分画像を表示するための画像領域110と、全体画像が表示される特定の範囲の範囲外となる余白領域113とが混在している。ここで、ドットバイドット表示により、非表示領域(間隙領域)を含めた全体表示領域に全体画像を重ねる場合、例えば、非表示領域の分だけ、全体画像が表示される特定の範囲の範囲外となる余白領域が生じることが多い。本実施形態では、このような画像領域110と、余白領域113との混在状態を可能にすることにより、シームレスな表示と、ドットバイドット表示とを両立させることができる。
上記のいずれも成り立たない場合(S306のNO)、画像配置制御部23のトリガにより、出力映像制御部25は、相対表示位置にドットバイドット表示の全体画像が配置された画像を生成し、映像出力部26に出力する(S309)。この場合、画像表示装置1の表示領域11全体に、全体画像の部分画像が表示されることになる。
なお、以上では、各画像出力装置が個別に画像表示装置に接続されている形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、各画像出力装置は、複数の画像表示装置に接続されていてもよいし、単一の画像出力装置が、全ての画像表示装置に接続されていてもよい。また、各画像出力装置が、各画像表示装置内に備えられていてもよい。すなわち、画像出力装置は、画像表示装置の表示領域と、隣接する表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、画像表示装置の表示領域に、全体画像の部分画像をドットバイドット表示させる表示制御部を備え、表示制御部は、画像表示装置の表示領域における特定の範囲外の領域に、背景画像を表示させる構成を有するものであればよい。以下の実施形態においても同様である。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2に係るマルチディスプレイシステムについて、図4〜6を参照して説明する。前記実施形態において説明した構成と同様の構成については、同じ部材番号を付し、説明を省略する。実施形態1では、マルチディスプレイ制御装置3から、各画像出力装置2に対して、全体画像の画像データが提供されていたが、本実施形態では、全体画像から切り出した切り出し画像の画像データが提供されている。本実施形態における切り出し画像は、全体画像を各画像表示装置1毎に分割した分割画像である。
図4は、本実施形態における切り出し画像を示す図である。図4に示すように、全体画像からの切り出しを等分割により行った場合、切り出された画像111と、各表示領域11との間には、ずれが発生する。その結果、表示領域11には、切り出された画像111が表示されない領域(当該切り出された画像111に隣接する切り出された画像111に含まれる部分)が存在する場合がある。当該領域を隣接画像領域112と称する。各画像出力装置2には、当該画像出力装置2に対応する切り出された画像111が提供されるため、隣接画像領域112の画像を出力することができない。
例えば、表示装置位置(2、1)の表示領域11には、切り出された画像が下側に表示される。表示領域11において、画像が表示されない領域としては、切り出された画像に隣接する画像に相当する隣接画像領域112が左下側にあり、中央から上側に全体画像の表示される範囲の外側に相当する余白領域113がある。なお、余白領域113は、実施形態1と同様であり、表示領域11に応じて画像を切り出すか否かに関係なく発生する。
本実施形態に係るマルチディスプレイの処理において、実施形態1と異なる点について説明する。まず、S303において、画像データ取得部21は、切り出された画像111の画像データを取得する。
また、S304において、画像配置制御部23は、各画像表示装置1の表示領域11と、隣接する表示領域11間に存在する非表示領域(間隙領域)とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、全体画像が重なるように、表示領域11に対する、切り出された画像111の相対表示位置を算出する。
本実施形態における相対表示位置は、各画像表示装置1の表示領域11の左上隅(0、0)に対する切り出された画像111の左上隅の配置座標(すなわち、水平方向、および、垂直方向の相対位置)である。表示装置位置(Nx、Ny)の表示領域11における部分相対表示位置(LocalOffsetNx、LocalOffsetNy)は、以下の式によって求められる。
LocalOffsetNx=Sw−(Bl+Br)×(Nx−1)
LocalOffsetNy=Sh−(Bt+Bb)×(Ny−1)・・・式4
実施形態1と比較すると、画像が表示領域11に応じて切り出されている分、表示領域11のサイズを考慮する必要がなくなる。例えば、表示装置位置(1、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(30、30)になる。表示装置位置(2、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(10、30)になる。表示装置位置(3、3)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−10、−10)になる。表示装置位置(4、4)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−30、−30)になる。
そして、S307およびS309において、出力映像制御部25は、画像配置制御部23が決定した表示位置に、切り出された画像をドットバイドット表示させると共に、全体表示領域において対象画像が重なっていない領域に対応する表示画面中の余白領域、および、切り出された画像に隣接する画像が存在する隣接画像領域に、背景画像を表示させる。このとき、出力映像制御部25は、表示領域11のうち、切り出された画像111が表示されない領域に関しては、余白領域113か、隣接画像領域112かに応じて異なる背景画像を配置する処理を行う。例えば、出力映像制御部25は、表示装置位置(Nx、Ny)の画像表示装置1の表示領域11に関して、式3により相対表示位置(OffsetNx、OffsetNy)を計算する。そして、表示領域11内の画素を、表示領域11の左上隅に対する配置座標(Px、Py)により特定する。Px<OffsetNxの場合、当該画素は余白領域113(全体画像の左側)に位置する。Px≧OffsetNx+Cwの場合、当該画素は余白領域113(全体画像の右側)に位置する。Py<OffsetNxの場合、当該画素は余白領域113(全体画像の上側)に位置する。Py≧OffsetNy+Chの場合、当該画素は余白領域113(全体画像の下側)に位置する。OffsetNx+Cw>Px≧OffsetNxかつOffsetNy+Ch>Py≧OffsetNyの場合、当該画素は隣接画像領域112(全体画像が重ねられる特定の範囲内)に位置する。そして、出力映像制御部25は、余白領域113には第1の背景画像を配置し、隣接画像領域112には第2の背景画像を配置する。これにより、各画像出力装置2は、全体画像ではなく、全体画像から切り出された画像111を取得するだけで、マルチディスプレイシステムにおいて、全体画像を好適に表示することができる。このとき、各画像出力装置2は、全体画像から切り出された画像111をデコードすればよいので、各画像出力装置2のデコード負荷を減らすことができる。これにより、各画像出力装置2のデコード能力を超える映像を表示することができる。
図5は、本実施形態に係る背景画像の表示例を示す図である。図5は、余白領域113および隣接画像領域112において異なる背景画像を表示した例を示す。表示領域11内の隣接画像領域112は、極力目立たないようにすべき領域なので、第2の背景画像は、目立たないように黒色表示を行ったり、輝度を0にしたりしてもよい。また、第2の背景画像は、ベゼル12の色のベタ画像などにしてもよい。この場合、別途ベゼル12の色が画像出力装置2に設定される。一方、余白領域113については、実施形態1において説明したとおり、第1の背景画像として、額縁のようなデザイン画像を表示してもよいし、その他の画像やテキスト、他のUI要素などを表示してもよい。また、第1の背景画像として、黒色表示を行ったり、輝度を0にしたりしてもよいし、ベゼル12の色のベタ画像などにしてもよい。図6は、本実施形態に係る背景画像の表示例を示す図である。図6は、余白領域113および隣接画像領域112において同一の背景画像を表示した例を示す。図6に示すように、余白領域113および隣接画像領域112ともに黒色の背景画像を表示してもよい。
〔実施形態3〕
次に、本発明の実施形態3に係るマルチディスプレイシステムについて、図7〜8を参照して説明する。前記実施形態において説明した構成と同様の構成については、同じ部材番号を付し、説明を省略する。実施形態2では、マルチディスプレイ制御装置3から、各画像出力装置2に対して、全体画像を各画像表示装置1毎に分割した分割画像である切り出し画像の画像データが提供されていたが、本実施形態における切り出し画像は、全体画像を各画像表示装置1毎に分割した分割画像の外周に付加領域が加えられた切り出し画像である。
詳細には、全体画像より小さく、かつ、画像表示装置1の解像度より大きいサイズに画像を切り出す。これにより、実施形態2において発生する、表示領域11における隣接画像領域112に画像が表示されない状態(隙間)を減らすことができる。また、余分に切り出される画像が大きいほど、表示領域11における隙間をさらに減らすことができる。
図7は、本実施形態に係る切り出し画像の範囲を示す図である。図7に示すように、全体画像の4隅に位置する切り出し画像は、より大きく切り出す領域がないので、そのまま(等分割のサイズで)切り出す。表示画像の4隅に位置する切り出し画像の表示装置位置は、(1、1)、(4、1)、(1、4)、および、(4、4)である。図7には、表示装置位置(1、1)の単純な切り出し画像が示されている。
一方、図7に示すように、表示画像の4隅以外に位置する切り出し画像は、上下左右の少なくとも1つの側に、より大きく切り出す領域が存在するので、表示領域11のサイズよりも大きく切り出される。図7には、表示装置位置(3、2)の単純な切り出し画像、および、大きくした切り出し画像114が示されている。画像を単純に切り出した場合には、表示領域11に画像が表示されない隣接画像領域112が存在するが、画像を大きく切り出すことにより、隣接画像領域112に画像を表示することができ、隙間を減らすことができる。
図8は、本実施形態に係る大きくした切り出し画像114のサイズを示す図である。図8に示すように、表示領域11のサイズに対して、上下左右にマージン(付加領域)を持たせたサイズの画像を切り出す。すなわち、切り出し画像幅Ewは、表示領域幅Dwに切り出し左マージンMlおよび切り出し右マージンMrを加算した値になる。また、切り出し画像高Ehは、表示領域高Dhに切り出し上マージンMtおよび切り出し下マージンMbを加算した値になる。すなわち、以下の式が成り立つ。
Ew=Dw+Ml+Mr
Eh=Dh+Mt+Mb・・・式5
本実施形態に係るマルチディスプレイの処理において、実施形態2と異なる点について説明する。S304において、画像配置制御部23は、各画像表示装置1の表示領域11と、隣接する表示領域11間に存在する非表示領域(間隙領域)とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、全体画像が重なるように、表示領域11に対する、切り出し画像の相対表示位置を算出する。本実施形態における相対表示位置は、各画像表示装置1の表示領域11の左上隅(0、0)に対する切り出し画像の左上隅の配置座標(すなわち、水平方向、および、垂直方向の相対位置)である。表示装置位置(Nx、Ny)の表示領域11における相対表示位置(LocalOffsetNx、LocalOffsetNy)は、次のように算出される。Nx=1の場合には、以下の式によって求められる。
LocalOffsetNx=Sw−(Bl+Br)×(Nx−1)・・・式6
この場合には、画像の左側にマージンがないので、実施形態2と同じ式になる。Ny=1の場合には、以下の式によって求められる。
LocalOffsetNy=Sh−(Bt+Bb)×(Ny−1)・・・式7
この場合には、画像の上側にマージンがないので、実施形態2と同じ式になる。Nx≧2の場合には、以下の式によって求められる。
LocalOffsetNx=Sw−(Bl+Br)×(Nx−1)−Ml・・・式8
この場合には、画像の左側にマージンがあるので、その分だけ相対表示位置が左側にずれる。Ny≧2の場合には、以下の式によって求められる。
LocalOffsetNy=Sh−(Bt+Bb)×(Ny−1)−Mt・・・式9
この場合には、画像の上側にマージンがあるので、その分だけ相対表示位置が上側にずれる。例えば、表示装置位置(1、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(30、30)になる。表示装置位置(2、1)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−30、30)になる。表示装置位置(3、3)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−50、−50)になる。表示装置位置(4、4)の表示領域11に関しては、相対表示位置が(−70、−70)になる。以上のように、マージンを付加して切り出し画像を作成することにより、表示領域11ごとに切り出された画像を表示する際に生じる隙間を減らすことができる。
〔変形例〕
なお、上述した画像配置制御部23における相対表示位置の算出、および、出力映像制御部25における画像の生成は、必ずしも画像出力装置2において実行しなくともよい。例えば、画像表示装置1が実行してもよいし、マルチディスプレイ制御装置3が実行してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
画像出力装置2の各機能ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、画像出力装置2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示制御装置は、マルチディスプレイシステムを構成する表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示させる表示制御部を備え、上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示させる。上記の構成によれば、マルチディスプレイシステムにおいて、シームレスな表示と、ドットバイドット表示とを両立させることができる。
本発明の態様2に係る表示制御装置は、上記態様1において、上記全体画像、または、上記全体画像から切り出された切り出し画像を取得する画像取得部を更に備えていてもよい。
本発明の態様3に係る表示制御装置は、上記態様2において、上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域の解像度を示す情報、上記間隙領域のサイズを示す情報、上記特定の範囲を示す情報、および、上記表示装置の配置位置を示す情報を参照して、上記表示装置の表示領域に対する、上記画像取得部が取得した画像の相対表示位置を算出し、当該相対表示位置に応じて、上記表示装置の表示領域に、上記画像取得部が取得した画像を表示させるものであってもよい。上記の構成によれば、シームレスな表示を好適に実現することができる。
本発明の態様4に係る表示制御装置は、上記態様2又は3において、上記画像取得部は、上記切り出し画像を取得し、上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域において、上記特定の範囲内であって、かつ、上記画像取得部が取得した画像が表示されない領域に、第2の背景画像を表示させるものであってもよい。上記の構成によれば、表示装置におけるデコード負荷を抑制することができる。
本発明の態様5に係る表示制御装置は、上記態様4において、上記表示制御部は、上記第1の背景画像と、上記第2の背景画像とを異ならせるものであってもよい。上記の構成によれば、位置に応じて好適に背景画像を選択することができる。
本発明の態様6に係る表示制御装置は、上記態様2〜5において、上記画像取得部は、上記全体画像を上記表示装置毎に分割した分割画像の外周に付加領域が加えられた上記切り出し画像を取得するものであってもよい。上記の構成によれば、表示装置におけるデコード負荷を抑制しつつ、表示画像内の隙間を抑制することができる。
本発明の態様7に係る表示制御装置は、上記態様1〜6において、マルチディスプレイシステムを構成する表示装置に個別に接続され、接続された表示装置の表示を制御するものであってもよい。
本発明の態様8に係るマルチディスプレイシステムは、複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムであって、上記表示装置は、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示すると共に、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示する。
本発明の態様9に係るマルチディスプレイシステムの表示方法は、複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムの表示方法であって、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示する工程と、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示する工程と、を包含する。上記の構成によれば、態様1に係る表示制御装置と同等の効果を奏する。
本発明の各態様に係る表示制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示制御装置が備える各手段として動作させることにより上記表示制御装置をコンピュータにて実現させる表示制御装置のプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1:画像表示装置、2:画像出力装置(表示制御装置)、3:マルチディスプレイ制御装置3、11:表示領域、12:ベゼル(間隙領域)、21:画像データ取得部(画像取得部)、22:出力指示受付部、23:画像配置制御部(表示制御部)、24:画像デコード処理部、25:出力映像制御部(表示制御部)、26:映像出力部、110:画像領域、111:切り出された画像(切り出し画像)、112:隣接画像領域、113:余白領域、114:大きくした切り出し画像(切り出し画像)

Claims (9)

  1. マルチディスプレイシステムを構成する表示装置の表示を制御する表示制御装置であって、
    上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示させる表示制御部を備え、
    上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示させることを特徴とする表示制御装置。
  2. 上記全体画像、または、上記全体画像から切り出された切り出し画像を取得する画像取得部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域の解像度を示す情報、上記間隙領域のサイズを示す情報、上記特定の範囲を示す情報、および、上記表示装置の配置位置を示す情報を参照して、上記表示装置の表示領域に対する、上記画像取得部が取得した画像の相対表示位置を算出し、当該相対表示位置に応じて、上記表示装置の表示領域に、上記画像取得部が取得した画像を表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 上記画像取得部は、上記切り出し画像を取得し、
    上記表示制御部は、上記表示装置の表示領域において、上記特定の範囲内であって、かつ、上記画像取得部が取得した画像が表示されない領域に、第2の背景画像を表示させることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示制御装置。
  5. 上記表示制御部は、上記第1の背景画像と、上記第2の背景画像とを異ならせることを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 上記画像取得部は、上記全体画像を上記表示装置毎に分割した分割画像の外周に付加領域が加えられた上記切り出し画像を取得することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の表示制御装置。
  7. マルチディスプレイシステムを構成する表示装置に個別に接続され、接続された表示装置の表示を制御することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の表示制御装置。
  8. 複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムであって、
    上記表示装置は、上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示すると共に、上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示することを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  9. 複数の表示装置を備えたマルチディスプレイシステムの表示方法であって、
    上記表示装置の表示領域と、隣接する上記表示領域間に存在する間隙領域とから構成される全体表示領域の特定の範囲に、上記マルチディスプレイシステムの表示対象となる全体画像が重なるように、上記表示装置の表示領域に、上記全体画像の部分画像をドットバイドット表示する工程と、
    上記表示装置の表示領域における上記特定の範囲外の領域に、第1の背景画像を表示する工程と、を包含することを特徴とするマルチディスプレイシステムの表示方法。
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