JP2017097091A - 光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法 - Google Patents

光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ファイバをパッケージ内へ容易に挿通することができる構成を備えた光通信モジュールを提供する。【解決手段】光通信モジュールは、長尺の光部材20、一つの側面に挿入孔31が形成され、内部に光部材20の先端部が配置される箱体30、挿入孔31を覆うようにして箱体30の側面に接合されたパイプ40、および、パイプ40の内部空間内に配置され、パイプの内面と挿入孔31の内面とを連結する所定の面51を備えたガイド手段50を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法に関し、特に、光ファイバ等が内部に挿入されるパッケージを備える光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法に関する。
近年、光通信システムの高速・大容量化に伴い、高波長分割多重通信(D−WDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)を始めとする幹線系から、FTTH(Fiber To The Home)を始めとする加入者系までの幅広い範囲で光通信システムが採用されている。光通信システムにおいては、光信号の送信や受信を行うモジュールがキーデバイスとなる。光通信モジュールには、システムの高速・大容量化に伴って、コンパクトで低価格であることが求められている。
光通信モジュールの一つに、受光モジュールがある。受光モジュールは、光信号を伝送する光ファイバ、光信号を光電気変換するPD(Photo Diode)、電気信号をインピーダンス変換および増幅して電圧信号として出力するTIA(Trans Impedance Amplifier)等が一つのパッケージ内に搭載される。
受光モジュールにおいては、モジュール化の際にこれらの部品をパッケージ内に気密を保って封止することが、受光モジュールの信頼性を確保するうえで重要となる。そして、受光モジュールの内外を光学的に結合する際、サファイヤ等の高価な気密窓を介して、パッケージ外の光ファイバからの光信号を、気密されたパッケージ内に導入することが一般的であった。
しかしながら、近年では、高価な気密窓を排し、光ファイバをパッケージ内に直接挿入した状態で光ファイバとパッケージ間を気密することで、光学結合と気密性能を確保しながら低コストを実現する例が増えている。例えば、特許文献1には、光ファイバアレイに被せられた封止用フランジと鏡筒部内との隙間に半田を充填させることによって光ファイバとパッケージを気密しつつ、光ファイバアレイをパッケージ内に直接挿入する光通信モジュールが開示されている。
国際公開第2015/072131号
ここで、光ファイバをパッケージ内に直接挿入し、光ファイバとパッケージ間を気密する光通信モジュールにおいては、気密性が低下することを抑制するために、光ファイバをパッケージ内に挿通させるための孔部はなるべく小さく形成されることが望ましい。しかしながら、孔部を小さく形成する場合、光ファイバをパッケージ内に挿通させることが困難となる。特許文献1の光通信モジュールにおいては、光ファイバアレイをパッケージ内へ挿通させる方法については開示されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、光ファイバをパッケージ内へ容易に挿通することができる構成を備えた光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る光通信モジュールは、長尺の光部材と、一つの側面に挿入孔が形成され、内部に前記光部材の先端部が配置される箱体と、前記挿入孔を覆うようにして前記箱体の側面に接合され、内部空間に前記光部材が挿通されるパイプと、前記パイプの内部空間内に配置され、前記パイプの内面と前記挿入孔の内面とを連結する所定の面を備えたガイド手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る光通信モジュールの製造方法は、箱体の挿入孔が形成された側面に、前記挿入孔を覆うようにしてパイプを接合させ、前記パイプの内部空間内に、所定の面によって前記パイプの内面と前記挿入孔の内面とが連結されるようにして、前記所定の面を備えたガイド手段を配置し、長尺の光部材の先端部を、前記パイプ、前記ガイド手段および前記挿入孔を通過させて、前記箱体の内部に配置させる。
上述した本発明の態様によれば、光ファイバをパッケージ内へ容易に挿通することができる構成を備えた光通信モジュールおよび該光通信モジュールの製造方法を提供できる。
第1の実施形態に係る光通信モジュール10の断面図である。 第1の実施形態に係る光通信モジュール10の製造工程を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る光通信モジュール100の断面図である。 第2の実施形態に係る光通信モジュール100の製造工程を示すフロー図である。 第2の実施形態の比較例に係る導入パイプ400’およびパッケージ300’の、(a)断面図、(b)それらを導入パイプ400’側から見た時の部分側面図である。 第2の実施形態の比較例に係るパッケージ300’にファイバブロック230を挿通させる時の状態の一例を示した図である。 第2の実施形態に係る導入パイプ400、パッケージ300およびガイド部材500の、(a)断面図、(b)それらを導入パイプ400側から見た時の部分側面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る光通信モジュールを、上面と平行であって後述する挿入孔を通過する平面で切断した時の断面図を図1に示す。図1の光通信モジュール10は、光部材20、箱体30、パイプ40およびガイド手段50を備える。
光部材20は長尺の部材であり、例えば、光ファイバや複数の光ファイバが並列に配置されたファイバアレイ等を適用することができる。
箱体30は、一つの側面に挿入孔31が形成され、内部に光部材20の先端部が配置される。本実施形態においては、四角形型の挿入孔31を箱体30の一つの側面に形成した。ここで、箱体30内の気密性を高めるために、挿入孔31はなるべく小さく形成されることが望ましい。
パイプ40は、箱体30の挿入孔31が形成された側面に、挿入孔31を覆うように接合され、パイプ40の内部空間内には光部材20が挿通される。本実施形態においては、パイプ40を、四角形型の挿入孔31を内包できる大きさの内径を有する筒状型に形成した。この場合、パイプ40内面と、箱体30の挿入孔31の内面との間には段差が生じる。
ガイド手段50は、パイプ40の内部空間内に配置され、パイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とを連結する所定の面51を備える。ここで、所定の面51として、平面や曲面等を適用することが望ましい。面51によってパイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とが連結されるように、ガイド手段50がパイプ40の内部空間内に配置されることにより、パイプ40内面と箱体30の挿入孔31の内面との間に形成されている段差が解消される。
上記のように構成された光通信モジュール10の製造工程を図2に沿って説明する。図1の光通信モジュール10を製造する場合、先ず、箱体30の挿入孔31が形成された側面に、挿入孔31を覆うようにしてパイプ40を接合させる(S1)。そして、パイプ40を箱体30に接合した後、パイプ40の内部空間内にガイド手段50を配置する(S2)。ここで、ガイド手段50は、所定の面51がパイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とを連結するような向きで、パイプ40の内部空間内に配置される。面51によってパイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とが連結されるように、ガイド手段50がパイプ40の内部空間内に配置されることにより、パイプ40内面と箱体30の挿入孔31の内面との間に形成されている段差が解消される。そして、光部材20の先端部を、パイプ40およびガイド手段50を介して挿入孔31内に挿通し(S3)、光部材20の先端部を箱体30の内部に配置する(S4)。
ここで、S3において、光部材20の先端部を、パイプ40およびガイド手段50を介して挿入孔31内を挿通させる時、ガイド手段50によってパイプ40内面と箱体30の挿入孔31の内面との間に形成されている段差が解消されていることから、光部材20の先端部は、段差に引っかかることなく、スムーズに挿入孔31内へ挿通される。すなわち、光部材20の先端部は、パイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とを連結する面51に沿って、スムーズに箱体30の内部まで導かれる。
上記のように、本実施形態に係る光通信モジュール10は、パイプ40の内面と箱体30の挿入孔31の内面とを連結する所定の面51を備えるガイド手段50がパイプ40の内部空間内に配置されていることから、光部材20の先端部を箱体30の内部に容易に配置することができる。
ここで、箱体30内の気密性を高めるために、さらに、パイプ40と光部材20との隙間に半田等の充填部材を配置することが望ましい。なお、パイプ40の内部空間の大きさと光部材20の大きさとが大きく異なる場合、光部材20に、パイプ20の内部空間の大きさと同等の大きさを有する外形調整部を形成し、該外形調整部とパイプ40との間に充填部材を配置することもできる。ここで、外形調整部として、光部材20とは別部材のフランジ等を適用することもできる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る光通信モジュールを、上面と平行であって後述する孔部310を通過する平面で切断した時の断面図を図3に示す。図3において、光通信モジュール100は、ファイバアレイ200、パッケージ300、導入パイプ400、ガイド部材500およびフランジ600によって構成される。本実施形態に係る光通信モジュール100は、デジタルコヒーレントレシーバモジュールとして機能する。この場合、光通信モジュール100はさらに、図3には図示されない、偏光ビームスプリッタ(PBS:Polarization Beam Splitter)、PLC(Planar Lightwave Circuit)、PD、TIA、複数の光学部品等を備える。
ファイバアレイ200は、複数の光ファイバが所定の状態で配列されたものである。本実施形態に係るファイバアレイ200は、第1光ファイバ210、第2光ファイバ220およびファイバブロック230によって構成される。
第1光ファイバ210は、信号光を伝送させる。第2光ファイバ220は、局部発振光を伝送させる。ファイバブロック230は、ファイバアレイ200の先端部に固定された、高精度なピッチで複数のV溝が形成されたガラス部材である。第1光ファイバ210および第2光ファイバ220の端面がファイバブロック230のV溝内にそれぞれ配置されることによって、第1光ファイバ210および第2光ファイバ220の端面が所望の間隔で位置決めされる。本実施形態に係るファイバブロック230は、四角柱型に形成されている。
パッケージ300は、内部に複数の部品が配置される箱体であり、箱体の一つの側面にはファイバアレイ200を挿入させるための方形型の孔部310が形成されている。本実施形態に係るパッケージ300は、低コスト化のため、セラミックの多層積層タイプが適用され、その内部には、PBS、PLC、PD、TIA、複数の光学部品等が配置される。そして、パッケージ300内において、パッケージ300内に挿通された第1光ファイバ210から出射された信号光は、PBSを通過することによってTE成分とTM成分とに分岐される。このTE成分およびTM成分は、さらに、PLCを通過することによって、パッケージ300内に挿通された第2光ファイバ220から出射された局部発振光とそれぞれ遅延干渉され、信号復調される。
導入パイプ400は、ファイバアレイ200をパッケージ300の孔部310内へ導入させるための部材である。導入パイプ400は、方形型の孔部310を内包できる大きさに形成され、パッケージ300の孔部310が形成されている側面に、孔部310を覆うようにして接合される。この場合、導入パイプ400の内面と、パッケージ300の孔部310の内面との間には段差が生じる。本実施形態においては、局所的な応力集中が発生することを抑制するために、導入パイプ400を、孔部310を内包できる大きさの内径を有する断面円形の筒型に形成し、導入パイプ400をパッケージ300の側面に銀ロウによって接合した。
ガイド部材500は、導入パイプ400の内部に配置され、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とを滑らかに連結する。ガイド部材500は、例えば、導入パイプ400をパッケージ300の側面に接合する部材(例えば、銀ロウ)と同様の部材によって構成することができる。この場合、導入パイプ400をパッケージ300の側面に銀ロウ接合する際に導入パイプ400の内部に銀ロウから成るガイド部材500を流し込むことにより、導入パイプ400の内面と、パッケージ300の孔部310の内面とが滑らかに連結される。
フランジ600は、ファイバアレイ200に被せられた状態で、導入パイプ400内に固定される。本実施形態においては、局所的な応力集中が発生することを抑制するため、フランジ600を断面円形に形成した。そして、フランジ600と導入パイプ400との隙間に半田が充填されることによって、パッケージ300内の気密性が確保される。
上記のように構成された光通信モジュール100は、導入パイプ400をパッケージ300の側面に銀ロウ接合する際に銀ロウから成るガイド部材500を導入パイプ400の内部に配置することによって、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とが滑らかに連結される。導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とが滑らかに連結されることのメリットについては後述する。
次に、本実施形態に係る光通信モジュール100の製造工程について、図4を用いて説明する。図4に示すように、図3の光通信モジュール100を製造する場合、先ず、導入パイプ400をパッケージ300に接合させる。具体的には、導入パイプ400の端部に塗布された銀ロウによって、導入パイプ400をパッケージ300の側面に接合し(S101)、さらに、導入パイプ400の内面に銀ロウを塗布することによってガイド部材500を形成し、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とを滑らかに連結させる(S102)。
一方、第1光ファイバ210および第2光ファイバ220の端面をファイバブロック230のV溝に位置決めすることによってファイバアレイ200を形成し(S103)、さらに、ファイバアレイ200にフランジ600を被せる(S104)。
そして、ファイバアレイ200の端部をパッケージ300の内部へ挿入する(S105)。具体的には、ファイバアレイ200のファイバブロック230を、導入パイプ400を挿通させ、孔部310を介してパッケージ300の内部へ押し込む。この時、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とがガイド部材500によって滑らかに連結されていることから、ファイバブロック230は、導入パイプ400内からパッケージ300の孔部310内へとスムーズに移動し、ファイバアレイ200がパッケージ300の内部へスムーズに導かれる。
そして、ファイバアレイ200をパッケージ300内へ挿入した後、ファイバアレイ200に被せられているフランジ600の表面と導入パイプ400の内面との間に半田を充填する(S106)。これにより、気密性を確保しつつ、ファイバアレイ200がパッケージ300内に直接挿入された光通信モジュール100が取得される。
次に、ガイド部材500によって導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とが滑らかに連結されることのメリットについて説明する。ここで、比較例として、ガイド部材500を備えない導入パイプ400’およびパッケージ300’の断面図を図5(a)に、それらを導入パイプ400’側から見た時の部分側面図を図5(b)に示す。
図5(a)、(b)に示した導入パイプ400’およびパッケージ300’においては、導入パイプ400’の内部空間内に、パッケージ300’の孔部310’の内面と滑らかに連結されない不連続領域500’が形成され、導入パイプ400’の内面と孔部310’の内面との間に段差が形成される。段差が形成されている状態でパッケージ300’にファイバアレイ200を挿入する場合、図6(a)に示すように、ファイバブロック230と孔部310’との角度が一致していないと、ファイバブロック230が孔部310’の段差に引っ掛かり、ファイバアレイ200をパッケージ300’にスムーズに挿入できない。また、ファイバブロック230と孔部310’との角度が一致している場合であっても、図6(b)に示すように、ファイバブロック230が孔部310’の内面と滑らかに連結されない不連続領域500’を通過した場合はファイバブロック230が孔部310’の段差に引っ掛かり、ファイバアレイ200をパッケージ300’にスムーズに挿入できない。
さらに、図6(a)、(b)の状態でファイバブロック230を無理やり孔部310’内へ押し込んだ場合、ファイバブロック230の角が欠けてしまい、調整・固定が困難になったり、欠片によってパッケージ300’内が汚染されたり、光学的な特性が劣化したりする。
一方、ガイド部材500が配置された導入パイプ400およびパッケージ300の断面図を図7(a)に、それらを導入パイプ400側から見た時の部分側面図を図7(b)に示す。図7(a)、(b)に示した、本実施形態で説明した、ガイド部材500が配置された導入パイプ400およびパッケージ300にファイバアレイ200を挿入する場合、ファイバブロック230が導入パイプ400内を通過する過程において、ガイド部材500に沿って、ファイバブロック230と孔部310との角度は自然に揃う。さらに、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とがガイド部材500によって滑らかに連結されていることから、ファイバブロック230が導入パイプ400内からパッケージ300の孔部310内へスムーズに移動し、ファイバアレイ200がパッケージ300の内部へスムーズに導かれる。
以上のように、本実施形態に係る光通信モジュール100は、ファイバアレイ200の先端部に固定されたファイバブロック230を、パッケージ300の内部に容易に配置することができる。ファイバアレイ200をパッケージ300内にスムーズに挿入できることから、ファイバブロック230が欠けて、調整・固定が困難になったり、パッケージ300内が汚染されたりすることを抑制できると共に、組立工数を削減することができる。
ここで、本実施形態においては、ガイド部材500として、導入パイプ400をパッケージ300へ接合する部材(銀ロウ)を適用したが、これに限定されない。例えば、ガイド部材500として、半田部材を適用することもできる。半田部材は、金属表面または金属メッキ表面に選択的に濡れ広がる性質を有する。従って、セラミックの多層積層タイプのパッケージ300において、孔部310の内面を金属メッキしないことによって、半田部材から成るガイド部材500によって孔部310が塞がれることが抑制される。さらに、パッケージ300内に高温に弱い部品を搭載させる場合には、ガイド部材500として、加熱硬化させる必要がない接着剤等を用いることが望ましい。
ガイド部材500として、半田部材や加熱硬化させる必要がない接着剤等が適用される場合であっても、ファイバアレイ200の先端部に固定されたファイバブロック230を、パッケージ300の内部にスムーズに挿入することができる。従って、ファイバブロック230が欠けて、調整・固定が困難になったり、パッケージ300内が汚染されたりすることを抑制できると共に、組立工数を削減することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態について説明する。第2の実施形態においては、ガイド部材500として、銀ロウ、半田部材、接着材等の硬化型液状部材を適用したが、所定の形状に予め形成された加工部材から成るガイド部材500Bを適用することもできる。
本実施形態に係るガイド部材500Bは、導入パイプ400の内面とパッケージ300の孔部310の内面とを滑らかに連結する形状に予め形成される。ここで、ガイド部材500Bは、精密性が要求される場合は金属によって形成されることが望ましく、一方、ファイバブロック230の保護が優先される場合は樹脂によって形成されることが望ましい。
そして、所定の形状に予め形成されたガイド部材500Bは、導入パイプ400をパッケージ300に接合する前に導入パイプ400の内部空間内に挿入することもできるし、導入パイプ400をパッケージ300に接合した後に導入パイプ400の内部空間内に挿入することもできる。さらに、ガイド部材500Bは、導入パイプ400の内部空間内に挿入された後、接着剤等によって導入パイプ400の内面に固定されることでもよいし、固定されなくても良い。
本実施形態に係るガイド部材500Bは、導入パイプの内面とパッケージの孔部の内面とが滑らかに連結されていない既存のパッケージにも後付けで適用できる。
さらに、導入パイプ400Bの内面をテーパ状に切削加工する等によって、導入パイプ400Bの一端側に、導入パイプ400Bの内面とパッケージ300の孔部310の内面とを滑らかに連結させるガイド領域を形成することもできる。この場合、追加部品となるガイド部材500Bや、第2の実施形態で説明したガイド部材500を配置するための銀ロウ、半田部材、接着剤等を流し込む工程が不要になる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
10 光通信モジュール
20 光部材
30 箱体
31 挿入孔
40 パイプ
50 ガイド手段
51 面
100 光通信モジュール
200 ファイバアレイ
210 第1光ファイバ
220 第2光ファイバ
230 ファイバブロック
300、300’ パッケージ
310、310’ 孔部
400、400’、400B 導入パイプ
500、500B ガイド部材
600 フランジ

Claims (10)

  1. 長尺の光部材と、
    一つの側面に挿入孔が形成され、内部に前記光部材の先端部が配置される箱体と、
    前記挿入孔を覆うようにして前記箱体の側面に接合され、内部空間に前記光部材が挿通されるパイプと、
    前記パイプの内部空間内に配置され、前記パイプの内面と前記挿入孔の内面とを連結する所定の面を備えたガイド手段と、
    を備える光通信モジュール。
  2. 前記光部材は、前記パイプの内部空間の大きさと同等の大きさを有する外形調整部を備え、
    前記外形調整部と前記パイプの内部空間との隙間に充填される充填部材をさらに備える、
    請求項1に記載の光通信モジュール。
  3. 前記外形調整部は、前記光部材に挿通されたフランジであり、
    前記充填部材は、半田部材である、
    請求項2に記載の光通信モジュール。
  4. 前記光部材は、
    複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバの端面がそれぞれ配置される複数のV溝が形成されたファイバブロックと、
    を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
  5. 前記複数の光ファイバは、信号光が伝送される第1光ファイバおよび局部発振光が伝送される第2光ファイバを含む、請求項4に記載の光通信モジュール。
  6. 前記挿入孔の形状は四角形であり、前記パイプの断面形状は円形である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
  7. 前記所定の面は、平面または曲面であり、
    前記ガイド手段は、前記パイプを前記側面に接合するための部材、半田部材、接着剤のいずれかによって形成される、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
  8. 前記所定の面は、平面または曲面であり、
    前記ガイド手段は、成形部材である、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
  9. 前記パイプの表面の少なくとも一部は、金属によって構成され、
    前記箱体は、セラミック積層構造を有する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光通信モジュール。
  10. 箱体の挿入孔が形成された側面に、前記挿入孔を覆うようにしてパイプを接合させ、
    前記パイプの内部空間内に、所定の面によって前記パイプの内面と前記挿入孔の内面とが連結されるようにして、前記所定の面を備えたガイド手段を配置し、
    長尺の光部材の先端部を、前記パイプ、前記ガイド手段および前記挿入孔を通過させて、前記箱体の内部に配置させる、
    光通信モジュールの製造方法。
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