JP2017096456A - Line pressure control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ライン圧をそれぞれ独立して調整して利用する複数の作動油利用部を有する作動油装置のライン圧を制御するライン圧制御装置に関する。 The present invention relates to a line pressure control device that controls the line pressure of a hydraulic fluid device having a plurality of hydraulic fluid utilization units that adjust and use the line pressure independently.
従来、エンジン等の駆動源からの動力伝達を作動油の油圧により断接可能なクラッチを2つ備え、駆動源から変速機への駆動力伝達経路を2系統に切替可能なデュアルクラッチ装置が知られている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known a dual clutch device that has two clutches capable of connecting and disconnecting power from a drive source such as an engine by hydraulic oil pressure, and that can switch a drive force transmission path from the drive source to the transmission to two systems It has been.
このようなデュアルクラッチ装置の各クラッチの断接を独立して制御するために、例えば、リニアソレノイドバルブを各クラッチに対応させて設け、ライン圧の作動油を各リニアソレノイドバルブが独立して調整して各クラッチに供給するようにした作動油装置が利用されている。 In order to control the connection / disconnection of each clutch of such a dual clutch device independently, for example, a linear solenoid valve is provided corresponding to each clutch, and each linear solenoid valve adjusts the hydraulic oil of the line pressure independently. Thus, hydraulic oil devices that are supplied to each clutch are used.
作動油装置においてライン圧を常に高い圧力に維持するようにすると、油圧ポンプを駆動させる動力が多く必要となり、無駄にエネルギーが消費されてしまう問題がある。 If the line pressure is always maintained at a high pressure in the hydraulic oil device, a large amount of power for driving the hydraulic pump is required, and there is a problem that energy is wasted.
これに対して、元圧が必要以上に高くなることを抑制する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
On the other hand, for example,
ライン圧を制御する場合には、作動油装置に、例えば、リリーフ弁と、リリーフ弁がリリーフする圧力を制御するためのパイロット圧を供給するリニアソレノイドバルブとを備えるようにすることが考えられるが、このように、リニアソレノイドバルブを備えると、コストが高くなるという問題があるとともに、コントロールユニットによりリニアソレノイドバルブを制御する処理を実行しなくてはならなくなる。 In the case of controlling the line pressure, for example, the hydraulic oil device may be provided with a relief valve and a linear solenoid valve that supplies a pilot pressure for controlling the pressure at which the relief valve relieves. Thus, when the linear solenoid valve is provided, there is a problem that the cost is increased, and a process for controlling the linear solenoid valve by the control unit must be executed.
更に、ライン圧を調整して使用する作動油利用部が複数ある場合には、それぞれの作動油利用部での動作に支障のないライン圧に調整する必要があり、各作動油利用部での動作に必要なライン圧を特定して、ライン圧を調整しなければならず、更にコストが増加してしまう。 Furthermore, when there are multiple hydraulic oil use sections that are used by adjusting the line pressure, it is necessary to adjust the line pressure so that the operation of each hydraulic oil use section does not hinder the operation. The line pressure necessary for operation must be specified and the line pressure must be adjusted, which further increases the cost.
そこで、本発明は、簡易な構成で、複数の作動油利用部の動作に支障のないライン圧に適切に制御することのできる技術を提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the technique which can be appropriately controlled by the simple structure with the line pressure which does not have trouble in operation | movement of a some hydraulic oil utilization part.
上述の目的を達成するため、本発明の一観点に係るライン圧制御装置は、供給される作動油を利用する複数の作動油利用部を有する作動油装置におけるライン圧を制御するライン圧制御装置であって、作動部利用部のそれぞれに対応して設けられ、ライン圧の作動油を調整して対応する作動油利用部に供給する複数の作動油量調整バルブと、複数の作動油量調整バルブから各作動油利用部に供給された作動油の油圧の内の最も高い圧力の作動油を選択して出力する選択出力部と、ライン圧を、選択出力部により出力された作動油よりも所定の圧力だけ高い圧力以下となるように調整するライン圧調整弁と、を有する。 In order to achieve the above-mentioned object, a line pressure control device according to an aspect of the present invention is a line pressure control device that controls a line pressure in a hydraulic oil device having a plurality of hydraulic oil utilization units that use supplied hydraulic oil. A plurality of hydraulic oil amount adjustment valves that are provided corresponding to each of the operating part use units, adjust the hydraulic oil of the line pressure, and supply the corresponding hydraulic oil use units, and a plurality of hydraulic oil amount adjustments A selection output unit that selects and outputs the hydraulic oil having the highest pressure among the hydraulic oil pressures supplied to each hydraulic oil utilization unit from the valve, and the line pressure is higher than the hydraulic oil output by the selection output unit. A line pressure adjusting valve that adjusts the pressure to be equal to or lower than a high pressure by a predetermined pressure.
上記ライン圧制御装置において、選択出力部は、2つの作動油利用部に供給された作動油の内、圧力の高い作動油を出力するシャトル弁を少なくとも1つ有するようにしてもよい。 In the line pressure control device, the selection output unit may include at least one shuttle valve that outputs hydraulic oil having a high pressure among the hydraulic oils supplied to the two hydraulic oil utilization units.
また、上記ライン圧制御装置において、作動油装置は、駆動源から変速機への駆動力伝達経路を2系統に切替可能な第1クラッチ及び第2クラッチを有するデュアルクラッチ装置であり、作動油利用部は、第1クラッチ及び第2クラッチであってもよい。 In the above line pressure control device, the hydraulic oil device is a dual clutch device having a first clutch and a second clutch that can switch a driving force transmission path from the drive source to the transmission between two systems. The part may be a first clutch and a second clutch.
また、上記ライン圧制御装置において、作動油量調整バルブは、リニアソレノイドバルブであってもよい。 In the line pressure control device, the hydraulic oil amount adjustment valve may be a linear solenoid valve.
また、上記ライン圧制御装置において、ライン圧が許容される所定の許容最大圧より高くなった場合、ライン圧を許容最大圧となるようにライン圧の作動油をリリーフするリリーフ弁をさらに有してもよい。 The line pressure control device further includes a relief valve for relieving the hydraulic oil of the line pressure so that the line pressure becomes an allowable maximum pressure when the line pressure becomes higher than a predetermined allowable maximum pressure. May be.
本発明によれば、簡易な構成で、複数の作動油利用部の動作に支障のないライン圧に適切に制御することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can control appropriately by the simple structure to the line pressure which does not have trouble in operation | movement of a some hydraulic oil utilization part.
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るライン圧制御装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。 Hereinafter, a line pressure control device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The same parts are denoted by the same reference numerals, and their names and functions are also the same. Therefore, detailed description thereof will not be repeated.
図1は、本発明の一実施形態に係るデュアルクラッチ装置を備えるデュアルクラッチ式変速機を示す模式的な構成図である。 FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a dual clutch transmission including a dual clutch device according to an embodiment of the present invention.
デュアルクラッチ式変速機1は、駆動源であるエンジン10の出力軸11に接続されている。
The
デュアルクラッチ式変速機1は、第1及び第2クラッチ21,22を有する作動油装置の一例としてのデュアルクラッチ装置20と、変速機構30とを備えている。
The
第1クラッチ(作動油利用部)21は、例えば、湿式多板クラッチであって、エンジン10の出力軸11と一体回転するクラッチハブ23と、変速機構30の第1入力軸31と一体回転する第1クラッチドラム24と、複数枚の第1クラッチプレート25と、複数枚の第1クラッチプレート25の周囲の第1空間21Aと、第1クラッチプレート25を圧接する第1ピストン26と、第1油圧室26Aとを備えている。
The first clutch (hydraulic oil utilization unit) 21 is, for example, a wet multi-plate clutch, and rotates integrally with the
第1クラッチ21は、第1油圧室26Aに供給される作動油の圧力(作動油圧)によって第1ピストン26が出力側(図1の右方向)にストローク移動すると、第1クラッチプレート25が圧接されて、トルクを伝達する接続状態となる。一方、第1油圧室26Aの作動油圧が解放されると、第1ピストン26が図示しないスプリングの付勢力によって入力側(図1の左方向)にストローク移動されて、第1クラッチ21は動力伝達を遮断する切断状態となる。なお、以下の説明では、クラッチハブ23と第1クラッチドラム24とが異なる回転数で回転しつつ、第1クラッチプレート25を介してトルクが伝達される状態を第1クラッチ21の半クラッチ状態と称し、クラッチハブ23と第1クラッチドラム24とが同一回転数で回転しつつ、第1クラッチプレート25を介してトルクが伝達される状態を第1クラッチ24のクラッチ接状態、又は全締結状態と称する。第1空間21Aには、第1クラッチプレート25に発生する摩擦熱等を排出するために作動油が供給される。
When the
第2クラッチ(作動油利用部)22は、例えば、湿式多板クラッチであって、クラッチハブ23と、変速機構30の第2入力軸32と一体回転する第2クラッチドラム27と、複数枚の第2クラッチプレート28と、複数枚の第2クラッチプレート28の周囲の第2空間22Aと、第2クラッチプレート28を圧接する第2ピストン29と、第2油圧室29Aとを備えている。
The second clutch (operating oil utilization unit) 22 is, for example, a wet multi-plate clutch, and includes a
第2クラッチ22は、第2油圧室29Aに供給される作動油圧によって第2ピストン29が出力側(図1の右方向)にストローク移動すると、第2クラッチプレート28が圧接されて、トルクを伝達する接続状態となる。一方、作動油圧が解放されると、第2ピストン29が図示しないスプリングの付勢力によって入力側(図1の左方向)にストローク移動されて、第2クラッチ22はトルク伝達を遮断する切断状態となる。なお、以下の説明では、クラッチハブ23と第2クラッチドラム27とが異なる回転数で回転しつつ、第2クラッチプレート28を介してトルクが伝達される状態を第2クラッチ22の半クラッチ状態と称し、クラッチハブ23と第2クラッチドラム27とが同一の回転数で回転しつつ、第2クラッチプレート28を介してトルクが伝達される状態を第2クラッチ22のクラッチ接状態、又は全締結状態と称する。第2空間29Aには、第2クラッチプレート28に発生する摩擦熱等を排出するために作動油が供給される。
In the
変速機構30は、入力側に配置された副変速部40と、出力側に配置された主変速部50とを備えている。また、変速機構30は、副変速部40に設けられた第1入力軸31及び第2入力軸32と、主変速部50に設けられた出力軸33と、これらの軸31〜33と平行に配置された副軸34とを備えている。第1入力軸31は、第2入力軸32を軸方向に貫通する中空軸内に相対回転自在に挿入されている。出力軸33の出力端には、何れも図示しない車両駆動輪に差動装置等を介して連結されたプロペラシャフトが接続されている。
The
副変速部40には、第1スプリッタギヤ対41と、第2スプリッタギヤ対42とが設けられている。第1スプリッタギヤ対41は、第1入力軸31に固定された第1入力主ギヤ43と、副軸34に固定されて第1入力主ギヤ43と常時歯噛する第1入力副ギヤ44とを備えている。第2スプリッタギヤ対42は、第2入力軸32に固定された第2入力主ギヤ45と、副軸34に固定されて第2入力主ギヤ45と常時歯噛する第2入力副ギヤ46とを備えている。
The
主変速部50には、複数の出力ギヤ対51と、複数のシンクロ機構55とが設けられている。出力ギヤ対51は、副軸34に固定された出力副ギヤ52と、出力軸33に相対回転自在に設けられると共に出力副ギヤ52と常時歯噛する出力主ギヤ53とを備えている。シンクロ機構55は、公知の構造であって、何れも図示しないドグクラッチ等を備えて構成されている。シンクロ機構55の作動は、後述するコントロールユニット90によって制御されており、図示しないアクセル開度センサにより検出されるアクセル開度、図示しない速度センサにより検出される速度等に応じて、出力軸33と出力主ギヤ53とを選択的に係合状態(ギヤイン)又は非係合状態(ニュートラル状態)に切り替えるようになっている。なお、出力ギヤ対51やシンクロ機構55の個数、配列パターン等は図示例に限定されものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
The
次に、第1油圧室26A及び第2油圧室29Aに作動油を供給するライン圧制御装置の一例としての作動油制御装置について説明する。
Next, a hydraulic oil control device as an example of a line pressure control device that supplies hydraulic oil to the first
図2は、本発明の一実施形態に係る作動油制御装置の構成図である。 FIG. 2 is a configuration diagram of a hydraulic oil control device according to an embodiment of the present invention.
作動油制御装置60は、油タンク61と、フィルタ62と、オイルポンプ63と、リリーフ弁64と、作動油量調整バルブの一例としての第1リニアソレノイドバルブ65と、作動油量調整バルブの一例としての第2リニアソレノイドバルブ66と、第1油圧室26Aと、第2油圧室29Aと、選択出力部の一例としてのシャトル弁67と、ライン圧調整弁の一例としてのリリーフ弁68と、配管70〜85と、コントロールユニット90と、を有する。なお、図2中には、複数の油タンク61を示しているが、それらは、同一の油タンクであっても、別の油タンクであってもよい。
The hydraulic
油タンク61は、作動油を貯留する。フィルタ62は、油タンク61からオイルポンプ63に供給される作動油中の金属粉等の不純物を除去する。オイルポンプ63は、配管70により、油タンク61からフィルタ62を介して作動油を吸引して下流側の配管71に供給する。本実施形態では、オイルポンプ63は、例えば、エンジン10の動力によって駆動される。
The
配管71は、配管72〜76等に分岐されている。配管72には、リリーフ弁64が接続されている。配管72は、リリーフ弁64の入力ポートに接続されている。リリーフ弁64の出力ポートには、配管85が接続されている。
The
リリーフ弁64は、図示しないスプールの位置により、配管72と配管85とを連通させる状態と、配管72と配管85とを遮断する状態とをとることが可能となっている。リリーフ弁64のスプールの移動方向の一端側には、スプールを配管72と配管85とを遮断する状態に移動させるように作用するスプリング64sが接続され、リリーフ弁64の他端側には、スプールを配管72と配管85とを連通させる状態に移動させるように配管73からのパイロット圧が供給されている。スプリング64sによる付勢力は、配管73からのパイロット圧(配管71の圧力に相当)がライン圧として許容されている最大の圧力(許容最大圧)を超えた場合に、スプールを配管72と配管85とを連通する状態に移動させるように調整されている。このような構成により、リリーフ弁64は、配管71のライン圧が許容最大圧よりも高くなった場合に配管72の作動油を上流側の配管85に還流させる。したがって、配管72〜76内のライン圧を許容最大圧以下の範囲に維持することができる。
The
配管75の下流側には、第1リニアソレノイドバルブ65が接続されている。第1リニアソレノイドバルブ65は、配管77に接続されている。第1リニアソレノイドバルブ65は、後述する変速制御部91からの制御信号に基づいて、配管75から配管77に流れる、すなわち、主に第1油圧室26Aに供給される作動油の量を調整して、第1油圧室26Aの圧力を調整する。
A first
配管77は、配管79と配管81とに分岐される。配管79は、第1油圧室26Aに接続されている。第1油圧室26Aにおける作動油の圧力に応じて第1ピストン26がストローク移動する。第1油圧室26Aの作動油の圧力が高くなるほど、第1クラッチ21の接続状態が強くなり、作動油の圧力が所定の圧力以上となると、第1クラッチ21は完全に締結された状態(クラッチ接)となる。
The
配管81は、シャトル弁67の一方のポートに接続されている。配管81に流れる作動油の圧力は、第1油圧室26Aの作動油の圧力及び配管77を流れる作動油の圧力に相当する、すなわち、ほぼ同じ圧力である。
The
配管76の下流側には、第2リニアソレノイドバルブ66が接続されている。第2リニアソレノイドバルブ66は、配管78に接続されている。第2リニアソレノイドバルブ66は、後述する変速制御部91からの制御信号に基づいて、配管76から配管78に流れる、すなわち、主に第2油圧室29Aに供給される作動油の量を調整する。
A second
配管78は、配管80と配管82とに分岐される。配管80は、第2油圧室29Aに接続されている。第2油圧室29Aにおける作動油の圧力に応じて第2ピストン29がストローク移動する。ここで、第2油圧室29Aの作動油の圧力が高くなるほど、第2クラッチ22の接続状態が強くなり、作動油の圧力が所定の圧力以上となると、第2クラッチ22は完全に締結された状態(クラッチ接)となる。
The
配管82は、シャトル弁67の他方のポートに接続されている。配管82に流れる作動油の圧力は、第2油圧室29Aの圧力及び配管78を流れる作動油の圧力に相当する、すなわち、ほぼ同じ圧力である。
The
シャトル弁67には、上述したように、一方のポートに配管81が接続され、他方のポートに配管82が接続される。また、シャトル弁67には、出力用のポートにリリーフ弁68へパイロット圧Pclhを供給するための配管83が接続されている。シャトル弁67は、配管81を流れる作動油と配管82を流れる作動油との内の圧力が高い方の作動油を配管83に出力する。なお、配管81,82の作動油の圧力変動を抑えるために、配管83の流路断面積は、配管81,82の流路断面積よりも小さくなっている。
As described above, the piping 81 is connected to one port and the piping 82 is connected to the other port of the
シャトル弁67によると、配管81を流れる作動油の圧力(第1油圧室26Aの内部圧力に相当)、配管82を流れる作動油の圧力(第2油圧室29Aの内部圧力に相当)との内の圧力が高い方の作動油をパイロット圧Pclhとして配管83によりリリーフ弁68に出力することができる。
According to the
配管74の下流側には、リリーフ弁68が接続されている。リリーフ弁68には、配管84が接続されている。リリーフ弁68は、配管74と配管84とを連通させる状態と、配管74と配管84とを連通させる状態とを切替可能となっている。リリーフ弁68の図示しないスプールの一端側には、スプールを配管74と配管84とを連通させる状態となる方向に作用するように配管74からの油圧(ライン圧に相当)が供給されるようになっている一方、スプールの他端側には、スプールを配管74と配管84とを遮断させる状態となる方向に付勢するスプリング68sが接続されるとともに、スプールを配管74と配管84とを遮断させる状態となる方向に作用するように配管83からのパイロット圧Pclhが供給されている。スプリング68sによる付勢力は、所定の圧力(余裕圧)Pmとなるように設定されている。
A
このような構成により、リリーフ弁68は、配管74の油圧(ライン圧)が、パイロット圧Pclh+余裕圧Pmよりも高くなった場合に、配管74の作動油を配管84に還流させる。したがって、配管74内のライン圧をパイロット圧Pclh+余裕圧Pm以下の範囲に維持することができる。ここで、パイロット圧Pclhは、第1油圧室26Aと第2油圧室29Aとに供給される作動油の油圧の内で高い方の油圧であるので、ライン圧を第1油圧室26Aと第2油圧室29Aとで必要とする最も高い油圧よりも余裕圧Pmだけ高い圧力に調整することができる。このため、ライン圧を第1クラッチ21及び第2クラッチ22の動作に支障のない圧力に維持することができる。なお、パイロット圧Pclh+余裕圧Pmがライン圧の許容最大圧を超えてしまう場合には、リリーフ弁64により、ライン圧が許容最大圧に適切に維持されることとなる。
With such a configuration, the
コントロールユニット90は、エンジン10、デュアルクラッチ装置20、変速機構30、作動油制御装置60等の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。これら各種制御を行うために、コントロールユニット90には、各種センサ類のセンサ値が入力される。
The control unit 90 performs various controls of the
また、コントロールユニット90は、変速制御部91を一部の機能要素として有する。この機能要素は、本実施形態では一体のハードウェアであるコントロールユニット90に含まれるものとして説明するが、別体のハードウェアに設けることもできる。
In addition, the control unit 90 includes a
変速制御部91は、図示しないアクセル開度センサからアクセル開度や、車速センサからの車速等の情報に基づいて、接続するクラッチを変更する変速が必要か否かを判定する。また、変速制御部91は、接続するクラッチを変更する変速が必要であると判定した場合には、接状態となっている一方のクラッチ(21又は22)に作動油を供給するリニアソレノイドバルブ(65又は66)に対して、油圧室(26A又は29A)への作動油の供給を停止させる制御信号を送信して、クラッチを断状態に制御する一方、断状態となっている他方のクラッチに作動油を供給するリニアソレノイドバルブに対して、油圧室への作動油の供給を開始させて増加させる制御信号を送信し、クラッチを接状態に制御する。
The speed
次に、作動油制御装置60によるライン圧の制御動作について説明する。
Next, the line pressure control operation by the hydraulic
シャトル弁67は、第1油圧室26Aの油圧(配管81の油圧)と、第2油圧室29Aの油圧(配管82の油圧)との内の高い圧力となっている側の作動油を配管83に供給する。
The
リリーフ弁68は、配管74のライン圧が、配管83からのパイロット圧Pclh+余裕圧Pmよりも高くなった場合に、配管74の作動油を配管84に還流させる。したがって、ライン圧をパイロット圧Pclh+余裕圧Pmに調整することができる。
The
以上説明したように、本実施形態に係る作動油制御装置60によると、シャトル弁67により、第1油圧室26Aの内部圧力(配管81の油圧)と、第2油圧室29Aの内部圧力(配管82の油圧)との内の圧力が高い方の作動油をパイロット圧としてリリーフ弁68に出力し、リリーフ弁68により、ライン圧を、パイロット圧Pclh+余裕圧Pm以下に調整するようにしたので、ライン圧を制御するためにリニアソレノイドバルブを備える必要がなく、また、コントロールユニット90においては、ライン圧を制御するための特別な処理を行う必要もない。また、ライン圧を必要な圧力よりも余裕圧だけ高い圧力以下の範囲に維持することができるので、ライン圧を無駄に高い圧力に維持しなくてよいので、オイルポンプ63を駆動させる動力を低減することも可能となる。
As described above, according to the hydraulic
次に、変形例に係る作動油制御装置について説明する。 Next, a hydraulic oil control device according to a modification will be described.
図3は、本発明の変形例に係る作動油制御装置の構成図である。なお、図3は、図2に示す作動油制御装置の配管74の分岐位置の下流側に相当する部分の構成のみを示している。 FIG. 3 is a configuration diagram of a hydraulic oil control device according to a modification of the present invention. FIG. 3 shows only the configuration corresponding to the downstream side of the branch position of the piping 74 of the hydraulic oil control device shown in FIG.
変形例に係る作動油制御装置60は、作動油を使用する作動油利用部105と、シャトル弁107と、作動油量調整バルブの一例としての第3リニアソレノイドバルブ101とを新たに備え、リリーフ弁68に対してシャトル弁107に接続された配管108によりパイロット圧を供給するようにしている。ここで、本変形例では、シャトル弁67及び107が選択出力部に相当する。
The hydraulic
作動油利用部105は、クラッチに限られず、ライン圧から調整された作動油を利用する構成であれば、任意の構成でよい。
The hydraulic
シャトル弁67の配管83は、シャトル弁107の一端のポートに接続されている。したがって、シャトル弁107の一端のポートには、配管81を流れる作動油の圧力(第1油圧室26Aの内部圧力に相当)、配管82を流れる作動油の圧力(第2油圧室29Aの内部圧力に相当)との内の圧力が高い方の作動油が供給される。
A
配管71の配管76に接続された部分よりも下流側に配管102が接続されている。配管102には、第3リニアソレノイドバルブ101が接続されている。第3リニアソレノイドバルブ101は、配管103に接続されている。第3リニアソレノイドバルブ101は、制御信号に基づいて、配管102から配管103に流れる、すなわち、主に作動油利用部105に供給される作動油の量を調整する。
The
配管103は、配管104と配管106とに分岐される。配管104は、作動油利用部105に接続されている。
The
配管106は、シャトル弁107の他方のポートに接続されている。配管106に流れる作動油の圧力は、作動油利用部105に供給される圧力及び配管106を流れる作動油の圧力に相当する、すなわち、ほぼ同じ圧力である。
The
シャトル弁107には、上述したように、一方のポートに配管83が接続され、他方のポートに配管106が接続される。また、シャトル弁107には、出力用のポートにリリーフ弁68へパイロット圧Pclhを供給するための配管108が接続されている。シャトル弁107は、配管83を流れる作動油(すなわち、配管81を流れる作動油の圧力(第1油圧室26Aの内部圧力に相当)、配管82を流れる作動油の圧力(第2油圧室29Aの内部圧力に相当)との内の圧力が高い方の作動油)と、配管106を流れる作動油(すなわち、作動油利用部105で利用する作動油)との内の圧力が高い方の作動油を配管108に出力する。すなわち、シャトル弁107は、第1油圧室26A、第2油圧室29A、及び作動油利用部105に供給される作動油の内で最も圧力の高い作動油を配管108に出力する。
As described above, the
リリーフ弁68は、配管74のライン圧が、配管108からのパイロット圧Pclh+余裕圧Pmよりも高くなった場合に、配管74の作動油を配管84に還流させる。したがって、ライン圧をパイロット圧Pclh+余裕圧Pmに調整することができる。
The
以上説明したように、変形例に係る作動油制御装置60によると、シャトル弁67及びシャトル弁107により、第1油圧室26Aの内部圧力(配管81を流れる作動油の圧力)と、第2油圧室29Aの内部圧力(配管82を流れる作動油の圧力)と、作動油利用部105に供給する作動油の圧力(配管106を流れる作動油の圧力)との内の圧力が最も高い作動油をパイロット圧Pclhとしてリリーフ弁68に出力し、リリーフ弁68により、ライン圧を、パイロット圧Pclh+余裕圧Pmに調整することができようにしたので、ライン圧を制御するためにリニアソレノイドバルブを備える必要がなく、また、コントロールユニット90においては、ライン圧を制御するための特別な処理を行う必要もない。
As described above, according to the hydraulic
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。 In addition, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment, In the range which does not deviate from the meaning of this invention, it can change suitably and can implement.
例えば、上記実施形態では、複数の作動油利用部に供給される作動油の中で最も高い圧力の作動油を出力するために、1以上のシャトル弁を備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、複数の作動油利用部に供給される作動油の中で最も高い圧力の作動油を出力することのできる構成であれば、シャトル弁を備えていなくてもよい。 For example, in the above-described embodiment, one or more shuttle valves are provided in order to output the hydraulic oil having the highest pressure among the hydraulic oils supplied to the plurality of hydraulic oil utilization units. However, the present invention is not limited thereto, and the shuttle valve may not be provided as long as the hydraulic oil having the highest pressure among the hydraulic oils supplied to the plurality of hydraulic oil utilization units can be output.
また、複数の作動油利用部の組み合わせは、同種のもののみの組み合わせであっても、異種のものを含む組み合わせであってもよく、要は、ライン圧の作動油を調整して利用する作動油利用部であれば任意の組み合わせでよい。 Further, the combination of the plurality of hydraulic oil utilization parts may be a combination of only the same type or a combination including different types. In short, the operation is to adjust and use the hydraulic oil of the line pressure. Any combination may be used as long as it is an oil utilization part.
また、上記実施形態では、作動油装置として、デュアルクラッチ装置20を例にしていたが、本発明はこれに限られず、ライン圧を調整して利用する作動油利用部を複数有する作動油装置に対して適用することができる。
Moreover, in the said embodiment, although the dual
1 デュアルクラッチ式変速機
10 エンジン
11 出力軸
20 デュアルクラッチ装置
21 第1クラッチ
22 第2クラッチ
26,29 ピストン
26A 第1油圧室
29A 第2油圧室
30 変速機構
60 作動油制御装置
64 リリーフ弁
65 第1リニアソレノイドバルブ
66 第2リニアソレノイドバルブ
67 シャトル弁
68 リリーフ弁
101 第3リニアソレノイドバルブ
105 作動油利用部
107 シャトル弁
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記作動部利用部のそれぞれに対応して設けられ、前記ライン圧の作動油を調整して、対応する前記作動油利用部に供給する複数の作動油量調整バルブと、
複数の前記作動油量調整バルブから各前記作動油利用部に供給される作動油の油圧の内の最も高い圧力の作動油を選択して出力する選択出力部と、
前記ライン圧を、前記選択出力部により出力された作動油よりも所定の圧力だけ高い圧力以下となるように調整するライン圧調整弁と、
を有するライン圧制御装置。 A line pressure control device for controlling a line pressure in a hydraulic oil device having a plurality of hydraulic oil utilization units that use supplied hydraulic oil,
A plurality of hydraulic oil amount adjustment valves that are provided corresponding to each of the working part use parts, adjust the working oil of the line pressure, and supply the hydraulic oil to the corresponding working oil use parts;
A selection output unit that selects and outputs the hydraulic oil having the highest pressure among the hydraulic oil pressures of the hydraulic oil supplied from the hydraulic oil amount adjustment valves to the hydraulic oil utilization units;
A line pressure adjusting valve that adjusts the line pressure so as to be equal to or lower than a pressure higher than the hydraulic oil output by the selection output unit by a predetermined pressure;
A line pressure control device.
請求項1に記載のライン圧制御装置。 2. The line pressure control device according to claim 1, wherein the selection output unit has at least one shuttle valve that outputs hydraulic oil having a high pressure among hydraulic oils supplied to two hydraulic oil utilization units.
前記作動油利用部は、前記第1クラッチ及び第2クラッチである
請求項1又は請求項2に記載のライン圧制御装置。 The hydraulic oil device is a dual clutch device having a first clutch and a second clutch capable of switching a driving force transmission path from a driving source to a transmission between two systems,
The line pressure control device according to claim 1, wherein the hydraulic oil utilization unit is the first clutch and the second clutch.
請求項1から請求項3の何れか一項に記載のライン圧制御装置。 The line pressure control device according to any one of claims 1 to 3, wherein the hydraulic oil amount adjustment valve is a linear solenoid valve.
請求項1から請求項4の何れか一項に記載のライン圧制御装置。 5. The apparatus according to claim 1, further comprising: a relief valve that relieves hydraulic fluid at a line pressure so that the line pressure becomes the allowable maximum pressure when the line pressure becomes higher than a predetermined allowable maximum pressure. The line pressure control device according to any one of the above.
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