JP2017095059A - Vehicle structure - Google Patents
Vehicle structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017095059A JP2017095059A JP2015231988A JP2015231988A JP2017095059A JP 2017095059 A JP2017095059 A JP 2017095059A JP 2015231988 A JP2015231988 A JP 2015231988A JP 2015231988 A JP2015231988 A JP 2015231988A JP 2017095059 A JP2017095059 A JP 2017095059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- door
- door trim
- trim
- airbag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両の側突時における乗員保護性能の向上を図ることが可能とされた車両構造に関する。 The present invention relates to a vehicle structure capable of improving occupant protection performance in a side collision of a vehicle.
車両のサイドドアの車室内側の面には、樹脂製のドアトリム(ドア内装パネル)が取り付けられているのが通例である。また、一般的に、ドアトリムの取り付けは、ドアトリムの裏面側に設けられた複数の取付け用クリップ(係止用突起)を、サイドドアに設けられている複数の孔部に挿入係止させることにより行なわれている。 Typically, a resin door trim (door interior panel) is attached to the surface of the vehicle side door on the vehicle interior side. In general, the door trim is attached by inserting and locking a plurality of mounting clips (locking protrusions) provided on the back side of the door trim into a plurality of holes provided in the side door. It is done.
しかしながら、前記したようなサイドドアを備えた車両構造においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地がある。 However, in the vehicle structure provided with the side door as described above, there is still room for improvement as described below.
すなわち、車両の側突の態様としては、車両が横滑りを生じることにより、図5に示すように、ポールバリアPBに衝突するポール側突がある。ポールバリアPBは、たとえば電柱、街路樹、信号機の支柱などである。このポール側突の場合には、サイドドア1の変形に伴い、ドアトリム2の上部がサイドドア1から外れる可能性が高い。ポール側突とは異なる通常の側突の場合には、ドアトリム2の下部のみならず、上部にもわたる広い範囲で荷重が入力することは少ないが、ポール側突の場合には、ドアトリム2の上部にも荷重が入力するため、ドアトリム2の上部がサイドドア1から外れ易い。これでは、ドアトリム2が車幅方向内方に大きく変位して乗員8に強く当たるといった虞が生じ、乗員保護の観点からすると好ましいものではない。
That is, as a side collision mode of the vehicle, there is a pole side collision that collides with the pole barrier PB as shown in FIG. The pole barrier PB is, for example, a utility pole, a roadside tree, a signal pole, or the like. In the case of this pole-side collision, there is a high possibility that the upper portion of the
一方、車両の側突時の乗員保護手段として、乗員8とサイドドア1(厳密には、ドアトリム2)との隙間にエアバッグ5を展開させる手段がある。ところが、既述したように、車両の側突時にドアトリム2が外れると、このドアトリム2によってエアバッグ5の展開が阻害され、エアバッグ5による乗員保護効果が得られなくなる虞もある。車両が小型車である場合には、乗員8とサイドドア1との隙間が狭いため、エアバッグ5を適切に展開させることは一層難しいものとなる。
On the other hand, there is a means for deploying the
前記したような不具合を解消するには、たとえば取付け用クリップの数を増やし、ドアトリム2がサイドドア1から外れ難くすることが考えられる。ただし、このような手段を採用したのでは、ドアトリム2の取り付け作業が煩雑となって生産性が悪化し、生産コストが高くなる。
In order to solve the problems as described above, it is conceivable that, for example, the number of mounting clips is increased to make it difficult for the
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、サイドドアへのドアトリムの取り付け作業が煩雑になるといった不具合を防止しつつ、ポール側突などの車両の側突時における乗員保護性能を高めることが可能な車両構造を提供することを、その課題としている。 The present invention has been conceived under the circumstances as described above, and prevents a trouble such as complicated installation of the door trim to the side door, and at the time of a vehicle side collision such as a pole side collision. An object of the present invention is to provide a vehicle structure capable of improving the passenger protection performance of the vehicle.
前記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。 In order to solve the above-described problems, the present invention takes the following technical means.
本発明により提供される車両構造は、車両側方開口部を開閉可能に設定されるサイドドアと、このサイドドアの車室内側の面に取り付けられたドアトリムと、を備えている、車両構造であって、前記ドアトリムは、前記サイドドアの閉状態での車両側方視において、車両の固定部材にオーバラップするオーバラップ部を有しており、このオーバラップ部には、車両の側突時において前記ドアトリムの車幅方向内方への変位が規制されるように前記固定部材に係合する係合部が設けられていることを特徴としている。 A vehicle structure provided by the present invention is a vehicle structure that includes a side door that is configured to be able to open and close a vehicle side opening, and a door trim that is attached to a surface of the side door on the vehicle interior side. The door trim has an overlap portion that overlaps with a fixed member of the vehicle in a side view of the vehicle when the side door is closed. An engagement portion that engages with the fixing member is provided so that displacement of the door trim in the vehicle width direction inward is restricted.
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、車両のポール側突などの側突時には、ドアトリムの係合部が車両の固定部材に係合し、ドアトリムの車幅方向内方への変位が規制される。このため、ドアトリムがサイドドアから外れて乗員に強く当たるようなことが防止または抑制され、乗員の傷害値を低減することができる。ドアトリムの内側にEA材(エネルギ吸収材)を収容している場合には、このEA材がずれないようにする効果も期待できる。
第2に、ドアトリムが車幅方向内方に変位することを規制するための手段として、ドアトリムに係合部を多数設ける必要はなく、たとえば係合部を1箇所設けただけの場合であっても、ドアトリムの変位規制効果をかなり高めることができる。また、ドアトリムの係合部は、車両の側突時に車両の固定部材に係合すればよく、車両の製造時において、ドアトリムの係合部を車両の固定部材に強固に連結するといった作業工程は不要である。このようなことから、本発明の車両構造は、生産性がよく、生産コストの上昇も抑制することができる。
According to such a configuration, the following effects can be obtained.
First, at the time of a side collision such as a pole side collision of the vehicle, the engagement portion of the door trim is engaged with the fixing member of the vehicle, and the displacement of the door trim in the vehicle width direction is restricted. For this reason, it is prevented or suppressed that a door trim remove | deviates from a side door and hits a passenger | crew strongly, and a passenger | crew's injury value can be reduced. When the EA material (energy absorbing material) is accommodated inside the door trim, an effect of preventing the EA material from shifting can be expected.
Secondly, as a means for restricting the door trim from being displaced inward in the vehicle width direction, it is not necessary to provide a large number of engaging portions on the door trim, for example, when only one engaging portion is provided. However, the displacement regulation effect of the door trim can be considerably enhanced. Further, the door trim engaging portion may be engaged with the vehicle fixing member at the time of a side collision of the vehicle, and the work process of firmly connecting the door trim engaging portion to the vehicle fixing member at the time of manufacturing the vehicle is performed. It is unnecessary. For this reason, the vehicle structure of the present invention has good productivity and can suppress an increase in production cost.
本発明において、好ましくは、車両の側突時に、前記ドアトリムと乗員との隙間に展開するエアバッグを備えており、前記ドアトリムの係合部は、前記エアバッグの展開領域の車幅方向外方位置またはその近傍に設けられている。 In the present invention, preferably, the vehicle includes an airbag that develops in a gap between the door trim and an occupant during a side collision of the vehicle, and the engagement portion of the door trim is located outward in the vehicle width direction of the deployment region of the airbag. It is provided at or near the position.
このような構成によれば、車両の側突時において、ドアトリムのうち、エアバッグの展開領域の車幅方向外方に位置する部分が、車幅方向内方に変位し難くなり、ドアトリムがエアバッグの展開を阻害しないようにすることができる。その結果、エアバッグを適切に機能させ、乗員保護性能をより高めることができる。 According to such a configuration, at the time of a side collision of the vehicle, a portion of the door trim located outside the airbag deployment region in the vehicle width direction is difficult to be displaced inward in the vehicle width direction, and the door trim is in the air. The expansion of the bag can be prevented. As a result, the airbag can function properly and the passenger protection performance can be further enhanced.
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。 Other features and advantages of the present invention will become more apparent from the following description of embodiments of the present invention with reference to the accompanying drawings.
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
なお、従来技術として説明した図5と同一または類似の部位には、図5と同一の符号を付す。
図面において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Outは車幅方向外方を示し、矢印Upは車両高さ方向の上方を示す。
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
5 that are the same as or similar to those in FIG. 5 described as the prior art are denoted by the same reference numerals as in FIG.
In the drawing, the arrow Fr indicates the front of the vehicle, the arrow Out indicates the outside in the vehicle width direction, and the arrow Up indicates the upper side in the vehicle height direction.
図2に示す車両構造Aは、サイドドア1、ドアトリム2、サイドドア1,19の相互間に位置するセンタピラー3(Bピラー)、ピラートリム6、および車両用シート4に取り付けられたサイドエアバッグユニットUを具備している。サイドドア1は、図1に示す車両Vの右側フロントサイドドアである。
A vehicle structure A shown in FIG. 2 includes a
図2において、サイドドア1は、金属製のドアアウタパネル10とドアインナパネル11とを組み合わせて構成されており、リインフォースを用いて適宜補強されている。ドアトリム2は、樹脂製であり、サイドドア1の車室内側の面に取り付けられている。サイドドア1へのドアトリム2の取り付け手段は、背景技術で述べた手段と同様であり、ドアトリム2の裏面側に設けられた複数の取付け用クリップ(図4の符号29で示す手段)を用いてドアインナパネル11に設けられた複数の孔部(不図示)に挿入係止させる手段である。
In FIG. 2, the
ドアトリム2の後部には、サイドドア1の閉状態での車両側方視において、センタピラー3およびピラートリム6のそれぞれの一部にオーバラップするオーバラップ部20が設けられている。加えて、このオーバラップ部20には、車両Vの側突時において、センタピラー3およびピラートリム6に係合可能な突起状の係合部21が設けられている。センタピラー3およびピラートリム6は、本発明でいう車両の固定部材の一例に相当する。
An
係合部21に関する構成をより具体的に説明すると、まず図2(b)によく表われているように、センタピラー3の前部には、車両前方側に突出するフランジ部30が形成されており、このフランジ部30には、車幅方向に開口する孔部31が設けられている。フランジ部30は、複数のパネル材32のそれぞれの一部を重ね合わせて接合された部位であり、その強度は大きい。ピラートリム6は、フランジ部30の車幅方向外方側に位置する折り曲げ片部60を有しており、この折り曲げ片部60には、車幅方向に貫通し、かつフランジ部30の孔部31に対向する孔部61が設けられている。
The configuration related to the
ドアトリム2の係合部21は、孔部61,31に一連に進入可能なように車幅方向内方に向けて突出した突起状である。この係合部21は、たとえば図4に示すように、上下高さ方向に延びた形状とされている。孔部61,31も、それに対応する形状であるが、これらの具体的な形状は限定されない。係合部21は、ドアトリム2の後側上部またはその近傍に設けられている。図4において、符号18は、センタピラー3側のストライカ(図示略)との掛止を図るためのロックである。係合部21は、ロック18よりも高い配置とされている。
The
本実施形態では、車両Vの側突が生じていない通常時においては、係合部21は孔部61,31には進入しておらず、孔部61,31に対向した状態にある。このような構成によれば、サイドドア1を開閉する都度、係合部21がピラートリム6などに干渉するといったことを生じないようにする設定が容易となる。
一方、車両Vの側突が発生し、ドアトリム2の後部が車幅方向内方に変位した際には、図3に示すように、係合部21は孔部61,31に進入し、センタピラー3のフランジ部30、およびピラートリム6の折り曲げ片部60に係合する。この係合により、係合部21の周辺部分、すなわちドアトリム2の後側上部が、車両の側突時に車幅方向内方に変位することは規制される。図3は、車両Vの側突時を示しているため、ドアトリム2やサイドドア1などは大きく変形している。
In the present embodiment, the engaging
On the other hand, when a side collision of the vehicle V occurs and the rear portion of the
サイドエアバッグユニットUは、車両用シート4のたとえばシートバック40内に配されており、折り畳み状態のエアバッグ5、およびインフレータ50を備えている。エアバッグ5は、車両Vの側突時には、乗員8とドアトリム2との隙間に展開するように構成さ
れている。ポール側突では、乗員8の肩や胸への荷重入力がとくに大きくなるため、好ましくは、そのような部位を適切に保護し得る領域に展開するように構成されている。一方、ドアトリム2の係合部21は、図4を参照して説明した位置に設けられているが、エアバッグ5との関係においては、エアバッグ5の展開領域の車幅方向外方位置、またはその近傍に係合部21が位置する関係にある。
The side airbag unit U is disposed, for example, in a seat back 40 of the
次に、前記した車両構造Aの作用について説明する。 Next, the operation of the vehicle structure A will be described.
まず、背景技術の欄において説明したようなポール側突が車両Vに発生し、サイドドア1がポールバリアに衝突すると、サイドドア1は車幅方向内方に押し込まれ、変形する。ここで、サイドドア1の後部側の上下高さ方向の中間位置は、ロック18を介してセンタピラー3に強固に連結されており、この部分が車幅方向内方に変位することは抑制されるため、サイドドア1のそれ以外の箇所は車幅方向内方に大きく変形し易くなる。何らの手段を講じない場合には、前記の変形に起因し、ドアトリム2がサイドドア1から外れ易くなり、とくにドアトリム2の後側上部が最も外れ易くなる。
First, when a side collision of the pole as described in the background art occurs in the vehicle V and the
これに対し、本実施形態の車両構造Aにおいては、前記したポール側突があると、図3を参照して説明したように、ドアトリム2の係合部21がセンタピラー3およびピラートリム6に係合する。このため、ドアトリム2の後側上部が車幅方向内方に変位することは規制される。したがって、ドアトリム2がサイドドア1から外れ難くなる。
On the other hand, in the vehicle structure A of the present embodiment, if there is a pole side collision as described above, the engaging
一方、車両Vのポール側突時には、エアバッグ5が展開するが、前記したようにドアトリム2がサイドドア1から外れ難くされていれば、ドアトリム2がエアバッグ5の展開を阻害するといった不具合を解消することができる。したがって、エアバッグ5をドアトリム2と乗員8との隙間に適切に展開させ、乗員8の傷害値を低減することが可能となる。なお、車両Vのポール側突の中後期においては、サイドドア1の変形量がさらに増大していくため、ドアトリム2の係合部21またはその周辺部が破断し、ドアトリム2が車幅方向内方に大きく変位する虞がある。ただし、エアバッグ5の展開動作は、それよりも前のポール側突の初期に行なわれるため、前記した破断などは、とくに支障にはならない。ドアトリム2の係合部21がセンタピラー3やピラートリム6に係合することによってドアトリム2の変位を規制する作用は、エアバッグ5が展開する迄の一時的な作用として得られればよい。
On the other hand, when the vehicle V collides with the pole, the
なお、本実施形態とは異なり、サイドエアバッグユニットUが車両Vに非装着の場合には、ポール側突の中後期において、サイドドア1から外れたドアトリム2が乗員8に直接当たる場合があり得る。ただし、ポール側突の初期において、前記したようにドアトリム2の変位が規制されていれば、そうでない場合と比較すると、ドアトリム2が乗員8に強く当たらないようにする作用が得られる。したがって、サイドエアバッグユニットUが非装着の場合においても、傷害値低減効果を得ることができる。
Unlike the present embodiment, when the side airbag unit U is not attached to the vehicle V, the
本実施形態の車両構造Aによれば、ドアトリム2がサイドドア1から外れることを防止することを目的として、取付け用クリップ29を多数設ける必要はない。また、ドアトリム2の係合部21についても、多数設ける必要はなく、たとえば係合部21を1箇所設けただけであっても、傷害値低減効果を適切に得ることが可能である。したがって、本実施形態の車両構造Aは、生産性がよく、生産コストも廉価にすることができる。
According to the vehicle structure A of the present embodiment, it is not necessary to provide a large number of mounting
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。 The present invention is not limited to the contents of the above-described embodiment. The specific configuration of each part of the vehicle structure according to the present invention can be modified in various ways within the intended scope of the present invention.
上述の実施形態においては、車両の右側フロントサイドドアに本発明を適用した例を説
明したが、これに限定されず、他のサイドドアにも本発明を適用することができる。したがって、ドアトリムの係合部の係合対象は、センタピラーやピラートリムに限定されない。車両の構成部材のうち、固定状態に設けられている部材であれば、ドアトリムの係合部の係合対象とすることが可能である。なお、上述の実施形態では、センタピラーとピラートリムとの双方に係合部を係合させたが、センタピラーのみに係合させた構成とすることができることは勿論である。
ドアトリムの係合部は、車両の側突時にドアトリムの車幅方向内方への変位が規制されるように車両の固定部材に係合可能であればよい。ここで、ドアトリムの係合部は、上述した実施形態から理解されるように、エアバッグの展開後にはその係合状態が解除されてもよいし、また車両の側突が発生していない通常時においては、車両の固定部材に係合していない状態であってもよい。
係合部は、たとえば車両の固定部材側に凸状部が形成されているような場合には、前記凸状部が進入する孔部を備えた部分として形成することができる。
In the above-mentioned embodiment, although the example which applied this invention to the right front side door of a vehicle was demonstrated, it is not limited to this, This invention is applicable also to another side door. Therefore, the engagement target of the engagement portion of the door trim is not limited to the center pillar or the pillar trim. Of the constituent members of the vehicle, any member provided in a fixed state can be an engagement target of the engagement portion of the door trim. In the above-described embodiment, the engaging portion is engaged with both the center pillar and the pillar trim, but it is needless to say that the structure may be such that only the center pillar is engaged.
The engagement portion of the door trim is only required to be able to engage with the fixed member of the vehicle so that the displacement of the door trim inward in the vehicle width direction is restricted at the time of a side collision of the vehicle. Here, as is understood from the above-described embodiment, the engagement portion of the door trim may be released from the engagement state after the airbag is deployed, and the vehicle side collision does not occur normally. Sometimes, it may be in a state where it is not engaged with a fixed member of the vehicle.
For example, when the convex portion is formed on the fixed member side of the vehicle, the engaging portion can be formed as a portion having a hole portion into which the convex portion enters.
エアバッグは、車両用シートの位置から展開するサイドエアバッグに限定されず、たとえばルーフパネルの位置から下方に向けて展開する天井エアバッグ、あるいはフロアから上方に向けて展開するエアバッグなどとすることも可能である。要は、サイドドアのドアトリムと乗員との隙間に展開可能なものであればよい。 The airbag is not limited to a side airbag that is deployed from the position of the vehicle seat, and is, for example, a ceiling airbag that is deployed downward from the position of the roof panel, or an airbag that is deployed upward from the floor. It is also possible. The point is that it can be deployed in the gap between the door trim of the side door and the occupant.
A 車両構造
1 サイドドア
2 ドアトリム
20 オーバラップ部
21 係合部
3 センタピラー(車両の固定部材)
6 ピラートリム(車両の固定部材)
5 エアバッグ
8 乗員
A
6 Pillar trim (vehicle fixing member)
5
Claims (2)
このサイドドアの車室内側の面に取り付けられたドアトリムと、
を備えている、車両構造であって、
前記ドアトリムは、前記サイドドアの閉状態での車両側方視において、車両の固定部材にオーバラップするオーバラップ部を有しており、
このオーバラップ部には、車両の側突時において前記ドアトリムの車幅方向内方への変位が規制されるように前記固定部材に係合する係合部が設けられていることを特徴とする、車両構造。 A side door set to be able to open and close the vehicle side opening,
A door trim attached to the interior side surface of the side door;
A vehicle structure comprising:
The door trim has an overlap portion that overlaps with a fixed member of the vehicle in a side view of the vehicle with the side door closed.
The overlap portion is provided with an engagement portion that engages with the fixing member so that the displacement of the door trim in the vehicle width direction is restricted in the event of a side collision of the vehicle. , Vehicle structure.
車両の側突時に、前記ドアトリムと乗員との隙間に展開するエアバッグを備えており、
前記ドアトリムの係合部は、前記エアバッグの展開領域の車幅方向外方位置またはその近傍に設けられている、車両構造。 The vehicle structure according to claim 1,
In the event of a side collision of the vehicle, the airbag is deployed in the gap between the door trim and the occupant,
The engagement portion of the door trim is a vehicle structure provided at an outer position in the vehicle width direction of the airbag deployment region or in the vicinity thereof.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015231988A JP2017095059A (en) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | Vehicle structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015231988A JP2017095059A (en) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | Vehicle structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017095059A true JP2017095059A (en) | 2017-06-01 |
Family
ID=58803124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015231988A Pending JP2017095059A (en) | 2015-11-27 | 2015-11-27 | Vehicle structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017095059A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021031011A (en) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | ダイハツ工業株式会社 | Vehicular side door structure |
-
2015
- 2015-11-27 JP JP2015231988A patent/JP2017095059A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021031011A (en) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | ダイハツ工業株式会社 | Vehicular side door structure |
JP7304673B2 (en) | 2019-08-29 | 2023-07-07 | ダイハツ工業株式会社 | Vehicle side door structure |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108177629B (en) | Vehicle side structure | |
JP4720449B2 (en) | Mounting structure for interior materials around the front pillar of an automobile | |
US8505967B2 (en) | Head protection airbag device for vehicle | |
US20160107603A1 (en) | Curtain airbag apparatus | |
JP2013043466A (en) | Mounting structure of front pillar trim with assist grip storing airbag body | |
US20150239415A1 (en) | Airbag and airbag apparatus | |
JP5588980B2 (en) | Curtain airbag | |
JP5966613B2 (en) | Vehicle door | |
JP2017095059A (en) | Vehicle structure | |
US11752964B2 (en) | Driver airbag device | |
US8894092B2 (en) | Airbag device | |
JP3707331B2 (en) | Curtain airbag compatible headlining support construction | |
KR102002502B1 (en) | Vehicle side section structure | |
KR101628517B1 (en) | Clip for fixing pillar trim | |
US20210276509A1 (en) | Airbag arrangement structure | |
JP2013173403A (en) | Airbag device | |
JP2011218994A (en) | Curtain air bag device for vehicle | |
JP5500419B2 (en) | Pillar trim mounting structure | |
KR20230015720A (en) | Tether clip and pillar connection structure provided with the same | |
EP2703233B1 (en) | Airbag device | |
JP6602812B2 (en) | Jump stand for curtain airbag | |
JP2010095225A (en) | Incorrect attachment prevention structure for front pillar trim | |
US10112554B2 (en) | Vehicle trim panel retainer | |
JP2007261489A (en) | Vehicle interior part mounting structure | |
CN106740643A (en) | A kind of air bag frame component |