JP2017094007A - 放射線撮像装置、制御装置、放射線撮像システム、および放射線撮像システムの制御方法 - Google Patents

放射線撮像装置、制御装置、放射線撮像システム、および放射線撮像システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線通信を用いたAECの安定性を向上するために有利な技術を提供すること。【解決手段】 放射線源から照射された放射線を検出する放射線撮像装置と、該放射線撮像装置と無線通信が可能であり、且つ、該放射線源からの放射線の照射を制御する発生制御部と、を備えた放射線撮像システムにおいて、無線通信環境に基づいて相対的に安定した周波数帯域を選択する周波数選択部を有し、放射線撮像装置が、放射線を検出した結果を周波数選択部によって選択された周波数帯域で送信をし、発生制御部が、検出結果に基づいて放射線の照射を制御することを特徴とする放射線撮像システム。【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線撮像装置、制御装置、放射線撮像システム、および放射線撮像システムの制御方法に関する。
X線などの放射線を検出するセンサを用いた放射線撮像装置は、産業用や医療用などの分野で広く用いられている。近年、放射線撮像装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線の照射をモニタする機能を内蔵することが検討されている。この機能によって、例えば、放射線源からの放射線の照射が開始されたタイミングの検知、放射線の照射が停止されるべきタイミングの検知、放射線の照射量または積算照射量の検知が可能となる。被検者を透過した放射線の積算照射量を検知し、検知した積算照射量が適正量に達した時点で放射線源による放射線の照射を停止することで、自動露出制御(Automatic Exposure Control:AEC)も可能となる。
特許文献1には、放射線の線量検出センサを内蔵した放射線撮像装置と放射線発生装置の間で無線通信を用いてAECを行う放射線撮像システムの例が開示されている。
特開2013−162963号公報
無線通信環境は、他の無線通信機器や医療機器(マイクロ波治療器等)の動作に伴い発生するノイズにより大きく変化する。すなわち、無線通信環境は、常に安定しているものではなく、周囲で発生するノイズにより無線通信の接続が切断される場合や、通信速度が低くなるといった不安定な状態も発生し得る。しかしながら、特許文献1の放射線撮像システムは、無線通信を用いたAECを行っているものの、このような場合に対して何ら対策がなされていない。このため、従来の放射線撮像システムは、無線通信環境が不安定な状態となった場合には、適切なタイミングで放射線の照射を停止することができないおそれがあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、無線通信を用いたAECの安定性を向上するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の放射線撮像システムは、放射線源から照射された放射線を検出する放射線撮像装置と、該放射線撮像装置と無線通信が可能であり、且つ、該放射線源からの放射線の照射を制御する発生制御部と、を備えた放射線撮像システムにおいて、無線通信環境に基づいて相対的に安定した周波数帯域を選択する周波数選択部を有し、前記放射線撮像装置が、前記放射線を検出した結果を前記周波数選択部によって選択された周波数帯域で送信をし、前記発生制御部が、前記検出結果に基づいて放射線の照射を制御することを特徴とする放射線撮像システム。
無線通信を用いたAECの安定性を向上するために有利な技術を提供すること。
第一の実施形態における放射線撮像システムを示す図である。 第一の実施形態における放射線撮像装置を示す図である。 第一の実施形態における放射線撮像装置内の制御部を示す図である。 第一の実施形態における周波数帯域の切換え動作を示すフローチャートである。 第三の実施形態における周波数帯域の切換え動作を示すフローチャートである。 第五の実施形態における放射線撮像システムを示す図である。 第五の実施形態における放射線撮像システムを示す図である。 第六の実施形態における放射線撮像システムを示す図である。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照しながら、各実施形態の放射線撮像システムについて説明する。図1は、第一の実施形態に係る放射線撮像システムを示す図である。
図1に示すように、放射線撮像システム10は、放射線照射による放射線撮影を行う放射線室1および、放射線室1の近傍に設置される制御室2に設けられる。
放射線室1は、放射線撮像システム10として、放射線撮像装置300、第1のアクセスポイント320、第2のアクセスポイント321、スイッチングHUB323、放射線発生装置324、放射線源325を備える。放射線室1は、更に、エントリー装置322、AP通信ケーブル326、放射線発生装置通信ケーブル327を備える。
制御室2は、放射線撮像システム10として、制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、院内LAN315、放射線室通信ケーブル316を備える。
放射線撮像装置300は、バッテリ等で構成される電源制御部301、近距離無線通信部302、登録スイッチ303、第1の無線通信部304、第2の無線通信部305を備える。放射線撮像装置300は、被検者313を透過した放射線を検出して、放射線画像データを生成する。
第1のアクセスポイント320及び、第2のアクセスポイント321は、それぞれ異なる周波数帯域を用いて無線通信を行うアクセスポイントであり、放射線撮像装置300と無線通信を行う。放射線撮像システム10では、各アクセスポイント320、321は、放射線撮像装置300と、制御装置310および放射線発生装置324との通信を中継するために用いられうる。本実施形態では、一例として、第1のアクセスポイント320は、無線LANの5GHz帯を使用して通信し、第2のアクセスポイント321は、無線LANの2.4GHz帯を使用し通信する。
エントリー装置322は、放射線撮像装置300と近距離無線通信を行う。スイッチングHUB323は、第1のアクセスポイント320、第2のアクセスポイント321、放射線発生装置324、制御装置310それぞれが通信できるように制御する。
放射線発生装置324は、放射線源325を制御し被検者306に放射線を照射する。放射線発生装置324は、所定の条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する放射線源制御部3241と、放射線撮像装置300からの照射の開始または停止を示す信号により、放射線を発生させること制御する発生制御部3242とを有する。なお、放射線源制御部3241と、発生制御部3242はそれぞれ別体で構成された装置であってもよい。
AP通信ケーブル326は、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321とスイッチングHUB323を接続するためのケーブルである。放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線発生装置324とスイッチングHUB323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、スイッチングHUB323、第1のアクセスポイント320及び、第2のアクセスポイント321を介して、放射線発生装置324(発生制御部3242)及び放射線撮像装置300と通信し、放射線撮像システム10を統括制御する。
放射線照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。入力装置314は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。表示装置313は、画像処理された放射線画像データやGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。院内LAN315は、院内の基幹ネットワークである。放射線室通信ケーブル316は、制御装置310と放射線室1内のスイッチングHUB323及びエントリー装置322を接続するためのケーブルである。
次に、放射線撮像システム10の動作について説明する。
初めに操作者312は、放射線撮像システムへ放射線撮像装置300の登録作業を行う。
操作者312により放射線撮像装置300の登録スイッチ303が押下されると、放射線撮像装置300の近距離無線通信部302とエントリー装置322の間で近距離無線通信が開始される。
制御装置310は、エントリー装置322の近距離無線通信を介して、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321の無線接続関連情報を放射線撮像装置300に送信する。無線接続関連情報は、例えば、無線LANであれば、IEEE802.11n等の通信方式、物理チャネル、ESSID、暗号鍵等を含む。
放射線撮像装置300は受信した無線LAN接続関連情報に従って、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305を設定する。当該設定により、放射線撮像装置300は、第1のアクセスポイント320と第1の無線通信部304及び第2のアクセスポイント321と第2の無線通信部305との無線通信の接続を確立する。
次に、操作者312は制御装置310に被検者306のID、名前、生年月日等の被検者情報及び被検者306の撮影部位を入力する。撮影部位を入力後、操作者312は被検者306の姿勢及び放射線撮像装置300を固定する。
撮影準備が完了すると、操作者312は放射線照射スイッチ311を押下する。放射線照射スイッチ311が押下されると、放射線源325から被検者306に向かい放射線が照射される。
放射線撮像装置300は、放射線発生装置324(発生制御部3242)と無線通信を行い、放射線照射の開始や終了の制御を行う。被検者306に照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。
放射線撮像装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル放射線画像データを得る。得られたデジタル放射線画像データは、放射線撮像装置300から制御装置310へ無線通信により転送される。
制御装置310は、受信したデジタル放射線画像データを画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像データに基づく放射線画像を表示装置313に表示する。制御装置310は、画像処理装置および表示制御装置として機能する。
以上が、操作者312が放射線撮像システムへ放射線撮像装置300を登録してから、表示装置313に被検者306の放射線画像が表示されるまでの放射線撮像システムの動作である。
図2は、放射線撮像装置300を示す図である。
図2に示すように、放射線撮像装置300は、放射線検出器100を有する。放射線検出器100は、照射された放射線を検出する機能を備える。放射線検出器100は、複数の行および複数の列を構成するように配列された複数の画素を有する。以下の説明では、放射線検出器100における複数の画素が配置された領域を撮像領域とする。
該複数の画素は、放射線画像の取得のための複数の撮像画素101と、放射線の照射をモニタするための検知画素121とを含む。
撮像画素101は、放射線を電気信号に変換する第1変換素子102と、列信号線106と第1変換素子102との間に配置された第1スイッチ103とを含む。
検知画素121は、放射線を電気信号に変換する第2変換素子122と、検知信号線125と第2変換素子122との間に配置された第2スイッチ123とを含む。
検知画素121は、複数の撮像画素101の一部と同一の列に配置される。
第1変換素子102および第2変換素子122は、放射線を光に変換するシンチレータおよび光を電気信号に変換する光電変換素子とで構成される。シンチレータは、一般的には、撮像領域を覆うようにシート状に形成され、複数の画素によって共有される。あるいは、第1変換素子102および第2変換素子122は、放射線を直接に光に変換する変換素子で構成される。
第1スイッチ103および第2スイッチ123は、例えば、非晶質シリコンまたは多結晶シリコン(好ましくは多結晶シリコン)などの半導体で活性領域が構成された薄膜トランジスタ(TFT)を含む。
放射線撮像装置300は、複数の列信号線106および複数の駆動線104を有する。各列信号線106は、撮像領域における複数の列のうちの1つに対応する。各駆動線104は、撮像領域における複数の行のうちの1つに対応する。各駆動線104は、駆動用回路221によって駆動される。
第1変換素子102の第1電極は、第1スイッチ103の第1主電極に接続され、第1変換素子102の第2電極は、バイアス線108に接続される。ここで、1つのバイアス線108は、列方向に延びていて、列方向に配列された複数の変換素子102の第2電極に共通に接続される。
バイアス線108は、素子用電源回路226からバイアス電圧Vsを受ける。バイアス電圧Vsは、素子用電源回路226から供給される。電源制御部301は、バッテリ、DCDCコンバータ等で構成される。電源制御部301は、素子用電源回路226を含み、アナログ回路用電源と駆動制御や無線通信等を行うデジタル回路用電源を生成する。
1つの列を構成する複数の撮像画素101の第1スイッチ103の第2主電極は、1つの列信号線106に接続される。1つの行を構成する複数の撮像画素101の第1スイッチ103の制御電極は、1つの駆動線104に接続される。複数の列信号線106は、読出し用回路222に接続される。ここで、読出し用回路222は、複数の検知部132と、マルチプレクサ134と、アナログデジタル変換器(以下、AD変換器)136とを含む。
複数の列信号線106のそれぞれは、読出し用回路222の複数の検知部132のうち対応する検知部132に接続される。ここで、1つの列信号線106は、1つの検知部132に対応する。検知部132は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ134は、複数の検知部132を所定の順番で選択し、選択した検知部132からの信号をAD変換器136に供給する。AD変換器136は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。
第2変換素子122の第1電極は、第2スイッチ123の第1主電極に接続され、第2変換素子122の第2電極は、バイアス線108に接続される。第2スイッチ123の第2主電極は、検知信号線125に接続される。第2スイッチ123の制御電極は、駆動線124に電気的に接続される。
放射線撮像装置300は、複数の検知信号線125を有する。1つの検知信号線125には、1または複数の検知画素121が接続される。駆動線124は、駆動用回路241によって駆動される。1つの駆動線124には、1または複数の検知画素121が接続される。検知信号線125は、読出し用回路242に接続される。ここで、読出し用回路242は、複数の検知部142と、マルチプレクサ144と、AD変換器146とを含む。
複数の検知信号線125のそれぞれは、読出し用回路242の複数の検知部142のうち対応する検知部142に接続される。ここで、1つの検知信号線125は、1つの検知部142に対応する。検知部142は、例えば、差動増幅器を含む。マルチプレクサ144は、複数の検知部142を所定の順番で選択し、選択した検知部142からの信号をAD変換器146に供給する。AD変換器146は、供給された信号をデジタル信号に変換して出力する。読出し用回路242(AD変換器146)の出力は、信号処理部224に供給され、信号処理部224によって処理される。信号処理部224は、読出し用回路242(AD変換器146)の出力に基づいて、放射線撮像装置300に対する放射線の照射を示す情報を出力する。具体的には、信号処理部224は、例えば、放射線撮像装置300に対する放射線の照射を検知したり、放射線の照射量および/または積算照射量を演算したりする。
制御部225は、信号処理部224からの情報や制御装置310からの制御コマンドに基づいて、駆動用回路221、駆動用回路241および読出し用回路222、242等を制御する。
次に、放射線撮像装置300を用いた放射線撮像システム10の線量制御動作について説明する。
操作者312は制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、放射線をモニタすべき領域である放射線検知領域(ROI)、部位情報などを入力する。制御装置310は、入力された放射線の照射条件、放射線検知領域(ROI)、部位情報などを、放射線撮像装置300及び放射線発生装置324(発生制御部3242)へ送信する。撮影準備が完了し、操作者312が放射線照射スイッチ311を押下すると、放射線が照射される。照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、放射線検知領域(ROI)に入射した放射線を検知画素121で検出し、信号処理部224所定の移管に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。ここで、制御部225は、信号処理部224からの積算照射量情報と操作者312が入力した部位情報や撮影条件等から適正線量を算出し、放射線照射停止タイミングを決定する。放射線撮像装置300は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、無線通信により放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324(発生制御部3242)は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮像装置300は、放射線を検出した検出結果として、放射線照射の停止を通知しているがこれに限られない。放射線撮像装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324(発生制御部3242)が、当該到達線量の積算値を算出するよう構成であってもよい。
以降の動作は、前述した放射線撮像システムの動作と同様である。
図3は、放射線撮像装置300の制御部225を示す図である。図3に示すように、制御部225は、駆動制御部400、CPU401、メモリ402、放射線発生装置制御部403、画像データ制御部404、を備える。制御部225は、更に、
通信切換え部405、登録スイッチ303、近距離無線通信部302、第1の無線通信部304及び、第2の無線通信部305を備える。
駆動制御部400は、信号処理部224からの情報や制御装置310からコマンドに基づいて、駆動用回路221、駆動用回路241および読出し用回路222を制御する。CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、放射線撮像装置300全体の制御を行う。メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。また、メモリ402には、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像データが保存される。近距離無線通信部302は、エントリー装置322と近距離無線通信を行う。登録スイッチ303は、エントリー装置322と近距離無線通信を開始するためのスイッチである。
第1の無線通信部304は、第1のアクセスポイント320と通信を行う。第1の無線通信部304は、無線通信環境を測定可能に構成されている。この場合に、第1の無線通信部304は、無線通信環境を示すパラメータを取得するための測定部として機能し得る。第1の無線通信部304は、使用している周波数帯域の無線通信環境を示すパラメータであるSNR、データレート、RSSI、または、その帯域を使用している無線機器の数等を測定できる。無線通信部304は、無線通信環境パラメータの測定結果を、周波数選択部405へ出力する。
第2の無線通信部305は、第2のアクセスポイント321と通信を行う。第2の無線通信部305は、第1の無線通信部304と同様に、無線通信環境パラメータを測定し、測定結果を通信切替え制御部405へ出力する。この場合に、第2の無線通信部305は、無線通信環境を示すパラメータを取得するための測定部として機能し得る。
例えば、第1の無線通信部304と第1のアクセスポイント320は無線LANの5GHz帯を使用して通信を行い、第2の無線通信部305は第2のアクセスポイント321と無線LANの2.4GHz帯を使用して通信を行う。放射線発生装置制御部403は、信号処理部224からの情報や駆動制御部400からの情報に基づき、放射線発生装置324との無線通信を制御する。放射線発生装置制御部403と放射線発生装置324は、放射線発生装置の制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、停止の通知、放射線の照射量、積算照射量等)のやり取りを行う。画像データ制御部404は、読出し用回路222からの画像データをメモリ402に保存すると共に、制御装置310との無線通信を制御する。画像データ制御部404と制御装置310は、放射線画像データや制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを行う。
周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403及び画像データ制御部404と、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305との接続の切換えを制御する。具体的には、放射線発生装置制御部403が扱う放射線発生装置の制御に関する情報の通信用として、第1の無線通信部304または、第2の無線通信部305のどちらか、または両方を割り当てるかを制御する。同様に、画像データ制御部404が扱う画像データや制御に関する情報の通信用として、第1の無線通信部304または、第2の無線通信部305のどちらか、または両方を割り当てるかを制御する。例えば、放射線発生装置制御部403の通信用に第1の無線通信部304を割り当てた場合、画像データ制御部404の通信用には第2の無線通信部305が割り当てられる。通信切替え制御部405は、第1の無線通信部304および第2の無線通信部305が測定した無線通信環境パラメータの測定結果に基づいて、放射線発生装置をいずれの無線通信部と通信させるかを割り当てることもできる。
なお、第1及び第2の無線通信部が使用する無線周波数帯域として2.4GHz及び5GHz帯を例として挙げたが、これに限らず、他の無線周波数帯(例えば60GHz帯等)としてもよいし、同じ5GHz帯で異なるチャネルを使用してもよい。すなわち、無線通信に使用する周波数帯域が無線通信部毎に異なればよい。また、放射線発生装置制御部407、画像データ制御部408及び、周波数選択部405の機能は、CPU401で実行してもよい。
ここで図4のフローチャートを参照して本実施形態に係る周波数帯域の切換え動作について説明する。
S41において、放射線撮像装置300は、放射線撮像システム10へ登録する。
S42において、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305は、それぞれが使用している周波数帯域の無線通信環境パラメータであるSNR、データレート、RSSI、または、その帯域を使用している無線機器の数等を測定する。無線通信環境パラメータの測定結果は、周波数選択部405へ出力される。
S43において、周波数選択部405は、無線通信環境パラメータの測定結果に基づいて、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用している周波数帯域の中で最も安定している無線周波数帯域を選定する。例えば、周波数選択部405は、無線通信環境パラメータのSNRを比較し、最もSNRが高い周波数帯域を選定してもよい。また、周波数選択部405は、データレートを比較し、最もデータレートが高い周波数帯域を選定してもよい。また、周波数選択部405は、RSSIが最も大きい周波数帯域を選定してもよい。また、周波数選択部405は、その帯域を使用している無線機器の数が最も少ない周波数帯域を選定する。さらに、周波数選択部405は、これら複数の無線通信環境パラメータの2つ以上の値を比較して選定してもよい。
S44において、周波数選択部405は、S43で最も安定していると判定された周波数帯域と放射線発生装置制御部403が通信用に使用している周波数帯域とが一致しているかを確認する。周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403が現在使用している周波数帯域と一致する場合は、処理を終了する。周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403が使用している周波数帯域と一致しない場合は、S45へ進む。周波数選択部405は、例えば、現在、放射線発生装置制御部403の通信用に第1の無線通信部304を使用しており、最も安定している周波数帯が第2の無線通信部305が使用している周波数帯域であると確認した場合、S45へ進む。
S45において、周波数選択部405は、S43の選定結果に基づいて、放射線発生装置制御部403が使用している周波数帯域の切換えを行う。放射線発生装置制御部403の通信に第1の無線通信部304が使用されている場合について説明する。この場合、周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403の通信用として第2の無線通信部305を選択する。そして、周波数選択部405は、画像データ制御部404の通信を第1の無線通信部304を選択する。
S46において、指定の通信手段で無線通信ができていることを確認し、切換え処理を終了する。
なお、無線通信手段として、第1及び第2の無線通信部を持つ構成を例として説明したが、これに限らず、放射線撮像装置300が、3つ以上の無線通信部を備え、周波数選択部405は、その中で最も安定している周波数帯域を選定してもよい。
以上の第一の実施形態における放射線撮像システム10は、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用している周波数帯域の中で、最も安定していると判定された周波数帯域を放射線発生装置制御部403専用に割り当てた。このため、放射線撮像装置300は、検出した結果を安定して送信することが可能となる。そして、放射線発生装置324は、他の周波数帯域よりも相対的に安定した周波数帯域で無線通信が可能となるため、適切なタイミングで放射線の照射を停止することができる。このため、放射線撮像システム10は、被検者に対する過剰な放射線の照射を防止することができる。また、放射線撮像システム10は、大量のデータ通信が必要な放射線画像データの通信と通信手段を分けることで、より高速に放射線発生装置の制御に関する通信処理を行うことができる。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について説明する。第一の実施形態では第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用している周波数帯域の無線通信環境パラメータの測定を行い、最も安定している周波数帯域を放射線発生装置制御部403の無線通信に割り当てる例について説明した。第二の実施形態では、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用可能な全ての周波数帯域の無線通信環境パラメータの測定を行う。そして、周波数選択部405は、その中で最も安定している周波数帯域を放射線発生装置制御部403の無線通信に割り当てる場合について説明する。以下の説明では、第一の実施形態との差分についてのみ説明する。
本実施形態に係る周波数帯域の切換え動作のフローチャートは、図4と同様である。ここでは、各工程における第一の実施形態との差分についてのみ説明する。
S42において、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が、使用可能な全ての帯域の無線通信環境パラメータを測定する。例えば、第1の無線通信部は、無線LANの5GHz帯のチャネル36からチャネル64までが使用可能であるとき、すべてのチャネルの無線通信環境パラメータを測定する。同様に第2の無線通信部は、無線LANの2.4GHz帯のチャネル1からチャネル13までが使用可能であるとき、すべてのチャネルの無線通信環境パラメータを測定する。
S43において、周波数選択部405は、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用可能な帯域の中で、それぞれ最も安定している周波数帯域を選定する。例えば、周波数選択部405は、第1の無線通信部304で最も安定している周波数帯域がチャネル36であった場合、第1の無線通信部の周波数帯域として、チャネル36を選定する。同様に、周波数選択部405は、第2の無線通信部305で最も安定している周波数帯域がチャネル1であった場合、第2の無線通信部の周波数帯域として、チャネル1を選定する。次に、周波数選択部405は、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305それぞれで選定した周波数帯域(チャネル36とチャネル1)を比較する。周波数選択部405は、比較した結果、第1の無線通信部のチャネル36の方が安定しているときは、第1の無線通信部のチャネル36を、最も安定している周波数帯域として選定する。すなわち、周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403が使用する周波数帯域として、第1の無線通信部304のチャネル36を選定する。さらに、周波数選択部405は、画像データ制御部404が使用する周波数帯域として、第2の無線通信部305のチャネル1を選定する。
S44において、周波数選択部405は、S43の選定結果と放射線発生装置制御部403及び画像データ制御部404が現在使用している周波数帯域(チャネル)が一致しているかを確認する。周波数選択部405は、周波数帯域が一致している場合は、処理を終了し、一致していない場合は、S45へ進む。
S45において、周波数選択部405は、S43の選定結果を制御装置310に通知すると共に、S43の選定結果に基づいて放射線発生装置制御部403が使用している周波数帯域の切換えを行う。具体的には、初めに第1のアクセスポイント320の使用チャネルをチャネル36へ、第2のアクセスポイント321の使用チャネルをチャネル1へ変更するよう制御装置310へ通知する。制御装置310は、第1のアクセスポイント320の使用チャネルを36へ、第2のアクセスポイント321の使用チャネルを1へ変更する。次に、周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403が使用する周波数帯域として、第1の無線通信部304のチャネル36へ切換え、画像データ制御部404が使用する周波数帯域として、第2の無線通信部305のチャネル1へ切換える。
S46以降の処理は同じである。
以上の第二の実施形態によれば、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305が使用可能な周波数帯域の中で、最も安定していると判定された周波数帯域を放射線発生装置制御部403専用に割り当てた。このため、第一の実施形態よりも相対的に安定した無線通信を行うことが可能となる。
(第三の実施形態)
次に第三の実施形態について説明する。第一及び第二の実施形態では、放射線撮像装置300が無線通信環境パラメータを測定する方法について述べた。第三の実施形態では、アクセスポイントが使用可能な全ての周波数帯域の無線通信環境パラメータの測定を行い、その中で最も安定している周波数帯域を放射線発生装置制御部403の無線通信に割り当てる手順について説明する。つまり、本実施形態において、各アクセスポイントは、測定部として機能する。
図5は、第三の実施形態に係る無線通信周波数帯域の切換え動作の一例を示すフローチャートである。
S51において、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321が使用可能な全ての帯域の無線通信環境パラメータを測定する。例えば、第1のアクセスポイント320が無線LANの5GHz帯のチャネル36からチャネル64までが使用可能であるとき、すべてのチャネルの無線通信環境パラメータを測定する。同様に第2のアクセスポイント321が無線LANの2.4GHz帯のチャネル1からチャネル13までが使用可能であるとき、すべてのチャネルの無線通信環境パラメータを測定する。無線通信環境パラメータの測定結果は、制御装置310へ出力される。各アクセスポイントは、無線通信環境パラメータの測定を所定の期間毎に実施する。例えば、各アクセスポイントは、10分毎に無線通信環境パラメータを測定する。各アクセスポイントは、所定の期間毎に測定を行うことで、不定期に発生するノイズを検出することが可能となるため、より信頼性の高い無線通信環境パラメータの測定が可能となる。
S52において、制御装置310は、無線通信環境パラメータの測定結果に基づいて、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321が使用可能な帯域の中で、それぞれ最も安定している周波数帯域を選定する。例えば、制御装置310は、第1のアクセスポイント320で最も安定している周波数帯域がチャネル36であった場合、第1のアクセスポイント320の周波数帯域として、チャネル36を選定する。同様に、制御装置310は、第2のアクセスポイント321で最も安定している周波数帯域がチャネル1であった場合、第2のアクセスポイント321の周波数帯域として、チャネル1を選定する。次に、制御装置310は、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321それぞれで選定したチャネル(チャネル36とチャネル1)を比較する。制御装置310は、比較した結果に基づき第1のアクセスポイント320のチャネル36の方が安定しているときは、第1のアクセスポイント320のチャネル36を、最も安定している周波数帯域として選定する。すなわち、制御装置310は、放射線発生装置制御部403が使用する周波数帯域として、第1のアクセスポイント320のチャネル36を選定する。さらに、制御装置310は、画像データ制御部404が使用する周波数帯域として、第2のアクセスポイント321のチャネル1を選定する。
S53において、制御装置310は、S52で選定した結果を無線接続関連情報に反映し、放射線撮像装置300に、エントリー装置322を介して送信する。続いて、制御装置310は、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321の中で最も安定している周波数帯域(チャネル)の情報も送信する。具体的には、制御装置310は、無線接続関連情報のチャネル設定として、第1のアクセスポイントはチャネル36、第2のアクセスポイントはチャネル1を指定する情報を送信する。続いて、制御装置310は、最も安定しているチャネルとしてチャネル1の情報を送信する。
放射線撮像装置300は、受信した無線接続関連情報に基づいて、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305を設定する。つまり、放射線撮像装置300は、第1のアクセスポイント320と第1の無線通信部304及び第2のアクセスポイント321と第2の無線通信部305との無線通信の接続を確立させる。続いて周波数選択部405は、制御装置310から得た最も安定している周波数帯域の情報に基づいて、放射線発生装置制御部403が使用する周波数帯域を設定する。具体的には、第1のアクセスポイント320と第1の無線通信部304はチャネル36で通信を確立し、第2のアクセスポイント321と第2の無線通信部305はチャネル1で通信を確立する。続いて周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403の通信用としてチャネル36を使用している第1の無線通信部304へ切換え、画像データ制御部404の通信用として第2の無線通信部305へ切換える。
S54において、周波数選択部405は、指定の通信手段で無線通信ができているか否かを確認し、登録処理を終了する。
なお、無線通信手段として、2つの無線通信手段を持つ構成を例として説明したが、これに限らず、放射線撮像装置300が、3つ以上の無線通信手段を備え、周波数選択部405は、その中で最も安定している周波数帯域を選定してもよい。また、制御装置310は、放射線撮像装置300へS52で選定した結果を送信する手順としたが、無線通信環境パラメータの測定結果を放射線撮像装置300へ送信し、放射線撮像装置300が最も安定している帯域を選定する手順としてもよい。
以上の第三の実施形態における放射線撮像システム10では、第1のアクセスポイント320及び第2のアクセスポイント321が使用可能な周波数帯域の中で、最も安定していると判定された周波数帯域を放射線発生装置制御部403専用に割り当てた。このため、放射線撮像システム10は、使用可能な周波数帯域の中でも相対的に安定した無線通信を行うことが可能となる。また、放射線撮像システム10は、登録前から無線通信環境パラメータを定期的に測定可能であるため、高い精度で無線通信環境パラメータの測定が可能となる。さらに、放射線撮像システム10は、登録時に使用すべき周波数帯域が分かっているため、登録時の切換え制御も簡素化できる。
第1、第2及び第3の実施例では、静止画撮影の切換え手順について述べたが、例えば、透視等の動画撮影が可能な放射線撮像装置についても適用可能である。
動画撮影のときの自動露光制御は、通常、撮影した放射線画像データを用いて、次の撮影の放射線線量を算出する方法で行われる。そのため、放射線画像データの送信が遅延した場合、次の撮影に必要な放射線線量の算出ができないため、被検者に対して過剰な被曝となる可能性がある。そこで、放射線発生装置の制御に関する情報(例えば、積算線量情報、照射開始、停止タイミング等)を放射線画像データとは別に、安定した無線通信で送信することにより、無線動画撮影においても安定した自動露光制御が可能となる。
(第四の実施形態)
次に第四の実施形態について説明する。
第四の実施形態では、周波数選択部405は、放射線発生装置制御部403の通信用に、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305の両方を使用する。
第一、第二及び第三の実施形態と同様に、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305は、それぞれ最も安定した周波数帯域で通信を確立する。放射線撮像装置300は、第1の無線通信部304及び第2の無線通信部305から同時に、同一の放射線発生装置の制御に関する情報を送信する。放射線発生装置324は、先に受け取った情報を用いて、放射線発生装置324の制御を行う。また、放射線画像データの送信時は、第1の無線通信部304、第2の無線通信部305それぞれに異なる放射線画像データを割り当てる。1つの放射線画像データを2つの通信手段で送信することにより、高速に放射線画像データを送信することが可能となる。
以上の第四の実施形態によれば、一方の無線通信がノイズの影響等で遅延したとしても、もう一方の通信でカバーできるため、安定した通信を行うことが可能となる。
なお、無線通信手段として、2つの無線通信手段を持つ構成を例として説明したが、これに限らず、3つ以上の無線通信手段を持ち、3つ以上の無線通信手段を同時に使用してもよい。
(第五の実施形態)
次に図6、7を用いて、第五の実施形態おける放射線撮像システムについて説明する。なお、他の実施形態と同様の部分は、同じ番号を付し説明を省略する。
第五の実施形態における放射線撮像システム60は、アクセスポイントの構成が他の実施形態と異なる。放射線撮像装置600は、少なくとも一つのアクセスポイント(第1のアクセスポイント604)を装置に内蔵している。放射線撮像装置600は、無線子機620と第1のアクセスポイント604を介して制御装置310との無線通信を行い得る。この場合、放射線撮像装置600は、第2のアクセスポイント321を介して第2の無線通信部305により放射線発生装置324(発生制御部3242)と通信する。
放射線撮像装置600は、第1のアクセスポイント321を内蔵することにより、第三の実施形態で示した通り、登録前から無線通信環境パラメータが測定可能である。そして、近接無線等の通信を介さなくても通信切替え制御部405が無線通信環境パラメータの測定結果を即座に取得できる。そのため、放射線撮像システム60は、無線通信環境パラメータの測定から周波数帯域の選択までの一連の処理が高速化できる。
なお、通信の組み合わせは上記の構成に限られるものではない。例えば、放射線撮像装置600は、無線子機620と第1のアクセスポイント604を介して放射線発生装置324との無線通信を行い、第2のアクセスポイント321を介して第2の無線通信部305により制御装置310と通信する構成でもよい。
さらに、放射線撮像装置に内蔵するアクセスポイントの数は一つに限られるものではない。図7に示す放射線撮像システム70に示すように、放射線撮像装置700が複数のアクセスポイント604、および605を内蔵していてもよい。
また、種々の放射線撮像システムに対応可能とするために、放射線撮像装置は、無線通信をアクセスポイントおよびステーション(子機)のいずれで動作するかを選択可能な構成としてもよい。
以上の第五の実施形態によれば、放射線撮像装置がアクセスポイントを内蔵した構成であっても、安定した通信を行い得る。
(第六の実施形態)
次に図8を用いて、第六の実施形態における放射線撮像システム80について説明する。本実施形態の放射線撮像システム80は、スイッチングHUBを有さず、制御装置310および放射線発生装置324が、それぞれ専用の無線子機(720、721)に接続されている。さらに、放射線撮像装置800は、1つのアクセスポイント704を内蔵している。第一の無線子機720および第二の無線子機721は、2,4GHz帯あるいは5GHz帯に対応している。アクセスポイント704は、同様に2,4GHz帯あるいは5GHz帯に対応している。そのため、他の実施形態と同様に、本実施形態の放射線撮像システム80は、安定した周波数帯域を選択して、制御装置310および放射線発生装置324と無線通信が可能となる。
以上の第六の実施形態によれば、放射線撮像装置がアクセスポイントを内蔵した構成であっても、安定した通信を行い得る。
各実施形態における放射線撮像システムにおいて、放射線撮像装置自身が1つまたは、2つ以上のアクセスポイントを内蔵する構成と、子機として動作する構成を説明した。放射線撮像システムにおいて、放射線撮像装置が親機あるいは子機の各々の機能を備え、いずれで動作するかを選択可能な構成であってもよい。該構成において、放射線撮像装置が、親機あるいは子機のいずれで動作するかを制御装置310への入力により選択することができる。
なお、各実施形態は、コンピュータや制御コンピュータがプログラム(コンピュータプログラム)を実行することによって実現することもできる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も実施例として適用することができる。また、上記のプログラムも実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、実施形態に基づいて詳述してきたが、これらの特定の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明の範疇に含まれる。さらに、上述した実施形態は一実施の形態を示すものにすぎず、上述した実施形態から容易に想像可能な発明も本発明の範疇に含まれる。
10 放射線撮像システム
100 放射線検出器
225 制御部
300 放射線撮像装置
304 第1の無線通信部
305 第2の無線通信部
310 制御装置
320 第1のアクセスポイント
321 第2のアクセスポイント
324 放射線発生装置
325 放射線源
405 周波数選択部

Claims (14)

  1. 放射線源から照射された放射線を検出する放射線撮像装置と、該放射線撮像装置と無線通信が可能であり、且つ、該放射線源からの放射線の照射を制御する発生制御部と、を備えた放射線撮像システムにおいて、
    無線通信環境に基づいて相対的に安定した周波数帯域を選択する周波数選択部を有し、
    前記放射線撮像装置が、前記放射線を検出した結果を前記周波数選択部によって選択された周波数帯域で前記発生制御部に送信をし、前記発生制御部が、前記検出結果に基づいて放射線の照射を制御することを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 前記放射線撮像装置は、互いに異なる周波数帯域を使用して無線通信を行う複数の無線通信部を有し、
    前記周波数選択部は、前記複数の無線通信部の中から、前記発生制御部との通信に使用する周波数帯域を選択することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像システム。
  3. 前記複数の無線通信部の無線通信環境を示すパラメータを測定する測定部を有し、
    前記周波数選択部は、前記測定部の測定結果に基づいて前記周波数帯域を選択することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記無線通信環境を示すパラメータは、RSSI、SNR、データレートまたは、周波数帯域を使用している無線機器の数に関する情報であることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記放射線撮像装置と前記発生制御部との通信を中継するアクセスポイントを更に有し、
    前記アクセスポイントは、前記測定部を有することを特徴とする請求項3または4に記載の放射線撮像システム。
  6. 前記放射線撮像装置は、前記アクセスポイントが測定した無線通信環境を示すパラメータを受信することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記放射線撮像装置は、前記放射線源から照射された放射線に基づいて放射線画像データを生成し、前記放射線画像データを表示制御装置に無線で送信が可能であり、
    前記周波数選択部は、前記複数の無線通信部の中から、前記表示制御装置との通信に使用する周波数帯域を選択することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記周波数選択部は、前記表示制御装置と通信を行う周波数帯域よりも前記発生制御部と無線通信を行う周波数帯域に対して前記無線通信環境が安定した周波数帯域を選択することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記周波数選択部は、前記発生制御部と無線通信する複数の周波数帯域を選択し、
    前記放射線撮像装置は、前記選択された複数の周波数帯域で、前記放射線を検出した結果を送信することを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  10. 前記放射線撮像装置は、前記複数の周波数帯域で、前記放射線を検出した結果を同時に送信し、
    前記発生制御部は、前記送信された複数の検出結果のうち早く受信した検出結果を使用して前記放射線源からの放射線の照射を制御することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像システム。
  11. 前記放射線撮像装置は、放射線源から照射された放射線を検出する放射線検出器を有し、
    前記放射線検出器は、前記放射線源から照射された放射線に基づき放射線画像を取得するための撮像画素と、前記放射線源から照射された放射線の線量を取得するための検知画素を含むことを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像システム。
  12. 放射線源から照射された放射線を検出する放射線検出器と、該放射線源からの放射線の照射を制御する発生制御部と無線通信が可能な放射線撮像装置において、
    無線通信環境に基づいて相対的に安定した周波数帯域を選択する周波数選択部を有し、
    前記発生制御部に前記放射線を検出した結果を前記周波数選択部によって選択された周波数帯域で送信をすることを特徴とする放射線撮像装置。
  13. 放射線源から照射された放射線を検出する放射線撮像装置と無線通信が可能であり、且つ、該放射線源からの放射線の照射を制御する制御装置において、
    前記放射線を検出した結果を、無線通信環境に基づいて周波数選択部によって選択された周波数帯域で受信をし、前記受信した検出結果に基づいて放射線の照射を制御することを特徴とする制御装置。
  14. 放射線源から照射された放射線を検出する放射線撮像装置と、該放射線撮像装置と無線通信が可能であり、且つ、該放射線源からの放射線の照射を制御する発生制御部と、を備えた放射線撮像システムの制御方法において
    無線通信環境に基づいて相対的に安定した周波数帯域を選択する周波数選択部を有し、
    前記放射線撮像装置が、前記放射線を検出した結果を前記周波数選択部によって選択された周波数帯域で送信をし、前記発生制御部が、前記検出結果に基づいて前記放射線源を制御することを特徴とする制御方法。
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