JP2017093696A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エラー判定手段は、エラー判定処理として、複数のエラーの発生を個別に判定して、エラーの発生を判定した場合は、当該エラーに対応したエラーコマンドを設定する。ここで、先に設定されたエラーコマンドが既にあるときは、後から設定されたエラーコマンドを先のエラーコマンドに上書きして更新する。そして、最後に設定されているエラーコマンドだけをエラー処理手段へ出力する。また、エラー判定手段のエラーコマンドの出力に合わせて、セキュリティ信号出力手段がセキュリティ信号を外部機器へ出力する。
【選択図】図6
Description
遊技媒体を使用して遊技が行われる遊技機において、
前記遊技機に設けられ、各種の検知対象を検知して検知状態になる複数の検知手段(35,44,200,201,202)と、
前記複数の検知手段(35,44,200,201,202)の内で、特定の検知手段(35,44,200,201,202)が前記検知対象を予め定めた検知条件で検知して、エラー状態であるか否かを判定するエラー判定処理を定められた時間毎に実行するエラー判定手段(60a)とを備え、
前記エラー判定手段(60a)は、
前記エラー判定処理として、前記複数の検知手段(35,44,200,201,202)に対してエラー状態を個別に判定して、エラー状態を検知した検知手段(35,44,200,201,202)がある場合は、当該エラー状態に対応したエラーコマンドを設定し、また先に設定されたエラーコマンドが既にあるときは、後から設定されたエラーコマンドを先のエラーコマンドに上書きして更新し、
前記各エラー判定処理の終期にエラーコマンドが設定されていない場合は、当該エラー判定処理を終了する一方、前記各エラー判定処理の終期にエラーコマンドが設定されている場合は、最後に設定されているエラーコマンドをエラー処理手段(65a)へ出力して、当該エラー判定処理を終了するようになっており、
設定された前記エラーコマンドに対応するセキュリティ信号を外部機器(HC)へ出力するセキュリティ信号出力手段(60a)を備え、
前記セキュリティ信号出力手段(60a)は、前記エラー判定手段(60a)から前記エラー処理手段(65a)へのエラーコマンドの出力に際して、前記セキュリティ信号を外部機器(HC)へ出力するようにしたことを要旨とする。
前記セキュリティ信号出力手段(60a)から前記外部機器(HC)へ出力される前記セキュリティ信号は1種類だけが設定されており、
前記エラー判定手段(60a)から出力される前記エラーコマンドの種類に関係なく、前記1種類のセキュリティ信号が前記外部機器(HC)へ出力されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、エラー判定手段において最後に設定されたエラーコマンドの種類に拘わらず、常に1種類のセキュリティ信号がセキュリティ信号出力手段から外部機器へ出力されるので、該外部機器に対して、当該遊技機で何等かのエラーが発生したことを報知し得る。
前記エラー処理手段(65a)は、前記エラー判定手段(60a)から入力されたエラーコマンドの種類に対応したエラー報知態様に基づいてエラー報知を実行するようにしたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、エラーの種類に応じて、異なるエラー報知態様のエラー報知が実行されるので、エラー報知によりエラーの種類を把握することができる。
前記複数の検知手段(35,44,200,201,202)から独立した別の検知手段(49,60a,203)が前記遊技機に設けられ、
前記別の検知手段(49,60a,203)がエラー状態の場合に前記エラー判定手段(60a)が設定したエラーコマンドは前記エラー処理手段(65a)に入力されて、該エラー処理手段(65a)で別個にエラー処理が可能になっていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、別の検知手段がエラー状態となった場合には、当該エラー状態により設定されたエラーコマンドがエラー処理手段へ入力されて別個にエラー処理されるので、エラー判定処理の対象となる検知手段の数が多くなり過ぎてエラー判定処理に手間取ることを防止し得る。
前記検知手段(35,44,200,201,202)は、特別電動入賞手段(40)または普通電動入賞手段(31)に入賞した前記遊技媒体を検知可能な遊技媒体検知手段(35,44)、機体の振動を検知可能な振動検知手段(200)、電波を検知可能な電波検知手段(201)、および磁気を検知可能な磁気検知手段(202)から選択されることを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、特別電動入賞手段や普通電動入賞手段へ不正入賞させる不正行為によるエラーの発生、遊技機を振動させる不正行為によるエラーの発生、電波発生器を利用した不正行為によるエラーの発生、磁気発生器を利用した不正行為によるエラーの発生、等をエラー判定処理により判定し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、複数種類の図柄を変動表示可能な表示手段としての表示装置(演出手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。また、実施例では、後述する各種のエラーが発生した際に、該エラーが発生したことを示すエラー報知を実行するエラー報知手段として表示装置17が機能するよう構成される。
実施例の前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材から所定板厚の略矩形状に形成された平板状の透明板(遊技領域形成部材)であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域75が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域75内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材(図示せず)が配設されており、収容空間には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出手段が設置されている。前記表示装置17は、設置部材の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材に設けた開口部(可視部)および枠状装飾体25(後述)の開口部25aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。なお、遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材等の非光透過性の板部材の表面に装飾シール等を貼付したものであってもよい。
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体25は、図2に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部(図示せず)と、該枠状基部に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域75と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域75の内周を画成する庇状部25bと、該庇状部25bの後縁から外方に延出する薄板状の台板部25cとを備える。そして、前記枠状基部を装着口に挿入すると共に台板部25cを遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部25cをネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体25が遊技盤20に取り付けられる。ここで、前記庇状部25bは、図2に示す如く、前記枠状装飾体25(枠状基部)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するように設けられており、開口部25a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
図2に示すように、前記遊技盤20には、遊技領域75を流下するパチンコ球が入球可能な複数の入球部(具体的には、後述する第1始動入賞部30、第2始動入賞部31、ゲート部48、特別入賞部40、普通入賞部45)が設けられており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、実施例のパチンコ機10では、前記入球部としての第1始動入賞部30が前記第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられると共に、前記入球部としての第2始動入賞部31、特別入賞部40およびゲート部48が、前記第2球流下経路75bを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられている。なお、実施例の遊技盤20には、前記第1球流下経路75aに位置するよう入球部としての普通入賞部45が配置されており、第1球流下経路75aを流下させたパチンコ球が普通入賞部45に入賞し得るようになっている。
前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記枠状装飾体25の下方位置に、遊技領域75に臨んで該遊技領域75(第1球流下経路75aおよび第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞部30が配設されると共に、該第1始動入賞部30の右側方において遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで特別入賞部40が配設されている。また、枠状装飾体25の右側方に、遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで該遊技領域75(第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部48が配設されている。更に、ゲート部48の下側に、第2始動入賞部31が配設されている。第1および第2始動入賞部30,31は、遊技領域75を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口30a,31aが設けられる。ここで、第1始動入賞部30は、第1始動入賞口30aが遊技領域75に常時開放する常時開放型の入賞部とされ、第2始動入賞部31は、所定の開放条件および閉鎖条件に従って第2始動入賞口31aが始動用開閉部材(開閉手段)31bにより開閉される開閉型の入賞部とされている。なお、第2始動入賞部31は、始動用開閉部材31bを開閉作動する始動入賞ソレノイド32(図3参照)を備え、該始動入賞ソレノイド32がパチンコ機10の裏側に配置されたメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御されるよう構成される。
前記特別入賞部(入賞部)40は、遊技領域75(第2球流下経路75b)に開口する特別入賞口(入賞口)40aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材(開閉手段)40bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図3参照)の駆動に伴って特別用開閉部材40bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞部40には、前記特別入賞口40aに入賞したパチンコ球を検知する特別検知手段(検知手段、遊技媒体検知手段)としての特別入賞検知センサ44(図3参照)が設けられている。特別入賞検知センサ44は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、特別入賞検知センサ44がパチンコ球を検知(すなわち特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞による検知条件の成立)すると、検知信号をメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に出力し、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、特別入賞検知センサ44からの検知信号の入力を賞球の払出条件として前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記第1および第2始動入賞口30a,31aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口40aを開閉する大当り遊技が付与される場合(特定条件判定手段での判定結果が肯定の場合)に、前記表示装置17による図柄変動演出の終了後にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御される。実施例のパチンコ機10では、特別用開閉部材40bの開閉態様が異なる複数種類の大当り遊技が設定されており、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、大当り遊技の種類に応じた開閉条件に従って特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成される。実施例のパチンコ機10では、特別入賞ソレノイド42が駆動制御されて特別入賞口40aが開放した状態(特別入賞ソレノイド42の作動中)が有効状態として設定されている。
前記ゲート部48には、該ゲート部48をパチンコ球が通過したことを検知する検知手段としてのゲートセンサ49(図3参照)が配設される。ゲートセンサ49は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、該ゲートセンサ49からメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)への検知信号の入力、すなわちゲートセンサ49のパチンコ球の検知(ゲート部48のパチンコ球の通過による検知条件の成立)に伴って各種通過検知情報(乱数等の遊技情報)が取得され、この取得した遊技情報に基づいて普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果、第2始動入賞口31aを開閉する普図当り遊技が付与される場合に、前記始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて始動用開閉部材31bが開閉動作するようになっている。
図2に示すように、前記普通入賞部45は、前記遊技領域75の左下部位置(第1球流下経路75a)において、パチンコ球が入賞可能な普通入賞口45aが上方に常時開口するよう前記遊技盤20に設けられており、第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が一定の確率で普通入賞口45aに入賞し得るようになっている。普通入賞部45は、普通入賞口45aに入賞したパチンコ球を検知する入賞検知手段としての普通入賞検知センサ47(図3参照)が設けられている。前記普通入賞検知センサ47は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されている。そして、普通入賞検知センサ47からの検知信号がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)が賞球の払い出しを決定し、前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。
実施例のパチンコ機10は、遊技盤20の振動を検知可能な振動検知センサ(検知手段、振動検知手段)200を備えている(図3参照)。この振動検知センサ200は、例えば所定の周波数の衝撃を検知すると2つの状態系のバランスが変化するマルチバイブレータ回路を備えており、遊技者が当該パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いた場合に、これによる振動を検知してメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)へ検知信号を出力するようになっている。これにより、パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いて遊技盤20に衝撃を与えることで、各種入賞口30a,31a,40a,45aに入賞したパチンコ球が対応する検知センサ34,35,44,47で検知される際にチャタリング等を発生させて複数個のパチンコ球が入賞した(検知した)ものとする不正行為等を認識することが可能となっている。また、振動検知センサ200からの検知信号(振動検知信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は振動検知状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例のパチンコ機10は、電波出力機器から出力された電波を検知可能な電波検知センサ(検知手段、電波検知手段)201を備えている(図3参照)。この電波検知センサ201は、前記始動入賞検知センサ34,35が、遊技盤20の前側において電波出力機器から出力された電波を検知可能な場合に該電波を検知可能な姿勢、位置に配設されており、電波を検知した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検知信号を出力する。従って、電波出力機器を使用した始動入賞検知センサ34,35に対する不正行為を、電波検知センサ201により認識することが可能となっている。また、電波検知センサ201からの検知信号(電波検知信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は電波検知状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例のパチンコ機10は、磁気発生機器から出力された磁気を検知可能な磁気検知センサ(検知手段、磁気検知手段)202を備えている(図3参照)。この磁気検知センサ202は、遊技盤20の前側において磁気発生機器から発生した磁気を、前述した各入賞検知センサ34,35,44,47が検知可能な場合に該磁気を検知可能な姿勢、位置に配設されており、磁気を検知した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検知信号を出力する。従って、磁気発生機器を使用した各入賞検知センサ34,35,44,47に対する不正行為を、磁気検知センサ202により認識することが可能となっている。また、磁気検知センサ202からの検知信号(電波検知信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は磁気検知状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例のパチンコ機10は、前記上下の球受け皿14,15に貯留されたパチンコ球が所定量に達したか否か(満杯)を検知する満杯検知センサ(満杯検知手段)203を備えている(図3参照)。この満杯検知センサ203は、球払出装置91から払い出されたパチンコ球を上下の球受け皿14,15に案内する球通路に設けられており、上下の球受け皿14,15がパチンコ球で満杯となって球通路までパチンコ球が貯留されることで満杯検知センサ203が満杯状態を検知するよう構成される。満杯検知センサ203は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、該満杯検知センサ203が満杯状態を検知した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検知信号(満杯検知信号)を出力する。そして、満杯検知センサ203からの検知信号(満杯検知信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は満杯状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。なお、実施例では、満杯検知センサ203として機械式のスイッチが用いられており、該スイッチがON状態となったときに検知信号を出力して満杯状態を検知し、該スイッチがOFF状態となることで満杯状態を検知しなくなるよう構成されている。実施例では、上下の球受け皿14,15および球通路が、パチンコ球を貯留する貯留部とされる。
前記パチンコ機10には、前記第1始動入賞口30aおよび第2始動入賞口31aへの入賞を契機として行われる特図当り抽選(大当り判定)の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する特図表示部(特別表示部)50A,50Bが設けられている(図3参照)。特図表示部50A,50Bは、前記第1始動入賞口30aへの入賞(第1始動入賞検知センサ34による検知)を契機として特図の変動表示を開始する第1特図表示部50Aと、第2始動入賞口31aへの入賞(第2始動入賞検知センサ35による検知)を契機として特図の変動表示を開始する第2特図表示部50Bとからなる。そして、前記第1始動入賞口30aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部50Aの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。また、第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部50Bの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。
前記パチンコ機10には、前記ゲートセンサ49のパチンコ球の検知(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として行われる普図当り抽選(普図当り判定)の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する普図表示部55が設けられている(図3参照)。普図表示部55では、ゲートセンサ49のパチンコ球の検知(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普図を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。そして、普図表示部55の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。
前記表示装置17には、図2に示すように、演出図柄としての前記飾図を変動表示可能な図柄列26a,26b,26cが複数列設定されており、前記第1始動入賞口30aまたは第2始動入賞口31aへの入賞(始動条件の成立)を契機として、各図柄列26a,26b,26cの飾図が変動開始されるようになっている。実施例の表示装置17には、図柄変動演出の結果として1つの飾図を停止表示可能な複数の有効停止位置(図柄が確定停止表示される確定停止表示領域)27が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄列26a,26b,26cの有効停止位置27を組み合わせた停止図柄有効ラインに確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。すなわち、表示装置17では、始動条件の成立を契機として飾図(演出図柄)を変動表示した後に、所定の飾図(演出図柄)を有効停止位置27に確定停止するよう構成される。なお、実施例の表示装置17には、3列の図柄列26a,26b,26cが左右横並び状に設定されると共に、各図柄列26a,26b,26c毎に飾図(演出図柄)の有効停止位置27が1箇所ずつ定められており、3列の飾図(演出図柄)からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例の表示装置17には、1つの停止図柄有効ラインが設定されている。
前記パチンコ機10には、前記特図表示部50A,50Bでの特図変動表示に同期して識別情報を可変表示させる特定可変表示部54A,54Bが設けられている。特定可変表示部54A,54Bは、前記第1特図表示部50Aでの第1特図変動表示に同期して識別情報を可変表示させる第1特定可変表示部54Aと、前記第2特図表示部50Bでの第2特図変動表示に同期して識別情報を可変表示させる第2特定可変表示部54Bとからなる。すなわち、第1特定可変表示部54Aでは、第1特図表示部50Aでの第1特図変動表示の開始に伴い識別情報の可変表示が開始され、第1特図変動表示が停止して特図1が確定停止表示されるのに伴って識別情報が停止表示される。また、第2特定可変表示部54Bでは、第2特図表示部50Bでの第2特図変動表示の開始に伴い識別情報の可変表示が開始され、第2特図変動表示が停止して特図2が確定停止表示されるのに伴って識別情報が停止表示される。なお、第1特定可変表示部54Aに表示される識別情報については、前記特図1(特別図柄)、飾図(演出図柄)および普図(普通図柄)に次ぐ第4図柄と指称する場合があり、第2特定可変表示部54Bに表示される識別情報については、前記特図2(特別図柄)、飾図(演出図柄)および普図(普通図柄)に次ぐ第5図柄と指称する場合がある。
次に、実施例のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。大当り遊技は、特図変動表示の結果として第1特図表示部50Aまたは第2特図表示部50Bに大当り図柄が確定停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した大当り遊技(大当り図柄)の種類に応じて特別入賞部40の特別用開閉部材40bが特別入賞ソレノイド42によって開閉動作される。大当り遊技では、特別入賞部40の特別用開閉部材40bを開放するラウンド遊技を規定ラウンド数(例えば6回、10回等)だけ実行することで、大当り遊技が終了するようになっている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口40aに規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド時間)が経過することで終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間(ラウンド時間より短かい時間)だけ特別用開閉部材40bが閉鎖状態で保持されるラウンド間インターバル時間が設定されている。また、メイン制御CPU60aは、大当り遊技が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される大当りフラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている大当りフラグが「1」となっている場合に、大当り遊技中であることを認識し得るようになっている。なお、大当り遊技が終了すると、メイン制御CPU60aは、大当りフラグに「0」を設定する。
実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。確変機能は、確定停止表示された大当り図柄(特図1または特図2)の種類が予め定めた確変図柄(特定図柄)であることを条件として、大当り遊技の終了後に大当りの抽選確率(大当り確率)を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与する機能である。また、メイン制御CPU60aは、確変状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される確変フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている確変フラグが「1」となっている場合に、確変状態中であることを認識し得るようになっている。なお、確変状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、確変フラグに「0」を設定する。
また、実施例のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態(第2の遊技状態)を付与する機能を備えている。第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態(第1の遊技状態)と較べて増加する入賞率向上状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口31aを開放する始動用開閉部材31bの開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。実施例では、第2特典遊技状態を変短状態と指称する。また、メイン制御CPU60aは、変短状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される変短フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている変短フラグが「1」となっている場合に、変短状態中であることを認識し得るようになっている。なお、変短状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、変短フラグに「0」を設定する。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例のパチンコ機10には、図3に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検知センサ(検知手段)からの検知信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、図3に示す如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記第1始動入賞検知センサ34、第2始動入賞検知センサ35、特別入賞検知センサ44、普通入賞検知センサ47、ゲートセンサ49、振動検知センサ200、電波検知センサ201、磁気検知センサ202、満杯検知センサ203等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、前記第2始動入賞口31aを開閉する始動用開閉部材31bに連繋する始動入賞ソレノイド32および特別入賞口40aを開閉する特別用開閉部材40bに連繋する特別入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42を駆動させることで、対応する開閉部材31b,40bが開閉するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、大当り遊技の種類に応じた開閉態様で特別開閉部材40bが開閉するよう前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成されると共に、前記普図当り抽選に当選した場合には予め定められた開閉態様で始動用開閉部材31bが開閉するよう前記始動入賞ソレノイド32を駆動制御するよう構成される。
前記メイン制御ROM60bには、複数種類の特図変動パターンが記憶されている。前記特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから確定停止表示されるまでの間に実行される演出内容(図柄変動演出の表示内容、発光演出態様、音声演出態様)の基本的なベースとなる内容を特定するものである。また、特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから特図1または特図2が確定停止表示されるまでの変動時間(図柄変動演出および特図変動表示の時間)を特定している。
前記演出制御基板65には、演出制御CPU65aが備えられている。該演出制御CPU65aには、図3に示す如く、演出制御ROM65bおよび演出制御RAM65cが接続されている。また、演出制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。すなわち、演出制御RAM65cは、各種情報を書き換え可能に記憶する記憶手段としての機能を有している。
次に、図3に基づき表示制御基板70について説明する。表示制御基板70には、表示制御CPU70aが備えられている。該表示制御CPU70aには、表示制御ROM70bおよび表示制御RAM70cが接続されている。また、表示制御基板70(表示制御CPU70a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM70bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM70bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM70cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
図3に示す如く、前記払出制御基板90には、外部端子板92が接続されていると共に、該外部端子板92に設けられた出力端子にホールコンピュータHCが接続されるようになっている。そして、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、払出制御基板90および外部端子板92の出力端子を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ機10の動作状態やエラー情報等の各種の情報を出力可能に構成されている。
前記パチンコ機10には、遊技場の外部電源(例えば、AC24V)から各部の必要電源電圧を生成して、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板100が配設されている。この電源基板100には、図3に示す如く、パチンコ機10に供給する電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ101と、制御RAM60c,65cを初期化(クリア)させるためのクリアスイッチ102が設けられている。また電源基板100には、前記電源スイッチ101に接続し、該電源スイッチ101のON−OFFの切り替えに応じてメイン制御基板60に電源ON信号、電源OFF信号を出力する電源断監視回路103が設けられると共に、前記クリアスイッチ102に接続するクリアスイッチ回路104が設けられている。実施例では、クリアスイッチ102をON操作した状態で電源スイッチ101をON操作したときに限り、クリアスイッチ回路104からメイン制御基板60、演出制御基板65にクリア信号を出力し、該クリア信号を受けたメイン制御基板60、演出制御基板65がメイン制御RAM60c、演出制御RAM65cを初期化するクリア処理を行うよう設定される。すなわち、実施例では、電源スイッチ101、クリアスイッチ回路104およびクリアスイッチ102からクリア手段が構成される。なお、クリアスイッチ回路104とクリアスイッチ102とからクリア手段を構成し、クリアスイッチ102をON操作したときにクリアスイッチ回路104からメイン制御基板60、演出制御基板65にクリア信号を出力する構成を採用し得る。また、以後の説明において、クリア処理が実行されることを、「RAMクリア」と指称する場合がある。
前記メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cには、パチンコ機10の動作中に前記各種情報を一時的に記憶するために用いられる常用記憶エリアの他に、バックアップエリアが設けられている。このバックアップエリアは、停電等によって電力供給が遮断された場合において、電力供給の開始時(復電時)にパチンコ機10の状態を電力供給の遮断時の状態に復帰させるべく、電力供給の遮断時の各種情報を記憶しておくためのエリアである。実施例では、乱数(保留内容)、保留数、特図、普図、タイマ値、フラグ(確変フラグや変短フラグ)等の遊技状態を特定可能な遊技情報やエラー情報等の各種情報(制御情報)が、パチンコ機10の動作中には常用記憶エリアに記憶されると共に、電力供給が遮断された場合においては該常用記憶エリアに記憶されている各種情報がバックアップエリアに記憶されるようになっている。また、バックアップエリアへの記憶(書き込み)は、電力供給の遮断時(電源断信号の入力時)の電源断処理において実行され、該バックアップエリアに記憶された各種情報の読み出し(常用記憶エリアへの記憶)は、電力供給の開始時(復電時)の復電処理において実行される。
次に、電力供給が遮断された際に、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aが実行する電源断処理について説明する。
パチンコ機10へ電源投入(電力供給の開始)された場合は、前記リセット信号回路106は、所定の規制時間が経過するまでの間、メイン制御CPU60a、演出制御CPU65aに対してリセット信号を継続出力する。メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、一旦入力されたリセット信号の入力が停止すると、対応する制御ROM60b,65bに記憶されている電源投入処理プログラムに基づき、電源投入処理(復電処理)を実行する。この電源投入処理では、前記クリアスイッチ102が操作されているか否かを判定し、否定の場合は対応する制御RAM60c,65cに記憶保持されている各種制御情報に基づき電力供給の遮断時(前)の状態に復帰させる。また、電源投入処理において前記クリアスイッチ102が操作されていると判定された場合は、各制御RAM60c,65cに記憶保持されていた各種制御情報を消去(RAMクリア)する。電力供給の遮断前の状態に復帰した演出制御CPU65aは、演出制御RAM65cにて記憶管理されている制御情報を指定する各種制御コマンドを表示制御CPU70aに出力する。そして、表示制御CPU70aは、演出制御CPU65aからの入力された制御コマンドに基づいて表示装置17の表示内容を制御する。
次に、実施例のパチンコ機10に発生するエラーについて説明する。実施例では、図4に示す如く、9種類のエラーを例示して説明するが、該エラーの数や種類はこれに限られるものではない。図4に示す如く、各エラーは、複数の(実施例では3つ)のエラー群に分類されている。第1種エラーは、主にパチンコ機10に対して行われる不正行為の検知に基づくエラーであり、第2種エラーは、パチンコ機10の機器故障に基づくエラーであり、第3種エラーは、当該パチンコ機10での遊技中に発生する不具合に基づくエラーである。ここで、実施例では、第1種エラーとして、前記始動入賞検知センサ35のエラー状態に基づく「普通電動役物不正入賞エラー」と、「特別電動役物不正入賞エラー」と、前記特別入賞検知センサ44のエラー状態に基づく「振動検知センサエラー」と、前記電波検知センサ201のエラー状態に基づく「電波検知センサエラー」と、前記磁気検知センサ202のエラー状態に基づく「磁気検知センサエラー」の5種類のエラーが設定されている。また、第2種エラーとして、RAMエラーに基づく「RAMエラー」と、メイン基板のエラーに基づく「メイン基板エラー」とが設定されている。また、第3種エラーとして、右打ちの誤操作に基づく「右打ちエラー」と、満杯エラーの発生に基づく「満杯エラー」とが設定されている。そして、実施例のパチンコ機10には、第1種エラーの各エラーに対応した複数の検知手段と、前記第2種エラーおよび第3種エラーの各エラーに対応し、該第1種エラーのエラーに対応した複数の検知手段から独立した別の検知手段とが設けられている。
第1種エラーの前記「磁気検知センサエラー」は、前記磁気検知センサ(検知手段)202が、検知対象である磁気を検知した場合のエラーである。具体的には、磁気検知センサ202が、磁気を所定時間(例えば、300ms)に亘り連続して検知したことを検知条件(予め定めた検知条件)として、この検知条件が成立した場合に、メイン制御CPU60aが「磁気検知センサエラー」が発生したと判定するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、エラー判定処理において「磁気検知センサエラー」が発生したと判定した場合に、該「磁気検知センサエラー」に対応するエラーコマンドとして「磁気検知センサエラー指定コマンド」を設定する。
第1種エラーの前記「電波検知センサエラー」は、前記電波検知センサ(検知手段)201が、検知対象である電波を検知した場合のエラーである。具体的には、電波検知センサ201が、電波を所定時間の間に所定回数(例えば、10回)検知したことを検知条件(予め定めた検知条件)として、この検知条件が成立した場合に、メイン制御CPU60aが「電波検知センサエラー」が発生したと判定するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、エラー判定処理において「電波検知センサエラー」が発生したと判定した場合に、該「電波検知センサエラー」に対応するエラーコマンドとして「電波検知センサエラー指定コマンド」を設定する。
第1種エラーの前記「振動検知センサ」は、前記振動検知センサ(検知手段)200が、検知対象である振動を検知した場合のエラーである。具体的には、振動検知センサ200が、特定の条件下において振動を所定時間(例えば、200ms)に亘り連続して検知したことを検知条件(予め定めた検知条件)として、この検知条件が成立した場合に、メイン制御CPU60aが「振動検知センサエラー」が発生したと判定するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、エラー判定処理において「振動検知センサエラー」が発生したと判定した場合に、該「振動検知センサエラー」に対応するエラーコマンドとして「振動検知センサエラー指定コマンド」を設定する。
第1種エラーの前記「特別電動役物不正入賞エラー」は、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検知センサ(検知手段)44が、検知対象であるパチンコ球を検知した場合の特別エラーである。この「特別電動役物不正入賞エラー」は、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから特別入賞検知センサ44に対して駆動信号が出力されていない状態、特別入賞ソレノイド42の非励磁状態)で、特別入賞検知センサ44がパチンコ球を検知したことを検知条件(予め定めた検知条件)として、この検知条件が成立した場合に、メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、エラー判定処理において「特別電動役物不正検知エラー」が発生したと判定した場合に、該「特別電動役物不正検知エラー」に対応するエラーコマンドとして「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を設定する。
第1種エラーの前記「普通電動役物不正入賞エラー」は、普図当り遊技が付与されている場合にのみ作動する始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態で前記第2始動入賞検知センサ(検知手段)35が、検知対象であるパチンコ球を検知した場合のエラーである。この「普通電動役物不正入賞エラー」は、始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから始動入賞ソレノイド32に対して駆動信号が出力されていない状態、始動入賞ソレノイド32の非励磁状態)で、第2始動入賞検知センサ35が規定個数以上のパチンコ球を検知したことを検知条件(予め定めた検知条件)として、この検知条件が成立した場合に、メイン制御CPU60aが「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、「普通電動役物不正検知エラー」が発生したと判定した場合に、該「普通電動役物不正検知エラー」に対応するエラーコマンドとして「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を設定する。
第2種エラーの前記「RAMクリア」は、遊技の進行に係る遊技情報を記憶している記憶手段(メイン制御RAM60c、演出制御RAM65c等)の記憶情報を消去(クリア)する初期化処理を実行するために、RAMクリア操作(クリアスイッチ102を押しながら電源スイッチ101をONする操作)が行われたことを条件としてメイン制御CPU(別の検知手段)60aが発生したと判定するエラーである。そして、メイン制御CPU60aは、「RAMクリア」が発生したと判定した場合に、「RAMクリア」が発生したことを示すエラーコマンドとして「RAMクリア指定コマンド」を設定して、当該RAMクリア指定コマンドを演出制御基板65の演出制御CPU65a)に出力するよう構成されている。
第2種エラーの前記「メイン基板エラー」は、メイン制御基板60が備えるメイン制御CPU60aに異常が発生した場合のエラーである。具体的には、メイン制御CPU60aが備える乱数回路が乱数確認信号を正常に出力しているか否かをメイン制御CPU(別の検知手段)60aが監視し、乱数確認信号が正常に出力されていない場合に、メイン制御CPU60aが「メイン基板エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「メイン基板エラー」が発生したと判定した場合に、「メイン基板エラー」が発生したことを示すエラーコマンドとして「メイン基板エラー指定コマンド」を設定して、該「メイン基板エラー指定コマンド」を演出制御基板65の演出制御CPU65a)へ別個に出力するよう構成されている。
第3種エラーの前記「満杯エラー」は、前記満杯検知センサ(別の検知手段)203が上下の球受け皿14,15の満杯状態を検知した場合のエラーである。具体的には、満杯検知センサ203がON状態となり、該満杯検知センサ203からの検知信号(満杯検知信号)がメイン制御CPU60aに入力された場合に、該メイン制御CPU60aが「満杯エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「満杯エラー」が発生したと判定した場合に、「満杯エラー」が発生したことを示すエラーコマンドとして「満杯エラー指定コマンド」を設定して、該「満杯エラー指定コマンド」を演出制御基板65の演出制御CPU65a)へ別個に出力するよう構成されている。
第3種エラーの前記「右打ちエラー」は、前記右打ちが推奨されない遊技状態において、パチンコ球が前記第2球流下経路75bを流下することを検知した場合のエラーである。具体的には、実施例のパチンコ機10における盤面構成では、大当り遊技や変短状態が付与されていない通常状態では、第2球流下経路75bにパチンコ球を流下させても遊技者にとってメリットがなく、通常状態において前記ゲートセンサ(別の検知手段)49が規定個数以上のパチンコ球を検知した場合に、メイン制御CPU60aが「右打ちエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「右打ちエラー」が発生したと判定した場合に、「右打ちエラー」が発生したことを示すエラーコマンドとして「右打ちエラー指定コマンド」を設定して、該「右打ちエラー指定コマンド」を演該出制御基板65(演出制御CPU65a)へ別個に出力するよう構成されている。
ここで、図4に示すように、第1種エラーの前記5種類のエラーについては、エラーの判定順序におけるランク付けがなされている。このランク付けの基準は、各エラーを比較した場合のエラーの深刻度(軽微なエラーか、重大なエラーか)に基づいている。実施例では、エラーの深刻度について「1」〜「5」の数値でランク付けしており(図4参照)、深刻度が下位のエラー(軽微なエラー)ほど数値が小さく、深刻度が上位のエラー(重大なエラー)ほど数値が大きくなっている。すなわち、第1種エラーの5種類のエラーについては、「普通電動役物不正入賞エラー」が深刻度「1」、「特別電動役物不正入賞エラー」が深刻度「2」、「振動検知センサエラー」が深刻度「3」、「電波検知センサエラー」が深刻度「4」、そして「磁気検知センサエラー」が深刻度「5」に設定されている。なお、ここで規定している各エラーの深刻度は、当該パチンコ機10において遊技を行うに際して、遊技に支障を及ぼす割合に基づいて設定されるものである。また、エラー深刻度は、パチンコ機10の機種毎に独自に設定されるものであって、機種によって深刻度の順序が異なる場合もあり得る。
次に、前記第1種エラーにおける前記「普通電動役物不正入賞エラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「振動検知センサエラー」、「電波検知センサエラー」および「磁気検知センサエラー」について、夫々のエラーが発生したか否かを判定するエラー判定処理について説明する。このエラー判定処理は、前記メイン制御基板60のメイン制御CPU60aが実行するようになっており、前記メイン制御ROM60bには、エラー判定処理実行プログラムが記憶されていて、該メイン制御CPU60aは、メイン制御ROM60bからエラー判定処理実行プログラムを読み出し、エラー判定処理実行プログラムに基づいてエラー判定処理を実行する。このエラー判定処理は、予め定められた時間毎(実施例では4ms(0.004秒毎))に実行される。すなわち、メイン制御CPU60aは、エラー判定処理を実行してエラーを判定するエラー判定手段としての機能を備えている。
前記エラー判定処理では、前記第1種エラーにおける5種類のエラーについて、エラーの発生有無の判定順序が予め決められている。実施例では、各エラー毎に設定されている前記エラーの深刻度に基づいて、判定順序が予め決められている。すなわち、エラー判定処理では、エラーの深刻度が最下位のエラーから判定を開始し、以降はエラーの深刻度が最下位から2番目のエラー、最下位から3番目のエラー・・・の順で判定を行い、最後にエラーの深刻度が最上位のエラーの判定を行うように設定されている。すなわち、図6に示すように、エラーの深刻度の下位から、「普通電動役物不正入賞エラー」→「特別電動役物不正入賞エラー」→「振動検知センサエラー」→「電波検知センサエラー」→「磁気検知センサエラー」の判定順序で、5種類の各エラーの発生有無の判定を実行する。
前記メイン制御CPU60aは、前記エラー判定処理において、前記判定順序に基づいて5種類のエラーの発生有無を順次判定する際にエラーの発生を判定した場合には、当該エラーの発生を判定した時点で、対応するエラーコマンドを設定するようになっている。具体的に、判定順序が1番目の「普通電動役物不正入賞エラー」の発生を判定した際には、エラーコマンドとして「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を設定する。判定順序が2番目の「特別電動役物不正入賞エラー」の発生を判定した際には、エラーコマンドとして「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を設定し、判定順序が3番目の「振動検知センサエラー」の発生を判定した際には、エラーコマンドとして「振動検知センサエラー指定コマンド」を設定する。また、判定順序が4番目の「電波検知センサエラー」の発生を判定した際には、エラーコマンドとして「電波検知センサエラー指定コマンド」を設定し、判定順序が5番目の「磁気検知センサエラー」の発生を判定した際には、エラーコマンドとして「磁気検知センサエラー指定コマンド」を設定する。
ここで、前記メイン制御CPU60aが実行するエラー判定処理では、発生したエラーに対応するエラーコマンドを設定する際に、既に先に判定したエラーに対応したエラーコマンドが設定されている場合には、後から設定されるエラーコマンドを、先に設定したエラーコマンドに上書きして更新設定するようになっている。具体的に、2番目の「特別電動役物不正入賞エラー」の発生を判定して「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を設定する際に、1番目の「普通電動役物不正入賞エラー」に対応した「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」が既に設定されていた場合には、後から設定する該「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」を、先に設定した該「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」に上書きして更新設定する。また、3番目の「振動検知センサエラー」の発生を判定して「振動検知センサエラー指定コマンド」を設定する際に、1番目の「普通電動役物不正入賞エラー」に対応した「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」または2番目の「特別電動役物不正入賞エラー」に対応した「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」の何れかが既に設定されていた場合には、後から設定する該「振動検知センサエラー指定コマンド」を上書きして更新設定する。また、4番目の「電波検知センサエラー」の発生を判定して「電波検知センサエラー指定コマンド」を設定する際に、1番目の「普通電動役物不正入賞エラー」に対応した「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」、2番目の「特別電動役物不正入賞エラー」に対応した「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」または3番目の「振動検知センサエラー」に対応した「振動検知センサエラー指定コマンド」の何れかが既に設定されていた場合には、後から設定する「電波検知センサエラー指定コマンド」を上書きして更新設定する。更に、5番目の「磁気検知センサエラー」の発生を判定して「磁気検知センサエラー指定コマンド」を設定する際に、1番目の「普通電動役物不正入賞エラー」に対応した「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」、2番目の「特別電動役物不正入賞エラー」に対応した「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」、3番目の「振動検知センサエラー」に対応した「振動検知センサエラー指定コマンド」、または4番目の「電波検知センサエラー」に対応した「電波検知センサエラー指定コマンド」の何れかが既に設定されていた場合には、「磁気検知センサエラー指定コマンド」を上書きして更新設定する。
前記「磁気検知センサエラー」は、前述したように、前記磁気検知センサ202が所定時間(例えば、300ms)に亘り連続して検知したことを検知条件として、メイン制御CPU60aがエラーと判定する。このため、前記メイン制御基板60には、磁気検知センサ202の磁気を継続して検知する時間を計測する磁気検知タイマを備えている。この磁気検知タイマは、磁気検知センサ202が磁気の検知状態となることで作動を開始する。そして、図6に示すように、4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、磁気検知センサ202の磁気検知開始と同時に作動開始した前記磁気検知タイマが、300msを計時したか否かを判定する。ここで、磁気検知タイマが300msを計時していない場合は、磁気検知センサ202がエラー状態となった「磁気検知センサエラー」の発生と判定されず、該磁気検知タイマが300ms以上を計時している場合は、磁気検知センサ202がエラー状態となった「磁気検知センサエラー」の発生と判定されて、前記「磁気検知センサエラー指定コマンド」が設定される。
前記「磁気検知センサエラー」は、前述したように、前記電波検知センサ201が所定時間の間に所定回数(例えば、10回)の電波を検知したことを検知条件として、メイン制御CPU60aがエラーと判定する。このため、前記メイン制御基板60には、電波検知センサ201が電波を検知する回数を計測する電波検知回数カウンタを備えている。この電波検知回数カウンタは、電波検知センサ201が電波を検知する度にカウンタを「1」加算する。そして、図6に示すように、4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、電波検知センサ201が検知した電波のカウント数が10回をカウントしたか否かを判定する。ここで、電波検知回数カウンタが「10」をカウントしていない場合(「10」未満の場合)は、電波検知センサ201がエラー状態となった「電波検知エラー」の発生と判定されず、該電波検知回数タイマが「10」をカウントしている場合(「10」以上の場合)は、電波検知センサ201がエラー状態となった「電波検知センサエラー」の発生と判定されて、前記「電波検知センサエラー指定コマンド」が設定される。
前記「振動検知センサエラー」は、前述したように、前記振動検知センサ200が特定の条件下(実施例では、特別入賞部40の特別入賞ソレノイド42の作動中)において振動を所定時間(例えば、200ms)に亘り連続して検知したことを検知条件として、メイン制御CPU60aがエラーと判定する。このため、前記メイン制御基板60には、振動検知センサ200が振動を継続して検知する時間を計測する振動検知タイマを備えている。この振動検知タイマは、振動検知センサ200が振動の検知状態となることで作動を開始する。そして、図6に示すように、4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、振動検知センサ200の振動検知開始と同時に作動開始した前記振動検知タイマが200msを計時したか否かを判定して、該磁気検知タイマが200msを計時していない場合は、振動検知センサ200がエラー状態となった「振動検知センサエラー」の発生と判定されず、該振動検知タイマが200ms以上を計時している場合は、振動検知センサ200がエラー状態となった「振動検知センサエラー」の発生と判定されて、前記「振動検知センサエラー指定コマンド」が設定される。
前記「特別電動役物不正入賞エラー」は、前述したように、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検知センサ44がパチンコ球を所定回数(実施例では3回以上)検知したことを検知条件として、メイン制御CPU60aがエラーと判定する。従って、図6に示すように、4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で、特別入賞検知センサ44が検知状態となって前記検知条件が成立したか否かを判定して、該特別入賞検知センサ44が検知状態となっていない場合は、「特別電動役物不正入賞エラー」の発生と判定されず、該特別入賞検知センサ44が検知状態となっている場合は、「特別電動役物不正入賞エラー」の発生と判定されて、前記「特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド」が設定される。
前記「普通電動役物不正入賞エラー」は、前述したように、普図当り遊技が付与されている場合にのみ作動する始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態で、前記第2始動入賞検知センサ35がパチンコ球を所定回数(実施例では3回以上)検知したことを検知条件として、メイン制御CPU60aがエラーと判定する。従って、図6に示すように、4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、始動入賞ソレノイド32が作動中でない場合に、第2始動入賞検知センサ35が検知状態となって前記検知条件が成立したか否かを判定して、該第2始動入賞検知センサ35が検知状態となっていない場合は、「普通電動役物不正入賞エラー」の発生と判定されず、該第2始動入賞検知センサ35が検知状態となっている場合は、「特別電動役物不正入賞エラー」の発生と判定されて、前記「普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド」が設定される。
図6に示すように、前記第1種エラーの5種類のエラーを対象として4ms毎に実行される前記エラー判定処理では、エラー判定処理が開始されると、先ず、前記始動入賞ソレノイド32が作動中でない場合に前記第2始動入賞検知センサ35がパチンコ球を3回以上検知した検知条件が成立したか否かを判定して、普通電動役物不正入賞エラーの発生を判定する(ステップB10)。このステップB10において、普通電動役物不正入賞エラーが発生していないと判定した場合には、ステップB12へ移行する。一方、ステップB10において、普通電動役物不正入賞エラーの発生を判定した場合には、普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドを設定した後(ステップB11)、ステップB12へ移行する。
次に、前記演出制御基板65(演出制御CPU65a)が、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)から出力されたエラーコマンドの入力に基づいて実行するエラー処理について説明する。演出制御基板65(演出制御CPU65a)は、前記各エラー毎に異なるエラーコマンドの内容に基づいて、前記表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19等のエラー報知手段によりエラーが発生したことを報知する処理を行う。すなわち、演出制御CPU65aは、エラーを処理するエラー処理手段としての機能を備えている。ここで、エラー報知の実行に際しては、発生したエラーの種類に応じて報知優先順位が設定されている。これにより、例えばエラー報知を実行中のエラーよりも報知優先順位が上位のエラーが後から発生した場合には、当該エラー報知を中断して報知優先順位が上位のエラーのエラー報知態様に切り替わるようになっている。一方、エラー報知を実行中のエラーよりも報知優先順位が下位のエラーが後から発生した場合には、当該エラー報知を中断せずに継続して、後に発生した報知優先順位が下位のエラーのエラー報知を実行しないようになっている。そして、報知優先順位が異なる複数のエラーが重複して発生した場合は、報知優先順位が上位のエラーが発生したことを示すエラー報知が優先して実行されるようになっている。
前記メイン制御CPU60aが第2種エラーの「RAMクリア」が発生したと判定した場合は、該メイン制御CPU60aは、該「RAMクリア」が発生したことを特定するRAMクリア指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)へ出力する。これにより、演出制御基板65(演出制御CPU65a)は、表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73の夫々に、RAMクリア指定コマンドに基づいた制御コマンドを出力する。表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御してRAMクリア報知(エラー報知)を実行させる。具体的には、図4に示すように、パチンコ機10の前枠正面に設けられたランプ装置18を全点灯し、スピーカ19からは、「RAMクリア」を特定可能に予め設定されたRAMクリア音が出力される。このRAMクリア音は、電源を切断(OFF)にでもしない限り30秒間に亘り継続して出力される。その間、表示装置17の表示部17aには、特に「RAMクリア」を特定する画像等は表示されず、パチンコ機10に設定される初期画像(初期図柄)が表示される。そして、報知開始から所定時間(例えば30秒)が経過すると「RAMクリア」の報知は解除される。すなわち、RAMクリア報知の解除条件は、報知開始からの経過時間となっている。
前記メイン制御CPU60aが第2種エラーの「メイン基板エラー」が発生したと判定した場合は、該メイン制御CPU60aは、「メイン基板エラー」が発生したことを示すメイン基板エラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73の夫々に、メイン基板エラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御してメイン基板エラー報知(エラー報知)を実行させる。具体的には、図4および図7(a)に示すように、表示装置17によるメイン基板エラー表示は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面を同一色(例えば不透明な黄色)で表示した状態で、「メイン基板エラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、メイン基板エラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全てメイン基板エラー表示の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18によるメイン基板エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を赤色で点灯する。更に、スピーカ19によるメイン基板エラー報知は、「メイン基板に異常を検知しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19によるメイン基板エラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、メイン基板エラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
前記メイン制御CPU60aが実行する前記エラー判定処理において、第1種エラーである「磁気検知センサエラー」の発生の判定により磁気検知センサエラー指定コマンドが最終的に設定された場合は、該メイン制御CPU60aは、「磁気検知センサエラー」が発生したことを示す該磁気検知センサエラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73の夫々に、磁気検知センサエラー指定コマンドに基づいた制御コマンドを出力する。表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して磁気検知センサエラー報知(エラー報知)を実行させる。ここで、表示装置17による磁気検知センサエラー報知は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、図4および図7(b)に示すように、表示部17aの全面を同一色(例えば不透明な黄色)で表示した状態で、「磁気検知センサエラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、磁気検知センサエラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全て磁気検知センサエラー報知の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18による磁気検知センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を黄色で点灯する。更に、スピーカ19による磁気検知センサエラー報知は、「磁気検知センサが反応しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による磁気検知センサエラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、磁気検知センサエラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
前記メイン制御CPU60aが実行する前記エラー判定処理において、第1種エラーである「電波検知センサエラー」の発生の判定により電波検知センサエラー指定コマンドが最終的に設定された場合に、該メイン制御CPU60aは、「電波検知センサエラー」が発生したことを示す該電波検知センサエラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73の夫々に、電波検知センサエラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して電波検知センサエラー報知を実行させる。表示装置17による電波検知センサエラー報知は、表示部17aの全画面を用いて実行される。具体的には、図4および図7(c)に示すように、表示部17aの全面を同一色(例えば不透明な黄色)で表示した状態で、「電波検知センサエラー」の文字および「係員をお呼び下さい」の文字を表示する。すなわち、電波検知センサエラー報知では、エラー発生前までに表示装置17の表示部17aに表示されていた飾図(図柄)や背景等は全て電波検知センサエラー報知の表示によって隠れて遊技者から見えなくなる。また、ランプ装置18による電波検知センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を緑色で点灯する。更に、スピーカ19による電波検知センサエラー報知は、「異常を検知しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による電波検知センサエラー報知は、電源が切断(OFF)されるまで継続するよう構成される。すなわち、電波検知センサエラー報知の解除条件は、電源の切断(OFF)となっている。
前記メイン制御CPU60aが実行する前記エラー判定処理において、第1種エラーである「振動検知センサエラー」の発生の判定により振動検知センサエラー指定コマンドが最終的に設定された場合に、該メイン制御CPU60aは、「振動検知センサエラー」が発生したことを示す該振動検知センサエラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)、ランプ制御基板72、音制御基板73の夫々に、振動検知センサエラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御して振動検知センサエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による振動検知センサエラー報知は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、図4および図8(a)に示すように、表示部17aの全面に対して小さな振動エラー用表示領域204に、「振動検知センサエラー」の文字を表示する。この振動エラー用表示領域204は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が振動検知センサエラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。なお、表示装置17による振動検知センサエラー報知では、表示部17aにおいて進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「振動検知センサエラー」の文字画像が表示される。また、ランプ装置18による振動検知センサエラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を白色で点灯する。更に、スピーカ19による振動検知センサエラー報知は、「振動検知センサが反応しました」の音声を出力する。そして、表示装置17、ランプ装置18およびスピーカ19による振動検知センサエラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、振動検知センサエラー報知の解除条件は、報知開始(振動検知センサエラーの発生)からの経過時間となっている。
前記メイン制御CPU60aが実行する前記エラー判定処理において、第1種エラーである「特別電動役物不正入賞エラー」の発生の判定により特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドが最終的に設定された場合に、該メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す該特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、図4に示すように、ランプ制御基板72および音制御基板73に、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。ランプ制御基板72および音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいて、ランプ装置18、スピーカ19を制御して特別電動役物不正入賞エラー報知を実行させる。ランプ装置18による特別電動役物不正入賞エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を赤色で点灯する。更に、スピーカ19による特別電動役物不正入賞エラー報知は、エラー音(例えば、ブーブーという音)を連続で出力する。そして、ランプ装置18およびスピーカ19による特別電動役物不正入賞エラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、特別電動役物不正入賞エラー報知の解除条件は、報知開始(特別電動役物不正入賞エラーの発生)からの経過時間となっている。
前記メイン制御CPU60aが実行する前記エラー判定処理において、第1種エラーである「普通電動役物不正入賞エラー」の発生の判定により普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドが最終的に設定された場合は、該メイン制御CPU60aは、「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す該普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、図4に示すように、ランプ制御基板72に、普通電動役物不正入賞エラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。ランプ制御基板72は、入力された制御コマンドに基づいて、ランプ装置18を制御して普通電動役物不正入賞エラー報知を実行させる。ランプ装置18による普通電動役物不正入賞エラー報知は、前枠前面に設けたランプ装置18を緑色で点灯する。そして、ランプ装置18による普通電動役物不正入賞エラー報知は、報知開始から所定時間(例えば30秒)後に自動的に解除される。すなわち、普通電動役物不正入賞エラー報知の解除条件は、報知開始(普通電動役物不正入賞エラーの発生)からの経過時間となっている。
前記メイン制御CPU60aは、第3種エラーの「満杯エラー」が発生したと判定した場合に、「満杯エラー」が発生したことを示す満杯エラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)および音制御基板73に、満杯エラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。表示制御基板70および音制御基板73は、図4および図8(b)に示すように、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、スピーカ19を制御して満杯エラー報知を実行させる。表示装置17による満杯エラー表示は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面に対して小さな満杯エラー用表示領域205に、「球を抜いて下さい」の文字を表示する(図8(b)参照)。この満杯エラー用表示領域205は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が満杯エラー報知の表示によって隠れることがないよう構成される。また、満杯エラー用表示領域205は、前記振動エラー用表示領域204とも重ならない位置に設定されており、前記「振動検知センサエラー」および「満杯エラー」が重複して発生した場合に、実施例のパチンコ機10では両エラーのエラー表示を表示装置17の表示部17aに同時に表示し得るようになっている。なお、表示装置17による満杯エラー報知では、表示部17aにおいて進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「球を抜いて下さい」の文字画像が表示される。また、スピーカ19による満杯エラー報知は、「球を抜いて下さい」の音声を出力する。そして、表示装置17による満杯エラー表示は、満杯エラーが解消(解除)されること(すなわち満杯検知センサ203がOFF状態となること)を条件として解除される。
前記メイン制御CPU60aは、第3種エラーの「右打ちエラー」が発生したと判定した場合に、「右打ちエラー」が発生したことを示す右打ちエラー指定コマンドを、演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。これにより、演出制御基板65の演出制御CPU65aは、表示制御基板70(表示制御CPU70a)および音制御基板73に、右打ちエラー指定コマンドに基づく制御コマンドを出力する。表示制御基板70および音制御基板73は、図4および図8(c)に示すように、入力された制御コマンドに基づいて、表示装置17、スピーカ19を制御して右打ちエラー報知(エラー報知)を実行させる。表示装置17による右打ちエラー表示は、表示部17aの一部分を用いて実行される。具体的には、表示部17aの全面に対して小さな右打ちエラー用表示領域206に、図8(c)に示す如く、「左打ちに戻して下さい」の文字を表示する。この右打ちエラー用表示領域206は、表示部17aに設定されている前記有効停止位置27に重ならない位置に設定されており、有効停止位置27に確定停止表示された飾図が右打ちエラー表示の表示によって隠れることがないよう構成される。また、右打ちエラー用表示領域206は、前記振動エラー用表示領域204および満杯エラー用表示領域205とも重ならない位置に設定されており、前記「振動検知センサエラー」や「満杯エラー」と「右打ちエラー」とが重複して発生した場合に、実施例のパチンコ機10では各エラーのエラー表示を表示装置17の表示部17aに同時に表示し得るようになっている。なお、表示装置17による右打ちエラー表示では、表示部17aにおいて進行中の遊技に係る有効停止位置27以外の領域に表示されている演出画像を背景にして、その前面に「左打ちに戻して下さい」の文字画像が表示される。また、スピーカ19による右打ちエラー報知は、「左打ちに戻して下さい」の音声を出力する。そして、表示装置17およびスピーカ19による右打ちエラー報知は、報知開始から所定時間(例えば10秒)後に自動的に解除される。すなわち、右打ちエラー報知の解除条件は、報知開始(右打ちエラーの発生)からの経過時間となっている。
実施例のパチンコ機10では、前記各種エラーの発生を判定したメイン制御CPU60aが、エラーコマンド(エラー情報)を前記演出制御基板60(演出制御CPU65a)に出力する際に、同時にエラー発生を示すセキュリティ信号(異常報知信号)を、前記外部端子板92に設けられた出力端子を介してホールコンピュータ(外部機器)HCに出力可能となっている。すなわち、メイン制御CPU60aは、セキュリティ信号をホールコンピュータHCに出力するセキュリティ信号出力手段としての機能を備えている。ここで、前記9種類の各エラーについては、セキュリティ信号をホールコンピュータHCに出力するエラー(以降「特別エラー」と云う)と、セキュリティ信号をホールコンピュータHCに出力しないエラー(以降「通常エラー」と云う)とに区分されている。実施例では、前記5種類の第1種エラー(「磁気検知センサエラー」、「電波検知センサエラー」、「振動検知センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「普通電動役物不正入賞エラー」)および前記2種類の第2種エラー(「RAMクリア」、「メイン基板エラー」)が前記特別エラーとして設定され、前記2種類の第3種エラー(「満杯エラー」、「右打ちエラー」)が前記通常エラーとして設定されている。すなわち、前記報知優先順位1、2に設定されている第2種エラーの「RAMクリア」および「メイン基板エラー」と、前記報知優先順位2〜5に設定されている第1種エラーの「磁気検知センサエラー」、「電波検知センサエラー」、「振動検知センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」および「普通電動役物不正入賞エラー」との内の何れかの発生を判定した場合には、メイン制御CPU60aは、演出制御基板65へエラーコマンドを出力する際に、セキュリティ信号をホールコンピュータHCへ出力する。一方、前記報知優先順位6〜7に設定されている前記第3種エラーの「満杯エラー」および「右打ちエラー」の何れかの発生を判定した場合には、メイン制御CPU60aは、演出制御基板65へエラーコマンドを出力する際に、セキュリティ信号をホールコンピュータHCへ出力しない。但し、前記9種類の各種エラーについて、前記セキュリティ信号をホールコンピュータHCに出力するようにしてもよい。
実施例では、前記メイン制御CPU60aから前記ホールコンピュータHCへ出力されるセキュリティ信号は、1種類だけが設定されている。すなわち、メイン制御CPU60aが実行するエラー判定処理において、前記第1種エラーである5種類のエラー(「磁気検知センサエラー」、「電波検知センサエラー」、「振動検知センサエラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」および「普通電動役物不正入賞エラー」)の何れかのエラーの発生をメイン制御CPU60aが判定した際と、前記第2種エラーである2種類のエラー(「RAMクリア」、「メイン基板エラー」)の内の何れかのエラーが発生した場合には、1種類の同じセキュリティ信号がホールコンピュータHCに出力にされる。これにより、実施例のパチンコ機10において、前記7種類の特別エラーの何れかが発生した場合に、該7種類のエラーの何れかが発生したことがホールコンピュータHCで認識可能である。また、メイン制御基板60のメイン制御ROM60bは、1種類のセキュリティ信号に基づくデータだけが記憶されているので、セキュリティ信号に関連する記憶領域を占める割合が少なくなっている。
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記第1種エラーに設定された5種類のエラーを対象として4ms毎に実行される前記エラー判定処理においては、エラーが発生したか否かを判定する判定順序(判定優先順位)が設定されており、実施例では、「普通電動役物不正入賞エラー」、「特別電動役物不正入賞エラー」、「振動検知センサエラー」、「電波検知センサエラー」、「磁気検知センサエラー」の順序で、メイン制御基板60のメイン制御CPU60aがエラーが発生したか否かの判定を行う。図6に示すように、メイン制御CPU60aは、先ず、普通電動役物不正入賞エラーが発生したか否かを判定し、普通電動役物不正入賞エラーの発生を判定した場合には、普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラーコマンド)を設定する。次に、特別電動役物不正入賞エラーが発生したか否かを判定し、特別電動役物不正入賞エラーの発生を判定した場合には、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラーコマンド)を設定する。次に、振動検知センサエラーが発生したか否かを判定し、振動検知センサエラーの発生を判定した場合には、振動検知センサエラー指定コマンド(エラーコマンド)を設定する。次に、電波検知センサエラーが発生したか否かを判定し、電波検知センサエラーの発生を判定した場合には、電波検知センサエラー指定コマンド(エラーコマンド)を設定する。最後に、磁気検知センサエラーが発生したか否かを判定し、磁気検知センサエラーの発生を判定した場合には、磁気検知センサエラー指定コマンド(エラーコマンド)を設定する。
前記メイン制御基板60のメイン制御CPU60aは、前記第2種エラーのRAMクリアエラーまたはメイン基板エラーを該メイン制御CPU60aが判定した場合には、該エラーを判定したタイミングでRAMクリアエラー指定コマンドまたはメイン基板エラー指定コマンドを設定する。そして、図10に示すように、メイン制御CPU60aは、演出制御基板65の演出制御CPU65aへ当該RAMクリアエラー指定コマンドまたはメイン基板エラー指定コマンドを出力する処理を行う。またメイン制御CPU60aは、RAMクリアエラー指定コマンドまたはメイン基板エラー指定コマンドの出力処理に際して、セキュリティ信号を前記ホールコンピュータHCへ出力する処理も行う。一方、メイン制御CPU60aは、満杯検知センサ203が検知状態となった際またはゲートセンサ49が所定の検知条件を満たした場合に、前記第3種エラーの満杯エラーまたは右打ちエラーの発生を判定して、該エラーを検知したタイミングで満杯エラー指定コマンドまたは右打ちエラー指定コマンドを設定する。そして、図10に示すように、メイン制御CPU60aは、演出制御基板65の演出制御CPU65aへ当該満杯エラー指定コマンドまたは右打ちエラー指定コマンドを出力する。
前記演出制御基板65の演出制御CPU65aは、前記メイン制御基板60のメイン制御CPU60aからのエラーコマンド(普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド、振動検知センサエラー指定コマンド、電波検知センサエラー指定コマンド、磁気検知センサエラー指定コマンド、RAMクリアエラー指定コマンド、メイン基板エラー指定コマンド)が入力されると、該エラーコマンドに基づいて、表示制御基板70、ランプ制御基板72および音制御基板73へ、所定の制御コマンドを選択的に出力する。そして、表示制御基板70は、入力された制御コマンドに基づいて表示装置17による所定のエラー報知を実行し、ランプ制御基板72は、入力された制御コマンドに基づいてランプ装置18による所定のエラー報知を実行し、音制御基板73は、入力された制御コマンドに基づいてスピーカ19による所定のエラー報知を実行する。
次に、別実施例に係るパチンコ機について説明する。別実施例のパチンコ機は、前記実施例のパチンコ機10と、エラー判定手段から外部機器へ出力されるセキュリティ信号の設定数が異なるのみで、その他の構成は同じである。従って、別実施例のパチンコ機については、実施例と異なる部分についてのみ説明し、実施例に既出の同じまたは同種の構成部材には同じ符号を付して詳細説明は省略する。
なお、本発明に係る遊技機の構成としては、前述した各実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能で、例えば以下のものを採用可能である。
(1) エラー判定手段が実行するエラー判定処理における対象エラー数は、実施例で例示した5種類に限るものではなく、4種類以下または6種類以上であってもよい。
(2) エラー判定手段が実行するエラー判定処理における複数のエラーに対する判定順序(判定優先順位)は、個々のエラーの深刻度を基準として決めることに限るものではない。例えば、実施例で例示したエラー報知の報知優先順位を基準として設定してもよい。すなわち、エラー報知の報知優先順位が最下位のエラーからエラーの発生を判定を開始して、以降は報知優先順位が次に下位のものから順次上位となる順でエラーの発生を判定して、最後に報知優先順位が最上位のエラーの発生を判定するようにしてもよい。この場合には、複数のエラーが重複して発生した場合に、報知優先順位が上位のエラーに対応したエラーコマンドが最終的に設定されるので、報知優先順位が上位のエラー報知を適切に実行することができる。
(3) 各実施例では、エラー報知手段(報知手段)として図柄変動演出が実行される表示装置を挙げたが、表示装置とは別に設けたサブ表示装置にエラー表示(エラー報知)を表示させる構成を採用し得る。すなわち、表示装置で図柄変動演出を表示すると共に、サブ表示装置でエラー表示を表示するようにすれば、図柄変動演出中に発生したエラーに対応するエラー表示によって図柄変動演出の視認性が低下するのを防止し得るもとで、エラーの発生を確実に報知することができる。
(4) 別実施例では、セキュリティ信号の設定数を、エラーの種類と同数とした場合を例示したが、セキュリティ信号の設定数は、エラーの種類より少ない複数種類に設定してもよい。
(5) セキュリティ信号を出力する外部機器は、ホールコンピュータに限らず、遊技店のホール係員が携帯する無線端末等であってもよい。
(6) セキュリティ信号は、メイン制御基板から外部へ出力する際の出力時間の長さを、エラーの種類毎に異なるように設定してもよい。これにより、前記第1種の5種類のエラー毎に、セキュリティ信号の出力時間を異ならせることで、セキュリティ信号が1種類のみであっても、該セキュリティ信号の出力時間を計測することにより、何れのエラーが発生したのかを判別することができる。また、第1種エラーと第2種エラーとで、セキュリティ信号の出力時間の設定を異ならせることで、セキュリティ信号が1種類のみであっても、該セキュリティ信号の出力時間を計測することにより、第1種エラーが発生したのか第2種エラーが発生したのかを判別することができる。
(7) 複数のエラーが略同時に発生することで複数のセキュリティ信号をホールコンピュータHCへ出力する処理においては、先に出力したセキュリティ信号の出力状態に関係なく、予め設定した所定時間が経過した後に、後のセキュリティ信号を出力するようにしてもよい。これにより、先のセキュリティ信号の出力中であっても、所定時間をあけて後のセキュリティ信号が出力されるため、先のセキュリティ信号と後のセキュリティ信号とを区別することが可能である。
(8) 各実施例では、各エラーに対応するエラー報知を、表示装置、ランプ装置、スピーカの複数のエラー報知手段のうちの複数を用いて実行するよう構成したが、エラーの種類に応じてエラー報知手段の組み合わせを変えたり、または何れか一つのエラー報知手段でのみエラー報知を実行するようにしてもよい。
(10) 実施例においてメイン制御基板が備える機能の全部または一部を払出制御基板が備えるようにしてもよく、反対に払出制御基板が備える機能の全部または一部をメイン制御基板が備えるようにしてもよい。そして、実施例では、メイン制御基板と払出制御基板とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。
(11) また、各実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、各実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(12) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
(付記1)
前記セキュリティ信号出力手段(60a)から前記外部機器(HC)へ出力される前記セキュリティ信号は複数種類が設定されており、
前記エラー判定手段(60a)から出力される前記エラーコマンドの種類に対応した前記複数種類のセキュリティ信号が前記外部機器(HC)へ出力される。
付記1に係る発明によれば、エラー判定手段において最後に設定されたエラーコマンドの種類に対応したセキュリティ信号が外部機器へ出力されるので、該外部機器に対して、当該遊技機でエラーが発生したことを報知し得ると共に該エラーの種類も報知し得る。
(付記2)
前記外部機器(HC)はホールコンピュータである。
付記2に係る発明によれば、エラー判定手段から出力されたセキュリティ信号がホールコンピュータへ入力されるので、当該遊技機でエラーが発生したことを該ホールコンピュータで適切に認識し得る。
35 第2始動入賞検知センサ(検知手段、遊技媒体検知手段)
40 特別入賞部(特別電動入賞手段)
44 特別入賞検知センサ(検知手段、遊技媒体検知手段)
49 ゲートセンサ(別の検知手段)
60a メイン制御CPU(エラー判定手段、別の検知手段、セキュリティ信号出力手段)
65a 演出制御CPU(エラー処理手段)
200 振動検知センサ(検知手段、振動検知手段)
201 電波検知センサ(検知手段、電波検知手段)
202 磁気検知センサ(検知手段、磁気検知手段)
203 満杯検知センサ(別の検知手段)
Claims (5)
- 遊技媒体を使用して遊技が行われる遊技機において、
前記遊技機に設けられ、各種の検知対象を検知して検知状態になる複数の検知手段と、
前記複数の検知手段の内で、特定の検知手段が前記検知対象を予め定めた検知条件で検知して、エラー状態であるか否かを判定するエラー判定処理を定められた時間毎に実行するエラー判定手段とを備え、
前記エラー判定手段は、
前記エラー判定処理として、前記複数の検知手段に対してエラー状態を個別に判定して、エラー状態を検知した検知手段がある場合は、当該エラー状態に対応したエラーコマンドを設定し、また先に設定されたエラーコマンドが既にあるときは、後から設定されたエラーコマンドを先のエラーコマンドに上書きして更新し、
前記各エラー判定処理の終期にエラーコマンドが設定されていない場合は、当該エラー判定処理を終了する一方、前記各エラー判定処理の終期にエラーコマンドが設定されている場合は、最後に設定されているエラーコマンドをエラー処理手段へ出力して、当該エラー判定処理を終了するようになっており、
設定された前記エラーコマンドに対応するセキュリティ信号を外部機器へ出力するセキュリティ信号出力手段を備え、
前記セキュリティ信号出力手段は、前記エラー判定手段から前記エラー処理手段へのエラーコマンドの出力に際して、前記セキュリティ信号を外部機器へ出力するようにした
ことを特徴とする遊技機。 - 前記セキュリティ信号出力手段から前記外部機器へ出力される前記セキュリティ信号は1種類だけが設定されており、
前記エラー判定手段から出力される前記エラーコマンドの種類に関係なく、前記1種類のセキュリティ信号が前記外部機器へ出力される請求項1記載の遊技機。 - 前記エラー処理手段は、前記エラー判定手段から入力されたエラーコマンドの種類に対応したエラー報知態様に基づいてエラー報知を実行するようにした請求項1または2記載の遊技機。
- 前記複数の検知手段から独立した別の検知手段が前記遊技機に設けられ、
前記別の検知手段がエラー状態の場合に前記エラー判定手段が設定したエラーコマンドは前記エラー処理手段に入力されて、該エラー処理手段で別個にエラー処理が可能になっている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記検知手段は、特別電動入賞手段または普通電動入賞手段に入賞した前記遊技媒体を検知可能な遊技媒体検知手段、機体の振動を検知可能な振動検知手段、電波を検知可能な電波検知手段、および磁気を検知可能な磁気検知手段から選択される請求項1〜4に何れか一項に記載の遊技機。
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