JP6621857B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)と、該入賞口(40a)を駆動手段(42)の作動により開放する開閉手段(40b)と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段(60a)とを備え、該当り判定手段(60a)が当りと判定した場合に、表示手段(17)で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段(42)の作動に伴って前記入賞口(40a)を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段(42)が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口(40a)に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段(44)と、
前記特別検出手段(44)からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段(60a)と、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した回数が、2回以上の規定回数に達した場合に特別エラー情報を出力するエラー情報出力手段(60a)と、
前記エラー情報出力手段(60a)からの特別エラー情報に基づいて、前記表示手段(17)でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段(65a)と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段(201,202,203)とを備え、
前記エラー検出手段(201,202,203)が検出するエラーとして、前記エラー情報出力手段(60a)から特別エラー情報が出力される特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段(60a)は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段(201,202)で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段(203)で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から出力された特別エラー情報に基づく前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段(17)の表示部(17a)に表示すると共に、該エラー情報出力手段(60a)から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から特別エラー情報および低優先度エラー情報が重複して出力された場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から前記表示部(17a)に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成されたことを要旨とする。
また、表示部に同時に表示できないエラーが重複して発生した場合に、優先順位の高いエラーを報知できる。
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)と、該入賞口(40a)を駆動手段(42)の作動により開放する開閉手段(40b)と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段(60a)とを備え、該当り判定手段(60a)が当りと判定した場合に、表示手段(17)で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段(42)の作動に伴って前記入賞口(40a)を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段(42)が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口(40a)に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段(44)と、
前記特別検出手段(44)からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段(60a)と、
前記有効状態判定手段(60a)が前記インターバル時間中の入力であると判定した場合にエラー情報出力手段(60a)から出力される特別エラー情報入力回数が、2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段(65a)と、
前記回数判定手段(65a)が規定回数に達したと判定した場合に、前記表示手段(17)でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段(65a)と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段(201,202,203)とを備え、
前記エラー検出手段(201,202,203)が検出するエラーとして、前記サブ制御手段(65a)がエラー処理を実行する特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段(60a)は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段(201,202)で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段(203)で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段(17)の表示部(17a)に表示すると共に、前記エラー情報出力手段(60a)から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記サブ制御手段(65a)のエラー処理と前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段(60a)からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部(17a)に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段(17)は、前記エラー情報出力手段(60a)から前記表示部(17a)に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部(17a)に表示するよう構成され、
前記インターバル時間中の前記特別エラー情報入力回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成されたことを要旨とする。
また、表示部に同時に表示できないエラーが重複して発生した場合に、優先順位の高いエラーを報知できる。
遊技球が入賞可能な入賞口(40a)を開閉する開閉手段(40b)を前記有効状態で開放する入賞部(40)を備え、前記入賞口(40a)への遊技球の入賞を前記特別検出手段(44)で検出するよう構成されたことを要旨とする。
この構成によれば、入賞部に対する不正行為によるエラー発生を適切に判断できる。
実施例1に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、複数種類の図柄を変動表示可能な表示手段としての表示装置(演出手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例1では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例1では、前記表示装置17としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。また、実施例1では、後述する各種のエラーが発生した際に、該エラーが発生したことを示すエラー報知を実行する報知手段として表示装置17が機能するよう構成される。
実施例1の前記遊技盤20は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材から所定板厚の略矩形状に形成された平板状の透明板(遊技領域形成部材)であって、該遊技盤20の裏側に前記表示装置17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール21によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域75が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域75内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、該遊技盤20との間に収容空間を画成する設置部材(図示せず)が配設されており、収容空間には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出手段が設置されている。なお、前記表示装置17は、設置部材の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材に設けた開口部(可視部)および枠状装飾体25(後述)の開口部25aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。なお、遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材等の非光透過性の板部材の表面に装飾シール等を貼付したものであってもよい。
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体25は、図2に示す如く、前記遊技盤20に開設された前記装着口の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部(図示せず)と、該枠状基部に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域75と表示装置17の表示部17aを区切って該遊技領域75の内周を画成する庇状部25bと、該庇状部25bの後縁から外方に延出する薄板状の台板部25cとを備える。そして、前記枠状基部を装着口に挿入すると共に台板部25cを遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部25cをネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体25が遊技盤20に取り付けられる。ここで、前記庇状部25bは、図2に示す如く、前記枠状装飾体25(枠状基部)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するように設けられており、開口部25a側、すなわち表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
図2に示すように、前記遊技盤20には、遊技領域75を流下するパチンコ球が入球可能な複数の入球部(具体的には、後述する第1始動入賞部30、第2始動入賞部31、ゲート部48、特別入賞部40、普通入賞部45)が設けられており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、実施例1のパチンコ機10では、前記入球部としての第1始動入賞部30が前記第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられると共に、前記入球部としての第2始動入賞部31、特別入賞部40およびゲート部48が、前記第2球流下経路75bを流下するパチンコ球が入球可能な位置に設けられている。なお、実施例1の遊技盤20には、前記第1球流下経路75aに位置するよう入球部としての普通入賞部45が配置されており、第1球流下経路75aを流下させたパチンコ球が普通入賞部45に入賞し得るようになっている。
前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記枠状装飾体25の下方位置に、遊技領域75に臨んで該遊技領域75(第1球流下経路75aおよび第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞部30が配設されると共に、該第1始動入賞部30の右側方において遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで特別入賞部40が配設されている。また、枠状装飾体25の右側方に、遊技領域75(第2球流下経路75b)に臨んで該遊技領域75(第2球流下経路75b)を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部48が配設されている。更に、ゲート部48の下側に、第2始動入賞部31が配設されている。第1および第2始動入賞部30,31は、遊技領域75を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口30a,31aが設けられる。ここで、第1始動入賞部30は、第1始動入賞口30aが遊技領域75に常時開放する常時開放型の入賞部とされ、第2始動入賞部31は、所定の開放条件および閉鎖条件に従って第2始動入賞口31aが始動用開閉部材(開閉手段)31bにより開閉される開閉型の入賞部とされている。なお、第2始動入賞部31は、始動用開閉部材31bを開閉作動する始動入賞ソレノイド32(図3参照)を備え、該始動入賞ソレノイド32がパチンコ機10の裏側に配置されたメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御されるよう構成される。
前記特別入賞部(入賞部)40は、遊技領域75(第2球流下経路75b)に開口する特別入賞口(入賞口)40aを開閉自在に閉成する特別用開閉部材(開閉手段)40bを備えており、駆動手段としての特別入賞ソレノイド42(図3参照)の駆動に伴って特別用開閉部材40bが閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。また、前記特別入賞部40には、前記特別入賞口40aに入賞したパチンコ球を検出する特別検出手段(検出手段)としての特別入賞検出センサ44(図3参照)が設けられている。特別入賞検出センサ44は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出(すなわち特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞による検出条件の成立)すると、検出信号をメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に出力し、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、特別入賞検出センサ44からの検出信号の入力を賞球の払出条件として前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。ここで、前記特別入賞ソレノイド42は、前記第1および第2始動入賞口30a,31aへのパチンコ球の入賞を契機として特別入賞口40aを開閉する大当り遊技が付与される場合(特定条件判定手段での判定結果が肯定の場合)に、前記表示装置17による図柄変動演出の終了後にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)によって駆動制御される。実施例1のパチンコ機10では、特別用開閉部材40bの開閉態様が異なる複数種類の大当り遊技が設定されており、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、大当り遊技の種類に応じた開閉条件に従って特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成される。実施例1のパチンコ機10では、特別入賞ソレノイド42が駆動制御されて特別入賞口40aが開放した状態(特別入賞ソレノイド42の作動中)が有効状態として設定されている。
前記ゲート部48には、該ゲート部48をパチンコ球が通過したことを検出する検出手段としてのゲートセンサ49(図3参照)が配設される。ゲートセンサ49は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており、該ゲートセンサ49からメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)への検出信号の入力、すなわちゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過による検出条件の成立)に伴って各種通過検出情報(乱数等の遊技情報)が取得され、この取得した遊技情報に基づいて普図当り判定(普図当り抽選)が行われるよう構成されている。そして、この普図当り抽選の結果、第2始動入賞口31aを開閉する普図当り遊技が付与される場合に、前記始動入賞ソレノイド32が駆動制御されて始動用開閉部材31bが開閉動作するようになっている。
図2に示すように、前記普通入賞部45は、前記遊技領域75の左下部位置(第1球流下経路75a)において、パチンコ球が入賞可能な普通入賞口45aが上方に常時開口するよう前記遊技盤20に設けられており、第1球流下経路75aを流下するパチンコ球が一定の確率で普通入賞口45aに入賞し得るようになっている。普通入賞部45は、普通入賞口45aに入賞したパチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサ47(図3参照)が設けられている。前記普通入賞検出センサ47は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されている。そして、普通入賞検出センサ47からの検出信号がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)が賞球の払い出しを決定し、前記払出制御基板90に制御信号を出力して前記球払出装置91に予め設定された数の賞球を払い出させるようになっている。
実施例1のパチンコ機10は、遊技盤20の振動を検出可能な振動検出センサ(振動検出手段)200を備えている(図3参照)。この振動検出センサ200は、例えば所定の周波数の衝撃を検出すると2つの状態系のバランスが変化するマルチバイブレータ回路を備えており、遊技者が当該パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いた場合に、これによる振動を検出してメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)へ検出信号を出力するようになっている。これにより、パチンコ機10の前枠13や上球受け皿14等を故意に叩いて遊技盤20に衝撃を与えることで、各種入賞口30a,31a,40a,45aに入賞したパチンコ球が対応する検出センサ34,35,44,47で検出される際にチャタリング等を発生させて複数個のパチンコ球が入賞した(検出した)ものとする不正行為等を認識することが可能となっている。また、振動検出センサ200からの検出信号(振動検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は振動検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例1のパチンコ機10は、電波出力機器から出力された電波を検出可能な電波検出センサ(電波検出手段)201を備えている(図3参照)。この電波検出センサ201は、前記始動入賞検出センサ34,35が、遊技盤20の前側において電波出力機器から出力された電波を検出可能な場合に該電波を検出可能な姿勢、位置に配設されており、電波を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号を出力する。従って、電波出力機器を使用した始動入賞検出センサ34,35に対する不正行為を、電波検出センサ201により認識することが可能となっている。また、電波検出センサ201からの検出信号(電波検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は電波検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例1のパチンコ機10は、磁気発生機器から出力された磁気を検出可能な磁気検出センサ(磁気検出手段)202を備えている。この磁気検出センサ202は、遊技盤20の前側において磁気発生機器から発生した磁気を、前述した各入賞検出センサ34,35,44,47が検出可能な場合に該磁気を検出可能な姿勢、位置に配設されており、磁気を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号を出力する。従って、磁気発生機器を使用した各入賞検出センサ34,35,44,47に対する不正行為を、磁気検出センサ202により認識することが可能となっている。また、磁気検出センサ202からの検出信号(電波検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は磁気検出状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。
実施例1のパチンコ機10は、前記上下の球受け皿14,15に貯留されたパチンコ球が所定量に達したか否か(満杯)を検出する満杯検出センサ(満杯検出手段)203を備えている。この満杯検出センサ203は、球払出装置91から払い出されたパチンコ球を上下の球受け皿14,15に案内する球通路に設けられており、上下の球受け皿14,15がパチンコ球で満杯となって球通路までパチンコ球が貯留されることで満杯検出センサ203が満杯状態を検出するよう構成される。満杯検出センサ203は、前記メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に配線接続されており(図3参照)、該満杯検出センサ203が満杯状態を検出した際にメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に対して検出信号(満杯検出信号)を出力する。そして、満杯検出センサ203からの検出信号(満杯検出信号)がメイン制御基板60(メイン制御CPU60a)に入力されると、該メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は満杯状態を示す後述するエラー情報を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力し得るよう構成されている。なお、実施例1では、満杯検出センサ203として機械式のスイッチが用いられており、該スイッチがON状態となったときに検出信号を出力して満杯状態を検出し、該スイッチがOFF状態となることで満杯状態を検出しなくなるよう構成されている。実施例1では、上下の球受け皿14,15および球通路が、パチンコ球が貯留される貯留部となる。
前記パチンコ機10には、前記第1始動入賞口30aおよび第2始動入賞口31aへの入賞を契機として行われる特図当り抽選(大当り判定)の結果を示す報知用の特別図柄(以下、特図という)を特定可能に表示する特図表示部(表示手段)50A,50Bが設けられている(図3参照)。特図表示部50A,50Bは、前記第1始動入賞口30aへの入賞(第1始動入賞検出センサ34による検出)を契機として変動表示を開始する第1特図表示部50Aと、第2始動入賞口31aへの入賞(第2始動入賞検出センサ35による検出)を契機として変動表示を開始する第2特図表示部50Bとからなる。そして、前記第1始動入賞口30aへのパチンコ球の入賞を契機として、第1特図表示部50Aの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。また、第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞を契機として、第2特図表示部50Bの表示部に表示される特図が変動表示(以下特図変動表示という場合がある)が行われ、最終的に表示部に複数種類の特図の内の1つを確定的に表示するようになっている。
前記パチンコ機10には、前記ゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として行われる普図当り抽選(普図当り判定)の結果を示す報知用の普通図柄(以下、普図という)を特定可能に表示する普図表示部55が設けられている(図3参照)。普図表示部55では、ゲートセンサ49のパチンコ球の検出(ゲート部48のパチンコ球の通過)を契機として、複数種類の普図を変動させて1つの普図を導出する普図変動表示が行われるようになっている。そして、普図表示部55の最終的な表示結果から普図当りまたははずれを認識できるようになっている。
前記表示装置17には、図2に示すように、演出用の図柄である飾図を変動表示可能な図柄列26a,26b,26cが複数列設定されており、前記第1始動入賞口30aまたは第2始動入賞口31aへの入賞(始動条件の成立)を契機として、各図柄列26a,26b,26cの飾図が変動開始されるようになっている。実施例1の表示装置17には、図柄変動演出の結果として1つの飾図を停止表示可能な複数の有効停止位置(図柄が確定停止表示される位置)27が夫々設定されており、図柄変動演出により、各図柄列26a,26b,26cの有効停止位置27を組み合わせた停止図柄有効ラインに確定停止表示される飾図の図柄組み合わせを導出するようになっている。すなわち、表示装置17では、始動条件の成立を契機として飾図(図柄)を変動表示した後に、所定の飾図(図柄)を有効停止位置27に確定停止するよう構成される。なお、実施例1の表示装置17には、3列の図柄列26a,26b,26cが左右横並び状に設定されると共に、各図柄列26a,26b,26c毎に飾図の有効停止位置27が1箇所ずつ定められており、3列の飾図からなる図柄変動演出が行われるようになっている。すなわち、実施例1の表示装置17には、1つの停止図柄有効ラインが設定されている。
次に、実施例1のパチンコ機10で付与される大当り遊技について説明する。大当り遊技は、特図変動表示の結果として第1特図表示部50Aまたは第2特図表示部50Bに大当り図柄が確定停止表示された後に開始されるよう設定されており、当選した大当り遊技(大当り図柄)の種類に応じて特別入賞装置40の特別用開閉部材40bが特別入賞ソレノイド42によって開閉動作される。大当り遊技では、特別入賞装置40の特別用開閉部材40bを開放するラウンド遊技を規定ラウンド数(例えば6回、10回等)だけ実行することで、大当り遊技が終了するようになっている。1回のラウンド遊技は、特別入賞口40aに規定個数(例えば9個)のパチンコ球が入賞するか、あるいは各ラウンド遊技の開始から規定時間(ラウンド時間)が経過することで終了する。なお、大当り遊技における各ラウンド遊技の間は、所定時間(ラウンド時間より短かい時間)だけ特別用開閉部材40bが閉鎖状態で保持されるラウンド間インターバル時間が設定されている。また、メイン制御CPU60aは、大当り遊技が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される大当りフラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている大当りフラグが「1」となっている場合に、大当り遊技中であることを認識し得るようになっている。なお、大当り遊技が終了すると、メイン制御CPU60aは、大当りフラグを「0」に設定する。
実施例1のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第1特典遊技状態を付与する機能を備えている。第1特典遊技状態としては、前記特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第1特典遊技状態が付与されていない状態に較べて増加する状態である。具体的には、第1特典遊技状態では、特図当り確率を低確率から高確率に変動することにより特別入賞口40aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。以下の説明では、第1特典遊技状態を、便宜的に「確変状態」というものとする。確変機能は、確定停止表示された大当り図柄(特図1または特図2)の種類が予め定めた確変図柄(特定図柄)であることを条件として、大当り遊技の終了後に大当りの抽選確率(大当り確率)を低確率から高確率に変動させる確変状態を付与する機能である。また、メイン制御CPU60aは、確変状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される確変フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている確変フラグが「1」となっている場合に、確変状態中であることを認識し得るようになっている。なお、確変状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、確変フラグを「0」に設定する。
また、実施例1のパチンコ機10は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態として第2特典遊技状態(第2の遊技状態)を付与する機能を備えている。第2特典遊技状態としては、前記第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機が、当該第2特典遊技状態が付与されていない状態(第1の遊技状態)と較べて増加する入賞率向上状態である。具体的には、第2特典遊技状態では、(1)普図変動表示の変動時間の短縮、(2)普図当り確率を低確率から高確率に変動、(3)普図当り1回についての第2始動入賞口31aを開放する始動用開閉部材31bの開放時間を増やすこと、により第2始動入賞口31aへのパチンコ球の入賞契機を増加することができる。なお、第2特典遊技状態では、上記(1)〜(3)を単独または複数を組み合わせることができる。実施例1では、第2特典遊技状態を変短状態と指称する。また、メイン制御CPU60aは、変短状態が付与されている間は、メイン制御RAM60cに記憶される変短フラグに「1」を設定し、メイン制御CPU60aは、メイン制御RAM60cに記憶されている変短フラグが「1」となっている場合に、変短状態中であることを認識し得るようになっている。なお、変短状態の終了条件が成立すると、メイン制御CPU60aは、変短フラグを「0」に設定する。
次に、パチンコ機10の制御構成について説明する。実施例1のパチンコ機10には、図3に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御する制御手段としてのメイン制御基板(メイン制御手段)60と、該メイン制御基板60からの制御信号に基づいて各制御対象を制御する制御手段としてのサブ制御基板(サブ制御手段)65,70とが設けられている。すなわち、メイン制御基板60では、パチンコ機10に備えられた各種検出センサ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御基板65,70に出力されるようになっている。
前記メイン制御基板60は、図3に示に如く、制御処理を実行するメイン制御CPU60a、該メイン制御CPU60aが実行する制御プログラムを記憶するメイン制御ROM60b、当該メイン制御CPU60aの処理に必要なデータの書込み・読出しが可能なメイン制御RAM60c等が備えられている。そして、前記第1始動入賞検出センサ34、第2始動入賞検出センサ35、特別入賞検出センサ44、普通入賞検出センサ47、ゲートセンサ49、振動検出センサ200、電波検出センサ201、磁気検出センサ202、満杯検出センサ203等の各種センサが前記メイン制御CPU60aに接続されている。また、メイン制御CPU60aには、前記第2始動入賞口31aを開閉する始動用開閉部材31bに連繋する始動入賞ソレノイド32および特別入賞口40aを開閉する特別用開閉部材40bに連繋する特別入賞ソレノイド42が接続されており、該メイン制御CPU60aでの制御処理結果に基づいて各ソレノイド32,42を駆動させることで、対応する開閉部材31b,40bが開閉するようになっている。そして、メイン制御CPU60aは、大当り遊技の種類に応じた開閉態様で特別開閉部材40bが開閉するよう前記特別入賞ソレノイド42を駆動制御するよう構成されると共に、前記普図当り抽選に当選した場合には予め定められた開閉態様で始動用開閉部材31bが開閉するよう前記始動入賞ソレノイド32を駆動制御するよう構成される。
前記メイン制御ROM60bには、複数種類の特図変動パターンが記憶されている。前記特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから確定停止表示されるまでの間に実行される演出内容(図柄変動演出の表示内容、発光演出態様、音声演出態様)の基本的なベースとなる内容を特定するものである。また、特図変動パターンは、第1特図変動表示または第2特図変動表示が開始してから特図1または特図2が確定停止表示されるまでの変動時間(図柄変動演出および特図変動表示の時間)を特定している。
前記演出制御基板65には、演出制御CPU65aが備えられている。該演出制御CPU65aには、図3に示す如く、演出制御ROM65bおよび演出制御RAM65cが接続されている。また、演出制御CPU65aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新し、更新後の値を演出制御RAM65cの設定領域に記憶(設定)して更新前の値を書き換えている。すなわち、演出制御RAM65cは、各種情報を書き換え可能に記憶する記憶手段としての機能を有している。
次に、図7に基づき表示制御基板70について説明する。表示制御基板70には、表示制御CPU70aが備えられている。該表示制御CPU70aには、表示制御ROM70bおよび表示制御RAM70cが接続されている。また、表示制御基板70(表示制御CPU70a)には、表示装置17が接続されている。表示制御ROM70bには、表示装置17の表示内容を制御するための表示制御プログラムが記憶されている。また、表示制御ROM70bには、各種の画像データ(図柄、各種背景画像、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。更に、表示制御RAM70cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶(設定)されるようになっている。
前記払出制御基板90には、外部端子板92が接続されていると共に、該外部端子板92に設けられた出力端子にホールコンピュータHCが接続されるようになっている(図3参照)。そして、メイン制御基板60(メイン制御CPU60a)は、払出制御基板90および外部端子板92の出力端子を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ機10の動作状態やエラー情報等の各種の遊技情報を出力可能に構成されている。
前記パチンコ機10には、遊技場の外部電源(例えば、AC24V)から各部の必要電源電圧を生成して、パチンコ機10を構成する各種構成部材に供給する電源基板100が配設されている。この電源基板100には、図3に示す如く、パチンコ機10に供給する電源のON−OFFを切り替える電源スイッチ101と、制御RAM60c,65c,70cを初期化(クリア)させるためのクリアスイッチ102が設けられている。また電源基板100には、前記電源スイッチ101に接続し、該電源スイッチ101のON−OFFの切り替えに応じてメイン制御基板60に電源ON信号、電源OFF信号を出力する電源断監視回路103が設けられると共に、前記クリアスイッチ102に接続するクリアスイッチ回路104が設けられている。実施例1では、クリアスイッチ102をON操作した状態で電源スイッチ101をON操作したときに限り、クリアスイッチ回路104から制御基板60,65,70にクリア信号を出力し、該クリア信号を受けた制御基板60,65,70が制御RAM60c,65c,70cを初期化するクリア処理を行うよう設定される。すなわち、実施例1では、電源スイッチ101、クリアスイッチ回路104およびクリアスイッチ102からクリア手段が構成される。なお、クリアスイッチ回路104とクリアスイッチ102とからクリア手段を構成し、クリアスイッチ102をON操作したときにクリアスイッチ回路104から制御基板60,65,70にクリア信号を出力する構成を採用し得る。また、以後の説明において、クリア処理が実行されることを、RAMクリアと指称する場合がある。
前記メイン制御RAM60cおよび演出制御RAM65cには、パチンコ機10の動作中に前記各種情報を一時的に記憶するために用いられる常用記憶エリアの他に、バックアップエリアが設けられている。このバックアップエリアは、停電等によって電力供給が遮断された場合において、電力供給の開始時(復電時)にパチンコ機10の状態を電力供給の遮断時の状態に復帰させるべく、電力供給の遮断時の各種情報を記憶しておくためのエリアである。実施例1では、乱数(保留内容)、保留数、特図、普図、タイマ値、フラグ(確変フラグ,変短フラグ,大当りフラグ,普図当りフラグ)等の遊技状態を特定可能な各種情報が、パチンコ機10の動作中には常用記憶エリアに記憶されると共に、電力供給が遮断された場合においては該常用記憶エリアに記憶されている各種情報がバックアップエリアに記憶されるようになっている。また、バックアップエリアへの記憶(書き込み)は、電力供給の遮断時(電源断信号の入力時)の電源断処理において実行され、該バックアップエリアに記憶された各種情報の読み出し(常用記憶エリアへの記憶)は、電力供給の開始時(復電時)の復電処理において実行される。
次に、電力供給が遮断された際に、メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aが実行する電源断処理について説明する。
パチンコ機10へ電源投入(電力供給の開始)された場合は、前記リセット信号回路106は、所定の規制時間が経過するまでの間、メイン制御CPU60a、演出制御CPU65aおよび表示制御CPU70aに対してリセット信号を継続出力する。メイン制御CPU60aおよび演出制御CPU65aは、一旦入力されたリセット信号の入力が停止すると、対応する制御ROM60b,65bに記憶されている電源投入処理プログラムに基づき、電源投入処理(復電処理)を実行する。この電源投入処理では、前記クリアスイッチ102が操作されているか否かを判定し、否定の場合は対応する制御RAM60c,65cに記憶保持されている各種制御情報に基づき電力供給の遮断時(前)の状態に復帰させる。また、電源投入処理において前記クリアスイッチ102が操作されていると判定された場合は、各制御RAM60c,65cに記憶保持されていた各種制御情報を消去(RAMクリア)する。電力供給の遮断前の状態に復帰した演出制御CPU65aは、演出制御RAM65cにて記憶管理されている制御情報を指定する各種制御コマンドを表示制御CPU70aに出力する。そして、表示制御CPU70aは、演出制御CPU65aからの入力された制御コマンドに基づいて表示装置17の表示内容を制御する。
前記パチンコ機10に発生するエラーについて説明する。実施例1では、図4に示す如く、9種類のエラーを挙げて説明するが、該エラーの数や種類はこれに限られるものではない。図4に示す如く、各エラーには、該エラーが発生した場合に、前記表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19等の報知手段によりエラーが発生したことを報知する優先順位(優先度)が1,2,3,…7と設定されている。実施例1では、優先順位1として「RAMクリア」が設定され、優先順位2として「メイン基板エラー」、「磁気検出センサエラー」、「電波検出センサエラー」が設定され、優先順位3として「振動検出センサエラー」が設定され、優先順位4として「特別電動役物不正入賞エラー」が設定され、優先順位5として「普通電動役物不正入賞エラー」が設定され、優先順位6として「満杯エラー」が設定され、優先順位7として「右打ちエラー」が設定されている。そして、優先順位が異なる複数のエラーが重複して発生した場合は、優先順位が上位(数値が小さいもの)のエラーが発生したことを示すエラー報知(表示)が優先して実行される。
優先順位1の「RAMクリア」は、遊技情報を記憶している記憶手段(メイン制御RAM60c、演出制御RAM65c、表示制御RAM70c等)の記憶情報を消去(クリア)する初期化処理を実行するために、RAMクリア操作(クリアスイッチ102を押しながら電源スイッチ101をONする操作)が行われたことを条件としてメイン制御CPU60aが発生したと判定するエラーである。メイン制御CPU60aにより「RAMクリア」が発生したと判定された場合、メイン制御CPU60aは、該「RAMクリア」が発生したことを特定するRAMクリア指定コマンド(エラー情報)を出力する。そして、演出制御基板65(演出制御CPU65a)は、入力されたRAMクリア指定コマンドを表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73に出力し、該表示制御基板70、ランプ制御基板72、音制御基板73はRAMクリア指定コマンドに基づいて表示装置17、ランプ装置18、スピーカ19を制御してRAMクリア報知(エラー報知)を実行させる。具体的には、パチンコ機10の前枠正面に設けられたランプ装置18を全点灯し、スピーカ19からは、「RAMクリア」を特定可能に予め設定されたRAMクリア音が出力される。このRAMクリア音は、電源を切断(OFF)にでもしない限り30秒間に亘り継続して出力される。その間、表示装置17の表示部17aには、特に「RAMクリア」を特定する画像等は表示されず、パチンコ機10に設定される初期画像(初期図柄)が表示される。但し、「RAMクリア」が発生した場合は、表示装置17の表示部17aに初期画像(初期図柄)が表示されることから、当該初期画像(初期図柄)を表示することが、表示装置17によるRAMクリア報知と言える。そして、報知開始から所定時間(例えば30秒)が経過すると「RAMクリア」の報知は解除される。すなわち、RAMクリア報知の解除条件は、報知開始(RAMクリアの検出)からの経過時間となっている。なお、実施例1では、RAMクリアの発生を判定するメイン制御CPU60aが、エラーとしての「RAMクリア」を検出するエラー検出手段としての機能を有する。
優先順位2の「メイン基板エラー」は、メイン制御基板60が備えるメイン制御CPU60aに異常が発生した場合のエラーである。具体的には、メイン制御CPU60aが備える乱数回路が乱数確認信号を正常に出力しているか否かをメイン制御CPU60aが監視し、乱数確認信号が正常に出力されていない場合に、メイン制御CPU60aが「メイン基板エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「メイン基板エラー」が発生したと判定した場合は、「メイン基板エラー」が発生したことを示すメイン基板エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
優先順位2の「磁気検出センサエラー」は、前記磁気検出センサ(エラー検出手段)202が磁気を検出した場合のエラーである。具体的には、磁気検出センサ202が磁気を所定時間(例えば、300ms)の間連続して検出した場合に、メイン制御CPU60aが「磁気検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「磁気検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「磁気検出センサエラー」が発生したことを示す磁気エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
優先順位2の「電波検出センサエラー」は、前記電波検出センサ(エラー検出手段)201が電波を検出した場合のエラーである。具体的には、電波検出センサ201が電波を所定時間の間に所定回数(例えば、10回)検出した場合に、メイン制御CPU60aが「電波検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「電波検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「電波検出センサエラー」が発生したことを示す電波エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
優先順位3の「振動検出センサエラー」は、前記振動検出センサ(エラー検出手段)200が振動を検出した場合のエラーである。具体的には、特定の条件下において振動検出センサ200が振動を所定時間(例えば、200ms)の間連続して検出した場合に、メイン制御CPU60aが「振動検出センサエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「振動検出センサエラー」が発生したと判定した場合は、「振動検出センサエラー」が発生したことを示す振動エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
優先順位4の「特別電動役物不正入賞エラー」は、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出した場合の特別エラーである。なお、特別電動役物不正入賞エラーについては後で詳述し、ここでは簡単に説明する。この特別電動役物不正入賞エラーは、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから特別入賞ソレノイド42に対して駆動信号が出力されていない状態、特別入賞ソレノイド42の非励磁状態)で、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を2回以上の規定回数検出した場合に、メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合は、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報,特別エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)するよう構成される。実施例1では、特別入賞検出センサ44とメイン制御CPU60aとから、特別電動役物不正入賞エラーを検出する特別エラー検出手段(エラー検出手段)が構成される。
優先順位5の「普通電動役物不正入賞エラー」は、普図当り遊技が付与されている場合にのみ作動する始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態で前記第2始動入賞検出センサ35がパチンコ球を検出した場合のエラーである。この「普通電動役物不正入賞エラー」は、始動入賞ソレノイド32が作動中でない状態(メイン制御CPU60aから始動入賞ソレノイド32に対して駆動信号が出力されていない状態、始動入賞ソレノイド32の非励磁状態)で、第2始動入賞検出センサ35が規定個数以上のパチンコ球を検出した場合に、メイン制御CPU60aが「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合は、「普通電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す普通電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。実施例1では、第2始動入賞検出センサ35とメイン制御CPU60aとから、「普通電動役物不正入賞エラー」を検出するエラー検出手段が構成される。
優先順位6の「満杯エラー」は、前記満杯検出センサ(エラー検出手段)203が上下の球受け皿14,15の満杯状態を検出した場合のエラーである。具体的には、満杯検出センサ203がON状態となり、該満杯検出センサ203からの検出信号(満杯検出信号)がメイン制御CPU60aに入力された場合に、該メイン制御CPU60aが「満杯エラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「満杯エラー」が発生したと判定した場合は、「満杯エラー」が発生したことを示す満杯エラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
優先順位7の「右打ちエラー」は、前記右打ちが推奨されない遊技状態において、パチンコ球が前記第2球流下経路75bを流下することを検出した場合のエラーである。具体的には、実施例1のパチンコ機10における盤面構成では、大当り遊技や変短状態が付与されていない通常状態では、第2球流下経路75bにパチンコ球を流下させても遊技者にとってメリットがなく、通常状態において前記ゲートセンサ49が規定個数以上のパチンコ球を検出した場合に、メイン制御CPU60aが「右打ちエラー」が発生したと判定する。そして、メイン制御CPU60aは、「右打ちエラー」が発生したと判定した場合は、「右打ちエラー」が発生したことを示す右打ちエラー指定コマンド(エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力するよう構成される。
前記特別電動役物不正入賞エラーについて詳細に説明する。
優先順位4の「特別電動役物不正入賞エラー」は、前述したように、大当り遊技が付与されている場合にのみ作動する特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で前記特別入賞検出センサ44がパチンコ球を検出した場合のエラーであって、実施例1では、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態で、特別入賞検出センサ44がパチンコ球を2回以上の規定回数検出した場合に、メイン制御CPU60aが「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定するよう構成されている。そして、メイン制御CPU60aは、「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定した場合に、前述したように「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したことを示す特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(特別エラー情報)を演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力(送信)する。
次に、特別電動役物不正入賞エラー処理について、図5に基づき説明する。特別電動役物不正入賞エラー処理では、メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力した場合(ステップA10)、ステップA11でタイマ部208による計時を開始し、ステップA12に移行して前記特別入賞ソレノイド42が作動中であるか否かを判定する。そして、ステップA12の判定結果が肯定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中であればメイン制御CPU60aは正常な球検出であると判定した場合は、カウント手段207でのカウント回数(検出回数)をリセット(ステップA13)すると共にタイマ部208での計時時間をリセット(ステップA14)して特別電動役物不正入賞エラー処理を終了する。一方、ステップA12の判定結果が否定の場合、すなわち特別入賞ソレノイド42が作動中でないとメイン制御CPU60aが判定した場合には特別入賞検出センサ44での球検出回数をカウント手段207でカウントする(ステップA15)。
次に、実施例1に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記メイン制御CPU60aは、特別入賞検出センサ44から球検出信号が入力すると、前記特別電動役物不正入賞エラー処理を開始する(図5参照)。すなわち、前記特別入賞ソレノイド42が大当り遊技が付与されている状態で正規に作動されている状態かをメイン制御CPU60aが判定し、特別入賞ソレノイド42が作動中でない状態での特別入賞検出センサ44からの球検出信号であった場合は、当該球検出信号はチャタリングや不正により生じたものと判定してカウント手段207でカウントする。そして、予め設定された判定期間JTの間にカウント手段207でカウントされた検出回数が規定回数(2回)となった場合は、メイン制御CPU60aは不正行為によって特別入賞検出センサ44が球検出を行った「特別電動役物不正入賞エラー」が発生したと判定し、特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドを演出制御基板65(演出制御CPU65a)に出力する。
なお、本発明に係る遊技機の構成としては、前述した各実施例に示したものに限らず、種々の変更が可能で、例えば以下のものを採用可能である。
(1) 実施例1および実施例3では、メイン制御CPUまたは演出制御CPUの何れか一方で特別電動役物不正入賞エラーのエラー報知を遅延させるよう構成したが、実施例1および実施例3の構成を組み合わせるようにしてもよい。すなわち、メイン制御CPUにおいて、特別入賞ソレノイドが作動中でない状態での特別入賞検出センサによる検出回数が規定回数となるまで、演出制御CPU(演出制御基板)に対する特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの出力を遅延させると共に、演出制御CPUにおいてメイン制御CPUからの特別電動役物不正入賞エラー指定コマンドの入力回数が規定回数となるまで、ランプ装置やスピーカ等の報知手段によるエラー報知の実行を遅延させる構成を採用し得る。
(2) 各実施例では、特別電動役物不正入賞エラー処理において、カウント手段やサブカウント手段で対象とする検出回数や入力回数をカウントする判定期間を設定したが、判定期間を省略して、カウント手段のカウント数が規定回数となったときの条件で特別電動役物不正入賞エラー指定コマンド(エラー情報)を出力したり、サブカウント手段のカウント数が規定回数となったときのみの条件でランプ装置やスピーカ等の報知手段でエラー報知を実行させる構成を採用し得る。
(3) メイン制御CPUから電動役物不正入賞エラー指定コマンドを出力する条件となる規定回数および演出制御CPUでランプ装置やスピーカ等の報知手段でエラー報知を実行させる条件となる規定回数は、2回に限定されるものではなく、2回以上の複数の任意の数に設定し得る。また、上記(1)で説明した変更例のようにメイン制御CPUおよび演出制御CPUの両方で規定回数を設定する構成では、両規定回数を同数としたり異なる数とすることができる。
(5) 各実施例では、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象として特別入賞部を挙げたが、第2始動入賞部を対象としてもよい。すなわち、第2始動入賞部の始動用開閉部材は、普図当り抽選の結果、普図当り遊技が付与される場合に始動入賞ソレノイドの駆動制御下に開閉動作するようになっているので、普図当り遊技が付与されることを所定条件とし、始動入賞ソレノイドの作動中が有効状態としてメイン制御CPUが、第2始動入賞検出センサからの球検出信号のカウント回数に基づいてエラー情報を出力するか否かを判定するようにすればよい。そして、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象を第2始動入賞部とした場合は、第2始動入賞検出センサ(特別検出手段)とメイン制御CPUとで特定エラー検出手段が構成される。また、前記(4)の変更例と同様に、球検出信号が所定条件の成立に基づく有効状態での入力かを判定する際の有効状態として、普図当り遊技状態とすることもできる。すなわち、メイン制御CPUは、メイン制御RAMに記憶されている普図当りフラグの値から普図当り遊技の付与中か否かを認識し得るので、普図当り遊技が付与されていない状態(具体的には普図当りフラグが「0」の状態)での第2始動入賞検出センサからの球検出信号をメイン制御CPUのカウント手段でカウントするようにすればよい。なお、検出手段からの検出信号が2回以上の規定回数に達した場合にエラー情報を出力する対象となる入賞部は、特別入賞部や第2始動入賞部に限らずその他の入賞部であってもよい。
(7) カウント手段で球検出信号をカウントする判定期間は、各実施例で挙げたラウンド時間に限定されるものでなく、エラー情報を出力する対象となる入賞部に形態に合わせて任意の期間に設定することができる。
(8) 特別電動役物不正入賞エラー処理については、特別入賞検出センサによる球検出信号がメイン制御CPUに入力されたことを条件に開始するのに代えて、所定周期毎に実行する構成を採用し得る。
(9) 各実施例では、エラー報知手段(報知手段)として図柄変動演出が実行される表示装置を挙げたが、表示装置とは別に設けたサブ表示装置にエラー報知を実行させる構成を採用し得る。すなわち、表示装置で図柄変動演出を実行すると共に、サブ表示装置でエラー報知を実行させるようにすれば、図柄変動演出中に発生したエラーに対応するエラー報知(エラー表示)によって図柄変動演出の視認性が低下するのを防止し得るもとで、エラーの発生を確実に報知することができる。
(10) 各実施例では、エラーの種類として、同一の優先順位(優先順位2)に分類された複数のエラーを設定したが、全ての種類が異なる優先順位に分類されたものであってもよい。
(12) エラーが重複して発生した場合において優先順位が高いエラーのエラー報知を優先して実行する場合に、ランプ装置やスピーカ等のように同時または並行して異なるエラー報知を実行できない第1の報知手段では優先順位の高いエラー報知を実行する一方で、表示装置のように同時または並行して異なるエラー報知を実行できる第2の報知手段では優先順位に関わらず複数のエラー報知を実行する構成を採用し得る。例えば、満杯エラー報知が表示装置およびスピーカで実行中に、「振動検出センサエラー」が発生した場合に、表示装置では満杯エラー報知および振動検出センサエラー報知の画像を並行に表示しつつ、スピーカでは優先順位の高い「振動検出センサエラー」のエラー報知の音声を出力するようにする。この構成によれば、表示によって複数のエラーの発生を報知しつつ、音声によって優先順位の高いエラーの発生を報知することができる。
(13) 復電処理実行報知について、表示装置による報知のみに限らず、ランプ装置やスピーカで報知するようにしてもよい。
(14) 各実施例では、優先順位が3〜7の各エラーについて、表示装置の表示部に対応するエラー報知を表示する領域が相互に重ならないようにして、同時に複数のエラー報知を表示し得るよう構成したが、優先順位が3〜7の各エラーのエラー用表示領域を1つとして、複数のエラーが重複して発生した場合は、最も優先順位の高いエラーに対応するエラー報知を表示部のエラー用表示領域に表示する構成を採用し得る。
(15) 各実施例では、各エラーに対応するエラー報知を、表示装置、ランプ装置、スピーカの複数の報知手段のうちの複数を用いて実行するよう構成したが、エラーの種類によって報知手段の組み合わせを変えたり、何れか一つの報知手段でのみエラー報知を実行するようにしてもよい。
(17) 各実施例においてメイン制御手段(メイン制御CPU)が備える機能の全部または一部を払出制御手段が備えるようにしてもよく、反対に払出制御手段が備える機能の全部または一部をメイン制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、メイン制御基板と払出制御基板とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。
(18) また、各実施例において演出制御手段(演出制御CPU)が備える機能の全部または一部を表示制御手段(表示制御CPU)が備えるようにしてもよく、反対に表示制御手段が備える機能の全部または一部を演出制御手段が備えるようにしてもよい。そして、各実施例では、演出制御基板(演出制御CPU)と表示制御基板(表示制御CPU)とを分けて設けるようにしたが、単一の制御基板とすることもできる。すなわち、各実施例における演出制御手段および表示制御手段の機能を、単一の制御基板に設けた制御手段(CPU)が備えるようにしてもよい。また、発光制御を行うランプ制御手段や音出力制御を行う音制御手段に関しても同様に、演出制御手段が兼用することができる。
(19) 各実施例では、電源回路から各制御基板に電源電圧を供給するよう構成したが、電源回路から払出制御基板に供給された電源電圧を、該払出制御基板からその他の制御基板に供給する構成を採用し得る。すなわち、電源回路から1つの制御基板に供給された電源電圧を、該1つの制御基板から他の制御基板に供給するようにしてもよい。
(20) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
17a 表示部
40a 特別入賞口(入賞口)
40b 特別用開閉部材(開閉手段)
42 特別入賞ソレノイド(駆動手段)
44 特別入賞検出センサ(特別検出手段)
60a メイン制御CPU(当り判定手段、有効状態判定手段、回数判定手段、エラー情報出力手段)
65a 演出制御CPU(サブ制御手段、回数判定手段)
201 電波検出センサ(エラー検出手段)
202 磁気検出センサ(エラー検出手段)
203 満杯検出センサ(エラー検出手段)
Claims (1)
- 遊技球が入賞可能な入賞口と、該入賞口を駆動手段の作動により開放する開閉手段と、特定条件の成立を契機として当り判定する当り判定手段とを備え、該当り判定手段が当りと判定した場合に、表示手段で実行される図柄変動演出において当り表示を停止表示した後に当り遊技を付与し、該当り遊技では、前記駆動手段の作動に伴って前記入賞口を開放するラウンド遊技を、前記駆動手段が非作動となるインターバル時間を挟んで複数回実行する遊技機において、
前記入賞口に入賞した遊技球の検出により検出信号を出力する特別検出手段と、
前記特別検出手段からの検出信号の入力毎に、前記インターバル時間中での入力かを判定する有効状態判定手段と、
前記有効状態判定手段が前記インターバル時間中の入力であると判定した場合にエラー情報出力手段から出力される特別エラー情報入力回数が、2回以上の規定回数に達したかを判定する回数判定手段と、
前記回数判定手段が規定回数に達したと判定した場合に、前記表示手段でエラー報知を行わせるエラー処理を実行するサブ制御手段と、
報知する優先順位が設定された複数種類のエラーの夫々を個別に検出可能な複数のエラー検出手段とを備え、
前記エラー検出手段が検出するエラーとして、前記サブ制御手段がエラー処理を実行する特別エラーより優先順位の高い高優先度エラーおよび該特別エラーより優先順位の低い低優先度エラーが設定され、
前記エラー情報出力手段は、前記高優先度エラーが対応するエラー検出手段で検出された場合には高優先度エラー情報を出力すると共に、前記低優先度エラーが対応するエラー検出手段で検出された場合には低優先度エラー情報を出力するよう構成され、
前記表示手段は、前記エラー処理に基づいて、特別エラー表示としての文字画像を該表示手段の表示部に表示すると共に、前記エラー情報出力手段から出力された低優先度エラー情報に基づいて、低優先度エラー表示としての文字画像を前記表示部に表示するよう構成され、
前記表示手段は、前記サブ制御手段のエラー処理と前記エラー情報出力手段からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、特別エラー表示および低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部に並行して表示し得ると共に、前記エラー情報出力手段からの低優先度エラー情報の出力が重複した場合は、複数の低優先度エラー表示としての各文字画像を前記表示部に並行して表示し得るよう構成され、
前記表示手段は、前記エラー情報出力手段から前記表示部に同時に表示できないエラー表示を特定するエラー情報が重複して出力された場合は、重複するエラー情報で特定される優先順位の高いエラー表示を表示部に表示するよう構成され、
前記インターバル時間中の前記特別エラー情報入力回数が、該インターバル時間中に前記規定回数に達しなかった場合は、次の前記インターバル時間の開始前にリセットし得るよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
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