JP2017092911A - 通信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】設定した複数の通信パスの状態を、通信中に監視すること。
【解決手段】通信装置は、複数のタイムスロットのうちの第1のタイムスロットにおいて使用される第1のアンテナ指向方向と、その複数のタイムスロットのうちの第2のタイムスロットにおいて使用される第2のアンテナ指向方向とを設定し、第1のタイムスロットにおいて第1のアンテナ指向方向による第1の通信パスを用いて第1のデータを送信し、第1のデータの送信が失敗した場合に、第2のタイムスロットにおいて第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて第1のデータを再送し、第1のデータの送信が成功した場合に、第2のタイムスロットにおいて第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて第2のデータを送信する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、異なる複数のアンテナの指向方向でデータを伝送する無線通信技術に関する。
ミリ波/準ミリ波帯等の周波数帯で無線通信を行うことが広く検討されている。このような周波数帯では、広い帯域幅を確保することができるため、高速無線伝送が可能となる。一般に、周波数が高くなると広い帯域幅を確保することにより高速通信が可能となるが、徐々に光に近い性質を有するようになり、直進性が高くなる。すなわち、ミリ波帯等の周波数帯では、電波の進行方向に遮蔽物が存在する場合に、その進行方向に関する通信パスの通信品質が著しく劣化するようになる。
これに対して、特許文献1には、送信局から受信局に対して所定の通信パスを使用してデータを送信し、送信局が受信局から確認応答を受信できなかった場合に別の通信パスを使用して同じデータを再送信する技術が記載されている。
特開2013−506931号公報
特許文献1に記載の技術では、通常時に使用している通信パスにエラーが発生しなかった場合に、その他の通信パスが使用されないため、エラーが生じない限り、他の通信パスの状態を知ることができない。無線通信では通信路の状態が変化しやすいため、事前に通信品質が良好な通信パスを複数用意しておいたとしても、使用中の1つの通信パスで通信品質に問題が生じていない間に、他の通信パスが十分な通信品質を得ることができない状態となる場合がある。この場合に、使用中の通信パスにおいて通信エラーが発生すると、別の通信パスに切り替えたとしても、切替先の通信パスでもエラーが発生してしまいうるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、設定した複数の通信パスの状態を、通信中に監視することを可能とする通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による通信装置は、複数のタイムスロットのそれぞれにおいて使用されるアンテナの指向方向を設定する設定手段と、前記複数のタイムスロットにおいて優先データの送信が成功するまで前記優先データが送信され、かつ、前記優先データの送信が成功した後の残りのタイムスロットのそれぞれにおいて非優先データが送信されるように、前記複数のタイムスロットに割り当てる割当手段と、前記複数のタイムスロットのそれぞれにおいて、当該タイムスロットに関して設定されたアンテナの指向方向を用いて、前記割当手段による割り当てに応じたデータを送信する通信手段と、を有する。
本発明によれば、設定した複数の通信パスの状態を、通信中に監視することが可能となる。
本実施形態に係る無線通信システムが適用されるシステムの構成例を示す図。 通信局が設定可能なアンテナ特性を示す概念図。 HMD及びPCのハードウェア構成例を示す図。 制御局として動作する通信局の機能構成例を示すブロック図。 端末局として動作する通信局の機能構成例を示すブロック図。 通信パス探索時に用いられる通信フレームの構成例を示す図。 データ伝送時に用いられる通信フレームの構成例を示す図。 ビデオデータが再送される場合に送信されるデータの例を示す概念図。 制御データが伝送される場合に送信されるデータの第1の例を示す概念図。 制御データが伝送される場合に送信されるデータの第2の例を示す概念図。 通信パス再探索時に用いられるタイムスロットの割り当ての例を示す図。 制御局が実行する処理の流れの例を示すフローチャート。 通信パス選択処理の流れの例を示すフローチャート。 データ送信処理の流れの例を示すフローチャート。 端末局が実行する処理の流れの例を示すフローチャート。 データ受信処理の流れの例を示すフローチャート。 制御局がデータ受信側の装置であった場合の通信パス選択処理の流れの例を示すフローチャート。 制御局がデータの送信側及び受信側の装置と異なる装置である場合の、制御局が実行する処理の流れの例を示すフローチャート。 端末局のデータ送信処理のフローチャート
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、無線通信システムが適用されるアプリケーションとして、MR(Mixed Reality)システムが用いられる場合の例について説明する。MRシステムは、ユーザの頭部に装着されるHMD(Head Mount Display)と、映像処理を行うPC(Personal Computer)とを含んで構成される。そして、HMDとPCとの間では、リアルタイム性の高いビデオデータとリアルタイム性の低い制御データとが、双方向通信によって通信される。MRシステムでは、HMDが移動することとなるため、HMDとPCとの間の通信状態は時々刻々と変化する。このため、本実施形態では、HMDとPCとの間で、通信状態が時間変化した場合でも十分な通信品質を確保できる複数の通信パスを保持できるように、以下に説明する手法によって、通信中に複数の通信パスの状態が監視される。なお、MRシステムは、本実施形態に係る無線通信システムが適用されるアプリケーションの一例に過ぎず、本実施形態に係る無線通信システムはMRシステムに限定されない。すなわち、複数の通信パス(アンテナの指向方向)を設定し、その設定された複数の通信パスの少なくとも1つを用いて通信を行う任意のシステムに以下の議論を適用することができる。
(MRシステムの構成)
図1に、本実施形態に係るMRシステムの構成例を示す。本実施形態のMRシステムは、一例において、使用者に装着される(例えばビデオシースルー型の)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)100と、映像処理装置として機能するパーソナルコンピュータ(PC)101とを含んで構成される。HMD100及びPC101は、それぞれ、互いを通信の相手装置として無線通信を行うことができる通信局102及び103を含む。各通信局は指向性アンテナを有し、アンテナの指向方向を切り替えることにより、様々な通信パスを設定して無線信号の送信と受信とを行うことができる。ここで、HMD100の通信局102と、PC101の通信局103との間では、直接波による通信パス110及び120と、反射波による通信パス111及び121が利用可能であるものとする。直接波による通信パス110及び120は、通信局102と通信局103との間に障害物がなく、見通しを確保できている場合に設定可能な通信パスである。一方、反射波による通信パス111及び121は、通信局102と通信局103との間で電波が進行する途中に、物体による電波の反射が含まれる通信パスである。また、通信パス110及び通信パス111は、通信局102から通信局103への信号伝送に使用される通信パスを示しており、通信パス120及び通信パス121は、通信局103から通信局102への信号伝送に使用される通信パスを示している。なお、通信パス111及び通信パス121は、図1では別の通信パスとして描画されているが、同一の経路を通過する通信パスでありうる。また、図1には、通信局102から通信局103への通信パスと、通信局103から通信局102への通信パスとが、それぞれ2つ示されているが、3つ以上の通信パスが用いられてもよい。
HMD100は、カメラで撮像したビデオデータを通信パス110又は111を用いてPC101へ伝送する。PC101は、受信したビデオデータを解析し、HMD100の位置姿勢を判別した上で、CG(Computer Graphics)を生成して、そのCGをビデオデータと合成する。そして、PC101は、CGが合成されたビデオデータを、通信パス120又は121を用いてHMD100へ伝送する。HMD100は、受信したCGが合成されたビデオデータを液晶パネルに表示する。ユーザにとって違和感のない映像を表示するために、ビデオデータの通信に許容される遅延時間は数ミリ秒〜数十ミリ秒程度であり、高いリアルタイム性が要求される。
また、ビデオデータに加えて、HMD100とPC101との間では、制御データの通信も行われる。ただし、制御データの通信に許容される遅延時間は数秒程度であり、高いリアルタイム性は要求されない。HMD100からPC101へ通知される制御データは、例として、定期的に生成される電池残量、電波状況などの情報、又はイベント発生時に生成されるHMDのスイッチ状態若しくはログの情報等を含みうる。
このように、本実施形態のMRシステムにおいては、ビデオデータ等のリアルタイムデータと制御データ等の非リアルタイムデータとが存在し、これらが共に通信される。なお、リアルタイムデータは優先して送信されるべき優先データであり、非リアルタイムデータは比較的優先度が低い非優先データである。これらは通信装置間で送信される複数種類のデータ(第1のデータ、第2のデータ等)の一例である。以下では、リアルタイムデータとしてのビデオデータがUDPに従って伝送され、非リアルタイムデータとしての制御データがTCPに従って伝送される例について説明する。なお、その他の優先順位に基づいて優先データと非優先データとが分類されている場合には、以下のリアルタイムデータを優先データとして読み替え、非リアルタイムデータを非優先データとして読み替えて、以下の議論を適用することが可能である。
通信局102及び103は、時分割で割り当てられたタイムスロット(Time Slot、以下では「TS」と呼ぶ)を用いてデータ通信を行う。一例において、これらの通信局102及び103のうち、1台が制御局として動作し、その他の通信局は端末局として動作する。制御局は、各TSについてのデータ送受信のタイミング及びアンテナの指向方向の情報を含んだTS割当情報を含めてビーコンを生成し、端末局に通知して、ネットワーク内の端末局の無線アクセス制御を行う。本実施形態では、HMD側の通信局102が制御局として動作するものとし、PC側の通信局103が端末局として動作するものとする。
(アンテナ特性)
図2に、通信局102及び103が設定可能なアンテナ指向特性を示す。通信局102及び103は、複数のアンテナ素子を含んで構成される指向性アンテナを有し、各アンテナ素子によって送受信される無線信号の位相と振幅とを制御することで、狭指向性モード200と広指向性モード210とを切り替えて通信することができる。
本実施形態における狭指向性モード200では、30°〜150°の範囲を、30°のステップの分解能で制御し、5個の指向方向パターンのビームを形成可能であるものとする。ただし、狭指向性モード200における指向方向の範囲及び分解能はこれに限られず、より広い又は狭い範囲で、より細かい又は粗い分解能で、指向方向が設定可能であってもよい。また、本実施形態における広指向性モード210では、0〜180°の範囲の広い指向方向がカバーされるが、この範囲はこれに限られない。すなわち、広指向性モード210において、より広い範囲又はより狭い範囲がカバーされてもよい。
狭指向性モード200は、指向方向以外の方向における利得は広指向性モード210より低くなるが、指向方向(及びその周囲)では高い利得を得ることができるため、高速・高品質なデータ伝送を行うことが可能となる。広指向性モード210は、指向方向を設定することによる利得が得られないため通信速度は低速となりうるが、狭指向性モード200と比して、指向方向以外の利得が勝るため、様々な通信パスを介して信号を送受信することが可能となる。本実施形態では、所定の通信局間でのビデオデータや制御データの通信には狭指向性モード200を用い、制御局が生成するビーコンなどのアクセス制御情報の送信には、より多くの端末局がそれを受信できるように、広指向性モード210を用いるものとする。
(通信局の構成)
図3に、HMD100及びPC101のハードウェア構成を示す。
記憶部301はROMやRAM等のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部301が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部302は、CPUやMPU等のプロセッサにより構成され、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによりHMD100及びPC101全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりHMD100及びPC101全体を制御するようにしてもよい。また、制御部302がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサによりHMD100及びPC101全体を制御するようにしてもよい。以降の図12〜19の各フローチャートに示される処理は、例えば、HMD100又はPC101の記憶部301に記憶されたプログラムを、制御部302のプロセッサが実行することにより、実現される。
また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、HMD100及びPC101が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、HMD100において、機能部303は、撮像処理を行う撮像部を含む。また、例えば、PC101において、機能部303は、HMD100から取得された画像に基づくHMD100の位置姿勢の判定と、その判定結果に応じたCG画像の生成及びHMD100から取得された画像へのCG画像の合成を伴う画像処理とを実行する。なお、HMD100及びPC101は、その他の機能を有することができ、これらの一部または全部が、機能部303によって実現されうる。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他の通信装置と通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。例えば、HMD100の出力部305は、PC101から受信した、CGが合成された画像を表示する。また例えば、PC101において、入力部304と出力部305の両方を、タッチパネルのような1つのモジュールで実現してもよい。
通信部306は、上述の通信局102及び103に対応し、例えばIEEE802.11シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。本実施形態において、通信部306は、ミリ波/準ミリ波帯の周波数帯を用いた無線通信を行う。また、通信プロトコルとしては、ビデオデータの送受信はUDPに従い、制御データの送受信はTCPに従う。通信部306はアンテナ307を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。HMD100及びPC101は通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信局102と通信する。通信部306の機能により、HMD100及びPC101は、通信装置として動作しうる。
続いて、通信局102及び103の機能構成について、詳細に説明する。図4は、制御局として動作するHMD100における通信局102の内部構成を示したブロック図である。通信局102は、例えば、無線通信部400、アンテナ部405、アンテナ制御部410、タイミング生成部415、ビーコン生成部420、送信データ選択部425、通信パス状態管理部430、通信パス候補探索部435及び通信パス選択部440を有する。
無線通信部400は、無線データについて、変復調を含む送受信のための信号処理を行う。アンテナ部405は、無線通信部400の無線信号の送受信に伴って、設定された指向方向を用いて、電磁波の放射・吸収を行う。アンテナ制御部410は、アンテナ部405の送受信における指向方向の設定及び制御を行う。タイミング生成部415は、アンテナ制御部410及び無線通信部400に対して、送受信処理のタイミングを通知する。
ビーコン生成部420は、通信フレーム内のTS割当情報を含むビーコンを生成する。ビーコンは、無線通信部400を介して、ネットワークに参加する端末局の全てに通知される。TS割当情報には、通信フレーム内の各TSの種類、送受信タイミング、アンテナの指向方向情報等が含められる。ここで、TSの種類は、データ通信用のTS、通信パス探索用のTS等が含まれうる。タイミング生成部415は、ビーコン内のTS割当情報に含められるのと同じ送受信タイミングをアンテナ制御部410及び無線通信部400に通知する。通信フレームの詳細な構成については、図6及び図7を用いて後述する。
送信データ選択部425は、通信パス状態に応じて、各TSで送信すべきデータをビデオデータと制御データの中から選択する。すなわち、送信データ選択部425は、送信データにTSを割り当てるTS割当機能を有する。通信パス状態管理部430は、端末局から通知される確認応答に基づいて、使用している通信パスの状態を判定する。通信パス候補探索部435は、所定数の通信パスが見つからない場合に、通信パス探索用のTSを用いて、アンテナの指向方向を切り替えながらトレーニング信号を送受信することにより、新たな通信パス候補を探索する。通信パス選択部440は、通信パス候補探索部435が取得した直近の通信パス候補の探索結果と、通信パス状態管理部430が取得した通信パス状態に基づいて、端末局との通信に使用する通信パスを選択する。ビーコンに含められるTS割当情報は、通信パス選択部440によって選択された通信パスに基づいて生成される。
次に、図5を用いて、端末局として動作するPC101における通信局103の機能構成例について説明する。通信局103は、例えば、無線通信部500、アンテナ部505、アンテナ制御部510、タイミング生成部515、ビーコン解析部520、受信データ処理部525、通信パス状態通知部530、及び通信パス候補探索部535を有する。
無線通信部500は、無線データについて、変復調を含む送受信のための信号処理を行う。アンテナ部505は、無線通信部500の無線信号の送受信に伴って、設定された指向方向を用いて、電磁波の放射・吸収を行う。アンテナ制御部510は、アンテナ部505の送受信における指向方向の設定及び制御を行う。タイミング生成部515は、アンテナ制御部510及び無線通信部500に対して、送受信処理のタイミングを通知する。
ビーコン解析部520は、制御局によって送信され、無線通信部500を介して受信されたビーコンのTS割当情報を解析する。TS割当情報には、通信フレーム内の各TSの種類、送受信タイミング、アンテナの指向方向情報などが含まれる。タイミング生成部515が生成する送受信タイミングは、ビーコン内のTS割当情報に基づいて決定される。受信データ処理部525は、データ通信用のTSで受信したビデオデータや制御データの誤り検出を行い、誤りが検出されなかったデータをアプリケーションへ渡すための処理を行う。通信パス状態通知部530は、受信データ処理部525による誤り検出の結果、誤りがなかった場合の肯定的な確認応答(ACK)と、誤りがあった場合の否定的な確認応答(NAK)と、の少なくともいずれかを制御局に通知する。なお、通信パス状態通知部530は、NAKを送信するのではなく、ACKを送信しないことで、否定的な確認応答の代わりとしてもよく、ACKを送信するのではなく、NAKを送信しないことで、肯定的な確認応答の代わりとしてもよい。通信パス候補探索部535は、制御局からの指示に基づいて、通信パス探索用のTSを用いて、アンテナの指向方向を切り替えながらトレーニング信号を送受信することにより、新たな通信パス候補を探索する。
(通信フレームの構成)
続いて、通信フレームの構成について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、通信パス探索(アンテナの指向方向の設定)を行う際に用いられる通信フレームの構成例を示す図であり、図7は、通信パス探索後に行われるデータ伝送時の通信フレームの構成例である。
制御局と端末局は、初期状態においては、適切なアンテナの指向方向を特定できていない。このため、制御局と端末局は、データ通信を行う前に、図6のようなフレーム構成を用いて適切なアンテナの指向方向の特定のための通信パスの探索を実行する。図6において、スーパーフレーム600は、固定長の通信フレームの単位であり、アプリケーションデータの有効期間に対応する繰り返し周期で送信される。スーパーフレーム600は、ビーコン605、通信パス探索用TS610の2つの時分割領域を含む。さらに、通信パス探索用TS610は、4つの領域615、620、625及び630に分割される。
領域615は、制御局が連続してトレーニング信号を送信するための領域である。領域615において、例えば制御局が送信アンテナの指向方向を切り替えてトレーニング信号を送信し、端末局がそれを受信することで、端末局にとって受信状態の良好な制御局の送信アンテナの指向方向を探索することができる。領域620は、端末局が連続してトレーニング信号を送信するための領域である。領域620では、例えば端末局が送信アンテナの指向方向を切り替えてトレーニング信号を送信し、制御局がそれを受信することで、制御局にとって受信状態の良好な端末局の送信アンテナの指向方向を探索することができる。領域625は、端末局にとって受信状態の良好であった制御局の送信アンテナの指向方向と通信品質の情報とを、端末局から制御局へ通知するためのフィードバック用のTSである。また、領域630は、フィードバックが正しく受信できたことを、制御局から端末局へ通知するためのACK用のTSである。
通常、1つのスーパーフレームの処理では、全ての送受信アンテナの指向方向の組み合わせを用いた通信パスの探索処理は完了しない。このため、制御局と端末局は、複数のスーパーフレームにわたって探索処理を実行し、最終的に通信状態の良好な通信パスを複数選択する。通信パス探索用TSのタイミングと、使用される送受信アンテナの指向方向の情報は、ビーコン605のTS割当情報に格納されるため、制御局と端末局は、この情報に従って通信パス探索用処理を行うことができる。
制御局と端末局は、通信パスの探索後、図7のようなフレーム構成を用いて、データ通信を行う。図7の例では、スーパーフレームは、上り通信区間700と下り通信区間701とを含んで構成される。上り通信区間700は、制御局から端末局へのデータ伝送を行うための区間であり、下り通信区間701は端末局から制御局へのデータ伝送を行うための区間である。なお、ここでの「上り」「下り」は便宜上の呼称であり、これらは逆であってもよい。上り通信区間700は、エラーの発生に再送によって対処するためにデータ用の複数のTSを含み、また、それらのデータ用TSに対応する確認応答用のTSを含んで構成される。なお、データ用の複数のTSのそれぞれに対して使用すべき通信パス(アンテナの指向方向)が設定されており、すなわち、通信に使用される2つ以上の通信パスについて、それぞれ対応するデータ用のTSが設定される。図7の例では、最大2回の再送を想定し、データ用TSのそれぞれにおいて異なる送受信アンテナの指向方向が設定される。再送回数は、伝送するデータの許容遅延時間と使用可能な通信パスの数に応じて決定されうる。期間703は、(例えば直接波による)第1の通信パスを使用して、制御局から端末局へのデータ伝送を行うためのTSである。期間706は、端末局が、制御局に対して、期間703で受信したデータに対する確認応答(ACK/NAK)を伝送するためのTSである。期間710は、第1の通信パスと異なる(例えば反射波による)第2の通信パスを使用して、制御局から端末局へのデータ伝送を行うためのTSである。期間715は、端末局が、制御局に対して、期間710で受信したデータに対する確認応答(ACK/NAK)を伝送するためのTSである。期間720は、第1の通信パス及び第2の通信パスと異なる(例えば別の反射波による)第3の通信パスを使用して、制御局から端末局へのデータ伝送を行うためのTSである。期間725は、端末局が、制御局に対して、期間720で受信したデータに対する確認応答(ACK/NAK)を伝送するためのTSである。なお、上述の確認応答を伝送する期間では、確認応答ではなく、例えばSINRやRSSIなどの受信状態を示す情報が伝送されてもよい。各TSのタイミングと、使用する送受信アンテナの指向方向の情報は、全てビーコンのTS割当情報に格納される。このため、制御局と端末局は、この情報に従って各TSのアンテナの指向方向を所定のタイミングで切り替えながら、データの送受信を行うことができる。
(処理の流れ)
続いて、本実施形態に係る処理の流れについて説明する。まず、図8〜図10を用いて、本実施形態に係る処理の概要について説明する。なお、以下で説明する処理においては、図6を用いた通信パスの探索処理(指向方向の設定処理)が完了しており、図7の3つのデータ伝送用のTSのそれぞれにおいて、それぞれ異なるアンテナの指向方向が使用されるものとする。そして、制御局及び端末局は、設定されたアンテナの指向方向を用いて各データ用TSにおいてデータ伝送(すなわち制御局はデータの送信、端末局はデータの受信)を行うものとする。
図8は、ビデオデータが再送される場合の、送信されるデータの例を示す図である。ここで、制御局の送信バッファには、ビデオデータ800、制御データ805及び810が格納されているものとする。このとき、制御局は、まず、上り通信区間内の先頭のデータ伝送用TS815において、第1の通信パスを介して(第1のアンテナの指向方向の設定を用いて)ビデオデータを送信する。ここで、端末局は、このビデオデータの受信に失敗したものとする。この場合、端末局は、確認応答用のTS820において、制御局にNAK820を送信する。制御局は、ACKを受信しなかった(NAKを受信した)ため、2番目のデータ用のTS825において、第2の通信パスを介してビデオデータを再送する。しかし、この場合も、端末局はそのビデオデータの受信に失敗したものとする。このため、端末局は、対応する確認応答用のTS830において、制御局に対してNAKを送信する。そして、制御局は、ACKを受信できなかった(NAKを受信した)ため、さらに、最後の3番目のデータ用のTS835において、第3の通信パスを介してビデオデータを再送する。ここで、端末局は、このビデオデータの受信に成功したとすると、対応する確認応答用のTS840において、制御局にACKを送信する。
なお、図8の場合には、制御データ805及び810は送信されないが、これらのデータは次のスーパーフレームなどにおいて送信される。すなわち、制御データ805及び810は非リアルタイムデータであるため、図8のスーパーフレームにおいて直ちに送信されなくてもよい。一方、ビデオデータ800はリアルタイムデータであるため、1つのスーパーフレーム内で送信完了されるべきである。これに対して、図8のように、制御局と端末局との間で、1つの通信パスによる通信が失敗しても、異なるアンテナの指向方向が設定される別の通信パスによってビデオデータがすぐに再送されることで、リアルタイムデータの送信が滞ることを防ぐことができる。また、この場合、データ伝送用のTSの全てにおいてビデオデータが送信されるため、制御局と端末局は、各通信パスにおける通信品質を監視することができる。
図9は、ビデオデータが再送されず、複数の制御データが伝送される場合の、送信されるデータの例を示す図である。ここで、移動局の送信バッファには、図8の例と同様に、ビデオデータ900と、制御データ905及び910が格納されている。この例では、制御局は、上り通信区間内の先頭のデータ用のTS915において、第1の通信パスを介して(第1のアンテナの指向方向の設定を用いて)ビデオデータを送信する。ここで、端末局は、このビデオデータの受信に成功したものとする。すると、端末局は、確認応答用のTS920において、ACKを送信する。制御局は、ACKを受信すると、ビデオデータの再送が必要ないことを認識することができる。したがって、この場合、制御局は、送信バッファをチェックして制御データが存在するかを判定する。そして、この場合には、複数の制御データが送信バッファ内に存在する。このため、制御局は、上り通信区間内の残りのデータ送信用のTSにおいて、これらの制御データを送信する。制御局は、2番目のデータ送信用のTS925で、第2の通信パスを介して、1つ目の制御データ905を送信する。端末局は、この制御データ905の受信に成功すると、2番目のデータ送信用のTS925に対応する確認応答用のTS930において、制御局にACKを送信する。また、制御局は、最後の3番目のデータ送信用のTS935において、第3の通信パスを介して、2つ目の制御データ910を送信する。そして、端末局は、この制御データ910の受信に成功すると、3番目のデータ送信用のTS935に対応する確認応答用のTS940において、制御局へACKを送信する。
図10は、ビデオデータが再送されず、単一の制御データが伝送される場合の、送信されるデータの例を示す図である。ここで、移動局の送信バッファには、ビデオデータ1000と、1つの制御データ1005が格納されている。この例では、図9の例と同様に、上り通信区間内の先頭のデータ送信用のTS1010において、第1の通信パスを用いてビデオデータが送信され、端末局がそのビデオデータの受信に成功したものとする。その結果、端末局は、確認応答用のTS1015において、制御局へACKを送信する。制御局は、ACKを受信すると、その後のデータ送信用のTSではビデオデータではなく制御データを送信する。ここで、制御局は、送信バッファをチェックし、1つの制御データが存在することを検出すると、複数のTSにわたって、その1つの制御データを繰り返し送信する。すなわち、制御局は、2番目のデータ送信用のTS1020において、第2の通信パスを用いて制御データ1005を送信し、3番目のデータ送信用のTS1030において、第3の通信パスを用いて同一の制御データ1005を送信する。ここで、端末局は、複数回送信された制御データ1005の受信をいずれも成功したとすると、2番目と3番目のデータ送信用のTS1020及び1030にそれぞれ対応する確認応答用のTS1025及び1035において、制御局へACKを送信する。なお、2番目と3番目のデータ送信用のTS1020及び1030でそれぞれ送信される制御データ1005は、同一であってもよいし、それぞれ異なってもよい。すなわち、同じデータが再送されてもよいし、1つのデータが2つに分割されて送信されてもよい。また、制御局は、同一の制御データ1005に対して、2つの異なる冗長成分をそれぞれ加えた2つの信号を形成して、2番目と3番目のデータ送信用のTS1020及び1030においてそれぞれ送信してもよい。
このようにして、ビデオデータを再送する必要がない場合においても、空いたデータ送信用のTSを使用して、制御データを送信する。これにより、制御局及び端末局は、複数の異なるアンテナの指向方向による複数の異なる通信パスの通信品質を、すなわち、信号の送受信を行うことができる状態であるか否かを、監視することができる。また、制御局は、図9のように、制御データを複数保持している場合に、1つのTSでまとめて送信するのではなく、複数のTSに分散させて送信することにより、複数の通信パスについて、網羅的にその状態を監視することが可能となる。さらに、制御局は、図10のように、送信対象の制御データを1つ保持している場合に、同じ制御データを複数のTSで複数回伝送することにより、複数の通信パスについて網羅的にその状態を監視することが可能となる。また複数回同じ制御データを送信することにより、その制御データのエラー耐性を向上させることが可能となる。なお図9の例において、複数の制御データ905及び910を1つのTSでまとめて送信し、かつ、複数のTSにおいてその送信を複数回繰り返してもよい。
制御局と端末局は、上述のようにして、再送の要否によらず、設定した複数の通信パスのそれぞれで何らかのデータを送信することにより、複数の通信パスのそれぞれの状態を監視することができる。続いて、制御局と端末局が、監視によって、いずれかの通信パスの状態が、十分な通信品質を得られない状態となったと判定した場合の、通信パス再探索処理を行う場合について、図11を用いて説明する。図11は、通信パス再探索時の上り通信区間におけるTSの割り当て状態を示し散る。制御局は、図8〜図10に示すようにデータを伝送してACKの受信状態を監視した結果、ある通信パスに係るTSに関して所定の期間にわたってACKを受信できない場合、その通信パスが使用不可であると判断して、通信パスの再探索を起動する。制御局は、この場合、使用不可であると判断された通信パスに割り当てられたデータ用のTSと確認応答用のTSとを、通信パス再探索用のTSとして利用する。例えば、図8〜図10における、3番目のデータ用TSについて、所定の期間にわたってACKを受信できないかNAKが受信されたかの少なくともいずれかであり、制御局は3番目のデータ用TSで用いられる通信パスが使用不可であると判断したものとする。この場合、制御局は、図11のように、3番目のデータ用のTS及びその対応する確認応答用のTSの区間を、通信パス再探索用のTS1100として割り当てる。そして、制御局及び端末局は、この通信パス再探索用のTS1100を用いて、十分な通信品質を得られる通信パス(すなわち、アンテナ指向方向の設定)を探索する。
続いて、制御局と端末局がそれぞれ実行する処理の流れについて、図12〜図16を用いて説明する。図12は、制御局から端末局へデータ伝送を行う際の、制御局が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。
制御局は、まず、データ伝送を行う前に、端末局との間で通信パス候補の探索処理を実行する(S1200)。制御局は、次に、S1200の探索処理の結果に基づいて、スーパーフレーム内の各TSで使用する通信パス(すなわち、アンテナの指向方向設定)の選択処理を行う(S1205)。S1205の処理の詳細については、図13を用いて後述する。続いて、制御局は、S1205で選択した各TSの通信パスに基づいて、各TSのタイミング情報と送受信のアンテナの指向方向の情報とをTS割当情報としてビーコンに格納する(S1210)。その後、制御局は、通信パスを割り当てたTS数がスーパーフレーム内の最大数であるNに達したか否かを確認する(S1215)。通信パスが割り当てられたTSの数が最大数に達している場合(S1215でNO)、処理はS1220を飛ばしてS1225へ進み、最大数に達してない場合(S1215でYES)は、処理はS1220へ進む。S1220では、制御局は、通信パスが割り当てられていないTSを、通信パス探索用のTSに設定し、ビーコンにその情報を格納する。すなわち、例えば十分な通信品質を得られる通信パスがTSの最大個数に達していない場合には、一部のTSに通信パスが設定されないことがありうる。この場合、そのTSにおいて引き続き通信パスの探索を行うことで、状況の変化によって、通信品質が十分な通信パスを探索することができる場合、そのTSに、通信品質が十分となった通信パスを設定することができる。次に、S1225において、制御局は、端末局にビーコンを送信する。その後、制御局は、ビーコンのTS割当情報に含まれる各TSのタイミングとアンテナの指向方向の情報とに基づいて、データの送信処理を行う(S1230)。S1230の処理の詳細については、図14を用いて後述する。その後、制御局は、通信パス候補探索用のTSが割り当てられているかどうかを判断し(S1235)、割り当てられている場合(S1235でYES)には、S1240において通信パス候補探索処理を実行する。一方、通信パス候補探索用のTSが割り当てられていない場合(S1235でNO)は、処理はS1205へ戻り、上述の処理が繰り返される。
続いて、上述のS1205の通信パス選択処理について、図13を用いて説明する。制御局は、まず、各通信パスのACK受信フラグを確認する。ACK受信フラグは、所定の通信パスでデータを伝送した際に端末局からACKが受信できた場合に1となり、受信できない場合には0となるフラグである。制御局は、確認の結果、所定期間ACK受信フラグが0の通信パスは状態が不十分であると判断し、TSに割り当てる通信パスの候補から除外する(S1300)。制御局は、次に、通信パス候補探索処理の結果から、所定の通信品質以上の通信パスを最大N個まで選択する(S1305)。ここで、Nは、上述の通り、スーパーフレーム内での再送を含むデータ送信の最大回数である。制御局は、最後に、S1305で選択された通信パスを、例えば通信品質の良好な順で、先頭のTSから順に割り当てる。通信品質の良好な通信パスを早く送信されるTSに割り当てることにより、ビデオデータの再送回数の期待値が減少すると考えられる。
続いて、S1230のデータ送信処理の流れの例について、図14を用いて説明する。制御局は、まず、現在のTS番号であるMを1に設定して、1番目のTSにビデオデータを割り当てる(S1400)。次に、制御局は、ビーコンで送信するTS割当情報に沿って、M番目のTS用の送信アンテナの指向方向を設定する(S1405)。そして、制御局は、ビーコンのTS割当情報に沿って、M番目のTSのタイミングに従ってデータを送信する(S1410)。制御局は、データの送信後、端末局からのACKを受信したかどうかを判定する(S1415)。制御局は、ACKを受信した場合(S1415でYES)は、M番目のTSのACK受信フラグを1に設定し(S1420)、そうでない場合(S1415でNO)は、ACK受信フラグを0に設定する(S1425)。次に、制御局は、ビデオデータの送信に対してACKを受信したかを確認する(S1430)。そして、制御局は、ビデオデータの送信に対するACKを受信した場合(S1430でYES)は残りのTSを用いて制御データを送信し(S1440)、受信していない場合(S1430でNO)は残りのTSを用いてビデオデータを再送する(S1410)。
ここで、S1440では、制御局は、自身の送信バッファの制御データを確認して、送信バッファに格納されている制御データを残りのTSへ割り当てる。このとき制御データが複数あり、残りのTSが複数ある場合には、複数の制御データを、複数のTSに対して分散させて割り当てる。また制御データの数が残りのTS数より少ない場合には、同じ制御データを複数のTSに重複して割り当ててもよい。なお、1つのデータ送信用のTSにおいて複数の制御データを送信できる場合には、複数のデータ送信用のTSに対して、それぞれ複数の制御データを割り当て、制御データが繰り返し送信されるようにしてもよい。
その後、制御局は、現在のTS番号であるMが最後のTS番号であるLastに達したかどうかを判定し(S1450)、最後のTSである場合(S1450でYES)は、データ送信処理を終了する。一方、制御局は、現在のTSが最後のTSでない場合(S1450でNO)は、Mの値を1つ増やして(S1455)、処理をS1405に戻して、残りのTSでの送信処理を継続する。
制御局は、このようにして、先頭のTSでビデオデータを送信し、ビデオデータの送信に対するACKを受信できた場合に、残りのTSで制御データを送信し、ビデオデータの送信に対するACKを受信できない場合にはビデオデータを再送する。これにより、複数のTSに対してそれぞれ設定されたアンテナの指向方向を全て用いて通信を行うこととなり、制御局と端末局とが、各通信パスの通信品質を監視することが可能となる。
続いて、図15を用いて、制御局から端末局へデータ伝送を行う際の、端末局、すなわちデータの受信側の装置において実行される処理の流れについて説明する。端末局は、まず、データ伝送を行う前に、制御局との間で通信パス候補の探索処理を実行する(S1500)。次に、端末局は、制御局から受信したビーコンを解析し、各TSのタイミング情報とアンテナの指向方向の情報とを含むTS割当情報を取得する(S1505)。そして、端末局は、TS割当情報のタイミングとアンテナの指向方向の情報とに基づいて、データの受信処理を行う(S1510)。S1510の処理の詳細については、図16を用いて後述する。続いて、端末局は、データ受信処理の終了後、通信パス候補探索用のTSが割り当てられているかどうかを判定し(S1515)、割り当てられている場合(S1515でYES)には、通信パス候補探索処理を実行する(S1520)。一方、通信パス候補探索用のTSが割り当てられていない場合(S1515でNO)には、処理をS1505へ戻し、処理が繰り返される。
続いて、図16を用いて、S1510のデータ受信処理の流れの例について説明する。端末局は、データ受信処理において、まず、現在のTS番号であるMを1に設定し(S1600)、受信したビーコン情報に基づいて、M番目のTS用の受信アンテナの指向方向を設定する(S1605)。次に、端末局は、ビーコンの情報に基づいて、M番目のTSのタイミングに従ってデータを受信し(S1610)、そのデータの受信に成功したかを判定する(S1615)。そして、端末局は、データの受信に成功した場合(S1615でYES)はACKを制御局に送信し(S1620)、受信したビデオデータまたは制御データを、そのデータを処理するアプリケーションに受け渡す(S1625)。一方、端末局は、データの受信に成功しなかった場合(S1615でNO)は、NAKを制御局に送信する(S1626)。なお、端末局は、受信の失敗を、NAKを送信することにより明示的に制御局へ通知してもよいが、ACKを送信しないことによって黙示的に制御局へ通知してもよい。その後、端末局は、現在のTS番号であるMが最後のTS番号であるLastに達したかを判定し(S1630)、現在のTSが最後のTSである場合(S1630でYES)には、データ受信処理を終了する。一方、端末局は、現在のTSが最後のTSでない場合(S1630でNO)は、Mの値を1つ増やし(S1635)、処理をS1605へ戻し、残りのTSにおいて受信処理を継続する。なお、端末局は、優先的に送信されるビデオデータの受信に成功した後のTSでは、制御データが送信されてくることを予め知っておくことができるため、受信した信号がビデオデータであるか制御データであるかを判別することができる。
上述の説明ではHMD100の通信局102が制御局として動作し、PC101の通信局103が端末局として動作するとしたが、これらの役割は逆であってもよい。すなわち、HMD100の通信局102が端末局として動作し、PC101の通信局103が制御局として動作してもよい。この場合の制御局(すなわち、PC101の通信局103)の処理の流れについて説明する。制御局が実行する処理は、基本的には図12の例と同様である。ただし、制御局は、S1230において、図15のようなデータ受信処理を実行する。また、制御局は、S1205における通信パス選択処理として、図13の処理に代えて、図17の処理を実行する。ここでは、制御局は、S1300に示すように端末局から受信するACK受信フラグに基づいて通信パスを選択するのではなく、制御局自身がデータの受信局であるため、端末局からのデータの受信状態に基づいて通信パスを選択する(S1700)。すなわち、制御局は、端末局から送信されたデータの受信に自身が成功したか否かを判定して、所定の期間にわたってデータの受信に成功しなかった通信パスを、選択対象の通信パス候補から除外する。他の処理は図13と同様である。なお、この場合、端末局(すなわち、HMD100の通信局102)は、S1510において、図16に示すようなデータ受信処理ではなく、図14におけるデータ送信処理を実行する。端末局の他の処理は、図15の通りである。
また、上述の説明では、HMD100の通信局102が制御局として動作し、PC101の通信局103が端末局として動作するとしたが、制御局は、HMD100やPC101の通信局102及び103とは別の通信局であってもよい。この場合の処理について、図18及び図19を用いて説明する。図18は、制御局が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。
まず、制御局は、HMD100とPC101の(共に端末局である)通信局102及び103間でデータ伝送を行う前に、これらの端末局に対して通信パス候補の探索処理を指示する(S1800)。次に、制御局は、通信パス候補の探索結果をデータ送信側の端末局から取得する(S1801)。制御局は、次に、S1801で取得した結果に基づいて、スーパーフレーム内の各TSで使用する通信パスの選択処理を行う(S1805)。S1805の処理は、図12のS1205の処理と同様である。そして、制御局は、S1805で選択した各TSの通信パスに基づいて、各TSのタイミング情報と送受信のアンテナの指向方向の情報とをTS割当情報としてビーコンに格納する(S1810)。そして、制御局は、通信パスを割り当てたTSの数が最大数であるNに達したかどうかを確認し(S1815)、通信パスを割り当てたTSの数が最大数に達した場合(S1815でYES)は、S1820の処理を省略して、処理をS1825へ進める。一方、制御局は、通信パスを割り当てたTSの数が最大数に達してない場合(S1815でNO)は、余りのTSを通信パス探索用のTSに設定してビーコンにその情報を格納する(S1820)。そして、S1825において、制御局は、端末局にビーコンを送信する。制御局は、各通信パスの受信状態を取得するため、データ送信側の端末局からACKの受信フラグ情報を取得する(S1830)。なお、制御局は、データ送信側の端末局からACKの受信フラグ情報を取得する代わりに、データ受信側の端末局から受信状態の情報を取得してもよい。この情報に基づいて、制御局は、S1805で通信パスを再選択することができる。制御局は、通信パス候補探索用のTSが割り当てられているかどうかを判定し(S1835)、割り当てられている場合(S1835でYES)は、通信パス候補の探索結果をデータ送信側の端末局から取得する(S1840)。一方、通信パス候補探索用のTSが割り当てられていない場合(S1835でNO)は、処理はS1805へ戻り、上述の処理が繰り返される。
この場合にデータ送信側の端末局が実行する処理の流れの例について図19を用いて説明する。まず、データ送信側の端末局は、データ伝送を行う前に、制御局からの指示に従ってデータ受信側の端末局との間で通信パス候補の探索処理を実行する(S1900)。次に、データ送信側の端末局は、通信パス候補の探索結果を制御局に通知する(S1901)。そして、データ送信側の端末局は、制御局から受信したビーコンを解析し、各TSのタイミング情報とアンテナの指向方向の情報とを含むTS割当情報を取得する(S1905)。そして、データ送信側の端末局は、TS割当情報のタイミングとアンテナの指向方向の情報とに基づいて、データの送信処理を行う(S1910)。S1910の処理は図12のS1230の処理と同様である。データ送信側の端末局は、次に各通信パスのACKの受信状態を示すACK受信フラグを制御局に通知する(S1915)。データ送信側の端末局は、通信パス候補探索用のTSが割り当てられているかどうかを判断し(S1920)、割り当てられている場合(S1920でYES)には、通信パス候補探索処理を実行し(S1925)、その結果を制御局に通知する(S1930)。データ送信側の端末局は、通信パス候補探索用のTSが割り当てられていない場合(S1920でNO)には、処理をS1905へ戻し、上述の処理を繰り返す。なお、データ受信側の端末局の処理の流れは、図15に示した処理と同様でありうる。
以上のように、本実施形態では、第1のTSにおいて、第1のアンテナ指向方向による第1の通信パスを使用して、ビデオデータ(すなわち、リアルタイムデータ/優先データ)が伝送される。そして、そのビデオデータの送受信が成功しない場合は、第1のTSと異なる第2のTSにおいて、第1のアンテナ指向方向と異なる第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて、ビデオデータが再送される。一方、ビデオデータの送受信が成功した場合には、第2のTSにおいて、第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて、制御データ(非リアルタイムデータ/非優先データ)が送信される。すなわち、第1の通信パスによるデータの送受信が成功したか失敗したかに関わらず、各TSに設定されたアンテナの指向方向を全て用いて、ビデオデータと制御データとの少なくともいずれかが送信される。これにより、データの送受信を行う通信装置とその通信の相手装置とが、設定された通信パスの状態を常に監視することが可能となる。そして、ある通信パスを用いた場合の通信品質が劣化した場合に、その通信パスが設定されていたTSを利用しての通信パスの再探索が行われることにより、通信品質が良好な複数の通信パスを、複数のTSのそれぞれに設定することが可能となる。また、ビデオデータを送信可能なTSが空いた際にそのTSを利用して制御データが伝送されるため、制御データ専用のTSを別途確保する必要がないため、通信帯域を効率的に利用することができる。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
400:無線通信部、410:アンテナ制御部、415:タイミング生成部、420:ビーコン生成部、425:送信データ選択部、430:通信パス状態管理部、435:通信パス候補探索部、440:通信パス選択部、500:無線通信部、510:アンテナ制御部、515:タイミング生成部、520:ビーコン解析部、525:受信データ処理部、530:通信パス状態通知部、535:通信パス候補探索部

Claims (11)

  1. 複数のタイムスロットのうちの第1のタイムスロットにおいて使用される第1のアンテナ指向方向と、前記複数のタイムスロットのうちの第2のタイムスロットにおいて使用される第2のアンテナ指向方向とを設定する設定手段と、
    前記第1のタイムスロットにおいて前記第1のアンテナ指向方向による第1の通信パスを用いて第1のデータを送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段による前記第1のデータの送信が失敗した場合に、前記第2のタイムスロットにおいて前記第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて前記第1のデータを再送し、前記第1の送信手段による前記第1のデータの送信が成功した場合に、前記第2のタイムスロットにおいて前記第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて第2のデータを送信する第2の送信手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1の送信手段によって送信された第1のデータに対する確認応答を受信したか否かに基づいて、前記第1のデータの送信が成功したか失敗したかを判断する判断手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記設定手段は、前記複数のタイムスロットのうち、所定の期間にわたってデータの送信が成功しないタイムスロットについて、当該タイムスロットを用いて使用するアンテナの指向方向を設定しなおす、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記設定手段は、相手装置において前記複数のタイムスロットのうちデータの受信に成功しなかったタイムスロットについて、当該タイムスロットを用いて使用するアンテナの指向方向を設定しなおす、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2の送信手段は、前記第1の送信手段による前記第1のデータの送信が成功した場合、更に、前記複数のタイムスロットのうちの第3のタイムスロットにおいて第3のアンテナ指向方向による第3の通信パスを用いて第2のデータを送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記複数のタイムスロットのうち、使用されるアンテナの指向方向が設定されていないタイムスロットを、前記設定手段が当該タイムスロットで使用されるべきアンテナの指向方向の探索を行うためのタイムスロットとして用いる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記設定手段は、他の装置から、前記複数のタイムスロットのそれぞれにおいて使用されるアンテナの指向方向の情報を取得して、前記設定を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記設定手段が設定した、前記複数のタイムスロットのそれぞれにおいて使用されるアンテナの指向方向の情報を、通信の相手装置へ通知する通知手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1のデータはリアルタイムデータであり、前記第2のデータは非リアルタイムデータである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 通信装置の制御方法であって、
    設定手段が、複数のタイムスロットのうちの第1のタイムスロットにおいて使用される第1のアンテナ指向方向と、前記複数のタイムスロットのうちの第2のタイムスロットにおいて使用される第2のアンテナ指向方向とを設定する設定工程と、
    第1の送信手段が、前記第1のタイムスロットにおいて前記第1のアンテナ指向方向による第1の通信パスを用いて第1のデータを送信する第1の送信工程と、
    第2の送信手段が、前記第1の送信工程における前記第1のデータの送信が失敗した場合に、前記第2のタイムスロットにおいて前記第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて前記第1のデータを再送し、前記第1の送信工程における前記第1のデータの送信が成功した場合に、前記第2のタイムスロットにおいて前記第2のアンテナ指向方向による第2の通信パスを用いて第2のデータを送信する第2の送信手段と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の通信装置としてコンピュータを動作させるプログラム。
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