JP2017092758A - データ通信システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク負荷を減少させつつ効率的な通信を行うことができる。【解決手段】本実施形態に係るデータ通信システムは、ゲートウェイ装置にUSBを用いて接続されるデバイスが、該ゲートウェイ装置を介してサーバと通信を行う。前記サーバは、前記USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を行うかどうかを示す情報を含む設定ファイルを設定する設定手段を具備し、前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、前記サーバと前記ゲートウェイ装置との間の通信の際、前記設定ファイルを参照して、前記デバイスと前記サーバとの間の仮想通信路を示すエンドポイントごとに前記URBの集約を制御する制御手段、を具備する。【選択図】図2

Description

この発明は、USBデバイスの仮想化通信で用いるデータ通信システム、方法及びプログラムに関する。
近年、仮想化技術の進展に伴い、装置に接続される周辺機器を仮想化するI/O仮想化技術が普及している。I/O仮想化技術の一例として、装置に接続されたUSBデバイスをネットワーク上の別の装置にTCP/IPを用いて仮想的に接続する技術(OSS)であるUSB/IP方式が挙げられる(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。
"USB/IP PROJECT"、sourceforge.net、[Online]、インターネット<URL:http://usbip.sourceforge.net/> "kernel/git/next/linux-next.git"、Linux Next Group、[online]、<URL:http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/next/linux-next.git/tree/drivers/usb/usbip/usbip_protocol.txt>
USB/IP方式では、USBの通信におけるデータ単位であるURBがそのままTCP/IPでカプセル化され、IPパケットとなる。URBのデータ量は、一般的なIPネットワークのデータ量と比較して小さいものの、IPパケットの数は変わらないため、USBデバイスが接続されたゲートウェイGW装置とサーバとの間でUSB/IP方式を適用すると、ゲートウェイ装置とサーバとの間におけるネットワークの負荷が増大する。特に、ゲートウェイ装置の数が増えると、ネットワークの負荷が顕著に増大することになる。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ネットワーク負荷を減少させつつ効率的な通信を行うことができるデータ通信システム、方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一つの観点に係るデータ通信システムは、デバイス、ゲートウェイ装置およびサーバを含み、ゲートウェイ装置にUSBを用いて接続されるデバイスが、該ゲートウェイ装置を介してサーバと通信を行う。前記サーバは、前記USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を行うかどうかを示す情報を含む設定ファイルを設定する設定手段を具備し、前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、前記サーバと前記ゲートウェイ装置との間の通信の際、前記設定ファイルを参照して、前記デバイスと前記サーバとの間の仮想通信路を示すエンドポイントごとに前記URBの集約を制御する制御手段を具備することを特徴とする。
さらに、一つの観点に係るデータ通信システムは、前記設定手段は、デバイスごとに、各エンドポイントについて集約を行うかどうかを示すエンドポイント情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、前記制御手段は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立前に、該第1デバイスに該当する前記エンドポイント情報および前記集約設定値に基づいて、前記エンドポイントにおける集約対象となるURBを決定することを特徴とする。
さらに、一つの観点に係るデータ通信システムは、前記設定手段は、前記デバイスのデータ転送方式およびデータ送信方向の組み合わせごとに集約を行うかどうかを示す集約情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、前記制御手段は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立後に、前記集約情報および前記集約設定値に基づいて、該当するエンドポイントにおける集約対象となるURBを決定することを特徴とする。
すなわちこの発明によれば、ネットワーク負荷を減少させつつ効率的な通信を行うことができる。
本実施形態に係るデータ通信システムの概略図。 第1の実施形態に係るサーバの詳細を示すブロック図。 第1の実施形態に係るゲートウェイ装置の詳細を示すブロック図。 第1の実施形態に係る設定ファイルの一例を示す図。 第1の実施形態にかかるデータ通信システムの通信制御処理を示すシーケンス図。 第2の実施形態に係る設定ファイルの一例を示す図。 第2の実施形態にかかるデータ通信システムの通信制御処理を示すシーケンス図。
以下、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係るデータ通信システム、方法およびプログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態におけるデータ通信システムについて図1の概略図を参照して説明する。
図1に示すデータ通信システム100は、USBデバイス110、ゲートウェイ(GW)装置130およびサーバ120を含む。
本実施形態に係るデータ通信は、ゲートウェイ装置130にUSBを用いて接続されるUSBデバイス110が、IPネットワーク140上でUSB/IP方式を用いて、ゲートウェイ装置130を介してサーバ120と通信を行う、いわゆるUSB仮想化通信を想定する。なお、USB/IP方式のUSB仮想化通信については、一般的な手法を用いればよく、ここでの説明は省略する。
次に、第1の実施形態に係るサーバ120の詳細について図2のブロック図を参照して説明する。
図2に示すサーバ120は、設定部201、設定格納部202、通信制御部203、送受信部204および分離部205を含む。
設定部201は、接続されるUSBデバイス110ごとに、USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を行うかどうかを示す情報を含む設定ファイルを設定する。第1の実施形態では、設定ファイルとして、USBデバイス110ごとの、各エンドポイントについて集約を行うかどうかを示すエンドポイント情報と集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む場合を想定する。エンドポイントは、USBデバイス110とサーバ120との間の仮想通信路を示す。
設定格納部202は、設定部201から設定ファイルを受け取って格納する。また、設定格納部202は、後述の通信制御部203により決定された集約エンドポイント情報を格納してもよい。
通信制御部203は、サーバ120とゲートウェイ装置130との間の通信の際、設定格納部202に格納される設定ファイルを参照して、エンドポイントの種別ごとに、USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を制御する。また、通信制御部203は、USB/IPの初期接続時(接続確立前)に、設定格納部202に格納される設定ファイルから、ゲートウェイ装置130に接続されたUSBデバイス110に関するエンドポイント情報部分を抽出して、集約エンドポイント情報を生成し、集約エンドポイント情報および対応する集約設定値に基づいて、エンドポイントにおける集約対象となるURBを決定してもよい。
送受信部204は、通信制御部203から単一のURBまたは集約されたURBを受け取る。送受信部204は、単一のURBまたは集約されたURBをペイロードとするTCP/IPパケット(以下、単にパケットともいう)を生成し、TCP/IP方式で、パケットをIPネットワーク140を介してゲートウェイ装置130に送信する。また送受信部204はゲートウェイ装置130からTCP/IP方式で単一のURBまたは集約されたURBを受け取る。
分離部205は、送受信部204から複数のURBが集約されたパケットを受け取り、パケットから複数のURBをそれぞれ分離する。分離する手法については、通信における一般的な分離方法を用いればよいため、ここでの説明は省略する。
次に、第1の実施形態に係るゲートウェイ装置130の詳細について図3のブロック図を参照して説明する。
図3に示すゲートウェイ装置130は、送受信部301、設定格納部302、通信制御部303および分離部304を含む。
送受信部301は、ゲートウェイ装置130に接続されるUSBデバイス110からはUSB通信によりURBを受け取り、サーバ120からはTCP/IP方式によりパケットを受け取る。また送受信部301は、後述の通信制御部303からURBを受け取り、URBをUSB通信によりUSBデバイス110に送信するか、または、単一のURBまたは集約されたURBをペイロードとするパケットを生成し、パケットをIPネットワーク140を介してサーバ120に送信する。
設定格納部302は、送受信部301から、サーバ120により生成される集約エンドポイント情報および集約設定値を受け取って格納する。なお、サーバ120から設定ファイルが送信される場合は、設定ファイルそのものを受け取って格納してもよい。
通信制御部303は、サーバ120とゲートウェイ装置130との間の通信の際、設定格納部302に格納される集約エンドポイント情報および集約設定値を参照して、エンドポイント情報に該当するエンドポイントごとにURBの集約を制御する。通信制御部303は、エンドポイント情報および対応する集約設定値に基づいて、エンドポイントにおける集約対象となるURBを決定してもよい。
分離部304は、送受信部301から複数のURBが集約されたパケットを受け取り、USBデバイス110にURBを送信する際は、パケットから複数のURBをそれぞれ分離する。
なお、集約されたURBをペイロードとするパケットを生成する処理は、送受信部301および送受信部204でそれぞれ行うとしたが、通信制御部303および通信制御部203でそれぞれ行われてもよい。
次に、第1の実施形態にかかる設定ファイルの一例について図4を参照して説明する。
設定ファイル400は、接続が想定される各デバイスについて、エンドポイントごとに、エンドポイント情報と集約設定値とがそれぞれ対応付けられる。ここでは設定ファイルは箇条書き形式であるが、テーブル形式など、対応関係が把握できればどのような形式でもよい。エンドポイント情報は、ユーザにより設定されてもよいし、外部にエンドポイント情報に関する抽出可能な情報源(図示せず)があれば、設定部201が情報源にアクセスすることでエンドポイント情報を取得して設定してもよい。なお、エンドポイント情報は、必要に応じて更新されてもよい。
集約設定値は、例えば、URB数(URBs)、タイムアウト(TO)、データサイズ(Size)を想定するが、このうちの少なくとも1つを集約設定値としてもよいし、さらにその他の情報を追加したものを集約設定値としてもよい。
URB数は、1つのパケットに搭載(ペイロード)するURBの個数の上限値である。タイムアウトは、URBの集約を終了させるタイムアウト値である。データサイズは、集約されるURBのデータ合計サイズの上限値である。
具体的に、図4の例では、デバイスAについて、エンドポイント0(EP0)の場合は、「集約なし」が対応付けられる。「集約なし」に設定されるエンドポイントは、例えば、リアルタイム性が要求されるURBの通信に関するエンドポイントが挙げられる。一方、エンドポイント1(EP1)の場合は、「集約あり」、「URBs:3」、「TO:1000」、「Size:1000」がそれぞれ対応付けられる。
次に、第1の実施形態にかかるデータ通信システム100の通信制御処理について図5のシーケンス図を参照して説明する。
USBデバイス110、ゲートウェイ装置130、サーバ120のそれぞれでの処理が時系列で示される。USBデバイス110とゲートウェイ装置130との間は、シリアルバスで接続される。ゲートウェイ装置130とサーバ120との間は、IPネットワークで接続される。
ステップS501では、サーバ120の設定部201が、設定ファイルを設定する。
ステップS502では、USBデバイス110がゲートウェイ装置130に挿入される。USBデバイス110がゲートウェイ装置130に挿入されると、USB初期化シーケンスが行われる。
USB初期化シーケンス中のステップS503では、ゲートウェイ装置130が、設定情報要求をUSBデバイス110に送信する。
USB初期化シーケンス中のステップS504では、USBデバイス110が、設定情報要求をゲートウェイ装置130から受け取り、設定情報要求に対する応答である設定情報応答をゲートウェイ装置130に送信する。設定情報応答にはUSBデバイス情報が含まれる。具体的には、USBデバイス情報は、製品番号を示すProductIDとベンダーの情報を示すVendorIDとを含むが、これに限らず、USBデバイス110を識別することができる情報をさらに含んでもよい。
ステップS505では、サーバ120が、USB/IP接続要求をゲートウェイ装置130に送信する。
ステップS506では、ゲートウェイ装置130が、USB/IP接続要求をサーバ120から受け取り、USB/IP接続要求に対する応答であるUSB/IP接続応答をサーバ120に送信する。USB/IP接続応答は、前述のUSBデバイス情報を含む。
ステップS507では、サーバ120の通信制御部203が、設定部201に格納される設定ファイルとProductIDとVendorIDとを参照して、ProductIDとVendorIDとで特定されるUSBデバイスのエンドポイント情報を抽出し、集約エンドポイント情報として設定する。
ステップS508では、サーバ120が、集約エンドポイント情報と対応する集約設定値をゲートウェイ装置130に通知する。
ステップS509では、ゲートウェイ装置130の設定格納部302が、集約エンドポイント情報と集約設定値とを格納する。以上のUSB/IP接続時の処理により、USBデバイス110とサーバ120とのゲートウェイ装置130を介したUSB/IP接続が確立する。
続いて、USB/IP接続中(USB/IP接続確立後)の処理に移行する。
USB/IP接続確立後、USBデバイス110とサーバ120との間でUSB初期化シーケンスが行われる。
USB初期化シーケンス中のステップS510では、サーバ120が、USB/IP接続による通信(USB/IP通信ともいう)により、設定情報要求をゲートウェイ装置130に送信する。ゲートウェイ装置130は、USB通信により、受け取った設定情報要求をUSBデバイス110に送信する。
USB初期化シーケンス中のステップS511では、USBデバイス110が、USB通信により、受け取った設定情報要求に対する応答である設定情報応答をゲートウェイ装置130に送信する。ゲートウェイ装置130は、USB/IP通信により、設定情報応答をサーバ120に送信する。
ステップS512では、サーバ120が、URBをUSBデバイス110に送信しようと試みる。ここで、集約エンドポイント情報が図4に示す例のようであり、USBデバイス110が「デバイスA」であり、エンドポイントが「EP1」である場合、エンドポイント「EP1」におけるURBについて集約が行われる。集約を行う際は、サーバ120の通信制御部203が、例えば、サーバ120に設けられるバッファ(図示せず)にURBを蓄積し、集約設定値のいずれかの上限値に達したときに集約を停止し、この時点でバッファに蓄積されたURBを1つのパケットのペイロードとして集約を行えばよい。
具体的に、以下では、図4の設定ファイルを参照すると想定する。サーバ120の通信制御部203は、エンドポイント「EP1」のURB数が「2」であるので、上限値である2つのURBの集約を行う。サーバ120の送受信部204では、集約されたURBを、1つのパケットのペイロードとしてゲートウェイ装置130に送信する。複数のURBが1つのパケットに含まれるよう集約を行うことで、複数のURBが個別にIPネットワーク上で送信されるよりも、IPネットワーク上の通信量を削減することができ、結果としてIPネットワークの負荷を低減することができる。
ステップS513では、ゲートウェイ装置130の分離部304が、サーバ120から受信した1つのパケットのペイロードから2つのURBを分離する。
ステップS514では、ゲートウェイ装置130が、USB通信により、分離された2つのURBをUSBデバイス110に送信する。
ステップS515では、USBデバイス110が、USB通信により、URBをゲートウェイ装置130に送信する。ここで、ゲートウェイ装置130に送信されたURBのエンドポイントが「EP0」である場合を想定する。
ステップS516では、ゲートウェイ装置130の通信制御部303が、設定格納部302を参照して、取得したURBのエンドポイントを判定する。ここでURBのエンドポイントは「EP0」であると判定されるので、URBは集約されない。ゲートウェイ装置130は、集約を行わずに、URBをそのままサーバ120に送信する。
なお、上述したゲートウェイ装置130およびサーバ120では、互いにURBの集約を行う例を示すが、少なくともどちらか一方がURBの集約を行うようにしてもよい。例えば、サーバ120が通信制御部203を含み、ゲートウェイ装置130が通信制御部303を含まない場合でもよく、サーバ120側からのURBの送信についてのみ集約が行われるようにしてもよい。
また、図5の例では図示していないが、複数のURBが集約されたパケットがゲートウェイ装置130からサーバ120に送信される場合でも同様に処理すればよい。すなわち、サーバ120の分離部205が、ゲートウェイ装置130から受信した1つのパケットのペイロードから、複数のURBを分離すればよい。
以上に示した第1の実施形態によれば、エンドポイントの種別ごとにURBの集約を行うかどうかを設定することで、集約を行う場合は、パケットの数を減らすことができ、ネットワークの通信量を削減することができる。また、リアルタイム応答が要求されるようなエンドポイントのURBについては集約しないと設定することで、該当するURBは集約されずに送信され、URBの種別を考慮せずにある設定条件に該当するURBを全て集約することでシステムが意図しない動作を行うといったリスクを回避することができる。結果として、ネットワーク負荷を減少させつつ効率的なデータ通信を行うことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、設定ファイルが、エンドポイントの種別に応じて設定されるのではなく、USB通信のデータ転送方式(転送方式)およびデータ送信方向に応じて設定される点が第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態に係るデータ通信システムに含まれるゲートウェイ装置130およびサーバ120は、第1の実施形態とほぼ同様であるが、サーバ120の設定部201および通信制御部203とゲートウェイ装置130の通信制御部303との動作が異なる。
サーバ120の設定部201は、転送方式とデータ送信方向との組み合わせごとに、集約を行うかどうかを示す集約情報と、集約設定値とを対応付けて設定する。
サーバ120の通信制御部203およびゲートウェイ装置130の通信制御部303は、サーバ120とゲートウェイ装置130との間の通信の際、USBデバイス110のUSB/IP接続中(USB/IP接続確立後)において、集約情報および集約設定値に基づいて、該当するエンドポイントごとに、URBの集約を制御する。エンドポイントごとのURBの集約処理については、第1の実施形態と同様である。
次に、第2の実施形態にかかる設定ファイルの一例について図6を参照して説明する。
図6に示す設定ファイル600は、転送方式とデータ送信方向との組み合わせごとに、集約情報と集約設定値とが対応付けられる。なお、転送方式とデータ送信方向とが組み合わせられないものは除く。図4の場合と同様に、設定ファイルは箇条書き形式であるが、テーブル形式など、対応関係が把握できればどのような形式でもよい。
USBデバイス110の転送方式は、「コントロール転送」、「バルク転送」、「インタラプト転送」および「アイソクロナス転送」の4方式である。データ送信方向は、「上り」、「下り」および「双方向」の3つである。
具体的には、例えば、「コントロール転送」と「双方向」との組み合わせに対して「集約なし」が対応付けられる。また、「バルク転送」と「上り」との組み合わせ、「集約あり」、および「URBs:2、TO:1000、Size:1000」が対応付けられる。
次に、第2の実施形態にかかるデータ通信システムの通信制御処理について図7のシーケンス図を参照して説明する。
ステップS502からステップS506まで、ステップS508、ステップS509、ステップS512からステップS516までの動作については、図5に示す動作と同様であるので説明を省略する。
ステップS701では、サーバ120の設定部201が、図6に示すような設定ファイルを設定する。
ステップS702では、USB/IP接続が確立後、USB/IP接続中の処理におけるUSB初期化シーケンスとして、サーバ120が、設定情報要求をゲートウェイ装置130に送信し、ゲートウェイ装置130が、設定情報要求をUSBデバイス110に送信する。
ステップS703では、USBデバイス110が、設定情報要求に対する応答であるエンドポイント情報を含む設定情報応答をゲートウェイ装置130に送信し、ゲートウェイ装置130が、設定情報応答をサーバ120に送信する。エンドポイント情報は、ここでは、エンドポイント番号、データ送信方向、および転送方式を含む情報を想定するが、その他の情報を含んでもよい。
ステップS704では、サーバ120の設定部201が、設定ファイルを参照し、エンドポイントの転送方式およびデータ送信方向が一致する集約情報を決定し、集約エンドポイント情報を設定する。
具体的には、例えば図6の設定ファイルを参照して、エンドポイントが「バルク転送」と「上り」との組み合わせであれば、「集約あり」であるので、該当するエンドポイントで通信されるURBについて集約設定値に基づいて集約が行われる。
以上に示した第2の実施形態によれば、転送方式およびデータ送信方向の組み合わせごとに集約設定値を事前に設定し、USB/IP接続中に設定ファイルを読み込み、集約エンドポイントを設定することで、第1の実施形態と同様に、リアルタイム性を要求するデータ通信に関しては集約を行わないことで、USB通信の正常動作を保ちつつ、ネットワーク負荷を減少させつつ効率的なデータ通信を行うことができる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
100・・・データ通信システム
110・・・USBデバイス
120・・・サーバ
130・・・ゲートウェイ装置
140・・・IPネットワーク
201・・・設定部
202,302・・・設定格納部
203,303・・・通信制御部
204,301・・・送受信部
205,304・・・分離部
400,600・・・設定ファイル。

Claims (7)

  1. ゲートウェイ装置にUSBを用いて接続されるデバイスが、該ゲートウェイ装置を介してサーバと通信を行うデータ通信システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を行うかどうかを示す情報を含む設定ファイルを設定する設定手段を具備し、
    前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、
    前記サーバと前記ゲートウェイ装置との間の通信の際、前記設定ファイルを参照して、前記デバイスと前記サーバとの間の仮想通信路を示すエンドポイントごとに前記URBの集約を制御する制御手段、を具備するデータ通信システム。
  2. 前記設定手段は、デバイスごとに、各エンドポイントについて集約を行うかどうかを示すエンドポイント情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、
    前記制御手段は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立前に、該第1デバイスに該当する前記エンドポイント情報および前記集約設定値に基づいて、前記エンドポイントにおける集約対象となるURBを決定する請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記設定手段は、前記デバイスのデータ転送方式およびデータ送信方向の組み合わせごとに集約を行うかどうかを示す集約情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、
    前記制御手段は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立後に、前記集約情報および前記集約設定値に基づいて、該当するエンドポイントにおける集約対象となるURBを決定する請求項1に記載のデータ通信システム。
  4. ゲートウェイ装置にUSBを用いて接続されるデバイスが、該ゲートウェイ装置を介してサーバと通信を行うデータ通信システムにおけるデータ通信方法であって、
    前記サーバは、
    前記USBの通信に関するデータ単位を示すURBの集約を行うかどうかを示す情報を含む設定ファイルを設定し、
    前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、
    前記サーバと前記ゲートウェイ装置との間の通信の際、前記設定ファイルを参照して、前記デバイスと前記サーバとの間の仮想通信路を示すエンドポイントごとに前記URBの集約を制御するデータ通信方法。
  5. 前記サーバは、デバイスごとに、各エンドポイントについて集約を行うかどうかを示すエンドポイント情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、
    前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立前に、該第1デバイスに該当する前記エンドポイント情報および前記集約設定値に基づいて、前記エンドポイントにおける集約対象となるURBを決定する請求項4に記載のデータ通信方法。
  6. 前記サーバは、前記デバイスのデータ転送方式およびデータ送信方向の組み合わせごとに集約を行うかどうかを示す集約情報と前記集約の度合いを示す集約設定値との対応関係を含む前記設定ファイルを生成し、
    前記サーバおよび前記ゲートウェイ装置の少なくともどちらか一方は、前記ゲートウェイ装置に接続される第1デバイスのUSB/IP接続確立後に、前記集約情報および前記集約設定値に基づいて、該当するエンドポイントにおける集約対象となるURBを決定する請求項4に記載のデータ通信方法。
  7. コンピュータを、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデータ通信システムの各手段として実行させるためのプログラム。
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