JP2017084304A - 画像表示装置、画像表示方法 - Google Patents

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拓 小笠原
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Abstract

【課題】 ページ画像に含まれる文書構成要素から成る部分領域の属性に応じて表示方式を決定し、決定された表示方式で各部分領域を順次表示する方法を提供する。【解決手段】 上記課題を解決すべく本画像表示装置は、ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された部分領域の属性に基づき前記部分領域の表示方式を決定する決定手段と、前記決定手段により決定した表示方式により前記部分領域を表示部に表示させる表示制御手段とを有し、前記表示制御手段は、前記認識手段により認識した第1の部分領域を、前記決定手段により前記第1の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示してから、前記認識手段により認識した第2の部分領域を、前記決定手段により前記第2の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示することを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明はページ画像の文書構成要素に応じて部分領域を認識し、ページ画像を部分領域毎に順次表示する技術に関する。
デジタルサイネージを用いて自動的に複数の画像を順次表示することが一般的になっている。
例えば、銀行や保険会社等の営業店舗においてデジタルサイネージを設置し、設置されたデジタルサイネージに複数の画像を順次表示し、情報を繰り返し流す場合などが挙げられる。
デジタルサイネージに表示される情報の例として、銀行や保険会社で販売される金融商品のパンフレットや説明資料などが挙げられる。これらのパンフレットや説明資料は、デジタルサイネージを用いた画像の表示に使用されるだけでなく、紙に印刷され、店舗内で顧客が自由に持ち帰ることができる配布資料として使用されている。
この様な使用方法において作成されるパンフレットや説明資料は、デジタルサイネージ表示用資料と配布用資料とでそれぞれ別に作成すると余計なコストが発生してしまう。このため、元々は紙に印刷され配布用に作成された資料をデジタルサイネージの表示用資料として使用するニーズが増加している。
また従来のデジタルサイネージを用いて、資料を構成する複数の画像を順次表示する場合、プレゼンテーションでスライドをめくる様に資料をページ単位に表示し、自動でページめくりを行う(自動再生する)ものが一般的であった。
この様な自動再生に関して、プレゼンテーション資料を自動再生するものがある(特許文献1)。これには、プレゼンテーション資料を構成するページ毎に表示時間(自動再生時間)を決定する。そしてこの決定された自動再生時間に応じてページ単位に自動でページめくりを行うことについて開示されている。
特開2008−170638号公報
上記の従来技術では表示される資料はページ毎に自動再生される。よって、ページ画像に含まれる文書構成要素を認識し、認識された各文書構成要素に応じた方法で文書構成要素毎に自動再生を行うことについて開示されていない。
なお、文書構成要素とは、ページ画像に含まれる見出し、本文、ヘッダ・フッタ、画像など、文書を構成する各要素を指す。例えば、先に説明した銀行や保険会社で販売される金融商品のパンフレットや説明資料などは、閲覧者に見やすい様に文書構成要素がレイアウトされること多い。
よって本願発明は、ページ画像に含まれる文書構成要素から成る部分領域の属性に応じて表示方式を決定し、決定された表示方式で各部分領域を順次表示する(自動再生する)方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく本画像表示装置は、ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識手段と、前記認識手段により認識された部分領域の属性に基づき前記部分領域の表示方式を決定する決定手段と、前記決定手段により決定した表示方式により前記部分領域を表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記認識手段により認識した第1の部分領域を、前記決定手段により前記第1の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示してから、前記認識手段により認識した第2の部分領域を、前記決定手段により前記第2の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示することを特徴とする。
本願発明では、ページ画像に含まれる文書構成要素から成る部分領域の属性に応じて表示方式を決定し、決定された表示方式で各部分領域を順次表示する(自動再生する)ことが可能になる。
これにより、デジタルサイネージ広告を行う場合、閲覧者の広告に対する理解度を上げることや、興味を誘発することが可能になる。
画像表示装置のハードウェア構成図。 コンテンツとページ画像。 画像表示装置の処理ブロック図。 (A)ページ構造解析処理のフローチャート。 (B)領域属性の判定処理のフローチャート。 ページ画像と構造解析結果例。 部分領域データと部分領域管理テーブル。 表示方式の決定処理のフローチャート。 自動再生処理のフローチャート。 部分領域の拡大表示処理のフローチャート。 部分領域のスクロール表示処理のフローチャート。 自動再生処理時の画面遷移。 本発明の実施例2におけるページ画像と構造解析結果例。 本発明の実施例2における部分領域のスクロール表示処理のフローチャート。 本発明の実施例2における自動再生処理時の画面遷移。
[実施例1]
以下、本発明を実施する形態について図面を用いて説明する。
(画像表示装置のハードウェア構成)
図1(A)を用いて、画像表示装置100のハードウェア構成図を説明する。
画像表示装置100は、CPU101と、RAM102と、ROM103と、HDD104と、表示部105から構成する。
CPU101は、ROM103に記憶されている画像処理プログラムを実行し、画像表示装置100の表示部105にページ画像を表示するように表示制御を行う。
RAM102は、CPU101が実行する画像処理プログラムに割り当てられるメモリである。HDD03は、CPU101によって実行される画像処理プログラムがデータの読み書きに使用する記憶装置である。
画像処理プログラムが処理するデータはコンテンツに含まれる複数のページ画像である。図2でコンテンツとページ画像について説明する。
表示部105は、ページ画像を表示する画面である。図1(B)に示す様に、表示部105の大きさは、幅をW00、高さをH00とする。
(コンテンツとページ画像)
図2を用いて、画像表示装置100が処理するコンテンツとページ画像を説明する。
図2に示す様に、コンテンツ200は、複数のページ画像201〜20Nから構成される。コンテンツのページ数をNとする。
コンテンツ200は、一般的な情報処理装置で扱われる文書ファイルに相当する。ページ画像201〜20Nは、文書ファイルに含まれる各ページに相当する。本実施例では、ページ画像フォーマットはラスタ画像とし、例えば、JPEGやTIFFファイルである。
画像表示装置100は、1つのコンテンツ200に含まれる全ページ画像201〜20Nに対して画像処理プログラムを実行する。
(画像表示装置の処理ブロック)
図3を用いて、本実施例における画像表示装置100の画像処理プログラムが実現する処理ブロックを説明する。
画像処理プログラムの処理ブロックは、ページ構造解析部301と、部分領域管理部302と、表示方式決定部303と、拡大表示部304、スクロール表示部305と、自動再生部306から構成する。
画像表示装置100は、ROM103に含まれる画像処理プログラムを、CPU101で実行し、上記の各処理ブロックを実現する。
各処理ブロックの役割を説明する。
ページ構造解析部301は、ページ画像の構造解析処理を実行する。構造解析とは、ページ画像に含まれるテキストや図などの文書構成要素に応じて、ページ画像中の複数の部分領域を自動認識する処理である。部分領域の構造解析処理については、図4(A)のフローチャートを用いて説明する。
ページ構造解析部301が処理する文書構成要素とは、本文中の見出し、本文、ヘッダ、フッタ、図、背景などの文書にレイアウトされた各要素を指す。これらの要素を分類する領域属性の判定処理については図4(B)のフローチャートを用いて説明する。
部分領域の構造解析処理を実行後に得られる部分領域に関する情報を、部分領域データと呼ぶ。
部分領域データとは、ページ画像中の部分領域の座標や、幅・高さ(以降、幅高とする)や、領域属性などの部分領域に関するデータである。領域属性は、部分領域データにおける文書構成要素の分類に対応する。
部分領域データの詳細に関しては、図5と図6を用いて説明する。部分領域データは、後述する表示方式決定部303によって情報が追加される。
部分領域管理部302は、部分領域データを管理する。部分領域管理テーブルは、複数の部分領域データを管理するテーブルである。部分領域管理テーブルについては図6を用いて説明する。
表示方式決定部303は、部分領域管理部302が管理する部分領域データを使用し、部分領域の表示方式の決定処理を実行する。この処理結果は部分領域データに追加される。この表示方式の決定処理については、図7のフローチャートを用いて説明する。
拡大表示部304は、ページ画像中の部分領域に対して部分領域毎の表示拡大率で拡大してから表示部105に表示する。表示に必要となる部分領域の座標や表示拡大率等の情報は、部分領域データで指定される。この部分領域の拡大表示処理については、図9のフローチャートを用いて説明する。
スクロール表示部305は、部分領域を拡大表示した後に、スクロール表示する。表示に必要となる部分領域の幅高や領域属性等は部分領域データで指定される。この部分領域のスクロール表示処理については、図10のフローチャートを用いて説明する。
自動再生部306は、拡大表示部304の部分領域の拡大表示処理と、部分領域のスクロール表示部305のスクロール表示処理を使用し、部分領域を順番に自動で表示する。このように各部分領域を自動で画面上に順次表示することを自動再生処理といい、この自動再生処理については、図8のフローチャートを用いて説明する。また、自動再生処理を実行中の表示部105の画面遷移については図11を用いて説明する。
(ページ構造解析処理)
(ページ画像と構造解析例)
図4(A)のフローチャートを用いて、ページ構造解析部301が実行するページ画像の構造解析処理を説明する。
図4の各処理は画像表示装置100内のCPU101が実行することにより実現される。
ページ画像の構造解析処理は、ページ画像の文書構成要素に応じて、ページ画像中の複数の部分領域を自動認識する処理である。
処理するコンテンツの一例例として、図2のコンテンツ200がある。ページ構造解析部301は、コンテンツ200の全ページ対し順番に、ページ画像の構造解析処理を実行する。つまり、先頭1ページ目から処理を開始し、1ページ目が終了した後に次ページに対する処理を実行する。これを最終ページまで繰り返す。
処理するページ画像例として、コンテンツ200の1ページ目のページ画像201を使用する。これは、図5(A)のページ画像500と同じである。
図5(A)に示す様に、ページ画像500には、文書構成要素として、
背景501、ヘッダ502、ヘッダ503、見出し504、本文505、図(画像)506、図(画像)507、フッタ508がレイアウトされている。
ステップS401で、ページ構造解析部301は、処理するページ番号を変数iに設定する。変数iは全ページに対して処理を実行するためのインクリメント用のインデックスである。最初は先頭ページ番号の1を設定する。
ステップS402で、ページ構造解析部301は、画像表示装置のHDD104に保存されているコンテンツ200のiページ目のページ画像を読み込む。
ステップS403で、ページ構造解析部301は、読み込んだページ画像に対して文書構成要素に応じて部分領域を認識する。
そして、図5(B)は、ページ構造解析部301が、図5(A)のページ画像に対して上記の文書構成要素に応じて部分領域を自動認識した結果である。構造解析結果である部分領域は、図5(B)において矩形の点線で示す。
図5(A)、(B)において、ヘッダ502は部分領域512として自動認識されたことを示す。同様に、ヘッダ503は部分領域513として自動認識される。見出し504は部分領域514として自動認識される。本文505は部分領域515として自動認識される。画像506は部分領域516として自動認識される。画像507は部分領域517として自動認識される。フッタ508は部分領域518として自動認識される。背景501は部分領域511として自動認識される。
ステップS404で、ページ構造解析部301は、部分領域の座標と幅高を認識する。
部分領域の座標と幅高に関して、図5(C)における部分領域514を例に説明する。座標に関しては、背景属性である部分領域511(ページ画像全体と同じ範囲の領域)の左上を原点とする座標系で表現する。
部分領域の座標は、原点から部分領域514の左上の座標までのX軸方向の距離X14、及び、原点から部分領域514の左上座標までのY軸方向の距離Y14で示す。
部分領域の幅高は、部分領域514のX軸方向の長さW13、及び、Y軸方向の長さH13で表す。
ステップS405で、ページ構造解析部301は、OCR処理を実行し、部分領域に文字があるか否か判定する。文字があると判定された場合はステップS406に進む。文字が無いと判定された場合はステップS408に進む。
ステップS406で、ページ構造解析部301は、OCR処理結果より文字サイズを取得する。
ステップS407で、ページ構造解析部301は、OCR処理結果より文字方向を認識する。文字方向を認識するとは文字が横書きか縦書きか認識することである。
ステップS408で、ページ構造解析部301は、各部分領域に対して領域属性を認識する。領域属性とは、文書構成要素に対応する属性を示すものである。この領域属性の認識処理は図4(B)のフローチャートを用いて説明する。
ステップS409で、ページ構造解析部301は、各部分領域の表示順序を認識する。表示順序は、部分領域の座標や幅高等に応じて決定する。
図5(B)に示す例では、部分領域511の表示順序は1、部分領域512の表示順序は2、部分領域513の表示順序は3、部分領域514の表示順序は4、部分領域515の表示順序は5と認識される。さらに、部分領域515の表示順序は5、部分領域516の表示順序は6、部分領域517の表示順序は7、部分領域517の表示順序は8に認識される。
ステップS410で、ページ構造解析部301は、前ステップまでに認識した部分領域に関する情報を部分領域データとして保存する。実際には、ページ構造解析部301が、部分領域管理部302に通知し、この部分領域管理部302が部分領域データを保存する。
ステップS411で、ページ構造解析部301は、次ページを処理するために変数iをインクリメントする。
ステップS412で、ページ構造解析部301は、変数iが処理中のコンテンツ200のページ数を越えたか否かを判定する。変数iがページ数を越えていないと判定された場合は、ステップS402に戻り、次ページのページ画像の取得から実行する。
変数iがページ数を越えたと判定された場合は、全ページに対する処理が完了しているため、ページ画像の構造解析処理を終了する。
(領域属性の判定処理)
図4(B)のフローチャートを用いて、ページ構造解析部301が実行する領域属性の判定処理を説明する。
領域属性の判定処理は、ページ画像の構造解析処理のステップS403で認識した全部分領域に対して実行される。
ステップS421で、ページ構造解析部301は、部分領域の幅高がページ画像の幅高と等しいか否かを判定する。判定が真の場合はステップS422に進み判定が偽の場合はステップS423に進む。
ステップS422で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「背景」に設定する。
ステップS423で、ページ構造解析部301は、部分領域のY座標が定数P以下であり、部分領域の面積(幅×高さ)が定数R以下であるか否かを判定する。これは、処理中の部分領域がページ画像中の上端部にある面積の小さい領域であるか否かを判定するものである。
判定が真の場合はステップS424に進み、判定が偽の場合はステップS425に進む。
ステップS424で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「ヘッダ」に設定する。
ステップS425で、ページ構造解析部301は、部分領域のY座標が定数Q以上であり、部分領域の面積(幅×高さ)が定数R以下であるか否かを判定する。これは、処理中の部分領域がページ画像中の下端部にある面積の小さい領域であるか否かを判定するものである。
判定が真の場合はステップS426に進み、判定が偽の場合はステップS427に進む。
ステップS426で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「フッタ」に設定する。
ステップS427で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域に表・図形が含まれるかを判定する。含まれる場合はステップS428に進み、含まれない場合はステップS429に進む。
ステップS428で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「画像」に設定する。
ステップS429で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の文字サイズが、ページ画像中の文字サイズの平均+標準偏差の値以上であるか否かを判定する。判定が真の場合はステップS430に進み、判定が偽の場合はステップS431に進む。
ステップS430で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「見出し」に設定する。
ステップS431で、ページ構造解析部301は、処理中の部分領域の領域属性を「本文」に設定する。
以上で、ページ構造解析部301は領域属性の判定処理を終了する。
この処理により、ページ画像に含まれる各部分領域のサイズ(幅高、面積)や座標や文字に関する情報(文字を含むか否か、文字サイズ)により属性の判定を行うことができる。
なお、部分領域を見出し判定する場合の基準として、部分領域に含まれる文字のサイズが閾値より大きい場合には見出しと判定してもよい。また、ページ画像に含まれる文字の中で一番大きなサイズの文字を含む部分領域を見出しと判定してもよい。
続いて、領域属性の判定処理の処理結果例を図5(B)で説明する。
部分領域511は、ステップS421で、領域の幅高とページ画像の幅高と等しいと判定され、領域属性に「背景」が設定される。
部分領域512と部分領域513は、ステップS423で、部分領域の座標がページ画像の上端部にあり、面積の小さい領域と判定され、領域属性に「ヘッダ」が設定される。
部分領域518は、ステップS425で、部分領域の座標がページ画像の下端部にあり、面積の小さい領域と判定され、領域属性に「フッタ」が設定される。
部分領域517と部分領域518は、ステップS427で、部分領域に表・図形が含まれるため、領域属性に「画像」が設定される。
部分領域514は、ステップS429で、部分領域の文字サイズが、ページ画像中の文字サイズの平均+標準偏差の値以上であるため、領域属性に「見出し」が設定される。
部分領域515は、ステップS429で、部分領域の文字サイズが、ページ画像中の文字サイズの平均+標準偏差の値未満であるため、領域属性に「本文」が設定される。
(部分領域データの管理)
図6を用いて、部分領域データと部分領域管理テーブルを説明する。
部分領域管理部302は、各部分領域に関する情報である部分領域データを部分領域管理テーブルで管理する。
部分領域管理部302は、部分領域管理テーブルを、画像表示装置100の記憶装置であるRAM202やHDD204などに保存する。
図6の部分領域管理テーブルを説明する。
図6に示す部分領域管理テーブルの行方向には部分領域データの項目が並ぶ。
部分領域データの項目は、ページ構造解析処理(図4)から取得するものと、表示方式の決定処理(図7)から取得するものとから構成される。
部分領域データの各項目を説明する。まず、ページ構造解析処理(図4)から取得され項目である図6のページ番号601、部分領域番号602、座標603、幅高604、領域属性605、表示順序606を説明する。
ページ番号601は、部分領域が含まれるページ画像のページ番号である。
部分領域番号602は、部分領域を識別するための番号である。
つまり、各部分領域は、ページ番号601と部分領域番号602を使用し、一意に識別することができる。
座標603は部分領域の左上の座標である。幅高604は部分領域の幅と高さである。部分領域514の座標と幅高は、図5(C)に図示した。
領域属性605は、文書構成要素に対応する属性を示すものであり、見出し、本文、ヘッダ、フッタ、図、背景、等である。部分領域の文書構成要素と領域属性に関しては、図4(B)、図5(A)、(B)を用いて説明した通りである。
表示順序606は、各ページ画像を構成する部分領域の表示順序である。
次に、表示方式の決定処理(図7)から取得する項目である、図6の表示方式611、表示拡大率612、表示時間613、スクロール速度614について説明する。
表示方式611は部分領域を表示する方式である。本実施例では、「拡大+スクロール表示」「拡大表示」「非表示」のいずれかが設定される。
表示拡大率612は、部分領域を拡大表示する時の拡大表示率である。
表示時間613は、部分領域を拡大表示する表示時間である。
スクロール速度614は、部分領域をスクロール表示する場合の遷移速度である。
表示方式611、表示拡大率612、表示時間613、スクロール速度614の決定方法に関しては、図7の表示方式の決定処理のフローチャートを用いて説明する。
部分領域管理テーブルの列方向に関して説明する。
部分領域管理テーブルは、コンテンツ200の全ページ画像201〜20Nに含まれる全部分領域データを管理し、これらが列方向に並ぶ。つまり、1列分が1つ部分領域データに相当する。例えば、図5(B)のページ画像では、部分領域は511〜518の8つあり、図6の部分領域テーブルに8列で管理される。
これらの設定値に関しては、以下の表示方式の決定処理(図7)を説明した後に、図5(B)のページ画像を例に説明する。
(表示方式の決定処理)
図7のフローチャートを用いて、表示方式決定部303が実行する部分領域の表示方式の決定処理を説明する。
表示方式の決定処理とは、各部分領域の表示方式として、「拡大表示」、「拡大+スクロール表示」、「非表示」のいずれかを決定する処理である。なお、本実施例では表示方式としてこの3種類を用いたが、表示方式はこれらに限らない。
また、表示方式を「拡大表示」に設定した場合は、表示拡大率612、表示時間613を決定する。「拡大+スクロール表示」に設定した場合は、表示拡大率612、スクロール速度614を決定する。
表示方式の決定処理は、コンテンツ200の全ページ画像に含まれる全部分領域に対して順に実行する。つまり、先頭1ページ目の1つ目の部分領域から処理を開始し、1ページ目の各部分領域に対して処理を実行する。そして、1ページ目が終了した後に次ページの各部分領域に対する処理を実行する。これを最終ページまで繰り返す。
ステップS701で、表示方式決定部303は、処理するページ番号を変数iに設定する。変数iは全ページに対して処理を実行するためのインクリメント用のインデックスである。最初は先頭ページ番号の1を設定する。
ステップS702で、表示方式決定部303は、前ステップで変数iに設定したページ番号の全部分領域管理レコードを部分領域管理テーブルから取得する。
ステップS703で、表示方式決定部303は、処理する部分領域番号を変数jに設定する。変数jは1ページに含まれる全部分領域に対して決定処理を実行するためのインクリメント用のインデックスである。最初は、先頭の部分領域番号の1を設定する。
ステップS704からステップS711に進み、各部分領域に対する処理を実行する。
ステップS711で、表示方式決定部303は、画像表示装置100の表示部105の幅高を取得する。図1(B)に示した様に、画像表示装置の表示部105の幅高は(W00、H00)である。
ステップS712で、表示方式決定部303は、部分領域データで指定される領域属性605を判定する。
部分領域の属性が「背景」または「画像」と判定された場合はステップS721に進む。部分領域の属性が「見出し」と判定された場合はステップS731に進む。部分領域の属性が「本文」と判定された場合はステップS741に進む。部分領域の属性が「ヘッダ・フッタ」と判定された場合はステップS751に進む。
ステップS721で、表示方式決定部303は、処理中の部分領域データ(領域属性605が「背景」または「画像」)に対して、表示方式611に「拡大表示」を設定する。
ステップS722で、表示方式決定部303は表示拡大率612を設定する。ここでは、部分領域の幅高が、画面の幅高に入る様に表示拡大率612を設定する。
ステップS723で、表示方式決定部303は、部分領域を拡大表示する表示時間613を設定する。ここでは、表示時間=定数Aを設定する。
ここで、表示方式決定部303は、処理中の部分領域の表示方式の決定処理を完了し、ステップS705に戻り、決定内容を部分領域データに反映する。
ステップS731で、表示方式決定部303は処理中の部分領域データ(領域属性605が「見出し」)に対して、表示方式611に「拡大+スクロール表示」を設定する。スクロール方向は横方向に設定する。続いて、ステップS732に進む。
ステップS722で、表示方式決定部303は表示拡大率612を設定する。ここでは、部分領域の高さ=表示部の高さ(H00)×定数Bとなる様に表示拡大率612を設定する。
ステップS733で、表示方式決定部303はスクロール速度614を設定する。ここでは、スクロール速度=定数C/表示拡大率となる様に設定する。スクロール速度は、ステップS722で決定した表示拡大率の逆数となる。
つまり、表示拡大率612が大きい部分領域の場合は、表示される文字が比較的大きくなるため、スクロール速度614を比較的遅く設定する。表示拡大率612が小さい部分領域の場合は、表示される文字が比較的小さくなるため、スクロール速度614を比較的速く設定する。これは、大きいサイズの文字は重要であったり強調させたい部分であると推測されるため、閲覧者の理解を促したり興味を誘発することためにスクロール速度を比較的遅くする。
ここで、表示方式決定部303は、処理中の部分領域の表示方式の決定処理を完了し、ステップS705に戻り、決定内容を部分領域データに反映する。
ステップS741で、表示方式決定部303は、処理中の部分領域データ(領域属性605が「本文」)に対して、まず、表示拡大率612を設定する。ここでは、部分領域の幅=表示部の幅(W00)となる様に表示拡大率612を設定する。
ステップS742で、表示方式決定部303は、部分領域の高さ×表示拡大率(前ステップで設定)が、表示部の高さに収まるか否かを判定する。収まらないと判定された場合はステップS743に進む。収まると判定された場合はステップS745に進む。
ステップS743で、表示方式決定部303は、設定した表示拡大率612で、処理中の領域属性605が「本文」の部分領域の全体を表示部105に表示できないため、表示方式611に「拡大+スクロール表示」を設定する。表示部の高さに収まらない場合は、スクロール方向は縦方向に設定する。
ステップS744で、表示方式決定部303はスクロール速度614を設定する。ここでは、スクロール速度=定数C/表示拡大率となる様に設定する。
ステップS745で、表示方式決定部303は設定した表示拡大率612で処理中の領域属性605が「本文」の部分領域の全体を表示部105に一度に表示できると判定される。よって表示方式611に「拡大表示」を設定する。
ステップS746で、表示方式決定部303は部分領域を拡大表示する表示時間613を設定する。ここでは表示時間=定数Aとして設定する。
ここで、表示方式決定部303は処理中の部分領域の表示方式の決定処理を完了し、ステップS705に戻り、決定内容を部分領域データに反映する。
ステップS751で、表示方式決定部303は、処理中の部分領域データ(領域属性605が「ヘッダ」または「フッタ」)に対して、表示方式611に「非表示」を設定する。
ここで、表示方式決定部303は、処理中の部分領域の表示方式の決定処理を完了し、ステップS705に戻る。
ステップS705で、表示方式決定部303は、前ステップまでに決定した部分領域の表示方式611、表示拡大率612、表示時間613、スクロール速度614を、処理中の部分領域データに反映する。
ステップS706で、表示方式決定部303は、次の部分領域を処理するために変数jをインクリメントする。
ステップS707で、表示方式決定部303は、変数jが処理中のページの部分領域数を越えたか否かを判定する。変数jが部分領域数を越えていないと判定された場合は、ステップS704に戻り、次の部分領域の表示拡大率の決定処理から実行する。変数jが部分領域数を越えたと判定された場合は、ステップS708に進む。
ステップS708で、表示方式決定部303は、次ページを処理するために変数iをインクリメントする。
ステップS709で、表示方式決定部303は、変数iが処理中のコンテンツ200のページ数を越えたか否かを判定する。変数iがページ数を越えていないと判定された場合はステップS702に戻り、次ページの全部分領域データの取得から実行する。変数iがページ数を越えたと判定された場合は、表示方式の決定処理を終了する。
これらの処理により、各ページを構成する各部分領域に対して、表示方式、表示拡大率、表示時間、スクロール速度等が決定される。
続いで、上記の表示方式の決定処理の実行例を説明する。
(表示方式の決定処理例)
図7に示した表示方式の決定処理例として、図5(B)のページ画像と、図6の部分領域データを用いた場合を説明する。
図5(B)は、図5(A)のページ画像に対して、ページ構造解析処理(図4)を実行し、部分領域を取得した結果である。
図5(B)の部分領域511は、図6において(ページ番号=1、部分領域番号=1)の部分領域データとして管理される。この部分領域の領域属性605は「背景」である。よって、ステップS721に進み、表示方式611に「拡大表示」を設定する。ステップS722に進み、表示拡大率612にM11を設定する。ステップS723で「表示時間613」にT11を設定する。
図5(B)の部分領域512と部分領域513は、それぞれ、図6において(ページ番号=1、部分領域番号=2)と(ページ番号=1、部分領域番号=3)の部分領域データとして管理される。これらの部分領域の領域属性605は「ヘッダ」である。よって、ステップS751に進み、「表示方式611」に「非表示」を設定する。
図5(B)の部分領域514は、図6において(ページ番号=1、部分領域番号=4)の部分領域データとして管理される。この部分領域の領域属性605は「見出し」である。よって、ステップS731に進み、表示方式611に「拡大+スクロール表示」を設定する。ステップS732で表示拡大率612にM14を設定し、ステップS733でスクロール速度614にV14を設定する。
図5(B)の部分領域515は、図6において(ページ番号=1、部分領域番号=5)の部分領域データとして管理される。この部分領域の領域属性605は「本文」である。よって、ステップS741に進み、表示拡大率612にM15を設定する。ステップS742で、表示拡大率M15で部分領域515を表示した場合に、表示部の高さ(H00)に収まるか否かを確認する。ここでは、部分領域の高さH15×M15<表示部の高さ(H00)となる。よって、この部分領域515は表示拡大率M15で表示した場合であっても表示部の高さに収まるので、ステップS745に進み、表示方式611に「拡大表示」を設定する。ステップS746で、「表示時間613」にT15を設定する。
図5(B)の部分領域516と部分領域517は、それぞれ図6において(ページ番号=1、部分領域番号=6)と(ページ番号=1、部分領域番号=7)の部分領域データとして管理される。これらの部分領域の領域属性605は「画像」である。よって、ステップS721に進み、表示方式611に「拡大表示」を設定する。ステップS722に進み、表示拡大率612にM16とM17をそれぞれ設定する。ステップS723で表示時間613にT16とT17をそれぞれ設定する。
図5(B)の部分領域518は、図6において(ページ番号=1、部分領域番号=8)の部分領域データとして管理される。この部分領域の領域属性605は「フッタ」である。よって、ステップS751に進み、表示方式611に「非表示」を設定する。
以上で、部分領域の表示方式の決定処理例に関する説明を終了する。
(自動再生処理)
図8のフローチャートを用いて、自動再生部306が実行する部分領域の自動再生処理について説明する。
自動再生処理は、コンテンツ200の全ページに含まれる全部分領域のうち各部分領域に対して順次表示処理を行う。このとき、各部分領域に対して決定された表示方式で表示処理が行われる。先頭1ページ目の1つ目の部分領域から処理を開始し、1ページ目の各部分領域に対して処理を実行する。そして、1ページ目が終了した後に次ページの各部分領域に対する処理を実行する。これを最終ページまで繰り返す。
ステップS801で、自動再生部306は、処理するページ番号を変数iに設定する。変数iは全ページに対して処理を実行するためのインクリメント用のインデックスである。最初は先頭ページ番号の1を設定する。
ステップS802で、自動再生部306は、前ステップで変数iに設定したページ番号の全部分領域データを部分領域管理テーブルから取得する。
ステップS803で、自動再生部306は、処理する部分領域番号を変数jに設定する。変数jは1ページ分に含まれる全部分領域に対して決定処理を実行するためのインクリメント用のインデックスである。最初は、先頭の部分領域番号の1を設定する。
ステップS804で、自動再生部306は、処理中の部分領域データに関して表示方式611を判定する。表示方式611が「拡大表示」の場合は、ステップ5(S805)に進む。表示方式611が「拡大+スクロール表示」の場合は、ステップ7(S807)に進む。表示方式611が「非表示」の場合は、何もせずにステップ9(S809)に進む。
ステップS805で、自動再生部306は、部分領域の拡大表示処理を実行する。これは、部分領域データに従い、表示部105に部分領域を適切な表示拡大率で表示する処理である。この部分領域の拡大表示処理については、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS806で、自動再生部306は、部分領域の表示経過時間を確認する。具体的には、部分領域データに指定された「表示時間613」を経過したか否かを確認する。
部分領域データに設定された「表示時間」を経過した場合は、ステップS809に進む。「表示時間」を経過していない場合は、ステップS806の部分領域の拡大表示処理を継続する。
ステップS807で、自動再生部306は、部分領域の拡大表示処理を実行する。これは、部分領域データに従い、表示部105に部分領域を適切な表示拡大率で表示する処理である。この部分領域の拡大表示処理については、図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップS808で、自動再生部306は、部分領域のスクロール表示処理を実行する。これは、前ステップで拡大表示処理した部分領域を部分領域データに従いスクロール表示する処理である。この部分領域のスクロール表示処理は、図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップS809で、自動再生部306は、次の部分領域を処理するために変数jをインクリメントする。
ステップS810で、自動再生部306は、変数jが処理中のページの部分領域数を越えたか否かを判定する。
変数jが部分領域数を越えていないと判定された場合は、ステップS804に戻り、人検知処理から実行する。
変数jが部分領域数を越えたと判定された場合は、処理中のページの全部分領域の処理を完了したため、ステップS811に進む。
ステップS711で、自動再生部306は、次ページを処理するために変数iをインクリメントする。
ステップS712で、自動再生部306は、変数iが処理中のコンテンツ200のページ数を越えたか否かを判定する。
変数iがページ数を越えていないと判定された場合は、ステップS802に戻り、次ページの全部分領域データの取得から実行する。
変数iがページ数を越えたと判定された場合は、ステップS801に戻り先頭ページから処理を繰り返し、自動再生処理を継続する。
自動再生部306は、以上の処理を繰り返し実行し、部分領域の自動再生処理を実行する。図8を用いて説明した自動再生処理を実行した場合、画像表示装置の表示部105における画面遷移については図11を用いて説明する。
次は、自動再生処理中のステップS805とステップS807で実行する部分領域の拡大表示処理を説明する。その後にステップS808で実行する部分領域のスクロール表示処理を説明する。
(部分領域の拡大表示処理)
図9のフローチャートを用いて、拡大表示部304が実行する部分領域の拡大表示処理を説明する。
この処理は前述の図8に示した自動再生処理におけるステップS805とステップS807で実行し、部分領域毎に適切な表示拡大率と表示座標で拡大表示を実行する。
ステップS901で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データの領域属性605を判定する。
領域属性605が「背景」または「画像」の場合は、ステップS902に進む。領域属性605が「見出し」の場合はステップS903に進む。領域属性が「本文」の場合はステップS905に進む。
ステップS902で、拡大表示部304は処理中の部分領域の部分領域データで指定される表示拡大率を使用し、部分領域の中心が表示部105の中心と合うように表示座標を決定する。
ステップS903で、拡大表示部304は処理中の部分領域データで指定される表示拡大率を使用し、部分領域の中央が表示部の中央と合うように表示座標のY座標を決定する。続いて、ステップS904で、拡大表示部304は、部分領域の左端が表示部の左端に合うように表示X座標を決定する。つまり、ステップS903とステップS904の処理を行うことで、部分領域はY軸方向にセンタリングされた表示座標を取る。
ステップS905で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データで指定される部分領域の高さ×表示拡大率(前ステップで設定)が、表示部の高さに収まるか否かを判定する。収まらないと判定された場合はステップS906に進む。収まると判定された場合はステップS907に進む。
ステップS906で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データで指定される表示拡大率を使用し、部分領域の左上座標が、表示部の左上端に合うように表示座標を決定する。
ステップS907で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データで指定される表示拡大率を使用し、部分領域の中心が表示部105の中心に合うように表示座標を決定する。
ステップS908で、拡大表示部304は、前ステップまで設定した表示座標と、部分領域データで指定された表示拡大率に従い、部分領域を表示部105に表示する。そして、拡大表示部304は、部分領域の拡大表示処理を完了する。
(部分領域のスクロール表示)
図10のフローチャートを用いて、拡大表示部304が実行する部分領域のスクロール表示処理を説明する。
この処理は前述の図8に示した自動再生処理におけるステップS808で実行され、拡大表示した部分領域のスクロール表示に使用される。
ステップS1001で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データの表示方式611を判定する。
表示方式611が「拡大+スクロール表示(横方向)」と判定された場合はステップS1011に進む。表示方式611が「拡大+スクロール表示(縦方向)」と判定された場合はステップS1021に進む。
ステップS1011で、拡大表示部304は、部分領域のY座標を固定し、X座標のみプラス方向(本実施例では右方向)にスクロール表示を行う。
ステップS1012で、拡大表示部304は部分領域のX座標終端までスクロール表示したか否かを判定する。終端まで表示したと判定された場合は、部分領域のスクロール表示処理を完了する。終端まで表示していないと判定された場合は、ステップS1011に戻り、部分領域のスクロール表示を継続する。
ステップS1021で、拡大表示部304は、部分領域のX座標を固定し、Y座標のみプラス方向(本実施例では下方向)にスクロール表示を行う。
ステップS1022で、拡大表示部304は部分領域のY座標終端までスクロール表示したか否かを判定する。終端まで表示したと判定された場合は、部分領域のスクロール表示処理を完了する。終端まで表示していないと判定された場合は、ステップS1021に戻り、部分領域のスクロール表示を継続する。
(自動再生処理の画面遷移例)
図11を用いて、自動再生処理(図8)を実行した場合の画像表示装置の表示部105の画面遷移を説明する。
例として、コンテンツ200の1ページ目のページ画像201に対して、ページ構造解析処理(図4)、及び、表示方式の決定処理(図7)を実行し、取得した部分領域データ(図6)を使用する。
ページ画像201に含まれる部分領域は図5の511〜518であり、部分領域データは表示方式の決定例で説明したものと同じである。
これらの部分領域データを使用して、自動再生処理を行った場合の表示部105の画面遷移を先に示すと、図11(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、(G)の順に画面が遷移する。以下に、詳細について説明する。
自動再生処理(図8)において、自動再生部306は、ステップS801とステップS802で、1ページ目の画像データの全部分領域データを取得する。
自動再生部306は、ステップS803、ステップS804以降で、表示対象の部分領域に対応する部分領域データに基づき表示方式を切り替えながら、表示対象の部分領域を順番に表示することで自動再生を行う。その際に、部分領域の拡大表示処理(図10)や、部分領域のスクロール表示処理(図11)を使用する。
自動再生部306は、部分領域511(ページ番号=1、部分領域番号=1)について、ステップS804で表示方式611を「拡大表示」と判定する。ステップS902で部分領域の中央座標(X11+(W11/2), Y11+(H11/2))が、表示部の中央(W00/2,H00/2)に合うように表示座標を決定する。
次に、自動再生部306は、ステップS722で決定した表示拡大率で、ステップS908で表示部105に拡大表示する。この時の表示部105の画面を図11(A)に示す。
そして、自動再生部306は、ステップS723で決定した表示時間を経過した後に、次の部分領域の処理に進む。
自動再生部306は、部分領域512(ページ番号=1、部分領域番号=2)について、ステップS804で表示方式611を「非表示」と判定し、部分領域512は表示せず次の部分領域の処理に進む。
自動再生部306は、部分領域513(ページ番号=1、部分領域番号=3)について、ステップS804で表示方式611を「非表示」と判定し、部分領域513は表示せず次の部分領域の処理に進む。
自動再生部306は、部分領域514(ページ番号=1、部分領域番号=4)について、ステップS804で表示方式611を「拡大+スクロール表示(横方向)」と判定する。自動再生部306は、ステップS903で、部分領域の中央が表示部の中央に合うように表示Y座標を決定する。つまり、部分領域のY座標の中央値(Y14+(H14/2))が、表示部の中央になるように調整する。次に、ステップS904で、部分領域の左端が表示部の左端に合うように表示X座標を決定する。
次に、自動再生部306は、前ステップまでに決定した表示座標と、ステップS732で決定した表示拡大率を用いて、ステップS908で表示部105に拡大表示する。
この時の表示部の画面を図11(B)に示す。図に示すように、スクロール表示の開始時点で、部分領域514は表示拡大率M14で拡大され、部分領域のX座標は表示部105の左端に合わされ、部分領域のY座標は表示部にセンタリングされる。
続いて、自動再生部306は、部分領域514について、ステップS1011とステップS1012で、部分領域のY座標を固定したまま、X座標をプラス方向(右方向)にスクロール表示する。この時の表示部の画面の一例を図11(C)に示す。
そして、自動再生部306は、部分領域514について、ステップS1012で部分領域514のX座標の終端までスクロール表示したことを判定し、部分領域のスクロール表示処理を完了する。この時の表示部の画面の一例を図11(D)に示す。
なお、部分領域が縦書きの見出しであると表示方式は「拡大+スクロール表示(縦方向)」と判定される。この場合、部分領域は拡大され、スクロール表示の開始時点でY座標が表示部105の上端に合わされX座標は表示部にセンタリングされる。
そして、X座標を固定したまま、Y座標をプラス方向(下方向)にスクロール表示し、Y座標の終端までスクロール表示してからスクロール表示処理を完了する。
この後、次の部分領域の処理に進む。
自動再生部306は、部分領域515(ページ番号=1、部分領域番号=5)について、ステップS804で表示方式611を「拡大表示」と判定する。ステップS902で部分領域の中央座標(X15+(W15/2), Y15+(H15/2))が、表示部の中央(W00/2,H00/2)に合うように表示座標を決定し、表示部105に拡大表示する。この時の表示部105の画面を図11(E)に示す。
部分領域516(ページ番号=1、部分領域番号=6)について、自動再生部306は、ステップS804で表示方式611を「拡大表示」と判定する。ステップS902で部分領域の中央座標(X16+(W16/2), Y16+(H16/2))が、表示部の中央(W00/2,H00/2)に合うように表示座標を決定し、表示部105に拡大表示する。この時の表示部105の画面を図11(F)に示す。
部分領域517(ページ番号=1、部分領域番号=7)について、自動再生部306は、
ステップS804で表示方式611を「拡大表示」と判定する。ステップS902で部分領域の中央座標(X17+(W17/2), Y17+(H17/2))が、表示部の中央(W00/2,H00/2)に合うように表示座標を決定し、表示部105に拡大表示する。この時の表示部105の画面を図11(G)に示す。
よって、本実施例では、紙に印刷するために作成されたページ画像を、デジタルサイネージを用いて表示する場合であっても、ページ画像を構成する文書構成要素を認識し、文書構成要素から成る部分領域の属性に応じた表示方式を決定することが可能になる。そして、各部分領域に対して決定された表示方式により、各部分領域を順次表示(自動再生)することができる。
具体的には、デジタルサイネージ広告において次の様な表示を行うことができる。ページ画像のうち見出しに対応する文書構成要素に関しては、広告閲覧者の興味を引きやすい様に見出しを拡大表示した状態でスクロール表示する。
ページ画像のうち本文に対応する文書構成要素に関しては、広告閲覧者が読みやすい様に、大きさに応じて拡大表示や、拡大した状態でスクロール表示を切り替える。
また、ページ画像のうちヘッダ・フッタの様な全ページに共通する様な情報に対応する文書構成要素に関しては、広告閲覧者にとって不要であるため、表示しない様に制御する。
以上の様に本実施例で示した表示方式でページ画像を表示すると、デジタルサイネージ広告を行う場合、閲覧者の広告に対する理解度を上げることや興味を誘発することが可能になる。
[実施例2]
自動再生処理を行うページ画像において、部分領域によっては、複数の文字サイズが含まれる場合がある。本実施例では、そのような部分領域の自動再生処理について説明する。
本施例では、実施例1と異なる部分のみを説明する。変更点てしては、実施例1における図10の部分領域のスクロール表示処理を図13の部分領域のスクロール表示処理に置き換える。
図13の部分領域のスクロール表示処理を用いて、自動再生処理(図8)を実行した場合の画像表示装置の表示部105の画面遷移について図14を用いて説明する。

(ページ画像と構造解析例)
本実施例で用いるページ画像例を図12(A)に示す。図12(A)に示す様に、ページ画像1200は、文書構成要素として、背景1201、ヘッダ1202、ヘッダ属性を有する1203、見出し1204、本文1205、図(画像)1206、図(画像)1207、フッタ508がレイアウトされている。
次に、図12(A)のページ画像に対して、ページ構造解析部301がページ画像の構造解析処理を行った結果を図12(B)に示す。
図12(B)において、ヘッダ1202は部分領域1212として自動認識されたことを示す。同様に、ヘッダ1203は部分領域1213として自動認識されたことを示す。見出し1204は部分領域1214として自動認識されたことを示す。本文1205は部分領域1215として自動認識されたことを示す。画像1206は部分領域1216として自動認識されたことを示す。画像1207は部分領域1217として自動認識されたことを示す。フッタ1208は部分領域1218として自動認識されたことを示す。背景1201は部分領域1211として自動認識されたことを示す。
これらの部分領域に対して、実施例1で説明した図7の表示方式の決定処理の結果は、図6に示した部分領域管理テーブルに保持される部分領域データと同じであるため、これらの部分領域データに関する説明は省略する。
本実施例で用いる図12(B)のページ画像の構造解析結果と、実施例1で用いた図5(B)のページ画像の構造解析結果の差異を説明する。
2つの結果においては、見出しの部分領域1214と見出しの部分領域514のみが異なる。見出しの部分領域1214は、複数の文字サイズを保持している。
それ以外の背景の部分領域1211、ヘッダの部分領域1212、ヘッダの部分領域1213、本文の部分領域1215、画像の部分領域1216、画像の部分領域1217、フッタの部分領域1218に関しては、図5(A)と同じである。よって、本実施例では説明を省略する。
(部分領域のスクロール表示)
図13のフローチャートを用いて、拡大表示部304が実行する部分領域のスクロール表示処理を説明する。
この処理は実施例1の図8に示した自動再生処理におけるステップS808で実行し、拡大表示した部分領域のスクロール表示に使用する。
ステップS1301で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データの表示方式611を判定する。
表示方式611が「拡大+スクロール表示(横方向)」の場合は、ステップS1311に進む。表示方式611が「拡大+スクロール表示(縦方向)」の場合は、ステップS1321に進む。
ステップS1311で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データで指定されるスクロール速度614を、変数Vtに代入する。また、処理中の部分領域データで指定される文字サイズ607を、変数Stに代入する。
ステップS1312で、拡大表示部304は、部分領域のY座標を固定し、X座標のみプラス方向(本実施例では右方向)にスクロール表示を行う。
ステップS1313で、拡大表示部304は、スクロール表示中の文字サイズが、変数Stに代入した値と等しいか否かを判定する。等しいと判定された場合は、ステップS1315に進む。等しくないと判定された場合は、ステップS1314に進む。
ステップS1314で、拡大表示部304は、表示中のスクロール速度を、文字サイズの変化割合に応じて変更する。つまり、Vt×(St/表示中の文字サイズ)に表示中のスクロール速度に変更する。
これにより部分領域でもこれにより文字サイズが大きい部分(すなわち、強調したい部分)は、ゆっくりスクロールさせることができる。
ステップS1315で、拡大表示部304は、部分領域のX座標終端までスクロール表示したか否かを判定する。終端まで表示したと判定された場合は、部分領域のスクロール表示処理を完了する。終端まで表示していないと判定された場合は、ステップS1312に戻り、部分領域のスクロール表示を継続する。
一方、ステップS1321で、拡大表示部304は、処理中の部分領域データで指定されるスクロール速度614を、変数Vtに代入する。また、処理中の部分領域データで指定される文字サイズ607を、変数Stに代入する。
ステップS1322で、拡大表示部304は、部分領域のX座標を固定し、Y座標のみプラス方向(本実施例では下方向)にスクロール表示を行う。
ステップS1323で、拡大表示部304は、スクロール表示中の文字サイズが、変数Stに代入した値と等しいかを判定する。等しいと判定された場合は、ステップS1315に進む。等しくないと判定された場合は、ステップS1324に進む。
ステップS1324で、拡大表示部304は、表示中のスクロール速度を、文字サイズの変化割合に応じて変更する。つまり、Vt×(St/表示中の文字サイズ)に表示中のスクロール速度に変更する。
これにより部分領域でもこれにより文字サイズが大きい部分(すなわち、強調したい部分)は、ゆっくりスクロールさせることができる。
ステップS1325で、拡大表示部304は、部分領域のX座標終端までスクロール表示したか否かを判定する。終端まで表示したと判定された場合は部分領域のスクロール表示処理を完了する。終端まで表示していないと判定された場合はステップS1322に戻り、部分領域のスクロール表示を継続する。
(自動再生処理の画面遷移例)
図13の部分領域のスクロール表示を使用し、自動再生部306が自動再生処理(図8)を実行した場合の画像表示装置の表示部105の画面遷移を説明する。
例として、ページ画像1200の構造解析結果である図12(B)を使用する。特に実施例1と異なる見出しの部分領域1214に関して説明する。
これらの部分領域を使用して、自動再生処理を行った場合の表示部105の画面遷移を先に示すと、図14(A)、(B)、(C)の順に画面が遷移される。以下に、詳細について説明する。
自動再生部306は、部分領域514(ページ番号=1、部分領域番号=4)について、ステップS804で表示方式611を「拡大+スクロール表示(横方向)」と判定する。自動再生部306は、ステップS903で、部分領域の中央が表示部の中央に合うように表示Y座標を決定する。つまり、部分領域のY座標の中央値(Y14+(H14/2))が、表示部の中央と合うように調整する。次に、ステップS904で、部分領域の左端が表示部の左端に合うように表示X座標を決定する。
次に、自動再生部306は、前ステップまでに決定した表示座標と、ステップS732で決定した表示拡大率を用いて、ステップS908で表示部105に拡大表示する。
この時の表示部の画面を図14(A)に示す。図に示すように、スクロール表示の開始時点で、部分領域1214は表示拡大率M14で拡大され、部分領域のX座標は表示部105の左端に合わされ、部分領域のY座標は表示部にセンタリングされる。
続いて、自動再生部306は、部分領域1214について、ステップS1312で、部分領域のY座標を固定したまま、X座標をプラス方向(右方向)にスクロール表示する。

自動再生部306は、ステップS1313において、スクロール表示中の文字サイズを判定する。例えば、図14(A)から図14(B)に遷移する間に、表示中の文字サイズが変更されている。この様な場合、自動再生部306は、部分領域の表示拡大率は変更せずに、ステップS1314にて、ステップS1314にてスクロール速度を変更する。図14(A)から図14(B)に遷移する場合は、文字サイズが大きくなるため、ステップS1314に従い、スクロール速度は文字サイズの変化割合に応じ遅くなる。
そして、自動再生部306は、部分領域1214について、ステップS1315で部分領域1214のX座標の終端までスクロール表示したことを判定し、部分領域のスクロール表示処理を完了する。この時の表示部の画面の一例を図14(C)に示す。この後、次の部分領域の処理に進む。これ以降の部分領域の自動再生に関しては、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
以上に説明した様に本実施例では、ページ画像の文書構成要素から成る部分領域の属性に応じて表示方式を決定し、決定された表示方式で各部分領域を順次表示することができる。また一つの部分領域内において文字サイズが変更される場合にも、文字のサイズに応じてスクロール速度を変更しながら再生することができる。
具体的には、ページ画像の見出しを拡大表示した状態でスクロール表示する場合に、見出し中の文字サイズに応じてスクロール速度を変化させながら再生することができる。
これにより部分領域でもこれにより文字サイズが大きい部分(すなわち、強調したい部分)は、ゆっくりスクロールさせることができる。よって強調部分に対して、閲覧者の注意をひくことが可能になる。
これにより、デジタルサイネージ広告を行う場合、閲覧者の広告に対する理解度を上げることや、興味を誘発することが可能になる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (12)

  1. ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された部分領域の属性に基づき前記部分領域の表示方法を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定した表示方式により前記部分領域を表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、前記認識手段により認識した第1の部分領域を、前記決定手段により前記第1の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示してから、
    前記認識手段により認識した第2の部分領域を、前記決定手段により前記第2の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記部分領域のサイズおよび前記部分領域の座標および前記部分領域に含まれる文字についての情報を用いて前記部分領域の属性を判定する判定手段を有し、
    前記決定手段は前記判定手段により判定された属性に基づき前記部分領域の表示方式を決定することを特徴とする請求項1の画像表示装置。
  3. 前記表示方式は、前記部分領域を拡大表示する方法、または、前記部分領域を拡大表示してスクロール表示する方法、または前記部分領域を非表示する方法のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示方式が、前記部分領域を拡大表示してスクロール表示する方法である場合、
    前記部分領域をスクロールする速度は、前記部分領域の表示拡大率に基づき決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示方式が、前記部分領域を拡大表示してスクロール表示する方法である場合、前記部分領域をスクロールする速度は、前記部分領域の表示拡大率と前記部分領域に含まれる文字のサイズに基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記部分領域に異なるサイズの文字が含まれる場合は、前記サイズに対応して前記部分領域のスクロールの速度を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識手段と、
    前記認識手段により認識された部分領域が見出し属性を有する部分領域であると判定された場合、
    前記部分領域を拡大し、該拡大された部分領域を表示部にてスクロール表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  8. 前記部分領域に含まれる文字の文字サイズが閾値より大きい場合、前記部分領域が見出し属性を有すると判定することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記ページ画像に含まれる文字の中で一番大きい文字を含む部分領域は見出し属性を有すると判定することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  10. ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにて認識された部分領域の属性に基づき前記部分領域の表示方式を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定した表示方式により前記部分領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、を有し、
    前記表示制御ステップでは、前記認識ステップにて認識した第1の部分領域を、前記決定ステップにて前記第1の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示してから、前記認識ステップにて認識した第2の部分領域を、前記決定ステップにて前記第2の部分領域の属性に基づき決定した表示方式で前記表示部に表示することを特徴とする画像表示方法。
  11. ページ画像を解析し、前記ページ画像に含まれる複数の部分領域を認識する認識ステップと、
    前記認識ステップにて認識された部分領域が見出し属性を有する部分領域であると判定された場合、前記部分領域を拡大し、該拡大された部分領域を表示部にてスクロール表示する表示制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像表示方法。
  12. コンピュータに請求項10又は11に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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