JP2017084045A - 電子機器、電子機器の認証方法および認証プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の認証方法および認証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第三者による電子機器の不正な使用を抑制できる電子機器を提供する。
【解決手段】睡眠検出部は睡眠を検出する。認証処理部は睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、睡眠を検出しているときに、第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う。
【選択図】図5

Description

本開示は、電子機器、電子機器の認証方法および認証プログラムに関する。
特許文献1〜3に記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2010−246148号公報 国際公開第2009/0934771号 特開2001−78966号公報
本開示は、新規なユーザ認証機能を有する電子機器の提供を目的とする。
電子機器、電子機器の認証方法および認証プログラムが開示される。一実施の形態において、電子機器は睡眠検出部と認証処理部とを備える。睡眠検出部は睡眠を検出する。認証処理部は、睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、睡眠を検出しているときに、第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う。
また、一実施の形態においては、電子機器の認証方法は、睡眠を検出したか否かを判断する工程と、睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、睡眠を検出しているときに、前記第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う工程とを備える。
また、一実施の形態においては、認証プログラムは、電子機器における認証を行うための認証プログラムである。電子機器は睡眠を検出する睡眠検出部を備える。認証プログラムは、電子機器に、睡眠を検出したか否かを判断する工程と、睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、睡眠を検出しているときに、第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う工程とを実行させる。
本電子機器、電子機器の認証方法および認証プログラムによれば、新規なユーザ認証機能を提供できる。
電子機器の概観の一例を示す前面図である。 電子機器の概観の一例を示す裏面図である。 電子機器の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 指紋認証を行う様子の一例を示す図である。 指紋認証を行う様子の一例を示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面における操作の一例を説明するための図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 認証画面の一例を概略的に示す図である。 制御部の構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の構成の一例を概略的に示す図である。 ダミーエラー画面の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の構成の一例を概略的に示す図である。 ホーム画面およびダミーホーム画面の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 電子機器の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。 制御部の具体的な動作の一例を示すフローチャートである。
第1の実施の形態.
<電子機器>
<外観>
図1は、電子機器1の前面側から見た概観の一例を示している。図2は電子機器1の概観の一例を示す裏面図である。電子機器1は、例えば、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機(スマートフォンを含む)、または、携帯型のパーソナルコンピュータなどである。例えば、電子機器1は、他に、カメラ、ウェアラブル装置(例えば、メガネ、時計、リストバンドなど)、ヘルスケア製品、自動車関連製品(例えばカーナビゲーション装置など)、シェーバーなどであっても良い。
図1および図2の例示では、電子機器1は、カバーパネル2とケース部分3を備えており、カバーパネル2とケース部分3とが組み合わされることによって、平面視で略長方形の板状を成す筐体(以下、機器ケースとも呼ぶ)4が構成されている。
カバーパネル2は、平面視において略長方形を成しており、電子機器1の前面部分における、周縁部分以外の部分を構成している。カバーパネル2は、例えば、透明のガラスあるいは透明のアクリル樹脂で形成されている。あるいは、カバーパネル2は、例えばサファイアで形成されている。ここで、サファイアとは、アルミナ(Al)を主成分とする単結晶のことをいい、本明細書では、Al純度が約90%以上の単結晶のことをいう。傷がよりつき難くなるという点で、Al純度は99%以上であることが好ましい。
カバーパネル2は、サファイアから成る層を含む複数層構造の複合パネル(積層パネル)であっても良い。例えば、カバーパネル2は、電子機器1の表面に設けられたサファイアから成る層(サファイアパネル)と、当該層に貼り付けられたガラスから成る層(ガラスパネル)とで構成された2層構造の複合パネルであっても良い。また、カバーパネル2は、電子機器1の表面に設けられたサファイアから成る層(サファイアパネル)と、当該層に貼り付けられたガラスから成る層(ガラスパネル)と、当該層に貼り付けられたサファイアから成る層(サファイアパネル)とで構成された3層構造の複合パネルであっても良い。また、カバーパネル2は、サファイア以外の結晶性材料、例えば、ダイヤモンド、ジルコニア、チタニア、水晶、タンタル酸リチウム、酸化窒化アルミニウムなどから成る層を含んでいても良い。
ケース部分3は、電子機器1の前面部分の周縁部分、側面部分及び裏面部分を構成している。ケース部分3は、例えばポリカーボネート樹脂で形成されている。
カバーパネル2の前面には、文字、記号、図形または画像等の各種情報が表示される表示領域2aが設けられている。この表示領域2aは例えば平面視で長方形を成している。カバーパネル2における、表示領域2aを取り囲む周縁部分は、例えばフィルム等が貼られることによって黒色となっており、情報が表示されない非表示部分となっている。カバーパネル2の裏面には後述するタッチパネル52が貼り付けられており、ユーザは、電子機器1の前面の表示領域2aを指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。なお、ユーザは、指以外の操作子、例えば、スタイラスペンなどの静電式タッチ検出部用ペンで表示領域2aを操作することによっても、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。なお、表示領域2aを取り囲む周縁部分は、情報が表示されない非表示部分でなくてもよく、例えば、表示領域2aとは別の表示を行なう表示領域であってもよい。
機器ケース4には、例えば操作キー5が設けられている。操作キー5は、例えばハードウェアキーであって、例えばカバーパネル2の前面の下側端部に設けられている。図1および図2の例示では、操作キー5の一種として、電源キー5Aも設けられている。電源キー5Aは例えば電子機器1の側面に設けられている。
タッチパネル52および操作キー5(電源キー5Aを含む、以下、同様)は、電子機器1への入力を行う入力部の一例である。後述する各種の入力はタッチパネル52を用いて行われてもよく、操作キー5を用いて行われてもよい。
<電気的構成>
図3は電子機器1の電気的構成の一例を示すブロック図である。図3に例示される電子機器1は、例えば、制御部10、無線通信部20、表示部30、第1音声出力部(ここではレシーバ)42、第2音声出力部(ここではスピーカ)44、音声入力部46、タッチパネル52、キー操作部54、撮像部60、睡眠検出部70、および、指紋検出部80を備えている。電子機器1に設けられたこれらの構成要素は、機器ケース4に収められている。
制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えており、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている。記憶部103には、電子機器1の動作、具体的には電子機器1が備える無線通信部20、表示部30等の各構成要素を制御するための制御プログラムであるメインプログラム及び複数のアプリケーションプログラム(以後、単に「アプリケーション」とも呼ぶ)等が記憶されている。制御部10の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。なお図3の例示では、CPU101およびDSP102がそれぞれ一つ示されているものの、これらは複数設けられてもよい。そして、これらが互いに協働して各種機能を実現してもよい。また、図3の例示では、記憶部103は、制御部10の内部において示されているものの、制御部10の外部に設けられてもよい。換言すれば、記憶部103は制御部10とは別体であってもよい。また、制御部10の機能の一部または全部はハードウェアによって実現されても構わない。
無線通信部20は、アンテナ21を有している。無線通信部20は他の電子機器、あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を、基地局等を介してアンテナ21で受信する。無線通信部20は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部10に出力する。制御部10は、入力される受信信号に対して復調処理等を行う。また無線通信部20は、制御部10で生成された送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ21から無線送信する。アンテナ21からの送信信号は、基地局等を通じて、他の電子機器あるいはインターネットに接続された通信装置で受信される。
表示部30は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどである。表示部30は、例えば表示画面を示す表示信号を制御部10から受け取って、これを表示部30に表示する。言い換えれば、表示部30は、制御部10によって制御されることによって、文字、記号、図形または画像などの各種情報を表示する。表示部30に表示される情報は、カバーパネル2の前面の表示領域2aに表示される。したがって、表示部30は、表示領域2aに表示を行っていると言える。表示領域2aは長手方向に長い長尺状の形状を有している。
タッチパネル52は、カバーパネル2の表示領域2aに対する操作指等の操作子による操作を検出する検出部であり、タッチセンサを含む。タッチパネル52は、例えば、投影型静電容量方式のタッチ検出部であって、カバーパネル2の裏面に貼り付けられている。ユーザが操作指等の操作子によってカバーパネル2の表示領域2aに対して操作を行うと、それに応じた信号がタッチパネル52から制御部10に入力される。制御部10は、タッチパネル52からの信号に基づいて、表示領域2aに対して行われた操作の内容を特定して、その内容に応じた処理を行う。なお、タッチパネル52は感圧式のタッチパネルであってもよい。
なおタッチパネル52は、表示部30に表示された表示領域2aに対するユーザの操作を検出するので、タッチパネル52および表示部30は互いに協働して入力部を形成してもよい。なおタッチパネル52および表示部30は一体で形成されても構わない。例えば、タッチパネル52および表示部30の一組は、表示パネルの各表示素子にタッチセンサを組み込んで、構成される。このような構成としては、例えばインセル型またはオンセル型のディスプレイが挙げられる。また、タッチパネル52および表示部30が一体か別体かによらず、これらの一組を、タッチセンサ付き表示部と呼ぶことができる。
キー操作部54は、各操作キー5に対するユーザの押下操作を検出する。キー操作部54は、各操作キー5について、当該操作キー5が押下されているか否かを検出する。キー操作部54は、操作キー5が押下されていない場合には、当該操作キー5が操作されていないことを示す未操作信号を制御部10に出力する。また、キー操作部54は、操作キー5が押下されると、当該操作キー5が操作されたことを示す操作信号を制御部10に出力する。これにより、制御部10は、各操作キー5について、当該操作キー5が操作されているか否かを判断することができる。
タッチパネル52および操作キー5は、電子機器1への入力部として機能する。なお以下で述べる、タッチパネル52を用いた入力は、いずれも操作キー5に割り当てることが可能である。
第1音声出力部(例えばレシーバ)42は、受話音などを出力するものであって、例えばダイナミックスピーカで構成されている。レシーバ42は、制御部10からの電気的な音信号を音に変換して出力する。レシーバ42から出力される音は、電子機器1の前面に設けられたレシーバ穴80aから外部に出力される。レシーバ穴80aから出力される音の音量は、第2音声出力部44からスピーカ穴34aを介して出力される音の音量よりも小さくなっている。
なおレシーバ42に替えて、圧電振動素子が設けられてもよい。圧電振動素子は、制御部10によって制御され、音信号に基づいて振動する。圧電振動素子は例えばカバーパネル2の裏面に設けられており、音信号に基づく自身の振動によってカバーパネル2を振動させる。これにより、カバーパネル2の振動が音声としてユーザの耳に伝達される。この場合、レシーバ穴80aは不要である。
第2音声出力部(例えばスピーカ)44は、例えばダイナミックスピーカであって、制御部10からの電気的な音信号を音に変換して出力する。第2音声出力部44から出力される音は、電子機器1の裏面に設けられたスピーカ穴34aから外部に出力される。スピーカ穴34aから出力される音が、電子機器1から離れた場所でも聞こえるように、その音量が調整されている。すなわち、第2音声出力部(スピーカ)44の音量は第1音声出力部(レシーバ42あるいは圧電振動素子)の音量よりも大きい。
音声入力部46は、例えばマイクであって、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部10に出力する。電子機器1の外部からの音は、カバーパネル2の前面に設けられたマイク穴から電子機器1の内部に取り込まれてマイク46に入力される。
撮像部60は例えば第1撮像部62と第2撮像部64とを有している。第1撮像部62は撮像レンズ6aおよび撮像素子などで構成されており、制御部10による制御に基づいて、静止画像および動画像を撮像することができる。図1に示されるように、撮像レンズ6aは、電子機器1の前面に設けられていることから、電子機器1の前面側(カバーパネル2側)に存在する物体を撮像することが可能である。
第2撮像部64は、撮像レンズ7aおよび撮像素子などで構成されており、制御部10による制御に基づいて、静止画像および動画像を撮像することができる。図2に示されるように、撮像レンズ7aは、電子機器1の裏面に設けられていることから、電子機器1の裏面側に存在する物体を撮像することが可能である。
睡眠検出部70はユーザの睡眠を検出することができる。睡眠検出としては、任意の方法を採用すればよいものの、その具体例について概説する。
例えば睡眠検出部70はイビキ音又は歯軋り音を検出したときに、ユーザの睡眠を検出してもよい。この場合、睡眠検出部70は音声入力部46を含んでもよい。例えば睡眠検出部70は、音声入力部46から入力される音信号と、予め記憶部(例えば記憶部103など、以下、同様)に記憶された、イビキ音または歯軋り音の音信号との類否を判断し、これらが類似していると判断されたときに、睡眠を検出する。類否の判断には任意の判断方法を用いることができる。例えば、音声入力部46に入力された音信号と、記憶されたイビキ音または歯軋り音の音信号との差分の、所定時間における積分値が、所定の音基準値よりも小さいときに、類似と判断してもよい。
あるいは、例えば睡眠検出部70は活動計センサを備えていてもよい。この活動計センサは、例えばユーザに装着されて、ユーザの活動を検出することができる。例えば活動計センサはユーザの手首に巻き付けられてもよい。活動計センサは例えば加速度検出部を備えている。加速度検出部は活動計センサに生じる加速度を検出することができる。ユーザが、活動計センサを装着した部位を動かすと、その動きに応じた加速度が活動計センサに発生する。睡眠検出部70は、検出された加速度の変化量が所定の時間に亘って所定の加速度基準値よりも小さいときに、睡眠を検出してもよい。つまり、ユーザの動きが小さいときに、睡眠を検出している。
なお睡眠検出部70がユーザに装着される場合には、睡眠検出部70は電子機器1と通信を行う通信機能を有している。例えば睡眠検出部70は睡眠を検出したことを、無線通信により、電子機器1に送信することができる。
或いは、睡眠検出部70の一部の機能が電子機器1に搭載されてもよい。例えば活動計センサと、通信部とが装着装置に設けられる。通信部は、活動計センサによって検出された検出値(例えば加速度)を電子機器1に送信する。そして、制御部10が検出値に基づいて上述のように睡眠判断を行ってもよい。この点は、ユーザに装着されてユーザの生体情報を検出する後述の睡眠検出部70についても同様であるので、以下では繰り返しの説明を避ける。
活動計センサは心拍数センサを備えていてもよい。心拍数センサは、ユーザの心拍数を検出することができる。例えば心拍数センサは光源と受光素子とを有しており、その光源がユーザの皮膚に向けて光を照射し、受光素子がその反射光を受光する。反射光は血流の変化によって変化するので、心拍数センサは当該反射光の変化に基づいて、脈拍数を検出することができる。そして、睡眠時の心拍数は覚醒時の心拍数と異なるので、心拍数に基づいて睡眠を検出することができる。例えば睡眠検出部70は心拍数が所定時間に亘って所定の心拍数基準値よりも小さいときに、睡眠を検出してもよい。
あるいは、活動計センサは体温センサを備えていてもよい。体温センサは、ユーザの体温を検出することができる。睡眠時の体温は覚醒時の体温と異なるので、体温に基づいて睡眠を検出することができる。例えば睡眠検出部70は、検出された体温が、ユーザの覚醒時の体温よりも所定の体温基準値以上小さいときに、睡眠を検出してもよい。ユーザの覚醒時の体温は例えば予めユーザによって設定されていればよい。
なお、加速度、心拍数および体温の少なくともいずれか二つを用いて睡眠を検出してもよい。例えば、所定時間に亘って、加速度および心拍数がそれぞれの基準値よりも小さいときに、睡眠を検出してもよい。
睡眠検出部70はユーザの脳波に基づいて睡眠を検出してもよい。睡眠検出部70は、ユーザに装着される脳波センサを備えている。脳波センサはユーザの脳波を検出することができる。脳波センサは例えばユーザの頭部に近接する電極を有しており、この電極に生じる電位変化によって脳波を検出する。睡眠時の脳波は覚醒時の脳波とは異なり、また脳波の時間変化は、睡眠深度に応じた特徴を有している。睡眠検出部70は、ユーザの脳波を検出し、その脳波が睡眠時のそれを示すときに、睡眠を検出する。例えば、睡眠時の脳波を記憶部に記憶し、検出された脳波が、記憶部に記憶された脳波と類似するときに、睡眠を検出してもよい。
あるいは、睡眠検出部70は、例えば特許文献2に記載のように、ユーザの呼吸に基づいて睡眠を検出してもよい。例えば睡眠検出部70は体動検知センサを備えている。この体動検知センサは例えばユーザの胸部に装着され、呼吸動作に応じたユーザの体動を検出することができる。睡眠時の呼吸は覚醒時の呼吸とは異なるので、検出した呼吸に基づいて、睡眠を検出することができる。例えば睡眠時では呼吸の周期が略一定であるので、呼吸の周期の変動が所定の範囲内であるときに、睡眠を検出してもよい。
あるいは、睡眠検出部70は、例えば特許文献3に記載のように、発汗量に基づいて睡眠を検出してもよい。一般的に、睡眠深度が深くなる期間では、人体近傍の湿度は急激に上昇する。そして、発汗量が極大値をとった後の期間においては、レム睡眠で発汗量が減少し、ノンレム睡眠では発汗量が増加する。そこで、発汗量の上昇、または、交互に繰り返される発汗量の増減を検出したときに、睡眠を検出してもよい。
発汗量は、ユーザ近傍の湿度と、周囲の湿度との差に基づいて検出することができる。そこで睡眠検出部70は、例えばユーザに装着される第1湿度検出部と、電子機器1に設けられる第2湿度検出部とを備えている。発汗量が増大すると、ユーザの近傍の湿度が増大する一方で、ユーザから離れた周囲の湿度はさほど変化しないので、発汗量は、第1湿度検出部によって検出された第1湿度と第2湿度検出部によって検出された第2湿度との差に反映される。逆に言えば、第1湿度と第2湿度との差に基づいて発汗量を推定することができる。睡眠検出部70は、第1湿度検出部によって検出される第1湿度を電子機器1に送信する通信部も備えている。制御部10は、第1湿度と第2湿度との差に基づいて発汗量を推定し、その発汗量の時間変化に応じて、睡眠を検出してもよい。
以上のように、睡眠検出部70はユーザの睡眠を検出することができる。
指紋検出部80は、電子機器1を触る指の指紋を検出することができる。指紋検出領域は、電子機器1の任意の場所であってよいものの、例えば、指紋検出部80は、操作キー5を触る指の指紋を検出してもよい。また、指紋検出部80は、操作キー5Aを触る指の指紋を検出してもよい。なお、ケース部分3の側面に操作キー5Aが設けられている場合、操作キー5Aは、図1のようにケース部分3の側面から突出していてもよいし、ケース部分3の側面から突出せず、操作キー5Aと前記側面が同一平面であってもよいし、操作キー5Aが前記側面よりも内側に設けられてもよい。
具体的には、指紋検出部80は、操作キー5のうち、機器ケース4から露出する部分を触る指の指紋を検出する。指紋検出部80は、操作キー5を触った状態で静止する指の指紋を検出することができる。操作キー5のうち、機器ケース4から露出する部分が、指紋検出領域となっている。なお指紋検出部80は例えば表示領域2aを触った状態で静止する指の指紋を検出してもよい。指紋検出部80は、指紋検出結果として、例えば、検出した指紋を示す指紋画像を出力する。指紋検出部80での検出方式は、例えば静電容量方式である。なお、指紋検出部80での検出方式は、静電容量方式以外の方式、例えば光学式であっても良い。
後述するように、制御部10は、指紋検出部80による指紋検出結果に基づいてユーザ認証を行う。
<制御部>
図4は制御部10の構成の一例を概略的に示す図である。制御部10は認証処理部110を備えている。この認証処理部110は、制御部10が記憶部103に記憶された認証プログラムを実行することで実行されてもよく、あるいは、ハードウェアで構成されてもよい。認証処理部110は第1認証部11と第2認証部12とを備えている。
制御部10はロックモードを採用することができる。ロックモードでは、電子機器1への入力が制限される。よって、ユーザはロックモードを解除しなければ、電子機器1の機能を十分に用いることができない。このロックモードは後述のユーザ認証が成功したときに解除される。これにより、ユーザは電子機器1の機能を十分に活用することができる。
認証処理部110は、睡眠検出部70によって睡眠が検出されていないときには、第1認証部11による第1ユーザ認証を行い、睡眠検出部70によって睡眠が検出されているときには、第2認証部12による第2ユーザ認証を行う。なお以下では、ユーザ認証を単に認証と呼ぶ。
第1認証部11は第1認証を行う。第1認証は特に制限されないものの、例えば指紋認証であってもよい。第1認証部11は、例えば指紋検出部80によって検出された指紋(以下、検出指紋とも呼ぶ)を、記憶部に記憶された指紋(以下、登録指紋とも呼ぶ)との類否を判断する。これらが類似すると判断したときには、第1認証が成功したと判断し、これらが類似しないと判断したときには第1認証が失敗したと判断する。この類否判断としては任意の方法を採用してもよいものの、例えば、検出指紋を示す画像と、登録指紋を示す画像との、各画素の差分の総和が、所定の指紋基準値よりも小さいときに、これらが類似すると判断してもよい。
第2認証部12は第2認証を行う。第2認証は第1認証と異なる認証である。例えば第2認証は、第1認証で採用される第1登録指紋とは異なる第2登録指紋を用いた指紋認証であってもよい。この場合、第1認証および第2認証は登録指紋という点で互いに相違する。
また、認証処理部110は登録指紋を生成することができる。例えば認証処理部110は、ユーザに対して指を指紋検出部80に接触させるように報知する。この報知は例えば表示部30に報知内容を表示して行われてもよい。ユーザが所定の第1指を指紋検出部80に接触させると、指紋検出部80がその第1指の指紋を検出し、これを認証処理部110へと出力する。認証処理部110はこの指紋を、第1認証で採用する第1登録指紋として記憶部に記憶する。続いて、認証処理部110は他の指を指紋検出部80に接触するように報知を行う。ユーザが所定の第2指を指紋検出部80に接触させると、指紋検出部80がその第2指の指紋を検出し、これを認証処理部110へと出力する。認証処理部110はこの指紋を、第2認証で採用する第2登録指紋として記憶部に記憶する。
これにより、ユーザは、第1認証で採用される第1登録指紋として、第1指(例えば人差し指)の指紋を採用することができ、第2認証で採用される第2登録指紋として、第1指とは異なる第2指(例えば中指)の指紋を採用することができる。
図5は、制御部10の上述の認証動作の一例を示すフローチャートの一例を示す図である。まずステップST1にて、制御部10はロックモードを採用する。これにより、電子機器1への入力が制限される。次にステップST2にて、認証処理部110は、認証を開始する開始トリガが、ユーザによって入力されたか否かを判断する。例えば指紋認証の場合には、指紋検出部80による指紋検出を開始トリガとして採用することができる。つまり、ユーザが指を例えば操作キー5に接触させることで、指紋検出部80が指の指紋を検出し、これを認証処理部110へと出力する。認証処理部110はこの検出指紋の入力によって開始トリガが入力されたと判断する。
開始トリガが入力されていないと判断したときには、再びステップST2を実行する。開始トリガが入力されたと判断したときには、ステップST3にて、認証処理部110は睡眠検出部70によって睡眠が検出されたか否かを判断する。この判断は、睡眠検出部70からの検出結果を認証処理部110が受け取ることで行われる。睡眠検出部70が睡眠を検出していないと判断したときには、ステップST4にて、認証処理部110は、第1認証部11による第1認証が成功したか否かを判断する。例えば第1認証部11は検出指紋と第1登録指紋との類否を判断する。検出指紋が第1登録指紋と類似しないと判断したときには、第1認証が失敗したと判断し、再びステップST2を実行する。つまり、第1認証が失敗したときには、ロックモードを解除せずに、再びステップST2を実行する。
検出指紋が第1登録指紋と類似すると判断したときには、第1認証が成功したと判断し、ステップST6にて、制御部10はロックモードを解除する。これにより、例えば電子機器1への全ての入力が有効となる。
ステップST3にて睡眠が検出されたと判断したときには、ステップST5にて、認証処理部110は第2認証部12による第2認証が成功したか否かを判断する。例えば第2認証部12は検出指紋と第2登録指紋との類否を判断する。そして、検出指紋が第2登録指紋と類似しないと判断したときには、第2認証が失敗したと判断し、再びステップST2を実行する。つまり、第2認証が失敗したときには、ロックモードを解除せずに、再びステップST2を実行する。
検出指紋が第2登録指紋と類似すると判断したときには、第2認証が成功したと判断し、ステップST6にて、制御部10はロックモードを解除する。これにより、例えば電子機器1への全ての入力が有効となる。
以上のように、本認証方法によれば、睡眠が検出されていないときには第1認証が行われ、睡眠が検出されているときには、第1認証とは異なる第2認証が行われる。これによれば、新規なユーザ認証機能を提供することができる。
ここで、本実施の形態とは異なって、睡眠検出の有無に関わらず、同じ認証を採用する場合について考察する。例えばユーザが起きているときに、電子機器1を操作して認証を成功させる。このとき、その認証に対する操作内容が第三者に看取される場合がある。例えば、ユーザが第1指(例えば人差し指)の指紋によって指紋認証を行う様子は、第三者に看取され得る。そして、ユーザの睡眠中にその第三者が電子機器1に対して、その操作を行うと、ロックモードが解除され、第三者は電子機器1を使用することができる。例えば第三者がユーザの第1指を例えば操作キー5に接触させることにより、ロックモードを解除することができる。
しかるに、本第1の実施の形態では、睡眠が検出されていないときには、第1認証とは異なる第2認証が行われる。よって、第三者がユーザの睡眠中に第1認証についての適切な操作を行ったとしても、第2認証は失敗する。例えば第三者が睡眠中のユーザの第1指を操作キー5に接触させたとしても、第2認証は失敗し、ロックモードは解除されない。したがって、第三者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。
特に、第三者はユーザがどの指を用いて指紋認証を行っているのかを看取しやすい。したがって本認証方法は、第1認証として指紋認証を採用する場合に、その効果を発揮しやすい。
<第2認証部による指紋認証の他の第1具体例>
睡眠が検出されたときに、第2認証部12は、複数の指の指紋を一纏めにした指紋認証を行ってもよい。なぜなら、1本の指を対象とした指紋認証では、第三者は睡眠中のユーザの各指を一つずつ用いることで、いずれ第2認証を成功させることができるからである。そこで、複数の指の指紋を一纏めにした指紋認証を行うことにより、第2認証の困難性を向上させる。これにより、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制できる。
図6は、複数の指を一纏めにした指紋認証を行う様子の一例を示している。図6の例示では、右手の人差し指、中指および薬指を同時に操作キー5に接触させている。
このような指紋認証を行うには、複数の指を一纏めにした指紋を第2登録指紋として記憶部に記憶する必要がある。そこで、例えば認証処理部110は第2登録指紋を登録する際に、複数の指を操作キー5に接触させるように、ユーザに報知しても構わない。ユーザが複数の指を操作キー5に接触させると、指紋検出部80は複数の指を一纏めとした指紋を検出し、その指紋を認証処理部110へと出力する。認証処理部110はその指紋を第2登録指紋として、記憶部に記憶する。これにより、第2認証においては、複数の指を一纏めとした指紋認証が行われる。
<第2認証部による指紋認証の他の第2具体例>
第2認証部12は、複数の第2登録指紋を用いた指紋認証を所定の順序で行い、その全ての指紋認証が成功したときに、第2認証が成功したと判断してもよい。これにより、ユーザの睡眠中における第2認証をより困難にすることができる。
複数の第2登録指紋としては、異なる指の指紋を採用することができる。一例として、3つの第2登録指紋F1〜F3を採用する。ここでは3つの第2登録指紋F1〜F3は、それぞれ、右手の人差し指、左手の人差し指および右手の中指の指紋である。第2認証を成功させるには、右手の人差し指、左手の人差し指および右手の中指を、この順序で、指紋検出部80に接触させる必要がある。つまり、最初に検出された指紋と第2登録指紋F1とが類似し、次に検出された指紋と第2登録指紋F2とが類似し、最後に検出された指紋と第2登録指紋F3とが類似するときに、第2認証が成功する。図7は第2認証を行う様子の一例を概略的に示す図である。図7の例示では、右手の人差し指、左手の人差し指および右手の中指を、この順番で、操作キー5に接触させている。
図8は、第2認証部12の上記動作の一例を示すフローチャートである。まずステップST11にて、第2認証部12は、指紋検出部80によって指紋(第1検出指紋)が検出されたか否かを判断する。第1検出指紋が検出されていないと判断したときには、再びステップST11を実行する。第1検出指紋が検出されたと判断したときには、ステップST12にて、第2認証部12は第1検出指紋と第2登録指紋F1との類否を判断する。第1検出指紋が第2登録指紋F1と類似しないと判断したときには、ステップST18にて、第2認証部12は認証が失敗したと判断する。
第1検出指紋が第2登録指紋F1と類似すると判断したときには、ステップST13にて、次の指紋(第2検出指紋)が、所定時間内に検出されたか否かを判断する。所定時間内に第2検出指紋が検出されていないと判断したときには、ステップST18にて、第2認証部12は認証が失敗したと判断する。つまり、所定時間内に指を操作キー5に近づけないユーザは、不正な第三者であると判断する。
所定時間内に第2検出指紋が検出されたと判断したときには、ステップST14にて、第2認証部12は第2検出指紋と第2登録指紋F2との類否を判断する。第2検出指紋が第2登録指紋F2と類似しないと判断したときには、ステップST18にて、第2認証部18は認証が失敗したと判断する。
第2検出指紋が第2登録指紋F2と類似すると判断したときには、ステップST15にて、次の指紋(第3検出指紋)が所定時間内に検出されたか否かを判断する。所定時間内に第3検出指紋が検出されていないと判断したときには、ステップST18にて、第2認証部12は認証が失敗したと判断する。
所定時間内に第3検出指紋が検出されたと判断したときには、ステップST16にて、第2認証部12は第3検出指紋と第2登録指紋F3との類否を判断する。第3検出指紋が第2登録指紋F3と類似しないと判断したときには、ステップST18にて、第2認証部12は認証が失敗したと判断する。
第3検出指紋が第2登録指紋F3と類似すると判断したときには、ステップST17にて、第2認証部12は認証が成功したと判断する。つまり、第1検出指紋から第3検出指紋がすべて正しいときに、第2認証が成功したと判断される。
以上のように、この第2認証では、複数の指を所定の順序で操作キー5(指紋検出部80)に近づける必要がある。よって、第2認証を成功させにくい。したがってユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
第2の実施の形態.
第1の実施の形態では、第2認証として指紋認証を採用した。第2の実施の形態では、パスワード認証を採用する。
第2認証部12は認証画面を表示部30に表示する。図9および図10は認証画面の一例を概略的に示す図である。図9および図10の例示では、認証画面には、パスワードを入力するためのボタンとして機能する要素K1〜K10が表示されている。ここでは一例として、パスワードは数字で構成されており、要素K1〜K10はそれぞれ数字の「0」〜「9」を入力するためのボタンとして機能する。要素K1〜K10には、それぞれ対応する数字が付記されている。
なおパスワードは必ずしも数字のみに限らず、任意のテキスト(数字、文字および記号など)を採用することができる。この場合、ロック解除画面には、テキストを入力するためのボタンとして機能する要素が表示されることになる。
第2認証部12はこの要素K1〜K10を時間の経過とともに移動させて表示する。つまり、要素K1〜K10の表示位置を時間の経過と共に、例えば連続的に変化させる。図9は、ある第1時点の認証画面を示し、図10は第1時点よりも後の第2時点の認証画面を示している。なお図10の例示では、図9の各要素K1〜K10を二点鎖線で示している。また図9および図10の例示では、要素K2〜K4が一塊として移動し、要素K5〜K7が一塊として移動し、要素K8〜K10が一塊として移動している。図10の例示では、要素K1および各塊の移動方向がそれぞれブロック矢印で示されている。
各要素K1〜K10に対する操作は、タッチパネル52によって検出されて、第2認証部12へと入力される。ユーザが要素K1〜K10を適宜に順次に操作することで、第2認証部12にはパスワードが入力されることとなる。第2認証部12は、入力されたパスワードが正当なパスワードであるか否かを判断する。正当なパスワードは予め設定されて記憶部に記憶されていればよい。パスワードが正当であれば、第2認証部12は第2認証が成功したと判断し、パスワードが不当であれば、第2認証部12は第2認証が失敗したと判断する。
以上のように、ユーザの睡眠中に実行される第2認証によれば、要素K1〜K10の表示位置が、時間の経過と共に変わる。よってパスワードの入力が困難となり、ひいては第2認証を成功させにくい。したがって、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。また、ユーザが例えば寝ぼけながら電子機器1を操作しようとした際にも、パスワードの入力が困難となり、第2認証を成功させにくい。ところで、ユーザが十分に目覚めていない状態では、誤操作を行いやすい。ここでは不十分な状態(十分に目覚めていない状態)でユーザが電子機器1を操作しようとしても、第2認証を成功させにくく、そのような誤操作を抑制できる。
また図9および図10の例示では、各要素K1〜K10は適宜に回転しつつ移動している。これにより、各要素K1〜K10に付記される数字も回転する。よって、ユーザは各要素K1〜K10に付記された数字を読み取りにくい。これにより、パスワード入力の困難性を更に向上することができる。
また図9および図10において、表示領域2aに表示された各要素K1〜K10付近に指紋認証機能を持たせてもよい。例えば指紋検出部80は、表示領域2aのうち要素K1〜K10が移動可能な領域に触れる指の指紋を検出してもよい。また指紋検出部80は表示領域2aに触れる指の指紋を検出してもよい。これにより、ユーザの指を用いたパスワード入力が必要となり、例えば、第三者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。また、上述したように、不十分な状態でのユーザの操作を抑制することができる。
<第1認証>
第1の実施の形態では、第1認証として指紋認証を採用しているものの、指紋認証と共に、あるいは、指紋認証に替えて、パスワード認証を採用してもよい。
例えば第1認証部11は指紋認証が成功した後に、パスワード用の認証画面を表示部30に表示してもよい。図11はこの認証画面の一例を概略的に示す図である。認証画面には、パスワードを入力するボタンとして機能する要素K1〜K10が設けられている。この要素K1〜K10は時間の経過に依らず所定の位置に表示されていればよい。
各要素K1〜K10に対する操作は、タッチパネル52によって検出されて、第1認証部11と入力される。ユーザが要素K1〜K10を適宜に操作することで、第1認証部11にはパスワードが入力される。第1認証部11は、入力されたパスワードが正当なパスワードであるか否かを判断する。入力されたパスワードが正当であれば、第1認証部11は第1認証が成功したと判断し、このパスワードが不当であれば、第1認証部11は第1認証が失敗したと判断する。
<第2認証>
第1認証および第2認証においてパスワード認証が採用される場合、例えば、第1認証用の正当パスワードは第2認証用の正当パスワードと異なっていてもよい。これによれば、第三者がユーザの操作を視認して第1認証用のパスワードを不正に取得したとしても、正規なユーザの睡眠中においては、そのパスワードでは第2認証が失敗する。よって第三者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。この場合、第1認証および第2認証は、正当パスワードという点で互いに相違する。
<パスワード入力用の要素に対する操作>
第2認証における要素K1〜K10への操作は第1認証における要素K1〜K10への操作と相違していてもよい。例えば第1認証における要素K1〜K10に対する操作としては、タップ操作を採用できる。タップ操作とは、操作子を表示領域2aに近接させ、その後の第1所定時間内に操作子を表示領域2aから遠ざける操作である。なおここでいう近接は、操作子と表示領域2aとの接触を含み、また、操作子が表示領域2aとわずかに離間した状態も含む。
一方で、第2認証における要素K1〜K10に対する操作としては、例えばタップ操作以外の操作を採用できる。例えばロングタップ操作またはダブルタップ操作を採用してもよい。ロングタップ操作とは、操作子を表示領域2aに近接させた状態を第1所定時間よりも長く維持し、その後、操作子を表示領域2aから遠ざける操作である。ダブルタップ操作とは、タップ操作を連続して2回行う操作である。
これによれば、第三者がユーザの操作を視認して、第1認証における各要素K1〜K10への操作方法を認識したとしても、ユーザの睡眠中では、その操作方法によっては要素K1〜K10への操作を行うことができない。つまり、その操作方法によってはパスワードの入力すら行うことができない。よって、第2認証を成功させにくい。したがってユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
また第2認証における要素K1〜K10に対する操作は、例えば、各要素K1〜K10を始点とした所定位置へのスライド操作であってもよい。スライド操作とは、操作子を表示領域2aに近接させた状態で、その操作子を表示領域2aと平行に移動させる操作である。
図12は、第2認証における操作の様子の一例を概略的に示す図である。図12に例示する認証画面には、要素M1が更に表示されている。要素M1は上記所定位置に表示されている。例えばユーザは操作子(図12では指)を要素K2に近接させてから、その操作子を要素M1へとスライドさせる。なお図12の例示では、スライド操作の方向をブロック矢印で示している。このスライド操作はタッチパネル52によって検出されて第2認証部12へと出力される。第2認証部12は、操作された要素K2に対応する数字(図10では「2」)を、パスワードの構成要素の一つとして把握する。ユーザは要素K1〜K10に対する上記スライド操作を順次に適宜に行うことで、パスワードを入力することができる。
以上のように、各要素を始点とした所定位置までのスライド操作を、第2認証におけるパスワード入力に採用すれば、第2認証におけるパスワード入力の困難性を向上することができる。したがって、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
なお、図9〜13の具体例において、要素K1〜K10が指紋を認証する機能を有していてもよい。例えば指紋検出部80は、表示領域2aのうち要素K1〜K10が表示された領域に触れる指の指紋を検出してもよい。この機能を有していることにより、例えば、パスワードを入力するために第三者が要素K1〜K10を用いた場合、要素K1〜K10により検出された指紋がユーザの指紋でなければ、認証を失敗させることができ、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。また、第三者の指紋を記憶し、電子機器またはサーバに保存された指紋と比較することで、第三者を特定することも可能となる。
また、第2認証における要素K1〜K10のサイズを、第1認証における要素K1〜K10のサイズよりも小さくしてもよい。図13は、第1認証および第2認証における認証画面の一例を概略的に示している。図13の紙面左側の認証画面が第1認証における認証画面であり、紙面右側の認証画面が第2認証における認証画面である。図13に例示するように、第2認証における要素K1〜K10のサイズは第1認証における要素K1〜K10のサイズよりも小さくてもよい。
これにより、第2認証における要素K1〜K10を操作しにくい。よって、第2認証においてパスワードを入力しにくい。したがって、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
また第2認証部12は、要素を用いたパスワードの入力を受け付ける必要はない。例えば光学文字認識を用いたパスワードの入力を受け付けてもよい。光学文字認識とは、文字、数字または記号を含む画像を解析し、その形状を把握して、文字、数字または記号に対応する文字コードを認識する技術である。以下では、文字、数字または記号を含む用語として、テキスト文字を採用する。
ここでは撮像部60によって撮像された撮像画像を利用する。具体的には、ユーザは、パスワードの各構成要素(例えば数字)を撮像部60で撮像する。例えば紙に印刷されたテキスト文字(例えば数字)を撮像する。第2認証部12は、撮像部60によって撮像された撮像画像を解析し、その撮像画像に含まれるテキスト文字の文字コードを認識し、そのテキスト文字をパスワードの一つの構成要素として把握する。
撮像部60としては、第1撮像部62および第2撮像部64のいずれを用いてもよい。しかるに、外部の撮像は、電子機器1の裏面側に設けられた第2撮像部64の方が行いやすい。よって第2撮像部64を用いてもよい。具体的には、睡眠が検出された状態で認証を行うときには、第2認証部12は第2撮像部64に撮像を指示してもよい。当該指示を受け取った第2撮像部64は撮像を行って、撮像画像を第2認証部12へと出力する。
図14は認証画面の一例を概略的に示す図である。この認証画面には、画像領域30aと、説明領域30bとが設けられている。画像領域30aには、撮像部60(例えば第2撮像部64)によって撮像される撮像画像が表示される。つまり第2認証部12は、撮像部60から撮像画像を受け取り、これを画像領域30aに表示する。説明領域30bには、パスワードの構成要素(例えば数字)を画像領域30aに映すよう、ユーザに促す文章が表示される。図14の例示では、「パスワードの構成要素を映して下さい。」と表記されている。また図14の例示では、画像領域30aには、数字の「2」が映されている。
第2認証部12は撮像部60からの撮像画像を、光学文字認識の手法を用いて解析し、撮像画像に含まれるテキスト文字の文字コードを認識し、これを、パスワードの構成要素として判断する。ユーザが順次にテキスト文字を画像領域30aに映すことにより、パスワードを入力することができる。
これによっても、第2認証においてパスワードを入力しにくい。なぜなら、パスワード入力のために、所望のテキスト文字(例えば「2」)が記された資料などを用意または見つける必要があるからである。したがって、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
なお光学文字認識の開始トリガとしては任意の条件を採用してよいものの、例えば所定時間に亘って撮像画像の内容が変化しないときに、光学文字認識を開始してもよい。また例えば、開始トリガ用のボタンとして機能する要素を認証画面に表示してもよい。この点は、後述する撮影画像に対する処理(顔認証および虹彩認証など)についても同様であるので、繰り返しの説明を避ける。
第3の実施の形態.
第3の実施の形態では、ユーザの睡眠中に実行される第2認証の、他の例について述べる。例えば第2認証として生体認証を採用してもよい。以下、具体例について述べる。
例えば第2認証として、顔認証を採用してもよい。例えば第2認証部12は顔認証画面を表示部30に表示する。図15は顔認証画面の一例を概略的に示す図である。顔認証画面には、画像領域30aと、説明領域30bとが設けられている。画像領域30aには、撮像部60によって撮像される撮像画像が表示される。なお撮像部60としては、第1撮像部62および第2撮像部64のいずれを用いてもよい。電子機器1の前面側に設けられた第1撮像部62の方がユーザの顔を撮像しやすい。よって第1撮像部62を用いてもよい。具体的には、睡眠が検出された状態で認証を行うときには、第2認証部12は第1撮像部62に撮像を指示してもよい。当該指示を受け取った第1撮像部62は撮像を行って、撮像画像を第2認証部12へと出力する。
説明領域30bには、顔認証の使用方法を説明する文章が表示される。例えば、画像領域30aに顔を映すように、ユーザに指示する文章を表示する。図15の例示では、「顔認証が必要です。顔を映して下さい。」と表示されている。
第2認証部12は、撮像部60によって撮像された撮像画像を解析し、その撮像画像に含まれる人物の顔の画像を抽出する。そして、抽出された顔の画像と、予め記憶部に記憶されたユーザの顔の画像との類否を判断する。このような顔認識のアルゴリズムとしては、任意の方法を採用すればよい。例えば顔の画像から特徴点を抽出し、その特徴点が登録された顔の画像の特徴点と類似するか否かを判断する。これらの顔の画像が類似すると判断したときには、第2認証が成功したと判断し、類似しないときには、第2認証が失敗したと判断する。
あるいは、第2認証として、虹彩認証を採用してもよい。例えば第2認証部12は虹彩認証画面を表示部30に表示する。図16は虹彩認証画面の一例を概略的に示す図である。虹彩認証画面には、画像領域30aと、説明領域30bとが設けられている。画像領域30aには、撮像部60によって撮像される撮像画像が表示される。なお撮像部60としては、第1撮像部62および第2撮像部64のいずれを用いてもよい。しかるに、電子機器1の前面側に設けられた第1撮像部62の方がユーザの目を撮像しやすい。よって第1撮像部62を用いてもよい。そこで、睡眠が検出された状態で認証を行うときには、第2認証部12は、第1撮像部62に撮像を指示してもよい。当該指示を受け取った第1撮像部62は撮像を行って、撮像画像を第2認証部12へと出力する。
説明領域30bには、虹彩認証の使用方法を説明する文章が表示される。例えば、画像領域30aにユーザの目を映すように、ユーザに指示する文章を表示する。図16の例示では、「虹彩認証が必要です。目を映して下さい。」と表示されている。
第2認証部12は、撮像部60によって撮像された撮像画像を解析し、その撮像画像に含まれる目の画像を抽出する。この目の画像には、虹彩の情報が含まれている。そして、抽出された目の画像と、予め記憶部に記憶されたユーザの目の画像との類否を判断する。これらの画像が類似すると判断したときには、第2認証が成功したと判断し、類似しないときには、失敗したと判断する。
あるいは、第2認証として声紋認証を行ってもよい。例えば第2認証部12は声紋認証画面を表示部30に表示する。図17は声紋認証画面の一例を概略的に示す図である。声紋認証画面には、声紋認証の使用方法を説明する文章30cが表示される。この文章30cは、指定された言葉を発するように、ユーザに促す文章である。図17の例示では、「指定されたパスワードを言って下さい。」と表示されている。
第2認証部12は、音声入力部46から入力される音声信号を解析して、ユーザの声紋を示す声紋情報を生成する。この声紋情報は、音声信号に対して例えばフーリエ変換などの処理を施すことで生成される。そして第2認証部12はこの声紋情報が、予め記憶部に記憶されたユーザの声紋情報と類似するか否かを判断する。これらが類似すると判断したときには、第2認証が成功したと判断し、これらが類似しないと判断したときには、第2認証が失敗したと判断する。
第3の実施の形態においても、第1認証とは異なる第2認証が行われるので、ユーザの睡眠中における、第三者による電子機器1の不正な使用を抑制できる。
第4の実施の形態.
第4の実施の形態は、必ずしも第1から第3の実施の形態を前提としない。つまり、第4の実施の形態では、必ずしも、睡眠の検出の有無に応じて認証方法を変更する必要はない。
図18は、制御部10の内部構成の一例を概略的に示す図である。制御部10は認証処理部110と録画処理部120とを備えている。認証処理部110は睡眠の検出の有無によらずに同じ認証を行ってもよいし、あるいは、第1から第3の実施の形態のように、第1認証部11および第2認証部12を備えていてもよい。
録画処理部120は、睡眠検出部70が睡眠を検出し、かつ、認証処理部110が認証を行うときに、第1撮像部62を用いた録画処理を行うことができる。つまりユーザの睡眠中に第三者による認証が行われるときには、第1撮像部62を用いた録画処理が行われる。なおここでいう録画とは、撮像部によって撮像画像を生成し、その撮像画像を不揮発性の記憶部に記憶することを言う。
図19は、制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。なおこのフローチャートでは、第1の実施の形態と同様に、睡眠検出の有無に応じて第1認証および第2認証を採用した場合の動作を示している。これは後述する他の実施の形態でも同様であるので、以下では繰り返しの説明を避ける。
図19の動作では、図5と比較して、ステップST71〜ST73が更に実行される。ステップST71は、ステップST3にて睡眠が検出されたと判断したときに実行される。ステップST71にて、録画処理部120は第1撮像部62へと撮像指示を行う。第1撮像部62がこの撮像指示に応じて撮像を開始し、その撮像画像を録画処理部120へと出力する。録画処理部120は、その撮像画像を不揮発性の記憶部(例えば記憶部103など)に記憶する。これにより、録画が行われる。
ステップST71の次には、ステップST5が実行される。ステップST5にて第2認証が成功したと判断したときには、ステップST72にて録画処理部120は録画処理を終了する。次にステップST6にて、制御部10がロックモードを解除する。ステップST5にて第2認証が失敗したと判断したときには、ステップST73にて録画処理部120は録画処理を終了する。次に、再びステップST2を実行する。
以上のように、第2認証の実行中において第1撮像部62による録画が行われる。第1撮像部62は電子機器1の前面側を撮像するところ、この撮像範囲に第三者が位置していれば、この第三者を撮像することができる。したがって、制御部10が記憶部に記憶された撮像画像を再生することにより、ユーザの睡眠中に電子機器1を操作しようとした第三者を特定することができる。
なおステップST5にて肯定的な判断がなされたときには、ロックモードを解除した後に、録画を終了してもよい。
第5の実施の形態.
第5の実施の形態は、必ずしも第1から第4の実施の形態を前提としない。図20は、制御部10の内部構成の一例を概略的に示す図である。制御部10は、認証処理部110とダミーエラー表示部130とを備えている。認証処理部110は睡眠の検出の有無によらずに同じ認証を行ってもよいし、あるいは、第1から第3の実施の形態のように、第1認証部11および第2認証部12を備えていてもよい。
ダミーエラー表示部130は、認証開始のトリガが入力され、かつ、睡眠が検出されているときに、ダミーエラー画面を表示部30に表示することができる。つまり、ユーザの睡眠中に第三者による認証が行われるときには、ダミーエラー画面を表示する。図21は、ダミーエラー画面の一例を概略的に示す図である。図21の例示では、ダミーエラー画面には、電子機器1が使用できない旨の表示が行われる。図21の例示では文章30dが表示されており、文章30dとして「今は使用できません。」と表示されている。
また図21の例示では、ダミーエラー画面には、要素30eが表示されている。要素30eはダミーエラー画面の表示を終了するためのボタンとして機能する。
認証処理部110は、ダミーエラー画面の表示から所定時間が経過したときに、認証(例えば第2認証)を行うための入力を受け付ける。例えば、指紋検出部80によって検出された指紋の入力を受け付けたり、あるいは、認証画面を表示部30に表示して要素K1〜K10への入力を受け付ける。なお時間の経過は任意の計時部(例えばタイマ回路)によって測定すればよい。
図22は、制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。図22の動作では、図5と比較して、ステップST81〜ST84が更に実行される。ステップST81は、ステップST3にて睡眠を検出したと判断したときに実行される。ステップST81においては、ダミーエラー表示部130はダミーエラー画面を表示部30に表示する。次にステップST82にて、ダミーエラー表示部130は、要素30eに対する操作が行われたか否かを判断する。要素30eに対する操作が行われたと判断したときには、ステップST84にて、ダミーエラー表示部130はダミーエラー画面の表示を終了する。そして再びステップST2を実行する。つまりダミーエラー画面の表示中に要素30eが操作されると、認証を行わない。
一方で、ステップST82にて要素30eに対する操作が行われていないと判断すると、ステップST83にて、認証処理部110は、ステップST81の実行から所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していないときには、再びステップST82を実行する。ステップST83にて所定時間が経過していると判断したときには、ステップST5を実行する。
以上のように本認証方法によれば、ダミーエラー画面の表示から所定期間経過後に、認証処理部110による認証が行われる。よって、このような機能を知らない第三者は、ダミーエラー画面によって電子機器1が使用できないと誤解する。したがって、第三者は例えばダミーエラー画面の表示を終了すべく、要素30eを押下して電子機器1の操作を終了する。これにより、第三者による電子機器1の不正な使用を更に抑制することができる。
なお要素30eは必ずしも表示する必要はない。例えば操作キー5(例えば電源キー5A)への押下に応答して、ダミーエラー画面を終了してもよい。さらには、電源キー5Aの押下に応答して、表示部30の表示を終了してもよい。例えば表示部30が液晶表示パネルである場合には、バックライトを消灯させてもよい。これにより、ダミーエラー画面の表示を終了できるからである。
また電源キー5Aの押下に応答して、制御部10はスリープモードを採用してもよい。スリープモードとは、電子機器1における、表示機能を含む一部の機能を停止するモードである。スリープモードでは、表示部30、タッチパネル52および指紋検出部80等の電子機器1の一部の構成が動作しない。これにより、スリープモードでは、電子機器1の消費電力が低減する。一方で、スリープモードでは、例えば制御部10は無線通信部20を介して通話用またはメッセージ用の着信信号を受信することができる。
ユーザは電子機器1を使用しないときには、スリープモードを採用することが多い。つまり、ユーザの睡眠中に第2認証を行おうとする第三者が、上記ダミーエラー画面を視認して、電子機器1を使用できないと判断したときには、電源キー5Aが押下されることが多い。この場合、第2認証を終了してスリープモードを採用してもよい。
またスリープモードにおいて電源キー5Aが押下されると、制御部10はこの押下に応答して、スリープモードを解除してもよい。また認証処理部110はこの押下を、認証開始のトリガとみなしてもよい。つまり、スリープモードにおける電源キー5Aの押下に応答して、本認証方法を再び実行してもよい。電源キー5Aによる認証開始のトリガは他の実施の形態にも適用しても構わない。
第6の実施の形態.
第6の実施の形態は、必ずしも第1から第5の実施の形態を前提としない。図23は、制御部10の内部構成の一例を概略的に示す図である。制御部10は認証処理部110と表示制限部140とを備えている。認証処理部110は睡眠の検出の有無によらずに同じ認証を行ってもよいし、あるいは、第1から第3の実施の形態のように、第1認証部11および第2認証部12を備えていてもよい。
制御部10は、睡眠が検出され、かつ、認証が成功したときに、ロックモードを解除する。このとき、表示制限部140は、表示部30に表示される情報を制限することができる。つまり、ユーザの睡眠中に第三者が認証を成功させたと考えられるときには、表示部30に表示される情報を制限する。制限の対象となる情報は、ユーザによって生成または変更された情報である。
例えば記憶部103には、予め記憶されたアプリケーションが記憶されているとともに、ユーザによって取得されたアプリケーションも記憶されている。例えば図23に示すように、制御部10はダウンロード部150を備えている。このダウンロード部150はユーザの入力に応答して、アプリケーションを取得することができる。ダウンロード部150は例えば無線通信部20を介して、外部装置からアプリケーションを受信し、これを記憶部103に記憶する。このようにユーザ入力によって取得されるアプリケーションは、ユーザによって生成された情報の一例である。
また電子機器1にはユーザによって各種の設定が行われてもよい。例えば図23に示すように、制御部10は設定部160を備えている。設定部160は電子機器1に対する種々の設定を、ユーザの入力に応じて行う。例えば表示部30に表示する背景画像を、ユーザ入力に応じて設定することができる。このような背景画像はユーザによって変更された情報の一例である。
例えば表示制限部140は、睡眠が検出された状態で認証が成功したときには、上記情報を表示部30に表示しない。図24は、認証が成功したとき、即ちロックモードが解除されたときに表示されるホーム画面の一例を概略的に示している。図24の紙面左側のホーム画面は、睡眠が検出されていない状態で認証が成功したときに表示される画面(以下、正規ホーム画面と呼ぶ)である。紙面右側のホーム画面は、睡眠が検出された状態で認証が成功したときに表示される画面(以下、ダミーホーム画面と呼ぶ)である。
図24に例示するように、正規ホーム画面には、複数の要素30e,30fが表示されている。要素30e,30fはいずれもアプリケーションを起動するボタンとして機能する。要素30eは、予め記憶部103に記憶されたアプリケーションに対応する要素であり、要素30fは、ユーザによって取得されて記憶部103に記憶されたアプリケーションに対応する要素である。
また図24の例示では、正規ホーム画面では、背景画像30gが表示されている。この背景画像30gはユーザによって設定された背景画像であり、例えば山の画像である。
一方で、ダミーホーム画面には、要素30fは表示されずに要素30eのみが表示されている。また、背景画像30gは表示されていない。背景画像としては、予め設定された画像を表示してもよい。
また上記情報としては、撮像部60を用いて撮像した撮像画像、通話で用いる電話帳情報、他の電子機器との送受信するメッセージなども挙げられる。これらは、ホーム画面において表示することが可能である。
以上のように、睡眠が検出されたときには、たとえ認証が成功しても、ユーザによって生成または変更された情報の表示が制限される。したがって、たとえ第三者によって電子機器1が操作されても、電子機器1からユーザの情報(例えば趣味、嗜好など)が第三者に知られにくい。
図25は制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。図25の動作では、図5と比較して、ステップST6の替わりに、ステップST61,ST62が実行される。ステップST61は、睡眠が検出されていない状態で認証が成功したときに実行される。図25の例示では、ステップST61はステップST4にて肯定的な判断がなされたときに実行される。ステップST61にて、制御部10はロックモードを解除する。制御部10は例えば正規ホーム画面を表示する。
ステップST62は、睡眠が検出された状態で認証が成功したときに実行される。図25の例示では、ステップST62はステップST5にて肯定的な判断がなされたときに実行される。ステップST62にて、表示制限部140は、表示部30に表示される情報を制限しつつ、制御部10がロックモードを解除する。例えば制御部10はダミーホーム画面を表示する。
なお、表示制限部140は、ユーザによって生成または変更された全ての情報の表示を制限する必要はなく、少なくとも一つの情報の表示を制限すればよい。また、制限対象となる情報はホーム画面の情報に限らない。例えば各アプリケーションにてユーザによって生成または変更された情報を制限してもよい。例えば通話アプリケーションにおいて、電話帳情報を表示しなくてもよい。電話帳情報には、電話番号と個人情報(例えば名前など)が含まれており、この電話帳情報もユーザによって生成または変更される情報の一つである。
また制限対象となる情報は予め設定されてもよく、ユーザによって設定されてもよい。
第7の実施の形態.
第7の実施の形態では、第2認証を行う条件について述べる。第7の実施の形態は必ずしも第1から第6の実施の形態を前提としない。
<加速度>
図26は電子機器1の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。この電子機器1は図3と比較して、加速度検出部90を備えている。加速度検出部90は、電子機器1に発生する加速度を検出できる。加速度検出部90は例えばひずみゲージ式、圧電素子式、あるいは静電容量式の加速度センサを採用することができる。ユーザが電子機器1を空間的に動かすと、その動きに応じた加速度が電子機器1に発生する。加速度検出部90はこの加速度を検出し、その加速度を制御部10へと出力する。
ユーザが電子機器1を操作し始めるときには、まず、ユーザにとって操作しやすい位置に電子機器1を空間的に移動させることが多い。このとき、加速度検出部90は、電子機器1に生じる加速度を検出することになる。言い換えれば、認証を開始するときに、加速度検出部90が加速度を検出することとなる。
一方で第三者は例えばユーザが入眠するときに載置された電子機器1を動かさずに電子機器1を操作すれば、ユーザが目覚めたときに、電子機器1を操作したことがユーザにばれにくい。つまり、電子機器1を動かさないで電子機器1が操作されるときには、その操作は第三者による操作である可能性が高いと考えることができる。言い換えれば、電子機器1が長時間に亘って空間的に静止している状態で認証が開始されるときには、その操作者は正規なユーザではなく、不正な第三者であると考えることができる。
そこで認証処理部110は、加速度検出部90によって検出される加速度の変化量が所定時間に亘って所定の加速度基準値を下回っているときには、第2認証部12による認証を行ってもよい。これにより、第三者が操作している可能性が高いときに、通常の第1認証とは異なる第2認証を行うことができる。よって、第三者がユーザの第1認証に対する操作内容を不正に取得したとしても、その操作内容によっては第2認証は失敗する。したがって、第三者による電子機器1の不正な使用を抑制することができる。
図27は制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。なお第7の実施の形態では第2認証の条件の一つして睡眠検出を採用する必要はないものの、このフローチャートでは、第1の実施の形態と同様に、睡眠検出を採用した場合の動作を示している。この点は後述する他のフローチャートについても同様であるので、以下では繰り返しの説明を避ける。
図27の動作では、図5と比較して、ステップST31が更に実行される。ステップST31はステップST2にて肯定的な判断がなされたときに実行される。図27の例示では、ステップST31はステップST3にて否定的な判断がなされたときに実行される。ステップST31においては、認証処理部110は、所定期間における加速度の変化量が加速度基準値よりも小さいか否かを判断する。所定期間は、ステップST2の実行時点を含む期間であってよい。つまり、認証開始のトリガが入力される時点よりも前の加速度をも用いてもよい。大小関係の判断は所定の比較器を用いて行うことができる。
加速度の変化量が加速度基準値よりも大きいと判断したときには、ステップST4を実行する。つまり、睡眠が検出されず、かつ、加速度の変化量が加速度基準値よりも大きいときに、正規なユーザが操作していると考えて、第1認証を行う。一方でステップST31にて加速度の変化量が加速度基準値よりも小さいと判断したときには、ステップST5を実行する。つまり、睡眠が検出されたり、あるいは、加速度の変化量が加速度基準値よりも小さいときには、第三者が操作していると考えて、第2認証を行う。したがって、第三者による電子機器の使用を更に抑制することができる。
なおステップST3,ST31の実行順序は逆であってもよい。つまり、ステップST31にて否定的な判断がなされたときに、ステップST3を実行し、ステップST3にて否定的な判断がなされたときに、ステップST4を実行してもよい。この点は後述する他のフローチャートも同様である。
<傾斜>
図28は電子機器1の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。この電子機器1は図3と比較して、傾斜検出部92を備えている。傾斜検出部92は、基準面(例えば地面)に対する電子機器1の傾斜角度を検出できる。例えば傾斜検出部92は加速度検出部を備えている。この加速度検出部は電子機器1に発生する3方向の加速度を検出することができる。電子機器1に発生する加速度には、重力加速度が含まれているので、加速度検出は、電子機器1に対する重力加速度の方向を検出することができる。これにより、電子機器1の傾斜角度を算出することができる。傾斜検出部92は、検出した傾斜角度を制御部10へと出力する。
正規なユーザが電子機器1を操作するときの傾斜角度とは異なる傾斜角度で、電子機器1が操作されているときには、その操作者は第三者である可能性が高いと考えることができる。
そこで認証処理部110は、傾斜検出部92によって検出される傾斜角度が所定の範囲外であるときに、第2認証部12による認証を行ってもよい。所定の範囲は、ユーザによって設定されてもよい。あるいは、実際にユーザが操作するときの傾斜角度に基づいて所定範囲を決定してもよい。具体的には、ユーザによる第1認証が行われるときに、電子機器1の傾斜角度を傾斜検出部92によって検出し、認証処理部110がこの傾斜角度に基づいて所定の範囲を決定してもよい。例えば第1認証が行われるときの傾斜角度を含む所定の角度範囲を所定範囲に採用してもよい。
これにより、第三者が操作している可能性が高いときに、通常の第1認証とは異なる第2認証を行うことができる。
図29は制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。図29の動作では、図5と比較して、ステップST32が更に実行される。ステップST32はステップST2にて肯定的な判断がなされたときに実行される。図29の例示では、ステップST32はステップST3にて否定的な判断がなされたときに実行される。ステップST32においては、認証処理部110は、傾斜検出部92によって検出された傾斜角度が所定の範囲外であるか否かを判断する。
傾斜角度が所定の範囲内であると判断したときには、ステップST4を実行する。つまり、睡眠が検出されず、かつ、傾斜角度が所定範囲内であるときに、正規なユーザが操作していると考えて、第1認証を行う。一方でステップST32にて傾斜角度が所定範囲外であると判断したときには、ステップST5を実行する。つまり、睡眠が検出されたり、あるいは、傾斜角度が所定範囲外であるときには、第三者が操作していると考えて、第2認証を行う。したがって、第三者による電子機器の不正な使用を更に抑制することができる。
<時間帯>
図30は電子機器1の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。この電子機器1は図3と比較して、現在時刻取得部94を更に備えている。現在時刻取得部94は現在時刻を取得することができる。現在時刻取得部94は計時部(例えばタイマ回路)であって、自身で現在時刻をカウントしてもよい。あるいは、現在時刻取得部94は無線通信部20を介して外部装置から現在時刻を取得してもよい。現在時刻取得部94は、検出した現在時刻を制御部10へと出力する。
ユーザが電子機器1を操作するときの時間帯とは異なる時間で、電子機器1が操作されるときには、その操作者は第三者である可能性が高いと考えることができる。
そこで認証処理部110は、現在時刻取得部94によって取得される現在時刻が所定の時間範囲外であるときには、第2認証部12による認証を行ってもよい。所定の時間範囲は、ユーザによって設定されてもよい。あるいは、実際にユーザが操作するときの時間に基づいて時間範囲を決定してもよい。具体的には、ユーザによる第1認証が行われるときの現在時刻を現在時刻取得部94によって取得し、認証処理部110がこの現在時刻に基づいて時間範囲を決定してもよい。例えば第1認証が行われるときの時刻を含む所定の時間帯を時間範囲に採用することができる。
これにより、第三者が操作している可能性が高いときに、通常の第1認証とは異なる第2認証を行うことができる。
図31は制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。図31の動作では、図5と比較して、ステップST33が更に実行される。ステップST33はステップST2にて肯定的な判断がなされたときに実行される。図31の例示では、ステップST33はステップST3にて否定的な判断がなされたときに実行される。ステップST33においては、認証処理部110は、現在時刻取得部94によって検出された現在時刻が所定の時間範囲外であるか否かを判断する。
現在時刻が所定の時間範囲内であると判断したときには、ステップST4を実行する。つまり、睡眠が検出されず、かつ、現在時刻が所定の時間範囲内であるときに、正規なユーザが操作していると考えて、第1認証を行う。一方で、ステップST33にて現在時刻が所定の時間範囲外であると判断したときには、ステップST5を実行する。つまり、睡眠が検出されたり、あるいは、現在時刻が所定の時間範囲外であるときには、第三者が操作していると考えて、第2認証を行う。したがって、第三者による電子機器の不正な使用を更に抑制することができる。
<電子機器の把持の有無>
図32は電子機器1の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。この電子機器1は図3と比較して、タッチセンサ96を更に備えている。このタッチセンサ96は電子機器1の側面または背面に設けられる。タッチセンサ96は人体の接触を検出することができる。例えばユーザが電子機器1を把持したときに、ユーザの手がタッチセンサ96に近接すると、タッチセンサ96はその近接を検出する。タッチセンサ96はタッチパネル52と同様の原理によって、当該近接を検出することができる。タッチセンサ96は人体の近接を検出したときに、その旨を制御部10へと出力する。
例えばユーザが入眠するときに載置された電子機器1を動かさずに、電子機器1を操作すれば、ユーザが目覚めたときに、第三者が操作したことはユーザにばれにくい。つまり、電子機器1を把持しない状態で電子機器1が操作されるときには、その操作者は第三者である可能性が高いと考えることができる。
そこで認証処理部110は、タッチセンサ96が人体の近接を検出しないときに、第2認証部12による認証を行ってもよい。これにより、第三者が操作している可能性が高いときに、通常の第1認証とは異なる第2認証を行うことができる。
図33は制御部10の上記動作の一例を示すフローチャートである。図33の動作では、図5と比較して、ステップST34が更に実行される。ステップST34はステップST2にて肯定的な判断がなされたときに実行される。図33の例示では、ステップST34はステップST3にて否定的な判断がなされたときに実行される。ステップST34においては、認証処理部110は、タッチセンサ96によって人体の近接が検出されたか否かを判断する。
人体の近接が検出されたときには、ステップST4を実行する。つまり、睡眠が検出されず、かつ、電子機器1が把持されているときに、正規なユーザが操作していると考えて、第1認証を行う。一方で、人体の近接を検出しないと判断したときには、ステップST5を実行する。つまり、睡眠が検出されたり、あるいは、人体の近接を検出しないときには、第三者が操作していると考えて、第2認証を行う。したがって、第三者による電子機器の不正な使用を更に抑制することができる。
<顔、視線、虹彩>
ユーザが電子機器1を操作するときには、電子機器1の前面側を撮像する第1撮像部62の撮像範囲に、ユーザの顔が位置することが多い。逆に言えば、第1撮像部62の撮像範囲に人物の顔が位置しないときには、正規なユーザではなく、操作者は第三者であると考えることができる。
そこで認証処理部110は、第1撮像部62によって撮像される撮像画像に、人物の顔が含まれていないときには、第2認証部12による第2認証を行ってもよい。
あるいは、人物の顔が電子機器1から遠く離れているときには、通常の操作とは異なっているので、第三者が操作していると考えることができる。そして、人物の顔が電子機器1から離れているときには、撮像画像に占める目のサイズの割合が小さく、撮像画像から視線または虹彩を検出しにくくなる。視線は、例えば目の全体に対する瞳孔の位置に基づいて算出することができる。しかるに、撮像画像における目のサイズが小さいと、瞳孔を適切に検出できず、視線を検出できない。また、撮像画像における目のサイズが小さいと虹彩も適切に検出できない。そこで認証処理部110は視線または虹彩を検出できないときには、第2認証部12による第2認証を行ってもよい。
以上の動作によれば、第三者が操作している可能性が高いときに、通常の第1認証とは異なる第2認証を行うことができる。
なお、撮像部60は顔、視線または虹彩を検出する検出部であってもよい。
図34は制御部10の動作の一例を示すフローチャートである。図34の動作では、図5と比較して、ステップST35が更に実行される。ステップST35はステップST2にて肯定的な判断がなされたときに実行される。図34の例示では、ステップST35はステップST3にて否定的な判断がなされたときに実行される。ステップST35においては、認証処理部110は、第1撮像部62の撮像画像に基づいて顔、視線または虹彩を検出したか否かを判断する。
顔、視線または虹彩を検出したと判断したときには、ステップST4を実行する。つまり、睡眠が検出されず、かつ、顔、視線または虹彩を検出したときには、正規なユーザが操作していると考えて、第1認証を行う。一方で、ステップST35にて顔、視線または虹彩を検出しないと判断したときには、ステップST5を実行する。つまり、睡眠が検出されたり、または、顔、視線若しくは虹彩を検出しないと判断したときには、第三者が操作していると考えて、第2認証を行う。したがって、第三者による電子機器の不正な使用を更に抑制することができる。
第8の実施の形態.
図35は制御部10の動作の一例を示すフローチャートである。図35の動作では、図5の動作に比して、ステップST9を更に実行する。ステップST9はステップST5にて肯定的な判断がなされたときに実行される。ステップST9においては、制御部10は警告をユーザに報知する。例えば、表示部30に警告を表示したり、あるいは、第2音声出力部44を介して警告音を出力する。これにより、第三者による電子機器1の使用を更に抑制できる。
以上のように、電子機器は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、本帯電子機器がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本電子機器の範囲から外れることなく想定され得る。本開示においては、睡眠検出の具体例を説明しているが、本開示の内容は睡眠検出に限定されない。例えば、睡眠検出部として挙げられた、音声入力部、活動計センサ、脳波センサ、湿度検出部などは、睡眠の検出に限定されない。
また、上述した第2ユーザ認証は、睡眠を検出しているときに行なわれたが、本開示はこれに限定されない。例えば、第2ユーザ認証として例示した内容は、睡眠の検出を必須としない通常の電子機器へのユーザ認証手段として用いられてもよい。
実施の形態は、相互に矛盾しない限り、互いに組み合わせて実施することができる。
1 電子機器
30 表示部
52 タッチパネル
60,62,64 撮像部
70 睡眠検出部
80 指紋検出部
90 加速度検出部
92 傾斜検出部
94 現在時刻取得部
96 タッチセンサ
110 認証処理部
120 録画処理部
130 表示制限部

Claims (20)

  1. 電子機器であって、
    睡眠を検出する睡眠検出部と、
    前記睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、前記睡眠を検出しているときに、前記第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う認証処理部と
    を備える、電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    指紋検出部を備え、
    前記第1ユーザ認証は指紋認証を含む、電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器であって、
    前記認証処理部は、前記指紋検出部によって検出される指紋が、登録された登録指紋と類似するときに、ユーザ認証が成功したと判断し、
    前記第2ユーザ認証は、前記第1ユーザ認証で用いる登録指紋とは異なる登録指紋を用いた指紋認証を含む、電子機器。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電子機器であって、
    前記認証処理部は、前記第2ユーザ認証において、複数の登録指紋を採用した複数の指紋認証を所定の順序で行う、電子機器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    表示部、および、前記表示部に対する操作を検出するタッチセンサを備え、
    前記第2ユーザ認証はパスワード認証を含み、
    前記認証処理部は、
    前記第2ユーザ認証において、パスワードの入力するためのボタンとして機能する入力要素を、時間の経過とともに移動させながら前記表示部に表示する、電子機器。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    表示部、および、前記表示部に対する操作を検出するタッチセンサを備え、
    前記第2ユーザ認証はパスワード認証を含み、
    前記認証処理部は、パスワードを入力するためのボタンとして機能する要素を前記表示部に表示し、
    前記要素に対する操作はタップ操作以外の操作である、電子機器。
  7. 請求項6に記載の電子機器であって、
    前記要素に対する操作は、前記要素から所定位置へのスライド操作である、電子機器。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    表示部、および、前記表示部に対する操作を検出するタッチセンサを備え、
    前記第1ユーザ認証および前記第2ユーザ認証は、パスワード認証を含み、
    前記認証処理部は、
    前記第1ユーザ認証および前記第2ユーザ認証において、パスワードを入力するためのボタンとして機能する要素を前記表示部に表示し、
    前記第2ユーザ認証における前記要素のサイズは、前記第1ユーザ認証における前記要素のサイズよりも小さい、電子機器。
  9. 請求項1から請求項4の何れか一つに記載の電子機器であって、
    撮像部を備え、
    前記第2ユーザ認証はパスワード認証を含み、
    前記認証処理部は、
    前記第2ユーザ認証において、前記撮像部によって撮像された撮像画像を解析し、前記撮像画像にテキストが含まれているときに、前記テキストがパスワードの構成要素として入力されたと判断する、電子機器。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第2ユーザ認証は生体認証を含む、電子機器。
  11. 請求項1から請求項8のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記第2ユーザ認証を行うときに、前記電子機器の前面側で撮像を行う撮像部を備える、電子機器。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    ダミーエラー表示部および計時部を備え、
    前記ダミーエラー表示部は、前記第2ユーザ認証を開始するときに、前記電子機器を使用できない旨のダミーエラー画面を表示し、
    前記認証処理部は、
    前記ダミーエラー画面の表示の後、所定時間が経過したときに、前記第2ユーザ認証を行うための入力を受け付ける、電子機器。
  13. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    表示部を備え、
    前記第2ユーザ認証が成功したときに、ユーザによって生成または変更される情報の、前記表示部への表示を制限する、電子機器。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    加速度検出部を備え、
    前記認証処理部は、前記加速度検出部の検出値の変動量が所定時間に亘って、基準値よりも小さいときに、前記第2ユーザ認証を行う、電子機器。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    電子機器の傾斜角度を検出する傾斜検出部を備え、
    前記認証処理部は、前記傾斜角度が所定の傾斜範囲外であるときに、前記第2ユーザ認証を行う、電子機器。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    現在時刻を取得する時刻取得部を備え、
    前記認証処理部は、前記現在時刻が所定の時間範囲外であるときに、前記第2ユーザ認証を行う、電子機器。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記電子機器の側面または背面に設けられ、人体の近接を検出するタッチセンサを更に備え、
    前記認証処理部は、前記タッチセンサが前記近接を検出しないときに、前記第2ユーザ認証を行う、電子機器。
  18. 請求項1から請求項17のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    顔、視線または虹彩を検出する検出部を更に備え、
    前記認証処理部は、前記顔、前記視線または前記虹彩を検出しないときに、前記第2ユーザ認証を行う、電子機器。
  19. 電子機器の認証方法であって、
    睡眠を検出したか否かを判断する工程と、
    前記睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、前記睡眠を検出しているときに、前記第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う工程と
    を備える、電子機器の認証方法。
  20. 電子機器における認証を行うための認証プログラムであって、
    前記電子機器は、睡眠を検出する睡眠検出部を備え、
    前記電子機器に、
    睡眠を検出したか否かを判断する工程と、
    前記睡眠を検出していないときに第1ユーザ認証を行い、前記睡眠を検出しているときに、前記第1ユーザ認証とは異なる第2ユーザ認証を行う工程と
    を実行させるための、認証プログラム。
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