JP2017079588A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信部が同時に接続することが可能な数を超える数の受電装置に電力を供給する場合にも、適切に電力を供給することが可能な給電装置を提供する。【解決手段】この給電装置100は、電力を複数の受電装置200に給電する給電コイル8と、複数の受電装置200に通信接続可能に構成される通信部と、給電コイル8の給電に関する情報の時間経過における実測変化パターンと、給電に関する情報の時間経過における予測変化パターンとが、近似しているか否かを判定する判定部6とを備え、判定部6によって近似していると判定された受電装置200との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。【選択図】図1

Description

この発明は、給電装置に関し、特に、通信部を備える給電装置に関する。
従来、通信部を備える給電装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、通信チャネルを備える無線電力装置が開示されている。この無線電力装置には、通信チャネルと送信コイルとが設けられている。そして、送信コイルから複数の受信機の受信コイルに電力を供給するように構成されている。また、通信チャネルは、複数の受信機とそれぞれ無線通信可能に構成されている。そして、通信チャネルは、複数の受信機に、負荷抵抗を修正することを要求する信号を伝達するように構成されている。そして、受信機は、負荷抵抗を修正することを要求する信号に基づいて、負荷抵抗を修正するように構成されている。その結果、この無線電力装置は、受信機に負荷抵抗を修正させることにより、受信機ごとの電力配分を制御しながら、送信コイルから複数の受信機の受信コイルに電力を供給することが可能に構成されている。
特開2014―54182号公報
ここで、一般的に、通信チャネルの数には、規格上または仕様上の上限がある。すなわち、通信チャネルが同時に接続することが可能な数(台数)には、上限がある。たとえば、Bluetooth(登録商標)規格では、上限が8台まで、さらに仕様によっては上限が8台未満(3台など)となる場合がある。したがって、上記特許文献1の無線電力装置では、通信チャネルの数を超える数の受信機に電力を供給する場合、通信チャネルの数を超える分の受信機には、負荷抵抗を修正することを要求する信号は伝達されずに、電力が供給されると考えられる。
この場合、負荷抵抗を修正することを要求する信号が伝達されない受信機の負荷抵抗が、比較的小さい場合には、負荷抵抗が小さい分、受電電圧値が大きくなると考えられる。一方、負荷抵抗を修正することを要求する信号が伝達されない受信機の負荷抵抗が、比較的大きい場合には、負荷抵抗が大きい分、受電電圧値が小さくなると考えられる。その結果、受電電圧値が、受信機の受電することが可能な電圧の範囲外の値となる場合があると考えられる。したがって、上記特許文献1の無線電力装置では、通信チャネル(通信部)が同時に接続することが可能な数を超える数の受信機(受電装置)に電力を供給する場合には、適切に電力を供給することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、通信部が同時に接続することが可能な数を超える数の受電装置に電力を供給する場合にも、適切に電力を供給することが可能な給電装置を提供することである。
この発明の第1の局面による給電装置では、電源部と、電源部から供給される電力を、複数の受電装置に給電する給電コイルと、所定の数の受電装置に通信接続可能に構成される通信部と、給電コイルの給電に関する情報の時間経過における変化と、給電に関する情報の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定する判定部とを備え、判定部によって近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。
この発明の第1の局面による給電装置では、給電コイルの給電に関する情報が判定部によって近似していると判定されることによって、給電に関する情報の時間経過における変化が予測できるので、予測が可能となったことによって通信接続が不要となった受電装置との接続を切断するとともに、通信接続が必要な受電装置を優先的に接続することができる。そして、通信部が同時に接続することが可能な数を超える数の受電装置に電力を供給する場合にも、給電に関する情報の時間経過における変化の予測により、適切に電力を供給することができる。
上記第1の局面による給電装置は、好ましくは、通信部が同時に通信接続をすることが可能な台数を超える受電装置から通信接続要求があった際は、判定部によって近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断する。このように構成すれば、判定部によって近似していると判定された受電装置との接続が優先的に切断されるので、通信部が通信接続する受電装置の数が、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を超えることが抑制される。
上記第1の局面による給電装置は、好ましくは、通信部は、通信接続された受電装置から受電情報を取得するように構成されており、給電に関する情報は、受電装置の受電情報を含み、判定部は、通信部によって取得された、受電装置の受電情報の時間経過における変化と、受電装置の受電情報の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。このように構成すれば、受電装置の受電情報の時間経過における変化と、受電装置の受電情報の時間経過における変化パターンとが近似していれば、受電装置の受電情報の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断することにより、通信部が通信接続する受電装置の数が、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を超えることが抑制されるとともに、すべての受電装置に対して適切に電力を供給することができる。また、受電装置の受電情報を直接確認して切断候補となる受電装置を決定するので、より安全に電力を供給することができる。
この場合、好ましくは、受電装置の受電情報の時間経過における変化は、受電装置の受電電力の時間経過における変化を含み、受電装置の受電情報の時間経過における変化パターンは、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンを含み、判定部は、通信部によって取得された、受電装置の受電電力の時間経過における変化と、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。このように構成すれば、受電装置の受電電力の時間経過における変化と、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンとが近似していれば、受電装置の受電電力の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断することにより、通信部が通信接続する受電装置の数が、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を超えることが抑制されるとともに、すべての受電装置に対して適切に電力を供給することができる。また、受電装置の受電電力を直接確認して切断候補となる受電装置を決定するので、より安全に電力を供給することができる。
上記受電電力の変化と要求電力の変化パターンとを近似判定する給電装置において、好ましくは、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンは、要求電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンを含み、判定部は、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定する。このように構成すれば、受電装置がcccv(定電流定電圧充電)制御によって一定時間以上安定した状態で充電されているバッテリーを持つか否かを判定するとともに、近似していると判定された場合は、受電装置の受電電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。
上記受電電力の変化と要求電力の変化パターンとを近似判定する給電装置において、好ましくは、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンは、要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンを含み、判定部は、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定する。このように構成すれば、受電装置がバッテリーを持たない受電装置であるか否かを判定するとともに、近似していると判定された場合は、受電装置の受電電力が時間経過によって変化しないことを予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断した場合にも、安定して電力を供給することができる。
上記受電電力の変化と要求電力の変化パターンとを近似判定する給電装置において、好ましくは、受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンは、要求電力が一定時間以上減少し続ける変化パターンを含み、判定部は、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間以上減少し続ける変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定する。このように構成すれば、近似していると判定された場合は、受電装置の受電電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。また、要求電力が零になった以降では、電力を供給する必要がないことが判別できるので、無駄な電力を供給することを抑制できる。
上記受電情報の変化と受電情報の変化パターンとを近似判定する給電装置において、好ましくは、受電情報は、受電装置の2次電池の残容量を含み、受電装置の2次電池の残容量の時間経過における変化パターンは、2次電池の残容量が一定時間経過後に飽和する変化パターンを含み、判定部は、2次電池の残容量の時間経過における変化と、2次電池の残容量が一定時間経過後に飽和する変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定する。このように構成すれば、近似していると判定された場合は、受電装置の2次電池の残容量の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。また、受電装置の2次電池の残容量を直接確認して切断候補となる受電装置を決定するので、より正確に電力を供給することができる。また、2次電池の残容量が飽和した以降では、電力を供給する必要がないことが判別できるので、無駄な電力を供給することを抑制できる。
上記第1の局面による給電装置は、好ましくは、給電に関する情報は、電源部の出力情報を含み、判定部は、電源部の出力情報の時間経過における変化と、電源部の出力情報の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。このように構成すれば、電源部の出力情報の時間経過における変化と、電源部の出力情報の時間経過における変化パターンとが近似していれば、電源部の出力情報の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断することにより、通信部が通信接続する受電装置の数が、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を超えることが抑制されるとともに、すべての受電装置に対して適切に電力を供給することができる。また、電源部の出力情報を直接確認して切断候補となる受電装置を決定するので、受電装置の受電情報を取得する必要がなく動作を簡易にすることができる。
この場合、好ましくは、電源部の出力情報は、電源部の出力電力を含み、判定部は、電源部の出力電力の時間経過における変化と、電源部の出力電力の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている。このように構成すれば、電源部の出力電力の時間経過における変化と、電源部の出力電力の時間経過における変化パターンとが近似していれば、電源部の出力電力の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断することにより、通信部が通信接続する受電装置の数が、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を超えることが抑制されるとともに、適切に電力を供給することができる。また、電源部の出力電力を直接確認して切断候補となる受電装置を決定するので、受電装置の受電電力などの情報を取得する必要がなく動作を簡易にすることができる。また、給電装置内の電力から判定を行うので、通信時等において外部からの影響を受けることなく正確な電力判定を行うことができる。
上記出力電力の変化と出力電力の変化パターンとを近似判定する給電装置において、出力電力の時間経過における変化パターンは、出力電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンを含み、判定部は、出力電力の時間経過における変化と、出力電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定する。このように構成すれば、受電装置がcccv制御により一定時間以上安定した状態で充電されているバッテリーを持つ受電装置であるか否かを判定するとともに、近似している場合は、電源部の出力電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。
本発明によれば、上記のように、通信部が同時に接続することが可能な数を超える場合にも、適切に電力を供給することができる。
本発明の第1、4、5実施形態による給電装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第1、2実施形態による受電装置の要求電力および給電装置の出力電力の時間変化パターンを表したグラフである。 本発明の第1実施形態による通信接続を切断する受電装置の選定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による給電装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第2実施形態による通信接続を切断する受電装置の選定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態による給電装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態による受電装置の要求電力の時間変化パターンを表したグラフである。 本発明の第3、4実施形態による通信接続を切断する受電装置の選定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態による受電装置の要求電力の時間変化パターンを表したグラフである。 本発明の第5実施形態による受電装置の2次電池の残容量の時間変化パターンを表したグラフである。 本発明の第5実施形態による通信接続を切断する受電装置の選定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による給電装置100の構成について説明する。図1に示すように、第1実施形態による給電装置100は、給電装置100の近傍に配置された複数の受電装置200(たとえば、スマートフォン)に対して同時に、給電装置100と受電装置200との間に配線および接点等を設けずに、磁気共鳴方式を用いて、(非接触給電装置または非接点給電装置として)電力を供給するように構成されている。
(給電装置の全体構成)
図1に示すように、給電装置100には、電源部1と、電源制御部2と、通信先選択部3と、記憶部4と、時間測定部5と、判定部6と、通信部7と、給電コイル8とが設けられている。
(給電装置の各部の構成)
給電コイル8は、電源部1から供給される電力を、受電装置200に給電するように構成されている。通信部7は、所定の数の受電装置200と通信接続可能なように構成されている。そして、通信部7は、受電装置200のアドレス等を示す固有情報および通信先選択部3が選択する受電装置200の受電電力を取得するように構成されている。時間測定部5は、給電開始からの経過時間を測定するように構成されている。記憶部4は、選択した受電装置200から受電電力の経過時間における変化と、あらかじめ予測していた受電装置200の要求電力の経過時間における変化パターンとを保存するように構成されている。判定部6は、受電電力の経過時間における変化と、あらかじめ予測していた要求電力の経過時間における変化パターンとが、略一致するか否かを判定するように構成されている。なお、本願明細書では、通信接続するとは、受電に関する情報を同時に送受信することが可能な状態にすることを意味するものとして記載している。
記憶部4には、要求電力の時間経過における変化パターンとして、あらかじめ複数の変化パターン(たとえば10個以上)を保存している。たとえば、記憶部4は、図2に示すように、定電流充電によって電力が一定時間(たとえば1時間)増加し続ける変化パターンを表す式として、下記の式(1)と式(1a)と式(1b)と式(1c)とを保存している。さらに、記憶部4は、定電圧充電によって一定時間(たとえば0.5時間)減少している変化パターンを表す式として、式(2)と式(2a)とを保存している。また、図2では、定電流充電から定電圧充電に切り替わる時間をTymaxとし、その際の要求電力をymaxとしている。また、a、b、c、d、e、f、g、h、iは任意の定数(たとえば、1)とする。
Figure 2017079588
ここで、第1実施形態では、通信部7が同時に通信接続をすることが可能な台数を超える受電装置200から通信接続要求があった際は、判定部6によって近似していると判定された受電装置200との接続を優先的に切断するように構成されている。具体的には、まず、一定時間毎に、選択した受電装置200から受電電力の時間経過における変化をプロットして、受電電力の実測変化パターン(プロット結果)を取得する。ここで、正確性を確保するため、プロット数は可能な限り多くする。例えば、受電装置200の受電電力の時間経過に、100個プロットする。ここでの100個のプロットは例えに過ぎず、当業者は実際の必要性に応じてプロット数を増減することが可能である。
そして、1つの例として、以下の条件を満たした場合、取得した変化パターン(実測変化パターン)が、給電装置100があらかじめ記憶した変化パターン(予測変化パターン)に近似しているとみなす。まず、変化パターンの情報取得数とプロット数が一定数以上であり、例えば、プロット数が100個以上(これより多くても良い)である。そして、各プロット結果の測量値が予測変化パターンの予測値から一定の範囲内、たとえば±5%以内である。一般的、例として、測量値の絶対値が使用されている。さらに、実測変化パターンと予測変化パターンは、略一致していると判定し、各プロット結果と予測される変化パターンの一定の割合以上、たとえば90%以上が略一致している場合に、予測される変化パターンと近似していると判定する。
また、通信接続可能な台数(たとえば3台)を通信接続しているところに、さらに新たな受電装置200から通信を要求される場合に、3台の中から、判定部6によって近似していると判定された受電装置200との接続を切断し、新たな受電装置200との接続を優先するように構成されている。1つの優先切断の判断基準として、受電装置200の要求電力を減少する速さである。例えば、3台の通信切断候補の中、図2に示す実施形態1の式(2)のような時間変化に対して、要求電力[W]が減少する場合、要求電力[W]が一定の値以下となる時間Tが最も早い受電装置を優先的に切断してもよい。ここで、例として、この一定の値は、1Wあるいは0Wでもよい。この値は受電裝置200の特性や実際の充電必要性等に応じて適度に調整してよい。
(通信接続を切断する受電装置の選定)
次に、図3を参照して、第1実施形態の給電装置100による通信接続を切断する受電装置200の選定について説明する。
まず、ステップS1において、給電コイル8(図1参照)への給電を開始する。
ステップS2において、給電開始からの経過時間の計測を開始する。
ステップS3において、受電装置200から、アドレス等の固有情報を取得する。
ステップS4において、受電装置200から、受電電力を取得する。
ステップS5において、ステップS4で取得した受電電力結果を、記憶部4に保存し、経過時間ごとにプロットする。
ステップS6において、ステップS5で得たプロット結果が一定時間増加した後に一定時間減少しているか否かを判定する。該当する場合はステップS7に進み、該当しない場合は、ステップS4に戻る。
ステップS7において、経過時間0〜Tymaxまでのプロット結果が、記憶部4にあらかじめ保存されている予測される要求電力の変化パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS8に進み、略一致しない場合は、ステップS10に進む。
ステップS8において、経過時間Tymax以降のプロット結果が、記憶部4にあらかじめ保存されている予測される要求電力の変化パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS9に進み、略一致しない場合は、ステップS10に進む。
ステップS9において、該当する受電装置200を通信切断候補とする。
ステップS10において、該当する受電装置200を通信切断候補としない。
ステップS11において、通信切断候補が1つであるか否かを判定する。通信切断候補が2つ以上である場合は、ステップS12に進む。
ステップS12において、通信切断候補の各受電装置200の最大動作電圧を取得する。
ステップS13において、受電電圧が最大動作電圧を超えることに起因する受電装置200の破壊を抑制するために、ステップS12で取得した、各受電装置200の最大動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置200を通信切断候補とする。
また、ステップS12〜S13の変形例として、受電電圧が最小動作電圧を下回ることに起因して受電装置200が充電されないことを抑制するために、通信切断候補の各受電装置200の最小動作電圧を取得し、最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置200を通信切断候補とする。
上述のように通信切断候補を選択し受電装置200の破壊を抑制すること以外に、途中で通信切断された受電装置200はその他の保護措置をとることもできる。例えば、一部の受電装置200自体が既に有する保護機能(電源管理回路(PMU)等の)は、充電過程または充電開始、または充電切断時に最大動作電力以上の電力を受電する、あるいは過電圧を受電することから保護することができる。このような受電装置(例えば携帯電話やその他の一般的な電子機器)の電源管理回路は外部の命令を受け保護機能を有効にする。既に保護機能を有し、且つ外部からの命令を利用し上述の保護機能を有効にする受電装置に対し、給電装置100がこれら受電装置200を切断候補とし、これら受電装置200との通信を切断する時、切断前にまず外部からこれら受電装置200に対し命令を送信することでその保護機能を有効にすることができる。
受電装置200における保護機能とは例えば、受信部(受電コイル)と制御部を物理的に短絡・開放することを選択的に切り替え可能であるスイッチ構造を有し、開放を選択することにより、受電装置200が破壊されることから保護することができる。この他、共振回路における素子(コンデンサやインダクタ)の定数を調節可能な構造により、例えば複数のコンデンサを接続することで可変コンデンサを選択的に切り替える等、素子の定数を調整することにより、受電装置の共振周波数を調整することが可能となり、したがって充電の功能を調整し、ゆっくりと充電から離脱する効果を得ることができる。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、判定部6を、給電コイル8の給電に関する情報の時間経過における変化と、給電コイル8の給電に関する情報の時間経過における変化パターンとの近似判定をするように構成する。これにより、給電コイル8の給電に関する情報が判定部6によって近似していると判定されることによって、給電に関する情報の時間経過における変化が予測できるので、予測が可能となったことによって通信接続が不要となった受電装置200との接続を切断するとともに、通信接続が必要な受電装置200を優先的に接続することができる。そして、通信部7が同時に接続することが可能な数を超える数の受電装置200に電力を供給する場合にも、適切に電力を供給することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、通信部7が同時に通信接続をすることが可能な台数を超える受電装置200から通信接続要求があった際は、判定部6によって近似していると判定された受電装置200との接続を優先的に切断するように構成する。これにより、判定部6によって近似していると判定された受電装置200との接続が優先的に切断されるので、通信部が通信接続する受電装置200の数が、通信部7が通信接続可能な受電装置200の所定の数を超えることが抑制される。
また、第1実施形態では、上記のように、判定部6を、通信部7によって取得された受電装置200の受電電力(受電情報)の時間経過における変化と、受電装置200の要求電力(受電情報)の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置200との接続を優先的に切断するように制御するように構成する。これにより、受電装置200の受電電力の時間経過における変化と、受電装置200の要求電力の時間経過における変化パターンとが近似していれば、受電装置200の受電電力の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置200との接続を切断することにより、通信部7が通信接続する受電装置200の数が、通信部7が通信接続可能な受電装置200の所定の数を超えることが抑制されるとともに、すべての受電装置200に対して適切に電力を供給することができる。また、受電装置200の受電電力を直接確認して切断候補となる受電装置200を決定するので、より安全に電力を供給することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、判定部6を、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定するように構成する。これにより、受電装置200がcccv制御によって一定時間以上安定した状態で充電されているバッテリーを持つか否かを判定するとともに、近似していると判定された場合は、受電装置200の受電電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置200との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。
[第2実施形態]
次に、図2、図4および図5を参照して、本発明の第2実施形態による給電装置300の構成について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態の構成に加えて、電源部1の出力電力を測定する電力測定部9が設けられている。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(給電装置の全体構成)
図4に示すように、給電装置300は電源部1と、電源制御部2と、通信先選択部3と、記憶部41と、時間測定部5と、判定部61と、通信部71と、給電コイル8と、電力測定部9とが設けられている。
(給電装置の各部の構成)
通信部71は、受電装置200のアドレス等を示す固有情報を取得するように構成されている。電力測定部9は、電源部1の出力電力を測定するように構成されている。記憶部41は、電源部1の出力電力の時間経過における変化(実測変化パターン)と、あらかじめ予測していた電源部1の出力電力の時間経過における変化パターン(予測変化パターン)とを保存するように構成されている。判定部61は、出力電力の時間経過における変化と、あらかじめ予測していた出力電力の時間経過における変化パターンとが、略一致するか否かを判定するように構成されている。この他、近似するか否かの判断に関しては、第1実施形態の説明を参考にできる。
(通信接続を切断する受電装置の選定)
次に、図5を参照して、第2実施形態の給電装置300による通信接続を切断する受電装置200の選定について説明する。また、第1実施形態と同じように、1つの優先切断の判断基準として、受電装置200の要求電力を減少する。例えば、3台の通信切断候補の中、図2に示す第2実施形態の式(2a)のような時間変化に対して、要求電力[W]が減少する場合、要求電力[W]が一定の値以下となる時間Tが最も早い受電装置を優先的に切断してもよい。ここで、例として、この一定の値は、1Wあるいは0Wでもよい。この値は受電裝置200の特性や実際の充電必要性等に応じて適度に調整してよい。
まず、ステップS21において、給電コイル8(図4参照)への給電を開始する。
ステップS22において、給電開始からの経過時間の計測を開始する。
ステップS23において、受電装置200から、アドレス等の固有情報を取得する。
ステップS24において、電源部1の出力電力を測定する。
ステップS25において、ステップS24で取得した出力電力結果を、記憶部41に保存し、経過時間ごとにプロットする。
ステップS26において、ステップS25で得たプロット結果が一定時間増加した後に一定時間減少しているか否かを判定する。該当する場合は、ステップS27に進み、該当しない場合は、ステップS24に戻る。
ステップS27において、経過時間0〜Tymax(図3参照)までのプロット結果が、記憶部41にあらかじめ保存されている予測される出力電力の変化パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS28に進み、略一致しない場合は、ステップS30に進む。
ステップS28において、経過時間Tymax以降のプロット結果が、記憶部41にあらかじめ保存されている予測される出力電力の変化パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS29に進み、略一致しない場合は、ステップS30に進む。
ステップS29において、該当する受電装置200を通信切断候補とする。
ステップS30において、該当する受電装置200を通信切断候補としない。
ステップS31において、通信切断候補が1つであるか否かを判定する。通信切断候補が2つ以上である場合は、ステップS32に進む。
ステップS32において、通信切断候補の各受電装置200の最大動作電圧を取得する。
ステップS33において、ステップS32で取得した各受電装置200の最大動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置200を通信切断候補とする。
また、ステップS32〜S33の変形例として、受電電圧が最小動作電圧を下回ることに起因して受電装置200が充電されないことを抑制するために、通信切断候補の各受電装置200の最小動作電圧を取得し、最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置200を通信切断候補とする。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、判定部61を、電源部1の出力電力(出力情報)の時間経過における変化と、電源部1の出力電力の時間経過における変化パターンとが、近似しているか否かを判定するとともに、近似していると判定された受電装置200との接続を優先的に切断するように制御するように構成する。これにより、電源部1の出力電力の時間経過における変化と、電源部1の出力電力の時間経過における変化パターンとが近似していれば、電源部1の出力電力の時間経過における変化が予測できるので、予測可能な受電装置200との接続を切断することにより、通信部71が通信接続する受電装置200の数が、通信部71が通信接続可能な受電装置200の所定の数を超えることが抑制されるとともに、適切に電力を供給することができる。また、電源部1の出力電力を直接確認して切断候補となる受電装置200を決定するので、受電装置200の受電電力などの情報を取得する必要がなく動作を簡易にすることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、判定部61は、出力電力の時間経過における変化と、出力電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定するように構成されている。これにより、受電装置200がcccv制御により一定時間以上安定した状態で充電されているバッテリーを持つ受電装置200であるか否かを判定するとともに、近似している場合は、電源部1の出力電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置200との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図6、図7を参照して、本発明の第3実施形態による給電装置400の構成について説明する。第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、バッテリーを持たない受電装置500(たとえばLED照明)に対して、受電装置500の要求電力の時間経過における変化パターンは、要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンを含んでいる。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(給電装置の全体構成)
図6に示すように、給電装置400は電源部1と、電源制御部2と、通信先選択部3と、記憶部42と、時間測定部5と、判定部6と、通信部7と、給電コイル8とが設けられている。
(給電装置の各部の構成)
記憶部42は、要求電力の時間経過における変化パターンとして、複数の変化パターンを保存している。たとえば、記憶部42は、図7に示すように、一定時間(たとえば1時間)以上変化しない変化パターンとして、下記の式(3)を保存している。また、jは任意の定数(たとえば、1)とする。
Figure 2017079588
(通信接続を切断する受電装置の選定)
次に、図8を参照して、第3実施形態の給電装置400による通信接続を切断する受電装置500の選定について説明する。この他、近似するか否かの判断に関しては、第1実施形態の説明を参考にできる。また、通信切断候補がいずれも第3実施形態のような時間変化のない変化パターンである受電装置500である場合、より充電開始からの経過時間が長い受電装置を優先的に切断してもよい。
まず、ステップS41において、給電コイル8(図6参照)への給電を開始する。
ステップS42において、給電開始からの経過時間の計測を開始する。
ステップS43において、受電装置500から、アドレス等の固有情報を取得する。
ステップS44において、受電装置500から、受電電力を取得する。
ステップS45において、ステップS44で取得した受電電力結果を、記憶部42に保存し、経過時間ごとにプロットする。
ステップS46において、一定時間以上経過しているか否かを判定する。経過している場合は、ステップS47に進み、経過してしない場合は、ステップS44に戻る。
ステップS47において、ステップS45で得たプロット結果が、記憶部42にあらかじめ保存されていた予測される要求電力パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS48に進み、略一致しない場合は、ステップS49に進む。
ステップS48において、該当する受電装置500を通信切断候補とする。
ステップS49において、該当する受電装置500を通信切断候補としない。
ステップS50において、通信切断候補が1つであるか否かを判定する。通信切断候補が2つ以上である場合は、ステップS51に進む。
ステップS51において、通信切断候補の各受電装置500の最大動作電圧を取得する。
ステップS52において、ステップS51で取得した各受電装置500の最大動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置500を通信切断候補とする。
また、ステップS51〜S52の変形例として、受電電圧が最小動作電圧を下回ることに起因して受電装置500が充電されないことを抑制するために、通信切断候補の各受電装置500の最小動作電圧を取得し、最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置500を通信切断候補とする。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、判定部6を、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定するように構成する。これにより、受電装置500がバッテリーを持たない受電装置500であるか否かを判定するとともに、近似していると判定された場合は、受電装置500の受電電力が時間経過によって変化しないことを予測できるので、予測可能な受電装置500との接続を切断した場合にも、安定して電力を供給することができる。
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第4実施形態]
次に、図1、図8および図9を参照して、本発明の第4実施形態による給電装置101の構成について説明する。第4実施形態では、上記第1実施形態と異なり、受電装置201の要求電力の時間経過における変化パターンは、要求電力が一定時間以上減少し続ける変化パターンを含んでいる。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(給電装置の全体構成)
図1に示すように、給電装置101は電源部1と、電源制御部2と、通信先選択部3と、記憶部43と、時間測定部5と、判定部6と、通信部7と、給電コイル8とが設けられている。
(給電装置の各部の構成)
記憶部43には、要求電力の時間経過における変化パターンとして、複数の変化パターンを保存している。たとえば、記憶部43は、図9に示すように、一定時間(たとえば1時間)以上減少し続ける変化パターンとして、下記の式(4)または式(5)を保存している。また、k、l、m、nは任意の定数(たとえば、1)とする。
Figure 2017079588
(通信接続を切断する受電装置の選定)
第4実施形態の給電装置101による通信接続を切断する受電装置201の選定は、図8に示す上記第3実施形態の選定と同様である。また、第1〜第2実施形態と同じように、1つの優先切断の判断基準として、受電装置201の要求電力を減少する速さである。例えば、3台の通信切断候補の中、図9に示す実施形態4の式(5)のような時間変化に対して、要求電力[W]が減少する場合、要求電力[W]が一定の値以下となる時間Tが最も早い受電装置を優先的に切断してもよい。ここで、例として、この一定の値は、1Wあるいは0Wでもよい。この値は受電裝置201の特性や実際の充電必要性等に応じて適度に調整してよい。
(第4実施形態の効果)
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、判定部6は、受電電力の時間経過における変化と、要求電力が一定時間以上減少し続ける変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定するように構成する。これにより、近似していると判定された場合は、受電装置201の受電電力の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置201との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。また、要求電力が零になった以降では、電力を供給する必要がないことが判別できるので、無駄な電力を供給することを抑制できる。
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第5実施形態]
次に、図1、図10および図11を参照して、本発明の第5実施形態による給電装置102の構成について説明する。第5実施形態では、上記第1実施形態と異なり、判定部62は、受電装置202の2次電池の残容量の時間経過における変化と、2次電池の残容量の時間経過における変化パターンとを近似判定するように構成されている。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(給電装置の全体構成)
図1に示すように、給電装置102は、電源部1と、電源制御部2と、通信先選択部3と、記憶部44と、時間測定部5と、判定部62と、通信部7と、給電コイル8とが設けられている。
(給電装置の各部の構成)
記憶部44には、2次電池の残容量の時間経過における変化パターンとして、複数の変化パターンを保存している。たとえば、記憶部44は、図10に示すように、一定時間(たとえば1時間)経過後に飽和する変化パターンとして、下記の式(6)を保存している。判定部62は、受電装置202の2次電池の残容量の時間経過における変化と、受電装置202の2次電池の残容量の時間経過における変化パターンとが、略一致するか否かを判定するように構成されている。また、o、pは任意の定数(たとえば、1)とする。
Figure 2017079588
(通信接続を切断する受電装置の選定)
次に、図11を参照して、第5実施形態の給電装置102による通信接続を切断する受電装置202の選定について説明する。この他、近似するか否かの判断に関しては、第1実施形態の説明を参考にする。
また、第5実施形態において、受電装置202の2次電池の残容量をもとに、通信切断候補を判断する。もう1つの実施形態においては、通信切断候補とする受電装置202がいずれも式(6)の変化パターンを満たす場合、給電装置102は通信切断候補である受電装置202より、受電装置202の2次電池の最大容量[Ah]を取得する。最大容量と現在の容量の差が最も小さい受電装置を優先的に切断してもよい。
また、もう1つの実施形態においては、給電装置102は通信切断候補である受電装置202より、受電装置202の2次電池の充電状況(進捗情報)を取得する。給電装置102は受電装置202より取得した充電進捗情報をもとに、より満充電(100%)に近い受電装置を優先的に切断する。
まず、ステップS61において、給電コイル8(図1参照)への給電を開始する。
ステップS62において、給電開始からの経過時間の計測を開始する。
ステップS63において、受電装置202から、アドレス等の固有情報を取得する。
ステップS64において、受電装置202から、2次電池の残容量を取得する。
ステップS65において、ステップS64で取得した2次電池の残容量結果を、記憶部44(図1参照)に保存し、経過時間ごとにプロットする。
ステップS66において、一定時間以上経過しているか否かを判定する。経過している場合はステップS67に進み、経過していない場合は、ステップS64に戻る。
ステップS67において、ステップS65で得たプロット結果が、記憶部44にあらかじめ保存されている予測される2次電池の残容量の変化パターンと略一致するか否か判定する。略一致する場合は、ステップS68に進み、略一致しない場合は、ステップS69に進む。
ステップS68において、該当する受電装置202を通信切断候補とする。
ステップS69において、該当する受電装置202を通信切断候補としない。
ステップS70において、通信切断候補が1つであるか否かを判定する。通信切断候補が2つ以上である場合は、ステップS71に進む。
ステップS71において、通信切断候補の各受電装置202の最大動作電圧を取得する。
ステップS72において、ステップS71で取得した、各受電装置202の最大動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置202を通信切断候補とする。
また、ステップS71〜S72の変形例として、受電電圧が最小動作電圧を下回ることに起因して受電装置202が充電されないことを抑制するために、通信切断候補の各受電装置202の最小動作電圧を取得し、最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置202を通信切断候補とする。
(第5実施形態の効果)
第5実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第5実施形態では、上記のように、判定部62は、2次電池の残容量の時間経過における変化と、2次電池の残容量が一定時間経過後に飽和する変化パターンとが略一致する際に、近似していると判定するように構成されている。これにより、近似していると判定された場合は、受電装置202の2次電池の残容量の時間経過における変化を予測できるので、予測可能な受電装置202との接続を切断した場合にも、適切に電力を供給することができる。また、受電装置202の2次電池の残容量を直接確認して切断候補となる受電装置202を決定するので、より正確に電力を供給することができる。また、2次電池の残容量が飽和した以降では、電力を供給する必要がないことが判別できるので、無駄な電力を供給することを抑制できる。
なお、第5実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1、第2、第4および第5実施形態では、受電装置として、スマートフォンを用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、受電装置として、PC、タブレット、デジタルカメラ等を用いてもよい。
また、上記第1、第3および第4実施形態では、受電装置からの受電電力を取得する例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、受電装置から受電電圧を取得してもよい。
また、上記第2実施形態では、電源部からの出力電力を取得する例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、電源部から出力電圧を取得してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、給電装置に設けられている給電コイルの数が1つである例を示したが、本発明はこれに限られない。給電コイルの数が複数で構成されていてもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、近似判定を行う際に、プロット結果の絶対値から判定を行っている例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、プロット結果の波形の形から判定してもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、通信部が通信接続可能な受電装置の所定の数を3とする例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、所定の数を、4つ以上の数としてもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、電力および2次電池の残容量の変化を観察する一定時間として、1時間または0.5時間を例として示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、1時間または0.5時間以外の時間としてもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、予測される変化パターンを表す式の係数である、a〜pを1とする例を示したが、本発明はこれに限らない。1以外の定数であってもよい。
また、上記第1〜第5実施形態では、通信切断候補が2つ以上ある場合に、最大動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置を切断候補とする例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、受電電圧が最小動作電圧を下回ることに起因して受電装置200が充電されないことを抑制するために、最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置を切断候補としてもよい。
また、上記各第1〜第5実施形態では、通信切断候補の受電の経過時間に対する変化パターンが同様なタイプを例として、説明する。通信切断候補の受電の経過時間に対する変化パターンのなか、第1〜第5実施形態における変化パターンが同時に存在する時、本発明も適用される。この状況において、受電及び時間変化のないものを優先切断の対象として選択する。例えば、通信切断候補が第1、第2、第4、第5実施形態のような時間変化のある変化パターンである受電装置と、第3実施形態のような時間変化のない変化パターンである受電装置である場合、第3実施形態のような時間変化のない変化パターンである受電装置を優先的に切断してもよい。
また、第1〜第5実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 電源部
2 電源制御部
3 通信先選択部
4、41、42、43、44 記憶部
5 時間測定部
6、61、62 判定部
7 通信部
8 給電コイル
9 電力測定部
100、101、102、300、400 給電装置
200、201、202、500 受電装置

Claims (18)

  1. 電力を複数の受電装置に給電する給電コイルと、
    前記複数の受電装置に通信接続可能に構成される通信部と、
    前記給電コイルの給電に関する情報の時間経過における実測変化パターンと、前記給電に関する情報の時間経過における予測変化パターンとが、近似しているか否かを判定する判定部とを備え、
    前記判定部によって近似していると判定された前記受電装置との接続を優先的に切断するように制御するように構成されている、給電装置。
  2. 前記実測変化パターンは、複数のプロット結果を含み、
    前記判定部は、各前記プロット結果が前記予測変化パターンの予測値から一定の範囲内であり、且つ前記複数のプロット結果と前記予測変化パターンの一定の割合以上が略一致している場合に、前記実測変化パターンが前記予測変化パターンと近似していると判定するように構成される、請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記通信部が同時に通信可能な台数を超える前記受電装置から通信接続要求があった際は、近似していると判定された前記受電装置との接続を優先的に切断する、請求項1または2に記載の給電装置。
  4. 前記通信部は、通信接続された前記受電装置から受電情報を取得するように構成されており、
    前記給電に関する情報は、前記受電装置の前記受電情報を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記受電情報は、前記受電装置の受電電力を含み、
    前記予測変化パターンは、前記受電装置の要求電力の時間経過における変化パターンを含む、請求項4に記載の給電装置。
  6. 前記予測変化パターンは、一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンを含み、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電装置。
  7. 前記予測変化パターンは、一定時間以上変化しない変化パターンを含み、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電装置。
  8. 前記予測変化パターンは、一定時間以上減少し続ける変化パターンを含み、請求項1〜5のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記受電情報は、前記受電装置の2次電池の残容量を含み、
    前記予測変化パターンは、前記2次電池の残容量が一定時間経過後に飽和する変化パターンを含む、請求項4に記載の給電装置。
  10. 電源部をさらに備え、
    前記給電に関する情報は、前記電源部の出力情報を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 前記電源部の前記出力情報は、前記電源部の出力電力を含む、請求項10に記載の給電装置。
  12. 前記予測変化パターンは、前記出力電力が一定時間増加し続けた後に一定時間減少している変化パターンを含む、請求項11に記載の給電装置。
  13. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上である場合、前記受電装置のうち最小動作電圧と受電電圧との差が最も大きい受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
  14. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上であり、かつ前記予測変化パターンいずれも前記受電装置の要求電力が一定時間以上減少し続ける変化パターンである場合、前記要求電力が一定の値以下となる時間が早い前記受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項5〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
  15. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上であり、かつ前記予測変化パターンいずれも前記受電装置の要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンである場合、給電された経過時間が長い前記受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項5〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
  16. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上であり、かつ前記予測変化パターンの中で前記要求電力が一定時間以上変化しない変化パターンに対応する受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項5〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
  17. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上であり、かつ前記予測変化パターンいずれも一定時間経過後に飽和する変化パターンである場合、前記受電装置の2次電池の最大容量と現在の容量の差が最も小さい受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
  18. 前記判定部は、近似していると判定された前記受電装置は、2つ以上であり、前記受電装置の2次電池の充電状況をもとに、満充電に近い受電装置を優先的に切断するように制御するように構成されている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
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