JP2017077071A - 積層ステータコア - Google Patents

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尚紀 小川
Hisanori Ogawa
尚紀 小川
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Abstract

【課題】積層ステータコアの放熱性を向上させる。【解決手段】積層ステータコア20は、積層された複数のコア薄板10を備える。複数のコア薄板10の各々は、リング部11と、リング部11の内周に形成されたティース部12と、リング部11の外周に形成された放熱フィン部13とを備える。複数のコア薄板10は、一の層と他の層の間で放熱フィン部13の位相が異なるように積層されている。放熱フィン部13に冷却油が通過する冷却油通過孔13aが形成されている。冷却油通過孔13aは、放熱フィン部13を複数のコア薄板10の積層方向に貫通する。【選択図】図2

Description

本発明は積層ステータコアに関する。
モータのステータにおける発熱には、コイルにおける銅損による発熱と、コアにおける鉄損による発熱とがあるので、コイル及びコアの双方を冷却する必要がある。小型モータでは簡易な空冷のものもあるが、HV(Hybrid Vehicle)用モータのような発熱の大きなモータでは、冷却及び潤滑用の油をコア及びコイルエンドにかけることにより冷却する油冷が一般的である。コアで発生した熱は、油を介してケースへと放熱される。コアの端面はコイルエンドで覆われるため、コアから油への放熱の多くはコアの外周部から行われる。しかし、コアの外周部の面積はコアの体積に対して大きくないため、放熱面積が不足するという問題があった。
特許文献1は、空冷式モータ用のステータコアであって、外周部に複数の放熱フィンが形成されたステータコアを開示している。所定の数のコア薄板が積層されることで積層体が形成され、複数の積層体が積層されることでステータコアが形成されている。各コア薄板は、リング部と、リング部の内周に形成された複数のティース部と、リング部の外周に形成された一つの放熱フィン部とを備える。各積層体は、放熱フィン部の位相が一致するように所定の数のコア薄板が積層されることで形成されている。一つの積層体に含まれる所定の数の放熱フィン部は一つの放熱フィンを形成する。ステータコアは、隣り合う積層体で放熱フィンの位相が180°異なるように複数の積層体が積層されることで形成されている。すなわち、N番目の積層体とN+1番目の積層体とでは放熱フィンの位相が180°異なっており、N番目の積層体とN+2番目の積層体とでは放熱フィンの位相が一致している。
特開平04−145852号公報
本発明者は、特許文献1に開示されたステータコアの構造を油冷式モータのステータコアに適用した場合、以下の問題があることを見出した。軽量化のためコア薄板の厚みを薄くすると、位相が一致しているN番目の積層体の放熱フィンとN+2番目の積層体の放熱フィンとの間隔が狭くなる。放熱フィンの間隔が狭くなると放熱フィンの間を冷却油が流通しにくくなり、ステータコアの放熱性が悪化する。
そこで本発明は、積層ステータコアの放熱性を向上させるものである。
本発明の一態様による積層ステータコアは、積層された複数のコア薄板を備える。前記複数のコア薄板の各々は、リング部と、前記リング部の内周に形成されたティース部と、前記リング部の外周に形成された放熱フィン部とを備える。前記複数のコア薄板は、一の層と他の層の間で前記放熱フィン部の位相が異なるように積層されている。前記放熱フィン部に冷却油が通過する冷却油通過孔が形成されている。前記冷却油通過孔は、前記放熱フィン部を前記複数のコア薄板の積層方向に貫通する。
本発明によれば、放熱フィン部の冷却油通過孔に冷却油を通過させることによって、積層ステータコアの放熱性を向上させることができる。
実施の形態1にかかるコア薄板の平面図である。 実施の形態1にかかる積層ステータコアの平面図である。 図2のIII−III線に沿う端面図である。 実施形態2にかかるコア薄板が打ち抜かれるべき電磁鋼鈑の平面図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施形態1にかかるコア薄板10を示している。コア薄板10は、プレス加工により電磁鋼鈑から打ち抜かれる。コア薄板10は、円環状のリング部11と、リング部11の内周に形成された複数のティース部12と、リング部11の外周に形成された複数の放熱フィン部13とを備える。複数の放熱フィン部13は、リング部11から外側に向かって放射状に突き出している。複数の放熱フィン部13の各々には、冷却油通過孔13aが形成されている。冷却油通過孔13aは、コア薄板10の厚み方向に放熱フィン部13を貫通している。一つの放熱フィン部13に複数の冷却油通過孔13aが形成される場合が図示されているが、一つの放熱フィン部13に一つの冷却油通過孔13aが形成されてもよい。
図1に示されたコア薄板10は、36極のモータ用である。コア薄板10は全部で36個のティース部12を備えるので、ティース部12は10°毎に配置される。一方、コア薄板10は全部で9個の放熱フィン部13を備え、放熱フィン部13は40°毎に配置される。放熱フィン部13の周方向の幅は約15°である。
図2を参照して、積層ステータコア20は、複数のコア薄板10を転積することで形成される。ここで、1枚のコア薄板10ごとに20°の回転を行って複数のコア薄板10を積層する。すなわち、転積時の回転角は20°である。転積時の回転角がティース部12の配置ピッチである10°の倍数であるため、隣り合う層でティース部12の位置は一致し、その結果、全ての層でティース部12の位置が一致する。したがって、積層ステータコア20の内周部には36個のティースが設けられる。一方、隣り合う層で放熱フィン部13は重ならないので、M枚のコア薄板10を積層した場合、積層ステータコア20の外周部には9M個の放熱フィンが設けられる。ここで、一つの放熱フィン部13が一つの放熱フィンを形成している。したがって、積層ステータコア20の外周部には、大面積の放熱フィンが形成される。さらに、コア薄板10一枚一枚から放熱可能なため、積層ステータコア20の積厚が増えても放熱性が低下しない。
図3は、図2のIII−III線に沿う端面図である。図3に示されるように、積層ステータコア20は積層された複数のコア薄板10を備え、冷却油通過孔13aが放熱フィン部13を積層方向に貫通している。第N層と第N+1層とで放熱フィン部13の位相が異なっており、第N層と第N+2層とで放熱フィン部13の位相が一致している。そのため、第N層の放熱フィン部13と第N+2層の放熱フィン部13との間には素材である電磁鋼鈑の厚みに相当する隙間が形成される。放熱フィン部13に冷却油が通過する冷却油通過孔13aが形成されているため、放熱フィン部13の間の隙間が狭い場合であっても、この隙間を冷却油が流通することができる。すなわち、素材である電磁鋼鈑の厚みが小さい場合においても、各放熱フィン部13に冷却油を供給可能である。したがって、積層ステータコア20の放熱性が向上される。
なお、図1に示したコア薄板10には一定角度ごとに同じ形状の放熱フィン部13が設けられているが、いくつかの放熱フィン部13が全体的に又は部分的に欠けていてもよい。この場合の効果を以下に説明する。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2にかかるコア薄板100が打ち抜かれるべき長尺の電磁鋼鈑30を示す。電磁鋼鈑30は、送り方向に平行な側縁31及び32を備える。順送りプレス加工により電磁鋼鈑30から複数のコア薄板100が打ち抜かれる。打ち抜かれたコア薄板100が20°の回転角で転積されることで、積層ステータコアが形成される。コア薄板100は、リング部110と、リング部110の内周に10°ごとに形成された36個のティース部120と、リング部110の外周に形成された8個の放熱フィン部131〜138とを備える。放熱フィン部131〜138の各々には冷却油通過孔が形成されるが、図示省略されている。放熱フィン部132及び137には冷却油通過孔が形成されなくてもよい。
放熱フィン部131〜138は、リング部110の外周上に40°ごとに配置された9箇所のうち隣のコア薄板100に最も近い1箇所を除いた8箇所にそれぞれ形成されている。そのため、電磁鋼鈑30において隣り合うコア薄板100の間隔を小さくすることができる。さらに、放熱フィン部131、134、135、及び138は所定形状をしているが、放熱フィン部132、133、136、及び137は所定形状のうち電磁鋼鈑30の側縁31及び32からはみ出す部分が切除された形状をしている。そのため、電磁鋼鈑30の幅を小さくすることができる。
図4に示したコア薄板100の形状を採用することで、コア薄板100が打ち抜かれるべき電磁鋼鈑30のサイズを拡大しなくてもコア薄板100に放熱フィン部131〜138を設けることが可能である。したがって、外周部に放熱フィンを備えた積層ステータコアの製造コストが抑制される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、転積において1枚のコア薄板ごとに回転を行う場合を説明したが、所定枚数ごと、例えば2枚ごとに回転を行ってもよい。また、1枚のコア薄板に含まれるティース部及び放熱フィン部の数、並びに転積時の回転角は上述した例に限定されない。
10、100 コア薄板
11、110 リング部
12、120 ティース部
13、131〜138 放熱フィン部
13a 冷却油通過孔
20 積層ステータコア
30 電磁鋼鈑
31、32 側縁

Claims (1)

  1. 積層された複数のコア薄板を備える積層ステータコアであって、
    前記複数のコア薄板の各々は、
    リング部と、
    前記リング部の内周に形成されたティース部と、
    前記リング部の外周に形成された放熱フィン部と
    を備え、
    前記複数のコア薄板は、一の層と他の層の間で前記放熱フィン部の位相が異なるように積層され、
    前記放熱フィン部に冷却油が通過する冷却油通過孔が形成され、
    前記冷却油通過孔は、前記放熱フィン部を前記複数のコア薄板の積層方向に貫通する、
    積層ステータコア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108110914A (zh) * 2018-01-25 2018-06-01 博远机电(嘉兴)有限公司 定子铁心及电机
CN110896253A (zh) * 2019-10-08 2020-03-20 苏州德能电机股份有限公司 一种快速散热电机

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