JP2017076934A - 通信ネットワークシステム - Google Patents

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太田 雄一
Yuichi Ota
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Abstract

【課題】送信機能の異常と受信機能の異常と分けて、故障ノードにおける通信異常の有無を判定することが可能な通信ネットワークシステムを提供すること。【解決手段】複数のノードをバスに接続して相互に通信可能に構成された通信ネットワークシステムであって、各前記複数のノードは、前記複数のノードのうちの自ノード以外の他ノードに予め規定された通信フレームを送信する送信部と、各前記複数のノードにおける通信機能の異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、前記送信部が他ノードに送信する通信フレームは、他ノードから送信された通信フレームの自ノードにおける受信の有無を表す情報を含み、前記異常判定部は、自ノードにおける他ノードからの通信フレームの受信の有無と、自ノードが受信した他ノードからの通信フレームに含まれる、自ノードから送信された通信フレームの他ノードにおける受信の有無を表す情報に基づき、各前記複数のノードにおける送信機能及び受信機能の異常の有無を判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信ネットワークシステムに関する。
従来、相互に通信可能な複数のノードを接続して構成された通信ネットワークにおいて、通信機能に異常が発生したノード(故障ノード)を特定する技術が提案されている(例えば、特許文献1等)
特開2006−290168号公報
しかしながら、特許文献1等に記載される従来技術では、故障ノードにおける送信機能に異常が発生しているのか、受信機能に異常が発生しているのかまでは判定することができない。
そこで、上記課題に鑑み、送信機能の異常と受信機能の異常とを分けて、故障ノードにおける通信異常の有無を判定することが可能な通信ネットワークシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態において、通信ネットワークシステムは、
複数のノードをバスに接続して相互に通信可能に構成された通信ネットワークシステムであって、
各前記複数のノードは、
前記複数のノードのうちの自ノード以外の他ノードに予め規定された通信フレームを送信する送信部と、
各前記複数のノードにおける通信機能の異常の有無を判定する異常判定部と、
を備え、
前記送信部が他ノードに送信する通信フレームは、他ノードから送信された通信フレームの自ノードにおける受信の有無を表す情報を含み、
前記異常判定部は、自ノードにおける他ノードからの通信フレームの受信の有無と、自ノードが受信した他ノードからの通信フレームに含まれる、自ノードから送信された通信フレームの他ノードにおける受信の有無を表す情報に基づき、各前記複数のノードにおける送信機能及び受信機能の異常の有無を判定する。
本実施の形態によれば、送信機能の異常と受信機能の異常とを分けて、故障ノードにおける通信異常の有無を判定することが可能な通信ネットワークシステムを提供することができる。
通信ネットワークシステムの一例を示す概略構成図である。 NM(ネットワークマネジメント)メッセージの構成の一例を示す図である。 異常判定アルゴリズムを説明する図である。 2ノード(ノード数が2個)の通信ネットワークシステムにおいて、通信異常が発生した状況の一例を表す図である。 図4に示す通信ネットワークシステムにおけるNMメッセージの構成を示す図である。 図4に示す通信ネットワークシステムにおける異常判定動作を説明する図である。 2ノードの通信ネットワークシステムにおいて、通信異常が発生した状況の他の例を表す図である。 図7に示す通信ネットワークシステムにおける異常判定動作を説明する図である。 3ノード(ノード数が3個)の通信ネットワークシステムにおいて、通信異常が発生した状況の一例を表す図である。 図9に示す通信ネットワークシステムにおけるNWメッセージの構成を示す図である。 図9に示す通信ネットワークシステムにおける異常判定動作を説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る通信ネットワークシステム1の一例を示す概略構成図である。
尚、通信ネットワークシステム1で採用される通信プロトコルは、例えば、CAN(Controller Area Network)、FlexRay,LIN(Local Interconnect Network)等、任意であってよい。
通信ネットワークシステム1は、相互に通信可能な複数(N個)のノード10を含む。ノード10は、例えば、車載ネットワークで相互に通信可能に接続される各種ECU(Electronical Control Unit)である。以下、各ノード10を区別する場合、ノード10−1、...、ノード10−Nと称し、ノード10−1〜ノード10−Nのうちの任意の1つをノード10−k(k=1、...、N)と称する。
尚、Nは、当然の如く、2以上の整数である。
ノード10は、送受信部40を介して、バス50に接続される。これにより、各ノード10は、相互に通信することができる。具体的には、ノード10は、送信線20及び受信線30を介して、送受信部40に接続される。
送受信部40は、送信線20を通じてノード10(の後述する送信処理部13)から入力される通信フレームをバス50に出力する。また、送受信部40は、バス50から受信した他のノード10からの通信フレームを受信線30を通じてノード10に入力する処理を実行する。送受信部40は、例えば、CANプロトコルにおけるCANトランシーバである。以下、ノード10−kに接続する送信線20及び受信線30を、送信線20−k、受信線30−kと称し、送信線20−k及び受信線30−kが接続する送受信部40を、送受信部40−kと称する。
ノード10は、例えば、マイクロコンピュータ等により構成され、ROMに格納される各種プログラムをCPU上で実行することにより、各種処理を実現することができる。ノード10は、ROMに格納される1つ以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、NM(ネットワークマネジメント)メッセージ生成部11、異常判定部12、送信処理部13、受信処理部14を含む。また、ノード10は、内部メモリ等に予め規定された記憶領域により実現される記憶部15を含む。以下、N個のノード10のうち、説明における処理動作の主体である任意のノード10自身を"自ノード"と称し、N個のノード10のうちの"自ノード"以外のノード10を"他ノード"と称する。また、ノード10−kにおけるNMメッセージ生成部11、異常判定部12、送信処理部13、受信処理部14、及び記憶部15を、NMメッセージ生成部11−k、異常判定部12−k、送信処理部13−k、受信処理部14−k、記憶部15−kと称する。
NMメッセージ生成部11は、NMメッセージ(予め規定された通信フレームの一例)を生成する。NMメッセージは、送信処理部13による処理により、送信線20、送受信部40を介して、他ノードに送信される。NMメッセージ生成部11が生成する(自ノードから送信される)NMメッセージには、他ノードから送信されたNMメッセージの自ノードにおける受信の有無を表す情報が含まれる。具体的には、NMメッセージ生成部11が生成するNMメッセージは、自ノードの受信機能の状態(正常/異常)と、他ノードの送信機能の状態(正常/異常)の情報が含まれる。以下、図2を参照して、NMメッセージの具体例について説明を行う。
図2は、NMメッセージ100の構成の一例を示す図である。具体的には、通信プロトコルがCANである場合のNMメッセージ100の構成の一例を示す。以下、NMメッセージ生成部11−kが生成するNMメッセージ100を、NMメッセージ100−kと称する。
図2には、CANプロトコルにおけるデータフィールド(最大8バイト)のうちの1バイト目(=8ビット)の構成を模式的に示している。1ビット目のビット101(101−k)には、自ノードの受信機能の状態を表す受信状態値RxStaが設定される。受信状態値RxStaは、自ノードの受信機能が正常である場合、"1"にセットされ、自ノードの受信機能が異常である場合、"0"にセットされる。また、2ビット目のビット102(102−k)から8ビット目のビット108(108−k)までの7ビット分には、他ノードそれぞれの送信機能の状態を表す送信状態値NodeTxStaが設定される。ビット102(102−k)〜ビット108(108−k)には、それぞれ、対象となる他ノードが予め規定されている。他ノードの送信状態値NodeTxStaは、対象となる他ノードの送信機能が正常である場合、"1"にセットされ、対象となる他ノードの送信機能が異常である場合、"0"にセットされる。
尚、N≧8である場合、データフィールドの2バイト目以降についても、他ノードの送信状態値NodeTxStaを同様の態様でセットするようにすればよい。
図1に戻り、異常判定部12は、他ノードから送信されたNMメッセージの受信の有無、及び他ノードから受信したNMメッセージの内容に基づき、各ノード10(ノード10−1〜10−N)における通信異常(送信機能の異常、受信機能の異常)の有無を判定する。以下、図3を参照して、異常判定部12による異常判定アルゴリズムについて説明を行う。
図3は、異常判定部12による異常判定アルゴリズムを説明する図である。図3(a)は、異常判定部12(を含む自ノード)が他ノードの送信機能の状態及び受信機能の状態(以下、まとめて、他ノードの送受信機能の状態と称する)を判定する手法を説明する図である。図3(b)は、異常判定部12(を含む自ノード)が自ノード自身の送信機能の状態及び受信機能の状態(以下、まとめて、自ノードの送受信機能の状態と称する)を判定する手法について説明する図である。
図3(a)に示すように、異常判定部12は、判定対象である他ノードからNMメッセージの受信が無い場合、当該他ノードの送信機能の異常によりNMメッセージが正常に送信されていない可能性があるため、当該他ノードの送信機能は、"異常"と判定する。また、異常判定部12は、当該他ノードからNMメッセージの受信が無い場合、当該他ノードからのNMメッセージの内容(他ノードの受信機能の状態)を把握することができない。そのため、かかる場合、異常判定部12は、フェールセーフの観点から当該他ノードの受信機能も異常とみなして、当該他ノードの受信機能は、"異常"と判定する。
一方、異常判定部12は、判定対象である他ノードからNMメッセージの受信が有る場合、当然の如く、当該他ノードの送信機能は、"正常"と判定する。また、異常判定部12は、NMメッセージに含まれる、当該他ノードの受信機能の状態を表す情報(受信状態値RxSta)に基づき、当該他ノードの受信機能が正常であるか異常であるかを判定する。即ち、異常判定部12は、NMメッセージに含まれる、当該他ノードの受信機能の状態を表す情報が正常である旨を示す場合(受信状態値RxSta="1"の場合)、当該他ノードの受信機能は、"正常"と判定する。一方、異常判定部12は、NMメッセージに含まれる、当該他ノードの受信機能の状態を表す情報が異常である旨を示す場合(受信状態値RxSta="0"の場合)、当該他ノードの受信機能は、"異常"と判定する。
また、図3(b)に示すように、異常判定部12は、全ての他ノードからNMメッセージの受信が無い場合、自ノードの受信機能の異常によりNMメッセージが正常に受信されていない可能性があるため、自ノードの受信機能は、"異常"と判定する。また、異常判定部12は、全ての他ノードからNMメッセージの受信が無い場合、他ノードからのNMメッセージの内容(他ノードが判定した自ノードの送信機能の状態)を把握することができない。そのため、かかる場合、異常判定部12は、フェールセーフの観点から自ノードの送信機能も異常とみなして、自ノードの送信機能は、"異常"と判定する。
尚、自ノードが送信機能や受信機能に関する自己診断機能を有する場合、異常判定部12は、かかる自己診断機能による診断結果を考慮して、自ノードの送受信機能の状態(正常/異常)を判定してもよい。また、他ノードが送信機能や受信機能に関する自己診断機能を有する場合、異常判定部12は、かかる自己診断機能による診断結果の送信を要求し、他ノードから送信された自己診断結果を考慮して、他ノードの送受信機能の状態を判定してもよい。
一方、異常判定部12は、少なくとも1つの他ノードからNMメッセージの受信が有る場合、当然の如く、自ノードの受信機能は、"正常"と判定する。また、異常判定部12は、NMメッセージに含まれる、自ノードの送信機能の状態を表す情報(自ノードに対応する送信状態値NodeTxSta)に基づき、自ノードの送信機能が正常であるか異常であるかを判定する。即ち、異常判定部12は、他ノードから受信したNMメッセージに含まれる、自ノードの送信機能の状態を表す情報の中に一つでも正常である旨を示すものがある場合(自ノードに対応する送信状態値NodeTxStaの論理和が"1"である場合)、自ノードの送信機能は、"正常"と判定する。一方、異常判定部12は、他ノードから受信したNMメッセージに含まれる、自ノードの送信機能の状態を表す情報が全て異常である旨を示す場合(自ノードに対応する送信状態値NodeTxStaの論理和が"0"である場合)、自ノードの送信機能は、"異常"と判定する。
異常判定部12は、図3に示す異常判定アルゴリズムに応じた判定結果を記憶部15に記憶させる。
図1に戻り、送信処理部13は、送受信部40を介して、バス50に通信フレームを出力する処理を実行する。具体的には、送信処理部13は、NMメッセージ生成部11により生成されたNMメッセージを送信線20、送受信部40を介して、バス50に出力する処理を実行する。これにより、他ノードは、受信処理部14の処理に応じて、バス50に出力されたNMメッセージを送受信部40を介して受信することができる。即ち、各ノード10(ノード10−k)は、他ノードにNMメッセージを送信することができる。
受信処理部14は、送受信部40を介して、バス50に出力された通信フレームを受信する処理を実行する。これにより、各ノード10(ノード10−k)は、他ノードから送信されたNMメッセージを受信することができる。
次に、本実施形態に係る通信ネットワークシステム1(異常判定部12)による異常判定動作(各ノード10の通信機能の状態を判定する動作)の具体例について説明する。
まず、図4〜図6は、本実施形態に係る通信ネットワークシステム1(異常判定部12)による異常判定動作の一例を説明する図である。図4は、2ノード(N=2)の通信ネットワークシステム1において、通信異常が発生した状況の一例を表す図である。図5は、図4に示す通信ネットワークシステム1におけるNMメッセージ100の構成を示す図であり、図5(a)は、ノード10−1が送信する(NMメッセージ生成部11−1が生成する)NMメッセージ100−1の構成を示し、図5(b)は、ノード10−2が送信する(NMメッセージ生成部11−2が生成する)NMメッセージ100−2の構成を示す。図6は、図4に示す通信ネットワークシステム1における異常判定動作を説明する図であり、図6(a)は、各ノードの通信機能(送信機能及び受信機能)の状態の実際値(正常="1"、異常="0")を表し、図6(b)は、ノード10−1、10−2(異常判定部12−1、12−2)における異常判定動作による判定結果の推移を表す。
尚、図6(b)において、Ft11、Fr11、Ft12、及びFr12は、それぞれ、ノード10−1(自ノード)による異常判定結果に基づく、ノード10−1(自ノード)の送信機能の状態、ノード10−1(自ノード)の受信機能の状態、ノード10−2(他ノード)の送信機能の状態、及びノード10−2(他ノード)の受信機能の状態を表す状態値(送信状態値或いは受信状態値)である。また、Ft21、Fr21、Ft22、及びFr22は、それぞれ、ノード10−2による異常判定結果に基づく、ノード10−1(他ノード)の送信機能の状態、ノード10−1(他ノード)の受信機能の状態、ノード10−2(自ノード)の送信機能の状態、及びノード10−2(自ノード)の受信機能の状態を表す状態値(送信状態値或いは受信状態値)である。また、図6(b)における各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft21、Fr21、Ft22、及びFr22は、"1"の場合、正常である旨を表し、"0"の場合、異常である旨を表す。また、各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft21、Fr21、Ft22、及びFr22の初期値は、"1"である。また、図6(b)において、網掛け部分は、各通信サイクルで送信されるNMメッセージに含まれる状態値を示し、太枠は、前回の通信サイクルのNMメッセージのやり取りに応じて更新された状態値を示す。また、図6(b)において、各通信サイクル1〜5に対応する各状態値は、各通信サイクル1〜5の開始時の値であり、前回の通信サイクルまでのNMメッセージのやり取りに応じた異常判定結果を表している。
図4に示すように、本例における通信ネットワークシステム1では、ノード10−1、10−2の2つがバス50を介して相互に通信可能に構成される。本例では、ノード10−1の送信機能(Tx)、及びノード10−2の送信機能(Tx)並びに受信機能(Rx)は、正常であるが、ノード10−1の受信機能(Rx)は、異常である(例えば、受信線30−1が断線している)状況を前提とする。
図5に示すように、ノード10−1が送信するNMメッセージ100−1(のデータフィールドにおける1バイト目)において、1ビット目のビット101−1にノード10−1(自ノード)の受信機能の状態を表す受信状態値Fr11がセットされる。また、2ビット目のビット102−1にノード10−2(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft12がセットされる。
また、ノード10−2が送信するNMメッセージ100−2(のデータフィールドにおける1バイト目)において、1ビット目のビット101−2にノード10−2(自ノード)の受信機能の状態を表す受信状態値Fr22がセットされる。また、2ビット目のビット102−2にノード10−1(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft21がセットされる。
尚、本例では、2ノードであるため、NMメッセージ100−1、100−2のデータフィールドにおける1バイト目において、3ビット目以降(ビット103−1〜108−1、及びビット103−2〜108−2)には、値がセットされない。
以下、本例における図3(a)、(b)の異常判定アルゴリズムに沿った通信ネットワークシステム1における異常判定動作について説明する。
図4、図6(b)に示すように、本例では、ノード10−1からNMメッセージの送信を開始する。
尚、ノード10−2からNMメッセージの送信を開始してもよい。
通信サイクル1において、ノード10−1(NMメッセージ生成部11−1及び送信処理部13−1)は、ノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11="1"(初期値)、及びノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12="1"を含むNMメッセージ100−1をノード10−2に送信する。図4、図6(a)に示すように、ノード10−1の送信機能、及びノード10−2の受信機能は正常であるため、ノード10−2(受信処理部14−2)は、予め規定された通信サイクル1の期間内で、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信する(受信成功)。
ノード10−2の異常判定部12−2は、ノード10−1からのNMメッセージを受信したので、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21、及びノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22を"1"に維持する。また、異常判定部12−2は、NMメッセージに含まれるノード10−1の受信状態値Fr11が"1"であるため、ノード10−1(他ノード)の受信状態値Fr21を"1"に維持する。また、異常判定部12−2は、NMメッセージに含まれるノード10−2の送信状態値Ft12が"1"であるため、ノード10−2(自ノード)の送信状態値Ft22を"1"に維持する。
通信サイクル2において、ノード10−2(NMメッセージ生成部11−2及び送信処理部13−2)は、ノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22="1"、及びノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21="1"を含むNMメッセージ100−2をノード10−1に送信する。図4、図6(a)に示すように、ノード10−2の送信機能は、正常であるが、ノード10−1の受信機能に異常があるため、ノード10−1(受信処理部14−1)は、予め規定された通信サイクル2の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージを受信しない(受信失敗)。
ノード10−1の異常判定部12−1は、ノード10−2からのNMメッセージを受信していないので、全ての状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル3において、ノード10−1(NMメッセージ生成部11−1及び送信処理部13−1)は、ノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11="0"、及びノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12="0"を含むNMメッセージ100−1をノード10−2に送信する。そして、ノード10−2(受信処理部14−2)は、予め規定された通信サイクル3の期間内で、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信する(受信成功)。
ノード10−2の異常判定部12−2は、ノード10−1からのNMメッセージを受信したので、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21、及びノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22を"1"に維持する。また、異常判定部12−2は、NMメッセージに含まれるノード10−1の受信状態値Fr11が"0"であるため、ノード10−1(他ノード)の受信状態値Fr21を"0"に設定(更新)する。また、異常判定部12−2は、NMメッセージに含まれるノード10−2の送信状態値Ft12が"0"であるため、ノード10−2(自ノード)の送信状態値Ft22を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル4、5においても、上述した通信サイクル1〜3と同様の動作が行われる。通信サイクル4、5におけるNMメッセージの送受信に応じて、各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft21、Fr21、Ft22、及びFr22の更新はされないため、説明は省略する。
通信サイクル1〜5を通じて、ノード10−2の異常判定部12−2は、送信状態値Ft21="1"、受信状態値Fr21="0"、送信状態値Ft22="0"、及び受信状態値Fr22="1"と判定する。また、ノード10−1の異常判定部12−1は、送信状態値Ft11="0"、受信状態値Fr11="0"、送信状態値Ft12="0"、及び受信状態値Fr12="0"と判定する。
このように、通信ネットワークシステム1に含まれるノード10−1、10−2のうち、ノード10−2(異常判定部12−2)は、実際に異常が発生してるノード10−1の受信機能が異常である(受信状態値Fr21="0")と判定することができる。また、ノード10−2(異常判定部12−2)は、ノード10−1の送信機能及びノード10−2の受信機能が正常である(送信状態値Ft21="1"及び受信状態値Fr22="1")と判定することができる。また、ノード10−1(異常判定部12−1)は、NMメッセージを受信できないが、少なくとも、実際に異常が発生してるノード10−1(自ノード)の受信機能が異常である(受信状態値Fr11="0")と判定することができる。
尚、ノード10−2(異常判定部12−2)は、実際は正常であるにも関わらず、ノード10−2(自ノード)の送信機能が異常である(送信状態値Ft22="0")と判定しているが、自己診断機能を適用することで、ノード10−2の送信機能が正常であると補正することも可能である。
続いて、図7、図8は、本実施形態に係る通信ネットワークシステム1(異常判定部12)による異常判定動作の他の例を説明する図である。図7は、2ノード(N=2)の通信ネットワークシステム1において、通信異常が発生した状況の他の例を表す図である。図8は、図7に示す通信ネットワークシステム1における異常判定動作を説明する図であり、図8(a)は、各ノードの通信機能(送信機能及び受信機能)の状態の実際値を表し、図8(b)は、ノード10−1、10−2(異常判定部12−1、12−2)における異常判定動作による判定結果の推移を表す。
図7に示すように、本例における通信ネットワークシステム1では、図4に示す例と同様、ノード10−1、10−2の2つがバス50を介して相互に通信可能に構成される。本例では、ノード10−1の受信機能(Rx)、及びノード10−2の送信機能(Tx)並びに受信機能(Rx)は、正常であるが、ノード10−1の送信機能(Tx)は、異常である(例えば、送信線20−1が断線している)状況を前提とする。
以下、本例における図3(a)、(b)の異常判定アルゴリズムに沿った通信ネットワークシステム1における異常判定動作について説明する。
通信サイクル1において、ノード10−1(NMメッセージ生成部11−1及び送信処理部13−1)は、ノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11="1"(初期値)、及びノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12="1"を含むNMメッセージ100−1をノード10−2に送信する。しかしながら、図7、図8(a)に示すように、ノード10−1の送信機能が異常であるため、ノード10−2(受信処理部14−2)は、予め規定された通信サイクル1の期間内で、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信しない(受信失敗)。
ノード10−2の異常判定部12−2は、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信していないので、全ての状態値Ft21、Fr21、Ft22、Fr22を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル2において、ノード10−2(NMメッセージ生成部11−2及び送信処理部13−2)は、ノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22="0"、及びノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21="0"を含むNMメッセージ100−2をノード10−1に送信する。図7、図8(a)に示すように、ノード10−2の送信機能、及びノード10−1の受信機能は、正常であるため、ノード10−1(受信処理部14−1)は、予め規定された通信サイクル2の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信する(受信成功)。
ノード10−1の異常判定部12−1は、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信したので、ノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12、及びノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11を"1"に維持する。また、異常判定部12−1は、NMメッセージ100−2に含まれるノード10−2の受信状態値Fr22が"0"であるため、ノード10−2(他ノード)の受信状態値Fr12を"0"に設定(更新)する。また、異常判定部12−1は、NMメッセージ100−2に含まれるノード10−1の送信状態値Ft21が"0"であるため、ノード10−1(自ノード)の送信状態値Ft11を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル3〜5においても、上述した通信サイクル1、2と同様の動作が行われる。通信サイクル3〜5におけるNMメッセージ100の送受信に応じて、各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft21、Fr21、Ft22、及びFr22の更新はされないため、説明は省略する。
通信サイクル1〜5を通じて、ノード10−1の異常判定部12−1は、送信状態値Ft11="0"、受信状態値Fr11="1"、送信状態値Ft12="1"、及び受信状態値Fr12="0"と判定する。また、ノード10−2の異常判定部12−2は、送信状態値Ft21="0"、受信状態値Fr21="0"、送信状態値Ft22="0"、及び受信状態値Fr22="0"と判定する。
このように、通信ネットワークシステム1に含まれるノード10−1、10−2のうち、ノード10−1(異常判定部12−1)は、実際に異常が発生してるノード10−1の送信機能が異常である(送信状態値Ft11="0")と判定することができる。また、ノード10−1(異常判定部12−1)は、ノード10−1の受信機能及びノード10−2の送信機能が正常である(Fr11="1"及びFt12="1")と判定することができる。また、ノード10−2は、NMメッセージを受信できないが、少なくとも、実際に異常が発生してるノード10−1(他ノード)の送信機能が異常である(受信状態値Ft21="0")と判定することができる。
尚、ノード10−1(異常判定部12−1)は、実際は正常であるにも関わらず、ノード10−2(他ノード)の受信機能が異常である(受信状態値Fr12="0")と判定しているが、ノード10−2における自己診断機能による診断結果をノード10−2に要求することで、ノード10−2の受信機能が正常であると補正することも可能である。
続いて、図9〜図11は、本実施形態に係る通信ネットワークシステム1(異常判定部12)による異常判定動作の更に他の例を説明する図である。図9は、3ノード(N=3)の通信ネットワークシステム1において、通信異常が発生した状況の一例を表す図である。図10は、図9に示す通信ネットワークシステム1におけるNMメッセージ100の構成を示す図であり、図10(a)は、ノード10−1が送信する(NMメッセージ生成部11−1が生成する)NMメッセージ100−1の構成を示し、図10(b)は、ノード10−2が送信する(NMメッセージ生成部11−2が生成する)NMメッセージ100−2の構成を示し、図10(c)は、ノード10−3が送信する(NMメッセージ生成部11−3が生成する)NMメッセージ100−3の構成を示す。図11は、図9に示す通信ネットワークシステム1における異常判定動作を説明する図であり、図11(a)は、各ノードの通信機能(送信機能及び受信機能)の状態の実際値を表し、図11(b)は、ノード10−1〜10−3(異常判定部12−1〜12−3)における異常判定動作による判定結果の推移を表す。
尚、図11(b)において、Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft13、及びFr13は、それぞれ、ノード10−1による異常判定結果に基づく、ノード10−1(自ノード)の送信機能の状態、ノード10−1(自ノード)の受信機能の状態、ノード10−2(他ノード)の送信機能の状態、ノード10−2(他ノード)の受信機能の状態、ノード10−3(他ノード)の送信機能の状態、及びノード10−3(他ノード)の受信機能の状態を表す状態値(送信状態値或いは受信状態値)である。また、Ft21、Fr21、Ft22、Fr22、Ft23、及びFr23は、それぞれ、ノード10−2による異常判定結果に基づく、ノード10−1(他ノード)の送信機能の状態、ノード10−1(他ノード)の受信機能の状態、ノード10−2(自ノード)の送信機能の状態、ノード10−2(自ノード)の受信機能の状態、ノード10−3(他ノード)の送信機能の状態、及びノード10−3(他ノード)の受信機能の状態を表す状態値(送信状態値或いは受信状態値)である。また、Ft31、Fr31、Ft32、Fr32、Ft33、及びFr33は、それぞれ、ノード10−3による異常判定結果に基づく、ノード10−1(他ノード)の送信機能の状態、ノード10−1(他ノード)の受信機能の状態、ノード10−2(他ノード)の送信機能の状態、ノード10−2(他ノード)の受信機能の状態、ノード10−3(自ノード)の送信機能の状態、及びノード10−3(自ノード)の受信機能の状態を表す状態値(送信状態値或いは受信状態値)である。
図9に示すように、本例における通信ネットワークシステム1では、ノード10−1〜10−3の3つがバス50を介して相互に通信可能に構成される。本例では、ノード10−1の送信機能(Tx)並びに受信機能(Rx)、ノード10−2の送信機能(Tx)、及びノード10−3の送信機能(Tx)は、正常であるが、ノード10−2の受信機能(Rx)及びノード10−3の受信機能(Rx)は、異常である(例えば、受信線30−2、30−3が断線している)状況を前提とする。
図10に示すように、ノード10−1(NMメッセージ生成部11−1及び送信処理部13−1)が送信するNMメッセージ100−1(のデータフィールドにおける1バイト目)において、1ビット目のビット101−1にノード10−1(自ノード)の受信機能の状態を表す受信状態値Fr11がセットされる。また、2ビット目のビット102−1にノード10−2(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft12がセットされる。また、3ビット目のビット103−1にノード10−3(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft13がセットされる。
また、ノード10−2(NMメッセージ生成部11−2及び送信処理部13−2)が送信するNMメッセージ100−2(のデータフィールドにおける1バイト目)において、1ビット目のビット101−2にノード10−2(自ノード)の受信機能の状態を表す受信状態値Fr22がセットされる。また、2ビット目のビット102−2にノード10−1(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft21がセットされる。また、3ビット目のビット103−2にノード10−3(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft23がセットされる。
また、ノード10−3(NMメッセージ生成部11−3及び送信処理部13−3)が送信するNMメッセージ100−3(のデータフィールドにおける1バイト目)において、1ビット目のビット101−3にノード10−3(自ノード)の受信機能の状態を表す受信状態値Fr33がセットされる。また、2ビット目のビット102−3にノード10−1(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft31がセットされる。また、3ビット目のビット103−3にノード10−2(他ノード)の送信機能の状態を表す送信状態値Ft32がセットされる。
尚、本例では、3ノードであるため、NMメッセージ100−1〜100−3のデータフィールドにおける1バイト目において、4ビット目以降(ビット104−1〜108−1、ビット104−2〜108−2、及びビット104−3〜108−3))には、値がセットされない。
以下、本例における図3(a)、(b)の異常判定アルゴリズムに沿った通信ネットワークシステム1における異常判定動作について説明する。
通信サイクル1において、ノード10−1(NMメッセージ生成部11−1及び送信処理部13−1)は、ノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11="1"(初期値)、ノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12="1"(初期値)、及びノード10−3(他ノード)の送信状態値Ft13="1"(初期値)を含むNMメッセージ100−1をノード10−2、10−3に送信する。しかしながら、図9、図11(a)に示すように、ノード10−1の送信機能は正常であるが、ノード10−2の受信機能、及びノード10−3の受信機能は異常である。そのため、ノード10−2(受信処理部14−2)及びノード10−3(受信処理部14−3)は、予め規定された通信サイクル1の期間内で、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信しない(受信失敗)。
ノード10−2の異常判定部12−2は、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信していないので、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21、及び受信状態値Fr21を"0"に設定(更新)する。
ノード10−3の異常判定部12−3は、ノード10−1からのNMメッセージ100−1を受信していないので、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft31、及び受信状態値Fr31を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル2において、ノード10−2(NMメッセージ生成部11−2及び送信処理部13−2)は、ノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22="1"、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21="0"、及びノード10−3(他ノード)の送信状態値Ft23="1"を含むNMメッセージ100−2をノード10−1、10−3に送信する。図9、図11(a)に示すように、ノード10−1の受信機能、及びノード10−2の送信機能は正常であるため、ノード10−1(受信処理部14−1)は、予め規定された通信サイクル2の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信する(受信成功)。一方、ノード10−3の受信機能は異常であるため、ノード10−3(受信処理部14−3)は、通信サイクル2の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信しない(受信失敗)。
ノード10−1の異常判定部12−1は、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信したので、ノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12、及びノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11を"1"に維持する。また、異常判定部12−1は、NMメッセージ100−2に含まれるノード10−2の受信状態値Fr22が"1"であるため、ノード10−2(他ノード)の受信状態値Fr12を"1"に維持する。
尚、NMメッセージ100−2に含まれるノード10−1の送信状態値Ft21が"0"であるが、ノード10−1(受信処理部14−1)は、通信サイクル2の終了段階で、ノード10−3からのNMメッセージ100−3を受信していないため、異常判定部12−1は、ノード10−1(自ノード)の送信状態値Ft11を"1"に維持する。
ノード10−3の異常判定部12−3は、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信していないので、ノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft32及び受信状態値Fr32を"0"に設定(更新)する。また、異常判定部12−3は、ノード10−1、ノード10−2からNMメッセージ100−1、100−2を受信していないので、ノード10−3(自ノード)の送信状態値Ft33、受信状態値Fr33を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル3において、ノード10−3(NMメッセージ生成部11−3及び送信処理部13−3)は、ノード10−3(自ノード)の受信状態値Fr33="0"、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft31="0"、及びノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft32="0"を含むNMメッセージ100−3をノード10−1、10−2に送信する。図9、図11(a)に示すように、ノード10−1の受信機能、及びノード10−3の送信機能は正常であるため、ノード10−1(受信処理部14−1)は、予め規定された通信サイクル3の期間内で、ノード10−3からのNMメッセージ100−3を受信する(受信成功)。一方、ノード10−2の受信機能は異常であるため、ノード10−2(受信処理部14−2)は、通信サイクル3の期間内で、ノード10−3からのNMメッセージ100−3を受信しない(受信失敗)。
ノード10−1の異常判定部12−1は、ノード10−3からのNMメッセージ100−3を受信したので、ノード10−3(他ノード)の送信状態値Ft13、及びノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11を"1"に維持する。また、異常判定部12−1は、NMメッセージ100−3に含まれるノード10−3の受信状態値Fr33が"0"であるため、ノード10−3(他ノード)の受信状態値Fr13を"0"に設定(更新)する。また、ノード10−2、10−3から受信したNMメッセージ100−2、100−3に含まれるノード10−1(自ノード)の送信状態値Ft21、Ft31が共に"0"であるため、ノード10−1(自ノード)の送信状態値Ft11を"0"に設定(更新)する。
ノード10−2の異常判定部12−2は、ノード10−3からのNMメッセージ100−3を受信していないので、ノード10−3(他ノード)の送信状態値Ft23及び受信状態値Fr23を"0"に設定(更新)する。また、異常判定部12−3は、ノード10−1、ノード10−3からNMメッセージ100−1、100−3を受信していないので、ノード10−2(自ノード)の送信状態値Ft22、受信状態値Fr22を"0"に設定(更新)する。
通信サイクル4においても、通信サイクル1と同様の動作が行われる。通信サイクル4におけるNMメッセージ100−1の送受信に応じて、各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft13、Fr13、Ft21、Fr21、Ft22、Fr22、Ft23、Fr23、Ft31、Fr31、Ft32、Fr32、Ft33、及びFr33の更新はされないため、説明は省略する。
通信サイクル5において、ノード10−2(NMメッセージ生成部11−2及び送信処理部13−2)は、通信サイクル2と同様、ノード10−2(自ノード)の受信状態値Fr22="0"、ノード10−1(他ノード)の送信状態値Ft21="0"、及びノード10−3(他ノード)の送信状態値Ft23="0"を含むNMメッセージ100−2をノード10−1、10−3に送信する。ノード10−1(受信処理部14−1)は、予め規定された通信サイクル5の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信する(受信成功)。一方、ノード10−3(受信処理部14−3)は、通信サイクル2の期間内で、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信しない(受信失敗)。
ノード10−1の異常判定部12−1は、ノード10−2からのNMメッセージ100−2を受信したので、ノード10−2(他ノード)の送信状態値Ft12、及びノード10−1(自ノード)の受信状態値Fr11を"1"に維持する。また、異常判定部12−1は、NMメッセージ100−2に含まれるノード10−2の受信状態値Fr22が"0"であるため、ノード10−2(他ノード)の受信状態値Fr12を"0"に設定(更新)する。
尚、ノード10−3の異常判定部12−3の動作は、通信サイクル2と同様であり、各状態値Ft31、Fr31、Ft32、Fr32、Ft33、及びFr33の更新はされないため、説明を省略する。
通信サイクル6、7においても、通信サイクル3、4と同様の動作が行われる。通信サイクル6、7におけるNMメッセージ100−1、100−3の送受信に応じて、各状態値Ft11、Fr11、Ft12、Fr12、Ft13、Fr13、Ft21、Fr21、Ft22、Fr22、Ft23、Fr23、Ft31、Fr31、Ft32、Fr32、Ft33、及びFr33の更新はされないため、説明は省略する。
通信サイクル1〜7を通じて、また、ノード10−1の異常判定部12−1は、送信状態値Ft11="0"、受信状態値Fr11="1"、送信状態値Ft12="1"、受信状態値Fr12="0"、送信状態値Ft13="1"、及び受信状態値Fr13="0"と判定する。また、ノード10−2の異常判定部12−2は、送信状態値Ft21="0"、受信状態値Fr21="0"、送信状態値Ft22="0"、受信状態値Fr22="0"、送信状態値Ft23="0"、及び受信状態値Fr23="0"と判定する。また、ノード10−3の異常判定部12−3は、送信状態値Ft31="0"、受信状態値Fr31="0"、送信状態値Ft32="0"、受信状態値Fr32="0"、送信状態値Ft33="0"、及び受信状態値Fr33="0"と判定する。
このように、通信ネットワークシステム1に含まれるノード10−1〜10−3のうち、ノード10−1(異常判定部12−1)は、実際に異常が発生してるノード10−2の受信機能及びノード10−3の受信機能が異常である(受信状態値Fr12="0"及び受信状態値Fr13="0")と判定することができる。また、ノード10−1(異常判定部12−1)は、ノード10−1の受信機能、ノード10−2の送信機能、及びノード10−3の送信機能が正常である(受信状態値Fr11="1"、送信状態値Ft12="1"、及び送信状態値Ft13="1")と判定することができる。また、ノード10−2(異常判定部12−2)は、NMメッセージ100を受信できないが、少なくとも、実際に異常が発生しているノード10−2の受信機能及びノード10−3の受信機能が異常である(受信状態値Fr22="0"及び受信状態値Fr23="0")と判定することができる。また、ノード10−3(異常判定部12−3)は、NMメッセージ100を受信できないが、少なくとも、実際に異常が発生しているノード10−2の受信機能及びノード10−3の受信機能が異常である(受信状態値Fr32="0"及び受信状態値Fr33="0")と判定することができる。
尚、ノード10−1(異常判定部12−1)は、実際には正常であるにも関わらず、ノード10−1(自ノード)の送信機能が異常である(送信状態値Ft11="0")と判定しているが、自己診断機能を適用することで、ノード10−1の送信機能が正常であると補正することも可能である。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 通信ネットワークシステム
10、10−k ノード
11、11−k NMメッセージ生成部
12、12−k 異常判定部
13、13−k 送信処理部(送信部)
14、14−k 受信処理部
15、15−k 記憶部
20、20−k 送信線
30、30−k 受信線
40、40−k 送受信部
50 バス
100、100−k NMメッセージ

Claims (1)

  1. 複数のノードをバスに接続して相互に通信可能に構成された通信ネットワークシステムであって、
    各前記複数のノードは、
    前記複数のノードのうちの自ノード以外の他ノードに予め規定された通信フレームを送信する送信部と、
    各前記複数のノードにおける通信機能の異常の有無を判定する異常判定部と、
    を備え、
    前記送信部が他ノードに送信する通信フレームは、他ノードから送信された通信フレームの自ノードにおける受信の有無を表す情報を含み、
    前記異常判定部は、自ノードにおける他ノードからの通信フレームの受信の有無と、自ノードが受信した他ノードからの通信フレームに含まれる、自ノードから送信された通信フレームの他ノードにおける受信の有無を表す情報に基づき、各前記複数のノードにおける送信機能及び受信機能の異常の有無を判定する、
    通信ネットワークシステム。
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