JP2017074198A - 布団乾燥機 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、筐体状のユニットを布団乾燥機本体内に収納する際には、筐体状のユニットに繋がる蛇腹状のホースを布団乾燥機本体内に押し入れる必要がある。
加えて、布団乾燥機の使用時には、筐体状のユニットにホースが一体に連続しているため、筐体状のユニットを布団内に入れる際にホースに無理がかからないように取り扱わねばならない。
従って、乾燥ユニットとホースとの取扱性が向上する。
第2の本発明の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットとホースとを一の方向に角度を変えられるので、乾燥ユニットとホースとを一の方向の取扱性が向上する。
第3の本発明の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットとホースとを一の方向およびその他の方向に角度を変えられるので、乾燥ユニットとホースとを一の方向およびその他の方向の取扱性が向上する。
第4の本発明の布団乾燥機によれば、回動機構接続部は、略円筒状面を摺動させることで角度を可変とするので、乾燥ユニットとホースとを一の方向に角度を変えられる。
また、回動機構接続部を分割構造とし、乾燥ユニットの一部または全部を分割構造とし、回動機構接続部と乾燥ユニットとを嵌合する構成で実現できる。
第5の本発明の布団乾燥機によれば、回動機構接続部は、略球状面を摺動させることで前記角度を可変とするので、乾燥ユニットとホースとを全方向に角度を変えられる。
また、回動機構接続部を分割構造とし、乾燥ユニットの一部または全部を分割構造とし、回動機構接続部と乾燥ユニットとを嵌合する構成で実現できる。
第6の本発明の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットと前記ホースとを本体部の側方から取り出し、収納できる。そのため、取扱性が向上する。また、本体部の内部に埃が入りずらい。
第7の本発明の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットまたはホースの何れかとの間に気密性を保つシール部材を備えるので、乾燥ユニットとホースとの成す角度を変えた場合に、回動機構接続部と乾燥ユニットまたはホースの何れかとの間から温風が漏出することが抑制できる。
<<実施形態1>>
図1は、本発明の実施形態に係る布団乾燥機を斜め前上方から見た斜視図である。
換言すれば、乾燥ユニット3とホース2とは接続部の回動機構接続部6で折れ曲がり自在である。
布団乾燥機Fの使用時には、筐体形状(箱形状)の乾燥ユニット3を、掛け布団9と敷き布団8との間に入れる。この際、乾燥ユニット3とホース2とが回動機構接続部6を介して曲がることができるので、乾燥ユニット3を無理なく掛け布団9と敷き布団8との間にセットできる。
乾燥ユニット3は箱形状であるため、セット(設置)が容易である。
乾燥機本体1は、合成樹脂製の筺体1kで覆われ、布団乾燥機Fを制御するための図示しない制御装置やファン等が搭載される。乾燥機本体1は、ファンにより温風Oをホース2内へ供給する。
乾燥ユニット3は、ホース2に対して角度を変えられるように(角度調整可能)(図3の矢印α1、α2参照)に接続されている。換言すれば、ホース2は、乾燥ユニット3に対して、角度調整自在に構成されている。
乾燥ユニット3は、前端側の両脇に細長い形状をもつ一対の脚部3Aが形成されることにより、その中央部付近に、布団(8、9)に対して温風Oが吹き出すための空間である温風吹き出しスペース3Pが形成されている。
乾燥ユニット13の一対の脚部3Aの前端面の前端縁3A1には、前部温風吹出し口3aが左右方向に長い矩形状の孔に形成されている。
乾燥ユニット3の上面側には上部温風吹出し口3duが円形状に形成されている。同様に、乾燥ユニット3の下面側には下部温風吹出し口3dsが、上部温風吹出し口3duと同等またはより大きな径の円形の形状に形成されている。
図4は、乾燥機本体内に乾燥ユニットとホースとを収納した乾燥機本体の外観斜視図である。
乾燥機本体1は、布団乾燥機Fの使用中、容易に転倒することがないように安定性が得られる略キューブ型(六面体、直方体)の形状を有している。これにより、乾燥機本体1は、縦置き(図4参照)または横置きの使用が可能な構成としている。なお、横置きとは図4に示す縦置きから、乾燥機本体1を左方または右方に横倒しにした状態をいう。
乾燥機本体1の手前上部には、操作部1s(図4参照)が配置されている。操作部1sは表示装置1hと複数の操作スイッチ1b(1b1、1b2、……)とを有している。
開閉蓋5は、乾燥機本体1の筺体1kの後上部に設けられる回転支持部5sに回転自在に支持されている。
乾燥機本体1には、略中央前側に、ファン収納部1aとモータ収納部(図示せず)とが設けられている。
ホース2にはファンから空気流(温風O)が供給されるため、ホース2の一方端部2t1は、ファンが収容されるファン収納部1aの連結口1cに接続されている。連結口1cは、内蔵されるファンの空気吐き出し口である。
そして、開閉蓋5が閉じられ、乾燥機本体1内に乾燥ユニット3が納まった布団乾燥機Fとなる。
<乾燥ユニットの構造>
図5(a)は、乾燥ユニット単体を示す斜視図であり、図5(b)は、回動機構接続部を示す斜視図である。
図5(a)に示すように、乾燥ユニット3は、上部を形成する上ユニットケース3Uと下部を形成する下ユニットケース3Sとで構成されている。
下ユニットケース3Sには、下方に凹形状を成す半円筒形状のホース接続部3s1と、下方に凹形状を成す半円筒形状のホース接続部3s2とが対向する位置に形成されている。
下ユニットケース3Sには、上ユニットケース3Uを取り付けるための複数のねじ挿通孔(図示せず)が形成されている。
上ユニットケース3Uには、上方に凸形状を成す略半円筒形状のホース接続部3u1と、上方に凸形状を成す略半円筒形状のホース接続部3u2とが、それぞれ下ユニットケース3Sの略半円筒形状のホース接続部3s1と略半円筒形状のホース接続部3s2とに上下方向で対向する位置に形成されている。
図5(b)に示す回動機構接続部6は、乾燥ユニット3とホース2とを回動自在に接続する部材である。
回動機構接続部6は、乾燥ユニット接続部6aとホース接続部6bとを有して、樹脂成形される。回動機構接続部6は、一体に成形してもよいし、上下2分割構造として上下を結合する構成としてもよい。なお、図5(b)では、回動機構接続部6を上下2分割で構成した場合を示している。
ホース接続部6bは、乾燥ユニット接続部6aに一体に連続して箱状に形成されている。
ホース接続部6bには、ホース2の他方端部2t2に接続されるホース接続アタッチメント2aの係合部(図示せず)が係合される被係合部(図示せず)が形成されている。
図5(b)に示す回動機構接続部6の被係合部に、ホース2の他方端部2t2のホース接続アタッチメント2aの係合部を係合させることで、図6(a)に示すように、回動機構接続部6にホース2を接続することができる。
この状態で、ねじを下ユニットケース3Sのねじ挿通孔を挿通させて、上ユニットケース3Uの雌ねじに螺着することで、図6(b)に示すように、回動機構接続部6が乾燥ユニット3に回動自在に接続される。
上述の構成により、図7(a)に示すように、乾燥ユニット3は、回動機構接続部6を介して、ホース2と直線状の姿勢をとることができる。
図7(a)、(b)の乾燥ユニット3とホース2との姿勢においては、乾燥機本体1のファンからホース2を通して送られる温風は、図7(c)の破線矢印に示すように、回動機構接続部6の前方温風吹き出し口6a1、左右の側方温風吹き出し口6a2から温風が乾燥ユニット3内に広く吹出される。
図8(a)に示すように、乾燥ユニット3は、回動機構接続部6を介して、ホース2に対して例えば略90°となる姿勢をとることができる。この場合、図8(b)に示すように、回動機構接続部6の前方温風吹き出し口6a1が乾燥ユニット3の底板に対向して閉塞状態近くになることから、乾燥機本体1のファンからホース2を通して送られる温風Oは、回動機構接続部6の左右の側方温風吹き出し口6a2から温風が乾燥ユニット3内に吹出される。
1.乾燥ユニット3は、回動機構接続部6を介して、ホース2に対して角度を変えられることから、乾燥ユニット3をホース2に対して無理なく様々な姿勢をとることができる。
図9(a)、(b)は、それぞれ変形例1の布団乾燥機の乾燥ユニットの他例1、2を示す斜視図である。
変形例1の乾燥ユニット13、23は、それぞれ前後方向または前後左右方向に伸縮する構成としたものである。
その他の構成は、実施形態と同様であるから同様な構成には、同一の符号を付して示し詳細な説明は省略する。
図9(b)に示す乾燥ユニット23は、左右の一対の箱状脚部(23A、23B)の前後方向の全長さを調整(図9(b)の矢印α11、α12)に加えて、左右の幅方向に伸び縮み可能(図9(b)の矢印α21、α22)としたものである。
本体部3Hは、本体下部体7と本体上部体8とを有している。本体下部体7は、本体部3Hの下部を構成し、本体上部体8は、本体部3Hの上部を構成する。
左右の一対の脚部23Aには、前後方向に延び縮みできる調整脚部3Bがそれぞれ嵌装されている。この構成により、各調整脚部3Bの脚部23Aからの突出長さを調整して、左右の一対の箱状脚部(23A、23B)の前後方向の全長さを調整できる(図9(b)の矢印α11、α12)。また、本体部3Hからの左右の一対の脚部23Aの幅方向長さを調整できる(図9(b)の矢印α21、α22)。
変形例1においても、実施形態と同様な作用効果を奏する。
図10は、変形例2の布団乾燥機の乾燥ユニットを示す斜視図である。
変形例2の乾燥ユニット33は、扁平な直方体状の構成としたものである。
その他の構成は、実施形態と同様であるから同様な構成には、同一の符号を付して示し詳細な説明は省略する。
変形例2においても、実施形態と同様な作用効果を奏する。
図11は、変形例3の布団乾燥機の乾燥ユニットを示す斜視図である。
変形例3の乾燥ユニット43は、長形の筐体形状(箱状)の構成としたものである。
その他の構成は、実施形態と同様であるから同様な構成には、同一の符号を付して示し詳細な説明は省略する。
上記乾燥ユニット43にも、実施形態の回動機構接続部6が適用される。乾燥ユニット43は、回動機構接続部6を介して、ホース2と成す角を調整できる(図11の矢印β41、β42参照)。
変形例3においても、実施形態と同様な作用効果を奏する。
図12は、変形例4の布団乾燥機本体を示す斜視図である。
変形例4の布団乾燥機本体11は、左右の何れかの側方に乾燥ユニット3とホース2との収納取り出し口11Eを設けたものである。
その他の構成は、実施形態と同様であるから同様な構成には、同一の符号を付して示し詳細な説明は省略する。
この場合、ファン収納部とモータ収納部(図示せず)とは、布団乾燥機本体11における収納取り出し口11Eが配置される側と反対側の側部に配置される。
また、乾燥ユニット3とホース2とを布団乾燥機本体11の側方から収納できる。そのため、収納性が向上する。
そのため、ホース2の長さを短くできる。
図13(a)は、変形例5の乾燥ユニットとホースとの接続部近傍を示す斜視図であり、図13(b)は、変形例5の回動機構接続部を示す斜視図である。
変形例5の布団乾燥機は、図13(a)に示すように、乾燥ユニット53をホース2に対して前後方向(図13(a)の矢印β51、β52)のみならず、左右方向(図13(a)の矢印γ11、γ12)に角度調整自在な構成としたものである。
その他の構成は、実施形態と同様であるから同様な構成には、同一の符号を付して示し詳細な説明は省略する。
乾燥ユニット接続部16aは、前方温風吹き出し口16a1、側方温風吹き出し口16a2、後方温風取り入れ口16a3が開口されている。
ホース接続部16bは内部に温風送り孔16b1が前後方向に貫通して形成されており、乾燥ユニット接続部16aの後方温風取り入れ口16a3に連通して形成されている。
ホース接続部16が略球形状を有しており、下ユニットケース3Sの略球形状のホース接続部33s1、33s2と上ユニットケース33Uの略球形状のホース接続部33u1、33u2との内部に嵌合する構成なので、図13(a)に示すように、乾燥ユニット53がホース2に対して、前後方向(図13(a)の矢印β51、β52)のみならず、左右方向(図13(a)の矢印γ1、γ2)に角度調整できる。
従って、乾燥ユニット53をホース2に対して様々な方向で角度を変えられ、乾燥ユニット53とホース2との取り扱い性がより向上する。
なお、変形例5においても、実施形態と同様な作用効果を奏する。
1.なお、前記実施形態では、ホース接続部6を乾燥ユニット3とホース2と別体に構成する場合を示したが、乾燥ユニット3とホース2との少なくとも何れか一方と一体に構成してもよい。
2 ホース
3、13、23、33 乾燥ユニット
3a 前部温風吹出し口(吹出し口)
3b 側部温風吹出し口(吹出し口)
3c、13c 後部温風吹出し口(吹出し口)
3d、13d 上下部温風吹出し口(吹出し口)
6、16 回動機構接続部
8 敷き布団(布団)
9 掛け布団(布団)
11E 収納取り出し口(側方収納取り出し口)
13a 前部温風吹出し口(吹出し口)
13b 側部温風吹出し口(吹出し口)
23a 前方下方向吹出し口(吹出し口)
23b 側部温風吹出し口(吹出し口)
2F 布団乾燥機
O 温風
Se シール部材
β11、β12、β21、β22、β31、β32、β41、β42、β51、β52 第1の方向
γ11、γ12 第2の方向
2 ホース
3、13、23、33、53 乾燥ユニット
3a 前部温風吹出し口(吹出し口)
3b 側部温風吹出し口(吹出し口)
3c、13c 後部温風吹出し口(吹出し口)
3d、13d 上下部温風吹出し口(吹出し口)
3s1、3s2、3u1、3u2 ホース接続部(第2開口)
6、16 回動機構接続部
6a 乾燥ユニット接続部
6a2 側方温風吹き出し口(第1開口)
6b1 温風送り孔(送り孔)
8 敷き布団(布団)
9 掛け布団(布団)
11E 収納取り出し口(側方収納取り出し口)
13a 前部温風吹出し口(吹出し口)
13b 側部温風吹出し口(吹出し口)
23a 前方下方向吹出し口(吹出し口)
23b 側部温風吹出し口(吹出し口)
F 布団乾燥機
O 温風
Se シール部材
β11、β12、β21、β22、β31、β32、β41、β42、β51、β52 第1の方向
γ11、γ12 第2の方向
Claims (7)
- 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記ホースを介して前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥させる布団乾燥機であって、
前記乾燥ユニットは、前記温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有し、
前記乾燥ユニットと前記ホースとの間に設けられ、前記乾燥ユニットの前記ホースに対する角度を可変とする回動機構接続部を備える
ことを特徴とする布団乾燥機。 - 前記回動機構接続部は、前記乾燥ユニットと前記ホースとを一の方向の前記角度を可変とする
ことを特徴とする請求項1に記載の布団乾燥機。 - 前記回動機構接続部は、前記乾燥ユニットと前記ホースとを一の方向およびその他の方向の前記角度を可変とする
ことを特徴とする請求項1に記載の布団乾燥機。 - 前記回動機構接続部は、略円筒状面を摺動させることで前記角度を可変とする
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の布団乾燥機。 - 前記回動機構接続部は、略球状面を摺動させることで前記角度を可変とする
ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、
前記乾燥ユニットと前記ホースとを側方から内部に収納し、前記側方から前記乾燥ユニットと前記ホースとを取り出す側方収納取り出し口を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記回動機構接続部と前記乾燥ユニットまたは前記ホースの何れかとの間に気密性を保つシール部材を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
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