JP2017068832A - 画像管理システム、画像通信システム、画像管理方法、及びプログラム - Google Patents

画像管理システム、画像通信システム、画像管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影した全天球パノラマ画像の一部の所定領域画像に添付画像を添付する場合に、視点の位置を変更しても、利用者が困惑することのない画像管理システムを提供する。【解決手段】全天球パノラマ画像である撮影画像上に描画された描画像に基づいて、当該描画像を含み撮影画像に添付するための添付画像を作成する手段53と、作成された添付画像を撮像画像に平面画像として、撮影画像の一部の所定領域が視野に入る視点と描画像の中心点とを通る直線の法線に沿って添付する手段56とを有する。【選択図】図12

Description

本発明は、画像管理システム、画像通信システム、画像管理方法、及びプログラムに関するものである。
近年、一度の撮影で、360°の全天球パノラマ画像を得る特殊なデジタルカメラが提供されている(特許文献1参照)。但し、この特殊なデジタルカメラは、全天球パノラマ画像を得るが、そのままでは画像が湾曲して利用者が見えづらい。そのため、スマートフォン等が、全天球パノラマ画像の一部であって、所定の視点からの視野に入る所定領域における所定領域画像を表示することで、利用者は従来のデジタルカメラで撮影された画像と同じ平面画像を閲覧する感覚で所定領域画像を閲覧することができる。
一方、従来から、利用者によって平面画像上に描画された描画像に基づいて、この描画像を含む添付画像を作成し、この添付画像を平面画像に添付することが知られている。
しかしながら、全天球パノラマ画像の一部である所定領域画像に添付画像を添付する場合、実際には添付画像を立体球表面に合わせて湾曲させた状態で添付することになる。そのため、上記視点の位置を変更すると、描画時の描画像の形状とは異なる形状の描画像が表示されることになるため、利用者が困惑するという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、撮影画像を管理する画像管理システムであって、全天球パノラマ画像である前記撮影画像上に描画された描画像に基づいて、当該描画像を含み前記撮影画像に添付するための添付画像を作成する作成手段と、前記作成された添付画像を前記撮像画像に平面画像として添付する添付手段と、を有することを特徴とする画像管理システムである。
以上説明したように本発明によれば、添付画像を湾曲させないで平面画像として撮影画像に添付するため、利用者が困惑することを解消することができる。
(a)は撮影装置の左側面図であり、(b)は撮影装置の正面図であり、(c)は撮影装置の平面図である。 撮影装置の使用イメージ図である。 (a)は撮影装置で撮影された半球画像(前)、(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後)、(c)はメルカトル図法により表された画像を示した図である。 (a)メルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球パノラマ画像を示した図である。 全天球パノラマ画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。 (a)は図5の立体斜視図、(b)はディスプレイに所定領域の画像が表示された通信端末を示す図である。 所定領域情報と所定領域画像との関係を示した図である。 本発明の実施形態に係る画像通信システムの概略図である。 撮影装置のハードウェア構成図である。 通信端末3のハードウェア構成図である。 画像管理システム及び通信端末7のハードウェア構成図である。 画像データの登録及び取得の処理の概略を示した図である。 撮影画像管理テーブルを示す概念図である。 添付画像管理テーブルを示す概念図である。 撮影画像における添付画像の添付位置を導出する処理を示したフローチャートである。 添付画像を撮影画像に添付する処理を示したフローチャートである。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は画像管理システム5及び通信端末7における二次元の描画領域を示した概念図、(b)は画像管理システム5における三次元の仮想空間を示した概念図である。 (a)は透過処理ありで歪み補正ありの場合の所定領域画像における描画像g1を示した概念図であり、(b)は透過処理ありで歪み補正なしの場合の所定領域画像における描画像g9を示した概念図である。 (a)は透過処理ありで歪み補正なしの場合の全天球パノラマ画像における描画像g9を示した概念図であり、(b)は透過処理なしで歪み補正なしの場合の全天球パノラマ画像における描画像g9を示した概念図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。
<<実施形態の概略>>
<全天球パノラマ画像の生成方法>
図1乃至図7を用いて、全天球パノラマ画像の生成方法について説明する。
まず、図1を用いて、撮影装置1の外観を説明する。撮影装置1は、全天球パノラマ画像の元になる撮影画像を得るためのデジタルカメラである。なお、図1(a)は撮影装置の左側面図であり、図1(b)は撮影装置の正面図であり、図1(c)は撮影装置の平面図である。
図1(a)に示されているように、撮影装置1は、人間が片手で持つことができる大きさである。また、図1(a),(b),(c)に示されているように、撮影装置1の上部には、正面側(前側)に撮像素子103a及び背面側(後側)に撮像素子103bが設けられている。これら撮像素子103a,103bは、半球画像(画角180°以上)の撮影が可能な光学部材(例えば、後述する魚眼レンズ102a,102b)と併せて用いられる。また、図1(b)に示されているように、撮影装置1の背面側(後側)には、シャッターボタン等の操作部115が設けられている。
次に、図2を用いて、撮影装置1の使用状況を説明する。なお、図2は、撮影装置の使用イメージ図である。撮影装置1は、図2に示されているように、例えば、ユーザが手に持ってユーザの周りの被写体を撮影するために用いられる。この場合、図1に示されている撮像素子103a及び撮像素子103bによって、それぞれユーザの周りの被写体が撮像されることで、2つの半球画像を得ることができる。
次に、図3及び図4を用いて、撮影装置1で撮影された画像から全天球パノラマ画像が作成されるまでの処理の概略を説明する。なお、図3(a)は撮影装置で撮影された半球画像(前側)、図3(b)は撮影装置で撮影された半球画像(後側)、図3(c)はメルカトル図法により表された画像(以下、「メルカトル画像」という)を示した図である。図4(a)はメルカトル画像で球を被う状態を示した概念図、図4(b)は全天球パノラマ画像を示した図である。
図3(a)に示されているように、撮像素子103aによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102aによって湾曲した半球画像(前側)となる。また、図3(b)に示されているように、撮像素子103bによって得られた画像は、後述の魚眼レンズ102bによって湾曲した半球画像(後側)となる。そして、半球画像(前側)と、180度反転された半球画像(後側)とは、撮影装置1によって合成され、図3(c)に示されているように、メルカトル画像が作成される。
そして、OpenGL ES(Open Graphics Library for Embedded Systems)が利用されることで、図4(a)に示されているように、メルカトル画像が球面を覆うように貼り付けられ、図4(b)に示されているような全天球パノラマ画像が作成される。このように、全天球パノラマ画像は、メルカトル画像が球の中心を向いた画像として表される。なお、OpenGL ESは、2D(2-Dimensions)および3D(3-Dimensions)のデータを視覚化するために使用するグラフィックスライブラリである。なお、全天球パノラマ画像は、静止画であっても動画であってもよい。
以上のように、全天球パノラマ画像は、球面を覆うように貼り付けられた画像であるため、人間が見ると違和感を持ってしまう。そこで、全天球パノラマ画像の一部の所定領域(以下、「所定領域画像」という)を湾曲の少ない平面画像として表示することで、人間に違和感を与えない表示をすることができる。これに関して、図5及び図6を用いて説明する。
なお、図5は、全天球パノラマ画像を3次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。仮想カメラICは、3次元の立体球として表示されている全天球パノラマ画像に対して、その画像を見るユーザの視点の位置に相当するものである。また、図6(a)は図5の立体斜視図、図6(b)はディスプレイに表示された場合の所定領域画像を表す図である。また、図6(a)では、図4に示されている全天球パノラマ画像が、3次元の立体球CSで表わされている。このように生成された全天球パノラマ画像が、立体球CSであるとすると、図5に示されているように、仮想カメラICが全天球パノラマ画像の外部に位置している。全天球パノラマ画像における所定領域Tは、この全天球パノラマ画像における仮想カメラICの位置の所定領域情報によって特定される。この所定領域情報は、例えば、座標(x(rH)、y(rV)、及び画角α(angle))又は座標(X,Y,Z)によって示される。所定領域Tのズームは、画角αの範囲(円弧)を広げたり縮めたりすることで表現することができる。また、所定領域Tのズームは、仮想カメラICを全天球パノラマ画像に近づいたり、遠ざけたりすることで表現することもできる。
そして、図6(a)で示されているように、全天球パノラマ画像における所定領域Tの画像は、図6(b)に示されているように、所定のディスプレイに、所定領域画像として表示される。図6(b)に示されている画像は、初期設定(デフォルト)された所定領域情報(x,y,α)によって表された画像である。
ここで、図7を用いて、所定領域情報と所定領域画像の関係について説明する。なお、図7は、所定領域情報と所定領域画像の関係との関係を示した図である。図7に示されているように、仮想カメラICの画角αによって表される所定領域Tの対角線画角2Lとした場合の中心点CPが、所定領域情報の(x,y)パラメータとなる。fは仮想カメラICから中心点CPまでの距離である。そして、図7では、一般的に以下の式(1)で示される三角関数が成り立つ。
Lf=tan(α/2)・・・(式1)
<画像通信システムの概略>
続いて、図8を用いて、本実施形態の画像通信システムの構成の概略について説明する。図8は、本実施形態の画像通信システムの構成の概略図である。
図8に示されているように、本実施形態の画像通信システムは、撮影装置1、通信端末3、画像管理システム5、及び通信端末7によって構成されている。
このうち、撮影装置1は、上述のように、全天球パノラマ画像を得るためのデジタルカメラである。なお、この撮影装置1は、一般的なデジタルカメラであっても良く、通信端末3にカメラが付いている場合は、通信端末3がデジタルカメラとなりうる。本実施形態では、説明を分かりやすくするために全天球パノラマ画像を得るためのデジタルカメラとして説明を行う。通信端末3は、WiFi等の無線通信技術を利用し、撮影装置1とデータ通信すると共に、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5とデータ通信を行なうことができる。なお、通信ネットワーク9は、例えば、インターネットである。
また、画像管理システム5は、例えば、サーバコンピュータであり、通信ネットワーク9を介して、通信端末3,7とデータ通信を行なうことができる。画像管理システム5には、OpenGL ESがインストールされており、全天球パノラマ画像を作成する。また、画像管理システム5は、全天球パノラマ画像の一部の領域を示す所定領域情報(又は、この所定領域情報で示される画像である所定領域画像を作成し、通信端末7に撮影画像データ及び所定領域情報(又は所定領域画像)を提供する。
また、通信端末7は、例えば、ノートPC(Personal Computer)であり、通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5とデータ通信を行なうことができる。なお、画像管理システム5は、単一のサーバコンピュータによって構成されてもよいし、複数のサーバコンピュータによって構成されてもよい。
更に、撮影装置1及び通信端末3は、撮影者Xによって利用される。通信端末7は、閲覧者Yによって利用される。画像管理システム5は、各拠点の通信端末3から送られて来た撮影画像データを通信端末7に提供するサービスを行なうサービス会社等に設置されている。
<実施形態のハードウェア構成>
次に、図9乃至図11を用いて、本実施形態の撮影装置1、通信端末3,7、及び画像管理システム5のハードウェア構成を詳細に説明する。
まず、図9を用いて、撮影装置1のハードウェア構成を説明する。なお、図9は、撮影装置のハードウェア構成図である。以下では、撮影装置1は、2つの撮像素子を使用した全方位撮影装置とするが、撮像素子は3つ以上いくつでもよい。また、必ずしも全方位撮影専用の装置である必要はなく、通常のデジタルカメラやスマートフォン等に後付けの全方位撮影ユニットを取り付けることで、実質的に撮影装置1と同じ機能を有するようにしてもよい。
図9に示されているように、撮影装置1は、撮像ユニット101、画像処理ユニット104、撮像制御ユニット105、マイク108、音処理ユニット109、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、SRAM(Static Random Access Memory)113、DRAM(Dynamic Random Access Memory)114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、及びアンテナ117aによって構成されている。
このうち、撮像ユニット101は、各々半球画像を結像するための180°以上の画角を有する広角レンズ(いわゆる魚眼レンズ)102a,102bと、各広角レンズに対応させて設けられている2つの撮像素子103a,103bを備えている。撮像素子103a,103bは、魚眼レンズによる光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサなどの画像センサ、この画像センサの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、この撮像素子の動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、各々、画像処理ユニット104とはパラレルI/Fバスで接続されている。一方、撮像ユニット101の撮像素子103a,103bは、撮像制御ユニット105とは別に、シリアルI/Fバス(I2Cバス等)で接続されている。画像処理ユニット104及び撮像制御ユニット105は、バス110を介してCPU111と接続される。さらに、バス110には、ROM112、SRAM113、DRAM114、操作部115、ネットワークI/F116、通信部117、及び電子コンパス118なども接続される。
画像処理ユニット104は、撮像素子103a,103bから出力される画像データをパラレルI/Fバスを通して取り込み、それぞれの画像データに対して所定の処理を施した後、これらの画像データを合成処理して、図3(c)に示されているようなメルカトル画像のデータを作成する。
撮像制御ユニット105は、一般に撮像制御ユニット105をマスタデバイス、撮像素子103a,103bをスレーブデバイスとして、I2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群にコマンド等を設定する。必要なコマンド等は、CPU111から受け取る。また、該撮像制御ユニット105は、同じくI2Cバスを利用して、撮像素子103a,103bのレジスタ群のステータスデータ等を取り込み、CPU111に送る。
また、撮像制御ユニット105は、操作部115のシャッターボタンが押下されたタイミングで、撮像素子103a,103bに画像データの出力を指示する。撮影装置によっては、ディスプレイによるプレビュー表示機能や動画表示に対応する機能を持つ場合もある。この場合は、撮像素子103a,103bからの画像データの出力は、所定のフレームレート(フレーム/分)によって連続して行われる。
また、撮像制御ユニット105は、後述するように、CPU111と協働して撮像素子103a,103bの画像データの出力タイミングの同期をとる同期制御手段としても機能する。なお、本実施形態では、撮影装置には表示部が設けられていないが、表示部を設けてもよい。
マイク108は、音を音(信号)データに変換する。音処理ユニット109は、マイク108から出力される音データをI/Fバスを通して取り込み、音データに対して所定の処理を施す。
CPU111は、撮影装置1の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。ROM112は、CPU111のための種々のプログラムを記憶している。SRAM113及びDRAM114はワークメモリであり、CPU111で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM114は、画像処理ユニット104での処理途中の画像データや処理済みのメルカトル画像のデータを記憶する。
操作部115は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、シャッターボタン、表示と操作の機能を兼ねたタッチパネルなどの総称である。ユーザは操作ボタンを操作することで、種々の撮影モードや撮影条件などを入力する。
ネットワークI/F116は、SDカード等の外付けのメディアやパーソナルコンピュータなどとのインターフェース回路(USBI/F等)の総称である。また、ネットワークI/F116としては、無線、有線を問わずにネットワークインタフェースである場合も考えられる。DRAM114に記憶されたメルカトル画像のデータは、このネットワークI/F116を介して外付けのメディアに記録されたり、必要に応じてネットワークI/FとなるネットワークI/F116を介して通信端末3等の外部装置に送信されたりする。
通信部117は、撮影装置1に設けられたアンテナ117aを介して、WiFi(wireless fidelity)やNFC等の短距離無線技術によって、通信端末3等の外部装置と通信を行う。この通信部117によっても、メルカトル画像のデータを通信端末3の外部装置に送信することができる。
電子コンパス118は、地球の磁気から撮影装置1の方位及び傾き(Roll回転角)を算出し、方位・傾き情報を出力する。この方位・傾き情報はExifに沿った関連情報(メタデータ)の一例であり、撮影画像の画像補正等の画像処理に利用される。なお、関連情報には、画像の撮影日時、及び画像データのデータ容量の各データも含まれている。
次に、図10を用いて、通信端末3のハードウェア構成を説明する。図10は、通信端末3のハードウェア構成図である。図10に示されているように、通信端末3は、通信端末3全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラムを記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)303、CPU301の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行うEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)304、CPU301の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る撮像素子としてのCMOSセンサ305、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種加速度・方位センサ306、フラッシュメモリ等の記録メディア307に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ308を備えている。そして、メディアドライブ308の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され、又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア307が着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM304には、CPU301が実行するオペレーティングシステム(OS)、その他のプログラム、及び、種々データが記憶されている。また、CMOSセンサ305の代わりにCCDセンサを用いてもよい。
更に、通信端末3は、音声を音声信号に変換する音声入力部311、音声信号を音声に変換する音声出力部312、アンテナ313a、このアンテナ313aを利用して無線通信信号により、最寄の基地局等と通信を行う通信部313、GPS(Global Positioning Systems)衛星又は屋内GPSとしてのIMES(Indoor MEssaging System)によって通信端末3の位置情報(緯度、経度、および高度)を含んだGPS信号を受信するGPS受信部314、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機ELなどのディスプレイ315、このディスプレイ315上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ315上におけるタッチ位置を検出するタッチパネル316、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン310を備えている。
なお、音声入力部311は、音声を入力するマイクが含まれ、音声出力部312には、音声を出力するスピーカが含まれている。
次に、図11を用いて、画像管理システム5及びノートPCの場合の通信端末7のハードウェア構成を説明する。なお、図11は、画像管理システム5及び通信端末7のハードウェア構成図である。画像管理システム5、及び通信端末7は、ともにコンピュータであるため、以下では、画像管理システム5の構成について説明し、通信端末7の構成の説明は省略する。
画像管理システム5は、画像管理システム5全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、画像管理システム5用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク9を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図11に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
<<実施形態の機能構成>>
次に、図9乃至図14を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図12は、本実施形態の画像通信システムの一部を構成する、撮影装置1、通信端末3、画像管理システム5、及通信端末7の各機能ブロック図である。図12では、画像管理システム5が、通信ネットワーク9を介して、通信端末3及び通信端末7とデータ通信することができる。
<撮影装置1の機能構成>
図12に示されているように、撮影装置1は、受付部12、撮像部13、集音部14、通信部18、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、SRAM113からDRAM114上に展開された撮影蔵置用のプログラムに従ったCPU111からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、撮影装置1は、図9に示されているROM112、SRAM113、及びDRAM114によって構築される記憶部1000を有している。
(撮影装置1の各機能構成)
次に、図9及び図12を用いて、撮影装置1の各機能構成について更に詳細に説明する。
撮影装置1の受付部12は、主に、図9に示されている操作部115及びCPU111の処理によって実現され、利用者(図8では、撮影者X)からの操作入力を受け付ける。
撮像部13は、主に、図9に示されている撮像ユニット101、画像処理ユニット104、及び撮像制御ユニット105、並びにCPU111の処理によって実現され、風景等を撮像し、撮影画像データを得る。
集音部14は、図9に示されている108及び音処理ユニット109、並びにCPU111の処理によって実現され、撮影装置1の周囲の音を収音する。
通信部18は、主に、CPU111の処理によって実現され、通信端末3の通信部38と、NFC(Near Field Communication)規格、BlueTooth(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)等による短距離無線技術によって通信することができる。
記憶・読出部19は、主に、図9に示されているCPU111の処理によって実現され、記憶部1000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部1000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<通信端末3の機能構成>
図12にされているように、通信端末3は、送受信部31、受付部32、表示制御部33、判断部34、通信部38、及び記憶・読出部39を有している。これら各部は、図10に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM304からRAM303上に展開された通信端末3用プログラムに従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通信端末3は、図10に示されているROM302、RAM303、及びEEPROM304によって構築される記憶部3000を有している。
(通信端末3の各機能構成)
次に、図10及び図12を用いて、通信端末3の各機能構成について更に詳細に説明する。
通信端末3の送受信部31は、主に、図10に示されている通信部313及びCPU301の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して、画像管理システム5と各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部32は、主にタッチパネル316及びCPU301による処理によって実現され、ユーザから各種の選択又は入力を受け付ける。
表示制御部33は、主にCPU301の処理によって実現され、ディスプレイ315に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
判断部34は、主にCPU301の処理によって実現され、各種判断を行なう。
通信部38は、主に、CPU301の処理によって実現され、撮影装置1通信部18と、NFC規格、BlueTooth、WiFi等による短距離無線技術によって通信することができる。
記憶・読出部39は、主に、図10に示されているCPU301の処理によって実現され、記憶部3000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部3000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<画像管理システムの機能構成>
次に、図11及び図12を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。画像管理システム5は、送受信部51、特定部52、作成部53、変換部54、導出部55、添付部56、透過部57及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図11に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された画像管理システム5用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、画像管理システム5は、図11に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、撮影画像管理DB5001、及び添付画像管理DB5002が構築されている。このうち、撮影画像管理DB5001は、図13に示されている撮影画像管理テーブルによって構成されている。添付画像管理DB5002は、図14に示される添付画像管理テーブルによって構成されている。
(撮影画像管理テーブル)
図13は、撮影画像管理テーブルを示す概念図である。この撮影画像管理テーブルでは、ユーザID、撮影画像ID、撮影画像データのファイル名、及び撮影日時が関連付けて記憶されて管理されている。このうち、ユーザIDは、各撮影者を識別するための利用者識別情報の一例である。撮影画像IDは、各撮影画像(全天球パノラマ画像)を識別するための撮影画像識別情報の一例である。撮影日時は、撮影者が撮影して、撮影画像を得た日時を示す。
(添付画像管理テーブル)
図14は、添付画像管理テーブルを示す概念図である。なお、以降、三次元の仮想空間における座標(X,Y,Z)を用いて説明する。この添付画像管理テーブルでは、撮影画像ID、添付画像ID、添付画像データのファイル名、添付位置、基準位置、及び添付画像のサイズが関連付けて記憶されて管理されている。このうち、添付画像IDは、各添付画像を識別するための添付画像識別情報の一例である。添付位置は、三次元の仮想空間内の撮影画像(全天球パノラマ画像)における添付画像の添付位置を示す。基準位置は、三次元の仮想空間内における仮想カメラICの初期位置(初期視点の位置)を示す。
(画像管理システムの各機能構成)
次に、図11及び図12を用いて、画像管理システム5の各機能構成について詳細に説明する。
画像管理システム5の送受信部51は、主に、図11に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して通信端末3、又は通信端末7と各種データ(または情報)の送受信を行う。
特定部52は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、二次元の描画領域における描画像g1の中心点p1(x1,y1)を特定する。
作成部53は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、特定部52によって特定された二次元の描画領域における中心点をp1とする描画像g1を包含する添付画像a1を作成する。
変換部54は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、特定部52によって特定された二次元の描画領域における中心点p1を、三次元の仮想領域内の特定位置(例えば、点P2(X2,Y2,Z2))に変換する。
導出部55は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、三次元の仮想空間内において、変換部54によって変換された特定位置(例えば、点P2)と仮想カメラICの位置P01とを通る直線D1を導出する。
添付部56は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、三次元の仮想空間内の直線上の特定の点において、この直線の法線に沿って添付画像を添付する。
透過部57は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、例えば、所定の添付画像のうち、描画像以外の部分を透過させる。
記憶・読出部59は、主に、図11に示されているHDD505、及びCPU501の処理によって実現され、記憶部5000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<通信端末7の機能構成>
次に、図11及び図13を用いて、通信端末7の機能構成について詳細に説明する。通信端末7は、送受信部71、受付部72、判断部74、表示制御部73、及び、記憶・読出部79を有している。これら各部は、図11に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された通信端末7用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、通信端末7は、図11に示されているRAM503、及びHD504によって構築される記憶部7000を有している。
(通信端末7の各機能構成)
次に、図13を用いて、通信端末7の各機能構成について詳細に説明する。
通信端末7の送受信部71は、主に、図11に示されているネットワークI/F509及びCPU501の処理によって実現され、通信ネットワーク9を介して画像管理システム5と各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部72は、主に、図11に示されているキーボード511及びマウス512、並びにCPU501の処理によって実現され、利用者(図8では、閲覧者Y)からの操作入力を受け付ける。
表示制御部73は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、通信端末7のディスプレイ508に各種画像を表示させるための制御を行なう。
判断部74は、主に、図11に示されているCPU501の処理によって実現され、各種判断を行なう。
記憶・読出部79は、主に、図11に示されているHDD505、及びCPU501の処理によって実現され、記憶部7000に各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部7000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
<<実施形態の処理又は動作>>
続いて、図15乃至図27を用いて、本実施形態の処理又は動作について説明する。図15は、撮影画像における添付画像の添付位置を導出する処理を示したフローチャートである。図16は、添付画像を撮影画像に添付する処理を示したフローチャートである。図17乃至図25は、それぞれ(a)が画像管理システム5及び通信端末7における二次元(x,y)の描画領域を示した概念図、(b)が画像管理システム5における三次元(X,Y,Z)の仮想空間を示した概念図である。
なお、図17乃至図25の各(a)では、描画された添付画像a1を目立たせるため、図26(a)に示されているビル等の所定領域画像を省略し、添付画像の描画領域のみを示す。また、通信端末7の表示制御部73は、ブラウザ機能を有している。これにより、図17乃至図25の各(a)の図面において、画像管理システム5と通信端末7の両方における二次元の描画領域が実現する。即ち、通信端末7側の閲覧者Yによる描画領域への入力データが画像管理システム5側に送られると、画像管理システム5側で処理が行なわれ、処理後の画像データが通信端末7に送られることで、通信端末7はディスプレイ508上に図26(a)に示されているような描画像g1を描画及び表示させることができる。また、図17乃至図25の各(b)では、仮想カメラICは、撮影画像の外側にある場合について示している。
まずは、図15、及び図17乃至図22を用い、閲覧者Yが図26(a)に示されているように所定領域画像上に描画像g1を描画する場合において、撮影画像(全天球パノラマ画像)における添付画像a1の添付位置P4’を導出する処理を説明する。
図17(a)に示されているように、閲覧者Yが通信端末7における二次元の描画領域内に所定の描画像(ここでは、正三角形)g1を描画すると、受付部72が描画の入力を受け付け、送受信部71から画像管理システム5の送受信部に描画を行う命令を送信する(ステップS101)。この時点で、画像管理システム5の特定部52は、三次元の仮想空間内において、図17(b)に示されているように、全天球パノラマ画像である撮影画像A1の位置、仮想カメラICの基準位置P01(X01,Y01,Z01)、及び所定領域Tを特定している。なお、所定領域Tが視野に入る場合の視点が仮想カメラICの位置P01である。また、図18以降は、図面が徐々に複雑になるため、所定領域Tの記載は省略する。
次に、画像管理システム5の作成部53は、図18(a)に示されているように、描画像g1の中心点p1(x1,y1)を特定する(ステップS102)。但し、中心点p1は視覚的に表示されないで、描画像g1のみが視覚的に表示される。更に、作成部53は、中心点をp1とする描画像g1を包含する添付画像a1を作成する(ステップS103)。但し、添付画像は視覚的に表示されないで、描画像g1のみが視覚的に表示される。この時点では、図18(b)に示されているように、三次元の仮想空間内の状態は変わらない。
次に、変換部54は、図19(a)に示されている二次元の描画領域における中心点p1を、図19(b)における三次元の仮想領域内の特定位置(ここでは、点P2(X2,Y2,Z2))に変換する(ステップS104)。
次に、導出部55は、図20(b)に示されているように、点P2と仮想カメラICの位置P01とを通る直線D1を導出する(ステップS105)。この時点では、図20(a)に示されているように、二次元の描画領域内の状態は変わらない。
次に、導出部55は、図21(b)に示されているように、直線D1と撮影画像A1との交点P4(X4,Y4,Z4),P5(X5,Y5,Z5)を導出する(ステップS106)。ここでは、交点P4が仮想カメラICから遠い点で、交点P5が仮想カメラICから近い点である。更に、特定部52は、2つの交点P4,P5のうち、仮想カメラICから遠い交点P4を特定する(ステップS107)。この時点では、図21(a)に示されているように、二次元の描画領域内の状態は変わらない。
次に、導出部55は、図22(b)に示されているように、交点P4から直線D1に沿って距離d(=βφ/q)だけ、全天球パノラマ画像の立体球の内側に移動した位置である点P4’(X4’,Y4’,Z4’)を導出する(ステップS108)。なお、βは定数、φは立体球の半径、qは仮想カメラICの位置P01と交点P4との直線距離である。この時点では、図22(a)に示されているように、二次元の描画領域内の状態は変わらない。このように、添付画像a1をdだけ立体球の内側に添付するのは、実験によって、図26(a)に示されているように、添付画像a1の描画像g11が、描画時の描画像g1に近い鮮明な画像として表示させることが可能であることが判明したからである。即ち、図26(a)に示されているように、一旦、描画像g1が描画され、後述のステップS109によって添付画像a1に関する各データが記憶された後、後述のステップS201以降の処理で添付画像a1に関する各データが読み出されて、撮影画像A1に添付画像a1が添付された場合に、添付画像a1の描画像g11が、描画時の描画像g1に近い鮮明な画像として表示されるからである。
次に、記憶・読出部59は、添付画像に関する各データを添付画像管理テーブル(図14参照)に記憶する(ステップS109)。具体的には、記憶・読出部59は、撮影画像ID、添付画像ID、及び添付画像データのファイル名に対して、添付位置のフィールドに点P4’のX,Y,Zの各パラメータを関連付け、基準位置のフィールドに点P01のX,Y,Zの各パラメータを関連付け、添付画像のサイズのフィールドに添付画像a1の画像サイズのパラメータを関連付けて管理する。このように、添付位置だけでなく、基準位置も関連付けて管理するのは、図26(a)に示されているように、一旦、描画像g1が描画され、ステップS109によって添付画像a1に関する各データが記憶された後、後述のステップS201以降の処理で添付画像a1に関する各データが読み出されて、撮影画像A1に添付画像a1が添付された場合に、描画時の描画像g1と同じ形状の描画像g11が表示されるからである。逆に、添付位置を記憶して基準位置を記憶しない場合には、図22(b)における点P4’が明確になっても、直線D1の法線が不明確であるため、図26(a)に示されている読み出し後の描画像g11は、描画時の描画像g1と同じ形状としては表示されない状態が生じ得る。
なお、ステップS109の処理後、閲覧者Yは、図26(a)に示されている、描画像g1が描画された状態の所定領域画像(撮影画像)の表示を終了させる。
続いて、図16及び図23を用い、閲覧者Yが通信端末7を用いて、図26(a)に示されているように、再び所定領域画像(撮影画像)を表示させる場合に、画像管理システム5が、添付画像a1を撮影画像A1に添付した状態で表示させる処理を説明する。
まず、閲覧者Yが通信端末7で、撮影画像の再表示のための入力を行うと、受付部72が撮影画像の再表示を受け付け、送受信部71から画像管理システム5の送受信部に再表示を行う命令を送信する(ステップS201)。この場合、再表示の対象である撮影画像の撮影画像IDも送信される。
次に、画像管理システム5の記憶・読出部59は、撮影画像IDを検索キーとして、添付画像管理テーブル(図14参照)を検索することにより、対応する各データ(添付画像ID、添付画像データのファイル名、添付位置、基準位置、及び添付が画像のサイズ)を読み出す(ステップS202)。
次に、添付部56は、ステップS202によって読み出された各データに基づき、図23(b)に示されているように、直線D1上の点P4’において、直線D1の法線に沿って添付画像a1を添付する(ステップS203)。これにより、図23(a)に示されているように、描画像g11が図22(a)に示されている描画時の描画像g1と同じ形状となる添付画像a1が、撮影画像A1に添付される。
次に、透過部57は、添付画像a1のうち、描画像g11以外の部分を透過させる(ステップS204)。そして、送受信部51が、通信端末7の送受信部71に、ステップS201〜S204の処理によって添付画像a1を添付した状態の撮影画像A1のデータを送信することで、通信端末7の表示制御部73が通信端末7のディスプレイ508上に、図26(a)に示されているような描画像g11を含む所定領域画像を表示させる(ステップS205)。
以上により、撮影画像を再表示する場合、描画時の描画像g1と同じ形状の描画像g11を含んだ撮影画像を再表示することができる。
なお、図26(a)は、ステップS203による歪み補正ありでステップS204による透過処理ありの場合の所定領域画像の例であるが、図26(b)は、歪み補正なしで透過処理ありの場合の所定領域画像の例である。また、図27(a)は、歪み補正なしで透過処理ありの場合の全天球パノラマ画像の例である。更に、図27(b)は、歪み補正なしで透過処理なしの場合の全天球パノラマ画像の例である。
ところで、仮に、図24(a)に示されているように、閲覧者Yが通信端末7側で所定領域画像を、矢印の方向(左側)に移動させると、図24(b)に示されているように、三次元の仮想空間内では、仮想カメラICの位置がP01からP02(X02,Y02,Z02)の位置に移動する。これにより、添付画像a1は、視点P02から見た画像となるため、描画像g1は、図24(a)に示されているように、形状が変形した描画像g1’となる。
更に、図25(a)に示されているように、新たに描画像g2が描かれると、図25(b)に示されているように、新たな直線D2上の点P14’の位置で、直線D2の法線に沿って添付画像a2が添付される。なお、図25(b)において、直線D2、点P02、点P12、点P14及び点P14’は、それぞれ、図22(b)において、直線D1、点P01、点P2、点P4及び点P4’に対応している。
<<本実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、添付画像a1を湾曲させないで平面画像として撮影画像A1に添付するため、閲覧者Yが、再度、撮影画像(所定領域画像)を閲覧する場合には、図26(a)に示されているように、描画像g11が描画時の描画像g1と同じ形状で表示される。即ち、図26(b)に示されている描画像g9のように湾曲された状態では表示されない。これにより、閲覧者Y(利用者)が、描画像g11を閲覧して困惑することを解消することができる。
〔実施形態の補足〕
上記実施形態における画像管理システム5は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
また、上記実施形態の各プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
1 撮影装置
3 通信端末
5 画像管理システム
7 通信端末
9 通信ネットワーク
51 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
52 特定部(特定手段の一例)
53 作成部(作成手段の一例)
54 変換部(変換手段の一例)
55 導出部(導出手段の一例)
56 添付部(添付手段の一例)
57 透過部(透過手段の一例)
特開2014−131215号公報

Claims (7)

  1. 撮影画像を管理する画像管理システムであって、
    全天球パノラマ画像である前記撮影画像上に描画された描画像に基づいて、当該描画像を含み前記撮影画像に添付するための添付画像を作成する作成手段と、
    前記作成された添付画像を前記撮像画像に平面画像として添付する添付手段と、
    を有することを特徴とする画像管理システム。
  2. 前記添付画像のうち前記描画像以外の部分を透過させる透過手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像管理システム。
  3. 前記添付手段は、前記撮影画像の一部の所定領域が視野に入る視点と前記描画像の中心点とを通る直線の法線に沿って前記添付画像を添付することを特徴とする画像管理システム。
  4. 前記法線を、前記直線と前記撮影画像との交点のうち前記視点から遠い特定の交点から前記直線に沿って前記全天球パノラマ画像内に所定の距離移動した位置に特定する特定手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像管理システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像管理システムと、
    前記添付手段によって前記添付画像が添付された前記撮影画像を表示する通信端末と、
    を有することを特徴とする画像通信システム。
  6. 撮影画像を管理する画像管理システムが実行する画像管理方法であって、
    前記画像管理システムは、
    全天球パノラマ画像である前記撮影画像上に描画された描画像に基づいて、当該描画像を含み前記撮影画像に添付するための添付画像を作成する作成ステップと、
    前記作成された添付画像を前記撮像画像に平面画像として添付する添付ステップと、
    を実行することを特徴とする画像管理方法。
  7. コンピュータに、請求項6に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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