JP2017068729A - ファイル記憶装置、情報処理方法、プログラム、ファイル記憶システム - Google Patents

ファイル記憶装置、情報処理方法、プログラム、ファイル記憶システム Download PDF

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Abstract

【課題】シャドウコピーにおいては、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれがある、という問題を解決すること。【解決手段】ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、複数のファイルシステムと、を有し、ファイルシステム複製情報取得手段は、取得したファイルシステム複製情報を複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、ユーザ要求処理手段は、ユーザから送信された、ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、ファイルシステム複製情報の識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する。【選択図】図3

Description

本発明は、ファイル記憶装置、情報処理方法、プログラム、ファイル記憶システムに関する。
ある時点におけるファイルシステムのイメージを取得して当該取得したイメージを記憶しておくこと(スナップショット)で、削除されたファイルや過去のバージョンの取り出しを可能とするシャドウコピーに関する問題やそれに対する技術が様々知られている。
例えば、特許文献1によると、共有ボリュームの各スナップショットは別々のボリュームとしてアクセスされるため、スナップショットを見るためには対応する新しいボリュームをマウントすることが必要となり、高い特権が必要となる、という問題が生じていた。上記問題に対処するため、特許文献1では、共有ボリュームのボリュームシャドウコピーを共有ボリュームの子ディレクトリ構造として構成することで、各スナップショットを別々のボリュームではなく共有ボリュームの一部として表している。これにより、ユーザは、追加のボリュームをマウントすることなく、つまり、高いレベルのユーザ特権を要求されることなく、ボリュームシャドウコピーにアクセスすることが出来る。
特開2005−4778号公報
特許文献1に記載されているようなシャドウコピー技術では、通常、1つのファイルシステム内に過去のバージョンのデータを有している。そのため、該当するファイルシステムにおいて読み取りが出来なくなるなどの問題が生じた場合、過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまう、という問題が生じるおそれがあった。また、上記のように1つのファイルシステム内にデータを有しているため、過去のバージョンへのアクセスが多い運用において負荷が集中するおそれがある、という問題が生じていた。
このように、シャドウコピーにおいては、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれがある、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、シャドウコピーにおいては、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれがある、という問題を解決するファイル記憶装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるファイル記憶装置は、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
複数のファイルシステムと、
を有し、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
複数のファイルシステムを有するファイル記憶装置にて、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するとともに、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
複数のファイルシステムを有する情報記憶装置に、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
を実現させ、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるファイル記憶システムは、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
複数のファイルシステムと、
を有するファイル記憶装置と、
前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求を前記ファイル記憶装置に対して送信する処理要求送信部、
を有するクライアント装置と、
を有し、
前記ファイル記憶装置の前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
前記ファイル記憶装置の前記ユーザ要求処理手段は、前記クライアント装置から送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記クライアント装置に返却する
という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、シャドウコピーにおいては、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれがある、という問題を解決するファイル記憶装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るファイル記憶システムの全体の構成の一例を示す図である。 図1で示すCIFS(Common Internet File System)クライアントの構成の一例を示す図である。 図1で示すNAS(Network Attached Storage)の構成の一例を示す図である。 図3で示すパス名変更部が行うパス名の変更処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるNASの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるNASの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるNASが以前のバージョン名を返却する際の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるNASがファイルの情報/データを返却する際の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるファイル記憶装置の構成の一例を示す概略ブロック図である。
[第1の実施形態]
図1は、ファイル記憶システム4の全体の構成の一例を示す図である。図2は、図1で示すCIFS(Common Internet File System)クライアント1の構成の一例を示す図である。図3は、図1で示すNAS(Network Attached Storage)3の構成の一例を示す図である。図4は、図3で示すパス名変更部321が行うパス名の変更処理の一例を示す図である。図5乃至8は、NAS3の動作の一例を示す図である。
本発明の第1の実施形態では、ファイルシステムのスナップショットを取得する機能を有するNAS3を含むファイル記憶システム4について説明する。本実施形態におけるNAS3は、対象のファイルシステムのスナップショットを取得して、当該取得したスナップショットを複数のファイルシステムに分散して記憶する。また、NAS3は、ユーザからの要求に応じて、分散してファイルシステムに格納されたスナップショットや当該スナップショットの一覧を返却する。後述するように、本実施形態におけるNAS3は、ユーザからの要求に応じてスナップショットの一覧を返却する際に、スナップショットの一覧に含まれるパス名をシャドウコピー形式に変更した上で当該変更後のスナップショットの一覧をユーザに返却する。また、NAS3は、ユーザからの要求に含まれるパスをスナップショットのパスに変更した上で、当該変更したパスを利用してファイルシステムからスナップショットを取得する。これにより、ファイル記憶システム4は、NAS3上で複数のファイルシステムにまたがるスナップショットへのアクセスを隠ぺいしつつ、以前のバージョンのファイル復元を実施する。
図1を参照すると、本実施形態におけるファイル記憶システム4は、CIFSクライアント1(クライアント装置)と、NAS3(ファイル記憶装置)と、を有している。また、CIFSクライアント1とNAS3とは、ネットワーク2を介して互いに通信可能なよう接続されている。
CIFSクライアント1は、Windows(登録商標)などのOSを有する情報処理装置である。CIFSクライアント1は、CIFSプロトコルを利用して、後述するNAS3に対してデータの読み書きなどの所定の処理要求を送信する。
CIFSクライアント1は、図示しない入出力装置などの一般的な情報処理装置としての構成を有しており、また、「以前のバージョン」一覧を利用して過去のバージョンのファイルの復元などを行うことが出来るよう構成されている。また、CIFSクライアント1は図示しない演算装置(CPU:Central Processing Unit)と記憶装置とを有しており、記憶装置が記憶するプログラムを演算装置が実行することで実現される処理要求送信部11を有している(図2参照)。
処理要求送信部11は、例えば入出力装置を介して入力されたユーザからの指示に応じて、NAS3に対して所定の処理要求を送信する。具体的には、例えば処理要求送信部11は、「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」、「シャドウコピー一覧の取得」、「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」、などの処理要求をNAS3に対して送信する。
ここで、「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求(識別情報一覧送信要求、識別情報送信要求)は、例えば、ユーザがファイルのプロパティの「以前のバージョン」のタブをクリックすることで送信される処理要求である。また、「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求(ファイルシステム複製情報送信要求)は、例えば、ユーザが「以前のバージョン」タブから復元したいバージョンを選択してクリックすることで送信される処理要求である。後述するように、「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求には、読み出す対象のデータを指定するためのシャドウコピー形式のパス名が含まれている。また、「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求により読み出される対象となるデータは、ファイルの情報とファイルのデータとの2種類が存在する。「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求は、上記2種類両方の読み出しを要求するよう構成されても構わないし、何れか一方の読み出しを要求するよう構成されても構わない。
なお、本実施形態においては、CIFSクライアント1がファイル共有プロトコルとしてCIFSを用いる場合について説明する。しかしながら、CIFSクライアント1が用いるファイル共有プロトコルはCIFSに限定されない。CIFSクライアント1は、例えば、ファイル共有プロトコルとしてSMB(Sever Message Block)、NFS(Network File System)などを用いるよう構成されても構わない。
NAS3は、CIFSクライアント1から送信される処理要求を受信して、当該受信した処理要求に応じた処理を実行するファイルサーバである。NAS3は、CIFSクライアント1から上述した様々な種類の処理要求を受け付ける。そして、NAS3は、受け付けた処理要求に応じた処理を行った上で、当該処理の結果をCIFSクライアント1に返却する。
NAS3は、複数のファイルシステム313−1、313−2、313−3(以下、特に区別しない場合はファイルシステム313と表記する)と、図示しない演算装置(CPU)と、プログラムを記憶する記憶装置と、を有している。また、NAS3は、通常のファイルサーバとしての機能を有しており、更に、演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、ファイルシステム制御部31と、CIFSサーバ制御部32(ユーザ要求処理手段)と、を有している(図3参照)。
後述するように、NAS3がCIFSクライアント1から「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」、の処理要求を受信した場合、ファイルシステム313−1にデータが書き込まれ、また、ファイルシステム313−1からデータが読み出されることになる。また、ファイルシステム313−2、313−3には、ファイルシステム313−1から取得したスナップショット(ファイルのデータ、ファイルの情報)が格納されることになる。さらに、ファイルシステム313−2、313−3には、ファイルシステム313−1のデータの複製(レプリカ)が格納されることになる。
図3を参照すると、ファイルシステム制御部31は、スナップショット取得部311(ファイルシステム複製情報取得手段)とレプリケーション制御部312(ファイルシステム複製情報取得手段)とを有している。
また、ファイルシステム制御部31は、図示しない記憶装置を有している。上記記憶装置には、ファイルシステム313−2、313−3に格納されたスナップショットの各世代の一覧を示す情報であるスナップショット世代一覧情報が例えばファイルシステム313ごとに格納されている。また、上記記憶装置には、ファイルシステム313−2、313−3に格納されたスナップショットへアクセスするための、スナップショット領域・スナップショット世代へのアクセスパス(パス名を含む)が例えばファイルシステム313ごとに格納されている。
ファイルシステム制御部31は、CIFSクライアント1が送信した「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」、の処理要求に応じて、ファイルシステム313−1にデータを書き込み、また、ファイルシステム313−1からデータを読み出す。そして、ファイルシステム制御部31は、データの書き込み結果、読み出し結果をCIFSサーバ制御部32に送信する。また、ファイルシステム制御部31は、後述するパス名変更部321からの指示に応じて、スナップショット世代一覧情報をパス名変更部321へ送信する。さらに、ファイルシステム制御部31は、後述するアクセスパス変更部322から受信したアクセスパス(又はパス名)に基づいて、ファイルシステム313−2、313−3からデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)の読み出しを行う。そして、ファイルシステム制御部31は、データの読み出し結果をCIFSサーバ制御部32に送信する。
また、ファイルシステム制御部31は、スナップショット取得部311に対して、ファイルシステム313−1のスナップショットを取得するようスナップショット取得指示を送信する。上記スナップショット取得指示は、例えば、予め設定された時間ごと、又は、ユーザインタフェースからの指示(例えば、CIFSクライアント1からの指示)に基づいて送信される。さらに、ファイルシステム制御部31は、レプリケーション制御部312に対して、ファイルシステム313−1の複製を行うようレプリケーション実行指示を送信する。上記レプリケーション実行指示は、例えば、予め設定された時間ごと、又は、ユーザインタフェースからの指示(例えば、CIFSクライアント1からの指示)に基づいて送信される。
このように、ファイルシステム制御部31は、ファイルシステム313に対するデータの書き込み、読み込みの制御を行う。また、ファイルシステム制御部31は、スナップショット取得部311やレプリケーション制御部312の制御を行う。
スナップショット取得部311は、ファイルシステム制御部31からの指示(スナップショット取得指示)に基づいて、ファイルシステム313−1のイメージを示すスナップショット(ファイルシステム複製情報)を取得する。そして、スナップショット取得部311は、取得したスナップショットをスナップショットイメージとしてファイルシステム313−2、313−3のいずれかに格納する。このように、スナップショット取得部311は、ファイルシステム313−1のスナップショットを取得するとともに、取得したスナップショットをファイルシステム313−1以外のファイルシステム313に格納する。つまり、スナップショット取得部311は、取得したスナップショットを当該スナップショットの取得元であるファイルシステム313−1とは別のファイルシステム(ファイルシステム313−2、313−3)の何れかに格納するよう構成されている。
なお、スナップショット取得部311が取得したスナップショットをファイルシステム313−2、313−3のいずれに格納するかを決定する際に用いるアルゴリズムは、本実施形態では特に限定しない。スナップショット取得部311は、様々な方法を用いて、取得したスナップショットをファイルシステム313−2、313−3のいずれに格納するかを決定するよう構成することが出来る。
レプリケーション制御部312は、ファイルシステム制御部31からの指示(レプリケーション実行指示)に基づいて、ファイルシステム313−1が記憶するデータをファイルシステム313−2、又は、313−3に複製する。つまり、レプリケーション制御部312は、ファイルシステム制御部31からの指示に基づいて、ファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得する。後述するように、本実施形態においては、レプリケーションされたレプリカボリュームも過去のバージョンとして提供することが出来る。
ファイルシステム313は、ディスク装置などの記憶装置である。上述したように、ファイルシステム313―1は、CIFSクライアント1からの指示に応じて、データの書き込みや読み出しが行われることになる。また、ファイルシステム313−2、313−3には、ファイルシステム313−1から取得したスナップショットやファイルシステム313−1が記憶するデータの複製が格納されることになる。なお、ファイルシステム313は、一つのディスク装置から構成されていても構わないし、複数のディスク装置から構成されていても構わない。
CIFSサーバ制御部32は、CIFSクライアント1が送信した処理要求を受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求を、当該処理要求の内容に応じて、ファイルシステム制御部31などに送信する。
また、CIFSサーバ制御部32は、ファイルシステム制御部31からデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)を受信する。また、CIFSサーバ制御部32は、パス名変更部321から後述するシャドウコピー一覧情報(「以前のバージョン名」一覧)を受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、受信したデータやシャドウコピー一覧情報をCIFSクライアント1に返却する。
図3を参照すると、CIFSサーバ制御部32は、パス名変更部321とアクセスパス変更部32とを有している。
パス名変更部321は、CIFSサーバ制御部32から「シャドウコピー一覧の取得」(識別情報一覧送信要求、識別情報送信要求)の処理要求を受信する。すると、パス名変更部321は、ファイルシステム制御部31に対して各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報を送信するよう指示する。そして、パス名変更部321は、ファイルシステム制御部31から各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報を受信する。ここで、スナップショット世代一覧情報は、上記のようにファイルシステム313が記憶するスナップショットの各世代の一覧を示す情報であり、各世代のスナップショットのパス名(識別情報)を含んで構成されている。そこで、パス名変更部321は、受信したスナップショット世代一覧情報に含まれるスナップショットのパス名を、シャドウコピー機能で使用する「以前のバージョン名」の形式に変更する。パス名変更部321は、上記のような変更処理を各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報に対して行うことになる。
具体的には、図4を参照すると、スナップショット世代一覧情報には、格納されているファイルシステムに応じた識別情報である、各世代のスナップショットのパス名(例えば、20141224などの8ケタの年月日で表されている)が含まれている。そこで、パス名変更部321は、上記各世代のスナップショットのパス名を、シャドウコピー形式(「@GMT-YYYY.MM.DD-hh.mm.ss」の形式。例えば、「@GMT-2014.12.24-00.00.00」)に変更する。つまり、パス名変更部321は、スナップショット世代一覧情報に含まれる所定の情報である各世代のスナップショットのパス名を、グリニッジ標準時を用いて作成日時を表す形式であるシャドウコピー形式(予め設定された形式)に変更する。
そして、パス名変更部321は、パス名を変更後のスナップショット世代一覧情報の集まりを、例えば作成日時の新しい順に並び替えた後に、シャドウコピー一覧情報(「以前のバージョン名」一覧)としてCIFSサーバ制御部32に返却する。なお、上記20141224で表されるパス名を有するスナップショットのパスは、例えば、「/export/.Snap/20141224」と表されることになる。スナップショット世代一覧情報は、スナップショットのパスを含んでいても構わない。
なお、レプリケーション制御部312が複製したレプリカデータは、過去のバージョンのデータとしてみなすことが出来る。従って、スナップショット世代一覧情報には、レプリケーション制御部312が複製したレプリカデータについての情報も含まれていることが出来る。パス名変更部321は、スナップショット世代一覧情報に含まれるレプリカデータのパス名も、上記と同様にシャドウコピー形式に変更するよう構成することが出来る。
アクセスパス変更部322は、CIFSサーバ制御部32から「シャドウコピーからの過去のバージョンファイルの読み出し」(ファイルシステム複製情報送信要求)の処理要求を受信する。すると、アクセスパス変更部322は、受信した処理要求に含まれる過去バージョンファイルのパスをスナップショットのパスに変更する。この処理は、例えば、受信した処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名をスナップショットのパス名に変更し、変更したパス名に基づいてファイルシステム制御部31からアクセスパスを取得することで行われる。
具体的には、例えば、アクセスパス変更部322は、上記説明したパス変更部321の処理と同様の処理により、スナップショット世代一覧情報を取得してスナップショットのパス名を「以前のバージョン名」の形式に変更する。続いて、アクセスパス変更部322は、変更したパス名とCIFSクライアント1から受信した処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名とが一致するか否か判定する。そして、上記パス名が一致した場合に、処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名を「以前のバージョン名」の形式に変更前のスナップショットのパス名に変更する。アクセスパス変更部322は、例えばこのような処理により、受信した処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名をスナップショットのパス名に変更する。その後、アクセスパス変更部322は、変更したパス名に基づいてファイルシステム制御部31からアクセスパスを取得する。そして、アクセスパス変更部322は、変更したスナップショットのアクセスパスをファイルシステム制御部31に送信する。これにより、ファイルシステム制御部31は、上述したファイルシステム313−2、313−3から該当するデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)の読み出しを行うことになる。なお、アクセスパス変更部322は、スナップショットのパス名をファイルシステム制御部31に送信するように構成しても構わない。
以上が、ファイル記憶システム4の各構成についての説明である。なお、例えば、パス名変更部321がパス名を変更する際に変更前後のパス名を対応付けて記憶しておき、アクセスパス変更部322が上記対応付けられた情報に基づいてパスの変更を行うよう構成しても構わない。このように、パス名変更部321やアクセスパス変更部322により行われる処理の詳細は、上記説明した場合に限定されない。
次に、上記各構成により行われる各種処理要求に応じた処理の概要について説明する。まず、CIFSクライアント1が「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」の処理要求を送信する場合について説明する。
この場合、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、CIFSプロトコルに則って、「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」の処理要求をNAS3に対して送信する。
続いて、上記CIFSクライアント1が送信した処理要求をNAS3のCIFSサーバ制御部32が受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、当該受信した処理要求が「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」を要求していると判断する。そこで、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求をファイルシステム制御部31に渡す。
上記処理要求を渡されたファイルシステム制御部31は、当該処理要求に応じて、ファイルシステム313−1にデータを書き込み、又は、ファイルシステム313−1からデータを読み出す。そして、ファイルシステム制御部31は、データの書き込み、読み出し結果をCIFSサーバ制御部32に返却する。
その後、CIFSサーバ制御部32は、ファイルシステム制御部31から受け取った処理結果をCIFSクライアント1に返却する。
以上が、CIFSクライアント1が「ファイルの読み出し」、「ファイルの書き込み」の処理要求を送信する場合に行われる処理の概要である。続いて、CIFSクライアント1が「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求を送信する場合について説明する。
この場合、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、CIFSプロトコルに則って、「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求をNAS3に対して送信する。
続いて、上記CIFSクライアント1が送信した処理要求をNAS3のCIFSサーバ制御部32が受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、当該受信した処理要求が「シャドウコピー一覧の取得」を要求していると判断する。そこで、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求をパス名変更部321に渡す。
上記処理要求を渡されたパス名変更部321は、ファイルシステム制御部31に対してスナップショット世代一覧情報を送信するよう指示する。そして、パス名変更部321は、ファイルシステム制御部31からスナップショット世代一覧情報を受信する。その後、パス名変更部321は、受信したスナップショット世代一覧情報に含まれる各世代のスナップショットのパス名をそれぞれシャドウコピー機能で使用する「以前のバージョン名」の形式に変更する。そして、パス名変更部321は、変更後のスナップショット世代一覧情報をシャドウコピー一覧情報(「以前のバージョン」名一覧)としてCIFSサーバ制御部32に返却する。
その後、CIFSサーバ制御部32は、パス名変更部321から受け取った処理結果(シャドウコピー一覧情報)をCIFSクライアント1に返却する。
以上が、CIFSクライアント1が「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求を送信する場合に行われる処理の概要である。続いて、CIFSクライアント1が「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求を送信する場合について説明する。
この場合、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、CIFSプロトコルに則って、「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求をNAS3に対して送信する。
続いて、上記CIFSクライアント1が送信した処理要求をNAS3のCIFSサーバ制御部32が受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、当該受信した処理要求が「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」を要求していると判断する。そこで、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求をアクセスパス変更部322に渡す。
上記処理要求を渡されたアクセスパス変更部322は、受け取った処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名をスナップショットのパス名に変更する。この処理は、例えば、スナップショットのパス名をシャドウコピー形式に変更したものとCIFSクライアント1から受信した処理要求に含まれるパス名とが一致するか否か判定して、当該判定結果に基づいてパス名を変更すること行われる。その後、アクセスパス変更部322は、変更したパス名に基づいてパスを取得する。そして、アクセスパス変更部322は、変更したスナップショットのパスをファイルシステム制御部31に送信する。
ファイルシステム制御部31は、アクセスパス変更部322から受信したスナップショットのパスに基づいて、ファイルシステム313−2、313−3のいずれかから該当するデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)の読み出しを行う。そして、ファイルシステム制御部31は、データの読み出し結果をCIFSサーバ制御部32に返却する。
その後、CIFSサーバ制御部32は、ファイルシステム制御部31から受け取った処理結果をCIFSクライアント1に返却する。
以上が、CIFSクライアント1が「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求を送信する場合に行われる処理の概要である。
続いて、図5乃至図8を参照して、「以前のバージョン」ファイルの復元を行う際のファイル記憶システム4の動作について詳細に説明する。
なお、以下説明するファイル記憶システム4の動作では、スナップショット取得部311により、ファイルシステム313−1についてのスナップショットが複数世代分既に取得されていることを前提とするものとする。また、レプリケーション制御部312により、ファイルシステム313−1の複製がファイルシステム313−2、313−3に記憶されていても構わない。
まず図5を参照して、CIFSクライアント1でファイルのプロパティから「以前のバージョン」タブを表示する際のファイル記憶システム4の動作の一例について説明する。
図5を参照すると、ユーザ又はアプリケーションがファイルのプロパティから「以前のバージョン」タブをクリックすると、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、NAS3に対して「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求を送信する(ステップS101)。
NAS3は、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求を受信する。そして、NAS3は、当該受信した処理要求に応じた処理を行った上で、「以前のバージョン名」一覧(シャドウコピー一覧情報)をCIFSクライアント1に返却する(ステップS201)。なお、ステップS201の動作の詳細については後述する。
CIFSクライアント1は、NAS3から返却された「以前のバージョン名」一覧からシャドウコピー上のファイルパスを作成する(ステップS102)。続いて、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、「以前のバージョン名」一覧で示されたファイルの情報の取得を要求する「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルの情報の取得)」の処理要求をNAS3に対して送信する(ステップS103)。
NAS3は、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルの情報の取得)」の処理要求を受信する。そして、NAS3は、当該受信した処理要求に応じた処理を行った上で、当該処理要求に応じたデータ(ファイルの情報)を返却する(ステップS202)。なお、ステップS202の動作の詳細については後述する。
CIFSクライアント1は、NAS3が送信したデータ(ファイルの情報)を受信する。そして、CIFSクライアント1は、当該受信したファイルの情報を用いて、ユーザ又はアプリケーションに向けて「以前のバージョン」画面にバージョン一覧を表示する(ステップS104)。
以上が、CIFSクライアント1がファイルのプロパティから「以前のバージョン」タブを表示する際のファイル記憶システム4の動作の一例である。続いて、「以前のバージョン」タブを開いた状態からファイルの過去のバージョンを復元する際の動作の一例について図6を参照して説明する。
図6を参照すると、ユーザ又はアプリケーションが「以前のバージョン」タブから復元したいバージョンを選択してクリックすると、CIFSクライアント1は、該当する以前のバージョンファイルをファイルオープンする(ステップS111)。そして、CIFSクライアント1の処理要求送信部11は、該当する「以前のバージョン」ファイルの情報の取得を要求する「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルの情報の取得)」の処理要求をNAS3に対して送信する(ステップS112)。
NAS3は、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルの情報の取得)」の処理要求を受信する。そして、NAS3は、当該受信した処理要求に応じた処理を行った上で、当該処理要求に応じたデータ(ファイルの情報)を返却する(ステップS211)。なお、ステップS211の動作の詳細については後述する。
CIFSクライアント1は、NAS3から処理要求に応じたデータ(ファイルの情報)を取得する。また、CIFSクライアント1は、復元先のファイルをファイルオープンする(ステップS113)。続いて、CIFSクライアント1は、復元先のファイルのEOF(End Of File)をセットする(ステップS114)。そして、CIFSクライアント1は、該当する以前のバージョンファイルのデータの取得を要求する「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルのデータの取得)」の処理要求をNAS3に対して送信する(ステップS115)。
NAS3は、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し(ファイルのデータの取得)」の処理要求を受信する。そして、NAS3は、当該受信した処理要求に応じた処理を行った上で、当該処理要求に応じたデータ(ファイルのデータ)を返却する(ステップS212)。なお、ステップS212の動作の詳細については後述する。
CIFSクライアント1は、NAS3から処理要求に応じたデータ(ファイルのデータ)を取得する。そして、CIFSクライアント1は、NAS3から処理要求に応じたデータ(ファイルのデータ)が返却されたことを確認して、当該取得した(返却された)ファイルのデータを復元先のファイルに書き込む(ステップS116)。続いて、CIFSクライアント1は、復元先のファイルのタイムスタンプを変更する(ステップS117)。そして、CIFSクライアント1は、復元先のファイルをファイルクローズする(ステップS118)。その後、CIFSクライアント1は、復元元である以前のバージョンファイルをファイルクローズする(ステップS119)。
以上が、「以前のバージョン」を開いた状態からファイルの過去のバージョンを復元する際の動作の一例である。次に、図7を参照して、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求をNAS3が受信して、「以前のバージョン名」一覧をCIFSクライアント1に返却する(ステップS201)際の動作の一例について説明する。
図5のステップS101の処理でCIFSクライアント1が送信した「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求は、NAS3のCIFSサーバ制御部32が受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求を確認して当該処理要求が「シャドウコピー一覧の取得」を要求していると判断する。そこで、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求をパス名変更部321に渡す。
図7を参照すると、上記処理要求を渡されたパス名変更部321は、ファイルシステム制御部31に対して各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報を送信するよう指示する。そして、パス名変更部321は、ファイルシステム制御部31からスナップショット世代一覧情報を取得する(ステップS301)。
次に、パス名変更部321は、取得したスナップショット世代一覧情報に含まれる複数の世代のスナップショットのうちの任意の1つの世代のスナップショットの情報を取得する(ステップS302)。なお、世代が有効でなかった場合やコマンドが失敗した場合(ステップS303、no)、パス名変更部321は、当該世代に対する処理をスキップして、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS302)。
情報の取得に成功した場合(ステップS303、yes)、パス名変更部321は、当該スナップショットの情報に含まれるパス名をシャドウコピー機能で使用する「以前のバージョン名」の形式に変更する(ステップS304)。例えば、パス名変更部321は、スナップショットのパス名が「20141224」である場合、当該パス名を「以前のバージョン」の形式である「@GMT-2014.12.24-00.00.00」に変更する。なお、変更に失敗した場合(ステップS305、no)、パス名変更部321は、当該世代に対する処理をスキップして、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS302)。
パス名の変更が成功した場合(ステップS305、yes)、パス名変更部321は、世代のカウンタを1増加させる(インクリメントする)(ステップS306)。その後、パス名変更部321は、次の世代がある場合(ステップS307、yes)は、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS302)。
一方、次の世代が無い場合(つまり、上記処理を各スナップショット世代一覧情報に含まれる全ての世代に対して行った場合)(ステップS307、no)、パス名変更部321は、各世代のスナップショットのパス名を変更して取得した「以前のバージョン」名の集まりを作成日時の新しい順に並び替える(ステップS308)。そして、パス名変更部321は、並び替えた「以前のバージョン名」一覧をCIFSサーバ制御部32に返却する。その後、CIFSサーバ制御部32は、パス名変更部321から受け取った処理結果(「以前のバージョン名」一覧)をCIFSクライアント1に返却する(ステップS309)。
以上が、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピー一覧の取得」の処理要求をNAS3が受信して、「以前のバージョン名」一覧をCIFSクライアント1に返却する(ステップS201)際の動作の一例である。次に、図8を参照して、CIFSクライアント1からの「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求に応じてNAS3がデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)を返却する際の動作の一例について説明する。なお、図5のステップS202の処理と図6のステップS211の処理とステップS212の処理とでは、同様の動作となる。そのため、上記動作の詳細について、図8を参照して一度に説明する。
図5のステップS103などの処理でCIFSクライアント1が送信した「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求は、NAS3のCIFSサーバ制御部32が受信する。そして、CIFSサーバ制御部32は、当該受信した処理要求が「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」を要求していると判断する。そこで、CIFSサーバ制御部32は、受信した処理要求をアクセスパス変更部322に渡すとともに、受信した処理要求に含まれる「以前のバージョン名」(シャドウコピー形式のパス名)を含むアクセスパスを記憶装置などに記憶しておく(ステップS401)。なお、この記憶処理はアクセスパス変更部322が行っても構わない。
図8を参照すると、上記処理要求を渡されたアクセスパス変更部322は、ファイルシステム制御部31に対して各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報を送信するよう指示する。そして、アクセスパス変更部322は、ファイルシステム制御部31からスナップショット世代一覧情報を取得する(ステップS402)。
アクセスパス変更部322は、上記取得したスナップショット世代一覧情報に、後述するパス名の一致のチェックを行っていない世代が含まれる場合(ステップS403、yes)、任意の1つの世代のスナップショットの情報を取得する(ステップS404)。なお、世代が有効でなかった場合やコマンドが失敗した場合(ステップS405、no)、アクセスパス変更部322は、当該世代に対する処理をスキップして、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS403、404)。
情報の取得に成功した場合(ステップS405、yes)、アクセスパス変更部322は、当該スナップショットの情報に含まれるパス名をシャドウコピー機能で使用する「以前のバージョン名」の形式に変更する(ステップS406)。例えば、アクセスパス変更部322は、スナップショットのパス名が「20141224」である場合、当該パス名を「以前のバージョン」の形式である「@GMT-2014.12.24-00.00.00」に変更する。なお、変更が失敗した場合(ステップS407、no)、アクセスパス変更部322は、当該世代に対する処理をスキップして、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS403、404)。
パス名の変更が成功した場合(ステップS407、yes)、アクセスパス変更部322は、変更したパス名と、受け取った処理要求に含まれるパス名とが一致するか否かを判定する(ステップS408)。変更したパス名と受け取った処理要求に含まれるパス名とが一致しなかった場合(ステップS408、no)、パス名変更部321は、新たな世代のスナップショットの情報の取得を試みることになる(ステップS403、404)。
一方、変更したパス名と「以前のバージョン名」とが一致する場合(ステップS408、yes)、アクセスパス変更部322は、処理要求に含まれるシャドウコピー形式のパス名を「以前のバージョン名」の形式に変更前のスナップショットのパス名に変更する。そして、アクセスパス変更部322は、当該変更したパス名に基づいて、スナップショットのアクセスパスを取得する。つまり、アクセスパス変更部322は、受け取った過去バージョンファイルのパスをスナップショットのパスに変更する(ステップS409)。なお、変更に失敗した場合(ステップS410、no)、アクセスパス変更部322は、ステップS401の処理で記憶したパスを引数にして処理を終了する。その後、CIFSサーバ制御部32は、CIFSクライアント1に対してエラーを返却することになる(ステップS414)。
パスの変更が成功した場合(ステップS410、yes)、アクセスパス変更部322は、当該変更したスナップショットのパスをファイルシステム制御部31に送信する。そして、ファイルシステム制御部31は、変更後のパスでファイルシステム313−2、313−3から該当するデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)を取得する(ステップS411)。
ファイルシステム313−2、313−3から該当するデータを取得すると、ファイルシステム制御部31は、当該取得したデータをCIFSサーバ制御部32に返却する。その後、CIFSサーバ制御部32は、受信したデータをCIFSクライアント1に返却する(ステップS412)。
なお、ステップS403の処理で取得した各ファイルシステム313のスナップショット世代一覧情報にパス名の一致のチェックを行っていない世代が含まれない場合(ステップS403、no)が考えられる。この場合、アクセスパス変更部322は、CIFSクライアント1が送信した「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求に他の「以前のバージョン名」が含まれているか否かを調べる(ステップS413)。そして、他の「以前のバージョン名」が含まれる場合(ステップS413、yes)、アクセスパス変更部322は、当該他の「以前のバージョン名」を用いて、パス名の一致のチェックを再開する(ステップS403、404)。一方、他の「以前のバージョン名」が含まれない場合(ステップS413,no)、アクセスパス変更部322は、その旨をCIFSサーバ制御部32に通知する。その後、CIFSサーバ制御部32は、CIFSクライアント1に対してエラーを返却することになる(ステップS414)。
以上が、CIFSクライアント1からの「シャドウコピーからの過去バージョンファイルの読み出し」の処理要求に応じてNAS3がデータ(ファイルの情報、ファイルのデータ)を返却する際の動作の一例である。
このように、本実施形態におけるファイル記憶システム4は、複数のファイルシステム313を有するNAS3を有している。このような構成により、NAS3は、複数のファイルシステム313に分散してスナップショットを記憶しておくことが出来る。また、NAS3は、パス名変更部321と、アクセスパス変更部322と、を有している。このような構成により、NAS3は、スナップショット世代一覧情報に含まれるパス名をシャドウコピー形式に変更した上で当該変更後のスナップショット世代一覧情報(つまり、「以前のバージョン」名一覧)をCIFSクライアント1に返却することが出来る。また、NAS3は、CIFSクライアント1からの処理要求に含まれるパスをスナップショットのパスに変更して、必要なデータを取得することが出来る。これにより、NAS3は、複数のファイルシステム313にまたがるスナップショットへのアクセスを隠ぺいしつつ、必要な情報をCIFSクライアント1に返却することが出来る。その結果、シャドウコピーにおいて、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれを低減することが可能となる。また、上記効果をユーザになじみのあるインタフェースのままで実現することが出来る。
なお、本実施形態においては、ファイル記憶システム4が1つのNAS3を有する場合について説明した。しかしながら、ファイル記憶システム4が有するNAS3の数は1つに限定されない。本実施形態は、スナップショットの世代を複数のNAS3にまたがって持つ構成においても実現可能である。このようにファイル記憶システム4が複数のNAS3を有することで、1台のNAS3の障害に対しての障害耐性の向上、および、負荷の分散を行うことが可能となる。
また、本実施形態においては、NAS3は3つのファイルシステム313を有するとした(図3参照)。しかしながら、NAS3が有するファイルシステム313の数は、3つに限定されない。例えば、NAS3は、4つ以上のファイルシステム313を有していても構わない。
また、本実施形態においては「以前のバージョン」の復元を行う場合について説明したが、ファイル記憶システム4は、「以前のバージョン」のファイルを開く場合やコピーする処理も同様の処理により実行可能である。
また、本実施形態においては、スナップショット取得部311は、取得したスナップショットを当該スナップショットの取得元であるファイルシステム313−1とは別のファイルシステム(ファイルシステム313−2、313−3)の何れかに格納するとした。しかしながら、スナップショット取得部311は、取得したスナップショットを当該スナップショットの取得元であるファイルシステム313−1を含むファイルシステム313のいずれかに格納するよう構成しても構わない。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態では、ユーザからの要求に応じてファイルシステム複製情報の識別情報を返却する際に、当該識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報をユーザに返却するファイル記憶装置5について説明する。
図9を参照すると、ファイル記憶装置5は、ファイルシステム複製情報取得手段51と、ユーザ要求処理手段52と、複数のファイルシステム53−1、53−2、…(以下、特に区別しない場合はファイルシステム53とする)と、を有している。
ファイルシステム複製情報取得手段51は、ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得する。そして、ファイルシステム複製情報取得手段51は、取得したファイルシステム複製情報を複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納する。
ユーザ要求処理手段52は、ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却する。例えば、ユーザ要求処理手段52は、ユーザから送信された、ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求を受信する。すると、ユーザ要求処理手段52は、当該受信した識別情報送信要求に応じて、ファイルシステム複製情報の識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する。このように、ユーザ要求処理手段52は、ユーザからの要求に応じて、予め設定された形式に変更した識別情報をユーザに送信する。
このように、本実施形態におけるファイル記憶装置5は、ファイルシステム複製情報取得手段51と、ユーザ要求処理手段52と、複数のファイルシステム53と、を有している。このような構成により、ファイルシステム複製情報取得手段51は、取得したファイルシステム複製情報を複数のファイルシステム53のうちのいずれかに格納することが出来る。また、ユーザ要求処理手段52は、ユーザからの要求に応じて、予め設定された形式に変更した識別情報をユーザに送信することが出来る。その結果、例えば、ファイルシステム複製情報取得手段51がファイルシステム複製情報を取得してファイルシステム53に格納する際に、ファイルシステム53ごとの識別情報が与えられていた場合などにおいても、ユーザ要求処理手段52は、ユーザの要求に応じた形で識別情報を返却することが出来る。これにより、ユーザに不都合を与えることなくスナップショットを分散することが可能となり、一度に過去のバージョンのデータの全てにアクセスすることが難しくなってしまうおそれや負荷が集中するおそれを低減することが可能となる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるファイル記憶装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
複数のファイルシステムと、
を有し、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
ファイル記憶装置。
(付記2)
付記1に記載のファイル記憶装置であって、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報が格納されているファイルシステムに応じた前記識別情報である前記ファイルシステム複製情報のパス名を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
ファイル記憶装置。
(付記3)
付記1又は2に記載のファイル記憶装置であって、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報が格納されているファイルシステムに応じた前記識別情報である前記ファイルシステム複製情報のパス名を、予め設定された形式であり作成日時を含む形式であるシャドウコピー形式に変更して、当該シャドウコピー形式に変更後のパス名を前記ユーザに返却する
ファイル記憶装置。
(付記4)
付記1乃至3の何れかに記載のファイル記憶装置であって、
前記ユーザ要求処理手段は、前記識別情報送信要求として、前記複数のファイルシステムのそれぞれが記憶する前記ファイルシステム複製情報に応じた前記識別情報の一覧を要求する識別情報一覧送信要求を取得し、当該取得した識別情報一覧送信要求に応じて、前記複数のファイルシステムのそれぞれが記憶する前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報をそれぞれ予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報の一覧を前記ユーザに返却する
ファイル記憶装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を要求するファイルシステム複製情報送信要求に応じて、当該ファイルシステム複製情報送信要求に含まれる前記変更後の識別情報を変更前の識別情報に変更し、当該変更した識別情報に基づいて前記ファイルシステムから前記ファイルシステム複製情報を取得し、当該取得したファイルシステム複製情報を前記ユーザに返却する
ファイル記憶装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、前記ファイルシステム複製情報として、ファイルシステムのイメージを示すスナップショット、又は、ファイルシステムが記憶するデータの複製であるレプリカデータ、の少なくとも一方を取得する
ファイル記憶装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を、前記複数のファイルシステムのうちの当該ファイルシステム複製情報の取得元のファイルシステムとは別のファイルシステムの何れかに格納する
ファイル記憶装置。
(付記8)
複数のファイルシステムを有するファイル記憶装置にて、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するとともに、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
情報処理方法。
(付記9)
複数のファイルシステムを有する情報記憶装置に、
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
を実現させ、
前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
プログラム。
(付記10)
ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
複数のファイルシステムと、
を有するファイル記憶装置と、
前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求を前記ファイル記憶装置に対して送信する処理要求送信部、
を有するクライアント装置と、
を有し、
前記ファイル記憶装置の前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
前記ファイル記憶装置の前記ユーザ要求処理手段は、前記クライアント装置から送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記クライアント装置に返却する
ファイル記憶システム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 CIFSクライアント
11 処理要求送信部
2 ネットワーク
3 NAS
31 ファイルシステム制御部
311 スナップショット取得部
312 レプリケーション制御部
313 ファイルシステム
32 CIFSサーバ制御部
321 パス名変更部
322 アクセスパス変更部
4 ファイル記憶システム
5 ファイル記憶装置
51 ファイルシステム複製情報取得手段
52 ユーザ要求処理手段
53 ファイルシステム

Claims (10)

  1. ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
    ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
    複数のファイルシステムと、
    を有し、
    前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
    ファイル記憶装置。
  2. 請求項1に記載のファイル記憶装置であって、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報が格納されているファイルシステムに応じた前記識別情報である前記ファイルシステム複製情報のパス名を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
    ファイル記憶装置。
  3. 請求項1又は2に記載のファイル記憶装置であって、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報が格納されているファイルシステムに応じた前記識別情報である前記ファイルシステム複製情報のパス名を、予め設定された形式であり作成日時を含む形式であるシャドウコピー形式に変更して、当該シャドウコピー形式に変更後のパス名を前記ユーザに返却する
    ファイル記憶装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のファイル記憶装置であって、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記識別情報送信要求として、前記複数のファイルシステムのそれぞれが記憶する前記ファイルシステム複製情報に応じた前記識別情報の一覧を要求する識別情報一覧送信要求を取得し、当該取得した識別情報一覧送信要求に応じて、前記複数のファイルシステムのそれぞれが記憶する前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報をそれぞれ予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報の一覧を前記ユーザに返却する
    ファイル記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を要求するファイルシステム複製情報送信要求に応じて、当該ファイルシステム複製情報送信要求に含まれる前記変更後の識別情報を変更前の識別情報に変更し、当該変更した識別情報に基づいて前記ファイルシステムから前記ファイルシステム複製情報を取得し、当該取得したファイルシステム複製情報を前記ユーザに返却する
    ファイル記憶装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
    前記ファイルシステム複製情報取得手段は、前記ファイルシステム複製情報として、ファイルシステムのイメージを示すスナップショット、又は、ファイルシステムが記憶するデータの複製であるレプリカデータ、の少なくとも一方を取得する
    ファイル記憶装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のファイル記憶装置であって、
    前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を、前記複数のファイルシステムのうちの当該ファイルシステム複製情報の取得元のファイルシステムとは別のファイルシステムの何れかに格納する
    ファイル記憶装置。
  8. 複数のファイルシステムを有するファイル記憶装置にて、
    ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するとともに、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
    ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
    情報処理方法。
  9. 複数のファイルシステムを有する情報記憶装置に、
    ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
    ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
    を実現させ、
    前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納し、
    前記ユーザ要求処理手段は、前記ユーザから送信された、前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記ユーザに返却する
    プログラム。
  10. ある時点におけるファイルシステムの複製を示すファイルシステム複製情報を取得するファイルシステム複製情報取得手段と、
    ユーザからの要求に応じて所定の情報を返却するユーザ要求処理手段と、
    複数のファイルシステムと、
    を有するファイル記憶装置と、
    前記ファイルシステム複製情報を識別するための識別情報を要求する識別情報送信要求を前記ファイル記憶装置に対して送信する処理要求送信部、
    を有するクライアント装置と、
    を有し、
    前記ファイル記憶装置の前記ファイルシステム複製情報取得手段は、取得した前記ファイルシステム複製情報を前記複数のファイルシステムのうちのいずれかに格納するよう構成され、
    前記ファイル記憶装置の前記ユーザ要求処理手段は、前記クライアント装置から送信された前記識別情報送信要求に応じて、前記ファイルシステム複製情報の前記識別情報を予め設定された形式に変更して当該変更後の識別情報を前記クライアント装置に返却する
    ファイル記憶システム。
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