JP2017068544A - グランドギフト口座システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者から若年層への資金の移転を金融機関が支援することができるようにする。【解決手段】金融機関の資産贈与管理サーバは、祖父母が将来産まれる予定の孫に贈与する金額及びメッセージが設定された祖父母の口座に紐付けられた仮想振込口座を生成し、将来、孫の名義で新規に口座が開設されたことを契機に、その新規口座と仮想振込口座とを紐付けて管理する。そして、祖父母が設定したタイミング、例えば、小中学校、高校、大学に入学したときや成人になったとき、仮想振込口座から新規口座へ設定された金額の振替処理を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、資産贈与を管理するシステムに関する。
個人の資産の大部分は、高齢者が保有している。現在、高齢者の所有する金融資産を若年層に効率的に継承させ、国内経済を活性化して再生させる必要性が生じている。
ところで、高齢者が死亡すると金融資産が相続され、相続人に相続税がかかる。しかしながら、超高齢化社会の現在の日本では、その相続人が高齢者の場合が多いため、親から子供への相続(例えば、85歳の親から60歳の子供へ)では金融資産が若年層に継承されないのが実状である。そのため、親から子供ではなく、一世代を跳ばし孫の世代への金融資産を継承することが望まれる。
そこで、政府は、平成23年に、金融資産を子供ではなく、その孫に贈与する法律を制定した。それは、祖父母が孫名義の銀行口座に教育資金を一括して拠出した場合、この資金について1500万円まで非課税とする税制制度である。
一方、祖父母から孫への資金移動に関するシステムが多数提案されている。例えば、特許文献1に、資産を比較的多く有する、例えば、60歳以上の人に投資を促し、同時に次世代又はそれ以降の世代への資産継承を効率よく行うことができる資産贈与システムが提案されている。
特許文献1に開示された技術によれば、祖父母から孫へ年間の贈与枠の範囲内で定額の積立によってなされた贈与に対して、当該贈与の金額を投資信託で運用処理し、投資信託の運用状況を贈与する側と贈与される側にウェブを介して提供する。
特開2003−085378号公報
一方、特許文献1に開示された投資信託等、リスクのある金融商品によらず、現金の手渡しという簡単な資産継承方法もある。しかしながら、高齢者が若年層に対し直接現金を渡すのは気持ちが伝わりにくく味気ない。そのため、高齢者から若年層への資金移動をできるだけ簡単でかつ心のこもった効率的な方法で行うことができれば、若年層による資金の消費を後押しすることができ、また、高齢者層に偏在している豊富な資金を市場に引き出すことができるため日本経済の活性化にもつながる。
したがって、本発明では、上記のような課題に鑑み、高齢者から若年層への資金の移転を金融機関が支援することができる資産贈与管理サーバ及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような解決手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様では、祖父母から孫の世代への生前贈与を行うための金融機関の資産贈与管理サーバであって、前記孫に贈与する資金の金額が少なくとも設定された前記祖父母の銀行口座に紐付けられた仮想振込口座を生成する仮想振込口座生成手段と、前記孫の名義で新規に開設する新規口座に前記仮想振込口座を紐付けて管理する顧客情報管理手段と、前記仮想振込口座から前記新規口座への前記資金の移転処理を振込によって実行させる口座振込実行手段と、を備えることを特徴とする。
(2)また、本発明は、(1)の資産贈与管理サーバにおいて、前記仮想振込口座には更に期限が設定されており、前記口座振込実行手段は、前記孫の名義で新規口座を開設後、前記期限内に前記祖父母の仮想振込口座から前記新規口座へ前記資金の移転処理を実行してもよい。
(3)また、本発明は、(1)又は(2)の資産贈与管理サーバにおいて、前記仮想振込口座には更にメッセージが設定されており、前記口座振込実行手段は、前記移転処理を実行するときに、前記新規口座に、前記金額に前記メッセージを添付して出力してもよい。
(4)また、本発明は、(2)の資産贈与管理サーバにおいて、前記口座振込実行手段は、前記期限が経過した場合に、前記仮想振込口座に設定した前記金額を前記祖父母の銀行口座へ返金又は寄付する処理を実行してもよい。
(5)本発明の第2の態様では、祖父母から孫の世代への生前贈与を振込によって行うための金融機関の資産贈与管理サーバのプログラムであって、前記資産贈与管理サーバに、前記孫に贈与する金額が少なくとも設定された前記祖父母の銀行口座に紐付けられた仮想振込口座を生成する手順と、前記孫の名義で新規に開設する新規口座に前記仮想振込口座を紐付けて管理する手順と、前記仮想振込口座から前記新規口座へ前記設定された金額の資金の移転処理を実行させる手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、高齢者から若年層への資金移動を金融機関が支援することができる資産贈与管理サーバ及びそのプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバを含む資産贈与管理システムの基本概念を示す図である。 資産贈与管理システムの基本概念の補足例を示す図である。 資産贈与管理システムの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバの顧客情報データベース(DB)に格納されるデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバの処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバにより生成される仮想振込口座の生成画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る資産贈与管理サーバにより生成される口座画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。また、機能構成の図において、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表す。
(基本概念)
図1は、本実施形態に係る資産贈与管理サーバを含む資産贈与管理システムの基本概念を示す図である。なお、資産贈与管理システムは、祖父母から孫の世代(ひ孫の世代も含む)への生前贈与(プレゼント)を行うものであり、祖父母(Grandfather/Grandmother)から孫(Grandchildren)の口座(Account)への贈与(Gift)の意味をこめて、「グランドギフト口座システム」と呼ぶ。以下では上記のシステムを「本システム」と呼ぶことにする。
本システムの特徴は、祖父母から孫の世代への生前贈与を行うために、金融機関のサーバ(資産贈与管理サーバ)に、祖父母の口座(銀行口座)に入金されている現金の内、所定の金額を今後産まれてくる孫の新規口座に入金するものである。
そのため、本システムは、祖父母から孫の世代への生前贈与を行うための金融機関の資産贈与管理サーバ(図1においては金融機関と称する)と、ネットワークで接続される口座を所有する祖父母が所持する情報端末とを備える。
なお、本システムのサービスを受ける場合、祖父母である顧客は、あらかじめ、金融機関で口座を開設しているものとする。また、図1及び図2において、祖父を基準として説明する。
図1に示すように、祖父は、実子である娘がいて、その娘は、結婚しており、現在妊娠中である。本システムは、将来産まれる予定のまだ見ぬ孫のために、自身(祖父)の口座から産まれていない孫の口座に振り込む仕組みを提供する。以降、詳細を説明する。
初めに祖父は、金融機関に仮想振込口座の申込を行う。ここで、「仮想振込口座又は生前贈与口座」とは、1つの通常の口座に対して仮想的に設けられた振込専用の口座であり、1つの通常の口座に対して振込専用の複数の仮想口座の口座番号を設定する。
これを受けて、金融機関は、本システムにより、顧客(祖父)があらかじめ開設している口座と仮想振込口座を紐付けて管理する。そして、金融機関は、顧客に対して、その口座から誰宛に入金するか等の設定をさせる。設定内容として、少なくとも振込予定先、振込金額及び振込予定期限を設定する。例えば、図1では、1年以内に孫が誕生して、新規口座を開設した場合、祖父が孫に対して、100万円を仮想振込口座から新規口座に振り込むように設定している。
そして、祖父の娘夫婦の子供が産まれ、新規で口座を開設したタイミングで、祖父の仮想振込口座から新規口座に現金が振り込まれる。なお、孫名義の新規口座であることの判断基準として、例えば、娘夫婦が新規口座を開設した際に、娘夫婦とは、別の名前の名義で口座を開設したときに孫の口座と判断する。
また、口座を開設したタイミングではなく、口座開設後、所定の期間が過ぎてから、仮想振込口座から口座に振り込まれてもよい。例えば、成人のお祝いとして、あらかじめ仮想振込口座に振込先、振込日、金額等を設定しておくことで、口座開設時の顧客情報(孫の生年月日等)に基づいて、20歳になったときを契機に仮想振込口座から口座に振り込まれるようにしてもよい。あるいは、孫が小中学校、高校、大学に入学したとき等を、仮想振込口座から孫の口座に振り込まれるタイミングとして設定してもよい。
このように、祖父が、まだ産まれていない孫のために、仮想振込口座を開設し、上述した設定を行うことで、孫が産まれた後に開設する口座にサプライズとして祖父から現金が振り込まれる。なお、現金のみではなく、メッセージを付加することも可能である。その場合、通帳に振込額とメッセージを記載してもよいし、ネットバンキング等を利用した場合は、メッセージが別途表示されるようにしてもよい。また、メッセージには、文字以外に画像(静止画、動画)を付加してもよい。また、メッセージは、祖父が、生前と死亡後とでは異なる内容としてもよい。
次に、祖父に複数の子供がいる場合について、説明する。図2に示すように、祖父には、3人の子供(長女、長男、次女)がいる。その場合であっても、あらかじめ開設している口座に紐付けられている仮想振込口座を3つ開設することで適用が可能である。なお、娘(長女)が妊娠中で、息子(長男)夫婦には、子供がいなく、次女が独身の場合、仮想振込口座を3つ設けているため、異なる設定をすることができる。例えば、妊娠中の娘は、子供(孫)が近日中に産まれるため、期限を1年とし、息子に対しては、子供(孫)が産まれる予定がないため、期限を5年と設定することができる。また、次女は、まだ結婚していないため、期限を多めに設定(例えば、10年)することも可能である。なお、振り込む金額を孫ごとに異なる金額にすることも可能である。また、期限内であれば設定した振込金額の増減も変更可能である。
(機能構成)
図3は、本実施形態に係る資産贈与管理サーバを含む本システムの機能構成を示す図である。
図3に示すように、本システムは、上述したように祖父母から孫の世代への生前贈与を金融機関の資産贈与管理サーバ20と、この資産贈与管理サーバ20とはネットワーク経由で接続され、祖父母が所持する情報端末10と、を備える。なお、資産贈与管理サーバ20と、ネットバンキングシステム30とは、統合されていてもよい。
資産贈与管理サーバ20は、典型的には、顧客情報登録手段21と、口座情報登録手段22と、仮想振込口座生成手段23と、顧客情報管理手段24と、口座振込実行手段25と、顧客情報データベース26(顧客情報DB)と、を備える。
顧客情報登録手段21は、顧客情報を顧客情報DB26の顧客情報テーブル100に格納する。具体的には、顧客情報登録手段21は、顧客が口座を開設する、あるいは登録情報を変更したタイミングで取得した顧客情報を顧客情報テーブル100に格納する。
口座情報登録手段22は、口座を開設したタイミングで取得した口座情報と、口座開設後、随時利用される口座の履歴情報を顧客情報DB26の口座情報テーブル200に格納する。
仮想振込口座生成手段23は、祖父母から孫の世代へ贈与する金額が少なくとも設定された金融機関における祖父母の口座に紐付けられた仮想振込口座を生成する。
顧客情報管理手段24は、顧客である祖父母から仮想振込口座の開設要求を受領すると、その仮想振込口座と祖父母の口座とを紐付ける。例えば、両者に同一の口座IDを設定することで紐付ける。
また、顧客情報管理手段24は、孫名義で新規に口座が開設されると、その口座と、祖父母の仮想振込口座とを紐付ける。具体的には、両親の口座から顧客情報を抽出し、その両親の口座名義とは異なる名義の口座開設を両親が行ったとき、孫の口座と判定する。そして、顧客情報管理手段24は、その口座と祖父母の仮想振込口座とを紐付ける。
口座振込実行手段25は、祖父母の仮想振込口座から孫の新規口座へ設定された金額の振込処理(移転処理)を実行させる。なお、仮想振込口座には、振込期限を設定してもよい。その場合、孫が新規口座を開設後、期限内に祖父母の仮想振込口座から新規口座へ設定された金額の振込処理を実行させる。例えば、孫が小中学校、高校、大学に入学したとき、20歳になったとき等を契機に仮想振込口座から口座に振り込まれるようにしてもよい。
また、仮想振込口座に、孫に対するメッセージを付加する設定をしてもよい。その場合、新規口座に振込処理を実行するときに、新規口座(通帳)に、金額にメッセージを添付して出力する。
また、仮想振込口座に祖父母が生前と死亡後で異なるメッセージを付加する設定をしてもよい。その場合、口座振込実行手段25は、祖父母が生前と死亡後で異なるメッセージを添付して出力する。
また、口座振込実行手段25は、設定された期限が過ぎた場合に、仮想振込口座に設定した金額を祖父母の口座へ返金又は寄付する返金処理を実行する。例えば、祖父母が仮想振込口座に100万円を期限1年で設定した場合、その期限内に孫の口座が開設されていないと、仮想振込口座に入金されている100万円は、祖父母の口座に返金される。また、仮想振込口座の設定時に、祖父母の口座へ返金ではなく、公共団体等に寄付するよう設定することも可能である。また、孫が実際に産まれなかったことが判明した場合は、贈与先を子供の口座に変更するようにしてもよい。
顧客情報DB26には、上述の顧客情報テーブル100と、口座情報テーブル200と、仮想振込口座テーブル300と、が割り付けられ記憶されている。
顧客情報テーブル100には、図4(a)にそのデータ構造の一例が示されているように、少なくとも、顧客ごとに割り当てられる「顧客ID」、「氏名」、「生年月日」、「住所」、等のデータ項目が登録される。
口座情報テーブル200には、図4(b)にそのデータ構造の一例が示されているように、少なくとも、顧客ごとに割り当てられる「顧客ID」、口座ごとに割り当てられる「口座ID」、「口座番号」、口座を開設した支店の「支店名」、口座の「利用履歴」等のデータ項目が登録される。
仮想振込口座テーブル300には、図4(c)にそのデータ構造の一例が示されているように、少なくとも、顧客ごとに割り当てられる「顧客ID」、仮想振込口座ごとに割り当てられる「仮想振込口座ID」、仮想振込口座を生成した口座と紐付けられた「口座ID」、「振込予定先」、振込の「金額」、「期限」等のデータ項目が登録される。
図4(c)によれば、顧客ID「No.00100」の仮想振込口座「No.001」は、口座ID「No.123456」と紐付けられており、振込予定先は、「娘(長女)の子供」となっている。また、振込の金額は、「¥1,000,000」であり、期限は、「2015/10/01〜2016/10/01」の1年間となっている。
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(処理フロー)
次に、本実施形態に係る資産贈与管理サーバの処理動作についてフローチャートを用いて説明する。以降の処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
図5及び図6は、本実施形態に係る資産贈与管理サーバの処理動作を示すフローチャートである。なお、顧客は、あらかじめ、口座を開設して、顧客情報登録手段21によって、その顧客の顧客情報を顧客情報テーブル100に登録しているものとする。また、本実施形態では、顧客は情報端末10を利用して、ネットバンキングシステム30にアクセスして、仮想振込口座を生成するものとする。
最初に、図5のフローチャートを用いて資産贈与管理サーバ20が仮想振込口座を生成及び設定を行う処理から説明する。図5に示すように、資産贈与管理サーバ20は、顧客の情報端末10から仮想振込口座生成依頼を受信すると(ステップS11“YES”)、顧客情報管理手段24が、その顧客の顧客情報を顧客情報テーブル100から抽出する(ステップS12)。
次に、仮想振込口座生成手段23は、情報端末10に、誰宛にいくら振り込む予定等の設定の入力を促す振込情報を送信する(ステップS13)。例えば、図7(a)に示すように、まず、情報端末10の画面に、口座の現在の残高が表示される。そして、顧客に仮想振込口座にいくら振り込むかを入力させ、振込手続きボタンを押下させる。
次に、情報端末10の画面が振込詳細設定に遷移する。図7(b)に示すように、設定欄には、「振込予定先」、「振込金額」、「期限」、「メッセージ」が表示され、顧客は、必要事項を入力する。なお、メッセージ欄の右にある詳細設定を押下することで、メッセージのフォントや画像の添付の設定ができる。また、祖父母が生前と死亡後とでは異なる内容を入力する設定も可能である。
図5のフローチャートの説明に戻り、資産贈与管理サーバ20は、情報端末10から入力された情報を受信すると(ステップS14“YES”)、仮想振込口座生成手段23が、設定した条件を登録の上、仮想振込口座を生成する(ステップS15)。そして、仮想振込口座生成手段23は、生成した仮想振込口座と顧客の口座の紐付けを行う(ステップS16)。
次に図6のフローチャートを用いて、孫が産まれ、その孫名義の口座へ、仮想振込口座から現金が振り込まれる処理について説明する。図6に示すように、新規で口座を開設したことを確認すると(ステップS21“YES”)、顧客情報管理手段24は、口座情報テーブル200に口座を開設した孫の親の口座が存在するか判定する(ステップS22)。
孫の親の口座が存在した場合(ステップS22“YES”)、顧客情報管理手段24は、その口座の顧客情報に基づいて、仮想振込口座テーブル300にその孫の情報(振込予定先)が登録されているか否かを検索する(ステップS23)。
一方、孫の親の口座が存在しない場合(ステップS22“NO”)、顧客情報管理手段24は、顧客の情報端末10から親の顧客情報と新規口座の顧客情報を取得し、顧客情報を顧客情報テーブル100に格納し(ステップS24)、ステップS23の処理に進む。
仮想振込口座テーブル300に孫の情報が登録されている場合(ステップS23“YES”)、口座情報登録手段22は、孫名義の口座を生成する(ステップS25)。次に、顧客情報管理手段24は、祖父母が存在するか否かを判定する(ステップS26)。なお、祖父母が存在しているか否かの判定方法として、例えば、金融機関が死亡届を受領しているか否かで判定する。祖父母が存在している場合(ステップS26“YES”)、口座振込実行手段25は、仮想振込口座テーブル300からメッセージAを抽出する(ステップS27)。一方、祖父母が存在しない場合(ステップS26“NO”)、口座振込実行手段25は、仮想振込口座テーブル300からメッセージBを抽出する(ステップS28)。なお、仮想振込口座にメッセージ設定がない場合は、ステップS27及びステップS28の処理は必要ないため、ステップS29の処理に進む。
続いて、口座振込実行手段25は、祖父母の仮想振込口座から振込予定金額を孫の新規口座に振り込みをさせるために勘定系システム50に指示を送る(ステップS29)。
そして、口座振込実行手段25によって、その振込情報が新規口座に記載又は情報端末10の画面に表示される(ステップS30)。例えば、図8(a)に示すように、通帳には、金額と、メッセージが記載される。また、ネットバンキングシステム30等を利用した場合は、その振り込まれた金額の欄を押下することで、新たな画面に遷移して、詳細のメッセージが表示されてもよい。例えば、祖父からのメッセージとして、「○○ちゃん 産まれてきてくれてありがとう!!」と表示される。なお、メッセージの名前は、口座の名義に基づいて自動的に入力される。
一方、孫の情報が登録されていない場合(ステップS23“NO”)、顧客情報管理手段24は、顧客又は顧客の情報端末10に、名義人不備としエラーメッセージを表示する(ステップS31)。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る資産贈与管理サーバ20によれば、孫に贈与する金額が少なくとも設定された祖父母の口座に紐付けられた仮想振込口座を生成し、孫名義で新規に開設する新規口座に仮想振込口座を紐付け、仮想振込口座から新規口座へ設定された金額の振込処理を実行させることで、祖父母から、まだ産まれていない孫に対して口座を介して現金を振り込むことが可能になる。この仕組みにより、高齢者(祖父母)から若年層(孫)への資金の移動をできるだけ簡単でかつ効率的に行うことができる。また、振込先未定の状態では金融機関から資金流出もされない上に、孫の口座が金融機関内に開設されるため、金融機関への若年層の取り込みの一助となる。
また、仮想振込口座に期限を設定することで、孫名義の新規口座を開設後、期限内に祖父母の仮想振込口座から新規口座へ設定された金額の振込処理を実行させる。また、期限が経過した場合に、仮想振込口座に設定した金額を祖父母の口座へ返金する返金又は寄付する処理を実行する。この仕組みにより、期限内に孫が誕生して新規口座を開設した場合、仮想振込口座から新規口座に設定した現金が振り込まれる。一方、期限内に孫が誕生せず、新規口座を開設しなかった場合は、祖父母の口座へ返金する仕組みを付加することで、祖父母側では安心して仮想振込口座に入金することができる。
また、仮想振込口座にメッセージを設定することで、振込処理を実行するときに新規口座にメッセージを添えて出力することができ、贈与される孫に対し心地よいサプライズを与えることができる。
なお、上記の実施形態では、主にネットバンキングシステムで仮想振込口座を生成するよう説明したが、顧客が金融機関の窓口で仮想振込口座を生成することも可能である。その場合、顧客から行員へ申請書又は口頭で必要事項を伝え、窓口端末40で、仮想振込口座を生成することになる。
また、上記の実施形態では、祖父母から孫の世代への生前贈与を行うことと説明したが、世代を更に跨いで、祖父母から曾孫への生前贈与を行うようにしてもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、資産贈与管理サーバ20について説明したが、本発明は、コンピュータ・プログラムの発明(資産贈与管理サーバのプログラム)としても捉えることもできる。
10 情報端末
20 資産贈与管理サーバ
21 顧客情報登録手段
22 口座情報登録手段
23 仮想振込口座生成手段
24 顧客情報管理手段
25 口座振込実行手段
26 顧客情報DB
100 顧客情報テーブル
200 口座情報テーブル
300 仮想振込口座テーブル
30 ネットバンキングシステム
40 窓口端末
50 勘定系システム

Claims (5)

  1. 祖父母から孫の世代への生前贈与を行うための金融機関の資産贈与管理サーバであって、
    前記孫に贈与する資金の金額が少なくとも設定された前記祖父母の銀行口座に紐付けられた仮想振込口座を生成する仮想振込口座生成手段と、
    前記孫の名義で新規に開設する新規口座に前記仮想振込口座を紐付けて管理する顧客情報管理手段と、
    前記仮想振込口座から前記新規口座への前記資金の移転処理を振込によって実行させる口座振込実行手段と、
    を備えることを特徴とする資産贈与管理サーバ。
  2. 前記仮想振込口座には更に期限が設定されており、
    前記口座振込実行手段は、前記孫の名義で新規口座を開設後、前記期限内に前記祖父母の仮想振込口座から前記新規口座へ前記資金の移転処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の資産贈与管理サーバ。
  3. 前記仮想振込口座には更にメッセージが設定されており、
    前記口座振込実行手段は、前記移転処理を実行するときに、前記新規口座に、前記金額に前記メッセージを添付して出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の資産贈与管理サーバ。
  4. 前記口座振込実行手段は、
    前記期限が経過した場合に、前記仮想振込口座に設定した前記金額を前記祖父母の銀行口座へ返金又は寄付する処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の資産贈与管理サーバ。
  5. 祖父母から孫の世代への生前贈与を振込によって行うための金融機関の資産贈与管理サーバのプログラムであって、
    前記資産贈与管理サーバに、
    前記孫に贈与する金額が少なくとも設定された前記祖父母の銀行口座に紐付けられた仮想振込口座を生成する手順と、
    前記孫の名義で新規に開設する新規口座に前記仮想振込口座を紐付けて管理する手順と、
    前記仮想振込口座から前記新規口座へ前記設定された金額の資金の移転処理を実行させる手順と、
    を実行させるプログラム。
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