JP2017063085A - 発光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 各発光ユニットから出射される光の色温度を制御して使用目的や使用状況等に応じた高い演色性を確保する。
【解決手段】 基板2に搭載された第1の半導体発光素子5と第1の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第1の封止蛍光層6とを有する第1の発光ユニット3と、基板に搭載された第2の半導体発光素子7と第2の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第2の封止蛍光層8とを有する第2の発光ユニット4とを備え、第1の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cを有し、第2の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cを有し、第1の半導体発光素子から光が出射されたときの第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と第2の半導体発光素子から光が出射されたときの第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】 基板2に搭載された第1の半導体発光素子5と第1の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第1の封止蛍光層6とを有する第1の発光ユニット3と、基板に搭載された第2の半導体発光素子7と第2の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第2の封止蛍光層8とを有する第2の発光ユニット4とを備え、第1の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cを有し、第2の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cを有し、第1の半導体発光素子から光が出射されたときの第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と第2の半導体発光素子から光が出射されたときの第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は半導体発光素子をそれぞれ有する第1の発光ユニットと第2の発光ユニットを備えた発光モジュールについての技術分野に関する。
光源として半導体発光素子が用いられた発光モジュールがあり、このような発光モジュールにはそれぞれ半導体発光素子を有する複数の発光ユニットを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された発光モジュールにあっては、各発光ユニットが光を出射する半導体発光素子と半導体発光素子から出射される光によって励起され所定の色で発光される蛍光体とを有し、蛍光体を含有する封止蛍光層によって半導体発光素子が封止されている。各発光ユニットの蛍光体としては赤色蛍光体、緑色蛍光体又は青色蛍光体のいずれかの蛍光体が用いられている。
このような発光モジュールにあっては、各発光ユニットから蛍光体の種類に応じた色の光が出射され、全体として所定の色度の照射光が照射される。
ところで、上記のような発光モジュールにおいては、使用目的や使用状況等に応じた各種の環境下で用いられるため、それぞれの環境下に応じた色で発光されることにより演色性の向上が図られることが望ましい。
そこで、本発明発光モジュールは、上記した問題点を克服し、各発光ユニットから出射される光の色温度を制御して使用目的や使用状況等に応じた高い演色性を確保することを目的とする。
第1に、本発明に係る発光モジュールは、基板に搭載された第1の半導体発光素子と前記第1の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第1の封止蛍光層とを有する第1の発光ユニットと、前記基板に搭載された第2の半導体発光素子と前記第2の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第2の封止蛍光層とを有する第2の発光ユニットとを備え、前記第1の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第1の蛍光体と第2の蛍光体を有し、前記第2の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第3の蛍光体と第4の蛍光体を有し、前記第1の半導体発光素子から光が出射されたときの前記第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と前記第2の半導体発光素子から光が出射されたときの前記第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なるものである。
これにより、第1の蛍光体及び第2の蛍光体を有する第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と第3の蛍光体及び第4の蛍光体を有する第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なる。
第2に、上記した本発明に係る発光モジュールにおいては、前記第1の半導体発光素子と前記第2の半導体発光素子が同一の半導体発光素子にされ、前記第1の蛍光体と前記第3の蛍光体が同一の蛍光体にされ、前記第2の蛍光体と前記第4の蛍光体が同一の蛍光体にされることが望ましい。
これにより、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットが同じ構成にされる。
第3に、上記した本発明に係る発光モジュールにおいては、前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体の含有比率が前記第3の蛍光体と前記第4の蛍光体の含有比率に対して異なることが望ましい。
これにより、第1の発光ユニットと第2の発光ユニットにおける蛍光体の含有比率の相違により第1の発光ユニットと第2の発光ユニットの波長の変換状態が異なる。
第4に、上記した本発明に係る発光モジュールにおいては、前記第1の封止蛍光層と前記第2の封止蛍光層の厚みが異なることが望ましい。
これにより、第1の封止蛍光層と第2の封止蛍光層の厚みに応じて第1の発光ユニットと第2の発光ユニットにおいて蛍光体の波長変換の頻度が変化される。
第5に、上記した本発明に係る発光モジュールにおいては、前記第1の封止蛍光層と前記第2の封止蛍光層がそれぞれ外層と内層によって構成され、前記第1の封止蛍光層の前記外層と前記第2の封止蛍光層の前記内層とに同一の蛍光体が含有され、前記第1の封止蛍光層の前記内層と前記第2の封止蛍光層の前記外層とに同一の蛍光体が含有されることが望ましい。
これにより、第1の半導体発光素子又は第2の半導体発光素子から出射された光が内層の蛍光体と外層の蛍光体において独立して波長変換される。
本発明によれば、第1の蛍光体及び第2の蛍光体を有する第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と第3の蛍光体及び第4の蛍光体を有する第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なるため、各発光ユニットから出射される光の色温度を制御して使用目的や使用状況等に応じた高い演色性を確保することができる。
以下に、本発明発光モジュールを実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
発光モジュール1は各種の照明装置に組み込まれ、例えば、洗面台の照明、デスクの照明、テーブルの照明、室内の照明等の各種の用途において用いられる。
発光モジュール1はハウジングと透光カバーによって構成された図示しない灯具外筐の内部に配置され、透光カバーを透過されて光が外部へ向けて照射される構成にされている。
発光モジュール1は図示しない接続端子が形成された基板2と基板2上に搭載された第1の発光ユニット3と基板2上に搭載された第2の発光ユニット4とを有している(図1参照)。第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4は同じ大きさ及び形状に形成されている。
第1の発光ユニット3は接続端子に接続された第1の半導体発光素子5と第1の半導体発光素子5を封止する第1の封止蛍光層6とを有している。
第1の半導体発光素子5としては紫色発光ダイオードが用いられている。
第1の封止蛍光層6は封止樹脂6aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第1の蛍光体6bと黄色蛍光体である第2の蛍光体6cとが用いられている。第1の封止蛍光層6は、例えば、図示しない半球状の透明なカバーによって覆われていてもよい。
第2の発光ユニット4は接続端子に接続された第2の半導体発光素子7と第2の半導体発光素子7を封止する第2の封止蛍光層8とを有している。
第2の半導体発光素子7としては紫色発光ダイオードが用いられている。従って、第2の半導体発光素子7は第1の半導体発光素子5と同一の発光ダイオードにされている。
第2の封止蛍光層8は封止樹脂8aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第3の蛍光体8bと黄色蛍光体である第4の蛍光体8cとが用いられている。従って、第2の封止蛍光層8は第1の封止蛍光層6と同一の蛍光体にされている。第2の封止蛍光層8は、例えば、図示しない半球状の透明なカバーによって覆われていてもよい。封止樹脂8aと封止樹脂6aとしては同一の種類が用いられている。
第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4においては、例えば、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cの含有比率が第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの含有比率と同じにされている。
上記のように、発光モジュール1は第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7として同一の半導体発光素子が用いられ、第1の蛍光体6bと第3の蛍光体8bとして同一の蛍光体が用いられ、第2の蛍光体6cと第4の蛍光体8cとして同一の蛍光体が用いられている。従って、第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4が同じ構成にされているため、製造コストの低減を図ることができる。
また、発光モジュール1においては、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7として指向性の低い紫色発光ダイオードが用いられている。従って、発光モジュール1は、青色発光ダイオードと黄色蛍光体(YAG蛍光体)を組み合わせた所謂青YAG方式のような照射範囲が狭く色ムラが生じ易いと言う不都合を生じ難く、青YAG方式の発光モジュールに比し色ムラの発生を抑制することができる。
さらに、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7として同一の発光ダイオードが用いられているため、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7に電流を供給する回路の単純化を図ることができる。
第1の発光ユニット3において、第1の半導体発光素子5に電流が供給されると第1の半導体発光素子5から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cに吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第1の発光ユニット3からは第1の半導体発光素子5から出射された光と第1の蛍光体6b及び第2の蛍光体6cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が照射される。
同様に、第2の発光ユニット4において、第2の半導体発光素子7に電流が供給されると第2の半導体発光素子7から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cに吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第2の発光ユニット4からは第2の半導体発光素子7から出射された光と第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が照射される。
このとき、例えば、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7に対して異なる大きさの電流が供給され、第1の発光ユニット3における波長の変換状態と第2の発光ユニット4における波長の変換状態とが異なるようにされ、第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4からそれぞれ出射される光の色温度が異なる。
このように第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4から出射される光の色温度が異なるため、両者の色温度を調節することにより、白色領域において暖色系から昼白色系までの所望の色の光を発光モジュール1から照射することができる。
従って、発光モジュール1にあっては、第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4から出射される光の色温度を制御して使用目的や使用状況等に応じた高い演色性を確保することができる。
尚、上記には、第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4において、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cの含有比率が第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの含有比率と同じにされた例を示したが、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cの含有比率が第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの含有比率と異なるようにされていてもよい。
第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cの含有比率が第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの含有比率と異なるようにされることにより、第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4における蛍光体の含有比率の相違により第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4の波長の変換状態が異なる。従って、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7に対して供給される電流の大きさに拘わらず光の色温度を制御することが可能になり、簡素な構成によって色温度の制御に関する自由度の向上を図ることができる。
また、発光モジュール1においては、第1の封止蛍光層6と第2の封止蛍光層8の厚みが異なるように構成することが可能である(図2参照)。
このように第1の封止蛍光層6と第2の封止蛍光層8の厚みが異なる構成にされることにより、厚みに応じて第1の発光ユニット3と第2の発光ユニット4において蛍光体の波長変換の頻度が変化される。従って、第1の半導体発光素子5と第2の半導体発光素子7に対して供給される電流の大きさに拘わらず光の色温度を制御することが可能になり、簡素な構成によって色温度の制御に関する自由度の向上を図ることができる。
尚、第1の封止蛍光層6と第2の封止蛍光層8の厚みが異なる構成にされた場合においても、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cの含有比率が第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの含有比率と異なるようにされていてもよい。
以下に、発光モジュール1の各変形例について説明する(図3乃至図6参照)。尚、以下に示す各変形例に係る発光モジュール1A、1B、1Cは、上記した発光モジュール1と比較して、封止蛍光層の構成が異なることのみが相違するため、発光モジュール1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については発光モジュール1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
第1の変形例に係る発光モジュール1Aは、基板2と第1の発光ユニット3Aと第2の発光ユニット4Aを有している(図3参照)。第1の発光ユニット3Aと第2の発光ユニット4Aは同じ大きさ及び形状に形成されている。
第1の発光ユニット3Aは第1の半導体発光素子5と第1の封止蛍光層6Aを有している。第1の封止蛍光層6Aは封止樹脂6aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第1の蛍光体6bと黄色蛍光体である第2の蛍光体6cとが用いられている。第1の封止蛍光層6Aは内層9と外層10の二層に構成され、内層9に第2の蛍光体6cが含有され外層10に第1の蛍光体6bが含有されている。
第2の発光ユニット4Aは第2の半導体発光素子7と第2の封止蛍光層8Aを有している。第2の封止蛍光層8Aは封止樹脂8aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第3の蛍光体8bと黄色蛍光体である第4の蛍光体8cとが用いられている。第2の封止蛍光層8Aは内層9と外層10の二層に構成され、内層9に第3の蛍光体8bが含有され外層10に第4の蛍光体8dが含有されている。
第1の発光ユニット3Aにおいて、第1の半導体発光素子5に電流が供給されると第1の半導体発光素子5から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第2の蛍光体6cと第1の蛍光体6bに順に吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第1の発光ユニット3Aからは第1の半導体発光素子5から出射された光と第2の蛍光体6c及び第1の蛍光体6bでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
同様に、第2の発光ユニット4Aにおいて、第2の半導体発光素子7に電流が供給されると第2の半導体発光素子7から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cに順に吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第2の発光ユニット4Aからは第2の半導体発光素子7から出射された光と第3の蛍光体8b及び第2の蛍光体6cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
このように発光モジュール1Aにあっては、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cと第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cがそれぞれ内層9と外層10に分かれて含有されているため、第1の半導体発光素子5又は第2の半導体発光素子7から出射された紫色の光が各蛍光体において独立して波長変換され蛍光体同士での再吸収や波長変換が生じず、光の取出効率の向上を図ることができる。
尚、発光モジュール1においても、第1の発光ユニット3Aと第2の発光ユニット4Aの第1の蛍光体6b、第2の蛍光体6c、第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8bの各厚みを適宜に変更することが可能である。
第2の変形例に係る発光モジュール1Bは、基板2と第1の発光ユニット3Bと第2の発光ユニット4Bを有している(図4参照)。
第1の発光ユニット3Bは第1の半導体発光素子5と第1の半導体発光素子5から光の出射方向において離隔して配置された第1の封止蛍光層6Bとを有している。第1の封止蛍光層6Bは封止樹脂6aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第1の蛍光体6bと黄色蛍光体である第2の蛍光体6cとが用いられている。
第2の発光ユニット4Bは第2の半導体発光素子7と第2の封止蛍光層8Bを有している。第2の封止蛍光層8Bは封止樹脂8aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第3の蛍光体8bと黄色蛍光体である第4の蛍光体8cと赤色蛍光体である第5の蛍光体8dと緑色蛍光体である第6の蛍光体8eとが用いられている。第2の封止蛍光層8Bは第2の半導体発光素子7を封止する内層9と内層9から離隔して配置された外層10の二層に構成され、内層9に第5の蛍光体8dと第6の蛍光体8eが含有され、外層10に第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cが含有されている。外層10は第1の封止発光層6Bと共通化されている。
発光モジュール1Bにおいては、第1の発光ユニット3Bにおける第1の蛍光体6b及び第2の蛍光体6cと第2の発光ユニット4Bにおける第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cが共通化されている。従って、構造の簡素化を図ることができる。
第1の発光ユニット3Bにおいて、第1の半導体発光素子5に電流が供給されると第1の半導体発光素子5から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cに吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第1の発光ユニット3Bからは第1の半導体発光素子5から出射された光と第1の蛍光体6b及び第1の蛍光体6cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
同様に、第2の発光ユニット4Bにおいて、第2の半導体発光素子7に電流が供給されると第2の半導体発光素子7から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第5の蛍光体8d及び第6の蛍光体8eと第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cに順に吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第2の発光ユニット4Bからは第2の半導体発光素子7から出射された光と第5の蛍光体8d、第6の蛍光体8e、第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
このように発光モジュール1Bにあっては、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cと第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの他に第5の蛍光体8dと第6の蛍光体8eを有しているため、色温度の制御に関する一層の自由度の向上を図ることができる。
また、第1の発光ユニット3Bと第2の発光ユニット4Bにおいて何れも最外層となる蛍光層が青色蛍光体と黄色蛍光体によって構成されて共通化されているため、発光モジュール1Bから照射される光の色ムラを抑制することができる。
さらに、第2の発光ユニット4Bにおいて、第2の半導体発光素子7から出射された紫色の光が内層9の蛍光体と外層10の蛍光体とにおいて独立して波長変換され内層9と外層10の蛍光体同士での再吸収や波長変換が生じず、光の取出効率の向上を図ることができる。
尚、発光モジュール1Bにおいても、第1の発光ユニット3Bと第2の発光ユニット4Bの蛍光体の各厚みを適宜に変更することが可能である。
第3の変形例に係る発光モジュール1Cは、基板2と第1の発光ユニット3Cと第2の発光ユニット4Cを有している(図5参照)。
第1の発光ユニット3Cは一列に並んで配置された第1の半導体発光素子5、5、・・・と第1の半導体発光素子5、5、・・・を封止する第1の封止蛍光層6Cとを有している。第1の封止蛍光層6Cは封止樹脂6aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体である第1の蛍光体6bと黄色蛍光体である第2の蛍光体6cとが用いられている。
第2の発光ユニット4Cは第1の半導体発光素子5、5、・・・と同じ方向において一列に並んで配置された第2の半導体発光素子7、7、・・・と第2の半導体発光素子7、7、・・・を封止する第2の封止蛍光層8Cとを有している。
第2の封止蛍光層8Cは封止樹脂8aに複数の種類の蛍光体が含有されて構成され、複数の種類の蛍光体としては、例えば、赤色蛍光体である第5の蛍光体8dと緑色蛍光体である第5の蛍光体8eとが用いられている。第2の封止蛍光層8Cは第2の半導体発光素子7、7、・・・をそれぞれ封止する内層9、9、・・・と内層9、9、・・・を封止する外層10の二層に構成されている。内層9に第5の蛍光体8dと第6の蛍光体8eが含有され、外層10に第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cが含有されている。
第1の発光ユニット3Cにおいて、第1の半導体発光素子5、5、・・・に電流が供給されると第1の半導体発光素子5、5、・・・から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cに吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第1の発光ユニット3Cからは第1の半導体発光素子5、5、・・・から出射された光と第1の蛍光体6b及び第1の蛍光体6cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
第2の発光ユニット4Cにおいて、第2の半導体発光素子7、7、・・・に電流が供給されると第2の半導体発光素子7、7、・・・から紫色の光が出射され、出射された光の少なくとも一部がそれぞれ第5の蛍光体8d、8d、・・・及び第6の蛍光体8e、8e、・・・と第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cに順に吸収されそれぞれの波長変換領域において波長変換されて発光される。従って、第2の発光ユニット4Cからは第2の半導体発光素子7、7、・・・から出射された光と第5の蛍光体8d、8d、・・・、第6の蛍光体8e、8e、・・・、第3の蛍光体8b及び第4の蛍光体8cでそれぞれ波長変換されて生成された光とが混合されて白色光が出射される。
このように発光モジュール1Cにあっては、第1の蛍光体6bと第2の蛍光体6cと第3の蛍光体8bと第4の蛍光体8cの他に第5の蛍光体8d、8d、・・・と第6の蛍光体8e、8e、・・・を有しているため、色温度の制御に関する一層の自由度の向上を図ることができる。
また、第1の発光ユニット3Cと第2の発光ユニット4Cにおいて何れも最外層となる蛍光層が青色蛍光体と黄色蛍光体によって構成されて共通化されているため、発光モジュール1Cから照射される光の色ムラを抑制することができる。
さらに、第2の発光ユニット4Cにおいて、第2の半導体発光素子7、7、・・・から出射された紫色の光が内層9の蛍光体と外層10の蛍光体とにおいて独立して波長変換され内層9と外層10の蛍光体同士での再吸収や波長変換が生じず、光の取出効率の向上を図ることができる。
加えて、複数の第1の半導体発光素子5、5、・・・が一つの第1の封止蛍光層6Cによって封止されると共に複数の第2の半導体発光素子7、7、・・・が第2の封止蛍光層8Cの一つの外層10によって封止されているため、構造の簡素化を確保した上で輝度の向上を図ることができる。
また、複数の第1の半導体発光素子5、5、・・・と複数の第2の半導体発光素子7、7、・・・とがそれぞれ一列に配置されており、配線の自由度の向上を図ることができる。
尚、上記には、第1の発光ユニット3Cと第2の発光ユニット4Cが各別に構成された例を示したが、第1の発光ユニット3Cと第2の発光ユニット4Cが一体化された発光モジュール1Dを構成することも可能である(図6参照)。
発光モジュール1Dにあっては、第1の半導体発光素子5、5、・・・と第2の半導体発光素子7、7、・・・が交互に配置され、第2の半導体発光素子7、7、・・・が内層9、9、・・・によって封止され、第1の半導体発光素子5、5、・・・と内層9、9、・・・が外層10によって封止されている。内層9の蛍光体としては、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体が用いられ、外層10の蛍光体としては、例えば、青色蛍光体と黄色蛍光体が用いられている。
このように発光モジュール1Dにあっては、第1の発光ユニット3Cと第2の発光ユニット4Cが一つの外層10に封止されて一体化された構成にされているため、第1の半導体発光素子5、5、・・・と第2の半導体発光素子7、7、・・・から出射される光が均一化されて外部へ向けて照射され易く、色ムラの発生を抑制することができる。
尚、上記した発光モジュール1、1A、1Cにおいては、第1の発光ユニット3、3A、3Cの第1の蛍光体6bと第2の発光ユニット4、4A、4Cの第3の蛍光体8bを異なる種類の蛍光体にし、第1の発光ユニット3、3A、3Cの第2の蛍光体6cと第2の発光ユニット4、4A、4Cの第4の蛍光体8cを異なる種類の蛍光体にすることが可能である。
1…発光モジュール、2…基板、3…第1の発光ユニット、4…第2の発光ユニット、5…第1の半導体発光素子、6…第1の封止蛍光層、6a…第1の蛍光体、6b…第2の蛍光体、7…第2の半導体発光素子、8…第2の封止蛍光層、8b…第3の蛍光体、8c…第4の蛍光体、9…内層、10…外層、1A…発光モジュール、3A…第1の発光ユニット、4A…第2の発光ユニット、6A…第1の封止蛍光層、8A…第2の封止蛍光層、1B…発光モジュール、3B…第1の発光ユニット、4B…第2の発光ユニット、6B…第1の封止蛍光層、8B…第2の封止蛍光層、1C…発光モジュール、3C…第1の発光ユニット、4C…第2の発光ユニット、6C…第1の封止蛍光層、8C…第2の封止蛍光層、1D…発光モジュール
Claims (5)
- 基板に搭載された第1の半導体発光素子と前記第1の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第1の封止蛍光層とを有する第1の発光ユニットと、
前記基板に搭載された第2の半導体発光素子と前記第2の半導体発光素子を封止し複数の種類の蛍光体を含有する第2の封止蛍光層とを有する第2の発光ユニットとを備え、
前記第1の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第1の蛍光体と第2の蛍光体を有し、
前記第2の封止蛍光層は波長変換領域が異なる第3の蛍光体と第4の蛍光体を有し、
前記第1の半導体発光素子から光が出射されたときの前記第1の発光ユニットにおける波長の変換状態と前記第2の半導体発光素子から光が出射されたときの前記第2の発光ユニットにおける波長の変換状態とが異なる
発光モジュール。 - 前記第1の半導体発光素子と前記第2の半導体発光素子が同一の半導体発光素子にされ、
前記第1の蛍光体と前記第3の蛍光体が同一の蛍光体にされ、
前記第2の蛍光体と前記第4の蛍光体が同一の蛍光体にされた
請求項1に記載の発光モジュール。 - 前記第1の蛍光体と前記第2の蛍光体の含有比率が前記第3の蛍光体と前記第4の蛍光体の含有比率に対して異なる
請求項1又は請求項2に記載の発光モジュール。 - 前記第1の封止蛍光層と前記第2の封止蛍光層の厚みが異なる
請求項1、請求項2又は請求項3に記載の発光モジュール。 - 前記第1の封止蛍光層と前記第2の封止蛍光層がそれぞれ外層と内層によって構成され、
前記第1の封止蛍光層の前記外層と前記第2の封止蛍光層の前記内層とに同一の蛍光体が含有され、
前記第1の封止蛍光層の前記内層と前記第2の封止蛍光層の前記外層とに同一の蛍光体が含有された
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の発光モジュール。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018178763A1 (en) | 2017-03-28 | 2018-10-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Heating device for exhaust catalyst |
JP2018182152A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | スタンレー電気株式会社 | 白色発光装置 |
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2015
- 2015-09-24 JP JP2015186683A patent/JP2017063085A/ja active Pending
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