JP2017061305A - 航空機用の後部エンジンナセルの形状 - Google Patents

航空機用の後部エンジンナセルの形状 Download PDF

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Abstract

【課題】航空機に組み込むために特別に設計されたナセルを有する後部エンジンを提供する。【解決手段】航空機10の胴体20は、航空機の前方端から後方端16に向かって延在する。後部エンジン200は、後方端に近接して胴体に取り付けられ、ファン222およびナセル224を含む。ファンは、後部エンジンの中心軸220の周りに回転可能で複数のファンブレード228を含む。ナセルは、ファンブレードを囲み、前方端246を有する下部248を定め、前方端に湾曲面を定め、湾曲面は、湾曲面が最小の曲率半径を定める基準点を含む。ナセルはさらに、基準点から垂直に延在する垂直基準線を定める。垂直基準線は、後部エンジンの中心軸とゼロより大きな角度を定めて、例えば、後部エンジンに最大限の空気流量が入ることを可能にする。【選択図】図5

Description

本主題は一般に、航空機用の後部エンジンに関し、より詳細には、航空機に組み込むために特別に設計されたナセルを有する後部エンジンに関する。
従来の商用航空機は一般に、胴体、一対の翼、および推力を与える推進システムを含む。推進システムは典型的には、ターボファンジェットエンジンなどの少なくとも2つの航空機用エンジンを含む。各ターボファンジェットエンジンは、翼の下に吊り下げられる位置などに、航空機の翼のそれぞれ1つに翼および胴体から離して取り付けられる。このような構成によって、ターボファンジェットエンジンは、翼および/または胴体によって影響を受けない別々の自由流れの空気流と相互作用することができる。この構成は、各ターボファンジェットエンジンの入口に入る空気の乱れの量を低減することができ、このことは航空機の正味の推進力に良い効果を有する。
しかしながら、ターボファンジェットエンジンを含む航空機への抗力もまた航空機の正味の推進力に影響を与える。表面摩擦抗力、形状抗力、および誘導抗力を含む航空機への全抗力は一般に、航空機に近づく空気の自由流れの速度と、航空機の抵抗によって生じる航空機の下流のウェークの平均速度との間の差に比例する。
抗力の影響を相殺する、かつ/またはターボファンジェットエンジンの効率を改善するためのシステムが提案されてきた。例えば、特定の推進システムは、境界層吸い込みシステムを組み入れて、例えば、胴体および/または翼にわたって境界層を形成する比較的低速度で動く空気の一部分をターボファンジェットエンジンのファンセクションの上流でターボファンジェットエンジン内に送り込む。この構成は、航空機の下流で境界層の空気流を再付勢することによって抗力を低減することができるが、境界層からターボファンジェットエンジンに入る比較的低速度で動く空気の流れは一般に、不均一または乱れた速度プロフィールを有している。その結果、このようなターボファンジェットエンジンでは、航空機の抗力を低減するすべての利益を小さくする、または打ち消す、効率の損失が生じる可能性がある。
航空機に専用の境界層吸い込み推進器を付け加えることができる。しかしながら、境界層吸い込み空気を航空機の後端で吸い込むようにこのような境界層吸い込み推進器を配置した場合、このような境界層吸い込み推進器は航空機の離陸角度と干渉する場合がある。したがって、航空機の胴体にわたって境界層を形成する低速度で動く空気を再付勢することができる航空機は有用となろう。具体的には、航空機の離陸角度と干渉することなく、航空機の胴体にわたって境界層を形成する低速度で動く空気を再付勢することができる航空機は特に有益である。
米国特許第9038398号公報
本発明の態様および利点は、以下の説明で部分的に明らかにされ、またはその説明から理解することができ、または本発明の実施を通じて学ぶことができる。
本開示の1つの例示的な実施形態では、後部エンジンが提供される。後部エンジンは中心軸を定め、航空機の後方端で航空機に取り付けられるように構成される。後部エンジンは、中心軸の周りに回転可能で複数のファンブレードを含むファンを含む。後部エンジンはまた、ファンの複数のファンブレードを取り囲むナセルを含む。ナセルは、前方端を有する下部を定める。ナセルは下部の前方端に湾曲面を定め、湾曲面は、湾曲面が最小の曲率半径を定める基準点を含む。ナセルはさらに、基準点から垂直に延在する垂直基準線を定める。垂直基準線は、後部エンジンの中心軸とゼロより大きな角度を定める。
本開示の別の例示的な実施形態では、航空機が提供される。航空機は前方端と後方端との間を延在し、長手方向の中心線を定める。航空機は、航空機の前方端から航空機の後方端に向かって延在する胴体、および航空機の後方端に近接して胴体に取り付けられた後部エンジンを含む。後部エンジンは、航空機の長手方向の中心線に平行に延在する中心軸を定める。後部エンジンは、中心軸の周りに回転可能で複数のファンブレードを含むファン、およびファンの複数のファンブレードを取り囲むナセルを含む。ナセルは、前方端を有する下部を定める。ナセルは、下部の前方端に湾曲面を定め、湾曲面は、湾曲面が最小の曲率半径を定める基準点を含む。ナセルはさらに、基準点から垂直に延在する垂直基準線を定める。垂直基準線は、後部エンジンの中心軸とゼロより大きな角度を定める。
本開示のさらに別の例示的な実施形態では、後部エンジンが提供される。後部エンジンは中心軸を定め、航空機の後方端で航空機に取り付けられるように構成される。後部エンジンは、中心軸の周りに回転可能であり、複数のファンブレードを含むファンを含む。後部エンジンはまた、ファンの複数のファンブレードを取り囲むナセルを含み、前方端を有する下部を定める。ナセルは、ナセルの下部の前方端によどみ点を定め、よどみ点から垂直に延在する垂直基準線を有する。垂直基準線は、後部エンジンの中心軸とゼロより大きな角度を定める。
本発明のこれらのおよび他の特徴、態様、および利点は、以下の説明および添付の特許請求の範囲を参照すればよりよく理解できるであろう。添付の図面は、本明細書に組み込まれ、その一部を構成するものであり、本記述と併せて本発明の実施形態を例示して本発明の原理を説明する働きをしている。
当業者を対象として、最良の態様を含む本発明の完全かつ有効な開示を、添付の図を参照して本明細書で説明する。
本開示の様々な例示的な実施形態による航空機の上面図である。 図1の例示的な航空機の左側面図である。 本開示の例示的な実施形態によるガスタービンエンジンの概略断面図である。 図1の例示的な航空機の後方端の拡大概略断面図である。 本開示の例示的な実施形態による後部エンジンの概略断面図である。 図5の例示的な後部エンジンの中心線軸に沿った図5の例示的な後部エンジンの入口の断面図である。 図5の例示的な後部エンジンの下部の拡大概略断面図である。
次に、1つまたは複数の例が添付図面に示されている本発明の実施形態を詳細に参照する。詳細な説明では、図面内の要素を指すために数字表示および文字表示を使用する。図面および記述における類似または同様の表示は、本発明の類似または同様の部品を指すために使用されている。本明細書で使用するとき、用語「第1の」、「第2の」、および「第3の」は、1つの構成部品を別の構成部品と区別するために交換可能に使用される場合があり、個々の構成部品の位置または重要性を意味することを意図していない。用語「上流」および「下流」は、流体経路での流体の流れに関する相対的な方向を指す。例えば、「上流」は流体が流れて来る元の方向を指し、「下流」は流体が流れて行く先の方向を指す。
次に、図全体を通して同一の数字が同じ要素を示している図面を参照すると、図1は、本発明の様々な実施形態を取り入れることができる例示的な航空機10の上面図である。図2は、図1に示した航空機10の左側24の側面図である。図1および2にともに示すように、航空機10は、航空機10を通って延在する長手方向の中心線12、鉛直方向V、横方向L、前方端14、および後方端16を定める。さらに、航空機10は、航空機10の前方端14と後方端16との間を延在する中央線18を定める。本明細書で使用するとき、「中央線」は、航空機10の付属物(翼22および下記で論じる安定板など)を考慮しない航空機10の長さに沿って延在する中央点の線を指す。
さらに、航空機10は、航空機10の前方端14から航空機10の後方端16に向かって長手方向に延在する胴体20および一対の翼22を含む。このような翼22のうちの第1の翼は、胴体20の左側24から長手方向の中心線12に関して横方向外向きに延在し、このような翼22のうちの第2の翼は、胴体20の右側26から長手方向の中心線12に関して横方向外向きに延在する。図示の例示的な実施形態の翼22のそれぞれは、1つまたは複数の前縁フラップ28、および1つまたは複数の後縁フラップ30を含む。航空機10はさらに、ヨー制御のための方向舵フラップ34を有する垂直安定板32、およびピッチ制御のための昇降舵フラップ38をそれぞれ有する一対の水平安定板36を含む。胴体20はさらに外面40を含む。
図1および2の例示的な航空機10はまた推進システムを含む。例示的な推進システムは複数の航空機エンジンを含み、それらのうちの少なくとも1つは一対の翼22のそれぞれに取り付けられている。具体的には、複数の航空機エンジンは、一対の翼22のうちの第1の翼に取り付けられた第1の航空機エンジン42、および一対の翼22のうちの第2の翼に取り付けられた第2の航空機エンジン44を含む。少なくとも特定の例示的な実施形態では、航空機エンジン42、44は、翼下構成で翼22の下に吊り下げられたターボファンジェットエンジンとして構成することができる。例えば、少なくとも特定の例示的な実施形態では、第1および/または第2の航空機エンジン42、44は、図3を参照して下記で説明する例示的なターボファンジェットエンジン100と実質的に同じ態様で構成することができる。しかしながら、その代わりに、他の例示的な実施形態では、任意の他の適切な航空機エンジンを設けることができる。例えば、他の例示的な実施形態では、第1および/または第2の航空機エンジン42、44はその代わりに、ターボジェットエンジン、ターボシャフトエンジン、ターボプロップエンジンなどとして構成することができる。
さらに、推進システムは、航空機10の後方端16に近接して、より詳細には、翼22および航空機エンジン42、44の後方の位置で航空機10の胴体20に取り付けられた後部エンジン200を含む。例示的な後部エンジン200は、中央線18が後部エンジン200を通って延在するように航空機10の胴体20に取り付けられる。後部エンジン200については、図4から7を参照して下記でより詳細に論じる。
詳細に図2を参照すると、航空機10は、胴体20の下側および翼22の下側から延在する車輪46などの着陸装置をさらに含む。胴体20は、後方端16が地面をこすることなしに航空機10が地面との離陸角度48で離着陸できるように設計される。下記で論じるように、例示的な胴体20および本明細書で説明する後部エンジン200は、航空機10の後方端16に近接して後部エンジン200を追加しても、航空機10が所望の離陸角度48を維持することができるように設計される。なお、図示の実施形態では、航空機10の長手方向の中心線12は、航空機10が地上にあるときには地面に平行である。したがって、図示の最大離陸角度48は代替的に、航空機10の長手方向の中心線12で定めることができる(図2の角度48’として示す)。
次に、図3を参照すると、例示的な航空機エンジンの概略断面図が示されている。具体的には、図示の実施形態では、航空機エンジンは、本明細書では「ターボファンエンジン100」と呼ぶ高バイパスターボファンジェットエンジンとして構成されている。下記で論じるように、図1および2で説明した例示的な航空機10の第1および/または第2の航空機エンジン42、44の一方または両方は、図3の例示的なターボファンエンジン100と実質的に同じ態様で構成することができる。
図3に示すように、ターボファンエンジン100は、軸方向A1(参考のために示した長手方向の中心線102に平行に延在する)および半径方向R1を定める。一般に、ターボファン100は、ファンセクション104、およびファンセクション104の下流に配置されたコアタービンエンジン106を含む。
図示の例示的なコアタービンエンジン106は一般に、環状の入口110を定める実質的に管状の外側ケーシング108を含む。外側ケーシング108内には、直列流れ関係で、ブースタまたは低圧(LP:low pressure)圧縮機112および高圧(HP:high pressure)圧縮機114を含む圧縮機セクション、燃焼セクション116、高圧(HP)タービン118および低圧(LP)タービン120を含むタービンセクション、ならびにジェット排気ノズルセクション122が収まっている。高圧(HP)シャフトまたはスプール124は、HPタービン118をHP圧縮機114に駆動可能に接続する。低圧(LP)シャフトまたはスプール126は、LPタービン120をLP圧縮機112に駆動可能に接続する。圧縮機セクション、燃焼セクション116、タービンセクション、およびノズルセクション122は一緒になってコア空気流路37を定める。
図示の実施形態では、ファンセクション104は可変ピッチファン128を含み、可変ピッチファン128は、ディスク132に間隔を置くように結合された複数のファンブレード130を有する。図示のように、ファンブレード130は、半径方向R1に概ね沿ってディスク132から外向きに延在して、ファン直径Dを定める。ファンブレード130が、ファンブレード130のピッチを同時にまとめて変えるように構成された適切な作動部材134に動作可能に結合されることによって、各ファンブレード130はディスク132に対してピッチ軸Pの周りを回転することができる。ファンブレード130、ディスク132、および作動部材134は、動力歯車装置136を通るLPシャフト126によって、長手方向軸102の周りを一緒に回転することができる。動力歯車装置136は、LPシャフト126に対してファン128の回転速度をより効率的なファン回転速度に調節するための複数の歯車を含む。
図3の例示的な実施形態をさらに参照すると、ディスク132は、空気流が複数のファンブレード130を通りやすくなるように空気力学的な輪郭をもつ回転可能な前面ハブ138によって覆われる。さらに、例示的なファンセクション104は、ファン128および/または少なくともコアタービンエンジン106の一部分を周方向に取り囲む環状のファンケーシングまたは外側ナセル140を含む。ナセル140は、周方向に離間した複数の出口案内翼142によって、コアタービンエンジン106に対して支持されるように構成することができることを理解されたい。さらに、ナセル140の下流セクション144は、コアタービンエンジン106の外側部分を覆って延在して、それらとの間にバイパス空気流通路146を定めることができる。
しかしながら、図3に示した例示的なターボファンエンジン100は単なる一例にすぎず、他の例示的な実施形態では、ターボファンエンジン100は、例えば、任意の適切な数のシャフトまたはスプール、圧縮機、ならびに/あるいはタービンを含む任意の他の適切な構成を有することができることを理解されたい。
次に、図4を参照すると、図1および2を参照して上記で説明した例示的な航空機10の後方端16の拡大図が示されている。上記で論じたように、航空機10の胴体20は全体として、航空機10の前方端14から航空機10の後方端16に向かって延在し、後部エンジン200は航空機10の後方端16に近接して胴体20に取り付けられている。胴体20は、鉛直方向Vに沿って上側202および下側204を定める。
さらに、図示の例示的な胴体20は、航空機10の後方端16に近接して配置された切頭体206を定める。具体的には、図示の実施形態では、切頭体206は航空機10の一対の翼22の後方に配置される。本明細書で使用するとき、用語「切頭体」は一般に、2つの平行面の間にある形状の一部分を指す。したがって、図示の実施形態では、切頭体206は、第1の面または前方面208と第2の面または後方面210との間に定められ、前方面208と後方面210とは互いに平行で、航空機10の長手方向の中心線12(図1および2参照)に垂直である。仮想線で示すように、切頭体206は、胴体20の上側202で切頭体206に沿って延在する上基準線212、および胴体20の下側204で切頭体206に沿って延在する下基準線214を定める。なお、図示の切頭体206は、航空機10の後方端16に近づくにつれて概ね先細の形状を有し、その結果、上基準線212と下基準線214とは切頭体206の後方の基準点215で交わる。具体的には、例示的な切頭体206は前方面208で鉛直方向Vに沿う高さを定め、その高さは後方面210で鉛直方向に沿う高さVよりも高い。
図示の例示的な切頭体206は、前方面208と後方面210との間で直線状の上側と直線状の下側とを有する概ね円錐台形を定める。したがって、切頭体206の上基準線212は、胴体20の上側202において切頭体206の表面に沿って(すなわち、胴体20の表面40に沿って)延在し、下基準線214は、胴体20の下側204において切頭体206の表面に沿って(すなわち、これもまた、胴体20の表面40に沿って)延在する。しかしながら、他の実施形態では、切頭体206はその代わりに、胴体20の上側202および/または胴体20の下側204において前方面208と後方面210との間で曲線を有する表面を定めることができる。このような実施形態では、上基準線212および下基準線214は上記の代わりに、胴体20の上側202および下側204において前方面208と後方面210との間を切頭体206の表面の中央線に沿って延在することができる。
さらに図4を参照すると、胴体20はさらに切頭体206の後方に位置する凹陥部216を定める。凹陥部216は、胴体20の下側204において下基準線214から内向きに(すなわち、航空機10の中央線18に向かって)窪んでいる。同様に、図示の実施形態では、凹陥部216はまた、胴体20の上側202において上基準線212から内向きに窪んでいる。さらに、図示のように、凹陥部216は、下基準線214から見て下側凹部218を含む。さらに、胴体20の下側204の凹陥部216は、長手方向の中心線12と角度219を定めていることが理解される。胴体20の下側204の凹陥部216によって定められた長手方向の中心線12との角度219は、長手方向の中心線12と定められた最大離陸角度48(図2参照)より大きい。例えば、角度219は、最大離陸角度48より少なくとも約10パーセント大きくすることができる。
少なくとも特定の例示的な実施形態では、胴体20の下側204の凹陥部216によって長手方向の中心線12と定められた角度219はまた、通常の飛行中、後部エンジン200が作動していなければ流れが剥離する閾角度より大きくすることができる。詳細には、角度219は、通常の飛行中(すなわち、航空機10の通常の巡航速度および高度で)、後部エンジン200が存在せず、作動していない場合、空気が胴体20の下側204の凹陥部216から剥離するような角度にすることができる。例えば、特定の例示的な実施形態では、角度219は少なくとも約13度とすることができる。しかしながら、他の例示的な実施形態では、角度219はその代わりに、少なくとも約14度、少なくとも約15度、または少なくとも約16度とすることができる。理解されるように、本明細書で使用するとき、用語「剥離」または「剥離する」は、流体流れを説明するために使用するときには、物体の周りの流体流れがその物体の表面から離れて、渦巻/渦の形態となり、その結果、このような物体への抗力を増大させ得る状態を指す。
なお、さらに図4を参照すると、図示の実施形態では、切頭体206は、胴体20が円筒部分から先細になるところから始まって凹陥部216までの間の胴体20の部分より形成される。これに応じて、切頭体206は、平均高さ(すなわち、前方面208における高さと後方面210における高さの平均高さ)に対する長さ(長手方向の中心線12に沿った長さ)の比を約0.2以上、例えば、約0.25、0.4、または0.5以上などに定めることができる。さらに、例えば、図2で分かるように、下基準線214は、長手方向の中心線12との角度を、航空機10の離陸角度48と実質的に同じに定めることができる。本明細書で使用するとき、「おおよそ」、「実質的に」、または「約」などの近似の用語は、10パーセントの誤差の範囲内にあることを指すことを理解されたい。
次に、図5も参照すると、図1および2の例示的な後部エンジン200の拡大概略断面図が示されている。論じたように、例示的な後部エンジン200は、航空機10の後方端16に近接して胴体20に取り付けられている。図示の後部エンジン200は、参考のために後部エンジン200を通って延在する長手方向の中心線軸220に沿って延在する軸方向A2、半径方向R2、および周方向C2を定める(図6参照)。
さらに、図示の実施形態では、後部エンジン200は、航空機10の胴体20を覆う境界層を形成する空気を吸い込んで消費するように構成された境界層吸い込みエンジンとして構成される。具体的には、図示の実施形態では、後部エンジン200は、航空機10の胴体20に取り付けられた境界層吸い込みファンとして構成される。
後部エンジン200は、中心線軸220の周りに回転可能なファン222、ファン222の一部分の周りを延在するナセル224、およびナセル224と航空機10の胴体20との間を延在する1つまたは複数の構造部材226を含む。ファン222は周方向C2に概ね沿って離間した複数のファンブレード228を含む。さらに、ナセル224は複数のファンブレード228の周りを延在して取り囲み、胴体20の凹陥部216に隣接して延在する。詳細には、ナセル224は、図5に示すように、後部エンジン200が航空機10に取り付けられたとき、航空機10の胴体20の少なくとも一部分の周りを延在する。
図5にまた示すように、ファン222はさらにファンシャフト230を含み、ファンシャフト230には複数のファンブレード228が取り付けられている。図示はしていないが、ファンシャフト230は、複数のファンブレード228の前方に配置された1つまたは複数の軸受、および、任意に、複数のファンブレード228の後方に配置された1つまたは複数の軸受によって回転可能に支持することができる。このような軸受は、ころ軸受、玉軸受、スラスト軸受などの任意の適切な組み合わせとすることができる。
特定の例示的な実施形態では、複数のファンブレード228は、ファンシャフト230に固定するように取り付けることができる、または、その代わりに、複数のファンブレード228はファンシャフト230に回転可能に取り付けることができる。例えば、複数のファンブレード228は、複数のファンブレード228のそれぞれのピッチを、ピッチ変更機構(図示せず)によって、例えば同時に変えるように、ファンシャフト230に取り付けることができる。
ファンシャフト230は、航空機10の胴体20の中に少なくとも部分的に配置された動力源232に機械的に結合される。図示の実施形態では、ファンシャフト230は、歯車装置234を通じて動力源232に機械的に結合される。歯車装置234は、後部エンジン200のファン222が所望の回転速度で回転するように、動力源232の回転速度、またはむしろ動力源232のシャフト236の回転速度を変えるように構成することができる。歯車装置234は、固定比の歯車装置とすることができる、または、その代わりに、歯車装置234は可変歯車比とすることができる。
動力源232は任意の適切な動力源とすることができる。例えば、特定の例示的な実施形態では、動力源232は電源とすることができる(例えば、後部エンジン200は、第1および/または第2の航空機エンジン42、44を有するガス−電気推進システムの一部として構成することができる)。しかしながら、他の例示的な実施形態では、動力源232はその代わりに、ガスタービンエンジンなどの専用のガスエンジンとして構成することができる。さらに、特定の例示的な実施形態では、動力源232は、例えば、航空機10の胴体20、または後部エンジン200の中の任意の他の適切な場所に配置することができる。例えば、特定の例示的な実施形態では、動力源232は、少なくとも部分的に後部エンジン200内に配置されたガスタービンエンジンとして構成することができる。
さらに図4および5を参照すると、1つまたは複数の構造部材226は、複数のファンブレード228の前方の位置で、ナセル224と航空機10の胴体20との間を延在する。図示の実施形態の1つまたは複数の構造部材226は、後部エンジン200を航空機10の胴体20に取り付けるために、ナセル224と航空機10の胴体20との間を実質的に半径方向R2に沿って延在する。しかしながら、他の例示的な実施形態では、1つまたは複数の構造部材226はその代わりに、実質的に軸方向A2に沿って、または軸方向A2と半径方向R2との間の他の任意の方向で延在することができることも理解されたい。
図示の1つまたは複数の構造部材226はファン222のための入口案内翼として構成され、その結果、1つまたは複数の構造部材226は、後部エンジン200に入る空気の流れを方向づけて、調節して後部エンジン200の効率を上昇させるような形状および向きにされる。特定の例示的な実施形態では、1つまたは複数の構造部材226は、ナセル224と航空機10の胴体20との間を延在する固定入口案内翼として構成することができる、または、その代わりに、1つまたは複数の構造部材226は可変入口案内翼として構成することができる。
さらに、後部エンジン200は、1つまたは複数の出口案内翼238およびテールコーン240を含む。図示の実施形態の1つまたは複数の出口案内翼238はナセル224とテールコーン240との間を延在して、例えば、後部エンジン200に強度と剛性を加えるとともに後部エンジン200を通る空気の流れを方向づける。出口案内翼238は、周方向C2に沿って均等に間隔を置いて配置することができる(図6参照)、または任意の他の適切な間隔で配置することができる。さらに、出口案内翼238は固定出口案内翼とすることができる、または、その代わりに、可変出口案内翼とすることができる。
複数のファンブレード228の後方に、図示の実施形態では、1つまたは複数の出口案内翼238の後方に、後部エンジン200はさらに、ナセル224とテールコーン240との間にノズル242を定める。ノズル242は、ノズル242を通って流れる空気からある程度の推力を発生するように構成することができ、テールコーン240は、後部エンジン200への抗力の量を最小にするような形状とすることができる。しかしながら、他の実施形態では、テールコーン240は任意の他の形状を有することができ、例えば、ナセル224の後方端の前方で終端となって、その結果、テールコーン240がナセル224によって後方端で囲い込まれるようにすることができる。さらに、他の実施形態では、後部エンジン200は、測定可能な推力をまったく発生しないように構成することができる、また、その代わりに、航空機10の胴体20の空気の境界層から空気を吸い込んで、このような空気にエネルギーを加えて/速度を増加させて、航空機10への抗力全体を低減する(したがって、航空機10の正味の推力を増大させる)ように構成することができる。
図4および5を参照しながら、次に図6もまた参照すると、後部エンジン200またはむしろナセル224は、ナセル224の前方端246に入口244を定める。入口244は、ナセル224と胴体20とによって定められる、すなわち、ナセル224と胴体20との間に定められる。上記のように、後部エンジン200のナセル224は、後部エンジン200のファン222の複数のファンブレード228の周りを延在して取り囲む。図示の実施形態では、ナセル224はまた、後部エンジン200の中心軸220の周りを少なくとも部分的に、航空機10の中央線18の周りを少なくとも部分的に、かつ、航空機10の胴体20の凹陥部216の周りを少なくとも部分的に延在する。具体的には、図示の実施形態では、ナセル224は、後部エンジン200の中心軸220の周りを実質的に360度(360°)、航空機10の中央線18の周りを実質的に360度(360°)、かつ、航空機10の胴体20の凹陥部216の周りを実質的に360度(360°)延在する。
なお、後部エンジン200のナセル224が胴体20の凹陥部216の周りを少なくとも部分的に延在するように後部エンジン200を配置することによって、ナセル224の下部248が、例えば、航空機10の離陸角度48(図2も参照)と干渉しないようにすることができる。例えば、図示のように、後部エンジン200のナセル224は、少なくとも、切頭体206によって定められた下基準線214の内側に位置する部分を含む(図3も参照)。図示の実施形態では特に、ナセル224の下部248の全体が、切頭体206の下基準線214と一直線状に、または下基準線214の内側に配置されている。少なくとも特定の従来技術の航空機では、切頭体206の下基準線214は、航空機の後方端での胴体の下部の従来の形状を示している。
しかしながら、後部エンジン200のナセル224は胴体20の凹陥部216の周りに配置され、少なくともナセル224の下部248は切頭体206の下基準線214より沈み込んでいるので、胴体20の下部から後部エンジン200に入る空気は後部エンジン200の中心軸220に平行な方向には流れることはできない(平行な方向に流れるのは航空機エンジンでは普通である、例えば、図1および2の第1および第2の航空機エンジン42、44参照)。したがって、ナセル224の下部248は、このような空気の流れをより完全に取り入れるような形状および向きとなっている。例えば、図示の実施形態では、ナセル224の下部248は、前方端246と後方端252との間を延在する弦線250を定める。ナセル224の下部248は、ナセル224の下部248によって定められた弦線250が、切頭体206によって定められた下基準線214に実質的に平行に延在するように向けられる。同様に、ナセル224の下部248は、内面254および外面256を定める。図示の実施形態では、ナセル224の下部248の外面256の少なくとも一部もまた、切頭体206の下基準線214に実質的に平行に延在する。
さらに、図6も参照すると、胴体20に定められた切頭体206の後方に位置する胴体20の凹陥部216の形状を考えると、胴体20を覆う境界層の空気は、胴体20の周方向C2に沿って一様に分布して後部エンジン200に流入することはできない。具体的には、後部エンジン200に流入する境界層の空気の運動量は、胴体20の下側204では、胴体20の上側202に比べると小さくなる可能性がある(図4参照)。したがって、ナセル224と航空機10の胴体20とによって定められた入口244は、後部エンジン200の中心軸220に関して非軸対称形に定めることができる。例えば、胴体20の周りを実質的に360度(360°)延在する入口244は、中心軸220より上に配置された上半分258、および中心軸220より下に配置された下半分260を含む。入口244の上半分258および下半分260は、中心軸220を通って延在する水平基準線262によって分けられているように示されている。さらに、入口244の上半分258は上半分入口区域を定め、入口244の下半分260は下半分入口区域を定める。下半分入口区域は上半分入口区域より大きく、その結果、入口244は、胴体20の下側204を覆って流れ、より小さな運動量を有する境界層の空気を十分取り入れるように構成することができる。
さらに、図示の実施形態では、入口244の非対称形状は、所望の境界層の空気量を取り入れるために下半分260を上半分258より大きくした結果である。したがって、他の実施形態では、入口244は、半径方向R2に沿った高さHおよび中点245(すなわち、半径方向R2に沿った入口244の中間点)を定めることができる。上半分258は、その代わり、中点245より上に配置された入口244の一部分として定めることができ、下半分260は、その代わり、中点245より下に配置された入口244の一部分として定めることができる。上記で論じた実施形態に関しては、入口244の上半分258は上半分入口区域を定め、入口244の下半分260は下半分入口区域を定め、下半分入口区域は上半分入口区域より大きい。例えば、この実施形態では(または、上記の実施形態では)、下半分入口区域は上半分入口区域より少なくとも約10パーセント大きくすることができる。
なお、ナセル224もまた、ナセル224によって定められた入口244の非軸対称形に適応するために、後部エンジン200の中心軸220に関して前方端246で非軸対称形を定める。例えば、ナセル224は、後部エンジン200の前方端246によって定められた後部エンジン200の突出面247で非軸対称形を定めることができる。図示のように、図示の実施形態では、突出面247は鉛直面ではない。さらに他の例示的な実施形態では、ナセル224はさらに、鉛直方向Vおよび横方向L(図1および2参照)に延在する鉛直基準面(符号なし)を定めることができる。ナセル224はさらに、基準面で非対称形を定めることができる。本明細書で使用するとき、中心線軸220に関して「非軸対称」という用語は、中心線軸220の周りに対称ではない断面形状を指し、「非対称」という用語は単に、中心点の周りに対称ではない断面形状を指すことを理解されたい。
図5に戻り、次に、図7も参照して、後部エンジン200のナセル224の下部248の前方端246について説明する。特に、図7は、図5の後部エンジン200のナセル224の下部248の拡大断面図を示す。
上記で説明したように、図示の後部エンジン200に入る空気は、後部エンジン200の中心軸220に平行な方向に流れない可能性がある。それは、胴体20の凹陥部216、および少なくとも後部エンジン200のナセル224の下部248の沈み込んだ構成の結果である。後部エンジン200によって取り入れられる空気量を最大にするために、例示的なナセル224の下部248の前方端246は、後部エンジン200が受け入れるように設計された軸からずれた空気流に適応するように特に構成される。
具体的には、ナセル224の下部248の前方端246は基準点を定め、その基準点は図示の実施形態ではよどみ点264である。用語「よどみ点」は一般には、流体の局所的な速度がゼロに等しい流れ場における点を指す。図示のよどみ点264は、後部エンジン200が最大能力で作動しているとき、最小の曲率半径266を有する前方端246の点と位置が合っている。さらに、よどみ点264は、ナセル224の下部248の外面256に近接して位置する(すなわち、よどみ点264は、ナセル224の下部248の内面254よりナセル224の下部248の外面256の近くに位置する)。さらに、ナセル224の下部248の前方端246は、ナセル224の下部248の前方端246上のよどみ点264から垂直に延在する垂直基準線268を定める。垂直基準線268は、後部エンジン200の中心軸220とゼロより大きな角度270を定める。なお、本明細書で使用するとき、垂直基準線268と後部エンジン200の中心軸220との間の角度は、(図示のように)垂直基準線268が後部エンジン200の中心軸220から外向きに延在するとき、ゼロより大きいとする。例えば、特定の例示的な実施形態では、垂直基準線268と後部エンジン200の中心軸220との間に定められた角度270は、約5度より大きく、約10度より大きく、約15度より大きく、または約20度より大きくすることができる。
さらに、前述したように、ナセル224の下部248は弦線250を定める。図示の実施形態では、よどみ点264から垂直に延在する垂直基準線268はまた、弦線250とゼロより大きい角度272を定める。さらに、ナセル224の下部248は、最大の境界層の空気量を取り入れるとともに、例えば、航空機10の離陸角度48に適応するような向きにされている。したがって、図示のように、弦線250もまた、中心軸220とゼロより大きな角度274を定める。例えば、少なくとも特定の例示的な実施形態では、角度274は、約5度以上、約10度以上、約15度以上、または約20度以上とすることができる。
上記のような形状の胴体、および/または上記のように構成された後部エンジンを有する航空機は、航空機の離陸角度に悪影響を及ぼすことなく、かつ胴体からの境界層の空気の流れを効果的に取り入れて、航空機の推進システムに後部エンジンを組み入れることによって全体的な推進効率を増大させることが可能になる。
本明細書では、最良の態様を含む例を用いて本発明を開示し、また、任意の装置またはシステムの作製および使用、ならびに任意の組み入れられた方法の実施を含め、当業者が本発明を実施できるように本発明を開示している。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の例を含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と相違ない構成要素を含む場合、または特許請求の範囲の文言と実質的に相違ない等価の構成要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図されている。
10 航空機
12 長手方向の中心線
14 航空機の前方端
16 航空機の後方端
18 中央線
20 胴体
22 翼
24 左側
26 右側
28 前縁フラップ
30 後縁フラップ
32 垂直安定板
34 方向舵フラップ
36 水平安定板
38 昇降舵フラップ
40 表面
42 第1の航空機エンジン
44 第2の航空機エンジン
46 車輪
48 離陸角度
100 ターボファンジェットエンジン
102 長手方向または軸方向の中心線
104 ファンセクション
106 コアタービンエンジン
108 外側ケーシング
110 入口
112 低圧圧縮機
114 高圧圧縮機
116 燃焼セクション
118 高圧タービン
120 低圧タービン
122 ジェット排気セクション
124 高圧シャフト/スプール
126 低圧シャフト/スプール
128 ファン
130 ブレード
132 ディスク
134 作動部材
136 動力歯車装置
138 前面ハブ
140 ファンケーシングまたはナセル
142 出口案内翼
144 下流セクション
146 バイパス空気流通路
200 後部エンジン
202 胴体の上側
204 胴体の下側
206 切頭体
208 前方面
210 後方面
212 上基準線
214 下基準線
215 基準点
216 凹陥部
218 凹部
219 角度
220 中心線軸
222 ファン
224 ナセル
226 構造部材
228 ファンブレード
230 ファンシャフト
232 動力源
234 歯車装置
236 駆動シャフト
238 出口案内翼
240 テールコーン
242 ノズル
244 入口
245 中点
246 ナセルの前方端
247 突出面
248 ナセルの下部
250 弦線
252 ナセルの後方端
254 内面
256 外面
258 入口の上半分
260 入口の下半分
262 基準線
264 よどみ点
266 曲率半径
268 垂直基準線
270 268と220との間の角度
272 268と250との間の角度
274 250と220との間の角度

Claims (10)

  1. 中心軸(220)を定め、航空機(10)の後方端(16)で前記航空機(10)に取り付けられるように構成される後部エンジン(200)であって、
    前記中心軸(220)の周りに回転可能で複数のファンブレード(228)を含むファン(222)と、
    前記ファン(222)の前記複数のファンブレード(228)を取り囲み、前方端(246)を有する下部(248)を定めるナセル(224)であって、前記ナセル(224)が前記下部(248)の前記前方端(246)に湾曲面を定め、前記湾曲面は、前記湾曲面が最小の曲率半径(266)を定める基準点を含み、前記ナセル(224)がさらに、前記基準点から垂直に延在する垂直基準線(268)を定め、前記垂直基準線(268)が、前記後部エンジン(200)の前記中心軸(220)とゼロより大きな角度を定める、ナセル(224)と
    を備える後部エンジン(200)。
  2. 前記ナセル(224)の前記下部(248)が、内面(254)および外面(256)を含み、前記基準点が、内面(254)より外面(256)の近くに位置する、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  3. 前記ナセル(224)の前記下部(248)の前記前方端(246)がよどみ点(264)を定め、前記よどみ点(264)が、前記後部エンジン(200)が最大能力で作動しているとき、最小の曲率半径(266)を有する前記前方端(246)の前記基準点と位置が合っている、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  4. 前記垂直基準線(268)が、前記後部エンジン(200)の前記中心軸(220)との角度(270)を約10度より大きく定める、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  5. 前記垂直基準線(268)が、前記後部エンジン(200)の前記中心軸(220)との角度(270)を約20度より大きく定める、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  6. 前記ナセル(224)が入口(244)を定め、前記ナセル(224)によって定められた前記入口(244)が、前記航空機(10)の胴体(20)に取り付けられたとき、前記航空機(10)の前記胴体(20)の周りを実質的に360度延在する、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  7. 前記ナセル(224)が前記後部エンジン(200)の前記中心軸(220)を取り囲む、請求項1記載の後部エンジン(200)。
  8. 前方端(14)と後方端(16)との間を延在し、長手方向の中心線(12)を定める航空機(10)であって、
    前記航空機(10)の前記前方端(14)から前記航空機(10)の前記後方端(16)に向かって延在する胴体(20)と、
    前記航空機(10)の前記後方端(16)に近接して前記胴体(20)に取り付けられ、前記航空機(10)の前記長手方向の中心線(12)に平行に延在する中心軸(220)を定める後部エンジン(200)であって、
    前記中心軸(220)の周りに回転可能で複数のファンブレード(228)を含むファン(222)、および
    前記ファン(222)の前記複数のファンブレード(228)を取り囲み、前方端(246)を有する下部(248)を定めるナセル(224)であって、前記ナセル(224)が前記下部(248)の前記前方端(246)に湾曲面を定め、前記湾曲面は、前記湾曲面が最小の曲率半径(266)を定める基準点含み、前記ナセル(224)がさらに、前記基準点から垂直に延在する垂直基準線(268)を定め、
    前記垂直基準線(268)が、前記後部エンジン(200)の前記中心軸(220)とゼロより大きな角度を定める、ナセル(224)
    を備える後部エンジン(200)と
    を備える航空機(10)。
  9. 前記航空機(10)が前記前方端(14)から前記後方端(16)に延在する中央線(18)を定め、前記ナセル(224)が前記航空機(10)の前記中央線(18)の周りを実質的に360度延在する、請求項8記載の航空機(10)。
  10. 前記ナセル(224)の前記下部(248)がさらに弦線(250)を定め、前記垂直基準線(268)が、弦線(250)とゼロより大きな角度(272)を定める、請求項8記載の航空機(10)。
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