JP2017060978A - クラッド材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を効率良く製造することができ、接合強度の向上を図ると共に、生産性及び歩留まりの向上を図り、製造コストの低減化を図ることのできるクラッド材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明は、性質の異なる二種類以上の金属材11a,12aを長手方向に並列に接合したクラッド材10aであって、一方の金属材11aの表面に部分的に他方の金属材12aが嵌め込まれたインレイクラッド材15又は一方の金属材の表面端部に他方の金属材が嵌め込まれたエッジレイクラッド材を製作した後に、インレイクラッド材15又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削することで形成されることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材及びその製造方法に関するものである。
一般に、電子部品の接点材等にクラッド材が幅広く使用されており、この種のクラッド材は、例えば銅とアルミニウム、銅と貴金属合金、銅とニッケル合金のように、性質の異なる二種類以上の金属材を重ね合わせ、貼り合わせて接合することにより形成されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のクラッド材としては、例えば、図10の(a),(b),(c),(d)に示すように一方の金属材1の表面に部分的に他方の金属材2が嵌め込まれたインレイクラッド材3や、図11の(a)及び(b)に示すように一方の金属材1の表面全体に他方の金属材2が接合されたオーバーレイクラッド材4や、図12の(a)及び(b)に示すように一方の金属材1の表面端部に他方の金属材2が嵌め込まれたエッジレイクラッド材5等が知られている。
また、従来のクラッド材の製造方法としては、例えば、二種類以上の金属材を重ね合わせて真空中で冷間圧延又は熱間圧延のいずれかで圧延してクラッド材を製造する方法(例えば、特許文献2参照)や、二種類以上の金属材を重ね合わせて火薬を爆発させて接着面を拡散接合させてクラッド材を製造する方法(例えば、特許文献3の背景技術の欄参照)や、ろう付け用クラッド材を使用してクラッド材を製造する方法(例えば、特許文献4参照)や、はんだクラッド材を使用してクラッド材を製造する方法(例えば、特許文献5参照)や、二枚の金属材の接触面の外周縁部を真空中において電子ビーム溶接により接合してクラッド材を製造する方法(例えば、特許文献6参照)等、種々の製造方法が知られている。
特開2006−212659号公報 特開2005−66677号公報 特開2005−205449号公報 特開2009−195981号公報 特開2007−185688号公報 特開2005−161321号公報
しかしながら、従来の二種の金属材を溶接等で接着する製造方法では、接合される金属材同士の相性や固有抵抗の違い等により接合不良が発生し、生産性の低下や歩留まりの低下を招き、コストアップの要因となるといった問題があった。
また、上記した従来のクラッド材の製造方法では、長手方向に二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を製造することが難しく、例え製造できたとしても、作業効率が悪く、良好な接合強度を得られないといった問題があった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、長手方向に二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を効率良く製造することができ、接合強度の向上を図ると共に、生産性及び歩留まりの向上を図り、製造コストの低減化を図ることのできるクラッド材及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材であって、前記一方の金属材の表面に部分的に前記他方の金属材が嵌め込まれたインレイクラッド材又は前記一方の金属材の表面端部に前記他方の金属材が嵌め込まれたエッジレイクラッド材を製作した後に、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削することで形成されることを特徴とする。
本発明に係るクラッド材は、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を全面的に切削することで形成されてもよい。
本発明に係るクラッド材は、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材のインレイ材の底面を切削することで形成されてもよい。
本発明に係るクラッド材は、前記二種類以上の金属材の接合部分に傾斜面が形成されていてもよい。
本発明に係るクラッド材は、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面に対して前記傾斜面が成す角度が5〜45°の範囲であってもよい。
また、本発明は、性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を製造する方法であって、前記一方の金属材の表面に部分的に前記他方の金属材が嵌め込まれたインレイクラッド材又は前記一方の金属材の表面端部に前記他方の金属材が嵌め込まれたエッジレイクラッド材を製作する工程と、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削する工程と、前記底面を切削した金属材を圧延する工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るクラッド材の製造方法は、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削する工程の前に該インレイクラッド材又は該エッジレイクラッド材に熱処理を行う工程を備えていてもよい。
本発明によれば、長手方向に二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を効率良く製造することができ、接合強度の向上を図ると共に、生産性及び歩留まりの向上を図り、製造コストの低減化を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
(a)及び(b)は本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材の変形例を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材を示す断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材の変形例を示す断面図である。 (1),(2),(3),(4),(5)は本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材の製造方法を示す断面図である。 (1),(2),(3),(4),(5)は本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材の変形例の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材の変形例の断面写真である。 (1),(2),(3),(4),(5)及び(5)’は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材の製造方法を示す断面図である。 (1),(2),(3),(4),(5)及び(5)’は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材の変形例の製造方法を示す断面図である。 (a),(b),(c),(d)は従来のインレイクラッド材を示す断面図である。 (a),(b)は従来のオーバーレイクラッド材を示す断面図である。 (a),(b)は従来のエッジレイクラッド材を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図4を参照しつつ、本発明の第1及び第2の実施の形態に係るクラッド材について説明する。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材10a,10bをそれぞれ示す断面図である。図1(a)に示すクラッド材10aは、性質の異なる二種類の金属材11a,12aを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材11a,12aの接合部分が鉛直面を形成している。また、図1(b)に示すクラッド材10bは、性質の異なる三種類の金属材11b,12b,13bを長手方向に並列に接合したものであり、三種類の金属材11b,12b,13bの接合部分がそれぞれ鉛直面を形成している。
図2(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係るクラッド材20a,20bをそれぞれ示す断面図である。図2(a)に示すクラッド材20aは、性質の異なる二種類の金属材21a,22aを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材21a,22aの接合部分が傾斜面を形成している。また、図2(b)に示すクラッド材20bは、性質の異なる三種類の金属材21b,22b,23bを長手方向に並列に接合したものであり、三種類の金属材21b,22b,23bの接合部分がそれぞれ傾斜面を形成している。これらの場合、傾斜面の角度αは5〜45°の範囲とするのが好ましい。このように傾斜面を形成することにより、側面の密着強度を向上させることができる。なお、図2(a)及び(b)では、傾斜面を接合部分全体に形成しているが、傾斜面を接合部分の一部分に形成してもよい。
図3(a)及び(b)は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材30a,30bをそれぞれ示す断面図である。図3(a)に示すクラッド材30aは、性質の異なる二種類の金属材31a,32aを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材31a,32aの接合部分が鉛直面を形成している。このクラッド材30aは、一方の金属材31aの下面の一部分が他方の金属材32aに覆われた異型を成している。また、図3(b)に示すクラッド材30bは、性質の異なる二種類の金属材31b,32bを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材31b,32bの接合部分がそれぞれ鉛直面を形成している。このクラッド材30bは、他方の金属材32aの下側の一部分が切り欠かれた異型を成している。
図4(a)及び(b)は本発明の第2の実施の形態の変形例に係るクラッド材40a,40bをそれぞれ示す断面図である。図4(a)に示すクラッド材40aは、性質の異なる二種類の金属材41a,42aを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材41a,42aの接合部分が傾斜面を形成している。このクラッド材40aは、一方の金属材41aの下面の一部分が他方の金属材42aに覆われた異型を成している。また、図4(b)に示すクラッド材40bは、性質の異なる二種類の金属材41b,42bを長手方向に並列に接合したものであり、二種類の金属材41b,42bの接合部分がそれぞれ傾斜面を形成している。このクラッド材40bは、他方の金属材42bの下側の一部分が切り欠かれた異型を成している。これらの場合、傾斜面の角度αは5〜45°の範囲とするのが好ましい。このように傾斜面を形成することにより、側面の密着強度を向上させることができる。なお、図4(a)及び(b)では、傾斜面を接合部分全体に形成しているが、傾斜面を接合部分の一部分に形成してもよい。
なお、上記した各実施の形態で、性質の異なる二種類又は三種類の金属材から成るクラッド材について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、性質の異なる四種類以上の金属材を長手方向に並列に接合してもよい。
次に、図5を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材10aの製造方法について説明する。図5(1)〜(5)は本発明の第1の実施の形態に係るクラッド材10aの製造方法の手順を示している。
まず、図5(1)に示すように、予めベース材である他方の金属材12aの表面に角柱形状の溝14を形成し、図5(2)に示すように、この溝14にインレイ材である一方の金属材11aを嵌め込んで冷間加工40%以上でインレイクラッド材15を製作する。
尚、インレイクラッド材を製作する際、予め材料に熱を加えることが好ましい。
次いで、図5(3)に示すように、インレイクラッド材15に対して熱処理を行い、一方の金属材11aと他方の金属材12aとの境界部分の拡散結合を促す。例えば二種類の金属材11a,12aが銅とアルミニウムの場合、この時の熱処理条件として、熱処理温度を300〜500℃、熱処理時間を1時間以上に設定するのが好ましいが、熱処理条件は、二種類の金属材11a,12aの組み合わせによりそれぞれ最適条件となるように適宜設定されるのが好ましい。その後、図5(4)に示すように、インレイクラッド材15のインレイ材である一方の部材11aの底面が露出するまで、インレイクラッド材15の底面を全体的に切削する。
次いで、このように底面を切削したインレイクラッド材15を圧延し、表面粗度を改善させて板厚のバラツキを抑止した後、図5(5)に示すように、一方の金属材11aの中央部分で垂直にインレイクラッド材15を切断し、クラッド材10aを製造する。
次に、図6を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態の変形例に係るクラッド材20aの製造方法について説明する。図6(1)〜(5)は本発明の第1の実施の形態の変形例に係るクラッド材20aの製造方法の手順を示している。
まず、図6(1)に示すように、予めベース材である他方の金属材22aの表面に左右側面が傾斜した溝24を形成し、図6(2)に示すように、この溝24にインレイ材である左右側面が同様に傾斜した一方の金属材21aを嵌め込んで冷間加工40%以上でインレイクラッド材25を製作する。尚、インレイクラッド材25を製作する際、予め材料に熱を加えることが好ましい。この場合、溝24及び一方の金属材21aのそれぞれの左右側面は、同一水平面に対して補角の関係となる角度で傾斜しているが、溝24の傾斜角度は45°以上90°未満の範囲とするのが好ましい。また、溝24及び一方の金属材21aのそれぞれの左右側面は、同一水平面に対して補角の関係となる角度で傾斜していなくてもよく、例えば、一方の金属材21aが他方の金属材22aより硬い材料の場合には、溝24の左右側面を鉛直面(すなわち、傾斜角度90°)とし、一方の金属材21aの左右側面だけを傾斜させてもよい。
以降、このクラッド材20aの製造方法の手順は、上記した第1の実施の形態に係るクラッド材10aの製造方法の手順と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図7は、このようにして製造したクラッド材20aの拡大断面写真を示しており、この断面写真によれば、二種類の金属材21a,22aの接合面が密着されて一体化されており、一様な形態を示していることを確認することができる。
次に、図8を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材30aの製造方法について説明する。図8(1)〜(5)は本発明の第2の実施の形態に係るクラッド材30aの製造方法の手順を示している。
まず、図8(1)に示すように、予めベース材である他方の金属材32aの表面に角柱形状の溝34を形成し、図8(2)に示すように、この溝34にインレイ材である一方の金属材31aを嵌め込んで冷間加工40%以上でインレイクラッド材35を製作する。
尚、インレイクラッド材を製作する際、予め材料に熱を加えることが好ましい。
次いで、図8(3)に示すように、インレイクラッド材35に対して熱処理を行い、一方の金属材31aと他方の金属材32aとの境界部分の拡散結合を促す。例えば二種類の金属材31a,32aが銅とアルミニウムの場合、この時の熱処理条件として、熱処理温度を300〜500℃、熱処理時間を1時間以上に設定するのが好ましいが、熱処理条件は、二種類の金属材11a,12aの組み合わせによりそれぞれ最適条件となるように適宜設定されるのが好ましい。
次いで、インレイクラッド材35を圧延し、表面粗度を改善させて板厚のバラツキを抑止した後、図8(4)に示すように、一方の金属材31aの中央部分で垂直にインレイクラッド材35を切断する。
その後、図8(5)に示すように、切断されたインレイクラッド材35のインレイ材である他方の部材31aの底面が部分的に露出するまで、各インレイクラッド材35の底面を切削する。これにより、一方の金属材31aの下面の一部分が他方の金属材32aに覆われた異型を成すクラッド材30aを製造することができる。
なお、この時、図8(5)’に示すように、切断されたインレイクラッド材35のインレイ材である他方の部材31bの底面が全面的に露出するまで、各インレイクラッド材35の底面を切削することにより、他方の金属材32bの下側の一部分が切り欠かれた異型を成すクラッド材30bを製造することもできる。
次に、図9を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態の変形例に係るクラッド材40aの製造方法について説明する。図9(1)〜(5)は本発明の第2の実施の形態の変形例に係るクラッド材40aの製造方法の手順を示している。
まず、図9(1)に示すように、予めベース材である他方の金属材42aの表面に左右側面が傾斜した溝44を形成し、図9(2)に示すように、この溝44にインレイ材である左右側面が同様に傾斜した一方の金属材41aを嵌め込んで冷間加工40%以上でインレイクラッド材45を製作する。尚、インレイクラッド材45を製作する際、予め材料に熱を加えることが好ましい。この場合、溝44及び一方の金属材41aのそれぞれの左右側面は、同一水平面に対して補角の関係となる角度で傾斜しているが、溝44の傾斜角度は45°以上90°未満の範囲とするのが好ましい。また、溝44及び一方の金属材41aのそれぞれの左右側面は、同一水平面に対して補角の関係となる角度で傾斜していなくてもよく、例えば、一方の金属材41aが他方の金属材42aより硬い材料の場合には、溝44の左右側面を鉛直面(すなわち、傾斜角度90°)とし、一方の金属材41aの左右側面だけを傾斜させてもよい。
以降、このクラッド材40aの製造方法の手順は、上記した第2の実施の形態に係るクラッド材30aの製造方法の手順と同じであるので、詳細な説明は省略する。また、この時、図9(5)’に示すように、切断されたインレイクラッド材45のインレイ材である他方の部材41bの底面が全面的に露出するまで、各インレイクラッド材45の底面を切削することにより、他方の金属材42bの下側の一部分が切り欠かれた異型を成すクラッド材40bを製造することもできる。
上記したように本発明によれば、長手方向に二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を効率良く製造することができ、接合強度の向上を図ると共に、生産性及び歩留まりの向上を図り、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明では、インレイクラッド材15,25,35,45を製作した後に、その底面を切削することでクラッド材を製造しているが、インレイクラッド材15,25,35,45の代わりにエッジレイクラッド材を製作した後に、その底面を切削することでクラッド材を製造してもよい。これにより、図1(b)や図2(b)に示すように、性質の異なる三種類の金属材11b,12b,13b又は21b,22b,23bを長手方向に並列に接合したクラッド材10b又は20bを効率良く製造することができる。
また、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係るクラッド材における好適な実施の形態を説明しているため、形状や材質等において技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
また、上記した本発明の各実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の各実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本発明は、民生用二次電池や車載用ハイブリッドカー用バッテリー或いはキャパシタ等の電極材料等の他、抵抗材用途に使用することができる。
10a クラッド材
11a 一方の金属材
12a 他方の金属材
10b クラッド材
11b 一方の金属材
12b 他方の金属材
15 インレイクラッド材
20a クラッド材
21a 一方の金属材
22a 他方の金属材
20b クラッド材
21b 一方の金属材
22b 他方の金属材
25 インレイクラッド材
30a クラッド材
31a 一方の金属材
32a 他方の金属材
30b クラッド材
31b 一方の金属材
32b 他方の金属材
35 インレイクラッド材
40a クラッド材
41a 一方の金属材
42a 他方の金属材
40b クラッド材
41b 一方の金属材
42b 他方の金属材
45 インレイクラッド材

Claims (7)

  1. 性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材であって、
    前記一方の金属材の表面に部分的に前記他方の金属材が嵌め込まれたインレイクラッド材又は前記一方の金属材の表面端部に前記他方の金属材が嵌め込まれたエッジレイクラッド材を製作した後に、前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削することで形成されることを特徴とするクラッド材。
  2. 前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を全面的に切削することで形成される請求項1に記載のクラッド材。
  3. 前記インレイクラッド材又は前記柄事例クラッド材のインレイ材の底面を切削することで形成される請求項1に記載のクラッド材。
  4. 前記二種類以上の金属材の接合部分に傾斜面が形成されている請求項1〜3のいずれかの請求項に記載のクラッド材。
  5. 前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面に対して前記傾斜面が成す角度が5〜45°の範囲である請求項4に記載のクラッド材。
  6. 性質の異なる二種類以上の金属材を長手方向に並列に接合したクラッド材を製造する方法であって、
    前記一方の金属材の表面に部分的に前記他方の金属材が嵌め込まれたインレイクラッド材又は前記一方の金属材の表面端部に前記他方の金属材が嵌め込まれたエッジレイクラッド材を製作する工程と、
    前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削する工程と、
    前記底面を切削した金属材を圧延する工程と、
    を備えていることを特徴とするクラッド材の製造方法。
  7. 前記インレイクラッド材又は前記エッジレイクラッド材の底面を切削する工程の前に該インレイクラッド材又は該エッジレイクラッド材に熱処理を行う工程を備えている請求項6に記載のクラッド材の製造方法。
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WO2023119705A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 株式会社プロテリアル クラッド材の製造方法
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