JP2017056161A - Swimming body appreciation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、水槽内で魚形のような遊泳体を遊泳させて観賞するための遊泳体観賞装置に関する。 The present invention relates to a swimming body appreciation device for swimming and appreciating a swimming body such as a fish shape in an aquarium.
従来より、水槽内で魚形の遊泳体を生きている魚のように遊泳させて観賞するための種々の遊泳体観賞装置が知られている。その中で、特許文献1には、水槽に取り付けられた送電装置から水槽内の水中又は水上で遊泳する遊泳体に、非放射電磁界を用いた共振によって無線で電力を伝送する遊泳体観賞装置が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, various swimming body appreciation devices for swimming and watching a fish-shaped swimming body like a living fish in an aquarium are known. Among them,
しかしながら、特許文献1の遊泳体観賞装置においても、送電装置から遊泳体への電力の伝送効率の点では、まだ、改善の余地が有る。
However, the swimming body appreciation device of
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、送電装置から水槽内の遊泳体に非放射電磁界を用いた共振によって無線で電力を伝送する遊泳体観賞装置において、送電装置から遊泳体への電力の伝送効率を向上させることができるものを提供することにある。 The present invention has been made in view of such a reason, and the object of the present invention is to provide a swimming body appreciation device that wirelessly transmits power from a power transmission device to a swimming body in an aquarium by resonance using a non-radiating electromagnetic field. An object of the present invention is to provide an apparatus capable of improving the transmission efficiency of electric power from a device to a swimming body.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊泳体観賞装置は、水槽に取り付けられた送電装置から該水槽内の水中又は水上で遊泳する遊泳体に非放射電磁界を用いた共振によって無線で電力を伝送する遊泳体観賞装置において、前記送電装置は、前記水槽の底部に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側共振器と、該送電側共振器の励振を制御する励振制御器と、前記水槽の蓋に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側副共振器と、を有し、前記遊泳体は、電力を受電する受電共振器を有する受電装置と、該受電装置からの電力を用いて遊泳体自身の動作を制御する遊泳体制御装置と、を備えていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a swimming body appreciation device according to
請求項2に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1に記載の遊泳体観賞装置において、前記送電側共振器は、前記1個のスパイラルコイルを含む複数個のスパイラルコイルを有し、該複数個のスパイラルコイルは、近接配置されて順に接続され、該接続されたスパイラルコイルの両端が接続され、これらの接続のいずれか1つがコンデンサを介した接続であり、該複数個のスパイラルコイルのうち前記1個のスパイラルコイルとは別の1個のスパイラルコイルは、前記絶縁板の裏面に、前記1個のスパイラルコイルが配置された前記溝の溝間に位置するように形成されたスパイラル状の溝の中に配置されていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to claim 2 is the swimming body appreciation device according to
請求項3に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1又は2に記載の遊泳体観賞装置において、前記送電側副共振器は、前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルの両端の間にコンデンサが接続されており、該コンデンサは、前記蓋の中央部に取り付けられた取っ手の中に設けられており、該コンデンサの一端は、前記蓋の中央部で前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルの一端に接続され、該コンデンサの他端は、前記送電側副共振器の前記絶縁板の裏面に形成された配線用の溝の中を通った配線を介して前記1個のスパイラルコイルの他端に接続されていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to
請求項4に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1又は2に記載の遊泳体観賞装置において、前記送電側副共振器は、前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルを含む複数個のスパイラルコイルを有し、該複数個のスパイラルコイルは、近接配置されて順に接続され、該接続されたスパイラルコイルの両端が接続され、これらの接続のいずれか1つがコンデンサを介した接続であり、該複数個のスパイラルコイルのうち前記1個のスパイラルコイルとは別の1個のスパイラルコイルは、前記絶縁板の裏面に、前記1個のスパイラルコイルが配置された前記溝の溝間に位置するように形成されたスパイラル状の溝の中に配置されており、前記送電側副共振器の前記コンデンサは、前記蓋の中央部に取り付けられた取っ手の中に設けられていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to
請求項5に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊泳体観賞装置において、前記送電側共振器の前記1個のスパイラルコイル又は前記複数個のスパイラルコイルは、中心部が疎に、周辺部が密に巻かれて、かつ、サイズが前記水槽のサイズよりも15%〜25%大きく、前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイル又は前記複数個のスパイラルコイルは、中心部が疎に、周辺部が密に巻かれて、かつ、サイズが前記水槽のサイズよりも15%〜25%大きいか或いは前記蓋の覆い部において電気導線がソレノイド状に巻かれていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to
請求項6に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊泳体観賞装置において、前記受電共振器は、棒状のコア入りのソレノイドコイルを有し、該コアの軸線が前記遊泳体の下方を向くように配置されていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to claim 6 is the swimming body appreciation device according to any one of
本発明に係る遊泳体観賞装置によれば、送電装置から水槽内の遊泳体に非放射電磁界を用いた共振によって無線で電力を伝送する遊泳体観賞装置において、送電装置から遊泳体への電力の伝送効率を向上させることができる。 According to the swimming body appreciation device of the present invention, in the swimming body appreciation device that wirelessly transmits power from the power transmission device to the swimming body in the aquarium by resonance using a non-radiated electromagnetic field, the power from the power transmission device to the swimming body The transmission efficiency can be improved.
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る遊泳体観賞装置1は、図1に示すように、水槽2に取り付けられた送電装置3から水槽2内の水中又は水上で遊泳する遊泳体4に非放射電磁界を用いた共振(例えば、周波数100kHz〜1MHz)によって無線で電力を伝送するものである。遊泳体4は、魚形のものが好適である。また、他の生物の形や船形など各種のものも可能である。なお、図1中の符号Wは水を示している。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the swimming
送電装置3は、水槽2の底部2aに設けられた送電側共振器31と、送電側共振器31の励振を制御する励振制御器32と、水槽2の蓋2bに設けられた送電側副共振器33と、を有している。
The
送電側共振器31は、図2(b)に示すように、電気導線(例えば、直径約1mm)がスパイラル状に巻かれて形成されるコイル、すなわちスパイラルコイルを用いている。そのスパイラルコイルは、通常は、平面的に(スパイラルコイルの表面が平面を形成するように)巻かれており、スパイラルコイルの軸方向(z軸方向)(スパイラルコイルの表面の法線方向)が上方に向くように配置される。スパイラルコイルの形状は、図では矩形状に巻かれているものを示しているが、円形状などの形状のものも可能である。
As shown in FIG. 2B, the power
送電側共振器31として可能な2種類の構成を次に述べる。1種類目の構成は、図2(a)に示すように、送電側共振器31を1個だけのスパイラルコイル31aと、スパイラルコイル31aの両端の間に接続されたコンデンサ31zと、で構成したものである。なお、図2(a)においてスパイラルコイル31aは、図示の都合上、下斜めから見た遠近法を用いた斜視図となっている。他の斜視図も同様である。
Next, two possible configurations for the power
2種類目の構成は、図3に示すように、送電側共振器31として、複数個(通常は、図3に示すように2個)のスパイラルコイル31a、31b、・・・を有し、これらのスパイラルコイル31a、31b、・・・は近接配置されて順に接続され、この接続されたスパイラルコイル31a、31b、・・・の両端が接続されたものである。これらの接続のいずれか1つは、コンデンサ31zを介した接続である。複数個のスパイラルコイル31a、31b、・・・は、同じ向きの磁界が生じるよう接続され、後述する絶縁板を用いて短い距離だけ離して配置される。これらのスパイラルコイル31a、31b、・・・は、実質的に同じ巻き数で同じ大きさのものを用いればよいが、巻き数又は大きさが違っていても構わない。
As shown in FIG. 3, the second type of configuration has a plurality (usually two as shown in FIG. 3) of
複数個のスパイラルコイル31a、31b、・・・の接続について、2個のスパイラルコイル31a、31bの接続の場合を用いて具体的に説明する。スパイラルコイル31aの両端のうちの一つとスパイラルコイル31bの両端のうちの一つがコンデンサ31zを介して、スパイラルコイル31aの両端のうちの他の一つとスパイラルコイル31bの両端のうちの他の一つがコンデンサを介さずに、それぞれ電気的に接続される。より詳細には、例えば、図3に示すように、スパイラルコイル31aとスパイラルコイル31bの電気導線が巻かれる向きを逆にして、スパイラルコイル31aの中心部に位置する一端31aaとスパイラルコイル31bの中心部に位置する一端31baがコンデンサ31zを介して、スパイラルコイル31aの周辺部に位置する他端31abとスパイラルコイル31bの周辺部に位置する他端31bbがコンデンサを介さずに、それぞれ接続されるようにすることが可能である。なお、図示しないが、スパイラルコイル31a及びスパイラルコイル31bのその他の接続方法も可能である。
The connection of the plurality of
これらの送電側共振器31の2種類の構成において、図4に示すように、スパイラルコイル31aは、絶縁板31i(例えば、厚さ約2mm〜約4mm)の表面に形成されたスパイラル状の溝31ia(例えば、深さ約1mm〜約1.5mm)の中に配置される。図4は、送電側共振器31が1個だけのスパイラルコイル31aを有する場合のものである。溝31iaの幅は、スパイラルコイル31aの電気導線の直径と同じか少し大きい程度である。このようにすると、スパイラルコイル31aが拘束されるために、その線間の反発や外力などによる局所的変形を防止し、線間の距離を一様にすることができる。それにより、スパイラルコイル31aの容量成分及びインダクタンス成分の値を安定化することができる。また、近接効果による電気導線の表面に流れる交流電流の偏りを抑えるようにして、交流抵抗成分の値を安定化することができる。その結果、送電装置3から遊泳体4への電力の伝送効率を向上させることができる。絶縁板31iは、低損失の絶縁体(例えば、ポリエチレン製)とすることが好ましい。なお、図4(及び後述する図5)では、コンデンサ31zの図示は省略している。
In these two configurations of the power
上記2種類目の構成においては、スパイラルコイル31aとは別のスパイラルコイル、すなわちスパイラルコイル31b、・・・も、いずれかの絶縁板の表面(又は裏面)に形成されたスパイラル状の溝の中に配置される。スパイラルコイル31bは、図5に示すように、絶縁板31iの裏面に形成されたスパイラル状の溝31ibの中に配置される。ここで、絶縁板31iを比較的薄くしつつ、スパイラルコイル31aとスパイラルコイル31bの間の相互の影響(例えば、近接効果による交流抵抗成分の値の増大など)を抑制するには、スパイラル状の溝31ibは、スパイラルコイル31aが配置される絶縁板31iの表面の溝31iaの溝間に位置するようにできるだけ形成されるようにするのが好ましい。そのためには、具体的には、溝31ibは、平面視において溝31iaとクロスする部分を除いて溝31iaの溝間に位置するように形成する。そうすると、図6に示すように、スパイラルコイル31aとスパイラルコイル31bの間の大部分に、厚さ方向とともに平面方向の距離を設けることができる。
In the second type of configuration, a spiral coil different from the
また、スパイラルコイル31a(及び31b、・・・)は、スパイラルコイル内の隣接する電気導線間の距離が、中心部から周辺部に至るまで均等であってもよいが、発生する非放射電磁界(特に、磁界)を水槽2の中心部から周辺部まで全体にわたって均一にするように、中心部では疎に巻いて大きく、周辺部では密に巻いて小さくするのが好ましい。具体的には、図2(b)に示すようにスパイラルコイルの中心部から周辺部になるにつれて徐々に密になるようにしてもよいし、一定の電気導線間の距離で疎に巻く領域と一定の電気導線間の距離で密に巻く領域とを設けるようにしてもよい。
Further, in the
それに加えて、スパイラルコイル31a(及び31b、・・・)は、そのサイズ(直径)が水槽2のサイズ(水槽2の内壁(水が接する内壁)の最大の長さ)よりも15%〜25%大きくするのが好ましい。そうすると、無駄な電力消費を極力抑えつつ、図7に示すように、水槽2の内壁(特に内壁下部)の付近において、磁力線(矢印付き実線で示す。)の方向を略鉛直方向にすることができる。なお、水槽2の内壁上部の付近における磁力線の方向については後述する。
In addition, the size (diameter) of the
励振制御器32は、送電側共振器31の励振を制御するものである。励振制御器32は、詳細には、図2及び図3に示すように、高周波電源32bと結合ループ32aを有して構成される。高周波電源32bは、インピーダンスの整合を行う結合ループ32aを介して送電側共振器31を励振する。つまり、高周波電源32bはその出力信号を結合ループ32aに出力し、結合ループ32aは送電側共振器31に電磁誘導結合している。結合ループ32aは、他の公知のインピーダンス整合手段で置き換えることも可能である。また、送電側共振器31の回路に高周波電源32bの出力端子を電気的に直結し、スパイラルコイル31a(又は31b、・・・)の巻き数やコンデンサ31zの容量値などを調整してインピーダンス整合を行うことで、結合ループ32aなどのインピーダンス整合手段を省略できる場合もある。また、遊泳体4が図1に示すように複数個有る場合、高周波電源32bの出力信号は、電流駆動で、すなわち出力電流値を一定又は略一定に制御して、出力されるのが好ましい。電圧駆動で、すなわち出力電圧値を一定にして出力されると、遊泳体4の数によってはそれらとの共振に起因する電圧降下により十分な電力の伝送が難しくなる場合が有るからである。
The
送電側副共振器33は、そこに到達して来た送電側共振器31からの非放射電磁界に結合して励振され、非放射電磁界を下方向に発生させる。それにより、遊泳体4の受電側共振器51は送電側共振器31からの非放射電磁界に加え送電側副共振器33からの非放射電磁界によっても電力を受電することができるようになる。特に、遊泳体4が水面近くに有る場合に、送電側副共振器33からの非放射電磁界による電力の受電は有用である。なお、送電側副共振器33はそれのみで動作し、送電側共振器31に対する励振制御器32のような励振制御器は設けられない。
The power
送電側副共振器33としては、送電側共振器31と同様の2種類の構成が可能である。すなわち、1種類目の構成は、図8に示すように、送電側副共振器33を1個だけのスパイラルコイル33aと、スパイラルコイル33aの両端の間に接続されたコンデンサ33zと、で構成したものである。2種類目の構成は、図9に示すように、送電側副共振器33として、複数個(通常は、図9に示すように2個)のスパイラルコイル33a、33b、・・・を有し、これらのスパイラルコイル33a、33b、・・・は近接配置されて順に接続され、この接続されたスパイラルコイル33a、33b、・・・の両端が接続されたものである。これらの接続のいずれか1つは、コンデンサ33zを介した接続である。
As the power
これらの送電側副共振器33の2種類の構成において、図10及び図11に示すように、スパイラルコイル33aは、送電側共振器31におけるスパイラルコイル31aと同様に、絶縁板33iの表面(図10及び図11では下面)に形成されたスパイラル状の溝33iaの中に配置される。
In these two types of configurations of the power
上記1種類目の構成においては、コンデンサ33zは、図10に示すように、蓋2bの中央部に取り付けられた取っ手2baの中に設けられており、コンデンサ33zの一端は、蓋2bの中央部でスパイラルコイル33aの一端に接続され、コンデンサ33zの他端は、絶縁板33iの裏面に形成された配線用の溝33izの中を通った配線を介してスパイラルコイル33aの他端に接続されるのが好ましい。そうすると、蓋2bを簡単な形状及び構造にすることが容易である。
In the first type of configuration, the
上記2種類目の構成においては、スパイラルコイル33aとは別のスパイラルコイル、すなわちスパイラルコイル33b、・・・も、いずれかの絶縁板の表面(又は裏面)に形成されたスパイラル状の溝の中に配置される。スパイラルコイル33bは、送電側共振器31におけるスパイラルコイル31bと同様に、図11に示すように、絶縁板33iの裏面(図11では上面)に形成されたスパイラル状の溝33ibの中に配置される。スパイラル状の溝33ibは、送電側共振器31におけるスパイラル状の溝31ibと同様に、スパイラルコイル33aが配置される絶縁板33iの表面の溝33iaの溝間にできるだけ形成されるようにするのが好ましい。そのためには、具体的には、溝33ibは、平面視において溝33iaとクロスする部分を除いて溝33iaの溝間に位置するように形成する。
In the second type of configuration, a spiral coil different from the
また、コンデンサ33zは、図11に示すように、蓋2bの中央部に取り付けられた取っ手2baの中に設けられているのが好ましい。その場合、図9に示したようにスパイラルコイル33aとスパイラルコイル33bの電気導線が巻かれる向きを逆にして、スパイラルコイル33aの中心部に位置する一端33aaとスパイラルコイル33bの中心部に位置する一端33baがコンデンサ33zを介して、スパイラルコイル33aの周辺部に位置する他端33abとスパイラルコイル33bの周辺部に位置する他端33bbがコンデンサを介さずに、それぞれ接続されるようにする。そうすると、蓋2bを簡単な形状及び構造にすることができる。
Moreover, it is preferable that the capacitor | condenser 33z is provided in the handle 2ba attached to the center part of the lid | cover 2b, as shown in FIG. In that case, as shown in FIG. 9, the direction in which the electrical wires of the
また、スパイラルコイル33a(及び33b、・・・)は、スパイラルコイル内の隣接する電気導線間の距離が、中心部から周辺部に至るまで均等であってもよいが、送電側共振器31におけるスパイラルコイル31bと同様に、発生する非放射電磁界(特に、磁界)を水槽2の中心部から周辺部まで全体にわたって均一にするように、中心部では疎に巻いて大きく、周辺部では密に巻いて小さくするのが好ましい。
Further, in the
それに加えて、スパイラルコイル33a(及び33b、・・・)は、そのサイズ(直径)が水槽2のサイズ(水槽2の内壁の最大の長さ)よりも15%〜25%大きくするのが好ましい。そうすると、水槽2の内壁上部)の付近において、磁力線の方向を略鉛直方向にすることができる(図7参照)。
In addition, it is preferable that the size (diameter) of the
また、スパイラルコイル33a(及び33b、・・・)のサイズを水槽2のサイズよりも15%〜25%大きくするかわりに、図12に示すように、水槽2の蓋2bに水槽2の周面上部を少し覆う覆い部2bbを設け、スパイラルコイル33a(及び33b、・・・)を延長して、その覆い部2bbにおいて電気導線をソレノイド状に巻くことも可能である。覆い部2bbは、遊泳体4が隠れないような大きさとする。そうすると、水槽2の内壁上部)の付近において、磁力線の方向を略鉛直方向にすることができるとともに、蓋2bの形状もより自然になる。
Moreover, instead of making the size of the
遊泳体4は、図1に示すように、伝送される電力を受電する受電装置5と、受電装置5からの電力を用いて遊泳体4自身の動作を制御する遊泳体制御装置6と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
受電装置5は、図13に示すように、所定の共振周波数における送電装置3の送電側共振器31(及び送電側副共振器33)との共振によって電力を受電する受電側共振器51を有している。
As shown in FIG. 13, the
受電側共振器51は、スパイラルコイルを用いることも可能であるが、それに代えて棒状のコア51a入りのソレノイドコイル51bを用いることもできる。コア51aは、通常は、フェライトコアとすればよい。コア51aは、その軸線z’が遊泳体4の下方を向くように配置される。そうすると、コア51a入りのソレノイドコイル51bは、サイズが小さくても大きなインダクタンス値を得ることができ、コンデンサ51zとともに用いると、共振が容易である。また、コア51aは、遊泳体4が正常な姿勢になるようにする重りとしても作用する。
The power-receiving-
受電装置5では、受電側共振器51が共振によって受電した電力を、整流器52で整流して遊泳体制御装置6に供給する。遊泳体制御装置6は、遊泳体4の推進や方向制御の方法によって様々な公知のものが適用可能である。例えば、遊泳体4がスクリューで推進するものの場合は、遊泳体制御装置6は、スクリューのモータの回転を制御するものとすることができる。また、遊泳体4が魚形の尾部形状部分の揺動によって推進するものの場合は、遊泳体制御装置6は、永久磁石を尾部形状部分に設け、電磁石コイルの電流を制御して永久磁石を揺動させるようにしたものとすることができる。
In the
以上、本発明の実施形態に係る遊泳体観賞装置について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。 As described above, the swimming body appreciation device according to the embodiment of the present invention has been described, but the present invention is not limited to that described in the above-described embodiment, and various modifications within the scope of the matters described in the claims. Design changes are possible.
1 遊泳体観賞装置
2 水槽
2a 水槽の底部
2b 水槽の蓋
2ba 水槽の蓋の取っ手
2bb 水槽の蓋に設けられた覆い部
3 送電装置
31 送電装置を構成する送電側共振器
31a、31b 送電側共振器を構成するスパイラルコイル
31i 送電側共振器が配置される絶縁板
31z 送電側共振器を構成するコンデンサ
32 送電装置を構成する励振制御器
32b 励振制御器を構成する高周波電源
33 送電装置を構成する送電側副共振器
33a、33b 送電側副共振器を構成するスパイラルコイル
33i 送電側副共振器が配置される絶縁板
33z 送電側副共振器を構成するコンデンサ
4 遊泳体
5 受電装置
51 受電装置を構成する受電側共振器
51a コア
51b ソレノイドコイル
6 遊泳体制御装置
W 水
DESCRIPTION OF
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊泳体観賞装置は、水槽に取り付けられた送電装置から該水槽内の水中又は水上で遊泳する遊泳体に非放射電磁界を用いた共振によって無線で電力を伝送する遊泳体観賞装置において、前記送電装置は、前記水槽の底部に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側共振器と、該送電側共振器の励振を制御する励振制御器と、前記水槽の蓋に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側副共振器と、を有し、前記遊泳体は、電力を受電する受電側共振器を有する受電装置と、該受電装置からの電力を用いて遊泳体自身の動作を制御する遊泳体制御装置と、を備えていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a swimming body appreciation device according to
請求項6に記載の遊泳体観賞装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊泳体観賞装置において、前記受電側共振器は、棒状のコア入りのソレノイドコイルを有し、該コアの軸線が前記遊泳体の下方を向くように配置されていることを特徴とする。
The swimming body appreciation device according to claim 6 is the swimming body appreciation device according to any one of
Claims (6)
前記送電装置は、前記水槽の底部に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側共振器と、該送電側共振器の励振を制御する励振制御器と、前記水槽の蓋に設けられ少なくとも1個のスパイラルコイルが絶縁板の表面に形成されたスパイラル状の溝の中に配置された送電側副共振器と、を有し、
前記遊泳体は、電力を受電する受電共振器を有する受電装置と、該受電装置からの電力を用いて遊泳体自身の動作を制御する遊泳体制御装置と、を備えていることを特徴とする遊泳体観賞装置。 In a swimming body appreciation device that wirelessly transmits power from a power transmission device attached to a water tank to a swimming body that swims in water or on water in the water tank by resonance using a non-radiating electromagnetic field,
The power transmission device includes a power transmission side resonator disposed in a spiral groove provided at the bottom of the water tank and having at least one spiral coil formed on a surface of an insulating plate, and excitation of the power transmission side resonator. An excitation controller for controlling the power supply, and a power transmission side sub-resonator disposed in a spiral groove provided on the surface of the insulating plate, the at least one spiral coil being provided on the lid of the water tank. ,
The swimming body includes a power receiving device having a power receiving resonator that receives electric power, and a swimming body control device that controls the operation of the swimming body using the electric power from the power receiving device. Swimming body appreciation device.
前記送電側共振器は、前記1個のスパイラルコイルを含む複数個のスパイラルコイルを有し、該複数個のスパイラルコイルは、近接配置されて順に接続され、該接続されたスパイラルコイルの両端が接続され、これらの接続のいずれか1つがコンデンサを介した接続であり、該複数個のスパイラルコイルのうち前記1個のスパイラルコイルとは別の1個のスパイラルコイルは、前記絶縁板の裏面に、前記1個のスパイラルコイルが配置された前記溝の溝間に位置するように形成されたスパイラル状の溝の中に配置されていることを特徴とする遊泳体観賞装置。 The swimming body appreciation device according to claim 1,
The power transmission side resonator has a plurality of spiral coils including the one spiral coil, the plurality of spiral coils are arranged close to each other and sequentially connected, and both ends of the connected spiral coil are connected. Any one of these connections is a connection through a capacitor, and one spiral coil different from the one spiral coil among the plurality of spiral coils is provided on the back surface of the insulating plate, A swimming body appreciation device, characterized in that it is disposed in a spiral groove formed so as to be positioned between the grooves of the one spiral coil.
前記送電側副共振器は、前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルの両端の間にコンデンサが接続されており、該コンデンサは、前記蓋の中央部に取り付けられた取っ手の中に設けられており、該コンデンサの一端は、前記蓋の中央部で前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルの一端に接続され、該コンデンサの他端は、前記送電側副共振器の前記絶縁板の裏面に形成された配線用の溝の中を通った配線を介して前記1個のスパイラルコイルの他端に接続されていることを特徴とする遊泳体観賞装置。 In the swimming body appreciation device according to claim 1 or 2,
In the power transmission side sub-resonator, a capacitor is connected between both ends of the one spiral coil of the power transmission side sub resonator, and the capacitor is placed in a handle attached to a central portion of the lid. One end of the capacitor is connected to one end of the one spiral coil of the power transmission side sub-resonator at the center of the lid, and the other end of the capacitor is connected to the power transmission side sub resonator. A swimming body appreciation device, characterized in that it is connected to the other end of the one spiral coil through a wiring passing through a wiring groove formed on the back surface of the insulating plate.
前記送電側副共振器は、前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイルを含む複数個のスパイラルコイルを有し、該複数個のスパイラルコイルは、近接配置されて順に接続され、該接続されたスパイラルコイルの両端が接続され、これらの接続のいずれか1つがコンデンサを介した接続であり、該複数個のスパイラルコイルのうち前記1個のスパイラルコイルとは別の1個のスパイラルコイルは、前記絶縁板の裏面に、前記1個のスパイラルコイルが配置された前記溝の溝間に位置するように形成されたスパイラル状の溝の中に配置されており、前記送電側副共振器の前記コンデンサは、前記蓋の中央部に取り付けられた取っ手の中に設けられていることを特徴とする遊泳体観賞装置。 In the swimming body appreciation device according to claim 1 or 2,
The power transmission side subresonator has a plurality of spiral coils including the one spiral coil of the power transmission side subresonator, and the plurality of spiral coils are arranged close to each other and connected in order. Both ends of the spiral coil are connected, and one of these connections is a connection via a capacitor, and one spiral coil different from the one spiral coil among the plurality of spiral coils is , Disposed on the back surface of the insulating plate in a spiral groove formed so as to be positioned between the grooves in which the one spiral coil is disposed, and The swimming body appreciation device, wherein the capacitor is provided in a handle attached to a central portion of the lid.
前記送電側共振器の前記1個のスパイラルコイル又は前記複数個のスパイラルコイルは、中心部が疎に、周辺部が密に巻かれて、かつ、サイズが前記水槽のサイズよりも15%〜25%大きく、
前記送電側副共振器の前記1個のスパイラルコイル又は前記複数個のスパイラルコイルは、中心部が疎に、周辺部が密に巻かれて、かつ、サイズが前記水槽のサイズよりも15%〜25%大きいか或いは前記蓋の覆い部において電気導線がソレノイド状に巻かれていることを特徴とする遊泳体観賞装置。 In the swimming body appreciation device according to any one of claims 1 to 4,
The one spiral coil or the plurality of spiral coils of the power transmission side resonator has a sparse central portion and a densely wound peripheral portion, and the size is 15% to 25% of the size of the water tank. %big,
The one spiral coil or the plurality of spiral coils of the power transmission side sub-resonator has a sparse central portion and a densely wound peripheral portion, and the size is 15% to the size of the water tank. A swimming body appreciation device characterized in that it is 25% larger or an electric conducting wire is wound in a solenoid shape in the cover portion of the lid.
前記受電共振器は、棒状のコア入りのソレノイドコイルを有し、該コアの軸線が前記遊泳体の下方を向くように配置されていることを特徴とする。 In the swimming body appreciation device according to any one of claims 1 to 5,
The power receiving resonator includes a solenoid coil with a rod-shaped core, and is arranged so that an axis of the core faces a lower side of the swimming body.
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JP2015186124A JP2017056161A (en) | 2015-09-20 | 2015-09-20 | Swimming body appreciation device |
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JP2015186124A JP2017056161A (en) | 2015-09-20 | 2015-09-20 | Swimming body appreciation device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019231084A1 (en) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 엘에스전선 주식회사 | Fishbowl system having wireless power transmission device |
WO2020222321A1 (en) * | 2019-04-29 | 2020-11-05 | 엘지전자 주식회사 | Swimming robot, and display device for charging same |
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2015
- 2015-09-20 JP JP2015186124A patent/JP2017056161A/en active Pending
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WO2020222321A1 (en) * | 2019-04-29 | 2020-11-05 | 엘지전자 주식회사 | Swimming robot, and display device for charging same |
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