JP2017055356A - 可視光通信装置 - Google Patents

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玲 橋本
敏英 泉谷
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望 高橋
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Abstract

【課題】実施形態は、半導体発光素子を光源とする可視光を用いて、大容量のデータ通信を行う可視光通信装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る可視光通信装置は、第1送信機と、第1受信機と、第2送信機と、第2受信機と、を備える。第1送信機は、第1発光部と第1蛍光体層とを含む第1発光素子と、前記第1送信手段を駆動する第1変調手段と、を有する。第1受信機は、可視光を受光して電気信号に変換する第1受光素子と、この電気信号を復調する第1復調手段と、を有する。第2送信機は、第2発光部と第2蛍光体とを含む第2発光素子と、前記第2発光素子を駆動する第2変調手段と、を有する。第2受信機は、前記第2蛍光体層の発光光の波長を通過させる光学フィルタと、前記光学フィルタを通過した通過光を受光して電気信号に変換する第2受光素子と、第2信号に復調する第2復調手段と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、可視光通信装置に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)や半導体レーザなどの半導体発光素子は、高速動作が可能であり、信号を乗せて通信を行うことが可能である。
半導体発光素子と蛍光体とを組み合わせることにより、照明用の光源である白色光などを得ることができる。しかし、この場合、半導体発光素子から放出される発光光によって励起して所望の波長の光を発光する蛍光体の応答速度が遅く、大容量の通信データを適切に通信することが困難である。
特開2009−10916号公報
実施形態は、半導体発光素子を光源とする可視光を用いて、大容量のデータ通信を行う可視光通信装置を提供する。
実施形態に係る可視光通信装置は、第1波長の可視光を含む第1発光光を放出する第1発光部と前記第1発光部の前記第1発光光によって励起されて前記第1波長よりも長い波長の第2波長の可視光を含む第2発光光を放出する第1蛍光体層とを含む第1発光素子と、第1信号を変調して変調された前記第1信号によって前記第1発光素子を駆動する第1変調手段と、を有する第1送信機と、前記第1発光光を受光して電気信号に変換する第1受光素子と、前記第1受光素子の出力にもとづいて前記第1信号に復調する第1復調手段と、を有する第1受信機と、前記第1波長の可視光を含む第3発光光を放出する第2発光部と、前記第3発光光によって励起されて前記第2波長の可視光を含む第4発光光を放出する第2蛍光体層と、を含む第2発光素子と、第2信号を変調して変調された前記第2信号によって前記第2発光素子を駆動する第2変調手段と、を有する第2送信機と、前記第2波長の可視光を通過させる光学フィルタと、前記光学フィルタを通過した前記第4発光光を受光して電気信号に変換する第2受光素子と、前記第2受光素子の出力にもとづいて前記第2信号を復調する第2復調手段と、を有する第2受信機と、を備える。前記第1信号は、前記第2信号よりも高い周波数で変調される。前記第2信号は、前記第2蛍光体層の発光の応答周波数よりも低い周波数で変調される。
第1の実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。 第2の実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。 図3(a)は照明器具に導入した場合の可視光通信装置を例示する模式図である。図3(b)は、発光モジュールを例示する模式図である。 第3の実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。 発光モジュールを例示する模式図である。 第4の実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の可視光通信装置1は、送信機10と、受信機20と、を備える。送信機10は、受信機20に向けて可視光30を放出する。受信機20は、可視光30を受光する。可視光30は、たとえば白色光である。
送信機10は、発光素子12と変調回路16とを含む。発光素子12は、変調回路16に電気的に接続されている。変調回路16は、発光素子12に供給する電流値を制御して変調信号に応じて発光素子12が点灯するように駆動する。変調回路16は、たとえば外部からデータD1を供給されて、所定の変調方式によって、データD1を変調する。所定の変調方式とは、たとえばASK(Amplitude Shift Keying)変調方式やOOK(On-Off-Keying)変調方式等である。変調方式には、光偏波等の光変調方式を用いてもよい。これらの変調方式を用途等に合わせて選択し適用することができる。変調回路16は、供給されるデータD1を100MHz以上の周波数で変調する。
発光素子12は、発光部13と蛍光体層14とを有する。発光部13は、発光層を含む半導体層を有しており、半導体層への電流の供給により、発光部13は所定の波長で発光する。半導体層は、窒化物半導体、たとえば窒化ガリウム(GaN)を含む層であり、青色光31を発光する。蛍光体層14は、発光部13から放出される発光光によって励起され、所定の色で発光する蛍光材料を含んでいる。可視光30を白色光とする場合には、青色光31によって励起されて青色光の補色である黄色光を発光する蛍光材料が含まれている。蛍光体層14は、青色光によって黄色光を発光する。青色光31と黄色光32とが混色されて、発光素子12は、可視光30として白色光を放出する。以下、発光素子12という場合には、特に断らない限り、発光ダイオード(Light Emitting Diode)およびレーザダイオード(Laser Diode)を含むものとする。
なお、本明細書において「窒化物半導体」とは、BInAlGa1−x−y−zN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1,x+y+z≦1)なる化学式において組成比x、yおよびzをそれぞれの範囲内で変化させた全ての組成の半導体を含むものとする。またさらに、上記化学式において、N(窒素)以外のV族元素もさらに含むもの、導電型などの各種の物性を制御するために添加される各種の元素をさらに含むもの、および、意図せずに含まれる各種の元素をさらに含むものも、「窒化物半導体」に含まれるものとする。
受信機20は、受光素子22と、復調回路24と、信号処理回路26と、を含む。受光素子22は、送信機10の発光素子12によって放出された可視光30を受光する。受光素子22は、シリコン(Si)等の半導体材料を含み、光を受光して電気信号に変換するトランスデューサである。
復調回路24は、受光素子22から出力される電気信号を入力して、送信信号に含まれデータD1を復調する。復調回路24の復調方式は、送信機10の変調方式に合わせて選択される。たとえば、OOK変調された信号を受信する場合には、復調回路24は、OOKで復調する。
信号処理回路26は、復調回路24の出力に接続されている。信号処理回路26は、復調されたデータにもとづいて、データの解釈等行う。信号処理回路26は、たとえばCPU(Central Processing Unit)等である。CPUは、CPUの内部または外部に設けられた記憶部に格納されたプログラムのステップにしたがい、復調されたデータの解釈、命令の実行等を行う。
受光素子22と復調回路24との間に、ハイパスフィルタ23を接続して、低域の変調波等を除去するようにしてもよい。図示しないが、ハイパスフィルタ23と同時に、あるいはハイパスフィルタ23とは別に、信号レベルが所定のしきい値以上のものを選別するような波形整形回路を設けるようにしてもよい。ハイパスフィルタ23は、変調する周波数を通過帯域とするバンドパスフィルタであってもよい。さらに、信号処理回路26において、エラー訂正処理を行うようにしてもよい。
送信機10と受信機20との可視光30による伝送経路内に光学フィルタ21を追加してもよい。光学フィルタ21は、受光素子22の受光窓近傍に設けられる。光学フィルタ21は、青色光の波長(450nm〜495nm程度)を通過させる。光学フィルタ21によって、送信機10の発光素子12から放出される白色光のうち、青色光が受光素子22に供給される。
本実施形態の可視光通信装置1の動作について説明する。
本実施形態の可視光通信装置1は、送信機10の変調回路16において、100MHz以上の周波数によって、データの変調を行う。この例では、変調する周波数は、100MHzであるものとする。
100MHzの周波数によって、発光素子12の発光部13は、駆動される。変調方式がOOK変調の場合には、発光部13は、100MHzの周波数でオンオフを繰り返す。発光部13は、100MHzの周波数で点灯および消灯を繰り返す青色光を放出する。つまり、発光部13は、変調回路16によって直接変調された青色光31を放出する。
一方、蛍光体層14の蛍光材料は、100MHzの周波数で変調された青色光によって励起される。しかし、蛍光体層14の蛍光材料の発光の応答速度は、数MHz以下であるため、変調信号に対しては、ローパスフィルタとして機能する。つまり、蛍光体層14から放出される黄色光32は、数MHz以下の周波数成分を含む。
青色光31および黄色光32は、それぞれ100MHz以上および数MHz以上の周波数でオンオフ等している。一方、人間の目の応答速度は、これらよりも十分遅いので、人間の目には単なる白色光が可視光30として放出されているように見える。
受信機20の受光素子22は、青色光31および黄色光32に応答し、電気信号に変換して、変換された電気信号を復調回路24に供給する。
復調回路24では、受光素子22によって生成された青色光31および黄色光32にもとづく電気信号を復調する。青色光31にもとづく信号は100MHzの周波数成分を有し、黄色光32にもとづく信号は、数MHz以下の周波数成分を有している。それぞれの信号の周波数には2ケタの相違があるので、黄色光32にもとづく信号は、青色光31にもとづく信号にほとんど影響を与えない。受光素子22と復調回路24との間にカットオフ周波数が100MHzのハイパスフィルタ23や通過周波数が100MHz程度のバンドパスフィルタを設けることによって、より確実に青色光31にもとづく信号を抽出することができる。OOK変調等の場合には、黄色光の低周波成分によって青色光のパルス波形になまりを生ずる等の影響がある場合には、受光素子22と復調回路24との間に波形整形回路を挿入してもよい。なお、受光素子22の受光部に青色光31を通過させる光学フィルタ21を設けた場合には、黄色光32はカットされるので、青色光31による信号が抽出される。
復調回路24によって復元されたデータD1は、信号処理回路26によって所定の処理が行われる。なお、復調回路24によって復調されたデータが、黄色光32にもとづく信号によって、復調されたデータに誤りビット等を含む場合には、信号処理回路26によって、周知のアルゴリズム等を用いて適切なエラー訂正を行うようにしてもよい。
このようにして、本実施形態の可視光通信装置1では、青色光31と、青色光31で励起されて発光される黄色光32との混色により放出される白色光である可視光30から青色光31を選別してデータD1を復調する。
本実施形態の可視光通信装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の可視光通信装置1では、青色光31を発光する発光部13と、青色光31によって励起されて黄色光32を発光する蛍光体層14を含む発光素子12を有する送信機10と、可視光30を受光して変調信号を出力する受光素子22を有する受信機20とを備えている。直接光である青色光31は、高周波で直接変調されている。一方、黄色光32は、蛍光体層14が一種のローパスフィルタとして機能するため、直接変調された青色光31の低周波成分のみを有する。蛍光体層14の蛍光材料の応答速度は、変調信号の周波数に比べて十分遅く、蛍光材料のローパスフィルタの効果によって、青色光31に含まれる高周波のデータはローパスフィルタを通過することができないので、黄色光32中には、青色光13にもとづくデータは含まれないと考えられる。そのため、送信機10および受信機20の光学回路構成が容易になり、小形で簡素な大容量通信が可能な可視光通信装置1を実現することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本実施形態の可視光通信装置60を例示するブロック図である。
図3は、照明器具に導入した場合の可視光通信装置60を例示する概念図である。
図2に示すように、本実施形態の可視光通信装置60は、2つの送信機10,70と、それぞれに対応する受信機20,80と、を備える。送信機および受信機の組のうち一方は、第1の実施形態の可視光通信装置1の送信機10および受信機20と同一である。なお、本実施形態では、受信機20は、光学フィルタ21とハイパスフィルタ23とを有することが好ましい。送信機および受信機の組のうち他方は、変調回路76および復調回路84が第1の実施形態の可視光通信装置1の場合と相違する。また、受信機80は、黄色の光学フィルタ81を有する点でも、第1の実施形態の可視光通信装置1の場合と相違する。第1の実施形態の可視光通信装置1と同一の構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
一方の送信機10は、発光素子12と、変調回路16と、を含む。発光素子12は、青色光31aを発光する発光部13と、青色光31aによって励起されて黄色光32aを発光する蛍光体層14とを有する。
追加された送信機70は、発光素子12と、変調回路76と、を含む。発光素子12は、青色光31bを発光する発光部13と、青色光31bによって励起されて黄色光32bを発光する蛍光体層14とを有する。変調回路76は、発光素子12に電流を供給して、発光素子12を点灯させる。変調回路76は、外部回路から供給されるデータD2を変調して変調信号を生成する。ここで、変調回路76は、蛍光体層14を構成する蛍光体の発光の応答速度以下の周波数でデータD2を変調する。変調回路76によって変調されたデータは、可視光30に乗って受信機80に送信される。
一方の送信機10の発光素子12および追加された送信機の発光素子12は、同一の組成の半導体層等を含み、同一の波長の青色光を発光する。また、両方の発光素子12は、同一の蛍光材料を含み、同一波長の黄色光を発光する蛍光体層14を含む。したがって、双方の青色光および黄色光は光学的にはまったく同一であるが、変調信号として乗せられているデータが異なるので、一方の送信機10から放出される青色光を31a、黄色光32aとし、追加された送信機70から放出される青色光を31b、黄色光を32bと、符号を変えて説明する。
追加された受信機80は、光学フィルタ81と、受光素子22と、復調回路84と、を含む。光学フィルタ81は、可視光30の伝送経路内で受光素子22の受光部近傍に配置されている。光学フィルタ81は、黄色光の波長(たとえば570nm〜590nm)を通過させるフィルタである。
受信機80の受光素子22は、光学フィルタ81を通過する黄色光32bを受光して、電気信号に変換する。電気信号に変換された受光信号は、復調回路84に入力される。復調回路84は、受光信号を適切な方式で復調する。
上述の構成により、本実施形態の可視光通信装置60は、2つの通信チャネルA,Bを有する。通信チャネルAでは、送信機10および受信機20によって、100MHz以上の周波数による高速通信が行われる。通信チャネルBでは、送信機70および受信機80によって、数MHz以下の周波数による低速通信が行われる。
なお、送信機および受信機の組は、通信チャネルごとに別体で構成する必要はなく、たとえば、送信機ごとにまとめて1つの筐体に収納し、受信機ごとにまとめて1つの筐体に収納するようにしてももちろんかまわない。
本実施形態の可視光通信装置60の動作について説明する。
以下では、通信チャネルAにおいては、100MHzの周波数で変調されたデータD1が伝送され、通信チャネルBにおいては、1MHzの周波数で変調されたデータD2が伝送されるものとする。
通信チャネルAを形成する送信機10では、データD1が100MHzの周波数で変調され、この周波数で発光素子12の発光部13が直接駆動される。青色光31aは、そのまま放出され、変調されたデータD1が送信される。なお、送信機10の発光素子12の蛍光体層14は、100MHzの周波数を有する青色光31aが通過することによって励起される。蛍光体層14は、青色光31aにもとづくデータに対しては、ローパスフィルタとして機能する。蛍光体層14に入射された青色光31aは、数MHzのカットオフ周波数で高域成分が除去されて低周波成分が放出される。そのため、黄色光32aには、青色光31aにもとづくデータD1は乗っていないと考えてよい。
通信チャネルBを形成する送信機70では、データD2が1MHzの周波数で変調され、この周波数によって発光素子12の蛍光体層14の蛍光体が励起される。つまり、送信機70の発光素子12の蛍光体層14は、1MHzの周波数によって変調された黄色光32bを発光する。なお、この発光素子12は、この周波数によって直接駆動されるので、1MHzで変調された青色光32bも同時に放出する。
通信チャネルAを構成する受信機20の受光素子22および通信チャネルBを構成する受信機80の受光素子22には、可視光30が入射される。受信機20,80は、同一の可視光30を入射する。可視光30には、100MHzで変調されたデータD1が乗っている青色光31aと、この青色光31aが蛍光体層14によって高域カットされた黄色光32a、1MHzで変調されたデータD2が乗っている黄色光32bおよび青色光31bが含まれる。
100MHzで変調されたデータD1が乗っている青色光31aと、他の発光光とは、周波数帯域が2ケタ相違するので、通信チャネルAの受信機20の復調回路24は、青色光31aにもとづくデータを識別することができる。より好ましくは、光学フィルタ21およびハイパスフィルタ23等を通過させることによって、より確実に青色光31aにもとづくデータが乗った信号が識別される。
通信チャネルBの受信機80は、黄色光を抽出する光学フィルタ81を有している。したがって、受信機80の受光素子22は、黄色光の成分のみを抽出して復調回路84に供給する。ここで、黄色光の成分は、通信チャネルAに対応する黄色光32aと、通信チャネルBに対応する黄色光32bとを含んでいる。通信チャネルAに対応する黄色光32aは、100MHzの周波数を有する青色光31aによる励起光であるため、蛍光体層14のローパスフィルタ効果によって高域カットされており、黄色光32a自体は、データD1,D2に関する何らの情報を有しているわけではない。そのため、復調回路84は、データD2を復調することができる。なお、黄色光32a,32bでは、ローパスフィルタのかとオフ周波数と変調周波数とがほぼ同一であるため、復調回路84において、これらにもとづくデータを識別して正しいデータD2として出力できない場合には、信号処理回路86等において、エラー訂正処理を行うことが望ましい。
本実施形態の可視光通信装置60の作用および効果について説明する。
図3(a)は照明器具に導入した場合の可視光通信装置を例示する模式図である。図3(b)は、複数の発光素子の配列を含む発光モジュールを例示する模式図である。
送信機10および受信機20の組によって形成される通信チャネルAでは、100MHz以上の周波数で変調されたデータを含む青色光が含まれる。送信機70および受信機80の組によって形成される通信チャネルBでは、数MHzの周波数で変調されたデータを含む黄色光が含まれる。通信チャネルAおよび通信チャネルBでは、それぞれ伝送されるデータの周波数に2ケタの相違があるので、互いに干渉することなく、可視光通信を行うことができる。いずれの通信チャネルにおいても、可視光の波長等には相違がないので、人間の目には、同一の照明が提供されているように見える。本実施形態の可視光通信装置60では、2つの通信チャネルを干渉を生ずることなく用いることができるので、黄色光のデータを通信の確立のためのハンドシェーク信号に用い、青色光のデータを大容量通信に用いる等することができる。
図3(a)に示すように、可視光通信装置60は、たとえば照明器具40と携帯情報端末50との間の通信に用いることができる。照明器具40は、送信機10,70を有している。送信機10,70は、たとえば、照明器具40の筐体41内に設けられる。この筐体41は、照明光を放出する下方を除いてシェード42によって外周を覆われており、外部から視認できないようになっている。発光素子12は、可視光30である照明光を下方に向かって放出する。照明器具40は、送信機10,70の発光素子12を点灯させて、所望の空間の照明を提供する。照明器具40は、複数の発光素子12を同時に点灯させて所望の明るさを実現する。たとえば、図3(b)に示すように、発光モジュール43は、16個の発光素子12を含む。発光モジュール43では、発光素子12は、4列、4行の格子状に配列されている。このうちたとえば左側の2列の発光素子12群は、同一の変調回路16によって駆動される。右側の2列の発光素子12群は、同一の変調回路76によって駆動される。つまり、1つの発光モジュール43内の発光素子を通信チャネルAおよび通信チャネルBのために用いることができる。
たとえば、受信機20,80は、受光素子22,22のための開口部88を有する筐体89に収納され、携帯情報端末50に脱着可能に取り付けられる。筐体89は、携帯情報端末50にあらかじめ内蔵されていてもよい。受信機20,80は、開口部88を照明器具40に向けることによって、可視光30を受光することができる。
照明器具を利用した可視光通信は、原子炉内における通信等、電波による無線の利用ができない用途や、美術館の作品案内アナウンス等、データを送信する相手を特定の位置に制限する用途等に、有用な通信手段として期待されている。
しかしながら、白色LEDを利用して可視光通信を行う場合には、上述したように蛍光材料の発光にもとづく応答速度のため、−3[dB]規格で、数MHz程度の通信速度しか実現できない。本実施形態の可視光通信装置60では、発光素子12の発光部13の発光動作を直接用いるので、駆動周波数に応じた応答速度が得られ、100MHzを超える周波数での変調信号の送信が可能になる。そのため、高速なデータ通信が可能となり、原子炉制御や音声通信等の大容量のデータ伝送が可能になる。
本実施形態の可視光通信装置60の場合には、蛍光材料の応答速度に応じた低周波の変調データを異なる通信チャネル上を伝送させることができ、実質的に全体の通信チャネルの大容量化が可能になる。そして、可視光通信装置60を照明器具に用いた場合では、同一の可視光である発光光を放出する発光素子を用いて、異なる通信チャネルを形成することができるので、照明の機能や照明器具のデザインをそのまま維持しつつ、大容量通信が可能になる。
(第3の実施形態)
図4は、本実施形態に係る可視光通信装置を例示するブロック図である。
図4に示すように、可視光通信装置90は、送信機10と、受信機20と、送信機100と、受信機110と、送信機120と、受信機130と、を備える。送信機10および受信機20の組は、第1の実施形態の可視光通信装置1の場合と同じものである。送信機100および受信機110の組は、送信機10および受信機20の組と、変調されたデータを乗せる可視光の発光色が相違する。送信機100および受信機110の組が送受信する可視光の発光色は、赤色である。また、送信機120および受信機130の組は、送信機10および受信機20の組ならびに送信機100および受信機110の組と、変調されたデータを乗せる可視光の発光色が相違する。送信機120および受信機130の組が送受信する可視光の発光色は、緑色である。
送信機100は、発光素子12aと、変調回路106と、を含む。発光素子12aは、発光部13aを含むが、蛍光体層を含まない。たとえば、発光素子12aは、AlGaAsやGaAsP等を含む発光ダイオードである。発光素子12aは、変調回路106によって駆動されて、赤色を含む可視光を発光する。変調回路106は、100MHz以上の周波数で外部から入力されるデータD3から変調信号を生成する。
受信機110は、光学フィルタ111と、受光素子22と、復調回路114とを含む。光学フィルタ111は、赤色の可視光の波長(たとえば620nm〜750nm程度)を通過させる。光学フィルタ111に入射した可視光のうち赤色の波長成分は、受光素子22に入力される。受光素子22は、赤色の光を電気信号に変換して復調回路114に供給する。復調回路114は、入力された電気信号を復調し、元のデータD3を復元する。なお、受光素子22と復調回路114との間にハイパスフィルタ113を設けてもよい。ハイパスフィルタ113に代えて、周波数を通過帯域とするバンドパスフィルタを設けてもよい。
送信機120は、発光素子12bと、変調回路126と、を含む。発光素子12bは、発光部13bを含むが、蛍光体層を含まない。たとえば発光素子12bは、GaPやAlGaInP等を含む緑色LEDである。変調回路126は、100MHz以上の周波数で外部から入力されるデータD4から変調信号を生成する。
受信機130は、光学フィルタ131と、受光素子22と、復調回路134とを含む。光学フィルタ131は、緑色の可視光の波長(たとえば495nm〜570nm程度)を通過させる。光学フィルタ131に入射した可視光のうち緑色の波長成分は、受光素子22に入力される。受光素子22は、緑色の光を電気信号に変換して復調回路134に供給する。復調回路134は、入力された電気信号を復調し、元のデータD4を復元する。なお、受光素子22と復調回路134との間にハイパスフィルタ133や、バンドパスフィルタを設けてもよい。
上述の構成により、本実施形態の可視光通信装置90は、3つの通信チャネルA、C,Dを有する。通信チャネルAでは、送信機10および受信機20によって、100MHz以上の周波数で変調されたデータの通信が行われる。通信チャネルCでは、送信機100および受信機110によって、100MHz以上の周波数による通信が行われる。通信チャネルDでは、送信機120および受信機130によって100MHz以上の周波数による通信が行われる。
本実施形態の可視光通信装置90の動作について説明する。
以下では、通信チャネルAにおいては、100MHzの周波数で変調されたデータD1が伝送され、通信チャネルCにおいて、100MHzの周波数で変調されたデータD3が伝送され、通信チャネルDにおいて、100MHzの周波数で変調されたデータD4が伝送されるものとする。
送信機10および受信機20の組では、青色光31aがデータ伝送に用いられる。上述したように、青色光31aは、発光部13の直接駆動によって放出され変調されたデータD1が送信される。青色光31aには、100MHzの周波数で変調されたデータD1が乗っている。変調され、送信されたデータは、受信機20において、復調される。なお、青色光31aと同時に放出される黄色光32aでは、青色光31aの高域成分はフィルタリングされ、低域成分のみを含んでいる。
送信機100および受信機110の組では、発光素子12aによって生成された赤色光33がデータ伝送に用いられる。赤色光33は、変調回路104によって駆動された発光素子12aから直接放出される。そのため、赤色光33には100MHzの周波数で変調されたデータD3が乗った状態で伝搬する。送信されたデータD3は、受信機110の光学フィルタ111によって、赤色の波長成分が抽出され、電気信号に変換されて復調回路114によって元のデータD3に復調される。
送信機120および受信機130の組では、発光素子12bによって生成された緑色光34がデータ伝送に用いられる。緑色光34は、変調回路126によって駆動された発光素子12bから直接放出される。そのため、緑色光34には100MHzの周波数で変調されたデータD4が乗った状態で伝搬する。送信されたデータD4は、受信機130の光学フィルタ131によって、緑色の波長成分が抽出され、電気信号に変換されて復調回路134によって元のデータD4に復調される。
本実施形態の可視光通信装置90の作用および効果について説明する。
本実施形態の可視光通信装置90では、赤色光33の送受信を行う送信機100および受信機110の組、ならびに、緑色光34の送受信を行う送信機120および受信機130の組をさらに備え、赤色光33および緑色光34とも100MHz以上の周波数で変調されている。各送信機および受信機の組では、可視光中の光の波長の相違によって通信チャネルA,C,Dが形成されているので、形成された通信チャネルの数だけ、データ通信容量が拡大される。この例では、青色、赤色および緑色の3色を用いて、通信チャネルを3つ形成するので、3倍のデータ通信容量を得ることができる。
本実施形態の可視光通信装置90では、可視光中の光の波長にもとづいて形成された通信チャネルA,C,Dを用いるので、変調回路16,106,126および復調回路24,114,134では、同一の周波数を用いることができる。したがって、これらを共通の回路で構成することができ、通信装置全体の構成を簡素化することができる。
図3にすでに示したように、照明器具40には、光源として複数の発光素子を含む場合がある。光源から放出される可視光について演色性を向上させるには、青色の発光部および黄色の蛍光体の組み合わせに、さらに赤色および緑色を発光する光源を追加することが効果的である。たとえば、図5に示すように、青色の発光部13および黄色の蛍光体層14による白色光源である発光素子12の配列に、赤色の光源である発光素子12aおよび緑色の光源である発光素子12bを追加した発光モジュール43aとすることによって、より演色性の高い照明光や、自然光に近い照明光を得ることができる。つまり、赤色および緑色の光源を付加することによって、青色および黄色のみからなる白色光の演色性(平均演色評価数Ra)を70程度から90程度まで向上させることができる。
本実施形態の可視光通信装置90は、このような照明器具40に導入して、高い演色効果を有する照明を提供するとともに、より大容量のデータ通信を可能にする。
本実施形態の可視光通信装置90では、異なる波長の発光光を放出する発光素子を含む送信機、および、その発光光を通過させるフィルタを含む受信機を追加することによって、通信チャネルをさらに増やすことができる。
可視光の波長領域は、400nm〜700nm程度であり、この範囲を複数の波長に分割して通信チャネルを割り当てる場合を考える。一般的には、発光素子として発光ダイオードを用いた場合には、発光ダイオードの発光スペクトル半値幅は、30nm程度である。発光光の波長のピークを50nm間隔に設定した場合には、可視光の波長領域を6〜7波長に分割することができる。つまり、可視光中に、6〜7重の多重通信チャネルを形成することができる。たとえば、各通信チャネルを構成する送信機に、周波数応答性能が500MHzの発光ダイオードを用いた場合には、6組の送信機および受信機の組を用いることによって、3THbps以上の高速通信を行うことができる。
発光素子として、半導体レーザダイオードを用いた場合には、スペクトル半値幅は、数nmであるため、原理的には可視光中に数10〜数100重の多重通信チャネルを形成することができる。
(第4の実施形態)
図6は、本実施形態の可視光通信装置140を例示するブロック図である。
上述の実施形態においては、演色性を向上させるために赤色LEDおよび緑色LEDを用いたが、赤色および緑色を発光する蛍光材料をあらかじめ導入した蛍光体層を含む発光素子を用いてもよい。
図6に示すように、可視光通信装置140は、送信機150と、受信機20と、送信機160と、受信機170と、送信機180と、受信機190と、を備える。送信機150および受信機20によって通信チャネルAが形成される。送信機160および受信機170によって通信チャネルEが形成される。送信機180および受信機190によって通信チャネルFが形成される。
通信チャネルAでは、青色光31aによって、100MHz以上で変調されたデータD1が伝送される。青色光31aは、直接変調された発光光である。通信チャネルEでは、赤色光33eによって、数MHz以下で変調されたデータD5が伝送される。赤色光33eは、青色光31eによって励起された蛍光体層14aから放出される赤色蛍光材料の発光光である。通信チャネルFでは、緑色光34fによって、数MHz以下で変調されたデータD6が伝送される。緑色光34fは、青色光31fによって励起された蛍光体層14cから放出される緑色蛍光材料の発光光である。
各通信チャネルA,E,Fのためのそれぞれの送信機150,160,180は、同一の発光素子12cを含む。発光素子12cは、発光部13と蛍光体層14aとを含む。蛍光体層14aは、黄色を発光する蛍光材料のほか、赤色を発光する蛍光材料および緑色を発光する蛍光材料を含んでいる。発光素子12cは、発光部13から放出される青色光と、青色光によって励起された各蛍光材料から放出される黄色光、赤色光および緑色光とを放出する。発光素子12cは、これらの発光光の混色により演色性が向上された白色光を発光する。
通信チャネルAのための送信機150の変調回路16は、上述の他の実施形態において説明した変調回路16と同一のものである。100MHz以上の周波数でデータD1を変調する。通信チャネルE,Fのための変調回路166,186は、それぞれ周波数が相違する。変調回路166,186の周波数は、蛍光体層14aの発光の応答速度に応じて数MHz以下に設定される。
通信チャネルAのための受信機20は、上述の実施形態において説明した受信機20と同一のものであり、説明を省略する。
通信チャネルEのための受信機170は、光学フィルタ171と、受光素子22と、バンドパスフィルタ173と、復調回路174と、信号処理回路176とを含む。光学フィルタ171は、赤色光を通過させる。バンドパスフィルタ173は、送信機160の周波数を通過させる通過帯域を有する。復調回路174は、抽出された信号成分からデータD5を復元する。
通信チャネルFのための受信機190は、光学フィルタ191と、受光素子22と、バンドパスフィルタ193と、復調回路194と、信号処理回路196とを含む。光学フィルタ191は、緑色光を通過させる。バンドパスフィルタ193は、送信機180の周波数を通過させる通過帯域を有する。復調回路194は、抽出された信号成分からデータD6を復元する。
本実施形態の可視光通信装置140の動作について説明する。
以下では、通信チャネルAにおいては、100MHzの周波数で変調されたデータD1が伝送され、通信チャネルEにおいて、1MHzの周波数で変調されたデータD5が伝送され、通信チャネルFにおいて、2MHzの周波数で変調されたデータD6が伝送されるものとする。
送信機150および受信機20の組では、青色光31aがデータ伝送に用いられる。青色光31aは、発光部13の直接駆動によって高速動作可能であるため、100MHzの周波数を用いてデータD1が変調される。変調され、送信されたデータは、受信機20において、復調される。
送信機160および受信機170の組では、1MHzの周波数で変調されたデータD5は、発光素子12bの赤色蛍光材料の発光による赤色光33eがデータ伝送に用いられる。送信されたデータは、受信機170の光学フィルタ171によって、赤色の波長成分が抽出され、電気信号に変換される。
ここで、光学フィルタ171は、送信機160が発光する赤色光33eだけでなく、他の送信機10,180が送信する赤色光33a,33fを通過させる。赤色光33aは、データを含んでいないと言えるが、赤色光33fは、データD6に関する情報を含んでいる。データD5は、1MHzで変調されており、データD6は、2MHzで変調されている。バンドパスフィルタ173は、1MHzを中心とする通過帯域を有しているので、復調回路174には、赤色光33eに関する信号のみが入力される。入力された信号は、復調回路174によって元のデータD5に復調される。
送信機180および受信機190の組では、2MHzの周波数で変調されたデータD6は、発光素子12bの緑色蛍光材料の発光による緑色光34fがデータ伝送に用いられる。送信されたデータは、受信機190の光学フィルタ191によって、緑色の波長成分が抽出され、電気信号に変換される。
光学フィルタ191は、送信機180が発光する緑色光34fだけでなく、他の送信機10,160が送信する緑色光34a,34eを通過させる。緑色光34aは、データを含んでいないと言えるが、緑色光34eは、データD5に関する情報を含んでいる。データD5は、1MHzで変調されており、データD6は、2MHzで変調されている。バンドパスフィルタ193は、2MHzを中心とする通過帯域を有しているので、復調回路194には、緑色光34fに関する信号のみが入力される。入力された信号は、復調回路194によって元のデータD6に復調される。入力された信号は、復調回路194によって元のデータD6に復調される。
本実施形態の可視光通信装置140の作用および効果について説明する。
本実施形態の可視光通信装置140では、複数の蛍光材料を含む蛍光体層を含む発光素子12cを含む送信機を備えているので、各通信チャネルで同一の発光素子を用いることができ、装置の構成を簡素化することができる。
本実施形態の可視光通信装置140では、通信チャネルを形成するために、通信チャネルごとに変調の周波数を変えることによって、低域の周波数帯域において通信チャネルの多重化が可能となり、ノイズ環境の厳しい用途に用いることができる。
以上説明した実施形態によれば、半導体発光素子を光源とする可視光を用いて、大容量のデータ通信を行う可視光通信装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 可視光通信装置、10 送信機、12,12a,12b,12c 発光素子、13 発光部、14,14a 蛍光体層、16 変調回路、20 受信機、21 光学フィルタ、22 受光素子、24 復調回路、26 信号処理回路、30 可視光、40 照明器具、50 携帯端末装置、60 可視光通信装置、70 送信機、76 変調回路、80 受信機、81 光学フィルタ、84 復調回路、90 可視光通信装置、100 送信機、106 変調回路、110 受信機、111 光学フィルタ、114 復調回路、116 信号処理回路、120 送信機、126 変調回路、130 受信機、131 光学フィルタ、134 復調回路、136 信号処理回路、140 可視光通信装置、150,160,180 送信機、166,186 変調回路、170,190 受信機、171,191 光学フィルタ、173、193 バンドパスフィルタ、174、194 復調回路、176、196 信号処理回路

Claims (7)

  1. 第1波長の可視光を含む第1発光光を放出する第1発光部と前記第1発光部の前記第1発光光によって励起されて前記第1波長よりも長い波長の第2波長の可視光を含む第2発光光を放出する第1蛍光体層とを含む第1発光素子と、第1信号を変調して変調された前記第1信号によって前記第1発光素子を駆動する第1変調手段と、を有する第1送信機と、
    前記第1発光光を受光して電気信号に変換する第1受光素子と、前記第1受光素子の出力にもとづいて前記第1信号に復調する第1復調手段と、を有する第1受信機と、
    前記第1波長の可視光を含む第3発光光を放出する第2発光部と、前記第3発光光によって励起されて前記第2波長の可視光を含む第4発光光を放出する第2蛍光体層と、を含む第2発光素子と、第2信号を変調して変調された前記第2信号によって前記第2発光素子を駆動する第2変調手段と、を有する第2送信機と、
    前記第2波長の可視光を通過させる光学フィルタと、前記光学フィルタを通過した前記第4発光光を受光して電気信号に変換する第2受光素子と、前記第2受光素子の出力にもとづいて前記第2信号を復調する第2復調手段と、を有する第2受信機と、
    を備え、
    前記第1信号は、前記第2信号よりも高い周波数によって変調され、
    前記第2信号は、前記第2蛍光体層の発光の応答周波数よりも低い周波数によって変調された可視光通信装置。
  2. 第1波長の可視光を含む第1発光光を放出する第1発光部を含む第1発光素子と、第1信号を変調して変調された前記第1信号によって前記第1発光素子を駆動する第1変調手段と、を有する第1送信機と、
    前記第1発光光を受光して電気信号に変換する第1受光素子と、前記第1受光素子の出力にもとづいて前記第1信号に復調する第1復調手段と、を有する第1受信機と、
    第3波長の可視光を含む第3発光光を放出する第2発光部を含む第2発光素子と、第2信号を変調して変調された前記第2信号によって前記第2発光素子を駆動する第2変調手段と、を有する第2送信機と、
    前記第3波長の可視光を通過させる第1光学フィルタと、前記第1光学フィルタを通過した前記第3発光光を受光して電気信号に変換する第2受光素子と、前記第2受光素子の出力にもとづいて前記第2信号を復調する第2復調手段と、を有する第2受信機と、
    を備えた可視光通信装置。
  3. 第4波長の可視光を含む第4発光光を放出する第3発光部を含む第3発光素子と、第3信号を変調して変調された前記第3信号によって前記第3発光素子を駆動する第3変調手段と、を有する第3送信機と、
    前記第4波長の可視光を通過させる第2光学フィルタと、前記第2光学フィルタを通過した第4発光光を受光して電気信号に変換する第3受光素子と、前記第3受光素子の出力にもとづいて前記第3信号を復調する第3復調手段と、を有する第3受信機と、
    をさらに備えた請求項2記載の可視光通信装置。
  4. 前記第2発光部は、赤色の波長を含む可視光を発光し、前記第3発光部は、緑色の波長を含む可視光を放出する請求項2または3に記載の可視光通信装置。
  5. 前記第2信号および前記第3信号は、前記第1信号と同じ周波数で変調された請求項4記載の可視光通信装置。
  6. 同一の周波数によって変調された信号によって駆動され、異なる波長の可視光を放出する発光部をそれぞれに含む複数の発光素子を有する送信機と、
    前記異なる波長の可視光をそれぞれに通過させる複数の光学フィルタ有するを受信機と、
    を備えた可視光通信装置。
  7. 第1波長の可視光を含む第1発光光を放出する第1発光部を含む第1発光素子と、第1信号を変調して変調された前記第1信号によって前記第1発光素子を駆動する第1変調手段と、を有する第1送信機と、
    前記第1発光光を受光して電気信号に変換する第1受光素子と、前記第1受光素子の出力にもとづいて前記第1信号に復調する第1復調手段と、を有する第1受信機と、
    前記第1波長の可視光を含む第2発光光を放出する第2発光部と、前記複数の波長の可視光を含む発光光を放出する蛍光体層と、を含む第2発光素子と、第2信号を変調して変調された前記第2信号によって前記第2発光素子を駆動する第2変調手段と、を有する第2送信機と、
    前記複数の波長の可視光から1つの波長の発光光を通過させる光学フィルタと、前記光学フィルタを通過した通過光を受光して電気信号に変換する第2受光素子と、前記第2信号の変調のための周波数を通過帯域に含むバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタの出力にもとづいて前記第2信号を復調する第2復調手段と、を有する第2受信機と、
    を備え、
    前記第1信号は、前記第2信号よりも高い周波数で変調され、
    前記第2信号は、前記蛍光体層の発光の応答周波数よりも低い周波数で変調された可視光通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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