JP2017053027A - 物品処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タービン部品等の物品の取り扱いにおいて、修復性、耐久性、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、加工効率、材料効率を向上させる物品処理方法の提供。【解決手段】物品100は、基材材料104からなり、望ましくない基材特徴を含んだ基材102の一部が除去されて、基材の表面108にくぼみ112が形成され、充填材302と液体キャリア306を含む原料混合物304が、充填材の融点より高温の燃焼ガス流れ308を有するHVAF溶射装置300に導入され、充填材が、液体キャリアによって充填材の融点より低温に維持されながら、充填材を吐出させることによってくぼみに施工され、充填材と、くぼみと境を接する基材の領域とは、熱処理されて被処理部分を形成する物品の処理方法。【選択図】図3

Description

本発明は、物品を処理する方法に関し、特に、高速空気燃料溶射装置を使って充填材を施工して、望ましくない基材特徴を取り替えることを含む、タービン部品などの物品を処理する方法に関する。
ガンマプライムや様々な幾何学的制約により、ニッケル基超合金や特定のアルミニウムチタン合金などの難溶接性(HTW)合金は、ガンマプライム歪時効、溶離及び高温割れを起こしやすい。また、これらの材料は、ガンマプライム相が約30%を超える体積分率で存在している場合に接合させることが困難であり、それは、アルミニウム又はチタンの含有量が約3%を超えた場合に起こる可能性がある。
これらのHTW材料は、ガスタービンエンジンに組み込まれて、ブレード(バケット)、ノズル(翼)、シュラウド、燃焼器、回転タービン部品、ホイール、シール、HTW合金を用いた三次元製作部品、その他高温ガス路部品などのガスタービンエンジンの部品を形成する場合がある。HTW材料を含んだ部品の鋳込み、成形、機械加工、使用又は動作の間に、HTW材料には、亀裂、ディボット、摩耗、細孔、異常な結晶粒、その他物理的又は化学的に望ましくない特徴が生じるおそれがある。そのような望ましくない基材特徴の修復は、HTW材料の接合の困難さによって損なわれており、HTW材料で亀裂につぎ当てしたり、充填したりするなどの標準的な修復技術が困難になっている。そのような望ましくない基材特徴を従来の溶射などの高温の方法を使って埋めると、高温で脆弱したり亀裂が入ったりした被着材が生じる。ろう付け技術は、ろう付け材料又は成分が動作上の要件を満たさない部品に取り入れられることになるので不適切である。
現在、望ましくない基材特徴の美容的修復が行なわれることがあるが、そのような美容的修復個所は、HTW材料の本来の機械的特性に欠け、耐久性及び性能特性に劣る部品をもたらす。
米国特許出願公開第2011/0293919号明細書
例示の実施形態では、物品処理方法は、充填材と液体キャリアを含む原料混合物を高速空気燃料(HVAF)溶射装置の燃焼ガス流れに導入することを含む。燃焼ガス流れは充填材の融点より高い温度を有している。HVAF溶射装置内の原料混合物から、同伴(entrained)原料流れが形成される。充填材は、基材材料からなり、表面のくぼみなどの望ましくない基材特徴を含んだ基材を備えた物品に施工される。充填材を物品に施工することには、HVAF溶射装置から充填材を吐出することによって充填材をくぼみに施工することが含まれ、充填材は、吐出される間、液体キャリアによって充填材の融点より低温に維持される。充填材と、くぼみと境を接する基材の領域とは、熱処理されて被処理部分を形成する。
別の例示の実施形態では、物品処理方法は、物品の基材材料からなる基材のうち、望ましくない基材特徴を含んだ一部を除去して、基材の表面にくぼみを形成することを含む。充填材と液体キャリアを含む原料混合物が、HVAF溶射装置の燃焼ガス流れに導入される。燃焼ガス流れは充填材の融点より高い温度を有している。HVAF溶射装置内の原料混合物から、同伴原料流れが形成される。充填材は、HVAF溶射装置から充填材を吐出することによってくぼみに施工され、吐出される間は、液体キャリアによって充填材の融点より低温に維持される。充填材と、くぼみと境を接する基材領域とは、熱処理されて被処理部分を形成する。
本発明のその他の特徴及び利点は、例として発明の原理を示す添付の図面と併せて挙げられた好ましい実施形態の以下のより詳細な説明から明らかになるであろう。
本開示の実施形態にかかる物品の一部の斜視図である。 基材の一部を除去した後の本開示の実施形態にかかる図1の物品の一部の斜視図である。 充填材のくぼみへの施工時のHVAF溶射装置の概略的描写を伴った本開示の実施形態にかかる、図2の物品の一部の斜視図である。 被処理部分を有する本開示の実施形態にかかる図1の物品の一部の斜視図である。 本開示の実施形態にかかるHVAF溶射ガンの概略図である。
可能な限り、図面全体を通して同じ部分を表すために同じ参照番号が使用される。
物品及びタービン部品を処理する例示的な方法が提供される。本開示の実施形態は、本明細書に開示した1つ以上の特徴を利用しない方法と比較して、新規の材料を設計して検査する必要性を低下させるか、又はなくし、修復性、耐久性、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、加工効率、材料効率、又はそれらの組合せを向上させる。
図1を参照して、一実施形態では、物品処理方法は、基材材料104からなる基材102を備えた物品100を提供することを含む。基材102は、基材102の表面108に望ましくない基材特徴106を含んでいる。望ましくない基材特徴106には、以下に限定されないが、亀裂110、ディボット、細孔、異常な結晶粒、摩耗、機械的異常、化学的異常、結晶質異常、構造的異常、又はそれらの組合せが含まれる。望ましくない基材特徴106には、以下に限定されないが、亀裂110、ディボット、細孔、それらの組合せなどの、基材102の表面108のくぼみ112が含まれる。
一実施形態では、物品100はタービン部品114である。タービン部品114は、高温ガス路部品、ブレード(バケット)、ノズル(翼)、シュラウド、燃焼器、タービンホイール、回転タービン部品、ホイール、シール、HTW合金を用いた三次元製作部品、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切なタービン部品114であってもよい。
一実施形態では、基材材料104はHTW合金である。本明細書において使用される「HTW合金」とは、溶離、溶接割れ及び歪時効割れを示すために、溶接するのが非実用的な合金である。別の実施形態では、HTW合金は超合金である。さらに別の実施形態では、HTW合金はニッケル基超合金又はアルミニウムチタン超合金である。HTW合金には、以下に限定されないが、GTD111、GTD444、GTD262、Rene N2、Rene N4、Rene N5、Rene N6、Rene 65、Rene 77(Udimet 700)、Rene 80、Rene 88DT、Rene 104、Rene 108、Rene 125、Rene 142、Rene 195、Rene N500、Rene N515、CM247、MarM247、CMSX‐4、MGA1400、MGA2400、IN100、INCONEL700、INCONEL738、INCONEL792、DS Siemet、CMSX10、PWA1480、PWA1483、PWA1484、TMS‐75、TMS‐82、Mar‐M‐200、UDIMET 500、ASTROLOY、及びそれらの組合せが含まれる。
本明細書において使用される「ASTROLOY」とは、重量で、約15%のクロム、約17%のコバルト、約5.3%のモリブデン、約4%のアルミニウム、約3.5%のチタン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「DS Siemet」とは、重量で、約9%コバルト、約12.1%のクロム、約3.6%のアルミニウム、約4%のチタン、約5.2%のタンタル、約3.7%のタングステン、約1.8%のモリブデン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「GTD111」とは、重量で、約14%のクロム、約9.5%のコバルト、約3.8%のタングステン、約4.9%のチタン、約3%のアルミニウム、約0.1%の鉄、約2.8%のタンタル、約1.6%のモリブデン、約0.1%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「GTD262」とは、重量で、約22.5%のクロム、約19%のコバルト、約2%のタングステン、約1.35%のニオブ、約2.3%のチタン、約1.7%のアルミニウム、約0.1%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「GTD444」とは、重量で、約7.5%のコバルト、約0.2%の鉄、約9.75%のクロム、約4.2%のアルミニウム、約3.5%のチタン、約4.8%のタンタル、約6%のタングステン、約1.5%のモリブデン、約0.5%のニオブ、約0.2%のケイ素、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「MGA1400」とは、重量で、約10%のコバルト、約14%のクロム、約4%のアルミニウム、約2.7%のチタン、約4.7%のタンタル、約4.3%のタングステン、約1.5%のモリブデン、約0.1%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「MGA2400」とは、重量で、約19%のコバルト、約19%のクロム、約1.9%のアルミニウム、約3.7%のチタン、約1.4%のタンタル、約6%のタングステン、約1%のニオブ、約0.1%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「PMA1480」とは、重量で、約10%のクロム、約5%のコバルト、約5%のアルミニウム、約1.5%のチタン、約12%のタンタル、約4%のタングステン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「PWA1483」とは、重量で、約9%のコバルト、約12.2%のクロム、約3.6%のアルミニウム、約4.1%のチタン、約5%のタンタル、約3.8%のタングステン、約1.9%のモリブデン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「PMA1484」とは、重量で、約5%のクロム、約10%のコバルト、約2%のモリブデン、約5.6%のアルミニウム、約9%のタンタル、約6%のタングステン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N2」とは、重量で、約7.5%のコバルト、約13%のクロム、約6.6%のアルミニウム、約5%のタンタル、約3.8%のタングステン、約1.6%のレニウム、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N4」とは、重量で、約9.75%のクロム、約7.5%のコバルト、約4.2%のアルミニウム、約3.5%のチタン、約1.5%のモリブデン、約6.0%のタングステン、約4.8%のタンタル、約0.5%のニオブ、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N5」とは、重量で、約7.5%のコバルト、約7.0%のクロム、約6.5%のタンタル、約6.2%のアルミニウム、約5.0%のタングステン、約3.0%のレニウム、約1.5%のモリブデン、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N6」とは、重量で、約12.5%のコバルト、約4.2%のクロム、約7.2%のタンタル、約5.75%のアルミニウム、約6%のタングステン、約5.4%のレニウム、約1.4%のモリブデン、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 65」とは、重量で、約13%のコバルト、最高で約1.2%の鉄、約16%のクロム、約2.1%のアルミニウム、約3.75%のチタン、約4%のタングステン、約4%のモリブデン、約0.7%のニオブ、最高で約0.15%のマンガン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 77(Udimet 700)」とは、重量で、約15%のクロム、約17%のコバルト、約5.3%のモリブデン、約3.35%のチタン、約4.2%のアルミニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 80」とは、重量で、約14%のクロム、約9.5%のコバルト、約4%のモリブデン、約3%のアルミニウム、約5%のチタン、約4%のタングステン、約0.17%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 88DT」とは、重量で、約16%のクロム、約13%のコバルト、約4%のモリブデン、約0.7%のニオブ、約2.1%のアルミニウム、約3.7%のチタン、約4%のタングステン、約0.1%のレニウム、最大限約4.3%のレニウムとタングステン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 104」とは、重量で、約13.1%のクロム、約18.2%のコバルト、約3.8%のモリブデン、約1.9%のタングステン、約1.4%のニオブ、約3.5%のアルミニウム、約3.5%のチタン、約2.7%のタンタル、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 108」とは、重量で、約8.4%のクロム、約9.5%のコバルト、約5.5%のアルミニウム、約0.7%のチタン、約9.5%のタングステン、約0.5%のモリブデン、約3%のタンタル、約1.5%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 125」とは、重量で、約8.5%のクロム、約10%のコバルト、約4.8%のアルミニウム、最高で約2.5%のチタン、約8%のタングステン、最高で約2%のモリブデン、約3.8%のタンタル、約1.4%のハフニウム、約0.11%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 142」とは、重量で、約6.8%のクロム、約12%のコバルト、約6.1%のアルミニウム、約4.9%のタングステン、約1.5%のモリブデン、約2.8%のレニウム、約6.4%のタンタル、約1.5%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene 195」とは、重量で、約7.6%のクロム、約3.1%のコバルト、約7.8%のアルミニウム、約5.5%のタンタル、約0.1%のモリブデン、約3.9%のタングステン、約1.7%のレニウム、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N500」とは、重量で、約7.5%のコバルト、約0.2%の鉄、約6%のクロム、約6.25%のアルミニウム、約6.5%のタンタル、約6.25%のタングステン、約1.5%のモリブデン、約0.15%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Rene N515」とは、重量で、約7.5%のコバルト、約0.2%の鉄、約6%のクロム、約6.25%のアルミニウム、約6.5%のタンタル、約6.25%のタングステン、約2%のモリブデン、約0.1%のニオブ、約1.5%のレニウム、約0.6%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「MarM247」及び「CM247」とは、重量で、約5.5%のアルミニウム、約0.15%の炭素、約8.25%のクロム、約10%のコバルト、約10%のタングステン、約0.7%のモリブデン、約0.5%の鉄、約1%のチタン、約3%のタンタル、約1.5%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「IN100」とは、重量で、約10%のクロム、約15%のコバルト、約3%のモリブデン、約4.7%のチタン、約5.5%のアルミニウム、約0.18%の炭素、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「INCONEL700」とは、重量で、最高で約0.12%の炭素、約15%のクロム、約28.5%のコバルト、約3.75%のモリブデン、約2.2%のチタン、約3%のアルミニウム、約0.7%の鉄、最高で約0.3%のケイ素、最高で約0.1%のマンガン、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「INCONEL738」とは、重量で、約0.17%の炭素、約16%のクロム、約8.5%のコバルト、約1.75%のモリブデン、約2.6%のタングステン、約3.4%のチタン、約3.4%のアルミニウム、約0.1%のジルコニウム、約2%のニオブ、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「INCONEL792」とは、重量で、約12.4%のクロム、約9%のコバルト、約1.9%のモリブデン、約3.8%のタングステン、約3.9%のタンタル、約3.1%のアルミニウム、約4.5%のチタン、約0.12%の炭素、約0.1%のジルコニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「UDIMET500」とは、重量で、約18.5%のクロム、約18.5%のコバルト、約4%のモリブデン、約3%のチタン、約3%のアルミニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「Mar‐M‐200」とは、重量で、約9%のクロム、約10%のコバルト、約12.5%のタングステン、約1%のコロンビウム、約5%のアルミニウム、約2%のチタン、約10.14%の炭素、約1.8%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「TMS‐75」とは、重量で、約3%のクロム、約12%のコバルト、約2%のモリブデン、約6%のタングステン、約6%のアルミニウム、約6%のタンタル、約5%のレニウム、約0.1%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「TMS‐82」とは、重量で、約4.9%のクロム、約7.8%のコバルト、約1.9%のモリブデン、約2.4%のレニウム、約8.7%のタングステン、約5.3%のアルミニウム、約0.5%のチタン、約6%のタンタル、約0.1%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「CMSX‐4」とは、重量で、約6.4%のクロム、約9.6%のコバルト、約0.6%のモリブデン、約6.4%のタングステン、約5.6%のアルミニウム、約1.0%のチタン、約6.5%のタンタル、約3%のレニウム、約0.1%のハフニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
本明細書において使用される「CMSX‐10」とは、重量で、約2%のクロム、約3%のコバルト、約0.4%のモリブデン、約5%のタングステン、約5.7%のアルミニウム、約0.2%のチタン、約8%のタンタル、約6%のレニウム、及び残部のニッケルからなる組成物を含む合金を指す。
図1及び図2を参照して、一実施形態(図1に示す)では、望ましくない基材特徴106は基材102の表面108のくぼみ112である。別の実施形態(図示せず)では、望ましくない基材特徴106は、くぼみ112に限定されず、例えば、以下に限定されないが、異常な結晶粒、機械的異常、化学的異常、結晶質異常、構造的異常又はそれらの組合せなどである。図2を参照して、一実施形態では、望ましくない基材特徴106がくぼみ112に限定されない望ましくない特徴を含む場合、又はくぼみ112を埋めるにはアクセスが十分にできない場合には、基材102のうち、望ましくない基材特徴106を含んだ一部を除去して、基材102の表面108にくぼみ112を形成する。本明細書において使用される「くぼみ112を形成する」ことには、既存のくぼみ112を広げて、くぼみ112へのアクセスしやすさを高めることが含まれる。
くぼみ112は、表面酸化物を除去することによって作製されてもよい。表面酸化物は、くぼみ112を機械的に研磨すること、くぼみ112を化学的にエッチングすること、くぼみ112を真空下で熱洗浄すること、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切な技術によって除去されてもよい。くぼみ112を機械的に研磨することには、くぼみ112をグリットブラストすることが含まれる。一実施形態では、表面108は、表面酸化物を除去した後、くぼみ112を埋めるまで酸化物なしの状態に維持される。
図3を参照して、HVAF溶射装置300が充填材302をくぼみ112に施工する(掘り込まれたくぼみ112が図示されているが、くぼみ112が十分にアクセス可能であれば、掘り込まれていないくぼみ112に対して充填材302が施工されてもよい)。充填材302と液体キャリア306を含む原料混合物304が、充填材302の融点より高い温度を有する、HVAF溶射装置300の燃焼ガス流れ308に導入される。HVAF溶射装置300内の原料混合物304から同伴原料流れ310が形成され、HVAF溶射装置300から充填材302を吐出することによって充填材302がくぼみ112に施工される。充填材302は、吐出される間、液体キャリア306によって充填材302の融点より低温に維持される。一実施形態では、原料混合物304がHVAF溶射装置300に導入される間、充填材302は液体キャリア306によって充填材302の融点より低温に維持される。一実施形態では、充填材302を施工することには、少なくとも基材102の表面108までくぼみ112を充填材302で埋めることが含まれる。
充填材302は、基材材料104と適合可能ないかなる適切な材料であってもよい。本明細書において使用される「適合可能」とは、充填材302が物品100の動作条件の下で基材材料104を分離させない結合を形成可能であること、充填材302と基材材料104が化学的に適合可能であること、充填材302と基材材料104が物理的に適合可能であること、さらには、充填材302が基材材料104の対応する物理的特性の少なくとも約50%、あるいは少なくとも約60%、あるいは少なくとも約70%、あるいは少なくとも約80%、あるいは少なくとも約90%の物理的特性を含むことを意味する。物理的特性は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切な物理的特性であってもよい。一実施形態では、充填材302が基材材料104である。
液体キャリア306は、水、アルコール、有機溶剤、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切な液体であってもよい。液体キャリア306には界面活性剤も含まれる。理論にとらわれることなく、界面活性剤の添加が液体キャリア306中の充填材302の分散を向上させると思われる。
一実施形態では、原料混合物304は、重量で、液体キャリア306中に約90%未満の充填材302、あるいは液体キャリア306中に約70%未満の充填材302、あるいは液体キャリア306中に約50%未満の充填材302、あるいは液体キャリア306中に約30%未満の充填材302、あるいは液体キャリア306中に約1%ないし約20%の充填材302、あるいは液体キャリア306中に約2%ないし約10%の充填材302を含む。
一実施形態では、充填材302をくぼみ112に施工することには、平均粒径が約50μm未満、あるいは約40μm未満、あるいは約30μm未満、あるいは約20μm未満、あるいは約15μm未満、あるいは約10μm未満、あるいは約5μm未満の充填材302を施工することが含まれる。
図4を(図3に照らして)参照して、一実施形態では、くぼみ112内の充填材302が仕上げられ、基材102の表面108とほぼ面一の充填材表面402を形成する。本明細書において使用される「ほぼ面一」とは、充填材表面402が表面108の全体的な構成と際立って異ならないこと、充填材表面402と表面108が出会う所で、互いの高さの相違が物品100の動作上の許容差を超えず、約0.6μm、あるいは約0.8μm、あるいは約1μmを超えないことを意味する。充填材302を仕上げることには、研削、研磨、ピーニング、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切な仕上げ技術を適用することも含まれる。
充填材302と、くぼみ112と境を接する基材102の領域とが、熱処理されて被処理部分400を形成する。一実施形態では、熱処理には、基材材料104用の標準的な熱処理工程とパラメータが含まれる。別の実施形態では、熱処理には、真空又は不活性雰囲気の下で充填材302と、くぼみ112と境を接する基材102の領域とを所定の温度まで加熱することが含まれる。所定の温度は熱処理される材料に対していかなる適切な温度であってもよい。一実施形態では、所定の温度は約1000℃と約1500℃の間、あるいは約1100℃と約1350℃の間である。熱処理には、所定の温度までの所定温度ランピングプログラム、所定の温度での保持時間、所定の温度からの所定温度クエンチングプログラム、又はそれらの組合せがさらに含まれてもよい。別の実施形態では、熱処理には、熱間静水圧プレスが含まれる。
一実施形態では、くぼみ112内の充填材302を仕上げるより先に、充填材302と、くぼみ112と境を接する基材102の領域とを熱処理する。別の実施形態では、くぼみ112内の充填材302を仕上げた後に、充填材302と、くぼみ112と境を接する基材102の領域とを熱処理する。
一実施形態では、被処理部分400を形成することには、基材102の対応する物理的特性の少なくとも約50%、あるいは少なくとも約60%、あるいは少なくとも約70%、あるいは少なくとも約80%、あるいは少なくとも約90%の物理的特性を発現させることが含まれる。物理的特性は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、又はそれらの組合せを含むが、それらに限定されないいかなる適切な物理的特性であってもよい。
図5を参照して、一実施形態では、HVAF溶射装置はHVAF溶射ガン500である。適切なHVAF溶射ガン500は、開示の全体が本明細書に組み込まれている米国特許出願第12/790,170号(2010年5月28日出願)に記載されている。HVAF溶射ガン500は、燃焼室506に空気と燃料をそれぞれ供給する1以上の空気注入口502と1以上の燃料注入口504を備えている。燃焼室506は、入口側508と、出口側510と、入口側508と出口側510の間の燃焼領域512を備えている。HVAF溶射ガン500は、燃焼室506の燃焼領域512で混合気に点火する。燃焼室506の出口側510には、燃焼ガスを高速まで加速させるノズル514が配置されている。ノズル514はいかなる適切な幾何学的形状を備えていてもよい。一実施形態では、燃焼ガスの速度は毎秒約600メートルを超える。燃焼室506は、燃焼室506内に配置されて、上流側表面518と下流側表面520を有する透過性バーナーブロック516を備えていてもよい。透過性バーナーブロック516は高速の燃焼ガス流れ308の生成を支援してもよい。一実施形態では、透過性バーナーブロック516は燃焼室506の燃焼領域512に配置されている。一実施形態では、透過性バーナーブロック516は、1以上の燃料注入口504から燃料を受け取り、燃料の効率的な燃焼を助けて高速の燃焼ガス流れ308の生成を支援する。一実施形態では、透過性バーナーブロック516は、燃焼領域512における効率的な燃焼のために燃料を輸送するのに役立つ複数のオリフィス(図示せず)を備えている。一実施形態では、透過性バーナーブロック516はセラミック材料を含んでいる。別の実施形態では、透過性バーナーブロック516は触媒板である。HVAF溶射ガン500は原料混合物注入口522をさらに備えている。
本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、当業者によって様々な変更が可能であり、発明の範囲から逸脱することなく発明の要素を等価物と置換可能であることは理解されるであろう。加えて、発明の教示に対して、特定の状況又は材料に適合するように、発明の本質的な範囲から逸脱することなく多くの修正を加えることが可能である。したがって、本発明は、本発明を実行するために熟考された最良の様式として開示された特定の実施形態に限定されず、本発明が添付の特許請求の範囲内にあるすべての実施形態を含むよう意図されている。
[実施態様1]
充填材(302)と液体キャリア(306)を含む原料混合物(304)を高速空気燃料(HVAF)溶射装置(300)内の、充填材(302)の融点より高い温度を有する燃焼ガス流れ(308)に導入する工程と、
HVAF溶射装置(300)内の原料混合物(304)から、同伴原料流れ(310)を形成する工程と、
充填材(302)を、基材材料(104)からなり、表面(108)のくぼみ(112)などの望ましくない基材特徴(106)を含んだ基材(102)を備えた物品(100)に施工する工程であって、HVAF溶射装置(300)から充填材(302)を吐出することによって該充填材(302)をくぼみ(112)に施工し、充填材(302)が、吐出される間、液体キャリア(306)によって充填材(302)の融点より低温に維持される、工程と、
充填材(302)と、くぼみ(112)と境を接する基材(102)の領域とを熱処理して被処理部分(400)を形成する工程と
を含む、物品処理方法。
[実施態様2]
充填材(302)を物品(100)に施工する工程は、難溶接性(HTW)合金を含む基材材料(104)を有する物品(100)に対して充填材(302)を施工する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様3]
充填材(302)を物品(100)に施工する工程は、物品(100)としてのタービン部品(114)に充填材(302)を施工する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様4]
くぼみ(112)を機械的に研磨すること、くぼみ(112)を化学的にエッチングすること、くぼみ(112)を真空下で熱洗浄すること、及びそれらの組合せからなる群から選択された準備方法(preparation process)により表面酸化物を除去することによってくぼみ(112)を作製する工程をさらに含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様5]
充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、平均粒径が約20μm未満の充填材(302)を施工する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様6]
充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、充填材(302)として基材材料(104)を施工する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様7]
充填材(302)を施工する工程は、くぼみ(112)を充填材(302)で埋めて、基材(102)の表面(108)とほぼ面一の充填材表面(402)を形成する工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様8]
研削、研磨、ピーニング、及びそれらの組合せからなる群から選択された仕上げ技術を適用することによって、くぼみ(112)内の充填材(302)を仕上げる工程をさらに含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様9]
熱処理には、基材材料(104)用の標準的な熱処理工程とパラメータが含まれる、実施態様1に記載の方法。
[実施態様10]
被処理部分(400)を形成する工程は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、及びそれらの組合せからなる群から選択された物理的特性であって、基材(102)の対応する物理的特性の少なくとも約80%の物理的特性を発現させる工程を含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様11]
物品(100)の基材材料(104)からなる基材(102)のうち、望ましくない基材特徴(106)を含んだ一部を除去して、基材(102)の表面(108)にくぼみ(112)を形成する工程と、
充填材(302)と液体キャリア(306)を含む原料混合物(304)を高速空気燃料(HVAF)溶射装置(300)内の、充填材(302)の融点より高い温度を有する燃焼ガス流れ(308)に導入する工程と、
HVAF溶射装置(300)内の原料混合物(304)から、同伴原料流れ(310)を形成する工程と、
HVAF溶射装置(300)から充填材(302)を吐出することによって該充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程であって、充填材(302)が、吐出される間、液体キャリア(306)によって充填材(302)の融点より低温に維持される、工程と、
充填材(302)と、くぼみ(112)と境を接する基材(102)の領域とを熱処理して被処理部分(400)を形成する工程と
を含む、物品処理方法。
[実施態様12]
基材(102)の一部を除去する工程は、難溶接性(HTW)合金を含む基材材料(104)を有する基材(102)の一部を除去する工程を含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様13]
物品(100)の基材(102)の一部を除去する工程は、物品(100)としてのタービン部品(114)の基材(102)の一部を除去する工程を含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様14]
くぼみ(112)を機械的に研磨すること、くぼみ(112)を化学的にエッチングすること、くぼみ(112)を真空下で熱洗浄すること、及びそれらの組合せからなる群から選択された準備方法により表面酸化物を除去することによってくぼみ(112)を作製する工程をさらに含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様15]
充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、平均粒径が約20μm未満の充填材(302)を施工する工程を含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様16]
充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、充填材(302)として基材材料(104)を施工する工程を含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様17]
充填材(302)を施工する工程は、くぼみ(112)を充填材(302)で埋めて、基材(102)の表面(108)とほぼ面一の充填材表面(402)を形成する工程を含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様18]
研削、研磨、ピーニング、及びそれらの組合せからなる群から選択された仕上げ技術を適用することによって、くぼみ(112)内の充填材(302)を仕上げる工程をさらに含む、実施態様11に記載の方法。
[実施態様19]
熱処理には、基材材料(104)用の標準的な熱処理工程とパラメータが含まれる、実施態様11に記載の方法。
[実施態様20]
被処理部分(400)を形成する工程は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、及びそれらの組合せからなる群から選択された物理的特性であって、基材(102)の対応する物理的特性の少なくとも約80%の物理的特性を発現させる工程を含む、実施態様11に記載の方法。
100 物品
102 基材
104 基材材料
106 望ましくない基材特徴
108 表面
110 亀裂
112 くぼみ
114 タービン部品
300 HVAF溶射装置
302 充填材
304 原料混合物
306 液体キャリア
308 燃焼ガス流れ
310 同伴原料流れ
400 被処理部分
402 充填材表面
500 HVAF溶射ガン
502 空気注入口
504 燃料注入口
506 燃焼室
508 入口側
510 出口側
512 燃焼領域
514 ノズル
516 透過性バーナーブロック
518 上流側表面
520 下流側表面
522 原料混合物注入口

Claims (14)

  1. 充填材(302)と液体キャリア(306)を含む原料混合物(304)を高速空気燃料(HVAF)溶射装置(300)内の、充填材(302)の融点より高い温度を有する燃焼ガス流れ(308)に導入する工程と、
    HVAF溶射装置(300)内の原料混合物(304)から、同伴原料流れ(310)を形成する工程と、
    充填材(302)を、基材材料(104)からなり、表面(108)のくぼみ(112)などの望ましくない基材特徴(106)を含んだ基材(102)を備えた物品(100)に施工する工程であって、HVAF溶射装置(300)から充填材(302)を吐出することによって該充填材(302)をくぼみ(112)に施工し、充填材(302)が、吐出される間、液体キャリア(306)によって充填材(302)の融点より低温に維持される、工程と、
    充填材(302)と、くぼみ(112)と境を接する基材(102)の領域とを熱処理して被処理部分(400)を形成する工程と
    を含む、物品(100)処理方法。
  2. 充填材(302)を物品(100)に施工する工程は、難溶接性(HTW)合金を含む基材材料(104)を有する物品(100)に対して充填材(302)を施工する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. くぼみ(112)を機械的に研磨すること、くぼみ(112)を化学的にエッチングすること、くぼみ(112)を真空下で熱洗浄すること、及びそれらの組合せからなる群から選択された準備方法により表面酸化物を除去することによってくぼみ(112)を作製する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、平均粒径が約20μm未満の充填材(302)を施工する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、充填材(302)として基材材料(104)を施工する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 熱処理には、基材材料(104)用の標準的な熱処理工程とパラメータが含まれる、請求項1に記載の方法。
  7. 被処理部分(400)を形成する工程は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、及びそれらの組合せからなる群から選択された物理的特性であって、基材(102)の対応する物理的特性の少なくとも約80%の物理的特性を発現させる工程を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 物品(100)の基材材料(104)からなる基材(102)のうち、望ましくない基材特徴(106)を含んだ一部を除去して、基材(102)の表面(108)にくぼみ(112)を形成する工程と、
    充填材(302)と液体キャリア(306)を含む原料混合物(304)を高速空気燃料(HVAF)溶射装置(300)内の、充填材(302)の融点より高い温度を有する燃焼ガス流れ(308)に導入する工程と、
    HVAF溶射装置(300)内の原料混合物(304)から、同伴原料流れ(310)を形成する工程と、
    HVAF溶射装置(300)から充填材(302)を吐出することによって該充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程であって、充填材(302)が、吐出される間、液体キャリア(306)によって充填材(302)の融点より低温に維持される、工程と、
    充填材(302)と、くぼみ(112)と境を接する基材(102)の領域とを熱処理して被処理部分(400)を形成する工程と
    を含む、物品(100)処理方法。
  9. 基材(102)の一部を除去する工程は、難溶接性(HTW)合金を含む基材材料(104)を有する基材(102)の一部を除去する工程を含む、請求項8に記載の方法。
  10. くぼみ(112)を機械的に研磨すること、くぼみ(112)を化学的にエッチングすること、くぼみ(112)を真空下で熱洗浄すること、及びそれらの組合せからなる群から選択された準備方法により表面酸化物を除去することによってくぼみ(112)を作製する工程をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、平均粒径が約20μm未満の充填材(302)を施工する工程を含む、請求項8に記載の方法。
  12. 充填材(302)をくぼみ(112)に施工する工程は、充填材(302)として基材材料(104)を施工する工程を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 熱処理には、基材材料(104)用の標準的な熱処理工程とパラメータが含まれる、請求項8に記載の方法。
  14. 被処理部分(400)を形成する工程は、引張強さ、疲労抵抗、クリープ抵抗、酸化速度、腐食率、弾性率、熱膨張係数、ポアソン比、比熱、密度、及びそれらの組合せからなる群から選択された物理的特性であって、基材(102)の対応する物理的特性の少なくとも約80%の物理的特性を発現させる工程を含む、請求項8に記載の方法。
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