JP2017052487A - Double-swinging storage device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、両開き収納装置に関する。 The present invention relates to a double door storage device.
車両室内には、左右両側から蓋体を開くことが可能な両開き収納装置が設けられている。両開き収納装置は、蓋体の左右両側にロック部材が設けられ、ボックス本体の左右両側に設けられた係止穴にロック部材を挿入離脱させることで、蓋体を開閉可能としている。 In the vehicle compartment, a double-open storage device that can open the lid from both the left and right sides is provided. In the double-open storage device, lock members are provided on both the left and right sides of the lid, and the lid can be opened and closed by inserting and removing the lock members in the locking holes provided on the left and right sides of the box body.
例えば、従来、特許文献1に示されているように、蓋体に、蓋体を開くための操作ボタンが設けられていた。そのため、操作ボタン及びその作動をロック部材に伝達させる様々な機構を蓋体に設ける必要があり、蓋体全体が重くなっていた。重い蓋体を開状態に維持するには、蓋体を保持する強力な付勢力が必要とされるなど、蓋体保持機構に問題があった。
For example, as shown in
一方、特許文献2には、ボックス本体側に操作ボタンを設けることが示されている。しかし、特許文献2は、蓋体を開位置に保持する機構はない。
On the other hand,
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、蓋体を開状態に維持することができる両開き収納装置を提供することを課題とする。 This invention is made | formed in view of this situation, and makes it a subject to provide the double-folding storage apparatus which can maintain a cover body in an open state.
本発明の両開き収納装置は、収容部を有するボックス本体と、前記収容部を閉止する閉位置と前記収容部の第一方向の一端側又は他端側が開いた開位置との間を揺動可能に前記収容部を被覆する蓋体と、前記蓋体の前記第一方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられた一対のロック機構と、を備えた両開き収納装置であって、
一対の前記ロック機構は、それぞれ、前記ボックス本体に設けられた係止部と、前記蓋体に設けられ前記係止部に係止されることで前記蓋体を閉位置にロックするロック部材と、前記ボックス本体に設けられた操作部と、前記ボックス本体に設けられており且つ前記操作部と連携され前記蓋体が閉位置にあるとき前記操作部の変位を前記ロック部材に伝達することで前記ロック部材を前記係止部から離脱させて前記蓋体のロックを解除させる伝達部材と、を備え、
更に、前記ボックス本体の前記第一方向とは異なる第二方向の端部に支持されたボックス側支持部と、前記蓋体の前記第二方向の端部に支持された蓋側支持部と、前記ボックス側支持部と前記蓋側支持部との間を連結して前記ボックス側支持部を中心に揺動可能とされている伸縮可能な伸縮アームと、前記伸縮アームを伸び方向に付勢する付勢部材と、を有する、伸縮部材を備えていることを特徴とする。
The double-open storage device of the present invention can swing between a box body having a storage portion, a closed position for closing the storage portion, and an open position where one end side or the other end side in the first direction of the storage portion is open. And a pair of locking mechanisms respectively provided on one end side and the other end side in the first direction of the lid body.
Each of the pair of lock mechanisms includes a locking portion provided in the box body, and a lock member provided in the lid body and locked in the closed position by being locked to the locking portion. An operation portion provided in the box body, and a displacement of the operation portion that is provided in the box body and cooperates with the operation portion when the lid body is in a closed position. A transmission member for releasing the lock of the lid by detaching the lock member from the locking portion,
Furthermore, a box side support portion supported at an end portion in a second direction different from the first direction of the box body, a lid side support portion supported at an end portion in the second direction of the lid body, An extendable telescopic arm connected between the box side support portion and the lid side support portion and swingable about the box side support portion, and urges the extendable arm in the extending direction. An elastic member having an urging member is provided.
本発明によれば、蓋体の第一方向の一端側及び他端側に設けられたロック機構の一方の操作部を操作することで、蓋体の第一方向の一端側及び他端側の一方のロック部材が係止部から離脱され、蓋体の閉位置でのロック状態が解除される。すると、伸縮部材が伸びて、蓋体の第一方向の一端側及び他端側のうちのロック状態が解除された側が、伸縮部材により開位置まで持ち上げられる。蓋体が開位置に位置した後も、伸びた伸縮部材により、蓋体は開位置に保持される。 According to the present invention, by operating one operation part of the lock mechanism provided on one end side and the other end side in the first direction of the lid body, the one end side and the other end side in the first direction of the lid body are provided. One lock member is detached from the engaging portion, and the locked state in the closed position of the lid is released. Then, the expansion / contraction member is extended, and the unlocked side of the one end side and the other end side in the first direction of the lid is lifted to the open position by the expansion / contraction member. Even after the lid body is positioned at the open position, the lid body is held at the open position by the extended elastic member.
また、伸縮部材は伸び方向に付勢されている。操作部の操作により蓋体の閉位置でのロックが解除されると、伸縮部材は伸びる。そして、蓋体を開き、蓋体が開位置に保持される。このため、蓋体を開位置に開く機構や蓋体を開位置に保持する機構を蓋体に設ける必要がない。このため、蓋体の構成部品を削減できる。 Further, the elastic member is biased in the extending direction. When the lock at the closed position of the lid is released by operation of the operation unit, the telescopic member extends. Then, the lid is opened and the lid is held in the open position. For this reason, it is not necessary to provide the lid body with a mechanism for opening the lid body to the open position or a mechanism for holding the lid body at the open position. For this reason, the components of the lid can be reduced.
また、操作部は、ボックス本体に設けられており、蓋体に設けられたロック部材に操作部の作動を伝達する伝達部材もボックス本体に設けている。このため、蓋体の構成部品を削減できる。蓋体の構成簡略化及び重量軽減を図ることができ、伸縮部材を伸ばすための付勢力を軽減できる。また、蓋体のデザインの自由度も高まる。 The operation unit is provided in the box body, and a transmission member that transmits the operation of the operation unit to a lock member provided in the lid is also provided in the box body. For this reason, the components of the lid can be reduced. The configuration of the lid can be simplified and the weight can be reduced, and the urging force for extending the elastic member can be reduced. In addition, the degree of freedom in designing the lid increases.
更に、伸縮部材は、蓋体の第二方向の端部に支持されている。このため、蓋体開時に蓋体には伸縮部材により第二方向の端部に荷重が加わる。伸縮部材による荷重点は、蓋体の第一方向の一端側及び他端側の揺動中心から離れている。ゆえに、蓋体を開くための伸縮部材の伸び方向の付勢力が、蓋体の揺動中心に付勢部材を設けた場合に比べて小さくても、蓋体を開くことができる。 Furthermore, the expansion / contraction member is supported by the edge part of the 2nd direction of a cover body. For this reason, when the lid is opened, a load is applied to the end in the second direction by the elastic member. The load point by the expansion / contraction member is separated from the swing center on one end side and the other end side in the first direction of the lid. Therefore, the lid can be opened even if the biasing force in the extending direction of the expansion / contraction member for opening the lid is smaller than that in the case where the biasing member is provided at the swing center of the lid.
また、本発明は、伸縮部材の伸び方向の付勢力により蓋体を開くことができるため、例えば特許第4154644のように回動軸に付勢部材を巻回する必要がなく、蓋体を薄くすることが可能となり、蓋体のデザインの自由度が高い。 Further, according to the present invention, since the lid body can be opened by the urging force in the extending direction of the expansion / contraction member, it is not necessary to wind the urging member around the rotating shaft as in Patent No. 4154644, for example, and the lid body is thinned. The degree of freedom in designing the lid is high.
本発明の実施形態に係る両開き収納装置について図面を用いて説明する。 A double door storage apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1に示すように、本実施形態の両開き収納装置10は、車両の車室内中央のコンソール19に配設される。本実施形態において、車両の左右方向は、本発明の第一方向に相当し、車両の前後方向は本発明の第二方向に相当する。
As shown in FIG. 1, the double
図1,図2に示すように、両開き収納装置10は、ボックス本体1と蓋体2とを備えている。図2に示すように、蓋体2は、車両の左右方向(第一方向)の左側(一端側)及び右側(他端側)に回動中心があり、右側及び左側から開閉可能とされている。蓋体2の前後方向(第二方向)の前部とボックス本体1の前後方向の前部との間、及び蓋体2の前後方向の後部とボックス本体1の前後方向の後部との間には、それぞれ、伸縮部材6が設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the double-
ボックス本体1の右側の側部及び左側の側部には、それぞれ操作部5が設けられている。図3,図4に示すように、左右いずれかの操作部5を操作すると、伸縮部材6により蓋体2が持ち上げられて、操作した側に蓋体2が開く。以下、本実施形態について更に詳細に説明する。
An
図5に示すように、ボックス本体1の左右外側には、カバー部材15が配置され、ボックス本体1の前後外側には周辺部材16が設けられている。ボックス本体1と、左右の各カバー部材15の間にはダクト17が介設されている。ダクト17は、両開き収納装置10の後部に設けられたレジスタ18に接続されていて、図略の空調機から供給された空調空気を、レジスタ18を通して車室内後部に吹き出させている。
As shown in FIG. 5,
図5,図6に示すように、ボックス本体1は、略矩形の収容部11を有する。収容部11は、その前後及び左右を前側の側壁1a、後側の側壁1b、左側の側壁1c、右側の側壁1dにより囲まれている。ボックス本体1の前側の側壁1aと蓋体2の前側との間、及びボックス本体1の後側の側壁1bと蓋体2の後側との間には、それぞれ伸縮部材6が設けられている。各伸縮部材6は、同じ構成をもつため、前側の伸縮部材6を代表して説明する。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
図7に示すように、前側の伸縮部材6は、ボックス本体1の前側の側壁1aに支持されたボックス側支持部61と、蓋体2の前側端部に支持された蓋側支持部62と、ボックス側支持部61と蓋側支持部62との間を連結してボックス側支持部61を中心に揺動可能で且つ伸縮可能な伸縮アーム60と、伸縮アーム60を伸び方向に付勢する付勢部材71,72と、を有する。
As shown in FIG. 7, the front expansion /
本実施形態においては、図7,図8に示すように、伸縮アーム60は、ボックス側アーム63と、中間アーム64と、蓋側アーム65からなる。これらのアームは、筒形状をなしており、各アームの内部には付勢部材71,72が配置されている。具体的には、ボックス側アーム63の中に中間アーム64が挿入され、中間アーム64の中に蓋側アーム65が挿入されている。ボックス側アーム63と中間アーム64との間には付勢部材71が介在されており、中間アーム64と蓋側アーム65との間には付勢部材72が介在されている。ボックス側アーム63、中間アーム64及び蓋側アーム65の長さがほぼ同じとされている。なお、アームの本数は、3本に限られず、2本、4本又は5本以上であってもよい。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 7 and 8, the
ボックス本体1の前側の側壁1aには固定部材73が設けられている。図6に示すように、固定部材73に形成された取付穴73eにビス1kを挿入し、更に、側壁1aに突設させたボス部1hにビス1kの先端を嵌合することで、固定部材73は側壁1aに固定されている。固定部材73は、ボックス側アーム63の下端を挿入する挿入空間73aと、挿入空間73aの前後に配置された一対の保持壁73b、73cとを有する。一対の保持壁73b、73cには、同一軸線上に軸穴73dが形成されている。ボックス側アーム63の下部は、その前側及び後側に同軸線上に一対のボックス側支持部61が突設されている。前側のボックス側支持部61が前側の保持壁73bの軸穴73dに挿入され、後側のボックス側支持部61が後側の保持壁73cの軸穴73dに挿入されることで、伸縮部材6はボックス側支持部61を中心にボックス本体1に対して左右方向に揺動可能とされている。
A fixing
ボックス側アーム63は、筒部63dを有する。ボックス側アーム63には、後述の速度緩衝装置67を目隠しするための円弧状部63cを設けている(図6)。
The
図7に示すように、中間アーム64は、筒部64aと、筒部64aの内部に配設されている芯部64bとを有する。筒部64aと芯部64bとの間は、所定の空間68が介在している。芯部64bの延び方向の長さは筒部64aの延び方向の長さと同程度である。筒部64aの下端は、芯部64bの下端に設けられたフランジ部64cに嵌合されることで、筒部64aと芯部64bとが一体に固定されている。
As shown in FIG. 7, the
中間アーム64は、筒状のボックス側アーム63に挿入されている。中間アーム64とボックス側アーム63との間にはばね室66が設けられている。ばね室66には、付勢部材71が配置されている。付勢部材71は圧縮コイルばねである。付勢部材71の下端は、ボックス側アーム63の下端に設けられたばね座63aに配置されており、付勢部材71の上端は中間アーム64の筒部64aの外面の延び方向の中央に設けられたばね座64dに配置されている。付勢部材71は、ボックス側アーム63に対して中間アーム64を伸び方向に付勢している。
The
蓋側アーム65は、中間アーム64の筒部64aと芯部64bとの間の空間68に挿入されている。蓋側アーム65は、筒部65aを有する。筒部65aの上端には、蓋側支持部62が設けられている。蓋側アーム65の筒部65aの内部には付勢部材72が配置されている。付勢部材72は圧縮コイルばねである。蓋側支持部62の下面にはばね座62aが設けられており、中間アーム64の芯部64bのフランジ部64cの上面にもばね座64dが設けられている。付勢部材72の下端は、中間アーム64のばね座64cに配置されている。付勢部材72の上端は、蓋側支持部62のばね座62aに配置されていて、付勢部材72は、中間アーム64に対して蓋側アーム65を伸び方向に付勢している。
The
本実施形態では、ボックス側アーム63、中間アーム64及び蓋側アーム65の各アームの筒部63d、64a、65aの周壁間に付勢部材71,72を配置して、径方向で互いに隣り合うアームのうち径方向外側のアームの筒部の下側部と、径方向内側のアームの筒部の上側部との間に付勢部材を連結させている。このほかに、例えば、図9に示すように、径方向で隣り合うアーム(ボックス側アーム63、中間アーム64、及び蓋側アーム65)のうち、径方向外側のアームの内側下端面と、径方向内側のアームの外側下端面との間に付勢部材71,72を配設してもよい。本実施形態の構成によれば、図9に示す各アームの内側に付勢部材71,72を配置した場合に比べて、各アームの長さ及び付勢部材の長さを長くすることができ、伸縮量を大きくし易くなる。
In the present embodiment, biasing
蓋側支持部62には前後方向に貫通する貫通穴62bが設けられている。図10,図11に示すように、蓋体2の下部材21の前側及び後側には、それぞれ凹所21aが設けられ、凹所21aの左右方向の両側面板21bに、ホルダ部材75の左右外側に突出する係合凸部75dを嵌合することによりホルダ部材75は蓋体2に固定されている。
The lid
図11に示すように、ホルダ部材75の中央部には軸穴75aが設けられている。中央部の左右方向外側には、左右方向外側に向けて下方に傾斜するガイド面75bを有するガイド部75cが設けられている。図7に示すように、ホルダ部材75の軸穴75aには、ピン62cが挿入されて、ピン62cの先端をナット62dで締結することで、伸縮部材6は、蓋体2に対して左右方向に揺動可能に支持されている。
As shown in FIG. 11, a
蓋体2を下側に押し下げると、付勢部材71、72が圧縮され伸縮アーム60が縮められる。中間アーム64の全体がボックス側アーム63の中に入り、ボックス側アーム63の外側から中間アーム64は見えない。また、蓋側アーム65は、蓋側支持部62のみを中間アーム64の上側に突出させて、筒部65aは中間アーム64の中に入っていて、ボクス側アーム63の外側からは見えない。このように付勢部材71、72が圧縮されて伸縮アーム60の長さが最も短くなったとき、蓋体2は閉位置に位置している。
When the
図8に示すように、蓋体2が開位置にあるときには、付勢部材71、72が伸びて、ボックス側アーム63の上端から中間アーム64が上側に突出して伸び、更に、中間アーム64の上端から蓋側アーム65が突出して伸びる。このとき、ボックス側アーム63の上端部に設けたストッパ63bに、中間アーム64の筒部64aの延び方向中央のフランジ状のばね座64dの上面が当たり、中間アーム64のボックス側アーム63からの突出量を規定している。また、これにより、中間アーム64がボックス側アーム63から抜け出て外れることが防止される。同様に、中間アーム64の筒部64aの上端部に設けたストッパ64eに、蓋側アーム65の筒部65aの下端に設けたフランジ部65bが当たり、蓋側アーム65の中間アーム64からの突出量を規定している。また、これにより、蓋側アーム65が中間アーム64から抜け出て外れることが防止される。このように付勢部材71、72が伸びて伸縮アーム60の長さが最も長くなったとき、蓋体2は、その右側又は左側が最も大きく開いた開位置に位置している。
As shown in FIG. 8, when the
図6に示すように、ボックス側アーム63には速度緩衝装置67が取り付けられている。速度緩衝装置67は、取付板68と、ダンパ69とを備えている。取付板68は、その2カ所に設けたネジ穴68aにネジを挿入して、ボックス側アーム63に図略のナットで締結により固定されている。取付板68の下部には中心穴68bが開口している。中心穴68bには、ボックス本体1の前側の側壁1aに突出するボス部1jが挿入されることで、取付板68はボックス本体1に対して左右方向に揺動可能に支持されている(図7)。ダンパ69は、固定部69aと、固定部69aに対して回動自在で回転ギヤ69cをもつ可動部69bと、固定部69aと可動部69bとの間に充填された図略の粘性液体とを有する。ダンパ69の固定部69aは、取付板68に開口する取付穴68dに嵌合されている。また、ボックス本体1の前側の側壁1aには、ボックス側支持部61を支持するボス部1jを中心とする円弧形状のボックス側ギヤ1eが設けられている。回転ギヤ69cがボックス側ギヤ1eに噛合している。伸縮部材6は、伸縮とともに、蓋体2の開閉に合わせて揺動する。このとき、ダンパ69が、伸縮部材6とともに揺動する。ダンパ69の内部の粘性液体により、可動部69bの回動速度の急激な変化が抑えられるため、伸縮部材6の揺動速度の急激な変化が緩和される。このため、蓋体2の急激な開閉動作が緩和される。本実施形態においては、速度緩衝装置67は、ボックス本体1の前側の側壁1aに設けた前側の伸縮部材6だけでなく、後側の側壁1bに設けた後側の伸縮部材6にも設けられている。このため、蓋体2を開位置に確実に保持できる。なお、前側の伸縮部材6及び後側の伸縮部材6の一方のみでもよい。
As shown in FIG. 6, a
図10に示すように、蓋体2は、下部材21と、下部材21の上側を被覆する上部材22とを有する。下部材21と上部材22との間の空間には、左側及び右側に左側ロック機構31及び右側ロック機構32が配設されている。
As shown in FIG. 10, the
図10,図12に示すように、左側ロック機構31は、前方側に配置された第1可動部41と、後方側に配置された第2可動部42と、第1可動部41と第2可動部42との間に設けられたギヤ部材43とを有する。第1可動部41及び第2可動部42は、蓋体2の下部材21の支持突起21tに前後方向に移動可能に保持されている。ギヤ部材43は、蓋体2の下部材21の支持突起21sに回転自在に支持されている。第1可動部41と第2可動部42にはそれぞれラックギヤ41a、42aが形成されており、これらのラックギヤ41a、42aは、ギヤ部材43に形成されたピニオンギヤ43aに、互いにギヤ部材43の径方向で反対側の位置で噛合している。第1可動部41と第2可動部42は、ギヤ部材43の回転により同期して前後方向外側に進出したり、前後方向内側に後退したりする。
As shown in FIGS. 10 and 12, the
第1可動部41の後端部にはピン41bが突出している。ピン41bの先端は、第2可動部42の前端部に形成した凹部42bに挿入されている。ピン41bは、スプリング44が外嵌されている。スプリング44は、第1可動部41と第2可動部42とを前後方向外側に付勢している。図6、図19に示すように、第1可動部41及び第2可動部42の先端部41f、42fは、前後の側壁1a、1bの各左側に形成した係合穴14に進退可能に挿入されている。第1可動部41及び第2可動部42の先端部41f、42fは、左側ロック機構31及び右側ロック機構32のいずれかが係合穴14から離脱したときに、左側ロック機構31及び右側ロック機構32の他方が蓋体2の揺動するときの揺動中心軸となる。
A
右側ロック機構32の構成も、左側ロック機構31と同様に、第1可動部41と第2可動部42とギヤ部材43とを有する。第1可動部41と第2可動部42の先端は、前後の側壁1a、1bの各左側に形成した係合穴14に進退可能に挿入されている。
Similarly to the left-
図1,図5に示すように、操作部5は、ボックス本体1の左右の側壁1c、1dに設けられている。左右の側壁1c、1dに設けられた操作部5は、いずれも同じ構成のため、左側の側部に設けた操作部5を説明する。
As shown in FIGS. 1 and 5, the
図13,図14に示すように、左側の操作部5は、ベース部材51と、可動体52と、回転体53と、圧縮ばね54と、引っ張りばね55とを有する。ベース部材51は、略四角形の薄板状をなす。ベース部材51は、可動体52を左右方向に移動可能に保持する凹所51aと、凹所51aの中央に設けられた支持穴51bと、支持穴51bの周りに円弧状に開口する一対のスリット51cと、を有する。ベース部材51の周縁近傍に設けた複数のネジ穴51dにネジ51jを挿入し、これらのネジ51jを、ボックス本体1の周縁及びダクト17上部に設けたネジ穴1g、17gに挿入して図略のナットで締結することで、ベース部材51はボックス本体1及びダクト17に固定されている(図5、図6)。
As shown in FIGS. 13 and 14, the
図14,図15に示すように、可動体52は、左右方向に延びる筒状部52aと、筒状部52aの左右方向内側に設けられ筒状部52aに対して径方向外側に広がるフランジ部52bと、フランジ部52bの中央から左右方向内側に突出する挿入部52cと、挿入部52cの周囲に設けられた円弧形状の一対の突起部52d、52dと、フランジ部52bの周縁において左右方向内側に突出する一対のガイド部52e、52eとを有する。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
図5に示すように、筒状部52aの左右方向外側端部には、ボタン部材52fが嵌合固定されている。可動体52の筒状部52aは、ボックス本体1の左右方向外側に配置されているカバー部材15に形成され枠体15bで囲まれた穴15aに配置されている。可動体52の挿入部52cは、ベース部材51の支持穴51bに挿入されている。可動体52の一対の突起部52d、52dは、それぞれベース部材51の一対のスリット51c、51cにそれぞれ挿入されている。ガイド部52eは、ベース部材51の凹所51aの側壁に左右方向に延設されたガイド溝51fに挿入されているため、ベース部材51は可動体52を左右方向にのみ移動可能に保持している。
As shown in FIG. 5, a
可動体52の挿入部52c周りには、圧縮ばね54が外嵌されている。圧縮ばね54の一端は可動体52のフランジ部52bに押接しており、他端はベース部材51の凹所51aの支持穴51b周縁に押接している。これにより、可動体52は、ベース部材51に対して左右方向外側に進出する方向に付勢されている。
A
回転体53は、回動穴53aを有する中央部53bと、中央部53bから互いに径方向の反対側に延びるリンク部53c、53dと、一方のリンク部53cの先端に設けられたバネ係止部53eと、他方のリンク部53dの先端に設けられた連結部53fとを有する。回動穴53aは、ベース部材51の支持穴51bに挿通された可動体52の挿入部52cの先端が挿入されている。バネ係止部53eには、引っ張りばね55の一端が係止されており、引っ張りばね55の他端はベース部材51の裏面側に設けられたバネ係止部51gに係止されている。引っ張りばね55は、ベース部材51に対して、回転体53を、図13の紙面上で反時計回転方向に付勢している。バネ係止部53eと回動穴53aの中心との距離H1は、連結部53fと回動穴53aの中心との距離H2よりも長く設定されている。このため、引っ張りばね55の付勢力が小さくても、連結部53fを回転させる回転モーメントを大きくすることができる。
The rotating
図14,図15に示すように、回転体53の中央部53bの周縁には、回動穴53aを中心に互いに反対方向に一対の段部53g、53gが設けられている。可動体52の一対の突起部52d、52dは、それぞれ周方向の同じ向きに同じ傾斜角度で傾斜する傾斜面52gを有する。可動体52が左右方向内側に移動すると、各突起部52dの傾斜面52gは回転体53の段部53gを押して、引っ張りばね55の付勢力の方向と反対側に回転体53を回転させる。突起部52dの傾斜面52gは、可動体52の左右方向の直線運動を、回転体53の回転運動に変換する。
As shown in FIGS. 14 and 15, a pair of
図13に示すように、回転体53の連結部53fには、伝達部材57が連結されている。伝達部材57は、屈曲した細長い形状をなす。伝達部材57は、ベース部材51の裏面側の上側段部51s上に配置されて、前後方向に移動可能に支持されている(図14)。伝達部材57の一端部には、回転体53の連結部53fが凹凸嵌合されていて、回転体53の回転移動が、伝達部材57の前後方向の移動に変換される。ボタン部材52fが操作されないときには、引っ張りばね55により回転体53は図13の紙面上で反時計回り方向に付勢されており、伝達部材57は、図13の紙面上で左側(前方)に後退している。このとき、図16に示すように、伝達部材57の後端部57aは、蓋体2に設けられた左側ロック機構31の第1可動部41の先端部41fに当たっている。蓋体2が閉位置でロックされているときには、第1可動部41の先端部41fが、蓋体2の下部材21の開口21jを突き抜け、更にボックス本体1の前側の側壁1aの上部に形成した係止穴14に挿入されている。係止穴14を突き抜けた先端部41fが、伝達部材57の後端部57aに当たっている。
As shown in FIG. 13, a
ボタン部材52fを左右方向内側に押し込むと、可動体52が左右方向内側に移動する。可動体52の突起部52dの傾斜面52gは回転体53の段部53gを、図16の紙面上で時計回り方向に回転させる。回転体53の連結部53fは後方に移動して、伝達部材57を後方に移動させる。伝達部材57の後端部57aは、左側ロック機構31の第1可動部41の先端部41eを後方側に押す。図16の二点鎖線で示すように、第1可動部41は後側に後退して、第1可動部41の先端部41fが、ボックス本体1の前側の係止穴14から抜け出て、蓋体2の閉位置でのロックが解除される。図12に示すように、第1可動部41が後側に後退すると、ギヤ部材43により、第2可動部42が前側に後退する。第2可動部42は、ボックス本体1の後側の係止穴14から離脱する。このようにして、左右の一方の操作部5のボタン部材52fを操作すると、左右の一方の蓋体2の閉位置でのロックが解除される。
When the
図3,図4に示すように、蓋体2の左右一方のロックが解除されると、伸縮部材6の伸縮アーム60が付勢部材71,72の付勢力により伸びて、蓋体2を開位置まで開く。蓋体2が開くときには、左側ロック機構31及び右側ロック機構32のうちロックが解除されていない方のロック機構によって蓋体2が揺動可能にボックス本体2に支持される。更に言えば、当該ロック機構の第1可動部41及び第2可動部42における、係合穴14に挿入されている先端部41f、42fが、蓋体2の回動軸となって、蓋体2が開く(図10)。操作部5の操作がされていないときには、引っ張りばね55により伝達部材57は前側の元の位置に戻る。
As shown in FIGS. 3 and 4, when one of the left and right locks of the
図2に示すように、蓋体2を下側に押したときには、蓋体2は、伸縮部材6の付勢部材71,72の付勢力に抗して、押し下げられる。図16に示すように、蓋体2が閉位置まで押し下げられると、蓋体2内部の第1可動部41及び第2可動部42が、元の位置に戻り、それぞれの先端部41f、42fが伝達部材57の後端部57aと同軸線上に位置される。
As shown in FIG. 2, when the
右側の操作部5及び伝達部材57も、上記の左側の操作部5及び伝達部材57と同様の構成をもつ。
The
また、図17に示すように、蓋体2には、左側ロック機構31及び右側ロック機構32の双方が同時に作動することを防止する誤作動防止装置8を備えている。誤作動防止装置8は、介在部材81と、位置調整部材82とを有する。介在部材81は、下部材21の支持壁21hにより左右方向にのみ移動可能に支持されている。介在部材81は、左右方向に延びる長尺板状体であり、その左右両側には、ガイド穴81a、81bが形成されている。ガイド穴81a、81bは、それぞれ左右方向外側に形成された後方部81cと、後方部81cから左右方向内側に向かって傾斜して延びる傾斜部81dとを有している。左右両側のガイド穴81a、81bには、左側ロック機構31及び右側ロック機構32の第2可動部42に設けた突部42dが挿入されている。介在部材81の中央部には、ガイド面81eが形成されている。ガイド面81eは、左右方向中央に向けて後方側に傾斜するテーパ状をなす。
As shown in FIG. 17, the
位置調整部材82は、蓋体2の左右中央に配置されている。位置調整部材82は、後部に形成した押圧面82aと、前部に突設させた脚部82bとを有する。押圧面82aは、介在部材81のガイド面81eに当接している。脚部82bはスプリング83を外嵌した状態で、蓋体2の下部材21に形成した保持壁21fの穴に挿入されている。スプリング83は、保持壁21fと位置調整部材82が離間するように位置調整部材82を後方側に付勢している。このため、位置調整部材82は、その押圧面82aで介在部材81を後方側に押圧している。
The
図17に示すように、左側ロック機構31及び右側ロック機構32がいずれも係合穴14に係合されてロック状態であるときには、介在部材81の左右両側のガイド穴81a、81bに挿入されている突部42dは、後方部81cと傾斜部81dとの中間位置に位置している。
As shown in FIG. 17, when both the
図18に示すように、左側ロック機構31を係合穴14から離脱させて蓋体2の左側のロック状態を解除した時には、位置調整部材82の押圧力に抗して、左側ロック機構31の第2可動部42の突部42dは、ガイド穴81aの傾斜部81dを前方側に移動し、介在部材81を左側に移動させる。右側ロック機構32の第2可動部42の突部42dは、ガイド穴81bの後方部81cを左右方向外側に移動される。右側ロック機構32の突部42dは、後方部81cにおいて前後方向の移動が規制される。これにより、右側ロック機構32の移動がロックされ、ロック状態が誤って解除されることが防止される。
As shown in FIG. 18, when the
一方、右側ロック機構32を係合穴14から離脱させて右側のロック状態を解除した時には、左側のロック状態を解除したときと逆方向に介在部材81が移動されて、左側ロック機構31の突部42dは、ガイド穴81aの後方部81cにおいて前後方向の移動が規制される。これにより、左側ロック機構31の移動がロックされ、ロック状態が誤って解除されることが防止される。
On the other hand, when the
ここで、蓋体2が開いているときに操作部5のボタン部材52fの押し込み力を解除したときには、開いている方の左側ロック機構31又は右側ロック機構32の第1可動部41及び第2可動部42が、蓋体2の前後方向外側に進出してしまう。この状態で蓋体2を閉めると、当該第1可動部41及び第2可動部42の先端部41f、42fを係合穴14に挿入することができない。
Here, when the pushing force of the
そこで、図19〜図21に示すように、本実施形態においては、蓋体2は、開いている方の左側ロック機構31又は右側ロック機構32が蓋体2の前後方向に進出することを規制する規制装置9を設けている。左側ロック機構31の進出を規制する規制装置9は、右側ロック機構32の進出を規制する規制装置9と同様である。そこで、左側ロック機構31の進出を規制する規制装置9を説明する。
Therefore, as shown in FIGS. 19 to 21, in the present embodiment, the
図21,図22に示すように、左側ロック機構31の進出を規制する規制装置9は、蓋体2の下部材21に揺動自在に支持されている規制部材91と、スプリング92とを有する。規制部材91は、回動軸91aと、回動軸91aの径方向の一端側に延びる跳ね板部91bと、回動軸91aの径方向の他端側に延びる突出部91cとを有する。回動軸91aは、スプリング92が外嵌されている。回動軸91aの軸方向の両端は、蓋体2の下部材21から突出する軸受け部21gに回動自在に支持されている(図10)。跳ね板部91bは、左側ロック機構31の第2可動部42に突出する腕部42eの進路に配置されている。突出部91cは、蓋体2の後方側の凹部21hに突出していて、ボックス本体1の後方の上面部1fに当接可能に配置されている。
As shown in FIGS. 21 and 22, the regulating
スプリング92の一端は、蓋体2の下部材21に係止され、スプリング92の他端は、突出部91cに係止されている。スプリング92は、突出部91cが下側に揺動するように規制部材91を付勢している。図22に示すように、蓋体2が閉位置にあるときには、突出部91cは、ボックス本体1の後方の上面部1fに当たり、上側に揺動している。このとき、跳ね板部91bは、下側に揺動されていて、左側ロック機構31の第2可動部42の進出を許し、第2可動部42は係合穴14に係合される。これにより、蓋体2は閉位置に規制される。
One end of the
図20に示すように、操作部5により左側ロック機構31の第2可動部42の係合穴14への係合が解除されたときには、第2可動部42が前側に移動されるため、第2可動部42の腕部42eは跳ね板部91bよりも前側に移動される。
As shown in FIG. 20, when the
図22に示すように、蓋体2の左側が開いた時には、突出部91cは、ボックス本体1の上面部1fから離れる。図22の一点鎖線に示すように、スプリング92により、突出部91cは下側に、跳ね板部91bは上側に跳ね上げられる。操作部5の押し込み力を解除すると、第2可動部42は後側に進出しようとするが、スプリング92により跳ね板部91bは上側に跳ね上げられていて、第2可動部42の腕部42eの進出を妨げる。第2可動部42の進出が規制されると、第1可動部41も進出が規制される。これにより、蓋体2が開いたときに、蓋体2の前後方向内側に第1可動部41及び第2可動部42が後退した状態で保持される。
As shown in FIG. 22, when the left side of the
次に蓋体2の左側を閉止するときには、突出部91cは、ボックス本体1の上面部1fにより押し上げられ、規制部材91は図22の紙面上で反時計回りに回転され、跳ね板部91bは下降する。これにより、図19に示すように、第2可動部42の進路から跳ね板部91bが退去され、第2可動部42が進出可能となる。第2可動部42は係合穴14に係合されて、蓋体2は閉位置でロック状態となる。
Next, when closing the left side of the
本実施形態によれば、蓋体2の左側ロック機構31及び右側ロック機構32のいずれか一方の操作部5を操作することで、蓋体2の左側ロック機構31及び右側ロック機構32の一方の第1可動部41及び第2可動部42が係止穴14から離脱され、蓋体2の閉位置でのロック状態が解除される。すると、伸縮アーム60が伸びて、蓋体2の左右のロック状態が解除された側が、伸縮アーム60により開位置まで持ち上げられる。蓋体2が開位置に位置した後も、伸びた伸縮アーム60により、蓋体2は開位置に保持される。
According to the present embodiment, one of the left
また、伸縮アーム60は伸び方向に付勢されている。操作部5の操作により蓋体2の閉位置でのロックが解除されると、伸縮アーム60は伸びる。そして、蓋体2を開き、蓋体2が開位置に保持される。このため、蓋体2を開位置に開く機構や蓋体2を開位置に保持する機構を蓋体2に設ける必要がない。このため、蓋体2の構成部品を削減できる。
The
また、操作部5は、ボックス本体1に設けられており、蓋体2に設けられたロック部材に操作部5の作動を伝達する伝達部材57もボックス本体1に設けている。このため、蓋体2の構成簡略化及び重量軽減を図ることができ、蓋体2に加わる付勢力を軽減できる。また蓋体2のデザインの自由度も高まる。
The
更に、伸縮部材6は、蓋体2の前後側の側壁1a、1bに支持されている。伸縮部材6による蓋体2の荷重点は、蓋体2の左右両側の揺動中心から離れている。ゆえに、伸縮部材6の付勢部材71,72の付勢力が、蓋体2の揺動中心に付勢部材を設けた場合に比べて小さくても、蓋体2を開くことができる。
Furthermore, the
また、本実施形態の両開き収納装置10によれば、伸縮部材6の伸び方向の付勢力により蓋体2を開くことができる。このため、蓋体2内に設けられた回動軸としての第1可動部41及び第2可動部42に付勢部材を巻回する必要がなく、蓋体2を薄くすることが可能となり、蓋体2のデザインの自由度が高い。
Moreover, according to the double-folding
本実施形態では、左側ロック機構31及び右側ロック機構32の第1可動部41及び第2可動部42の先端部41f、42fを、蓋体2の揺動中心軸としているが、蓋体2の揺動中心軸は、左側ロック機構31及び右側ロック機構32とは別に設けても良い。
In the present embodiment, the
本実施形態の両開き収納装置は、車両の室内の前側の運転席と補助席との間のコンソールに配設されるが、車両の室内の後側の席の中央に配設してもよい。 The double-fold storage device of the present embodiment is disposed in the console between the front driver's seat and the auxiliary seat in the vehicle interior, but may be disposed in the center of the rear seat in the vehicle interior.
(1)本発明の両開き収納装置10は、収容部11を有するボックス本体1と、収容部11を閉止する閉位置と収容部11の第一方向(左右方向)の一端側(左側)及び他端側(右側)が開いた開位置との間を揺動可能に収容部11を被覆する蓋体2と、蓋体2の第一方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられた一対のロック機構(左側ロック機構31,右側ロック機構32)と、を備えた両開き収納装置であって、
一対のロック機構は、それぞれ、ボックス本体1に設けられた係止部(係合穴14)と、蓋体2に設けられ係止部に係止されることで蓋体2を閉位置にロックするロック部材(第1可動部41、第2可動部42)と、ボックス本体1に設けられた操作部5と、ボックス本体1に設けられており且つ操作部5と連携され蓋体2が閉位置にあるとき操作部5の変位をロック部材に伝達することでロック部材を係止部から離脱させて蓋体2のロックを解除させる伝達部材57と、を備え、
更に、ボックス本体1の第一方向とは異なる第二方向(前後方向)の端部(前側の側壁1a、後側の側壁1b)に支持されたボックス側支持部61と、蓋体2の第二方向の端部に支持された蓋側支持部62と、ボックス側支持部61と蓋側支持部62との間を連結してボックス側支持部61を中心に揺動可能とされている伸縮可能な伸縮アーム60と、伸縮アーム60を伸び方向に付勢する付勢部材71、72と、を有する、伸縮部材6を備えていることを特徴とする。
(1) The double-folded
The pair of lock mechanisms respectively lock the
Furthermore, the box
上記構成によれば、蓋体2の第一方向の一端側及び他端側に設けられたロック機構の一方の操作部5を操作することで、蓋体2の第一方向の一端側及び他端側の一方のロック部材が係止部から離脱され、蓋体2の閉位置でのロック状態が解除される。すると、伸縮部材6が伸びて、蓋体2の第一方向の一端側及び他端側のうちのロック状態が解除された側が、伸縮部材6により開位置まで持ち上げられる。蓋体2が開位置に位置した後も、伸びた伸縮部材6により、蓋体2は開位置に保持される。
According to the above configuration, by operating one
また、伸縮部材6は伸び方向に付勢されている。操作部5の操作により蓋体2の閉位置でのロックが解除されると、伸縮部材6は伸びる。そして、蓋体2を開き、蓋体2が開位置に保持される。このため、蓋体2を閉位置まで開位置に開く機構や蓋体2を開位置に保持する機構を蓋体2に設ける必要がない。このため、蓋体2の構成部品を削減できる。
The
また、操作部5は、ボックス本体1に設けられており、蓋体2に設けられたロック部材に操作部5の作動を伝達する伝達部材57もボックス本体1に設けている。このため、蓋体2の構成部品を削減できる。蓋体2の構成簡略化及び重量軽減を図ることができ、伸縮部材6を伸ばすための付勢力を軽減できる。また、蓋体2のデザインの自由度も高まる。
The
更に、伸縮部材6は、蓋体2の第二方向の端部(前側及び後側の側壁1a、1b)に支持されている。このため、蓋体2開時に蓋体2には伸縮部材6により第二方向の端部に荷重が加わる。伸縮部材6による荷重点は、蓋体2の第一方向の一端側及び他端側の揺動中心とは離れている。ゆえに、蓋体2を開くための伸縮部材6の伸び方向の付勢力が、蓋体2の揺動中心に付勢部材を設けた場合に比べて小さくても、蓋体2を開くことができる。
Furthermore, the expansion /
また、本実施形態の両開き収納装置10は、伸縮部材6の伸び方向の付勢力により蓋体2を開くことができるため、例えば特許第4154644号のように回動軸に付勢部材を巻回する必要がなく、蓋体2を薄くすることが可能となり、蓋体2のデザインの自由度が高い。
Moreover, since the double-folding
(2)蓋側支持部62は、蓋体2の第二方向の端部において、蓋体2の第一方向の一端側に設けられた一端側揺動中心と蓋体2の第一方向の他端側に設けられた他端側揺動中心(第1可動部41の先端部41f、第2可動部の先端部42f)との間の略中央に支持されていることが好ましい。
(2) The lid-
このため、一端側及び他端側のどちらから蓋体2を開けても、蓋体2を同程度まで開くことができる。
For this reason, even if the
(3)上記(2)において、ボックス側支持部61は、ボックス本体1の第二方向の端部において、一端側揺動中心と他端揺動中心との間の略中央に支持されていることが好ましい。
(3) In the above (2), the box
蓋体2の一端側が開いた開位置と、蓋体2の他端側が開いた開位置とを、蓋体2の一端側揺動中心と他端側揺動中心との略中央を挟んでほぼ対称にすることができる。蓋体2を一端側及び他端側のいずれを開いても、バランスよく蓋体2を開くことができる。
The open position where the one end side of the
(4)伸縮アーム60は、伸縮方向に互いに相対位置を変位可能に伸縮方向に平行に配設された複数のアーム(ボックス側アーム63、中間アーム64、蓋側アーム65)からなり、隣合うアームの間には付勢部材71,72が介設されていることが好ましい。簡素な構成で伸縮アーム60を伸縮させることができる。
(4) The
(5)伸縮アーム60の内部には付勢部材71、72が配置されていることが好ましい。付勢部材71、72が外観視されず、両開き収納装置10の見栄えが良くなる。
(5) It is preferable that urging
(6)伸縮部材6の付勢手段は、蓋体2を開位置に保持可能な付勢力を有することが好ましい。蓋体2を開位置に保持することができる。
(6) It is preferable that the urging means of the
(7)伸縮部材6には、回転ギヤ69cを備えた速度緩衝装置67が設けられ、ボックス本体1には速度緩衝装置67の回転ギヤと噛み合う円弧状のボックス側ギヤ1eが設けられていることが好ましい。蓋体2の開閉にともない伸縮部材6はボックス側支持部61を中心に揺動する。速度緩衝装置も、伸縮部材6と一体となって揺動する。このため、ボックス本体に円弧状のボックス側ギヤ1eを設けることで、蓋体2を緩やかに円滑に開閉させることができる。
(7) The
(8)ロック部材は、蓋体2の開閉時に蓋体2が揺動する揺動中心軸を有することが好ましい。ロック部材が蓋体2の揺動中心軸を兼ねることで、蓋体2の構成部品点数を削減できる。
(8) It is preferable that the lock member has a swinging central axis on which the
(9)伸縮部材6は、ボックス本体1の第二方向の両端部に一対配置されていることが好ましい。一対の伸縮部材6により、開位置にある蓋体2を確実に保持できる。
(9) It is preferable that a pair of the
(10)操作部5は、ボックス本体1の一端側の側部(左側の側壁1c)及び他端側の側部(右側の側壁1d)に設けられていることが好ましい。この場合には、ボックス本体1の第二方向の外側のスペースが少ないときでも、ボックス本体1に操作部5を設けることができる。また、ボックス本体1の一端側の側部及び他端側の側部に操作部5を設けることで、ボックス本体1の収容部11周縁を狭くでき、両開き収納装置10全体を小型化できる。操作部5は、ボックス本体1の一端側の側部及び他端側の側部に設ければよく、収容部11の側壁1c、1dに直接取り付けなくても、側壁1c、1d近傍の部材に取付てもよい。
(10) It is preferable that the
1:ボックス本体、1a:前側の側壁(第二方向の一端側)、1b:後側の側壁(第二方向の他端側)、1c:左側の側壁(第一方向の一端側)、1d:右側の側壁(第一方向の他端側)、10:両開き収納装置、11:収容部、14:係止穴(係止部)、2:蓋体、31:右側ロック機構、32:左側ロック機構、41:第1可動部(ロック部材)、42:第2可動部(ロック部材)、43:ギヤ部材、5:操作部、51:ベース部材、52:可動体、53:回転体、54:圧縮ばね、55:引っ張りばね、57:伝達部材、6:伸縮部材、61:ボックス側支持部、62:蓋側支持部、63:ボックス側アーム、64:中間アーム、65:蓋側アーム、67:速度緩衝装置、69:ダンパ、71、72:付勢部材、8:誤作動防止装置、81:介在部材、82:位置調整部材、9:規制装置、91:規制部材、92:スプリング 1: Box body, 1a: front side wall (one end side in the second direction), 1b: rear side wall (the other end side in the second direction), 1c: left side wall (one end side in the first direction), 1d : Right side wall (the other end side in the first direction), 10: double-open storage device, 11: storage portion, 14: locking hole (locking portion), 2: lid, 31: right side lock mechanism, 32: left side Lock mechanism, 41: first movable part (lock member), 42: second movable part (lock member), 43: gear member, 5: operation part, 51: base member, 52: movable body, 53: rotating body, 54: compression spring, 55: tension spring, 57: transmission member, 6: telescopic member, 61: box side support, 62: lid side support, 63: box side arm, 64: intermediate arm, 65: lid side arm 67: Speed buffer device, 69: Damper, 71, 72: Biasing member, 8: Malfunction prevention device, 8 1: Interposition member, 82: Position adjustment member, 9: Restriction device, 91: Restriction member, 92: Spring
Claims (10)
一対の前記ロック機構は、それぞれ、前記ボックス本体に設けられた係止部と、前記蓋体に設けられ前記係止部に係止されることで前記蓋体を閉位置にロックするロック部材と、前記ボックス本体に設けられた操作部と、前記ボックス本体に設けられており且つ前記操作部と連携され前記蓋体が閉位置にあるとき前記操作部の変位を前記ロック部材に伝達することで前記ロック部材を前記係止部から離脱させて前記蓋体のロックを解除させる伝達部材と、を備え、
更に、前記ボックス本体の前記第一方向とは異なる第二方向の端部に支持されたボックス側支持部と、前記蓋体の前記第二方向の端部に支持された蓋側支持部と、前記ボックス側支持部と前記蓋側支持部との間を連結して前記ボックス側支持部を中心に揺動可能とされている伸縮可能な伸縮アームと、前記伸縮アームを伸び方向に付勢する付勢部材と、を有する、伸縮部材を備えていることを特徴とする両開き収納装置。 A box body having a housing portion, and a lid that covers the housing portion so as to be swingable between a closed position for closing the housing portion and an open position in which one end side or the other end side in the first direction of the housing portion is opened. A double-open storage device comprising a body and a pair of locking mechanisms respectively provided on one end side and the other end side in the first direction of the lid,
Each of the pair of lock mechanisms includes a locking portion provided in the box body, and a lock member provided in the lid body and locked in the closed position by being locked to the locking portion. An operation portion provided in the box body, and a displacement of the operation portion that is provided in the box body and cooperates with the operation portion when the lid body is in a closed position. A transmission member for releasing the lock of the lid by detaching the lock member from the locking portion,
Furthermore, a box side support portion supported at an end portion in a second direction different from the first direction of the box body, a lid side support portion supported at an end portion in the second direction of the lid body, An extendable telescopic arm connected between the box side support portion and the lid side support portion and swingable about the box side support portion, and urges the extendable arm in the extending direction. A double-folding storage device comprising an elastic member having an urging member.
隣合う前記アームの間には前記付勢部材が介設されている請求項1〜3のいずれかに記載の両開き収納装置。 The telescopic arm is composed of a plurality of arms arranged parallel to the expansion / contraction direction so that relative positions can be displaced from each other in the expansion / contraction direction,
The double-open storage device according to any one of claims 1 to 3, wherein the urging member is interposed between the adjacent arms.
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