JP2017050677A - コンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法、及び、プログラム - Google Patents

コンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ビデオのフレームの出力のスキップやリピートが行われた場合、コンテンツを視聴するユーザが違和感を感じることを抑制する。
【解決手段】ユーザの視線の検出結果に応じて、タイミング制御部は、出力タイミングの制御として、ユーザが、ビデオを見ていない場合に、スキップ又はリピートが行われやすくなるように、スキップ又はリピートを制御する。ビデオは、ビデオバッファに記憶されてから出力され、タイミング制御部は、ビデオバッファに記憶されたビデオの蓄積量が、スキップを行うスキップ閾値以上である場合にスキップの制御を行い、ビデオバッファに記憶されたビデオの蓄積量が、リピートを行うリピート閾値以下である場合にリピートの制御を行い、ユーザが、ビデオを見ていない場合に、スキップ閾値を小さくするとともに、リピート閾値を大きくする。
【選択図】図1

Description

本技術は、コンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法、及び、プログラムに関し、特に、例えば、コンテンツを視聴するユーザが違和感を感じることを抑制することができるようにするコンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法、及び、プログラムに関する。
例えば、MPEG符号化されたコンテンツを処理するコンテンツ処理装置では、コンテンツに含まれるビデオのフレームのうちの、これから出力しようとするフレームである注目フレームの出力を飛ばすことや、注目フレームの出力を繰り返すことが行われる。
ここで、注目フレームの出力を飛ばすことを、スキップともいい、注目フレームの出力を繰り返すことを、リピートともいう。
例えば、特許文献1では、システムクロックに対するビデオのフレームの出力タイミングのずれを検出し、スキップやリピートを行うことで、ビデオのフレームを、適切なタイミングで表示するMPEGデコーダが提案されている。
特開2007-235986号公報
ビデオのフレームの出力のスキップやリピートが行われた場合、表示装置に表示されるビデオは、いわゆるカクカクしたぎこちない動きの表示になり、そのビデオを視聴するユーザに違和感を感じさせる。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コンテンツを視聴するユーザが違和感を感じることを抑制することができるようにするものである。
本技術のコンテンツ処理装置、又は、プログラムは、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御するタイミング制御部を備えるコンテンツ処理装置、又は、そのようなコンテンツ処理装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本技術のコンテンツ処理方法は、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御することを含むコンテンツ処理方法である。
本技術のコンテンツ処理装置、コンテンツ処理方法、及び、プログラムにおいては、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングが制御される。
コンテンツ処理装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
また、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、又は、記録媒体に記録して、提供することができる。
本技術によれば、コンテンツを視聴するユーザが違和感を感じることを抑制することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術を適用したコンテンツ処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 スキップ及びリピートの制御を、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止するように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例を説明するフローチャートである。 スキップ及びリピートの制御を、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例を説明するフローチャートである。 本技術を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
<本技術を適用したコンテンツ処理装置の一実施の形態>
図1は、本技術を適用したコンテンツ処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1のコンテンツ処理装置は、例えば、TV(テレビジョン受像機)や、眼鏡型のウエアラブルデバイス、スマートフォンその他の、ビデオを表示することが可能な表示装置に適用することができる。
図1において、コンテンツ処理装置は、TS(Transport Stream)バッファ11、DEMUX12、ビデオES(Elementary Stream)バッファ13、オーディオESバッファ14、キャプションバッファ15、ビデオデコーダ16、オーディオデコーダ17、キャプションデコーダ18、バッファ19,20、及び、21、視線検出部22、バッファ蓄積量監視部23、並びに、タイミング制御部24を有する。
TSバッファ11には、例えば、チューナや、インターネット等のネットワーク上のストリームサーバ、蓄積メディア(例えば、Bru-ray(登録商標)ディスクや、DVD(Digital Versatile Disc)、ハードディスク、メモリカード等)を再生する再生装置等から、ビデオや、オーディオ、キャプションを必要に応じて含むコンテンツのストリームが供給される。
TSバッファ11は、そこに供給されるコンテンツのストリームを一時記憶し、DEMUX12に供給する。
ここで、コンテンツのストリームとしては、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)のストリームを採用することができる。MPEGのストリームとしては、例えば、MPEG1ストリームや、MPEG2-PS(Program Stream)、MPEG2-TSがある。
DEMUX12は、TSバッファ11からのコンテンツのストリームを、必要に応じて、ビデオや、オーディオ、キャプション等(のデータ)に逆多重化する。さらに、DEMUX12は、逆多重化によって得られるビデオ、オーディオ、及び、キャプションを、ビデオESバッファ13、オーディオESバッファ14、及び、キャプションバッファ15に、それぞれ供給する。
すなわち、DEMUX12は、多重分離部31、ビデオPES(Packetized Elementary Stream)バッファ32、オーディオPESバッファ33、キャプションPESバッファ34、PESヘッダ検出部35,36、及び、37、並びに、時刻情報抽出部38を有する。
多重分離部31は、TSバッファ11からDEMUX12に供給されるコンテンツのストリームから、ビデオや、オーディオ、キャプション等を分離する。
コンテンツのストリームが、例えば、MPEG1ストリーム又はMPEG2-PSである場合には、そのコンテンツのストリームは、ビデオPES及びオーディオPES等に分離される。また、コンテンツのストリームが、例えば、MPEG2-TSである場合には、そのコンテンツのストリームは、ビデオPES、オーディオPES、キャプションPES、及び、セクション等に分離される。
多重分離部31において、コンテンツのストリームから分離されたビデオPES、オーディオPES、及び、キャプションPESは、ビデオPESバッファ32、オーディオPESバッファ33、及び、キャプションPESバッファ34に、それぞれ供給される。
ビデオPESバッファ32は、多重分離部31から供給されるビデオPESを一時記憶する。オーディオPESバッファ33は、多重分離部31から供給されるオーディオPESを一時記憶する。キャプションPESバッファ34は、多重分離部31から供給されるキャプションPESを一時記憶する。
PESヘッダ検出部35は、ビデオPESバッファ32からビデオPESを順次読み出し、そのビデオPESのPESヘッダを解析することで、必要な情報を抽出する。さらに、PESヘッダ検出部35は、ビデオPESバッファ32から読み出したビデオPESから、そのビデオPESのデータであるビデオESを抽出し、ビデオESバッファ13に供給する。
PESヘッダ検出部36は、オーディオPESバッファ33からオーディオPESを順次読み出し、そのオーディオPESのPESヘッダを解析することで、必要な情報を抽出する。さらに、PESヘッダ検出部36は、オーディオPESバッファ33から読み出したオーディオPESから、そのオーディオPESのデータであるオーディオESを抽出し、オーディオESバッファ14に供給する。
PESヘッダ検出部37は、キャプションPESバッファ34からキャプションPESを順次読み出し、そのキャプションPESのPESヘッダを解析することで、必要な情報を抽出する。さらに、PESヘッダ検出部37は、キャプションPESバッファ34から読み出したキャプションPESから、そのキャプションPESのデータであるキャプションを抽出し、キャプションバッファ14に供給する。
時刻情報抽出部38は、PESヘッダ検出部35ないし37がPESヘッダから抽出した情報から、ビデオ、オーディオ、及び、キャプションを出力(表示)すべき出力時刻等を表す時刻情報(タイムスタンプ(PCR (Program Clock Reference),PTS (Presentation Time Stamp)等))を抽出し、タイミング制御部24に供給する。
ビデオESバッファ13は、PESヘッダ検出部35から供給されるビデオESを記憶するビデオバッファとして機能する。オーディオESバッファ14は、PESヘッダ検出部36から供給されるオーディオESを記憶する。キャプションバッファ15は、PESヘッダ検出部37から供給されるキャプションを記憶する。
ビデオデコーダ16は、ビデオESバッファ13に記憶されたビデオESを読み出して復号し、その復号により得られるビデオのフレームを、バッファ19に供給する。
オーディオデコーダ17は、オーディオESバッファ14に記憶されたオーディオESを読み出して復号し、その復号により得られるオーディオを、バッファ20に供給する。
キャプションデコーダ18は、キャプションバッファ15に記憶されたキャプションを読み出して復号し、その復号により得られるキャプションを、バッファ21に供給する。
バッファ19は、ビデオデコーダ16から供給されるビデオのフレームを記憶する。バッファ19に記憶されたビデオのフレームは、タイミング制御部24の制御に従って読み出され、図示せぬ表示装置に供給されて表示される。
バッファ20は、オーディオデコーダ17から供給されるオーディオを記憶する。バッファ20に記憶されたオーディオは、タイミング制御部24の制御に従って読み出され、図示せぬスピーカやヘッドフォン等のオーディオ出力装置に供給されて放音される。
バッファ21は、キャプションデコーダ18から供給されるキャプションを記憶する。バッファ21に記憶されたキャプションは、タイミング制御部24の制御に従って読み出され、ビデオが表示される表示装置に供給されて表示される。
視線検出部22は、表示装置に表示されるビデオ等を視聴するユーザの視線を検出し、その視線の検出結果を表す検出結果情報を、タイミング制御部24に供給(通知)する。
視線検出部22は、例えば、ユーザを撮影するカメラと、そのカメラで撮影されるユーザの画像の画像処理を行うことで、ユーザの視線を検出し、その視線が、ビデオが表示される表示装置に向いているかどうかを特定する画像処理装置とで構成することができる。
図1のコンテンツ処理装置が、例えば、スマートフォンに適用される場合、視線検出部22を構成するカメラとしては、スマートフォンに実装されているカメラを用いることができる。さらに、図1のコンテンツ処理装置が、例えば、眼鏡型のウエアラブルデバイスに適用される場合に、そのウエアラブルデバイスがユーザの視線を検出するセンサを実装しているときには、そのセンサを、視線検出部22を構成するカメラとして利用することができる。
なお、タイミング制御部24が、何らかの方法で、検出結果情報を取得することができれば、図1のコンテンツ処理装置に、視線検出部22を設ける必要はない。
すなわち、例えば、図1のコンテンツ処理装置が、例えば、TVに適用されている場合において、そのTVが置かれている部屋に設置された監視カメラで、ユーザを撮影することにより検出結果情報が得られ、その検出結果情報が、タイミング制御部24に提供されるときには、コンテンツ処理装置に、視線検出部22を設ける必要はない。
ここで、視線検出部22がタイミング制御部24に供給する検出結果情報は、例えば、ユーザの視線が、ビデオが表示される表示装置に向いているかどうか、すなわち、ユーザが、表示装置に表示されたビデオを見ているかどうかを表す。
バッファ蓄積量監視部23は、ビデオESバッファ13の(ビデオESの)バッファ蓄積量を監視し、タイミング制御部24に供給する。
タイミング制御部24は、バッファ19からビデオを出力する(読み出す)出力タイミング、バッファ20からオーディオを出力する出力タイミング、及び、バッファ21からキャプションを出力する出力タイミングを制御する。
すなわち、タイミング制御部24は、時刻情報抽出部38から供給される時刻情報に応じて、出力タイミングの制御を行う。さらに、タイミング制御部24は、必要に応じて、視線検出部22から供給される検出結果情報や、バッファ蓄積量監視部23から供給されるバッファ蓄積量に応じて、出力タイミングの制御を行う。
例えば、タイミング制御部24は、時刻情報抽出部38から供給される、ビデオの時刻情報を用い、バッファ19に記憶されたビデオのフレームのうちの、例えば、時刻情報が表す出力時刻が最も早い(時間的に先行する)フレームを、次に表示すべき注目フレームとして特定する。
そして、タイミング制御部24は、注目フレームの出力タイミングを、視線検出部22からの検出結果情報や、バッファ蓄積量監視部23からのバッファ蓄積量に応じて制御する。
タイミング制御部24による注目フレームの出力タイミングの制御としては、注目フレームをバッファ19から出力する時刻の調整と、注目フレームの出力のスキップやリピートの制御とが行われる。
注目フレームの出力のスキップでは、注目フレームの出力が飛ばされ、その注目フレームの直後に出力されるべきフレームが、新たな注目フレームとして、バッファ19から出力される。
あるいは、注目フレームの出力のスキップでは、注目フレームと、その注目フレームの後に出力されるべき1フレーム以上のフレームとの複数のフレームを合成すること等により新たな1フレームが生成され、その新たな1フレームが、新たな注目フレームとして、バッファ19から出力される。
本実施の形態では、以上のように、注目フレームの出力のスキップを行う方法として、注目フレームの出力を単に飛ばす方法と、注目フレームを含む複数のフレームから、新たな注目フレームを生成する方法とがある。
注目フレームの出力のリピートでは、注目フレームとして特定されたフレームが、バッファ19から出力された後、そのフレームが、再び、注目フレームとされ、バッファ19から出力される。
タイミング制御部24は、視線検出部22からの検出結果情報と、バッファ蓄積量監視部23からのバッファ蓄積量とに応じて、スキップ及びリピートの制御を行う。
すなわち、バッファ蓄積量が、スキップを行うスキップ閾値以上(又はより大)である場合、タイミング制御部24は、スキップの制御を行う。この場合、バッファ蓄積量がスキップ閾値以上であるときに、フレームの出力のスキップが行われるので、ビデオESバッファ13のオーバーフローを防止することができる。
また、バッファ蓄積量が、リピートを行うリピート閾値以下(又は未満)である場合、タイミング制御部24は、リピートの制御を行う。この場合、バッファ蓄積量がリピート閾値以下であるときに、フレームの出力のリピートが行われるので、ビデオESバッファ13のアンダーフローを防止することができる。
ここで、スキップ閾値及びリピート閾値は、スキップ閾値>リピート閾値の関係がある。
以上のように、タイミング制御部24は、バッファ蓄積量に応じて、スキップ及びリピートの制御を行うが、スキップやリピートが行われると、表示装置に表示されるビデオがカクカクしたぎこちない動きのビデオになり、そのビデオを視聴するユーザに違和感を感じさせることがある。
そこで、タイミング制御部24は、視線検出部22からの検出結果情報に応じて、ユーザが、表示装置に表示されたビデオを見ていない場合に、スキップやリピートが行われやすくなるように、スキップ及びリピートを制御する。
具体的には、例えば、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ている旨を表している場合、タイミング制御部24は、スキップ閾値及びリピート閾値を、デフォルト値に設定する。
一方、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表している場合、タイミング制御部24は、スキップ閾値をデフォルト値よりも小に設定するとともに、リピート閾値をデフォルト値よりも大に設定する。
以上のように、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表している場合に、スキップ閾値をデフォルト値よりも小に設定するとともに、リピート閾値をデフォルト値よりも大に設定することで、ユーザがビデオを見ていない場合に、スキップやリピートが行われやすくなる。
その結果、スキップ閾値及びリピート閾値が、デフォルト値であれば、近い将来に、スキップやリピートが行われる可能性が高い場合において、ユーザがビデオを見ていないときに、いわば先取り的に、スキップやリピートが行われる。
これにより、ユーザがビデオを見ているときに、スキップやリピートが行われ、ユーザが、ぎこちない動きのビデオを見ることで、ユーザに違和感を感じさせることを防止することができる。
すなわち、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツ(のビデオ)を出力する出力タイミングを制御することで、ユーザに違和感を感じさせることを防止することができる。
ここで、例えば、ビデオを表示する表示装置の表示レートと一致していないフレームレートのビデオを含むコンテンツや、ビデオの伝送レートと一致していない出力レートで出力されるビデオを含むコンテンツについては、ビデオESバッファ13のオーバーフローやアンダーフローが生じやすくなり、スキップやリピートが行われやすくなる。
したがって、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツ(のビデオ)を出力する出力タイミングを制御することは、上述のようなコンテンツに、特に有用である。
また、例えば、同時に出力すべきビデオとオーディオとがずれて出力されるコンテンツ(再生(復号)中に、ビデオとオーディオとが、徐々にずれていくコンテンツを含む)については、タイミング制御部24において、時刻情報抽出部38からの時刻情報に応じて、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように、ビデオの出力タイミングの制御、すなわち、スキップやリピートの制御を行うことができる。
このように、同時に出力すべきビデオとオーディオとがずれて出力されるコンテンツについて、スキップやリピートが行われる場合も、そのスキップやリピートによって、ぎこちない動きになったビデオを、ユーザが見たときには、ユーザに違和感を感じさせる。
そこで、同時に出力すべきビデオとオーディオとがずれて出力されるコンテンツについても、ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御することで、ユーザに違和感を感じさせることを防止することができる。
なお、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が、所定の閾値以上(又はより大)である場合に、その差分が小さくなるように、スキップやリピートの制御を行うことで、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分は、所定の閾値未満にすることができる。
所定の閾値は、コンテンツのストリームの規格(例えば、MPEG)を満たす値であっても良いし、満たさない値であっても良い。
以上のように構成されるコンテンツ処理装置では、TSバッファ11は、そこに供給されるコンテンツのストリームを一時記憶し、DEMUX12に供給する。
DEMUX12は、TSバッファ11からのコンテンツのストリームを、必要に応じて、ビデオや、オーディオ、キャプション等(のデータ)に逆多重化する。さらに、DEMUX12は、逆多重化によって得られるビデオES、オーディオES、及び、キャプションを、ビデオESバッファ13、オーディオESバッファ14、及び、キャプションバッファ15に、それぞれ供給して記憶させる。
また、DEMUX12(の時刻情報抽出部38)は、TSバッファ11からのコンテンツのストリームから時刻情報を抽出し、タイミング制御部24に供給する。
ビデオデコーダ16は、ビデオESバッファ13に記憶されたビデオESを読み出して復号し、その復号により得られるビデオのフレームを、バッファ19に供給して記憶させる。
オーディオデコーダ17は、オーディオESバッファ14に記憶されたオーディオESを読み出して復号し、その復号により得られるオーディオを、バッファ20に供給して記憶させる。
キャプションデコーダ18は、キャプションバッファ15に記憶されたキャプションを読み出して復号し、その復号により得られるキャプションを、バッファ21に供給して記憶させる。
バッファ19に記憶されたビデオのフレーム、及び、バッファ21に記憶されたキャプションは、タイミング制御部24の制御に従って読み出され、表示装置に供給されて表示される。
バッファ20に記憶されたオーディオは、タイミング制御部24の制御に従って読み出され、オーディオ出力装置に供給されて放音される。
一方、視線検出部22は、ユーザの視線を検出し、その視線の検出結果を表す検出結果情報を、タイミング制御部24に供給する。
また、バッファ蓄積量監視部23は、ビデオESバッファ13のバッファ蓄積量を監視し、タイミング制御部24に供給する。
タイミング制御部24は、DEMUX12(の時刻情報抽出部38)から供給される時刻情報、視線検出部22から供給される検出結果情報、バッファ蓄積量監視部23から供給されるバッファ蓄積量に応じて、バッファ19ないし21それぞれからのビデオ、オーディオ、及び、キャプションの出力タイミングの制御を行う。
タイミング制御部24による出力タイミングの制御には、スキップ及びリピートの制御が含まれる。
スキップ及びリピートの制御は、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止するように行うことや、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行うことができる。さらに、スキップ及びリピートの制御は、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止し、かつ、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行うことができる。
以下、スキップ及びリピートの制御を、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止するように行う場合と、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行う場合との、タイミング制御部24の処理について説明する。
ここで、図1のコンテンツ処理装置においては、ビデオESバッファ13ないしキャプションバッファ15、並びに、ビデオPSバッファ32ないしキャプションPESバッファ34のそれぞれは、複数設けることができる。
<スキップ及びリピートの制御を、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止するように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例>
図2は、スキップ及びリピートの制御を、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローを防止するように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例を説明するフローチャートである。
ステップS11において、タイミング制御部24は、バッファ蓄積量監視部23から供給されるビデオESバッファ13のバッファ蓄積量を取得し、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12では、タイミング制御部24は、ユーザがビデオを見ていない旨の通知があるかどうか、すなわち、視線検出部22から供給される検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表しているかどうかを判定する。
ステップS12において、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表していないと判定された場合、すなわち、ユーザがビデオを見ている場合、処理は、ステップS13に進む。ステップS13では、タイミング制御部24は、スキップ閾値及びリピート閾値のそれぞれを、デフォルト値に設定して、処理は、ステップS14に進む。
ここで、図2では、スキップ閾値のデフォルト値は、ビデオESバッファ13の記憶容量(以下、バッファ容量ともいう)の、例えば、90%の値になっており、リピート閾値のデフォルト値は、バッファ容量の、例えば、10%の値になっている。
ステップS14では、タイミング制御部24は、バッファ蓄積量が、リピート閾値以下であるかどうかを判定する。
ステップS14において、バッファ蓄積量が、リピート閾値以下であると判定されたとき、すなわち、いまの場合、バッファ蓄積量が、リピート閾値のデフォルト値であるバッファ容量の10%以下であり、ビデオESバッファ13のアンダーフローが生じるおそれがあるとき、処理は、ステップS15に進む。
ステップS15では、タイミング制御部24は、バッファ19からの注目フレームの出力のリピートの制御を行い、処理は、終了する。
注目フレームの出力のリピートの制御により、バッファ19から注目フレームが繰り返し出力される。これにより、ビデオESバッファ13のアンダーフローが防止される。
また、ステップS14において、バッファ蓄積量が、リピート閾値以下でないと判定されたとき、処理は、ステップS16に進み、タイミング制御部24は、バッファ蓄積量が、スキップ閾値以上であるかどうかを判定する。
ステップS16において、バッファ蓄積量が、スキップ閾値以上であると判定されたとき、すなわち、いまの場合、バッファ蓄積量が、スキップ閾値のデフォルト値であるバッファ容量の90%以上であり、ビデオESバッファ13のオーバーフローが生じるおそれがあるとき、処理は、ステップS17に進む。
ステップS17では、タイミング制御部24は、バッファ19からの注目フレームの出力のスキップの制御を行い、処理は、終了する。
注目フレームの出力のスキップの制御により、例えば、バッファ19からの注目フレームの出力を飛ばして、その注目フレームの次に表示すべきフレームの出力が行われる。これにより、ビデオESバッファ13のオーバーフローが防止される。
また、ステップS16において、バッファ蓄積量が、スキップ閾値以上でないと判定されたとき、すなわち、いまの場合、バッファ蓄積量が、スキップ閾値のデフォルト値であるバッファ容量の90%以上でもなく、かつ、リピート閾値のデフォルト値である10%以下でもなく、ビデオESバッファ13のオーバーフロー及びアンダーフローが生じるおそれが低い場合、処理は、ステップS18に進む。
ステップS18では、タイミング制御部24は、バッファ19から注目フレームを出力させ、処理は、終了する。
一方、ステップS12において、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表していると判定された場合、処理は、ステップS19に進み、タイミング制御部24は、スキップやリピートが行われやすくなるように、スキップ閾値及びリピート閾値のそれぞれを設定する。
すなわち、タイミング制御部24は、スキップ閾値を、デフォルト値である、バッファ容量の90%よりも小さい、例えば、バッファ容量の80%に設定する。さらに、タイミング制御部24は、リピート閾値を、デフォルト値である、バッファ容量の10%よりも大きい、例えば、バッファ容量の20%に設定する。
以上のように、ステップS19において、スキップやリピートが行われやすくなるように、スキップ閾値及びリピート閾値のそれぞれが設定された後、処理は、ステップS14に進み、以下、上述の場合と同様の処理が行われる。
但し、いまの場合、ユーザがビデオを見ておらず、そのため、スキップやリピートが行われやすくなるように、スキップ閾値及びリピート閾値のそれぞれが設定されている。
そのため、ステップS15での注目フレームの出力のリピートの制御や、ステップS17での注目フレームの出力のスキップの制御が行われやすくなる。
その結果、スキップ閾値及びリピート閾値が、デフォルト値であれば、近い将来に、スキップやリピートが行われる可能性が高い場合において、ユーザがビデオを見ていないときに、いわば先立って、スキップやリピートが行われる。
したがって、ユーザは、スキップやリピートによって生じる、ビデオのぎこちない動きに気づかないので、ユーザが、ぎこちない動きのビデオを見ることで違和感を感じることを防止することができる。
なお、図2のフローチャートに従った処理は繰り返し行われる。
<スキップ及びリピートの制御を、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例>
図3は、スキップ及びリピートの制御を、同時に出力すべきビデオ及びオーディオそれぞれの出力時刻の差分が小さくなるように行う場合の、タイミング制御部24の処理の例を説明するフローチャートである。
ステップS31において、タイミング制御部24は、バッファ19に記憶された注目フレームの時刻情報が表す出力(表示)時刻と、バッファ20に記憶された注目オーディオフレームの時刻情報が表す出力時刻との差分(以下、出力時刻差分ともいう)を計算し、処理は、ステップS32に進む。
ここで、注目オーディオフレームとは、バッファ20に記憶されたオーディオのオーディオフレームのうちの、これから出力しようとするオーディオ(時刻情報が表す出力時刻が最も早い時刻のオーディオ)のオーディオフレームを意味する。
ステップS32では、タイミング制御部24は、出力時刻差分が所定の閾値以上であるかどうかを判定する。
ステップS32において、出力時刻差分が所定の閾値以上であると判定された場合、処理は、ステップS33に進む。ステップS33では、タイミング制御部24は、出力時刻差分が所定の閾値以上であることが連続して検出された検出回数(をカウントする変数)unsync_countを、1だけインクリメントして、処理は、ステップS35に進む。
また、ステップS32において、出力時刻差分が所定の閾値以上でないと判定された場合、処理は、ステップS34に進む。ステップS34では、タイミング制御部24は、検出回数unsync_countを、0にリセットし、処理は、ステップS35に進む。
ステップS35では、図2のステップS12と同様に、タイミング制御部24は、ユーザがビデオを見ていない旨の通知があるかどうか、すなわち、視線検出部22から供給される検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表しているかどうかを判定する。
ステップS35において、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表していないと判定された場合、すなわち、ユーザがビデオを見ていない場合、処理は、ステップS36に進む。ステップS36では、タイミング制御部24は、検出回数unsync_countの閾値resync_countをデフォルト値に設定して、処理は、ステップS37に進む。
ステップS37では、タイミング制御部24は、検出回数unsync_countが、閾値resync_countより大であるかどうかを判定する。
ステップS37において、検出回数unsync_countが、閾値resync_countより大であると判定された場合、すなわち、出力時刻差分が所定の閾値以上であることが、閾値resync_countよりも多い回数だけ連続した場合、処理は、ステップS38に進む。
ステップS38では、タイミング制御部24は、AV同期制御を行い、処理を終了する。
ここで、AV同期制御では、出力時刻差分が所定の閾値より小さくなるように、例えば、注目フレームの出力のスキップやリピートの制御が行われる。
すなわち、注目フレームの出力時刻が、注目オーディオフレームの出力時刻よりも進んでいる場合、注目フレームの出力時刻を遅らせるために、注目フレームのリピートの制御が行われる。
また、注目フレームの出力時刻が、注目オーディオフレームの出力時刻よりも遅れている場合、注目フレームの出力時刻を進ませるために、注目フレームのスキップの制御が行われる。
一方、ステップS37において、検出回数unsync_countが、閾値resync_countより大でないと判定された場合、すなわち、出力時刻差分が所定の閾値以上でないか、又は、出力時刻差分が所定の閾値以上であっても、出力時刻差分が所定の閾値以上であることが、閾値resync_countより多い回数だけ連続していない場合、処理は、ステップS39に進む。
ステップS39では、タイミング制御部24は、バッファ19から注目フレームを出力させ、処理は、終了する。
一方、ステップS35において、検出結果情報が、ユーザがビデオを見ていない旨を表していると判定された場合、処理は、ステップS40に進み、タイミング制御部24は、スキップやリピートが行われやすくなるように、閾値resync_countを設定する。
すなわち、タイミング制御部24は、閾値resync_countを、デフォルト値の、例えば、0.8倍に設定する。
以上のように、ステップS40において、スキップやリピートが行われやすくなるように、スキップ閾値及びリピート閾値のそれぞれが設定された後、処理は、ステップS37に進み、以下、上述の場合と同様の処理が行われる。
但し、いまの場合、ユーザがビデオを見ておらず、そのため、スキップやリピートが行われやすくなるように、閾値resync_countが設定されている。
そのため、ステップS38での注目フレームの出力のリピートやスキップの制御が行われやすくなる。
その結果、閾値resync_countが、デフォルト値であれば、近い将来に、スキップやリピートが行われる可能性が高い場合において、ユーザがビデオを見ていないときに、先立って、スキップやリピートが行われる。
したがって、ユーザが、スキップやリピートによって生じる、ビデオのぎこちない動きを見ることで違和感を感じることを防止することができる。
なお、図3のフローチャートに従った処理は繰り返し行われる。
ここで、図3では、ユーザがビデオを見ているかどうかによって、検出回数unsync_countの閾値resync_countを設定し、検出回数unsync_countが、閾値resync_countより大である場合、すなわち、すなわち、出力時刻差分が所定の閾値以上であることが、閾値resync_countよりも多い回数だけ連続した場合に、スキップやリピートの制御を行うこととしたが、スキップやリピートの制御は、単に、出力時刻差分と所定の閾値との大小関係に応じて行うことができる。
すなわち、ユーザがビデオを見ているかどうかによって、出力時刻差分の所定の閾値を設定し、出力時刻差分が所定の閾値以上である場合に、スキップやリピートの制御を行うことができる。この場合、ユーザがビデオを見ているときには、所定の閾値がデフォルト値に設定され、ユーザがビデオを見ていないときには、所定の閾値がデフォルト値よりも小さい値に設定される。
以上のように、ユーザがビデオを見ているかどうかによって、出力時刻差分の所定の閾値を設定する場合も、図3のように、ユーザがビデオを見ているかどうかによって、検出回数unsync_countの閾値resync_countを設定する場合と同様に、ユーザがビデオを見ていないときに、スキップやリピートの制御を行われやすくなる。
したがって、ユーザが、スキップやリピートによって生じる、ビデオのぎこちない動きを見ることで違和感を感じることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、コンテンツのストリームとして、MPEGのストリームを採用したが、コンテンツのストリームは、MPEGのストリームに限定されるものではない。
<本技術を適用したコンピュータの説明>
次に、タイミング制御部24の一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、マイクロコンピュータ等のコンピュータにインストールされる。
そこで、図4は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク105やROM103に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、リムーバブル記録媒体111に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。ここで、リムーバブル記録媒体111としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリ等がある。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体111からコンピュータにインストールする他、通信網や放送網を介して、コンピュータにダウンロードし、内蔵するハードディスク105にインストールすることができる。すなわち、プログラムは、例えば、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)102を内蔵しており、CPU102には、バス101を介して、入出力インタフェース110が接続されている。
CPU102は、入出力インタフェース110を介して、ユーザによって、入力部107が操作等されることにより指令が入力されると、それに従って、ROM(Read Only Memory)103に格納されているプログラムを実行する。あるいは、CPU102は、ハードディスク105に格納されたプログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロードして実行する。
これにより、CPU102は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、出力部106から出力、あるいは、通信部108から送信、さらには、ハードディスク105に記録等させる。
なお、入力部107は、キーボードや、マウス、マイク等で構成される。また、出力部106は、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される。
ここで、本明細書において、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。
また、プログラムは、1のコンピュータ(プロセッサ)により処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
さらに、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。
<1>
ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御するタイミング制御部を備える
コンテンツ処理装置。
<2>
前記コンテンツは、ビデオを含み、
前記タイミング制御部は、前記出力タイミングの制御として、前記ビデオの出力のスキップ又はリピートの制御を行う
<1>に記載のコンテンツ処理装置。
<3>
前記タイミング制御部は、前記ユーザの視線の検出結果に応じて、前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ又はリピートが行われやすくなるように、前記スキップ又はリピートを制御する
<2>に記載のコンテンツ処理装置。
<4>
前記ビデオは、ビデオバッファに記憶されてから出力され、
前記タイミング制御部は、
前記ビデオバッファに記憶された前記ビデオの蓄積量が、前記スキップを行うスキップ閾値以上である場合に前記スキップの制御を行い、前記ビデオバッファに記憶された前記ビデオの蓄積量が、前記リピートを行うリピート閾値以下である場合に前記リピートの制御を行い、
前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ閾値を小さくするとともに、前記リピート閾値を大きくする
<3>に記載のコンテンツ処理装置。
<5>
前記コンテンツは、オーディオをさらに含み、
前記タイミング制御部は、
これから出力しようとする前記ビデオ及び前記オーディオそれぞれを出力すべき出力時刻の差分が、所定の閾値以上である場合に、前記出力時刻の差分が小さくなるように、前記スキップ又はリピートの制御を行い、
前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ又はリピートが行われやすくなるように、前記スキップ又はリピートを制御する
<3>に記載のコンテンツ処理装置。
<6>
前記ビデオのスキップでは、前記ビデオの出力が飛ばされるか、又は、複数枚の前記ビデオから1枚のビデオが生成される
<2>ないし<5>のいずれかに記載のコンテンツ処理装置。
<7>
ユーザの視線を検出する視線検出部をさらに備える
<1>ないし<6>のいずれかに記載のコンテンツ処理装置。
<8>
前記ビデオは、前記ビデオを表示する表示装置の表示レートと一致していないフレームレートのビデオ、又は、前記ビデオの伝送レートと一致していない出力レートで出力されるビデオである
<2>ないし<4>のいずれかに記載のコンテンツ処理装置。
<9>
前記コンテンツは、同時に出力すべき前記ビデオと前記オーディオとがずれて出力されるコンテンツである
<5>に記載のコンテンツ処理装置。
<10>
ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御することを含む
コンテンツ処理方法。
<11>
ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御するタイミング制御部
として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
11 TSバッファ, 12 DEMUX, 13 ビデオESバッファ, 14 オーディオESバッファ, 15 キャプションバッファ, 16 ビデオデコーダ, 17 オーディオデコーダ, 18 キャプションデコーダ, 19ないし21 バッファ, 22 視線検出部, 23 バッファ蓄積量監視部, 24 タイミング制御部, 31 多重分離部, 32 ビデオPESバッファ, 33 オーディオPESバッファ, 34 キャプションPESバッファ, 35ないし37 PESヘッダ検出部, 38 時刻情報抽出部, 101 バス, 102 CPU, 103 ROM, 104 RAM, 105 ハードディスク, 106 出力部, 107 入力部, 108 通信部, 109 ドライブ, 110 入出力インタフェース, 111 リムーバブル記録媒体

Claims (11)

  1. ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御するタイミング制御部を備える
    コンテンツ処理装置。
  2. 前記コンテンツは、ビデオを含み、
    前記タイミング制御部は、前記出力タイミングの制御として、前記ビデオの出力のスキップ又はリピートの制御を行う
    請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  3. 前記タイミング制御部は、前記ユーザの視線の検出結果に応じて、前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ又はリピートが行われやすくなるように、前記スキップ又はリピートを制御する
    請求項2に記載のコンテンツ処理装置。
  4. 前記ビデオは、ビデオバッファに記憶されてから出力され、
    前記タイミング制御部は、
    前記ビデオバッファに記憶された前記ビデオの蓄積量が、前記スキップを行うスキップ閾値以上である場合に前記スキップの制御を行い、前記ビデオバッファに記憶された前記ビデオの蓄積量が、前記リピートを行うリピート閾値以下である場合に前記リピートの制御を行い、
    前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ閾値を小さくするとともに、前記リピート閾値を大きくする
    請求項3に記載のコンテンツ処理装置。
  5. 前記コンテンツは、オーディオをさらに含み、
    前記タイミング制御部は、
    これから出力しようとする前記ビデオ及び前記オーディオそれぞれを出力すべき出力時刻の差分が、所定の閾値以上である場合に、前記出力時刻の差分が小さくなるように、前記スキップ又はリピートの制御を行い、
    前記ユーザが、前記ビデオを見ていない場合に、前記スキップ又はリピートが行われやすくなるように、前記スキップ又はリピートを制御する
    請求項3に記載のコンテンツ処理装置。
  6. 前記ビデオのスキップでは、前記ビデオの出力が飛ばされるか、又は、複数枚の前記ビデオから1枚のビデオが生成される
    請求項2に記載のコンテンツ処理装置。
  7. ユーザの視線を検出する視線検出部をさらに備える
    請求項1に記載のコンテンツ処理装置。
  8. 前記ビデオは、前記ビデオを表示する表示装置の表示レートと一致していないフレームレートのビデオ、又は、前記ビデオの伝送レートと一致していない出力レートで出力されるビデオである
    請求項2に記載のコンテンツ処理装置。
  9. 前記コンテンツは、同時に出力すべき前記ビデオと前記オーディオとがずれて出力されるコンテンツである
    請求項5に記載のコンテンツ処理装置。
  10. ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御することを含む
    コンテンツ処理方法。
  11. ユーザの視線の検出結果に応じて、コンテンツを出力する出力タイミングを制御するタイミング制御部
    として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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