JP2017049440A - 電子ホログラフィ輝度補正装置及びそのプログラム - Google Patents

電子ホログラフィ輝度補正装置及びそのプログラム Download PDF

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光喜 涌波
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保之 市橋
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隆太朗 大井
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Abstract

【課題】本願発明は、演算量が少なく、ダイナミックレンジの低下を抑制できる電子ホログラフィ輝度補正装置を提供する。
【解決手段】電子ホログラフィ輝度補正装置3は、入力信号の輝度値の補正に必要なパラメータを外部から入力するパラメータ入力手段31と、SLM特性を設定するSLM特性設定手段33と、SLM11毎に出力輝度値の最小値から最大値までの輝度範囲を表すホログラムの振幅を算出するもホログラム振幅算出手段35と、方式A〜Cの何れで輝度を補正するか判定する補正方式判定手段37と、補正方式判定手段37の判定結果に従って、SLM特性で平均傾きが最小となる領域で入力信号が表示されるように、入力信号の輝度値を補正する入力信号補正手段39とを備える。
【選択図】図5

Description

本願発明は、複数の空間光変調器を備える電子ホログラフィ表示装置の輝度を補正する電子ホログラフィ輝度補正装置及びそのプログラムに関する。
電子ホログラフィによる立体映像表示の実現には、超高解像度な表示素子が必要である。従って、その時点で入手可能な高解像度の空間光変調器(SLM: Spatial Light Modulator)を二次元状に複数並べ、全体としての解像度を高める手法が提案されている(特許文献1参照)。
ここで、図11(a)のように、電子ホログラフィと同様、二次元映像でも高解像度化のためにディスプレイを複数(例えば、4個)並べる手法が提案されている。図11では、左上のディスプレイを‘1’、右上のディスプレイを‘2’、左下のディスプレイを‘3’、右下のディスプレイを‘4’という数字で表した。
また、図11(a)では、各ディスプレイの明暗をドットの濃淡で図示した。つまり、図11(a)では、ドットが薄い程、ディスプレイが明るく、ドットが濃い程、ディスプレイが暗くなることを表している。
図11(b)には、各ディスプレイへの入力信号の輝度値を図示した。つまり、図11(b)では、縦軸が入力信号の輝度値(入力信号値)を表し、横軸が各ディスプレイを表している。
図11(c)には、各ディスプレイからの出力輝度値を図示した。つまり、図11(c)では、縦軸が各ディスプレイの出力輝度値(0次光を含む)を表し、横軸が各ディスプレイを表している。
図11(b)のように、各ディスプレイに最大輝度の入力信号を入力した場合を考える。この場合、図11(c)のように、各ディスプレイに出力特性の個体差があることから、各ディスプレイの出力輝度値が異なる。従って、図11(a)のように、各ディスプレイに表示される二次元映像の輝度がばらつき、画質低下の要因になる。
そこで、最も輝度が低いディスプレイに合わせ、他のディスプレイの輝度を補正する手法が提案されている(非特許文献1〜3)。具体的には、図11(e)のように、最も暗いディスプレイに合わせて、他のディスプレイへの入力信号の輝度値を補正することで、図11(d),(f)のように全ディスプレイの輝度を均一にする。
特開2014−215332号公報
K.Li and Y.Chen:"Optical blending for multiprojector display wall systems,"LEOS’99.IEEE Lasers and Electro-Optics Society 1999 12th Annual Meeting,pp.281-282 (1999) R.Raskar,M.S.Brown,R.Yang,W.C.Chen,G.Welch,H.Towles,B.Scales, and H.Fuchs:"Multi-projector displays using camera-based registration," Visualization ’99.Proceedings,pp.161-522 (1999) M.Brown,A.Majumder,and R.Yang:"Camera-based calibration techniques for seamless multiprojector displays," IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics,11,2,pp.193-206 (2005)
しかし、ホログラフィは、二次元映像とは異なり、光学的な像を干渉縞として記録・表示し、その像を再生する技術である。従って、複数のSLMを並べ、隣接したホログラム同士の輝度補正を行おうとしても、二次元映像と異なる振る舞いを示すため、二次元映像の輝度補正手法をそのまま適用できない。
このため、ホログラフィでは、ホログラムデータを逆フーリエ変換して元のデータ(空間領域)に戻した後、二次元映像の輝度補正手法を適用し、再度フーリエ変換を行なって干渉縞(周波数領域)に戻している。この場合、膨大な演算が必要となるフーリエ変換を二回も行うことになり、計算コストの面で現実的な手法とは言えない。
さらに、ディスプレイの特性により低輝度領域が量子化されるため、ダイナミックレンジが大幅に低下する可能性がある。二次元映像のような0次光をそのまま用いる表示方式では、その対処法が見出されていない。
本願発明は、前記した課題に鑑みて、演算量が少なく、ダイナミックレンジの低下を抑制できる電子ホログラフィ輝度補正装置及びそのプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題に鑑みて、本願発明に係る電子ホログラフィ輝度補正装置は、2次元状に配列された空間光変調器を備える電子ホログラフィ表示装置の輝度を補正する電子ホログラフィ輝度補正装置であって、空間光変調器特性設定手段と、入力信号補正手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、電子ホログラフィ輝度補正装置は、空間光変調器特性設定手段によって、空間光変調器毎に、空間光変調器への入力信号の輝度値に対する当該空間光変調器からの出力輝度値を表した空間光変調器特性を設定する。
そして、電子ホログラフィ輝度補正装置は、入力信号補正手段によって、空間光変調器特性で平均傾きが最小となる領域で入力信号が表示されるように、入力信号の輝度値を補正する。
ここで、ホログラムの再生像は、二次元映像のような0次光でなく、1次回折光以上の高次回折光である。このため、電子ホログラフィ輝度補正装置は、空間光変調器特性で平均傾きが最小となる領域、つまり、量子化ステップが最も密になる領域で補正を行うことができる。このとき、電子ホログラフィ輝度補正装置は、演算量が膨大になるフーリエ変換を必要としない。
なお、前記した各発明は、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、電子ホログラフィ輝度補正装置として協調動作させる電子ホログラフィ輝度補正プログラムで実現することもできる(本願第6発明)。このプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
本願発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
本願発明に係る電子ホログラフィ輝度補正装置は、量子化ステップが最も密になる領域で補正を行うので、ダイナミックレンジの低下を抑制することができる。このとき、本願発明に係る電子ホログラフィ輝度補正装置は、演算量が膨大になるフーリエ変換を必要とせず、演算量を少なくすることができる。
(a)〜(c)は輝度にばらつきがあるSLMを説明する説明図であり、(d)〜(f)は輝度値が補正されたSLMを説明する説明図である。 (a)〜(c)は、本願発明における補正方式を説明する説明図である。 本願発明におけるホログラムの振幅と出力輝度値との関係を示すグラフである。 本願発明の実施形態に係る電子ホログラフィ表示システムの全体構成を示す図である。 図4の電子ホログラフィ輝度補正装置の構成を示すブロック図である。 本願発明におけるSLM特性の一例を示すグラフである。 (a)〜(c)は、本願発明における補正方式を説明する説明図である。 図5の電子ホログラフィ表示装置の動作を示すフローチャートである。 図8の補正方式判定処理を示すフローチャートである。 本願発明の変形例を説明する説明図である。 (a)〜(f)は従来技術を説明する説明図である。
以下、本願発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の手段には同一の符号を付し、説明を省略した。
最初に、電子ホログラフィ輝度補正装置による輝度の補正手法を簡単に説明した後、電子ホログラフィ表示システムの構成を説明する。
[入力信号の輝度値の補正]
図1を参照し、入力信号の輝度値を補正する手法を説明する。
ここでは、図1(a)のように、電子ホログラフィ表示装置1(図4)が出力特性に個体差のある4個のSLM11〜11を備えることとする。また、図1では、左上のSLM11を‘1’、右上のSLM11を‘2’、左下のSLM11を‘3’、右下のSLM11を‘4’という数字で表した。
また、図1(a)では、各SLM11の明暗をドットの濃淡で図示した。つまり、図1(a)では、ドットが薄い程、SLM11が明るく、ドットが濃い程、SLM11が暗くなることを表している。
図1(b)には、各SLM11への入力信号の輝度値を図示した。つまり、図1(b)では、縦軸が入力信号の輝度値(入力信号値)を表し、横軸がSLM11〜SLM11を表す。
図1(c)には、各SLM11によるホログラムの出力輝度値を図示した。つまり、図1(c)では、縦軸が各SLM11でホログラムパターンを表示したときの物体光(0次光を含まない)の輝度値を表し、横軸がSLM11〜SLM11を表す。
図1(b)のように、各SLM11に同一輝度値の入力信号を入力した場合を考える。この場合、各SLM11の出力特性に個体差があることから、図1(c)のように、各SLM11の出力輝度値が異なる。その結果、図1(a)のように、各SLM11の明暗に差が生じてしまう。図1(a)の例では、4個のSLM11のうち、右上のSLM11が最も明るく、左上のSLM11が2番目に明るく、右下のSLM11が3番目に明るく、左下のSLM11が最も暗くなる。
従って、図1(e)のように、最も暗いSLM11に他のSLM11,11,11を合わせて、各SLM11への入力信号の輝度値を補正すればよい。これにより、図1(f)のように各SLM11の出力輝度値が等しくなり、図1(d)のように各SLM11が同じ明るさとなる。
電子ホログラフィの場合、1次回折光の強度は、ホログラムの振幅と、そのときのコントラストとで決まるため、輝度を補正する方式が一意に定まらない(輝度を補正する方式が幾つも存在する)。例えば、図2(a)〜(c)のような補正方法が考えられる。以下、図2(a)の補正方式を「方式A」と呼び、図2(b)の補正方式を「方式B」と呼び、図2(c)の補正方式を「方式C」と呼ぶ。
なお、図2上段には、様々なSLM特性(空間光変調器特性)を図示した。これらのSLM特性は、SLMへの入力信号の輝度値に対し、そのSLMの出力輝度値(0次光を含む)を表す。また、図2上段では、SLM特性の平均傾きが最小となる領域を破線で図示した。
ここで、SLM11が出力した物体光について考える。物体光の振幅(電界)Aは、ホログラムの振幅a及びバイアスbが含まれる式(1)で定義される。そして、物体光の強度(電力)A は、物体光の振幅Aの2乗となり、出力輝度値と等価になる。
Figure 2017049440
図2(a)のように、方式Aでは、出力輝度値が低くなる低領域で補正を行うことから、バイアスb=a/2と定義する。また、図2(b)のように、方式Bでは、出力輝度値が中程度の中領域で補正を行うことから、バイアスb=1/2と定義する。さらに、図2(c)のように、方式Cでは、出力輝度値が高くなる高領域で補正を行うことから、バイアスb=1−a/2と定義する。そして、方式A〜Cのバイアスbをそれぞれ式(1)に代入すると、ホログラムの振幅と出力輝度値(物体光の強度)との関係が図3で表される。
なお、ホログラムの振幅aとは、出力輝度値の最小値から最大値までの幅を表す(但し、0≦a≦1)。
また、バイアスbとは、出力輝度値の中央値(又は平均値)を表す。
図3のように、方式Aでは、ホログラムの振幅と出力輝度値との間で線形性が保たれている。よって、SLM11への入力信号に対する出力輝度値の応答が線形の場合(ガンマ値=1の場合)、方式Aを用いるとよい。
一方、SLM11への入力信号に対する出力信号の応答が非線形の場合(ガンマ値≠1の場合)、線形性を保つことができないが、この線形性が崩れた状態でホログラムを表示してもよい場合がある。この場合、方式Aではなく、方式B又は方式Cで輝度を補正すればよい。
すなわち、入力信号値とその応答である出力輝度値とのグラフの傾きが最小となる領域(図2の破線領域)、すなわち、量子化ステップが最も密になる領域を選んでホログラムパターン(干渉縞)を表示すれば、ダイナミックレンジの低下を抑制できる。
[電子ホログラフィ表示システムの構成]
図4を参照し、本願発明の実施形態に係る電子ホログラフィ表示システム100の構成を説明する。
電子ホログラフィ表示システム100は、電子ホログラフィによる立体映像を行う際、縦方向に4枚のSLM11を配列することにより、縦方向に4倍の解像度を得るものである。この電子ホログラフィ表示システム100は、図4のように、電子ホログラフィ表示装置1と、電子ホログラフィ輝度補正装置3とを備える。
電子ホログラフィ表示装置1は、高解像度化のために複数のSLM11が配列されたものであればよい。例えば、電子ホログラフィ表示装置1は、前記特許文献1に記載されたものと同様の構成であることとする。
[電子ホログラフィ表示装置の構成]
具体的には、電子ホログラフィ表示装置1は、映像読出装置10と、光照射手段20と、映像読出装置10の後段の光学系(L,F,L,L,L)とを備える。
映像読出装置10は、複数のSLM11に光源からの平行光を複数のPBS(Polarization Beam Splitter)12を介して照射したときの反射光を当該複数のSLM11に表示された映像情報として読み出して出力するものである。この映像読出装置10は、複数のSLM11と、複数のSLM11のそれぞれと対向するように設けられた複数のPBS12とを備える。
SLM11は、後記する電子ホログラフィ輝度補正装置3から入力された補正済入力信号を表示するものである。このSLM11は、ホログラムを表示できる程度に十分精細な画素で構成された画像表示領域を有し、例えば、7680×4320の画素を持った反射型の液晶パネルを用いることができる。SLM11としては、書き換え可能型、及び、書き換え不可能型の何れも使用できる。つまり、その書き換えフレーム周波数は任意に設定してよい。
PBS12は、後記する光照射手段20からの光をSLM11に反射し、SLM11からの光を透過させるものである。このPBS12は、SLM11のそれぞれと対向するように、SLM11と同数備えられる。すべてのPBS12は、2個のPBS12を一組とした複数の組で構成されている。一組のPBS12は、光源から見てPBS12の1個分の面積を有するように配置されている。つまり、一組のPBS12は、光源からの平行光の光軸方向に並べられており、光源から見ると、奥に配置されたPBS12は、手前に配置されたPBS12の陰になっており、2つのPBS12は重なって1つに見える。一組のPBS12の向きは同じであり、光源からの平行光が同じ向きから入射する。
光照射手段20は、平行光を映像読出装置10に入射するためのものである。例えば、光照射手段20は、光源としてのレーザー装置21と、レーザー光を集光してピンホール絞り23の位置にフォーカスするフォーカスレンズ22と、ピンホール絞り23と、ピンホール絞り23の通過後に拡大するレーザー光を平行光とする凸レンズ24とを備える。これらレーザー装置21、フォーカスレンズ22、ピンホール絞り23、凸レンズ24としては、従来公知のものを使用することができる。
映像読出装置10の後段の光学系については、例えばYZ平面に平行な面についてのX軸方向の位置を、図4において位置P、P、P、Pと仮定すると、次のように配置される。位置Pは、列毎のSLM11が配列される位置である。位置Pは、列毎のSLM11に対応して、空間フィルタF,F,F,F(総称してFという)が配列される位置である。
位置Pは、列毎のSLM11に対応して、集光レンズL ,L ,L ,L (総称してLという)が配列される位置であり、位置Pから集光レンズLの焦点距離fだけ離間している。
位置Pは、この電子ホログラフィ表示装置1で表示するホログラム像が、光学系の最終段の集光レンズLにより投影される仮想面Vの位置であって、集光レンズLの主点から集光レンズLの焦点距離fだけ離間している。
集光レンズLと集光レンズLとの間には、集光レンズLよりも大きな集光レンズLが設けられる。集光レンズLの位置は、位置Pから、集光レンズLの焦点距離fだけ離間している。空間フィルタFの前段には、集光レンズL ,L ,L ,L (総称してLという)が配列される。集光レンズLの位置は、位置Pから、集光レンズLの焦点距離fだけ離間している。位置Pから集光レンズLまでの距離dは、SLM11からの最大の回折角度を有する読出し光が集光レンズLに入射できるように配置されている。
なお、電子ホログラフィ表示装置1の詳細は、前記特許文献1に記載されているため、これ以上の説明を省略する。
[電子ホログラフィ輝度補正装置の構成]
図5を参照し、電子ホログラフィ輝度補正装置3の構成を説明する(適宜図1参照)。
電子ホログラフィ輝度補正装置3は、入力信号の輝度値を補正するものであり、図5のように、パラメータ入力手段31と、SLM特性設定手段(空間光変調器特性設定手段)33と、ホログラム振幅算出手段35と、補正方式判定手段(判定手段)37と、入力信号補正手段39とを備える。
パラメータ入力手段31は、入力信号の輝度値の補正に必要なパラメータと入力信号とを外部から入力するものである。そして、パラメータ入力手段31は、入力されたパラメータをSLM特性設定手段33及び入力信号補正手段39に出力する。
この入力信号は、ホログラムパターン(干渉縞)であり、SLM11の画素毎に輝度値を表したものである。本実施形態では、入力信号の輝度値は、8ビット(‘0〜255’)の範囲で表されることとする。
例えば、このパラメータには、入力信号を入力したときのSLM11からの出力輝度値の実測値とが含まれる。
出力輝度値は、SLM11の各画素から出力される光の輝度を表したものである。本実施形態では、出力輝度値は、8ビット(‘0〜255’)の範囲で表されることとする。
また、パラメータには、各SLM11の最大出力輝度値を含めてもよい。この最大出力輝度値は、各SLM11において、ホログラム面上に最大輝度の平面を再生するホログラムパターンを表示させた状態で撮影を行い、その撮影画像から求めた平均輝度値となる。すなわち、この最大出力輝度値は、各SLM11でホログラムパターンを表示したときの物体光(0次光を含まない)のものである。
SLM特性設定手段33は、パラメータ入力手段31から入力されたパラメータ(入力信号の輝度値及び出力輝度値)に基づいて、SLM特性を設定するものである。
具体的には、SLM特性設定手段33は、図6のように、SLM特性として、SLM11への入力信号とSLM11からの出力輝度値との関係を示したグラフを設定する。このとき、SLM特性設定手段33は、入力信号の輝度値及び出力輝度値の両方を、最小値(例えば、‘0’)から最大値(例えば、‘1’)までの範囲に正規化してもよい。
その後、SLM特性設定手段33は、設定したSLM特性と、入力されたパラメータとをホログラム振幅算出手段35に出力する。
なお、図6のグラフは、SLM特性の一例を図示したものである。つまり、SLM特性は、SLM11毎に異なるものであり、必ずしも図6と同一のグラフになるわけでない。
ホログラム振幅算出手段35は、SLM11毎にホログラムの振幅を算出するものである。
具体的には、ホログラム振幅算出手段35は、SLM特性設定手段33からのパラメータ(出力輝度値)に対するホログラムの振幅を図3のグラフの逆関数から求める。言い換えるなら、ホログラム振幅算出手段35は、方式A〜Cそれぞれで定義されたバイアスb及び出力輝度値Aを前記式(1)に代入し、方式A〜Cそれぞれのホログラムの振幅aを求める。
その後、ホログラム振幅算出手段35は、算出したホログラムの振幅と、入力されたSLM特性とを補正方式判定手段37に出力する。
補正方式判定手段37は、方式A〜Cの何れで補正を行うかを判定する補正方式判定処理を行うものである。言い換えるなら、補正方式判定手段37は、ホログラム振幅算出手段35から入力されたSLM特性において、出力輝度値の低領域、中領域又は高領域の何れで量子化ステップが最も密になるかを判定する。
<補正方式の判定>
図7を参照し、補正方式判定手段37による補正方式の判定を詳細に説明する(適宜図5参照)。
まず、補正方式判定手段37は、図6のようなSLM特性において、方式A〜Cのそれぞれで平均傾きa/sを算出する。そして、補正方式判定手段37は、平均傾きa/sが、方式A〜Cの何れで最小になるかを判定する。
なお、SLM特性が同一であっても、方式A〜Cそれぞれのバイアスbが異なることから、方式A〜Cそれぞれのホログラムの振幅aも異なる。このため、補正方式判定手段37は、方式A〜Cのそれぞれで平均傾きa/sを算出する必要がある。
また、入力信号の範囲sは、入力信号の最大値から最小値までの差分値を表す。この入力信号の範囲sは、SLM特性に応じて、ホログラムの振幅aの最大値及び最小値より定まる。
例えば、SLM特性が図7(a)のような場合、平均傾きa/sは、出力輝度値が0からaまでの低領域で最小となる。この場合、補正方式判定手段37は、方式Aで補正を行うと判定する。
また、例えば、SLM特性が図7(b)のような場合、平均傾きa/sは、出力輝度値が(1−a)/2から(1+a)/2までの中領域で最小となる。この場合、補正方式判定手段37は、下記の式(2)を用いて、方式A(低領域)及び方式B(中領域)それぞれで比を算出する。
Figure 2017049440
この式(2)の第1項は図3のグラフの平均傾き、この式(2)の第2項は図6のグラフの平均傾きを表す。そして、式(2)の第1項及び第2項の積をとると、ホログラムの振幅aが消え、入力信号の範囲sに対する出力輝度値A の比を表すことになる。この比が小さくなる程、入力信号の範囲sの変化させたときの出力輝度値A の変化量が小さくなる。つまり、この比が小さくなる程、出力輝度値A の細かな制御が可能となる。そこで、補正方式判定手段37は、出力輝度値を細かく制御可能な補正方式を判定するため、式(2)の計算を行う。
ここで、補正方式判定手段37は、方式Bの比が方式Aの比よりも小さくなる場合、方式Bで補正を行うと判定する。
一方、補正方式判定手段37は、方式Bの比が方式Aの比以上となる場合、方式Aで補正を行うと判定する。
また、例えば、SLM特性が図7(c)のような場合、平均傾きa/sは、出力輝度値が1−aから1までの高領域で最小となる。この場合、補正方式判定手段37は、前記した式(2)を用いて、方式A(低領域)及び方式C(高領域)のそれぞれで比を算出する。
ここで、補正方式判定手段37は、方式Cの比が方式Aの比よりも小さくなる場合、方式Cで補正を行うと判定する。
一方、補正方式判定手段37は、方式Cの比が方式Aの比以上となる場合、方式Aで補正を行うと判定する。
その後、補正方式判定手段37は、方式A〜Cの何れかを示す判定結果を入力信号補正手段39に出力する。
図5に戻り、電子ホログラフィ輝度補正装置3の説明を続ける。
入力信号補正手段39は、SLM11毎に、SLM特性で平均傾きが最小となる領域で入力信号が表示されるように、入力信号の輝度値を補正するものである。つまり、入力信号補正手段39は、補正方式判定手段37から入力された判定結果に従って、方式A〜Cの何れかで入力信号を補正する。
<入力信号の輝度値の補正>
図1,2に戻り、入力信号補正手段39による入力信号の輝度値の補正を詳細に説明する(適宜図5参照)。
まず、入力信号補正手段39は、パラメータ入力手段31から入力されたパラメータ(各SLM11の最大出力輝度値)を参照し、最も暗いSLM11と他のSLM11との最大出力輝度値の割合を算出する。例えば、図1(a)において、最も暗いSLM11の最大出力輝度が、最も明るいSLM11の最大出力輝度値に対して、‘10%’であることとする。この場合、入力信号補正手段39は、SLM11とSLM11との最大出力輝度値の割合を‘0.1’と算出する。
次に、入力信号補正手段39は、算出した割合と輝度範囲とを乗算することで、入力信号の輝度補正範囲を算出する。この輝度範囲は、入力信号の輝度値が8ビット(‘0〜255’)であれば、輝度最小値(例えば、‘0’)から輝度最大値(例えば、‘255’)までの範囲で予め設定される。例えば、入力信号補正手段39は、SLM11とSLM11との最大出力輝度値の割合‘0.1’に輝度範囲を乗算し、SLM11への入力信号の輝度補正範囲‘0〜25’を算出する。
ここで、方式Aの場合、図2(a)のように出力輝度値の低領域で補正を行う。従って、入力信号補正手段39は、入力信号の輝度最小値を基準として、算出した輝度補正範囲内で入力信号の輝度値を補正する。
例えば、入力信号補正手段39は、SLM11への入力信号について、輝度最小値を下限とした輝度補正範囲に入力信号の輝度値を割り当てる。具体的には、入力信号補正手段39は、入力信号のある画素の輝度値が‘100’の場合、この輝度値‘100’と前記した割合‘0.1’とを乗算し、ある画素の補正後輝度値‘10’を算出する。そして、入力信号補正手段39は、方式Aでは輝度最小値‘0’が下限なので、ある画素の補正後輝度値‘10’をそのまま割り当てる。
なお、入力信号補正手段39は、入力信号の全画素について輝度値を補正することは言うまでもない。
また、方式Bの場合、図2(b)のように出力輝度値の中領域で補正を行う。従って、入力信号補正手段39は、予め設定された輝度中間値(例えば、‘126’)を基準として、算出した輝度補正範囲内で入力信号の輝度値を補正する。
例えば、入力信号補正手段39は、SLM11への入力信号について、輝度中間値を中心とした輝度補正範囲(例えば、‘114〜139’)に入力信号の輝度値を割り当てる。
具体的には、入力信号補正手段39は、方式Aと同様、ある画素の補正後輝度値‘10’を算出する。また、入力信号補正手段39は、輝度中間値‘126’と前記した割合‘0.1’とを乗算し、補正後輝度中間値‘12’を算出する。そして、入力信号補正手段39は、補正後輝度中間値‘12’と補正後輝度値‘10’との差分‘2’を算出する。さらに、入力信号補正手段39は、ある画素の輝度値‘100’が輝度中間値‘126’よりも小さいので、輝度中間値から差分‘2’を減算した‘124’をある画素の輝度値として割り当てる。
一方、ある画素の輝度値が‘200’の場合、入力信号補正手段39は、ある画素の補正後輝度値‘20’を算出する。そして、入力信号補正手段39は、補正後輝度中間値‘12’と補正後輝度値‘20’との差分‘8’を算出する。さらに、入力信号補正手段39は、ある画素の輝度値‘200’が輝度中間値‘126’よりも大きいので、輝度中間値に差分‘8’を加算した‘132’をある画素の輝度値として割り当てる。
また、方式Cの場合、図2(c)のように出力輝度値の高領域で補正を行う。従って、入力信号補正手段39は、入力信号の輝度最大値を基準として、算出した輝度補正範囲内で入力信号の輝度値を補正する。
例えば、入力信号補正手段39は、SLM11への入力信号について、輝度最大値を上限とした輝度補正範囲(例えば、‘230〜255’)に入力信号の輝度値を割り当てる。具体的には、入力信号補正手段39は、方式Aと同様、ある画素の補正後輝度値‘10’を算出する。そして、入力信号補正手段39は、方式Cでは輝度補正範囲の下限‘235’に補正後輝度値‘10’を加算した‘235’をある画素の輝度値として割り当てる。
なお、入力信号補正手段39は、SLM11と同様、SLM11,11への入力信号も補正する。
また、図2では、最も暗いSLM11の入力信号の輝度値を補正しないため、入力信号の輝度値が最小値から最大値までの範囲となっている。また、図2では、最も暗いSLM11に対し、SLM11,11,11の最大出力輝度値の割合が異なるため、入力信号の範囲も異なっている。
その後、入力信号補正手段39は、各SLM11に補正した入力信号(補正済入力信号)を出力する。
[電子ホログラフィ輝度補正装置の動作]
図8を参照し、電子ホログラフィ輝度補正装置3の動作を説明する(適宜図5参照)。
なお、電子ホログラフィ輝度補正装置3にはパラメータや入力信号が入力されていることとする。
電子ホログラフィ輝度補正装置3は、SLM特性設定手段33によって、各SLM特性を設定する(ステップS1)。
電子ホログラフィ輝度補正装置3は、ホログラム振幅算出手段35によって、SLM11毎にホログラムの振幅を算出する(ステップS2)。
電子ホログラフィ輝度補正装置3は、補正方式判定手段37によって、補正方式判定処理を行う(ステップS3)。この補正方式判定処理の詳細は、後記する。
電子ホログラフィ輝度補正装置3は、入力信号補正手段39によって、入力信号の輝度値を補正する(ステップS4)。
[補正方式判定処理]
図9を参照し、補正方式判定処理の詳細を説明する(適宜図5参照)。
補正方式判定手段37は、方式A〜Cのそれぞれで平均傾きa/sを算出する(ステップS30)。
補正方式判定手段37は、方式A〜Cのうち、方式Aの平均傾きa/sが最小であるか否かを判定する(ステップS31)。
方式Aの平均傾きが最小でない場合(ステップS31でNo)、補正方式判定手段37は、方式A〜Cのうち、方式Bの平均傾きa/sが最小であるか否かを判定する(ステップS32)。
方式Bの平均傾きa/sが最小の場合(ステップS32でYes)、補正方式判定手段37は、方式A,Bのそれぞれで、前記した式(2)を用いて、入力信号の差分値に対する出力輝度値の比を算出する(ステップS33)。
補正方式判定手段37は、方式Bの比が方式Aの比よりも小さくなるか否かを判定する(ステップS34)。
方式Bの比が方式Aの比よりも小さい場合(ステップS34でYes)、補正方式判定手段37は、方式Bで補正を行うと判定する(ステップS35)。
補正方式判定手段37は、方式Cの平均傾きa/sが最小と判定する(ステップS36)。
補正方式判定手段37は、方式A,Cのそれぞれで、前記した式(2)を用いて、入力信号の差分値に対する出力輝度値の比を算出する(ステップS37)。
補正方式判定手段37は、方式Cの比が方式Aの比よりも小さくなるか否かを判定する(ステップS38)。
方式Cの比が方式Aの比よりも小さい場合(ステップS38でYes)、補正方式判定手段37は、方式Cで補正を行うと判定する(ステップS39)。
方式Aの平均傾きa/sが最小の場合(ステップS31でYes)、補正方式判定手段37は、方式Aで補正を行うと判定する。
また、方式Bの比が方式Aの比以上の場合も(ステップS34でNo)、補正方式判定手段37は、方式Aで補正を行うと判定する。
また、方式Cの比が方式Aの比以上の場合も(ステップS38でNo)、補正方式判定手段37は、方式Aで補正を行うと判定する(ステップS40)。
[作用・効果]
以上のように、電子ホログラフィ輝度補正装置3は、量子化ステップが最も密になる領域を選択し、選択したその領域で入力信号の輝度値を補正するので、ダイナミックレンジの低下を抑制することができる。これにより、電子ホログラフィ輝度補正装置3は、高品質な立体映像を電子ホログラフィ表示装置1に表示させることができる。
さらに、電子ホログラフィ輝度補正装置3は、演算量が膨大になるフーリエ変換を必要とせずに入力信号の輝度値を補正できるので、演算量が少なくすることができる。
以上、本願発明の各実施形態を詳述してきたが、本願発明は前記した実施形態に限られるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
前記した実施形態では、方式A〜Cの何れかを選択することとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。つまり、電子ホログラフィ輝度補正装置は、方式A〜Cの何れで補正を行うか予め設定しておき、設定された補正方式で補正を行ってもよい。
前記した実施形態では、各SLMへの入力信号の輝度値を同一の補正方式で補正することとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。
つまり、SLM特性が異なる場合、電子ホログラフィ輝度補正装置は、各SLMへの入力信号の輝度値を異なる補正方式で補正してもよい。例えば、図10のように、電子ホログラフィ輝度補正装置は、SLM11への入力信号の輝度値を方式Aで補正し、SLM11への入力信号の輝度値を方式Bで補正し、SLM11,11への入力信号の輝度値を方式Cで補正してもよい。
前記した実施形態では、電子ホログラフィ表示装置1を単色光の光源として説明したが、本願発明は、これに限定されない。つまり、本願発明は、光源として、RGBを時分割して出力するカラー光源を用いてもよい。
前記した実施形態では、電子ホログラフィ輝度補正装置を独立したハードウェアとして説明したが、本願発明は、これに限定されない。例えば、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、電子ホログラフィ輝度補正装置として協調動作させる電子ホログラフィ輝度補正プログラムで実現することもできる。このプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
1 電子ホログラフィ表示装置
3 電子ホログラフィ輝度補正装置
10 映像読出装置
11,11〜11 SLM(空間光変調器)
12 PBS
20 光照射手段
21 レーザー装置
22 フォーカスレンズ
23 ピンホール絞り
24 凸レンズ
31 パラメータ入力手段
33 SLM特性設定手段(空間光変調器特性設定手段)
35 ホログラム振幅算出手段
37 補正方式判定手段(判定手段)
39 入力信号補正手段
100 電子ホログラフィ表示システム

Claims (6)

  1. 複数の空間光変調器を備える電子ホログラフィ表示装置の輝度を補正する電子ホログラフィ輝度補正装置であって、
    前記空間光変調器毎に、前記空間光変調器への入力信号の輝度値に対する当該空間光変調器からの出力輝度値を表した空間光変調器特性を設定する空間光変調器特性設定手段と、
    前記空間光変調器毎に、前記空間光変調器特性で平均傾きが最小となる領域で前記入力信号が表示されるように、前記入力信号の輝度値を補正する入力信号補正手段と、
    を備えることを特徴とする電子ホログラフィ輝度補正装置。
  2. 前記入力信号補正手段は、最も暗い空間光変調器と他の空間光変調器との出力輝度値の割合を予め設定された輝度最小値から輝度最大値までの輝度範囲に乗算することで、前記入力信号の輝度補正範囲を算出し、前記輝度最小値を基準とした前記輝度補正範囲内で前記入力信号の輝度値を補正することを特徴とする請求項1に記載の電子ホログラフィ輝度補正装置。
  3. 前記出力輝度値の最小値から最大値までの幅となるホログラムの振幅aを算出するホログラム振幅算出手段と、
    前記出力輝度値が0から1までに正規化された前記空間光変調器特性において、前記出力輝度値が0からaまでの低領域、前記出力輝度値が(1−a)/2から(1+a)/2までの中領域、又は、前記出力輝度値が1−aから1までの高領域の何れかで、前記平均傾きが最小になるかを判定する判定手段と、をさらに備え、
    前記入力信号補正手段は、前記低領域で前記平均傾きが最小となる場合、前記入力信号の輝度値を補正することを特徴とする請求項2に記載の電子ホログラフィ輝度補正装置。
  4. 前記判定手段は、前記中領域で前記平均傾きが最小となる場合、前記低領域及び前記中領域のそれぞれで、前記入力信号の最大値から最小値までの差分値に対する前記出力輝度値の比を算出し、
    前記入力信号補正手段は、前記中領域の比が前記低領域の比よりも小さくなる場合、予め設定された輝度中間値を基準とした前記輝度補正範囲内で前記入力信号の輝度値を補正することを特徴とする請求項3に記載の電子ホログラフィ輝度補正装置。
  5. 前記判定手段は、前記高領域で前記平均傾きが最小となる場合、前記低領域及び前記高領域のそれぞれで、前記入力信号の最大値から最小値までの差分値に対する前記出力輝度値の比を算出し、
    前記入力信号補正手段は、前記高領域の比が前記低領域の比よりも小さくなる場合、前記輝度最大値を基準とした前記輝度補正範囲内で前記入力信号の輝度値を補正することを特徴とする請求項3に記載の電子ホログラフィ輝度補正装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電子ホログラフィ輝度補正装置として機能させるための電子ホログラフィ輝度補正プログラム。
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