JP2017049039A - 気体濃度の測定方法,気体濃度測定具及び気体濃度測定装置 - Google Patents

気体濃度の測定方法,気体濃度測定具及び気体濃度測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学式センサーチップを劣化させ得る有機溶媒等の物質を含む気相を長時間連続して使用できる酸素等の気体濃度測定方法及び気体濃度測定装置を提供する。
【解決手段】有機溶媒雰囲気下の第1閉鎖空間Aの気体を光学式非破壊非接触気体濃度測定用のセンサーチップを用いて測定する気体濃度の測定方法において、容器に気体濃度測定具が外付けされ、気体濃度測定具に第1閉鎖空間の気体を導入可能な第2閉鎖空間を形成し、センサーチップを第2閉鎖空間に配した状態で、第1閉鎖空間と第2閉鎖空間とを連通させて、第2閉鎖空間に第1閉鎖空間の気体を導入し、第2閉鎖空間を、前記連通前の第1閉鎖空間の気体濃度と実質的に同じ濃度の気体で満たす気体導入工程と、第2閉鎖空間に導入された気体濃度を測定する測定工程と、前記測定工程の後に、第1閉鎖空間と第2閉鎖空間とを遮断して、測定された気体を第2閉鎖空間から排出する後処理工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、気体濃度の測定方法,気体濃度測定具及び気体濃度測定装置に関する。
気体中もしくは液体中の酸素濃度を測定する方法として、存在する酸素の濃度に応じて蛍光やりん光などのルミネセンスの強度を減ずる「蛍光消光現象」を利用した非破壊的な光学式測定方法が知られている。当該光学的測定方法では、電磁気ノイズの影響を受けないこと、防爆および耐腐食設計が容易なこと、計測時間が短くほぼリアルタイムで測定が可能なことに加え、センサーチップを用いることで、遠隔操作による測定、即ち非接触的な測定が可能である。
このような光学式センサーチップは、一般的に、ルテニウム金属錯体や多環式芳香族炭化水素などの発光する物質、すなわち発光色素を樹脂等のマトリクスに分散させ、基板に固定化したものである。
光学式センサーチップは気相と液相の両方で測定可能であり、一般的には、透明なガラスや樹脂、あるいは透明な樹脂フィルム等でできた容器の内側または包装の内側に、透明な接着剤等でセンサーチップを貼り付け固定して使用される。
光学式センサーチップは、固定化された発光色素の種類により、気相における測定では、酸素濃度や二酸化炭素濃度等の測定が可能である。
特開2008−249696号公報 特開2001−194304号公報
ところで、トルエン等の炭化水素系溶媒、アセトン、シクロヘキサン等のケトン系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン等の塩素含有炭化水素系溶媒等の有機溶媒雰囲気下で連続して前記センサーチップを使用した場合には、センサーチップにおいてプラスチック等の基板、発光色素を含有する層及び/又は遮光層や保護層等の被膜層等を形成する物質が有機溶媒により汚染され、短時間で信頼できる値を示さなくなるという問題があり、長時間にわたる経時的な測定が困難であった。
本発明は、光学式センサーチップを劣化させる有機溶媒等の物質を含む気相を測定する場合において、長時間連続して使用できる、酸素等の気体濃度測定方法及びその方法に使用される測定装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、気体濃度測定時のみ、光学式センサーチップを測定する気相と直接触れるようにすることで、有機溶媒雰囲気下の気体濃度を長時間連続して非破壊・非接触的に測定する方法及びその方法に用いる気体濃度測定装置を見出し、本発明を完成するに至った。以下本発明を具体的に示す。
(1)本発明は、容器内に形成されているとともに有機溶媒雰囲気下にある第1閉鎖空間の気体を光学式非破壊かつ非接触気体濃度測定用のセンサーチップを用いて測定する気体
濃度の測定方法において、前記容器に気体濃度測定具が外付けされ、この気体濃度測定具に前記第1閉鎖空間の気体を導入可能な第2閉鎖空間を形成し、前記センサーチップを前記第2閉鎖空間に配した状態で、前記第1閉鎖空間と前記第2閉鎖空間とを連通させて、前記第2閉鎖空間に前記第1閉鎖空間の気体を導入し、前記第2閉鎖空間を、前記連通前の前記第1閉鎖空間の気体濃度と実質的に同じ濃度の気体で満たす気体導入工程と、前記第2閉鎖空間に導入された気体濃度を測定する測定工程と、前記測定工程の後に、前記第1閉鎖空間と第2閉鎖空間とを遮断して、測定された気体を前記第2閉鎖空間から排出する後処理工程とを有する。
(2)本発明は、前記気体導入工程の前に、前記第1閉鎖空間と前記第2閉鎖空間との間を遮断し、前記第2閉鎖空間の気体を排出する脱気工程を有していることが望ましい。
(3)本発明は、気体濃度測定の方式が蛍光式又はりん光式であり、前記センサーチップに使用される指示薬が、蛍光物質またはりん光物質であることが望ましい。
(4)本発明は、前記センサーチップを形成する物質の少なくとも一部が、有機溶媒雰囲気下で劣化する性質を有するものであってもかまわない。
(5)本発明は、有機溶媒が、炭化水素、ケトン及びハロゲン置換炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する有機溶媒であってもよい。
(6)本発明の測定対象となる前記第1閉鎖空間の気体が、酸素又は二酸化炭素であってもよい。
(7)本発明は、容器内に形成され有機溶媒雰囲気下にある第1閉鎖空間の特定の気体濃度をセンサーチップを用いて測定する気体濃度測定具において、少なくとも前記容器に接続可能な接続部を有し、前記第1閉鎖空間の気体を導入可能でかつ前記センサーチップが配された第2閉鎖空間が内部に形成された測定部と、前記第2閉鎖空間を開放又は遮断する開閉手段と、前記第2閉鎖空間の気体の排出機構とを備え、前記容器に外付け可能となっている。
(8)本発明の前記接続部には、少なくとも第1閉鎖空間と連通可能な第1接続管と、第2閉鎖空間と連通可能な第2接続管と、前記第1閉鎖空間及び第2閉鎖空間以外の空間に連通可能な第3接続管とを連結させた分岐管を有し、前記開閉手段が、前記第1接続管,第2接続管及び第3接続管のそれぞれに設けられていてもよい。
(9)本発明の前記接続部には、少なくとも第1閉鎖空間と連通可能な第1接続管と、第2閉鎖空間と連通可能な第2接続管と、前記第1閉鎖空間及び第2閉鎖空間以外の空間に連通可能な第3接続管とを連結させた分岐管を有し、前記開閉手段が、前記第1接続管,第2接続管及び第3接続管を連結させている分岐部に設置された多方コックであってもよい。
(10)本発明の前記センサーチップは、前記第2閉鎖空間の少なくとも一部を形成する透明な壁の内壁面に前記センサーチップの表面を密着させるように設置されていてもよい。
(11)本発明の前記センサーチップは、励起光により発光する物質を含む層を有していてもよい。
(12)本発明の第2閉鎖空間は、少なくともシリンジと、ピストン若しくはプランジャ
ーとにより形成され、前記ピストン若しくは前記プランジャーを引いて前記第2閉鎖空間に気体を引き込み可能であってもよい。
(13)本発明の測定対象となる前記第1閉鎖空間の気体は、酸素または二酸化炭素であってもよい。
(14)本発明の気体濃度測定装置は、前記いずれかに記載の気体濃度測定具が、内部に第1閉鎖空間を形成している容器の開口部に外付けされている。
本発明の気体濃度の測定方法及びその方法に使用する気体濃度測定装置は、測定のために導入した気体を、測定後にセンサーチップを配した第2閉鎖空間から排出することができる。すなわち、本発明は、気体濃度の測定後にセンサーチップが有機溶媒雰囲気下に曝されることを回避させることができる。したがって、本発明は、有機溶媒等の光学式センサーチップを劣化させる物質を含む気相の気体濃度測定する場合においても、長時間、安定して気体の濃度を測定することが可能であるという効果を奏する。
本発明の測定方法に用いる測定装置の第1実施形態の模式図を示す。 本発明の測定方法に用いる測定装置の第2実施形態の模式図を示す。 本発明の測定方法に用いる測定装置の第1実施形態の変形例を示す。 本発明の測定方法に用いる測定装置の第3実施形態の模式図を示す。
以下、図を参照して本発明の気体濃度測定方法及び本発明の気体濃度測定方法に用いられる気体濃度測定装置について説明する。
本発明の気体濃度測定装置1としては、第1閉鎖空間Aを形成する容器2と、光学式非破壊・非接触気体濃度測定用のセンサーチップ3が設置された第2閉鎖空間Bを形成する気体濃度測定具4とを備え、第1閉鎖空間Aの気体5を第2閉鎖空間Bに導入可能であり、第2閉鎖空間B内の気体を第1閉鎖空間A及び第2閉鎖空間B以外の空間、すなわち本実施形態では外気Xに排出可能に構成された装置であればどのようなものであってもよい。
以下、本発明の実施態様について具体的に説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態の気体濃度測定装置1は、容器2に気体濃度測定具4が外付けされた構成となっている。
容器2は、気体濃度測定具4と接続するための開口部7を残して、上下部及び四方を囲繞する側部を形成する壁部8を有し、壁部8の内部に第1閉鎖空間Aを形成している。
開口部7には、気体濃度測定具4が気密に取り付けられて第1閉鎖空間Aを閉塞可能となっている。
容器2の形状は、第1閉鎖空間Aと外気Xとを遮断できる限り、特に制限されない。
容器2の材質としては、例えばガラス及びプラスチック等が挙げられるが、第1閉鎖空間Aの気体濃度を適切に測定することができる限り、特に限定されない。また、容器2の材質は、気体の正確な測定を阻害しない限り酸素等の気体透過性を有していても構わない。
第1閉鎖空間Aは、有機溶媒雰囲気下にある。
有機溶媒雰囲気下とは、有機溶媒を含む液体10が第1閉鎖空間Aに存在する場合のみ
ならず、有機溶媒が第1閉鎖空間Aに気体5のみで存在する場合をも含む。本実施形態では、第1閉鎖空間Aには有機溶媒を含む液体10と気体5とが充填されている。
有機溶媒は、特に制限されないが、炭化水素、ケトン及びハロゲン置換炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、少なくともプラスチック等の基板、発光色素を含有する層及び被膜層等のセンサーチップを形成する物質を劣化させるものを指す。
有機溶媒としては、具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、シクロヘキサン、ヘキサン、ソルベッソ(登録商標)等の炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン、塩化メチル、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエン等のハロゲン置換炭化水素等を例示することができる。
本発明で測定される気体5の種類は、用いるセンサーチップ3の種類によって異なるが、特に酸素、二酸化炭素を好適に例示することができる。
気体濃度測定具4は、容器2に接続可能な接続部9と第2閉鎖空間Bを形成する測定部12とを備えている。
接続部9は、容器2の開口部7に接続される第1接続管11aと、測定部12に接続される第2接続管11bと、外気Xに向かって開口し外気の導入及び前記第2閉鎖空間の気体の排出機構となる第3接続管11cとを有した分岐管11を備えている。
第1−第3接続管11a〜11cは、これらを連結させている分岐部13から3方向に延びている。
第1−第3接続管11a〜11cの材質は、流動させる気体の気密性を保持できる材質であれば特に制限されない。第1−第3接続管11a〜11cの材質として具体的には、ガラス管、プラスチックチューブ等を例示することができる。
第1−第3接続管11a〜11cは、可撓性があるものであっても可撓性がないものであってもよい。
分岐部13には、開閉弁(開閉手段)14が設けられている。
開閉弁14は、第1閉鎖空間Aを第2閉鎖空間Bに向かって開放し又は遮断可能とし、又は第2閉鎖空間Bを外気Xに向かって開放又は遮断可能としている。すなわち開閉弁14は、第1接続管11aの管路15aと第2接続管11bの管路15bとを連通させたり、第2接続管11bの管路15bと第3接続管11cの管路15cとを連通させたりする。
開閉弁14としては、三方コック(多方コック)が好適に用いられる。三方コックは、第1−第3接続管11a〜11cと一体型であっても、第1−第3接続管11a〜11cと三方コックとを接続して構成されたものであってもよい。
第1−第3接続管11a〜11cと三方コックとを接続する場合には、たとえば、内孔が第1−第3接続管11a〜11c及び三方コックよりも僅かに大きいプラスチックチューブにより第1−第3接続管11a〜11cと三方コックとを気密性を保持しつつ連結する方法等がある。三方コックの材質としては、ガラス製、テフロン(登録商標)製等を例示することができる。
測定部12は、第1閉鎖空間Aの気体5を導入して密封可能な第2閉鎖空間Bを形成する収容部材16とセンサーチップ3とを備えている。
収容部材16は、第2接続管11bの管路15bと第2閉鎖空間Bとの連通を可能にする開口部16aが形成されており、励起光を透過させることができる光透過部20を少な
くとも一部に有し、光透過部20にセンサーチップ3を確実に貼着可能に構成されているものであればどのようなものでもよい。
光透過部20には、測定部12の外から照射する励起光23を、センサーチップ3の発光色素を含む層まで透過させるとともに、センサーチップ3が発した蛍光又はりん光24を乱反射させたりせずに透過させる部材が用いられている。
本実施形態では、収容部材16として、内部空間が伸縮自在で流動体を吸引容易なシリンジ21とピストン又はプランジャー22とを備えたものが用いられている。
この実施形態において、ピストン又はプランジャー22により閉塞されたシリンジ21の内部空間が第2閉鎖空間Bを構成している。
この場合、プランジャー22は、センサーチップ3を貼着して所定量の気体5を導入可能な第2閉鎖空間Bを形成した状態でシリンジ21に固定可能な機構を有するものを用いることが好ましい。固定機能として、シリンジ21又はプランジャー22に不図示の位置規制部、例えばチューブ等を取り付けてもよい。
シリンジ21としては、気密性を保つためにガスタイトシリンジを用いるのが好ましい。
光学式非破壊かつ非接触気体濃度測定用のセンサーチップ3は、ガラス、樹脂等の板部材の表面に励起光23により蛍光又はりん光24を発する物質を含む層が形成されたものである。蛍光又はりん光24を発する物質を含む層には、更に不図示の遮光層又は保護層等の被膜層等を設けていてもよい。
蛍光物質又はりん光物質等の指示薬は、励起光23を当てられると光励起状態となる。この光励起状態にある蛍光物質又はりん光物質等分子の周りに酸素分子が存在すると、両分子の相互作用により励起エネルギーが酸素分子に奪われて蛍光発光強度が減少する消光現象が起こる。
センサーチップ3は、この現象を利用して発光強度や励起光23の照射から蛍光又はりん光24の発光が消えるまでの発光減衰時間及び/又は励起光23と蛍光又はりん光24の位相のシフトの大きさを測定して酸素濃度に変換するという測定原理を採用したものである。センサーチップ3として具体的には、非破壊酸素測定用チップSP-PSt3(PreSens社製)等を例示することができる。
前記現象を利用した酸素濃度の測定機器としては、具体的には、不図示の非接触かつ非破壊酸素濃度計Fibox3(PreSens社製)等を例示することができる。
センサーチップ3は、透明な接着剤等により前記層を測定部12の光透過部20の内壁面に密着させており、指示薬により形成された発光色素を含む層に確実に励起光23が達するようになっている。
以上の構成の下に、容器2の開口部7には第1接続管11aが気密に接続されるとともに、測定部12の開口部16aには第2接続管11bが気密に接続されて、容器2に気体濃度測定具4が外付けされた気体濃度測定装置1を構成している。
そして、分岐部13に設けられた開閉弁14により、容器2の第1閉鎖空間Aと測定部12の第2閉鎖空間Bとが連通可能となった場合には、第1接続管11aの管路15a及び第2接続管11bの管路15bと、第3接続管11cの管路15cとの間が遮断されて外気Xが遮断された状態になっている。また、開閉弁14により、第2接続管11bの管路15bと第3接続管11cの管路15cとの間が連通して第2閉鎖空間Bが外気Xと連通可能になった場合には、第1接続管11aの管路15aが第2接続管11bの管路15b及び第3接続管11cの管路15cと遮断されて、第1閉鎖空間Aと第2閉鎖空間B及
び外気Xとが連通不能となっている。
次に、気体濃度測定装置1を用いた気体濃度の測定方法について説明する。
(1)測定前の状態において、開閉弁14は、第2接続管11bの管路15bと第3接続管11cの管路15cとを連通させ、第2閉鎖空間Bを外気Xに対して開放するとともに、第1閉鎖空間Aを外気X及び第2閉鎖空間Bに対して遮断する位置に設置されている。
(2)<脱気工程>
第1閉鎖空間Aの気体濃度を測定するにあたり、まず、第3接続管11cの先端開口部25に、別途用意しておいた不図示のアスピレータ又は真空ポンプ等の吸引装置を接続して吸引し、第2閉鎖空間Bの脱気を行う。その際プランジャー22が減圧により移動することがあるので、プランジャー22の位置を何等かの方法で固定しておくのが好ましい。
(3)<気体導入工程>
第2閉鎖空間Bの脱気後、開閉弁14を操作して、第3接続管11cの管路15cを第1接続管11aの管路15a及び第2接続管11bの管路15bに対し遮断するとともに、第1接続管11aの管路15aと第2接続管11bの管路15bとを連通させ、第1閉鎖空間Aと第2閉鎖空間Bとを連通させる。
その後、プランジャー22をゆっくりと後方に引き、第1閉鎖空間Aの気体5を第2閉鎖空間Bに導入し、第2閉鎖空間Bを連通前の第1閉鎖空間Aの気体濃度と実質的に同じ濃度の気体で満たす。ここで、「実質的に同じ濃度の気体で満たす」とは、可及的に外気を含まないようにして第1閉鎖空間Aの気体を第2閉鎖空間Bに取り込む場合を含む。また、「実質的に同じ濃度の気体」とは、物理的に外気を一切含まない場合のみではなく、上記の方法により、外気を可及的に除去した上で、外気を取り込まないようにして第1閉鎖空間Aから第2閉鎖空間Bに取り込まれた気体も含む。第2閉鎖空間Bは、脱気されることにより減圧されているので、プランジャー22をあらかじめ後方に引いておいても第1閉鎖空間Aの気体を十分に第2閉鎖空間Bに導入することができる。また、測定は、導入後直ちに行うのではなく、第1閉鎖空間Aと第2閉鎖空間Bの気体濃度が一定となるように少し時間を置くのが望ましい。
(4)<測定工程>
センサーチップ3に励起光23を照射し、発生する蛍光又はりん光24を感知し、蛍光又はりん光24が減衰する時間を測定して、第1閉鎖空間A及び第2閉鎖空間Bの酸素濃度を導く。
(5)<後処理工程>
酸素濃度の測定終了後、第1閉鎖空間Aを遮断するとともに第2閉鎖空間Bと外気Xが連通する位置に開閉弁14を設置し、第3接続管11cの先端開口部25から第2閉鎖空間B中の気体5を排出し、第2閉鎖空間Bを初期の状態に戻す。
以上の操作を行うことにより、センサーチップ3は、測定時には有機溶媒に接触するが、測定時以外は有機溶媒と接触することを防止することができる。したがって、センサーチップ3の少なくとも一部が有機溶媒により劣化しやすい性質の物質を含んで形成されている場合に、センサーチップ3を長時間、安定して使用することができるという効果を奏する。
また、シリンジ21とピストン又はプランジャー22という簡易な構成で気体濃度測定具4乃至気体濃度測定装置1を構成することができるという効果を奏する。
また、ピストンまたはプランジャー22をシリンジ21から取り外すことで、有機溶媒に曝されたセンサーチップ3を容易かつ速やかに外気Xと接触させて有機溶媒との接触か
ら解放することが可能となり、センサーチップ3の劣化をより効果的に防ぐことができるという効果を奏する。
次に、本発明の第2実施態様の気体濃度測定装置1について図2を用いて説明する。
本実施形態において前記実施形態と同一の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。
本実施形態の気体濃度測定装置1は、気体濃度測定具4の測定部12として、一方に第2接続管11bが接続される開口部16aが形成され、他方の開口部16bに蓋部材30が装着された筒状の収容部材16が用いられている。
この構成において、筒状の収容部材16と蓋部材30とにより囲繞された空間が第2閉鎖空間Bを構成している。
蓋部材30は、筒状の収容部材16に対し着脱自在になっているとともに、第2閉鎖空間Bの気体を排出のみ行うことができる逆止弁31を有している。
本実施形態の気体濃度測定装置1による気体濃度の測定に際しては、脱気工程において、蓋部材30を筒状の収容部材16に装着した状態で、第2閉鎖空間Bの気体を第3接続管11cの先端開口部25から排出する。
その後、測定工程において、第3接続管11cの管路15cを第1接続管11aの管路15a及び第2接続管11bの管路15bに対して遮断するとともに第1接続管11aの管路15aと第2接続管11bの管路15bとを連通させる。
その上で、逆止弁31を備えた蓋部材30の開口部にアスピレータ等の吸引装置を取り付け、ゆっくりと第1閉鎖空間Aの気体を第2閉鎖空間Bに移動させる。その後は、第1実施形態と同様に酸素濃度を測定する。
最後に、後処理工程において、測定後に第2閉鎖空間Bから測定された気体5を排出する。
本実施形態において、第3接続管11cは、第2閉鎖空間B内の気体の排出機構として機能しているが、第3接続管11cに併せて蓋部材30又は逆止弁31を排出機構としてもよい。
このように、本実施形態の気体濃度測定装置1によっても、第1実施形態の気体濃度測定装置1と同様の作用及び機能を得ることができる。
また、蓋部材30が着脱自在に構成されているため、測定後に蓋部材30を取り外すことにより、センサーチップ3を容易に外気Xと接触させて有機溶媒との接触から速やかに開放し、センサーの劣化を効果的に防止することができるという効果を奏する。
なお、上記の各実施形態において、開閉弁14に三方コックを用いたが、図3に示すように、第1−第3接続管11a〜11cのそれぞれの管路に二方コックを設け、管路15a−15cを第1−第3接続管11a〜11cのそれぞれで独立して行うことができるようにしてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について図4を用いて説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、気体濃度測定具4として、第1−第3接続管11a〜11cを備えた分岐管11を用いた構成を例として説明したが、本実施形態では気体濃度測定具4は、分岐管11を用いない構成となっている。
具体的には、気体濃度測定具4は、一方に容器2の開口部16aに着脱自在な接続部9が形成され、他方の開口部に蓋部材30が着脱自在に装着された筒状の収容部材16によ
り構成されている。この場合、接続部9に第2閉鎖空間Bを開閉自在な開閉弁14を設ける。また、蓋部材30には気体を排出する方向にのみ開口する逆止弁(気体の排出機構)31を設けておく。
気体濃度測定具4を上記のように構成した場合には、容器2の開口部7に気体濃度測定具4の接続部9を直接接続し、開閉弁14により第2閉鎖空間Bを遮断した状態で、蓋部材30にアスピレータ等の吸引装置を取り付けて第2閉鎖空間Bから脱気する。その後、開閉弁14を開弁して第1閉鎖空間Aと第2閉鎖空間Bとを連通させ、適宜アスピレータ等の吸引装置を用いて第1閉鎖空間Aの気体5を第2閉鎖空間Bに導入する。
そして、第1実施形態又は第2実施形態の測定方法と同様にして酸素濃度を測定し、測定後は逆止弁31から吸引装置を用いて第2閉鎖空間B内の気体を排出するか、蓋部材30を取り外して第2閉鎖空間B内の気体5を排出する。
本実施形態の気体濃度測定具4を備えた気体濃度測定装置1によっても、上記した第1実施形態及び第2実施形態の気体濃度測定装置1と同様の作用及び効果を奏する。
以上のとおり、気体濃度測定具4は、容器2の第1閉鎖空間Aと測定部12の第2閉鎖空間Bとを連通可能で、第2閉鎖空間B内の気体を排出する排出機構を有し、略第1閉鎖空間Aの気体5のみを導入することができ、かつ気体濃度の測定後に第2閉鎖空間Bの気体5を排出することができるのであればどのような構成であってもよいということができる。
以下本発明を、実施例を用いて詳細に説明するが、本発明は、実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
気体濃度測定装置1には、図1を用いて第1実施形態で説明した装置と同様の装置を用いた。
容器2には、500mlの瓶を用い、内部に農薬活性成分を15重量部、界面活性剤を10重量部、シクロヘキサノンを10重量部、ソルベッソ150を65重量部含有する農薬乳剤組成物100重量部の有機溶媒を含む液体10を充填した。
気体濃度測定具4の測定部12として、シリンジ21及びプランジャー22を有するテルモ社製の2.5mlのプラスチック製注射器を用いた。
センサーチップ3には、PreSens社製の非破壊酸素測定用チップSP-PSt3を用いた。
気体濃度測定具4の分岐管11には、第1−第3接続管11a〜11cが分岐部13において連結され、分岐部13に三方コック(開閉弁14)を備えたものを用いた。
容器2の開口部7に第1接続管11aを気密に接続させるとともに、第2接続管11bをシリンジ21の先端開口部25に気密に接続した。
容器2への有機溶媒を含んだ液体10の充填直後(0時間)、6、23、24、27、47、72、120、144、168、192、216、240、288時間後の第1閉鎖空間A内の酸素濃度を以下の手順でPreSens社製の非接触・非破壊酸素濃度計Fibox3を
用いて測定した。
(1)測定前において、三方コックは、外気Xと第2閉鎖空間Bとを連通させて、第1閉鎖空間Aと外気X及び第2閉鎖空間Bとの間を遮断する位置に設置している。
(2)この状態で、脱気工程として、第3接続管11cの先端開口部25にアスピレータを接続して吸引し、第2閉鎖空間Bの脱気を行った。
(3)次に、気体導入工程として、三方コックを操作して、第1閉鎖空間Aと第2閉鎖空間Bとを連通させるとともに、第3接続管11cの管路15c(すなわち外気X)と第1接続管11aの管路15a及び第2接続管11bの管路15bとを遮断する位置に向けた。その後、プランジャー22をゆっくり後方に引き、第1閉鎖空間Aの気体5を第2閉鎖空間Bに導入した。
(4)そして、測定工程として、センサーチップ3に励起光23を照射し、非接触かつ非破壊酸素濃度計により発生する蛍光24を感知し、蛍光24が減衰する時間を測定して、第1閉鎖空間A及び第2閉鎖空間Bの酸素濃度を導いた。
(5)測定終了後、後処理工程として、第1接続管11aの管路15aを第2接続管11bの管路15b及び第3接続管11cの管路15cに対して遮断し、第2閉鎖空間Bと外気Xが連結する位置に三方コックを設置した。その上で、プランジャー22をシリンジ21から引き抜き、第3接続管11cの先端開口部25から外気Xを吸引するとともに、第2閉鎖空間Bから第1閉鎖空間Aから導入した気体5を完全に除去した。
その結果を、表1に示す。
[比較例]
第1実施形態の気体濃度測定装置1を用いずに、実施例1と同様の試料を500mlの瓶(容器)に入れた第1閉鎖空間Aの有機溶媒雰囲気下に直接に実施例1と同様のセンサーチップ3(PreSens社製、SP-PSt3)を接着剤を用いて貼り付け、測定工程として、第1閉鎖空間A内の酸素濃度を非接触・非破壊酸素濃度計(PreSens社、Fibox3)を用いて測
定した。経過時間ごとに、センサーチップ3に励起光23を照射し、発する蛍光24を感知してそれが減衰する時間を測定し、酸素濃度を導き出した。その後は、センサーチップ3を第1閉鎖空間Aに貼着したままにし、何らの後処理を行わなかった。
その結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1の気体濃度測定装置1及び気体濃度の測定方法を用いた場合には、288時間以上の気体濃度の測定が可能となった。一方、従来の使用方法である比較例1の気体濃度測定装置1及び気体濃度の測定方法を用いた場合には、47時間経過後で、センサーチップ3が破損して測定ができなかった。
なお、実施例1の気体濃度測定装置1を使用した場合において、第1閉鎖空間A中の酸
素濃度が減少するのは、センサーチップ3が劣化したのではなく、第1閉鎖空間A中の酸素が、有機溶媒を含有する液体10、すなわち実施例1及び比較例1における乳剤組成物に溶け込むためである。
以上のことから、本発明の気体濃度測定装置1及び気体濃度の測定方法を用いた実施例1においては、288時間以上の測定が可能となり、本発明の気体濃度測定装置1を用いない従来の測定方法である比較例1に比べて、劇的にセンサーチップ3の寿命を延ばすことができた。
すなわち、実施例1に示されたように、容器2に外付けされた気体濃度測定具4内に第1閉鎖空間Aの気体5を導入可能な第2閉鎖空間Bを形成し、センサーチップ3を第2閉鎖空間Bに配した状態で、本発明の脱気工程、気体導入工程、測定工程及び後処理工程を行うという方法を採用すれば、比較例1の測定方法に比べてセンサーチップ3を長期間安定的に用いることができることが分かった。
1.気体濃度測定装置
2.容器
3.センサーチップ
4.気体濃度測定具
5.気体
9.接続部
10.有機溶媒を含んだ液体
11.分岐管
12.測定部
14.開閉弁
21.シリンジ
22.プランジャー,ピストン
23.励起光
24.蛍光,りん光
A. 第1閉鎖空間
B. 第2閉鎖空間
X. 外気

Claims (14)

  1. 容器内に形成されているとともに有機溶媒雰囲気下にある第1閉鎖空間の気体を光学式非破壊かつ非接触気体濃度測定用のセンサーチップを用いて測定する気体濃度の測定方法において、
    前記容器に気体濃度測定具が外付けされ、この気体濃度測定具に前記第1閉鎖空間の気体を導入可能な第2閉鎖空間を形成し、前記センサーチップを前記第2閉鎖空間に配した状態で、
    前記第1閉鎖空間と前記第2閉鎖空間とを連通させて、前記第2閉鎖空間に前記第1閉鎖空間の気体を導入し、前記第2閉鎖空間を、前記連通前の前記第1閉鎖空間の気体濃度と実質的に同じ濃度の気体で満たす気体導入工程と、
    前記第2閉鎖空間に導入された気体濃度を測定する測定工程と、
    前記測定工程の後に、前記第1閉鎖空間と第2閉鎖空間とを遮断して、測定された気体を前記第2閉鎖空間から排出する後処理工程とを有する気体濃度の測定方法。
  2. 前記気体導入工程の前に、前記第1閉鎖空間と前記第2閉鎖空間との間を遮断し、前記第2閉鎖空間の気体を排出する脱気工程を有する請求項1に記載の気体濃度の測定方法。
  3. 気体濃度測定の方式が蛍光式又はりん光式であり、前記センサーチップに使用される指示薬が、蛍光物質またはりん光物質である請求項1又は2に記載の気体濃度の測定方法。
  4. 前記センサーチップを形成する物質の少なくとも一部が、有機溶媒雰囲気下で劣化する性質を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の気体濃度の測定方法。
  5. 有機溶媒が、炭化水素、ケトン及びハロゲン置換炭化水素からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する有機溶媒である請求項1から4のいずれか一項に記載の気体濃度の測定方法。
  6. 測定対象となる前記第1閉鎖空間の気体が、酸素または二酸化炭素である請求項1から5のいずれか一項に記載の気体濃度の測定方法。
  7. 容器内に形成され有機溶媒雰囲気下にある第1閉鎖空間の気体濃度をセンサーチップを用いて測定する気体濃度測定具において、
    少なくとも前記容器に接続可能な接続部を有し、前記第1閉鎖空間の気体を導入可能でかつ前記センサーチップが配された第2閉鎖空間が内部に形成された測定部と、
    前記第2閉鎖空間を開放又は遮断する開閉手段と、
    前記第2閉鎖空間の気体の排出機構とを備え、
    前記容器に外付け可能な気体濃度測定具。
  8. 前記接続部には、少なくとも第1閉鎖空間と連通可能な第1接続管と、第2閉鎖空間と連通可能な第2接続管と、前記第1閉鎖空間及び第2閉鎖空間以外の空間に連通可能な第3接続管とを連結させた分岐管を有し、
    前記開閉手段が、前記第1接続管,第2接続管及び第3接続管のそれぞれに設けられている請求項7に記載の気体濃度測定具。
  9. 前記接続部には、少なくとも第1閉鎖空間と連通可能な第1接続管と、第2閉鎖空間と連通可能な第2接続管と、前記第1閉鎖空間及び第2閉鎖空間以外の空間に連通可能な第3接続管とを連結させた分岐管を有し、
    前記開閉手段が、前記第1接続管,第2接続管及び第3接続管を連結させている分岐部に設置された多方コックである請求項7に記載の気体濃度測定具。
  10. 前記センサーチップが、前記第2閉鎖空間の少なくとも一部を形成する透明な壁の内壁面に前記センサーチップの表面を密着させるように設置されている請求項7から9のいずれか一項に記載の気体濃度測定具。
  11. 前記センサーチップが、励起光により発光する物質を含む層を有している請求項10に記載の気体濃度測定具。
  12. 第2閉鎖空間が少なくともシリンジと、ピストン若しくはプランジャーとにより形成され、前記ピストン若しくは前記プランジャーを引いて前記第2閉鎖空間に気体を引き込み可能な請求項7から11のいずれかに一項に記載の気体濃度測定具。
  13. 測定対象となる前記第1閉鎖空間の気体が酸素または二酸化炭素である請求項7から12のいずれか一項に記載の気体濃度測定具。
  14. 請求項7から13のいずれか一項に記載の気体濃度測定具が、内部に第1閉鎖空間を形成している容器の開口部に外付けされている気体濃度測定装置。
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