JP2017046560A - Solar cell device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、太陽電池装置に関する。 The present invention relates to a solar cell device.
近年、環境負荷の少ない太陽電池装置の普及が進んでいる。例えば、農地に簡易な支柱を打ち込み、この支柱上に発電設備を設置して、営農を継続しながら太陽光発電を行なう太陽電池装置が知られている。このような太陽電池装置は、農地の軟らかい地盤へ強固に固定できることが求められている。 In recent years, the use of solar cell devices with low environmental impact has been increasing. For example, a solar cell device is known in which a simple support is driven into farmland, a power generation facility is installed on the support, and solar power generation is performed while continuing farming. Such a solar cell device is required to be firmly fixed to the soft ground of farmland.
そこで、地盤へ斜めに打ち込んだ杭を基礎として備えた太陽電池装置が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。 Then, the solar cell apparatus provided with the pile piled up diagonally in the ground as a foundation is proposed (for example, refer the following patent document 1).
しかし、傾斜して地下へ打ち込まれた杭が、例えば農業用機械の掘削爪と干渉して、十分な深耕を行なうことができず、農作物の生産に支障を与える場合があり得る。 However, a pile driven into the basement at an inclination may interfere with, for example, excavation claws of an agricultural machine and cannot perform sufficient deep plowing, which may hinder production of agricultural products.
本発明の目的の1つは、農産物の生産への支障が少なく、簡素な構造で施工性のよい太陽電池装置を提供することである。 One of the objects of the present invention is to provide a solar cell device having a simple structure and good workability with less hindrance to the production of agricultural products.
本発明の一実施形態に係る太陽電池装置は、設置面に配置された基礎構造体と、該基礎構造体の上に配置された架台と、該架台の上に配置された太陽電池モジュールとを備えている太陽電池装置であって、前記基礎構造体は、一端部側に前記架台が配置されて他端部側を前記設置面に対して直立状態で設けられる主杭部材と、該主杭部材の前記一端部側に固定された第1基部と、該第1基部に対して回動可能に設けられた、管部を有する第1管状部材と、該第1管状部材の前記管部内に一部が挿入された状態で、前記主杭部材の直立方向に対して傾斜して設けられた副杭部材と、を有している。 A solar cell device according to an embodiment of the present invention includes a foundation structure disposed on an installation surface, a frame disposed on the foundation structure, and a solar cell module disposed on the frame. A main pile member provided with the gantry on one end side and the other end side being upright with respect to the installation surface; and the main pile member A first base portion fixed to the one end side of the member, a first tubular member having a tube portion rotatably provided with respect to the first base portion, and the tube portion of the first tubular member; And a sub-pile member provided to be inclined with respect to the upright direction of the main pile member in a state where a part thereof is inserted.
上記構成の太陽電池装置によれば、農産物の生産への支障が少なく、簡素な構造で施工性がよい。 According to the solar cell device having the above configuration, there are few obstacles to the production of agricultural products, and the workability is good with a simple structure.
以下、本発明の実施形態に係る太陽電池装置の例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、太陽電池装置を構成する同一名称の部材については同一符号を付すものとし、重複した説明は省略する。 Hereinafter, an example of a solar cell device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, about the member of the same name which comprises a solar cell apparatus, the same code | symbol shall be attached | subjected and the overlapping description is abbreviate | omitted.
<<第1実施形態>>
図1に示すように、太陽電池装置1は、基礎構造体2と、基礎構造体2の上に配置された架台3と、架台3の上に配置された太陽電池モジュール4とを備えている。太陽電池装置1は、農作物を栽培する農地である地盤に設置される。なお、以下では、分かりやすくするために、地盤は水平な設置面Pであるものとして説明する。
<< First Embodiment >>
As shown in FIG. 1, the
また、設置面Pに対して平行で太陽電池装置1を構成する太陽電池パネル10の傾斜方向に垂直な座標軸をX軸とし、X軸に沿う方向をX軸方向とする。また設置面Pに対して平行でX軸に垂直な座標軸をY軸とし、Y軸に沿う方向をY軸方向する。鉛直方向に平行な座標軸をZ軸とし、Z軸に沿う方向をZ軸方向とする。また、以下の説明では重力に逆らう方向を上とし、重力に従う方向を下と称する。
A coordinate axis parallel to the installation surface P and perpendicular to the tilt direction of the
次に、太陽電池装置1の各部材について説明する。
Next, each member of the
<基礎構造体>
設置面Pに配置された基礎構造体2は、太陽電池装置1の土台としての機能を有している。図1、図3および図4に示すように、基礎構造体2は一端部側に架台3が配置され、他端部が設置面Pに打ち込まれた状態で設けられる主杭部材20と、地盤である設置面Pから所定の高さで主杭部材20の一端部側に固定される第1基部21と、第1基部21に第1管状部材22を介して設けられる副杭部材23とを有する。ここで、第1基部21は複数の板状の第1フランジ部21aを有している。各第1フランジ部21aの主面中央部には第1孔部21bが設けられている。また、第1孔部21bには第1ネジ部材22dを用いて第1管状部材22が取り付けられている。さらに、第1管状部材22は副杭部材23の一部が挿入されて、副杭部材23を把持している。
<Basic structure>
The
図4に示すように、第1基部21は略十字型の板状体である。第1基部21を図4に示すZ軸方向の上方から平面視した場合には、X軸方向およびY軸方向のそれぞれへ張出部21gが設けられている。また、第1基部21を平面視した際の中央部21fには、主杭部材20を挿通できる第2孔部21cが設けられている。第2孔部21cの周縁にはZ軸方向に延びた第2フランジ部21dが設けられている。さらに、第2フランジ部21dの側面には第3孔部21eが設けられている。
As shown in FIG. 4, the
第1基部21は、主杭部材20を第2孔部21cに挿通し、第2フランジ部21dの第3孔部21eへボルト等を挿入して、例えば主杭部材20へネジ止めされる。この場合、
主杭部材20にはボルト等がネジ止めされる凹み、または、ネジ孔を有している。これにより、第1基部21が、主杭部材20の所定高さに固定される。
The
The
前述したように、第1基部21は、中央部21fからX軸に沿う両方向と、Y軸に沿う両方向へ張り出した4つの張出部21gを有している。これら張出部21gのそれぞれからZ軸方向の下方へ向けて垂れ下がるように延びた板状の第1フランジ部21aを有する。第1基部21をZ軸方向の上方から平面視すると、2対の第1フランジ部21aが、それぞれの対において中央部21fを中心に点対称に配置されている。
As described above, the
さらに、それぞれの第1フランジ部21aは、第1孔部21bを有する。第1孔部21bは、第1管状部材22を第1フランジ部21aに固定するために用いる。このような第1基部21は、プレス成形で形成することができる。第1基部21は、ステンレスまたは溶融亜鉛メッキが施された鋼材などを用いることができる。なお、第2フランジ部21dは、別途鍔付きのブシュなどを取り付けてもよい。
Furthermore, each
第1管状部材22は、副杭部材23の一部を挿入して把持するための部材である。図5に示すように、第1管状部材22は、本体部22aと、本体部22aに蝶番部22bを介して接続される掴み部22cと、第1ネジ部材22dとを有する。
The first
蝶番部22bは、本体部22aと掴み部22cとの間を繋ぎ止めつつ開閉する機能を有する。第1ネジ部材22dは、ボルト等の軸部を有する部材である。第1ネジ部材22dは、本体部22aと掴み部22cとを、第1基部21の第1フランジ部21aに設けられた第1孔部21bに固定するとともに、本体部22aと掴み部22cとの間で副杭部材23を締め付けて把持する機能を有する。なお、以下において、本体部22aと掴み部22cとからなる部分を管部22eと称する。
The
第1ネジ部材22dを緩めることで、本体部22aと掴み部22cとの間を開いて、この部分で副杭部材23を挿通できる。また、第1管状部材22を第1ネジ部材22dの軸部を中心に第1フランジ部21aの面に平行に回動して、管部22eで囲まれた平面22hに対する法線方向H(図5(a)に示すように管部22eをその延びる方向に沿う方向へ向かって平面視して、管部22eに囲まれた平面22hの法線方向)を所望の方向へ向けることができる。また、第1ネジ部材22dを締めることで、副杭部材23は本体部22aと掴み部22cとの間で締め付けられて固定される。また、副杭部材23は、第1管状部材22が所定の方向へ向いた状態で第1基部21に固定される。第1管状部材22が、上述の構造を備えることで、第1ネジ部材22dによる第1基部21への固定と副杭部材23の固定との2つの機能を有し、部材点数を少なくして構造を簡単にすることができる。このような第1管状部材22は、溶融亜鉛メッキを施した鋼材などによって形成される。
By loosening the
なお、第1管状部材22は、図5に示す以外の形状であってもよく、例えば図6に示すように、管部22eと、管部22eに連結した板部22fと、板部22fに設けられた第1ネジ部材22dと、管部22eに設けられた第2ネジ部材22gよりなる形状であってもよい。この場合、副杭部材23の第2ネジ部材22gと対応する部分に凹みを設けて、すべり止めにするとよい。
The first
主杭部材20および副杭部材23は、いずれも溶融亜鉛メッキを施した外径約50mm、板厚約2.5mmの棒状の鋼管である。なお、太陽電池装置1の設置後に、設置面Pの付近となる部分は、砂礫で溶融亜鉛メッキを摩耗されること、または土壌に含まれる有機物の付着によって腐食が促進すること等の対策のために、防蝕用の塗料を厚膜で塗装して耐食性を高めるとよい。主杭部材20は、長手方向を鉛直にして設置面Pへ直立状態で打ち込まれて固定される(主杭部材20の他端部側が設置面Pに打ち込まれる)。
The
次に、副杭部材23について説明する。以下において、それぞれの第1管状部材22に取り付けられる副杭部材23を、第1副杭部材23A、第2副杭部材23B、第3副杭部材23C、第4副杭部材23Dと呼称するものとする。
Next, the
図3(a)〜(c)に示すように、第1副杭部材23Aと第2副杭部材23Bとの1対、第3副杭部材23Cと第4副杭部材23Dとの1対は、それぞれ第1基部21の中央部21fの中心を通るZ軸に対して対称となるように、第1基部21へ配置される。そして、基礎構造体2をZ軸方向の上方から平面視すると(主杭部材20の一端部側を平面視すると)、第1副杭部材23Aと第2副杭部材23Bとの1対は、XZ平面に沿って配置される。また、第3副杭部材23Cと第4副杭部材23Dとの1対は、YZ平面に沿って配置される。このように主杭部材20の長手方向に沿って、その一端部側から基礎構造体2を平面視した場合、各対の副杭部材23がそれぞれ異なる一方向に沿って配置される。さらに、これらの副杭部材は、XZ平面とYZ平面に沿う各対の副杭部材23が下方へ向かうに従って、それぞれ異なる方向へ向かうように傾斜して配置される。具体的には、第1副杭部材23Aは、下方に向かうに従って−X軸方向側へ傾斜して配置される。また、第2副杭部材23Bは、下方に向かうに従って+X軸方向へ傾斜して配置される。また、第3副杭部材23Cは、下方に向かうに従って−Y軸方向へ傾斜して配置される。また、第4副杭部材23Dは、下方に向かうに従って+Y軸方向へ傾斜して配置される。特に、図3(c)に示すように、主杭部材20の一端部側を平面視した場合に、一方の1対の副杭部材23と他方の1対の副杭部材23とが直交するように配置される。
As shown in FIGS. 3A to 3C, a pair of the first
このように、第1副杭部材23Aと第2副杭部材23Bとは、それぞれの長手方向に平行な面(XZ平面)に投影すると、下端から上端へ向かうに従って互いに近付き交差するように配置される。同様に、第3副杭部材23Cと第4副杭部材23Dとは、それぞれの長手方向に平行な面(YZ平面)に投影すると、下端から上端へ向かうに従って互いに近付き交差するように配置される。
As described above, when the first
<基礎構造体2の施工方法>
以下に、基礎構造体2の施工方法について説明する。
<Construction method of
Below, the construction method of the
まず、主杭部材20を、杭打機を用いて設置面Pへ垂直に約1mの長さを打ち込む。次に、第1基部21を、設置面Pから所定の高さで主杭部材20へネジ止めして固定する。第1基部21と設置面Pとの間の距離は、雨だれによって泥が跳ねあがる以上の高さとすればよい。例えば、第1基部21と面Pとの間の距離は約20cmにするとよい。これにより、第1基部21、第1管状部材22および副杭部材23が、降雨によって洗い流されにくい部材同士の隙間に入り込んだ泥で腐食することを抑制できる。
First, the
そして、第1管状部材22を、第1基部21のそれぞれの第1フランジ部21aに、第1ネジ部材22dで仮止めする。
And the 1st
次に、それぞれの第1管状部材22に副杭部材23を挿通し、第1管状部材22を回転して副杭部材23の角度を調整する。その後、第1ネジ部材22dを締めて副杭部材23を第1管状部材22に仮止めする。この時、第1副杭部材23Aの傾斜角度は、農業機械の掘削爪の耕す範囲と深さとを考慮して、農業機械の干渉を避けられる角度に調整して固定する。例えば、図1において、農業用機械をY軸方向に沿って動かして深耕する場合、主杭部材20に対する第1副杭部材23Aおよび第2副杭部材23Bの傾斜角度を小さくし、第3副杭部材23Cおよび第4副杭部材23Dの傾斜角度を大きくするとよい。
Next, the
次に、第1管状部材22を案内にして、杭打機でそれぞれの副杭部材23を設置面Pへ斜めに打ち込む。副杭部材23は、約1.5mの長さを設置面Pの下に打ち込むとよい。そして、それぞれの第1管状部材22の第1ネジ部材22dを締めて、第1基部21へ第1管状部材22を固定するとともに、管部22eで副杭部材23を把持する。
Next, using the first
<架台>
架台3は、図1に示すように、柱部材31、梁部材32および桁部材33を備えている。
<Stand>
As shown in FIG. 1, the
柱部材31は、その長手方向を設置面Pに対して垂直方向とするように、基礎構造体2上に配置されている。柱部材31は、その上部で梁部材32を支持している。また、柱部材31の高さと、隣り合う柱部材31同士の間隔とは、太陽電池装置1の下方で農業用機械を用いることができる寸法にする。例えば、梁部材32を3m以上の高さに配置できるように、柱部材31の上端までの高さは3m以上にするとよい。また、隣り合う柱部材31同士のX軸方向およびY軸方向の間隔は約5m程度とする。柱部材31としては、例えば、一般構造用炭素鋼またはステンレス鋼などからなる、丸型断面または角型断面の鋼管を用いることができる。
The
梁部材32は、Y軸方向に並ぶ、隣り合う柱部材31同士の間に、Y軸方向を長手方向として渡される長尺の部材である。柱部材31と梁部材32とは、例えば2本の鋼管を所定の角度で把持する機構を持つ継手部材(不図示)を用いて連結される。また、梁部材32には、柱部材31と同様の材質で構成された管状の部材を用いることができる。
The
桁部材33は、X軸方向に並ぶ、隣り合う梁部材32同士の間に、X軸方向を長手方向として渡される長尺の部材である。桁部材33は、梁部材32に継手部材(不図示)を用いて連結される。複数の桁部材33が太陽電池モジュール4のY軸方向の幅と略同じ間隔で、Y軸方向に互いに平行になるように並べて配置される。隣り合う一対の桁部材33は、桁部材33に取り付けられた金具33aによって、太陽電池パネル10の相対する2辺をそれぞれ保護するフレーム15を支持する。なお、桁部材33に取り付ける金具33aの高さは、+Y軸方向側の金具33aを−Y軸方向側の金具33aよりも高くする。これにより、+Y軸方向側を高く、−Y軸方向側を低くするように、太陽電池モジュール4を傾斜して取り付けることができる。桁部材33には、柱部材31および梁部材32と同様の材質で構成された管状の鋼材を用いることができる。
The
<太陽電池モジュール>
太陽電池モジュール4は、図2に示すように、矩形状の太陽電池パネル10を有する。太陽電池パネル10は、受光面10a(表面)と、この受光面10a反対側に位置する裏面10bとを有する。太陽電池モジュール4は、その受光面10aが好適に受光できるように設置面Pに対して傾斜して架台3上に配置される。
<Solar cell module>
As shown in FIG. 2, the
太陽電池パネル10は、透光性基板11と、この透光性基板11に対して所定位置に配置され、互いに電気的に接続された複数の太陽電池素子12と、これら太陽電池素子12の周囲を保護する充填材13と、裏面保護部材14とが積層されてなる。
The
透光性基板11は、太陽電池素子12等を受光面10a側から保護する機能を有している。透光性基板11としては、例えば、強化ガラスまたは白板ガラス等が挙げられる。
The
太陽電池素子12は、入射された光を電気に変換する機能を有している。このような太陽電池素子12は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる半導体基板と、この半導体基板の表面(上面)および裏面(下面)に設けられた電極とを有している
。単結晶シリコン基板または多結晶シリコン基板を有する太陽電池素子12は、例えば、平面視で四角形状をしている。このとき、太陽電池素子12の一辺の大きさは、例えば、100〜200mmである。
The
なお、太陽電池素子12の種類は、特に制限されない。上記の他に例えば、太陽電池素子の光電変換部分がアモルファスシリコン系、CIGS等のカルコパイライト系またはCdTe系などの材料から成る薄膜型の太陽電池素子が採用されてもよい。上述した薄膜型の太陽電池素子は、例えば、ガラス基板上に、アモルファスシリコン系、CIGS系またはCdTe系などからなる光電変換層および透明電極などを適宜積層させたものが利用できる。このような薄膜型の太陽電池素子は、ガラス基板上で光電変換層および透明電極にパターニングを施して集積化することによって得られる。そのため、薄膜型の太陽電池素子では、複数の光電変換層同士を接続する配線材16を不要にできる。さらに、太陽電池素子12は、単結晶または多結晶シリコン基板上にアモルファスシリコンの薄膜を形成したタイプであってもよい。
In addition, the kind in particular of the
また、太陽電池パネル10において、隣接する太陽電池素子12同士は配線材16によって電気的に接続されている。例えば、配線材16は、一方の太陽電池素子12の表面に位置する電極と、他方の太陽電池素子12の裏面に位置する電極とを電気的に接続している。これにより、複数の太陽電池素子12が直列接続されるように配列される。このような配線材16としては、例えば、半田が被覆された銅箔などが挙げられる。
Further, in the
充填材13は、太陽電池素子12の両主面側に設けられる。これにより、充填材13は、太陽電池素子12を封止する機能を有している。このような充填材13としては、例えば、透明のエチレンビニルアセチレートの共重合体などの熱硬化性樹脂が挙げられる。
The
裏面保護部材14は、太陽電池素子12等を裏面側から保護する機能を有している。このような裏面保護部材14は、太陽電池パネル10の裏面側に位置する充填材13と接着している。このような裏面保護部材14としては、例えば、PVF(ポリビニルフルオライド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、またはこれらを適宜選択して積層したものを用いることができる。
The back
なお、裏面保護部材14は着色されたものに限られるものではなく、ガラスまたは透明の樹脂材料を用いてもよい。透明の裏面保護部材14を用いることで、隣り合う太陽電池素子12の間への入射光を、太陽電池パネル10の裏面10b側へ透過させることができる。これにより、太陽電池素子12以外の場所への入射光を、設置面面Pへと透過させて、農作物の育成に利用することができる。
In addition, the back
さらに、太陽電池パネル10の外周には、フレーム15が取り付けられている。フレーム15は、太陽電池モジュール4の耐荷重を向上させて、衝撃から保護する機能を有している。このようなフレーム15は、例えば、アルミニウム合金等の金属を押出成形したものを用いることができる。
Further, a
<効果>
本実施形態の太陽電池装置1によれば、以下に示す効果を奏する。
<Effect>
According to the
基礎構造体2を構成する副杭部材23は、直立状態の主杭部材20に対して傾斜しており、設置面Pへ斜めに確実に打ち込むことができる。このような副杭部材23を備えた基礎構造体2は、積雪荷重等の負荷によって沈降しにくく、負圧の風荷重によって、副杭部材23が引き抜かれにくいので、基礎構造体2の設置面Pへの固定強度を高めることができる。
The
また、基礎構造体2を構成する第1管状部材22は、軸部を有する第1ネジ部材22dで第1基部21に取り付けられている。そして、第1ネジ部材22dを緩めると第1管状部材22を回動し、図5に示す法線方向Hを所定の方向へ向けることができる。これにより、管部22eを挿通する副杭部材23の傾斜角度を調整できる。このため、副杭部材23は、主杭部材20に対する傾斜角度を小さくして、農業機械で深耕の作業をする範囲を避けて配置できる。また、深耕の作業をしない範囲では、副杭部材23の主杭部材20に対する傾斜角度を大きくして、基礎構造体2の設置面Pへの固定強度を高めることができる。また、第1管状部材22の方向を、無段階で自由に回動して調整できる構造であることから、副杭部材23の傾斜角度は、深耕の作業をしない限度の範囲まで設定できる。
Moreover, the 1st
図3に示すように、第1副杭部材23Aと第2副杭部材23Bとの1対、および第3副杭部材23Cと第4副杭部材23Dとの1対が、それぞれ異なる一方向へ配置されている。これにより、深耕の作業領域を避ける側の1対と、副杭部材23の傾斜角度を大きくして固定強度を高める側の対とに役割分担をさせることができる。このため、農作物の生産に対する支障を小さくしつつ、基礎構造体2の設置面Pへの固定強度を高めることができる。特に、一方の1対の副杭部材23の配置方向に対して直交する方向に、他方の1対の副杭部材23が配置されていると、異なる1対の副杭部材が互いに直交する方向に延びていることで、いずれの方向から荷重が加わっても効率よく支持できる基礎構造体2とすることができる。 また、主杭部材20を有することで、主杭部材20を最初に打ち込み、主杭部材20で支えつつ第1基部21、第1管状部材22、副杭部材23を順に固定することができる。このため、太陽電池装置1の施工性を高めることができる。
As shown in FIG. 3, the pair of the first
<<第2実施形態>>
図7に示すように、第2実施形態の太陽電池装置では、基礎構造体2を構成する第1基部21において、板状体を折り曲げて形成された第1フランジ部21aに替えて、L字型の板状体を張出部21gとは別体として、張出部21gに取り付けた点で第1実施形態と相違する。
<< Second Embodiment >>
As shown in FIG. 7, in the solar cell device of the second embodiment, in the
具体的には、本実施形態の第1フランジ部21aは、鋼板をL字型に折り曲げて、面方向が異なる2つの面21aa,21abのそれぞれに、ネジ部材を挿通するための孔を設けている。この第1フランジ部21aは、第1基部21の張出部21gに軸部を有する第3ネジ部材24を用いて、ネジ止めで固定される。また、第1フランジ部21aは、第3ネジ部材24を緩めてXY平面に沿って回動させることで、設置面Pへ向かう副杭部材23の打ち込み方向を精度よく調整することができる。
Specifically, the
第1基部21が上述の第1フランジ部21aを備えることで、第1管状部材22は第1フランジ部21aの面21aaに平行な方向と、張出部21gの主面に平行な方向へ回動できて、第1実施形態よりも副杭部材23の打ち込み方向を自由に精度よく調整できる。これにより、さらに容易に農業機械の深耕の領域を避けつつ、基礎構造体2の設置面Pへの固定強度をいっそう高めることができる。
Since the
<<第3実施形態>>
図8に示すように、第3実施形態の太陽電池装置は、第1基部21よりも下方に(主杭部材20の他端部側に)配置された第2基部25と、第2基部25に取り付けられており、第1管状部材22よりも下方で副杭部材23の一部を挿入して、これを把持する第2管状部材26とを設けている点で、第1実施形態および第2実施形態と相違する。
<< Third Embodiment >>
As shown in FIG. 8, the solar cell device of the third embodiment includes a
具体的には、第2基部25は、第1基部21と同様の形状を有しており、主杭部材20へ第1基部21とは上下を逆にして配置されている。第2基部25は、Z軸方向から平面
視して十字型の板材である。また、第2基部25は、中央部25aからX軸方向とY軸方向の両方向へ張り出した張出部25bを有している。また、第2基部25は、各張出部25bに対してZ軸方向へ立つ第3フランジ部25cを有している。各第3フランジ部25cには第4孔部25dが設けられている。また、第2基部25の中央部25aには主杭部材20を挿通する第5孔部25eが設けられている。この第5孔部25eの周縁には第4フランジ部25fが設けられている。第2基部25は、第1基部21の下方において第5孔部25eを挿通され、第4フランジ部25fを主杭部材20にネジ止めされて固定されている。
Specifically, the
また、第2管状部材26は、第1管状部材26と同様の形状を有しており、第1ネジ部材22dに相当する第4ネジ部材26aを有している。第2管状部材26の第4ネジ部材26aは、第2基部25のそれぞれの第3フランジ部25cに設けられた第4孔部25dに固定される。第2管状部材26は、第4ネジ部材26aを緩めた状態で回動して任意の方向へ調整することができ、第4ネジ部材26aを締めた状態で第2基部25に固定することができる。
The second
このような第2基部25を有することで、第1基部21と第2基部25との間の距離を調整することで、副杭部材23の主杭部材21に対する傾斜角度を容易に調整することができる。より具体的には、第1基部21と第2基部25との間の距離を小さくすることで、主杭部材20に対する副杭部材の傾斜角度を大きくできる。また、第1基部21と第2基部25との間の距離を大きくすることで、主杭部材20に対する副杭部材の傾斜角度を小さくできる。
By having such a
副杭部材23を第1管状部材22と第2管状部材26とで保持することによって、基礎構造体2の強度を高められる。また、第1基部21と第2基部25との間隔を調整することで、容易に副杭部材23の傾斜角度を調整して基礎構造体2の施工性をさらに良好にすることができる。
By holding the
なお、上述の実施形態では、説明を理解しやすくするために太陽電池装置1(太陽電池モジュール4)を水平な設置面Pに配置する形態で説明したが、これに限らない。例えば、太陽電池装置1を傾斜した地盤に設置しても、本発明を好適に適用することができる。
In the above-described embodiment, the solar cell device 1 (solar cell module 4) has been described as being disposed on the horizontal installation surface P in order to facilitate understanding of the description, but the present invention is not limited to this. For example, the present invention can be suitably applied even when the
また、太陽電池装置1の構成は、上記の実施形態に限られるものでなく、適宜、細部を変更してもよい。例えば、主杭部材および副杭部材として、L型またはH型の鋼材を用いてもよく、太陽電池モジュール4と基礎構造体2との間を、柱部材31またはアース線等の導電体によって電気的に接続し、太陽電池モジュール4を接地してもよい。
Moreover, the structure of the
1:太陽電池装置
2:基礎構造体
3:架台
4:太陽電池モジュール
10:太陽電池パネル
10a:受光面
10b:裏面
11:透光性基板
12:太陽電池素子
13:充填材
14:裏面保護部材
15:フレーム
16:配線材
20:主杭部材
21:第1基部
21a:第1フランジ部
21b:第1孔部
21c:第2孔部
21d:第2フランジ部
21e:第3孔部
21f:中央部
21g:張出部
22:第1管状部材
22a:本体部
22b:蝶番部
22c:掴み部
22d:第1ネジ部材
22e:管部
22f:板部
22g:第2ネジ部材
23:副杭部材
23A:第1副杭部材
23B:第2副杭部材
23C:第3副杭部材
23D:第4副杭部材
24:第3ネジ部材
25:第2基部
25a:中央部
25b:張出部
25c:第3フランジ部
25d:第4孔部
25e:第5孔部
25f:第4フランジ部
26:第2管状部材
26a:第4ネジ部材
31:柱部材
32:梁部材
33:桁部材
33a:金具
P:設置面(地盤)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1: Solar cell apparatus 2: Foundation structure 3: Base 4: Solar cell module 10:
21b:
Claims (4)
前記基礎構造体は、一端部側に前記架台が配置されて他端部側を前記設置面に対して直立状態で設けられる主杭部材と、
該主杭部材の前記一端部側に固定された第1基部と、
該第1基部に対して回動可能に設けられた、管部を有する第1管状部材と、
該第1管状部材の前記管部内に一部が挿入された状態で、前記主杭部材の直立方向に対して傾斜して設けられた副杭部材と、を有している太陽電池装置。 A solar cell device comprising: a foundation structure disposed on an installation surface; a gantry disposed on the foundation structure; and a solar cell module disposed on the gantry,
The foundation structure is a main pile member in which the gantry is disposed on one end side and the other end side is provided upright with respect to the installation surface,
A first base fixed to the one end side of the main pile member;
A first tubular member having a tube portion provided rotatably with respect to the first base portion;
A solar cell device, comprising: a sub-pile member provided to be inclined with respect to an upright direction of the main pile member in a state where a part of the first tubular member is inserted into the pipe portion.
前記第2管状部材の前記管部内に前記副杭部材の一部が挿入されている、請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池装置。 The foundation structure includes a second base portion fixed to the other end side of the main pile member on the other end side, and a pipe portion provided to be rotatable with respect to the second base portion. A second tubular member,
The solar cell device according to any one of claims 1 to 3, wherein a part of the sub-pile member is inserted into the pipe portion of the second tubular member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015169871A JP2017046560A (en) | 2015-08-29 | 2015-08-29 | Solar cell device |
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JP2015169871A JP2017046560A (en) | 2015-08-29 | 2015-08-29 | Solar cell device |
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ID=58212307
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JP2015169871A Pending JP2017046560A (en) | 2015-08-29 | 2015-08-29 | Solar cell device |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107989058A (en) * | 2017-10-30 | 2018-05-04 | 湖南红太阳新能源科技有限公司 | A kind of space photovoltaic bracket of large span |
JP2021002934A (en) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 匡伯 河邉 | Fixture of stand column for solar panel and usage method thereof |
-
2015
- 2015-08-29 JP JP2015169871A patent/JP2017046560A/en active Pending
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