JP2017045579A - 通信用ケーブルおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DisplayPort規格に準拠した通信用ケーブル内に設けられた線を太くして通信用ケーブルの機能を向上させる場合に比べ、通信用ケーブルの径の増大を抑えつつ通信用ケーブルの機能の向上を図る。
【解決手段】(B)にて示すMiniDisplayPortケーブルでは、撚り対線により構成された補助チャンネル51が設けられているが、(A)にて示す通信用ケーブルでは、補助チャンネル51の部分に設けられていたこの撚り対線が省略され、(A)の符号5Yで示すように、この撚り対線に換わり、3本の単線380が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信用ケーブルおよび画像形成装置に関する。
特許文献1には、映像音声伝送インタフェースを介して、表示装置と接続する映像出力装置において、映像音声伝送インタフェースに対する直流電源出力を適応的に制御することによって、消費電力の低減及び安全性の確保を図る構成が開示されている。
特開2007−274065号公報
信号の送信側と受信側とを接続する規格として、DisplayPort(登録商標)規格が知られている。DisplayPort規格に準拠した通信用ケーブルにて、その機能を向上させるには、例えば、通信用ケーブル内にある線を太くする。ところで、このように線を太くすると、通信用ケーブルの径が増し、通信用ケーブルの大型化を招く。
本発明の目的は、DisplayPort規格に準拠した通信用ケーブル内に設けられた線を太くして通信用ケーブルの機能を向上させる場合に比べ、通信用ケーブルの径の増大を抑えつつ通信用ケーブルの機能の向上を図ることにある。
請求項1に記載の発明は、DisplayPort規格に準拠した一対のコネクタと、前記一対のコネクタ同士を接続し内部に複数の撚り対線が設けられた接続ケーブルであって、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる複数の撚り対線のうちの一部の撚り対線が省略され、DisplayPort規格における撚り対線の数よりも少ない数の当該撚り対線が設けられるとともに、省略された当該一部の撚り対線に換わり単線が設けられた接続ケーブルと、を備える通信用ケーブルである。
請求項2に記載の発明は、前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、当該一部の撚り対線を構成する各線よりも太いことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブルである。
請求項3に記載の発明は、前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、複数本設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信用ケーブルである。
請求項4に記載の発明は、前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、電源供給に用いられる線であることを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブルである。
請求項5に記載の発明は、電源供給に設けられる前記線は、複数設けられ、複数種類の電源を供給可能となっている請求項4に記載の通信用ケーブルである。
請求項6に記載の発明は、前記接続ケーブル内には、前記撚り対線が2本以上設けられ、作動信号による通信であって全二重通信を行える請求項1乃至5の何れかに記載の通信用ケーブルである。
請求項7に記載の発明は、前記通信用ケーブルは、双方向性を有していることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の通信用ケーブルである。
請求項8に記載の発明は、DisplayPort規格に準拠した一対のコネクタと、前記一対のコネクタ同士を接続し内部に複数の撚り対線が設けられた接続ケーブルであって、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる複数の撚り対線よりも少ない数の撚り対線が設けられるとともに、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる単線の数よりも多い数の単線が設けられた接続ケーブルと、を備える通信用ケーブルである。
請求項9に記載の発明は、画像形成装置本体と、ユーザへの情報の表示およびユーザからの指示の受け付けを行うユーザインタフェース部と、前記画像形成装置本体側と前記ユーザインタフェース部とを接続する通信用ケーブルと、を備え、前記通信用ケーブルが、請求項1乃至8の何れかに記載された通信用ケーブルにより構成された画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、DisplayPort規格に準拠した通信用ケーブル内に設けられた線を太くして通信用ケーブルの機能を向上させる場合に比べ、通信用ケーブルの径の増大を抑えつつ通信用ケーブルの機能の向上を図れる。
請求項2の発明によれば、一部の撚り対線に換えて設けられた単線の太さが、この一部の撚り対線を構成する各線の太さと同じである場合に比べ、通信用ケーブルの機能の向上を図れる。
請求項3の発明によれば、一部の撚り対線の換わりに設けられた単線が単数である場合に比べ、通信用ケーブルの機能の向上を図れる。
請求項4の発明によれば、通信用ケーブルの径の増大を抑えつつ、通信用ケーブルが有する機能のうちの電源供給に関する機能を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、一本の通信用ケーブルで複数種類の電源を供給できるようになる。
請求項6の発明によれば、ノイズの影響を受けにくく、また、データの伝送効率が高い通信が可能となる。
請求項7の発明によれば、一対のコネクタを構成する一方のコネクタと他方のコネクタとが入れ換わった状態で、接続対象に対して通信用ケーブルが接続されようとしても、この接続を実現できる。
請求項8の発明によれば、DisplayPort規格に準拠した通信用ケーブル内に設けられた線を太くして通信用ケーブルの機能を向上させる場合に比べ、通信用ケーブルの径の増大を抑えつつ通信用ケーブルの機能の向上を図れる。
請求項9の発明によれば、画像形成装置本体とユーザインタフェース部とを接続する通信用ケーブルの径の増大を抑えつつこの通信用ケーブルの機能の向上を図れる。
画像形成装置を示した図である。 画像形成装置に設けられた制御部と、UI部との接続に用いられる通信用ケーブルを示した図である。 第1コネクタ、第2コネクタの正面図である。 (A)、(B)は、MiniDisplayPortケーブル、および、本実施形態の通信用ケーブルを説明する図である。 (A)、(B)は、通信用ケーブルの接続先である、装置本体側、UI部におけるピンの配置構成を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1を示した図である。
本実施形態の画像形成装置1には、装置本体(画像形成装置本体)10、記録材である用紙を収容する用紙収容部20が設けられている。また、図示は省略するが、装置本体10の内部には、用紙に対して画像を形成する画像形成手段の一例としての画像形成機構が設けられている。また、装置本体10の内部には、画像形成装置1の各部を制御する制御部200が設けられている。
ここで、画像形成機構は、感光体ドラムを有し、いわゆる電子写真方式を用い、用紙への画像形成を行う。なお、画像の形成方式は、電子写真方式に限らず、インクジェット方式など、他の方式を用いてもよい。
また、制御部200は、プログラム制御されたCPUにより構成されている。
装置本体10の上部には、画像が形成された用紙が排出される用紙排出部30が設けられている。また、装置本体10の上部には、ユーザインタフェース部100(以下、「UI部100」と称する)が設けられている。
UI部100は、図中の矢印に示すように、予め定められたヒンジ(不図示)を中心として回転可能に設けられている。また、UI部100は、タッチパネル方式のモニタを備え、ユーザへの情報の表示およびユーザからの指示の受け付けを行う。
図2は、画像形成装置1に設けられた制御部200と、UI部100との接続に用いられる通信用ケーブル300を示した図である。
本実施形態の通信用ケーブル300には、第1コネクタ310、第2コネクタ320の一対のコネクタ310,320が設けられている。また、この一対のコネクタ310,320を接続する接続ケーブル330が設けられている。
第1コネクタ310、第2コネクタ320の各々は、DisplayPort規格に準拠したコネクタである。また、接続ケーブル330は、DisplayPort規格に準拠した接続ケーブルに近い構成を有し、接続ケーブル330の内部には、複数の撚り対線(ツイストペア線)、および、単線が設けられている。
ここで、DisplayPort規格には、コネクタが小さいMiniDisplayPortも含まれる。図2にて示す通信用ケーブル300の第1コネクタ310、第2コネクタ320は、MiniDisplayPortに対応したコネクタである。
以下の説明では、MiniDisplayPortについて主に説明するが、本実施形態の各構成は、MiniDisplayPortではない通常のDisplayPortにも適用できる。
図3は、第1コネクタ310、第2コネクタ320の正面図である。
図3に示すように、第1コネクタ310、第2コネクタ320の各々には、20本のピン340Pが設けられている。ここで、本実施形態では、図中最も左に位置し且つ上段に位置するピン340Pのピン番号は「1」である。また、この「1」の下に位置するピン340Pのピン番号は「2」である。
また、図中最も右側に位置し且つ上段に位置するピン340Pのピン番号は「19」であり、この「19」のピン340Pの下に位置するピン340Pのピン番号は、「20」である。
また、上段に位置するピン340Pのピン番号は、図中左側から右側に向かってその数が増え、さらに、この上段には、奇数のピン番号を有するピン340Pが並んでいる。
また、下段に位置するピン340Pのピン番号も、図中左側から右側に向かってその数が増える。さらに、この下段には、偶数のピン番号を有するピン340Pが並んでいる。
図4(A)、(B)は、MiniDisplayPortケーブル、および、本実施形態の通信用ケーブル300を説明する図である。具体的には、図4(A)が、本実施形態の通信用ケーブル300を説明する図であり、図4(B)が、MiniDisplayPortケーブルを説明する図である。
本実施形態の通信用ケーブル300の説明に先立ち、まず、図4(B)を参照し、MiniDisplayPortケーブルについて説明する。
MiniDisplayPortケーブルは、本実施形態の通信用ケーブル300と同様、2つのコネクタを有する。ここで、図4(B)にて符号4Aで示す欄は、2つ設けられたこのコネクタのうちの一方のコネクタに設けられたピンのピン番号を示している。また、符号4Bで示す欄は、他方のコネクタに設けられたピンのピン番号を示している。
さらに、符号4Cで示す欄は、コネクタ同士を接続する接続ケーブル内に設けられた各線の状態を示し、符号4Dで示す欄は、各線の太さ(番線)を示している。さらに、符号4Eで示す欄は、接続ケーブル内の各線の状態や役割を示している。
図4(B)の符号41,42,43,44に示すように、MiniDisplayPortケーブルには、ディスプレイデータや音声データの転送に用いられる4つのメインリンク41,42,43,44が設けられている。
さらに、デバイスのコントロール等に用いる補助チャンネル(AUX CH)51が設けられている。また、デバイスの接続を検知するホットプラグ検知(Hot Plug Detect)61が設けられている。
メインリンク41,42,43,44は、送り側(Source Device)から受け側(Sink Device)への単方向シリアルインターフェイスであり、1レーン、2レーン、4レーンのいずれかで構成される(本実施形態では、4レーン)。
ホットプラグ検知61は、例えば、PCへのモニタの接続の検知や、リンクの確立のために使用される。
ここで、MiniDisplayPortケーブルでは、符号4Cで示す欄にて、「Twinax」と表示されているように、4つのメインリンク41,42,43,44、および、補助チャンネル51が、撚り対線(ツイストペア線)により構成されている。これにより、MiniDisplayPortケーブルは、合計で5本の撚り対線が設けられた構成となっている。
また、符号4Dで示す欄に表示されているように、4つのメインリンク41,42,43,44、および、補助チャンネル51を構成する各線(撚り対線を構成する各線)は、何れも32番線により構成されている。
次に、図4(A)を参照し、本実施形態の通信用ケーブル300について説明する。
なお、図4(B)と同様、図4(A)にて符号5Aで示す欄は、第1コネクタ310に設けられたピン340Pのピン番号を示している。また、符号5Bで示す欄は、第2コネクタ320に設けられたピン340Pのピン番号を示している。
さらに、符号5Cで示す欄は、コネクタ310,320同士を接続する接続ケーブル330内に設けられた各線の状態を示し、符号5Dで示す欄は、各線の太さ(番線)を示している。さらに、符号5Eで示す欄は、接続ケーブル330内の各線の役割を示している。
本実施形態の通信用ケーブル300では、上記MiniDisplayPortケーブルに複数設けられていた上記撚り対線のうちの一部の撚り対線が省略され、DisplayPort規格における撚り対線の数よりも少ない数の撚り対線が設けられている。
さらに、本実施形態の通信用ケーブル300では、省略された上記一部の撚り対線に換えて、複数本の単線が設けられている。
言い換えると、本実施形態の通信用ケーブル300では、接続ケーブル330がDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる複数の寄り対線よりも少ない数の撚り対線が設けられた構成となっている。
また、本実施形態の通信用ケーブル300では、接続ケーブル330がDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる単線の数よりも多い数の単線が設けられた構成となっている。
より具体的には、図4(B)にて示したMiniDisplayPortケーブルでは、上記のとおり、撚り対線により構成された補助チャンネル51が設けられていたが、本実施形態では、補助チャンネル51の部分に設けられていたこの撚り対線が省略され、図4(A)の符号5Yで示すように、この撚り対線に換わり、3本の単線380が設けられている。
ここで、この3本の単線380は、何れも30番線であり、補助チャンネル51に設けられた撚り対線を構成する各線(32番線の各線)よりも太くなっている。
付言すると、番線は、その値が小さいほど太いことを示し、本実施形態では、単線380の方が、撚り対線を構成する各線よりも太くなっている。
ところで、図4(B)にて示したMiniDisplayPortケーブルは、4Kテレビなどの高速のビデオ信号に対応できる能力を有する。その一方で、画像形成装置1に設けられるUI部100には、ここまでの能力は必要とされない。
より具体的には、MiniDisplayPortケーブルには、4つのメインリンク41,42,43,44が設けられ、高速シリアル信号を伝送するためのレーンが4レーンあるが、画像形成装置1に設けられるUI部100における表示では、1レーンあれば足りる。
そこで、本実施形態では、4つ設けられたメインリンク41,42,43,44のうちの1つのメインリンク41を、画像データ送信用に使用する。具体的には、図4(A)にて符号5Gで示す部分を、画像データ送信用に使用する。
また、残り3つのメインリンク42,43,44のうちの2つのメインリンク42,43を、画像形成装置1の装置本体10側と、UI部100との通信に用いる。
より具体的には、本実施形態では、2つのメインリンク42,43を用い、装置本体10側とUI部100との間で、全二重通信を行えるようにする。
具体的には、図4(A)にて符号5Hで示す部分(メインリンク42であった部分)を用いて、装置本体10側からUI部100へデータ送信を行うようにし、符号5Jで示す部分(メインリンク43であった部分)を用いて、UI部100から装置本体10側へデータ送信を行うようにする。
ここで、符号5H、5Jで示す2つの部分(メインリンク42、43であった部分)は、いずれも、撚り対線により構成され、作動信号による通信を行える。これにより、ノイズの影響を受けにくくなる。
さらに説明すると、メインリンク42、43は、本来、画像データの送信用に割り当てられているが、本実施形態では、一方のメインリンク42を、装置本体10側からUI部100へのデータ送信に使用し、他方のメインリンク43を、UI部100から装置本体10側へのデータ送信に用いる。
さらに、本実施形態では、上記のとおり、補助チャンネル51を構成するための撚り対線が省略され、この撚り対線に換わり、3本の単線380が設けられている。そして、本実施形態では、3本の単線380を、電源供給用の線として使用する。
ここで、装置本体10側とUI部100との間の通信に、MiniDisplayPortケーブルそのものを使用する態様も考えられる。ところで、この場合は、MiniDisplayPortケーブルに加え、電源線、通信線を別途用意する必要が生じてしまう。
これに対し、本実施形態のように、一部の撚り対線に換えて単線を設けた場合、1本のケーブルで(電源線、通信線を別途用意せずに)、装置本体10側とUI部100との接続を行えるようになる。
より具体的には、MiniDisplayPortケーブルには、図4(B)の符号62で示すように、電源に関する線として、3.3V電源に対応した単線しか設けられておらず、電源容量の不足が懸念される。このようなMiniDisplayPortケーブルを用いて、装置本体10側とUI部100との接続を行う場合、MiniDisplayPortケーブルとは別に、電源用のケーブルを用意する必要が生じる。
これに対し、本実施形態では、3本の単線380の部分が電源供給用として用いられ、電源容量が確保される。この結果、本実施形態では、MiniDisplayPortケーブルとは別のケーブルを用意しないでも、装置本体10側とUI部100との接続を行える。
また、MiniDisplayPortケーブルは、通常、送り側(Source Device)から受け側(Sink Device)への単方向シリアルインターフェイスであり、コントローラとの通信に用いる通信線は通常用意されていない。MiniDisplayPortケーブルでは、一方向へのデータ通信を想定しており、双方向の通信はメインとして想定されていない。
このようなMiniDisplayPortケーブルを用いて、装置本体10側とUI部100との通信を行う場合は、通常、MiniDisplayPortケーブルとは別に、通信用のケーブルを用意する必要が生じる。
これに対し、本実施形態の構成では、メインリンク42、43の部分(符号5H、5Jで示す2つの部分)で、双方向の通信が行えるようになる。これにより、本実施形態では、通信用の専用ケーブルを別途用意せずに、装置本体10側とUI部100との通信を行える。
さらに説明すると、本実施形態では、通信用ケーブル300を1本用意するだけで、画像信号の送信、装置本体10側とUI部100との間におけるデータの送受信、UI部100への電源供給が可能になる。
さらに、本実施形態では、接続ケーブル330の径の拡大を抑えつつ、供給可能な電源の容量を増やせる。ここで、MiniDisplayPortケーブルにおいても、図4(B)の符号62に示すように、電源供給のための線が設けられており、この線を太くすれば、供給可能な電源の容量を増やせる。しかしながら、この場合、接続ケーブルの径の拡大を招いてしまう。
ここで、本実施形態では、上記のとおり、MiniDisplayPortケーブルに元々設けられている複数の撚り対線のうちの一部の撚り対線を省略し、この一部の撚り対線に換わり、単線を設置している。この場合、この単線を、この一部の撚り対線を構成する各線よりも太くしても、接続ケーブル330の径の拡大は起きにくい。
ここで、撚り対線は、その径が、撚り対線を構成する各線を平行にならべた場合の径よりも大きい。このため、本実施形態のように、撚り対線に換わり複数本の単線を設け、さらに、この複数の単線の各々の径を、撚り対線を構成する各線よりも太くしても、接続ケーブル330の径の拡大は起きにくい。
具体的には、本実施形態では、撚り対線を構成する各線は32番線であり、撚り対線に換わり複数設けた単線380は30番線であるが、接続ケーブル330の径の拡大は抑えられている。本実施形態の構成では、接続ケーブル330の径の拡大を招かずに、供給可能な電源の容量を増やせる。
さらに、本実施形態では、通信用ケーブル300の製造コストを、MiniDisplayPortケーブルそのものを用いる場合に比べ低減できる。
一般的に、撚り対線を設ける場合、単線を設ける場合に比べ、製造コストが増加する。本実施形態の通信用ケーブル300では、製造コストを押し上げる1本の撚り対線に換えて、単線380が設けられた構成となっており、MiniDisplayPortケーブルよりも製造コストが低下する。
また、本実施形態では、図4(A)の符号5Xで示すように、第1コネクタ310に設けられた10番のピン340Pと、第2コネクタ320に設けられた5番のピン340Pとを接続する線(撚り対線を構成する一方の線)がホットラインとなっている。また、同様に、12番のピン340Pと3番のピン340Pとを接続する線(撚り対線を構成する他方の線)もホットラインとなっている。
ホットラインとは、装置本体10に設けられた制御部200(図1参照)が直接制御を行う制御対象が接続される線である。本実施形態では、この制御対象が、UI部100に設けられた電源スイッチ、LEDとなっている。
さらに、本実施形態では、図4(A)の符号5K、5Mで示すように、電源の系統として、「UI_5V_1」、「UI_5V_2」の2つの系統が設けられている。これにより、本実施形態の通信用ケーブル300では、複数種類の電源の供給を行える。
なお、図4(A)に示す例では、「UI_5V_1」、「UI_5V_2」の各々にて、5Vの電源を供給しているが、5V以外も供給でき、例えば、一方の系統で5Vの電源を供給し、他方の系統で3.3Vの電源を供給してもよい。また、例えば、一方の系統で5Vの電源を供給し、他方の系統で24Vの電源を供給してもよい。
ここで、図4(B)の符号62で示すように、MiniDisplayPortケーブルにも、電源が一系統あるが、このように電源が一系統のみであると、供給可能な電源の種類が1種類のみとなってしまう。
また、「UI_5V_1」、「UI_5V_2」の2つの系統のそれぞれには、2本の単線が設けられているため、これらをばらして用いれば、4系統の電源用の線を設けることもできる。
また、本実施形態では、図4(A)にて符号5Nで示す線も、電源用の線であり、本実施形態では、電源供給用の線が、最大で、5系統設けられる。
さらに、本実施形態の通信用ケーブル300は、ソース側やシンク側といった方向性を有しておらず、双方向性を有している。言い換えると、一対のコネクタ310,320のうちの何れのコネクタであっても、装置本体10側、UI部100の両者に接続できる。
図5(A)、(B)は、通信用ケーブル300の接続先である、装置本体10側、UI部100におけるピン700の配置構成を示した図である。なお、図5(A)は、装置本体10側に設けられたピン700の配置構成を示し、図5(B)は、UI部100に設けられたピン700の配置構成を示している。
ここで、装置本体10側、UI部100のそれぞれに設けられたピン700には、ピン番号が付されている。図5(A)、(B)にて、図中上段に位置するピン700には、奇数のピン番号が付され、図中下段に位置するピン700には、偶数のピン番号が付されている。さらに、図中左方のピン700ほどピン番号が大きくなっている。
装置本体10側とUI部100とではピン700の配置が異なっており、例えば、装置本体10側では、ホットキーについてのピン700のピン番号は10であるが(ホットキーについてのピン700は10番に位置するが)、UI部100側では、ホットキーについてのピン700のピン番号は、5番となっている。
ここで、本実施形態では、装置本体10側に設けられた上記10番のピン700に対しては、図4(A)にて符号5Pで示す10番のピン340P(第1コネクタ310の10番のピン340P)が接続される。そして、この10番のピン340Pは、接続ケーブル330内の線を介して、符号5Qで示す5番のピン340P(第2コネクタ320の5番のピン340P)に接続される。そして、この5番のピン340Pは、UI部100側の5番に位置する(図5(B)参照)、ホットキーについてのピン700に接続される。
ここで、コネクタ310,320が逆転した場合(第1コネクタ310と第2コネクタ320とが入れ替わった場合)を想定すると、装置本体10側に設けられた10番のピン700に対しては、図4(A)にて符号5Rで示す10番のピン340Pが接続される。
そして、この10番のピン340Pは、接続ケーブル330内の線を介して、符号5Sで示す5番のピン340Pに接続される。そして、この5番のピン340Pは、UI部100側の5番に位置する(図5(B)参照)、ホットキーについてのピン700に接続される。
このように、本実施形態の通信用ケーブル300は、ソース側やシンク側といった方向性を有していない。即ち、双方向性を有する。言い換えると、一対のコネクタ310,320のうちの何れのコネクタも、装置本体10側あるいはUI部100側への接続を行える。
1…画像形成装置、10…装置本体(画像形成装置本体)、100…ユーザインタフェース部、300…通信用ケーブル、310…第1コネクタ、320…第2コネクタ、330…接続ケーブル、380…単線

Claims (9)

  1. DisplayPort規格に準拠した一対のコネクタと、
    前記一対のコネクタ同士を接続し内部に複数の撚り対線が設けられた接続ケーブルであって、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる複数の撚り対線のうちの一部の撚り対線が省略され、DisplayPort規格における撚り対線の数よりも少ない数の当該撚り対線が設けられるとともに、省略された当該一部の撚り対線に換わり単線が設けられた接続ケーブルと、
    を備える通信用ケーブル。
  2. 前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、当該一部の撚り対線を構成する各線よりも太いことを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
  3. 前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、複数本設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信用ケーブル。
  4. 前記一部の撚り対線に換わり設けられた前記単線は、電源供給に用いられる線であることを特徴とする請求項1に記載の通信用ケーブル。
  5. 電源供給に設けられる前記線は、複数設けられ、複数種類の電源を供給可能となっている請求項4に記載の通信用ケーブル。
  6. 前記接続ケーブル内には、前記撚り対線が2本以上設けられ、作動信号による通信であって全二重通信を行える請求項1乃至5の何れかに記載の通信用ケーブル。
  7. 前記通信用ケーブルは、双方向性を有していることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の通信用ケーブル。
  8. DisplayPort規格に準拠した一対のコネクタと、
    前記一対のコネクタ同士を接続し内部に複数の撚り対線が設けられた接続ケーブルであって、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる複数の撚り対線よりも少ない数の撚り対線が設けられるとともに、当該接続ケーブルがDisplayPort規格に準拠している場合に設けられる単線の数よりも多い数の単線が設けられた接続ケーブルと、
    を備える通信用ケーブル。
  9. 画像形成装置本体と、
    ユーザへの情報の表示およびユーザからの指示の受け付けを行うユーザインタフェース部と、
    前記画像形成装置本体側と前記ユーザインタフェース部とを接続する通信用ケーブルと、
    を備え、
    前記通信用ケーブルが、請求項1乃至8の何れかに記載された通信用ケーブルにより構成された画像形成装置。
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