JP2017042598A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機や遊技媒体の投入の際の抽選結果を複数リールの停止時に図柄の組み合わせで表示するスロットマシン等の遊技機に関するものである。 The present invention relates to a gaming machine such as a slot machine that displays a lottery result when a plurality of reels are stopped in a combination of symbols when a pachinko gaming machine that wins a jackpot by winning a game ball or a game medium is inserted.
パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技球が始動口等の役物に入賞することにより大当たりの抽選が行われる。そして、大当たりに当選した場合には、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。また、遊技機では、遊技者による遊技球の遊技に伴って、可動役物の動きや画像表示部での表示、各種のランプの点灯、スピーカによる音響等の各種の演出が行われる。
このような各種の演出は、遊技を制御する遊技制御部から遊技に伴って行われる演出を制御する演出制御部へ遊技に関する情報を含むコマンドが送られ、演出制御部は、遊技制御部から受け取ったコマンドに基づいて演出を行う(例えば、特許文献1参照)。
In a gaming machine such as a pachinko machine, a big hit lottery is performed when a game ball wins a prize such as a start opening. When the jackpot is won, the gaming machine is put into a jackpot gaming state in which the jackpot is opened and many winning balls can be obtained. In the gaming machine, various effects such as the movement of the movable accessory, the display on the image display unit, the lighting of various lamps, the sound by the speaker, and the like are performed in accordance with the game of the game ball by the player.
For such various effects, a command including information related to the game is sent from the game control unit that controls the game to the effect control unit that controls the effect performed along with the game, and the effect control unit receives from the game control unit An effect is performed based on the received command (see, for example, Patent Document 1).
ここで、従来にはないような演出を行うことで遊技の興趣性を高めることが可能になる。
本発明は、遊技の興趣性を更に高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
Here, it is possible to enhance the interest of the game by performing an unprecedented performance.
An object of this invention is to provide the gaming machine which can further improve the interest property of a game.
本発明が適用される遊技機は、演出を行う遊技機(例えばパチンコ遊技機100)であって、演出画像を表示する表示領域(例えば表示画面114a)を持つ表示手段(例えば画像表示部114)と、入力領域(例えば入力領域R)を含み、当該入力領域(例えば入力領域R)における接触位置(例えば接触位置32a,32b)を検出する検出手段(例えばタッチパネル162)と、前記検出手段(例えばタッチパネル162)の前記入力領域(例えば入力領域R)における位置を前記表示手段(例えば画像表示部114)の前記表示領域(例えば表示画面114a)における位置と対応付け、当該入力領域での前記接触位置(例えば接触位置32a,32b)が変位する場合に当該検出手段(例えばタッチパネル162)による検出結果に応じて当該接触位置(例えば接触位置32a,32b)に対応する当該表示領域(例えば表示画面114a)の位置(例えば対応位置32A,32B)に所定画像(例えば指アイコン33)が移動して表示され、かつ、所定の場合と当該所定の場合以外の場合とで当該所定画像(例えば指アイコン33)が異なるように制御する移動表示制御手段(例えばCPU301)と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記検出手段(例えばタッチパネル162)の検出結果が前記接触位置(例えば接触位置32a,32b)の検出から非検出に切り替わることを契機に、当該切り替わりの前に検出された当該接触位置(例えば接触位置32a,32b)の情報(例えば位置情報(xb,yb))を用いて前記表示手段(例えば画像表示部114)の前記表示領域(例えば表示画面114a)にて画像演出を実行する演出実行手段(例えばCPU301)をさらに備えることを特徴とすることができる。
The gaming machine to which the present invention is applied is a gaming machine (for example, a pachinko gaming machine 100) that performs an effect, and has a display means (for example, an image display unit 114) having a display area (for example, a
Here, when the detection result of the detection means (for example, the touch panel 162) is switched from the detection of the contact position (for example, the
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。 In addition, the said code | symbol in this column is attached | subjected illustratively in the description of this invention, and this invention is not reduced by this code | symbol.
本発明によれば、遊技の興趣性を更に高めることが可能になる。 According to the present invention, it is possible to further enhance the interest of the game.
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の実施の形態(本実施の形態)の説明を、第1の実施の形態と第2の実施の形態とに分けて行う。
〔第1の実施の形態〕
まず、第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機100について説明する。なお、第1の実施の形態および第2の実施の形態は互いに共通する構成や機能等を有することから、このような共通する部分については、本実施の形態として説明することがある。
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. The embodiment of the present invention (this embodiment) will be described separately for the first embodiment and the second embodiment.
[First Embodiment]
First, the
〔遊技機の基本構成〕
図1は、第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
図1に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
[Basic configuration of gaming machine]
FIG. 1 is a schematic front view of a
A
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像や後述の保留表示を用いた演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
The
In the present embodiment, an
In addition, a
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
The
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入賞すると特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する始動ゲート(以下、単にゲートと呼ぶ)124と、が遊技盤110に配設されている。なお、図1において、ゲート124は、遊技領域111の左右にそれぞれ設けられており、左側のゲート124は124Lと記載し、右側のゲート124は124Rと記載している。また、ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器の作動契機となる入賞口をいう。具体的には、第1始動口121および第2始動口122には、入賞の際に遊技球の通過を検知するスイッチ(後述の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212)が設けられている。そして、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した際にこのスイッチが遊技球の通過を検知することが、特別図柄表示器を作動させる契機となる。
In the present embodiment, as various functions related to winning and lottery, a special symbol lottery (a jackpot lottery) starts when a game ball wins, and it is normal when a game ball passes. A start gate (hereinafter simply referred to as a gate) 124 for starting a symbol lottery (open / close lottery) is disposed on the
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ(開閉部材)123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば0.15秒ないし1.8秒間)および規定回数(例えば1回ないし3回)だけ開く。
The
パチンコ遊技機100は、遊技状態として、大当たり抽選の当選確率に基づき、当選確率の低い低確率状態と、低確率状態よりも当選確率の高い高確率状態とを有している。そして、所定の条件において低確率状態と高確率状態とのいずれかの状態に制御される。また、パチンコ遊技機100は、第2始動口122への入賞機会が少ない時短無状態と、時短無状態よりも第2始動口122への入賞機会が多い時短状態とを有している。そして、所定の条件において、時短無状態と、時短状態とのいずれかの状態に制御される。時短状態とは、たとえば、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、あるいは電動チューリップ123の開時間を延長する、のいずれか一つまたは複数の組合せによって制御される遊技状態である。なお、時短状態では、特別図柄の特別図柄変動時間が短縮されていてもよい。
The
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選を行わない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
Also, in this embodiment, as other prizes and lottery items, a lottery is performed even if a game ball wins a grand prize opening 125 as a special electric bonus that opens according to the result of the special symbol lottery. An ordinary winning
In the present embodiment, a
また、遊技盤110の裏面には、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
Also, on the back side of the
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
When the player touches the
In the present embodiment, the
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行う。枠ランプ157は、LED等の発光体で構成され、点灯・点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
Further, the
Further, the
The
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、図2(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、図2(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞に基づき、特別図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過したことに基づき、普通図柄を変動表示した後に停止させて抽選結果を表示する。本実施の形態では、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって特別図柄抽選の抽選結果が表示される。同様に、普通図柄表示器223も、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって普通図柄抽選の抽選結果が表示される。
FIG. 2 is a view for explaining the
As shown in FIG. 2A, the
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220は、各々LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
In addition, the
ここで、保留について説明する。特別図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞した場合、特別図柄が変動中であるために、後の入賞に基づく特別図柄の変動表示動作を開始することができない。そのため、後の入賞は規定個数(例えば4個)を限度に記憶され、その入賞した遊技球に対する特別図柄を始動させるための権利が、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、保留される。なお、普通図柄に関しても、特別図柄と同様の処理を行う。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未変動数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
Here, the hold will be described. If a game ball wins in the
さらに、表示器130は、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224を備えている。本実施の形態では、状態表示器224は、3個のLEDを配列した表示装置で構成されている。3個のLEDのうち1つは、パチンコ遊技機100の状態が、特別図柄抽選の当選確率が高確率である高確率状態となっているか否かを点灯により報知するものである。また、他の1つは、パチンコ遊技機100の状態が、第2始動口122に入賞しやすい時短状態となっているか否かを点灯により報知するものである。さらに他の1つは、右打ちすることによって(遊技球の打球力を変更することによって)遊技者に有利な状態となっているか否かを点灯により報知するものである。
なお、状態表示器224が表示するパチンコ遊技機100の状態は上記の例に限らず、他の状態を表示することができる。例えばパチンコ遊技機100の状態として低確率状態よりも当選確率が高く高確率状態よりは当選確率が低い中確率状態が設定される場合、状態表示器224は、中確率状態となっているか否かを点灯により報知しても良い。
Furthermore, the
The state of the
また、表示器130は、特別図柄抽選の抽選結果に応じて行われる大当たり遊技において大入賞口125が作動される際のラウンド数を表示するラウンド数表示器225を備えている。なお、大当たり遊技については後述する。ラウンド数表示器225は、LEDを配列した表示装置で構成され、その点灯態様によって大当たり遊技における大入賞口125の作動ラウンド数が表示される。
In addition, the
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接するタッチパネル162と、が枠部材150に配設されている。図示の例において、遊技者は、例えば、タッチパネル162を操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像の何れかを指示することが可能であり、また、演出ボタン161を操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161およびタッチパネル162の他、略十字に配列された複数のキーからなる演出キーやレバー、ダイヤル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
The
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、特別図柄の当選の判定等を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部330と、を備えている。
[Configuration of control unit]
Next, a control unit that performs operation control and signal processing in the
FIG. 3 is a block diagram showing an internal configuration of the control unit. As shown in FIG. 3, the control unit includes a
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部330各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
As described above, the
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、特別図柄の当選の判定等を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、その抽選結果を演出制御部300に送る。また、高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、普通図柄抽選の当たり当選確率を高確率にする、普通図柄変動時間を短縮する、あるいは電動チューリップ123の開時間を延長する制御を行う。また、遊技制御部200は、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未変動分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未変動分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
さらにまた、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、特別電動役物である大入賞口125が所定条件(例えば29.5秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
[Configuration and function of game control unit]
The
When the game ball wins the
Further, the
Furthermore, the
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部330に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部330に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部330に指示しない。
払出制御部330が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部330から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
Further, when the game ball is won in the
When the
遊技制御部200には、検知手段として、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
As shown in FIG. 3, the
Further, the
また、遊技制御部200には、特別図柄の変動中に第1始動口121へ入賞した未変動分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、特別図柄の変動中に第2始動口122へ入賞した未変動分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄の変動中にゲート124を通過した未変動分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により行われる特別図柄の変動表示および特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄の変動表示および普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
In addition, the
Further, the
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
Then, detection signals detected by the first
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板350が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部330から取得した、払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板350を介してホストコンピュータに送信する。
Further, a board external
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果および変動パターンに基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン161またはタッチパネル162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン161等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、演出制御部300は、遊技制御部200より受信した高確率状態と低確率状態の変更情報、時短無状態と時短状態の変更情報に基づいて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
[Configuration and function of production control unit]
The
The
In addition, when the game is interrupted for a predetermined period, the
Furthermore, the
In addition, the
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。
ROM312には、さらに、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
[Configuration / Function of Image / Sound Control Unit]
The image /
Then, the image /
Specifically, in the
The
Then, the image /
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
[Configuration and function of lamp control unit]
The
The
Specifically, the
The
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部330は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU331と、CPU331にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM332と、CPU331の作業用メモリ等として用いられるRAM333と、を備えている。
そして、払出制御部330は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部330は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部334を制御する。ここでの払出駆動部334は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
[Configuration and function of payout control unit]
The
The
Specifically, the
また、払出制御部330には、払出駆動部334により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部335と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部336と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部337と、が接続されている。そして、払出制御部330は、払出球検出部335、球有り検出部336および満タン検出部337にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部330には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板340が接続されている。そして、払出制御部330は、例えば払出駆動部334に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部335にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板340を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
The
Further, the
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、乱数取得部231と、普通図柄判定部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄判定部234と、普通図柄変動制御部236と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部237と、電動チューリップ動作制御部238と、賞球処理部239と、出力制御部240と、乱数制御部241と、を備えている。
[Functional configuration of game control unit]
Next, the functional configuration of the
FIG. 4 is a block diagram showing a functional configuration of the
In addition, the
In addition, the
乱数取得部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄に関する乱数の取得を行う。具体的には、所定の範囲の数値の中から一つの数値(乱数値)が選択(取得)されて、特別図柄判定部234による判定に用いられる。
乱数取得部231は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄に関する乱数の取得を行う。具体的には、所定の範囲の数値の中から一つの数値(乱数値)が選択(取得)されて、普通図柄判定部232による判定に用いられる。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
The random
The random
The special symbol
特別図柄判定部234は、特別図柄の変動開始時に、図17に示すような乱数テーブルを用いて、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。すなわち、乱数取得部231は、検知手段である第1始動口スイッチ211または第2始動口スイッチ212により遊技球の通過が検知されたことを契機として特別図柄に関する乱数値を取得し、特別図柄判定部234は、取得した乱数値に基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技(大当たり遊技等)を行うか否かを判定する。なお、前述した特別図柄の抽選(大当たり抽選)は、乱数取得部231および特別図柄判定部234における処理のことをいう。
The special
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、時短無状態か時短状態か、および高確率状態か低確率状態かの組み合わせによって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づく大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に、時短状態および高確率状態の両方の状態を有する高確率時短遊技状態となる大当たり(以下、高確率時短遊技状態の大当たり)、時短状態および低確率状態の両方の状態を有する低確率時短遊技状態となる大当たり(以下、低確率時短遊技状態の大当たり)、時短無状態および高確率状態の両方の状態を有する高確率時短無遊技状態となる大当たり(以下、高確率時短無遊技状態の大当たり)、時短無状態および低確率状態の両方の状態を有する低確率時短無遊技状態となる大当たり(以下、低確率時短無遊技状態の大当たり)が有り得る。これらの大当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて大当たりの種類が確定する。 Here, the “hit” is divided into a plurality of types according to the gaming state that occurs after the end of the jackpot game. Specifically, the type of jackpot is determined depending on the combination of the short-time state or the short-time state and the high-probability state or the low-probability state. In other words, the type of jackpot based on the gaming state that occurs after the end of the jackpot game is a jackpot that becomes a high probability short-time gaming state having both a short-time state and a high-probability state after the jackpot game ends (hereinafter, high probability A jackpot that becomes a low probability short-game state with both a short-time state and a low-probability state (hereinafter, a jackpot of a low-probability short-game state), both a short-time non-state state and a high-probability state A jackpot that becomes a low probability short-time non-game state that has both a short-time no-game state and a low-probability state that has both a short-time and low-probability state There is a possibility of a jackpot of probable short gameless state). Each of these jackpots is associated with an individual special symbol, and the type of jackpot is determined according to the type of special symbol won in the special symbol lottery.
また、「大当たり」は、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる大当たりと、大当たり遊技の時間が短く遊技球の払出がほとんど期待できない大当たりとに分けられる場合がある。前者は「長当たり」と呼ばれ、後者は「短当たり」と呼ばれる。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば29.5秒経過または10個の遊技球の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが所定回数(例えば15回)繰り返される。また、「短当たり」では、一定時間(例えば0.1秒)だけ大入賞口125が開状態となるラウンドが所定回数(例えば15回)繰り返される。
In addition, the “bonanza” may be divided into a jackpot that can be expected to pay out a large amount of gaming balls for a long time, and a jackpot that can hardly be expected to pay out gaming balls because the jackpot game time is short. The former is called “long hit” and the latter is called “short hit”. For example, in “long win”, a round that is maintained until the open state of the
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば0.1秒だけ大入賞口125が開状態となる態様が所定回数(例えば15回)行われる小当たり遊技が行われる。なお、小当たり当選時には、小当たり遊技が終了した後においても小当たり当選前の遊技状態を継続する。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が高確率時短遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても高確率時短遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が低確率時短無遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても低確率時短無遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「小当たり」は、「はずれ」の一種であり、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
In addition, in the case of “small winning” when the big winning is not won, for example, a small winning game is performed in which the big winning
Also, “small hit” is a kind of “out of game”, and none of the above gaming states that are advantageous to the player is set.
変動パターン選択部235は、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターン(変動時間)を選択する。ここでは、変動パターン選択部235は、大当たり遊技を行うか否かの判定結果およびリーチを行うか否かの判定結果等に基づいて、変動パターンを決定する。そして、変動パターン選択部235により選択された変動パターンに基づいて、特別図柄変動制御部233が特別図柄の変動を制御する。変動パターン選択部235および特別図柄変動制御部233の動作の詳細については後述する。
ここで、「リーチ」とは、後述する装飾図柄において遊技者に大当たりを期待させるための演出である。
The variation
Here, “reach” is an effect for causing a player to expect a big hit in a decorative pattern to be described later.
普通図柄判定部232は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。
普通図柄変動制御部236は、普通図柄の抽選結果に応じて、普通図柄の変動を制御する。
電動チューリップ動作制御部238は、普通図柄の抽選により「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122に遊技球が入賞容易となる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態を発生させない。
When the normal symbol lottery is performed, the normal
The normal symbol
The electric tulip
大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の開放動作を制御する。
賞球処理部239は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
出力制御部240は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部330へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部241は、メイン制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
The special winning opening
The prize
The
The random number control unit 241 controls updating of various random number values used in processing by the main control unit.
〔遊技機の基本動作〕
次に、パチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の遊技制御部200は、電源が投入されると、起動時の基本処理として、各種装置の初期化や初期設定を行う。そして、基本処理を行った後、遊技制御部200は、遊技の進行に関する一連の処理である主制御処理を繰り返し実行する。また、電源を遮断する際には、遊技制御部200は、一連の電源遮断時処理を実行する。
[Basic operation of gaming machine]
Next, the basic operation of the
When the power is turned on, the
図5−1は、遊技制御部200による基本処理の動作を示すフローチャートである。
遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源が投入されると、まず、RAM203(図3参照)へのアクセスを許可する(ステップ(以下、ステップを「S」と記載する)101)。そして、遊技制御部200は、RAM203をクリアするためのRAMクリアスイッチがONとなっているか否かを判断する(S102)。
RAMクリアスイッチがOFFである場合(S102でNo)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時の動作に関するバックアップフラグがONとなっているか否かを判断する(S103)。
バックアップフラグがONである場合(S103でYes)、次に、遊技制御部200は、電源遮断時に作成されたチェックサムが正常か否かを判断する(S104)。
チェックサムが正常である場合(S104でYes)、次に、遊技制御部200は、復帰処理を実行する(S105)。この復帰処理において、遊技制御部200は、電源が遮断された状態からの復帰に伴う、演出制御部300等のサブ制御手段の設定を行う。具体的には、遊技制御部200は、電源が遮断される際におけるパチンコ遊技機100の内部状態(大当たり遊技中か否か、高確率状態と低確率状態のいずれか、時短状態と時短無状態のいずれか)を反映させるように、サブ制御手段を設定するためのコマンドを演出制御部300へ出力する。また、この復帰処理において、遊技制御部200は、バックアップフラグをOFFにする。
FIG. 5A is a flowchart illustrating an operation of basic processing by the
When the power of the
If the RAM clear switch is OFF (No in S102), the
If the backup flag is ON (Yes in S103), the
If the checksum is normal (Yes in S104), the
一方、RAMクリアスイッチがON(S102でYes)、バックアップフラグがOFF(S103でNo)、チェックサムが異常(S104でNo)のいずれかに該当する場合、次に遊技制御部200は、初期化処理として、RAM203の記憶内容をクリアし(S106)、RAM203の作業領域を設定する(S107)。そして、遊技制御部200は、サブ制御手段を設定(初期化)するためのコマンドを演出制御部300へ出力し、サブ基板(サブ制御手段)の設定を行う(S108)。サブ基板の設定には、各サブ基板に搭載されているRAM303、313、323をクリアすること等が含まれる。
On the other hand, if the RAM clear switch is ON (Yes in S102), the backup flag is OFF (No in S103), and the checksum is abnormal (No in S104), then the
復帰処理(S105参照)が終了した後、またはサブ基板の設定(S108参照)が終了した後、遊技制御部200は、遊技制御に用いられる各種のカウンタおよびタイマーを設定する(S109)。そして、遊技制御部200は、割り込み許可(S110)、割り込み禁止(S111)、図柄乱数制御処理(S112)、初期値乱数更新処理(S113)、電源遮断フラグがONとなっているか否かの判断(S114)をループ処理として繰り返し実行する。
ここで、割り込み許可(S110)および割り込み禁止(S111)は、このループ処理(S110〜S114)の実行中に割り込み処理の実行を可能とするために設けられている。本実施の形態では、この割り込み処理により、遊技制御における主制御処理が実行される。主制御処理の詳細については後述する。
図柄乱数制御処理(S112)において、遊技制御部200は、特別図柄抽選で用いられる変動パターン乱数の更新を行う。
初期値乱数更新処理(S113)において、遊技制御部200は、遊技制御において用いられる各種の乱数値の初期値を更新する。
電源遮断フラグの判断において、電源遮断フラグがOFFである場合(S114でNo)、パチンコ遊技機100の電源は遮断されず、遊技制御部200は、ループ処理(S110〜S114)と共に割り込みによる主制御処理を繰り返し実行する。一方、電源遮断フラグがONである場合(S114でYes)、遊技制御部200は、パチンコ遊技機100の電源を遮断するための処理(電源遮断時処理)を開始する。
After the return process (see S105) is completed or after the setting of the sub-board (see S108) is finished, the
Here, interrupt permission (S110) and interrupt prohibition (S111) are provided to enable execution of interrupt processing during execution of the loop processing (S110 to S114). In the present embodiment, main control processing in game control is executed by this interrupt processing. Details of the main control process will be described later.
In the symbol random number control process (S112), the
In the initial value random number update process (S113), the
In the determination of the power cut-off flag, when the power cut-off flag is OFF (No in S114), the power of the
図5−2は、遊技制御部200による電源遮断時処理の動作を示すフローチャートである。
電源遮断時処理において、遊技制御部200は、まず、各種の出力を行うための出力ポートの設定をクリアする(S115)。次に、遊技制御部200は、チェックサムを作成し、RAM203に格納する(S116)。次に、遊技制御部200は、バックアップフラグをONにし(S117)、RAM203へのアクセスを禁止して(S118)、無限ループに移行する。
FIG. 5B is a flowchart illustrating the operation of power-off processing by the
In the power-off process, the
〔遊技機の主制御処理〕
次に、パチンコ遊技機100の主制御処理を説明する。
遊技制御部200は、主制御処理において、パチンコ遊技機100における遊技を制御すると共に、サブ制御手段である演出制御部300に対して演出の制御を指示し、払出制御部330に対して賞球の払い出しの制御を指示する。
[Main control processing of gaming machines]
Next, main control processing of the
In the main control process, the
図5−3は、遊技制御部200の主制御処理を示すフローチャートである。
主制御処理は、遊技制御における一連の処理からなり、予め設定された一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行される。本実施の形態において、遊技制御部200は、予め設定された一定時間ごとに割り込みを発生させ、図5−1に示すループ処理の中で割り込みが許可(S110参照)されると、割り込み処理として主制御処理を実行する。図7に示すように、主制御処理では、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(S501〜S506)。
FIG. 5-3 is a flowchart showing main control processing of the
The main control process includes a series of processes in game control, and is repeatedly executed at predetermined time intervals (for example, 4 milliseconds). In the present embodiment, the
乱数更新処理(S501)では、遊技制御部200は、乱数制御部241の機能(サブルーチン)を呼び出し、遊技制御部200による遊技制御で用いられる各種の乱数の値を更新する。乱数の設定および乱数値の更新の詳細については後述する。
In the random number update process (S501), the
スイッチ処理(S502)としては、始動口スイッチ処理、ゲートスイッチ処理が行われる。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200は、乱数取得部231の機能(サブルーチン)を呼び出し、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200は、普通図柄判定部232の機能(サブルーチン)を呼び出し、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
As the switch process (S502), a start port switch process and a gate switch process are performed.
In the start port switch process, the
In the gate switch process, the
The detailed contents of these switch processes will be described later.
図柄処理(S503)としては、特別図柄処理、普通図柄処理が行われる。
特別図柄処理では、遊技制御部200は、特別図柄変動制御部233、特別図柄判定部234、変動パターン選択部235の各機能(サブルーチン)を呼び出し、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
普通図柄処理では、遊技制御部200は、普通図柄変動制御部236の機能(サブルーチン)を呼び出し、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理を実行する。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
As the symbol processing (S503), special symbol processing and normal symbol processing are performed.
In the special symbol process, the
In the normal symbol process, the
The detailed contents of these symbol processes will be described later.
電動役物処理(S504)としては、大入賞口処理、電動チューリップ処理が行われる。
大入賞口処理では、遊技制御部200は、大入賞口動作制御部237の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200は、電動チューリップ動作制御部238の機能(サブルーチン)を呼び出し、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
As the electric accessory process (S504), a big prize opening process and an electric tulip process are performed.
In the special prize opening process, the
In the electric tulip process, the
The detailed contents of these electric accessory processing will be described later.
賞球処理(S505)では、遊技制御部200は、賞球処理部239の機能(サブルーチン)を呼び出し、入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しの制御用コマンドをセットする。
In the winning ball process (S505), the
出力処理(S506)では、遊技制御部200は、出力制御部240の機能(サブルーチン)を呼び出し、演出制御用のコマンドを演出制御部300へ出力し、払い出し制御用のコマンドを払出制御部330へ出力する。演出制御用コマンドは、S502からS504までの各処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。払い出し制御用コマンドは、S505の処理において生成され、RAM203に設けられた制御用コマンドの格納領域に格納(セット)される。RAM203には、制御用コマンドの種類ごとに格納領域が設定されている。
In the output process (S506), the
出力制御部240は、RAM203の各制御用コマンドの格納領域を順に調べ、個々の格納領域に制御用コマンドが格納されていれば(すなわち、S502〜S505の処理で制御用コマンドが生成されていれば)、その制御用コマンドを読み出し、出力先(演出制御部300または払出制御部330へ出力する。
The
本実施の形態では、図5−3に示したように、一連の主制御処理の最後に出力処理を行う。すなわち、第1の処理手段としての上記各機能によるS502〜S505の各処理において生成されたコマンドを、その各処理においてはRAM203の対応する格納領域に格納しておく。そして、これらの処理の後に、第2の処理手段としての出力制御部240が、RAM203の格納領域に蓄積された、各処理で生成されたコマンドをまとめて出力する。言い換えれば、本実施の形態では、主制御処理を1サイクル実行すると、その1サイクルの実行において生成されたコマンドが、その1サイクルの実行における最後のコマンド生成が行われた後に、出力される。
In the present embodiment, as shown in FIG. 5C, output processing is performed at the end of a series of main control processing. That is, the command generated in each process of S502 to S505 by the above functions as the first processing means is stored in a corresponding storage area of the
〔遊技機の基本動作の変形例〕
なお、図5−1乃至図5−3を参照して説明した動作例では、基本処理におけるループ処理の部分で割り込みを許可し、割り込み処理として一連の処理からなる主制御処理を実行した。しかしながら、主制御処理は、一定時間ごとに繰り返し実行されるように構成されていれば良く、具体的な実現手段(実行手順)は、図5−1乃至図5−3に示した例には限定されない。例えば、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れておき、所定のタイミングで経過時間を計測し、一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに主制御処理へ戻る構成としても良い。また、基本処理の一連の動作の中に主制御処理を組み入れる一方で、図5−1乃至図5−3を参照して説明した動作と同様に、一定時間ごとに割り込みを発生させ、割り込みが発生したならば基本処理中に組み入れられた主制御処理へ戻る構成としても良い。
また、基本処理で生成されたコマンドを出力する場合は、原則として、コマンドを生成する度に、RAM203のコマンド格納領域に格納し、第2の処理手段である出力制御部240の機能を呼び出して出力する。基本処理は、電源投入時に行われる初期動作等の特別処理であり、電源投入時のパチンコ遊技機100の状態等の条件に基づく分岐により処理手順が変動する場合があるため、出力処理に漏れが無いように、生成したコマンドを速やかに出力するためである。なお、関連する複数の処理により連続的にコマンドが生成される場合等、具体的な処理の要請に応じて、複数のコマンドをRAM203のコマンド格納領域に格納し、まとめて出力する処理手順を採っても良い。
[Modified example of basic operation of gaming machine]
In the operation example described with reference to FIGS. 5A to 5C, the interrupt is permitted in the loop process portion of the basic process, and the main control process including a series of processes is executed as the interrupt process. However, the main control process only needs to be configured to be repeatedly executed at regular intervals, and specific implementation means (execution procedure) is not limited to the examples shown in FIGS. It is not limited. For example, the main control process may be incorporated in a series of operations of the basic process, the elapsed time may be measured at a predetermined timing, and the process may return to the main control process every predetermined time (for example, 4 milliseconds). In addition, while incorporating the main control process in the series of operations of the basic process, as in the operation described with reference to FIG. 5A to FIG. If it occurs, it may be configured to return to the main control process incorporated in the basic process.
When a command generated by basic processing is output, in principle, every time a command is generated, the command is stored in the command storage area of the
〔遊技制御部での始動口スイッチ処理〕
図6は、図5−3のS502に示したスイッチ処理のうちの始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理は、第1始動口121における入賞に対する処理と、第2始動口122における入賞に対する処理とが順次行われる。図6を参照すると、遊技制御部200は、まず、第1始動口121に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211がONとなったか否かを判断する(S601)。第1始動口スイッチ211がONとなったならば、次に遊技制御部200は、第1始動口121の入賞における未変動分の保留数U1が上限値未満か否かを判断する(S602)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数U1が上限値に達している場合は(S602でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。
[Start-up switch processing in game control unit]
FIG. 6 is a flowchart showing the contents of the start port switch process in the switch process shown in S502 of FIG. 5-3.
In the start port switch process, a process for winning at the
一方、保留数U1が上限値未満である場合(S602でYes)、次に遊技制御部200は、保留数U1の値を1加算する(S603)。そして、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S604)。ここでは、第1始動口121の入賞なので、特別図柄抽選のための乱数値が取得される。このとき取得される乱数値は、S501の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により、後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。ここにいう乱数値としては、大当たり、小当たりまたははずれを決定する大当たり乱数値、大当たりの種類(大当たり遊技の終了後における時短状態か時短無状態、高確率状態と低確率状態、長当たり、短当たり)を決定する図柄乱数値(大当たり図柄乱数値)、図柄変動における変動パターンを特定するための変動パターン乱数値、はずれのときにリーチ有り演出をするか否かを決定するリーチ乱数値、等が含まれる。
On the other hand, when the hold number U1 is less than the upper limit value (Yes in S602), the
次に、遊技制御部200は、特別図柄の変動表示動作が保留されている(すなわち未抽選の)入賞球(保留球)に対して、抽選結果の予告演出を行うための事前判定処理を行う(S605)。この事前判定処理は、抽選結果の判定を図柄変動開始時ではなく始動口入賞時に(すなわちS605において)行うものである。なお、事前判定に基づく予告演出を行わない遊技機においては、この事前判定処理を省略する場合がある。
この後、遊技制御部200は、S603による保留数U1の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S606)、第1始動口121における入賞に対する処理を終了する。S605の事前判定処理が行われた場合は、保留数増加コマンドには、S605で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
Next, the
Thereafter, the
次に、第2始動口122における入賞に対する処理が行われる。図6を参照すると、次に遊技制御部200は、第2始動口122に遊技球が入賞して第2始動口スイッチ212がONとなったか否かを判断する(S607)。第2始動口スイッチ212がONとなったならば、次に遊技制御部200は、第2始動口122の入賞における未変動分の保留数U2が上限値未満か否かを判断する(S608)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数U2が上限値に達している場合は(S608でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。
Next, a process for winning in the
一方、保留数U2が上限値未満である場合(S608でYes)、次に遊技制御部200は、保留数U2の値を1加算する(S609)。そして、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S610)。ここでは、第2始動口122の入賞なので、上記のS604と同様に、特別図柄抽選のための乱数値(大当たり乱数値、大当たり図柄乱数値)、リーチ乱数値、変動パターン乱数値など)が取得される。このとき取得される乱数値は、S501の乱数更新処理で更新された値である。そして、この乱数値により後の特別図柄処理において特別図柄抽選の結果が確定される。
On the other hand, when the holding number U2 is less than the upper limit value (Yes in S608), the
次に、遊技制御部200は、特別図柄の変動表示動作が保留されている(すなわち未抽選の)入賞球(保留球)に対して、抽選結果の予告演出を行うための事前判定処理を行う(S611)。この事前判定処理の内容は、上記のS605と同様である。この事前判定処理も、事前判定に基づく予告演出を行わない遊技機においては、この事前判定処理を省略する場合がある。
この後、遊技制御部200は、S609による保留数U2の増加を演出制御部300に通知するための保留数増加コマンドをRAM203にセットし(S612)、第2始動口122における入賞に対する処理を終了する。S611の事前判定処理が行われた場合は、保留数増加コマンドには、S611で得られた事前判定の判定結果の情報が含まれる。
Next, the
Thereafter, the
〔遊技制御部でのゲートスイッチ処理〕
図7は、ゲート124を遊技球が通過した場合のゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(S701)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に遊技制御部200は、未変動分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(S702)。図7に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(S702でNo)、それ以上未変動分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
[Gate switch processing in game control unit]
FIG. 7 is a flowchart showing the contents of the gate switch process when a game ball passes through the gate 124.
In this gate switch process, the
一方、保留数Gが上限値未満である場合(S702でYes)、次に遊技制御部200は、保留数Gの値を1加算する(S703)。そして、遊技制御部200の乱数取得部231は、今回の入賞による抽選のための乱数値を取得し、RAM203に格納する(S704)。ここでは、ゲート124の入賞なので、普通図柄抽選のための乱数値(当たり乱数値など)が取得される。
On the other hand, when the number of reservations G is less than the upper limit value (Yes in S702), the
S704で乱数値が取得された後、遊技制御部200は、S703による保留数Gの増加を演出制御部300に通知するための保留数G増加コマンドをRAM203にセットし(S705)、ゲート124における入賞に対する処理を終了する。
After the random value is acquired in S704, the
〔遊技制御部での特別図柄処理〕
図8は、図5−3のS503に示した図柄処理のうちの特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203においてセットされるフラグの設定(以下、フラグ設定)において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S801)。ここで、当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりであることを識別するためにセットされるフラグである。当たりの種類に応じて、長当たり遊技フラグ、短当たり遊技フラグの何れかがセットされる。本実施の形態では、これらを総称して当たり遊技フラグと呼ぶ。
[Special symbol processing in game control unit]
FIG. 8 is a flowchart showing the contents of the special symbol processing in the symbol processing shown in S503 of FIG. 5-3.
In this special symbol process, the special symbol
当たり遊技フラグがONである場合、既にパチンコ遊技機100は大当たり中であるので、特別図柄変動を開始することなく特別図柄処理を終了する(S801でYes)。一方、当たり遊技フラグがOFFである場合(S801でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、パチンコ遊技機100の現在の状態が特別図柄変動中か否かを判断する(S802)。特別図柄変動中でない場合(S802でNo)、次に特別図柄変動制御部233は、特別図柄の未変動分の保留数U1、U2(図6参照)に関する処理を行う(S803〜S806)。本実施の形態では、第1始動口121の入賞に係る保留数U1と第2始動口122の入賞に係る保留数U2とを区別しているので、この処理も対応する始動口ごとに個別に行う。
When the winning game flag is ON, since the
具体的には、特別図柄変動制御部233は、まず第2始動口122の入賞に係る保留数U2が1以上か判断する(S803)。保留数U2が1以上である場合(S803でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U2の値を1減算する(S804)。一方、保留数U2=0である場合は(S803でNo)、特別図柄変動制御部233は、次に第1始動口121の入賞に係る保留数U1が1以上か判断する(S805)。保留数U1が1以上である場合(S805でYes)、特別図柄変動制御部233は、保留数U1の値を1減算する(S806)。一方、保留数U1=0である場合は(S805でNo)、特別図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、特別図柄変動を開始せず、別ルーチンの客待ち設定処理を実行して処理を終了する(S816)。
Specifically, the special symbol
S804またはS806で保留数U1または保留数U2を減算した後、特別図柄変動制御部233は、RAM203のフラグ設定においてセットされた客待ちフラグをOFFとする(S807)。客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためのフラグであり、客待ち設定処理(S816、図12参照)においてセットされる。
After subtracting the reserved number U1 or the reserved number U2 in S804 or S806, the special symbol
次に、特別図柄変動制御部233は、別ルーチンによる大当たり判定処理および変動パターン選択処理を実行する(S808、S809)。詳しくは後述するが、この大当たり判定処理および変動パターン選択処理によって、第1特別図柄表示器221に変動表示される特別図柄の変動用の設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)が決定される。なお、これらの情報は演出制御部300に送られる変動開始コマンドに含まれる。
Next, the special symbol
この後、特別図柄変動制御部233は、大当たり判定処理および変動パターン選択処理で決定された設定内容に基づき、図2に示す第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222により表示される特別図柄の変動を開始する(S810)。そして、この設定内容を示す設定情報(大当たり図柄、遊技状態、変動パターン等)を含んだ変動開始コマンドを生成し、RAM203にセットする(S811)。S811でセットされた変動開始コマンドは、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
Thereafter, the special symbol
S802で特別図柄変動中と判断された場合(S802でYes)、またはS811で変動開始コマンドがセットされた後、特別図柄変動制御部233は、変動時間を経過したか否かを判断する(S812)。すなわち、S810で特別図柄の変動を開始してからの経過時間がS809の変動パターン選択処理で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S812でNo)、特別図柄変動が継続されるので、そのまま特別図柄処理が終了する。
When it is determined in S802 that the special symbol is changing (Yes in S802), or after the change start command is set in S811, the special symbol
一方、変動時間を経過した場合(S812でYes)、特別図柄変動制御部233は、まず、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222における特別図柄の変動をS808の大当たり判定処理で決定された図柄で停止する(S813)。後述する装飾図柄を停止させるための変動停止コマンドをRAM203にセットする(S814)。そして、別ルーチンの停止中処理を実行する(S815)。停止中処理の内容については後述する。S814でセットされた変動停止コマンドは、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
On the other hand, when the variation time has elapsed (Yes in S812), the special symbol
〔遊技制御部による大当たり判定処理〕
図9は、大当たり判定処理(図8のS808)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数値の判定を行い(S901)、大当たりまたは小当たりしたか否かを判断する(S902、S905)。大当たりまたは小当たりしたか否かは、図6のS604またはS610で取得した大当たり乱数の値が、大当たりの当選値として設定された値または小当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図17(a)参照)。
[Big hit judgment processing by game control unit]
FIG. 9 is a flowchart showing the contents of the jackpot determination process (S808 in FIG. 8).
In this jackpot determination process, the special
S901の乱数判定の結果が大当たりだった場合(S902でYes)、次に特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数値の判定を行う(S903)。この判定の結果に応じて、大当たりの種類(高確率状態か低確率状態、時短状態か時短無状態、長当たり、短当たり)が決定される。何れの大当たりとなるかは、図6のS604またはS610で取得した大当たり図柄乱数の値が、大当たりの種類ごとに予め設定された値のうちの何れと一致したかによって決定される(図17(b)参照)。
If the result of the random number determination in S901 is a big hit (Yes in S902), then the special
以上の判定の後、特別図柄判定部234は、大当たり図柄乱数の判定により決定された大当たりの種類を表す図柄(大当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S904)。
After the above determination, the special
S901の乱数判定の結果が小当たりだった場合(S902でNo、S905でYes)、次に特別図柄判定部234は、小当たりであることを表す図柄(以下、小当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S906)。
If the result of the random number determination in S901 is a small hit (No in S902, Yes in S905), then the special
S901の乱数判定の結果が大当たりでも小当たりでもない場合(S902、S905でNo)、次に特別図柄判定部234は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(S907)。
If the result of the random number determination in S901 is neither big win nor small win (No in S902 and S905), then the special
〔遊技制御部による変動パターン選択処理〕
図10は、変動パターン選択処理(図8のS809)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、大当たり判定処理(図9)のS902の判断結果を用いて今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1001)。そして、大当たりだった場合(S1001でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1002)。
[Change pattern selection process by game control unit]
FIG. 10 is a flowchart showing the contents of the variation pattern selection process (S809 in FIG. 8).
In this variation pattern selection process, the variation
一方、大当たりしなかった場合(S1001でNo)、次に変動パターン選択部235は、遊技者に大当たりを期待させるためのいわゆるリーチ演出を行うか否かを決定するための乱数値の判定を行う(S1003)。リーチ演出を行うか否かは、図6のS604またはS610で取得したリーチ乱数の値が予め設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される(図17(c)参照)。
乱数値を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(S1004でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1005)。また、リーチ演出を行わない場合(S1004でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(S1006)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
On the other hand, if the jackpot has not been won (No in S1001), the variation
As a result of the determination using the random number value, when the reach effect is performed (Yes in S1004), the variation
Here, the variation pattern table is a table in which a plurality of variation patterns (
次に、変動パターン選択部235は、図6のS604またはS610で取得した変動パターン乱数値およびS1002、1005、1006でセットされた変動パターンテーブルを用いて、変動パターン乱数値の判定を行う(S1007)。すなわち、変動パターン選択部235は、RAM203にセットされた変動パターンテーブルを参照し、変動パターン乱数の乱数値に応じた変動パターンを選択する。したがって、同じ乱数値が取得された場合でも、特別図柄抽選の結果が、大当たりしたか否か、大当たりしていない場合はリーチ演出を行うか否か、といった状態の違いに応じて参照される変動パターンテーブルが異なるので、決定される変動パターンが異なる。
Next, the variation
この後、変動パターン選択部235は、S1007で選択した変動パターンを設定情報としてRAM203にセットする(S1008)。S1008でセットされた変動パターンの設定情報は、図8のS811でセットされる変動開始コマンドに含まれ、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。本実施の形態で選択される変動パターンおよびその設定の詳細については後述する。
Thereafter, the variation
〔遊技制御部による停止中処理〕
図11は、停止中処理(図8のS815)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において時短状態であることを示すフラグ(以下、時短フラグ)がONになっているか否かを調べる(S1101)。時短フラグがONである場合(S1101でYes)、遊技制御部200は、時短状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(S1102)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(S1103)。そして、抽選回数J=0であれば(S1103でYes)、時短フラグをOFFにする(S1104)。なお、時短フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
[Processing during stop by game control unit]
FIG. 11 is a flowchart showing the contents of the suspension process (S815 in FIG. 8).
In the stop process, the
時短フラグがOFFであった場合(S1101でNo)またはS1104で時短フラグをOFFにした後、あるいは抽選回数Jの値が0でない場合(S1103でNo)、次に遊技制御部200は、RAM203のフラグ設定において高確率状態であることを示すフラグ(以下、確変フラグ)がONになっているか否かを調べる(S1105)。なお、この確変フラグと先の時短フラグが共にONである場合は、高確率時短遊技状態であり、確変フラグがONであり時短フラグがOFFである場合は、高確率時短無遊技状態である。
If the time reduction flag is OFF (No in S1101), or after the time reduction flag is turned OFF in S1104, or if the value of the lottery count J is not 0 (No in S1103), the
確変フラグがONである場合(S1105でYes)、遊技制御部200は、高確率状態での抽選回数(変動回数)Xの値を1減算し(S1106)、抽選回数Xが0になったか否かを調べる(S1107)。そして、抽選回数X=0であれば(S1107でYes)、確変フラグをOFFにする(S1108)。なお、確変フラグをONにする操作と、抽選回数Xの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
When the probability variation flag is ON (Yes in S1105), the
確変フラグがOFFであった場合(S1105でNo)またはS1108で確変フラグをOFFにした後、あるいは抽選回数Xの値が0でない場合(S1107でNo)、次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(S1109)。そして、大当たりだった場合(S1109でYes)、次に遊技制御部200は、大当たりの種類が長当たりか否かを判断する(S1110)。
If the probability change flag is OFF (No in S1105), or after the probability change flag is turned OFF in S1108, or if the value of the lottery count X is not 0 (No in S1107), the
ここで、大当たりか否かの判断は、大当たり判定処理(図9)の判定結果に基づいて判断することができる。例えば、後述する図17(b)の図表に示す図柄の何れかがセットされているならば、S1109でYesである。大当たり判定処理によりRAM203に、はずれ図柄または小当たり図柄がセットされているならば、S1109でNoである。
Here, the determination of whether or not the jackpot is possible can be made based on the determination result of the jackpot determination process (FIG. 9). For example, if any of the symbols shown in the diagram of FIG. 17B to be described later is set, “Yes” is determined in S1109. If a lost symbol or a small bonus symbol is set in the
大当たりの種類が長当たりであった場合(S1110でYes)、遊技制御部200は、長当たり遊技フラグをONにする(S1111)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たりの種類が長当たりである大当たり遊技状態(長当たり遊技状態)となる。なお、ここでは長当たりにおいて、高確率状態か低確率状態かを区別していない。高確率状態となるか低確率状態となるかは、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で該当するフラグをONにすることによって特定される。
When the jackpot type is a long hit (Yes in S1110), the
大当たりの種類が長当たりでなかった場合(S1110でNo)、遊技制御部200は、短当たり遊技フラグをONにする(S1112)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が、大当たりの種類が短当たりである大当たり遊技状態(短当たり遊技状態)となる。長当たりの場合と同様、短当たりの場合も高確率状態か低確率状態かを区別していない。
If the jackpot type is not long hit (No in S1110), the
S1111またはS1112で当たり遊技フラグをONにした後、遊技制御部200は、抽選回数J、Xの値を初期化する(S1113)。また、遊技制御部200は、S1101において時短フラグがONであって、S1103において抽選回数Jが0でなかった場合に、時短フラグをOFFにする(S1114)。同様に、S1105において確変フラグがONであって、S1107において抽選回数Xが0でなかった場合に、確変フラグをOFFにする(S1114)。
After turning on the winning game flag in S1111 or S1112, the
一方、今回の特別図柄抽選の結果が大当たりでなかった場合(S1109でNo)、次に遊技制御部200は、今回の特別図柄抽選の結果が小当たりであったか否かを判断する(S1115)。小当たりでなかった場合は(S1115でNo)、停止中処理を終了する。
一方、小当たりであった場合(S1115でYes)、遊技制御部200は、小当たり遊技を開始する(S1116)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が小当たり遊技状態となる。なお、小当たり遊技では、前述したように、大入賞口125を所定回数開閉し、所定時間経過後に終了する。
On the other hand, when the result of the special symbol lottery this time is not a big hit (No in S1109), the
On the other hand, when it is a small hit (Yes in S1115), the
S1113で抽選回数J、Xの値を初期化した後、遊技制御部200は、オープニング動作を開始する(S1117)。ここで、オープニング動作の内容は、S1111、S1112の何れで当たり遊技フラグがONとなったかに応じて異なる。すなわち、当たり遊技フラグの状態に応じて、長当たり遊技、短当たり遊技の各遊技状態において設定されたオープニング動作の何れかが行われることとなる。
この後、遊技制御部200は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(S1118)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
After initializing the values of the lottery times J and X in S1113, the
Thereafter, the
〔遊技制御部による客待ち設定処理〕
図12は、客待ち設定処理(図8のS816)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200は、まず、RAM203のフラグ設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(S1201)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
[Customer waiting setting process by game control unit]
FIG. 12 is a flowchart showing the contents of the customer waiting setting process (S816 in FIG. 8).
In this customer waiting setting process, the
客待ちフラグがONである場合、パチンコ遊技機100は客待ち状態であるので、そのまま処理を終了する(S1201でYes)。一方、客待ちフラグがOFFである場合、遊技制御部200は、客待ちコマンドを生成してRAM203にセットし(S1202)、客待ちフラグをONにする(S1203)。S1202でセットされた客待ちコマンドは、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。なお、客待ちフラグとは、特別図柄の変動が停止して、保留が無い状態でセットされるものである。
If the customer waiting flag is ON, the
〔遊技制御部による普通図柄処理〕
図13は、図5−3のS503に示した図柄処理のうちの普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄変動制御部236は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1301)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合にセットされるフラグである。補助遊技フラグが設定されている状態は、電動チューリップ123が後述の電動チューリップ処理(図16)にしたがって開放され、第2始動口122に入賞し易い状態である(補助遊技状態)。
[Normal symbol processing by game control unit]
FIG. 13 is a flowchart showing the contents of the normal symbol processing in the symbol processing shown in S503 of FIG. 5-3.
In this normal symbol process, the normal symbol
補助遊技フラグがONである場合、既に補助遊技状態となっており、普通図柄が停止している状態なので、普通図柄変動を開始することなく普通図柄処理を終了する(S1301でYes)。一方、補助遊技フラグがOFFである場合(S1301でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、パチンコ遊技機100の現在の状態が普通図柄変動中か否かを判断する(S1302)。普通図柄変動中でない場合(S1302でNo)、次に普通図柄変動制御部236は、普通図柄の未変動分の保留数G(図7参照)が1以上か判断する(S1303)。保留数G=0である場合は(S1303でNo)、普通図柄の抽選を始動するための入賞が無いことを意味するため、普通図柄変動を開始せずに処理を終了する。
When the auxiliary game flag is ON, since the auxiliary game state has already been reached and the normal symbol is stopped, the normal symbol process is terminated without starting the normal symbol variation (Yes in S1301). On the other hand, if the auxiliary game flag is OFF (No in S1301), then the normal symbol
これに対し、保留数Gが1以上である場合(S1303でYes)、普通図柄変動制御部236は、保留数Gの値を1減算し(S1304)、今回の普通図柄抽選における当たり乱数の判定を行って、普通図柄抽選に当選したか否かを判断する(S1305)。当選したか否かは、図7のS704で取得した当たり乱数の値が、後述する図17(d)に示すテーブル等において当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される。
On the other hand, when the reserved number G is 1 or more (Yes in S1303), the normal symbol
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄抽選の結果に応じて普通図柄の設定を行う(S1306)。すなわち、普通図柄抽選に当選した場合は、当選したことを表す図柄(以下、当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。一方、普通図柄抽選に当選しなかった場合は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする。
Next, the normal symbol
次に、普通図柄変動制御部236は、普通図柄の変動時間の設定を行う(S1307)。この変動時間は、図11におけるS1104、S1114、後述の図15におけるS1504、S1507等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。すなわち、S1307による設定の際に時短フラグがONである場合は、短時間(例えば1.5秒)に設定され、時短フラグがOFFである場合は、長時間(例えば4.0秒)に設定される。この設定の後、普通図柄変動制御部236は、S1307の設定内容に基づき、図2(a)および図3に示す普通図柄表示器223における普通図柄の変動を開始する(S1308)。
Next, the normal symbol
S1308で普通図柄の変動を開始した後、またはS1302で普通図柄変動中と判断された場合(S1302でYes)、普通図柄変動制御部236は、変動時間を経過したか否かを判断する(S1309)。すなわち、S1308で普通図柄の変動を開始してからの経過時間がS1307で設定された変動時間に達したか否かが判断される。変動時間を経過していなければ(S1309でNo)、普通図柄変動が継続されるので、そのまま普通図柄処理が終了する。
After starting the change of the normal symbol in S1308 or when it is determined that the normal symbol is changing in S1302 (Yes in S1302), the normal symbol
一方、変動時間が終了した場合(S1309でYes)、普通図柄変動制御部236は、普通図柄表示器223における普通図柄の変動を停止する(S1310)。そして、普通図柄変動制御部236は、停止した普通図柄に基づき普通図柄抽選に当選したか否かを判断する(S1311)。当選したならば(S1311でYes)、補助遊技フラグをONにする(S1312)。一方、抽選にはずれたならば(S1311でNo)、補助遊技フラグをONにすること無く普通図柄処理を終了する。
On the other hand, when the fluctuation time is over (Yes in S1309), the normal symbol
〔遊技制御部による大入賞口処理〕
図14は、図5−3のS504に示した電動役物処理のうちの大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部237は、まず、RAM203のフラグ設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1401)。当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(S1401でNo)。一方、当たり遊技フラグがONである場合(S1401でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図11)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(S1402)。
[Large winning mouth processing by game control unit]
FIG. 14 is a flowchart showing the contents of the big prize opening process in the electric accessory process shown in S504 of FIG. 5-3.
In this special winning opening process, the special winning opening
パチンコ遊技機100がオープニング中である場合(S1402でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、予め設定されたオープニング動作が行われるべき時間(オープニング時間)を経過したか否かを判断する(S1403)。オープニング時間を経過していないならば、大入賞口125でのオープニング動作が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1403でNo)。一方、オープニング時間を経過したならば(S1403でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動設定を行い(S1404)、入賞個数Cを初期化(C=0)し(S1405)、大入賞口125の作動のラウンド数Rの値を現在の値から1加算して(S1406)、大入賞口125を作動開始(開放)する(S1407)。
When the
S1404の作動設定では、大入賞口125の作動パターンと、その作動パターンで作動させるラウンド数(作動ラウンド数)とが設定される。大入賞口125が作動する場合としては、特別図柄抽選で、長当たりまたは短当たりの大当たりであった場合と、小当たりであった場合がある。作動パターンおよびラウンド数は、これらの当たりの種類に応じて様々に設定される。一例としては、長当たりの場合、例えば、15ラウンド(15R)作動させ、1ラウンドでは29.5秒の開放を1回行う。短当たりの場合、例えば、15ラウンド(15R)作動させ、1ラウンドでは0.1秒の開放を1回行う。小当たりの場合、例えば、1ラウンド(1R)作動させ、この1ラウンドで0.1秒の開放を15回行う。ここで、短当たりでの作動と小当たりでの作動を上記の例で比較すると、共に0.1秒の開放が15回行われることとなる。すなわち、遊技者から見える大入賞口125の動作は、短当たりの場合と小当たりの場合とで同じであり、遊技盤110上の大入賞口125の動作のみから短当たりと小当たりとを区別することはできない。
In the operation setting of S1404, the operation pattern of the special winning
また、別の例としては、長当たりでは、15ラウンド(15R)作動させ、1ラウンドでは29.5秒の開放を1回行い、短当たりでは、2ラウンド(2R)作動させ、1ラウンドでは0.9秒の開放を2回行い、小当たりでは、1ラウンド(1R)作動させ、この1ラウンドで0.9秒の開放を2回行う。この場合も、短当たりでの作動と小当たりでの作動を比較すると、共に0.9秒の開放が2回行われることとなり、遊技者から見える大入賞口125の動作は、短当たりの場合と小当たりの場合とで同様となる。
As another example, 15 rounds (15R) are activated per long, 29.5 seconds are released once per round, 2 rounds (2R) are activated per short, and 0 are rounded per round. .9 seconds are opened twice, and with a small hit, one round (1R) is operated, and 0.9 seconds is opened twice in this round. In this case as well, when the operation with short hits and the operation with small hits are compared, both 0.9 seconds are released twice, and the action of the
なお、小当たりの際には、大入賞口125の開放累積時間が1.8秒以内に設定されなければならないことが法令により定められている。一方で、大当たり(長当たりまたは短当たり)の際には、大入賞口125を複数回連続開放させなければならない。そこで、上記のように小当たりでの作動と短当たりでの作動を外見上区別し難くしようとする場合、小当たりでは、1作動での開放累積時間が1.8秒以内を満たす範囲で、大入賞口125が2回以上開放する作動形態が設定され、短当たりでは、小当たりの開放回数と同数のラウンド数が設定される。
The law stipulates that the cumulative opening time of the special winning
次に、大入賞口動作制御部237は、S1404で設定された作動パターンにおける開放時間を経過したか否かを判断する(S1408)。大入賞口125での開放状態が開放時間を経過していない場合(S1408でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125への入賞個数Cが規定の個数(例えば9個)以上か否かを判断する(S1409)。開放時間を経過しておらず、かつ入賞個数Cが規定個数未満である場合は、大入賞口125の作動状態(開放状態)が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1409でNo)。一方、開放時間を経過したか(S1408でYes)、または入賞個数Cが規定個数に達した場合(S1409でYes)、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125を作動終了(閉口)する(S1410)。
Next, the special winning opening
次に、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動のラウンド数RがS1404で設定された最大値に達したか否かを判断する(S1411)。そして、最大値に達していないならば、残りの作動が行われるため、大入賞口処理を終了する(S1411でNo)。
Next, the special winning opening
大入賞口125の作動のラウンド数Rが最大値に達したならば(S1411でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング動作を開始する(S1412)。ここで、エンディング動作の内容は、長当たり遊技、短当たり遊技の各遊技状態において設定されたエンディング動作のうち、当たり遊技フラグの状態に対応するものとなる。
この後、大入賞口動作制御部237は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(S1413)。このエンディングコマンドは、図5−3のS506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
If the number of rounds R of the operation of the special winning
Thereafter, the special winning opening
次に、大入賞口動作制御部237は、大入賞口125の作動のラウンド数Rを0にリセットした後(S1414)、エンディング動作の開始からの経過時間が予め設定されたエンディング動作が行われるべき時間(エンディング時間)を経過したか否かを判断する(S1417)。エンディング時間を経過していないならば、エンディング動作が継続されるので、大入賞口処理を終了する(S1417でNo)。一方、エンディング時間を経過したならば(S1417でYes)、次に大入賞口動作制御部237は、遊技制御部200による遊技状態設定処理を経た後(S1418)、当たり遊技フラグをOFFにして、大入賞口処理を終了する(S1419)。遊技状態設定処理の内容については後述する。
Next, the special winning opening
S1402で、パチンコ遊技機100がオープニング中ではないと判断した場合(S1402でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、エンディング中か否かを判断する(S1415)。そして、エンディング中であるならば(S1415でYes)、上記S1417以降の動作を実行する。
If it is determined in S1402 that the
一方、パチンコ遊技機100がエンディング中でもないならば(S1415でNo)、次に大入賞口動作制御部237は、大入賞口125が作動(開放)中か否かを判断する(S1416)。そして、作動中でないならば(S1416でNo)、上記S1405以降の動作を実行し、作動中であるならば(S1416でYes)、上記S1408以降の動作を実行する。
なお、前述した小当たり遊技で行われる演出は、短当たり遊技で行われる演出と同様であり、演出から短当たりと小当たりとを区別することはできない。
On the other hand, if the
The effect performed in the small hit game described above is the same as the effect performed in the short hit game, and it is not possible to distinguish short hit and small hit from the effect.
〔遊技状態設定処理〕
エンディング時間が経過した場合(S1417でYes)に実行される、遊技制御部200による遊技状態設定処理(S1418)の内容を図15に示す。
遊技状態設定処理が行われる場合、前提として、図14のS1401で当たり遊技フラグがONとなっている。そこで、図15に示すように、遊技制御部200は、まず、その当たりの種類を判断する(S1501、S1502、S1503、S1506)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図9)でRAM203に設定情報としてセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図9)のS902、S903、S905と概ね同様であるので、S902、S903、S905の判断結果を用いても良い。
[Game state setting process]
FIG. 15 shows the contents of the game state setting process (S1418) performed by the
When the game state setting process is performed, as a premise, the winning game flag is set to ON in S1401 of FIG. Therefore, as shown in FIG. 15, the
小当たりである場合(S1501でYes)、遊技状態(パチンコ遊技機100の内部状態)は変更しないので、遊技状態設定処理を終了する。
当たりの種類が低確率時短遊技状態の大当たりである場合(S1501でNo、S1502、S1503でYes)、遊技制御部200は、時短フラグをONにする(S1504)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が低確率時短遊技状態となる。また、遊技制御部200は、抽選回数Jの初期値を設定し(S1505)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Jの初期値は、図示の例では100回である。したがって、低確率時短遊技状態における抽選が100回行われたならば、低確率時短遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
If it is a small hit (Yes in S1501), the gaming state (internal state of the pachinko gaming machine 100) is not changed, so the gaming state setting process is terminated.
When the winning type is a big hit with a low probability short game state (No in S1501, Yes in S1502 and S1503), the
一方、当たりの種類が低確率時短無遊技状態の大当たりである場合(S1501でNo、1502でYes、S1503でNo)、遊技制御部200は、時短フラグ、確変フラグともONにせずに処理を終了する。したがって、この大当たりの後の遊技に対するRAM203の遊技状態の設定は、低確率時短無遊技状態となる。
On the other hand, if the winning type is a big hit in the low probability short-time no-game state (No in S1501, Yes in 1502, No in S1503), the
当たりの種類が高確率時短遊技状態の大当たりである場合(S1501、S1502でNo、S1506でYes)、遊技制御部200は、時短フラグをONにし(S1507)、抽選回数Jの初期値を設定する(S1508)。この場合の抽選回数Jの初期値は、図示の例では10000回である。また、遊技制御部200は、確変フラグをONにし(S1509)、抽選回数Xの初期値を設定する(S1510)。抽選回数Xの初期値は、図示の例では10000回である。これにより、RAM203の遊技状態の設定が高確率時短遊技状態となる。そして、この高確率時短遊技状態における抽選が10000回行われたならば、高確率時短遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
When the winning type is a big hit in the short probability gaming state with a high probability (No in S1501, S1502, Yes in S1506), the
一方、当たりの種類が高確率時短無遊技状態の大当たりである場合(S1501、S1502、S1506でNo)、遊技制御部200は、確変フラグのみをONにし(S1509)、抽選回数Xの初期値(10000回)を設定する(S1510)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が高確率時短無遊技状態となる。そして、この高確率時短無遊技状態における抽選が10000回行われたならば、高確率時短無遊技状態が終了し、低確率時短無遊技状態となる。
On the other hand, when the winning type is a big hit in the high probability short-time no-game state (No in S1501, S1502, and S1506), the
〔遊技制御部による電動チューリップ処理〕
図16は、図5−3のS504に示した電動役物処理のうちの電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部238は、まず、RAM203のフラグ設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(S1601)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(S1601でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(S1601でYes)、次に電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(S1602)。
[Electric tulip processing by game control unit]
FIG. 16 is a flowchart showing the contents of the electric tulip process in the electric accessory process shown in S504 of FIG. 5-3.
In the electric tulip process, the electric tulip
電動チューリップ123が作動中でない場合(S1602でNo)、電動チューリップ動作制御部238は、電動チューリップ123の作動パターンの設定を行い(S1603)、設定した作動パターンで電動チューリップ123を作動させる(S1604)。ここで、作動パターンは、図11におけるS1104、S1114、図15におけるS1504、S1507等の処理で設定される時短フラグに基づいて設定される。例えば、S1603による設定の際に時短フラグがOFFである場合は、0.15秒の開放時間で1回開放する作動パターンが設定され、時短フラグがONである場合は、1.80秒の開放時間で3回開放する作動パターンが設定される。このように、通常、時短フラグがONであるとき(時短状態のとき)は、電動チューリップ123が長時間、複数回開放され、第2始動口122に入賞し易くなる入賞サポート(電チューサポート)が行われる。
When the
S1602で電動チューリップ123が作動中と判断された場合(S1602でYes)、またはS1604で電動チューリップ123を作動させた後、電動チューリップ動作制御部238は、設定されている作動パターンにおける開放時間が経過したか否かを判断する(S1605)。開放時間を経過していなければ、電動チューリップ123の作動状態(開放状態)が継続されるので、電動チューリップ処理を終了する(S1605でNo)。一方、開放時間を経過したならば(S1605でYes)、電動チューリップ動作制御部238は、補助遊技フラグをOFFとして、電動チューリップ処理を終了する(S1606)。
When it is determined in S1602 that the
〔乱数による判定の手法〕
ここで、大当たり判定処理(図9)、変動パターン選択処理(図10)、普通図柄処理(図13)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図17は、本実施の形態において特別図柄抽選および普通図柄抽選で用いられる乱数(判定テーブル)の構成例を示す図である。
図17(a)には特別図柄抽選で用いられる大当たり乱数の構成例、図17(b)には特別図柄抽選で用いられる大当たり図柄乱数の構成例、図17(c)には特別図柄抽選で用いられるリーチ乱数の構成例、図17(d)には普通図柄抽選で用いられる当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
[Random number judgment method]
Here, a determination method using random numbers performed in the jackpot determination process (FIG. 9), the variation pattern selection process (FIG. 10), the normal symbol process (FIG. 13), and the like will be described in detail.
FIG. 17 is a diagram illustrating a configuration example of a random number (determination table) used in the special symbol lottery and the normal symbol lottery in the present embodiment.
FIG. 17A shows a configuration example of a jackpot random number used in the special symbol lottery, FIG. 17B shows a configuration example of the jackpot random number used in the special symbol lottery, and FIG. 17C shows a special symbol lottery. A configuration example of reach random numbers used, and FIG. 17 (d) each show a configuration example of hit random numbers used in normal symbol lottery.
図17(a)を参照すると、大当たり乱数の判定値として、大当たり判定時のパチンコ遊技機100の遊技状態が低確率状態の場合の大当たりと大当たり判定時の遊技状態が高確率状態の場合の大当たりの2種類と、小当たりとが設定されている。乱数(大当たり乱数)の値の範囲は、何れも0〜299の300個である。低確率状態の特別図柄抽選(大当たり抽選)の場合、当選値は1つだけが設定され、当選確率は1/300である。また高確率状態の特別図柄抽選の場合、当選値は10個設定され、当選確率は10/300(=1/30)である。すなわち図示の例では、高確率状態で始動口121、122に入賞し特別図柄抽選が行われると、低確率状態で特別図柄抽選が行われる場合に比べて、当選確率が10倍となる。また、小当たりの当選値は、低確率状態か高確率状態かに関わらず3個設定され、当選確率は3/300(=1/100)である。
Referring to FIG. 17 (a), as the jackpot random number determination value, the jackpot when the gaming state of the
図17(b)を参照すると、大当たり図柄には、低確率図柄A、低確率図柄B、高確率図柄A、高確率図柄B、潜確図柄の5種類が用意されている。ここで、低確率図柄Aおよび低確率図柄Bは、低確率状態の大当たりであることを表す図柄であり、このうち低確率図柄Aは長当たり(低確率時短遊技状態)、低確率図柄Bは短当たり(低確率時短無遊技状態)をそれぞれ表す。高確率図柄Aおよび高確率図柄Bは、高確率状態の大当たりであることを表す図柄であり、このうち高確率図柄Aは長当たり(高確率時短遊技状態)、高確率図柄Bは短当たり(高確率時短無遊技状態)をそれぞれ表す。潜確図柄は、高確率時短無遊技状態の大当たりであることを表す図柄である。したがって、高確率図柄Bと潜確図柄とは大当たり遊技後の遊技状態が同じであるが、潜確図柄は、高確率状態であることを遊技者に明確に報知しない潜伏演出を行う条件とするために高確率図柄Bとは分けて設けられている。乱数の値の範囲は0〜249の250個である。また、大当たり図柄乱数では、特別図柄抽選が行われる契機となる第1始動口121と第2始動口122の各々について当選値が設定される。
Referring to FIG. 17 (b), five types of jackpot symbols are prepared: low probability symbol A, low probability symbol B, high probability symbol A, high probability symbol B, and latent symbol symbol. Here, the low-probability symbol A and the low-probability symbol B are symbols indicating that the low-probability state is a big hit. Of these, the low-probability symbol A is a long win (low-probability short-time gaming state), and the low-probability symbol B is Represents each short hit (low probability, short no-game state). The high-probability symbol A and the high-probability symbol B are symbols representing a jackpot of a high-probability state. Among these symbols, the high-probability symbol A is a long win (high-probability short-time gaming state), and the high-probability symbol B is a short-hit ( High probability short-time non-game state). The latent symbol is a symbol representing that it is a big hit in a high probability short-time no-game state. Therefore, the high probability symbol B and the latent probability symbol have the same gaming state after the jackpot game, but the latent probability symbol is a condition for performing a latent effect that does not clearly notify the player that the probability state is high. Therefore, it is provided separately from the high probability symbol B. The range of random number values is 250 from 0 to 249. In addition, in the jackpot symbol random number, a winning value is set for each of the
低確率図柄Aでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として35個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に低確率図柄Aでの当選となる確率は、35/250(=7/50)である。
低確率図柄Bでは、第1始動口121および第2始動口122ともに、当選値として15個の値が割り当てられている。したがって、大当たりに当選した場合に低確率図柄Bでの当選となる確率は、15/250(=3/50)である。
In the low probability pattern A, 35 values are assigned as winning values in both the
In the low probability symbol B, 15 values are assigned as winning values for both the
高確率図柄Aでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Aでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として175個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Aでの当選となる確率は、175/250(=7/10)である。
In the high probability symbol A, 25 values are assigned as winning values when winning in the
On the other hand, 175 values are assigned as winning values when winning at the
高確率図柄Bでは、第1始動口121に入賞した場合の当選値として75個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Bでの当選となる確率は、75/250(=3/10)である。
一方、第2始動口122に入賞した場合の当選値として25個の値が割り当てられている。したがって、第2始動口122に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に高確率図柄Bでの当選となる確率は、25/250(=1/10)である。
In the high probability symbol B, 75 values are assigned as winning values when winning in the
On the other hand, 25 values are assigned as winning values when winning at the
潜確図柄では、第1始動口121に入賞した場合の当選値として100個の値が割り当てられている。したがって、第1始動口121に入賞したことによって開始された特別図柄抽選において大当たりに当選した場合に潜確図柄での当選となる確率は、100/250(=2/5)である。
一方、第2始動口122には潜確図柄での当選値が割り当てられておらず、第2始動口122に入賞した場合に潜確図柄での当選となることはない。
In the latent symbol, 100 values are assigned as winning values when winning at the
On the other hand, the winning value in the latent symbol is not assigned to the
以上のように、図17(b)に示す例では、第1始動口121に入賞した場合の大当たりは、高確率時短無遊技状態の大当たり(高確率図柄B、潜確図柄)となる確率が高く、第2始動口122に入賞した場合の大当たりは、高確率時短遊技状態の大当たり(高確率図柄A)となる確率が高い。このように、第1始動口121に入賞した場合と第2始動口122に入賞した場合における大当たりの種類の当選確率を相違させることにより、様々な遊技性を持たせることができる。また、遊技盤110における第1始動口121と第2始動口122の配置を工夫し、特定の状態(モード)では第1始動口121と第2始動口122の何れか一方を狙い易くなるように構成することによって、遊技者にさらに積極的な遊技への参加を促すことも可能である。
As described above, in the example shown in FIG. 17B, the jackpot when winning the
次に、リーチ乱数の判定について説明する。
図17(c)を参照すると、乱数の値の範囲は0〜249の250個であり、リーチ演出を行う抽選結果(リーチ有)に22個の乱数値が割り当てられ、リーチ演出を行わない抽選結果(リーチ無)に228個の乱数値が割り当てられている。すなわち図示の例では、特別図柄抽選で大当たりしなかった場合に、22/250(=11/125)の確率でリーチ演出が行われる。
Next, the determination of reach random numbers will be described.
Referring to FIG. 17 (c), the range of random number values is 250 from 0 to 249, and 22 random numbers are assigned to the lottery result (with reach) for performing the reach effect, and the reach effect is not performed. 228 random numbers are assigned to the result (no reach). In other words, in the illustrated example, when a special symbol lottery is not won, a reach effect is performed with a probability of 22/250 (= 11/125).
なお、リーチ乱数によって決定されるリーチ有り演出、リーチ無し演出というのは、画像表示部114において行われる演出の態様を示すものである。すなわち、特別図柄の変動表示中には、例えば1〜9の数字が縦方向に連続して記された数列からなる図柄が三列表示されており、特別図柄の変動表示が開始されるのと同時に、これら図柄がスクロールを開始する。
そして、リーチ有り演出においては、スクロールの開始後、所定時間経過後にスクロールが停止して各図柄を停止表示する際に、まず、いずれか2つの図柄(数列)が先に停止する。このとき、横または斜めにわたる一直線上に同一の数字が停止表示するとともに、最後の一列がスクロール速度を徐々に遅くして、一直線上に同一の数字が3つ揃うのではないかという期待感を遊技者に与える。このようなリーチ有り演出のなかには、最後の1列のスクロールが停止する前に、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりするいわゆるスーパーリーチ演出が含まれている。一方、リーチ無し演出は、リーチ有り演出とは異なり、遊技者に期待感を与えるような演出がなされることなく、横または斜めにわたる一直線上に同一の数字が揃わない状態で図柄が停止表示するものである。
このように、リーチ乱数は、大当たり乱数の判定の結果がハズレであった場合に、画像表示部114においてリーチ有り演出を行うか、リーチ無し演出を行うかを決定するためのもので、所定の確率でリーチ有り演出が出現するようにして、遊技者に対して適度に期待感を与えるようにしている。
付言すると、大当たりに当選した場合には、リーチ有り演出が必ず行われ、最終的に横または斜めにわたる一直線上に、同一の数字が揃った状態で装飾図柄が停止表示する。これに対して、小当たりに当選した場合やハズレの場合のリーチ有り演出は、上記一直線上に、同一の数字が揃わない状態で装飾図柄が停止表示する。
It should be noted that the effect with reach and the effect without reach determined by the reach random number indicate the mode of effect performed in the
Then, in the effect with reach, when the scrolling is stopped and the symbols are stopped and displayed after elapse of a predetermined time after the start of the scrolling, any two symbols (sequences) are stopped first. At this time, the same numbers stop and display on a straight line that extends horizontally or diagonally, and the last line gradually decreases the scrolling speed, and there is a sense of expectation that three identical numbers will be aligned on the straight line. Give to the player. Such an effect with reach includes a so-called super reach effect in which various characters appear or a story develops before the last line of scrolling stops. On the other hand, unlike the effect with reach, the effect without reach does not produce an effect that gives the player a sense of expectation, and the symbols stop and display in a state where the same numbers are not aligned on a straight line extending horizontally or diagonally. Is.
As described above, the reach random number is used to determine whether to perform an effect with reach or an effect without reach in the
In addition, when a big win is won, a reachable effect is always performed, and finally the decorative symbols are stopped and displayed in a state where the same numbers are aligned on a straight line extending horizontally or diagonally. On the other hand, in the case of winning with a small win or loss, the decorative symbols are stopped and displayed in a state where the same numbers are not aligned on the straight line.
次に、普通図柄抽選に用いられる当たり乱数の判定について説明する。
図17(d)を参照すると、乱数の値の範囲は0〜9の10個であり、時短フラグOFFのときの当選値として1個の値が割り当てられ、時短フラグONのときの当選値として9個の値が割り当てられている。したがって、時短無状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選(開閉抽選)が行われると、1/10の確率で当選する。これに対し、時短状態のときにゲート124を遊技球が通過して普通図柄抽選(開閉抽選)が行われると、9/10の確率で当選する。
Next, the determination of the winning random number used for the normal symbol lottery will be described.
Referring to FIG. 17D, the range of the random number value is 10 from 0 to 9, and one value is assigned as the winning value when the time-short flag is OFF, and as the winning value when the time-short flag is ON. Nine values are assigned. Therefore, when the game ball passes through the gate 124 and the normal symbol lottery (open / close lottery) is performed in the timeless state, the player wins with a probability of 1/10. On the other hand, if the game ball passes through the gate 124 and the normal symbol lottery (open / close lottery) is performed in the short-time state, the player wins with a probability of 9/10.
各種の抽選に用いられる判定情報としての乱数値は、所定の初期値から始まって、図5−3に示す乱数更新処理(S501)が行われるたびに1ずつ加算される。そして、各抽選が行われた時点の値が始動口スイッチ処理(図6)およびゲートスイッチ処理(図7)で取得され、特別図柄処理(図8)や普通図柄処理(図13)で使用される。なお、この乱数値のカウンタは無限ループカウンタであり、設定されている乱数の最大値(例えば図17(a)に示した大当たり乱数では299)に達した後は再び0に戻る。また、乱数更新処理は一定時間ごとに行われるため、各乱数の初期値が特定されてしまうと、これらの情報に基づいて当選値が推定される恐れがある。そこで、一般に、適当なタイミングで各乱数の初期値をランダムに変更する仕組みが導入されている。
なお、図17の各乱数の構成例に示した乱数の範囲、当選値の割合、当選値の各値は例示に過ぎず、図示の値に限定されるものではない。
A random value as determination information used for various types of lottery starts from a predetermined initial value and is incremented by one each time the random number update process (S501) shown in FIG. 5-3 is performed. Then, the values at the time each lottery is performed are acquired by the start opening switch process (FIG. 6) and the gate switch process (FIG. 7), and used in the special symbol process (FIG. 8) and the normal symbol process (FIG. 13). The Note that this random value counter is an infinite loop counter, and returns to 0 again after reaching the maximum value of the set random number (for example, 299 for the jackpot random number shown in FIG. 17A). In addition, since the random number update process is performed at regular intervals, if the initial value of each random number is specified, the winning value may be estimated based on such information. Therefore, in general, a mechanism for randomly changing the initial value of each random number at an appropriate timing has been introduced.
Note that the random number range, winning value ratio, and winning value shown in the configuration example of each random number in FIG. 17 are merely examples, and are not limited to the illustrated values.
〔変動パターンの設定例〕
次に、図10に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンの設定例について説明する。
図18は、図10に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンの設定例を示す図である。
図18に示す例では、特別図柄抽選の判定結果が大当たりであった場合(図10のS1001でYesの場合)の変動パターンとして、3種類の変動パターンA〜Cが設定されている。また、特別図柄抽選の判定結果がはずれ(図10のS1001でNoの場合)であった場合の変動パターンとして、6種類の変動パターンD〜Iが設定されている。変動時間は、変動パターンAが90秒、変動パターンBが60秒、変動パターンCが30秒、変動パターンDが60秒、変動パターンEが30秒、変動パターンFが15秒、変動パターンGが13秒、変動パターンHが7秒、変動パターンIが3秒にそれぞれ設定されている。すなわち、特別図柄の変動パターンは、特別図柄抽選における判定結果および特別図柄の変動時間を定める。
[Setting example of fluctuation pattern]
Next, an example of setting a variation pattern used in the variation pattern selection process shown in FIG. 10 will be described.
FIG. 18 is a diagram illustrating a setting example of the variation pattern used in the variation pattern selection process illustrated in FIG.
In the example illustrated in FIG. 18, three types of variation patterns A to C are set as variation patterns when the determination result of the special symbol lottery is a big hit (in the case of Yes in S1001 in FIG. 10). In addition, six types of variation patterns D to I are set as variation patterns when the determination result of the special symbol lottery is out of place (in the case of No in S1001 in FIG. 10). The fluctuation time is 90 seconds for the fluctuation pattern A, 60 seconds for the fluctuation pattern B, 30 seconds for the fluctuation pattern C, 60 seconds for the fluctuation pattern D, 30 seconds for the fluctuation pattern E, 15 seconds for the fluctuation pattern F, and 15 seconds for the fluctuation pattern G. 13 seconds, the fluctuation pattern H is set to 7 seconds, and the fluctuation pattern I is set to 3 seconds. That is, the variation pattern of the special symbol determines the determination result in the special symbol lottery and the variation time of the special symbol.
また、変動パターンD〜Fは、リーチ演出が行われる場合(図10のS1004でYesの場合)に選択される変動パターンであり、変動パターンG〜Iは、リーチ演出が行われない場合(図10のS1004でNoの場合)に選択される変動パターンとして設定されている。なお、特別図柄抽選の判定結果が大当たりのときには必ずリーチ演出を行うように構成しているため、変動パターンA〜Cが選択される場合においてリーチ演出の有無は参照されない。 The variation patterns D to F are variation patterns selected when the reach effect is performed (in the case of Yes in S1004 in FIG. 10), and the variation patterns G to I are when the reach effect is not performed (FIG. 10 in the case of No in S1004). Since the reach effect is always performed when the determination result of the special symbol lottery is a big hit, the presence or absence of the reach effect is not referred to when the variation patterns A to C are selected.
さらに、変動パターンG〜Iのうち、変動パターンGは保留数が0個であるとき、変動パターンHは保留数が1個または2個であるとき、変動パターンIは保留数が3個または4個であるときにそれぞれ選択される変動パターンとして設定されている。すなわち、特別図柄抽選における判定の保留数が多いほど、特別図柄変動の平均時間が短くなるように設定されている。 Further, among the variation patterns G to I, when the variation pattern G has a holding number of 0, when the variation pattern H has one or two holding numbers, the variation pattern I has a holding number of three or four. It is set as a variation pattern to be selected for each of the individual patterns. That is, the average time of the special symbol variation is set to be shorter as the number of pending determinations in the special symbol lottery is larger.
遊技制御部200は、遊技球が始動口121、122に入賞した際に取得した変動パターン乱数値(図6のS604、S610参照)と、図18の設定例に示す判定結果、リーチ演出の有無、保留数等の条件とに基づいて特別図柄の変動パターンを決定する。そして、決定された特別図柄の変動パターンの情報は、変動開始コマンドに含まれて、遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。演出制御部300では、後述するように、特別図柄変動時の演出として、変動開始コマンドに含まれる変動パターンの情報に基づいて特定される変動時間に対応する(その変動時間で実行可能な)演出が選択されて実行される。
The
なお、図示はしていないが、特別図柄抽選の判定結果が大当たりであった場合に選択される変動パターンA〜Cのうち、最も高い割合で変動パターンAが選択され、次に高い割合で変動パターンBが選択され、最も低い割合で変動パターンCが選択されるように設定することができる。
また、図18に示した例では、遊技球が第1始動口121に入賞した場合と第2始動口122に入賞した場合とを区別していないが、第1始動口121と第2始動口122の何れに入賞したかに応じて変動パターンの設定を異ならせることもできる。
Although not shown, the variation pattern A is selected at the highest rate among the variation patterns A to C selected when the determination result of the special symbol lottery is a big hit, and the variation at the next highest rate. It can be set so that the pattern B is selected and the variation pattern C is selected at the lowest rate.
In the example shown in FIG. 18, there is no distinction between the case where the game ball wins the
〔コマンドの構成および伝送方式〕
ここで、遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンド(演出制御用コマンドおよび設定用コマンド)の構成および伝送方式について説明する。
図19−1は、コマンドの構成を示す図である。図19−1(a)はコマンドのデータ構造を示し、図19−1(b)はコマンドのビット列としての構造を示す。
[Command structure and transmission method]
Here, the configuration and transmission method of commands (effect control commands and setting commands) output from the
FIG. 19A is a diagram illustrating a command configuration. 19A shows the data structure of the command, and FIG. 19A shows the structure of the command as a bit string.
図19−1(a)に示すように、遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンドは、1コマンドが2バイトで構成される。このコマンドは、第1データ部としての1バイトの「コード」と、第2データ部としての1バイトの「データ」で構成されている。「コード」は、コマンドの種類を示し、「データ」は、コマンドの値を示す。このコマンドは、1本のシリアル信号により調歩同期を用いて、遊技制御部200から演出制御部300へ送信される。なお、より一般的には、第1データ部である「コード」は、aビット(aは2以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が1または0の何れか一方に特定され、第2データ部である「データ」は、n×aビット(nは1以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が前記第1データ部の先頭の1ビットの値とは異なる値に特定されている。
As shown in FIG. 19A, a command output from the
調歩同期を用いるため、コマンドを構成する「コード」および「データ」の各々の先頭には1ビットのスタートビット(図中、「S」と記載されたビット)が設けられ、最後尾には1ビットのエンドビット(図中、「E」と記載されたビット)が設けられる。また、コマンドを構成する「コード」および「データ」の各々には1ビットのパリティビット(図中、「P」と記載されたビット)が設けられる。 Since start-stop synchronization is used, a start bit (bit indicated as “S” in the figure) is provided at the head of each of “code” and “data” constituting the command, and 1 at the end. End bits of bits (bits indicated as “E” in the figure) are provided. Each of the “code” and “data” constituting the command is provided with one parity bit (bit indicated as “P” in the figure).
図19−1(a)に示したように、コマンドを構成する「コード」と「データ」とは、どちらも1バイト(8ビット)のデータサイズを有する。そして、伝送される際、「コード」および「データ」には、それぞれ、スタートビット、エンドビットおよびパリティビットが設けられる。そのため、コマンドを受信する演出制御部300において、受信したデータ列がコマンドの「コード」であるのか「データ」であるのかを、データ列の外形から識別することは容易ではない。そこで、本実施の形態では、「コード」と「データ」とを識別するためのフラグを設定する。具体的には、「コード」を構成する8ビット値の特定箇所の値と、「データ」を構成する8ビット値のうち「コード」の特定箇所に対応する箇所の値とが異なるようにする。
As shown in FIG. 19A, both the “code” and “data” constituting the command have a data size of 1 byte (8 bits). When transmitted, the “code” and “data” are provided with a start bit, an end bit, and a parity bit, respectively. For this reason, it is not easy for the
図19−1(b)に示す例では、「コード」および「データ」のそれぞれの先頭の1ビットをフラグとして用いている。すなわち、「コード」を構成する8ビット値においては、先頭の1ビットの値を「1」とし、「データ」を構成する8ビット値においては、先頭の1ビットの値を「0」とする。これにより、演出制御部300は、受信したデータ列のスタートビットに続く先頭の1ビットの値を調べることにより、そのデータ列が「コード」か「データ」かを識別することができる。なお、フラグの具体的な値は例示に過ぎず、「コード」と「データ」とを識別可能であれば、上記に示す値とは異なる値を用いても良い。
In the example illustrated in FIG. 19B, the first 1 bit of each of “code” and “data” is used as a flag. That is, in the 8-bit value constituting the “code”, the first 1-bit value is “1”, and in the 8-bit value constituting the “data”, the first 1-bit value is “0”. . Thereby, the
ここで、「コード」は先頭の1ビットの値が「1」に特定されているので、「コード」が取り得る値の範囲は、10000000B(=80H)から11111111B(=FFH)までの128個である。なお、各値に付された文字「B」は2進数表記であることを示し、文字「H」は16進数表記であることを示す。また、「データ」は先頭の1ビットの値が「0」に特定されているので、「データ」が取り得る値の範囲は、00000000B(=00H)から01111111B(=7FH)までの128個である。すなわち、図19−1(a)、(b)に示す構成によれば、各々128種類の値を取り得る、128種類のコマンドを設定することができる。 Here, since the value of the first bit of “code” is specified as “1”, the range of values that can be taken by “code” is 128 from 10000000B (= 80H) to 11111111B (= FFH). It is. Note that the letter “B” attached to each value indicates binary notation, and the letter “H” indicates hexadecimal notation. In addition, since the value of the first 1 bit of “data” is specified as “0”, the range of values that “data” can take is 128 from 00000000B (= 00H) to 01111111B (= 7FH). is there. That is, according to the configuration shown in FIGS. 19A and 19B, 128 types of commands that can take 128 types of values can be set.
ところで、パチンコ遊技機100では、遊技状態や特別図柄抽選の判定結果等に応じて多くの種類の演出が実行される。そのため、演出制御用のコマンドも多くのコマンド数が用意される。特に、コマンドの具体的な内容を示す値である「データ」は、上記の128個では不足することもあり得る。一方、コマンドの種類を示す「コード」は、通常、上記の128個よりも小さい数で足りる。そこで、「コード」のビット列の一部を、「データ」の値を記述するために用いることが考えられる。
By the way, in the
例えば、「コード」の最後尾の1ビットを「データ」の値の記述に用いる場合を考える。以下、「コード」および「データ」を構成する8ビットのビット列における各ビットを、第1ビット〜第8ビットと呼ぶ。また、「コード」を構成するビット列とは別に、実際にコマンドの種類を示す「コード」の値を「コード値」と呼び、「データ」を構成するビット列とは別に、実際にコマンドの値を示す「データ」の値を「データ値」と呼ぶ。すると、コード値は、「コード」のビット列のうち、第1ビットから第7ビットまでを用いて記述され、データ値は、「データ」のビット列の全て(第1ビットから第8ビットまで)と、「コード」の第8ビットとを用いて記述される。 For example, consider the case where the last 1 bit of “code” is used to describe the value of “data”. Hereinafter, each bit in the 8-bit bit string constituting “code” and “data” is referred to as first to eighth bits. Separately from the bit string that makes up the “code”, the “code” value that actually indicates the type of command is called the “code value”, and separately from the bit string that makes up the “data”, the actual command value is The value of “data” shown is called “data value”. Then, the code value is described using the first to seventh bits in the “code” bit string, and the data value is all of the “data” bit string (from the first bit to the eighth bit). , And the 8th bit of “code”.
このように構成すれば、コード値の取り得る範囲は、第1ビットの値が「1」に特定されており、全体で7ビットのサイズであるので、1000000B(=40H)から1111111B(=7FH)までの64個である。また、データ値の取り得る範囲は、第1ビットの値が「0」に特定された「データ」の8ビットで表現される128個と「コード」の第8ビットの値「0」、「1」とを合わせて、256個である。したがって、データ値として256種類の値を持つコマンドを設定することが可能となる。 With this configuration, the possible range of the code value is that the value of the first bit is specified as “1” and the total size is 7 bits, so that the range from 1000000B (= 40H) to 1111111B (= 7FH) ) Up to 64). The possible range of the data value is 128 values represented by 8 bits of “data” in which the value of the first bit is specified as “0”, and values “0” and “8” of the 8th bit of “code”. 1 ”is 256. Therefore, it is possible to set a command having 256 kinds of values as data values.
なお、「コード」の一部を用いてデータ値を記述する場合における上記の構成は例示に過ぎず、具体的なビット数や値は上記の構成例には限定されない。例えば、「コード」の第7ビットおよび第8ビットを用いてデータ値を記述するように構成しても良い。より一般的には、第1データ部である「コード」を構成する所定のビットと、第2データ部である「データ」を構成するビットとを用いて、所定の種類のデータ(データ値)が記録される。そして、第1データ部である「コード」における上記の所定のビットを除く残りのビットを用いて、所定の種類のデータ(データ値)とは異なる他の種類のデータ(コード値)が記録される。言い換えると、第2データ部である「データ」を構成するaビットと、第1データ部である「コード」を構成するbビット(bはa−1よりも小さく、1以上の整数)とを用いて、(a+b)ビットのサイズのデータ値が記録される。 Note that the above configuration in the case where a data value is described using a part of the “code” is merely an example, and the specific number of bits and value are not limited to the above configuration example. For example, the data value may be described using the seventh bit and the eighth bit of the “code”. More generally, a predetermined type of data (data value) using a predetermined bit constituting “code” as the first data portion and a bit constituting “data” as the second data portion. Is recorded. Then, by using the remaining bits excluding the predetermined bits in the “code” which is the first data portion, other types of data (code values) different from the predetermined types of data (data values) are recorded. The In other words, a bit constituting “data” as the second data part and b bit (b is smaller than a−1 and an integer of 1 or more) constituting “code” as the first data part. In use, a data value having a size of (a + b) bits is recorded.
また、扱うことができるデータ値の数を増やす手段としては、データ値を記述する「データ」のビット列を増やすことも考えられる。例えば、データ値を記述するビット列として、「第1データ」と「第2データ」とを用意することが考えられる。この場合、各ビット列を8ビットとすれば、合計で16ビットのビット列によりデータ値を記述することが可能となる。「第1データ」と「第2データ」とを識別するために、8ビットのビット列のうち第2ビットをフラグとして用いることにすると、例えば、「第1データ」の第1ビットおよび第2ビットを「00B」とし、「第2データ」の第1ビットおよび第2ビットは「01B」とすることができる。なお、第1ビットは、「コード」と識別するためのフラグとして値「0」となっている。すなわち、第2データ部である「データ」は、個々のデータ値を表すビット列(「第1データ」、「第2データ」、……)のサイズである8ビットごとに(より一般的には、上記aビットごとに)、先頭の1ビットの値と同じ値が設定される。 Further, as a means for increasing the number of data values that can be handled, it is conceivable to increase the bit string of “data” describing the data values. For example, it is conceivable to prepare “first data” and “second data” as bit strings describing data values. In this case, if each bit string is 8 bits, a data value can be described by a bit string of 16 bits in total. In order to distinguish between “first data” and “second data”, if the second bit of the 8-bit bit string is used as a flag, for example, the first bit and the second bit of “first data” Can be “00B”, and the first and second bits of “second data” can be “01B”. The first bit has a value “0” as a flag for identifying “code”. That is, the “data” that is the second data portion is a bit string (“first data”, “second data”,...) That represents each data value every 8 bits (more generally, For each a bit), the same value as the value of the first 1 bit is set.
このように構成すると、「第1データ」の取り得る値の範囲は、00000000B(=00H)から00111111B(=3FH)までの64個であり、「第2データ」の取り得る値の範囲は、01000000B(=40H)から01111111B(=7FH)までの64個であるので、合計で4096(=64×64)個となる。なお、ここでは、「コード」と「データ」(「第1データ」および「第2データ」)を識別するためのフラグとして第1ビットを用い、「第1データ」と「第2データ」とを識別するためのフラグとして第2ビットを用いることとしたが、第1、第2ビットを用いて4種類のビット列を識別するためのフラグを設定しても良い。例えば、「コード」は第1、第2ビットの値を「11B」とし、「データ」は第1、第2ビットの値を「00B」、「01B」、「10B」の何れかとすることが考えられる。 With this configuration, the range of values that the “first data” can take is 64 from 00000000B (= 00H) to 00111111B (= 3FH), and the range of values that the “second data” can take is Since there are 64 from 01000000B (= 40H) to 01111111B (= 7FH), the total is 4096 (= 64 × 64). Here, the first bit is used as a flag for identifying “code” and “data” (“first data” and “second data”), and “first data” and “second data” Although the second bit is used as a flag for identifying the first and second bits, a flag for identifying four types of bit strings may be set using the first and second bits. For example, “code” may have the value of the first and second bits “11B”, and “data” may have the value of the first and second bits “00B”, “01B”, and “10B”. Conceivable.
〔演出制御部の動作〕
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図19−2は、演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図19−2(a)に示すメイン処理と、図19−2(b)に示す割り込み処理とからなる。図19−2(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(S1901)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S1902)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(S1903)、割り込み処理を受け付ける。
[Operation of production control unit]
Next, the operation of the
FIG. 19-2 is a flowchart showing the operation of the
The operation of the
割り込み処理は、S1902で設定された周期にしたがって定期的に行われる。図19−2(b)を参照すると、この割り込み処理において、演出制御部300は、遊技制御部200からのコマンドを受信してコマンド受信処理を行う(S1911)。このコマンド受信処理において、演出パターンが選択される。また、演出制御部300は、遊技者による演出ボタン161等の操作を受け付けるための演出ボタン処理を行う(S1912)。この後、演出制御部300は、選択した演出パターンの情報を含むコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信するコマンド送信処理を行う(S1913)。これにより、画像表示部114への画像表示や音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等による演出が行われる。
The interrupt process is periodically performed according to the cycle set in S1902. Referring to FIG. 19-2 (b), in this interruption process, the
〔演出制御部によるコマンド受信処理〕
図20は、コマンド受信処理(図19−2(b)のS1911)の内容を示すフローチャートである。
このコマンド受信処理において、演出制御部300は、まず、受信したコマンドが保留数を増加するためのコマンド(保留数増加コマンド)か否かを判断する(S2001)。この保留数増加コマンドは、遊技制御部200において、図6に示した始動口スイッチ処理においてセットされ(S606、S612)、図5−3に示した出力処理(S506)で演出制御部300へ送信される。保留数増加コマンドであった場合(S2001でYes)、演出制御部300は、RAM303に保持されている保留数の値を1加算し(S2002)、加算後の保留数の値を示す保留数コマンドをRAM303にセットする(S2003)。
[Command reception processing by the production control unit]
FIG. 20 is a flowchart showing the contents of the command reception process (S1911 in FIG. 19-2 (b)).
In this command reception process, the
受信したコマンドが保留数増加コマンドでない場合(S2001でNo)、またはS2003の保留数増加コマンドのセット後にコマンドを受信した場合、演出制御部300は、受信したコマンドが変動開始コマンドか否かを判断する(S2004)。この変動開始コマンドは、遊技制御部200において、図8に示した特別図柄処理においてセットされ(S811)、図5−3に示した出力処理(S506)で演出制御部300へ送信される。
受信したコマンドが変動開始コマンドであった場合(S2004でYes)、演出制御部300は、演出選択処理を実行する(S2005)。演出選択処理の詳細については後述する。
When the received command is not a pending number increase command (No in S2001), or when a command is received after setting the pending number increase command in S2003, the
When the received command is a change start command (Yes in S2004), the
受信したコマンドが変動開始コマンドでない場合(S2001およびS2004でNo)、またはS2005の演出選択処理の実行後にコマンドを受信した場合、演出制御部300は、受信したコマンドが変動停止コマンドか否かを判断する(S2006)。この変動停止コマンドは、遊技制御部200において、図8に示した特別図柄処理においてセットされ(S814)、図5−3に示した出力処理(S506)で演出制御部300へ送信される。
受信したコマンドが変動停止コマンドであった場合(S2006でYes)、演出制御部300は、変動演出終了中処理を実行する(S2007)。変動演出終了中処理の詳細については後述する。
When the received command is not a variation start command (No in S2001 and S2004), or when a command is received after execution of the effect selection process in S2005, the
When the received command is a change stop command (Yes in S2006), the
受信したコマンドが変動開始コマンドおよび変動停止コマンドでない場合(S2001、S2004およびS2006でNo)、またはS2007の変動演出終了中処理の実行後にコマンドを受信した場合、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり演出におけるオープニングを開始するためのオープニングコマンドか否かを判断する(S2008)。このオープニングコマンドは、図11に示した停止中処理においてセットされ(S1118)、図5−3に示した出力処理(S506)で演出制御部300へ送信される。
受信したコマンドがオープニングコマンドであった場合(S2008でYes)、演出制御部300は、当たり演出選択処理を実行する(S2009)。当たり演出選択処理の詳細については後述する。
When the received command is not the change start command and the change stop command (No in S2001, S2004, and S2006), or when the command is received after the execution of the variable effect end process in S2007, the
When the received command is an opening command (Yes in S2008), the
受信したコマンドが変動開始コマンド、変動停止コマンドおよびオープニングコマンドでない場合(S2001、S2004、S2006およびS2008でNo)、またはS2009の当たり演出選択処理の実行後にコマンドを受信した場合、演出制御部300は、受信したコマンドが大当たり演出におけるエンディングを開始するためのエンディングコマンドか否かを判断する(S2010)。このエンディングコマンドは、図14に示した大入賞口処理においてセットされ(S1413)、図5−3に示した出力処理(S506)で演出制御部300へ送信される。
受信したコマンドがエンディングコマンドであった場合(S2010でYes)、演出制御部300は、エンディング演出選択処理を実行する(S2011)。エンディング演出選択処理の詳細については後述する。
When the received command is not a change start command, a change stop command, and an opening command (No in S2001, S2004, S2006, and S2008), or when a command is received after performing the hit effect selection process in S2009, the
When the received command is an ending command (Yes in S2010), the
受信したコマンドが変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープニングコマンドおよびエンディングコマンドでない場合(S2001、S2004、S2006、S2008およびS2010でNo)、またはS2011のエンディング演出選択処理の終了後にコマンドを受信した場合、次に演出制御部300は、受信したコマンドが客待ち状態に移行するための客待ちコマンド受信処理を実行する(S2012)。客待ちコマンド受信処理の詳細については後述する。
If the received command is not a variation start command, variation stop command, opening command and ending command (No in S2001, S2004, S2006, S2008 and S2010), or if a command is received after the end of the ending effect selection process in S2011, The
図21は、モードフラグの設定例を示す図である。
演出制御部300により演出が行われる場合、設定される演出モードに基づき、種々の演出パターンが選択されて実行される。この演出モードは、RAM303にセットされるモードフラグによって決定される。ここで、モードフラグは、0〜4の値のいずれかが設定されており、それぞれAモードからEモードまでの5種類の演出モードが割り当てられている。なお、モードフラグは、特別図柄抽選の抽選結果または特別図柄抽選の抽選回数に応じて設定される。
高確率図柄Aの大当たりにはモードフラグ1が、低確率図柄Aの大当たりにはモードフラグ2が、高確率図柄Bおよび低確率図柄Bの大当たりにはモードフラグ3が、潜確図柄の大当たりおよび小当たりにはモードフラグ4が、それぞれ割り当てられている。ここで、これらの図柄の種類は、図17(b)に示したものと同様である。何れの当たりにもモードフラグ0は割り当てられていない。なお、モードフラグ1〜4において、特別図柄抽選を所定回数実行することでモードフラグ0が設定される。
さらに、図21に示す例では、変動演出終了中処理で用いられるパラメータM(M値)が、Aモードを除く各モードに対して個別に設定されている。
FIG. 21 is a diagram illustrating a setting example of the mode flag.
When an effect is performed by the
Further, in the example shown in FIG. 21, the parameter M (M value) used in the process during the end of the changing effect is set individually for each mode except the A mode.
図22は、図20の演出選択処理(S2005)の内容を示すフローチャートである。
この演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信した変動開始コマンドを解析する(S2201)。また、演出制御部300は、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在のモードフラグを参照し(S2202)、RAM303に保持されている保留数の値を1減算する(S2203)。そして、演出制御部300は、変動開始コマンドの解析結果から得られる各種の設定情報(大当たりの種類、大当たり遊技後の遊技状態、変動パターン等の情報)およびモードフラグにより決定される演出モードに基づき、その演出モードで画像表示部114に表示する画像による図柄変動の演出パターン(変動演出パターン)を選択する(S2204)。最後に、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出の実行開始を指示する変動演出開始コマンドをRAM303にセットして、演出選択処理を終了する(S2205)。
FIG. 22 is a flowchart showing the contents of the effect selection process (S2005) of FIG.
In this effect selection process, the
詳述しないが、S2204における図柄変動の演出パターンの選択処理では、演出モードと変動パターンと演出乱数(図19−2のS1903において更新されている乱数の一つであり、変動開始コマンド受信時に演出乱数値を取得している)とに基づいて演出パターンが決定される。ここで決定された演出パターンに基づいて、装飾図柄の変動表示、背景演出および予告演出が決定される。なお、装飾図柄の変動表示とは、第1特別図柄表示器221または第2特別図柄表示器222で行われる特別図柄の変動表示に伴い、画像表示部114にて行われる演出表示である。この装飾図柄の変動表示において、リーチ演出等が実行される。
Although not described in detail, in the effect change pattern selection process in S2204, the effect mode, the change pattern, and the effect random number (one of the random numbers updated in S1903 in FIG. The production pattern is determined based on the random number value). Based on the effect pattern determined here, the decorative symbol variation display, the background effect, and the notice effect are determined. The decorative symbol variation display is an effect display performed by the
図23は、図20の変動演出終了中処理(S2007)の内容を示すフローチャートである。
この変動演出終了中処理において、演出制御部300は、まず受信した変動停止コマンドを解析する(S2301)。また、演出制御部300は、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在のモードフラグを参照する(S2302)。そして、演出制御部300は、変動停止コマンドの解析の結果から得られる特別図柄変動が停止した際の図柄の種類を示す情報に基づいて特別図柄抽選の抽選結果が当たり(大当たりまたは小当たり)か否かを判断する(S2303)。何らかの当たりである場合は(S2303でYes)、その当たりの種類に応じて、図21に示した設定例に基づきRAM303にセットされているモードフラグを変更する(S2304)。
FIG. 23 is a flowchart showing the contents of the changing effect end process (S2007) of FIG.
In this variation effect end process, the
一方、特別図柄抽選の抽選結果が当たりでない場合(S2303でNo)、次に演出制御部300は、モードフラグの値が0か否かを調べる(S2305)。モードフラグが0でない場合(S2305でNo)、演出制御部300は、パラメータMを1減算し(S2306)、Mの値が0になったか否かを調べる(S2307)。Mの値が0になったならば(S2307でYes)、演出制御部300は、モードフラグを0に設定する(S2308)。
On the other hand, if the lottery result of the special symbol lottery is not successful (No in S2303), the
S2305でモードフラグが0であった場合(S2305でYes)、S2307でパラメータMの値が0にならなかった場合(S2307でNo)、またはS2308でモードフラグを0に設定した後、あるいはS2304でモードフラグを変更した後、演出制御部300は、図柄変動の演出の終了を指示するための変動演出終了コマンドをRAM303にセットして、変動演出終了中処理を終了する(S2309)。ここで、図21を参照すると、S2304でモードフラグを変更した場合は、変動演出終了後の演出モードは当たりの種類に応じた演出モードとなる。また、S2305でモードフラグが0であった場合およびS2308でモードフラグを0に設定した場合は、変動演出終了後の演出モードはAモードとなる。また、S2307でパラメータMの値が0にならなかった場合は、これまでの演出モードが継続される。
If the mode flag is 0 in S2305 (Yes in S2305), if the value of the parameter M is not 0 in S2307 (No in S2307), or after setting the mode flag to 0 in S2308, or in S2304 After changing the mode flag, the
図24は、図20の当たり演出選択処理(S2009)の内容を示すフローチャートである。
この当たり演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したオープニングコマンドを解析し(S2401)、モードフラグに基づく演出モードの内容に応じて演出のパターン(当たり演出パターン)を選択する(S2402)。そして、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する当たり演出開始コマンドをRAM303にセットして、当たり演出選択処理を終了する(S2403)。これにより、大当たり中の演出が決定される。
FIG. 24 is a flowchart showing the contents of the hit effect selection process (S2009) of FIG.
In this winning effect selection process, the
図25は、図20のエンディング演出選択処理(S2011)の内容を示すフローチャートである。
このエンディング演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したエンディングコマンドを解析し(S2501)、モードフラグに基づく演出モードの内容に応じて演出のパターン(エンディング演出パターン)を選択する(S2502)。そして、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示するエンディング演出開始コマンドをRAM303にセットして、エンディング演出選択処理を終了する(S2503)。
FIG. 25 is a flowchart showing the contents of the ending effect selection process (S2011) of FIG.
In this ending effect selection process, the
図26は、図20の客待ちコマンド受信処理(S2012)の内容を示すフローチャートである。
演出制御部300は、客待ち状態に移行するための客待ちコマンドを受信したか否かを判断する(S2601)。客待ちコマンドを受信した場合(S2601でYes)、演出制御部300は、経過時間の計測を開始し(S2602)、RAM303において計測フラグをONにする(S2603)。一方、受信したコマンドが客待ちコマンドでなかった場合(S2601でNo)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグがONになっているか否かを判断する(S2604)。計測フラグがOFFであれば(S2604でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。
FIG. 26 is a flowchart showing the contents of the customer waiting command reception process (S2012) of FIG.
The
計測フラグがONである場合(S2604でYesまたはS2603でONにした後)、次に演出制御部300は、計測時間があらかじめ定められたタイムアップ時間に達したか否かを判断する(S2605)。タイムアップしていない場合(S2605でNo)、客待ちコマンド受信処理を終了する。一方、タイムアップした場合(S2605でYes)、演出制御部300は、RAM303に保持されている計測フラグをOFFにし(S2606)、客待ち演出を行うための客待ち演出コマンドをRAM303にセットして客待ちコマンド受信処理を終了する(S2607)。
When the measurement flag is ON (Yes in S2604 or after being turned ON in S2603), the
以上のようにしてコマンド受信処理が完了すると、RAM303には、変動演出開始コマンド、変動演出終了コマンド、当たり演出開始コマンド、エンディング演出開始コマンド、客待ち演出コマンドの何れかがセットされている。
When the command reception process is completed as described above, the
図27は、演出ボタン処理(図19−2(b)のS1912)の内容を示すフローチャートである。
この演出ボタン処理において、演出制御部300は、まず遊技者による演出ボタン161等の操作手段が操作されたか否かを判断する(S2701)。ここで、操作手段の操作とは、演出ボタン161が押下されてONとなること、タッチパネル162が操作されてONとなることを含む。また、タッチパネル等、演出ボタン161およびタッチパネル162以外の操作用デバイスがパチンコ遊技機100に設けられている場合は、そのデバイスの操作を検知したことを含む。演出制御部300は、これらのデバイスのコントローラから操作信号を受け付けて、操作が行われたことを検知する。
FIG. 27 is a flowchart showing the contents of the effect button process (S1912 in FIG. 19-2 (b)).
In this effect button process, the
演出ボタン161等の操作手段が操作されたならば(S2701でYes)、演出制御部300は、操作手段の操作内容を示す情報を含む演出ボタンコマンドをRAM303にセットして演出ボタン処理を終了する(S2702)。
If the operation means such as the
この後、演出制御部300は、図19−2(b)のS1913)を行って、上記のコマンド受信処理および演出ボタン処理でRAM303にセットされたコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信する。そして、画像/音響制御部310およびランプ制御部320が、受信したコマンドに基づき、画像表示部114への画像表示、音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等を制御して、設定された演出を実行する。
Thereafter, the
〔事前判定に基づく予告演出〕
次に、本実施の形態による事前判定に基づく予告演出について説明する。
本実施の形態では、図6を参照して説明したように、第1始動口121(図1または図3参照)に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ211(図3参照)がONとなった場合、および第2始動口122(図1または図3参照)に遊技球が入賞して第2始動口スイッチ212(図3参照)がONとなった場合に、図柄変動時の抽選による判定(図8のS808、S809参照)に先立って、特別図柄抽選の抽選結果の事前判定(先読み)を行う(図6のS05、S611参照)。
[Advance notice based on prior judgment]
Next, a notice effect based on prior determination according to the present embodiment will be described.
In the present embodiment, as described with reference to FIG. 6, the game ball wins the first start port 121 (see FIG. 1 or 3) and the first start port switch 211 (see FIG. 3) is turned on. And when the game ball is won at the second start port 122 (see FIG. 1 or 3) and the second start port switch 212 (see FIG. 3) is turned ON, the lottery at the time of symbol change Prior to the determination (see S808 and S809 in FIG. 8), prior determination (prefetching) of the lottery result of the special symbol lottery is performed (see S05 and S611 in FIG. 6).
また、本実施の形態では、上記の事前判定の結果に基づいて、判定結果を遊技者に示唆する予告演出(示唆演出)を行う。この予告演出は、事前判定が行われた入賞球(保留球)に対する図柄変動よりも先に行われる他の入賞球に対する図柄変動の際に実行される。本実施の形態では、保留球は、一つの始動口(第1始動口121または第2始動口122)につき4個を上限としている(図6参照)。また、第2始動口122の保留球の消化を優先するものとする。この場合、例えば、第2始動口122のある保留球について事前判定を行った場合、その保留球についての図柄変動が行われる前に、最大で4個の入賞球についての図柄変動が行われることとなる。事前判定が行われた保留球に係る予告演出において、その保留球についての図柄変動が行われる前に複数回の図柄変動が行われる場合、その複数回の図柄変動にまたがる予告演出を行っても良い。
Further, in the present embodiment, based on the result of the above prior determination, a notice effect (suggest effect) for indicating the determination result to the player is performed. This notice effect is executed at the time of a symbol change for another winning ball that is performed prior to a symbol change for the winning ball (holding ball) for which a prior determination has been made. In the present embodiment, the upper limit of the number of holding balls is four per one starting port (first starting
〔予告演出を行うための遊技制御部のRAMおよび演出制御部のRAMの構成〕
このような事前判定に基づく予告演出を実行するために、本実施の形態における遊技制御部200のRAM203および演出制御部300のRAM303は、以下のような構成を有する。
図28は、本実施の形態に係る遊技制御部200のRAM203(図3参照)の構成例を説明するブロック図である。図28(a)は、記憶領域204の構成を示すブロック図であり、図28(b)は、図28(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
[Configuration of the RAM of the Game Control Unit and the RAM of the Production Control Unit for Performing the Advance Effect]
In order to execute such a notice effect based on the prior determination, the
FIG. 28 is a block diagram illustrating a configuration example of the RAM 203 (see FIG. 3) of the
図28(a)に示すように、RAM203は、大当たり乱数抽選により取得した大当たり乱数を記憶する特別図柄保留記憶領域としての記憶領域204を備えている。この記憶領域204は、第1始動口121の保留数と第2始動口122の保留数の最大値に対応する8つの記憶部を有している(各保留数の上限値が4の場合)。具体的に説明すると、記憶領域204は、第1記憶部204a、第2記憶部204b、第3記憶部204c、第4記憶部204d、第5記憶部204e、第6記憶部204f、第7記憶部204g、第8記憶部204hを有している。
As shown in FIG. 28A, the
また、図28(b)に示すように、これらの記憶部204a〜204hの各々は、大当たりに当選した際の変動回数Nが記憶される領域と、入賞した始動口(第1始動口121または第2始動口122)の別を表す情報が記憶される領域と、を有する。また、記憶部204a〜204hの各々は、取得された大当たり乱数が記憶される領域と、図柄乱数が記憶される領域と、リーチ乱数が記憶される領域と、を有する。すなわち、記憶部204a〜204hの各々には、大当たり乱数、図柄乱数およびリーチ乱数が記憶される。
Further, as shown in FIG. 28 (b), each of these
ここで、各乱数は、第1記憶部204aから順に記憶していく。より具体的に説明すると、例えば、第1記憶部204a〜第8記憶部204hの何れにも乱数が記憶されていないときには、取得した乱数が第1記憶部204aに記憶されることになる。また、例えば、第1記憶部204a〜第4記憶部204dに乱数がすでに記憶されているときには、取得した乱数が第5記憶部204eに記憶されることになる。
Here, each random number is stored in order from the
図29は、本実施の形態に係る演出制御部300のRAM303(図3参照)の構成例を説明するブロック図である。図29(a)は、保留記憶領域305、306の構成を示すブロック図であり、図29(b)は、図29(a)に示す記憶部の各々の構成を示すブロック図である。
図29(a)に示すように、RAM303は、保留球が保留されている状況を記憶する保留状況記憶領域としての第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306を備えている。この第1保留記憶領域305および第2保留記憶領域306は、第1始動口121への入賞に対する保留および第2始動口122への入賞に対する保留にそれぞれ対応しており、各々4つの記憶部を有している。具体的には、第1保留記憶領域305は、第1記憶部305a、第2記憶部305b、第3記憶部305c、第4記憶部305dを有している。また、第2保留記憶領域306は、第1記憶部306a、第2記憶部306b、第3記憶部306c、第4記憶部306dを有している。
FIG. 29 is a block diagram illustrating a configuration example of the RAM 303 (see FIG. 3) of the
As shown in FIG. 29 (a), the
また、図29(b)に示すように、これらの記憶部305a〜305d、306a〜306dの各々は、保留フラグをON/OFFする保留フラグ記憶領域と、報知フラグをON/OFFする報知フラグ記憶領域と、を有している。保留フラグは、各記憶部305a〜305d、306a〜306dごとに保留球の有無を識別するためのフラグである。すなわち、例えば第1始動口121への入賞による保留数が3である場合、第1〜3記憶部305a、305b、305cの3つの保留フラグ記憶領域において、保留フラグがONとなる。報知フラグは、個々の保留球に関して後述する先読み結果の報知コマンドの有無を識別するためのフラグである。すなわち、例えば上記3つの保留球に対して事前判定処理(図6のS605、S611および後述の図30参照)が行われ、3番目の保留球に対して報知コマンドがセットされた場合、第3記憶部305cの報知フラグ記憶領域において、報知フラグがONとなる。
As shown in FIG. 29 (b), each of these
すなわち、RAM203およびRAM303は、遊技制御部200および演出制御部300において、所定数を限度として所定の始動条件の成立に基づく始動情報である保留情報を記憶する記憶手段として機能する。また、遊技制御部200は、この始動情報である保留情報に基づいて、この始動情報に対応する前記始動条件の成立を契機とする特別図柄判定部234の判定が行われる前に、特別遊技状態に移行するか否かに関する事前判定処理を行う事前判定手段である。演出制御部300は、事前判定結果を予告(示唆)するための予告演出を行う演出制御手段である。
That is, the
また、特に図示しないが、図28(a)に示した構成とは別に、RAM203は、事前判定情報が記憶される領域(以下、事前判定情報格納領域)を有する。事前判定情報とは、上記の各乱数に基づく事前判定処理(図6のS605、S611参照)によって得られた情報である。事前判定情報の内容は、特別図柄処理(図8参照)における各種の判定結果として得られる情報と同様であり、具体的には、当たりの種類(大当たり、小当たり、はずれ)、大当たりであった場合にはその大当たりの種類、演出の内容はリーチ有り演出であるのかリーチ無し演出であるのかといったことを示すための情報である。事前判定情報格納領域に格納された事前判定情報は、事前判定処理が行われた入賞球(保留球)に対応する保留に関する情報(以下、保留情報)と共に、あるいはこの保留情報とは別に独自のタイミングで、保留数増加コマンドや変動開始コマンドに含められて遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。
Although not particularly illustrated, the
〔事前判定処理〕
次に、事前判定処理(図6のS605,S611参照)について詳細に説明する。
まず、事前判定処理での乱数による判定の手法について説明する。
図30は、本実施の形態における事前判定処理で用いられる乱数の構成例を示す図である。図30(a)には事前判定処理での大当たり乱数の構成例、図30(b)には事前判定処理での図柄乱数の構成例、図30(c)には事前判定処理でのリーチ乱数の構成例が、それぞれ示されている。
[Preliminary judgment processing]
Next, the prior determination process (see S605 and S611 in FIG. 6) will be described in detail.
First, a determination method using random numbers in the prior determination process will be described.
FIG. 30 is a diagram illustrating a configuration example of random numbers used in the pre-determination process in the present embodiment. 30A shows a configuration example of a jackpot random number in the predetermination process, FIG. 30B shows a configuration example of a design random number in the predetermination process, and FIG. 30C shows a reach random number in the predetermination process. Each of the configuration examples is shown.
図30(a)を参照すると、事前判定処理での大当たり乱数は、図17(a)に示した大当たり判定処理における大当たり乱数と同様の構成となっている。すなわち、パチンコ遊技機100の遊技状態が低確率状態の大当たりと高確率状態の大当たりの2種類が設定されている。乱数の値の範囲は、何れも0〜299の300個である。事前判定における当選確率は、低確率状態では1/300であり、高確率状態では10/300(=1/30)である。
また、特別図柄抽選ではずれのときに行われる小当たりか否かの判定についても、図17(a)に示した乱数と同様の構成となっている。すなわち、小当たりの当選確率は、低確率状態か高確率状態かに関わらず、3/300(=1/100)である。
Referring to FIG. 30A, the jackpot random number in the prior determination process has the same configuration as the jackpot random number in the jackpot determination process shown in FIG. In other words, two types of game states of the
In addition, the determination as to whether or not a small hit is made when there is a shift in the special symbol lottery has the same configuration as the random number shown in FIG. That is, the winning probability per small is 3/300 (= 1/100) regardless of the low probability state or the high probability state.
図30(b)を参照すると、事前判定処理での大当たり図柄乱数は、図17(b)に示した大当たり判定処理における大当たり図柄乱数と同様の構成となっている。すなわち、第1始動口121に入賞したことを契機とする特別図柄に基づく大当たりの種類として、低確率図柄Aの大当たり、低確率図柄Bの大当たり、高確率図柄Aの大当たり、高確率図柄Bの大当たり、潜確図柄の大当たりの5種類が用意されている。また、第2始動口122に入賞したことを契機とする特別図柄に基づく大当たりの種類として、低確率図柄Aの大当たり、低確率図柄Bの大当たり、高確率図柄Aの大当たり、高確率図柄Bの大当たりの4種類が用意されている。
Referring to FIG. 30B, the jackpot symbol random number in the prior determination process has the same configuration as the jackpot symbol random number in the jackpot determination process shown in FIG. That is, as a type of jackpot based on a special symbol triggered by winning the
乱数値の範囲は、第1始動口121と第2始動口122の何れに入賞した場合も0〜249の250個である。また、高確率図柄Aおよび高確率図柄Bについては、第1始動口121に入賞した場合と第2始動口122に入賞した場合とで異なる当選値が設定されており、当選確率が異なっている。
The range of the random number value is 250 from 0 to 249 regardless of which of the
図30(c)を参照すると、事前判定処理でのリーチ乱数は、図17(c)に示した変動パターン選択処理におけるリーチ乱数と同様の構成となっている。すなわち、乱数の値の範囲は0〜249の250個であり、リーチ演出を行う抽選結果(リーチ有)に22個の乱数値が割り当てられ、リーチ演出を行わない抽選結果(リーチ無)に228個の乱数値が割り当てられている。したがって、特別図柄抽選で大当たりしなかった場合に、事前判定により、8.8/100(=22/250)の確率でリーチ演出が行われると判定される。 Referring to FIG. 30 (c), the reach random number in the prior determination process has the same configuration as the reach random number in the variation pattern selection process shown in FIG. 17 (c). That is, the range of random number values is 250 from 0 to 249, 22 random numbers are assigned to the lottery result (with reach) for performing the reach effect, and 228 to the lottery result (without reach) for the reach effect. Random number values are assigned. Therefore, when the special symbol lottery is not a big hit, it is determined by the prior determination that the reach effect is performed with a probability of 8.8 / 100 (= 22/250).
〔遊技制御部による事前判定処理〕
図31は、本実施の形態に係る事前判定処理(図6のS605、S611)の内容を示すフローチャートである。
図31に示すフローチャートでは、遊技制御部200は、内部状態が高確率状態か否かを判断し(S3101)、高確率状態であると判断すると(S3101でYes)、始動口スイッチ処理(図6参照)において獲得した大当たりの抽選の権利が、現在の高確率状態に移行してから、何回目の大当たりの抽選の権利に相当するものであるのかを判断する。
[Preliminary judgment processing by game control unit]
FIG. 31 is a flowchart showing the contents of the pre-determination process (S605 and S611 in FIG. 6) according to the present embodiment.
In the flowchart shown in FIG. 31, the
すなわち、大当たり遊技後の遊技状態が高確率状態となる大当たり(図30(b)に示す例では、高確率図柄Aの大当たりおよび高確率図柄Bの大当たり)の当選が確定すると、大当たりに当選した際の変動回数Nが、基準回数Mに設定される。例えば、電源をONしてから200回目の大当たりの抽選(特別図柄の変動表示)によって、高確率図柄Aの大当たりに当選した場合には、RAM203に「200」というデータが記憶され、それに伴って、内部状態が高確率時短遊技状態となる。したがって、電源をONしてから、201回目に行われる大当たりの抽選は、高確率時短遊技状態に移行してから、1回目の大当たりの抽選に相当し、同様に、210回目に行われる大当たりの抽選は、高確率時短遊技状態に移行してから、10回目の大当たりの抽選に相当することとなる。このように、始動口スイッチ処理(図6参照)によって取得した大当たりの抽選の権利が、高確率時短遊技状態に移行してから何回目の大当たりの抽選に相当するのかを演算する。具体的には、遊技制御部200が変動回数Nから基準回数Mを減算することによって演算値Zを取得する(S3102)。
That is, if the winning of the jackpot that the gaming state after the jackpot game becomes a high probability state (in the example shown in FIG. 30B, the jackpot of the high probability symbol A and the jackpot of the high probability symbol B) is confirmed, the jackpot is won. The number N of fluctuations at that time is set to the reference number M. For example, when the jackpot of the high probability symbol A is won by the 200th jackpot lottery (special symbol fluctuation display) after turning on the power, the data “200” is stored in the
そして、遊技制御部200は、演算値Zが所定回数X以下であるか否かを判断する(S3103)。ここでいう所定回数Xというのは、高確率状態用の当たり判定用テーブル(図30(a)参照)に基づいて大当たり乱数が判定される上限回数である。
ここで、例えば、大当たり遊技後の遊技状態が高確率時短遊技状態となる大当たりに当選すると、以後、100回を上限として、大当たり乱数の判定が高確率状態用の当たり判定用テーブルに基づいて行われる場合を考える。この場合、所定回数Xは100と設定されることとなり、演算値Zが100以下であるか否かを判断することとなる。
すなわち、始動口スイッチ処理(図6参照)によって取得した大当たり乱数が、高確率状態用の当たり判定用テーブルに基づいて判定されるのか、それとも、高確率時短遊技状態が終了して低確率状態用の当たり判定用テーブル(図30(a)参照)に基づいて判定されるのかを、ここで判断することとなる。
例えば、電源をONしてから200回目の大当たりの抽選(変動回数N=200)によって高確率図柄Aの大当たり(高確率時短遊技状態となる長当たり)に当選したとする。その後、高確率時短率遊技状態になってから98回の大当たりの抽選が行われ、いまだ大当たりに当選していない状況で、変動回数N=299の保留A、変動回数N=300の保留B、変動回数N=301の保留Cが、RAM203に記憶されたとする。このとき、基準回数M=200と設定されているため、保留Aは演算値Z=99となり、保留Bは演算値Z=100となり、保留Cは演算値Z=101となる。したがって、保留Aおよび保留BはS3103で「Yes」と判断され、保留CはS3103で「No」と判断される。
このように、S3102およびS3103の処理によって、現在の内部状態ではなく、あくまでも特別図柄処理時の内部状態に基づいて、大当たりの判定を行うことが可能となる。したがって、高確率状態から低確率状態へと遊技状態が変化する場合にも、正確な判定結果を導き出すことができる。
Then, the
Here, for example, if the winning state where the gaming state after the jackpot game becomes the high probability short-time gaming state is won, then the jackpot random number is determined based on the hit determination table for the high probability state with the upper limit being 100 times. Think about the case. In this case, the predetermined number of times X is set to 100, and it is determined whether or not the calculation value Z is 100 or less.
That is, whether the jackpot random number acquired by the start switch processing (see FIG. 6) is determined based on the hit determination table for the high probability state, or for the low probability state when the high probability short-time gaming state ends. Here, it is determined whether the determination is made based on the winning determination table (see FIG. 30A).
For example, suppose that the winning jackpot of the high-probability symbol A (the long win that becomes the short game state at the high probability) is won by the 200th jackpot lottery (number of fluctuations N = 200) after the power is turned on. Thereafter, 98 jackpot lotteries were performed after entering the high-probability short-lived gaming state, and in a situation where the jackpot has not been won yet, the number of changes N = 299 hold A, the number of changes N = 300 hold B, Assume that the hold C with the number of fluctuations N = 301 is stored in the
In this way, the processing of S3102 and S3103 makes it possible to make a jackpot determination based not on the current internal state but on the internal state at the time of special symbol processing. Therefore, an accurate determination result can be derived even when the gaming state changes from the high probability state to the low probability state.
遊技制御部200は、演算値Zが所定回数X以下であると判断すると(S3103でYes)、次に、大当たり遊技後の内部状態を低確率状態に変更する大当たり(図31では「確変無しの大当たり」と記載)に係る事前判定情報が、始動口スイッチ処理(図6参照)の開始前に記憶されているか否かを判断する(S3104)。なぜなら、このような保留球が先に保留されているとなれば、始動口スイッチ処理(図6参照)において保留された保留球を消化するときに、遊技状態が低確率状態になってしまうからである。
したがって、S3104でNoと判断した場合には、高確率状態(確変時)用の当たり判定用テーブルを選択し(S3106)、S3104でYesと判断した場合には、低確率状態(通常時)用の当たり判定用テーブルを選択する(S3107)。
If the
Therefore, if it is determined No in S3104, a hit determination table for a high probability state (during probable change) is selected (S3106), and if Yes is determined in S3104, it is for a low probability state (normal time). A winning determination table is selected (S3107).
一方、現在の遊技状態が低確率状態である場合(S3101でNo)や、現在の遊技状態が高確率状態であっても演算値Zが所定回数Xを超えていると判断した場合(S3103でNo)には、次のような処理を行う。すなわち、遊技制御部200は、RAM203の事前判定情報格納領域に、大当たり遊技後の遊技状態を高確率状態に変更する大当たり(図31では「確変有りの大当たり」と記載)に係る事前判定情報が、始動口スイッチ処理(図6参照)の開始前に記憶されているか否かを判断する(S3105)。例えば、始動口スイッチ処理(図6参照)のS605において、記憶領域204の第6記憶部204f(図28参照)に保留情報としての乱数を記憶した場合には、第1記憶部204a〜第5記憶部204e(図28参照)に記憶された保留情報に係る保留に対応する事前判定情報として、事前判定情報格納領域に、高確率状態となる大当たりの何れかに係る事前判定情報が記憶されているか否かを判断する。すなわち、始動口スイッチ処理(図6参照)において今回生じた保留球よりも先に消化される保留球に、内部状態を高確率状態に変更するものがあるかを判断する。なぜなら、このような保留球が先に存在するとなれば、始動口スイッチ処理において今回生じた保留球を消化するときに、内部状態が高確率状態になってしまうからである。
したがって、S3105でNoと判断した場合には、低確率状態(通常時)用の当たり判定用テーブルを選択し(S3107)、Yesと判断した場合には、高確率状態(確変時)用の当たり判定用テーブルを選択する(S3106)。
On the other hand, when the current gaming state is a low probability state (No in S3101), or when it is determined that the calculated value Z exceeds the predetermined number X even if the current gaming state is a high probability state (S3103). No) performs the following process. That is, the
Therefore, if it is determined No in S3105, the hit determination table for the low probability state (normal time) is selected (S3107), and if it is determined Yes, the hit for the high probability state (probability change) is selected. A determination table is selected (S3106).
なお、詳しくは図示しないが、S3104およびS3105において、仮に、大当たり遊技後の遊技状態を高確率状態に変更する大当たりと、大当たり遊技後の遊技状態を低確率状態に変更する大当たりとが事前判定情報格納領域に記憶されている場合には、遊技制御部200は、これら2つの大当たりのうち、後に消化される保留球に係る事前判定情報に基づいて上記の判断(S3104、S3105)を行う。
Although not shown in detail, in S3104 and S3105, it is preliminarily determined that the jackpot for changing the gaming state after the jackpot game to the high probability state and the jackpot for changing the gaming state after the jackpot game to the low probability state When stored in the storage area, the
このように、S3104およびS3105の処理によって、特別図柄処理の際の内部状態に基づいて、大当たりの判定を行うことが可能となる。したがって、高確率状態から低確率状態へと内部状態が変化する場合や、低確率状態から高確率状態へと内部状態が変化する場合にも、正確な事前判定の結果を導き出すことができる。 As described above, the processing of S3104 and S3105 makes it possible to determine the jackpot based on the internal state during the special symbol processing. Therefore, even when the internal state changes from the high probability state to the low probability state, or when the internal state changes from the low probability state to the high probability state, an accurate prior determination result can be derived.
この後、遊技制御部200は、選択した判定用テーブルに基づいて各乱数の判定を行い(S3108)、その判定結果を事前判定情報として事前判定情報格納領域に記憶する(S3109)。そして、その判定結果が大当たりまたは小当たりであったか否かを判断し(S3110)、大当たりまたは小当たりであった場合には(S3110でYes)、先読み結果の報知コマンド(図では単に報知コマンドと記載)をセットし(S3111)、また、ハズレであった場合(S3110でNo)には、通常コマンドをセットして(S3112)、事前判定処理が終了する。通常コマンドとは、後述の保留表示演出において事前判定(先読み)の結果を報知せず保留数の表示のみを行わせるためのコマンドである。セットされたこれらのコマンドは、保留数増加コマンド(図6のS606、S612参照)に含まれ、出力処理(図5のS506参照)において演出制御部300に送信される。
Thereafter, the
なお、事前判定処理において、図31に図示されていない制御を採用することも考えられる。例えば、ハズレであった場合(S3110でNo)、当該変動中にリーチ演出が行われるか否かを判定し、リーチ演出が行われると判定したときはリーチコマンドをセットする。また、大当たりであると事前判定された場合には(S3110でYes)、大当たりの種類が事前判定される。 It is also conceivable to employ control not shown in FIG. 31 in the prior determination process. For example, when it is a loss (No in S3110), it is determined whether or not a reach effect is performed during the change, and a reach command is set when it is determined that a reach effect is performed. In addition, when it is determined in advance that it is a jackpot (Yes in S3110), the type of jackpot is determined in advance.
〔演出制御部による予告演出〕
パチンコ遊技機100では、特別図柄の変動中にさらに始動口へ遊技球が入賞して保留球が発生した場合に、表示器130(図1、2(a)参照)の第1特別図柄保留表示器218および第2特別図柄保留表示器219により保留数に応じた表示が行われる。また、この表示器130による表示に加えて、演出表示の一部として、画像表示部114に保留球に関する情報(有無、保留数等)を表示する演出(保留表示演出)を行うパチンコ遊技機100がある。さらに、上記のように保留球に関して事前判定を行った場合、判定結果を報知または示唆する予告演出を行うことができる。この予告演出を行うために、演出制御部300により上記の報知コマンドの受け付け処理が行われる。
[Preliminary production by production control unit]
In the
上述したように、報知コマンドおよび通常コマンドは、保留数増加コマンドに含まれて遊技制御部200から演出制御部300へ送られる。したがって、コマンド受信処理(図19−2(b)のS1911および図20参照)において、保留数増加コマンドを受信した場合に、演出制御部300は、保留数の加算および保留数コマンドをセット(S20001乃至2003参照)するだけでなく、保留数増加コマンドから報知コマンドまたは通常コマンドを抽出し、RAM303に格納する。
As described above, the notification command and the normal command are sent from the
〔報知コマンドの受け付け処理〕
図32は、演出制御部300による報知コマンドの受け付け処理の内容を示すフローチャートである。
上記の保留数増加コマンドの受信時の処理の後、演出制御部300は、保留数増加コマンドから抽出された報知コマンドがRAM303に記憶されているか否かを判断する(S3201)。報知コマンドが記憶されていると判断すると(S3201でYes)、演出制御部300は、RAM303における今回の保留球に対応する記憶領域(第1〜4記憶部305a〜305dおよび第1〜4記憶部306a〜306dの何れか)において、保留フラグおよび報知フラグをONにする。保留数増加コマンドから報知コマンドではなく通常コマンドが抽出された場合は、保留フラグのみをONにする(S3202)。なお、報知コマンドが記憶されていない場合(S3201でNo)には、報知コマンド受け付け処理を終了する。
[Notification command acceptance processing]
FIG. 32 is a flowchart showing the contents of notification command reception processing by the
After the processing at the time of reception of the above-described hold number increase command, the
次に、演出制御部300は、RAM303の第1〜4記憶部305a〜305dおよび第1〜4記憶部306a〜306dの何れかにおいて、報知フラグがONとなっているか否かを判断する(S3203)。記憶部305a〜305d、306a〜306dの何れかにおいて報知フラグがONとなっていると判断した場合(S3203でYes)、次に演出制御部300は、変動時間Tが所定値Kよりも大きいか否かを判断する(S3204)。そして、変動時間Tが所定値Kよりも大きいと判断した場合には(S3204でYes)には、予告演出(報知演出)を行うための報知演出コマンドをセットし(S3205)、報知コマンド受け付け処理を終了する。
Next, the
一方、第1〜4記憶部305a〜305dおよび第1〜4記憶部306a〜306dの何れにおいても報知フラグがONとなっていないと判断した場合(S3203でNo)および変動時間Tが所定値K以下であると判断した場合(S3204でNo)、演出制御部300は、先読み結果を報知しない通常演出を行うための通常演出コマンドをセットし(S3206)、報知コマンド受け付け処理を終了する。
On the other hand, when it is determined that the notification flag is not ON in any of the first to
なお、これらのコマンドは、演出制御処理において、保留数を遊技者に報知するためのものであり、保留球ごとの個別情報(第1始動口121および第2始動口122の何れ係る保留球か、各始動口における何番目の保留球か等)を有している。また、報知演出コマンドには、第1〜4記憶部305a〜305dおよび第1〜4記憶部306a〜306dの何れにおいて報知フラグがONとなっているのかという情報も含まれている。
These commands are for informing the player of the number of holds in the effect control process, and individual information for each hold ball (whether the hold ball is related to the
より詳しくは、ここにいう変動時間Tとは、大当たり判定処理(図9参照)による特別図柄が変動する時間であり、当該変動に係る変動時間ということもできる。また、所定値Kは、予告演出を行うのに必要な時間(尺)よりも大きな値である。例えば、実行しようとする予告演出の尺が3秒である場合、所定値Kとして4秒の値を採用することが考えられる。これは、変動時間Tが実行しようとする予告演出の尺よりも長くなければ、図柄変動中に予告演出を行うことができないためである。したがって、第1〜4記憶部305a〜305dおよび第1〜4記憶部306a〜306dの何れにおいて報知フラグがONとなっている場合であっても、変動時間Tが所定値K以下である場合には、報知演出コマンドではなく通常演出コマンドがセットされる(S3203、S3204、S3206参照)。
More specifically, the variation time T referred to here is a time during which the special symbol varies due to the jackpot determination process (see FIG. 9), and can also be referred to as a variation time related to the variation. Further, the predetermined value K is a value larger than the time (scale) necessary for performing the notice effect. For example, when the scale of the notice effect to be executed is 3 seconds, a value of 4 seconds may be adopted as the predetermined value K. This is because the notice effect cannot be performed during the symbol change unless the fluctuation time T is longer than the scale of the notice effect to be executed. Therefore, even when the notification flag is ON in any of the first to
なお、変動時間Tは、必ずしも、1回の特別図柄の変動時間(1個の入賞球(保留球)に係る特別図柄の変動が行われる時間)に限定しない。すなわち、変動時間Tとして、複数回(保留数の上限が4個である場合は2回または3回)の図柄変動が行われる時間を設定することができる。言い換えれば、複数回の変動時間を加算した時間がTの値となる。この場合、演出は、複数回の図柄変動にまたがって行われる予告演出(いわゆる連続予告)として行われる。 Note that the variation time T is not necessarily limited to one special symbol variation time (a time during which a special symbol variation relating to one winning ball (holding ball) is performed). That is, as the fluctuation time T, a time during which the symbol fluctuation is performed a plurality of times (two or three times when the upper limit of the number of holdings is four) can be set. In other words, the time obtained by adding a plurality of fluctuation times is the value of T. In this case, the effect is performed as a notice effect (so-called continuous notice) performed over a plurality of symbol variations.
予告演出が複数回の図柄変動にまたがる場合は、図31のS3104に示したように全体の変動時間Tの下限値を保証するだけでなく、予告演出(連続予告)の尺に対して全体の変動時間Tの長さが余り過ぎないように、予告演出の対象となる図柄変動における変動時間を制限する必要がある。 When the notice effect spans multiple symbol variations, not only guarantees the lower limit of the entire variation time T as shown in S3104 of FIG. 31, but also the overall effect against the scale of the notice effect (continuous notice). In order for the length of the fluctuation time T not to be excessive, it is necessary to limit the fluctuation time in the symbol fluctuation that is the target of the notice effect.
〔画像表示部114での演出〕
次に、第1の実施の形態における画像表示部114での演出について説明する。
第1の実施の形態に係るパチンコ遊技機100は、タッチパネル162に対して所定の操作が行われると画像表示部114ではこれに対応する演出が行われるように構成されている。以下、このような演出を特定演出という。
ここで、従来の遊技機にはない新たな演出を行うことで、遊技の楽しさをさらに感じることが可能になる。そこで、第1の実施の形態では、従来とは異なる演出を実行可能にするために、以下のような構成を備えている。
[Production on the image display unit 114]
Next, an effect on the
The
Here, it is possible to further feel the joy of gaming by performing a new effect that is not found in conventional gaming machines. Therefore, in the first embodiment, the following configuration is provided to enable execution of an effect different from the conventional one.
〔タッチパネル162の構成等〕
まず、パチンコ遊技機100が備えるタッチパネル162の構成および機能について主に説明する。なお、タッチパネル162としては、静電容量方式を採用した入力デバイスを用いているが、これに限られず、例えば抵抗膜方式や音響波照合方式、超音波方式等の他の方式を採用した入力デバイスを用いることも考えられる。
図33は、タッチパネル162の構成を説明する図である。同図の(a)は、タッチパネル162およびタッチパネル162に関連する構成を示すブロック図であり、(b)は、タッチパネル162の操作パネル部10の縦断面図である。
図33の(a)に示すように、タッチパネル162は、遊技者が演出用に直接操作する操作パネル部10と、操作パネル部10での遊技者による操作内容を特定するための処理を行う処理部20とを備えている。なお、本実施の形態では、処理部20をタッチパネル162が備える構成を採用しているが、演出制御部300が処理部20を備える構成を採用することも考えられる。
タッチパネル162は、処理結果を演出制御部300に出力する。演出制御部300は、タッチパネル162からのデータを基にコマンドを生成し、画像/音響制御部310に送信する。画像/音響制御部310は、送信されたコマンドに応じた画像演出を画像表示部114に行わせる。
[Configuration of
First, the configuration and functions of the
FIG. 33 is a diagram illustrating the configuration of the
As shown in (a) of FIG. 33, the
図33の(b)に示すように、操作パネル部10は、ガラス11と、ガラス11の一面に位置するシールド導電膜12と、ガラス11の他面に位置する導電膜13と、導電膜13を覆うコーティング膜14と、を有する。コーティング膜14の表面は、遊技者の指Fによる演出用の入力操作を可能とする領域である入力領域(タッチ面)Rが形成されている。
さらに説明すると、操作パネル部10のガラス11の四隅には不図示の電極および不図示のセンサが配設され、また、導電膜13により均一な電界が形成される。そして、遊技者の指Fによる入力操作が行われると、入力領域Rにおけるガラス11の四隅から指Fまでの距離に比例した静電容量の変化が生じる。不図示のセンサは、このような静電容量を連続測定し、測定結果を同図の(a)に示す処理部20に出力する。
As shown in FIG. 33 (b), the
More specifically, electrodes (not shown) and sensors (not shown) are disposed at the four corners of the
〔特定演出の概要〕
次に、特定演出の概要について図34を用いて説明する。以下、タッチパネル162に対する操作(タッチ操作)に伴って画像表示部114の表示画面114aに表示される画像について説明すると共に、タッチ操作に伴って演出制御部300が取得する位置情報について説明する。
[Outline of specific production]
Next, the outline of the specific effect will be described with reference to FIG. Hereinafter, an image displayed on the
図34は、第1の実施の形態に係る特定演出の概要を説明する図であり、(a)、(b)、(c)および(d)の順に時系列で示す。
特定演出は、画像表示部114がタッチパネル162と協働して行う演出であり、同図の(a)〜(d)の各々には、説明の便宜上、画像表示部114の表示画面114aおよびタッチパネル162の入力領域Rのみを図示する。
FIG. 34 is a diagram for explaining the outline of the specific effect according to the first embodiment, and shows the time series in the order of (a), (b), (c), and (d).
The specific effects are effects performed by the
特定演出が開始されると、図34の(a)に示すように、画像表示部114の表示画面114aには、タッチパネル162への操作(タッチ操作)を促すための画像が表示される。本実施の形態では、そのような画像として「タッチパネルにさわって!」という文字画像31aとタッチパネル162の位置を遊技者に報知するための図形画像31bとを含む特定演出開始表示31が例示されている。このような画像表示部114への特定演出開始表示31は、特定演出開始条件を具備することで行われる。
When the specific effect is started, an image for prompting an operation (touch operation) on the
特定演出開始表示31に応じて、遊技者がタッチ操作を行うと、特定演出が進行する。すなわち、遊技者が指Fでタッチパネル162の入力領域Rの任意の場所に触れた場合、触れた場所に対応する画像表示部114の表示画面114aの位置に所定画像が表示される。そして、入力領域Rにおいて遊技者の指Fにより触れられている場所が変わると、画像表示部114の所定画像は、変わった場所に対応する表示画面114aの位置に移動して表示される。
演出制御部300のROM302には、タッチパネル162の入力領域Rにおける位置に対応する画像表示部114の表示画面114aの位置を特定するための対応データが保存されている。なお、このような対応データの代わりに、入力領域Rの位置を表示画面114aの位置に変換するための計算式を演出制御部300のROM302(図3参照)に保存しておき、その都度算出する演出制御例も考えられる。
When the player performs a touch operation according to the specific
The
特定演出の概要について、より具体的に説明する。遊技者は、タッチ操作を促すための画像の表示に応じて、図34の(b)に示すように、指でタッチパネル162の入力領域Rの接触位置32aにまず触れたときには、画像表示部114の表示画面114aにおける対応位置32Aに、所定画像の一例としての指アイコン33が表示される。したがって、ここにいう対応位置32Aを、指アイコン表示位置ということもできる。
所定画像の一例としての指アイコン33は、指の形を模した画像であり、遊技者の指がタッチパネル162に触れていることを検知していることを示すと共に、タッチパネル162の触れている位置を遊技者に示すためのものである。したがって、指アイコン33以外の画像を所定画像とすることも考えられる。
The outline of the specific performance will be described more specifically. When the player first touches the
The
また、指アイコン33として一種類の画像を用意しておく場合のほか、複数種類の画像を用意しておく場合も考えられる。後者の場合には、条件に応じて選択される制御が採用される。
例えば、タッチパネル162の入力領域Rに左手で触れているか右手で触れているかを検知ないし推測をし、左手で触れていれば左指用の指アイコン33を選択し、右手で触れていれば右指用の指アイコン33を選択する例が考えられる。
より具体的には、遊技球が発射されているときに表示する指アイコン33は、左指用のものであり、遊技球が発射されているときに表示する指アイコン33は、右指用のものである。これは、遊技球の発射中には、いずれかの手でハンドル151に触れており、一般的には、ハンドル151を右手で触れるものであることから、タッチパネル162は左手で触れていると推測される。そこで、遊技球の発射中に表示する指アイコン33は、左手用のものが選択される。なお、このような推測は、タッチパネル162が正面視で左側に位置するレイアウトにも起因するといえる。
その一方で、遊技球が発射されていないときは、左手用の指アイコン33以外のもの、例えば右手用の指アイコン33が選択される。
このような遊技球発射の有無は、発射された遊技球を検知する不図示のセンサを設け、かかるセンサからの信号を取得して演出制御部300が判断する例が考えられる。また、遊技球を電動発射する発射装置(不図示)からの信号を、遊技制御部200を介して取得して演出制御部300が判断する例も考えられる。
In addition to the case where one type of image is prepared as the
For example, it detects or infers whether the input area R of the
More specifically, the
On the other hand, when the game ball is not being fired, a
An example in which the presence / absence of such a game ball is released may be determined by providing a sensor (not shown) for detecting the released game ball and acquiring the signal from the sensor to determine the
表示画面114aの対応位置32Aは、入力領域Rの接触位置32aに対応するものであり、対応位置32Aの位置情報は、入力領域Rの接触位置32aを特定する位置情報および上述したROM302(図3参照)の対応データを基に取得される。
より詳細には、図34の(b)に示すように、入力領域Rの接触位置32aは、位置情報(xa,ya)により特定されるものであり、また、表示画面114aの対応位置32Aは、位置情報(XA,YA)により特定されるものである。このような位置情報(XA,YA)は、位置情報(xa,ya)からROM302の対応データを参照することで求めることができる。
The
More specifically, as shown in FIG. 34 (b), the
そして、図34の(c)に示すように、遊技者の指が入力領域Rに触れた状態で移動し、触れている入力領域Rの場所が接触位置32aから接触位置32bに変わった場合には、指アイコン33の表示は、表示画面114aにおける対応位置32Aから対応位置32Bに移動される。なお、同図の(c)では、接触位置32bに表示されている指アイコン33を実線で図示し、接触位置32aに表示されていた指アイコン33(同図の(b)参照)を破線で図示する。
より詳細には、図34の(c)に示すように、接触位置32bは、位置情報(xb,yb)により特定され、また、対応位置32Bは、位置情報(XB,YB)により特定される。位置情報(XB,YB)と位置情報(xb,yb)との対応関係は、ROM302の対応データに規定されている。
Then, as shown in FIG. 34 (c), when the player's finger moves while touching the input area R, and the location of the touched input area R changes from the
More specifically, as shown in FIG. 34 (c), the contact position 32b is specified by position information (xb, yb), and the
このように、遊技者が指をタッチパネル162の入力領域Rから離さずに滑らせるようなタッチ操作を行うと、これに対応して画像表示部114は、指アイコン33を表示画面114a内で移動して表示する。すなわち、タッチパネル162の入力領域Rを押し続けると、指アイコン33が表示し続ける。
言い換えると、画像表示部114の表示画面114aには、入力領域Rで受け付けられた位置情報に対応する位置に指アイコン33が表示されるのであって、入力領域Rをなぞることで指アイコン33の位置が変更される。すなわち、表示画面114aには、入力領域Rをなぞった軌跡は表示されない。なお、軌跡を表示する変形例も考えられる。
As described above, when the player performs a touch operation such that the finger slides without separating from the input area R of the
In other words, the
このような画像表示部114の表示画面114aに表示される指アイコン33は、図34の(d)に示すように、遊技者の指がタッチパネル162の入力領域Rに触れていないと、表示されない。そして、指アイコン33の代わりに、画像表示部114とタッチパネル162とが互いに協働して行う演出特定が終わったことを示す画像が表示画面114aに表示される。本実施の形態では、そのような画像として「終了!」という文字を含むもの(特定演出終了表示34)が例示されている。
このような特定演出終了表示34は、遊技者の指が入力領域Rから離れた場合(言い換えると、タッチパネル162が検知状態から非検知状態に移行した場合)に行われる。さらに説明すると、特定演出以外の他の演出(例えば変動演出)を実行する演出制御との関係のために、後述する特定演出終了条件を具備する場合にも特定演出終了表示34が行われることがある。
付言すると、遊技者の指が入力領域Rに触れているときには、特定演出終了条件を具備しなければ、指アイコン33は表示され続けることになる。
The
Such a specific
In other words, when the player's finger is touching the input area R, the
さらに説明すると、遊技者の指が入力領域Rに最初に触れた位置の情報と最後に触れた位置の情報は、演出制御部300のRAM303に格納される。すなわち、遊技者の指が入力領域Rに触れることで最初に触れた位置の情報を取得してRAM303に格納され、また、遊技者の指が入力領域Rから離れることで最後に触れた位置の情報を取得してRAM303に格納される。
ここにいうRAM303に格納される位置の情報は、図34に示す接触位置32a,32bの位置情報(xa,ya),(xb,yb)である場合のほか、対応位置32A,32Bの位置情報(XA,YA),(XB,YB)である場合も考えられ、また、両方である場合も考えられる。
More specifically, information on the position where the player's finger first touched the input area R and information on the position where the player's finger last touched are stored in the
The position information stored in the
〔特定演出処理〕
次に、特定演出に関して行われる特定演出処理について説明する。特定演出処理は、演出制御部300により実行されるものであり、これによって演出ゲームが実行される。
図35は、特定演出処理の内容を示すフローチャートである。
この特定演出処理において、演出制御部300は、特定演出開始条件を具備するか否かを判断する(S3501)。ここにいう特定演出開始条件とは、特定演出を開始することが許容されるための条件をいい、例えば変動演出の開始や変動演出中を挙げることができる。また、このような変動演出がリーチ有り演出の場合を挙げることができ、また、連続演出、変動演出を行う時間が所定値以上の場合も挙げることができる。
ここにいうリーチ有り演出の中には、さまざまなキャラクタが登場したり、ストーリーが展開したりするいわゆるSP(スーパー)リーチ演出や、SPリーチ演出よりも大当たりに当選する期待度が高いSP・SP(スーパー・スーパー)リーチ演出が含まれている。このようなSPリーチ演出等の場合に、特定演出開始条件を具備すると判断することができる。
ここにいう連続演出は、複数回の図柄変動にまたがって行われる予告演出を含み、比較的に長い演出時間を確保することが可能であることから、このような連続演出の場合に、特定演出開始条件を具備すると判断することができる。
また、特定演出開始条件を満たす他の場合として、右打ち遊技の場合や、大当たり後の時短遊技状態の場合等を挙げることもできる。
[Specific effects processing]
Next, the specific effect process performed regarding a specific effect is demonstrated. The specific effect process is executed by the
FIG. 35 is a flowchart showing the contents of the specific effect process.
In the specific effect process, the
Among the productions with reach here, various characters appear or the story develops so-called SP (super) reach production, and SP / SP with higher expectation to win a big hit than SP reach production (Super / Super) reach production is included. In the case of such an SP reach production, it can be determined that the specific production start condition is satisfied.
The continuous effect here includes a notice effect that spans multiple symbol variations, and it is possible to secure a relatively long effect time. It can be determined that the start condition is satisfied.
In addition, as other cases satisfying the specific effect start condition, a right-handed game or a short-time game state after a big hit can be cited.
そして、特定演出開始条件を具備する場合(S3501でYes)、演出制御部300は、タイマーの初期化およびタイマーに対する所定時間の設定を行い(S3502)、次に、特定演出実行処理を行う(S3503)。特定演出実行処理については後述する。ここにいうタイマーは、演出制御部300のCPU301がソフトウェアにより実現する機能(カウントダウン)である。すなわち、所定時間が経過すると、特定演出実行処理は強制的に終了する。なお、このような所定時間の設定を行わない例も考えられる。
また、特定演出開始条件を具備しない場合(S3501でNo)、特定演出処理を終了する。
If the specific effect start condition is satisfied (Yes in S3501), the
If the specific effect start condition is not satisfied (No in S3501), the specific effect process is terminated.
〔特定演出実行処理〕
図36は、特定演出実行処理(図35のS3503)の内容を示すフローチャートである。
特定演出実行処理において、演出制御部300は、画像表示部114の表示画面114aに所定画像を表示する(S3601)。ここにいう所定画像の表示としては、例えば上述した特定演出開始表示31(図34の(a)参照)を挙げることができる。
そして、演出制御部300は、タッチパネル162の入力領域R(図33の(b)参照)への接触を検知したか否かを判断する(S3602)。タッチパネル162への接触を検知した場合(S3602でYes)、タッチパネル受け付け処理を行い(S3603)、画像表示部設定処理を行う(S3604)。ここにいうタッチパネル受け付け処理および画像表示部設定処理については後述する。
その後、演出制御部300は、所定時間が経過していないか否かを判断し(S3605)、経過している場合(S3605でYes)、特定演出実行処理を終了し、経過していない場合(S3605でNo)、S3602に戻る。
[Specific production execution processing]
FIG. 36 is a flowchart showing the contents of the specific effect execution process (S3503 in FIG. 35).
In the specific effect execution process, the
And the production |
Thereafter, the
〔タッチパネル受け付け処理〕
図37は、タッチパネル受け付け処理(図36のS3603)の内容を示すフローチャートである。
タッチパネル受け付け処理において、演出制御部300は、まず所定値からカウントダウンを開始し(S3701)、カウントダウンが終了するのを待ち、カウントダウンが終了すると(S3702)、その時点でのタッチパネル162の入力領域R(図33の(b)参照)における最初の接触位置に関する位置情報をRAM303に記憶する(S3703)。このように、タッチパネル162への接触を検知した場合に、最初の接触位置に関する位置情報を記憶するのではなく、図37に示すように、所定時間が経過した後の接触位置を最初の接触位置として認識する。これは、遊技者が意図する位置を最初の接触位置として記憶するための制御である。すなわち、最初に触った位置が遊技者の意図する位置であるとは限らず、むしろ遊技者はとりあえずタッチパネル162の例えば中央部等の適当な場所に触るものであり、最初に触った位置を遊技者の意図する位置として制御を開始してしまうと、かえって遊技者の演出ゲーム参加意欲を低下してしまうおそれがある。そこで、本実施の形態では、演出ゲーム開始の準備期間を設定し、遊技者が演出ゲームに参加しようとするきっかけを持たせている。
[Touch panel acceptance processing]
FIG. 37 is a flowchart showing the contents of the touch panel reception process (S3603 in FIG. 36).
In the touch panel reception process, the
言い換えると、カウントダウン開始(S3701)からカウントダウン終了(S3702)までの間は、演出ゲームが開始される準備段階であり、タッチパネル162の受け付けが有効ではない。そして、カウントダウン終了後にタッチパネル162の受け付けが有効になり、演出ゲームが開始される。このような受け付けが有効な場合と有効でない場合とで、表示態様を変えることも考えられる。すなわち、特定演出実行処理が開始された後は、受け付けが有効であるか否かを問わず、画像表示部114における対応位置に何らかの画像が表示される制御を行い、かつ、有効な場合と有効でない場合とで対応位置に表示される画像を変える例である。例えば、受け付けが有効な場合には、画像表示部114における対応位置に上述した指アイコン33(図34の(b)または(c)参照)が表示される一方で、受け付けが有効でない場合には、指アイコン33以外の画像(指アイコン33よりも簡単な画像、例えば十字のマーク)が画像表示部114における対応位置に表示されるようにする。このような画像表示部114における表示態様の変更を行うことで、遊技者は、画像表示部114を見ることで受け付けが有効か否かを直感的に認識することが可能になる。
さらに説明すると、カウントダウン中(S3701参照)には、画像表示部114にカウント中であることを示す画像と共に残り時間が数字で表示されたりゲージ表示されたりする演出例が考えられる。
In other words, the period from the start of the countdown (S3701) to the end of the countdown (S3702) is a preparation stage for starting the effect game, and the acceptance of the
More specifically, during the countdown (see S3701), there can be considered an effect example in which the remaining time is displayed numerically or gauged with an image indicating that the
なお、カウントダウン中に画像表示部114に表示される後述のドロップ画像集合体40(図39の(a)参照)をタッチパネル162にも表示する変形例が考えられる。カウントダウン終了後には、手元のタッチパネル162ではなく画像表示部114を見ながらタッチパネル162をなぞる動作を行うことが通例であることから、カウントダウン終了後には、タッチパネル162へのドロップ画像集合体40の表示を行わないようにすることが考えられるが、カウントダウン終了後にもタッチパネル162へのドロップ画像集合体40の表示を継続して行うようにする例を排除するものではない。
Note that a modified example in which a later-described drop image aggregate 40 (see FIG. 39A) displayed on the
上述したように、演出制御部300は、カウントダウン終了時におけるタッチパネル162の入力領域Rにおける最初の接触位置に関する位置情報をRAM303に記憶する(S3703)。上述した図34の例に従って説明すると、演出制御部300は、タッチパネル162における接触位置32aの位置情報(xa,ya)または画像表示部114における対応位置32Aの位置情報(XA,YA)をRAM303に格納する。RAM303に格納された位置情報は、後述の画像表示部設定処理で用いられる。
そして、演出制御部300は、画像表示部114の対応位置32Aに指アイコン33(図34参照)を表示する(S3704)。
As described above, the
Then, the
演出制御部300は、指アイコン33を画像表示部114に継続して表示するか否か、表示するのであれば表示位置が画像表示部114の対応位置32Aで大丈夫であるか否かを判断する。すなわち、演出制御部300は、遊技者の指Fがタッチパネル162の入力領域Rに接触中であるか否かを判断し(S3705)、接触中であれば(S3705でYes)、接触位置が移動しているか否かを判断する(S3706)。接触中でなければ(S3705でNo)、後述するS3709に進む。
付言すると、遊技者の指Fが接触中であるか否かの判断は、タッチパネル162での検知が続いているか否かにより行われる。
The
In other words, whether or not the player's finger F is in contact is determined based on whether or not detection on the
接触位置が移動している場合(S3706でYes)、演出制御部300は、指アイコン33を移動して表示する(S3707)。すなわち、移動後のタッチパネル162における接触位置に対応する画像表示部114の対応位置に指アイコン33を表示する。
演出制御部300は、指アイコン33の移動表示した後には(S3707)、制限時間内であるか否かを判断する(S3708)。制限時間については後述する。
接触位置が移動していない場合(S3706でNo)、S3708に進み、制限時間内であるか否かを判断する。
When the contact position is moving (Yes in S3706), the
After the
If the contact position has not moved (No in S3706), the process advances to S3708 to determine whether the time is within the time limit.
制限時間内であれば(S3708でYes)、S3705に戻り、制限時間を過ぎていれば(S3708でNo)、演出制御部300は、最後の接触位置に関する位置情報をRAM303に記憶し(S3709)、画像表示部114における指アイコン33の表示を終了する(S3710)。
上述した図34の例に従って説明すると、演出制御部300は、タッチパネル162における接触位置32bの位置情報(xb,yb)または画像表示部114における対応位置32Bの位置情報(XB,YB)をRAM303に格納する。RAM303に格納された位置情報は、後述の画像表示部設定処理で用いられる。
If it is within the time limit (Yes in S3708), the process returns to S3705, and if the time limit has passed (No in S3708), the
Explaining in accordance with the example of FIG. 34 described above, the
上述したS3708の制限時間は、最初の接触位置に接触した時から最後の接触位置に接触するまでの時間が制限されているものである。言い換えると、指アイコン33の表示を開始してから接触したままで指アイコン33の表示が終了するまでの制限時間であり、操作可能時間ということもできる。制限時間としては、一定時間例えば4秒間とすることが考えられる。
また、制限時間を、状況に応じて変更されるものとすることも考えられる。例えば、変動時間や保留数の数に応じて時間設定する例である。変動時間が長い場合には制限時間を長くしたり、保留数が多い場合には制限時間を長くし保留数が少ない場合には制限時間を短くしたりすることが考えられる。
The time limit of S3708 described above is a time limit from when the first contact position is touched to when the last contact position is touched. In other words, it is a time limit from the start of the display of the
It is also conceivable that the time limit is changed according to the situation. For example, this is an example in which the time is set according to the fluctuation time and the number of holdings. It is conceivable that the time limit is increased when the fluctuation time is long, or the time limit is increased when the number of holds is large, and the time limit is shortened when the number of holds is small.
なお、このようなS3708の制限時間に関する画像表示部114への表示態様については、種々のものが考えられる。例えば、画像表示部114に、指アイコン33と共に残り時間を表示する演出例が考えられる。このような演出例において、残り時間を示す表示を指アイコン33が表示された当初から行う場合のほか、当初には残り時間を示す表示が行われないものの、残り時間が少なくなったとき等の途中から残り時間を示す表示を行う場合も考えられる。また、残り時間を示す表示として、具体的な数字を用いる場合のほか、時間の残り具合を示唆する画像を用いる場合も考えられる。
また、S3708の制限時間内において時間経過に伴って指アイコン33自体の表示態様が変化していく例も考えられる。また、指アイコン33の表示態様の変化に応じて、残り時間を示す表示の態様が変化する例も考えられる。
上述したS3708の制限時間に関する表示態様は、S3605の所定時間に関する表示態様に応用することが可能である。
Various types of display modes on the
In addition, an example in which the display mode of the
The display mode related to the time limit in S3708 described above can be applied to the display mode related to the predetermined time in S3605.
ここで、タッチパネル162の入力領域R(図33の(b)参照)に遊技者の指が接触し始めてから離すまでの操作を1回の操作とする場合、本実施の形態におけるタッチパネル受け付け処理では、制限時間内に1回の操作が終わったときには複数回の操作を許容する演出制御を採用する(S3708でYesを参照)。しかしながら、これに限られず、制限時間内に1回の操作が終わったら、最後の接触位置に関する位置情報を記憶して指アイコン33の表示を終了する変形例(S3709,S3710)も考えられる。
付言すると、このような変形例の場合であっても、所定時間が経過するまで(S3605でNo参照)、複数回の操作が可能である。
また、本実施の形態や上述の変形例において、操作回数に制限を設けることも考えられる。また、そのような操作回数の制限を行う場合、操作回数を一定数に制限する場合のほか、操作回数が変動時間や保留数等の条件に応じて設定されるものとする例が考えられる。
Here, in the case where the operation from when the player's finger starts to contact the input area R of the touch panel 162 (see FIG. 33 (b)) until it is released is a single operation, in the touch panel receiving process in the present embodiment, When one operation is completed within the time limit, effect control that allows a plurality of operations is adopted (see Yes in S3708). However, the present invention is not limited to this, and a modification (S3709, S3710) is also conceivable in which position information relating to the last contact position is stored and display of the
In addition, even in the case of such a modification, a plurality of operations can be performed until a predetermined time has elapsed (No in S3605).
Further, in the present embodiment and the above-described modification example, it is conceivable to limit the number of operations. In addition, when the number of operations is limited, there is an example in which the number of operations is set according to conditions such as a change time and the number of holdings, in addition to limiting the number of operations to a certain number.
タッチパネル受け付け処理では、遊技者の指Fがいったんタッチパネル162に触れた後に、接触した状態で制限時間が経過するか(S3708でNo)、接触していない状態になると(S3705でNo)、最後の接触位置を記憶した後に指アイコン33の表示が終了する(S3709,S3710)。
このように、タッチパネル受け付け処理を行うことで、RAM303に、タッチパネル162の入力領域Rにおける最初の接触位置に関する位置情報と、最後の接触位置に関する位置情報と、が格納される。
In the touch panel accepting process, after the player's finger F touches the
As described above, by performing the touch panel reception process, the
より詳細には、タッチパネル受け付け処理において、入力領域Rに対する最初の指接触で最初の接触位置に関する位置情報が確定し、確定した最初の位置情報がRAM303に格納される。そして、入力領域Rから指を離すことで最後の接触位置に関する位置情報が確定し、確定した最後の位置情報がRAM303に格納される。そのような最初の位置情報の確定から最後の位置情報の確定までの間は、画像表示部114に指アイコン33が表示され続けるので、遊技者は、タッチパネル162の触っている位置を画像表示部114から目線を変えずに認識することができる。
なお、RAM303に最初の接触位置に関する位置情報として格納されたものと、最後の接触位置に関する位置情報として格納されたものと、は、互いに異なる場合のほか、互いに同じ場合もある。
More specifically, in the touch panel reception process, the position information regarding the first contact position is determined by the first finger contact with the input region R, and the determined first position information is stored in the
Note that the information stored in the
タッチパネル受け付け処理において、最初の接触位置に関する位置情報と最後の接触位置に関する位置情報とを記憶する処理を行っているが、これに限らず、最初の接触位置32aから最後の接触位置32bに至る軌跡情報を記憶する例や、最初の対応位置32Aから最後の対応位置32Bに至る軌跡情報を記憶する例が考えられる。
また、このような軌跡情報を一時的に記憶するか否かにかかわらず、軌跡情報を基に、画像表示部114の表示画面114aに表示されているキャラクタ等の画像が指アイコン33の移動に影響を受けるような画像制御を行うことが考えられる。指アイコン33の位置が変わると、他の画像の表示態様が変更されたり他の画像が移動したりするような例である。例えば、指アイコン33の移動の軌跡上にある他の画像や指アイコン33の周辺に表示されている他の画像が変化することを挙げることができる。
In the touch panel reception process, the position information related to the first contact position and the position information related to the last contact position are stored. However, the present invention is not limited to this, and the locus from the
In addition, regardless of whether or not such trajectory information is temporarily stored, an image of a character or the like displayed on the
〔画像表示部設定処理〕
図38は、画像表示部設定処理(図36のS3604)の内容を示すフローチャートである。
画像表示部設定処理において、演出制御部300は、RAM303に格納されている最初の接触位置に関する位置情報から、画像表示部114における最初の対応位置の位置情報を取得する(S3801)。また、演出制御部300は、RAM303に格納されている最後の接触位置に関する位置情報から、画像表示部114における最後の対応位置の位置情報を取得する(S3802)。そして、演出制御部300は、最初の対応位置にあった画像を最後の対応位置に移動するように設定する(S3803)。
上述した図34の例に従って説明すると、演出制御部300は、最初の対応位置の位置情報として、対応位置32Aの位置情報(XA,YA)を取得し、また、最後の対応位置の位置情報として、対応位置32Bの位置情報(XB,YB)を取得する(S3801,S3802参照)。
そして、演出制御部300は、対応位置32Aの位置情報(XA,YA)に表示されていた画像を特定し、特定した画像を対応位置32Bの位置情報(XB,YB)に移動して表示する(S3803参照)。特定した画像の移動表示に伴い、他の周辺に表示されている画像を位置調整して表示するようにすることも考えられる。
(Image display setting process)
FIG. 38 is a flowchart showing the contents of the image display unit setting process (S3604 in FIG. 36).
In the image display unit setting process, the
Explaining according to the example of FIG. 34 described above, the
Then, the
〔第1の実施の形態に係る特定演出を応用した演出例〕
次に、第1の実施の形態に係る特定演出を応用した演出例について説明する。
図39および図40は、応用演出例を説明する図であり、図39の(a)、(b)および(c)と図40の(d)、(e)および(f)の順に時系列で示す。
図39の(a)に示すように、画像表示部114の略正面位置に、複数種類のドロップ画像が縦横に整列したドロップ画像集合体40が表示され、また、右上の位置に装飾図柄50が表示されている。そして、このようなドロップ画像集合体40において、上述した特定演出が応用される。詳細は後述する。
なお、ドロップ画像集合体40が画像表示部114に表示される場合、タッチパネル162にドロップ画像集合体40を表示する例が考えられ、タッチパネル162にドロップ画像集合体40を表示しない例も考えられる。
[Example of production applying the specific production according to the first embodiment]
Next, an effect example in which the specific effect according to the first embodiment is applied will be described.
FIG. 39 and FIG. 40 are diagrams for explaining an example of the applied effect. FIG. 39 (a), (b) and (c) and FIG. It shows with.
As shown in FIG. 39A, a
When the
ドロップ画像集合体40において、同じ種類のドロップ画像を並べ変えることで消すことができる。すなわち、選択した一つのドロップ画像を縦方向や横方向に移動すると、その移動の軌跡にある他のドロップ画像が移動し、このような移動を繰り返すことで、同じ種類のドロップ画像を並べ直すことができる。このような並べ直しは、タッチパネル162の入力領域R(図33(b)参照)に指で触った後になぞることで行うことができ、指がタッチパネル162から離れるまで行うことができる。
The
応用演出例について具体的に説明する。図39の(a)に示すように、画像表示部114において装飾図柄50がリーチ状態になってリーチ演出が開始されることで、ドロップ画像集合体40が画像表示部114に表示される。
そして、図39の(b)に示すように、遊技者がタッチパネル162の入力領域Rにおける任意の位置を指で触った場合には、そのようなタッチパネル162を触った位置(図34の接触位置32aに相当)に対応する画像表示部114の位置(同図の対応位置32Aに相当)に指アイコン33が表示される。そして、画像表示部114に表示されているドロップ画像集合体40において、指アイコン33が表示される位置にある一つの白ドロップ画像41が選択される。
このため、遊技者は、正面にある画像表示部114に表示されている白ドロップ画像41ないし指アイコン33を見ながらタッチパネル162の操作を行うことが可能になる。すなわち手元のタッチパネル162にいったん指を置いた後にはタッチパネル162を見ずに済むことになり、操作性が向上することから、遊技者の応用演出例における操作負担を軽減させることが可能になる。
An example of applied effects will be specifically described. As shown in (a) of FIG. 39, the
Then, as shown in FIG. 39B, when the player touches any position in the input area R of the
Therefore, the player can operate the
タッチパネル162に対するなぞり操作により、図39の(c)に示す軌跡に沿って白ドロップ画像41が移動(変位)した場合について説明する。同図の(c)に示す例では、指アイコン33は、様々な方向へのターンを繰り返しており、8回のターンを行っている。すなわち、指アイコン33は、白ドロップ画像41と共に下に一つ移動し左に一つ移動し、その後、上に三つ移動し左に一つ移動し、さらに、上に一つ左に二つ移動し、またさらに、下に二つ右に一つ上に一つ移動している。このように、白ドロップ画像41は対応位置32Aから対応位置32Bに移動し、これに伴い、軌跡上に位置する他のドロップ画像の各々は、白ドロップ画像41の進行方向後ろ側に一つずれている。具体的には、軌跡上に位置する13個のドロップ画像が移動している。
なお、タッチパネル162に対するなぞり操作の方向としては、例えば上下左右の4方向に制限するようにするほか、操作方向を制限しない例も考えられる。
A case where the
In addition, as a direction of the tracing operation with respect to the
図39の(c)には図示されていないが、なぞり操作によるターンの回数やなぞり操作によりずれたドロップ画像の数を画像表示部114に表示する演出例が考えられる。また、なぞり操作に対して制限時間が設定されている場合には、残り時間を画像表示部114に表示し、または残り時間を示唆する画像を表示する演出例が考えられる。
このような演出例の場合に、指アイコン33に重ねて表示したり指アイコン33の周辺に表示したり指アイコン33から離れてドロップ画像集合体40とは別の位置に表示したりする例が考えられる。
Although not shown in (c) of FIG. 39, there can be considered an effect example in which the number of turns by the tracing operation and the number of dropped images shifted by the tracing operation are displayed on the
In the case of such a production example, there are examples in which the
また、ドロップ画像集合体40における対応位置32A,32Bを特定するための位置情報として、左下角の位置を原点すなわち座標(1,1)とし、右方向に移動するに従ってX座標値が大きくなり、上方向に移動するに従ってY座標値が大きくなるように座標系を設定する制御例が考えられる。例えば、図39の(c)に示す対応位置32Aの位置情報は(6,2)となり、対応位置32Bの位置情報は(3,4)となる。
指アイコン33をドロップ画像集合体40内で表示する場合には、このような座標系を用いることで、制御の容易化を図ることが可能になる。
In addition, as position information for specifying the corresponding
When the
図40の(d)に示す場合には、タッチパネル162から遊技者の指が離れた状態であり、それまで対応位置32Bに表示されていた指アイコン33が消えた状態であり、対応位置32Bが確定する。言い換えると、上述したタッチパネル受け付け処理(図37参照)および画像表示部設定処理(図38参照)が終了した段階である。
そして、図40の(d)に示すように、並べ替えされたドロップ画像のうち虹ドロップ画像が3つ整列し、かつ、緑ドロップ画像が3つ整列している。このように整列した3つの虹ドロップ画像および3つの緑ドロップ画像は、消去されるものであるが、このような消去対象となったことを報知するために、他のドロップ画像とは異なる表示態様になる(図40の(d)では破線で図示)。
このように、指をタッチパネル162から離すと、現在の演出を終了し、次の演出を開始する。
In the case shown in FIG. 40D, the player's finger is separated from the
As shown in FIG. 40 (d), among the rearranged drop images, three rainbow drop images are aligned and three green drop images are aligned. The three rainbow drop images and the three green drop images arranged in this way are to be erased, but in order to notify that such erasure target has been displayed, a different display mode from other drop images (Indicated by a broken line in FIG. 40D).
As described above, when the finger is removed from the
消去対象となった3つの虹ドロップ画像および3つの緑ドロップ画像は、図40の(e)で示すように消去され(ドロップ画像消去処理)、次に、同図の(f)に示すように、消去されて空になった空間には、上から落ちてくる他のドロップ画像が移動してくる(ドロップ画像落下処理)。また、消去されたドロップ画像の代わりに、新しいドロップ画像が追加される。
このように、消去対象になったドロップ画像の消去(ドロップ画像消去処理)および消去に伴うドロップ画像の移動(ドロップ画像落下処理)という後処理が行われる。
The three rainbow drop images and three green drop images to be erased are erased as shown in (e) of FIG. 40 (drop image elimination processing), and then as shown in (f) of FIG. In the space that has been erased and emptied, other drop images falling from above move (drop image drop processing). In addition, a new drop image is added instead of the deleted drop image.
In this way, post-processing such as erasing the drop image that has been erased (drop image erasing process) and moving the drop image accompanying the erasure (drop image dropping process) is performed.
図40の(f)を参照すると、画像表示部114には、キャラクタ画像42が追加表示されている。このキャラクタ画像42の表示は、ドロップ画像の消去に対応して行われる演出であり、予告演出の一つとして行われる。すなわち、キャラクタ画像42の表示の有無や表示の内容により、当該変動における大当たり抽選の結果が、遊技者にとって有利なものであるか否かの期待度を示唆する予告演出である。
例えば、キャラクタ画像42が表示される場合には表示されない場合よりも期待度が高いように演出制御する。
また、キャラクタ画像42が表示される場合に、表示されるキャラクタ画像42の種類ないし内容により、期待度を示唆する演出制御も考えられる。例えば、キャラクタ画像42の大きさが大きければ大きいほど期待度が高いようにしたり、キャラクタ画像42に所定模様がある場合には所定模様がない場合よりも期待度が高いようにしたりする。また、キャラクタ画像42の色が例えば白色、青色、黄色、緑色、赤色、金色および虹色の順に期待度が高いように設定しておき、表示されるキャラクタ画像42の色に応じて期待度を示唆するように演出制御する。また、表示されるキャラクタ画像42がプレミアムなものであれば、期待度が高いように画像制御する。
なお、キャラクタ画像42が表示されている場合、キャラクタ画像42が光ることで、指アイコン33の表示態様が変わるような演出も考えられる。キャラクタ画像42が光る方が光らない場合よりも期待度が高いように画像制御することも考えられる。
Referring to (f) of FIG. 40, the
For example, when the
Further, when the
In addition, when the
また、上述した期待度を示唆する予告演出を、新たに追加されるドロップ画像に適用することが考えられる。例えば、新たに追加されるドロップ画像の色や、新たに追加されるドロップ画像の模様によって期待度を示唆するものである。また、ドロップ画像の形状によっても期待度を示唆することも考えられる。このように、消去に伴って新たに追加されるドロップ画像の内容を基に、リーチ演出の熱さを遊技者に推測させる演出を採用することができる。 Further, it is conceivable to apply the notice effect that suggests the above-described expectation degree to a newly added drop image. For example, the degree of expectation is suggested by the color of the newly added drop image or the pattern of the newly added drop image. In addition, the degree of expectation may be suggested by the shape of the drop image. In this way, it is possible to employ an effect that causes the player to guess the heat of the reach effect based on the contents of the drop image that is newly added along with the erasure.
なお、このような画像表示部114にてドロップ画像集合体40のドロップ画像の並び替えにより消去する演出を、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)に透明タッチセンサを配設し、タッチパネル162に対する操作ではなく、透明板に沿って操作するような構成例も考えられる。透明タッチセンサに画像が表示される態様と表示されない態様とが考えられる。
前者の態様の場合には、遊技領域111における使っていない部分で入力可能にする制御例が考えられる。例えば、右打ち中には、遊技領域111の左側部分は使っていない部分となるので、透明板の左側部分にドロップ画像集合体40を表示し、ドロップ画像の並び替えを行わせる。
In addition, a transparent touch sensor is arranged on a transparent plate (not shown) for separating the
In the case of the former mode, a control example that allows input in an unused portion in the
〔第1の実施の形態における技術的特徴の説明〕
上述したような構成や制御を採用することで、第1の実施の形態は、種々の技術的特徴を有する。かかる技術的特徴は、遊技者が操作した内容が演出に反映される演出制御を採用することにより、遊技の興趣性を更に高めることが可能な遊技機を提供するという課題を解決し得る。
◆すなわち、本発明が適用される遊技機は、演出を行う遊技機(例えばパチンコ遊技機100)であって、演出画像を表示する表示領域(例えば表示画面114a)を持つ表示手段(例えば画像表示部114)と、入力領域(例えば入力領域R)を含み、当該入力領域(例えば入力領域R)における接触位置(例えば接触位置32a,32b)を検出する検出手段(例えばタッチパネル162)と、前記検出手段(例えばタッチパネル162)の前記入力領域(例えば入力領域R)における位置を前記表示手段(例えば画像表示部114)の前記表示領域(例えば表示画面114a)における位置と対応付け、当該入力領域での前記接触位置(例えば接触位置32a,32b)が変位する場合に当該検出手段(例えばタッチパネル162)による検出結果に応じて当該接触位置(例えば接触位置32a,32b)に対応する当該表示領域(例えば表示画面114a)の位置(例えば対応位置32A,32B)に所定画像(例えば指アイコン33)が移動して表示され、かつ、所定の場合と当該所定の場合以外の場合とで当該所定画像(例えば指アイコン33)が異なるように制御する移動表示制御手段(例えばCPU301)と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記検出手段(例えばタッチパネル162)の検出結果が前記接触位置(例えば接触位置32a,32b)の検出から非検出に切り替わることを契機に、当該切り替わりの前に検出された当該接触位置(例えば接触位置32a,32b)の情報(例えば位置情報(xb,yb))を用いて前記表示手段(例えば画像表示部114)の前記表示領域(例えば表示画面114a)にて画像演出を実行する演出実行手段(例えばCPU301)をさらに備えることを特徴とすることができる。
[Description of Technical Features in First Embodiment]
By adopting the configuration and control as described above, the first embodiment has various technical features. This technical feature can solve the problem of providing a gaming machine that can further enhance the interest of the game by adopting effect control in which the contents operated by the player are reflected in the effect.
That is, the gaming machine to which the present invention is applied is a gaming machine that performs an effect (for example, a pachinko gaming machine 100), and has a display means (for example, an image display) having a display area (for example, a
Here, when the detection result of the detection means (for example, the touch panel 162) is switched from the detection of the contact position (for example, the
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機100について説明する。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。第1の実施の形態について上述した各種の変形例を、第2の実施の形態に適用することが考えられる。また、第2の実施の形態の構成ないし制御の一部を第1の実施の形態に適用することが可能であり、また、第1の実施の形態の構成ないし制御の一部を第2の実施の形態に適用することも可能である。
[Second Embodiment]
Next, a
第2の実施の形態では、パチンコ遊技機100から出力される言語を、日本語以外の言語に設定することが可能なように構成されている。すなわち、通常は、日本語による音声(音響)や表示により演出が行われるものの、遊技者が希望すれば、日本語以外の言語による音声や表示により演出を行う。
遊技者は日本語が分かって遊技を行うものであるという前提で、パチンコ遊技機100により日本語で演出等が行われる。しかしながら、日本語が分からなくてもパチンコ遊技機100での遊技に興味を持つ場合がある。そのような場合、遊技の仕方がわからず、たとえ遊技を開始したとしても、各種の演出で報知ないし示唆する内容がわからないために遊技を継続するのが困難になるという懸念がある。
そこで、第2の実施の形態では、日本語以外の言語の選択を用意しておき、日本語以外の言語での演出の実行を遊技者に委ねるようにしている。すなわち、所定条件を満たすときに遊技者に日本語以外の言語の選択を許容する。
In the second embodiment, the language output from the
On the premise that the player understands the Japanese language and plays the game, the
Therefore, in the second embodiment, a selection of a language other than Japanese is prepared, and execution of effects in a language other than Japanese is left to the player. That is, the player is allowed to select a language other than Japanese when a predetermined condition is satisfied.
図41は、第2の実施の形態に係るパチンコ遊技機100の要部を説明するブロック図であり、図3に示すブロック図における演出制御部300の機能を、より詳細に示す。
図41に示すように、演出制御部300のCPU301は、演出ボタン161および/またはタッチパネル162による遊技者の操作を受け付ける受け付け処理部61と、受け付け処理部61による受け付け内容に応じて演出に用いる言語を選択する演出言語選択部62と、演出言語選択部62により選択された言語にて演出を行う演出実行部63と、を備えている。
また、演出制御部300のROM302は、演出に用いる言語のデータを備えている。すなわち、ROM302は、日本語演出データ71および外国語演出データ72を備えている。ここにいう外国語演出データ72は、日本語以外の言語によるものであり、一つの言語の演出データを備える例のほか、複数種類の言語の演出データを備える例も考えられる(多言語対応)。
FIG. 41 is a block diagram illustrating a main part of the
As shown in FIG. 41, the
The
そして、演出制御部300において、演出実行部63は、遊技制御部200からのコマンドに応じて演出を実行する場合、演出言語選択部62による選択内容の対応する言語の演出データを用いて画像表示部114に表示したりスピーカ156から音響出力したりする。
Then, in the
次に、言語を選択する場面で行われる処理である言語選択受け付け処理と、日本語に設定する処理である言語復帰処理と、について説明する。かかる言語選択受け付け処理は、遊技者の操作入力により選択された言語を受け付ける処理である。その一方で、言語復帰処理は、遊技者の操作入力を介さないで行われる処理である。すなわち、日本語以外の言語を設定する処理は、遊技者の操作入力に受け付けて行われ、また、日本語以外の言語から日本語に戻す処理は、自動的に行われる。
言語選択受け付け処理および言語復帰処理における言語の設定は、後述するように、言語設定フラグを用いて行われる。かかる言語設定フラグは、演出制御部300のRAM303に格納され、必要に応じて読み出しや書き換えが行われる。
Next, a language selection acceptance process that is a process performed when a language is selected and a language return process that is a process for setting the language will be described. The language selection receiving process is a process of receiving a language selected by a player's operation input. On the other hand, the language return process is a process performed without the player's operation input. That is, the process of setting a language other than Japanese is performed in response to a player's operation input, and the process of returning from a language other than Japanese to Japanese is automatically performed.
The language setting in the language selection acceptance process and the language restoration process is performed using a language setting flag, as will be described later. The language setting flag is stored in the
〔言語選択受け付け処理〕
まず、言語選択受け付け処理について図42を用いて説明する。
図42は、言語選択受け付け処理の内容を示すフローチャートである。
図42に示す言語選択受け付け処理では、受け付け処理部61(図41参照)は、受け付け条件を具備するか否かを判断する(S4201)。ここにいう受け付け条件としては、例えば変動演出を開始することや、リーチ演出を開始すること、遊技球の発射を開始すること等の遊技に関する所定タイミングが到来したことを挙げることができる。また、受け付け条件として、客待ち画面が画像表示部114に表示されたことや、パスワード入力によるカスタマイズがあったこと等の遊技に関する事象以外のものを挙げることができる。
[Language selection acceptance processing]
First, language selection acceptance processing will be described with reference to FIG.
FIG. 42 is a flowchart showing the contents of the language selection receiving process.
In the language selection reception process shown in FIG. 42, the reception processing unit 61 (see FIG. 41) determines whether or not the reception condition is satisfied (S4201). The accepting condition here may be, for example, that a predetermined timing related to the game has arrived, such as starting a variation effect, starting a reach effect, or starting a game ball. In addition, the acceptance condition may include events other than the game-related events such as the display of the customer waiting screen on the
そして、受け付け条件を具備する場合、受け付け処理部61は、画像表示部114に言語選択画像を表示する(S4202)。ここにいう言語選択画像は、演出制御部300のROM302に格納されている複数種類の言語が表示され、いずれかを選択させるための画像である(図44参照)。
言語選択画像の表示後、受け付け処理部61は、演出ボタン161およびタッチパネル162の操作による入力を受け付けたか否かを判断し(S4203)、受け付けなしの場合には(S4203でNo)、さらに所定時間が経過したか否かを判断する(S4204)。所定時間が経過していないときには(S4204でNo)、S4203に戻る。すなわち、受け付け処理部61は、所定時間が経過するまで遊技者による操作入力を待つ。
If the acceptance condition is satisfied, the
After displaying the language selection image, the
その一方で、所定時間が経過するまでに受け付けがあった場合(S4203でYes)、受け付け処理部61は、受け付け内容を演出言語選択部62(図41参照)に引き渡す。演出言語選択部62は、引き渡された受け付け内容に従って言語設定フラグを設定し(S4205)、設定した言語設定フラグをRAM303に格納する(S4206)。このように格納された言語設定フラグは、演出実行部63(図41参照)が画像表示部114および/またはスピーカ156にて所定の演出を行う場合に参照される。
On the other hand, when there is reception before the predetermined time elapses (Yes in S4203), the
演出言語選択部62により言語設定フラグがRAM303に格納されると、受け付け処理部61は、画像表示部114に表示されている言語選択画像を消去し(S4207)、言語選択受け付け処理を終了する。
また、所定時間内に受け付けがなかった場合(S4203でNo、S4204でYes)、言語設定フラグの設定をせず、画像表示部114の言語選択画像を消去して(S4207参照)、一連の処理を終了する。
なお、受け付け条件を具備していない場合(S4201でNo)、言語選択画像を表示することなく終了する。
When the language setting flag is stored in the
Also, if no acceptance is made within a predetermined time (No in S4203, Yes in S4204), the language selection image is deleted without setting the language setting flag (see S4207), and a series of processes Exit.
If the acceptance condition is not satisfied (No in S4201), the process ends without displaying the language selection image.
ここで、言語選択受け付け処理について種々の変形例が考えられる。
例えば、所定時間が経過しても受け付けがない場合(S4203でNo、S4204でYes)、言語設定フラグの設定が行われないが、このような場合に、言語設定フラグを変更する変形例が考えられる。
例えば、受け付けがなくても言語設定フラグを日本語の設定とする変形例である。すなわち、日本語以外の言語の設定は、遊技者による操作を行う必要があるものの、日本語の設定は、遊技者による操作がなくても行うものである。これにより、日本語設定で構わない遊技者の手間を省くことが可能になる。より具体的には、日本語以外の設定になっているパチンコ遊技機100で遊技を始めた場合、日本語による演出が当然行われるだろうと思っている遊技者に、わざわざ日本語設定のための操作を求めるのは、遊技に集中したい状況で過度の負担になってしまうことから、このような変形例が考えられる。
なお、パチンコ遊技機100が日本国内のホール店に設置されることを想定すると、日本語設定に自動的に変更される変形例が考えられるが、外国での設置の場合には、その国の言語に自動変更されることになる。
Here, various modified examples of the language selection receiving process can be considered.
For example, if no acceptance is made even after a predetermined time has passed (No in S4203, Yes in S4204), the language setting flag is not set. In such a case, a modification example in which the language setting flag is changed is considered. It is done.
For example, there is a modified example in which the language setting flag is set to Japanese even if there is no reception. That is, setting of a language other than Japanese needs to be performed by the player, but setting of Japanese is performed without any operation by the player. As a result, it is possible to save the time and effort of the player who can set Japanese. More specifically, when a game is started with a
Assuming that the
〔言語復帰処理〕
次に、言語復帰処理について図43を用いて説明する。
図43は、言語復帰処理の内容を示すフローチャートである。
図43に示す言語復帰処理では、演出言語選択部62(図41参照)が復帰条件を具備するか否かを判断する(S4301)。ここにいう復帰条件としては、例えば変動演出を終了したことや、リーチ演出が終了したこと、遊技球が発射されなくなったこと等の遊技に関する所定タイミングが到来したことを挙げることができる。また、復帰条件として、客待ち画面が画像表示部114に表示されたことや、パスワード入力によるカスタマイズがあったこと等の遊技に関する事象以外のものを挙げることができる。
[Language recovery processing]
Next, language restoration processing will be described with reference to FIG.
FIG. 43 is a flowchart showing the contents of the language restoration process.
In the language return process shown in FIG. 43, it is determined whether or not the effect language selection unit 62 (see FIG. 41) has a return condition (S4301). As the return condition here, for example, it can be mentioned that a predetermined timing related to the game has arrived, such as the end of the variation effect, the end of the reach effect, or the fact that the game ball is no longer being fired. In addition, examples of the return condition may include events other than the game-related events such as the display of the customer waiting screen on the
復帰条件を具備する場合(S4301でYes)、演出言語選択部62は、RAM303に格納されている言語設定フラグが日本語に設定されているか否かを判断する(S4302)。日本語に設定されていない場合(S4302でNo)、演出言語選択部62は、言語設定フラグを日本語設定に戻し(S4303)、その言語設定フラグをRAM303に格納する(S4304)。
また、復帰条件を具備しない場合(S4301でNo)および言語設定フラグが日本語に設定されている場合(S4302でYes)、言語復帰処理を終了する。
When the return condition is satisfied (Yes in S4301), the effect
If the return condition is not satisfied (No in S4301) and the language setting flag is set to Japanese (Yes in S4302), the language return process is terminated.
〔第2の実施の形態における演出例〕
次に、第2の実施の形態における具体的な演出について図44を用いて説明する。
図44は、画像表示部114による演出例を説明する図であり、(a)、(b)、(c−1)および(d−1)の順に時系列で示し、また、(a)、(b)、(c−2)および(d−2)の順に時系列で示す。なお、同図では、受け付け条件(S4201参照)として「リーチ演出を開始すること」が設定されている場合を示す。
図44の(a)に示すように、画像表示部114にて装飾図柄50による変動演出が開始され、同図の(b)に示すように、装飾図柄50において2つの図柄が揃い残りの図柄が変動中である状態になってリーチ演出が開始されると、言語選択画像80が画像表示部114に表示される(S4202参照)。
[Example of production in the second embodiment]
Next, a specific effect in the second embodiment will be described with reference to FIG.
FIG. 44 is a diagram for explaining an effect example by the
As shown in (a) of FIG. 44, the fluctuating effect by the
ここにいう言語選択画像80は、遊技者に言語選択が可能であることを示す画像であり、言語の選択肢として複数の言語画像81,82,83が含まれる。言語画像81は、日本語を選択する場合のものであり、言語画像82は、韓国語を選択する場合のものであり、言語画像83は、中国語を選択する場合のものである。したがって、言語選択画像80が画像表示部114に表示されると、遊技者は、演出ボタン161およびタッチパネル162を用いて、言語画像81〜83のいずれかを選択する操作を行う。
なお、タッチパネル162が入力領域R(図33参照)に画像が表示される機能を備える場合には、言語選択画像80をタッチパネル162に表示する例も考えられる。
The
When the
例えば、図44の(c−1)に示すように、言語選択画像80の言語画像82が選択された場合には、外国語演出データ72(図41参照)内の韓国語データを用い、図44の(d−1)に示すように、画像表示部114におけるキャラクタ90による演出が韓国語表記92により行われる。また、スピーカ156における音響出力が韓国語の音声に変わる。このように、日本語で行われる演出を、韓国語で行われる演出(韓国語バージョン)に差し替える。すなわち、演出自体の言語を変える。
For example, as shown in (c-1) of FIG. 44, when the
また、例えば図44の(c−2)に示すように、言語選択画像80の言語画像83が選択された場合には、外国語演出データ72(図41参照)内の中国語データを用い、図44の(d−2)に示すように、画像表示部114におけるキャラクタ90による演出が中国語表記93により行われる。また、スピーカ156における音響出力が中国語の音声に変わる。このように、日本語で行われる演出を、中国語で行われる演出(中国語バージョン)に差し替える。
なお、キャラクタ90について、中国語バージョンでは韓国語バージョンとは異なるものとなっているが、同じ画像とすることも考えられる。すなわち、日本語バージョン、韓国語バージョンおよび中国語バージョンで同じ画像を用いるものである。
For example, as shown in FIG. 44 (c-2), when the
The
上述したように、このような外国語演出データ72を用いる演出は、復帰条件(S4301参照)を具備するまで行われる。
なお、韓国語バージョンや中国語バージョンの演出は、画像表示部114による文字およびスピーカ156による音声により行われる例を示すが、画像表示部114による文字とスピーカ156による音声のいずれか一方により行われる例も考えられる。
また、外国語演出データ72(図41参照)に韓国語データおよび中国語データを含ませているが、これに限らず、他の言語を含ませる例も考えられる。例えば英語データを含ませておき、かつ、言語選択画像80に英語を選択肢として含ませておくことで、英語バージョンの演出も実行可能にする例も考えられる。
また、外国語演出データ72を用いる演出は、リーチ演出のほかに、他の演出(例えば変動演出)にも適用することができる。また、上述したように、パチンコ遊技機100による遊技の仕方についてのガイド(操作ガイド)を、日本語バージョンのほかに、韓国語バージョンや中国語バージョンを用意しておくことも可能である。
As described above, the effect using the foreign
In addition, although the Korean version or the Chinese version of the production is shown by an example in which characters are displayed by the
Moreover, although the Korean data and the Chinese data are included in the foreign language effect data 72 (see FIG. 41), the present invention is not limited to this, and an example in which another language is included is also conceivable. For example, by including English data and including English as an option in the
In addition to the reach effect, the effect using the foreign
〔第2の実施の形態における他の演出例〕
次に、図45を用いて、上述した図44の場合とは異なる他の演出例を説明する。
図45は、画像表示部114による他の演出例を説明する図であり、(a)は日本語バージョン、(b)は韓国語バージョン、(c)は中国語バージョンのリーチ演出画像例をそれぞれ示す。なお、同図は、上述した図44の(d−1),(d−2)に対応するものであり、共通する部分については同じ符号を用いているので、その説明を省略することがある。
図45の(a)に示す日本語バージョンのリーチ画像91を、(b)の韓国語バージョンおよび(c)の中国語バージョンで利用している。より具体的には、日本語以外の外国語のバージョンの場合に、日本語バージョンのリーチ画像91に外国語の説明画像92a,93aを追加して表示する。
すなわち、図45の(b)に示す韓国語バージョンは、日本語バージョンのリーチ画像91に、韓国語による説明画像92aを追加して表示している。また、同図の(c)に示す中国語バージョンは、日本語バージョンのリーチ画像91に、中国語による説明画像93aを追加して表示している。
[Another production example in the second embodiment]
Next, another example of effect different from the case of FIG. 44 described above will be described with reference to FIG.
FIGS. 45A and 45B are diagrams for explaining another example of the effect produced by the
The Japanese version of the
That is, the Korean version shown in FIG. 45B is displayed by adding the
ここで、同図における韓国語による説明画像92aや中国語による説明画像93aは、日本語「リーチ」を翻訳したものである。なお、単に「リーチ」を翻訳した説明画像92a,93aのほかに、「リーチ」の意義(解説文)を外国語で説明する画像(不図示)を付加することも考えられる。
なお、同図に示す演出例の場合、音響演出における「リーチ」の音声を、韓国語バージョンであっても中国語バージョンであっても日本語で行う例のほか、韓国語バージョンであれば韓国語で行い、中国語バージョンであれば中国語で行うという例も考えられる。
また、韓国語バージョンであっても中国語バージョンであってもリーチ画像91を日本語バージョンのものを利用し、「リーチ」の音声を韓国語バージョンであれば韓国語で行い、中国語バージョンであれば中国語で行う例も考えられる。
Here, the
In the case of the production example shown in the figure, the voice of “reach” in the sound production is performed in Japanese regardless of whether it is a Korean version or a Chinese version. It can be done in Japanese, and in Chinese versions, it can be done in Chinese.
In addition, if the Korean version or the Chinese version is used, the
また、第2の実施の形態では、遊技者による操作で言語の設定を行う制御例を採用するが、遊技者以外の者が設定する構成例も考えられる。例えば、パチンコ遊技機100が言語設定用の操作部(不図示)を背面に備え、ホール店で店員がパチンコ遊技機100ごとに設定可能にする例である。
かかる例では、電源オン時に、パチンコ遊技機100が言語設定用の操作部の設定を確認し、操作部の設定に応じた言語設定フラグ設定を行う制御例を採用することが考えられる。このような制御例を採用することで、ホール店での配置に応じて、言語設定が可能になる。例えば、ホール店において、日本語バージョンのパチンコ遊技機100とは別の場所に、韓国語バージョンで演出を行うパチンコ遊技機100や中国語バージョンで演出を行うパチンコ遊技機100を設置することで、一般の遊技者と外国人の遊技者とを分けて遊技を楽しむことが可能になる。
Further, in the second embodiment, a control example in which language is set by an operation by a player is adopted, but a configuration example in which a person other than the player sets is also conceivable. For example, this is an example in which the
In such an example, it is conceivable to adopt a control example in which the
なお、第2の実施の形態として、リーチ演出に適用する場合を説明したが、他の演出例えば保留変化演出や右打ち報知演出に適用することも考えられる。
また、上述したように日本人向けの演出を外国語バージョンでも出したり、逆に外国語バージョンでは日本人向けの演出を出さなかったり(例えば外国語バージョンが日本語バージョンよりも簡単なもの)する演出制御が考えられる。また、上述したように、日本人には分かるものの外国人には分からない内容を、外国語バージョンで表示可能にする演出制御を採用することも考えられる。また、上述したように、外国語バージョンを、日本語バージョンの全部を差し替える態様のほか、部分的に差し替える態様、表示はそのままに音響を変える態様等とすることも考えられる。
In addition, although the case where it applies to a reach effect was demonstrated as 2nd Embodiment, applying to another effect, for example, a hold change effect and a right-handed notification effect, is also considered.
In addition, as described above, the production for the Japanese version is also produced in the foreign language version, and conversely, the foreign language version does not produce the production for the Japanese version (for example, the foreign language version is easier than the Japanese version). Production control can be considered. In addition, as described above, it may be possible to employ a presentation control that enables a foreign language version to display content that is understood by a Japanese but not understood by a foreigner. Further, as described above, in addition to a mode in which the foreign language version is replaced with the entire Japanese version, a mode in which the foreign language version is partially replaced, a mode in which the sound is changed as it is, and the like can be considered.
〔第2の実施の形態における技術的特徴の説明〕
上述したような構成や制御を採用することで、第2の実施の形態は、種々の技術的特徴を有する。かかる技術的特徴は、日本語を母国語としない遊技者に演出の内容を理解してもらうことにより、遊技の興趣性を更に高めることが可能な遊技機を提供するという課題を解決し得る。
◆すなわち、本発明が適用される遊技機は、演出を行う演出装置(例えば、画像表示部114、スピーカ156)を備える遊技機(例えばパチンコ遊技機100)であって、前記演出装置(例えば、画像表示部114、スピーカ156)にて第1言語による演出を行うための第1言語演出データ(例えば日本語演出データ71)および第2言語による演出を行うための第2言語演出データ(例えば外国語演出データ72)を保持する保持手段(例えばROM302)と、前記保持手段(例えばROM302)により保持される前記第1言語演出データ(例えば日本語演出データ71)を用いる演出が前記演出装置(例えば、画像表示部114、スピーカ156)で行われている場合に、当該保持手段(例えばROM302)により保持される前記第2言語演出データ(例えば外国語演出データ72)で演出を行わせるための設定を、所定条件を満たすときに受け付ける受け付け手段(例えば受け付け処理部61)と、を備えることを特徴とするものである。
[Description of Technical Features in Second Embodiment]
By adopting the configuration and control as described above, the second embodiment has various technical features. This technical feature can solve the problem of providing a gaming machine that can further enhance the interest of the game by having the player who does not speak Japanese as the native language understand the contents of the performance.
That is, a gaming machine to which the present invention is applied is a gaming machine (for example, a pachinko gaming machine 100) including a rendering device (for example, an
以上、本書にて種々の構造や制御等について説明したが、説明した内容の全部または一部を他の構造や制御等に応用ないし組み合わせることは、本書に言及がない場合であっても可能である。また、種々の変形例についても言及したが、かかる変形例の内容を他の構造や制御等に応用ないし組み合わせることは、本書に言及がない場合であっても可能である。
また、上述した構成や制御等を、パチンコ遊技機100以外の遊技機、例えばスロットマシンに適用することも考えられる。
As described above, various structures and controls have been described in this document. However, it is possible to apply or combine all or part of the described contents to other structures and controls even when there is no mention in this document. is there. Although various modifications are also mentioned, it is possible to apply or combine the contents of such modifications to other structures, controls, and the like even when there is no mention in this document.
It is also conceivable to apply the above-described configuration, control, etc. to a gaming machine other than the
なお、本実施の形態では、遊技制御部200の主制御処理において、主制御処理の各処理で生成されたコマンドを最後にまとめて演出制御部300へ出力する動作について説明した(図5−3参照)。
また、本実施の形態では、電源復帰時に、遊技制御部200により初期的に実行される基本処理において、設定の初期化を指示するコマンド等を演出制御部300へ出力するために、主制御処理で用いられる出力制御部240の機能(サブルーチン)を呼び出して実行することについて説明した(図5−1参照)。
また、本実施の形態では、遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンドを「コード部」と「データ部」とで構成し、各々の先頭ビットに識別用のフラグを設けることについて説明した(図19−1参照)。
また、本実施の形態では、遊技制御部200から演出制御部300へ出力されるコマンドの「コード部」の一部を、データ値を記述するために用いる構成について説明した。
In the present embodiment, in the main control process of the
In the present embodiment, in the basic process that is initially executed by the
In this embodiment, the command output from the
Further, in the present embodiment, a configuration has been described in which a part of a “code part” of a command output from the
〔本実施の形態の技術的特徴〕
◆上記のように、本実施の形態では、遊技制御手段の動作を制御する制御命令の増加を削減するため、遊技制御部200により所定の時間間隔で繰り返し実行される主制御処理において、1サイクルの主制御処理の最後に、その1サイクルの実行で生成されたコマンドをまとめて、演出制御部300へ出力することとした。すなわち、上記の目的を達成する遊技機は、遊技の進行に応じて演出を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)であって、遊技の進行に関する一連の処理である主制御処理を所定の条件にしたがって繰り返し実行し、当該主制御処理を実行して得られた遊技に関する情報を含むデータを生成する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、一連の前記主制御処理を1サイクル実行する度に、当該1サイクルの実行により生成された前記データを、当該1サイクルの実行における最後のデータの生成が行われた後に出力する出力手段(例えば、出力制御部240)と、前記出力手段(例えば、出力制御部240)から出力されたデータを受け付け、受け付けたデータに基づき演出を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備える。
このようにすれば、生成されたデータごとに出力処理を行う必要がないため、出力処理を行うための制御命令を削減し、プログラムサイズの増大を抑制することができる。また、データが生成される度に出力処理を行う必要がないため、出力処理全体に要する時間を短縮することができる。
また、より詳細には、上記の遊技機において、前記主制御処理で生成されたデータを、データごとに設定された記憶領域(例えば、コマンド格納領域)に記憶する記憶手段(例えば、RAM203)をさらに備え、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、前記主制御処理において生成した前記データを、生成したデータに対応付けられた前記記憶領域(例えば、コマンド格納領域)に記憶させ、前記出力手段(例えば、出力制御部240)は、前記記憶手段(例えば、RAM203)の各記憶領域に対してデータが記憶されているか否かを調べ、データが記憶されている記憶領域からデータを読み出して出力する。
このようにすれば、出力処理を行う度に、各記憶領域を確認して、記憶されているデータを出力するので、データ出力の漏れを防止することができる。
[Technical features of the present embodiment]
As described above, in this embodiment, in the main control process repeatedly executed at predetermined time intervals by the
In this way, since it is not necessary to perform output processing for each generated data, control instructions for performing output processing can be reduced, and an increase in program size can be suppressed. In addition, since it is not necessary to perform output processing every time data is generated, the time required for the entire output processing can be shortened.
More specifically, in the above gaming machine, storage means (for example, RAM 203) for storing the data generated by the main control processing in a storage area (for example, command storage area) set for each data is provided. The game control means (for example, the game control unit 200) further stores the data generated in the main control process in the storage area (for example, command storage area) associated with the generated data, The output means (for example, the output control unit 240) checks whether data is stored in each storage area of the storage means (for example, the RAM 203), and obtains data from the storage area where the data is stored. Read and output.
In this way, each time the output process is performed, each storage area is checked and the stored data is output, so that leakage of data output can be prevented.
◆また、上記の目的を達成する他の遊技機は、遊技の進行に応じて演出を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)であって、遊技の進行に関する一連の処理である主制御処理を所定の条件にしたがって繰り返し実行し、当該主制御処理とは異なる条件にしたがって当該主制御処理とは異なる特別処理を実行する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)から出力されたデータを受け付け、前記データに基づき演出に関わる処理を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記主制御処理において前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)による処理は、遊技の進行に基づく処理を行うと共に、当該処理を実行して得られた情報を含むデータを生成する1または複数の第1の処理手段(例えば、遊技制御部200)を呼び出して実行する部分と、前記第1の処理手段(例えば、遊技制御部200)の実行により生成されたデータを前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)へ出力する第2の処理手段(例えば、出力制御部240)を呼び出して実行する部分と、を含み、前記特別処理において前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)による処理は、遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)の設定を行う設定処理を実行する部分と、前記設定処理において生成されたデータを、前記主制御処理における前記第2の処理手段(例えば、出力制御部240)を呼び出して、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)へ出力する部分と、を含む、構成とすることができる。
このようにすれば、特別処理で生成されたデータの出力処理を行うために個別の制御命令を用意する必要がないため、出力処理を行うための制御命令を削減し、プログラムサイズの増大を抑制することができる。
また、より詳細には、上記の遊技機において、前記主制御処理で生成されたデータを、データごとに設定された記憶領域に記憶する記憶手段(例えば、RAM203)をさらに備え、前記主制御処理における前記第1の処理手段(例えば、遊技制御部200)は、処理の実行により生成した前記データを、生成したデータに対応付けられた前記記憶領域(例えば、コマンド格納領域)に順次記憶させ、前記主制御処理における前記第2の処理手段(例えば、出力制御部240)は、前記記憶手段(例えば、RAM203)の各記憶領域に対してデータが記憶されているか否かを調べ、データが記憶されている記憶領域からデータを読み出して出力し、前記特別処理における前記設定処理では、前記設定処理において生成されたデータを、前記記憶手段(例えば、RAM203)における所定の前記記憶領域に記憶させる。
このようにすれば、出力処理を行う度に、各記憶領域を確認して、記憶されているデータを出力するので、データ出力の漏れを防止することができる。
Another game machine that achieves the above object is a game machine (for example, pachinko game machine 100) that produces an effect according to the progress of the game, and is a series of processes related to the progress of the game. Is repeatedly executed according to a predetermined condition, and a game control means (for example, a game control unit 200) for executing a special process different from the main control process according to a condition different from the main control process, and the game control means ( For example, it includes an effect control unit (for example, an effect control unit 300) that receives data output from the game control unit 200) and performs a process related to the effect based on the data, and the game control unit in the main control process The process (for example, the game control unit 200) performs a process based on the progress of the game and generates data including information obtained by executing the
In this way, there is no need to prepare individual control instructions for the output processing of data generated by special processing, so control instructions for output processing are reduced and the increase in program size is suppressed. can do.
More specifically, the above gaming machine further comprises storage means (for example, a RAM 203) for storing the data generated in the main control process in a storage area set for each data, and the main control process The first processing means (for example, the game control unit 200) in the table sequentially stores the data generated by executing the process in the storage area (for example, command storage area) associated with the generated data, The second processing means (for example, the output control unit 240) in the main control process checks whether data is stored in each storage area of the storage means (for example, the RAM 203), and stores the data. The data is read out from the storage area that is being output and output, and in the setting process in the special process, the data generated in the setting process is憶 means (e.g., RAM 203) is stored in a predetermined said memory area in.
In this way, each time the output process is performed, each storage area is checked and the stored data is output, so that leakage of data output can be prevented.
◆また、本実施の形態では、遊技制御手段から演出制御手段へのデータ伝送の精度を向上させるため、第1データ部である「コード」の所定のビットと、第2データ部である「データ」の所定のビットを、「コード」と「データ」とを識別するためのフラグとして用いた。すなわち、上記の目的を達成する遊技機は、遊技の進行に応じて演出を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)であって、遊技の進行に関する主制御処理を実行し、当該主制御処理を実行して得られた遊技に関する情報を含むデータを生成して出力する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)から出力されたデータを受け付け、受け付けたデータに基づき演出に関わる処理を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)により生成される前記データは、aビット(aは2以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が1または0の何れか一方に特定されている第1データ部(例えば、「コード」)と、n×aビット(nは1以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が前記第1データ部(例えば、「コード」)の先頭の1ビットの値とは異なる値に特定されている第2データ部(例えば、「データ」)と、を含む、構成とすることができる。
このようにすれば、先頭の1ビットの値を認識することにより、第1データ部と第2データ部とを明確に区別することができるため、遊技制御手段から演出制御手段へのデータ伝送の精度を向上させることができることができる。
また、より好ましくは、上記の遊技機において、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)により生成される前記データの前記第2データ部(例えば、「データ」)は、先頭からaビットごとに、先頭の1ビットの値と同じ値が設定される。
このようにすれば、第2データ部のサイズが大きい場合でも、特定のサイズごとに切り分けて、各々が第2データ部であることを識別することが容易となる。
Also, in this embodiment, in order to improve the accuracy of data transmission from the game control means to the effect control means, a predetermined bit of “code” as the first data portion and “data” as the second data portion A predetermined bit of “is used as a flag for identifying“ code ”and“ data ”. In other words, a gaming machine that achieves the above-described purpose is a gaming machine that produces an effect in accordance with the progress of the game (for example, a pachinko gaming machine 100), and executes a main control process related to the progress of the game, and the main control process The game control means (for example, the game control unit 200) that generates and outputs data including information relating to the game obtained by executing the game, and the data output from the game control means (for example, the game control unit 200) And an effect control means (for example, the effect control unit 300) that performs processing related to the effect based on the received data, and the data generated by the game control means (for example, the game control unit 200) includes: a A first data portion (for example, “code”) having a size of bits (a is an integer of 2 or more) and the value of the first 1 bit specified as either 1 or 0, and n × a The first 1-bit value is specified to be different from the first 1-bit value of the first data portion (for example, “code”). 2 data portions (for example, “data”).
In this way, since the first data portion and the second data portion can be clearly distinguished by recognizing the value of the leading 1 bit, data transmission from the game control means to the effect control means The accuracy can be improved.
More preferably, in the gaming machine, the second data portion (for example, “data”) of the data generated by the game control means (for example, the game control unit 200) is a bit from the beginning. Is set to the same value as the value of the first one bit.
In this way, even when the size of the second data portion is large, it is easy to identify each of the second data portions by dividing each specific size.
◆また、本実施の形態では、実行対象の変動パターンを特定するコマンドを送信する場合のように、大きなサイズのデータを送る必要がある場合にも、遊技制御手段から演出制御手段へ送られるデータ全体のサイズの増大を抑制するため、第1データ部である「コード」の所定のビットをデータ値を記述するために用い、「コード」の一部と第2データ部である「データ」とでデータ値を記述する手法を提案した。すなわち、上記の目的を達成する遊技機は、遊技の進行に応じて演出を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)であって、遊技の進行に関する主制御処理を実行し、当該主制御処理を実行して得られた遊技に関する情報を含むデータを生成して出力する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)から出力されたデータを受け付け、当該データに基づき演出に関わる処理を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)により生成される前記データは、aビット(aは3以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が1または0の何れか一方に特定されている第1データ部(例えば、「コード」)と、n×aビット(nは1以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が前記第1データ部(例えば、「コード」)の先頭の1ビットの値とは異なる値に特定されている第2データ部(例えば、「データ」)と、を含み、前記第1データ部(例えば、「コード」)を構成する所定のビットと、前記第2データ部(例えば、「データ」)を構成するビットとを用いて、所定の種類のデータが記録され、当該第1データ部(例えば、「コード」)における当該所定のビットを除く残りのビットを用いて、当該所定の種類のデータとは異なる他の種類のデータが記録される構成とすることができる。
また、上記の目的を達成する他の本発明による遊技機は、遊技の進行に応じて演出を行う遊技機(例えば、パチンコ遊技機100)であって、遊技の進行に関する主制御処理を実行し、当該主制御処理を実行して得られた遊技に関する情報を含むデータを生成して出力する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)から出力されたデータを受け付け、当該データに基づき演出に関わる処理を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)により生成される前記データは、aビット(aは3以上の整数)のサイズで、先頭の1ビットの値が1または0の何れか一方に特定されている第1データ部(例えば、「コード」)と、aビットのサイズで、先頭の1ビットの値が前記第1データ部(例えば、「コード」)の先頭の1ビットの値とは異なる値に特定されている第2データ部(例えば、「データ」)と、を含み、前記第1データ部(例えば、「コード」)を構成するbビット(bはa−1よりも小さく、1以上の整数)と、前記第2データ部(例えば、「データ」)を構成するaビットとを用いて、(a+b)ビットのサイズのデータが記録される構成とすることができる。
上記のような構成とすれば、第1データ部および第2データ部の合計サイズを変えることなく、第2データ部に記録されるべきデータのサイズを、より大きくすることが可能となるため、遊技制御手段から演出制御手段へ大きなサイズのデータを送る場合に、伝送されるデータ全体のサイズの増大を抑制することができる。
In the present embodiment, the data sent from the game control means to the effect control means even when it is necessary to send large-size data, such as when a command specifying a variation pattern to be executed is sent. In order to suppress an increase in the overall size, a predetermined bit of “code” that is the first data portion is used to describe the data value, and a part of “code” and “data” that is the second data portion In this paper, we proposed a method for describing data values. In other words, a gaming machine that achieves the above-described purpose is a gaming machine that produces an effect in accordance with the progress of the game (for example, a pachinko gaming machine 100), and executes a main control process related to the progress of the game, and the main control process The game control means (for example, the game control unit 200) that generates and outputs data including information relating to the game obtained by executing the game, and the data output from the game control means (for example, the game control unit 200) And an effect control means (for example, the effect control unit 300) that receives and processes the effect based on the data, and the data generated by the game control means (for example, the game control unit 200) is a bit A first data portion (for example, “code”) having a size of (a is an integer of 3 or more) and the value of the first 1 bit specified as either 1 or 0, and n × a bits n is an integer greater than or equal to 1), and the first 1-bit value is specified to be different from the first 1-bit value of the first data portion (for example, “code”). (For example, “data”), and a predetermined bit constituting the first data part (eg “code”) and a bit constituting the second data part (eg “data”) The data of a predetermined type is recorded, and other types different from the data of the predetermined type are used by using the remaining bits except the predetermined bit in the first data portion (for example, “code”). The data can be recorded.
Another gaming machine according to the present invention that achieves the above object is a gaming machine (for example, a pachinko gaming machine 100) that produces an effect in accordance with the progress of the game, and executes main control processing relating to the progress of the game. From the game control means (for example, the game control unit 200) that generates and outputs data including information related to the game obtained by executing the main control process, and the game control means (for example, the game control unit 200) Production control means (for example, production control unit 300) that receives the output data and performs processing related to production based on the data, and is generated by the game control unit (for example, game control unit 200). The data has a size of a bit (a is an integer of 3 or more), and the first data portion (for example, “code”) in which the value of the first 1 bit is specified as either 1 or 0, A second data portion (eg, “data”) having a bit size and a value of the leading 1 bit different from a value of the leading 1 bit of the first data portion (eg, “code”) ), And b bits (b is smaller than a-1 and an integer greater than or equal to 1) constituting the first data portion (for example, “code”) and the second data portion (for example, “data”) )) And data having a size of (a + b) bits can be recorded.
With the above configuration, the size of data to be recorded in the second data portion can be increased without changing the total size of the first data portion and the second data portion. When large data is sent from the game control means to the effect control means, an increase in the size of the entire transmitted data can be suppressed.
なお、パチンコ遊技機100(図1参照)は遊技機の一例である。遊技制御部200(図3参照)は遊技制御手段の一例である。演出制御部300(図3参照)は演出制御手段の一例である。出力制御部240(図4参照)は出力手段の一例である。RAM203(図3参照)は記憶手段の一例である。コマンド格納領域は記憶領域の一例である。 The pachinko gaming machine 100 (see FIG. 1) is an example of a gaming machine. The game control unit 200 (see FIG. 3) is an example of a game control unit. The production control unit 300 (see FIG. 3) is an example of production control means. The output control unit 240 (see FIG. 4) is an example of an output unit. The RAM 203 (see FIG. 3) is an example of a storage unit. The command storage area is an example of a storage area.
32a,32b…接触位置(接触位置の一例)
32A,32B…対応位置(表示領域における位置の一例)
33…指アイコン(所定画像の一例)
100…パチンコ遊技機(遊技機の一例)
114…画像表示部(表示手段の一例)
114a…表示画面(表示領域の一例)
162…タッチパネル(検出手段の一例)
301…CPU(移動表示制御手段の一例、演出実行手段の一例)
R…入力領域(入力領域の一例)
32a, 32b ... contact position (an example of a contact position)
32A, 32B ... corresponding position (an example of a position in the display area)
33 ... finger icon (an example of a predetermined image)
100 ... Pachinko machine (an example of a game machine)
114 ... Image display unit (an example of display means)
114a ... display screen (example of display area)
162 ... Touch panel (an example of detection means)
301... CPU (an example of moving display control means, an example of effect execution means)
R ... Input area (an example of input area)
パチンコ遊技機等の遊技機は、遊技を制御する遊技制御部(メイン制御手段)と、遊技に伴って行われる演出を制御する演出制御部(サブ制御手段)とを備える。そして、遊技制御部から演出制御部へ遊技に関する情報を含むコマンドが送られ、演出制御部は、遊技制御部から受け取ったコマンドに基づいて演出を行う(例えば、特許文献1、2参照)。
A gaming machine such as a pachinko gaming machine includes a game control unit (main control unit) that controls a game and an effect control unit (sub control unit) that controls an effect performed in accordance with the game. Then, a command including information related to the game is sent from the game control unit to the effect control unit, and the effect control unit performs an effect based on the command received from the game control unit (see, for example,
本発明は、出力処理全体に要する時間を短縮することが可能な遊技機を提供することを目的とする。 The present invention aims to provide a game machine capable you to reduce the time required for the entire output process.
本発明が適用される遊技機は、遊技に伴って演出を行う遊技機(例えばパチンコ遊技機100)であって、遊技制御に関する主制御処理を実行し、当該主制御処理を実行して得られた遊技に関する情報を含むデータを生成する遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)と、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)により前記主制御処理の1サイクルにおいて生成した全ての前記データを記憶する記憶手段(例えば、RAM203)と、前記記憶手段(例えば、RAM203)に格納された前記データを、予め定められた順序で、前記主制御処理の1サイクルにおいて出力する出力手段(例えば、出力制御部240)と、前記出力手段(例えば、出力制御部240)から出力されたデータを受け付けて、演出に関する処理を行う演出制御手段(例えば、演出制御部300)と、を備え、前記遊技制御手段(例えば、遊技制御部200)は、始動条件の成立に応じて遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行うと共に、当該判定の結果の情報を含むデータを生成し、前記演出制御手段(例えば、演出制御部300)は、前記判定の結果の情報を含むデータを受け付けた場合、演出装置(例えば、画像表示部114)にて当該判定の結果を示唆する示唆演出を実行可能であり、当該示唆演出の所定期間において操作による入力が可能であること、を特徴とするものである。 A gaming machine to which the present invention is applied is a gaming machine (for example, a pachinko gaming machine 100) that produces an effect along with a game, and is obtained by executing a main control process related to game control and executing the main control process. Game control means (for example, game control unit 200) for generating data including information related to the game, and all the data generated in one cycle of the main control process by the game control means (for example, game control unit 200) Storage means (e.g., RAM 203) and output means (e.g., RAM 203) that outputs the data stored in the storage means (e.g., RAM 203) in a predetermined order in one cycle of the main control process. An output control unit 240) and an effect that receives data output from the output means (for example, the output control unit 240) and performs processing related to the effect And control means (for example, the performance control unit 300), wherein the game control means (e.g., a game controller 200) determines whether to shift to an advantageous special game state for the player in response to the establishment of the start conditions When the data including the information on the result of the determination is generated, and the effect control means (for example, the effect control unit 300) receives the data including the information on the result of the determination, the effect device ( for example, in the image display section 114) is executable suggested effect suggesting a result of the determination, and is characterized in capable der Rukoto, input by the operation in a predetermined period of the suggestion effect.
本発明によれば、出力処理全体に要する時間を短縮することが可能になる。 According to the present invention it allows you to reduce the time required for the entire output process.
100…パチンコ遊技機(遊技機の一例)
114…画像表示部(演出装置の一例)
200…遊技制御部(遊技制御手段の一例)
203…RAM(記憶手段の一例)
240…出力制御部(出力手段の一例)
300…演出制御部(演出制御手段の一例)
1 00 ... Pachinko machine (an example of a game machine)
114 ... Image display unit (an example of a production device)
200 ... Game control unit (an example of game control means)
203 ... RAM (an example of storage means)
240... Output control unit (an example of output means)
300 ... Production control unit (an example of production control means)
Claims (1)
演出画像を表示する表示領域を持つ表示手段と、
入力領域を含み、当該入力領域における接触位置を検出する検出手段と、
前記検出手段の前記入力領域における位置を前記表示手段の前記表示領域における位置と対応付け、当該入力領域での前記接触位置が変位する場合に当該検出手段による検出結果に応じて当該接触位置に対応する当該表示領域の位置に所定画像が移動して表示され、かつ、所定の場合と当該所定の場合以外の場合とで当該所定画像が異なるように制御する移動表示制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 A gaming machine that produces a performance,
Display means having a display area for displaying the effect image;
A detection means including an input area and detecting a contact position in the input area;
The position in the input area of the detection means is associated with the position in the display area of the display means, and when the contact position in the input area is displaced, the position corresponds to the contact position according to the detection result by the detection means Moving display control means for controlling the predetermined image to be different between a predetermined case and a case other than the predetermined case, wherein the predetermined image is moved and displayed at the position of the display area.
A gaming machine comprising:
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