JP2017041935A - 電力提供管理システム、電力提供管理方法及び電力提供システム - Google Patents

電力提供管理システム、電力提供管理方法及び電力提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線電力伝送(無線給電装置)の利用を促進する新規な電力提供技術を提供する。
【解決手段】
複数の利用者の複数の無線受電装置と複数の無線受電装置が受信可能な電波をそれぞれ発信する1又は複数の無線給電装置とのうちの少なくとも1つと通信可能であり、複数の電力提供者に関する情報と複数の利用者に関する情報とを記憶した記憶手段を参照する電力提供管理システムが構築される。電力提供管理システムは、電波を受信している無線受電装置又はそれの利用者に関する情報を受信し、その受信した情報を基に特定される利用者が契約した電力提供者を特定する。電力提供管理システムは、給電の開始時刻と終了時刻とを特定し、特定された開始時刻及び終了時刻と、その開始時刻及び終了時刻に基づいて得られた情報とのうちの少なくとも1つを、特定された電力提供者に関連付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、無線電力伝送の利用に関する。
無線電力伝送に関する技術が知られている(例えば特許文献1)。
特開2014−187857号公報
バッテリーを搭載した装置の典型例の1つとして、スマートフォンのようなモバイル端末がある。複数種類のモバイル端末を携帯する利用者は少なく無い。いずれの種類のモバイル端末も、通常、充電が必要である。利用者は、適宜に(例えば毎日)、商用電源に接続されているケーブル(又は充電器)にモバイル端末を接続することで、モバイル端末に充電する。このような充電行為は、利用者にとって煩わしい。
また、モバイル端末として、時計型、指輪型又はウェア型のモバイル端末のようなウェアラブル端末も知られている。ウェアラブル端末は、一般に、容量の大きいバッテリーを搭載できない。このため、稼働時間が短く、故に、利用者が頻繁に充電行為をしなければならず、そうしないと、例えば24時間ヘルスチェックなど本来の用途で使えないこともあり得る。
こういった状況を鑑みれば、今後、無線電力伝送により供給された電力を受電する機能をモバイル端末が有するニーズが高まると考えられる。そのような機能を有するモバイル端末は、無線受電装置(無線電力伝送により供給された電力を受電する機能を有する装置)の一例である。無線受電装置は、モバイル端末に限らず、電力を利用して稼働する様々な種類の装置(例えば電気機器、電子機器等)が対象となり得る。電気自動車も無線受電装置の1つになり得る。
無線で電力を供給する装置(典型的には、電波を発信する装置)である無線給電装置は開発されている。無線給電装置は、駅や空港のような公共機関や、飲食店やホテルのような施設等に設置することが可能と考えられる。
本発明の目的は、無線電力伝送(無線給電装置)の利用を促進する新規な電力提供技術を提供することにある。
複数の利用者の複数の無線受電装置と複数の無線受電装置が受信可能な電波をそれぞれ発信する1又は複数の無線給電装置とのうちの少なくとも1つと通信可能な電力提供管理システムが構築される。記憶手段に、複数の電力提供者に関する情報と複数の利用者に関する情報とが格納され、電力提供管理システムは、その記憶手段を参照可能である。
(A)電力提供管理システムは、第1の無線給電装置からの電波を受信している第1の無線受電装置と第1の利用者とのうちの少なくとも1つに関する情報である第1の利用情報をから受信する。第1の無線給電装置は、1又は複数の無線給電装置のうちのいずれか1つである。第1の無線受電装置は、複数の無線受電装置のうちの、第1の無線給電装置からの電波を受信しているいずれか1つの無線受電装置である。第1の利用者は、第1の無線受電装置の利用者である。第1の利用情報は、例えば、第1の無線給電装置又は第1の無線受電装置から受信されてよい。電力提供管理システムは、無線受電装置と通信する場合、無線給電装置を介してその無線受電装置と通信してもよいし、無線給電装置を介さずにその無線受電装置と通信してもよい。
(B)電力提供管理システムは、複数の電力提供者のうち、第1の利用情報を基に特定される第1の利用者が契約した電力提供者を特定する。利用者と電力提供者間の契約は、(B)の前に予め行われていてもよいし、(B)において行われてもよい。
(C)電力提供管理システムは、第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置からの給電の開始時刻と終了時刻とを特定する。給電の開始と終了は、第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置の各々について特定されてもよい。或いは、第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置からの電波を継続して受信していた場合、給電開始時刻の特定は、最初の電波の受信に伴う給電開始の時刻の特定だけでもよく、給電終了時刻の特定は、最後の電波の受信終了に伴う給電終了の時刻の特定だけでもよい。
(D)電力提供管理システムは、特定された開始時刻及び終了時刻と、その開始時刻及び終了時刻に基づいて得られた情報とのうちの少なくとも1つを、特定された電力提供者に関連付ける。具体的には、例えば、電力提供管理システムは、給電開始時刻及び給電終了時刻(又は、給電開始時刻及び給電終了時刻に基づいて算出された電力量又は課金額)と電力提供者との組合せとしての情報を記憶手段に格納してよい。その情報がその電力提供者に送信されれば、その電力提供者は、利用者に対して、適切な金額を請求又は認識できる。
本発明に従う電力提供管理システムによれば、複数の電力提供者の電力を同一の無線給電装置を介して2以上の利用者の2以上の無線受電装置に供給できる。このため、電力提供管理システムを含んだ電力提供システムに、電力提供者は関与し易く、無線給電装置の利用(設置)の促進が期待される。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。 実施形態において利用者が受けられるサービスの一例を示す。 1つの無線給電装置からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの一例を示す。 複数の無線給電装置からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの一例を示す。 複数の無線給電装置からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの別の一例を示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
ネットワーク102(例えばインターネットのような通信ネットワーク)に接続された複数の無線給電装置103(103A、103B、…)が設置されている。無線給電装置103は、無線で電力を供給する装置であり、典型的には、電波を発信する装置である。そのため、無線給電装置103は、「電力用電波発信装置」と呼ばれてもよい。無線給電装置103は、駅や空港のような公共機関や、飲食店やホテルのような施設など、様々な場所に設置することができる。
無線給電装置103からの電波を、利用者104の無線受電装置105が受信する。無線受電装置105は、受信した電波を電力に変換する機能を有する。その機能は、無線受電装置105に内蔵されている機能でもよいし、モバイル端末のような装置に着脱可能なモジュールに搭載されている機能でもよい(後者の場合、装置とモジュールの組合せが、無線受電装置105である)。無線受電装置105は、図1に例示するように、スマートフォンのようなモバイル端末でもよいし、ウェアラブル端末(時計型、指輪型或いはウェア型のモバイル端末)のようなモバイル端末でもよい。また、無線受電装置105は、図1に例示するように、電気自動車105でもよいし、自動車に搭載された装置でもよい。
無線受電装置105は、典型的には、無線受電装置105が有する負荷に電力を供給するバッテリーを有しており、無線給電装置103から供給された電力(無線給電装置103から受信した電波が無線受電装置105により変換された電力)を、バッテリーに提供する(充電する)。これにより、無線給電装置103のゾーン(無線給電装置103の電波の届く範囲(エリア))に無線受電装置105があるだけで、その無線受電装置105のバッテリーへの充電が可能となる(なお、無線受電装置105は、必ずしもバッテリーを有していなくてもよい)。
装置を商用電源に接続するといった特別な充電行為が不要である等の理由から、無線電力伝送(無線給電装置103)の利用の促進(例えば普及)が望まれていると考えられる。
そのためには、無線給電装置103の利用の制御や利用に伴う課金をどのように行うかが、1つの課題であると考えられる。この課題は、会社内や家庭内といったように利用者104が特定の利用者(例えば従業員或いは家族)に限られ易い環境では小さいかもしれないが、公共機関や市街の施設のように一般に不特定の利用者に利用される環境では大きいと考えられる。なぜなら、前者の環境では、電力提供会社、無線給電装置、無線受電装置及び利用者の関係は或る範囲に制限され得るが、後者の環境では、電力提供会社、無線給電装置、無線受電装置及び利用者の関係は実質的に制限されないと考えられるからである。特に、後者の環境では、複数の電力提供会社が関与する(すなわち、無線給電装置103からの電波を複数の電力提供会社が共有する)ことが考えられるので、課題は一層大きいと考えられる。
そこで、本実施形態では、電力提供管理システムの一例としての電力提供管理サーバ(以下、管理サーバ)101が構築され、且つ、複数の利用者104に関する情報を含むデータベースである利用者DB123と、複数の電力提供会社に関する情報を含むデータベースである電力提供会社DB125と、給電に関する記録(履歴)を含んだデータベースである給電記録DB127とが構築される。管理サーバ101は、1以上の計算機で構成されてよい。DB123、125及び127のうちの2以上のDBが、一情報として管理されてもよいし、更に多くのDBに分割されていてもよい。
管理サーバ101は、ネットワーク102及び無線給電装置103を介して無線受電装置105と通信する。しかし、それに限らず、管理サーバ101は、無線給電装置103と通信してもよいし、無線給電装置103を介さずに無線受電装置105と通信してもよい。
また、管理サーバ101は、DB123、125及び127を適宜に参照又は更新等することで、複数の電力提供会社が関わる環境での無線電力伝送の利用を管理することができる。
以下、管理サーバ101、DB123、125及び127を詳細に説明する。
管理サーバ101は、I/F111(インターフェース手段の一例)と、記憶資源115と、それらに接続されたプロセッサ113とを有する。本実施形態において、「記憶資源」は、1以上の記憶デバイスの集合であり、例えば、主記憶メモリ及び補助記憶デバイスを含む。また、本実施形態において、「プロセッサ」は、典型的にはCPU(Central Processing Unit)であるが、所定の処理を行うハードウェア回路(例えば、暗号化及び/又は復号化を行う回路)を含んでも良い。また、本実施形態において、「I/F」は、1以上の通信インタフェースデバイスの集合であり、例えば、I/F111は、ネットワーク102を介した通信を行うための通信インタフェースデバイスと、他種の通信を行うための通信インタフェースデバイスとを含んでよい。
記憶資源115は、プロセッサ113により実行されるコンピュータプログラム、例えば、管理エンジン121を記憶する。管理エンジン121は、プリインストールされていてもよいし、所定のプログラムソースからインストールされてもよい。以下、コンピュータプログラムを主語として処理を説明することがあるが、その処理は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサ113により行われる。
また、記憶資源115は、上述したDB123、125及び127を記憶する。DB123、125及び127の少なくとも一部が、管理サーバ101の外部ストレージ装置に存在してもよい。
利用者DB123は、利用者104毎に、例えば、受電装置番号(電力受電装置105の識別番号)、利用者番号(利用者104の識別番号)、利用パスワード(利用のための認証に使用されるパスワード)、契約電力提供会社番号(利用者104との間で契約が結ばれた電力提供会社の識別番号)、及び、契約種別(継続契約、スポット契約等)を含む。利用者DB123は、利用者104毎に、これらの情報要素の少なくとも1つに代えて又は加えて、他の情報要素(例えば、住所、電子メールアドレス等)を含んでもよい。
電力提供会社DB125は、電力提供会社毎に、例えば、電力提供会社番号(電力提供会社の識別番号)、電力提供会社名(電力提供会社の名称)、及び、電力単価(例えば、単位給電時間当たりの価格)を含む。電力単価に加えて電力単価以外のルールを含んだ課金ルールが採用されてもよい。課金ルールは、給電時間(給電開始時刻〜給電終了時刻)の長さや時間帯に応じた料金表データを含んでよい(例えば夜間は昼間のx%の値段)。電力提供会社DB125は、電力提供会社毎に、これらの情報要素の少なくとも1つに代えて又は加えて、他の情報要素(例えば、住所、電子メールアドレス等)を含んでもよい。なお、本実施形態において、電力提供会社は、電力提供者の一例である。電力提供者は、典型的には、電気事業者(電気事業法で規定されている「電気事業」((1)一般電気事業、(2)卸電気事業、(3)特定電気事業、(4)特定規模電気事業、(5)振替供給、(6)接続供給)のうち、(1)から(4)の事業を営む事業者)を意味する。電気事業者に代えて又は加えて、電力事業者以外の者が電力提供者になることもあり得る(例えば法律改正が行われた場合)。また、電力提供会社DB125に記録されている全ての電力提供会社が、全ての無線給電装置103の電波を共有するようになっていてもよいし、少なくとも1つの電力提供会社には、複数の無線給電装置103のうち利用者が利用可能な無線給電装置103の識別番号が関連付けられていてもよい。言い換えれば、無線給電装置103の電波は、全ての電力提供会社に共有されてもよいし、そのうちの2以上の電力提供会社に共有されてもよい。
給電記録DB127は、給電開始毎に、例えば、電力提供会社番号(電力提供会社の識別番号)、電力単価、(電力受電装置105の識別番号)、利用者番号(利用者104の識別番号)、給電装置番号(無線給電装置103の識別番号)、給電開始時刻、及び、給電終了時刻を含む。給電記録DB127は、給電開始毎に、これらの情報要素の少なくとも1つに代えて又は加えて、他の情報要素を含んでもよい。2以上の無線給電装置103にそれぞれ対応した2以上のゾーンを1つの無線受電装置105が移動しても給電が継続された場合(無線受電装置105が少なくとも1つのゾーンにいる状態を保ったまま2以上のゾーンを移動した場合)、給電開始時刻及び給電終了時刻の1つの組に、その2以上の無線給電装置103にそれぞれ対応した2以上の給電装置番号が関連付けられてよい。
以上が、DB123、125及び127の説明である。DB123、125及び127の少なくとも1つにおいて、識別番号に代えて他種の識別情報が採用されてもよい。
図2は、本実施形態において利用者が受けられるサービスの一例を示す。
異なる電力提供会社A及びBとそれぞれ契約している利用者104A及び104Bの無線受電装置105A及び105Bが、同一の無線給電装置103Aからの電波を受信し内部(例えばバッテリー)に給電できる。同一の無線給電装置103Aからの給電であっても、管理エンジン121が、いずれの利用者がいずれの電力提供会社と契約しているかを特定する。これにより、無線受電装置105Aへの給電の料金は、電力提供会社Aの電力単価に従い利用者104Aに対して課された金額として管理され、無線受電装置105Bへの給電の料金は、電力提供会社Bの電力単価に従い利用者104Bに対して課された金額として管理される。
利用者104Cが複数の電力提供会社A及びBと継続契約している場合、管理エンジン121が、その複数の電力提供会社A及びBのうちの、電力供給に関する所定の条件に適合する1つの電力提供者を特定する。具体的には、例えば、管理エンジン121は、電力提供会社A及びBのうち電力単価が最も安い電力提供者を特定する。特定された電力提供会社の電力単価に従い、利用者104Cに対して課される金額が算出される。その金額は、管理エンジン121により算出されてもよい。或いは、給電記録DB127のうちの利用者104Cに関する情報(例えば、給電開始時刻及び給電終了時刻の組)が、特定された電力提供者に送信され、その情報を基に、その電力提供者により課金額が算出されてもよい。
また、無線給電装置103Aのゾーンと無線給電装置103Bのゾーンが一部重複しており、利用者104Cの無線受電装置105Cが、無線給電装置103A及び103Bのゾーンのうちの少なくとも1つにいる状態を保ったまま、無線給電装置103Aのゾーンから無線給電装置103Bのゾーンに移動としたとする。上述したように、無線受電装置105Cが無線給電装置103A及び103Bのゾーンのうちの少なくとも1つにいる状態を保たれているので、給電(例えば無線受電装置105C内のバッテリーへの充電)は継続される。
利用者104は、いずれの電力提供会社とも予め契約(継続契約)しておかなくてもよい。例えば、無線受電装置105Dを有する利用者104Dは、無線給電装置103Bからの電波を利用した電力を利用した場合(その電波を基に無線受電装置105Dに充電したい場合)、無線給電装置103Bの電波を共有する複数の電力提供会社のうちのいずれかの電力提供会社とスポット契約を結び、その場限りの利用をすることもできる。具体的には、例えば、管理エンジン121が、電力提供会社DB125を基に、選択可能な複数の電力提供会社(例えば、全ての電力提供会社、又は、無線給電装置103Bに関連付けられている複数の電力提供会社)と、その複数の電力提供会社の各々の電力単価とを特定し、特定された電力提供会社と電力単価を含んだ情報である一覧情報を、利用者104Dの利用端末(例えば、無線受電装置105D、又は、利用者104Dの他の情報処理端末)に送信する。一覧情報は、典型的には、GUI(Graphical User Interface)のような表示用情報でよいが、音声情報のような他種の情報でもよい。利用者104Dは、一覧情報が表す複数の電力提供会社から所望の電力提供会社を選択する。管理エンジン121は、選択された電力提供会社の課金額の決済に必要な情報である決済情報の入力(例えば、決済方法の選択)の要求を、利用者104Dの利用端末に送信する。管理エンジン121は、その要求に応答して利用端末に入力された決済情報を受信した場合、利用者104Dと利用者104Dにより選択された電力提供会社との間でスポット契約が成立したとみなし、利用者DB123に、利用者104Dについて、スポット契約された電力提供会社の識別番号と、契約種別「スポット契約」とを記録してよい。なお、例えば、電力提供会社の選択に関するポリシーが利用者104Dにより予め記録されている場合、そのポリシーに従い、管理エンジン121により、利用者104Dとスポット契約される電力提供会社が自動選択されてもよい。また、そのポリシーが、利用者104Dが使用できる決済方法(例えば、クレジットカード決済、第三者決済会社を利用した決済等)が記録されていれば、その決済方法による決済が可能な電力提供会社のみが、選択肢として一覧情報に含まれるようになっていてもよい。管理エンジン121は、利用者104Dの利用端末から受信した決済情報を、利用者DB123及び給電記録DB127のうちの少なくとも1つに記録してもよい。
以下、本実施形態で行われる処理の一例を説明する。
図3は、1つの無線給電装置103からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの一例を示す。なお、図3の説明では、1人の利用者104Tと、その利用者104Tの1つの無線受電装置105Tを例に取る。また、本実施形態では、無線受電装置105Tと管理サーバ101は無線給電装置103を介して通信することになるが、その通信では、無線給電装置103は、単なる情報の中継のみを行ってよい。
いずれの無線給電装置103からの電波を受信していない状態(電波OFF)の無線受電装置105Tが、いずれかの無線給電装置103Tからの電波の受信を検出した場合(電波ON)、無線受電装置105T(例えば、無線受電装置105Tのプロセッサにより実行される所定のアプリケーションプログラム)が、受電装置番号(無線受電装置105Tの識別番号)、利用者番号(利用者104Tの識別番号)、利用パスワードを、受信した電波の発信元の無線給電装置103Tを介して管理サーバ101に送信する。受電装置番号は、無線受電装置105Tの所定の記憶領域から読み出された装置識別番号でよい。利用者番号及び利用パスワードは、利用者104Tにより手動で入力された情報でもよいし、予め無線受電装置105Tに記憶されている情報が読み出されたものでもよい。
管理サーバ101が、受電装置番号、利用者番号及び利用パスワードを受信し、管理エンジン121が、認証処理を行う(S310)。具体的には、管理エンジン121が、受信した受電装置番号、利用者番号及び利用パスワードに対応した契約電力提供会社番号を利用者DB123から探す。
契約電力提供会社番号が見つからなかった場合(認証NG)、管理エンジン121が、認証NGを、無線受電装置105Tに送信する。なお、認証NGの送信に代えて、管理エンジン121は、スポット契約に関する処理(具体的には、図2を参照して利用者104Dについて説明した処理)を開始してもよい。
契約電力提供会社番号が見つかった場合(認証OK)、管理エンジン121が、会社情報取得(S330)を行う。具体的には、管理エンジン121は、見つかった電力提供会社番号に対応した情報(電力提供会社名及び電力単価)を、電力提供会社DB125から取得し、取得した情報を無線受電装置105Tに送信する。なお、見つかった契約電力提供会社番号が複数の場合、管理エンジン121は、複数の電力提供会社のうち電力単価が最も安い電力提供会社を選択しその選択した電力提供会社の情報のみを無線受電装置105Tに送信してもよいし、複数の電力提供会社の各々の情報を無線受電装置105Tの利用者104Tの利用端末(その無線受電装置105T、又は、利用者104Tの他の情報処理端末)に送信し利用端末を通じて利用者104Tから所望の電力提供会社の選択を受け付けてもよい。
無線受電装置105Tは、受信した情報(電力提供会社名及び電力単価)を表示し、利用者104Tから手動で給電開始の指示を受けて、給電開始指示を管理サーバ101に送信する。なお、無線受電装置105T及び管理サーバ101の少なくとも1つにおいて、無線受電装置105Tについて自動給電モードが設定されている場合、無線受電装置105Tは、利用者104Tからの手動での指示入力無しに給電開始指示を管理サーバ101に送信してもよいし、管理エンジン121は、給電開始指示の入力無しに給電開始としてもよい。また、無線受電装置105Tが受信した情報が複数の電力提供会社を表している場合、無線受電装置105T(例えば所定のアプリケーションプログラム)が、複数の電力提供会社のうち電力単価が最も安い電力提供会社を自動的に選択してもよいし、利用者104Dから所望の電力提供会社の選択を受け付けてもよい。この場合、無線受電装置105Tは、選択した電力提供会社の情報を関連付けた給電開始指示を送信してよい(給電開始指示の送信が不要の場合、選択した電力提供会社の情報を管理サーバ101に送信してよい)。
管理エンジン121は、給電処理(S340)を行う。具体的には、管理エンジン121は、給電開始指示を受信した場合(又は、給電開始指示無しに自動で給電開始を決定した場合)、利用者104Tについて給電開始時刻(例えば給電開始指示を受信した時刻)を給電記録DB127に記録する。ここでは、更に、給電開始時刻に加えて、受信した受電装置番号及び利用者番号、取得された電力提供会社番号、取得された電力単価、無線給電装置103Tの給電装置番号等が、利用者104Tについて給電記録DB127に記録される。また、管理エンジン121は、電波を電力に変換する機能(無線受電装置105Tの電波/電力変換機能)をONにするための鍵情報である給電開始鍵を無線受電装置105Tに送信する。給電開始鍵は、給電開始を意味する情報の一例である。無線受電装置105T(例えば所定のアプリケーションプログラム)が、給電開始鍵を受信した場合、その給電開始鍵を、例えば無線受電装置105Tの記憶領域に格納し、且つ、無線給電装置103Tからの電波を電力に変換しその電力を内部に給電(例えばバッテリーに充電)することを開始する。つまり、給電OFFの状態から、給電ONの状態となる。また、無線受電装置105Tが、無線給電装置103Tからの電波を受信しなくなったことを検出した場合、給電終了通知を管理サーバ101に送信する。管理サーバ101が給電終了通知を受信した場合、管理エンジン121が、利用者104Tの利用者番号について給電終了時刻(例えば給電終了通知を受信した時刻)を給電記録DB127に記録する。また、管理エンジン121は、給電開始時刻から給電終了時刻までの給電時間と、電力単価とを基に電力料金(課金額)を算出し、算出された電力料金を表す情報を無線受電装置105Tに送信する。無線受電装置105Tは、その情報を受信し、受信した情報が表す電力料金を出力(例えば表示又は音声出力)する。
給電処理(S340)において、利用者104Tと契約がされた電力提供会社の識別番号と、その電力提供会社の電力単価とが、管理エンジン121により、利用者104Tの無線給電装置103Tについての給電開始時刻及び給電終了時刻に関連付けられる。これにより、その給電開始時刻から給電終了時刻までの時間長の電力料金の算出と、算出された電力料金を課金可能な電力提供会社との特定が可能である。
なお、本実施形態において、「無線給電装置103からの電波を受信していない」とは、無線給電装置103からの電波の受信強度が所定値以下であることでよく、同様に、「無線給電装置103Tからの電波を受信しなくなった」とは、その電波の受信強度が所定値より大きい強度から所定値以下になったこと(或いは、その電波の受信強度が所定値以下になってからその状態が所定時間継続したこと)でよい。ここで言う「所定値」は、0であってもよいし、0より大きい値であってもよい。
また、S330において、管理エンジン121が複数の電力提供会社の会社情報を取得した場合(つまり、利用者104Tの契約電力提供会社が複数存在することが特定された場合)、管理エンジン121は、給電終了前(例えば給電開始前)に電力提供会社を選択することに代えて、以下の処理を行ってよい。すなわち、管理エンジン121は、給電終了時に(例えば給電終了通知を受信した場合に)、特定された複数の契約電力提供会社の各々について、その電力提供会社の電力単価と給電開始時刻から給電終了時刻までの給電時間とを基に課金額を算出し、複数の契約電力提供会社についてそれぞれ算出された複数の課金額のうち最も課金額が安い契約電力提供会社を選択してよい。或いは、管理エンジン121は、複数の契約電力提供会社の各々の情報及び算出された課金額を利用者104Tの利用端末に送信し利用端末を通じて利用者104Tから所望の契約電力提供会社の選択を受け付けてもよい。そして、管理エンジン121は、管理エンジン121が自動で又は利用者104Tが手動で選択した契約電力提供会社に関して、情報(選択した契約電力提供会社の識別番号、電力単価等)を給電記録DB127に記録してよい。つまり、利用者104Tの契約電力提供会社が複数存在する場合、電力提供会社の選択は、給電終了前と給電終了後のどちらで行われてもよい。
図4は、複数の無線給電装置103からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの一例を示す。なお、図4及び図5の説明では、1人の利用者104Uと、利用者104Uの1つの無線受電装置105Uと、2つの無線給電装置103U1及び103U2とを例に取る。
いずれの無線給電装置103からの電波を受信していない状態(電波OFF)の無線受電装置105Uが、いずれかの無線給電装置103U1からの電波の受信を検出した場合(電波ON)、無線給電装置103U1について、図3で説明した処理(S310、S330、S340等)と同様の処理が行われる(S410、S430、S440等)。
ここで、無線受電装置105Uが、無線給電装置103U1からの電波を受信しなくなったことを検出した場合、別の無線給電装置103U2からの電波を受信していれば、無線受電装置105Uが、無線給電装置103U2を介して、受電装置番号、利用者番号及び利用パスワードを管理サーバ101に送信する。つまり、無線給電装置103U2について、図3で説明した処理(S310、S330、S340等)と同様の処理が行われる(S450、S470、S480等)。
図5は、複数の無線給電装置103U1及び103U2からの給電の開始と終了に関する一連の処理の流れの別の一例を示す。
この例によれば、図4に示した例のように、受電装置番号、利用者番号及び利用パスワードの再度の送信は不要であり、管理エンジン121から無線受電装置105Uに対して発行された給電開始鍵が、一種の認証用の情報として利用される。
具体的には、無線受電装置105Uが、無線給電装置103U1からの電波を受信しなくなったことを検出した場合、別の無線給電装置103U2からの電波を受信していれば、無線受電装置105Uは、その装置105Uの記憶領域から給電開始鍵を読み出し、その給電開始鍵を管理サーバ101に送信する(給電開始鍵は、例えば所定桁の番号でもよく、管理サーバ101に送信される給電開始鍵は、利用者104Uから手動で入力された情報でもよい)。管理サーバ101が給電開始鍵を受信し、管理エンジン121が、その給電開始鍵が有効か否かを判断する(S550)。給電開始鍵には、例えば、有効期限が関連付けられていて、受信した給電開始鍵に関連付けられている有効期限が過ぎていない場合、その給電開始鍵は有効と判断され、有効期限が過ぎている場合、その給電開始鍵は無効と判断されてよい。また、無線給電装置103U1についての給電開始鍵には、無線受電装置105Uが無線給電装置103U1から電波を受信しなくなったときの時刻である電波OFF時刻が無線給電装置103U1により関連付けられてもよい。この場合、管理エンジン121は、給電開始鍵を受信した時刻とその給電開始鍵に関連付けられている電波OFF時刻との差分が所定値以下であれば、その給電開始鍵は有効であると判断し、その給電開始鍵を受信した時刻とその給電開始鍵に関連付けられている電波OFF時刻との差分が所定値を超えていれば、その給電開始鍵は無効であると判断してもよい。
受信した給電開始鍵が有効と判断された場合、管理エンジン121は、無線給電装置103U2についての給電開始時刻(例えば、有効と判断された時点の時刻)を給電記録DB127に記録する。この場合、最初の電波の発信元である無線給電装置103U1経由の通信において行われた電力提供会社特定は実行されない(不要である)。無線給電装置103U2からの給電の電力料金についても、無線給電装置103U1について特定された電力提供会社の電力単価が使用されるからである。無線給電装置103U2についての給電開始時刻を給電記録DB127に記録する場合、その給電開始時刻には、無線給電装置103U1について特定された電力提供会社の電力単価及び電力提供会社番号等も記録される(関連付けられる)。
また、受信した給電開始鍵が有効と判断された場合、図5に例示するように、管理エンジン121は、無線給電装置103U2からの給電の開始のための給電開始鍵を無線受電装置105Uに送信してもよい。この場合、無線受電装置105Uは、その受信した給電開始鍵があれば、無線給電装置103U2からの電波を電力に変換してよい。なお、無線給電装置103U2からの給電の開始のための給電開始鍵の送信は行われなくてもよく、給電開始鍵は、複数の無線給電装置103U1及び103U2に共通でもよい。
一方、受信した給電開始鍵が無効と判断された場合、管理エンジン121は、認証要求を無線受電装置105Uに送信してよい。無線受電装置105Uは、その認証要求に応答して、受電装置番号、利用者番号及び利用パスワードを、無線給電装置103U2を介して管理サーバ101に送信する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これは、本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
例えば、電力提供会社が違っていても、無線給電装置103からの電波(周波数帯域)は同一でもよいし、電力提供会社毎に電波の周波数帯域が違っていてもよい。後者の場合、電波の周波数帯域から、電力提供会社が一意に特定されてよい。例えば、無線受電装置105が、その装置105の利用者104が契約した電力提供会社に対応した周波数帯域の電波を検出するようになっていてもよい。
また、例えば、図4及び図5のうちの少なくとも1つにおいて、無線受電装置105Uが、無線給電装置103U1からの電波を受信しなくなったことを検出した場合、別の無線給電装置103U2からの電波を受信していれば、無線受電装置105Uは、給電終了通知を送信せず、給電ONの状態を維持してもよい(無線給電装置103U1に代えて無線給電装置103U2からの電波を利用した給電を行ってもよい)。この場合、別の無線給電装置103U2について、無線受電装置105Uは、給電開始指示を送信しないでもよい。つまり、無線受電装置105Uが、複数の無線給電装置103U1及び103U2のゾーンをいずれかのゾーンにいる状態を維持した状態で移動した場合、その複数の無線給電装置103U1及び103U2について給電開始時刻と給電終了時刻の組は1つでよい(給電開始時刻は、電波を最初に受信したことを契機とした給電開始の時刻でよく、給電終了時刻は、いずれの電波も受信しなくなったことを契機とした給電終了の時刻でよい)。
101:電力提供管理サーバ

Claims (8)

  1. 複数の利用者の複数の無線受電装置と前記複数の無線受電装置が受信可能な電波をそれぞれ発信する1又は複数の無線給電装置とのうちの少なくとも1つに対するインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段を介して通信を実行する手段と、複数の電力提供者に関する情報と前記複数の利用者に関する情報とを記憶した記憶手段にアクセスする手段とを含んだ制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    (A)第1の無線給電装置からの電波を受信している第1の無線受電装置と第1の利用者とのうちの少なくとも1つに関する情報である第1の利用情報を受信し、
    (B)前記複数の電力提供者のうち、前記第1の利用情報を基に特定される前記第1の利用者が契約した電力提供者を特定し、
    (C)前記第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置からの給電の開始時刻と終了時刻とを特定し、
    (D)特定された開始時刻及び終了時刻と、その開始時刻及び終了時刻に基づいて得られた情報とのうちの少なくとも1つを、前記特定された電力提供者に関連付け、
    前記第1の無線給電装置は、前記1又は複数の無線給電装置のうちのいずれか1つであり、
    前記第1の無線受電装置は、前記複数の無線受電装置のうちの、前記第1の無線給電装置からの電波を受信しているいずれか1つの無線受電装置であり、
    前記第1の利用者は、前記第1の無線受電装置の利用者である、
    電力提供管理システム。
  2. (B)において、前記制御手段が、前記第1の利用者と既に契約されている2以上の電力提供者を特定した場合、前記2以上の電力提供者のうちの、電力供給に関する所定の条件に適合する1つの電力提供者を特定する、
    請求項1記載の電力提供管理システム。
  3. 前記記憶手段は、電力提供者毎の電力価格に関する情報を記憶しており、
    前記所定の条件は、電力単価が最も安い電力提供者、又は、前記特定された開始時刻及び終了時刻を基に算出された課金額が最も安い電力提供者に該当することである、
    請求項2記載の電力提供管理システム。
  4. (X)前記制御手段は、前記第1の利用情報を受信した場合、
    前記第1の利用情報を用いて前記第1の無線受電装置と前記第1の利用者とのうちの少なくとも1つが正当か否かを判断する処理を含んだ認証処理を実行し、
    前記認証処理で正当との結果が得られた場合に、(B)を実行し、
    前記認証処理で正当との結果が得られ且つ給電が開始された場合、給電開始を意味する情報である鍵情報を、前記第1の無線受電装置に送信し、
    (B)において特定された電力提供者に関して(D)を実行し、
    (Y)前記制御手段は、前記第1の利用情報に代えて前記給電鍵情報を受信した場合、
    前記受信した給電鍵情報が有効か否かを判断する処理を含んだ有効性判断処理を実行し、
    前記有効性判断処理で有効との結果が得られた場合、(B)を実行せず、
    この(Y)での(D)において、この(Y)に関係する(X)での(B)において特定された電力提供者を関連付ける、
    請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の電力提供管理システム。
  5. (B)において、前記制御手段は、前記第1の利用者との間で契約済の電力提供者がいない場合、前記第1の利用者から選択された電力提供者であって前記第1の利用者がスポット契約する電力提供者を特定し、
    前記制御手段は、前記スポット契約された電力提供者の電力の費用の決済に必要な情報であり前記第1の利用者に関する決済情報を取得した後に、(C)で、前記スポット契約された電力提供者の電力の供給を開始する、
    請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の電力提供管理システム。
  6. 前記記憶手段は、電力提供者毎の電力価格に関する情報を記憶しており、
    前記制御手段は、前記特定された開始時刻及び終了時刻を基に算出された課金額を表す情報であって前記第1の無線受電装置宛の情報を出力する、
    請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の電力提供管理システム。
  7. 複数の利用者の複数の無線受電装置が受信可能な電波をそれぞれ発信する1又は複数の無線給電装置を利用した電力提供の管理方法であって、
    (A)第1の無線給電装置からの電波を受信している第1の無線受電装置と第1の利用者とのうちの少なくとも1つに関する情報である第1の利用情報を前記第1の無線給電装置又は前記第1の無線受電装置から受信し、
    (B)前記複数の電力提供者のうち、前記第1の利用情報を基に特定される前記第1の利用者が契約した電力提供者を特定し、
    (C)前記第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置からの給電の開始時刻と終了時刻とを特定し、
    (D)特定された開始時刻及び終了時刻と、その開始時刻及び終了時刻に基づいて得られた情報とのうちの少なくとも1つを、前記特定された電力提供者に関連付け、
    前記第1の無線給電装置は、前記1又は複数の無線給電装置のうちのいずれか1つであり、
    前記第1の無線受電装置は、前記複数の無線受電装置のうちの、前記第1の無線給電装置からの電波を受信しているいずれか1つの無線受電装置であり、
    前記第1の利用者は、前記第1の無線受電装置の利用者である、
    電力提供管理方法。
  8. 複数の利用者の複数の無線受電装置と前記複数の無線受電装置が受信可能な電波をそれぞれ発信する1又は複数の無線給電装置のうちの少なくとも1つの無線給電装置と、
    無線給電装置と無線受電装置とのうちの少なくとも1つと通信する手段と、複数の電力提供者に関する情報と前記複数の利用者に関する情報とを記憶した記憶手段にアクセスする手段とを含んだ電力提供管理システムと
    を有し、
    前記電力提供管理システムは、
    (A)第1の無線給電装置からの電波を受信している第1の無線受電装置と第1の利用者とのうちの少なくとも1つに関する情報である第1の利用情報を受信し、
    (B)前記複数の電力提供者のうち、前記第1の利用情報を基に特定される前記第1の利用者を特定が契約した電力提供者を特定し、
    (C)前記第1の無線給電装置を含む1以上の電力供給装置からの給電の開始時刻と終了時刻とを特定し、
    (D)特定された開始時刻及び終了時刻と、その開始時刻及び終了時刻に基づいて得られた情報とのうちの少なくとも1つを、前記特定された電力提供者に関連付け、
    前記第1の無線給電装置は、前記1又は複数の無線給電装置のうちのいずれか1つであり、
    前記第1の無線受電装置は、前記複数の無線受電装置のうちの、前記第1の無線給電装置からの電波を受信しているいずれか1つの無線受電装置であり、
    前記第1の利用者は、前記第1の無線受電装置の利用者である、
    電力提供システム。
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