JP2017041676A - ユーザ装置、基地局、測定方法及びギャップ区間決定方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、測定方法及びギャップ区間決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置を提供する。【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザ装置、基地局、測定方法及びギャップ区間決定方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)システムでは、ユーザ装置をより品質の良いセルに接続させるため、又は、セル間のロードバランシング等を行うために、ユーザ装置に各セルの無線品質を測定させると共に、測定させた無線品質を基地局に報告させるようにしている。
また、ユーザ装置は、自身が在圏しているセルのキャリア周波数(中心周波数)とは異なるキャリア周波数のセル(Inter-frequency及びInter-RAT)の無線品質を測定する場合、RF部の周波数切替え及び無線品質の測定を行うためにDL(Downlink)及びUL(Uplink)の通信を停止する。通信が停止する時間は、Measurement gapと呼ばれる。
図1は、Measurement gapの概要を説明するための図である。図1に示すようにGap区間(図1の「2」)は周期的に存在している。Gap区間では、ユーザ装置はDL及びULの通信を停止し、RF部を他キャリアの周波数(Inter-frequency, Inter-RAT)に切替えてセルの無線品質の測定を行う。また、ユーザ装置は、Gap区間以外(図1の「1」)では基地局から割当てられた無線リソースを用いてデータ通信を行う。
3GPP TS36.300 V12.6.0(2015−06)
Measurement gapを設けるGap区間及びGap区間の周期(Gap Pattern及びGap offsetで指定される)は、基地局が決定してユーザ装置に通知する。図2は3GPPの仕様で規定されているGap Patternの設定値である。図2によれば、Gap区間の長さ(Measurement Gap Length)は、6msに設定されている。
また、基地局は、Gap区間に該当する時間は、DL及びULにおけるスケジューリングを停止することで、ユーザ装置が通信を停止している時間帯に無駄に無線リソースを割当てないようにしている。ここで、ユーザ装置UEは、下りデータを受信したサブフレームから4ms後のサブフレームでACK又はNACKを基地局に送信することが3GPPの仕様で規定されている。従って、基地局は、Gap区間に加えて、ユーザ装置がACK/NACKを送信するタイミングがGap区間に含まれてしまうサブフレームについてもスケジューリングを停止する必要がある。具体的には、基地局は、Gap区間(6ms)に加え、Gap区間前の4msの合計10msにおいてスケジューリングを停止する必要がある。
このように、Gap区間ではユーザ装置はDL及びULの通信を停止し、基地局もスケジューリングを停止するため、スループットが低下(ULで最大35%、DLで最大25%)してしまうことになる。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信部と、を有する。
また、開示の技術の基地局は、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、当該基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を含む測定結果情報を、前記ユーザ装置から受信する受信部と、前記測定結果情報に含まれるサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、決定された前記ギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を有する。
開示の技術によれば、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
Measurement gapの概要を説明するための図である。 Gap Patternの設定値を示す図である。 本実施の形態における無線通信システムの概要を示す図である。 Gap区間を説明するための図である。 Gap区間の決定例を説明するための図である。 第一の実施の形態におけるユーザ装置の機能構成例を示す図である。 第一の実施の形態における基地局の機能構成例を示す図である。 第一の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態におけるユーザ装置の機能構成例を示す図である。 第二の実施の形態における基地局の機能構成例を示す図である。 第二の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。 第三の実施の形態におけるユーザ装置の機能構成例を示す図である。 第三の実施の形態における基地局の機能構成例を示す図である。 第三の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、以下の実施の形態では、サブフレーム長が1msであり、かつGap区間が6msであるLTEを例に説明するが、本実施の形態では、LTEとは異なるサブフレーム長及びGap区間が適用される無線通信システムにも適用することができる。
<システム全体構成>
図3は、本実施の形態における無線通信システムの概要を示す図である。図3に示すように、本実施の形態における無線通信システムは、ユーザ装置UEと、複数の基地局(基地局eNBa〜基地局eNBd)とを有する。基地局eNBaはユーザ装置UEが在圏している在圏セルaを構成し、基地局eNBbは隣接セルbを構成し、基地局eNBcは隣接セルcを構成し、基地局eNBdは隣接セルdを構成している。図3にはユーザ装置UEが1つ示されているが、本実施の形態における無線通信システムには複数のユーザ装置UEが含まれていてもよい。また、以下の説明において、基地局eNBa〜基地局eNBdのうち任意の基地局を「基地局eNB」と表す。
基地局eNBa〜基地局eNBdはそれぞれネットワークで接続されており、相互に通信することができる。また、基地局eNBb〜dは、自身が構成する隣接セルb〜dで同期信号(PSS:Primary Synchronization signal、SSS:Secondary Synchronization signal)及び参照信号(RS:Reference Signal)を送信している。
ユーザ装置UEは基地局eNBaとコネクションを確立しており、基地局eNBaから指示されたGap区間及びGap区間の周期に従って、受信可能な隣接セルb〜dの参照信号(RS)の無線品質を測定して基地局eNBaに報告する。基地局eNBaは、ユーザ装置UEから報告された無線品質に基づき、必要に応じてHO(Hand over)先の隣接セルを決定してユーザ装置UEにHOを指示する等の処理を行う。
(従来のGap区間)
ここで、従来のLTEにおいて、Gap区間が6msに決定されている理由を説明する。ユーザ装置UEは、Gap区間でキャリア周波数が異なるセルの無線品質の測定を行う際、測定対象のセルを特定するために、当該セルの同期信号(PSS/SSS)を補足することで当該セルの物理セル識別子(PCI:Physical Cell Identity)を確認する必要がある。PSS/SSSは、5ms毎のサブフレーム(サブフレーム0番及び5番)で周期的に送信されているが、ユーザ装置UEはどのタイミングでPSS/SSSを補足できるのかを予め把握していないため、少なくとも5msは当該セルを監視する必要がある。また、ユーザ装置UE自身のRF切替えに1ms程度要するため、合計6msのGap区間が必要になる。図4に示すように、Gap区間が6msであることで、隣接セル間でPSS/SSSを含むサブフレームの位置が同期していない場合であっても、全ての隣接セルのPSS/SSSがGap区間に収まることがわかる。
(本実施の形態におけるGap区間の決定処理の例)
本実施の形態では、従来は6msに決定されているGap区間を6ms以下(好ましくは5ms以下)に短くすることで、スループットの低下を抑制するようにする。
隣接セルb〜dで送信されているPSS/SSSの送信タイミングは、必ずしもGap区間(6ms)に分散しているとは限らず、ある程度片寄りがあることが考えられる。そこで、PSS/SSSの送信タイミングに片寄りがある場合、全ての隣接セルから送信されるPSS/SSSを受信可能な区間をGap区間に決定することで、Gap区間を短縮することが可能である。
例えば、図5(a)に示すように、隣接セルb〜dで送信されているPSS/SSSの送信タイミングが、在圏セルaのサブフレーム1番及び2番の区間に納まっている場合が考えられる。この場合、サブフレーム1番及び2番のみをGap区間に決定してもよい。これにより、Gap区間は2msに短縮される。また、サブフレーム1番及び2番のみをGap区間にすることで、基地局eNBaがスケジューリングを停止するサブフレームは、Gap区間及び当該Gap区間の直前のサブフレーム7番、8番になる。すなわち、基地局eNBがスケジューリングを停止する時間は4msに短縮される。
なお、LTEにおける無線通信システムでは、全ての隣接セルから送信されるサブフレームの送信タイミングが揃うように制御されている同期ネットワークと、当該サブフレームの送信タイミングが揃っていない非同期ネットワークとが存在する。図5(a)の例は、無線通信システムが同期ネットワークである場合、又は、非同期ネットワークであっても偶然にサブフレームの送信タイミングが揃っている場合に相当する。
次に、隣接セルb〜dで送信されているPSS/SSSの送信タイミングが分散している場合、一部の隣接セルの無線品質測定を省略することで、Gap区間を短縮するようにしてもよい。図5(b)は、隣接セルbの無線品質測定を省略してGap区間を短縮した場合のGap区間の決定例を示している。図5(b)の例では、サブフレーム0番、1番、3番及び4番がGap区間に決定されている。すなわち、Gap区間は4msに短縮される。また、図5(b)のようにGap区間が決定されることで、基地局eNBaがスケジューリングを停止するサブフレームは、Gap区間及び当該Gap区間の直前のサブフレーム6番、7番及び9番になる。すなわち、基地局eNBがスケジューリングを停止する時間は7msに短縮される。
同様に、隣接セルdの無線品質測定を省略してGap区間を短縮するようにしてもよい。この場合、サブフレーム0番〜2番までをGap区間に決定することで、Gap区間は3msに短縮される。同様に、隣接セルcの無線品質測定を省略してGap区間を短縮するようにしてもよい。この場合、サブフレーム1番〜4番までをGap区間に決定することで、Gap区間は4msに短縮される。
どの隣接セルの無線品質測定を省略するのかを決定する方法について、本実施の形態における無線通信システムでは、無線品質測定を省略する隣接セルをランダムに決定するようにしてもよいし、各隣接セルの優先度を示す情報(PCIと優先度とが対応づけられた情報)に基づいて決定するようにしてもよい。また、各隣接セルの優先度を、PCIの値を用いて定めるようにしてもよい。例えば、PCIの値(0〜503)が大きい順(又は小さい順)に優先度を定めるようにしてもよい。また、各隣接セルの優先度を、在圏セルのサブフレーム番号に基づいて決定するようにしてもよい。例えば、図5(b)の例では、PSS/SSSの送信タイミングに該当するサブフレーム番号が小さい順、すなわち、隣接セルc、隣接セルb、隣接セルdの順に優先度が高いと決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態における無線通信システムでは、無線品質測定を省略する隣接セルの数を決定するために、Gap区間の目標値(例えば、最大3ms、最大4ms等)を示す情報を用いて、Gap区間の長さが目標値以内に収まるように無線品質測定を省略する隣接セルを決定するようにしてもよい。例えば、図5(b)の例において、Gap区間の目標値が3msであると仮定した場合、隣接セルdの無線品質測定を省略することでGap区間の長さを3msにすることができる。更に、Gap区間の長さが目標値以内に収まるように無線品質測定を省略する隣接セルを決定する際に、仮に複数の隣接セルが省略候補に挙がった場合、更に上述の優先度に従って無線品質測定を省略する隣接セルを決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態における無線通信システムでは、無線品質の測定が省略される隣接セルが固定化されないようにするため、一旦決定したGap区間を所定の間隔でスライドさせるようにしてもよいし、無線品質の測定を省略する隣接セルを所定の間隔で変更するようにしてもよい。具体的には、最初は図5(b)に示すように隣接セルbの測定を省略してサブフレーム0番、1番、3番及び4番をGap区間を決定し、次のタイミングでは隣接セルcの測定を省略してサブフレーム1番〜4番をGap区間に決定し、更に次のタイミングでは隣接セルdの測定を省略してサブフレーム0番〜2番をGap区間に決定するという動作を繰り返し行うようにしてもよい。
また、本実施の形態における無線通信システムでは、以上説明したGap区間の決定処理を所定の間隔で繰り返し行うようにしてもよい。ユーザ装置UEの移動に伴いユーザ装置UEが受信可能な隣接セルが変化し、適切なGap区間も変化することが想定されるためである。
また、本実施の形態における無線通信システムでは、上述の処理手順により決定したGap区間に、ユーザ装置UEのRF切替え時間を考慮して更に1ms又は2msを加えるようにしてもよい。
なお、上述の各隣接セルの優先度を示す情報及びGap区間の目標値を示す情報は、必要に応じて、基地局eNBからユーザ装置UEにRRC信号や報知情報(SIB)により通知されてもよい。
<処理手順及び機能構成>
以下、本実施の形態の無線通信システムが行う処理手順及び無線通信システムの機能構成について、第一の実施の形態、第二の実施の形態及び第三の複数の実施に分けて説明する。また、ユーザ装置UE及び基地局eNBは、第一の実施の形態、第二の実施の形態及び第三の実施の形態を全て実行可能であってもよいし、任意の実施の形態を実行可能であってもよい。
[第一の実施の形態]
第一の実施の形態では、ユーザ装置UEは、各隣接セルで送信されているPSS/SSSの送信タイミングが在圏セルaのサブフレームのうちどのサブフレーム番号に該当するのかを測定して基地局eNBに通知する。続いて、基地局eNBは、通知された測定結果に基づいてGap区間を決定し、ユーザ装置UEに通知する。
(ユーザ装置の機能構成)
図6は、第一の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部101、無線信号受信部102、受信タイミング測定部103、及び品質測定部104を有する。図6は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図6に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部101は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。
無線信号受信部102は、基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
受信タイミング測定部103は、ユーザ装置UEと基地局eNBaとの間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、基地局eNBb〜dから周期的に送信される同期信号(PSS/SSS)を受信可能なサブフレーム番号と当該同期信号から物理セルID(PCI)とを測定する機能を有する。また、受信タイミング測定部103は、測定した物理セルIDと当該物理セルIDに対応するサブフレーム番号(在圏セルのサブフレーム番号)とを含む測定結果情報を基地局eNBに送信するように、無線信号送信部101に指示する。
品質測定部104は、基地局eNBaから指示されたGap区間において基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、無線信号送信部101を介して基地局eNBaに通知する機能を有する。品質測定部104が測定する無線品質は、例えばRSRP(Reference Signal Receiving Power)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRQ(Received Signal Receiving Quality)などである。
(基地局の機能構成)
図7は、第一の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部151、無線信号受信部152、Gap区間決定部153、及びスケジューリング部154を有する。図7は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図7に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部151は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、無線信号送信部151は、同期信号及び参照信号を送信する機能を含む。
無線信号受信部152は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、無線信号受信部152は、ユーザ装置UEから測定結果情報を受信する機能を有する。
Gap区間決定部153は、ユーザ装置UEから通知された測定結果情報に基づいてGap区間を決定する機能を有する。また、Gap区間決定部153は、サブフレーム番号に基づいてGap区間の長さが6ms以下になるようにGap区間を決定してもよいし、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と複数の物理セル番号と複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、gap区間の長さが6ms以下になるようにGap区間を決定するようにしてもよい。すなわち、Gap区間決定部153は、前述の「(本実施の形態におけるGap区間の決定処理)」で説明した処理手順によりGap区間を決定する機能を有している。
スケジューリング部154は、Gap区間の周期及びGap区間決定部153で決定されたGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う機能を有する。
(処理手順)
図8は、第一の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。
ステップS101で、基地局eNBaの無線信号送信部151は、ユーザ装置UEに測定指示信号を送信する。測定指示信号には、Gap区間及びGap区間の周期と測定対象のキャリア周波数とを含む。測定指示信号は、RRC信号であってもよい。また、例えばmeansGapConfigを含むRRC信号であってもよい。
ステップS102で、ユーザ装置UEの受信タイミング測定部103は、測定指示信号で指定されたGap区間において、RFの周波数をステップS101で通知された測定対象のキャリア周波数に切替えて、基地局eNBb〜dから周期的に送信されている同期信号(PSS/SSS)を受信可能なサブフレーム番号(在圏セルaのサブフレーム番号)と同期信号の物理セルIDとを測定する。また、ユーザ装置UEの品質測定部104は、測定指示信号で指定されたGap区間において、基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定してもよい。
ステップS103で、ユーザ装置UEの無線信号送信部101は、物理セルIDと、当該物理セルIDに対応するサブフレーム番号とを含む測定結果情報を基地局eNBaに送信する。なお、測定結果情報には、ステップS102の処理手順で測定された参照信号の無線品質が含まれていてもよい。また、測定結果情報は、RRC信号により送信されてもよいし、Measurement Reportメッセージにより送信されてもよい。
ステップS104で、基地局eNBaのGap区間決定部153は、受信した測定結果情報を用いてGap区間を決定する。
ステップS105で、基地局eNBaの無線信号送信部151は、決定したGap区間をユーザ装置UEに通知する。Gap区間の通知はRRC信号により行われてもよい。また、Gap区間はIE(Information Element)で表現されてもよいし、Gap offset及び新たに規定されたGap Pattern(例えばMeasurement Gap Lengthが6ms以下であるGap Pattern)を含むmeansGapConfigで表現されてもよい。
ステップS106で、基地局eNBaのスケジューリング部154は、Gap区間の周期及びステップS105で決定されたGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う。
ステップS107で、ユーザ装置UEの品質測定部104は、ステップS105で通知されたGap区間に基づいて、基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、基地局eNBaに随時報告(Measurement Reportメッセージを送信)する。
[第二の実施の形態]
第二の実施の形態では、第一の実施の形態とは異なり、ユーザ装置UE自身が測定結果に基づいてGap区間を決定し、基地局eNBaに通知する。なお、特に言及しない点については第一の実施の形態と同一でよい。
(ユーザ装置の機能構成)
図9は、第二の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図9に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部201、無線信号受信部202、受信タイミング測定部203、Gap区間決定部204及び品質測定部205を有する。図9は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図9に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部201及び無線信号受信部202は、第一の実施の形態における無線信号送信部101及び無線信号受信部102と同一であるため説明は省略する。
受信タイミング測定部203は、測定した物理セルIDと当該物理セルIDに対応するサブフレーム番号とGap区間決定部に通知する。
Gap区間決定部204は、受信タイミング測定部203から通知された測定した物理セルIDと当該物理セルIDに対応するサブフレーム番号とに基づいてGap区間を決定する機能を有する。また、Gap区間決定部204は、サブフレーム番号に基づいてGap区間の長さが6ms以下になるようにGap区間を決定してもよいし、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と複数の物理セル番号と複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、gap区間の長さが6ms以下になるようにGap区間を決定するようにしてもよい。すなわち、Gap区間決定部204は、前述の「(本実施の形態におけるGap区間の決定処理)」で説明した処理手順によりGap区間を決定する機能を有している。また、Gap区間決定部204は、決定したGap区間を基地局eNBに送信するように、無線信号送信部201に指示する。
品質測定部205は、Gap区間決定部204で決定したGap区間において基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、無線信号送信部201を介して基地局eNBaに通知する機能を有する。無線品質は、例えばRSRP、RSSI、RSRQなどである。
(基地局の機能構成)
図10は、第二の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図10に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部251、無線信号受信部252及びスケジューリング部253を有する。図10は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図10に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部251は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、無線信号送信部251は、同期信号及び参照信号を送信する機能を含む。
無線信号受信部252は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、無線信号受信部252は、ユーザ装置UEからGap区間を受信する機能を有する。
スケジューリング部253は、Gap区間の周期及び無線信号受信部252で受信したGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う機能を有する。
(処理手順)
図11は、第二の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。
ステップS201で、基地局eNBaの無線信号送信部251は、ユーザ装置UEに測定指示信号を送信する。測定指示信号には、Gap区間及びGap区間の周期と測定対象のキャリア周波数とを含む。測定指示信号は、例えばmeansGapConfigを含むRRC信号であってもよい。
ステップS202で、ユーザ装置UEの受信タイミング測定部203は、測定指示信号で指定されたGap区間において、RFの周波数をステップS201で通知された測定対象のキャリア周波数に切替えて、基地局eNBb〜dから周期的に送信されている同期信号(PSS/SSS)を受信可能なサブフレーム番号と同期信号の物理セルIDとを測定する。
ステップS203で、ユーザ装置UEのGap区間決定部204は、ステップS202における測定結果を用いてGap区間を決定する。
ステップS204で、ユーザ装置UEの無線信号送信部201は、決定したGap区間を基地局eNBaに通知する。Gap区間の通知はRRC信号により行われてもよい。また、Gap区間はIEで表現されてもよいし、Gap offset及び新たに規定されたGap Patternを含むmeansGapConfigで表現されてもよい。
ステップS205で、基地局eNBaのスケジューリング部253は、Gap区間の周期及びステップS205で受信したGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う。
ステップS206で、ユーザ装置UEの品質測定部104は、ステップS204で通知されたGap区間に基づいて、基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、基地局eNBaに随時報告(Measurement Reportメッセージを送信)する。
[第三の実施の形態]
第三の実施の形態では、基地局eNBの間でPSS/SSSの送信タイミングに関する情報を交換し、各々の基地局eNBがGap区間を決定してユーザ装置UEに通知する。
(ユーザ装置の機能構成)
図12は、第三の実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図12に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号送信部301、無線信号受信部302及び品質測定部303を有する。図12は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図12に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部301及び無線信号受信部302は、第一の実施の形態における無線信号送信部101及び無線信号受信部102と同一であるため説明は省略する。
品質測定部303は、基地局eNBaから指示されたGap区間において、基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、無線信号送信部301を介して基地局eNBaに通知する機能を有する。無線品質は、例えばRSRP、RSSI、RSRQなどである。
(基地局の機能構成)
図13は、第三の実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図13に示すように、基地局eNBは、無線信号送信部351、無線信号受信部352、基地局間通信部353、タイミング取得部354、Gap区間決定部355、及びスケジューリング部356を有する。図13は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
無線信号送信部351は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、無線信号送信部351は、同期信号及び参照信号を送信する機能を含む。
無線信号受信部352は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
基地局間通信部353は、X2インタフェース等を用いて他の基地局eNBとの間で通信を行う機能を有する。また、基地局間通信部353は、他の基地局eNBからの要求に応じて、同期信号の送信タイミングを他の基地局eNBに通知する機能を有する。
タイミング取得部354は、基地局間通信部353を介して、他の基地局eNBから、他の基地局eNBが周期的に送信する同期信号の送信タイミングを取得する機能を有する。
Gap区間決定部355は、タイミング取得部354で取得した同期信号の送信タイミングに基づいてGap区間を決定する機能を有する。より具体的には、Gap区間決定部355は、取得した同期信号の送信タイミングに基づいて、基地局eNB自身と接続しているユーザ装置UEとの間で同期されている無線信号におけるサブフレーム番号のうち、他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を特定し、特定したサブフレーム番号に基づいてGap区間を決定する。
また、Gap区間決定部355は、特定したサブフレーム番号に基づいてGap区間の長さが6ms以下になるようにGap区間を決定してもよい。なお、Gap区間決定部355は、前述の「(本実施の形態におけるGap区間の決定処理)」で説明した処理手順と同様の処理手順によりGap区間を決定する機能を有していてもよい。
スケジューリング部356は、Gap区間の周期及びGap区間決定部355で決定されたGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う機能を有する。
(処理手順)
図14は、第三の実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。
ステップS301で、基地局eNBaのタイミング取得部354は、基地局eNBb〜dが周期的に送信している同期信号の送信タイミングを取得するため、送信タイミング要求信号を基地局eNBb〜dに送信する。なお、当該送信タイミング要求信号には、時刻とサブフレーム番号(基地局eNBaのサブフレーム番号)とが対応づけられた情報が含まれていてもよい。
ステップS302で、基地局eNBb〜dの基地局間通信部353は、自身が周期的に送信する同期信号の送信タイミングを示す送信タイミング応答信号を基地局eNBaに送信する。
なお、基地局eNBb〜dの基地局間通信部353は、自身がPSS/SSSを送信するサブフレームに対応する時刻を当該送信タイミング応答信号に含めて基地局eNBaに送信してもよい。サブフレーム長(LTEでは1ms)は3GPPで規定されているため、基地局eNBaのGap区間決定部355は、基地局eNBb〜dから通知された時刻から、基地局eNBb〜dがPSS/SSSを送信するタイミングに該当するサブフレーム番号(自身のサブフレーム番号)を推定することができる。
また、基地局eNBb〜dの基地局間通信部353は、ステップS301で受信した「時刻とサブフレーム番号とが対応づけられた情報」に基づいて、自身がPSS/SSSを送信するタイミングに該当するサブフレーム番号(基地局eNBaのサブフレーム番号)を推定し、推定したサブフレーム番号を送信タイミング応答信号に含めて基地局eNBaに送信してもよい。これにより、基地局eNBaのGap区間決定部355は、基地局eNBb〜dがPSS/SSSを送信するサブフレーム番号(基地局eNBaのサブフレーム番号)を自ら推定することなく知ることができる。
ステップS303で、基地局eNBaのGap区間決定部355は、基地局eNBb〜dがPSS/SSSを送信しているサブフレーム番号(基地局eNBaのサブフレーム番号)に基づいて、Gap区間を決定する。
ステップS304で、基地局eNBaの無線信号送信部351は、ユーザ装置UEに測定指示信号を送信する。測定指示信号には、Gap区間の周期と、ステップS303で決定したGap区間と、測定対象のキャリア周波数とを含む。測定指示信号は、例えばmeansGapConfigを含むRRC信号であってもよい。
ステップS305で、基地局eNBaのスケジューリング部356は、Gap区間の周期及びステップS303で決定したGap区間に基づいて、ユーザ装置UEが通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行う。
ステップS306で、ユーザ装置UEの品質測定部303は、測定指示信号で指定されたGap区間の周期及びGap区間に基づいて、基地局eNBb〜dから送信される無線信号に含まれる参照信号(RS)の無線品質を測定し、基地局eNBaに随時報告(Measurement Reportメッセージを送信)する。
<まとめ>
以上、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、ユーザ装置UEが在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
また、前記測定部は、前記基地局とは異なる複数の他の基地局から周期的に送信される同期信号の各々から、複数の物理セル番号と、前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを測定し、前記送信部は、前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを含む前記測定結果情報を前記基地局に送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEが在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、複数のセルで送信される同期信号の受信タイミングに応じて、様々な方法でGap区間の位置及びGap区間の長さを決定することが可能になり、スループット低下を更に抑制することが可能になる。
また、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、当該基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を含む測定結果情報を、前記ユーザ装置から受信する受信部と、前記測定結果情報に含まれるサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、決定された前記ギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
また、前記測定結果情報は、複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを含み、前記決定部は、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、前記ギャップ区間のギャップ長さが6ms以下になるように前記ギャップ区間を決定するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEが在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、複数のセルで送信される同期信号の受信タイミングに応じて、様々な方法でGap区間の位置及びGap区間の長さを決定することが可能になり、スループット低下を更に抑制することが可能になる。
また、前記ギャップ区間により前記ユーザ装置が通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部を更に有するようにしてもよい。これにより、Gap区間の位置に応じた無線リソースのスケジューリングを行うことができ、スループット低下を抑制することができる。
また、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、測定されたサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、決定されたギャップ区間を前記基地局に送信する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、ユーザ装置UEが在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
また、前記測定部は、複数の他の基地局から周期的に送信される同期信号の各々から、複数の物理セル番号と、前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを測定し、前記決定部は、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、前記ギャップ区間のギャップ長さが6ms以下になるように前記ギャップ区間を決定するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEが在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、複数のセルで送信される同期信号の受信タイミングに応じて、様々な方法でGap区間の位置及びGap区間の長さを決定することが可能になり、スループット低下を更に抑制することが可能になる。
また、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、当該基地局とは異なる他の基地局から、前記他の基地局が周期的に送信する同期信号の送信タイミングを取得する取得部と、取得した前記送信タイミングに基づいて、前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を特定し、特定したサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、決定されたギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信部と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
また、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する測定方法であって、当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定ステップと、測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信ステップと、を有する測定方法が提供される。この測定方法により、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
また、複数の実施の形態によれば、基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局が実行するギャップ区間決定方法であって、前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、当該基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を含む測定結果情報を、前記ユーザ装置から受信する受信ステップと、前記測定結果情報に含まれるサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定ステップと、決定された前記ギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信ステップと、を有するギャップ区間決定方法が提供される。このギャップ区間決定方法により、ユーザ装置が在圏しているセルのキャリア周波数とは異なるキャリア周波数のセルの無線品質を測定する場合において、スループット低下を抑制することが可能な技術が提供される。
<実施形態の補足>
以上説明したGap区間の決定処理において、ユーザ装置UE又は基地局eNBは、必ずしもGap区間を6ms以下に変更しないようにしてもよい。特定の状況(例えば全ての隣接セルの優先度が高い場合など)においては、Gap区間を変更せずに6msのままとしてもよい。
測定指示信号、Gap区間通知信号、無線品質測定結果通知信号は、それぞれ測定指示メッセージ、Gap区間通知メッセージ、無線品質測定結果通知メッセージと表現されてもよい。
以上、本発明の実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE/基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
なお、各実施の形態において、受信タイミング測定部103又は受信タイミング測定部203、測定部の一例である。PCIは物理セル番号の一例である。Gap区間決定部153、204、355は、決定部の一例である。
eNB 基地局
UE ユーザ装置UE
101 無線信号送信部
102 無線信号受信部
103 受信タイミング測定部
104 品質測定部
151 無線信号送信部
152 無線信号受信部
153 Gap区間決定部
154 スケジューリング部
201 無線信号送信部
202 無線信号受信部
203 受信タイミング測定部
204 Gap区間決定部
205 品質測定部
251 無線信号送信部
252 無線信号受信部
253 スケジューリング部
301 無線信号送信部
302 無線信号受信部
303 品質測定部
351 無線信号送信部
352 無線信号受信部
353 基地局間通信部
354 タイミング取得部
355 Gap区間決定部
356 スケジューリング部

Claims (10)

  1. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、
    測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記測定部は、前記基地局とは異なる複数の他の基地局から周期的に送信される同期信号の各々から、複数の物理セル番号と、前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを測定し、
    前記送信部は、前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを含む前記測定結果情報を前記基地局に送信する、
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、
    前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、当該基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を含む測定結果情報を、前記ユーザ装置から受信する受信部と、
    前記測定結果情報に含まれるサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、
    決定された前記ギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    を有する基地局。
  4. 前記測定結果情報は、複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを含み、
    前記決定部は、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、前記ギャップ区間のギャップ長さが6ms以下になるように前記ギャップ区間を決定する、請求項3に記載の基地局。
  5. 前記ギャップ区間により前記ユーザ装置が通信不可能なサブフレーム以外で無線リソースのスケジューリングを行うスケジューリング部を更に有する、請求項3又は4に記載の基地局。
  6. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定部と、
    測定されたサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、
    決定されたギャップ区間を前記基地局に送信する送信部と、
    を有するユーザ装置。
  7. 前記測定部は、複数の他の基地局から周期的に送信される同期信号の各々から、複数の物理セル番号と、前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とを測定し、
    前記決定部は、複数の物理セル番号の優先度を示す情報と前記複数の物理セル番号と前記複数の物理セル番号の各々に対応するサブフレーム番号とに基づいて、前記ギャップ区間のギャップ長さが6ms以下になるように前記ギャップ区間を決定する、請求項6に記載のユーザ装置。
  8. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局であって、
    当該基地局とは異なる他の基地局から、前記他の基地局が周期的に送信する同期信号の送信タイミングを取得する取得部と、
    取得した前記送信タイミングに基づいて、前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を特定し、特定したサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定部と、
    決定されたギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    を有する基地局。
  9. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する測定方法であって、
    当該ユーザ装置と前記基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、前記基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を測定する測定ステップと、
    測定されたサブフレーム番号を含む測定結果情報を前記基地局に送信する送信ステップと、
    を有する測定方法。
  10. 基地局とユーザ装置とを有する無線通信システムにおける基地局が実行するギャップ区間決定方法であって、
    前記ユーザ装置と当該基地局との間で同期された無線信号におけるサブフレーム番号のうち、当該基地局とは異なる他の基地局から周期的に送信される同期信号を受信可能なサブフレーム番号を含む測定結果情報を、前記ユーザ装置から受信する受信ステップと、
    前記測定結果情報に含まれるサブフレーム番号に基づいてギャップ区間を決定する決定ステップと、
    決定された前記ギャップ区間を前記ユーザ装置に送信する送信ステップと、
    を有するギャップ区間決定方法。
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