JP2016213805A - ユーザ装置、基地局、品質測定方法及び品質測定キャリア指定方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、品質測定方法及び品質測定キャリア指定方法 Download PDF

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秀明 高橋
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Kunihiko Teshima
邦彦 手島
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大將 梅田
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Abstract

【課題】ユーザ装置の処理能力に応じて、ユーザ装置に信号受信品質の測定をさせることが可能な技術を提供する。
【解決手段】基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知手段と、前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御手段と、を有するユーザ装置を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザ装置、基地局、品質測定方法及び品質測定キャリア指定方法に関する。
LTE方式の移動通信システムにおいては、RRCアイドル(idle)状態のユーザ装置UEが、在圏セルの基地局eNBや周辺セルの基地局eNBから送信される信号のRSRP(Reference Signal Receive Power)/RSRQ(Reference Signal Received Quality)を測定し、測定結果に基づいて、セル選択(cell selection)やセル再選択(cell reselection)を行う(例えば非特許文献1参照)。
また、RRC接続(connected)状態のユーザ装置UEが、在圏セルの基地局eNBや周辺セルの基地局eNBから送信される信号のRSRP/RSRQを測定し、測定結果を測定報告(measurment report)として基地局eNBに通知し、当該基地局eNBが、測定報告に基づいて、例えばハンドオーバの制御を行う(例えば非特許文献2参照)。
3GPP TS 36.304 V12.4.0 (2015−03) 3GPP TS 36.331 V12.5.0 (2015−03) 3GPP TS 36.214 V12.2.0 (2015−03)
特許第5453554号
上述したようにユーザ装置UEが測定するRSRPは、非特許文献3において定義されている通りであり、測定周波数帯域(considered measurement frequency bandwidth)における参照信号(CRS)を運ぶリソースエレメントの電力の平均である。
また、RSRQは、非特許文献3において定義されている通りであり、「N×RSRP/RSSI」により算出(測定)される。ここで、Nは、RSSIの測定帯域(E−UTRA carrier RSSI measurement bandwidth)のリソースブロック数である。また、RSRQにおけるRSRPとRSSIの測定は、同一リソースブロックのセットにおいて行うのが基本である。なお、RSSIはReceived Signal Strength Indicatorの略であり、サービングセル(在圏セル)からの希望信号、隣接セルからの干渉信号、熱雑音による雑音信号等の全ての信号の受信電力の合計である。
RSRQの測定方法について図1を参照して説明する。図1(a)は従来の(現在の)RSRQの測定方法を説明するための図である。従来のRSRQの測定においては、LTEで利用される帯域の中央の6リソースブロック分のRSRP/RSSIを測定する。RSSIについては、RSRP測定対象の参照信号がマッピングされているOFDMシンボルが測定対象となる。図1(a)には、セル#1及びセル#2について、RSSI測定対象のOFDMシンボル(四角で囲まれた部分に含まれるOFDMシンボル)が示されている。この従来のRSRQを用いたセル選択等がLTEのRel9で導入されたことから、当該RSRQを便宜上、Rel9RSRQと呼ぶ。
従来のRSRQの測定方法としては、上記のように、6リソースブロック分のRSRP/RSSIを測定する方法に加えて、6リソースブロックよりも広い帯域でRSRQを測定する方法がある(例えば特許文献1等参照)。当該RSRQを便宜上、広帯域RSRQと呼ぶ。広い帯域(帯域幅)の一例は、50リソースブロック分の帯域又はそれ以上の帯域である。
一方、新たなRSRQ測定方法として、図1(b)に示すように、RSSIの測定を、参照信号がマッピングされたOFDMシンボルに限らず、全OFDMシンボルで行う方法が提案されている。ただし、具体的には、全OFDMシンボルにおけるRSSIとは、1OFDMシンボルあたりの平均RSSIである。新しい測定方法に係るRSRQを便宜上、全シンボルRSRQと呼ぶ。
新しいRSRQ測定方法は、上述のRel9RSRQによる測定方法及び広帯域RSRQによる測定方法の両方に適用することができる。すなわち、全シンボルRSRQによる測定方法には、Rel9RSRQにおいて6リソースブロック分のRSRP/RSSIを測定する際に全OFDMシンボルを対象に測定を行う方法(全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法)、及び、広帯域RSRQにおいて6リソースブロックよりも広い帯域でRSRQを測定する際に全OFDMシンボルを対象に測定を行う方法(全シンボルQSQRを広帯域RSRQに適用した測定方法)の2つの測定方法がある。なお、以下の説明において、特に断りがない限り、全シンボルRSRQによる測定方法とは、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法又は/及び全シンボルQSQRを広帯域RSRQに適用した測定方法を意味する。
図2は、基地局からユーザ装置に送信される測定オブジェクト(Measurement Objects)を説明するための図である。図2(a)は、測定オブジェクトの設定例を示しており、図2(b)は、測定オブジェクトに設定される設定値の説明例を示している。
図2に示す測定オブジェクトの「measRSRQ−Allsymbol」がTrueに設定されたRRC信号を受信したユーザ装置UEは、RSRQを測定する際に、新たなRSRQ測定方法(全シンボルRSRQによる測定方法)を用いてRSRQの測定を行うことになる。
上述の新たなRSRQ測定方法は、従来のRSRQ測定方法よりも多くのOFDMシンボルを対象に測定を行う。従って、新たなRSRQ測定方法は、従来のRSRQ測定方法と比較して、ユーザ装置UEのCPU負荷及びメモリ使用量等に与える影響が大きいことが想定される。
また、従来の(現在の)ユーザ装置UEは、例えばLTE在圏中に、同時に最大3つの異周波数LTEキャリア(FDD若しくはTDD)のRSRQを測定する能力を担保することが3GPPの仕様で規定されていたが、LTEのリリース12では、LTE在圏中のユーザ装置UEは、例えばLTE在圏中に、同時に最大8つの異周波数LTEキャリア(FDD若しくはTDD)のRSRQを測定する能力を担保するように規定が拡張されている。更に、現在のキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)の仕様では、最大5CC(Component Carrier)までのキャリアを束ねることが規定されている。また、将来的には、例えば最大で32CCといったように、更に多くのCCを束ねるようにすることが検討されている。また、ユーザ装置UEは、CA中の各CCについては必ずRSRQの測定を行う必要がある。このような状況下において新たなRSRQ測定方法が導入されると、ユーザ装置UEのCPU負荷及びメモリ使用量等に与える影響は、更に大きくなることが想定される。
ユーザ装置UEは、RSRQを測定するキャリアを自ら選択するのではなく、基地局eNBから(報知情報又はRRC信号により)指示を受けて、指示されたキャリアのRSRQを測定している。そこで、ユーザ装置UEのCPU負荷及びメモリ使用量等に与える影響を軽減させるために、基地局eNBは、ユーザ装置UEの処理能力を考慮してRSRQ測定対象のキャリアを指示する方法が考えられる。しかしながら、従来技術では、ユーザ装置UEは、自身の処理能力に応じて、RSRQを同時に測定可能なキャリア数を基地局eNBに通知することができない。また、基地局eNBは、ユーザ装置UEが同時に測定可能なキャリア数を把握していないため、ユーザ装置UEの処理能力に応じた数のRSRQ測定対象のキャリアを指定することができない。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ装置の処理能力に応じて、ユーザ装置に信号受信品質の測定をさせることが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知手段と、前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御手段と、を有する。
また、開示の技術の基地局は、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記ユーザ装置と通信する基地局であって、前記ユーザ装置から、前記ユーザ装置が信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を受信する受信手段と、前記能力情報に基づいて、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指定する測定設定情報を、前記ユーザ装置に送信する送信手段と、を有する
開示の技術によれば、ユーザ装置の処理能力に応じて、ユーザ装置に信号受信品質の測定をさせることが可能な技術が提供される。
RSRQの新しい測定方法を説明するための図である。 ユーザ装置に送信される測定オブジェクト(Measurement Objects)を説明するための図である。 実施の形態に係る移動通信システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態に係る能力情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る移動通信システムが行う具体的なシーケンスを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態の移動通信システムは、LTEに対応しているが、本発明はLTEに限らず、他の方式にも適用可能である。また、本明細書及び特許請求の範囲では、特に断らない限り、「LTE」の用語は3GPPのRel−12、もしくは、Rel−12以降の方式の意味で使用する。また、以下の実施の形態では、信号受信品質の例としてRSRQ及び後述するRS−SINR(Reference Signal−Signal to Interference and Noise Ratio)を用いているが、本発明に係る信号受信品質は、RSRQ及びRS−SINRに限られるわけではない。
<概要>
図3は、実施の形態に係る移動通信システムの構成の一例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態の移動通信システムは、基地局eNBとユーザ装置UEを含む。図3には、基地局eNBとユーザ装置UEが1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数あってもよい。また、図3には、ユーザ装置UEが、基地局eNBにより形成されるセルに在圏していることを示しているが、これも例である。
ユーザ装置UEは、無線を通じて基地局eNB及び他のユーザ装置UE等と通信を行う機能を有する。ユーザ装置UEは、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータ、ウェアラブル端末などである。ユーザ装置UEは、通信機能を有する機器であれば、どのようなユーザ装置であってもよい。ユーザ装置UEは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、基地局eNBと通信するためのアンテナ、RF(Radio Frequency)装置などのハードウェアリソースにより構成される。ユーザ装置UEの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、ユーザ装置UEは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
基地局eNBは、無線を通じてユーザ装置UEとの間で通信を行う。基地局eNBは、プロセッサなどのCPU、ROM、RAM又はフラッシュメモリなどのメモリ装置、ユーザ装置UE等と通信するためのアンテナ、隣接する基地局等と通信するための通信インタフェース装置などのハードウェアリソースにより構成される。基地局eNBの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。しかしながら、基地局eNBは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
本実施の形態に係る移動通信システムにおいて、ユーザ装置UEは、自身の処理能力に応じて同時に信号受信品質を測定可能なキャリア数を基地局eNBに通知する。なお、基地局eNBに通知するキャリア数は、予めユーザ装置UE内に設定されていてもよいし、所定の方法によりユーザ装置UEで計算されるようにしてもよい。
ここで、本実施の形態に係るユーザ装置UEは、無線リンクのモニタリングのため、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)又は/及びPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)に含まれるRS(Reference Signal)のSINRを測定する。SINRの測定対象であるRSには、CRS(Cell specific Reference Signal)及びCSI‐RS(Channel State Information−Reference Signal)が含まれる。本実施の形態では、測定されたSINRを、「RS−SINR」と呼ぶ。SINRと各セルで実現可能なスループットとは、概ね線形に比例することが知られている。従って、基地局eNBは、RS−SINRを用いることで各セルで実現可能なスループットを考慮したハンドオーバ制御を行うことができるようになる。
続いて、基地局eNBは、ユーザ装置UEが同時に信号受信品質を測定可能なキャリア数の範囲内で信号受信品質を測定させるキャリアを決定して、ユーザ装置UEに指示する。ユーザ装置UEは、指示されたキャリアの信号受信品質を測定して基地局eNBに送信する。
これにより、本実施の形態に係る移動通信システムは、ユーザ装置UEのCPU負荷及びメモリ使用量に与える影響を考慮し、ユーザ装置UEの処理能力の範囲で、ユーザ装置UEに信号受信品質の測定をさせることができる。
<機能構成>
以下、本発明の実施の形態の動作を実行するユーザ装置UEと基地局eNBとの機能構成例を説明する。
(ユーザ装置)
図4は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ装置UEは、DL信号受信部101、UL信号送信部102、測定制御部103、能力通知部104を備える。なお、図4は、ユーザ装置UEにおいて本発明に特に関連する機能部のみを示すものであり、ユーザ装置UEは、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号受信部101は、基地局eNBから各種の下り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含み、UL信号送信部102は、ユーザ装置UEから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、基地局eNBに対して送信する機能を含む。
測定制御部103は、Rel9RSRQによる測定機能と広帯域RSRQによる測定機能と全シンボルRSRQによる測定機能とを含む。また、測定制御部103は、基地局eNBから受信したRRC信号に含まれるパラメータにより指示された測定方法(Rel9RSRQ、広帯域RSRQ又は全シンボルRSRQによる測定方法)に応じて、指定された各キャリアの信号受信品質を測定する。また、測定制御部103は、測定結果を含む測定報告情報を、UL信号送信部102を介して基地局eNBに送信する。
能力通知部104は、ユーザ装置UE自身が同時に信号受信品質を測定可能なキャリア数を示す情報(以下、「能力情報」という)を基地局eNBに通知する。なお、基地局eNBに通知するキャリア数は、予めユーザ装置UE内に設定されていてもよいし、所定の方法によりユーザ装置UEで計算されるようにしてもよい。
(基地局)
図5は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、基地局eNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、RRC接続制御部203を有する。なお、図5は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、基地局eNBは、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、送信する機能を含む。UL信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。
RRC接続制御部203は、RRC接続手順を実行する。すなわち、RRC接続制御部203は、能力情報をUL信号受信部202を介してユーザ装置UEから受信し、当該能力情報に基づいて、全シンボルRSRQにより測定された信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指示する情報が含まれる測定設定情報を、DL信号送信部201を介してユーザ装置UEに送信する機能を含む。
<処理手順>
図6は、実施の形態に係る移動通信システムが行う処理手順の一例を示すシーケンス図である。図6を用いて、実施の形態に係る移動通信システムが行う一連の処理手順について説明する。
ステップS101で、ユーザ装置UEの能力通知部104は、UL信号送信部102を介して能力情報報告信号を基地局eNBに送信する。能力情報報告信号には、能力情報が含まれている。基地局eNBのUL信号受信部202は、受信した能力情報をRRC接続制御部203に渡す。
能力通知部104は、例えば図7(1)に示すように、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(1)の例は、RSRQの測定が可能な最大キャリア数は「5」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(2)に示すように、全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(2)の例は、RSRQの測定が可能な最大キャリア数は「4」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(3)に示すように、広帯域RSRQによる測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(3)の例は、RSRQの測定が可能な最大キャリア数は「8」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(4)に示すように、ユーザ装置UE自身がサポートしているCA能力(すなわち、同時に束ねることが可能なCC数)に応じて、束ねているCC数(CA処理中のCC数)と、RSRQを同時に測定可能なキャリア数とが対応づけられた能力情報を基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(4)の例は、CAにおいてCCを束ねることができる最大のCC数が「4」であり、かつ、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法(又は全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法)によるRSRQの測定が可能な最大キャリア数が「5」である処理能力を有するユーザ装置UEを仮定した場合に、当該ユーザ装置UEが基地局eNB送信する能力情報の一例を示している。図7(4)の例は、CA中のCC数が増加するに従って、RSRQの測定が可能な最大キャリア数が減少することを示している。
ユーザ装置UEは、CA中のCCに対しては必ずRSRQを測定する必要があるため、束ねているCC数が増加するに従って、他の目的(新たなSCell候補の選定や、ハンドオーバ先の候補セルの選定など)のために信号受信品質の測定を同時に行うことができるキャリア数が減少することになる。従って、基地局eNBは、当該能力情報をユーザ装置UEから受信することで、CAの状態に応じて、全シンボルRSRQによる測定方法によりRSRQを測定させることが可能なキャリア数を容易に把握することができる。
また、別の例として、図7(4)のフォーマットのうち最大キャリア数が格納される領域を、広帯域RSRQによる測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQを測定可能なキャリア数に置き換えるようにしてもよい。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(5)に示すように、ユーザ装置UEが同時にRS−SINRを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(5)の例は、RS−SINRの測定が可能な最大キャリア数は「8」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(6)に示すように、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQとRS−SINRとを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(6)の例は、RSRQとRS−SINRとの測定が可能な最大キャリア数は「4」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(7)に示すように、全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQとRS−SINRとを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(7)の例は、RSRQとRS−SINRとの測定が可能な最大キャリア数は「4」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、能力通知部104は、例えば図7(8)に示すように、広帯域RSRQによる測定方法を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQとRS−SINRとを測定可能なキャリア数を能力情報に含めて基地局eNBに通知するようにしてもよい。図7(8)の例は、RSRQとRS−SINRとの測定が可能な最大キャリア数は「7」である場合の能力情報の一例を示している。
また、別の例として、図7(4)のフォーマットのうち最大キャリア数が格納される領域を、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法(又は全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法)を用いた場合に、ユーザ装置UEが同時にRSRQ及びRS−SINRを測定可能なキャリア数に置き換えてもよい。
なお、図7(1)乃至図7(8)に示す能力情報は一例である。基地局eNBとユーザ装置UEとの間で規定されたフォーマットであれば、能力情報はどのようなフォーマットであってもよい。また、以上図7(1)乃至(8)を用いて説明した能力情報のうち少なくとも2つ以上を組み合わせるようにしてもよい。
ステップS102で、基地局eNBのRRC接続制御部203は、DL信号送信部201を介して、測定設定信号をユーザ装置UEに送信する。測定設定信号には、全シンボルRSRQによる信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指示する測定設定情報(measurement configuration)が含まれている。
ここで、当該測定設定情報には、測定オブジェクト(Measurement object)、報告設定情報(Reporting configuration)、及び測定ID(Measurement identity)が含まれる。
測定オブジェクトは、測定対象とする周波数(EARFCN)、測定帯域幅等の測定すべき対象を含む。報告設定情報は、報告のトリガ(イベントベース、周期的等)、測定/報告量(RSRP、RSRQ)等を含む。測定IDは、測定オブジェクトと報告設定情報とを対応付けるIDである。1つの測定オブジェクト(例:1つの周波数)を複数の報告設定情報(例:異なるイベントを設定する場合)に対応付けて、それぞれを測定IDで識別することが可能である。
基地局eNBのRRC接続制御部203は、サービングセル(在圏中のセル)及び非サービングセル(例えば隣接セル、CA候補セル等)の中から、ユーザ装置UEに全シンボルRSRQによる信号受信品質を報告させる1以上のキャリアを、ユーザ装置UEが同時に信号受信品質を測定可能なキャリア数の範囲内に収まるように選択する。また、RRC接続制御部203は、選択したキャリアを含む測定オブジェクトを生成し、生成した測定オブジェクトを含む測定設定情報をユーザ装置UEに送信する。なお、測定オブジェクトには、図2(b)に示すように、「measRSRQ−Allsymbol」がTrueに設定されて格納されている前提とする。
図2(b)に示す「measRSRQ−Allsymbol」がTrueである場合、現状のLTE仕様では、ユーザ装置UEは、全ての測定対象のキャリアの信号受信品質の測定を、全シンボルRSRQにより行うことになる。そこで、本実施の形態における移動通信システムでは、基地局eNBは、測定対象のキャリアごとに、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法により信号受信品質の測定を行うのか、全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法により信号受信品質の測定を行うのか、Rel9RSRQにより信号受信品質の測定を行うのか、又は広帯域RSRQにより信号受信品質の測定を行うのかをユーザ装置UEに指定することができるようにしてもよい。
例えば、基地局eNBのRRC接続制御部203は、測定オブジェクトに、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法により測定を行うのか、全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法により信号受信品質の測定を行うのか、Rel9RSRQにより測定を行うのか、又は広帯域RSRQにより測定を行うのかを示すパラメータを、測定対象のキャリア単位に設定可能にしてもよい。これにより、基地局eNBは、基地局eNBが要求する測定精度に応じて、ユーザ装置UEの処理負荷を軽減させることが可能になる。
ステップS103で、ユーザ装置UEの測定制御部103は、測定設定情報で指定されたキャリアの信号受信品質を全シンボルRSRQにより測定し、測定結果を含む測定報告情報を、UL信号送信部102を介して基地局eNBに送信する。
なお、ユーザ装置UEの測定制御部103は、測定オブジェクトで、測定対象のキャリアごとに、全シンボルRSRQをRel9RSRQに適用した測定方法により信号受信品質の測定を行うのか、全シンボルRSRQを広帯域RSRQに適用した測定方法により信号受信品質の測定を行うのか、Rel9RSRQにより信号受信品質の測定を行うのか、又は広帯域RSRQにより信号受信品質の測定を行うのかを指定された場合、指定された方法で各キャリアの信号受信品質の測定を行い、測定結果を含む測定報告情報を、UL信号送信部102を介して基地局eNBに送信する。
図8は、実施の形態に係る移動通信システムが行う具体的なシーケンスを示す図である。このシーケンスは、ユーザ装置UEにおけるアタッチ時に実施されるRRC接続処理のシーケンスである。このシーケンス自体は従来からあるものである。ただし、図8において、ステップ番号を示したシーケンスにおいて、本実施の形態に特有の新規な情報を含む。具体的には、図6のステップS101、ステップS102及びステップS103は、それぞれ図8のステップS201、ステップS202及びステップS203に相当する。
ステップS201で、ユーザ装置UEの能力通知部104は、RRC UE Capability Information信号に能力情報を含めて基地局eNBに送信する。なお、ステップS201の処理手順で基地局eNBに通知された能力情報は、MME(Mobility Management Entity)に記憶されるようにしてもよい。また、基地局eNBは、必要に応じてユーザ装置UEの能力情報をMMEに問い合わせるようにしてもよい。
ステップS202で、基地局eNBのRRC接続制御部203は、測定オブジェクトを含む測定設定情報をユーザ装置UEに送信する。
ステップS203で、ユーザ装置UEの測定制御部103は、測定設定情報で指定されたキャリアの信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を、UL信号送信部102を介して基地局eNBに送信する。
なお、図8は、ユーザ装置UEにおけるアタッチ時に実施されるRRC接続処理のシーケンスであるが、基地局eNBは、アタッチ時以外のタイミングで、ユーザ装置UEに所定のキャリアの信号受信品質を報告させたい場合も想定される。この場合、基地局eNBは、ステップS202と同様のRRC Connection Reconfiguration信号を用いて測定オブジェクトを含む測定設定情報をユーザ装置UEに送信し、ステップS203と同様のMeasurement Report信号により各キャリアの信号受信品質の測定結果をユーザ装置UEに報告させるようにしてもよい。
<効果>
以上、実施の形態における移動通信システムによれば、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記基地局と通信するユーザ装置であって、前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知手段と、前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御手段と、を有するユーザ装置が提供される。この構成により、ユーザ装置UEは、ユーザ装置の処理能力に応じて信号受信品質の測定を行うことが可能になる。
また、前記通知手段は、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数を含む前記能力情報、又は、キャリアアグリゲーション処理中のコンポーネントキャリアの数と、信号受信品質を同時に測定可能なキャリア数とが対応づけられた情報を含む前記能力情報を、前記基地局に通知するようにしてもよい。この構成により、基地局eNBは、ユーザ装置UEのCAの状態に応じて、受信品質測定させることが可能なキャリア数を容易に把握することができる。
また、前記信号受信品質を同時に測定できるキャリア数は、所定のリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルでRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、RS−SINRを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数、及び、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルでRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数のうちいずれか1つを含むようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、自身の処理能力をより的確に基地局eNBに通知することが可能になる。
また、前記測定制御手段は、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を、所定のリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、又は、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルを用いて測定するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、基地局eNBから指定されたキャリアの信号受信品質を、他セルからの干渉等を考慮して高精度に測定することが可能になる。
また、前記測定設定情報には、前記報告対象である1以上のキャリアと、前記報告対象である1以上のキャリアの各々に対する信号受信品質の測定方法を示すパラメータとが対応づけられて格納され、前記測定制御手段は、前記パラメータで指定された測定方法に従って、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定するようにしてもよい。この構成により、ユーザ装置UEは、キャリアごとに異なる方法で信号受信品質を測定することが可能になる。また、この構成により、ユーザ装置UEは、基地局eNBが要求する測定精度に応じて、ユーザ装置UE自身の処理負荷を軽減させることが可能になる。
また、実施の形態における移動通信システムによれば、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記ユーザ装置と通信する基地局であって、前記ユーザ装置から、前記ユーザ装置が信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を受信する受信手段と、前記能力情報に基づいて、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指定する測定設定情報を、前記ユーザ装置に送信する送信手段と、を有する基地局が提供される。この構成により、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、ユーザ装置UEの処理能力に応じて信号受信品質を測定させることが可能になる。
また、前記測定設定情報は、所定のリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、又は、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルを用いて信号受信品質の測定を行うことを指示する情報を含むようにしてもよい。この構成により、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、キャリアの信号受信品質を、他セルからの干渉等を考慮して高精度に測定させることが可能になる。
また、前記測定設定情報には、前記報告対象である1以上のキャリアと、前記報告対象である1以上のキャリアの各々に対する信号受信品質の測定方法を示すパラメータとが対応づけられて格納されているようにしてもよい。この構成により、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、キャリアごとに異なる方法で信号受信品質を測定させることが可能になる。また、この構成により、基地局eNBは、基地局eNBが要求する測定精度に応じて、ユーザ装置UEの処理負荷を軽減させることが可能になる。
また、実施の形態における移動通信システムによれば、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおける前記ユーザ装置が実行する品質測定方法であって、前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知ステップと、前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御ステップと、を有する品質測定方法が提供される。この構成により、ユーザ装置UEは、ユーザ装置の処理能力に応じて信号受信品質の測定を行うことが可能になる。
また、実施の形態における移動通信システムによれば、基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおける前記基地局が実行する品質測定キャリア指定方法であって、前記ユーザ装置から、前記ユーザ装置が信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を受信する受信ステップと、前記能力情報に基づいて、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指定する測定設定情報を、前記ユーザ装置に送信する送信ステップと、を有する品質測定キャリア指定方法が提供される。この構成により、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、ユーザ装置UEの処理能力に応じて信号受信品質を測定させることが可能になる。
<実施形態の補足>
本実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
なお、実施の形態において、能力通知部104は通知手段の一例である。測定制御部103は測定制御手段の一例である。UL信号受信部202及びRRC接続制御部203は、受信手段の一例である。DL信号送信部201及びRRC接続制御部203は送信手段の一例である。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
101 DL信号受信部
102 UL信号送信部
103 測定制御部
104 能力通知部
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 RRC接続制御部

Claims (10)

  1. 基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記基地局と通信するユーザ装置であって、
    前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知手段と、
    前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御手段と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記通知手段は、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数を含む前記能力情報、又は、キャリアアグリゲーション処理中のコンポーネントキャリアの数と、信号受信品質を同時に測定可能なキャリア数とが対応づけられた情報を含む前記能力情報を、前記基地局に通知する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記信号受信品質を同時に測定できるキャリア数は、所定のリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルでRSRQの測定を行った場合にRSRQを同時に測定できるキャリア数、RS−SINRを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において全OFDMシンボルを用いてRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数、及び、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルでRSRQの測定を行った場合にRSRQとRS−SINRとを同時に測定できるキャリア数のうちいずれか1つを含む、請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記測定制御手段は、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を、所定のリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、又は、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルを用いて測定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  5. 前記測定設定情報には、前記報告対象である1以上のキャリアと、前記報告対象である1以上のキャリアの各々に対する信号受信品質の測定方法を示すパラメータとが対応づけられて格納され、
    前記測定制御手段は、前記パラメータで指定された測定方法に従って、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  6. 基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおいて、前記ユーザ装置と通信する基地局であって、
    前記ユーザ装置から、前記ユーザ装置が信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を受信する受信手段と、
    前記能力情報に基づいて、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指定する測定設定情報を、前記ユーザ装置に送信する送信手段と、
    を有する基地局。
  7. 前記測定設定情報は、所定のリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域における全OFDMシンボル、又は、所定のリソースブロック数の帯域よりも広いリソースブロック数の帯域において所定のOFDMシンボルを用いて信号受信品質の測定を行うことを指示する情報を含む、請求項6に記載の基地局。
  8. 前記測定設定情報には、前記報告対象である1以上のキャリアと、前記報告対象である1以上のキャリアの各々に対する信号受信品質の測定方法を示すパラメータとが対応づけられて格納されている、請求項6に記載の基地局。
  9. 基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおける前記ユーザ装置が実行する品質測定方法であって、
    前記基地局に、信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を通知する通知ステップと、
    前記基地局から、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアが指定された測定設定情報を受信し、前記測定設定情報に基づいて、前記報告対象である1以上のキャリアの各々の信号受信品質を測定し、測定結果を含む測定報告情報を前記基地局に送信する測定制御ステップと、
    を有する品質測定方法。
  10. 基地局とユーザ装置とを備える移動通信システムにおける前記基地局が実行する品質測定キャリア指定方法であって、
    前記ユーザ装置から、前記ユーザ装置が信号受信品質を同時に測定できるキャリア数の能力を示す能力情報を受信する受信ステップと、
    前記能力情報に基づいて、信号受信品質の報告対象である1以上のキャリアを指定する測定設定情報を、前記ユーザ装置に送信する送信ステップと、
    を有する品質測定キャリア指定方法。
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