JP2017041302A - 導光板 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性を低下させることなく、直下に配置された光源からの光を適正に導入することができ、しかも温度上昇に伴い、寸法変化が生じ難い導光板を創案する。
【解決手段】本発明の導光板は、ガラス板を備える導光板であって、ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、を有し、第1の側面上に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の導光板は、ガラス板を備える導光板であって、ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、を有し、第1の側面上に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、導光板に関し、特に、直下型面発光装置に好適な導光板に関する。
従来から、液晶テレビ等に液晶表示装置が用いられている。液晶表示装置は、面発光装置と、この面発光装置の光出射面側に配置される液晶パネルとを備えている。面発光装置として、例えば、直下型とエッジライト型が知られているが、現在では、エッジライト型面発光装置が主流になっている。
エッジライト型面発光装置では、LED(Light Emitting Diode)等の光源と、導光板と、反射膜等の反射層とを備えている。光源は、導光板の光出射面(表面)に対して直交方向となる側面に配置される。導光板は、光源からの光を側面から取り込み、全反射により内部に伝播させて、光出射面から面状に出射させるために配置される。導光板として、アクリル樹脂等の樹脂板が一般的に使用されている(特許文献1〜4参照)。反射層は、光出射面と対向する背面側に配置され、背面に抜けた光を反射させて、液晶パネル等の表示面を発光させるために配置される。なお、液晶パネル等の表示面を均一に発光させるために、導光板の光出射面側に、拡散層が配置される場合もある。
しかし、エッジライト型面発光装置では、光源や配線機構等を導光板の外側に配置する必要があり、近年の液晶表示装置の狭額縁化の要求を満たすことが困難である。
一方、直下型面発光装置は、光源が、導光板の光出射面側、或いは光出射面に対して反対となる背面側に配置されるため、液晶表示装置の狭額縁化に有利である(特許文献5参照)。結果として、液晶表示装置のデザイン性を高めることができる。
ところで、従来の直下型面発光装置では、樹脂板等の板状体の何れかの側面に対して、研削、研磨、表面処理等を行うことにより、板状体に一方の主面に対して約45°になる傾斜側面を形成し、この傾斜側面で光源からの光を全反射させて、板状体の内部に伝搬させていた。
しかし、上記方法では、板状体を一定角度で工作機械に固定しなければならず、傾斜側面の表面平滑性を高めることが困難である。そして、傾斜側面の表面平滑性を高めようとすると、導光板の製造効率が大幅に低下してしまう。特に、板状体の寸法が大きい場合は、その傾向が顕著になる。
更に、直下型面発光装置では、光源から光が発生すると、熱が発生し、それに伴い、導光板の温度も上昇する。そして、導光板として樹脂板を用いる場合、導光板の熱による寸法変化は液晶パネルの寸法変化よりも大きくなる。この原因は、樹脂板の熱膨張係数が高いことによる。例えば、アクリル樹脂板の熱膨張係数は約700×10−7/℃である。そのため、従来までは、寸法変化の差に起因して不当な応力が発生しないように、導光板と光源の間隔を大きくしなければならず、液晶表示装置の薄型化を図り難かった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その技術的課題は、生産性を低下させることなく、直下に配置された光源からの光を適正に導入することができ、しかも温度上昇に伴い、寸法変化が生じ難い導光板を創案することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、ガラス板の何れかの側面を傾斜側面とした後に、その傾斜側面上に樹脂層を形成することにより、上記技術的課題を解決し得ることを見出し、本発明として提案するものである。すなわち、本発明の導光板は、ガラス板を備える導光板であって、ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、を有し、第1の側面上に樹脂層が形成されていることを特徴とする。
本発明の導光板は、ガラス板を備えている。ガラス板を用いると、熱による導光板の寸法変化が小さくなり、液晶表示装置の薄型化に適正に対応することができる。
本発明の導光板は、ガラス板が光出射面に対して傾斜した第1の側面を有している。このようにすれば、ガラス板の直下に配置された光源からの光を第1の側面で全反射させて、ガラス板内に伝搬させることが可能になる。
本発明の導光板は、ガラス板の第1の側面上に樹脂層が形成されている。このようにすれば、研削、研磨、表面処理等により、ガラス板の第1の側面の表面平滑性を高めなくても、樹脂層の表面を平滑化すれば、ガラス板の第1の側面から光が漏れ難くなる。
更に、近年、導光板の大型化の要求が高まっているが、本発明の導光板は大型化に有利であり、また本発明の導光板を複数組み合わせると、導光板の更なる大型化も可能になる。
第二に、本発明の導光板は、ガラス板とガラスフィルムとを備える導光板であって、ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、第2〜4の側面と、を有し、ガラスフィルムが、外表面と接着面を有し、ガラスフィルムの外表面の平均表面粗さRaが100nm以下であり、ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面が、樹脂層を介して接着固定されていることを特徴とする。ここで、「平均表面粗さRa」は、JIS R0601:2001に準拠して測定した値を指す。
本発明の導光板は、ガラス板の第1の側面にガラスフィルムを接着固定している。このようにすれば、研削、研磨、表面処理等により、ガラス板の第1の側面の表面平滑性を高めなくても、ガラスフィルムの表面平滑性が高いため、ガラス板の第1の側面から光が漏れ難くなる。また、ガラス板とガラスフィルムを接着固定すれば、両部材が一体化されるため、導光板の強度を高めることもできる。
第三に、本発明の導光板は、ガラス板の第1の側面の平均表面粗さRaが0.1μm以上であることが好ましい。
第四に、本発明の導光板は、ガラス板の第1の側面と光出射面が交差する角度が40〜55°であることが好ましい。
第五に、本発明の導光板は、ガラス板と樹脂層の屈折率ndが略同等であることが好ましい。ここで、「屈折率ndが略同等」とは、屈折率差が±0.02以内、好ましくは±0.01以内の場合を指す。
第六に、本発明の導光板は、ガラス板とガラスフィルムの屈折率ndが略同等であることが好ましい。
第七に、本発明の導光板は、ガラス板の板厚が5mm以下であることが好ましい。
第八に、本発明の導光板は、ガラスフィルムの外表面に反射膜が形成されていることが好ましい。
第九に、本発明の導光板は、ガラスフィルムの厚みが10〜500μmであることが好ましい。
第十に、本発明の導光板は、直下型面発光装置に用いることが好ましい。
第十一に、本発明の導光板は、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、第2〜4の側面と、を有するガラス板を得る工程と、ガラス母材をリドロー法により成形して、外表面と接着面を有するガラスフィルムを得る工程と、樹脂層を介して、ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面を接着固定して、導光板を得る工程と、を備えることを特徴とする。ここで、「リドロー法」とは、所定形状のガラス母材を軟化点以上の温度で加熱して、下方に延伸成形する方法である。
第十一に、本発明の導光板は、ガラス板の第1の側面を機械加工により形成することが好ましい。
第十二に、本発明の導光板は、オーバーフローダウンドロー法によりガラス板を成形することが好ましい。
図1は、本発明の導光板の一例を示す概念断面図である。図1に示すように、導光板1は、ガラス板2を備えている。ガラス板2は、長さ方向及び幅方向に沿って延びる光出射面10と、光非出射面11と、光出射面10に対して約45°に傾斜した第1の側面12と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第2の側面13と、図示しない第3、4の側面と、を有している。ここで、ガラス板2の光非出射面11、第2の側面13及び第3、4の側面には、図示しない反射層が形成されている。また、ガラス板2は、オーバーフローダウンドロー法で成形されており、光出射面10と光非出射面11は火造り面である。そして、ガラス板2の光出射面10と光非出射面11の平均表面粗さRaは0.2nmである。また、ガラス板2の第1の側面12上には、樹脂層3が形成されている。ここで、ガラス板2の屈折率ndは、樹脂層3の屈折率ndと略同等である。更に、ガラス板2の第1の側面12の下方には、光源4が配置されている。なお、図1において、ガラス板2の上面を光出射面10、下面を光非出射面11としているが、光出射面10と光非出射面11は上下逆であってもよい。
図1に示すように、光源4から出射した光は、ガラス板2の光非出射面11からガラス板2内に侵入し、ガラス板2の第1の側面12で全反射して、ガラス板2内に伝搬されていく。そして、ガラス板2内に伝搬した光は、ガラス板2の光出射面10から出射して、面発光することになる。
図2は、本発明の導光板の一例を示す概念断面図である。図2に示すように、導光板5は、ガラス板6とガラスフィルム7を備えており、これらが、樹脂層8を介して接着固定されている。ガラス板6は、長さ方向及び幅方向に沿って延びる光出射面20と光非出射面21と、光出射面20に対して約45°に傾斜した第1の側面22と、幅方向及び厚み方向に沿って延びる第2の側面23と、図示しない第3、4の側面と、を有している。ここで、ガラス板6の光非出射面21、第2の側面23及び第3、4の側面には、図示しない反射層が形成されている。また、ガラス板6は、オーバーフローダウンドロー法で成形されており、光出射面20と光非出射面21は火造り面である。そして、ガラス板6の光出射面20と光非出射面21の平均表面粗さRaは0.2nmである。
ガラス板6の第1の側面22上には、樹脂層8を介して、ガラスフィルム7が接着固定されている。ガラスフィルム7は、外表面24と接着面25を有し、接着面25が樹脂層8と接している。また、ガラスフィルム7は、リドロー法で成形されており、厚みが100μmである。そして、ガラスフィルム7の外表面24と接着面25は火造り面であり、外表面24と接着面25の平均表面粗さRaは0.2nmである。
本発明の導光板において、ガラス板の光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率は、好ましくは85%以上、87%以上、88%以上、89%以上、特に90%以上である。最大透過率が低過ぎると、液晶表示装置の輝度特性が低下し易くなる。
ガラス板の光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率と最小透過率の透過率差は、好ましくは12%以下、10%以下、8%以下、6%以下、特に5%以下である。この透過率差が大き過ぎると、液晶表示装置の輝度特性が低下し易くなる。なお、「光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率と最小透過率」は、市販の透過率測定装置で測定可能であり、例えば、島津製作所社製UV−3100PCにより測定可能である。
ガラス板の熱膨張係数は、好ましくは120×10−7/℃以下、95×10−7/℃以下、70×10−7/℃以下、特に25×10−7〜60×10−7/℃である。熱膨張係数が高過ぎると、熱によるガラス板の寸法変化が大きくなる。なお、「熱膨張係数」は、ディラトメーターを用いて、JIS R3102に基づき、30〜380℃における平均熱膨張係数を測定した値を指す。
ガラス板の歪点は、好ましくは460℃以上、480℃以上、500℃以上、520℃以上、530℃以上、550℃以上、特に590℃以上である。歪点が低過ぎると、ガラス板の耐熱性が低下し易くなり、例えば、熱によるガラス板の寸法変化が大きくなったり、ガラス板の光出射面又は光非出射面に高温で反射膜、拡散膜等を成膜すると、ガラス板が熱変形し易くなる。なお、「歪点」は、JIS R3103に基づいて測定した値である。
ガラス板中のRh2O3の含有量は質量で1ppm未満であり、好ましくは0.8ppm以下、0.6ppm以下、0.01〜0.5ppm、0.05〜0.4ppm、特に0.1〜0.3ppmである。Rh2O3の含有量が多過ぎると、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率と最小透過率の透過率差が過大になり易い。なお、Rh2O3は、ガラス製造設備から主として導入される不純物であることから、Rh2O3の含有量を制限し過ぎると、ガラス製造設備に高強度のPt−Rh合金を使用し難くなり、ガラス板の製造コストが高騰する。
Rh2O3の含有量を可及的に低減するには、高純度ガラス原料を用いたり、Rh2O3が混入しないようにガラス製造条件を調整したり、ガラス製造設備におけるPt−Rh合金の使用箇所を減らせばよい。
ガラス板中のCr2O3の含有量は、好ましくは質量で5ppm以下、4ppm以下、3ppm以下、0.1〜1.5ppm、0.2〜1ppm、特に0.3〜0.8ppmである。Cr2O3の含有量が多過ぎると、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率と最小透過率の透過率差が過大になり易い。なお、Cr2O3の含有量が少な過ぎると、原料コスト、ガラス板の製造コストが高騰する。
ガラス板中のFe2O3の含有量は、好ましくは質量で50ppm以下、40ppm以下、30ppm以下、1〜28ppm、5〜25ppm、特に10〜22ppmである。Fe2O3の含有量が多過ぎると、光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率が低下し易くなる。なお、Fe2O3の含有量が質量で1ppmより少なくなると、原料コスト、ガラス板の製造コストが高騰する。
Fe2O3とCr2O3の含有量を可及的に低減するには、高純度ガラス原料を用いたり、ガラス原料にFe2O3とCr2O3が混入しないように設計された原料調合設備等を使用すればよい。
本発明の導光板では、ガラス板中のV2O5、NiO、MnO2、Nd2O3、CeO2、Er2O3の含有量を可及的に低減することが好ましく、例えば0.03質量%以下、0.02質量%以下、0.015質量%以下、0.01質量%以下、0.005質量%以下、特に0.003質量%以下に低減することが好ましい。
ガラス板は、ガラス組成として、質量%で、SiO2 40〜80%、Al2O3 1〜15%、B2O3 0〜20%、Na2O 0〜20%、MgO 0〜10%、CaO 0〜15%、SrO 0〜15%、BaO 0〜35%を含有することが好ましい。上記のように各成分の含有量を規制した理由を下記に示す。なお、各成分の含有範囲の説明において、%表示は質量%を意味する。
SiO2は、ガラスのネットワークフォーマーとなる成分であり、熱膨張係数を低下させて、熱による寸法変化を低減する成分である。また耐酸性、歪点を高める成分である。SiO2の含有量は、好ましくは40〜80%、60〜78%、特に67〜77%である。SiO2の含有量が多くなると、高温粘性が高くなり、溶融性が低下すると共に、成形時にクリストバライトの失透ブツが析出し易くなる。一方、SiO2の含有量が少なくなると、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。また耐酸性、歪点が低下し易くなる。
Al2O3は、熱膨張係数を低下させて、熱による寸法変化を低減する成分である。また、歪点を高めたり、成形時にクリストバライトの失透ブツの析出を抑える効果もある。Al2O3の含有量は、好ましくは1〜15%、1〜12%、特に2〜8%である。Al2O3の含有量が多くなると、液相温度が上昇して、ガラス板に成形し難くなる。一方、Al2O3の含有量が少なくなると、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。また歪点が低下し易くなる。
B2O3は、融剤として作用し、高温粘性を下げて、溶融性を改善する成分である。また熱膨張係数を低下させて、熱による寸法変化を低減する成分である。B2O3の含有量は、好ましくは0〜20%、3〜18%、5〜16%、特に7〜15%である。B2O3の含有量が多くなると、歪点、耐酸性が低下し易くなる。一方、B2O3の含有量が少なくなると、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。また溶融性が低下し易くなる。
Na2Oは、高温粘性を低下させて、溶融性を改善する成分である。Na2Oの含有量は、好ましくは0〜20%、5〜18%、3〜16%、特に8〜15%である。Na2Oの含有量が多くなると、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。一方、Na2Oの含有量が少なくなると、溶融性が低下し易くなる。
MgOは、高温粘性を低下させて、溶融性を改善する成分である。MgOの含有量は、好ましくは0〜10%、0〜6%、特に0〜1%である。MgOの含有量が多過ぎると、成形時に失透ブツが析出し易くなる。
CaOは、歪点を低下させずに高温粘性のみを低下させて、溶融性を改善する成分である。CaOの含有量は、好ましくは0〜15%、1〜14%、特に2〜13%である。CaOの含有量が多過ぎると、成形時に失透ブツが析出し易くなる。
SrOは、耐薬品性、耐失透性を高める成分である。SrOの含有量は、好ましくは0〜15%、0〜10%、特に0〜5%である。SrOの含有量が多くなると、密度が高くなったり、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。また溶融性が低下し易くなる。
BaOは、耐薬品性、耐失透性を高める成分である。BaOの含有量は、好ましくは0〜35%、0.1〜30%、特に5〜26%である。BaOの含有量が多くなると、密度が高くなったり、熱膨張係数が高くなって、熱による寸法変化が大きくなる傾向にある。また溶融性が低下し易くなる。
Rh2O3、Cr2O3、Fe2O3、V2O5、NiO、MnO2、Nd2O3、CeO2及びEr2O3の好適な含有量等は、上記の通りである。
上記成分以外にも、他の成分を導入してもよい。例えば、液相温度を低下させるために、Y2O3、La2O3、Nb2O5、P2O5を各3%まで、溶融温度を低下させるために、Li2O、K2O、Cs2Oを各6%まで、清澄剤としてAs2O3、Sb2O3、SnO2、SO3、F、Cl等を合量で2%まで導入してもよい。但し、As2O3、Sb2O3は、環境負荷物質であり、またフロート法でガラス板を成形する場合、フロートバス中で還元されて金属異物となるため、実質的な導入を避けることが好ましく、具体的には、その含有量をそれぞれ0.01%未満とすることが好ましい。
ガラス板の長さ寸法は、好ましくは350mm以上、1000mm以上、1500mm以上、2000mm以上、2500mm以上、特に3000mm以上である。ガラス板の幅寸法は、好ましくは1000mm以上、1500mm以上、2000mm以上、2500mm以上、特に3000mm以上である。ガラス板が大型化する程、研削、研磨、表面処理等により、ガラス板の第1の側面の表面平滑性を高めることが困難になるため、本発明の効果が相対的に大きくなる。また、ガラス板が大型化する程、導光板の大型化することができる。結果として、液晶表示装置の大型化に対応し易くなる。
ガラス板の板厚は、好ましくは5mm以下、3mm以下、2mm以下、1.5mm以下、1mm以下、特に0.7mm以下である。ガラス板の板厚が小さくなる程、研削、研磨、表面処理等により、ガラス板の第1の側面の表面平滑性を高めることが困難になるため、本発明の効果が相対的に大きくなる。また、ガラス板の板厚が小さくなる程、導光板の薄型化することができる。結果として、液晶表示装置の薄型化に対応し易くなる。
ガラス板は、光出射面に対して傾斜した第1の側面を有している。このような第1の側面は、加工効率の観点から、研削、研磨等の機械加工により形成することが好ましい。
ガラス板の第1の側面の平均表面粗さRaは、好ましくは0.1μm以上、0.2μm以上、0.5μm以上、0.8μm以上、特に1〜20μmである。ガラス板の第1の側面の平均表面粗さRaが小さ過ぎると、第1の側面の加工効率、特に研磨効率が低下して、ガラス板の製造効率が低下し易くなる。
ガラス板の第1の側面と光出射面が交差する角度は、好ましくは40〜55°、特に43〜47°である。このようにすれば、光源から出射した光が、第1の側面で全反射し易くなるため、導光板の光利用効率を高めることができる。
ガラス板の第2〜4の側面には、面取り部を形成してもよい。面取り部を形成すれば、ガラス板が第2〜4の側面を起点にして、破損し難くなる。
ガラス板の光出射面に拡散板を貼り付けてもよく、拡散層を形成してもよい。このようにすれば、導光板の輝度特性の均一化を図ることができる。またガラス板の光非出射面に反射層が形成されていることが好ましい。このようにすれば、ガラス板内に伝搬した光が漏れ難くなる。なお、反射層として、光非出射面に反射膜を直接成膜してもよいが、反射シールを貼り付けてもよい。
ガラス板の第2〜4の側面の全部又は一部に反射層が形成されていることが好ましく、ガラス板の第2〜4の側面の全部に反射層が形成されていることが好ましい。このようにすれば、ガラス板内に伝搬した光が第2〜4の側面から漏れ難くなる。なお、反射層として、第2〜4の側面に反射膜を直接成膜してもよいが、反射シールを貼り付けてもよい。
ガラス板は、オーバーフローダウンドロー法で成形されてなることが好ましい。このようにすれば、成形時にガラスリボンの表裏面の温度差、組成差が生じ難いと共に、未研磨で表面平滑性が高いガラス板を成形し易くなり、結果として、導光板の製造コストの低廉化、輝度特性の均一化を図り易くなる。この理由は、オーバーフローダウンドロー法の場合、表面となるべき面が樋状耐火物に接触せず、自由表面の状態で成形されるからである。
なお、オーバーフローダウンドロー法以外にも、スロットダウンドロー法、フロート法、ロールアウト法、リドロー法等でガラス板を成形することもできる。なお、フロート法では、成形時にガラスリボンの表裏面の温度差、組成差が発生し易いが、成形時の温度制御を厳密に行うと、その温度差、組成差を低減することができる。
本発明の導光板において、ガラス板の第1の側面上には、樹脂層が形成されている。樹脂層の光路長100mm、波長範囲550nmにおける透過率は、好ましくは85%以上、87%以上、88%以上、89%以上、特に90%以上である。透過率が低過ぎると、樹脂層で光が吸収されて、液晶表示装置の輝度特性が低下し易くなる。
樹脂層の屈折率ndは、ガラス板の屈折率ndと略同等であることが好ましい。このようにすれば、ガラス板と樹脂層の界面で光損失が生じ難くなる。
樹脂層は、接着剤により形成することが好ましい。接着剤として、例えば、アクリル系樹脂、メタクリレート系樹脂、エポキシ系樹脂が好ましく、また作業性の観点から、紫外線硬化樹脂が好ましい。更に、樹脂層の耐熱温度(軟化変形しない最高温度)は、好ましくは100℃以上、150℃以上、200℃以上、特に250℃以上である。樹脂層の耐熱温度が低過ぎると、光源からの熱により、樹脂層が変形して、ガラス板とガラスフィルムを接着固定し難くなる。
本発明の導光板において、ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面は、樹脂層を介して接着固定されていることが好ましい。ガラスフィルムの屈折率ndは、樹脂層の屈折率ndと略同等であることが好ましい。このようにすれば、ガラスフィルムと樹脂層の界面で光損失が生じ難くなる。なお、ガラスフィルムの屈折率ndは、光損失を低減する観点から、ガラス板の屈折率ndと略同等であることが好ましい。
ガラスフィルムの光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率は、好ましくは85%以上、87%以上、88%以上、89%以上、特に90%以上である。最大透過率が低過ぎると、液晶表示装置の輝度特性が低下し易くなる。
ガラスフィルムの光路長100mm、波長範囲400〜750nmにおける最大透過率と最小透過率の透過率差は12%以下であり、好ましくは10%以下、8%以下、6%以下、特に5%以下である。この透過率差が大き過ぎると、液晶表示装置の輝度特性が低下し易くなる。
ガラスフィルムの熱膨張係数は、好ましくは120×10−7/℃以下、95×10−7/℃以下、70×10−7/℃以下、特に25×10−7〜60×10−7/℃である。熱膨張係数が高過ぎると、熱によるガラスフィルムの寸法変化が大きくなる。
ガラスフィルムの歪点は、好ましくは460℃以上、480℃以上、500℃以上、520℃以上、530℃以上、550℃以上、特に590℃以上である。歪点が低過ぎると、ガラス板の耐熱性が低下し易くなり、例えば、熱によるガラスフィルムの寸法変化が大きくなったり、ガラスフィルムの外表面に高温で反射膜等を成膜すると、ガラスフィルムが熱変形し易くなる。
ガラスフィルムの外表面は火造り面であることが好ましく、またガラスフィルムの外表面の平均表面粗さRaは、好ましくは100nm以下、10nm以下、5nm以下、2nm以下、1nm以下、0.5nm以下、特に0.2nm以下である。このようにすれば、ガラスフィルムの外表面が円滑になり、ガラス板の第1の側面から光が漏れ難くなる。また、ガラスフィルムの接着面は火造り面であることが好ましく、またガラスフィルムの接着面の平均表面粗さRaは、好ましくは100nm以下、10nm以下、5nm以下、2nm以下、1nm以下、0.5nm以下、特に0.2nm以下である。このようにすれば、ガラスフィルムとガラス板を精度良く接着固定することができる。
ガラスフィルムの表面平滑性を高める方法として、例えば、ガラスフィルムの表面を#2000以上の砥石で研磨する方法、ガラスフィルムの表面をエッチングする方法、リドロー法でガラスフィルムを成形する方法等が挙げられるが、ガラスフィルムの生産効率の観点から、リドロー法でガラスフィルムを成形する方法が好ましい。
ガラスフィルムの寸法は、ガラス板の第1の側面と略同等(長辺と短辺共に±3%以内)であることが好ましい。ガラスフィルムの厚みは、好ましくは10〜500μm、20〜200μm、特に30〜100μmである。ガラスフィルムの厚みが小さ過ぎると、ガラス母材からの成形が困難になり、幅寸法を拡大し難くなる。一方、ガラスフィルムの厚みが大き過ぎると、導光板の質量が増大する。
ガラスフィルムの外表面上に反射膜が形成されていることが好ましい。このようにすれば、ガラス板の第1の側面から光が漏れ難くなる。なお、反射膜として、コストの観点から、Al、Ag等の金属膜が好ましい。
ガラスフィルムは、リドロー法により成形されてなることが好ましい。このようにすれば、長尺、且つ薄肉のガラスフィルムを作製し易くなり、またガラスフィルムの表面を研磨しなくても、ガラスプリズムの表面平滑性を容易に高めることができる。なお、リドロー法に供されるガラス母材の表面平滑性が高い程、ガラスフィルムの表面平滑性が向上し、ガラス母材の寸法精度が高い程、ガラスフィルムの寸法精度が向上する。
本発明の導光板を複数組み合わせて、大型の導光板とすることが好ましい。このようにすれば、大型の導光板を容易に得ることができる。
本発明の導光板の製造方法は、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、第2〜4の側面と、を有するガラス板を得る工程と、ガラス母材をリドロー法により成形して、外表面と接着面を有するガラスフィルムを得る工程と、樹脂層を介して、ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面を接着固定して、導光板を得る工程と、を備えることを特徴とする。ここで、本発明の導光板の製造方法の技術的特徴は、本発明の導光板の説明欄に既に記載済みであり、ここでは、その詳細な説明を省略する。
以下、実施例に基づいて、本発明を説明する。なお、試料No.1、2は本願発明の実施例であり、試料No.3は本願発明の比較例である。但し、以下の実施例は、単なる例示である。本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
(試料No.1の作製、評価)
最初に、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。次に、ガラス板の側面の一つに対して、研削、研磨等を行うことにより、ガラス板に一方の主面に対して45°になる傾斜面(第1の側面に相当)を形成した。なお、ガラス板の傾斜面は、#600の研磨パッドで研磨されている。その後、ガラス板の傾斜面の全面にメタクリレート系の紫外線硬化樹脂を塗布、硬化することにより、ガラス板の傾斜面に樹脂層を形成し、試料No.1の導光板を得た。この紫外線硬化樹脂は、光路長10mm、波長範囲550nmにおける透過率が90%であり、屈折率ndが1.50であった。
最初に、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。次に、ガラス板の側面の一つに対して、研削、研磨等を行うことにより、ガラス板に一方の主面に対して45°になる傾斜面(第1の側面に相当)を形成した。なお、ガラス板の傾斜面は、#600の研磨パッドで研磨されている。その後、ガラス板の傾斜面の全面にメタクリレート系の紫外線硬化樹脂を塗布、硬化することにより、ガラス板の傾斜面に樹脂層を形成し、試料No.1の導光板を得た。この紫外線硬化樹脂は、光路長10mm、波長範囲550nmにおける透過率が90%であり、屈折率ndが1.50であった。
続いて、ガラス板の傾斜面の下方に位置する主面の1.0mm直下にLED光源を配置すると共に、ガラス板の傾斜面とは反対側となる側面(第2の側面に相当)近傍に光強度測定機の受光部を配置した。更に、予めLED光源から直接受光した場合の光強度を測定した後、その光強度と上記導光板を通した場合の光強度とを比較して、光利用効率を算出した。その結果、光利用効率は30%であった。なお、ガラス板の傾斜面上に樹脂層を形成しない場合についても、同様の方法により、光利用効率を測定したところ、その光利用効率は20%であった。
(試料No.2の作製、評価)
まず、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。更に、平板状に加工されたガラス母材(日本電気硝子社製BDA)を軟化点以上の温度に加熱して、延伸成形した後、所定寸法に切断加工して、表面が火造り面となる50μm厚のガラスフィルムを得た。なお、ガラスフィルムの表面の平均表面粗さRaは0.2nmであった。次に、ガラス板の側面の一つに対して、研削、研磨等を行うことにより、ガラス板に一方の主面に対して45°になる傾斜面(第1の側面に相当)を形成した。なお、ガラス板の傾斜面は、#600の研磨パッドで研磨されている。その後、ガラス板の傾斜面にメタクリレート系の紫外線硬化樹脂を用いることにより、ガラス板の傾斜面に同寸法に切断加工されたガラスフィルムを接着固定し、試料No.2の導光板を得た。この紫外線硬化樹脂は、光路長10mm、波長範囲550nmにおける透過率が90%であり、屈折率ndが1.50であった。
まず、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。更に、平板状に加工されたガラス母材(日本電気硝子社製BDA)を軟化点以上の温度に加熱して、延伸成形した後、所定寸法に切断加工して、表面が火造り面となる50μm厚のガラスフィルムを得た。なお、ガラスフィルムの表面の平均表面粗さRaは0.2nmであった。次に、ガラス板の側面の一つに対して、研削、研磨等を行うことにより、ガラス板に一方の主面に対して45°になる傾斜面(第1の側面に相当)を形成した。なお、ガラス板の傾斜面は、#600の研磨パッドで研磨されている。その後、ガラス板の傾斜面にメタクリレート系の紫外線硬化樹脂を用いることにより、ガラス板の傾斜面に同寸法に切断加工されたガラスフィルムを接着固定し、試料No.2の導光板を得た。この紫外線硬化樹脂は、光路長10mm、波長範囲550nmにおける透過率が90%であり、屈折率ndが1.50であった。
続いて、ガラス板の傾斜面の下方に位置する主面の1.0mm直下にLED光源を配置すると共に、ガラス板の傾斜面とは反対側となる側面(第2の側面に相当)近傍に光強度測定機の受光部を配置した。更に、予めLED光源から直接受光した場合の光強度を測定した後、その光強度と上記導光板を通した場合の光強度とを比較して、光利用効率を算出した。その結果、光利用効率は42%であった。なお、ガラスフィルムの外表面にAl反射膜を形成した場合についても、同様の方法により、光利用効率を測定したところ、その光利用効率は48%であった。
(試料No.3の作製、評価)
まず、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。
まず、ガラス板(日本電気硝子社製BDA、100mm×100mm×1.0mm厚、屈折率nd 1.51)を用意した。
次に、ガラス板の側面の何れか一つを研削した後、#2000の研磨パッドで研磨することにより、ガラス板に一方の主面に対して45°になる傾斜面(第1の側面に相当)を形成し、試料No.3の導光板を得た。なお、傾斜面の形成には、長時間を要し、その際にガラス板が破損する虞があった。
続いて、ガラス板の傾斜面の下方に位置する主面の1.0mm直下にLED光源を配置すると共に、ガラス板の傾斜面とは反対側となる側面近傍に光強度測定機の受光部を配置した。更に、予めLED光源から直接受光した場合の光強度を測定した後、その光強度と上記導光板を通した場合の光強度とを比較して、光利用効率を算出した。その結果、光利用効率は48%であった。
以上の結果から分かるように、試料No.1、2は、傾斜面に樹脂層を有するため、光利用効率が高かった。更に、試料No.1、2は、試料No.3よりも作製が容易であり、また試料No.2は、試料No.3と光利用効率が同等であった。
1、5 導光板
2、6 ガラス板
3、8 樹脂層
4 光源
7 ガラスフィルム
10、20 光出射面
11、21 光非出射面
12、22 第1の側面
13、23 第2の側面
24 外表面
25 接着面
2、6 ガラス板
3、8 樹脂層
4 光源
7 ガラスフィルム
10、20 光出射面
11、21 光非出射面
12、22 第1の側面
13、23 第2の側面
24 外表面
25 接着面
Claims (13)
- ガラス板を備える導光板であって、
ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、を有し、
第1の側面上に樹脂層が形成されていることを特徴とする導光板。 - ガラス板とガラスフィルムとを備える導光板であって、
ガラス板が、光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、第2〜4の側面と、を有し、
ガラスフィルムが、外表面と接着面を有し、
ガラスフィルムの外表面の平均表面粗さRaが100nm以下であり、
ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面が、樹脂層を介して接着固定されていることを特徴とする導光板。 - ガラス板の第1の側面の平均表面粗さRaが0.1μm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の導光板。
- ガラス板の第1の側面と光出射面が交差する角度が40〜55°であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の導光板。
- ガラス板と樹脂層の屈折率ndが略同等であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の導光板。
- ガラス板とガラスフィルムの屈折率ndが略同等であることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の導光板。
- ガラス板の板厚が5mm以下であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の導光板。
- ガラスフィルムの外表面に反射膜が形成されていることを特徴とする請求項2〜7の何れかに記載の導光板。
- ガラスフィルムの厚みが10〜500μmであることを特徴とする請求項2〜8の何れかに記載の導光板。
- 直下型面発光装置に用いることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の導光板。
- 光出射面と光出射面に対向する光非出射面と、光出射面に対して傾斜した第1の側面と、第2〜4の側面と、を有するガラス板を得る工程と、
ガラス母材をリドロー法により成形して、外表面と接着面を有するガラスフィルムを得る工程と、
樹脂層を介して、ガラス板の第1の側面とガラスフィルムの接着面を接着固定して、導光板を得る工程と、を備えることを特徴とする導光板の製造方法。 - 機械加工によりガラス板の第1の側面を形成することを特徴とする請求項11に記載の導光板の製造方法。
- オーバーフローダウンドロー法によりガラス板を成形することを特徴とする請求項11又は12に記載の導光板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015160466A JP2017041302A (ja) | 2015-08-17 | 2015-08-17 | 導光板 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2015160466A Pending JP2017041302A (ja) | 2015-08-17 | 2015-08-17 | 導光板 |
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Country | Link |
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2015
- 2015-08-17 JP JP2015160466A patent/JP2017041302A/ja active Pending
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