JP2017041020A - 走行区間評価方法、走行区間評価プログラム、及び走行区間評価装置 - Google Patents

走行区間評価方法、走行区間評価プログラム、及び走行区間評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車間距離の調整が強いられる走行区間であるか否かを判断する走行区間評価方法を提供する。【解決手段】運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップS406−1と、記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップS406−2と、第1分布と第2分布との比較結果に基づき、自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップS410と、をコンピュータが実行する。【選択図】図9

Description

本件は、走行区間評価方法、走行区間評価プログラム、及び走行区間評価装置に関する。
地図情報を利用して出発地から目的地までの走行経路候補を探索して提示するナビゲーション装置が知られている。例えば他車を起因として運転者が走行中に受けるストレスを低減できるナビゲーション装置も知られている(例えば特許文献1参照)。また、細街路を走行することが苦手な運転者に対し適切な運転支援を行うことが可能なナビゲーション装置も知られている(例えば特許文献2参照)。
また、ナビゲーション装置からカープローブデータと呼ばれる情報を収集し、収集した情報を用いて様々な解析を行うサービスも知られている(例えば非特許文献1参照)。さらに、非特許文献1には、車両のバックミラーの裏側に小型カメラを設置し、小型カメラからの映像をリアルタイムに解析して前方車両との車間距離を推定し、収集されるカープローブデータに推定した車間距離を含めることも記載されている。
特開2010−175314号公報 特開2010−223681号公報
橋本和憲、外2名、「カープローブデータの活用について」、[online]、Pioneer R&D、パイオニア株式会社、2013年、Vol.22、[平成27年5月21日検索]、インターネット<URL:http://pioneer.jp/corp/crdl_design/crdl/rd/pdf/22−2.pdf>.
ところで、ナビゲーション装置から提示される走行経路候補に車間距離の調整が強いられる走行区間が含まれている場合がある。一例を挙げると、車間距離を少しでも空けると車両の無理な割り込みが発生する区間は、車間距離の調整が強いられる走行区間に該当する。車間距離の調整が強いられるこのような走行区間は、ナビゲーション装置が利用する地図情報では判断することができない。
そこで、1つの側面では、車間距離の調整が強いられる走行区間であるか否かを判断する走行区間評価方法、走行区間評価プログラム、及び走行区間評価装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示の走行区間評価方法は、運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、をコンピュータが実行する走行区間評価方法である。
本明細書に開示の走行区間評価プログラムは、運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、をコンピュータに実行させる走行区間評価プログラムである。
本明細書に開示の走行区間評価装置は、運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成し、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する生成部と、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価部と、を有する走行区間評価装置である。
本明細書に開示の走行区間評価方法、走行区間評価プログラム、及び走行区間評価装置によれば、車間距離の調整が強いられる走行区間であるか否かを判断することができる。
図1は、車間距離を含む走行情報をサーバ装置が収集する様子の一例を説明するための図である。 図2は、自車のブロック図の一例である。 図3は、サーバ装置のブロック図の一例である。 図4は、走行情報の一例である。 図5は、サーバ装置のハードウェア構成の一例である。 図6は、車間距離計測部の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、サーバ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、位置情報受付部及び第1出力部の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、サーバ装置の動作の別の一例を示すフローチャートである。 図10は、走行経路候補の一例を説明するための図である。 図11は、取得する他車の走行情報の一例である。 図12は、ヒストグラムの生成対象になる自車及び他車の走行情報の一例である。 図13(a)は、車間距離の調整に積極的な運転者のヒストグラムである。図13(b)は、車間距離の調整に積極的でない運転者のヒストグラムである。 図14は、自車の特徴量と他車の特徴量の類否判断の一例を説明するための図である。 図15(a)は、特徴量の有意差判断を説明するための図である。図15(b)は、走行区間毎の迂回要否を説明するための図である。 図16は、走行経路候補の別の一例を説明するための図である。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、車間距離を含む走行情報をサーバ装置200が収集する様子の一例を説明するための図である。図2は、自車100のブロック図の一例である。図1及び図2に示すように、自車100は、端末装置110、車載センサ120及び車体ユニット130を有している。また、図2に示すように、車体ユニット130は、車間距離計測部131、位置情報受付部132及び第1出力部133を有している。
端末装置110には例えばナビゲーション装置が利用される。ナビゲーション装置に代えて、スマートフォンやタブレット端末といった携帯型の情報処理端末が利用されてもよい。端末装置110は運転者から出発地及び目的地を含む位置情報の入力を受け付ける。端末装置110は、図2に示すように、受け付けた位置情報を車体ユニット130の位置情報受付部132に出力する。位置情報受付部132は、受け付けた位置情報に運転者を識別するドライバIDを含めてサーバ装置200に向けて送信する。図1に示すように、位置情報は無線基地局BS1及びネットワークNWを経由して走行区間評価装置としてのサーバ装置200に入力される。尚、ネットワークNWはインターネットを含む通信ネットワークである。一方、端末装置110は、第1出力部133が出力した経路情報に基づいて、出発地から目的地までの走行経路候補を表示する。運転者は端末装置110に表示された走行経路候補に従って自車100を運転する。
車載センサ120は、自車100と他車C1との車間距離を計測するために利用するセンサである。図1では、車載センサ120の一例としてミリ波センサが示されている。車載センサ120は、ミリ波帯の電波を前方に照射し、戻ってきた電波を検知する。車載センサ120は、図2に示すように、照射した電波と検知した電波を車体ユニット130の車間距離計測部131に出力する。
車間距離計測部131は、車載センサ120から照射された電波と検知した電波との周波数差分に基づいて、自車100と他車C1との車間距離を定期的に計測する。計測周期はミリ秒単位であってもよいし、秒単位であってもよいし、分単位であってもよい。このような方式はミリ波レーダー方式と呼ばれることがある。車間距離計測部131は、端末装置110に表示された走行経路候補の各走行区間と車間距離とを関連付けてドライバIDとともに走行情報としてサーバ装置200に送信する。走行情報は無線基地局BS1及びネットワークNWを経由してサーバ装置200に入力される。これにより、サーバ装置200は自車100の走行情報を収集する。
尚、図1に示すように、他車C2でも走行情報が送信される。すなわち、他車C2の車体ユニットC21は前方を走行する他車C3との車間距離を計測し、計測した車間距離と各走行区間とを関連付けてドライバIDとともに走行情報としてサーバ装置200に向けて送信する。走行情報は、無線基地局BS2及びネットワークNWを介してサーバ装置200に入力される。これにより、サーバ装置200は他車C2の走行情報も収集する。
サーバ装置200は、収集した自車100及び他車C2の走行情報を記憶する。また、サーバ装置200は、入力された位置情報に基づいて走行経路候補を探索する。サーバ装置200は自身が記憶する自車100及び他車C2の過去の走行情報を利用して、探索した走行経路候補の一部走行区間に車間距離の調整が強いられる区間があるか否かを判断する。サーバ装置200は、車間距離の調整が強いられる区間があると判断した場合、その走行区間を迂回する走行経路候補を探索し経路情報として出力する。
サーバ装置200から出力された経路情報はネットワークNW及び無線基地局BS1を経由して自車100に届けられる。より詳しくは、図2に示すように、車体ユニット130の第1出力部133がネットワークNW及び無線基地局BS1を経由した経路情報を受信して、端末装置110に出力する。これにより、端末装置110には車間距離の調整が強いられる区間を迂回する走行経路候補が表示される。
尚、上述した説明では車載センサ120としてミリ波センサを利用したが、車載センサ120はCharge Coupled Device(CCD)イメージセンサ、赤外線測距センサなどであってもよい。CCDイメージセンサであれば、フロントガラス上部に設置された2個のカメラ映像に基づいて他車C1を検知し、車間距離計測部131は検知結果に基づいて車間距離を計測する。また、赤外線測距センサであれば、赤外線レーザーを使用して他車C1を検知し、車間距離計測部131は検知結果に基づいて車間距離を計測する。前者の方式はステレオカメラ方式と呼ばれることがある。後者の方式は赤外線レーザー方式と呼ばれることがある。
続いて、図3及び図4を参照して、サーバ装置200の構成について説明する。
図3は、サーバ装置200のブロック図の一例である。図4は、走行情報の一例である。図3に示すように、サーバ装置200は、地図情報記憶部201、走行情報記憶部202、情報受付部203、経路探索部204、生成部205、評価部206、及び第2出力部207を含んでいる。
地図情報記憶部201は、図葉単位に管理された図葉単位地図情報の集合から成る地図情報を記憶する。図葉単位地図情報は、道路の種別を含む道路情報及び背景情報などを含んでいる。
走行情報記憶部202は自車100の走行情報と他車(例えば図1に示す他車C2など)の走行情報とを記憶する。走行情報は、図4に示すように、ドライバID、車両の走行区間、走行区間の種別を表す道路種別、所定の距離毎に区切られた車間距離のクラスタを構成要素として含んでいる。図4では所定の距離が10メートルとなっているが、所定の距離は設計等に応じて適宜定めておけばよい。車間距離は走行区間毎に記憶されている。
図4に示す走行情報によれば、例えば、ドライバID「0001」の運転者が運転する車両は道路種別「一般道」である走行区間「区間A」を走行した際、計測した車間距離の内、223個の車間距離は車間距離「0−10メートル」に属することを表している。同様に、643個の車間距離は車間距離「10−20メートル」に属し、・・・、33個の車間距離は車間距離「100メートル以上」に属することを表している。
情報受付部203は自車100の位置情報を受け付ける。また、情報受付部203は自車100及び他車C2の走行情報を随時受け付ける。上述したように、位置情報には端末装置110に対して入力された出発地及び目的地並びにドライバIDを含んでいる。情報受付部203は自車100の位置情報を受け付けると、受け付けた位置情報を経路探索部204に出力する。一方、情報受付部203は自車100の走行情報や他車C2の走行情報を受け付けると、受け付けた走行情報を走行情報記憶部202に登録したり、既に走行情報記憶部202に記憶された走行情報を更新したりする。
例えば、走行情報にドライバID「0001」、走行区間「区間A」、車間距離「12メートル」が含まれていれば、ドライバID「0001」、走行区間「区間A」に対応する車間距離「10−20メートル」のクラスタの頻度をインクリメント(「1」を加算)する。受け付けた走行情報に対応する走行情報が走行情報記憶部202に記憶されていなければ、情報受付部203は受け付けた走行情報を新規に登録する。尚、情報受付部203が走行情報を新たに登録する場合、道路種別については地図情報記憶部201を参照して決定すればよい。
経路探索部204は、地図情報記憶部201に記憶された地図情報と情報受付部203から出力された位置情報とに基づいて、走行経路候補を探索する。位置情報には自車100の出発地及び目的地が含まれているため、経路探索部204は、出発地から目的地までが最短になる走行経路候補を探索する。最短になる走行経路候補は時間的に最短であってもよいし、距離的に最短であってもよい。経路探索部204は走行経路候補を探索すると、探索した走行経路候補を生成部205に出力する。
生成部205は、走行情報記憶部202を参照して、自車100の運転者がとる車間距離の分布を第1の分布として生成し、走行情報記憶部202を参照して、他車(例えば図1に示す他車C2など)の運転者がとる車間距離の分布を第2の分布として生成する。また、生成部205は、自車100の運転者がとる車間距離と特徴が類似する車間距離をとる他車の運転者を抽出する。すなわち、生成部205は第1の分布と類似する第2の分布を生成する車間距離をとる他車の運転者を抽出する。車間距離の特徴は、車間距離の分布(例えばヒストグラム)の中心を示す第1特性値(例えば最頻値、平均値、中央値など)と車間距離の分布のばらつきを示す第2特性値(例えば分散、標準偏差など)の少なくともいずれかである。車間距離の特徴に歪度や尖度を含めてもよい。本実施形態では最頻値と分散を利用して説明している。生成部205は、他車の運転者を抽出すると、抽出した運転者を評価部206に出力する。尚、生成部205の詳細な説明は後述する。
評価部206は、生成部205が生成した第1分布と第2分布との比較結果に基づき、自車100の走行経路候補に含まれる一部走行区間を評価する。より詳しくは、評価部206は、生成部205が抽出した他車の運転者がとる車間距離の第2分布と、他車の運転者が自車100の走行経路候補に含まれる一部走行区間でとる車間距離の第2分布の一部との比較結果に基づき、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する。特に、評価部206は、これらの特徴の分布間に仮説検定による有意差があるか否かによって、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する。尚、これらの特徴も車間距離の分布の中心を示す第1特性値と車間距離の分布のばらつきを示す第2特性値の少なくともいずれかである。
評価部206は、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であると判断した場合、走行経路候補と判断結果を経路探索部204に出力する。経路探索部204は判断結果と走行経路候補を受け付けた場合、車間距離の調整が強いられる区間を迂回する走行経路候補を新たに探索する。一方、評価部206は、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間でないと判断した場合、走行経路候補を第2出力部207に出力する。したがって、評価部206は最初に探索した走行経路候補、または車間距離の調整が強いられる区間を迂回する新たな走行経路候補のいずれかを出力する。尚、評価部206の詳細な説明は後述する。
第2出力部207は、評価部206から出力された走行経路候補を経路情報として出力する。第2出力部207が出力した経路情報はネットワークNW及び無線基地局BS1を経由して自車100に向けて送信される。自車100の車体ユニット130に含まれる第1出力部133は経路情報を受け付けて端末装置110に出力する。これにより、自車100の運転者には、自身の運転特性に応じて車間距離の調整が強いられる区間を含まない走行経路候補が提供されたり、車間距離の調整が強いられる区間を含む走行経路候補が提供されたりする。
次に、図5を参照して、上述したサーバ装置200のハードウェア構成について説明する。尚、上述した車体ユニット130については基本的にサーバ装置200と同様のハードウェア構成であるため説明を省略する。
図5は、サーバ装置200のハードウェア構成の一例である。図5に示すように、サーバ装置200は、少なくともCentral Processing Unit(CPU)200A、Random Access Memory(RAM)200B、Read Only Memory(ROM)200C及びネットワークI/F(インタフェース)200Dを含んでいる。サーバ装置200は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)200E、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200A、・・・、ドライブ装置200Iは、内部バス200Jによって互いに接続されている。少なくともCPU200AとRAM200Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
入力I/F200Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F200Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
ネットワークI/F200Dは、例えばポートとPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。サーバ装置200は、ネットワークI/F200Dを介してネットワークNWと接続される。
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Eに記憶されたプログラムがCPU200Aによって格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、上述した各種の機能が実現され、また、後述する各種の動作が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図6を参照して、自車100に含まれる車体ユニット130の動作について説明する。
図6は、車間距離計測部131の動作の一例を示すフローチャートである。まず、運転者が自車100のキースイッチを押下すると、自車100に搭載されたバッテリーからの電力が端末装置110、車載センサ120及び車体ユニット130に供給される。これにより、端末装置110、車載センサ120及び車体ユニット130はそれぞれ作動する。具体的には、端末装置110であれば出発地及び目的地を入力するための入力画面を表示し、車載センサ120であれば電波を照射する。
端末装置110に表示された走行経路候補に従って自車100が走行を開始すると、上述したように、車載センサ120から照射された電波と車載センサ120が検知した電波が車間距離計測部131に入力される。車間距離計測部131は、入力された電波の周波数差分に基づいて、自車100と他車C1との車間距離を計測する(ステップS101)。ステップS101の処理が完了すると、計測した車間距離を含む走行情報を送信する(ステップS102)。具体的には、車間距離計測部131は、計測した車間距離に自車100が現在走行している走行区間を関連付けてドライバIDとともに走行情報としてサーバ装置200に向けて送信する。ステップS102の処理が完了すると、車間距離計測部131は、一定時間が経過するまで待機を続け(ステップS103:NO)、一定時間が経過すると(ステップS103:YES)、再び、ステップS101及びS102の処理を繰り返す。これにより、車間距離を含む走行情報が周期的に自車100からサーバ装置200に送信される。
次に、図7を参照して、走行情報を受け付けたサーバ装置200の動作について説明する。
図7は、サーバ装置200の動作の一例を示すフローチャートである。図7に示すように、情報受付部203は車間距離計測部131から送信された走行情報を受け付けて(ステップS201)、新規の走行情報であるか否かを判断する(ステップS202)。具体的には、情報受付部203は、走行情報を受け付けると走行情報記憶部202を確認し、受け付けた走行情報のドライバID及び走行区間が同一の走行情報が記憶されているか否かを判断する。
情報受付部203は、受け付けた走行情報のドライバID及び走行区間が同一の走行情報が記憶されていなかった場合、新規の走行情報であると判断し(ステップS202:YES)、走行情報を登録する(ステップS203)。この場合、走行情報に含まれる車間距離に対応するクラスタの頻度が「1」になる。一方、情報受付部203は、受け付けた走行情報のドライバID及び走行区間が同一の走行情報が記憶されていると判断した場合、新規の走行情報でないと判断し(ステップS202:NO)、走行情報を更新する(ステップS204)。これにより、車間距離のクラスタの頻度が加算されていく。
次に、図8を参照して、自車100に含まれる車体ユニット130の別の動作について説明する。
図8は、位置情報受付部132及び第1出力部133の動作の一例を示すフローチャートである。尚、図8に示すフローチャートは図6に示すフローチャートと異なる走行機会に実行される。具体的には、ある走行機会に図6に示すフローチャートによってサーバ装置200に自車100の走行情報が記憶された後に、別の走行機会に図8に示すフローチャートが実行される。
まず、端末装置110に出発地及び目的地を入力するための入力画面が表示されると、位置情報受付部132は位置情報を受け付けるまで待機を続ける(ステップS301:NO)。そして、運転者から出発地と目的地が入力されて、位置情報受付部132が位置情報を受け付けると(ステップS301:YES)、位置情報受付部132は位置情報を送信する(ステップS302)。具体的には、位置情報受付部132は出発地、目的地、及びドライバIDを含む位置情報を送信する。これにより、サーバ装置200には位置情報が入力される。
ステップS302の処理が完了すると、次いで、第1出力部133は経路情報を受け付けるまで待機を続ける(ステップS303:NO)。経路情報はサーバ装置200から出力される。そして、第1出力部133は経路情報を受け付けると(ステップS303:YES)、経路情報を出力する(ステップS304)。これにより、端末装置110には経路情報に応じた走行経路候補が表示される。
次に、図9から図16までを参照して、位置情報を受け付けたサーバ装置200の動作について説明する。
図9は、サーバ装置200の動作の別の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、情報受付部203は位置情報受付部132から送信された位置情報を受け付ける(ステップS401)。情報受付部203が位置情報を受け付けると、次いで、経路探索部204は情報受付部203が受け付けた位置情報に基づいて走行経路候補を探索する(ステップS402)。具体的には、経路探索部204は位置情報に含まれる出発地及び目的地、並びに地図情報記憶部201に記憶された地図情報を利用して、走行経路候補を探索する。これにより、図10に示すように、例えば出発地から目的地までを最短の距離で走行可能な走行経路候補L0が探索される。
ステップS402の処理が完了すると、次いで、生成部205は走行経路候補L0を複数の一部走行区間に分割する(ステップS403)。一例を挙げると、生成部205は、走行経路候補L0上に存在する十字路、三叉路、五叉路といった交差点を利用して走行経路候補L0を分割する。このような分割以外にも、生成部205は例えば都道府県が変わる位置で走行経路候補L0を分割してもよいし、市区町村が変わる位置で走行経路候補L0を分割してもよい。図10では、生成部205は、走行経路候補L0上に存在する交差点L1,L2,L3,L4を利用して、走行経路候補L0を区間A、・・・、区間Eに分割している。
尚、図10に示す走行経路候補L0には、車間距離の調整が強いられる区間A及び区間Dと車間距離の調整が強いられない区間B、区間C及び区間Eとが混在している。車間距離の調整が強いられる区間としては、例えば車線構成が複雑であることにより少しでも車間を空けると無理な割り込みが発生する区間が挙げられる。また、業務車両が多いことにより、一般の道路に比べて短めの車間距離で走行することが多い区間も車間距離の調整が強いられる区間に挙げられる。
ステップS403の処理が完了すると、次いで、生成部205は一部走行区間を含む走行区間を走行した他車の走行情報を取得する(ステップS404)。具体的には、生成部205は走行情報記憶部202を確認し、一部走行区間毎にその一部走行区間を含む走行区間を走行した他車の走行情報を取得する。例えば図4に示すように、ドライバID「0001」の運転者が運転する他車の走行情報には、走行区間として区間Aを含む走行情報と区間Bを含む走行情報と区間Cを含む走行情報の3つの走行情報が存在するが、生成部205はこれら3つの走行情報を取得する。ドライバID「0003」の運転者が運転する他車の走行情報についても同様である。
一方、ドライバID「0002」の運転者が運転する他車の走行情報には、区間Aを含む走行情報が存在しない。このため、生成部205はドライバID「0003」の運転者が運転する他車の走行情報を取得しない。この結果、図11に示すように、生成部205は走行情報記憶部202からドライバID「0001」、「0003」、「0004」・・・の運転者が運転する他車の走行情報を取得する。尚、生成部205は区間B、・・・、区間Eについても同様に他車の走行情報を取得する。
さらに、生成部205は取得した他車の走行情報(図11参照)に含まれる道路種別を確認し、一部走行区間の道路種別と同一の道路種別を含む走行情報以外を消去し、残った走行情報を車間距離のクラスタ毎に集約する。例えば、図11に示す他車の走行情報において、一部走行区間が「区間A」である場合、道路種別は「一般道」であるため、生成部205は道路種別が「高速道路」である「区間C」や「区間I」の走行情報を消去する。そして、生成部205は残った他車の走行情報についてドライバIDをキーに車間距離のクラスタの頻度を集約する。これにより、図12(a)に示すように、車間距離の頻度が集約され、走行区間が「全一般道」に統一されたドライバID毎の他車の走行情報が得られる。区間Bから区間Eについても同様である。
ステップS404の処理が完了すると、図9に示すように、生成部205は走行情報記憶部202から自車100の走行情報を取得する(ステップS405)。具体的には、生成部205は走行情報記憶部202から一部走行区間の道路種別と同一の道路種別を含む自車100の走行情報を取得し集約する。これにより、図12(b)に示すように、車間距離の頻度が集約され、走行区間が「全一般道」に統一された自車100の走行情報が得られる。
ステップS405の処理が完了すると、図9に示すように、生成部205は自車100の走行情報のヒストグラムを生成し(ステップS406−1)、他車の走行情報のヒストグラムを生成する(ステップS406−2)。具体的には、図12(a)及び(b)に示すように、生成部205は自車100の走行情報に基づいて自車100のヒストグラムを生成し、他車の走行情報の各々に基づいて他車のヒストグラムをそれぞれ生成する。ここで、生成部205が生成するヒストグラムは、運転者の車間距離に関する運転特性によって大きく2種類に分類される。
例えば、車間距離を一定に保つように車間距離を積極的に調整する運転者であれば、特定の車間距離のクラスタに車間距離の頻度が集中し、そのクラスタ以外のクラスタにはあまり頻度が集中しない。すなわち、図13(a)に示すように、車間距離の分布の広がり(分散)が小さく、かつ、特定のクラスタの頻度が突出する。例えば、図12(a)に示すドライバID「0004」の運転者が運転する他車の走行情報も、車間距離0−10メートルのクラスタの頻度が突出し、そのクラスタ以外のクラスタにはあまり頻度が集中していないため、車間距離を積極的に調整する運転者であると判断することができる。
逆に、車間距離を積極的に調整しない運転者、すなわち車間距離の調整に消極的な運転者であれば、特定の車間距離のクラスタに車間距離の頻度が集中せずにばらつく。すなわち、図13(b)に示すように、車間距離の分布の広がり(分散)が大きく、かつ、特定のクラスタの頻度が突出しない。このように、生成部205が生成する車間距離のヒストグラムによって車間距離を積極的に調整する運転者か調整しない運転者かを判別することができる。
ステップS406−2の処理が完了すると、図9に示すように、生成部205はヒストグラム毎に特徴量を算出する(ステップS407)。具体的には、生成部205は生成した自車100及び他車のヒストグラムのそれぞれから、図14に示すように、最頻値及び分散をそれぞれ算出する。尚、最頻値は最頻(最も高い頻度)のクラスタの中央値を表している。例えば図13(a)では車間距離が20−30メートルであるクラスタの頻度が最も高いため、最頻値は「25」になる。一方、分散は最頻値から所定幅以内の車間距離を用いた場合の分散である。
ステップS407の処理が完了すると、図9に示すように、生成部205は自車100の特徴量と他車の特徴量の類似度をそれぞれ算出する(ステップS408)。具体的には、生成部205はクラスタリングを用いて類似度を算出する。クラスタリングを用いて類似度を算出する場合、例えば図14に示す自車100の最頻値と全ての他車の最頻値の各々を利用して生成部205はクラスタリングを実行する。これにより、自車100の最頻値と他車の各最頻値との距離が類似度としてそれぞれ算出される。分散についても同様である。
尚、類似度の算出は、確率分布間の距離を用いた類似度の算出であってもよい。確率分布間の距離を用いて類似度を算出する場合、自車100の車間距離のヒストグラムと他車100の車間距離のヒストグラムをそれぞれ確率分布とみなし、確率分布間の距離を類似度として算出する。確率分布間の距離には、例えばカルバック・ライブラー(KL)距離、ピアソン距離、相対ピアソン距離、L距離などがある(杉山将、「確率分布間の距離推定」、日本応用数理学会論文誌、2013年、Vol.23、No.3、p.439〜452)。
ステップS408の処理が完了すると、図9に示すように、生成部205は所定値以上の類似度になった特徴量の車間距離をとる他車の運転者を抽出する(ステップS409)。ここで、クラスタリングを用いた類似度であっても、確率分布間の距離を用いた類似度であっても、距離としての類似度が小さいほど特徴量同士が類似する。このため、生成部205は所定値を利用して特徴量同士が類似する他車の運転者を抽出する。これにより、例えば図14に示すように、特徴量同士が類似すると判断されたドライバID「0001」、「0003」及び「0006」の運転者が抽出される。すなわち、ここで抽出された他車の運転者は、自車100の運転者と車間距離に関する運転特性の点で類似する。より詳しくは、自車100の運転者が車間距離の調整に積極的でない運転者であれば、抽出される他車の運転者も車間距離の調整に積極的でない。
ステップS409の処理が完了すると、図9に示すように、評価部206は自車100の走行経路候補に含まれる一部走行区間を評価する(ステップS410)。具体的には、評価部206は一部走行区間が車間距離の調整を強いる区間に該当するか否かを判断する。例えば、評価部206は一部走行区間である区間Aの全て最頻値に基づいて区間Aの分布を生成し、全一般道の全て最頻値に基づいて全一般道の分布を生成する。そして、図15(a)に示すように、生成した最頻値に関する2つの分布同士を対比して有意差があるか否かを仮説検定する。分散についても同様である。そして、区間Aの最頻値の分布が全一般道の最頻値の分布に比べて有意に小さく、かつ、区間Aの分散の分布が全一般道の分散の分布に比べて有意に小さければ、評価部206は一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間に該当すると判断する(ステップS411:YES)。
逆に、区間Aの最頻値の分布が全一般道の最頻値の分布に比べて有意に小さくない場合、又は、区間Aの分散の分布が全一般道の分散の分布に比べて有意に小さくない場合、評価部206は一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間に該当しないと判断する(ステップS411:NO)。すなわち、図15(a)のドライバID「0001」や「0003」などで示すように、最頻値が全一般道より区間Aの方が小さければ、車間距離が短くなっていると判断でき、また、分散が全一般道より区間Aの方が小さければ、車間距離がよりばらついていないと判断できる。このため、これらの判断結果から車間距離の調整が強いられる区間に該当すると判断することができる。評価部206は区間Bから区間Eについても同様に車間距離の調整が強いられる区間に該当するか否かを判断する。
これにより、図15(b)に示すように、走行経路候補の一部走行区間である区間Aから区間Eについてフラグが付与される。フラグは車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判別するためのフラグである。具体的には、フラグ「TRUE」は車間距離の調整が強いられる区間であることを示し、フラグ「FALSE」は車間距離の調整が強いられない区間であることを示す。車間距離の調整が強いられる区間については迂回が要求される。
ステップS411の処理において、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間に該当すると評価部206が判断した場合、その一部走行区間についてステップS403の処理に移行する。この場合、生成部205は走行経路候補に代えて一部走行区間を分割対象として指定する。したがって、生成部205は車間距離の調整が強いられる区間をさらに複数の一部走行区間に分割して、後続のステップS404からS409の処理を実行する。そして、ステップS409の処理が完了すると、評価部206がステップS410及びS411の処理を実行する。すなわち、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間に該当すると評価部206が判断した場合、走行経路候補に車間距離の調整が強いられる区間が含まれなくなるまで、ステップS403からS411の処理が繰り返される。これにより、車間距離の調整が強いられる区間が含まれない迂回経路を経由した走行経路候補が得られる。
具体的には、図16に示すように、車間距離の調整が強いられる区間と判断された区間Aについては車間距離の調整が強いられない区間X及び区間Yを利用して迂回する走行経路候補L9に修正される。同様に、車間距離の調整が強いられる区間と判断された区間Dについては車間距離の調整が強いられない区間Z及び区間Wを利用して迂回する走行経路候補L9に修正される。
ステップS411の処理において、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間に該当しないと評価部206が判断した場合、第2出力部207は走行経路候補を経路情報として出力する(ステップS412)。第2出力部207が経路情報を出力すると、自車100の車体ユニット130に含まれる第1出力部133がその経路情報を受け付ける。そして、第1出力部133は経路情報を端末装置110に出力する。これにより、端末装置110には図16に示す走行経路候補L9が表示される。
以上説明したように、本実施形態によれば、生成部205は、運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する走行情報記憶部202を参照して、自車100の運転者がとる車間距離と特徴が類似する車間距離をとる他車の運転者を抽出する。そして、評価部206は、他車の運転者がとる車間距離の特徴と自車100の走行経路候補L0の一部走行区間で他車の運転者がとる車間距離の特徴との比較結果に基づき、一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する。これにより、車間距離の調整が強いられる走行区間であるか否かを判断することができる。
特に、評価部206は一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であると判断した場合、第2出力部207は一部走行区間を迂回する走行経路候補L9を出力する。この結果、車間距離の調整に慣れていない初心者や高齢者などが運転者になる場合、これらの運転者には車間距離の調整が強いられる区間を迂回する走行経路候補L9が端末装置110に表示される。このため、これらの運転者は出発地から目的地まで円滑な運転を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、フラグがTRUEの区間を迂回せずに、その区間に重み付けを行って、走行経路候補を再探索するようにしてもよい。これにより、車間距離の調整が強いられる区間を含まない走行経路候補が探索されないことが回避される。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、をコンピュータが実行する走行区間評価方法。
(付記2)前記第1分布と特徴が類似する前記第2分布が生成される車間距離をとる他車の運転者を抽出する抽出ステップを含み、前記評価ステップは、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者がとる車間距離の第2分布と、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者が前記走行区間でとる車間距離の第2分布の一部との比較結果に基づいて、前記走行区間を評価する、付記1に記載の走行区間評価方法。
(付記3)前記評価ステップは、前記第2分布と前記第2分布の一部との間に仮説検定による有意差があるか否かによって、前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する、付記2に記載の走行区間評価方法。
(付記4)前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であると判断した場合に、前記走行区間を迂回する走行経路候補を出力する出力ステップを含む、付記3に記載の走行区間評価方法。
(付記5)前記特徴は、前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれの中心を示す第1の特性値と前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれのばらつきを示す第2の特性値の少なくともいずれかを含む、付記2から4のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
(付記6)前記走行経路候補を複数の走行区間に分割する分割ステップを含む、付記1から5のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
(付記7)前記自車の出発地及び目的地を含む位置情報、並びに前記自車が計測を終えた車間距離を含む走行情報を受け付ける受付ステップと、前記走行情報を前記記憶部に登録する登録ステップと、前記位置情報に基づいて、前記走行経路候補を探索する探索ステップと、を含む付記1から6のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
(付記8)運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、をコンピュータに実行させる走行区間評価プログラム。
(付記9)運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成し、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する生成部と、前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価部と、を有する走行区間評価装置。
(付記10)前記生成部は、前記第1分布と特徴が類似する前記第2分布が生成される車間距離をとる他車の運転者を抽出し、前記評価部は、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者がとる車間距離の第2分布と、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者が前記走行区間でとる車間距離の第2分布の一部との比較結果に基づいて、前記走行区間を評価する、付記9に記載の走行区間評価装置。
(付記11)前記評価部は、前記第2分布と前記第2分布の一部との間に仮説検定による有意差があるか否かによって、前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する、付記10に記載の走行区間評価装置。
(付記12)前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であると判断した場合に、前記走行区間を迂回する走行経路候補を出力する出力部を含む、付記11に記載の走行区間評価装置。
(付記13)前記特徴は、前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれの中心を示す第1の特性値と前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれのばらつきを示す第2の特性値の少なくともいずれかを含む、付記10から12のいずれか1項に記載の走行区間評価装置。
(付記14)前記生成部は、前記走行経路候補を複数の走行区間に分割する、付記9から13のいずれか1項に記載の走行区間評価装置。
(付記15)前記自車の出発地及び目的地を含む位置情報、並びに前記自車が計測を終えた車間距離を含む走行情報を受け付ける情報受付部と、前記位置情報に基づいて、前記走行経路候補を探索する経路探索部と、を含み、前記情報受付部は、前記走行情報を前記記憶部に登録する、付記9から14のいずれか1項に記載の走行区間評価装置。
(付記16)運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離と特徴が類似する車間距離をとる他車の運転者を抽出する抽出ステップと、前記他車の運転者がとる車間距離の第1特徴と前記自車の走行経路候補の一部走行区間で前記他車の運転者がとる車間距離の第2特徴との比較結果に基づき、前記一部走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する判断ステップと、をコンピュータが実行する走行区間評価方法。
100 自車
200 サーバ装置
201 地図情報記憶部
202 走行情報記憶部
203 情報受付部
204 経路探索部
205 生成部
206 評価部
207 第2出力部

Claims (9)

  1. 運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、
    前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、
    前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、
    をコンピュータが実行する走行区間評価方法。
  2. 前記第1分布と特徴が類似する前記第2分布が生成される車間距離をとる他車の運転者を抽出する抽出ステップを含み、
    前記評価ステップは、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者がとる車間距離の第2分布と、前記抽出ステップが抽出した他車の運転者が前記走行区間でとる車間距離の第2分布の一部との比較結果に基づいて、前記走行区間を評価する、請求項1に記載の走行区間評価方法。
  3. 前記評価ステップは、前記第2分布と前記第2分布の一部との間に仮説検定による有意差があるか否かによって、前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であるか否かを判断する、請求項2に記載の走行区間評価方法。
  4. 前記走行区間が車間距離の調整が強いられる区間であると判断した場合に、前記走行区間を迂回する走行経路候補を出力する出力ステップを含む、
    請求項3に記載の走行区間評価方法。
  5. 前記特徴は、前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれの中心を示す第1の特性値と前記第1分布及び前記第2分布のそれぞれのばらつきを示す第2の特性値の少なくともいずれかを含む、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
  6. 前記走行経路候補を複数の走行区間に分割する分割ステップを含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
  7. 前記自車の出発地及び目的地を含む位置情報、並びに前記自車が計測を終えた車間距離を含む走行情報を受け付ける受付ステップと、
    前記走行情報を前記記憶部に登録する登録ステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記走行経路候補を探索する探索ステップと、
    を含む請求項1から6のいずれか1項に記載の走行区間評価方法。
  8. 運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成する第1生成ステップと、
    前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する第2生成ステップと、
    前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価ステップと、
    をコンピュータに実行させる走行区間評価プログラム。
  9. 運転者と車間距離とを含む走行情報を記憶する記憶部を参照して、自車の運転者がとる車間距離の第1分布を生成し、前記記憶部を参照して、他車の運転者がとる車間距離の第2分布を生成する生成部と、
    前記第1分布と前記第2分布との比較結果に基づき、前記自車の走行経路候補に含まれる走行区間を評価する評価部と、
    を有する走行区間評価装置。
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