JP2017038921A - 外科用クリップアプライヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】外科用クリップアプライヤを提供する。【解決手段】外科用クリップアプライヤは、ラック部材141を有するラチェット機構を含み、ラック部材は、駆動チャネル140に接続され、その結果、駆動チャネルの軸方向平行移動がラック部材の軸方向平行移動をもたらし、ラック部材は、ラック部材の第1の側面に沿った第1組の歯と、ラック部材の第2の側面に沿った第2組の歯とを規定する。ラチェット機構は、第1の爪142aと第2の爪142bとを含み、第1の爪および第2の爪は、各々、ハウジング内において傾斜可能に支持されており、かつ、ラック部材のそれぞれの対向する側面に配置されており、屈曲バネ146は、第1の爪と第2の爪との間に挿入されており、ラック部材に形成されているスロット内に制約され、屈曲バネは、近位方向または遠位方向のどちらかに曲がるように寸法取りされている。【選択図】図4
Description
(関連出願に対する相互参照)
本願は、2013年1月8日に出願された米国特許出願第13/736,109号の利益とその出願に対する優先権とを主張する一部継続出願であり、その出願の内容全体が、参照により、本明細書に援用される。
本願は、2013年1月8日に出願された米国特許出願第13/736,109号の利益とその出願に対する優先権とを主張する一部継続出願であり、その出願の内容全体が、参照により、本明細書に援用される。
(技術分野)
本願は、外科用器具に関連し、より具体的には、外科手術中にクリップを身体の組織および脈管に適用するための、複数のクリップを有する外科用クリップアプライヤに関連する。
本願は、外科用器具に関連し、より具体的には、外科手術中にクリップを身体の組織および脈管に適用するための、複数のクリップを有する外科用クリップアプライヤに関連する。
(背景)
外科用クリップアプライヤは、当該技術分野において公知であり、身体の組織および脈管の従来の縫合の代替物を提案することによって、外科医の間で好評が増大してきた。典型的な器具が、Greenらの米国特許第5,030,226号と、Burbank,IIIらの米国特許第5,431,668号とに開示されている。これらの器具は、概して、複数のクリップを提供し、それらの複数のクリップは、器具内に格納されており、かつ、器具の近位端部におけるハンドルの開閉時に器具の遠位端部においてジョー機構へ連続して送給される。ハンドルを閉じると、ジョー部が閉じ、それにより、ジョー部材の間に位置付けられるクリップを変形させ、ジョー部を開くことによりその変形したクリップを解放すると、新しいクリップが、一連のものからジョー部間の所定の位置に送給される。このプロセスは、一連のクリップのうちの全てのクリップが使用されるまで繰り返される。
外科用クリップアプライヤは、当該技術分野において公知であり、身体の組織および脈管の従来の縫合の代替物を提案することによって、外科医の間で好評が増大してきた。典型的な器具が、Greenらの米国特許第5,030,226号と、Burbank,IIIらの米国特許第5,431,668号とに開示されている。これらの器具は、概して、複数のクリップを提供し、それらの複数のクリップは、器具内に格納されており、かつ、器具の近位端部におけるハンドルの開閉時に器具の遠位端部においてジョー機構へ連続して送給される。ハンドルを閉じると、ジョー部が閉じ、それにより、ジョー部材の間に位置付けられるクリップを変形させ、ジョー部を開くことによりその変形したクリップを解放すると、新しいクリップが、一連のものからジョー部間の所定の位置に送給される。このプロセスは、一連のクリップのうちの全てのクリップが使用されるまで繰り返される。
必然的に、これらの器具は、相対的に複雑になり、多くの部品を含む傾向があり、これらの部品のうちの多くが、相互に移動および協働する。
したがって、増大する健康管理費用および手術費用を考慮すると、外科手術などの間に使用されるデバイスの費用を抑えるニーズが存在する。
従って、より少ない部品を有し、かつ、製造するのにより経済的である改善されたクリップアプライヤに対するニーズが存在する。
本願は、複数のクリップを有する、外科手術中に身体の組織および脈管にクリップを適用するための外科用クリップアプライヤ、およびその使用方法に関連する。
本開示の局面に従って、外科用クリップアプライヤが提供され、外科用クリップアプライヤは、ハウジングと、ハウジングに枢動可能に接続されている少なくとも1つのハンドルと、ハウジングから遠位方向に延在するチャネルアセンブリと、チャネルアセンブリ内に配置されかつチャネルを規定するクリップキャリアと、クリップキャリアのチャネル内に装填されている複数のクリップと、ハウジングおよびチャネルアセンブリにおいて平行移動可能に支持されている駆動チャネルであって、駆動チャネルは、少なくとも1つのハンドルの作動時に平行移動される、駆動チャネルと、ハウジング内に配置されているラチェット機構とを含む。ラチェット機構は、駆動チャネルの軸方向平行移動がラック部材の軸方向平行移動をもたらすように駆動チャネルに接続されているラック部材であって、ラック部材は、ラック部材の第1の側面に沿った第1組の歯とラック部材の第2の側面に沿った第2組の歯とを規定する、ラック部材と、第1の爪および第2の爪であって、第1の爪および第2の爪は、各々、ハウジングにおいて傾斜可能に支持され、かつ、ラック部材のそれぞれの対向する側面に配置されている、第1の爪および第2の爪と、第1の爪と第2の爪との間に挿入され、かつラック部材に形成されたスロット内に制約された屈曲バネとを含み、屈曲バネは、近位方向および遠位方向のうちの1つの方向に曲がるように寸法取りされている。
使用中、屈曲バネが近位方向に曲げられるとき、第1の爪および第2の爪は、駆動チャネルが遠位方向に移動することを可能にするようにラック部材に係合させられ、屈曲バネが遠位方向に曲げられるとき、第1の爪および第2の爪は、駆動チャネルが近位方向に移動することを可能にするようにラック部材に係合させられる。
外科用クリップアプライヤは、クリップキャリアのチャネル内にスライド可能に配置されかつ複数のクリップの近位に配置されたクリップフォロワーをさらに含み得、クリップフォロワーは、クリップキャリアのチャネルおよびチャネルアセンブリを通る選択的な漸増的前進のために構成および適合させられ、クリップフォロワーは、1対のジョー部内への複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後に、クリップキャリアに対して遠位方向に複数のクリップを促すように構成および適合させられている。
クリップフォロワーは、付勢部材によって遠位方向に促され得る。付勢部材は、定荷重バネであり得る。定荷重バネは、外科用クリップアプライヤ内の移動に対して固定された遠位端部と、定荷重バネ自体の上に螺旋状に巻かれた近位端部とを含み得る。定荷重バネの螺旋状に巻かれた近位端部は、定荷重バネの螺旋状に巻かれた近位端部の巻きの際にクリップフォロワーを遠位方向に引くようにクリップフォロワーに接続され得る。
外科用クリップアプライヤは、ハウジングおよびチャネルアセンブリのうちの少なくとも1つ内に往復運動可能に位置付けられたクリッププッシャバーをさらに含み得る。プッシャバーは、少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、プッシャを規定する第2の端部とを有し得る。プッシャバーは、クリップキャリアのチャネル内に格納された最遠位クリップの後ろにプッシャを移動させるために少なくとも1つのハンドルが作動されると、1対のジョー部から離れて移動可能であり得る。プッシャバーは、1対のジョー部間で最遠位クリップを移動させるために少なくとも1つのハンドルが非作動位置に戻されるとジョー部に向かって移動するように構成および適合させられ得る。
クリップフォロワーは、外科用クリップアプライヤの1対のジョー部内への一積みのクリップのうちの最後のクリップの装填の後に、後退した位置にあるときに、クリッププッシャバーのプッシャによって係合するために構成および寸法取りされているヘッドを含み得る。
使用中、クリッププッシャバーのプッシャによるクリップフォロワーのヘッドの係合の後に、クリッププッシャバーの遠位方向の前進は、クリップフォロワーのヘッドが1対のジョー部間に位置付けられるようにクリップフォロワーを遠位方向に前進させ得る。
使用中、クリップフォロワーのヘッドが1対のジョー部間に位置付けられるとき、クリップフォロワーのヘッドは、1対のジョー部が閉鎖することを防止し得、したがって、少なくとも1つのハンドルが完全に作動することを防止する。
外科用クリップアプライヤは、ハウジングに対向するジョーアセンブリをさらに含み得、ジョーアセンブリは、チャネルアセンブリの端部から延在する1対のジョー部を含み、ジョーアセンブリは、中にクリップを収容するように適合されており、かつ、少なくとも1つのハンドルの移動に応答してクリップを形成することをもたらすように動作可能である。
駆動チャネルは、少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、1対のジョー部を囲みかつ選択的に係合することにより1対のジョー部の閉鎖を実現するように構成および寸法取りされている第2の端部とを含み得る。少なくとも1つのハンドルが、1対のジョー部を閉鎖するために1対のジョー部に対して駆動チャネルの第2の端部を移動させるように第1の方向に移動させられると、駆動チャネルは、ジョーアセンブリに向かって移動させられ得る。少なくとも1つのハンドルが、1対のジョー部が開放することを可能にするために駆動チャネルの第2の端部をジョーアセンブリから離れて移動させるように第1の方向とは反対の第2の方向に移動させられると、駆動チャネルは、ジョーアセンブリから離れて移動させられ得る。
駆動チャネルの第2の端部は、1対のジョー部間に延在する舌部を含み得る。
使用中、駆動チャネルが最近位位置に配置され、屈曲バネが近位方向に曲げられ、駆動チャネルが遠位方向に移動することを可能にするように第1の爪および第2の爪がラック部材に係合させられている状態で、駆動チャネルが最遠位位置へ前進させられるとき、近位方向に曲がる屈曲バネは、作用されかつ遠位方向に曲げさせられ得、それによって、駆動チャネルは、近位方向に移動することを可能にされる。
使用中、駆動チャネルが最遠位位置に配置され、屈曲バネが遠位方向に曲げられ、駆動チャネルが近位方向に移動することを可能にするように第1の爪および第2の爪がラック部材に係合させられている状態で、駆動チャネルが最近位位置へ後退させられるとき、遠位方向に曲がる屈曲バネは、作用されかつ近位方向に曲げさせられ得、それによって、駆動チャネルは、遠位方向に移動することを可能にされる。
駆動チャネルは、クリップフォロワーに向かう方向に駆動チャネルから突出している停止タブを含み得、クリップフォロワーは、中に窓部を規定する。使用中、クリップフォロワーのヘッドが1対のジョー部間に配置されている状態でクリップフォロワーが最遠位位置にあるとき、かつ、駆動チャネルが最近位位置にあるときに、駆動チャネルの停止タブは、クリップフォロワーの窓部内に配置され得る。
クリップフォロワーは、遠位端部と近位端部とを有する細長い本体と、遠位端部と近位端部とを有する尾部とを含み得、ヘッドは、細長い本体の遠位端部において支持されており、テールの近位端部は、尾部および細長い本体が相互から離れて付勢するように細長い本体の近位端部に接続されている。
駆動チャネルの停止タブを受け取るように構成されているクリップフォロワーの窓部は、尾部に形成され得る。
クリップフォロワーは、定荷重バネによって遠位方向に促され得る。定荷重バネは、外科用クリップアプライヤ内の移動に対して固定された遠位端部と、定荷重バネ自体の上に螺旋状に巻かれておりかつクリップフォロワーの尾部の窓部に少なくとも部分的に配置されている近位端部とを含み得る。定荷重バネの螺旋状に巻かれた近位端部は、外科用クリップアプライヤの1対のジョー部内への複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後に、定荷重バネの螺旋状に巻かれた近位端部の巻きの際にクリップフォロワーを遠位に引き得る。
使用中、屈曲バネが、近位方向から遠位方向へおよび遠位方向から近位方向へ曲がるように屈曲させられるとき、1対の爪は、枢動点周りで反転させられ、かつ、聞き取り可能なフィードバックおよび触知可能なフィードバックのうちの少なくとも1つを作り出させられ得る。
チャネルアセンブリは、1対の対向する近位側壁を含み得、チャネルアセンブリの各近位側壁は、実質的にV字形のチャネルを規定し得、各爪は、チャネルアセンブリのそれぞれのV字形のチャネル内に枢動可能に配置され得る。
各V字形のチャネルは、チャネル内へ突出するリブを含み得る。V字形のチャネルのリブは、それぞれの爪に規定されているノッチ内に受け取られ得、V字形のノッチ内の各爪の軸方向位置が維持される。
駆動チャネルは、駆動チャネルの近位端部から近位方向に延在する尾部を含み得る。駆動チャネルの尾部は、第1の爪と第2の爪との間に延在し得、ラチェット機構のラック部材は、駆動チャネルの尾部に形成され得る。
本開示のさらに別の局面に従って、外科用クリップアプライヤは、ハウジングと、ハウジングに移動可能に接続されている1つ以上のハンドルと、ハウジングから延在するチャネルアセンブリとを含む。外科用クリップアプライヤは、チャネルアセンブリ内に配置されておりかつチャネルを規定するクリップキャリアと、クリップキャリアのチャネル内に装填されている複数のクリップと、ハウジングおよびチャネルアセンブリにおいて移動可能に支持されている駆動チャネルとを含む。クリッププッシャバーが、ハウジングおよびチャネルアセンブリの一方または両方内で往復運動可能に位置付けられている。リンケージ機構が、駆動チャネルをクリッププッシャバーに結合する。リンケージ機構は、駆動されたリンクアームに枢動可能に接続されているドライバーリンクアームを有する。外科用クリップアプライヤは、リンケージ機構に動作可能に関連付けられておりかつ外科用クリップアプライヤの早期のロックアウトを防止するように構成されている1つ以上の停止部材も含む。
停止部材は、ドライバーリンクアーム、駆動されたリンクアーム、駆動チャネルに関連付けられているラック部材、またはそれらの組み合わせから延在し得る。いくつかの実施形態において、1つ以上の停止部材は、ドライバーリンクアーム、駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせに選択的に接触し、それにより、ドライバーリンクアーム、駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせの移動を限定する。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
外科用クリップアプライヤであって、前記外科用クリップアプライヤは、
ハウジングと、
前記ハウジングに移動可能に接続されている少なくとも1つのハンドルと、
前記ハウジングから延在するチャネルアセンブリと、
前記チャネルアセンブリ内に配置されているクリップキャリアであって、前記クリップキャリアは、チャネルを規定する、クリップキャリアと、
前記クリップキャリアの前記チャネルに装填されている複数のクリップと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリに移動可能に支持されている駆動チャネルと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリのうちの少なくとも1つ内に往復運動可能に位置付けられているクリッププッシャバーと、
前記駆動チャネルを前記クリッププッシャバーに結合するリンケージ機構であって、前記リンケージ機構は、駆動されたリンクアームに枢動可能に接続されているドライバーリンクアームを有する、リンケージ機構と、
前記リンケージ機構に動作可能に関連付けられている少なくとも1つの停止部材であって、前記少なくとも1つの停止部材は、前記外科用クリップアプライヤの早期のロックアウトを防止する、少なくとも1つの停止部材と
を備えている、外科用クリップアプライヤ。
(項目2)
前記ハウジング内に配置されているラチェット機構をさらに備えており、
前記ラチェット機構は、
前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材と、
前記ラック部材に隣接して前記ハウジングに支持されている第1の爪および第2の爪と、
前記第1の爪と前記第2の爪との間に挿入されているバネであって、前記バネは、前記ラック部材の移動を可能にするように構成されている、バネと
を含む、上記項目に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目3)
前記クリップキャリアの前記チャネル内にスライド可能に配置されているクリップフォロワーをさらに備えており、前記クリップフォロワーは、前記複数のクリップの近位に配置されており、前記クリップフォロワーは、前記クリップキャリアの前記チャネルおよび前記チャネルアセンブリを通る選択的な漸増的前進のために構成されており、前記クリップフォロワーは、1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記複数のクリップを前記クリップキャリアに対して遠位方向に促すように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目4)
前記クリップフォロワーは、付勢部材によって遠位方向に促される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目5)
前記付勢部材は、定荷重バネである、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目6)
前記定荷重バネは、前記クリップフォロワーに接続されており、かつ、前記クリップフォロワーを遠位方向に移動させるように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目7)
前記クリッププッシャバーは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、プッシャを規定する第2の端部とを有し、前記クリッププッシャバーは、前記最遠位クリップの後ろに前記プッシャを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが作動されると前記1対のジョー部から離れて移動可能であり、前記クリッププッシャバーは、前記1対のジョー部間で前記最遠位クリップを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが非作動位置に戻されると前記1対のジョー部に向かって移動するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目8)
前記クリップフォロワーは、後退した位置にあるときに、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最後のクリップの装填の後に、前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる係合のために構成されているヘッドを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目9)
前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる前記クリップフォロワーの前記ヘッドの係合の後、前記クリッププッシャバーの遠位方向の前進が、前記クリップフォロワーを遠位方向に前進させ、その結果、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部間に位置付けられる、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目10)
前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に位置付けられているとき、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部が閉鎖して前記少なくとも1つのハンドルが完全に作動することを防止する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目11)
前記ハウジングに対向するジョーアセンブリをさらに備えており、前記ジョーアセンブリは、前記チャネルアセンブリの端部から延在する前記1対のジョー部を含み、前記ジョーアセンブリは、中にクリップを収容するように適合されており、かつ、前記少なくとも1つのハンドルの移動に応答してクリップを形成することを実現するように動作可能である、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目12)
前記駆動チャネルは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、前記1対のジョー部を囲みかつ選択的に係合することにより前記1対のジョー部の閉鎖を実現するように構成されている第2の端部とを含み、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部を閉鎖するために前記1対のジョー部に対して前記駆動チャネルの前記第2の端部を移動させるように第1の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリに向かって移動可能であり、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部が開放することを可能にするために前記駆動チャネルの前記第2の端部を前記ジョーアセンブリから離れて移動させるように前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリから離れて移動可能である、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目13)
前記駆動チャネルが最近位位置に配置されており、かつ、前記バネが近位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記遠位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、最遠位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、近位方向に曲がっている間に前記遠位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記近位方向に移動する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目14)
前記駆動チャネルが前記最遠位位置に配置されており、かつ、前記バネが前記遠位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記近位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、前記最近位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、遠位方向に曲がっている間に前記近位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記遠位方向に移動する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目15)
前記駆動チャネルは、前記クリップフォロワーに向かって突出している停止タブを含み、前記クリップフォロワーは、中に窓部を規定し、
前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に配置されている状態で前記クリップフォロワーが最遠位位置にある間、かつ、前記駆動チャネルが前記最近位位置にある間に、前記駆動チャネルの前記停止タブは、前記クリップフォロワーの前記窓部に配置されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目16)
前記クリップフォロワーは、
遠位端部と近位端部とを有する細長い本体であって、前記ヘッドは、前記細長い本体の前記遠位端部において支持されている、細長い本体と、
遠位端部と近位端部とを有する尾部であって、前記尾部の前記近位端部は、前記細長い本体の前記近位端部に接続されており、その結果、前記尾部および前記細長い本体は、相互から離れて付勢される、尾部と
を含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目17)
前記クリップフォロワーの前記窓部は、前記駆動チャネルの前記停止タブを受け取るように構成されており、前記尾部に形成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目18)
前記付勢部材は、定荷重バネであり、前記定荷重バネは、前記外科用クリップアプライヤにおける移動に対して固定されている遠位端部と、前記定荷重バネ自体の上に螺旋状に巻かれた近位端部とを含み、前記近位端部は、前記クリップフォロワーの前記尾部の前記窓部に少なくとも部分的に配置されており、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部は、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部の巻きの際に前記クリップフォロワーを遠位方向に引く、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目19)
前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材、またはそれらの組み合わせから延在する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目20)
前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせに選択的に接触し、それにより、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせの移動を限定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(摘要)
外科用クリップアプライヤが提供され、外科用クリップアプライヤは、ラック部材を有するラチェット機構を含み、ラック部材は、駆動チャネルに接続され、その結果、駆動チャネルの軸方向平行移動がラック部材の軸方向平行移動をもたらし、ラック部材は、ラック部材の第1の側面に沿った第1組の歯と、ラック部材の第2の側面に沿った第2組の歯とを規定する。ラチェット機構は、第1の爪と第2の爪とを含み、第1の爪および第2の爪は、各々、ハウジング内において傾斜可能に支持されており、かつ、ラック部材のそれぞれの対向する側面に配置されており、屈曲バネは、第1の爪と第2の爪との間に挿入されており、ラック部材に形成されているスロット内に制約され、屈曲バネは、近位方向または遠位方向のどちらかに曲がるように寸法取りされている。
本発明は、例えば以下を提供する。
(項目1)
外科用クリップアプライヤであって、前記外科用クリップアプライヤは、
ハウジングと、
前記ハウジングに移動可能に接続されている少なくとも1つのハンドルと、
前記ハウジングから延在するチャネルアセンブリと、
前記チャネルアセンブリ内に配置されているクリップキャリアであって、前記クリップキャリアは、チャネルを規定する、クリップキャリアと、
前記クリップキャリアの前記チャネルに装填されている複数のクリップと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリに移動可能に支持されている駆動チャネルと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリのうちの少なくとも1つ内に往復運動可能に位置付けられているクリッププッシャバーと、
前記駆動チャネルを前記クリッププッシャバーに結合するリンケージ機構であって、前記リンケージ機構は、駆動されたリンクアームに枢動可能に接続されているドライバーリンクアームを有する、リンケージ機構と、
前記リンケージ機構に動作可能に関連付けられている少なくとも1つの停止部材であって、前記少なくとも1つの停止部材は、前記外科用クリップアプライヤの早期のロックアウトを防止する、少なくとも1つの停止部材と
を備えている、外科用クリップアプライヤ。
(項目2)
前記ハウジング内に配置されているラチェット機構をさらに備えており、
前記ラチェット機構は、
前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材と、
前記ラック部材に隣接して前記ハウジングに支持されている第1の爪および第2の爪と、
前記第1の爪と前記第2の爪との間に挿入されているバネであって、前記バネは、前記ラック部材の移動を可能にするように構成されている、バネと
を含む、上記項目に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目3)
前記クリップキャリアの前記チャネル内にスライド可能に配置されているクリップフォロワーをさらに備えており、前記クリップフォロワーは、前記複数のクリップの近位に配置されており、前記クリップフォロワーは、前記クリップキャリアの前記チャネルおよび前記チャネルアセンブリを通る選択的な漸増的前進のために構成されており、前記クリップフォロワーは、1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記複数のクリップを前記クリップキャリアに対して遠位方向に促すように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目4)
前記クリップフォロワーは、付勢部材によって遠位方向に促される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目5)
前記付勢部材は、定荷重バネである、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目6)
前記定荷重バネは、前記クリップフォロワーに接続されており、かつ、前記クリップフォロワーを遠位方向に移動させるように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目7)
前記クリッププッシャバーは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、プッシャを規定する第2の端部とを有し、前記クリッププッシャバーは、前記最遠位クリップの後ろに前記プッシャを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが作動されると前記1対のジョー部から離れて移動可能であり、前記クリッププッシャバーは、前記1対のジョー部間で前記最遠位クリップを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが非作動位置に戻されると前記1対のジョー部に向かって移動するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目8)
前記クリップフォロワーは、後退した位置にあるときに、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最後のクリップの装填の後に、前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる係合のために構成されているヘッドを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目9)
前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる前記クリップフォロワーの前記ヘッドの係合の後、前記クリッププッシャバーの遠位方向の前進が、前記クリップフォロワーを遠位方向に前進させ、その結果、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部間に位置付けられる、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目10)
前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に位置付けられているとき、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部が閉鎖して前記少なくとも1つのハンドルが完全に作動することを防止する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目11)
前記ハウジングに対向するジョーアセンブリをさらに備えており、前記ジョーアセンブリは、前記チャネルアセンブリの端部から延在する前記1対のジョー部を含み、前記ジョーアセンブリは、中にクリップを収容するように適合されており、かつ、前記少なくとも1つのハンドルの移動に応答してクリップを形成することを実現するように動作可能である、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目12)
前記駆動チャネルは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、前記1対のジョー部を囲みかつ選択的に係合することにより前記1対のジョー部の閉鎖を実現するように構成されている第2の端部とを含み、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部を閉鎖するために前記1対のジョー部に対して前記駆動チャネルの前記第2の端部を移動させるように第1の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリに向かって移動可能であり、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部が開放することを可能にするために前記駆動チャネルの前記第2の端部を前記ジョーアセンブリから離れて移動させるように前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリから離れて移動可能である、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目13)
前記駆動チャネルが最近位位置に配置されており、かつ、前記バネが近位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記遠位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、最遠位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、近位方向に曲がっている間に前記遠位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記近位方向に移動する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目14)
前記駆動チャネルが前記最遠位位置に配置されており、かつ、前記バネが前記遠位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記近位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、前記最近位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、遠位方向に曲がっている間に前記近位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記遠位方向に移動する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目15)
前記駆動チャネルは、前記クリップフォロワーに向かって突出している停止タブを含み、前記クリップフォロワーは、中に窓部を規定し、
前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に配置されている状態で前記クリップフォロワーが最遠位位置にある間、かつ、前記駆動チャネルが前記最近位位置にある間に、前記駆動チャネルの前記停止タブは、前記クリップフォロワーの前記窓部に配置されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目16)
前記クリップフォロワーは、
遠位端部と近位端部とを有する細長い本体であって、前記ヘッドは、前記細長い本体の前記遠位端部において支持されている、細長い本体と、
遠位端部と近位端部とを有する尾部であって、前記尾部の前記近位端部は、前記細長い本体の前記近位端部に接続されており、その結果、前記尾部および前記細長い本体は、相互から離れて付勢される、尾部と
を含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目17)
前記クリップフォロワーの前記窓部は、前記駆動チャネルの前記停止タブを受け取るように構成されており、前記尾部に形成されている、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目18)
前記付勢部材は、定荷重バネであり、前記定荷重バネは、前記外科用クリップアプライヤにおける移動に対して固定されている遠位端部と、前記定荷重バネ自体の上に螺旋状に巻かれた近位端部とを含み、前記近位端部は、前記クリップフォロワーの前記尾部の前記窓部に少なくとも部分的に配置されており、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部は、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部の巻きの際に前記クリップフォロワーを遠位方向に引く、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目19)
前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材、またはそれらの組み合わせから延在する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(項目20)
前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせに選択的に接触し、それにより、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせの移動を限定する、上記項目のいずれか一項に記載の外科用クリップアプライヤ。
(摘要)
外科用クリップアプライヤが提供され、外科用クリップアプライヤは、ラック部材を有するラチェット機構を含み、ラック部材は、駆動チャネルに接続され、その結果、駆動チャネルの軸方向平行移動がラック部材の軸方向平行移動をもたらし、ラック部材は、ラック部材の第1の側面に沿った第1組の歯と、ラック部材の第2の側面に沿った第2組の歯とを規定する。ラチェット機構は、第1の爪と第2の爪とを含み、第1の爪および第2の爪は、各々、ハウジング内において傾斜可能に支持されており、かつ、ラック部材のそれぞれの対向する側面に配置されており、屈曲バネは、第1の爪と第2の爪との間に挿入されており、ラック部材に形成されているスロット内に制約され、屈曲バネは、近位方向または遠位方向のどちらかに曲がるように寸法取りされている。
以下の図面に関連して考慮されるとき、クリップアプライヤが以下の詳細な説明からより良く理解されると、本クリップアプライヤは、より十分に認識される。
ここで、本開示に従った外科用クリップアプライヤの実施形態が、図面を参照して、詳細に説明され、図面において、同様の参照数字は、類似または同一の構造要素を特定する。図面に示されているように、かつ、以下の説明全体を通して説明されているように、外科用器具に対する相対的な位置付けに言及するときに従来のように、用語「近位」は、ユーザにより近い装置の端部を指し、用語「遠位」は、ユーザからさらに遠い装置の端部を指す。
最初に図1から図3を参照すると、開腹外科手術中に閉塞目的のためにいくつかの止血クリップを選択された組織に適用することが可能な外科用器具が、概して、100として示されている。
クリップアプライヤ100は、ハンドルアセンブリ102を含み、ハンドルアセンブリ102は、上部ハウジング半体104aと下部ハウジング半体104bとを有するハウジング104を含む。ハンドルアセンブリ102は、1対のハンドル106をさらに含み、1対のハンドルは、ハウジング104に枢動可能に固定されており、ハウジング104から外向きに延在する。チャネルアセンブリ108がハウジング104にしっかりと固定されており、チャネルアセンブリ108は、ハウジング104から外向きに延在し、ジョーアセンブリ110において終端し、かつ、ジョーアセンブリ110を支持している。
図4に見られるように、クリップアプライヤ100のハウジング半体104aおよびハウジング半体104bは、相互にスナップフィット係合によって共にフィットする。ハウジング104は、適切なプラスチック材料から形成される。
ハンドル106は、上部ハウジング半体104aおよび下部ハウジング半体104bから延在する相補的な二部品ハンドル枢動ポスト104dによってハウジング104に固定され、相補的な二部品ハンドル枢動ポスト104dは、ハウジング半体104a、ハウジング半体104bが相互に接続またはスナップ留めされるとき、相互に結合する。枢動ポスト104dは、ハンドル106に形成されているそれぞれの遠位アパーチャ106a内に受け取られる。ハンドルアセンブリ102は、リンク部材122を含み、リンク部材122は、リンク部材122の第1の端部122aにおいて、それぞれのハンドル106に形成されている枢動点106bにおいて各ハンドル106に枢動可能に接続される。各リンク部材122の第2の端部122bは、駆動チャネル140の側壁140bに規定されているそれぞれの枢動点140b1、枢動点140b2に枢動可能に接続される。
チャネルアセンブリ108は、上部ハウジング半体104aと下部ハウジング半体104bとの間において、チャネルまたはカートリッジカバー130と、外側または下部チャネル132とを含み、各々は、ハウジングアセンブリ102内に保持される近位端部を有する。カートリッジカバー130は、少なくとも1つの保持要素を含み、少なくとも1つの保持要素は、外側チャネル132上に提供されている相補的なまたは対応する保持要素にスナップフィット係合により選択的に係合するように構成および適合させられる。
図4、図11、図21および図22に見られるように、クリップアプライヤ100は、駆動チャネル140を含み、駆動チャネル140は、往復運動可能に支持され、かつ、ハンドルアセンブリ102のハウジング104とチャネルアセンブリ108との間に延在する。駆動チャネル140の近位端部は、ハウジング104の上部ハウジング半体104aと下部ハウジング半体104bとの間で支持され、駆動チャネル140の遠位端部は、チャネルアセンブリ108のカートリッジカバー130と外側チャネル132との間で支持される。
図11および図26〜図28に見られるように、駆動チャネル140の遠位端部は、上壁140aと底壁140cとを相互接続する1対の離間した側壁140bを含む実質的に箱型のチューブである。駆動チャネル140の最遠位端部は、側壁140b間に配置されている舌部140eを含み、舌部140eは、底壁140cから上壁140aと底壁140cとの間に延在し、それにより、1対の遠位縁開口部140e1、140e2を規定する。
駆動チャネル140の近位端部は、細長いピンスロット140dを規定し、細長いピンスロット140dは、細長いピンスロット140dに沿ったピン124のスライド可能な移行のために、駆動チャネル140の底壁140cに形成されている。ピン124は、チャネルアセンブリ108の中央長手方向軸に沿って位置する。
図4および図12に見られるように、クリップアプライヤ100は、圧縮バネの形状の付勢部材146をさらに含み、付勢部材146は、駆動チャネル140の中間部分を動作可能に囲むように、かつ、ハウジング104の内側遠位表面に接するように、ハウジング104内に配置されている。付勢部材146は、駆動チャネル140を通常は後退部分または最近位部分に維持するように機能する。具体的には、付勢部材146は、ジョー部120間に位置付けられたクリップ「C」の編成の後、かつ、ハンドル106の解放の後、駆動チャネル140を後退させるように機能するか、または駆動チャネル140の後退を容易にする。
図23および図25に見られるように、駆動チャネル140の近位端部は、ラチェットラック部材141を支持し、ラチェットラック部材141に固定され、ラチェットラック部材141は、駆動チャネル140と共に移動可能である。ラチェットラック部材141は、第1のラチェット爪142aに係合するように構成および適合させられている第1組の歯141aと、第2のラチェット爪142bに係合するように構成および適合させられている第2組の歯141bとを規定し、第1組の歯141aおよび第2組の歯141bは、ラック部材141の対向側面上に配置されている。第1のラチェット爪142aおよび第2のラチェット爪142bは、各々、ハウジング104において支持され、第1のラチェット爪142aおよび第2のラチェット爪142bは、ラチェットラック部材141に相対する側面上に配置されている。ラック部材141および爪142a、142bは、ラチェット機構144を規定する。使用中、駆動チャネル140が軸方向に移動させられると、ラック部材141も、駆動チャネル140と一緒に移動させられる。より詳細に後述されるように、動作中、ラック部材141に形成された長手方向に延在するスロットの遠位/近位端部がスナップオーバーラチェットバネ143に衝突するとき、爪142a、142bは、自身の方向を逆転し、ラチェットバネ143を反転させ、次に、爪142a、142bの方向を逆転または反転させる。
各爪142a、142bは、各爪142a、142bがラック部材141のそれぞれのラック歯141a、141bに実質的に動作可能に係合する位置において、上部ハウジング半体104aおよび下部ハウジング半体104b内で枢動可能に支持される。爪142a、142bは、ラック部材141の長手方向移動を制限するようにラック部材141に係合可能であり、次に、駆動チャネル140に係合可能である。
加えて、図25に見られるように、各爪142a、142bは、実質的に三角形の輪郭を有し、各爪142a、142bの遠隔隅142a1、142b1は、ラック部材141から離れて延在し、かつ、上部ハウジング半体104aおよび下部ハウジング半体104bに規定されている1対の壁104c1、104c2の内隅104c3内に置かれている。各爪142a、142bの遠隔隅142a1、142b1の内面および1対の壁104c1、104c2の内隅104c3は、爪142a、142bに対する枢動点を規定する。
ラチェット機構144は、巻バネの形状のスナップオーバーラチェットバネ143を含み、スナップオーバーラチェットバネ143は、爪142a、142b間に挿入され、ラック部材141を通り横切って延在する。スナップオーバーバネ143は、ラック部材141が軸方向に平行移動すると、爪142a、142bの歯をラック部材141のそれぞれのラック歯141a、141bに係合した状態に維持するように機能する。爪142a、142bが(駆動チャネル140が遠位方向に移動することを可能にする)第1の位置にあるとき、スナップオーバーバネ143は、図36および図43に見られるように近位方向に膨張または屈曲し、爪142a、142bが(駆動チャネル140が近位方向に移動することを可能にする)第2の位置にあるとき、スナップオーバーバネ143は、図46に見られるように遠位方向に膨張または屈曲する。
動作中、駆動チャネル140が最遠位位置に移動させられるとき、ラック部材141の表面が、遠位方向に膨張しているスナップオーバーバネ143に係合し、それにより、スナップオーバーバネ143の屈曲の方向を逆転させ、したがって、爪142a、142bの向きを再び逆転または変化させる。加えて、駆動チャネル140が最近位位置に移動させられ、かつ、ラック部材141のラック歯141a、141bが爪142a、142bを再度通過すると、ラック部材141の別の表面が、近位方向に膨張しているスナップオーバーバネ143に係合し、それにより、スナップオーバーバネ143の屈曲の方向を再び逆転させ、したがって、爪142a、142bの向きを再び逆転または変化させる。
クリップアプライヤ100は、爪142a、142bが駆動チャネル140のストロークのどちらかの端部において反転させられるとき、聞き取り可能/触知可能なインディケーションまたはフィードバックを提供される。具体的には、爪142a、142bが反転するとき、爪142a、142bは、スナップオーバーバネ143によって加速させられ、ハウジング104の1対の壁104c1、104c2に当たり、それによって、ストロークの終わりに達したというユーザのフィードバックを提供する。
図1〜4ならびに図10、図34および図35に見られるように、クリップアプライヤ100は、1対のジョー部120を含み、1対のジョー部120は、チャネルアセンブリ108の遠位端部上または遠位端部において装着され、かつ、ハンドルアセンブリ102のハンドル106によって作動可能である。1対のジョー部120は、適切な生体適合性材料(例えば、ステンレススチールまたはチタンなど)から形成される。
1対のジョー部120は、ピンまたはリベット124を介して外側チャネル132の遠位端部に装着されており、ピンまたはリベット124は、駆動チャネル140の往復運動限定スロット140dを通って延在し、その結果、ジョー部120は、外側チャネル132および駆動チャネル140に対して長手方向に静止している。1対のジョー部120は、第1のジョー部材121aと第2のジョー部材121bとを含み、第1のジョー部材121aは、駆動チャネル140の第1の遠位縁開口部140e1を通って延在し、第2のジョー部材121bは、駆動チャネル140の第1の遠位縁開口部140e2を通って延在する。このようにして、駆動チャネル140の舌部140eは、第1のジョー部材121aと第2のジョー部材121bとの間を延在する。
図4に見られるように、1対のジョー部120は、中に外科用クリップ「C1」を受け取るためのチャネル120aを1対のジョー部120間に規定する。
図3に見られるように、各ジョー部材121a、121bの遠位端部は、チャネルアセンブリ108の長手方向軸に対しておおよそ15°〜22.5°の角度「Θ」だけ角度付けられており、それにより、エンドユーザが、1対のジョー部120のジョー部材121a、121bへのエンドユーザの視線を変えることによって、1対のジョー部120内に配置されている外科用クリップをより良く可視化することが可能にする。このようにして、エンドユーザは、外科用クリップが血管上または血管を横切って設置される間に、1対のジョー部120内の外科用クリップの存在をより良く可視化および確認する。
図4ならびに図6、図15、図16、図19および図20から見られるように、クリップアプライヤ100は、駆動チャネル140とカートリッジカバー130との間の位置において、駆動チャネル140に対してスライド可能に配置されているクリッププッシャバー160を含む。プッシャバー160は、プッシャ160cを規定する遠位端部を含み、プッシャ160cは、外科用クリップアプライヤ100に格納されている最遠位外科用クリップ「C1」を選択的に係合/移動させるように構成および適合させられる。プッシャバー160は、駆動チャネル140に動作可能に接続される近位端部160bをさらに含む。プッシャバー160は、より詳細に後述されるように、中に定荷重バネ176の近位端部を動作可能に受け取るための細長い窓部160dを中にさらに規定する。
図4ならびに図13、図18、図31および図32に見られるように、クリップアプライヤ100は、遠位の駆動されるリンクアーム154を有するリンケージ機構150をさらに含み、遠位の駆動されるリンクアーム154は、プッシャバー160の近位端部160bに枢動可能に接続されている第1の遠位端部154aを有する。リンケージ機構150は、第1の遠位端部152aおよび第2の近位端部152bを有する近位ドライバーリンクアーム152をさらに含み、第1の遠位端部152aは、駆動されるリンクアーム154の第2の近位端部154bに枢動可能に接続され、第2の近位端部152bは、駆動チャネル140のタブ140fをスライド可能に受け取るように構成されているアーチ状スロット152cを規定する。より詳細に後述されるように、アーチ状スロット152cは、端部が開いており、かつ、選択された部分が遠位方向にまたは近位方向に平行移動する間に駆動チャネル140のタブ140fによってのみ係合される。ドライバーリンクアーム152は、ドライバーリンクアーム152がハウジング104に対して軸方向に係止されるようにピン126に枢動接続するための中央アイレット152cを規定する。
図4および図5に見られるように、クリップアプライヤ100は、クリップキャリア170をさらに含み、クリップキャリア170は、チャネルアセンブリ108内に固定して配置されており、プッシャバー160とカートリッジカバー130との間の位置において、プッシャバー160に接触して配置されている。クリップキャリア170は、概して、下部壁170aと1対の側壁170bとを有するU字形のチャネル構造であり、下部壁170aとカートリッジカバー130との間にチャネル170cを規定する。
図4および図33に見られるように、一積みの外科用クリップ「C」が、クリップキャリア170およびカートリッジカバー130によって規定されるチャネル170c内に、チャネル170c内でかつ/またはチャネル170cに沿ってスライドするような態様で、装填および/または保持されている。クリップキャリア170は、一積みまたは複数の外科手術クリップ「C」を、クリップキャリア170内において先端から尾までの様式でスライド可能に保持するように構成および寸法取りされている。
図5および図14に見られるように、クリップキャリア170の遠位端部は、弾性中央突起部171を含む。突起部171は、キャリア170内に保持される一積みの外科用クリップ「C」の最遠位外科用クリップ「Cd」のバックスパンを選択的に係合するように構成および適合させられており、それにより、クリップキャリア170のチャネル170c内の一積みの外科用クリップ「C」を防止する。
図4ならびに図7〜図9および図29に見られるように、クリップアプライヤ100は、クリップキャリア170のチャネル170c内に少なくとも部分的にスライド可能に配置されているクリップフォロワー174をさらに含む。より詳細に後述されるように、クリップフォロワー174は、一積みの外科用クリップ「C」の後ろに位置付けられており、かつ、クリップアプライヤ100の作動中に一積みの外科用クリップ「C」を前方に促すように提供される。また、より詳細に後述されるように、クリップフォロワー174は、クリップアプライヤ100の発射中、最遠位外科用クリップ「Cd」がプッシャバー160によって前進させられてクリップキャリア170の突起部171を遠位方向に通過させられる際に、定荷重バネ176によって作動させられる。
クリップフォロワー174は、細長い本体174aを含み、細長い本体174aは、クリップキャリア170のチャネル170cを通過するために構成および寸法取りされている遠位端部部分174bを有する。クリップフォロワー174の遠位端部部分174bは、一積みの外科用クリップ「C」の最近位クリップ「Cp」のバックスパンに合うように構成されている。
クリップフォロワー174は、近位端部部分174cを含み、近位端部部分174cは、近位端部部分174c自体の上に折り畳まれ、それにより、近位端部部分174cが板バネの形状であるように尾部174dを規定する。近位端部部分174cは、細長い本体174aの近位部分に形成される上部窓部174a1と、尾部174dに形成される下部窓部174d1とを規定し、下部窓部174d1は、上部窓部174a1と重なっているかまたは位置合わせされている。クリップフォロワー174は、細長い本体174aと尾部174dとの間に延在しているタブ174eを含む。
クリップフォロワー174は、弾性材料から製作され、その結果、クリップフォロワー174の尾部174dは、駆動チャネル140の表面に対して軽くバネ付勢される。
一時的に図63〜図70を参照すると、クリップフォロワー274の代替的な実施形態が示されており、記載される。クリップフォロワー274は、クリップフォロワー174と実質的に同様であり、したがって、それらの構造および機能における違いを説明するために必要な範囲のみ本明細書において詳細に記載される。図63〜図65および図67〜図70に見られるように、クリップフォロワー274は、近位端部部分274cから横方向に突出している近位フィン274dを含む。近位フィン274dは、凹アーチ状輪郭を有する近位表面274d1を規定し、近位表面274d1は、定荷重バネ176の螺旋状または糸巻き状に巻かれた部分176cを受け取ってその部分176cに合うように構成されている。
ここで、図4、図5、および図9を参照すると、これらの図に見られるように、クリップアプライヤ100は、ハンドルアセンブリ104およびチャネルアセンブリ108に支持されている定荷重バネ176を含む。定荷重バネ176は、本体部分176aを含むリボンの形状であり、遠位端部176bと、それ自体の上に螺旋状に巻かれることにより巻きを形成する近位端部176cとを有する。
定荷重バネ176の本体部分176aおよび遠位端部176bは、カートリッジカバー130の底面に形成されるチャネル内に配置されており、定荷重バネ176の本体部分176aおよび遠位端部176bは、カートリッジカバー130とクリップフォロワー174の細長い本体174aとの間に挿入される。定荷重バネ176の遠位端部176bは、後述されるように、クリップキャリア170の枝170eに固定されている。具体的には、図17および図30に見られるように、定荷重バネ176の遠位端部176bは、クリップチャネル170の遠位方向に延在する枝170eを覆って滑り込ませられる開口部176b1(図5を参照のこと)を規定する。この態様において、クリップチャネル170の枝170eは、定荷重バネ176の遠位端部176bが近位方向に移動することを防止する。
ここで、一時的に図63〜図66および図69〜図70に目を向けると、代替的な実施形態において、定荷重バネ176の遠位端部176bが、カートリッジカバー130の内側表面から遠位方向に内向きに突出しているフックまたは枝130aに引っ掛けられ得ることが考慮される。
定荷重バネ176の近位の螺旋状または糸巻き状に巻かれた端部176cは、フォロワー174の下部窓部174a1および上部窓部174d1内に配置されており、近位の螺旋状または糸巻き状に巻かれた端部176cは、フォロワー174のタブ174eとフォロワー174の最近位端部壁との間に挿入されている。定荷重バネ176の復元力に因り、定荷重バネ176の近位の螺旋状または糸巻き状に巻かれた端部176cは、本体部分176aに沿って巻き上がろうとする傾向がある。
定荷重バネ176は、バネ材料の予め応力を加えられた平坦なストリップであり、このバネ材料は、事実上一定の半径のコイルに形成され、定荷重バネ176の遠位端部176bは、上述されたように、クリップチャネル170に固定され、定荷重バネ176の近位の螺旋状または糸巻き状に巻かれた端部176cは、上述されたように、クリップフォロワー174の近位端部部分174c内に配置されている。
定荷重バネ176は、一積みの外科用クリップ「C」がクリップキャリア170の弾性中央突起部171に対して押されるように、一積みの外科用クリップ「C」にかかる一定の圧力または遠位方向の力を維持するように機能する。この態様において、動作中、より詳細に後述されるように、最遠位外科用クリップ「Cd」がプッシャバー160によって前進させられて弾性中央突起部171を過ぎる場合、要求に応じて、一積みの外科用クリップ「C」は、遠位方向に前進する。
図24、図57および図58に見られるように、クリップアプライヤ100は、一積みの外科用クリップ「C」のうちの最後の外科用クリップの適用後、1対のジョー部120の作動を防止するためのロックアウトを含む。ロックアウトは、クリップフォロワー174の遠位方向に向けられた尾部174dにおいて形成される停止タブまたはバンプ174d2と、駆動チャネル140の近位端部の近くに突出している停止タブまたはバンプ140gとを含む。ロックアウトの動作は、より詳細に後述される。
図1〜図58(特に、図37〜図58)を参照すると、Covidienクリップアプライヤ100の動作が提供される。クリップアプライヤ100(クリップアプライヤ100が完全積みの外科用クリップ「C」を含む)のハンドル106の任意の最初の握りの前に、図12〜図36に見られるように、駆動チャネル140は、最近位位置に位置し、プッシャバー160は、最遠位位置に位置し、クリップフォロワー174は、最近位位置に位置する。プッシャバー160が最遠位位置に位置するとき、プッシャバー160のプッシャ160cは、1対のジョー部120の間に配置されている任意の外科用クリップを支持する。
駆動チャネル140が最近位位置に位置し、かつ、プッシャバー160が最遠位位置に位置した状態で、リンケージ機構150は、作動されていない位置に置かれ、駆動されたリンクアーム154は、チャネルアセンブリ108の長手方向軸と実質的に整列させられる。
また、最初の握りの前に、外科用クリップ「C」が1対のジョー部120内に存在しない場合、外科用クリップ「C」は、(1対のジョー部120内へ最初の外科用クリップを装填するための)ハンドル106の最初の握りの間またはクリップアプライヤ100のプライミングの間、最初に1対のジョー部120内へ装填される。
図37〜図43(特に、図37および図38)に見られるように、ハンドル106の最初の握りまたはクリップアプライヤ100のプライミングの第1の段階中、リンク部材122の第2の端部122bは、ハウジング104に対して遠位方向に移動させられる。リンク部材122の第2の端122bが遠位方向に移動させられると、リンク部材122は、駆動チャネル140に対して作用し、それにより、遠位方向への軸方向移動を駆動チャネル140に伝える。
図38および図43ならびに図42に見られるように、駆動チャネル140が遠位方向に移動させられると、ハンドル106の最初の握りの第2の段階中、最初の休止期間後、ハンドル106の更なる握りの際に、駆動チャネル140のタブ140fは、ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cの中に入り、ピン126周りでドライバーリンクアーム152を回転させるようにドライバーリンクアーム152に対して作用する。
ドライバーリンクアーム152がピン126周りで回転させられると、ドライバーリンクアーム152の遠位端部152aは、駆動されたリンクアーム154の近位端部154bに対して作用し、それにより、駆動されたリンクアーム154を近位方向に引っ張る。
図39〜図41に見られるように、駆動されたリンクアーム154が近位方向に引っ張られると、駆動されたリンクアーム154の遠位端部154aは、プッシャバー160に対して作用し、それにより、プッシャバー160を近位方向に後退させる。ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cの相対的な寸法および構成と、ドライバーリンクアーム152の遠位端部152aおよび近位端部152bの回転の半径と、駆動されたリンクアーム154の相対的な長さとにより、プッシャ160cが最遠位外科用クリップ「C1」の近位に配置されるような十分な量だけプッシャバー160がいつ後退させられるかが決定される。
プッシャ160cが最遠位外科用クリップ「C1」の近位に配置されるような十分な量だけプッシャバー160が後退した後、駆動チャネル140のタブ140fは、ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cを出て、その結果、プッシャバー160の近位移動が止められ、駆動チャネル140の遠位移動は続く。
ハンドル106の最初の握りの間、爪142a、142bは、聞き取り可能なクリックおよび/または触知可能な振動を作り出すように機能し、それにより、外科用クリップアプライヤ100のハンドル106がストロークの少なくとも一部を通過したことをユーザに示す。加えて、カートリッジカバー130は、透明な材料から製作され、ユーザが一積みのクリップにおけるクリップ「C」をはっきり見ることを可能にする。
上述されたように、爪142a、142bによる第1の聞き取り可能/触知可能なインディケーションは、外科用クリップ「C」が適切に装填されたことをユーザに示す。
図43に見られるように、ハンドル106の最初の握りの第1の段階中も、駆動チャネル140が遠位方向に移動させられると、ラチェット機構144のラック部材141は、遠位方向に移動させられ、ラック部材141の歯141aが移動して各爪142a、142bの歯に係合し、かつ、各爪142a、142bの歯を覆うかまたは各爪142a、142bの歯を横切ることをもたらす。ラチェット機構144のラック部材141が移動して各爪142a、142bに係合すると、駆動チャネル140は、ラック部材141が爪142a、142bを通過するまで、ホームまたは最近位位置に戻ることができない。
ハンドル106の最初の握りの第2の段階中、図44〜図51に見られるように、駆動チャネル140は、駆動チャネル140の側壁140bの遠位エッジが1対のジョー部120の外側カム作用表面120bに係合するまで遠位方向に移動させられ、したがって、1対のジョー部120が相互に向かって寄せられる(そして、外科用クリップが存在する場合、1対のジョー部120の間に挿入される外科用クリップ「C1」を形成する)。
加えて、ハンドル106の最初の握りの第2の段階中、ハンドル106が握られることにより駆動チャネル140を遠位方向に前進させると、駆動チャネル140および/またはリンク部材122は、付勢部材146をハウジング104に対して圧縮するように、付勢部材146に対して作用する。
図44〜図51を参照すると、ハンドル106の完了した最初のストロークまたは握り後かつハンドル106の開放中のクリップアプライヤ100が示されている。この状態において、駆動チャネル140は、最遠位位置にあり、プッシャバー160は、最近位位置にあり、付勢部材146は、圧縮された状態であり、各爪142a、142bは、ラック部材141の近位に位置している。
使用中、ハンドル106は手で開けられ得るか、またはハンドル106を閉鎖状態に維持する傾向がある閉鎖力が除かれ、それにより、圧縮された付勢部材146が拡張し得る。圧縮された付勢部材146が拡張すると、付勢部材146は、ハンドル106を開放することとクリップアプライヤ100が開放状態または最初の状態へ戻ることとを補助するように、リンクアーム122および/または駆動チャネル140に対して作用する。
図53〜図54に見られるように、ハンドル106の開放中、リンク部材122の第2の端部122bは、ハウジング104に対して近位方向に移動させられる。リンク部材122の第2の端部122bが近位方向に移動させられると、リンク部材122は、近位方向への軸方向移動を駆動チャネル140に伝えるように、駆動チャネル140に対して作用する。
最初の休止期間後、駆動チャネル140が近位方向に移動させられると、駆動チャネル140のタブ140fは、ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cの中に再び入り、かつ、ドライバーリンクアーム152をピン126周りで逆方向に回転させるようにドライバーリンクアーム152に対して作用する
ドライバーリンクアーム152がピン126周りで(逆方向に)回転させられると、ドライバーリンクアーム152の遠位端部152aは、駆動されたリンクアーム154を遠位方向に押すように、駆動されたリンクアーム154の近位端部154bに対して作用する。
駆動されたリンクアーム154が遠位方向に押されると、図53および図54に見られるように、駆動されたリンクアーム154の遠位端部154aは、プッシャバー160を遠位方向に前進させるように、プッシャバー160に対して作用する。ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cの相対的な寸法および構成と、ドライバーリンクアーム152の遠位端部152aおよび近位端部152bの回転の半径と、ならびに駆動されたリンクアーム154の相対的な長さとにより、プッシャバー160のプッシャ160cが一積みの外科用クリップ「C」の最遠位外科用クリップ「C1」を1対のジョー部120内へ装填するような十分な量だけプッシャバー160がいつ前進させられるかが決定される。
具体的には、プッシャバー160が遠位方向に前進させられると、プッシャバー160のプッシャ160cは、最遠位クリップ「C1」のバックスパンを係合し、最遠位クリップ「C1」をクリップキャリア170の外へかつ1対のジョー部120内へ遠位方向に移動させ始めるかまたは促し始める。最遠位クリップ「C1」が遠位方向に移動させられると、クリップキャリア170の中央突起部171は、最遠位クリップ「C1」に係合しないように一時的に偏向させられるかまたはカム作用させられ、かつ、偏向していない状態またはカム作用していない状態に戻され、それにより、一積みの外科用クリップ「C」の続く外科用クリップを捕捉する。ハンドル106の開放中、プッシャバー160は、最遠位外科用クリップ「C1」を1対のジョー部120のチャネル120aの中に置くために十分な量だけ前進させられる。
プッシャバー160のプッシャ160cが最遠位外科用クリップ「C1」を1対のジョー部120内に前進させると、残りの積みの外科用クリップ「C」は、クリップフォロワー174によって一積みの外科用クリップ「C」に対して作用する前進力に因り、遠位に前進させられる。具体的には、最遠位外科用クリップ「C1」の取り外しと共に、定荷重バネ176の近位の螺旋状に巻かれた端部176cは、自身の上に螺旋状に巻き上げられ続け、したがって、上述したように、定荷重バネ176の遠位端部176bはクリップキャリアに据え付けられているので、本体部分176aの長さを短くする。
定荷重バネ176の近位の螺旋状に巻かれた端部176cが自身の上に螺旋状に巻き上げられると、近位の螺旋状に巻かれた端部176cは、クリップフォロワー174に遠位力をかけてクリップフォロワー174を遠位に前進させるように、クリップフォロワー174のタブ174eに対して作用する。クリップフォロワー174は、一積みの外科用クリップ「C」がクリップキャリア170の中央突起部171によって停止されられるまで、遠位方向に前進させられる。
最遠位位置へのプッシャバー160の戻りの後、駆動チャネル140のタブ140fは、ドライバーリンクアーム152のアーチ状スロット152cから出て、その結果、プッシャバー160の遠位移動が止められ、駆動チャネル140の近位移動は続く。
プッシャバー160が最遠位位置にあるとき、プッシャバー160のプッシャ160cは、1対のジョー部120内に装填された最遠位外科用クリップ「C1」のバックスパンに対向したままである。この態様において、1対のジョー部120が標的脈管にわたって前進させられるときに、プッシャバー160のプッシャ160cは、最遠位外科用クリップ「C1」のバックスパンを支持し、それにより、最遠位外科用クリップ「C1」が1対のジョー部120の外に戻ることを抑制する。
ハンドル106の完全な開放の間、駆動チャネル140の最近位の位置付けは、爪142a、142bを反転およびスナップさせ、聞き取り可能なクリックおよび/または触知可能な振動を作り出し、それによって、外科用クリップアプライヤ100のハンドル106が完全に開放されたことと、外科用クリップアプライヤ100が完全なサイクルを経験したこととをユーザに示す。
図46に見られるように、またハンドル106の開放の間、駆動チャネル140が近位方向に移動されると、ラチェット機構144のラック部材141は、近位へ移動させられ、ラック部材141の歯141aが移動して各爪142a、142bの歯に係合し、かつ、各爪142a、142bの歯を覆うかまたは各爪142a、142bの歯を横切ることをもたらす。ラチェット機構144のラック部材141が戻るように移動させられて各爪142a、142bに係合すると、駆動チャネル140は、ラック部材141が爪142a、142bを再び通過するまで、前進した位置または最遠位位置に遠位方向に再前進させられることができない。
図26に見られるように、ハンドル106の開放の間、駆動チャネル140は、近位方向に移動させられ、その結果、駆動チャネル140の舌部140eが1対のジョー部120の内側カム作用表面120cに係合し、したがって、1対のジョー部120が相互から完全に開放した状態(その場合において、1対のジョー部120がいくらかの外部の圧力または力によって接近された状態に保持される)へ広げられることを補助かつ/または引き起こす。
クリップアプライヤ100の最初のプライミングの後、ハンドル106の任意の更なる握りは、クリップアプライヤ100の発射をもたらし、それにより、図52に見られるように、外科用クリップ「C1」を脈管「V」または任意の他の生体組織上へ適用する。
駆動チャネル140が遠位方向に移動させられかつプッシャバー160が近位方向に移動させられるようなハンドル106の再びの握りの間、上述されたように、外科用クリップ「C1」が1対のジョー部120内に装填された状態で、駆動チャネル140の側壁140bの遠位エッジが1対のジョー部120の外側カム作用表面120bに係合すると、1対のジョー部120は、相互に向かって接近され、それにより、外科用クリップ「C1」を形成する。
図52に見られるように、外科用クリップ「C1」は、脈管「V」または任意の他の生体組織上へ形成されるかまたは押し付けられ得る。特定の場合、外科医は、縫合時に結び目を作ることに代えて縫合上に外科用クリップ「C1」を発射することを決定するか、または発射する必要があり得る。
ここで、図55〜56および図57〜58を参照すると、上述したように、ハンドル106の完全なストロークまたは握りの後、かつ、最後の外科用クリップがクリップキャリア170から促されて1対のジョー部120内に装填された後のクリップアプライヤ100の遠位端部が示されている。上述したように、1対のジョー部120内への最後の外科用クリップの装填の後、クリップフォロワー174は、定荷重バネ176によって最遠位位置へ前進させられる。
最後のクリップが1対のジョー部120内に装填された状態で、ハンドル106を握ることによってクリップアプライヤ100が再度発射されて最後のクリップを発射すると、プッシャバー160は、(上述したように)近位方向に移動させられ、その結果、プッシャ160c(図6を参照)がクリップフォロワー174の遠位端部部分174b(図7を参照のこと)にわたってかつその近位にカム作用する。次に、ハンドル106が開放されると、プッシャバー160は、(上述したように)遠位方向に移動させられる。プッシャバー160が遠位方向に移動させられると、プッシャ160cは、クリップフォロワー174の遠位端部部分174bに対して作用し、それにより、(1)クリップフォロワー174の遠位端部部分174bが1対のジョー部120の間に配置されるまで、かつ、(2)クリップフォロワー174の尾部174dの下部窓部174d1(図7を参照)の前方エッジ174d3が駆動チャネル140の停止タブ140gの遠位に配置されるまで、クリップフォロワー174を遠位方向に促す。
この時点で、1対のジョー部120内にはクリップが存在せず、クリップフォロワー174上のロックアウト尾部174dは、駆動チャネル140上の停止タブ140gに係合させられる。したがって、この時点でユーザがクリップアプライヤ100を発射するように試みる場合、駆動チャネル140は、1対のジョー部120に対してクリップフォロワー174のロックアウト尾部174dを駆動し、クリップフォロワー174の遠位端部部分174bが1対のジョー部120の間に配置されることと共に、クリップアプライヤ100は、1対のジョー部120を閉鎖させることができない。
加えて、図58に見られるように、駆動チャネル140の停止タブ140gが、クリップフォロワー174の尾部174dの下部窓部174d1の前方エッジ174d3の近位に配置された状態で、クリップアプライヤ100を再作動させる任意の試み(それによって、駆動チャネル140が遠位方向に前進させられる)は、駆動チャネル140の停止タブ140gがクリップフォロワー174の尾部174dの下部窓部174d1の前方エッジ174d3に接することをもたらし、それによって、駆動チャネル140の遠位方向の前進を防ぐ。
ここで、図59〜62を参照すると、本開示の別の実施形態に従った下部チャネルが、概して232として示されている。下部チャネル232は、実質的に下部チャネル132に類似し、したがって、それらの構造および機能における違いを説明するために必要な範囲のみ本明細書において詳細に記載される。図59〜62に見られるように、下部チャネル232は、1対の対向する直立した近位側壁232a、232bを含む。各側壁232a、232bは、実質的にV字形チャネル232c、232dを規定し、各V字形チャネル232c、232dは、下部チャネル232の長手方向軸に垂直の方向に延在する。それぞれのリブ232e、232fが、各V字形チャネル232c、232d内へ延在する。
引き続き図59〜62を参照すると、本開示の別の実施形態に従った駆動チャネルは、概して240として示されている。駆動チャネル240は、実質的に駆動チャネル140に類似し、したがって、それらの構造および機能における違いを説明するために必要な範囲のみ本明細書において詳細に記載される。図59〜62に見られるように、駆動チャネル240の対向する側壁240bは、駆動チャネル240の近位端部において相互に接合し、それにより、尾部またはラチェットラック部材241を形成する。ラチェットラック部材241は、ラチェットラック部材241の第1の側面における、第1のラチェット爪242aに係合するように構成および適合させられた第1組の歯241aと、ラチェットラック部材241の第2の側面における、第2のラチェット爪242bに係合するように構成および適合させられた第2組の歯241bとを含む。
駆動チャネル240のラチェットラック部材241は、下部チャネル230の側壁232a、232bの間で、ハウジング104内に形成されているスロット104eを通って延在する。加えて、第1のラチェット爪242aは、下部チャネル230の側壁232aと駆動チャネル240のラチェットラック部材241との間に挿入され、第2のラチェット爪242bは、下部チャネル230の側壁232bと駆動チャネル240のラチェットラック部材241との間に挿入される。
ラック部材241および爪242a、242bは、ラチェット機構244を規定する。使用中、駆動チャネル240が軸方向に移動させられると、ラック部材241は、第1のラチェット爪242aおよび第2のラチェット爪242bに対して移動させられる。その際、一連のラック歯241a、241bは、駆動チャネル240が最近位位置または最遠位位置に到達するようにラック部材241が近位移動と遠位移動との間で変化するときにそれぞれの爪242a、242bが逆転してラック部材241にわたって戻るように前進することを可能にする長さを有する。
各爪242a、242bは、各爪242a、242bがラック部材241のそれぞれのラック歯241a、241bに実質的に動作可能に係合する位置において下部チャネル230に枢動可能に支持される。爪242a、242bは、ラック部材241の長手方向移動、次に駆動チャネル240の長手方向移動を制限するように、ラック部材241に係合可能である。
爪242a、242bは、実質的に三角形の輪郭を有し、各爪242a、242bの遠隔隅242a1、242b1は、ラック部材241から離れて延在し、下部チャネル230のそれぞれのV字形チャネル232c、232dの内部隅内に据えられる。各爪242a、242bの遠隔隅242a1、242b1と下部チャネル230のそれぞれのV字形チャネル232c、232dとの接点は、爪242a、242bに対する枢動点を規定する。各爪242a、242bが枢動する角度は、爪242a、242bの相対的な形状および寸法と、下部チャネル230のそれぞれのV字形チャネル232c、232dの相対的な角度方向とによって限定される。
加えて、図62に見られるように、爪242a、242bの遠隔隅242a1、242b1は、中に形成されたそれぞれのノッチ242a2、242b2を規定する。各爪242a、242bのノッチ242a2、242b2は、下部チャネル230のV字形チャネル232c、232dのそれぞれのリブ232e、232fを受け取るように構成されており、それにより、V字形チャネル232c、232dおよびラック部材241と軸方向に位置合わせして爪242a、242bを維持する。
ラチェット機構144と同様に、ラチェット機構244は、巻バネの形状のスナップオーバーバネ143を含み、スナップオーバーバネ143は、爪242a、242bの間に挿入され、かつ、ラック部材241内に規定されたスロットにわたってスロットを横切って延在する。スナップオーバーバネ143は、各爪242a、242bを下部チャネル230のそれぞれのV字形チャネル232c、232d内へ促すのに十分な長さを有する。
スナップオーバーバネ143は、ラック部材241が軸方向に平行移動されると、ラック部材241のそれぞれのラック歯241a、241bに係合した状態で爪242a、242bの歯を維持するように機能する。爪242a、242bが(駆動チャネル240が遠位方向に移動することを可能にする)第1の位置にあるとき、スナップオーバーバネ243は、近位方向に膨張し、爪242a、242bが(駆動チャネル240が近位方向に移動することを可能にする)第2の位置にあるとき、スナップオーバーバネ143は、遠位方向に膨張する。
動作中、駆動チャネル240が最遠位位置に移動させられるとき、ラック部材241の遠位方向に向けられた表面は、遠位方向に膨張しているスナップオーバーバネ143に係合し、それにより、その屈曲の方向を逆転させ、したがって、爪242a、242bの向きを逆転または変化させる。加えて、駆動チャネル240が最近位位置に移動させられるとき、ラック部材241の近位方向に向けられた表面は、近位方向に膨張しているスナップオーバーバネ143に係合し、それにより、その屈曲の方向を再び逆転させ、したがって、爪242a、242bの向きを再び逆転または変化させる。
クリップアプライヤ100は、爪242a、242bが駆動チャネル240のストロークのいずれの端部において反転されるときに、下部チャネル230および爪242a、242bに対する聞き取り可能/触知可能なインディケーションまたはフィードバックも含み得る。具体的には、爪242a、242bが反転するとき、爪242a、242bは、スナップオーバーバネ243によって加速させられ、下部チャネル230のそれぞれのV字形チャネル232c、232dの壁に当たり、それによって、ストロークの終わりに達したというフィードバックをユーザに提供する。
いくつかのクリップアプライヤは、早期のロックアウトを経験し得る。例えば、ロックアウトの特徴部が、全てのクリップが発射された後にロックアウトを提供するように設計される場合がある。特定の場合、オーバーストローク(例えば、プッシャオーバーストローク)が、早期のロックアウトをもたらしかつ/または早期のロックアウトに寄与することが可能である。ハンドル閉鎖中の望ましくない運動量、および/または駆動チャネルとプッシャとの間で生成される過度な摩擦を含むオーバーストロークについて様々な原因が存在する可能性があり、過度な摩擦は、ハンドルが開放されているとき、前方に移動する前にプッシャを後退させる。
オーバーストロークからもたらされる早期のロックアウトを制限および/または防止するために、本明細書に記載のクリップアプライヤの実施形態は、1つ以上の早期ロックアウト防止特徴部(例えば、本明細書において後述される早期ロックアウト防止特徴部)を含むことが可能である。
例えば、図71および図72に見られるように、ドライバーリンク300の1つの実施形態は、ドライバーリンク300から延在する1つ以上の停止部材302を含み得る。ドライバーリンク300の外側側表面から延在して示されているが、1つ以上の停止部材302は、ドライバーリンク300の任意の適した表面に結合され、かつ/または、その表面と一体成形されることが可能である。各停止部材302は、駆動されたリンク154の第1の表面155に係合するように構成されており、それにより、駆動されたリンク154の第1の表面155に対する積極的な停止を提供し、かつ、ドライバーリンク300の過剰な回転を防止し、それによって、クリップアプライヤ100の早期のロックアウトを抑制および/または防止する。
図73および図74に見られるように、駆動されたリンク400の1つの実施形態は、駆動されたリンク400から延在する1つ以上の停止部材402を含み得る。駆動されたリンク400内側側表面から延在して示されているが、1つ以上の停止部材402は、ドライバーリンク400の任意の適した表面に結合され、かつ/または、その表面と一体成形されることが可能である。ドライバーリンク300の停止部材302(単数または複数)と同様に、駆動されたリンク400の各停止部材402は、ドライバーリンク152の第1のまたは遠位の表面153aに係合するように構成されており、それにより、ドライバーリンク152の遠位の表面153aに対する積極的な停止を提供し、かつ、ドライバーリンク152の過剰な回転を防止し、それによって、クリップアプライヤ100の早期のロックアウトを抑制および/または防止する。
ドライバーリンク300の停止部材302(単数または複数)は円形として示されており(図71および図72を参照のこと)、かつ、駆動されたリンク400の停止部材402(単数または複数)は半円形として示されている(図73および図74を参照のこと)が、本明細書に記載の停止部材のいずれも、任意の適した形状および構成を有することが可能である。例えば、図75および図76を参照すると、駆動されたリンク400aの別の実施形態は、停止部材402aを含み得る。停止部材402aは、テーパー状および/または三角形の構成を含み得る。駆動されたリンク400の停止部材402と同様に、停止部材402aは、ドライバーリンク152の第2のまたは中間の表面153bに係合するように構成され得、それにより、中間の表面153bに対する積極的な停止を提供し、かつ、ドライバーリンク152の過剰な回転を防止し、それによって、クリップアプライヤ100の早期のロックアウトを抑制および/または防止する。
図77および図78に見られるように、ラック部材500の1つの実施形態は、遠位方向に延在する停止部材またはポスト502を含み得る。遠位方向に延在するポスト502は、ラック部材500に結合され得、かつ/または、ラック部材500と一体的に形成され得る。ラック部材500は、任意の適した形状および/または寸法を有し得る。遠位方向に延在するポスト502の遠位端部は、ドライバーリンク152の第3のまたは近位の表面153cに係合するように構成され得、それにより、近位の表面153cに対する積極的な停止を提供し、かつ、ドライバーリンク152の過剰な回転を防止し、それによって、クリップアプライヤ100の早期のロックアウトを抑制および/または防止する。
本明細書に記載の停止部材のうちの1つ以上の形状および/または寸法が、本明細書に記載のクリップアプライヤのいずれかの1つ以上の構成要素の1つ以上の適した表面に対して積極的な停止を提供するように構成され得ることが考慮される。
上記の説明は、本開示の単なる例示であることが理解されるべきである。様々な代替物および改変は、本開示から逸脱することなく、当業者によって考案されることが可能である。
例えば、定荷重バネ176の螺旋状または糸巻状に巻かれた端部176cは、定荷重バネ176の自由端部(すなわち、176b)がフォロワー174に取り付けられる間、螺旋状または糸巻状に巻かれた端部176cが1対のジョー部120付近で安定したままであるように、クリップアプライヤ100に取り付けられるかまたは固定され得る。この実施形態において、定荷重バネ176の螺旋状または糸巻状に巻かれた端部176cは、クリップアプライヤ100のシャフトに沿って平行移動する必要がない。
従って、本開示は、全てのこのような代替物、改変および変化を含むように意図される。添付の図面を参照して説明された実施形態は、単に、本開示の特定の実施例を実証するために表されている。上述した構成要素、ステップ、方法および技術および/または添付の特許請求の範囲における構成要素、ステップ、方法および技術とは実質的には異ならない他の構成要素、ステップ、方法および技術も本開示の範囲内であるように意図される。
Claims (20)
- 外科用クリップアプライヤであって、前記外科用クリップアプライヤは、
ハウジングと、
前記ハウジングに移動可能に接続されている少なくとも1つのハンドルと、
前記ハウジングから延在するチャネルアセンブリと、
前記チャネルアセンブリ内に配置されているクリップキャリアであって、前記クリップキャリアは、チャネルを規定する、クリップキャリアと、
前記クリップキャリアの前記チャネルに装填されている複数のクリップと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリに移動可能に支持されている駆動チャネルと、
前記ハウジングおよび前記チャネルアセンブリのうちの少なくとも1つ内に往復運動可能に位置付けられているクリッププッシャバーと、
前記駆動チャネルを前記クリッププッシャバーに結合するリンケージ機構であって、前記リンケージ機構は、駆動されたリンクアームに枢動可能に接続されているドライバーリンクアームを有する、リンケージ機構と、
前記リンケージ機構に動作可能に関連付けられている少なくとも1つの停止部材であって、前記少なくとも1つの停止部材は、前記外科用クリップアプライヤの早期のロックアウトを防止する、少なくとも1つの停止部材と
を備えている、外科用クリップアプライヤ。 - 前記ハウジング内に配置されているラチェット機構をさらに備えており、
前記ラチェット機構は、
前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材と、
前記ラック部材に隣接して前記ハウジングに支持されている第1の爪および第2の爪と、
前記第1の爪と前記第2の爪との間に挿入されているバネであって、前記バネは、前記ラック部材の移動を可能にするように構成されている、バネと
を含む、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。 - 前記クリップキャリアの前記チャネル内にスライド可能に配置されているクリップフォロワーをさらに備えており、前記クリップフォロワーは、前記複数のクリップの近位に配置されており、前記クリップフォロワーは、前記クリップキャリアの前記チャネルおよび前記チャネルアセンブリを通る選択的な漸増的前進のために構成されており、前記クリップフォロワーは、1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記複数のクリップを前記クリップキャリアに対して遠位方向に促すように構成されている、請求項2に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記クリップフォロワーは、付勢部材によって遠位方向に促される、請求項3に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記付勢部材は、定荷重バネである、請求項4に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記定荷重バネは、前記クリップフォロワーに接続されており、かつ、前記クリップフォロワーを遠位方向に移動させるように構成されている、請求項5に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記クリッププッシャバーは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、プッシャを規定する第2の端部とを有し、前記クリッププッシャバーは、前記最遠位クリップの後ろに前記プッシャを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが作動されると前記1対のジョー部から離れて移動可能であり、前記クリッププッシャバーは、前記1対のジョー部間で前記最遠位クリップを移動させるために前記少なくとも1つのハンドルが非作動位置に戻されると前記1対のジョー部に向かって移動するように構成されている、請求項3に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記クリップフォロワーは、後退した位置にあるときに、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最後のクリップの装填の後に、前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる係合のために構成されているヘッドを含む、請求項7に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記クリッププッシャバーの前記プッシャによる前記クリップフォロワーの前記ヘッドの係合の後、前記クリッププッシャバーの遠位方向の前進が、前記クリップフォロワーを遠位方向に前進させ、その結果、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部間に位置付けられる、請求項8に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に位置付けられているとき、前記クリップフォロワーの前記ヘッドは、前記1対のジョー部が閉鎖して前記少なくとも1つのハンドルが完全に作動することを防止する、請求項9に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記ハウジングに対向するジョーアセンブリをさらに備えており、前記ジョーアセンブリは、前記チャネルアセンブリの端部から延在する前記1対のジョー部を含み、前記ジョーアセンブリは、中にクリップを収容するように適合されており、かつ、前記少なくとも1つのハンドルの移動に応答してクリップを形成することを実現するように動作可能である、請求項10に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記駆動チャネルは、前記少なくとも1つのハンドルに動作可能に接続されている第1の端部と、前記1対のジョー部を囲みかつ選択的に係合することにより前記1対のジョー部の閉鎖を実現するように構成されている第2の端部とを含み、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部を閉鎖するために前記1対のジョー部に対して前記駆動チャネルの前記第2の端部を移動させるように第1の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリに向かって移動可能であり、
前記少なくとも1つのハンドルが、前記1対のジョー部が開放することを可能にするために前記駆動チャネルの前記第2の端部を前記ジョーアセンブリから離れて移動させるように前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させられると、前記駆動チャネルは、前記ジョーアセンブリから離れて移動可能である、請求項11に記載の外科用クリップアプライヤ。 - 前記駆動チャネルが最近位位置に配置されており、かつ、前記バネが近位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記遠位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、最遠位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、近位方向に曲がっている間に前記遠位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記近位方向に移動する、請求項12に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記駆動チャネルが前記最遠位位置に配置されており、かつ、前記バネが前記遠位方向に曲げられ、かつ、前記駆動チャネルが前記近位方向に移動することを可能にするように前記第1の爪および前記第2の爪が前記ラック部材に係合させられている状態で、前記駆動チャネルは、前記最近位位置へ前進させられる一方で、前記バネは、遠位方向に曲がっている間に前記近位方向に曲がるように構成されており、それによって、前記駆動チャネルは、前記遠位方向に移動する、請求項13に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記駆動チャネルは、前記クリップフォロワーに向かって突出している停止タブを含み、前記クリップフォロワーは、中に窓部を規定し、
前記クリップフォロワーの前記ヘッドが前記1対のジョー部間に配置されている状態で前記クリップフォロワーが最遠位位置にある間、かつ、前記駆動チャネルが前記最近位位置にある間に、前記駆動チャネルの前記停止タブは、前記クリップフォロワーの前記窓部に配置されている、請求項12に記載の外科用クリップアプライヤ。 - 前記クリップフォロワーは、
遠位端部と近位端部とを有する細長い本体であって、前記ヘッドは、前記細長い本体の前記遠位端部において支持されている、細長い本体と、
遠位端部と近位端部とを有する尾部であって、前記尾部の前記近位端部は、前記細長い本体の前記近位端部に接続されており、その結果、前記尾部および前記細長い本体は、相互から離れて付勢される、尾部と
を含む、請求項15に記載の外科用クリップアプライヤ。 - 前記クリップフォロワーの前記窓部は、前記駆動チャネルの前記停止タブを受け取るように構成されており、前記尾部に形成されている、請求項16に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記付勢部材は、定荷重バネであり、前記定荷重バネは、前記外科用クリップアプライヤにおける移動に対して固定されている遠位端部と、前記定荷重バネ自体の上に螺旋状に巻かれた近位端部とを含み、前記近位端部は、前記クリップフォロワーの前記尾部の前記窓部に少なくとも部分的に配置されており、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部は、前記外科用クリップアプライヤの前記1対のジョー部内への前記複数のクリップのうちの最遠位クリップの装填の後、前記定荷重バネの前記螺旋状に巻かれた近位端部の巻きの際に前記クリップフォロワーを遠位方向に引く、請求項17に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、前記駆動チャネルに関連付けられているラック部材、またはそれらの組み合わせから延在する、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
- 前記少なくとも1つの停止部材は、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせに選択的に接触し、それにより、前記ドライバーリンクアーム、前記駆動されたリンクアーム、またはそれらの組み合わせの移動を限定する、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
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