JP2017037572A - メッセージ情報の提供方法およびメッセージ情報の寄託サービス用サーバならびにアプリケーションプログラム - Google Patents

メッセージ情報の提供方法およびメッセージ情報の寄託サービス用サーバならびにアプリケーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実体のある「贈り物」を介してメッセージ情報の授受の興趣を高める。【解決手段】会員登録を済ませた情報寄託者は、会員端末によりサーバにアクセスして寄託するメッセージ情報や送信日を登録する。受取人には、各日にちにそれぞれ所定の図柄が組み合わせられて印刷された構成の印刷媒体(カレンダー)が送付されると共に、寄託されたメッセージ情報の送信日が通知される。受取人が専用のアプリケーションが導入された利用者端末を用いて、送信日当日に該当する日にちの印刷面を撮影すると、利用者端末はサーバにアクセスして、撮影により生成された画像データがサーバに送信される。サーバ1は、利用者端末に当日に送信可能なメッセージ情報があり、送信された画像データ中に送信日に対応する印刷面に標示されている図柄のパターンが含まれていることをもって、該当するメッセージ情報を利用者端末に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、特定の人に宛てて送る目的で準備されたメッセージ情報を送信の日の指定と共に受け付けて、指定された日に対象者に提供するサービスを行うためのIT技術に関する。
上記のサービスを実施するためのインターネットサーバとして、画像データなどの電子データを送信予定の日にちや送信先の情報に紐付けて保存し、指定日が到来した情報を該当する送信先に送信するものが知られている(特許文献1,2を参照。)。
また、画像を表示する表示部を備えた装置であって、インターネットを介して表示対象の画像とその画像を表示すべき日時を示す情報とを受け付けて保存し、保存された画像を対応する日時まで秘匿し、対応する日時が到来したことに応じて表示する装置も、提案されている(特許文献3を参照)。
特開2002−268988号公報 特開2002−329013号公報 特許第5549060号公報
上記の各文献に記載の発明は、寄託された情報が指定された日に相手方に自動的に届くようにすることを目的とするものであるが、自動的に提供されたメッセージ情報は、他の雑多な情報に紛れて見逃されるおそれがある。大事な人に対するメッセージは、ありきたりの方法ではなく、相手に喜びや感動を与えられるような方法で伝える必要があるが、各先行技術文献にはそのような工夫は示されていない。
上記の問題をふまえて本発明は、電子データではない実体のある「贈り物」を介して、メッセージ情報の授受の興趣を高めることを課題とする。
本発明による情報提供方法は、情報寄託者から寄託された送信日の指定を伴うメッセージ情報を指定された送信日および情報寄託者の識別情報に紐付けて保存するサーバと、撮影機能を備えると共に情報寄託者の識別情報またはこれに紐付けられた受取人識別情報によりサーバに識別された状態で当該サーバと通信を行う端末装置とにより実施される。サーバには、あらかじめ、日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体にかかる前記図柄のモデル画像データが登録される。
端末装置は、所定の条件下で撮影が行われたことに応じてメッセージ情報の送信を求める通知をサーバに送信する。サーバは、端末装置から上記の通知を受け付けたことに応じて、当該通知を送信した端末装置に対して識別している識別情報に紐付けられているメッセージ情報の中に当該通知を受け付けた時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報が存在するという第1条件と、前記端末装置での撮影によって前記モデル画像データに適合する画像データが生成されているという第2条件とが満たされるか否かを、端末装置との通信を通じて判別する。そして第1条件および第2条件が共に満たされていると判別したことに応じて第1条件を満たすメッセージ情報を前記端末装置に送信する。
上記の方法は、あらかじめメッセージ情報の提供を受ける側の人(以下、「受取人」という。)に、日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体(たとえばカレンダー)を配布し、受取人へのメッセージ情報の送信日として指定されている日にちを受取人に通知することを前提に実施される。通知された送信日の当日に、受取人が自らの端末装置で印刷媒体の情報標示領域の図柄を撮影すると、端末装置からサーバにメッセージ情報の送信を求める通知が送信され、サーバにおいて、この受取人による撮影の時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報が保存されているか否か(第1条件に相当)、およびその撮影によってモデル画像データに適合する図柄データが生成されているか否か(第2条件に相当)が判別され、双方の条件が満たされていると判別されたことをもって、該当するメッセージ情報が端末装置に送信される。
第1条件にかかる判別については、サーバにおいて、端末装置からメッセージ情報の送信を求める通知を受けた時点を撮影の時点とみなし、この端末装置に対して認識している識別情報に紐付けられているメッセージ情報を対象に、上記の通知を受けた時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報を検索すればよい。一方、第2条件にかかる判別については、サーバにおいて、端末装置から画像データの送信を受けて、その画像データとモデル画像データとを照合する方法と、サーバから端末装置にモデル画像データを送信して、端末装置に画像データの照合を行わせ、この照合によってモデル画像データに適合するパターンが抽出された旨の通知を端末装置から受ける方法とがある。後者の方法に関しては、サーバにおいて第1条件が満たされていることを判別してからモデル画像データを送るのが望ましいが、第1条件にかかる判別より前にモデル画像データを送信して端末装置での照合を行い、モデル画像データに適合するパターンが抽出された旨の通知を端末装置から受け付けたことに応じて第1条件が満たされているか否かを判別してもよい。
またはサーバにおいて、撮影機能を有する任意の端末装置からの撮影を前提としないアクセスに応じて、この端末装置にモデル画像データおよび画像照合機能を含むアプリケーションプログラムを送信してもよい。このアプリケーションプログラムの送信を受けた端末装置は、当該アプリケーションプログラムの起動下で撮影が行われたことに応じて当該撮影により生成された画像データをモデル画像データと照合し、その照合により前者の画像データから後者のモデル画像データに適合するパターンが抽出されたときにメッセージ情報の送信を求める通知をサーバに送信する。サーバは、端末装置から前記通知を受け付けることを第2条件として、当該通知に対して第1条件が満たされているか否かを判別し、第1条件を満たすメッセージ情報が見つかったことをもって当該メッセージ情報を端末装置に送信する。
本発明のサーバでは、撮影機能を有する任意の端末装置からの撮影を前提としないアクセスによって、サーバに登録されている情報寄託者の識別情報に適合する情報を受け付けたとき、この端末装置に固有の受取人情報を設定して情報寄託者の識別情報に紐付けて登録することができる。この登録を受けた端末装置が、以後、撮影機能による撮影に応じて登録された受取人識別情報を用いてサーバにアクセスし、メッセージ情報の送信を求める通知を送信すると、サーバは、その受取人識別情報に紐付けられている情報寄託者の識別情報と前記通知を受け付けた時点に適合する日にちとに基づき第1条件を満たすメッセージ情報を検索することができる。
サーバにおいて、一人の情報寄託者から複数の人にそれぞれに個別に宛てたメッセージ情報を預かることを可能にしたい場合の一実施形態では、情報寄託者の端末装置から所定のタイミングでメッセージ情報の受取人を示す受取人特定情報(たとえば受取人の名前)の送信を受け付けて、この受取人特定情報に固有の受取人識別情報を設定し、当該受取人識別情報を前記受取人特定情報および対応する情報寄託者の識別情報に紐付けて登録する。このサーバがメッセージ情報の寄託を受け付ける際には、受取人特定情報または受取人識別情報により受取人の選択を受け付け、寄託されたメッセージ情報を、そのメッセージ情報に対して指定された送信日と情報寄託者の識別情報と選択された受取人に対応する受取人識別情報に紐付けて登録する。そして、撮影が行われたことに応じてサーバにアクセスした端末装置に対し、その受取人識別情報に紐付けられている情報寄託者の識別情報と当該受取人識別情報と前記メッセージ情報の送信を求める通知を受け付けた時点に適合する日にちとに基づき、第1条件を満たすメッセージ情報を検索する。
本発明で使用される印刷媒体の好ましい形態は、所定の期間に含まれる各日にちがそれぞれ所定の図柄に組み合わせられて印刷されると共に、少なくとも前後する関係にある日にちの間で図柄が重複することがないように各図柄と日にちとの関係が設定されたものである。このような形態の印刷媒体によれば、送信日に該当する情報標示領域を前日に撮影したり、1日後に撮影した場合には、メッセージ情報の送信を受けることができず、受取人に、メッセージ情報を取得するのに必要な撮影日を強く意識させることができる。ただし、何らかの事情により送信日当日に撮影ができなかった場合を考慮して、アクセスの日時が送信日より後になった場合には、ある程度までのタイムラグを許容して第1条件の判別を行うようにしてもよい。
本発明は、さらに、上記の方法によってメッセージ情報の寄託サービスを行うサーバや、撮影機能を有する端末装置に上記の方法を実施するための機能を付与するアプリケーションプログラムを提供する。
本発明によれば、受取人が情報寄託者からのメッセージ情報を受け取るには、そのメッセージ情報の送信日として指定された日に、その日にちを表す情報標示領域を情報の提供を受ける受取人自身の端末装置により撮影することが必要である事を受取人に意識させ、撮影を行うべき日にちや撮影対象の情報標示領域に対する受取人の注意や関心を高めることができる。よって、印刷媒体をメッセージ情報を受け取るための大事な贈り物として受取人に意識させ、またメッセージ情報の送信に対する興趣を高めて、受取人に喜びや楽しみを与えることができる。
本発明が適用された情報寄託サービスの概要を示す説明図である。 メッセージ情報の受け取りに使用される印刷媒体の一例を示す模式図である。 図1の情報寄託サービスを実施するためのシステム構成例を示す機能ブロック図である。 図1のシステムにおけるデータベースの構成例を示す説明図である。 利用者端末およびサーバにおいて実施される処理の概略手順を関連づけて示した説明図(第1例)である。 利用者端末およびサーバにおいて実施される処理の概略手順を関連づけて示した説明図(第2例)である。 利用者端末およびサーバにおいて実施される処理の概略手順を関連づけて示した説明図(第3例)である。 一人の情報寄託者について複数人の受取人を指定できるようにしたデータベースの構成例を示す説明図である。
図1は、本発明が適用されるビジネスモデルの流れを示すものである。このビジネスモデルは、何らかのメッセージを未来のある時点で特定の人に伝えたいという願う人に、その願いを叶えるサービスを提供するもので、主要な業務は、サービス提供事業者が運営するインターネットサーバ(以下、単に「サーバ」という。)により実施される。
情報寄託者や寄託情報の受取人は、自身の端末装置によりサーバにアクセスしてID番号を含む固有情報を登録することによって、メッセージ情報の寄託やメッセージ情報の送信を受けることが可能になる(図1の(ア)(カ))。以下、情報寄託者としての登録を「会員登録」といい、受取人としての登録を「利用者登録」という。
会員登録をした人(以下、「会員」という。)は、登録直後から、自身の端末装置(以下、「会員端末」という。)によりサーバにメッセージ情報を自由に送って登録することができる。以下の説明ではビデオ画像データによるメッセージ情報を登録することを前提とするが、これに限らず、写真やイラストの画像データ、テキストデータ、音声データなどの種々のタイプのメッセージ情報を登録することができる。また、1件の送信に関して複数のデータを登録することもできる。
メッセージ情報と共に、会員はその情報の送信日を登録する(図1の(イ))。送信日は、その日より前であれば変更することができ、また登録後のメッセージ情報の差し替えや登録の取消を行うこともできる。
さらに会員は、会員登録時、または遅くとも最初の送信より前に、メッセージ情報の受取人を登録すると共に、この受取人に情報を受け取るためのツールとなる印刷媒体を送付する時期を指定する(図1の(ウ))。サービス提供事業者は、この指定に従って、郵便などにより、受取人に印刷媒体を送付する(図1の(エ))。
上記の印刷媒体として、この実施例では、図2に示すような日めくりカレンダーCLが使用される。このカレンダーCLの各シートの印刷面(情報標示領域にあたる。)には、日にちを表す数字と共に固有の特徴を持つ図柄Mが印刷されている。また、図示されていないカレンダーCLの裏表紙またはカレンダーCLとは異なる別紙に、このカレンダーCLの持つ機能やメッセージ情報を受け取るために受取人がすべき事項などを示した説明書き、サーバのアクセス先のurl、カレンダーCLの送付を依頼した会員を特定するための情報(たとえば会員ID)などが印刷されている。
図1に参照を戻す。説明書き等によりサービスの内容を理解した受取人は、自身の端末装置でサーバにアクセスし、専用のアプリケーションプログラムの提供を受けて、端末装置にインストールする(図1の(オ))。続いて受取人は、インストールされたアプリケーションの機能を用いて利用者登録を行う(図1の(カ))。以下、利用者登録を完了した受取人を「利用者」といい、利用者により使用される端末装置を「利用者端末」という。なお、上記(オ)と(カ)との順序を逆にして、利用者登録を完了させた端末装置にのみアプリケーションプログラムを提供するようにしてもよい。
上記のアプリケーションは、利用者端末を撮影モードに設定する必要があるため、この実施例では、利用者端末を、撮影機能を有する端末装置に限定している。現代社会では、大半の人が携帯電話,スマートフォン,タブレット端末などのカメラ付の携帯型端末装置を保有しており、本実施例の撮影もこれら携帯型端末により手軽に実施できることから、上記の限定を設けたものである。ただし、技術的には、デジタルカメラを接続したパーソナルコンピュータであっても、アプリケーションの起動に連動させてカメラを動かすことができるようにすれば、利用者端末としての使用が可能である。
サーバに登録されたメッセージ情報の送信日は、適宜、郵便又は利用者登録後のEメールなどによって利用者に通知される。利用者は、この通知に従って、通知された送信日当日に利用者端末のアプリケーションを起動させ、カレンダーCLの当日の日にちの印刷面を撮影する(図1の(キ))。利用者端末はこの撮影に応じてサーバにアクセスして、メッセージ情報の送信を求める通知(以下、「送信要求通知」という。)を行う(図1の(ク))。
サーバは、後記する判別処理により上記の送信要求が正当なものであると判別すると、該当するメッセージ情報を読み出して利用者端末に送信する(図1の(ケ))。送信されたメッセージ情報(動画像データ)は、利用者端末において直ちに再生され、利用者は表示された映像や音声出力によりメッセージの内容を確認することができる(図1の(コ))。
利用者が送信日の日にちの印刷面を送信日以外の日に撮影した場合でも、利用者端末は、その撮影に応じて、サーバへのメッセージ情報の送信要求通知を行う(図1の(サ)(シ))。しかし、サーバでは、その日にちに適合する送信日が存在しないという理由で送信要求を却下し、利用者端末にエラー通知を返送する(図1の(ス))。
図1には示していないが、送信日当日にその当日以外の日にちの印刷面を撮影した場合にも、(サ)(シ)(ス)と同様の流れとなる。ただし、この実施例では、何らかの事情で利用者が当日に撮影をすることができなかった場合を考慮して、送信日の日にちの印刷面の撮影が当該送信日を経過していても、送信日に対する撮影時刻の遅れ時間が所定の許容時間内であれば、撮影後の送信要求を有効としてメッセージ情報を送信することにしている。
なお、会員によるメッセージ情報の登録は、利用者の側にカレンダーCLが送付された後も、未来の日にちが送信日として指定されること、指定された送信日が利用者に通知されることを条件に、適宜、行うことができる。
図3は、上記のビジネスモデルに関わるサーバおよび各端末装置の関係および機能を示すものである。以下、サーバ、利用者端末、会員端末を、それぞれ1,2,3の符号で示すと共に、図3を参照して、サーバ1および利用者端末2の機能を説明する。なお、会員端末3での処理は標準的なブラウザソフトにより行われるため、図3では、会員端末3については詳細な機能を示さずに、1つのブロックのみで会員端末3を表している。
サーバ1は、利用者端末2に前述のアプリケーションプログラムを送信するアプリケーション提供部16のほか、顧客情報記憶部10A,寄託情報管理テーブル記憶部10B,寄託情報記憶部10C,モデル画像データ記憶部10Dなどによるデータベース機能と、ユーザ登録処理部11,寄託受付処理部12,送信要求処理部13,照合処理部14,送信処理部15などを有する。
ユーザ登録処理部11は、会員登録や利用者登録のための情報を受け付けて顧客情報記憶部10Aを更新し、また登録後のアクセスに対し、顧客情報記憶部10Aを参照して認証処理を実行する。寄託受付処理部12は、登録された会員から新規のメッセージ情報の寄託を受け付けて、受け付けた情報を寄託情報記憶部10Cや寄託情報管理テーブル記憶部10Bに登録する。
送信要求処理部13は、利用者端末2からのメッセージ情報の送信要求に対し、照合処理部14と協働して当該利用者端末2に送信可能なメッセージ情報があるか否かを判別する。送信処理部15は、送信可能と判別されたメッセージ情報を寄託情報記憶部10Cから読み出して、利用者端末2に送信する。
利用者端末2には、サーバ1から提供されたプログラムによって、画像入力部21,送信要求実行部22,メッセージ情報取得部23,再生処理部24などの機能を有するアプリケーション20が組み込まれる。画像入力部21は、アプリケーション20が起動した後の撮影モード下において、利用者のシャッタ操作により生成された画像データを取得する。送信要求実行部22は、サーバ1への利用者登録の際に自動保存された利用者IDやパスワードを用いてサーバ1にアクセスし、メッセージ情報の送信要求通知やそれに関連する種々の送受信を実行する。メッセージ情報取得部23は、サーバ1の送信処理部15から送信されたメッセージ情報を受け付けて、利用者端末2の内部メモリに保存する。再生処理部24は、利用者端末2に標準装備されている再生機能を用いて保存されたメッセージ情報(ビデオ画像データ)から動画像や音声を再生する。
ここで、図3と共に図4を参照して、上記サーバ1のデータベースの構成や情報の登録に関する機能について説明する。
ユーザ登録処理部11は、新規の端末装置からのアクセスに応じて会員登録または利用者登録のための情報を受け付け、会員登録に関しては会員テーブル(図4(1)を参照。)を作成し、利用者登録に関しては利用者テーブル(図4(2)を参照。)を作成する。これらのテーブルは顧客情報記憶部10Aに保存される。
図4(1)に示すように、会員テーブルには、会員ID,パスワード,メールアドレス,会員氏名などの会員個人を特定するための固有情報のほか、メッセージ情報の受取人の氏名、秘密の質問およびその答え、前記したカレンダーの製品番号(媒体ID)およびその送付日などが格納される。会員ID以外の各情報は、会員登録をする人自身により入力されてサーバ1に送信されたもので、それらにユーザ登録処理部11により発行された新規の会員IDが組み合わせられて、図4(1)の会員テーブルが作成される。ただし、受取人氏名以下の情報は、会員登録時に限らず、適宜、追加で登録することができる。また、秘密の質問とその答えは必須情報ではなく、会員が必要と思う場合にのみ登録すればよい。
図4(2)に示すように、利用者テーブルには、利用者を特定するための情報として、利用者ID,パスワード,メールアドレス,利用者氏名が登録されると共に,この利用者への情報を寄託した会員の会員IDが登録される。利用者ID以外の情報は、アプリケーション20のインストールを終えた端末装置からユーザ登録処理部11が受け付けたものである。
ユーザ登録処理部11は、利用者登録のためのアクセスをした端末装置から送信された会員IDに対応する会員テーブルが存在し、そのテーブル内の受取人氏名が利用者氏名に整合することを確認した上で、新規の利用者IDを発行して、その利用者IDと端末装置から送信された情報との組み合わせが格納された利用者テーブルを作成する。この利用者テーブルが顧客情報記憶部10Aに登録されたことをもって、利用者テーブルの情報を送った端末装置にも利用者IDやパスワードが保存され、以後、この端末装置を利用者端末2として機能させることができる。
なお、利用者登録において受け付けた利用者氏名と会員テーブルの受取人氏名とが一致しない場合でも、前述した秘密の質問とその回答が登録されている場合には、これらを用いて利用者登録の正当性を確認した後に利用者テーブルを作成することができる。また、この実施例の会員IDや利用者IDは、会員登録または利用者登録を受け付けるサーバ1により自動設定されるが、設定後の会員IDは会員により、利用者IDは利用者により、適宜、変更することができる。また、各IDをサーバ1で設定する方式に代えて、登録のためのアクセスをした本人がIDを設定できるようにしても良いし、メールアドレスを会員IDまたは利用者IDとして使用してもよい。
また利用者登録については利用者IDを設定せず、会員IDと利用者のパスワードとの組み合わせを、利用者端末2の識別コードとしてもよい。または、利用者端末2の製造者により設定された端末内に保存された識別番号を利用者IDとして登録してもよい。
あるいは、対応する会員の会員IDを利用者端末2の識別コードとしても使用し、一般のブラウザからのアクセスを会員端末3からのアクセスであるとみなす一方で、アプリケーション20からのアクセスを、利用者端末2からのアクセスであると認識してもよい。
寄託受付処理部12は、新規の会員テーブルが顧客情報記憶部10Aに登録されたことに応じて、そのテーブル中の会員IDをテーブル名とする寄託情報管理テーブル(図4(3)を参照)を作成し、これを寄託情報管理テーブル記憶部10Bに登録する。会員登録直後の寄託情報管理テーブルは空状態であるが、その後、寄託を受け付ける都度、その寄託に対して発行された識別コード(以下、「寄託ID」という。)と指定された送信日との組み合わせから成る新規レコードが、寄託情報管理テーブルに格納される。
寄託受付処理部12による受け付け処理は、会員端末3に入力フォームの画面データを送り、その入力フォームを介してメッセージ情報を表すデータファイルのアップロードや送信日などの情報の入力を受け付ける方法により行われる。寄託受付処理部12は、受け付けた寄託毎に寄託IDを発行し、寄託IDと送信日との組み合わせを寄託情報管理テーブルに格納する。またアップロードされたデータファイルに寄託IDによるファイル名を付して(図4(4)を参照)、当該データファイルを寄託情報記憶部10Cに格納する。
モデル画像データ記憶部10Dには、この実施例のサービスに利用可能な数種類の印刷媒体(日めくりカレンダー)に使用されている各図柄について、それぞれその図柄の印刷に使用された画像データのモデル(以下「モデル画像データ」という。)が登録されている。各モデル画像データには、対応する媒体の媒体IDと当該パターンによる図柄が印刷されている面に標示されている日付(図4(5)中の20150101)との組み合わせによるファイル名が付与されている。
上記のとおり、会員テーブルと利用者テーブルと寄託情報管理テーブルとは、会員IDを介して相互に紐付けられ、寄託情報記憶部10Cのメッセージ情報やモデル画像データ記憶部10Dのモデル画像データも、寄託IDや媒体IDを介して会員IDに紐付けられている。これらのリンクを辿ることにより、利用者に送信することが可能なメッセージ情報やその送信日を特定することができ、その送信日に利用者端末2から送信される画像データに含まれるべき図柄のモデル画像データを特定することもできる。
なお、サーバ1において、既に作成されている利用者テーブル中の会員IDを指定する新たな利用者登録を受け付けた場合には、ユーザ登録処理部11は登録情報の正当性を確認した上で、その利用者登録をした端末装置への会員IDやパスワードの保存を許可することができる。よって、利用者が端末装置を替えた場合でも、新しい端末装置にアプリケーション20をインストールして利用者登録を行うことによって、新しい端末装置を利用者端末2として使用することができる。また、一人の利用者が複数の利用者端末2を使用することも可能である。
以下、上記図3のシステム構成や図4のデータベース構成を有するサーバ1と、このサーバ1から提供されたプログラムによるアプリケーション20を起動させた利用者端末2とにより、利用者によるカレンダーの撮影に応じて実行される処理に関して、詳細に説明する。
図5,図6,図7は、利用者がメッセージ情報の送信を受けるためにカレンダーを撮影した場合に実行される利用者端末2のアプリケーション20およびサーバ1において実行される処理を、1つの流れにまとめたものである。
まず図5に示す実施例では、利用者が、利用者端末2でアプリケーションを起動させて撮影モードを設定し、カレンダーの所定の日にちの印刷面を撮影すると、その撮影により生成された画像データが画像入力部21により取り込まれる(ステップA1)。この撮影に応じてサーバ1への自動ログインが行われ、送信要求実行部22が画像データを送信することにより、サーバ1にメッセージ情報の送信が要求される(ステップA2)。
サーバ1の送信要求処理部13は、利用者端末2がアクセス時に用いた利用者IDにより送信要求を行った利用者を特定し、画像データの受信の日時を保存する(ステップB1)。これを受けて照合処理部14は、上記の利用者IDを含む利用者テーブルから会員IDを読み出し、この会員IDをテーブル名とする寄託情報管理テーブルを検索して、受信日時に適合する送信日を含むレコードが存在するか否かをチェックする(ステップB2)。なお、上記のステップB1における利用者の特定は、利用者IDとパスワードとの組み合わせにより行って良い(後述する図6のステップB11や図7のステップB21においても同じ。)。
上記のチェックにより該当する送信日を含むレコードが見つかると、照合処理部14によって、該当する会員の会員テーブルから媒体IDが読み出された後、送信要求処理部13が、当該媒体IDに関してモデル画像データ記憶部10Dに保存されているモデル画像データの中からステップB2の検索により特定された送信日に対応するモデル画像データを読み出す(ステップB3)。さらに送信要求処理部13は、読み出されたモデル画像データと送信要求として受け付けた画像データとを照合して、画像データ中にモデル画像データに適合するパターンがあるか否かを判別する(ステップB4)。
上記の照合によりモデル画像データに適合するパターンが見つかった場合には、ステップB2の検索処理で見つかったレコードから寄託IDが読み出され、送信処理部15に渡される。送信処理部15は、この寄託IDに対応するメッセージ情報のデータファイルを寄託情報記憶部10Cから読み出して、利用者端末2に送信する(ステップB5)。
利用者端末2では、メッセージ情報取得部23がサーバ1からの上記のデータ送信を受け付けて図示しないメモリに保存する。この保存が完了すると同時に、再生処理部24による再生処理が実行される(ステップA3)。
サーバ1の側のステップB2において、寄託情報管理テーブルから送信要求の受信日時に適合する送信日を見つけることができなかった場合や、ステップB4においてモデル画像データに適合するパターンを認識できなかった場合には、送信処理部15は利用者端末2にエラー通知を送る(ステップB6)。この通知を受けた利用者端末2は、通知の内容をエラー表示として表示する(ステップA4)。
なお、上記のステップB2における検索処理では、送信要求の受信日時に該当する日に一致する送信日のほか、受信日時に該当する日の前日であるが、その日に対する受信日時の遅れ時間が所定時間以内(たとえば10時間以内)となる送信日も、受信日時に適合するものとする。この取り扱いによって、何らかの事情で利用者が送信日当日に撮影ができなかった場合でも、送信日を過ぎてから所定時間以内に撮影が行われた場合には、メッセージ情報の提供を受けることができる。
サーバ1が日本国外に設けられ、その設置国の基準時刻に従ってサーバ1の時間管理が行われている場合には、利用者端末2からのアクセスを受けたときの時刻を日本国内の現在時刻に換算して送信日に対する適否を判断する。また、サーバ1は日本国内に設置されているが、アクセスを受けた利用者端末2のIPアドレスから当該アクセスが海外からのものと判明した場合には、アクセスを受けたときの時刻を利用者端末2の国の現在時刻に換算して送信日に対する適否を判断する。これらの判断は、後述する他の実施例にも適用することができる。
図5の実施例に関しては、サーバ1が利用者端末2からのアクセスを受け付けた日時を撮影の日時として取り扱う方法に代えて、利用者端末2がサーバ1に送信要求通知を送る際(ステップA2)に、その送信要求に実際の撮影日時を表すデータを含め、サーバ1において、当該送信要求中の日時データを用いてステップB2の検索を実施してもよい。
また図5に示した処理手順では、利用者端末2において、サーバ1との通信開始直後に画像データを送信しているが、画像データの送信のタイミングはこれに限らない。たとえば、撮影の直後にはサーバ1へのログインのみを行い、サーバ1の側で、ログインをした利用者端末2について、ログインを受け付けた日時に適合する送信日を含むレコードが寄託情報管理テーブルに登録されているか否かのチェック(ステップB2に相当)を行い、その登録が確認されたことに応じて、先の撮影により生成された画像データを利用者端末2からサーバ2に送信し、サーバ1においてステップB3,B4に相当する処理を行ってもよい。この場合には、ログイン時の利用者端末2からの利用者IDやパスワードなどの送信がメッセージ情報の送信要求通知として機能することになる。
または、サーバ1の側で利用者端末2からのログインを受け付けた日時に適合する送信日を含むレコードが寄託情報管理テーブルに登録されていることが確認できたことをもって、その送信日に紐付けられたモデル画像データを利用者端末2に送信し、利用者端末2において撮影により生成された画像データとモデル画像データとを照合し、この照合の結果を利用者端末2からサーバ1に送信するようにしてもよい。この場合にも、ログイン時の利用者端末2からの利用者IDやパスワードなどの送信がメッセージ情報の送信要求通知として機能することになる。
利用者端末2で画像データの照合を行う場合には、図6のような手順で処理を進行させることもできる。図6の実施例は、撮影により生成された画像データとモデル画像データとの照合を利用者端末2において行う場合に、まずその照合を行ってモデル画像データに適合するパターンを含む画像データが生成されていることを確認してから、サーバ1にメッセージ情報の送信要求通知を送信するものである。
図6の実施例でも、利用者端末2は撮影に応じて画像データを入力し(ステップA11)、その直後にサーバ1にアクセスする。しかし、撮影により生成された画像データは送信されず、利用者IDの送信によるモデル画像データの送信要求としてのアクセスが行われる(ステップA12)。
サーバ1では、送信要求処理部13によって、アクセスした利用者端末2から送信された利用者IDにより送信要求を出した利用者が特定され、その要求の受信日時が保存される(ステップB11)。これを受けて照合処理部14は、利用者IDに紐付けられている会員IDの会員テーブルにアクセスして利用者に対応する媒体IDを特定する。送信要求処理部13は、特定された媒体IDに関してステップB11で保存された受信日時に適合するモデル画像データをモデル画像データ記憶部10Dから読み出して、利用者端末2に送信する(ステップB12)。
上記の送信を受けた利用者端末2では、送信要求実行部22が、サーバ1から送信されたモデル画像データとステップA11で入力した画像データとを照合し(ステップA13)、この照合でモデル画像データに適合するパターンが見つかったことをもって、サーバ1にメッセージ情報の送信要求通知を送信する(ステップA14)。この通知は、サーバ1の送信要求処理部13を介して照合処理部14に渡り、照合処理部14は、送信要求通知を行った利用者端末2の利用者IDに対応する会員IDの寄託情報管理テーブルに、ステップB11で保存された受信日時に適合する送信日を含むレコードがあるか否かをチェックする(ステップB13)。
受信日時に適合する送信日を含むレコードが見つかった場合には、そのレコード内の寄託IDが送信処理部15に渡される。送信処理部15は、この寄託IDをファイル名とするデータファイルを寄託情報記憶部10Cから読み出し、利用者端末2に送信する(ステップB14)。利用者端末2では、送信されたデータファイルを受信および保存した後、再生処理を実行する(ステップA15)。
サーバ1側のステップB13において受信日時に適合する送信日を含むレコードが見つからなかった場合には、送信要求処理部15より利用者端末2にエラー通知が送られる(ステップB15)。これを受けた利用者端末2は、エラー通知の内容を表示する(ステップA16)。また、利用者端末2でのステップA13の照合処理において、サーバ1から受信したモデル画像データに適合するパターンを見つけることができなかった場合には、その時点でサーバ1との通信が打ち切られて、エラーメッセージが表示される(ステップA17)。
上記図6の例では、利用者端末2が撮影に応じてサーバ1にアクセスしてモデル画像データの送信を受けてから照合を行っているが、各図柄Mのモデル画像データをあらかじめ利用者端末2にダウンロードして保存しておき、この保存情報を用いて照合を行ってもよい。また、この照合のための機能が組み込まれたアプリケーション20の中にモデル画像データも含めて利用者端末2に提供すれば、利用者に多大な手間をかけることなく、メッセージ情報を取得するための機能を利用者端末2に設定することができる。
図7は、上記モデル画像データを含むアプリケーション20が導入された利用者端末2とサーバ1とにより実施される処理の流れを示す。この実施例での利用者端末2は、アプリケーション20の起動直後に、サーバ1にアクセスしてログイン処理を実行する(ステップA21)。サーバ1は、このログインに用いられた利用者IDにより顧客情報記憶部10Aを検索して、利用者および対応する会員を特定する(ステップB21)。
ログインが受け付けられた利用者端末2では自動的に撮影モードに移行する。ここで撮影が行われると、生成された画像データが画像入力部21により入力され(ステップA22)、送信要求実行部22によって、上記の入力画像データと利用者端末22に登録されているモデル画像データとの照合処理が行われる(ステップA23)。この照合によりモデル画像データに適合するパターンが抽出されると、送信要求実行部22は、サーバ1にメッセージ情報の送信要求通知を送信する(ステップA24)。
サーバ1では、送信要求処理部13により上記の送信要求通知を受け付けた後、照合処理部14が、ステップB21で特定された会員IDの寄託情報管理テーブル10Bに対する検索を実施する。この検索では、利用者端末2からメッセージ情報の送信要求通知を受信した日時に適合する送信日を含むレコードが登録されているか否かがチェックされる(ステップB22)。該当するレコードが見つかった場合には、送信処理部15によって、そのレコードの寄託IDに対応するメッセージ情報が寄託情報記憶部10Cから読み出され、利用者端末2に送信される(ステップB23)。
利用者端末2では、メッセージ情報取得部23によって、上記のメッセージ情報が受信され保存された後に、再生処理部24によって当該メッセージ情報が再生される(ステップA25)。
なお、サーバ1でのステップB22での検索において、送信要求を受信した日時に適合する送信日を含むレコードが見つからなかった場合には、サーバ1から利用者端末2にエラー通知が送信され(ステップB24)、これを受けた利用者端末2においてエラー表示が行われる(ステップA26)。また利用者端末2のステップA24での照合処理でモデル画像データに適合するパターンを抽出できなかった場合にも、エラー表示が行われる(ステップA27)。
図7に示した手順によれば、メッセージ情報の送信日に該当する日にちに、利用者端末2のアプリケーション20が立ち上げられてカレンダーCLの該当する日にちの標示面が撮影されると、即座に、撮影により生成された画像データからモデル画像データに適合するパターンが検出されてサーバ1に送信要求通知が送信される。サーバ1では、送信要求通知より前のログインの受付時に利用者端末2に対応する会員IDを特定している(ステップB21)ので、送信要求通知を受け付けると、速やかに上記会員IDの寄託者管理テーブルを検索して、送信要求を受け付けた時点に適合する日にちが送信日として指定されているメッセージ情報を特定し、該当するメッセージ情報を利用者端末2に送信することができる。よって、利用者によるカレンダーCLの撮影からメッセージ情報の受信を経て再生が開始されるまでの時間を短くすることができ、撮影とメッセージ情報との関係を強調して利用者に印象づけることができる。
上記図5,6,7および図示せずに説明した変形例によれば、利用者が送信日の当日に、図2に示した日めくりカレンダーCLの該当する日にちの印刷面を利用者端末2により撮影することによって、その日に利用者に送信すべき情報として会員が寄託していたメッセージ情報を取得し、その内容を確認することができる。
先にも述べたとおり、メッセージ情報はビデオ画像データに限らず、種々のタイプの情報の寄託を受け付けて、利用者端末2に送信することができる。特に、利用者端末2で適切な撮影が行われた直後にメッセージを確認できる、という特徴を利用して、拡張現実(AR)の動画像データによるメッセージ情報を送信することによって、印象深い演出を行うことが可能になる。たとえば、図柄Mを、拡張現実の動画像データを現実の画像データに合わせるための位置合わせ用のマークとしても機能させることによって、カレンダーCLが撮影されたことに応じて、その撮影による現実の画像に拡張現実の動画像を重ねて表示しながら音声によるメッセージを出力することができ、メッセージが伝えられるシーンにおける興趣を、より一層高めることができる。
各実施例は、利用者により撮影されるカレンダーCLの各日にちの印刷面にそれぞれ異なる特徴を有する図柄Mが印刷されていることを前提とするものであるが、必ずしもその必要はなく、互いに異なる特徴を有する所定数の図柄Mを週単位や月単位などのサイクルで繰り返し登場させてもよい。また、数年間にわたって繰り返し使用できるように、カレンダーCLの各印刷面に年度や曜日を印刷せず、各シートを破らずに背面側に廻しながら使用できる形態にしてもよい。いずれの形態でも、少なくとも前後する関係にある日にちの間で図柄が重複することがないように各図柄と日にちとの関係を設定することで、送信日の当日に該当する日にちの情報標示面を撮影することを、メッセージ情報を取得するための必要条件とすることができる。
また、カレンダーCLの各印刷面に図柄を入れる方法に代えて、日にちを表す文字を、通常のフォントとは異なる特徴を持つデザイン文字とし、この文字の特徴パターンと撮影による画像データとを照合するようにしてもよい。
ところで、カレンダーCLの送信日の当日の印刷面が撮影されたか否かを判別するには、技術的には、カレンダーCLの日にちと共に印刷されている図柄Mのパターンを認識する方法に限らず、日にちを表す文字を認識し、認識された文字が送信日に適合するかどうかを判別する方法を採用することも可能である。しかし、文字認識による方法を採用すると、会員から提供されたカレンダーCL以外の媒体が撮影された場合でも、送信日当日の日にちを示す文字が認識されたことをもってメッセージ情報を取得することが可能になり、カレンダーCLの存在価値が損なわれてしまう。
上記の問題をふまえて、各実施例では、利用者端末2での撮影に応じて当該利用者端末2にサーバ1へのメッセージ情報の送信要求通知を行わせ、その通知を受けたサーバ1が利用者端末2との通信を介して、この利用者端末2に対してサーバ1が認識している識別情報に紐付けられているメッセージ情報の中にサーバ1が送信要求通知を受けた時点に適合する日にちを送信日とする情報が存在するという第1条件と、この送信日の日にちに紐付けられて登録されている図柄Mのモデル画像データに適合するパターンが利用者端末2での撮影により生成されているという第2条件とを判別し、双方の条件が満たされたときに、第1条件を満たすメッセージ情報を利用者端末2に送信する。この情報処理によれば、利用者が送信日当日に該当する日にちの印刷面を撮影するという行為は、メッセージ情報を取得するための必須の条件となる。よって、利用者に提供されたカレンダーは、会員からの貴重なメッセージを得るために欠かせないツールとして利用者に大事に取り扱われるようになり、贈り物としての価値を高めることができる。
ただし、第2条件の前提となる図柄Mは必ずしも複数設ける必要はなく、特定の一の図柄Mをすべての日にちの標示面に印刷してもよい。また、複数の図柄Mを設ける場合でも、これらの図柄Mの中に共通のパターンを含めておき、その共通のパターンの画像データをモデル画像データとして登録してもよい。このようにすると、いずれの日にちに行われた撮影に対しても、同一のモデル図柄データとの照合処理が行われるので、メッセージ情報の送信日以外の日にちの標示面が撮影されても、その撮影の日がメッセージ情報の送信日に適合する場合には、メッセージ情報の送信を受けることが可能になる。ただし、メッセージ情報の送信日に適合しない日に行われた撮影に対してメッセージ情報が送信されることはなく、通知された送信日にカレンダーCLを撮影する行為があったときにのみメッセージ情報を送信するというビジネスモデルの基本方針は維持される。またモデル画像データとなる図柄のパターンのデザイン性を高めることによって、カレンダーCL以外の印刷物の撮影によってメッセージ情報が送信されるのを防ぐことができる。
ここまで、メッセージ情報の受取人が一人であることを前提として説明したが、家族やメンバーが集う場所を持つサークルなど、同一のカレンダーCLを共有できる環境にある複数の人を受取人として一人の会員に紐付けて登録し、各受取人にそれぞれ個別のメッセージ情報を寄託することも可能である。
図8は、一人の会員に対して二人の受取人が登録された場合のデータベースの構成を例示したものである。図中、図4のデータベースの構成と異なる箇所に網点パターンを付し、以下、これらの変更点について説明する。なお、この構成によるデータベースも、図6,7,8のいずれの実施例にも適用することができる。
この実施例の会員テーブルには、2人の受取人について、それぞれ氏名と共に利用者IDが登録されている(図8(1)を参照。)。利用者IDは、会員により受取人の氏名が入力されたことに応じてサーバ1で自動的に設定され、氏名に紐付けられて登録される。
会員端末3からメッセージ情報の寄託のためのアクセスを受けると、寄託受付処理部12は、メッセージ情報のデータファイルのアップロード欄や送信日の指定の受付欄に加えて、受取人の選択欄を含む入力フォームを会員端末3に送る。入力フォームの図示は省略するが、受取人の選択欄には、会員テーブルに登録されている各受取人の氏名が選択肢として表示されるものとする。
寄託受付処理部12は、上記の入力フォームを介して、メッセージ情報のアップロード、送信日の指定、受取人の選択を受け付けた後、その受付内容を特定するための寄託IDを設定する。そして、この寄託IDと受け付けた送信日と選択された受取人に対応する利用者IDとを組み合わせた新規レコードを作成し、寄託情報管理テーブルに登録する(図8(3)を参照。)。寄託情報のデータファイルは、図4の例と同様に、寄託IDをファイル名として寄託情報記憶部10Cに登録される。
各受取人には、両者の共有物となるカレンダーCLが送付され、それぞれの受取人が自身の端末装置にアプリケーション20をインストールし、利用者登録を実施することによって、受取人毎に利用者テーブルが作成される(図8の(2−1)(2−2)を参照。)。利用者テーブルのデータ構成自体は図4の例と同様であるが、この実施例では、利用者IDを除く各情報の入力を受け付けた後、その入力情報に適合する会員テーブルから入力情報中の利用者氏名に一致する受取人氏名の利用者IDを読み出し、これを入力情報に組み合わせて利用者テーブルを作成する。
なお、図8に示した構成のデータベースは、受取人が一人しか登録されない場合にも使用することができる。また、この例でも、サーバ1で自動設定された会員IDや利用者IDは、当人(会員または利用者)の変更操作に応じて変更することができる。その場合には、会員テーブル、利用者テーブル、および寄託情報管理テーブルの各テーブル内の該当するIDのすべてが変更される。
利用者登録後に利用者端末2とサーバ1との間で実施される処理の手順は、図5,6,7に示した手順から大きくは変わらないが、サーバ1がメッセージ情報の送信要求通知に応じてその通知を行った利用者端末2の利用者IDに対応する会員IDの寄託情報管理テーブルを検索する場合(図5のステップB2,図6のステップB13,図7のステップB22)には、当該利用者端末2の利用者IDが含まれているレコードを抽出することを条件とする。この条件に従った検索によれば、各利用者は、自身に宛てて寄託されたメッセージ情報を、その送信日として通知された日に該当する日にちの印刷面を撮影することによって取得することができる。しかし、他の利用者に宛てて寄託されたメッセージ情報に関しては、そのメッセージ情報の送信日に該当する日にちの印刷面を撮影しても、メッセージ情報を受けることはできない。
上記のとおり、複数人で1つのカレンダーを共有しても、メッセージ情報の受取人として指定されている人以外の人に当該メッセージ情報が送信されることはない。ただし、複数人に共通のメッセージを送る目的に対応するために、1つのメッセージ情報に対して複数の受取人を指定し、それらの受取人に対応する複数の利用者IDまたは各受取人に共通に設定した利用者IDを含むレコードを寄託情報管理テーブルに保存してもよい。
上記図8の例では、寄託されたメッセージ情報とその受取人との紐付けの精度を高めるために、会員端末3からの受取人の登録指定を受け付けた際に受取人IDを自動的に設定するとしているが、利用者IDに代えて、受取人毎にその人に適した秘密の質問およびその答えを登録してもよい。この場合のサーバ1では、利用者登録のためにアクセスした端末装置に秘密の質問を提示し、この質問に対する正しい答えが端末装置から返送されたことをもって、新規の利用者IDを含む利用者テーブルを作成する。
ここまでに示した各実施例によるメッセージ情報の寄託サービスによれば、たとえば、余命宣告を受けた人が家族にあてて準備したメッセージ情報や、何らかの事情で会うことができない肉親や恋人にあてたメッセージ情報など、思い入れをもって作成されたメッセージ情報を、カレンダーという実体のある媒体を介して趣向を高めて相手に渡すことができる。
なお、いずれの実施例でも、サーバ1から送信されたメッセージ情報は、利用者端末2のメッセージ情報取得部23により取得されて保存され、その保存の直後に再生されるが、その後も適宜、読み出して再生することができる。
また印刷媒体として、上記の各実施例では日めくりカレンダーCLを用いることを前提としたが、これに限らず、各日にちが図柄と組み合わせられて印刷されたものや、日にちを表す文字が図柄として認識できるものであれば、月次カレンダーや手帳や日記帳などを、印刷媒体として使用することもできる。また送信日の頻繁な追加や変更がない場合には、送信日として指定された日毎にその日にちを図柄と共に印刷したカードを作成し、このカードのセットを印刷媒体として受取人に送付してもよい。
1 サーバ1
2 利用者端末2
3 会員端末
10A 顧客情報記憶部
10B 寄託情報管理テーブル記憶部
10C 寄託情報記憶部
10D モデル画像データ記憶部
11 ユーザ登録処理部
12 寄託受付処理部
13 送信要求処理部
14 照合処理部
15 送信処理部
20 メッセージ情報受信用アプリケーション
21 画像入力部
22 送信要求実行部
23 メッセージ情報取得部
24 再生処理部
CL 日めくりカレンダー(印刷媒体)
M 図柄

Claims (11)

  1. 情報寄託者から寄託された送信日の指定を伴うメッセージ情報を指定された送信日および情報寄託者の識別情報に紐付けて保存するサーバと、撮影機能を備えると共に前記情報寄託者の識別情報またはこれに紐付けられた受取人識別情報により前記サーバに識別された状態で当該サーバと通信を行う端末装置とにより実施される方法であって、
    日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体にかかる前記図柄のモデル画像データを前記サーバに登録しておき、
    前記端末装置は、所定の条件下で撮影が行われたことに応じてメッセージ情報の送信を求める通知をサーバに送信し、
    前記サーバは、前記端末装置から前記通知を受け付けたことに応じて、当該通知を送信した端末装置に対して識別している識別情報に紐付けられているメッセージ情報の中に当該通知を受け付けた時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報が存在するという第1条件と、前記端末装置での撮影によって前記モデル画像データに適合する画像データが生成されているという第2条件とが満たされるか否かを、前記端末装置との通信を通じて判別し、第1条件および第2条件が共に満たされていると判別したことに応じて前記第1条件を満たすメッセージ情報を前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする、メッセージ情報の提供方法。
  2. 請求項1に記載された方法において、
    前記端末装置は、前記撮影が行われたことに応じてその撮影により生成された画像データを含む前記通知を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記端末装置からの通知に対して前記第1条件が満たされているか否かを判別し、第1条件が満たされていると判別したことに応じて当該サーバに登録されているモデル画像データと前記端末装置から送信された画像データとを照合し、後者の画像データから前者のモデル画像データに適合するパターンが抽出されたことを前記第2条件として、この第2条件が満たされたことに応じて前記第1条件を満たすメッセージ情報を前記端末装置に送信する、メッセージ情報の提供方法。
  3. 請求項1に記載された方法において、
    前記端末装置は、前記撮影が行われたことに応じて前記モデル画像データの送信要求を求める通知を前記サーバに送信し、この通知に応じて前記サーバから送信されたモデル画像データと前記撮影により生成された画像データとを照合し、その照合により後者の画像データから前者のモデル画像データに適合するパターンが抽出されたときにその旨を示す通知を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記端末装置からの前記通知に対して前記第1条件が満たされているか否かを判別し、第1条件が満たされていると判別したことに応じて当該サーバに登録されているモデル画像データを前記通知の送信元の端末装置に送信し、この送信を受けた端末装置から前記照合によってモデル画像データに適合するパターンが抽出された旨の通知を受けることを前記第2条件として、この第2条件が満たされたことに応じて前記第1条件を満たすメッセージ情報を前記端末装置に送信する、メッセージ情報の提供方法。
  4. 請求項1に記載された方法において、
    前記サーバは、撮影機能を有する任意の端末装置からの前記撮影を前提としないアクセスに応じて、この端末装置に前記モデル画像データおよび画像照合機能を含むアプリケーションプログラムを送信し、
    前記アプリケーションプログラムの送信を受けた端末装置は、当該アプリケーションプログラムの起動下で撮影が行われたことに応じて当該撮影により生成された画像データを前記モデル画像データと照合し、その照合により前者の画像データから後者のモデル画像データに適合するパターンが抽出されたときに前記メッセージ情報の送信を求める通知をサーバに送信し、
    前記サーバは、前記端末装置から前記通知を受け付けることを前記第2条件として、当該通知に対して前記第1条件が満たされているか否かを判別し、第1条件を満たすメッセージ情報が見つかったことをもって当該メッセージ情報を前記端末装置に送信する、メッセージ情報の提供方法。
  5. 請求項1に記載された方法において、
    前記サーバは、
    撮影機能を有する任意の端末装置からの前記撮影を前提としないアクセスによって、サーバに登録されている情報寄託者の識別情報に適合する情報を受け付けたとき、この端末装置に固有の受取人識別情報を設定して前記情報寄託者の識別情報に紐付けて登録し、
    登録された受取人識別情報により識別した端末装置からの前記メッセージ情報の送信を求める通知に対し、当該端末装置の受取人識別情報に紐付けられている情報寄託者の識別情報と前記通知を受け付けた時点に適合する日にちとに基づき前記第1条件を満たすメッセージ情報を検索する、メッセージ情報の提供方法。
  6. 請求項1に記載された方法において、
    前記サーバは、
    前記情報寄託者の端末装置から所定のタイミングでメッセージ情報の受取人を示す受取人特定情報の送信を受け付けて、この受取人特定情報に固有の受取人識別情報を設定し、当該受取人識別情報を前記受取人特定情報および対応する情報寄託者の識別情報に紐付けて登録し、
    前記受取人特定情報または受取人識別情報により受取人を選択して寄託されたメッセージ情報を、そのメッセージ情報に対して指定された送信日と情報寄託者の識別情報と選択された受取人に対応する受取人識別情報とに紐付けて登録し、
    登録された受取人識別情報により識別した端末装置からの前記メッセージ情報の送信を求める通知に対し、当該端末装置の受取人識別情報に紐付けられている情報寄託者の識別情報と当該受取人識別情報と前記メッセージ情報の送信を求める通知を受け付けた時点に適合する日にちとに基づき前記第1条件を満たすメッセージ情報を検索する、メッセージ情報の提供方法。
  7. 請求項1に記載された方法において、
    前記印刷媒体は、所定の期間に含まれる個々の日にちがそれぞれ所定の図柄に組み合わせられて印刷され、かつ少なくとも前後する関係にある日にちの間で図柄が重複することがないように各図柄と日にちとの関係が設定されたものであり、
    前記サーバには、前記印刷媒体の各図柄のモデル画像データが、それぞれその図柄に組み合わせられた日にちに紐付けられて登録される、情報提供方法。
  8. 情報寄託者の識別情報を含む固有情報が登録された固有情報記憶手段と、情報寄託者から寄託された送信日の指定を伴うメッセージ情報が指定された送信日および情報寄託者の識別情報に紐付けて保存される寄託情報記憶手段と、特定の情報寄託者の識別情報またはこれに紐付けられた受取人識別情報によりアクセスした端末装置に、当該情報寄託者の識別情報に紐付けられているメッセージ情報を前記送信日の指定に従って送信する送信制御手段とを備える情報提供用サーバであって、
    日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体にかかる前記図柄のモデル画像データが登録されたモデル記憶手段を、さらに備え、
    前記送信制御手段は、
    前記アクセスをした撮影機能を有する端末装置から撮影により生成された画像データの送信を受けたことに応じて、当該アクセスに用いられた識別情報に紐付けられて前記寄託情報記憶手段に登録されているメッセージ情報の中から前記画像データの送信を受け付けた時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報を抽出する検索を実行する検索手段と、
    前記モデル記憶手段に登録されたモデル画像データと前記端末装置から受信した画像データとを照合する画像照合手段と、
    前記検索手段によりその検索の条件に適合するメッセージ情報が抽出され、かつ前記画像照合手段によって前記受信した画像データから前記モデル画像データに適合するパターンが抽出されたことを条件として、前記検索手段により抽出されたメッセージ情報を前記端末装置に送信する情報送信手段とを、具備する、
    メッセージ情報の寄託サービス用サーバ。
  9. 情報寄託者の識別情報を含む固有情報が登録された固有情報記憶手段と、情報寄託者から寄託された送信日の指定を伴うメッセージ情報が指定された送信日および情報寄託者の識別情報に紐付けて保存される寄託情報記憶手段と、特定の情報寄託者の識別情報またはこれに紐付けられた受取人識別情報によりアクセスした端末装置に、当該情報寄託者の識別情報に紐付けられているメッセージ情報を前記送信日の指定に従って送信する送信制御手段とを備える情報提供用サーバであって、
    日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体にかかる前記図柄のモデル画像データが登録されたモデル記憶手段を、さらに備え、
    前記送信制御手段は、
    撮影機能を有する端末装置からメッセージ情報の送信を求める通知を受け付けたことに応じて、前記モデル記憶手段に登録されているモデル画像データを送信するモデル画像データ提供手段と、
    前記メッセージ情報を求める通知を送信した端末装置がサーバへのアクセスに用いた識別情報に紐付けられて前記寄託情報記憶手段に登録されているメッセージ情報の中から前記端末装置から前記通知を受け付けた時点に適合する日にちを送信日とするメッセージ情報を抽出する検索を行う検索手段と、
    前記モデル画像データを送信した端末装置から前記通知を送信する前の撮影により生成された画像データから当該モデル画像データに適合するパターンが抽出された旨の通知を受け、かつ前記検索手段により検索の条件に適合する情報が抽出されたことを条件として、前記検索手段により抽出されたメッセージ情報を前記端末装置に送信する情報送信手段とを、具備する、メッセージ情報の寄託サービス用サーバ。
  10. 前記固有情報記憶手段は、一人の情報寄託者の識別情報に対して複数人の受取人の受取人識別情報を紐付けることが可能に構成されており、
    前記寄託情報記憶手段に保存されるメッセージ情報には、当該メッセージ情報の受取人の受取人識別情報が紐付けられ、前記検索手段は、前記アクセスをした端末装置から受信した受取人識別情報と当該受取人識別情報に紐付けられている情報寄託者の識別情報との組み合わせに整合するメッセージ情報を前記検索の対象とする、
    請求項8または9に記載されたメッセージ情報の寄託サービス用サーバ。
  11. 撮影機能を有する端末装置に、情報寄託者から寄託された送信日の指定を伴う動画像によるメッセージ情報が指定された送信日および情報寄託者の識別情報に紐付けて保存されたサーバと通信を行って前記メッセージ情報の送信を受ける機能を付与するためのアプリケーションプログラムであって、
    日にちを表す情報標示領域に所定の図柄が印刷されている構成の印刷媒体にかかる前記図柄のモデル画像データが登録されたモデル記憶手段と、
    特定の情報寄託者の識別情報またはこれに紐付けられた受取人識別情報により前記サーバにアクセスするアクセス手段と、
    前記アプリケーションプログラムが起動している状態下で撮影が行われたことに応じて当該撮影により生成された画像データを前記モデル記憶手段のモデル画像データと照合し、この照合により前者の画像データから後者のモデル画像データに適合するパターンが抽出されたことに応じて、前記特定の情報寄託者の識別情報および前記撮影の時点に適合する日にちに紐付けられてサーバに登録されているメッセージ情報の送信を求める通知をサーバに送信する送信要求手段と、
    前記メッセージ情報の送信を求める通知に対して前記サーバから送信されたメッセージ情報による動画像を再生する再生手段とを、具備する、
    メッセージ情報受取用のアプリケーションプログラム。
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