JP2017036064A - Packaging container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、紙を基材とした積層体を用いた包装容器に関する。 The present invention relates to a packaging container using a laminate based on paper.
紙製の基材層と、熱可塑性樹脂によるシーラント層との間にアルミ箔、アルミ蒸着フィルム、又は無機酸化物蒸着フィルムなどのバリア性のある層を積層した、特許文献1に記載されたようなシート材を箱型に折曲げ、端部を重ね合わせてシールすることにより形成される包装容器が知られている。
As described in
特許文献2には、紙基材シートの両端部を互いに重ね合わせてシールされる容器本体のサイドシールに剥離可能なプルタブを設けて、プルタブが、易剥離性のテープ状フィルムによる剥離層を介して剥離可能に設けられている液体包装用紙容器が開示されている。この液体包装用紙容器においては、プルタブを引っ張ることによってサイドシール部を剥離して、あるいは側面板に設けたプルタブを引っ張ることによって側面板を切り破って、それをきっかけとして液体包装用紙容器本体を解体することができる。 In Patent Document 2, a peelable pull tab is provided on a side seal of a container body that is sealed by overlapping both ends of a paper base sheet, and the pull tab passes through a peelable layer made of an easily peelable tape-like film. A liquid wrapping paper container that is detachably provided is disclosed. In this liquid packaging paper container, the side seal part is peeled off by pulling the pull tab, or the side plate is cut by pulling the pull tab provided on the side plate, and the liquid packaging paper container body is disassembled as a trigger. can do.
しかしながら、特許文献2の液体包装用紙容器では、易剥離性のテープ状フィルムが必要であり、また、胴部貼り合わせ部のシールが、易剥離性のテープ状フィルムのため不安定になるおそれがある。 However, in the liquid packaging paper container of Patent Document 2, an easily peelable tape-like film is required, and there is a possibility that the seal of the body part bonding portion becomes unstable due to the easily peelable tape-like film. is there.
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、容易に解体ができる包装容器を低コストで提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the above-mentioned subject, and aims at providing the packaging container which can be easily disassembled at low cost.
上記課題を解決するための本発明の一局面は、基材層とフィルム層とを含む積層体を箱型に折曲げ、端部を重ね合わせてシールして形成された包装容器であって、基材層には、溝状の第1の傷加工部が形成され、フィルム層には、積層体の平面視において、第1の傷加工部を幅方向の中心とした幅2.0mmの帯状領域内に溝状の第2の傷加工部が形成されている、包装容器である。 One aspect of the present invention for solving the above problems is a packaging container formed by folding a laminate including a base material layer and a film layer into a box shape, and overlapping and sealing the ends. A groove-shaped first scratched portion is formed on the base material layer, and the film layer has a strip shape having a width of 2.0 mm with the first scratched portion being the center in the width direction in a plan view of the laminate. This is a packaging container in which a groove-shaped second scratched portion is formed in the region.
本発明によれば、容易に解体ができる包装容器を低コストで提供することができる。 According to the present invention, a packaging container that can be easily disassembled can be provided at low cost.
以下では、本発明の一実施形態に係る包装容器を、図面を参照して説明する。変形例において、実施形態と同一または対応する要素については、説明を適宜省略する。 Below, the packaging container which concerns on one Embodiment of this invention is demonstrated with reference to drawings. In the modification, description of elements that are the same as or correspond to those in the embodiment will be omitted as appropriate.
(包装容器)
図1に、本発明の実施形態に係る包装容器1の斜視図を示す。包装容器1は、シート材を加工したブランクを箱型に折曲げ、端部を重ね合わせてシールして形成される容器本体100と、樹脂製の注出具である注出口栓104を備える。容器本体100は、正立時に上部となる頂部101と、側面となる胴部102と、下部となる底部103とを含み、頂部101は、2つの屋根板106(106a、106b)と、屋根板106の間に折込まれる折込み板107および折返し板108とを含む。屋根板106aには、円形の注出孔112が形成される。注出口栓104は、スパウト104aと、キャップ104bとを含み、注出孔112に取付けられる。胴部102は4つの側面板109により構成される。側面板109の頂部101付近には、容器本体100を正立させた際の左右方向である幅方向に、破断強度を弱化させた脆弱部105が形成される。
(Packaging container)
In FIG. 1, the perspective view of the
(解体方法)
図2に、包装容器1の解体方法を示す。図2を参照して、包装容器1の解体方法の各工程について説明する。
(Dismantling method)
FIG. 2 shows a method for dismantling the
<押し潰し工程>
図2の(a)に、包装容器1を押し潰す工程を示す。本工程において、包装容器1の使用者は、屋根板106の下方に延びる、対向する2つの側面板109を互いに接する方向に押し込むことで、胴部102を押し潰す。押し潰される側面板109に接する2つの側面板109は、包装容器1の内部方向に折り畳まれる。
<Crushing process>
FIG. 2A shows a step of crushing the
<第1折曲げ工程>
図2の(b)に、包装容器1を脆弱部105に沿って折曲げる工程を示す。本工程において、使用者は、側面板109を脆弱部105に沿って、折曲げる。
<First bending process>
FIG. 2B shows a process of bending the
<第2折曲げ工程>
図2の(c)に、脆弱部105に沿って包装容器1を破断する工程を示す。本工程において、使用者は、側面板109を脆弱部105に沿って、前の工程とは反対の方向に折曲げる。折曲げは、各方向に複数回行ってもよい。
<Second folding process>
FIG. 2C shows a process of breaking the
本工程により、脆弱部105の破断が進行する。なお、第1折曲げ工程によって、脆弱部105が十分な範囲にわたって破断した場合は、本工程を省略してもよい。
By this process, the fracture of the
<屋根板分離工程>
図2の(d)に、脆弱部105に沿って、側面板109の一部を包装容器1から分離する工程を示す。本工程において、使用者は、側面板109の一部を、脆弱部105に沿って、包装容器1から引裂いて分離する。前工程において、脆弱部105には、少なくとも部分的に破断が生じているため、使用者は脆弱部105を起点としてわずかな力で側面板109の上部を分離することができる。分離された包装容器1は、図2の(e)に示すように、胴部102上部及び頂部101と、胴部102下部とが別々に分離された状態になり解体される。
<Roofing plate separation process>
FIG. 2D shows a process of separating a part of the
(ブランク)
図3に、容器本体100の素材となるブランクの一例であるブランク10の平面図を示す。ブランク10は、頂部101を構成する屋根板106a、106b、折込み板107および折返し板108と、胴部102を構成する4つの側面板109と、底部103を構成する底面板110と、端部に形成されたシール部111とを有する。ブランク10を図3の一点鎖線にしたがって折曲げ、シール部111を、これと反対側の端部にシールすることでブランク10が箱型の容器本体100に形成される。屋根板106aの中央付近には、注出口栓104を挿入して固定する注出孔112が形成される。側面板109の頂部101付近には、容器本体100を正立させた際の左右方向である幅方向にわたって略全周に線状の脆弱部105が形成される。
(blank)
In FIG. 3, the top view of the blank 10 which is an example of the blank used as the raw material of the container
図3には、更に、脆弱部105及び脆弱部105を構成する傷加工部207a、207bを拡大した平面図を示す。後述するように、傷加工部207bは、ブランク10あるいはシート材200の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの仮想的な帯状領域209内に形成されている。
FIG. 3 is an enlarged plan view of the
(シート材)
図4、図5に、ブランク10に用いられる積層体であるシート材200の積層構造の例を模式的に表す断面図を示す。シート材200は、包装容器1の外方から内方に向かって順に、印刷層208/熱可塑性樹脂層201/紙基材層202/接着樹脂層203/基材フィルム層204/接着層205/シーラント層206を有する。図4に示す例と図5に示す例との差異は後述する。
(Sheet material)
4 and 5 are cross-sectional views schematically showing an example of a laminated structure of a
熱可塑性樹脂層201は、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)等を用いて、押出しラミネーション等により紙基材層202上に層形成することができる。
The
熱可塑性樹脂層201の外方には、印刷層208を設けて絵柄や商品情報を表示してもよい。印刷層208は、周知のインキを用いてグラビア印刷やオフセット印刷等の方法により形成することができる。熱可塑性樹脂層201にコロナ処理等の易接着処理を行って、印刷層208との密着性を高めることができる。印刷層208の外方に耐摩耗性向上または表面加飾性向上のためにオーバーコート層を設けても良い。
A
紙基材層202には、ミルクカートン原紙等の板紙を用いることができる。坪量及び密度は、容器の容量やデザインにより適宜選択可能である。例えば、坪量200g/m2以上500g/m2以下、密度0.6g/cm3以上1.1g/cm3以下のものを用いることができる。
For the
接着樹脂層203は、紙基材層202と基材フィルム層204とを接着する機能を有するポリオレフィン系樹脂からなる層である。具体的には、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、LDPE、LLDPE、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。接着強度を高めるために、紙基材層202や基材フィルム層204の表面に、コロナ処理、オゾン処理、アンカーコート等を行ってもよい。または、接着樹脂層203に替えて、ドライラミネート接着剤等を用いた接着層としても良い。厚さは、10μm以上60μm以下が好ましい。10μm以上とすることで、十分な接着強度を得ることができる。
The
基材フィルム層204は、アルミニウム等の金属、シリカ、アルミナ等を蒸着した蒸着層204bと基材フィルム204aとを含む蒸着フィルム、又はアルミニウム等の金属箔204cを基材フィルム204aにドライラミネートした積層フィルムを用いることができる。図4に示す例では、基材フィルム層204は、蒸着フィルムであり、基材フィルム24a、および、その包装容器1の内方側となる面に設けられた蒸着層204bで構成される。蒸着層204bの厚さは、5nm以上100nm以下とすることができ、基材フィルム204aとして、ポリエチレンテレフタレートを用いる場合は、厚さは6μm以上25μm以下とすることができる。後述するレーザー光による加工のしやすさの点で、ポリエチレンテレフタレート層の厚さは12μm程度とすることが好ましい。
The
図5に示す例では、基材フィルム層204は、積層フィルムであり、基材フィルム204a、および、その包装容器1の外方側となる面に設けられた金属箔204cで構成される。また、積層フィルムを用い、傷加工部207bをレーザー光の照射によって形成する場合は、図4に示すように、金属箔204cが基材フィルム204aへのレーザー光の照射を遮らないように、基材フィルム層204は、蒸着層204b又は金属箔204cが接着樹脂層203に面するように積層される。また、基材フィルム層204として、ポリエチレンテレフタレートフィルムにバリアコーティングを施したバリアコーティングポリエチレンテレフタレートフィルムや、EVOHなどのバリア材料からなるバリア性フィルムを用いることができる。金属箔204cとしてアルミニウム箔を、基材フィルム204aとしてのポリエチレンテレフタレートフィルムにドライラミネートしたフィルムを用いる場合は、アルミニウム箔の厚さは5μm以上15μm以下とすることができ、ポリエチレンテレフタレート層の厚さは6μm以上25μm以下とすることができる。後述するレーザー光による加工のしやすさの点で、ポリエチレンテレフタレート層の厚さは12μm程度とすることが好ましい。
In the example shown in FIG. 5, the
いずれの場合も基材フィルム204aには、ポリエチレンテレフタレート(PET)の他に、ナイロン、ポリプロピレン(PP)等の樹脂フィルムを用いることができる。特に、PETの2軸延伸フィルムは、蒸着加工時や貼り合せ加工時に、伸縮が少ないので好適である。
In any case, a resin film such as nylon or polypropylene (PP) can be used for the
接着層205には、ドライラミネート用接着剤やノンソルベントラミネート用接着剤を用いてもよいし、押出し加工によりポリオレフィン系樹脂により接着してもよい。塗布量は0.5g/m2以上7.0g/m2以下が好ましい。
For the
シーラント層206には、HDPE、MDPE、LDPE、LLDPE等が使用できる。また、一部ポリブテンを含む層があってもよい。上述の材質の中でも、特に、LLDPEが好適である。とりわけ密度0.925g/cm3以下、MI(メルトインデックス)4以上のものが好ましい。シーラント層26は、Tダイ法やインフレーション法で製膜された無延伸フィルムが好ましく用いられる。
HDPE, MDPE, LDPE, LLDPE, etc. can be used for the
(脆弱部)
シート材200には、少なくとも紙基材層202及び基材フィルム層204に所定深さで形成された溝状の傷加工部207a、207bにより構成される脆弱部105が形成される。傷加工部207aは、少なくとも紙基材層202に形成されていればよく、図4及び図5に示すように、紙基材層202とともに、紙基材層202の外方に積層された熱可塑性樹脂層201及び印刷層208に形成されてもよい。傷加工部207bは基材フィルム層204を貫通しない深さで形成されることが望ましいが、狭い範囲で貫通したとしてもバリア性に影響は少ないため、部分的であれば、基材フィルム層204を貫通していてもよい。
(Vulnerable part)
The
傷加工部207aは、紙基材層202が包装容器1の強度を確保できる深さ、形状で形成することができる。例えば、傷加工部207aの形成方法には、刃型を用いた半抜き加工や全抜き加工などを用いることができる。また、傷加工部207aの形状としては、ミシン目状に形成してもよい。
The
傷加工部207bは、基材フィルム層204を貼り合せた後であればレーザー光による加工により形成することができるが、基材フィルム層204を貼り合わせる前に形成する場合には刃型による半抜き加工、全抜き加工を用いることができる。基材フィルム層204を貼り合わせる前に傷加工部207bを設ける場合であってもレーザー加工により形成しても良い。傷加工部207bも、強度確保のため、ミシン目状に形成してもよい。
The scratched
図3に拡大して示したように、傷加工部207bは、シート材200の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの仮想的な帯状領域209内に形成される。すなわち、平面視における傷加工部207aと傷加工部207bとの間隔である傷加工部間間隔は、1.0mm以内である。傷加工部207aと傷加工部207bとは、互いに略平行になるように形成される。
As shown in an enlarged view in FIG. 3, the scratched
上述のように、使用者は包装容器1の解体に際して、脆弱部105に沿って側面板109を折曲げて破断する。このため、破断に必要な荷重を抑えるためには、平面視において、傷加工部207bを傷加工部207aに重なるように形成することが好ましい。しかしながら、通常、ブランクの製造においては、シート材200を構成する各層の貼り合せの誤差、傷加工部207a及び207bの形成位置の誤差等が生じるため、常に、傷加工部207bが傷加工部207aに重なるように形成することは、製造設備の高い精度での調整が必要となり、包装容器1の製造コストを増加の原因となる。このため、ブランク10においては、傷加工部207bの形成位置をシート材200の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの仮想的な帯状領域209内とすることにより、破断に要する荷重を抑えつつ、包装容器1の製造コストの増加を防ぐことができる。なお、傷加工部207a、207bの形成方法は上述の方法に限らず、他の方法を用いてもよい。
As described above, when the
(脆弱部変形例)
傷加工部207a及び207bは、それぞれ複数形成してもよい。また、傷加工部207aを形成した後の紙基材層202に熱可塑性樹脂層201を積層し、熱可塑性樹脂層201及び印刷層208には傷加工部207aが形成されていなくてもよい。図6の(a)、(b)、(c)には、このような、脆弱部の変形例を示す。図6の(a)には、1本の傷加工部207aに対して、3本の傷加工部207bを形成した脆弱部を示す。図6の(b)には、2本の傷加工部207aに対して、6本の傷加工部207bを形成した脆弱部を示す。図6の(c)には、1本の傷加工部207aに対して、2本の傷加工部207bを形成した脆弱部を示す。傷加工部207bどうしの間隔は0.1mm以上2.0mm以下が好ましい。複数の傷加工部207bを、この間隔で形成することで、高い精度で製造設備を調整することなく、複数の傷加工部207bのうちの1つの形成位置を帯状領域209内に形成することが、更に容易になり、包装容器1の製造コストの増加を防ぐことができる。
(Vulnerable part modification)
A plurality of scratched
実施例1−1〜1−4及び比較例1−1、1−2に係る包装容器を製造して解体の可否についての評価を行った。 The packaging containers according to Examples 1-1 to 1-4 and Comparative Examples 1-1 and 1-2 were manufactured and evaluated for whether or not disassembly was possible.
包装容器の外方から内方に向かって順に、印刷層/LDPE(18μm)/紙基材層(400g/m2)/EMAA(30μm)/基材フィルム層(アルミナ蒸着したPETフィルム、12μm)/LLDPE(60μm)を積層したシート材を作成し、シート材を図3に示す形状に切断して、容量が2000mlとなるゲーブルトップ型包装容器のブランクを作成した。その後、傷加工部207aを形成するため、印刷層、LDPE及び紙基材層にわたって貫通する切断長さ1mm、継目0.5mmのミシン目加工を行った。その後、30Wタイプの炭酸ガスレーザー装置を用いて基材フィルム層を貫通する直線状の傷加工部207bを形成した。この際のレーザー照射条件は、照射出力を70%とし、スキャンスピードを2500mm/secとした。傷加工部207aは、包装容器を正立させた際の上下方向におけるブランク上端より80mmの位置に形成した。傷加工部207bは、傷加工部207aより下方に、表1に示す各間隔(実施例1−1:0.3mm、実施例1−2:0.6mm、実施例1−3:0.8mm、実施例1−4:1.0mm、比較例1−1:1.2mm、比較例1−2:1.4mm)を有する位置に形成した。作成したブランクを用いて包装容器を製造した。
Printing layer / LDPE (18 μm) / paper substrate layer (400 g / m 2 ) / EMAA (30 μm) / substrate film layer (alumina-deposited PET film, 12 μm) in order from the outside to the inside of the packaging container A sheet material laminated with / LLDPE (60 μm) was prepared, and the sheet material was cut into the shape shown in FIG. 3 to prepare a blank of a gable top type packaging container having a capacity of 2000 ml. Thereafter, in order to form the scratched
各ブランクを用いて包装容器を10個ずつ製造して、上述の解体方法にしたがって、包装容器を脆弱部が重なるように押し潰し、180°の折曲げを、往復1回ずつ山折り谷折りの2回行い、その後の脆弱部105の破断しやすさを評価した結果を表1に示す。表1には、容易に脆弱部105の破断ができた場合を「++」で示し、これより抵抗が大きかったものの容易に破断が可能であった場合を「+」で示し、容易には破断ができなかった場合を「−」で示す。実施例1−1〜1−4においては、容易に破断ができたが、比較例1−1、1−2においては破断ができないか困難であった。
10 packaging containers are manufactured using each blank, and the packaging container is crushed so that the fragile portions overlap with each other according to the above-described dismantling method. Table 1 shows the result of evaluating the ease of fracture of the
以上の評価結果から、傷加工部207bの形成位置をシート材200又はブランク10の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mm(上下に1.0mm)の仮想的な帯状領域209内に形成すれば、脆弱部105の破断が容易であることが確認できた。
From the above evaluation results, the formation position of the scratched
実施例2−1〜2−3及び比較例2−1に係る包装容器を製造して解体の可否についての評価を行った。 The packaging containers according to Examples 2-1 to 2-3 and Comparative Example 2-1 were manufactured and evaluated for disassembly.
実施例1と同様のシート材において、傷加工部207aを、熱可塑性樹脂層201及び印刷層208には形成せず、紙基材層202に形成したものを用いて、以下に示す複数の傷加工部207a及び傷加工部207bを備えた容量が2000mlのゲーブルトップ型包装容器のブランクを作成した。実施例2−1〜2−3及び比較例2−1に係るブランクは、図6の(a)〜(d)に示す断面を有する。
In the same sheet material as in Example 1, the scratch-processed
(実施例2−1)
実施例2−1に係るブランクには、図6の(a)に示すように、1本の傷加工部207aと、3本の傷加工部207bが形成されている。傷加工部207aは、切断長さ1mm、継目0.5mmのミシン目加工で形成した。傷加工部207bは、赤外線レーザー装置を用いて、切断長さ0.1mm、継目0.4mmのミシン目として形成した。各傷加工部207bどうしの間隔は0.6mmとした。
(Example 2-1)
In the blank according to Example 2-1, as shown in FIG. 6 (a), one scratched
(実施例2−2)
実施例2−2に係るブランクには、図6の(b)に示すように、2本の傷加工部207aと、6本の傷加工部207bが形成されている。傷加工部207aは切断長さ1mm、継目0.5mmのミシン目加工で形成した。傷加工部207bは、刃型を用いて、切断長さ0.6mm、継目0.4mmのミシン目として形成した。各傷加工部207bどうしの間隔は1.0mmとした。
(Example 2-2)
In the blank according to Example 2-2, as shown in FIG. 6 (b), two scratched
(実施例2−3)
実施例2−3に係るブランクには、図6の(c)に示すように、1本の傷加工部207aと、2本の傷加工部207bが形成されている。傷加工部207aは切断長さ1mm、継目0.5mmのミシン目加工で形成した。傷加工部207bは、赤外線レーザー装置を用いて、直線状に形成した。各傷加工部207bどうしの間隔は1.0mmとした。
(Example 2-3)
In the blank according to Example 2-3, as shown in FIG. 6 (c), one
(比較例2−1)
比較例2−1に係るブランクには、図6の(d)に示すように、1本の傷加工部207aと、2本の傷加工部207bの形成されている。傷加工部207aは切断長さ1mm、継目0.5mmのミシン目加工で形成した。傷加工部207bは、赤外線レーザー装置を用いて、直線状に形成した。各傷加工部207bどうしの間隔は2.5mmとした。また、2本の傷加工部207bはどちらも、シート材の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの帯状領域209外に形成されていた。
(Comparative Example 2-1)
In the blank according to Comparative Example 2-1, as shown in FIG. 6 (d), one
各ブランクを用いて包装容器を10個ずつ製造して、上述の解体方法にしたがって、実施例1と同様に、脆弱部105の破断しやすさを評価した結果を表2に示す。10個の包装容器すべてについて脆弱部105の破断ができた場合は「+」で、破断ができない包装容器があった場合は「−」で示す。実施例2−1〜2−3においては、傷加工部207bのうち、少なくとも1本は、シート材の平面視において、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの帯状領域209内に形成されていることが確認でき、全ての包装容器について容易に破断ができた。また、比較例2−1においては、いずれの傷加工部207bも帯状領域209内に形成されていない場合があり、破断ができないか困難なものがあった。
Table 2 shows the results of producing 10 packaging containers using each blank and evaluating the ease of breaking of the
以上の評価結果から、傷加工部207bを2.0mm以下の間隔で複数形成することで、1つ形成する場合に比べて、位置決め精度が低くても、いずれか1つの傷加工部207bの形成位置を、傷加工部207aを幅方向の中心とした幅2.0mmの帯状領域内に形成でき、脆弱部105の破断を容易にできることが確認できた。
From the above evaluation results, by forming a plurality of scratched
本発明は、上述の実施形態、実施例に限らず、多様に実施可能である。たとえば、層構成は上述の例に限らず、基材層とフィルム層とが積層された積層体であれば本発明が適用できる。 The present invention is not limited to the above-described embodiments and examples, and can be implemented in various ways. For example, the layer configuration is not limited to the above example, and the present invention can be applied to any laminated body in which a base material layer and a film layer are laminated.
本発明は、液体等を収容する紙製包装容器等に有用である。 The present invention is useful for a paper packaging container or the like that contains a liquid or the like.
1 包装容器
10、20、30 ブランク
100、200、300 容器本体
101 頂部
102 胴部
103 底部
104 注出口栓
104a スパウト
104b キャップ
105 脆弱部
106 屋根板
107 折込み板
108 折返し板
109 側面板
110 底面板
111 シール部
112 注出孔
113 切断開始部
200 シート材
201 熱可塑性樹脂層
202 紙基材層
203 接着樹脂層
204 バリア層
204a 基材フィルム
204b 蒸着層
204c 金属箔
205 接着層
206 シーラント層
207a、207b 傷加工部
208 印刷層
209 帯状領域
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記基材層には、溝状の第1の傷加工部が形成され、
前記フィルム層には、前記積層体の平面視において、前記第1の傷加工部を幅方向の中心とした幅2.0mmの帯状領域内に溝状の第2の傷加工部が形成されている、包装容器。 It is a packaging container formed by folding a laminate including a base material layer and a film layer into a box shape, and overlapping and sealing the ends,
In the base material layer, a groove-shaped first scratched portion is formed,
In the film layer, a groove-like second scratched portion is formed in a band-shaped region having a width of 2.0 mm with the first scratched portion being the center in the width direction in plan view of the laminate. A packaging container.
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