JP2017035477A - 脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具、システム、および接続装置 - Google Patents

脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具、システム、および接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具を提供する。【解決手段】器具は、椎骨インプラントと解放可能に係合するように構成された第1の端部1aと、第2の端部1bと、第1の端部と第2の端部との間に延在する長手方向軸L1とを有する第1のインプラント延長部1と、椎骨インプラントと解放可能に係合するように構成された第1の端部2aと、第2の端部2bと、第1の端部と第2の端部との間に延在する長手方向軸L2とを有する第2のインプラント延長部2と、第1のインプラント延長部1および第2のインプラント延長部2を接続するための接続装置5とを備える。接続装置5は、第1のインプラント延長部1に固定されるように構成された第1のクランプ部材6と、第2のインプラント延長部2に固定されるように構成された第2のクランプ部材7とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具に関する。器具は、脊柱インプラントに接続されるように構成された第1および第2のインプラント延長部と、第1のインプラント延長部と第2のインプラント延長部とを接続するための接続装置とを含む。接続装置は第1および第2のクランプ部材を備える。第1および第2のクランプ部材は、第1および第2のインプラント延長部にそれぞれ固定されるように構成され、接続部によって接続されている。接続装置によって、第1および第2のインプラント延長部を多くの向きで互いに対して固定することができる。
脊柱の1つ以上の椎骨の配置を補正するためのシステムは、たとえばUS2011/0106082A1から公知である。このシステムは、少なくとも1つの椎体に装着されて当該椎体から近位側に延在する、少なくとも2本の細長い延長部を含む。連結アセンブリが、延長部の近位端間に延在して当該近位端を互いに連結する。連結アセンブリは、延長部に対して横方向に延在する細長い連結部材に対して可動に係合される第1および第2の装着アセンブリを含む。各装着アセンブリは、対応する延長部の近位端を受けるための可動ジョイントと、装着アセンブリを連結部材に対して所定の位置に保持するとともに延長部の周りにジョイントを固定するためのカムアセンブリとを含む。
US7,276,069B2は、骨または椎骨の安定化のために用いられる2つのロッドまたはねじを接続するための接続要素を開示する。接続要素は、接続部と、一方のロッドに接続可能な第1の部分と、他方のロッドに接続可能な第2の部分とを備える。第1の部分は、多軸配向を可能にする装置によって接続部に接続されており、互いに対してある角度に傾いた、または、互いに対して斜めであるロッド同士の固定を可能にしている。
US2011/0106082A1 US7,276,069B2
本発明の目的は、単純な設計を有するとともに取扱いが容易な、脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具を提供することである。さらに、そのような器具および脊柱安定化装置を備えるシステムを提供する。最後に、そのような器具を形成するためにインプラント延長部とともに用いられる接続装置を提供する。
この目的は、請求項1に記載の器具と、請求項16に記載のシステムと、請求項17に記載の接続装置とによって解決される。さらなる展開例が従属請求項に記載される。
第1および第2のインプラント延長部は骨アンカーなどの脊柱インプラント、好ましくは茎状ねじに接続可能である。接続装置は、インプラント延長部に容易に装着可能である。装着のために、接続装置を片手または両手で保持することによって、接続装置をインプラント延長部の自由端の上に配置することができる。接続部が各クランプ部材と多軸接続されているため、特にインプラント延長部が互いに対してある角度をなして延在している場合、またはインプラント延長部が1つの椎骨上で互いに対してずれて位置している場合に、クランプ部材とインプラント延長部との位置合わせが容易になる。
第1および第2のクランプ部材の固定は、器具のハンドル部を第1の方向に手動で動かすことによって達成される。同様に、ハンドル部を反対方向に動かすことによって、クランプ部材をインプラント延長部に対して緩めることができる。したがって、別個の工具を用いることなく接続装置を素早く装着したり取外したりすることができる。これによって、外科的処置、特に、脊柱の変形を補正する多分節処置が効率化される。
ハンドル部は、容易に握ることができるとともに、インプラント延長部を引っ張るのに十分な力をハンドル部での引っ張りによって伝達できる形状および/または構造を有してもよい。これによって、インプラントに接続された椎骨の位置を補正することができる。
さらなる局面において、接続要素の長さを調節することができる。これによって、器具の適用の幅が広がる。
インプラント延長部がスリーブ状または管状であれば、器具は低侵襲手術および小切開手術に特に適している。接続装置は既存のインプラント延長部とともに用いることができる。
さらなる特徴および利点は、添付の図面による実施形態の説明から明らかになるだろう。
実施形態に係る器具の斜視図である。 図1の器具の接続装置の分解斜視図である。 図1に示されるような、接続部と、インプラント延長部の一部とを含む器具の一部を、インプラント延長部の長手方向軸と、この長手方向軸に垂直な接続装置の中心軸とを通って延在する面に沿って示す断面図である。 脊柱の茎状部に挿入された茎状ねじに器具を適用した状態を示す斜視図である。 図1から図4に示される器具のクランプ部材の正面斜視図である。 図5のクランプ部材の後面斜視図である。 図5および図6のクランプ部材の側面図である。 図5から図7のクランプ部材を、図7の線A−Aに沿って示す断面図である。 図1から図4の器具のハンドル部の正面斜視図である。 図9のハンドル部を、ハンドル部の長手方向軸を含む面に沿って示す断面図である。 図1から図4の接続部材の接続部の斜視図である。 図11の接続部を、接続部の回転の中心軸を含む面に沿って示す断面図である。 図1から図4の接続部の圧力部材を上から見た斜視図である。 図13の圧力部材を下から見た斜視図である。 図13および図14の圧力部材を、中心軸を含み円筒支持面に垂直に延在する面に沿って示す断面図である。 茎状ねじの形の脊柱インプラントに器具を装着する工程を示す図である。 茎状ねじの形の脊柱インプラントに器具を装着する工程を示す図である。 茎状ねじの形の脊柱インプラントに器具を装着する工程を示す図である。 接続部材を介して接続されたときの、インプラント延長部の互いに対する位置の斜視図である。 接続部材を介して接続されたときの、インプラント延長部の互いに対する位置の斜視図である。 接続部材を介して接続されたときの、インプラント延長部の互いに対する位置の斜視図である。
図1から図4を参照すると、器具は、脊柱インプラントに解放可能に接続されるように構成された第1のインプラント延長部1および第2のインプラント延長部2を含む。インプラント延長部1,2は、前端1a,2aと、後端1b,2bと、中心長手方向軸L1,L2とを有する細長い管であってもよい。インプラント延長部1,2は、たとえば椎骨300に固定された脊柱骨アンカー100などの脊柱インプラントと係合するための係合部3を、それぞれの前端1aおよび2aに備える。係合部3は、たとえば各インプラント延長部の内壁に設けられた突起であってもよく、この突起は、脊柱インプラントにおける溝(たとえば、骨アンカーの受け部の外壁における溝)と係合するように構成されている。インプラント延長部の内径は、インプラント延長部が脊柱インプラント上に配置されてそこに取付けられることが可能な内径になっている。さらに、各インプラント延長部1,2は、実質的にU字形の凹部4を備えてもよい。この凹部4は、骨アンカーの受け部を通って延在する脊柱ロッド200の上にインプラント延長部を配置することができるようなサイズを有する。インプラント延長部1,2全体の内径は、インプラントの一部または工具をそこに挿入することができるようなサイズであってもよい。たとえば、止めねじなどのロック要素がインプラント延長部を通して挿入されてもよい。
第1のインプラント延長部1を第2のインプラント延長部2に接続するために、接続装置5が設けられている。接続装置5は、第1のインプラント延長部1に接続されるように構成された第1のクランプ部材6と、第2のインプラント延長部2に接続されるように構成された第2のクランプ部材7とを含む。第1のクランプ部材6および第2のクランプ部材7は、特に図3に示されるように、接続部8を介して接続されている。接続部8は、接続部8と第1のクランプ部材6との間および接続部8と第2のクランプ部材7との間の多軸配向を可能にするような構造および配置とされている。第1のインプラント延長部1上における第1のクランプ部材6の位置を固定するために、第1のハンドル部9が設けられている。第1のハンドル部9は、第1のクランプ部材6に接続されており、第1の方向に動かされて第1のクランプ部材6上で前進することによって第1のインプラント延長部1に圧力を加えることができる。同様に、第1のハンドル部9は第1の方向と反対の第2の方向に動かされ、第1のインプラント延長部1への圧力を解放してクランプ部材6の固定を緩めることができる。対称的に、第2のクランプ部材7を第2のインプラント延長部2に固定するために、第2のクランプ部材7に接続された第2のハンドル部10が設けられている。第2のハンドル部10は、第1の方向に動かされて第2のクランプ部材7上で前進することによって第2のインプラント延長部2に圧力を加えることができるとともに、反対方向に動かされて第2のインプラント延長部2から圧力を解放してこれを緩めることができる。ハンドル部9,10から接続部8へ圧力を伝達するために、第1および第2の圧力要素11および12が設けられている。第1および第2の圧力要素11および12は、それぞれクランプ装置6,7内でインプラント延長部1,2と接続部8との間に配置されるように構成されている。したがって、ハンドル部9,10を動かすことに起因して生じる圧力によって、圧力が接続部8にも加えられて、接続部8をクランプ部材6,7内にそれぞれロックすることができ、それによって器具全体がロックされる。
第1のクランプ部材6を示す図5から図8をより詳細に参照して、クランプ部材6,7について説明する。第2のクランプ部材7は第1のクランプ部材6と同一であるため、別途説明しない。クランプ部材6は、前端6aと、後端6bと、外ねじ61とを有する実質的に円筒形の部品である。外ねじ61は前端6aに隣接しており、前端6aから距離をあけて軸方向に延在している。凹部62が、第1のクランプ部材6をその一方側から反対側まで完全に貫通している。凹部62は実質的に長円形(Oblong)であり、対向する長辺Sが、クランプ部材6の中心軸Cに実質的に平行に延在して短辺sをつないでいる。長辺Sは実質的に直線であり、短辺sは、第1のインプラント延長部1をその内部に案内するのに適した半径を有する円筒形セグメント形状である。第1のインプラント延長部1が凹部62を通って案内されたときに、それがクランプ部材6の中心軸Cに沿った長手方向軸に対して横断する方向にも僅かに動くことができるように、凹部62の全体の長さは第1のインプラント延長部1の外径よりも大きい。長円形の凹部62は、インプラント延長部1を受けるためのチャネルを形成する。
長円形凹部62の端領域の軸位置までの後端6b隣接領域内における、第1のクランプ部材6の部分64の外形は実質的に球形である。これによって、第1のクランプ部材6と第2のクランプ部材7とが互いに対して邪魔することなく回動することが可能になる。クランプ部材6は、その後端6bに開口65を備える。開口65は、長円形凹部62と連通する中空の円筒形部67に続く座部66に通じている。座部66および円筒形部67は、後述するように、接続部8および圧力要素11のための収容スペースを提供する。特に座部66は、その内部における接続部の複数方向の回動を可能にするような、すなわち、接続部8のクランプ部材6に対する多軸運動を可能にするような形状である。座部66は、球形セグメント形状の内面部を含んでもよいが、これに限定されるものではない。さらに、開口68が前端6aから長円形凹部62内までクランプ部材を貫通して延在している。開口68は、接続部および圧力要素11を挿入するために利用されるとともに、接続部を保持するための工具を挿入するためにも利用されてもよい。
図9および図10を参照して、第1のハンドル部9について説明する。第2のハンドル部10は第1のハンドル部9と同一である。第1のハンドル部は実質的に円筒形の部品である。第1のハンドル部は、当該ハンドル部の長手方向に沿って一列に並んだ少なくとも2本、好ましくは3本または4本の指で握るのに適した長さを有してもよい。このことは以下のことを意味する。すなわち、クランプ装置6がインプラント延長部1に対して固定されているとき、人がハンドル部9を握ることができ、ハンドル部9を介して引くまたは押すことによって、骨アンカーを介して延長装置1に取付けられている椎骨を動かすことができることを意味する。より詳細には、ハンドル部9は前端9aと、反対側の後端9bとを有する。少なくとも外面部に、長手リブまたは類似の構造などのグリップ構造91が設けられてもよい。図3に示されるように、ハンドル部の外径はクランプ装置6の外径よりも大きく、好ましくは、クランプ装置6の外径よりもほんの僅かだけ大きい。
第1のクランプ部材6に螺合させるために、ねじ付きボア92が前端9aから始まって、前端から距離をあけて延在している。
図11および図12を参照すると、接続部8は、接続部8を第1のクランプ部材6に接続するための第1のヘッド81と、接続部8を第2のクランプ部材7に接続するための第2のヘッド82とを備える。第1のヘッド81は、球形セグメント形状の外面部と、ねじ込み式工具と係合するための凹部83を有する自由端81aとを備える。自由端81aの反対側には、雄ねじ85を備えるネック部84が設けられている。また、第2のヘッド部82は、球形セグメント形状の外面部と、各ヘッドが接続されたときに第1のヘッド81の自由端81aの反対方向に面する自由端82aとを備える。第2のヘッド82において、自由端82aの反対側に、ねじ付きボア86が設けられている。2つのヘッドを接続するために、ねじ付きボア86にネック部84を螺合させることができる。また、第2のヘッド82は、工具との係合のための係合凹部87を備える。図3に示されるように、ネック部84の長さは、装着された状態において2つのクランプ部材6,7間の距離がほんの僅かとなるような長さであってもよい。各ヘッドがクランプ装置6の開口65から抜け落ちることができないように、第1のクランプ部材6の開口65は接続部の各ヘッド81,82の最大外径よりも小さい。
図13から図15を参照して、第1の圧力要素11について説明する。第2の圧力要素12は第1の圧力要素と同一である。第1の圧力要素11は実質的に円筒形の部品であり、その外径は、圧力要素をクランプ部材6の収容スペースの円筒形部67内に配置することができるようなサイズである。圧力要素11は上端11aと、反対側の下端11bとを有する。下端11bに隣接して、実質的に球形の凹部111が形成されている。この凹部111は、第1のヘッド81への圧力を分散させるために、第1のヘッド81の外径に合う形状に形成されている。第1の端部11aに隣接して、実質的に円筒形のセグメント形状の凹部112が設けられている。この凹部112のサイズおよび形状は、第1のインプラント延長部1が第1のクランプ部材6の長円形凹部62内に挿入されたときに、第1のインプラント延長部1を支持するのに適したものである。
工具が圧力要素11を通ってヘッド81にアクセスするのを可能にするために、同軸穴113が圧力要素内を貫通して延在している。さらに、圧力要素11は、円筒形凹部112の両側の外面にクリンプボア114を備える。圧力要素11が第1のクランプ部材6内に挿入されて圧力要素11の円筒形凹部112が長円形凹部62の底部と位置合わせされた状態に保たれると、クリンプボア114は第1のクランプ部材6のクリンプボア69と協働して圧力要素11の回転を阻止する。
第1および第2のインプラント延長部1および2は、たとえばチタンもしくはステンレス鋼などの生体適合性材料、NiTi合金(たとえばニチノール)などの生体適合性合金、マグネシウムもしくはマグネシウム合金、または、たとえばポリエーテルエーテルケトン(polyether ether ketone:PEEK)もしくはポリ−L−乳酸(poly-l-lactide acid:PLLA)などの生体適合性プラスチック材料から作られてもよい。接続装置5の部品はインプラント延長部と同じまたは異なる材料で作られてもよい。特に、接続装置は通常患者の体に接触しないので、接続装置の部品は生体適合性材料で作られる必要はない。
接続装置5は以下のように装着される。第1のヘッド81が座部66内に置かれるとともにネック部84が開口65内を通るまで、第1のヘッド81が開口68を通って第1のクランプ部材6内に挿入される。次に、圧力要素11が、前端6aの開口68を通って、第1のクランプ部材6の円筒形部67内に挿入されて、その球形凹部111が第1のヘッド81に面するようにする。第2のヘッド82および第2の圧力要素12は同じ態様で第2のクランプ装置7に装着される。次に、ねじ付きボア86内にネック部84を螺合することによって、第1のヘッド81と第2のヘッド82とが接続される。これは、器具(図示せず)を用いて行われてもよい。最後に、ハンドル部9および10がそれぞれ第1のクランプ部材6および第2のクランプ部材7のねじ付き外面上に螺合される。各クランプ部材の長円形凹部62が、第1および第2のハンドル部9および10によってそれぞれ僅かしか覆われないようにすることで、第1および第2のインプラント延長部1および2をそれぞれ挿入するための十分なスペースを確保するようにしてもよい。これによって、インプラント延長部上への接続装置5の配置が容易になる。
図16aから図16cを参照して、動作について説明する。好ましくは、2つの椎骨の間の中間椎骨が脊柱ロッドに接続されるように引っ張り上げられなければならない場合に器具が使用される。しかしながら、器具の使用はこれに限らず、その他の用途も企図され得る。図16aに示されるように、3つの骨アンカー101a,101b,101cが3つの隣接する椎骨の一方側に配置され、3つの骨アンカー101b,102b,103b(図示せず)が椎骨の他方側に配置される。第1の脊柱ロッド200aが一方側の骨アンカーに延在し、第2の脊柱ロッド200bが他方側の骨アンカーを通って延在する。中間椎骨における骨アンカー102a,102b(図示せず)がまだ脊柱ロッドに固定されていない状態で、外側の骨アンカー101a,103a,101b,103bが各々、脊柱ロッドに固定される。図16aに示されるように、第1のインプラント延長部1が中間骨アンカー102aに装着され、第2のインプラント延長部2が反対側の中間骨アンカー102bに装着される。
次いで、図16bに示されるように、インプラント延長部1,2の第2の自由端1b,2bをそれぞれクランプ装置6,7の長円形凹部62内に挿入することによって、接続装置5がインプラント延長部1,2上に配置される。クランプ装置6,7をインプラント延長部1,2に対しておよび互いに対して多数方向に配向することができるように、ヘッド81,82はクランプ装置6,7内で多軸回動可能である。
接続装置5内のヘッド81,82の角度位置が調整されると、クランプ装置7,8がインプラント延長部1,2に固定されるまでハンドル部9,10の前部がそれぞれインプラント延長部1,2を押圧するように、ハンドル部9,10が締められる。同時に、圧力がヘッド81,82に伝達されるように、インプラント延長部1,2がそれぞれ圧力要素11,12を押圧する。これによって、ヘッド81,82の角度位置がロックされ、その結果、器具全体がロックされる。脊柱ロッドが骨アンカーのチャネル(図示せず)の底部に正確に配置されるように、中間骨アンカー102a,102bに関連付けられる椎骨はそれぞれ脊柱ロッド200a,200bに向かって引っ張り上げられることができる。この位置で、ロック要素(図示せず)が、それぞれの骨アンカーの受け部内に受けられるまで、インプラント延長部1,2を通してそれぞれ挿入されてもよい。最後に、インプラント延長部1,2を通って延在するように構成された器具を用いて、ロック要素が締められてもよい。
図17aから図17cは、非平行または軸方向に変位したインプラント延長部の場合にも接続装置5の装着および固定が実行可能であることを示す。図17aでは、インプラント延長部1,2は、それらの自由端1b,2bの方向に互いの方に向かって配向されている。クランプ部材6,7を、ヘッド81,82に対して、インプラント延長部1,2の自由端1b,2bに向かって上方向に回動させることによって、接続装置5を装着することができる。図17bでは、インプラント延長部1,2は、それらの自由端1b,2bに向かって僅かに互いから離れるように配向されている。クランプ部材を、ヘッドに対して、インプラント延長部1,2の前端1a,2aに向かって回動させることによって、接続装置5を装着することができる。図17cでは、インプラント延長部1,2が互いから軸方向に僅かにずれている。一方のクランプ部材を、他方に対して、軸方向にずれたインプラント延長部に対して回動させることによって、接続装置5を装着することができる。
器具の変形例が企図され得る。たとえば、インプラント延長部は別の形状を有することができる。それらは管形状である必要はなく、脊柱インプラントまたはその一部に接続可能な如何なるロッド状要素の形であってもよい。インプラント延長装置は、たとえば異なる骨ねじなどの、異なるインプラントに装着される必要はない。インプラント延長部の前部が脊柱ロッドに係合するような構造および配置とされ、インプラント延長部が1つの脊柱ロッドの異なる位置に接続されることも企図され得る。
インプラント延長部の脊柱インプラントとの係合機構として、たとえば脊柱インプラントとの螺合係合など、他の如何なる係合機構も企図され得る。
接続部のヘッドおよびクランプ部材内の座部の形状は図示された実施形態と異なっていてもよい。回動運動を可能にする如何なる形状も用いることができ、たとえば、座部は円錐形であってもよい。圧力要素は省略されてもよい。
接続部の長さが調整可能であることが企図され得る。たとえば、ネック部をより長いものにし、第1のヘッドを第2のヘッドに接続するための長さ調節構造が設けられてもよい。
器具が対称的な設計を有するように示されたが、第1および第2のインプラント延長部は異なっていてもよい。また、第1および第2のクランプ部材は異なる形状にすることができる。たとえば、一方のクランプ部材が右ねじを有し、他方のクランプ部材が左ねじを有してもよい。ハンドル部が対応するねじ山を有してもよい。これによって、クランプ部材を締めるときまたは緩めるときに、ユーザの手の対称な動きを適用することが可能になるだろう。
1 第1のインプラント延長部、1a 第1の端部、1b 第2の端部、2 第2のインプラント延長部、2a 第1の端部、2b 第2の端部、5 接続装置、6 第1のクランプ部材、7 第2のクランプ部材、8 接続部。

Claims (17)

  1. 脊柱の1つ以上の椎骨の位置を補正するための器具であって、
    椎骨インプラントと解放可能に係合するように構成された第1の端部(1a)と、第2の端部(1b)と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する長手方向軸(L1)とを有する第1のインプラント延長部(1)と、
    椎骨インプラントと解放可能に係合するように構成された第1の端部(2a)と、第2の端部(2b)と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延在する長手方向軸(L2)とを有する第2のインプラント延長部(2)と、
    前記第1のインプラント延長部(1)と前記第2のインプラント延長部(2)とを接続するための接続装置(5)とを備え、
    前記接続装置(5)は、前記第1のインプラント延長部(1)に固定されるように構成された第1のクランプ部材(6)と、前記第2のインプラント延長部(2)に固定されるように構成された第2のクランプ部材(7)とを含み、前記第1のクランプ部材(6)は接続部(8)を介して前記第2のクランプ部材(7)に接続されており、前記接続部(8)ならびに前記第1および第2のクランプ部材(6,7)は、前記第1のクランプ部材(6)と前記接続部(8)との間および前記第2のクランプ部材(7)と前記接続部(8)との間の多軸配向を可能にするような構造および配置とされており、
    少なくとも前記第1のクランプ部材(6)は、前記第1のインプラント延長部(1)上に、前記第2の端部(1b)から装着可能である、器具。
  2. 前記第2のクランプ部材(7)は、前記第2のインプラント延長部(2)上に、前記第2の端部(2b)から装着可能である、請求項1に記載の器具。
  3. 前記第1のクランプ部材(6)は前記第1のインプラント延長部(1)を受けるためのチャネル(62)を含み、前記第1のインプラント延長部を前記長手方向軸(L1)の方向のみに挿入および取外しできるような態様で、前記チャネル(62)が閉鎖されている、請求項1または2に記載の器具。
  4. 前記第1のクランプ部材(6)に接続可能であるとともに、前記第1のインプラント延長部(1)を前記第1のクランプ部材(6)内にロックするように手動で動かされるように構成された少なくとも第1のハンドル部(9)が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の器具。
  5. 前記第1のハンドル部は、前記接続部(8)に対する前記第1のクランプ部材(6)の配向をロックするように動かされるように構成される、請求項4に記載の器具。
  6. 前記第1のハンドル部(9)は、前記第1のクランプ部材(6)に接続されて第1の方向に動かされたとき、前記第1のインプラント延長部(1)への圧力を増加するように構成され、前記第1のハンドル部(9)が前記第1の方向と反対の第2の方向に動かされたとき、前記第1のインプラント延長部(1)への圧力が減少する、請求項4または5に記載の器具。
  7. 前記第2のクランプ部材(7)は前記第2のインプラント延長部(2)を受けるためのチャネルを含み、前記第2のインプラント延長部(2)を前記長手方向軸の方向のみに挿入および取外しできるような態様で、前記チャネルが閉鎖されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の器具。
  8. 前記第2のクランプ部材(7)に接続可能であるとともに、前記第2のインプラント延長部(2)を前記第2のクランプ部材(7)内にロックするように手動で動かされるように構成された第2のハンドル部(10)が設けられている、請求項1から7のいずれか1項に記載の器具。
  9. 前記第2のハンドル部(10)は、前記接続部(8)に対する前記第2のクランプ部材(7)の配向をロックするように動かされるように構成される、請求項8に記載の器具。
  10. 前記第2のハンドル部(10)は、前記第2のクランプ部材(7)に接続されて第1の方向に動かされたとき、前記第2のインプラント延長部(2)への圧力を増加するように構成され、前記第2のハンドル部(10)が第2の方向に動かされたとき、前記第2のインプラント延長部(2)への圧力が減少する、請求項8または9に記載の器具。
  11. 前記接続部(8)は第1のヘッド(81)を含み、前記第1のクランプ部材(6)は前記第1のヘッド(81)を回動可能に受けるための受け部分(66)を含み、前記接続部(8)は第2のヘッド(82)を含み、前記第2のクランプ部材(7)は前記第2のヘッド(82)を回動可能に受けるための受け部分を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の器具。
  12. 前記第1のヘッド(81)および前記第2のヘッド(82)は球形の外面部を含む、請求項11に記載の器具。
  13. 前記第1のヘッド(81)および前記第2のヘッド(82)はロッド状部(84)を介して接続されている、請求項11または12に記載の器具。
  14. 前記第1のヘッド(81)および前記第2のヘッドのそれぞれに圧力を加えるために、前記第1のクランプ部材(6)内で前記第1のヘッド(81)と前記第1のインプラント延長部(1)との間に配置されるように構成された第1の圧力部材(11)が設けられ、前記第2のクランプ部材(7)内で前記第2のヘッド(82)と前記第2のインプラント延長部(2)との間に配置されるように構成された第2の圧力部材(12)が設けられている、請求項11から13のいずれか1項に記載の器具。
  15. 前記第1および第2のインプラント延長部(1,2)の前記第1の端部(1a,2a)は、茎状ねじの受け部に接続されるように構成されるとともに、各々が、脊柱ロッドを通すための凹部(4)を有しており、前記インプラント延長部は好ましくは管状である、請求項1から14のいずれか1項に記載の器具。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の器具と、前記第1のインプラント延長部(1)に接続可能な第1の脊柱インプラント、好ましくは骨アンカーと、前記第2のインプラント延長部(2)に接続可能な第2の脊柱インプラント、好ましくは骨アンカーとのシステム。
  17. 少なくとも2つのインプラント延長部を接続するための接続装置であって、自由端(1b)を有する第1の細長いインプラント延長部(1)に固定されるように構成された第1のクランプ部材(6)と、自由端(2b)を有する第2の細長いインプラント延長部(2)に固定されるように構成された第2のクランプ部材(7)とを備え、
    前記第1のクランプ部材(6)は接続部(8)を介して前記第2のクランプ部材(7)に接続され、
    前記接続部(8)ならびに前記第1および第2のクランプ部材(6,7)は、前記第1のクランプ部材(6)と前記接続部(8)との間および前記第2のクランプ部材(7)と前記接続部(8)との間の多軸配向を可能にするような構造および配置とされており、
    少なくとも前記第1または前記第2のクランプ部材(6,7)は前記第1または前記第2のインプラント延長部(1,2)を受けるためのチャネル(62)を含み、前記チャネルは、前記第1または第2のインプラント延長部(1,2)が前記自由端(1b,2b)のみから前記チャネルに挿入されることができるような形状である、接続装置。
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