JP2017035323A - 潅流ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の潅流対象部位に対する潅流を同時かつ低侵襲に行うことが可能な潅流ポンプを提供する。
【解決手段】本発明に係る潅流ポンプ1は、生体の潅流対象部位に潅流するための潅流ポンプ1であって、筒状の本体部100と、本体部100内に収納され、少なくともインペラ6及び駆動モータ8を有するポンプ部15と、からなり、本体部100は、その一端に設けられた単一の流入口3と、その側面に設けられた二つの流出口4とを有し、当該流入口3が血液上流側に向いて血管内に配置され、当該二つの流出口4が潅流対象部位に向いて血管内に配置されるように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体内中の血管内に留置させて、又は血管を分枝して血液を潅流させる潅流ポンプに関する。
急性心腎症候群における急性腎不全の原因として、腎虚血が挙げられる。このような急性虚血性腎障害に対し、近年様々な手法が研究・提案されている。例えば、ローラーポンプからなる体外循環回路を用いた選択的腎潅流により腎血行動態の最適化に関し検討・有効性の検証が行われている。
しかし、体外循環回路は、患者に対する侵襲が大きく、その有効性に関しては実用化の水準に達していない。
また、従来の血液ポンプとしては、例えばカテーテル先端に小型軸流血液ポンプを具備した血管内留置型の血液ポンプであるアビオメド社のImpellaがある。この装置は、左心又は右心に対する補助用の血液ポンプであり、腎動脈への潅流のみを選択的に補助することはできない。
また、血管内の血流の循環補助を行う装置としては、大動脈内バルーンパンピング(IABP)の研究が行われている。IABPとは、心臓の働きを助ける補助循環法の一種であり、急性心筋梗塞などの重症冠動脈疾患や心不全症例において、バルーン(風船)のついた大動脈内カテーテルを心臓に近い大動脈に留置し、心臓の動きに合わせてバルーンを拡張・収縮させることで心臓の働きを助けるものである。
具体的には、バルーン付きのカテーテルを大腿動脈(または上腕動脈)から胸部下行大動脈内に留置する。心電図や血圧を外部駆動装置に入力し心臓の周期を把握し、外部駆動装置を用いてヘリウムガスにて心臓の拡張期にバルーンを拡張し、収縮期にバルーンを収縮させる補助循環システムである。
IABPは、上記の通りバルーンの収縮拡張によって心臓からの血流を圧力補助するものであり、積極的に流量を増加させて潅流を補助することはできない。
特許文献1及び2には、インペラ部の羽根が折り畳み可能で血管内に留置させて用いるカテーテルポンプが開示されている。これらのカテーテルポンプは、急性非代償性心不全、ハイリスクの経皮的冠動脈形成術の補助、又は心腎症候群に対する補助等に用いられる用途である。
しかしながら、上記のいずれの特許文献に記載された装置においても、カテーテルを下行大動脈に挿入して行っているため、直接腎動脈に挿入して潅流を補助することはできない。
特許文献3には、鬱血性心臓病を治療する装置として、吸込口と排出口とを有するバルーンカテーテルと体外ポンプとを包含し、自家血液源内(大動脈内)に吸込口を配置し、排出口は腎動脈内にバルーンを用いて保持している装置が記載されている。
また、二本の腎動脈の両方を潅流する場合には、バルーンにて腎動脈を含む腹部大動脈領域を周期的に隔離し、腎動脈の選択的な潅流を行っている。
しかしながら、特許文献3に記載された装置は、二つの腎動脈のうちいずれかを選択的に潅流するものであり、両方を同時に潅流すること、そして両方の腎動脈の潅流を行いつつその潅流量を個別に制御することはできない。
特表2011−525385号公報 特表2012−527269号公報 特表2005−500862号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑み、腎動脈等の、潅流対象部位が複数存在する場合において、複数の潅流対象部位に対する潅流を同時かつ低侵襲に行うことが可能な潅流ポンプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る潅流ポンプは、以下の特徴を備える。
(1) 生体の潅流対象部位に潅流するための潅流ポンプであって、潅流ポンプは、筒状の本体部と、本体部内に収納され、少なくともインペラ及び駆動モータを有するポンプ部と、からなり、本体部は、その一端に設けられた単一の流入口と、その側面に設けられた二つの流出口とを有し、当該流入口が血液上流側に向いて血管内に配置され、当該二つの流出口が潅流対象部位に向いて血管内に配置されるように構成される。
(2)本体部の流入口が配置された端部の反対側の端部には、カテーテルが取り付け可能なカテーテル取付口が設けられている(1)記載の潅流ポンプ。
(3)ポンプ部は、それぞれに磁石が設けられた固定子及び回転子を有する動圧軸受型のポンプであり、回転子は、潅流中は本体部の軸方向及び径方向のいずれにおいても固定子と非接触状態で動作可能に構成されている(1)又は(2)に記載の潅流ポンプ。
(4)ポンプ部は、カテーテル取付口からカテーテルを介して流入した液体が流出口から流出可能になるように流出口とカテーテル取付部との間を連通する流路が設けられている(2)又は(3)に記載の潅流ポンプ。
(5)液体は、生理食塩水又は薬剤である(4)記載の潅流ポンプ。
(6)二つの流出口は、本体部の軸方向に対し異なる位置に設けられている(1)乃至(5)のいずれかに記載の潅流ポンプ。
(7)二つの流出口から流出する液体の流出量を制御可能な流量制御部をさらに有している(6)記載の潅流ポンプ。
(8)流量制御部は、軸方向によって異なる最大回転外径を有するインペラと、当該インペラの軸方向の位置を調節するインペラ位置調整機構と、から構成されている(7)記載の潅流ポンプ。
(9)潅流対象部位は腎動脈であり、潅流ポンプは、二つの流出口が両腎動脈のそれぞれに向くように配置される(1)乃至(8)のいずれかに記載の潅流ポンプ。
(10)潅流対象部位は、単心室かつフォンタン手術が行われる又は行われた心臓の、下大静脈と結合された箇所の肺動脈である(1)乃至(8)のいずれかに記載の潅流ポンプ。
本発明の潅流ポンプによれば、腎動脈等の、潅流対象部位が複数存在する場合において、複数の潅流対象部位に対する潅流を同時かつ低侵襲に行うことが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る潅流ポンプを人体内の腎動脈近傍に配置した状態を示す概略図である。 図1におけるA部の拡大図であり、同潅流ポンプの概略構成を示す一部断面図である。 同潅流ポンプのポンプ部の構成を示す概略断面図である。 実施例に用いた潅流ポンプに対する評価試験のモデルを説明するための概略ブロック図である。 同評価試験の結果を説明する図表である。 同評価試験の結果を説明する図表である。 第2の実施の形態に係る潅流ポンプを示す概略断面図である。 第2の実施の形態における別のインペラの形状を示す概略断面図である。 第3の実施の形態に係る潅流ポンプの配置位置を示す概略図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態に係る潅流ポンプについて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の一つの実施の形態に係る潅流ポンプ1は、例えば急性心不全等により心臓の脈動が弱くなり、その結果腎虚血が生じている患者に対して用いられ、図1に示すように、人体内の腎動脈近傍の腹部大動脈内に留置される。そして、心臓から送血される血液を潅流ポンプ1の血液上流側(心臓側)に設けられた流入口から吸入し、潅流ポンプ1の側面に設けられた二つの流出口から両腎動脈に潅流する。
潅流ポンプ1の流入口が設けられた端部と反対側(血液下流側)の端部には、カテーテル2が接続されており、カテーテル2は大腿動脈を通じて体外に引き出されている。体外に引き出されたカテーテル2は、ドライバに接続されている。このドライバは、潅流ポンプ1に内蔵されたポンプ部を駆動するための駆動装置、カテーテルを通じて体内に送り込む生理食塩水や薬剤等の供給源を含んでいる。
本実施の形態に係る潅流ポンプは、図2及び図3に示すような構造を有している。図2は図1におけるA部の拡大図であり、潅流ポンプ1の構成の一例を示す概略一部断面図である。図3は、潅流ポンプ1のポンプ部の構成を示す詳細な断面図である。
本実施の形態における潅流ポンプ1は、図2及び図3に示すように、ポンプハウジング5と、モータハウジング7とからなる筒状の本体部100と、ポンプハウジング5に収納されるインペラ6及びモータハウジング7に収納される駆動モータ8とから構成されている。本体部100を構成するポンプハウジング5及びモータハウジング7は、血管内に留置しても人体に影響が出ることがないような材料から構成され、例えば金属(ステンレス鋼、チタン)や樹脂等から形成され得る。
ポンプハウジング5の一端は開口し、心臓から送出された血液が流入する流入口3が一つ設けられている。流入口3は、潅流ポンプ1を血管内に留置する場合には心臓から送出された血液を吸引できるように心臓側に向けて、つまり血液の上流側に向くように配置されている。
ポンプハウジング5の側面の、インペラ6とモータハウジング7とが接続されている位置近傍には、流入口3から流入した血液を潅流対象部位に潅流するための流出口4が互いに対向して二つ設けられている。また、本実施の形態における流出口4は、ポンプハウジング5の側面から突出する筒状形状を有している。また、筒状の流出口4については、適度な柔軟性が求められ、血管内に留置しても人体に影響が出ることがないような材料から構成され、例えばシリコンゴム等から形成され得る。
モータハウジング7は、その一端においてポンプハウジングと結合されて本体部100を構成している。モータハウジング7のポンプハウジング5と結合されている箇所近傍においては、モータハウジング7はポンプハウジング5側に向かって外径が小さくなるテーパ形状を有している。これは、流入口3からインペラ6の回転によって吸引された血液を、インペラ6とモータハウジング7との接続位置近傍に配置された流出口4に導入させるためのものである。なお、モータハウジング7のインペラ6側の端部はテーパ形状である必要はなく、テーパ形状を有さない筒状形状等であってもよい。
モータハウジング7の一端には、カテーテル2を取り付けるためのカテーテル取付口14が設けられている。カテーテル取付口14は、カテーテル2を介して潅流ポンプ1内に流入してくる液体が円滑に流れるように貫通孔が設けられている。
図3に示すように、本体部100にはインペラ6及び駆動モータ8が収納されている。インペラ6は、円錐状のヘッドにらせん状の羽根が形成された構造を有している。インペラ6は血管内に留置しても人体に影響が出ることがないような材料から構成され、例えばポリウレタンや、研磨されたステンレス鋼等から形成されうる。
インペラ6は、駆動モータ8に接続されたモータシャフト11の先端(血液上流側端部)に接続されている。駆動モータ8の回転に伴うモータシャフト11の回転によりインペラ6が回転し、流入口3から流入した血液を吸引して流出口4へと拍出する。
本実施の形態におけるモータ部15は、モータハウジング7及び駆動モータ8に取り付けられた磁石の磁力により回転駆動する動圧軸受型のモータである。具体的には、駆動モータ8にはモータシャフト11を中心に円筒状の回転用磁石10aが設けられ、モータハウジング7には回転用磁石10aを取り囲むようにモータコイル10bが設けられており、このモータコイル10bに電流を流すことで、モータコイル10bと回転用磁石10aとの間に反発力(あるいは吸引力)を発生させて駆動モータ8を回転させる。即ち、モータハウジング7及び駆動モータ8は一体となってモータ部15を構成しており、モータハウジング7は固定子として機能し、駆動モータ8は回転子として機能する。また、駆動モータ8とモータハウジング7との間には径方向の動圧が作用しており、動圧軸受を形成する。これにより、駆動モータ8は径方向で浮遊している。即ち、駆動モータ8とモータハウジング7とは径方向において非接触である。
また、駆動モータ8の軸方向の両端部には、モータ側軸方向支持用磁石9aが設けられており、モータハウジング7の軸方向側の内側面であってモータ側軸方向支持用磁石9aと対向する箇所には、ハウジング側軸方向支持用磁石9bが設けられている。
これらの軸方向支持用磁石9a、9bの反発力により、駆動モータ8は軸方向で浮遊している。即ち、軸方向において駆動モータ8とモータハウジング7とは非接触である。
インペラ6とモータハウジング7との間は、空隙12が介在している。また、前述の通り駆動モータ8とモータハウジング7とは径方向及び軸方向において非接触であり、空隙が介在することになる。駆動モータ8とモータハウジング7との間に介在する空隙は、カテーテル2を介してカテーテル取付口14から流入した生理食塩水や薬剤等の液体の流路13として機能する。即ち、流出口4とカテーテル取付口14との間は、流路13及び空隙12を介して連通されている。
本実施の形態における潅流ポンプ1を、図1のように血管内に留置する方法について説明する。
本実施の形態における潅流ポンプ1においては、図2及び図3に示すように筒状の流出口4がポンプハウジング5の側面から径方向に突出している。この流出口4は上記のようにシリコンゴム等の柔軟性のある材質から形成されているため、不使用時には流出口4をポンプハウジング5あるいはモータハウジング7に巻きつけて保持しておくことが可能である。
すると、潅流ポンプ1の外径はポンプハウジング5あるいはモータハウジング7の外径と略同一となり、カテーテル取付口14にカテーテル2を取り付けた状態で、大腿動脈から患部へと導入させることが可能になる。
潅流ポンプ1を患部へと導入して留置させた後に、ポンプハウジング5あるいはモータハウジング7に巻きつけた筒状の流出口4が解けて広がる方向に潅流ポンプ1を回転させ、二つの流出口4を両腎動脈内に導入する。そして、カテーテル2の体外側端部及び駆動モータ8に接続されて駆動モータ8を駆動するための駆動ワイヤを、駆動装置及び液体供給源を備えるドライバに接続する。
本実施の形態の潅流ポンプ1は、従来にない全く新しい装置であり、以下に例示するような新たな治療戦略を創出する可能性を有している。これらはいずれも、能動的な臓器の治療を可能とするものである。
(1)急性心腎症候群における選択的腎潅流による腎機能の維持。
(2)各種術中、体外循環施行下における腎保護。
(3)全身麻酔下の手術後の急性腎不全に対する腎血流補助。
また、本発明の潅流ポンプ1は血管内に留置するカテーテル式であるため、その留置に開胸は必要無く、早期の治療を低侵襲にて実現可能である。さらに、ポンプの使用により直接的な流量補助が可能となるため、腎動脈流量補助による腎機能の維持により、急性心腎症候群の患者における病態の増悪を予防できることから、患者のQOL(Quality Of Life)の向上が期待できる。
また、本発明の潅流ポンプ1は動脈内に留置するものであることから直径10mm程度以下であり、小児に対する補助循環装置としても応用が期待できる。
(実施例)
以下、上記の実施の形態で述べた潅流ポンプについて実施例によりその有効性を説明する。これらの実施例は例示であり、本発明は以下の実施例に限定されない。
腎血流補助用として流量1L/min、圧揚程30mmHgを発生可能な小型血液ポンプの設計を行った。3DCADを用いて羽根車であるインペラ及びポンプケーシングを設計し、数値流体解析を行った。
解析結果に基づき、直径5mm、全長10mmのインペラ及びポンプケーシングを作製した。カテーテル式血液ポンプに組み込むための小型モータを選定し、選定したモータと作製したインペラ及びポンプケーシングとを組み合わせ、直径9mm、全長37mmの小型血液ポンプを得た。
上記で得た血液ポンプを、図4に示す模擬循環回路に接続し、ポンプ特性の評価を行った。すなわち、拍動ポンプから送出された流体を血液ポンプの流入口から吸引させ、流出口から腎動脈E1及びE2に潅流してその特性を評価した。その結果を図5及び図6に示す。
図5は、正常心状態(左列)、心拍出量の低下による腎動脈圧・流量の低下状態(中列)、腎動脈圧・流量の低下時に血液ポンプを駆動させた状態(右列)のそれぞれにおいて、心拍出量(a)、動脈圧(b)、個々の腎動脈圧(c)、(d)及び個々の腎動脈流量の合計(e)についての瞬時波形を示すグラフである。図6は、これらの値の平均値を示すグラフである。
図5に示す各グラフを比較すると、右列に示す腎動脈圧・流量の低下時に血液ポンプを駆動した場合においては、(a)の心拍出量及び(b)の動脈圧は中列に示す心拍出量の低下時と同様に低下したままであるが、(c)及び(d)に示す腎動脈圧及び(e)に示す腎動脈流量については正常心状態に近い水準まで回復している。
これはつまり、血液ポンプの駆動により、腎動脈への選択的な潅流が行われて腎動脈圧及び腎動脈流量が補助されたことを意味している。このことは、図6に示した各値の平均値を示したグラフからも理解される。
(第2の実施の形態)
続いて、本発明の第2の実施の形態に係る潅流ポンプについて図7及び図8を用いて説明する。以下では、第1の実施の形態に係る潅流ポンプと異なる点を説明し、第1の実施の形態と同一の点については説明を省略する。
第1の実施の形態においては、二つの流出口4については、対向して、つまり軸方向に略同一の位置に配置されていた。これに対し第2の実施の形態においては、図7に示すように、二つの流出口4a及び4bは、軸方向に対し異なる位置に設けられている。具体的には、一方の流出口4bは、他方の流出口4aより流入口3に近い位置に設けられている。
また、第1の実施の形態におけるインペラ6の形状は円錐状のヘッドにらせん状の羽根が設けられた形状であったが、本実施の形態におけるインペラは、回転時に紡錘形状となるように構成されている。具体的には、本実施の形態においては軸方向に平行な紡錘形状の羽根を複数枚組み合わせて構成している。
また、第1の実施の形態では、モータ部15はモータハウジング7及び駆動モータ8により構成されていたが、本実施の形態においては、モータハウジング7とモータハウジング7に収納されるモータ部15とは別個に構成されている。なお、本実施の形態においてモータ部15のインペラ6側の端部は、テーパ形状を有さない筒状形状となっている。ただし、筒状形状に限られることはなく、その側面が本体部100の内壁と平行になるような任意の形状であってもよい。また、第1の実施の形態のようなテーパ形状であってもよい。
そして、モータ部15は、モータハウジング7内において軸方向に摺動可能に構成されている。これは、例えばモータハウジング7のカテーテル取付口14と、モータ部15のカテーテル取付口14側の端部との接触面にねじ加工を施し、インペラ6が所望の位置に配置されるようにねじを回転させることで実現される。モータ部15をモータハウジング7内で軸方向に摺動させることにより、インペラ6が軸方向に移動し、紡錘形のインペラ6の最外径部と二つの流出口4a、4bとの間の距離を調整することが可能になる。これにより、二つの流出口4a、4bから流出する血液の量を調整することが可能になる。
具体的には、図7(a)の状態においては、二つの流出口4a及び4bはいずれもインペラ6の最外径部と等距離にあり、ゆえに二つの流出口4a、4bから流出する血液の量は相等しい。
図7(b)に示すように、モータ部15をモータハウジング7内において流入口3側に移動させた場合、流出口4bとインペラ6の最外径部との間の距離は変わらないが、流出口4aとインペラ6の最外径部との間の距離は図7(a)の場合に比べて増加する。
ここで、本実施の形態においてインペラ6は回転時に紡錘形状を有しており、その遠心力により血液を流出口4a、4bへと導入している。従って、図7(b)に示すように、インペラ6の最外径部との間の距離が長くなった流出口4aに対しては、図7(a)の場合と比べて作用する遠心力が小さくなり、流出口4bに比べて導入される血液の量が減少する。
同様に、図7(c)に示すようにモータ部15をモータハウジング7においてカテーテル取付口14側に移動させた場合、流出口4aとインペラ6の最外径部との間の距離は変わらないが、流出口4bとインペラ6の最外径部との間の距離は図7(a)の場合に比べて増加する。
すると、図7(c)に示すように、インペラ6の最外径部との間の距離が長くなった流出口4bに対しては、図7(a)の場合と比べて作用する遠心力が小さくなり、流出口4aに比べて導入される血液の量が減少する。
このように、本実施の形態においては、インペラ6の軸方向の位置を調節するインペラ位置調整機構とを備えることにより、二つの流出口4a、4bから流出する血液の量を別個に制御することが可能になっている。つまり、本実施の形態における潅流ポンプ1は、流出口4a、4bからの流出量を制御可能な流量制御部を備えている。これにより、患者の腎臓の状態に合わせて潅流量の調整を行うことが可能になる。
また、インペラ6の羽根の形状は図7で示した場合に限られず、回転時に、軸方向に沿って異なる位置で異なる最大外径を有するような形状であればよい。例えば、図8に示すように、軸方向に平行な半楕円状の羽根を複数枚組み合わせて構成することもできる。また、図7や図8に示した遠心方式のインペラだけでなく、羽根をらせん状に構成した軸流方式と組み合わせても良い。
(第3の実施の形態)
最後に、本発明の第3の実施の形態に係る潅流ポンプについて図9を用いて説明する。
図9に示すように、本発明の潅流ポンプは、小児に多くみられる、心室が一つしかない単心室の心臓を有する患者に対して行われるフォンタン手術の際に用いることも可能である。フォンタン手術とは、単心室の心臓に対して上大静脈(上半身の血液がもどってくる静脈)、下大静脈(下半身の血液がもどってくる静脈)の両方を肺動脈につなぐ手術である。
単心室の心臓は、肺循環・体循環に血液を送り出すことが出来る、有効に機能する心室が一つしか無い。肺循環が不十分な場合はチアノーゼの原因となり、体循環が過剰な場合は心不全の原因となるが、逆に肺への血流が過剰になると体循環の血流量が不足しショックを来す。加えて、単心室は肺と全身臓器の両方に血流を拍出しなければならないために、その分過剰な仕事量が課せられることになる。結果として体重増加不良につながり、また風邪などの軽症疾患に罹患するだけで心代償不全を起こしやすくなる。
そのため、フォンタン手術を施し、全ての静脈血が直接肺に流れるようにすることで、血流を転換し、単心室心臓の機能的修復を行うものである。
このフォンタン手術の際に、図9に示すように、本発明の潅流ポンプ1を、流入口3を下大静脈と吻合させ、流出口4を肺動脈と吻合させる。換言すれば、流入口3は血液上流側に向き、二つの流出口4は潅流対象である二つの肺に向けて配置される。この際、潅流ポンプ1の本体部100は、図9に示す実施の形態においては血管内に留置させるのではなく、下大静脈の外側に配置されている。つまり、潅流ポンプ1によって下大静脈を分枝させ、肺動脈への潅流を行っている。
また、潅流ポンプ1は、図9に示すように下大静脈の外側に配置して分枝する場合に限られず、下大静脈内に留置することも可能である。このように、少なくとも流入口3及び流出口4が血管内に配置されるのであれば潅流ポンプ1の本体部自体は任意の位置に配置することが可能である。
以上、実施例に基づいて本発明について具体的に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、その発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、以上の実施の形態においては動圧軸受式のモータを用いたが、これに限られず、駆動モータとモータハウジングとが径方向に非接触になるような他の軸受方式のモータを用いることも当然可能である。また、ポンプを患者の血管内に留置する時間がごくわずかである等熱の発生が問題にならない場合には、転がり軸受等の接触式の軸受方式を用いたモータを利用してもよい。
1…潅流ポンプ 2…カテーテル 3…流入口 4、4a、4b…流出口 5…ポンプハウジング 6…インペラ 7…モータハウジング 8…駆動モータ 9a、9b…軸方向支持用磁石 10a、10b…回転用磁石 11…モータシャフト 12…空隙 13…流路 14…カテーテル取付口 15…モータ部 100…本体部

Claims (10)

  1. 生体の潅流対象部位に潅流するための潅流ポンプであって、
    前記潅流ポンプは、
    筒状の本体部と、前記本体部内に収納され、少なくともインペラ及び駆動モータを有するポンプ部と、からなり、
    前記本体部は、その一端に設けられた単一の流入口と、その側面に設けられた二つの流出口とを有し、当該流入口が血液上流側に向いて血管内に配置され、当該二つの流出口が前記潅流対象部位に向いて前記血管内に配置されるように構成される
    潅流ポンプ。
  2. 前記本体部の前記流入口が配置された端部の反対側の端部には、カテーテルが取り付け可能なカテーテル取付口が設けられている
    請求項1記載の潅流ポンプ。
  3. 前記ポンプ部は、それぞれに磁石が設けられた固定子及び回転子を有する動圧軸受型のポンプであり、
    前記回転子は、前記潅流中は前記本体部の軸方向及び径方向のいずれにおいても前記固定子と非接触状態で動作可能に構成されている
    請求項1又は2に記載の潅流ポンプ。
  4. 前記ポンプ部は、前記カテーテル取付口から前記カテーテルを介して流入した液体が前記流出口から流出可能になるように前記流出口と前記カテーテル取付部との間を連通する流路が設けられている
    請求項2又は3に記載の潅流ポンプ。
  5. 前記液体は、生理食塩水又は薬剤である
    請求項4記載の潅流ポンプ。
  6. 前記二つの流出口は、前記本体部の軸方向に対し異なる位置に設けられている
    請求項1乃至5のいずれかに記載の潅流ポンプ。
  7. 前記二つの流出口から流出する液体の流出量を制御可能な流量制御部をさらに有している
    請求項6記載の潅流ポンプ。
  8. 前記流量制御部は、軸方向によって異なる最大回転外径を有する前記インペラと、当該インペラの軸方向の位置を調節するインペラ位置調整機構と、から構成されている
    請求項7記載の潅流ポンプ。
  9. 前記潅流対象部位は腎動脈であり、
    前記潅流ポンプは、前記二つの流出口が両腎動脈のそれぞれに向くように配置される
    請求項1乃至8のいずれかに記載の潅流ポンプ。
  10. 前記潅流対象部位は、単心室かつフォンタン手術が行われる又は行われた心臓の、下大静脈と結合された箇所の肺動脈である
    請求項1乃至8のいずれかに記載の潅流ポンプ。
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