JP2017035067A - ブロッコリーの栽培方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 追肥の作業を減らし、天候不順による作業遅延を極力防ぐことができる追肥型栽培作物の栽培方法および追肥型栽培作物を提供する。【解決手段】 追肥型栽培作物の栽培方法は、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料を散布する散布工程と、前記肥料を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように、被覆材で被覆する被覆工程を含む。この場合、前記追肥型栽培作物は、アブラナ科の作物であることとしてもよい。また、前記被覆材は、農業用マルチフィルムであることとしてもよい。【選択図】図3
Description
本発明は、追肥型栽培作物の栽培方法および追肥型栽培作物に関する。
コーティング肥料という、層構造を持った肥料がある。コーティング肥料は、地中の温度一が定以上になり、水分を伴うと、各種肥料分が溶出する特徴を持つ。コーティング肥料は、例えば、特許文献1に開示されている。
コーティング肥料については、一定量の各種肥料分を植物に提供し続ける状況を作れても、乾燥時期や低温時期は肥料の溶出条件を満たすことができないため、結局植え付け時期が適期に縛られるという不都合がある。
また、植えつける苗の育成技術として、非特許文献1に開示されたスーパーセル苗がある。スーパーセル苗は、苗作りの段階で、追加の肥料を全く与えず、水のみで30日〜60日以上育てた苗である。スーパーセル苗は、茎が木質化し、低温や高温でも問題なく育つ。
スーパーセル苗のように茎が木質化した苗については、暑さや寒さに耐える性質を持つため、植え付けの時期を問わず植えることが可能であるが、窒素を施肥するにあたって、植え付け後の生育ステージに適した肥料を追加できるとは限らない。なぜなら、寒さの強いときは窒素を吸収しづらくなるため窒素飢餓を起こし、暑さの厳しいときは硝酸化が進みすぎることで、窒素過多による根の生理障害が起きるからである。
高原農業振興センター 総括研究員 中野智彦 「常温貯蔵が可能で不良環境・病害虫に強い スーパーセル苗の開発」http://www.pref.nara.jp/10345.htm
通常の追肥型の作物栽培を、経営として安定した質まで高めるには、土地に応じた品種選定や栽培方法の微調整を含めると10年以上の経験を要すると言われている。特にその栽培や経営は、以下の要因のため困難である。
追肥型栽培では通常、生育の各ステージで多量の肥料を必要とするので、追肥とそれに伴う土寄せを何度も繰り返す。仮に農業用マルチフィルムを作付部分に被覆する場合でも、裾をめくりあげてからの施肥になり、規模が大きいほど膨大な作業を要する。つまり、人件費と作業量の兼ね合いから、規模拡大には限度があり、大規模な一括の土地などでもない限り、効率化はできない。
追肥の作業を的確にできればいいが、天候不順やミスにより作業タイミングを間違うと、広範囲にわたって病気や生育不順、害虫に食害される要因を持っており、管理は大規模になるほど、高度な経験と知識を必要とする。
植え付け時に高温や低温が続くと生育しない。つまり、作付期間は一年のうちで限定的なものとなる。適期における一極集中の作付には、天候による作付可能な圃場の状態を確保したうえで、人件費を掛ける必要があり、年間の圃場作付回転数は通常一度のみとなる。
そこで、追肥の作業を減らし、天候不順による作業遅延を極力防ぐことができる追肥型栽培作物の栽培方法および追肥型栽培作物を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る追肥型栽培作物の栽培方法は、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料を散布する散布工程と、前記肥料を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように、被覆材で被覆する被覆工程を含む。
この場合、前記追肥型栽培作物は、アブラナ科の作物である、こととしてもよい。
また、前記被覆材は、農業用マルチフィルムである、こととしてもよい。
また、前記肥料はコーティング肥料である、こととしてもよい。
また、前記定植する部分に、30日以上追肥をせず水だけで育てた苗を定植する定植工程をさらに含む、こととしてもよい。
また、前記苗は、スーパーセル苗である、こととしてもよい。
また、前記追肥型栽培作物は、ブロッコリーである、こととしてもよい。
また、前記ブロッコリーの品種は、秋冬収穫の場合は中早生品種、かつ、春夏収穫の場合は中生品種である、こととしてもよい。
また、前記コーティング肥料は、窒素・リン酸・カリウム・マグネシウムを含む肥料である、こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る追肥型栽培作物は上記第1の観点に係る追肥型栽培作物の栽培方法で栽培されたものである。
本発明によれば、追肥の作業を減らし、天候不順による作業遅延を極力防ぐことができる。
手順を一例として以下に示す。
まず、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料とは、窒素、リン酸、カリウム、マグネシウムを含む肥料である。肥料効果とは、窒素などの肥料分を植物に供給することをいう。好ましいのは一般に、25度以上の温度と水分があれば肥料分を2か月以上持続的に溶出するコーティング肥料の使用、より好ましいのは(有)国分種苗が販売する「コクブコート2081」の使用である。コクブコート2081を100平方メートルあたり、14kg散布することが好ましい。
まず、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料とは、窒素、リン酸、カリウム、マグネシウムを含む肥料である。肥料効果とは、窒素などの肥料分を植物に供給することをいう。好ましいのは一般に、25度以上の温度と水分があれば肥料分を2か月以上持続的に溶出するコーティング肥料の使用、より好ましいのは(有)国分種苗が販売する「コクブコート2081」の使用である。コクブコート2081を100平方メートルあたり、14kg散布することが好ましい。
被覆材としては、覆った土壌の温度が高まるのであれば、紙、樹皮、堆肥、ワラなどの有機物、麦や豆などを含む草など任意のものでよい。土壌の温度を好適に高める被覆材として好ましいのは農業用マルチフィルムであり、ポリエチレンフィルム、塩化ビニル樹脂製のフィルム、ポリオレフィン系特殊フィルム、生分解の機能を有するフィルム、光分解の機能を有するフィルムなどがある。黒色、白色、透明色、銀色など任意であるが、より好ましいのは黒色で塩化ビニル樹脂製の農業用マルチフィルムである。
例えば、散布工程でコクブコート2081を散布した場合、コクブコート2081を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように黒色で塩化ビニル樹脂製の農業用マルチフィルムを被覆する。
追肥型栽培作物は、イチゴなどのバラ科、スイカやメロンなどのウリ科、トマトやキュウリなどのナス科、オクラなどのアオイ科、トウモロコシなどのイネ科を含む果菜類全般であるが、好ましいのはアブラナ科の作物である。アブラナ科の作物として、カイワレダイコン、カブ、カリフラワー、キャベツ、クレソン、ケール、コールラビ、コマツナ、タアサイ、ダイコン、タカナ、チンゲンサイ、ハクサイ、ミズナ、メキャベツ、ラディッシュなどが挙げられるが、より好ましいのはブロッコリーである。
前記定植する部分に、ブロッコリーの苗を定植するが、好ましいのは30日以上追肥をせず水だけで育てたブロッコリーの苗であり、より好ましいのは、セルトレイポットを用いて30日以上追肥をせず水だけで育てた結果、茎が木質化したブロッコリーのスーパーセル苗の定植である。
前記ブロッコリーの品種は、好ましくは、秋冬収穫の場合に中早生品種、かつ、春夏収穫の場合に中生品種であるが、より好ましいのは、秋冬収穫の場合にサカタのタネの「おはよう」、春夏収穫の場合にサカタのタネの「サマードーム」である。
図1は、本発明の実施形態に係る圃場の平面図を示す。地表面1から土壌を畝状に盛り上げ、その部分に農業用マルチフィルム2を被覆した状態を示している。その後、農業用マルチフィルム2の中央部分に穴3を定間隔にあけることで、被覆下の土壌4を露出させる。穴3に作物の苗5を定植する。
図2は、図1をA−A’で切断した断面図を示す。コーティング肥料6は、作物の苗5の直下に配置されるように土壌4中に施肥される。
図3は、本発明に係る追肥型栽培作物の栽培方法のフローチャートである。図3中のステップS1〜S7までを以下に説明する。
ステップS1は耕運の作業である。本発明の特性上、きめ細やかな耕運は必要としない。苗を定植することを前提としており、発芽のための土壌条件を整える必要がないこと、さらに、コーティング肥料を用いることで、肥料の吸収を促す土壌条件を整える必要がないことが理由としてあげられる。このことにより、トラクターの稼働時間の減少とともに、燃料費、人件費の減少が、大規模であるほど大幅に達成される。
ステップS2は、施肥の作業である。畝の位置に合わせて、定植する部分、つまり、苗の根の付近に合わせるように散布する。このことにより、最低限の肥料で必要な量を施すことができる。尚、土壌の質に応じて石灰肥料を同時に同様に散布してもよい。
ステップS3は、トラクターにマルチャーのアタッチメントを用いることで、畝立てとマルチフィルムの被覆を同時に行う工程である。この時に散布したコーティング肥料が土壌中に覆われることになる。黒色のマルチフィルムを用いることで雑草の抑制も行われる。
ステップS4は、畝に苗を定植するためにマルチフィルムに穴をあける作業である。この利点は、穴の大きさを調整することで、苗のみの生育が容易になることである。穴が大きくなるとそこからの雑草が覆う可能性を秘めている。有孔マルチフィルムを用いる場合はこのリスクがあるので、除草剤との併用が有効である。
ステップS5は、苗の植え付けである。例えば、スーパーセル苗を用いる場合、乾燥に強いことや寒冷に強いことにより、植え付け部分への覆土を簡素に行ってもよい利便性がある。マルチフィルムを被覆することで保湿されることから、植え付け直後の給水も不要となる。ここでも、人件費や作業量自体の大幅な軽減が見込まれる。
ステップS6は、収穫前の農薬散布である。ブロッコリーにおいて花蕾が発生した直後に一度、害虫駆除の農薬を散布することで、花蕾への食害を防ぐことができる。それ以前に葉への食害も発生するが、コーティング肥料により、生育が強固に進むことで、作物自体へのダメージが軽くなるため、放っておいても実害はない。
ステップS7は、収穫作業である。通常ブロッコリーの場合、花蕾が大きくなるほど、肥料不足に陥り、茎の空洞化が発生し、そこから腐れや病気につながり、収穫後の鮮度が急激に失われる。コーティング肥料を用いる場合、常に肥料が提供され続けるので、花蕾の肥大にも関係なく、茎は空洞化しない。つまり、収穫後の鮮度は比較的長期に渡り保たれる。
図4は、追肥型作物の従来の栽培方法のフローチャートを示す。従来の栽培方法は、家庭菜園のような規模、コストともに無関係な栽培とは違い、専業農家が市場へ出荷するために必要な作業を一般化したものである。工程数は17〜25の工数になり、一番順調な工程である17工程だとしても、図3に示す実施形態とは10工程ほどの差がある。図4中のステップS11〜ステップS20までを以下に説明する。
ステップS11は、耕運である。上記実施形態と違い、きめ細やかな耕運が要求される。作物が、適宜肥料の吸収を行うためには、物理的な土壌の状態を整える必要がある。物理的な土壌の状態を整えない場合、追肥するタイミングでその場に応じた肥料分の吸収が上手くなされず、作物の悪化要因となる。さらに同様の理由から、堆肥などを用いての土づくりを定植前の耕運までに済ませておく必要もある。堆肥を土壌へ投入する場合、作物を植え付けるまでの養生期間を持たなければ、作物の根の障害を引き起こす恐れがあるためである。
ステップS12は、肥料の散布である。土づくりのために畑全体の土の状態を均一にする目的に沿って、全面に肥料を散布することが奨励されている。根の周辺以外にも肥料を施すということは、量的に上記実施形態よりも多大な肥料が必要となる。
ステップS13は、トラクターによる畝立てである。その後の追肥を阻害しないよう、農業用マルチフィルムは使用されない。その弊害として、のちに問題となる雑草処理のための除草活動が必要となる。
ステップS14は、苗の植え付けである。上記実施形態とは違い、スーパーセル苗を使用しないため、苗が乾燥と寒冷に弱く、1年のうちでも定植可能期間が短い。そのため、大規模の栽培を目指すなら、人件費を掛けて一度に定植する必要がある。もし、天候不順や、定植後の乾燥が発生する場合は、苗が根を張ることができないため、植替えや給水の作業を必要とする。
ステップS15は、作物への追肥作業である。天候不順で多雨の状況が発生する場合、適宜作物へ肥料を施せないため、生育が悪化する可能性を持つ。さらに、必要な生育ステージで必要な量を施すには長年の経験と勘が必要になり、大規模になるほど追肥の回数やタイミングには限界が来るので、適正規模と現状技術がマッチする見極めも必要になる。
ステップS16は、追肥後の土壌と肥料の混合、雑草の抑制を目的にした土寄せの作業となる。ステップS15の工程と同様の作業限界を有するため、生育悪化の可能性を持つ。
ステップS17は、必要に応じた除草剤の散布である。ステップS15とステップS16の工程が上手くいくほど必要回数は減るものの、気温の上昇とともに雑草を除去する回数は増える傾向にある。逆に、ステップS15とステップS16が上手くいかない場合、作物が悪くなる一方で、除草剤散布の回数は増えるという悪循環を生み出す可能性を持つ。
ステップS18は、害虫駆除の農薬散布である。ステップS17と同様、ステップS15とステップS16の工程が上手く進む場合に駆除の必要回数は減る傾向にある。なぜなら、追肥が上手くいくと、作物の体が強固になることで食害が軽減されるからである。逆に、ステップS15とステップS16の工程が滞ると、作物の体は軟弱になり、食害は激しくなるため、農薬散布の回数を増やす必要が出てくる。
ステップS19は、ステップS15〜ステップS18までの工程を繰り返す必要を判断するための分岐を示す。追肥の必要性が主な判断基準となる。作物へ追肥する場合、肥料分を吸収した直後は、作物内にある窒素を合成しきれていないため、害虫による食害のリスクが高まる。このことは、追肥後の害虫駆除の農薬の散布、土寄せでは抑えらない雑草の除去と共に、追肥工程時における関連性が高いため、繰り返しの工程に含められる。特にここが上記実施形態との間のリスク、工程数共に大きな差につながっている。従来栽培では一般的に3〜5回ほど繰り返すことになるが、作物の安定的な生長を目指す場合、細かい頻度で、回数が多いほど良い。
ステップS20は、収穫作業である。上記実施形態とは違い、収穫時に花蕾を肥大化させすぎると、肥料不足を招き、茎の空洞化が発生する。このため、空洞部分から腐れや病気が起こり、収穫後の鮮度が急激に失われやすくなる。
追肥型作物の従来の栽培方法と上記実施形態の大きな違いは、コーティング肥料を農業用マルチフィルムと共に用いることで、追肥と土寄せの作業が不要となることから生まれる。作業不要による人件費節約のほか、適期の農薬以外は全く管理を必要としないので、誰でも規模拡大しやすい。
土寄せと追肥がないおかげで、土壌を被覆材で被覆することが容易になり、栽培に適した土の温度を確保することで、コーティング肥料の肥料分の溶出と、根からの肥料分吸収が促進される。各生育ステージに応じた適切な肥料分量の提供により品質の一定したものが、誰でも確実性を持って作ることができる。
スーパーセル苗のように茎が木質化した苗は高温や低温でも初期生育において問題なく育つ。これにより作付期の一極集中の必然が無くなるため、圃場作付回転率アップと人件費の節約が可能になる。圃場回転率が高いということは、大規模の圃場を必要としないため、零細農家でも、より大規模な売り上げを目指すことができる。
技術面においては、イレギュラーな対応が不要な、単純作業を確立できるため、高度な技術や経験が不要になり、栽培の許容範囲が拡大することで、柔軟性のある追肥型栽培が可能となる。
これは「一極集中の植え付け」や高品質維持のために「追肥と土寄せを繰り返す」通常の追肥型栽培では達成不可能な事なので、市場の希少性やシェアの大幅な獲得を促すこととなる。
1 地表面
2 農業用マルチフィルム
3 農業用マルチフィルムの穴
4 土壌
5 作物の苗
6 コーティング肥料
2 農業用マルチフィルム
3 農業用マルチフィルムの穴
4 土壌
5 作物の苗
6 コーティング肥料
本発明の第1の観点に係る追肥型栽培作物の栽培方法は、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料を散布する散布工程と、前記肥料を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように、被覆材で被覆する被覆工程と、前記定植する部分に、スーパーセル苗を定植する定植工程とを含む。
本発明の第1の観点に係るブロッコリーの栽培方法は、2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料を散布する散布工程と、前記肥料を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように、被覆材で被覆する被覆工程と、前記定植する部分に、ブロッコリーのスーパーセル苗を定植する定植工程とを含む。
Claims (10)
- 2か月以上の持続的な肥料効果をもつ肥料を散布する散布工程と、前記肥料を散布した土を、苗を定植する部分のみを露出させるように、被覆材で被覆する被覆工程とを含む、追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記追肥型栽培作物は、アブラナ科の作物である、請求項1に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記被覆材は、農業用マルチフィルムである、請求項1または2に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記肥料はコーティング肥料である、請求項1から3のいずれか一項に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記定植する部分に、30日以上追肥をせず水だけで育てた苗を定植する定植工程をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記苗は、スーパーセル苗である、請求項5に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 前記追肥型栽培作物は、ブロッコリーである、請求項1から6に記載の栽培方法。
- 前記ブロッコリーの品種は、秋冬収穫の場合は中早生品種、かつ、春夏収穫の場合は中生品種である、請求項7に記載の栽培方法。
- 前記コーティング肥料は、窒素、リン酸、カリウムおよびマグネシウムを含む、請求項4に記載の追肥型栽培作物の栽培方法。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載の栽培方法で栽培された追肥型栽培作物。
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2015
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