JP2017033040A - Plcプログラムの最適化機能を備えた制御装置及び機械学習器 - Google Patents
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Description
本発明では、プログラマブルコントローラを備えた制御装置に人工知能となる機械学習器を導入し、プログラマブルコントローラで実行されるシーケンスプログラム(ラダープログラム)に含まれる時間待ち処理の待ち時間を調整しながら加工動作を繰返すことで時間待ち処理の待ち時間を機械学習することにより、最適な待ち時間を設定できるようにする。また、機械動作のタイミングを合わせるための信号の待ち合わせ処理については、該待合せ処理を時間待ちの処理へと変更した上で時間待ち処理の待ち時間を機械学習することにより、最適な待ち時間を設定できるようにする。これにより、レスポンスの良い機械動作を達成する。
一般に、機械学習には教師あり学習や教師なし学習など、その目的や条件によって様々なアルゴリズムに分類されている。本発明ではプログラマブルコントローラにおける時間待ち処理の待ち時間の学習を目的としており、制御装置から取得される加工のサイクルタイムやシーケンス処理の論理異常データ、制御対象となる機械の誤動作などに基づいて各時間待ち処理の待ち時間に対してどのような行動(待ち時間の調整)をすることが正しいのかを明示的に示すことが困難であることを考慮して、報酬を与えるだけで機械学習器が目標到達のための行動を自動的に学習する強化学習のアルゴリズムを採用する。
そして、上記得られたマッピングに基づいて現在の状態や行動がどのくらい良いのかを示す関数である価値関数(評価関数)を用い、行動を繰り返す中で価値関数(評価関数)を更新していくことにより状態に対する最適な行動を学習していく。
以下では、機械学習器を導入した本発明の機械の制御装置について、具体的な実施形態に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施形態における人工知能となる機械学習器を導入した制御装置におけるシーケンスプログラムに含まれる時間待ち処理の待ち時間調整の機械学習に関するイメージを示す図である。なお、図2には本実施形態における機械学習の説明に必要な構成のみを示している。
図3は、本実施形態における環境を特定するための情報について説明する図である。本実施形態における制御装置2は、シーケンスプログラムが入力されるとプログラム解析部3が該シーケンスプログラムを解析して信号の待ち合わせ処理をしている接点(図3(a))を検出し、該検出された待ち合わせ処理をしている接点を時間待ち処理をするタイマ(図3(b))に変換する。そして、シーケンスプログラムに含まれる時間待ち処理の接点の待ち時間を環境を特定する状態データの1つとして用いる。
図4は、本実施形態の機械の機能ブロック図である。本実施形態の機械1は、ワークの加工において各軸を駆動するためのサーボモータなどの駆動部(図示せず)、該サーボモータを制御するサーボ制御部(図示せず)などの機械が標準的に備える構成と、該駆動部を制御する制御装置2、および機械学習を行う人工知能となる機械学習器20を備える。図4に示した構成を、図1に示した強化学習における要素と対比すると、機械学習器20がエージェントに対応し、機械1が備える駆動部や制御装置2などを含む全体が環境に対応する。
プログラマブルコントローラ4は、読み込んだシーケンスプログラムに基づいて機械1に対するシーケンス制御を行なう。また、プログラマブルコントローラ4に読み込まれたシーケンスプログラムにおける時間待ち処理をする接点に関する情報は、プログラマブルコントローラ4の外部から確認、および待ち時間の調整ができるようになっている。
報酬計算部24は、報酬条件設定部23で設定された条件に基づいて状態観測部21または状態データ記憶部22から入力された状態データを分析し、計算された報酬を待ち時間調整学習部25に出力する。
●[報酬1:シーケンスプログラムに含まれる待ち時間動作の待ち時間の短縮(プラス報酬,マイナス報酬)]
シーケンスプログラムに含まれる待ち時間動作の待ち時間が短縮された場合に、その度合いに応じてプラスの報酬を与える。報酬の算出においては、待ち時間が所定の基準値から見て短ければ短いほどプラス値が大きくなる報酬となるようにし、長ければ長いほどマイナス値が大きくなる報酬となるようにする。待ち時間の所定の基準値については、プログラム解析部3がシーケンスプログラムを変換する際に時間待ち処理の待ち時間として設定した初期待ち時間を基準とすればよい。
機械1による加工のサイクルタイムが短縮された場合に、その度合いに応じてプラスの報酬を与える。報酬の算出においてはサイクルタイムが所定の基準値から見て短ければ短いほどプラス値が大きくなる報酬となるようにし、長ければ長いほどマイナス値が大きくなる報酬となるようにする。サイクルタイムの所定の基準値については、機械1による加工が最初に開始された際の1回の加工に掛かった加工時間を基準とすればよい。
機械1による加工において、プログラマブルコントローラ4によりシーケンスプログラムの論理異常が検出された場合、その論理異常の重要度に応じてマイナス報酬を与える。論理異常の重要度は、予め報酬条件設定部23により設定するようにしておく。
機械1による加工において誤動作が検出された場合、その誤動作の重要度に応じてマイナス報酬を与える。誤動作の重要度は、予め報酬条件設定部23により設定するようにしておく。
更に、上記したεグリーディ法を採用し、所定の確率でランダムな行動を選択することで学習の進展を図るようにしてもよい。
なお、学習結果記憶部26に、他の機械学習器20や集中管理システム30が記憶している学習結果を入力して記憶させたり、学習結果記憶部26が記憶している学習結果を他の機械学習器20や集中管理システム30に対して出力したりすることも可能である。
また、学習が完了した機械学習器20(または、他の機械学習器20の完了した学習データを学習結果記憶部26に複写した機械学習器20)を他の機械1に取付けて、学習完了時の学習データをそのまま使用して繰り返し運転をするようにしてもよい。
更に、学習が完了した機械学習器20の学習機能を有効にしたままで他の機械1に取付けて、ワークの加工を続けることで、機械1毎に異なる個体差や経年変化などを更に学習させ、当該機械1にとってより良い時間待ち処理の待ち時間を学習しながら運転することも可能である。
このように複数の機械学習器20間でやり取りする際には、通信は集中管理システム30等のホストコンピュータを経由しても、直接機械学習器20同士が通信しても構わないし、クラウドを使用しても構わないが、大量のデータを取り扱う場合があるため、なるべく通信速度が速い通信手段が好ましい。
2 制御装置
3 プログラム解析部
4 プログラマブルコントローラ
20 機械学習器
21 状態観測部
22 状態データ記憶部
23 報酬条件設定部
24 報酬計算部
25 待ち時間調整学習部
26 学習結果記憶部
27 待ち時間出力部
30 集中管理システム
Claims (5)
- プログラマブルコントローラを備え、該プログラマブルコントローラに読み込まれたシーケンスプログラムに基づいて機械をシーケンス制御する制御装置において、
少なくとも前記機械による加工のサイクルタイムを入力として前記シーケンスプログラムに含まれる時間待ち処理における待ち時間の調整を機械学習する機械学習器を備え、
該機械学習器は機械学習の結果に基づいて、前記加工のサイクルタイムが短くなるように前記時間待ち処理における待ち時間を変更する、
ことを特徴とする制御装置。 - 前記シーケンスプログラム内を解析し、信号による待ち合わせ処理を検出して、該待ち合わせ処理を時間待ち処理へと変換するプログラム解析部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記機械学習器は、前記機械における加工のサイクルタイムが短縮された場合をプラスの報酬とし、前記機械における加工のサイクルタイムが伸びた場合をマイナスの報酬として機械学習する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。 - 前記機械学習器は、更に前記時間待ち処理の待ち時間の変更による前記シーケンスプログラムの論理の不一致、または前記時間待ち処理の待ち時間の変更による前記機械の誤動作を入力として機械学習を行い、
前記シーケンスプログラムの論理の不一致、または前記機械の誤動作が検出された場合をマイナスの報酬として機械学習する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。 - 機械のシーケンス制御に用いられるシーケンスプログラムにおける時間待ち処理の待ち時間の調整を機械学習した機械学習器であって、
前記待ち時間の調整の機械学習結果を記憶する学習結果記憶部と、
少なくとも前記機械による加工のサイクルタイムを含む状態データを取得する状態観測部と、
前記待ち時間の調整の機械学習結果と、前記状態観測部が取得した前記状態データと、に基づいて前記待ち時間の調整を行う待ち時間調整学習部と、
前記待ち時間調整学習部が調整した前記時間待ち処理の前記待ち時間を出力する待ち時間出力部と、
を備えたことを特徴とする機械学習器。
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