JP2017032553A - 磁気によって同期される回転アームを有する時計用調速機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気的に同期された回転アームを有する調速器を備え、また機械的脱同期防止デバイスを装備した腕時計、特に機械式腕時計を提供する。
【解決手段】剛性構造体110は、弾性復元手段120によって地板1に接続され、少なくとも1つの慣性アーム130を支承し、慣性アーム130は、慣性アーム130及び脱進機ホイールセット10の両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して脱進機ホイールセット10と協働して、脱進機ホイールセット10と共振器100との間の同期デバイスを形成する。偶発的なトルクの上昇時に、脱進機ホイールセット10が支承する機械式脱進機停止部材12を備える機械式脱同期防止機構と、慣性アーム130が支承する機械式慣性アーム停止部材132とによって、同期の損失から保護され、機械式脱同期防止機構及び機械式慣性アーム停止部材132は共に、このような場合に当接して停止した状態を維持するよう配設される。
【選択図】図1

Description

本発明は時計用調速機構に関し、この時計用調速機構は地板を備え、上記地板に対して少なくとも枢動運動で運動するよう設置され、また、脱進機の軸の周りで枢動して駆動トルクを受ける脱進機ホイールセットと、第1の弾性復元手段によって上記地板に接続される第1の剛性構造体を備える少なくとも第1の共振器とを備える。上記第1の剛性構造体は、第1の慣性アームを含む少なくとも1つの慣性アームを支承し、上記第1の慣性アームは、上記少なくとも1つの第1の慣性アーム及び上記脱進機ホイールセットの両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して上記脱進機ホイールセットと協働して、上記脱進機ホイールセットと上記少なくとも1つの第1の共振器との間の同期デバイスを形成するよう配設される。
本発明はまた、少なくとも1つのこのような調速機構を備える時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、このようなムーブメント又はこのような調速機構を備える時計にも関する。
本発明は、時計用調速機構、特に時計用脱進機機構の分野に関し、より具体的には、非接触脱進機の分野に関する。
現在知られている機械式腕時計ムーブメントは、この3世紀に亘る継続的な改良の結果である。スイスレバー脱進機は、衝撃に対する頑強性を特徴とする。即ち腕時計の状態は、単回の衝撃によっては殆ど影響を受けない。
しかしながら、このような脱進機の効率はあまり良好でない(約30%)。更にスイスレバー脱進機は、周波数が高い又は振幅が小さい共振器を使用できない。
従って、脱進機の効率を上昇させながら、また衝撃に対する頑強性を犠牲にせずに、高い品質係数、高い周波数及び/又は小さい振幅を有する共振器を使用するための方法が求められている。
本発明の分野に関する実施形態のうち、以下のものが知られている:
‐Cliffordが開発した音叉時計;
‐DeBethune(登録商標)が開発したResonique(登録商標)ムーブメント;
‐Bulova(登録商標)が開発したAccutron(登録商標)腕時計。
これらの実施形態はそれぞれ特定の利点をもたらすが、これらのムーブメントは同一の欠点を有する。即ちこれらは衝撃に対する耐性を有しない。即ち衝撃時に針が時刻を急速に進める。
Nivarox‐FAR SAによる特許文献1は、公称モーメント以下の慣性のモーメントを有する第1の枢軸の周りでの回転トルクを受けるガンギ車と、第2の実物の又は仮想的な枢動アーバ/枢軸の周りで枢動するよう設置された調速ホイールセットと一体の共振器とを備える、時計脱進機機構を開示しており、上記ガンギ車は、その周縁上に等間隔に離間した複数のアクチュエータを備え、上記複数のアクチュエータはそれぞれ、上記調速ホイールセットの少なくとも第1のトラックと直接協働するよう配設される。この時計脱進機機構は:各上記アクチュエータが、バリアを形成する第1の磁気又は静電気停止手段を含み、上記第1の磁気又は静電気停止手段が、帯磁若しくは帯電した、又は強磁性若しくは静電気伝導性の、上記第1のトラックと協働して、上記第1のトラックに対して、上記公称モーメントを超えるモーメントを有するトルクを印加するよう配設されることを特徴とし;また更に、各上記アクチュエータが、移動終端停止部材を形成するよう配設された第2の停止手段も備え、上記第2の停止手段が、上記調速ホイールセットが少なくとも第1の相補的停止表面を備える自動脱進機機構を形成するよう配設されることを特徴とする。
The Swatch Group Research & Development Ltdによる特許文献2は、共振器と、それぞれトルクを受ける2つの脱進機ホイールセットとの間に停止部材を備える、時計脱進機機構を開示している。この時計脱進機機構は:各上記脱進機ホイールセットが少なくとも1つの帯磁した若しくは強磁性の、又は帯電した若しくは静電気伝導性のトラックを備え、上記トラックは上記トラックの磁気又は静電気特性が反復する移動区間を有し、上記停止部材が少なくとも1つの帯磁した若しくは強磁性の、又は帯電した若しくは静電気伝導性の極片を含み、上記極片が、上記トラックの表面上の少なくとも1つの要素の移動の方向に対して横断方向に可動であり、少なくとも上記極片又は上記トラックが、上記少なくとも1つの極片と上記少なくとも1つの表面との間の空隙に、磁場又は静電場を生成することを特徴とし;また更に、上記極片が、上記共振器の周期的作用によって制御される上記停止部材の各横断運動の直前に、上記トラック上の磁気又は静電気バリアに対面することを特徴とし;また、第1のトルクを受ける上記第1の脱進機ホイールセット及び第2のトルクを受ける上記第2の脱進機ホイールセットがそれぞれ、上記停止部材と交互に協働できるよう配設されること、並びに上記第1の脱進機ホイールセット及び上記第2の脱進機ホイールセットが別個の軸の周りで枢動し、直接の運動学的接続によって互いに接続されることを特徴とする。
HAYDON ARTHURによる特許文献3は、磁性ガンギ車を含む、全体として磁性を有する脱進機について記載しており、上記磁性ガンギ車では、上記ガンギ車が半区間に亘って回転する際に、エネルギが最小値から最大値まで連続的かつ漸進的に変化し、次の半区間に亘って上記エネルギが最小値へと戻る。換言すると、ガンギ車上の磁力は最小(負)値と最大(正)値との間で、ある角度区間に亘って漸進的に変化する。
欧州特許第2889704A2号 国際公開第2015/096979A2号 米国特許出願第3183426A号
本発明は、磁気的に同期された回転アームを有する調速器を備え、また機械的脱同期防止デバイスを装備した、腕時計、特に機械式腕時計を開発することによって、従来技術の上記欠点を改善することを提案する。
この目的のために、本発明は、請求項1に記載の調速機構に関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのような調速機構を備える時計ムーブメントにも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのようなムーブメントを含む時計にも関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図1は、本発明による調速機構の概略平面図である。上記調速機構は、仮想枢軸を画定する2つの可撓性ストリップから懸架されたアームを備える単一の共振器を有し、上記アームはこの仮想枢軸の周りで枢動する。アームの遠位端は磁性極片を備え、これはガンギ車の外周に備えられた他の磁性極片と周期的に協働する。この調速機構は本発明による脱同期防止機構を備え、上記脱同期防止機構は、上記アームの遠位端上及びガンギ車上の両方に構成部品を備える。 図2は、1つのみの可撓性ストリップによってアームがムーブメントの地板に取り付けられた、図1と同様の組立体である。 図3は、位相対立状態で動作する可撓性ストリップ上の2つの共振器を備える、本発明による共振器の平面図である。 図4は、調速器がルポートタイプのピンホイール脱進機機構を構成する変形例の部分平面図である。 図5は、図3の調速機構の、ある角度からの斜視図である。 図6は、図3の調速機構の、図5とは異なる角度からの斜視図である。 図7は、上記共振器の回転アームを対向した状態のままとする機械的接続の簡略図である。 図8は、上記共振器の回転アームを対向した状態のままとする機械的接続の簡略図である。 図9は、上記共振器の回転アームを対向した状態のままとする機械的接続の簡略図である。 図10は、2つの共振器を有する本発明による機構を有するムーブメントを備える腕時計を示すブロック図である。
本発明は、脱進機の効率を上昇させながら、また衝撃に対する頑強性を犠牲にせずに、高い品質係数、高い周波数及び/又は小さい振幅を有する共振器を備える、機械式調速機構を開発することを提案する。
この調速機構は、少なくとも1つの磁気的に又は静電気的に同期された発振子に基づくものである。本発明を、磁気に関する場合についてより具体的に説明する。当業者は、磁性動機相互作用要素についてより詳細に説明し、かつ静電気に関する変形例にも関する、同一出願人による他の出願を参照でき、これらの出願は参照により本出願に援用される:
‐欧州特許出願第14182532.3号
‐欧州特許出願第13199428.7号
‐欧州特許出願第14176816.8号
‐欧州特許出願第14199040.8号
‐欧州特許出願第14199039.0号
‐欧州特許出願第PCT/EP 2014/079036号
‐欧州特許出願第14186261.5号
‐欧州特許出願第14184155.1号
‐欧州特許出願第13199427.9号。
従って本発明は時計用調速器200に関し、この時計用調速器200は地板1を備え、地板1に対して少なくとも枢動運動で運動するよう設置され、また、脱進機ホイールセット10と、少なくとも1つの第1の共振器100とを備える。
脱進機ホイールセット10はここではガンギ車によって図示されているが、これに限定されない。これは脱進機の軸D0の周りで枢動し、香箱又は同様の要素といったアキュムレータから駆動トルクを受ける。
少なくとも第1の共振器100は、第1の弾性復元手段120によって地板1に接続される第1の剛性構造体110を備える。この第1の剛性構造体110は、少なくとも1つの慣性アーム130又は140を支承する。第1の剛性構造体110はまた、アーム111の端部において、慣性を保持する慣性錘112と、釣り合い調整ねじ113とを支承する。
図1は第1の慣性アーム130を示し、この第1の慣性アーム130は、少なくとも1つの第1の慣性アーム130及び脱進機ホイールセット10の両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して脱進機ホイールセット10と協働して、脱進機ホイールセット10と少なくとも1つの第1の共振器100との間の同期デバイスを形成するよう配設される。このアーム130は、レバー115が支承する遠位端軸受極片を備える。
本発明によると、同期デバイスは、トルクが偶発的に上昇した場合に、脱進機ホイールセット10が支承する機械式脱進機停止部材12を備える機械式脱同期防止機構によって、及び少なくとも1つの第1の慣性アーム130が支承する少なくとも1つの機械式慣性アーム停止部材132によって、同期の損失から保護され、上記機械式脱同期防止機構及び機械式慣性アーム停止部材132は共に、偶発的なトルク上昇時に当接して停止した状態を維持するよう配設される。
より具体的には、本発明によると、少なくとも1つの第1の慣性アーム130は、第1の仮想軸D1の周りで枢動する。そして慣性アーム130が備える上記慣性アーム停止部材132はそれぞれ、第1の仮想軸D1の周りでの慣性アーム130の回転発振移動に対して略接線方向に延在する。
より具体的には、図1の変形例において、第1の仮想軸D1は、第1の弾性復元手段120が備える可撓性ストリップ121、122の、地板1の平面への投影図における交点に配置される。
図2の変形例では、第1の仮想軸D1は、第1の弾性復元手段120を形成する単一の可撓性ストリップ125の静止位置に配置される。
図示されている特定の非限定的変形例では、少なくとも1つの第1の慣性アーム130が備える帯磁及び/又は帯電トラックは、少なくとも1つの第1の慣性アーム極片131Aと第2の慣性アーム極片131Bとを交互に備え、これらは、第1の仮想軸D1を始点とする径方向ラインRの両側かつ径方向ラインRに垂直な共通垂線(T)の両側に延在する。
より具体的には、図1、2に示す変形例では、脱進機ホイールセット10が備える少なくとも1つの帯磁及び/又は帯電トラックは、脱進機の軸D0に対して同一のピッチ角αで交互になった脱進機極片11及び機械式脱進機停止部材12を含む。
より詳細には、これらの変形例において、径方向ラインRに沿って連続する第1の慣性アーム極片131A及び第2の慣性アーム極片131Bが形成する群の、径方向ラインR上での全寸法は、ピッチ角αの径方向ラインRへの投影である直線状ピッチPに略等しい。上記群に対応する機械式慣性アーム停止部材132間の径方向ラインRに沿った距離は、直線状ピッチPの半分に略等しい。
図3、5、6に示す有利な変形例では、第1の剛性構造体110はまた、第2の共振器150が備える少なくとも1つの第2の慣性アーム140を支承する。この第2の慣性アーム140は第2の仮想軸D2の周りで枢動し、第1の慣性アーム130と同様に、第2の慣性アーム140及び脱進機ホイールセット10の両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して脱進機ホイールセット10と協働するよう配設される。従って、第1の共振器100及び第2の共振器150によって形成される組立体は、音叉を形成する。
より具体的には、機械式脱同期防止機構は、第2の慣性アーム140が支承する少なくとも1つの第2の機械式慣性アーム停止部材142を備える。しかしながらこの機構は、第1のアーム130の単一の第1の停止部材と共に動作してよい。
より具体的には、図示したように、第1の慣性アーム130、第2の慣性アーム140はそれぞれ、少なくとも1つの可撓性ストリップ135又は145のための締結具133又は143を含み、可撓性ストリップ135又は145はその他端において、同一の接続部品20で形成された第1の剛性構造体110に取り付けられ、この第1の剛性構造体110は、ちょうど地板への剛性取り付け地点に、ここでは細首部分を用いたタイプの屈曲領域21を備え、終端部材2において地板1に固定される。
第1の慣性アーム130及び第2の慣性アーム140は、互いに対する位相対立状態で振動するよう配設される。品質係数が最高となるのはこのような構成においてである。
図3、5、6の変形例では、第1の慣性アーム130及び第2の慣性アーム140は、脱進機ホイールセット10の両側に配設され、それぞれ慣性アーム極片131、141と、機械式慣性アーム停止部材132、142とで形成された少なくとも1つのペアを含み、上記ペアは、脱進機ホイールセット10のトラックと交互に協働するよう配設される。
より具体的には、脱進機ホイールセット10が備える少なくとも1つの帯磁及び/又は帯電トラックは、同一のピッチ角αで交互になった脱進機極片11及び機械式脱進機停止部材12を備え、また各ペアにおいて、脱進機の軸D0に対して垂直な同一の平面に対する投影図における、慣性アーム極片131、141と機械式慣性アーム停止部材132、142との間の角度距離は、ピッチ角αの半分に等しい。
より具体的には、図示したように、第1の慣性アーム130及び第2の慣性アーム140、並びに可撓性ストリップ135、145は、互いに対して略平行、かつ接続部品20の方向に対して垂直な方向に延在する。
特定の有利な様式では、各慣性アーム130、140は、脱進機ホイールセット10を周期的に停止させることなく、脱進機ホイールセット10と連続的に協働するよう配設される。
図4に示すように、ある特定の変形例では、調速機構200は、ルポートタイプのピンホイール脱進機機構を形成し、ここでは脱進機ホイールセット10は、脱進機ホイールセット10が備える各脱進機極片11の近傍の機械式脱進機停止部材12を形成するハーフピンを備え、また少なくとも1つの第1の慣性アーム130は、コンパスの第1のアームの内側表面である機械式慣性アーム停止部材132Aと、コンパスの第2のアームの外側表面である次のステップに対応する別の機械式慣性アーム停止部材132Bとを備える。第1のコンパスアームの内側表面と、上記第2のコンパスアームの外側表面とは、ハーフピンの半径より大きな幅の空間で隔てられている。
ある変形例では、機械式停止部材の系は共面であり、歯付きホイールと径方向に協働するよう配設された少なくとも1つのフィンガを備える。
ある特定の、振幅が小さい実施形態では、各慣性アーム130、140の角度振幅は20°未満である。
より具体的には、音叉の慣性アーム130、140のうちの少なくとも1つは、2つの磁性爪石を支承する。
より具体的には、音叉の2つの慣性アーム130、140はそれぞれ、少なくとも1つの磁性爪石を支承する。
より具体的には、音叉の慣性アーム130、140のうちの少なくとも1つは、2つの機械式脱同期防止爪石を支承する。
より具体的には、音叉の2つの慣性アーム130、140はそれぞれ、少なくとも1つの機械式脱同期防止爪石を支承する。
非限定的な変形例を示す図7〜9に見られるように、より具体的には、調速機構200は少なくとも2つの回転慣性アーム130、140を備え、一方に対する他方の位相差は、機械式リンクによって制御される。
図7は、ピン/スロット機構を備える機械式位相差制御リンクを示し、ピン31は2つの慣性アーム130、140のうちの一方のアーム130と一体であり、2つの慣性アーム130、140のうちのもう一方のアーム140と一体のブラケット状要素33のスロット32内で摺動する。
図8は、慣性アーム130、140の対称な運動を同期させるよう配設された少なくとも1つの歯車セクタ34、35を備える変形例を示し、2つの慣性アーム130、140のうちの一方のアーム130と一体の第1の歯付きセクタ34は、2つの慣性アーム130、140のうちのもう一方のアーム140と一体の第2の歯付きセクタ35と恒常的に噛合する。
図9は、2つの慣性アーム130、140の対向する端部を交差接合する可撓性ストリップ36、37を備える可撓性機械式リンクを示す。
より具体的には、2つの音叉アームの接続部品20は、粘弾性又はポリウレタン構成部品によって地板1に接続され、上記粘弾性又はポリウレタン構成部品は、慣性アーム130、140が略同期した運動を行う際に、音叉の一時的な「ウィンドスクリーンワイパー(windscreen wiper)」モードにより、支持体上への反力を放散させるよう配設される。
別の変形例では、2つの音叉アームの接続部品20は、摩擦機構によって地板1に接続され、上記摩擦機構は、中立又は静止位置への弾性復元のための手段に連結され、また慣性アーム130、140が略同期した運動を行う際に、音叉の一時的な「ウィンドスクリーンワイパー(windscreen wiper)」モードにより、支持体上への反力を放散させるよう配設される。
有利には、機械式脱同期防止機構の少なくとも1つの構成部品は、リバウンドを回避するために、衝撃吸収材料で作製される。
図3に見られるように、ある特定の変形例では、上記機械式脱同期防止機構の少なくとも1つの構成部品は、慣性アーム130、140と一体の薄型爪石であり、上記薄型爪石は、上記薄型爪石を支承する慣性アーム130、140の実物の又は仮想的な枢動アーバ/枢軸と略同心の円の弧上にある。
ある特定の変形例では、機械式脱同期防止機構は、停止位置において脱進機ホイールセット10のピンと協働するよう配設された、慣性アーム130、140の爪石で形成された少なくとも1つのセットを備える。脱同期防止機構の爪石及びピンは、脱進機ホイールセット10を枢動させた場合に、少なくとも1つの第1の共振器100をその平衡位置に維持したまま、互いを妨害するように配設される。
ある特定の有利な様式では、第1の弾性復元手段120は、周波数変動の熱補償のための、酸化ケイ素製の少なくとも1つの可撓性ストリップを備える。
最も容易に実装できる特定の変形例では、同期は磁気的なものである。
ある特定の有利な用途では、調速機構200は、調速及び脱進機機構を形成する。
本発明はまた、少なくとも1つのこのような調速機構200を含む時計ムーブメント300にも関する。
本発明はまた、このようなムーブメント300又は少なくとも1つのこのような調速機構200を備える、時計400にも関する。
本発明の利点は、本発明により、磁気同期系の主たる欠点、即ちトルクが高い場合の同期の損失を排除しながら、磁気同期系が提供する高い効率(90%超)を享受できるようになることである。従って、効率性能を損なうことなく、信頼性が改善される。
この解決策によって提供される、トルクが過剰な場合の保護は、安価であり、また磁気又は同様の脱進機と容易に併用できる。
1 地板
2 終端部材
10 脱進機ホイールセット
11 脱進機極片
12 機械式脱進機停止部材
20 接続部品
31 ピン
32 スロット
33 ブラケット状要素
34 歯車セクタ、第1の歯付きセクタ
35 歯車セクタ、第2の歯付きセクタ
36 可撓性ストリップ
37 可撓性ストリップ
100 第1の共振器
110 第1の剛性構造体
120 第1の弾性復元手段
121 可撓性ストリップ
122 可撓性ストリップ
125 単一の可撓性ストリップ
130 慣性アーム、第1の慣性アーム
131 慣性アーム極片
131A 第1の慣性アーム極片
131B 第2の慣性アーム極片
132 機械式慣性アーム停止部材
133 締結具
135 可撓性ストリップ
140 慣性アーム、第2の慣性アーム
141 慣性アーム極片
142 第2の機械式アーム停止部材
143 締結具
145 可撓性ストリップ
150 第2の共振器
200 時計用調速機構
300 時計ムーブメント
400 時計
D0 脱進機の軸
D1 仮想枢軸、第1の仮想軸
D2 第2の仮想軸
P 直線状ピッチ
R 径方向ライン
T 共通垂線
α ピッチ角

Claims (33)

  1. 時計用調速機構(200)であって、
    前記時計用調速機構(200)は地板(1)を備え、前記地板(1)に対して少なくとも枢動運動で運動するよう設置され、また、脱進機の軸(D0)の周りで枢動して駆動トルクを受ける脱進機ホイールセット(10)と、第1の弾性復元手段(120)によって前記地板(1)に接続される第1の剛性構造体(110)を備える少なくとも第1の共振器(100)とを備え、
    前記第1の剛性構造体(110)は、第1の慣性アーム(130)を含む少なくとも1つの慣性アーム(130;140)を支承し、前記第1の慣性アーム(130)は、前記少なくとも1つの第1の慣性アーム(130)及び前記脱進機ホイールセット(10)の両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して前記脱進機ホイールセット(10)と協働して、前記脱進機ホイールセット(10)と前記少なくとも1つの第1の共振器(100)との間の同期デバイスを形成するよう配設される、時計用調速機構(200)において、
    前記時計用調速機構(200)は:
    前記同期デバイスは、トルクが偶発的に上昇した場合に、前記脱進機ホイールセット(10)が支承する機械式脱進機停止部材(12)を備える機械式脱同期防止機構によって、及び前記少なくとも1つの第1の慣性アーム(130)が支承する少なくとも1つの機械式慣性アーム停止部材(132)によって、同期の損失から保護され、前記機械式脱同期防止機構及び前記機械式慣性アーム停止部材(132)は共に、偶発的なトルク上昇時に当接して停止した状態を維持するよう配設されることを特徴とし;
    前記少なくとも1つの第1の慣性アーム(130)は、仮想枢軸(D1)の周りで枢動すること;及び
    前記慣性アーム(130)が備える前記慣性アーム停止部材(132)はそれぞれ、前記第1の仮想軸(D1)の周りでの前記慣性アーム(130)の枢動発振移動に対して略接線方向に延在すること
    を特徴とし;並びに
    前記第1の仮想軸(D1)は、前記第1の弾性復元手段(120)が備える可撓性ストリップ(121;122)の、前記地板(1)の平面への投影図における交点に配置されることを特徴とする、時計用調速機構(200)。
  2. 前記第1の仮想軸(D1)は、前記第1の弾性復元手段(120)を形成する単一の可撓性ストリップ(125)の静止位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  3. 前記少なくとも1つの第1の慣性アーム(130)が備える前記帯磁及び/又は帯電トラックは、少なくとも1つの第1の慣性アーム極片(131A)と第2の慣性アーム極片(131B)とを備え、これらは、前記第1の仮想軸(D1)を始点とする径方向ライン(R)の両側かつ前記径方向ライン(R)に垂直な共通垂線(T)の両側に延在することを特徴とする、請求項1又は2に記載の調速機構(200)。
  4. 前記脱進機ホイールセット(10)が備える少なくとも1つの前記帯磁及び/又は帯電トラックは、前記脱進機の軸(D0)に対して同一のピッチ角(α)で交互になった脱進機極片(11)及び前記機械式脱進機停止部材(12)を含むことを特徴とする、請求項3に記載の調速機構(200)。
  5. 前記径方向ライン(R)上の連続する第前記1の慣性アーム極片(131A)及び前記第2の慣性アーム極片(131B)が形成する群の、前記径方向ライン(R)上での全寸法は、前記ピッチ角(α)の前記径方向ライン(R)への投影である直線状ピッチ(P)に略等しいこと;並びに
    前記群に対応する前記機械式慣性アーム停止部材(132)間の、前記径方向ライン(R)上での距離は、前記直線状ピッチ(P)の半分に略等しいこと
    を特徴とする、請求項3又は4に記載の調速機構(200)。
  6. 前記第1の剛性構造体(110)はまた、第2の共振器(150)が備える少なくとも1つの第2の慣性アーム(140)を支承し、
    前記第2の慣性アーム(140)は第2の仮想軸(D2)の周りで枢動し、前記第1の慣性アーム(130)と同様に、前記少なくとも1つの第2の慣性アーム(140)及び前記脱進機ホイールセット(10)の両方が備える帯磁及び/又は帯電トラックを介して前記脱進機ホイールセット(10)と協働して、前記第1の共振器(100)と前記第2の共振器(150)との間の同期デバイスを形成し、
    前記同期デバイスは、音叉を形成する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  7. 前記機械式脱同期防止機構は、前記第2の慣性アーム(140)が支承する少なくとも1つの第2の機械式慣性アーム停止部材(142)を備えることを特徴とする、請求項6に記載の調速機構(200)。
  8. 前記第1の慣性アーム(130)及び前記第2の慣性アーム(140)はそれぞれ、少なくとも1つの可撓性ストリップ(135;145)のための締結具(133;143)を含み、
    前記可撓性ストリップ(135;145)は他端において、同一の接続部品(20)で形成された前記第1の剛性構造体(110)に取り付けられ、前記第1の剛性構造体(110)は屈曲領域(21)を備え、終端部材(2)において前記地板(1)に固定される
    ことを特徴とする、請求項6又は7に記載の調速機構(200)。
  9. 前記第1の慣性アーム(130)及び前記第2の慣性アーム(140)は、互いに対する位相対立状態で振動するよう配設されることを特徴とする、請求項6又は8に記載の調速機構(200)。
  10. 前記第1の慣性アーム(130)及び前記第2の慣性アーム(140)は、前記脱進機ホイールセット(10)の両側に配設され、それぞれ慣性アーム極片(131;141)と、前記機械式慣性アーム停止部材(132;142)とで形成された少なくとも1つのペアを含み、前記ペアは、前記脱進機ホイールセット(10)の前記トラックと交互に協働するよう配設されることを特徴とする、請求項6に記載の調速機構(200)。
  11. 前記脱進機ホイールセット(10)が備える少なくとも1つの前記帯磁及び/又は帯電トラックは、同一の前記ピッチ角(α)で交互になった前記脱進機極片(11)及び前記機械式脱進機停止部材(12)を備えること;並びに
    各前記ペアにおいて、前記脱進機の軸(D0)に対して垂直な同一の平面に対する投影図における、前記慣性アーム極片(131;141)と前記機械式慣性アーム停止部材(132;142)との間の角度距離は、前記ピッチ角(α)の半分に等しいこと
    を特徴とする、請求項10に記載の調速機構(200)。
  12. 前記第1の慣性アーム(130)及び前記第2の慣性アーム(140)、並びに前記可撓性ストリップ(135;145)は、互いに対して略平行、かつ前記接続部品(20)の方向に対して垂直な方向に延在することを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  13. 各前記慣性アーム(130;140)は、前記脱進機ホイールセット(10)を周期的に停止させることなく、前記脱進機ホイールセット(10)と連続的に協働するよう配設されることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  14. 前記調速機構(200)は、ルポートタイプのピンホイール脱進機機構を形成し、
    前記脱進機ホイールセット(10)は、前記脱進機ホイールセット(10)が備える各前記脱進機極片(11)の近傍の前記機械式脱進機停止部材(12)を形成するハーフピンを備え、
    前記少なくとも1つの第1の慣性アーム(130)は、コンパスの第1のアームの内側表面である前記機械式慣性アーム停止部材(132A)と、前記コンパスの第2のアームの外側表面である次のステップに対応する別の機械式慣性アーム停止部材(132B)とを備え、
    前記第1のコンパスアームの前記内側表面と、前記第2のコンパスアームの前記外側表面とは、前記ハーフピンの半径より大きな幅の空間で隔てられている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  15. 前記機械式停止部材の系は共面であり、歯付きホイールと径方向に協働するよう配設された少なくとも1つのフィンガを備えることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  16. 各前記慣性アーム(130;140)の角度振幅は20°未満であることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  17. 前記音叉の前記慣性アーム(130;140)のうちの少なくとも1つは、2つの磁性爪石を支承することを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  18. 前記音叉の2つの前記慣性アーム(130;140)はそれぞれ、少なくとも1つの前記磁性爪石を支承することを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  19. 前記音叉の前記慣性アーム(130;140)のうちの少なくとも1つは、2つの機械式脱同期防止爪石を支承することを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  20. 前記音叉の2つの前記慣性アーム(130;140)はそれぞれ、少なくとも1つの前記機械式脱同期防止爪石を支承することを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  21. 前記調速機構(200)は少なくとも2つの前記回転慣性アーム(130;140)を備え、前記2つの回転慣性アーム(130;140)の互いに対する位相差は、機械式リンクによって制御されることを特徴とする、請求項6に記載の調速機構(200)。
  22. 前記機械式位相差制御リンクはピン/スロット機構を備え、
    ピン(31)は2つの前記慣性アーム(130;140)のうちの一方と一体であり、2つの前記慣性アーム(130;140)のうちのもう一方と一体のブラケット状要素(33)のスロット(32)内で摺動する
    ことを特徴とする、請求項21に記載の調速機構(200)。
  23. 前記機械式位相差制御リンクは、前記慣性アーム(130;140)の対称な運動を同期させるよう配設された少なくとも1つの歯車セクタ(34;35)を備え、
    2つの前記慣性アーム(130;140)のうちの一方(130)と一体の第1の歯付きセクタ(34)は、2つの前記慣性アーム(130;140)のうちのもう一方(140)と一体の第2の歯付きセクタ(35)と恒常的に噛合する
    ことを特徴とする、請求項21に記載の調速機構(200)。
  24. 前記機械式位相差制御リンクは、2つの前記慣性アーム(130;140)の対向する端部を交差接合する可撓性ストリップ(36、37)を備える可撓性機械式リンクであることを特徴とする、請求項21に記載の調速機構(200)。
  25. 前記2つの音叉アームの前記接続部品(20)は、粘弾性又はポリウレタン構成部品によって前記地板(1)に接続され、前記粘弾性又はポリウレタン構成部品は、前記慣性アーム(130;140)が略同期した運動を行う際に、前記音叉のいずれの一時的な「ウィンドスクリーンワイパー(windscreen wiper)」モードにより、前記支持体上への反力を放散させるよう配設されることを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  26. 前記2つの音叉アームの前記接続部品(20)は、摩擦機構によって前記地板(1)に接続され、前記摩擦機構は、中立位置への弾性復元のための手段に連結され、また前記慣性アーム(130;140)が略同期した運動を行う際に、前記音叉のいずれの一時的な「ウィンドスクリーンワイパー」モードにより、前記支持体上への反力を放散させるよう配設されることを特徴とする、請求項8に記載の調速機構(200)。
  27. 前記機械式脱同期防止機構の少なくとも1つの構成部品は、リバウンドを防止するために、衝撃吸収材料で作製されることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  28. 前記機械式脱同期防止機構は、停止位置において前記脱進機ホイールセット(10)のピンと協働するよう配設された、前記慣性アーム(130;140)の爪石で形成されたセットを備えること;並びに
    前記脱同期防止機構の前記爪石及び前記ピンは、前記脱進機ホイールセット(10)を枢動させた場合に、前記少なくとも1つの第1の共振器(100)をその平衡位置に維持したまま、互いを妨害するように配設されること
    を特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  29. 前記第1の弾性復元手段(120)は、周波数変動の熱補償のための、少なくとも1つの可撓性酸化ケイ素ストリップを備えることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  30. 前記同期は磁気的なものであることを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  31. 前記機構は、調速及び脱進機機構を形成することを特徴とする、請求項1に記載の調速機構(200)。
  32. 少なくとも1つの請求項1に記載の調速機構(200)を含む、時計ムーブメント(300)。
  33. 少なくとも1つの請求項1に記載の調速機構(200)を含む、及び/又は少なくとも1つの請求項1に記載の前記調速機構(200)を備えるムーブメント(300)を備える、時計(400)。
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