JP2017028711A - 画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法 - Google Patents

画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法において、画像編集するときに、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にでき、画像の編集操作を容易にすることができる画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法を提供する。
【解決手段】表示パネル(132)と、操作ユニット側制御部(131)とを具備する操作ユニット(120)を備える画像形成装置(100)において、表示パネル(132)は、画像を表示するプレビュー領域と、画像に対して設定される各機能を選択するための機能選択メニューを表示する機能選択領域とを含み、操作ユニット側制御部(131)は、プレビュー領域と機能選択領域の表示領域を設定して表示するとともに、複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、プレビュー領域と機能選択領域の大きさを変更することを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置や、その画像形成装置に設けられる画像表示操作装置に係り、特に、入力された画像データに基づいて出力される画像のプレビューを表示することにより、ユーザが画像の状態を確認したり、画像を編集したりする機能を備える画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法に関する。
最近の複写機は、デジタル複合機の特徴を提案すべく方法のひとつとして多彩な複写処理機能を搭載した製品として商品化されている。
例えば、デジタル複合機の一例として、画像データを追加入力する機能を有する入力手段と、前記入力手段により入力された画像データに基づいて画像出力を行なう出力手段とを備え、前記出力手段により出力される画像をプレビュー表示させて画像データを編集する機能を備える画像形成装置が知られている。このような画像形成装置によれば、ジョブの実行前に出力される画像の編集を簡単に行なうことができる。
そして、このような画像形成装置における操作パネルとして、最近では、タッチパネルディスプレイが多く用いられている。タッチパネルディスプレイは、液晶パネル(表示パネル)と、液晶パネル上に積層されたタッチパネルとを備えて構成されている。
通常、タッチパネルディスプレイには、画像形成装置における動作モードを選択するための項目(ソフトウェアボタン)が表示される。ユーザは、タッチパネルディスプレイ上に表示された項目の中から所望の項目の位置を押圧する。ユーザからは、自分がソフトウェアボタンを押圧したように感じられる。ユーザによりどの位置が押されたかに関する情報がタッチパネルから画像形成装置を制御するコンピュータに送られ、その押された位置に応じてどのような動作を行なうかがコンピュータ上で実行されるプログラムにより決定される。
タッチパネルディスプレイは、表示機能と操作機能とをともに提供できる。表示部と操作部とを別々に備えたものより設置面積が少ない点、多彩な表示ができる点、及び多彩な機能を提供できる点で優れている。
また、近年のタッチパネルディスプレイは、ユーザがタッチパネルディスプレイ表面に接触した指を動かした軌跡を認識する機能が実現されている。この機能により、ユーザはタッチパネルディスプレイ上で指を動かすことで、その動きに感覚的に合致した適切な動作を指示できる。こうした動作により電子機器を操作することを本明細書では「ジェスチャー操作」と呼ぶ。ジェスチャー操作には以下のようなものがある。
スキャン機能で読込んだ画像のプレビューをタッチパネルディスプレイに表示している場合、以下のような操作が可能である。
(1)タッチパネルディスプレイにおいて、操作の対象となる画像が表示された位置を、指で軽く2回叩く。こうした操作を「ダブルタップ」と呼ぶ。画像がダブルタップされた時には、その画像を拡大して表示したり、縮小して表示したり、その画像の編集をするモードに移行したりすることが考えられる。
(2)操作の対象となる画像の上で(画像にタッチした状態で)、2本の指を互いの間隔が大きくなるように動かす。こうした操作を「ピンチアウト」または「ピンチオープン」と呼ぶ。画像上でピンチアウトまたはピンチオープンがされたときには、その画像を指の動きに合わせて拡大して表示することが考えられる。
(3)操作の対象となる画像の上で、2本の指を互いの間隔が小さくなるように動かす。こうした操作を「ピンチイン」または「ピンチクローズ」と呼ぶ。画像の上でピンチインまたはピンチクローズがされたときには、その画像を指の動きに合わせて縮小表示することが考えられる。
これら以外にも、操作の対象となる画像が表示された位置を指で軽く叩くタップ、表示された画像を指でずらすドラッグ、表示された画像を指で軽くはらうフリック、表示された画像を2本の指でつまむピンチ等もジェスチャー操作の一例である。
なお、タップおよびダブルタップについては、タッチパネルディスプレイに対するユーザの操作軌跡を検出するものではなく、厳密にはジェスチャーということはできないかもしれない。しかし、ここでは、タップおよびダブルタップも含めて、画像に対する上記した操作をジェスチャー操作と呼ぶ。
本明細書においては、タッチパネルディスプレイに対する操作であって、上記したジェスチャー操作以外の操作を「タッチ操作」と呼ぶ。
タッチ操作とは、画像に対する直接的な操作ではなく、一般的に、ハードウェアキーの代替物としての機能を実現するための操作のことをいう。典型的には、タッチパネルディスプレイ上に表示されたソフトウェアボタン(一般的にはユーザインターフェイス部品)の表示位置と、タッチパネルディスプレイに対するユーザの操作位置とに基づいて、ユーザの要求を検出する操作のことをいう。
このようなタッチパネルディスプレイを操作パネルとして持つ複合機においては、画像に対する様々な仕上げ処理の設定を操作パネル上で行なうことが可能となる。仕上げ処理は、余白サイズなどの各種画像処理に関する設定、スタンプ押印処理、ステープル処理またはパンチ孔あけ処理等を含む。
しかしながら、従来の複合機では、仕上げ処理を行なうと実際の印刷が失敗する場合があった。例えば、パンチ孔をあける仕上がり処理を設定して実際に印刷してみると、パンチ孔の位置と出力画像とが重なったミスコピーとなることがある。その結果、消耗品(トナーおよび記録用紙)が無駄になる。
そこで、画像形成装置におけるコピーの動作モードの基本画面において、画像のプレビュー表示を可能にする技術が提案されている(特許文献1を参照)。
この画像形成装置によると、操作表示部の画面は大きく3つに分割される。
操作表示部の両側の領域には、画像形成時の条件を設定したり、仕上がり条件を設定したりするためのソフトウェアボタンが配置される。中央には、原稿のプレビュー画像が配置される。
この画像形成装置におけるプレビュー画像の表示態様には複数種類がある。
1番目の表示態様は、所定枚数(例えば、5枚)の画像を横に配列するものである。この場合、操作表示部の中央に配置される画像は他のものより大きく表示される。
2番目の表示態様は、読込まれる複数の原稿のうちの奇数ページと偶数ページの画像を見開き状態で表示する表示方法である。操作表示部に表示される画像のページ数が多数あるときは、これら見開きのページが本(冊子)のように積み重ねられて表示される。
3番目は、複数の原稿画像をマトリクス状に配列して表示する方法である。原稿画像が画面に表示しきれないときには、画面をスクロールすることで全てを確認することができる。
以上のように、特許文献1に記載の技術によれば、プレビュー表示を有効に利用することにより、原稿の仕上がり状態を確認でき、仕上がり処理の設定ミスやコピーの失敗等を減少させることができる。
特開2008−203439号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、以下に示す問題がある。
すなわち、複数ページをプレビュー表示する場合、複数ページのうち特定されたページを別の位置に移動しようとするときに、それらのページを含む一連のページをプレビュー領域に表示する必要があるが、特許文献1に記載の技術では、1ページや見開きページでプレビュー表示しているときに、特定したページを別の位置に移動させようとすると、特定したページの前後関係が解らないため、操作ができなかったり、操作し難くなったりするという問題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、画像表示操作装置、及び、画像形成装置において、画像編集するときに、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にでき、画像の編集操作を容易にすることができる画像表示操作装置、画像形成装置及び画像表示操作方法を提供することを目的とする。
本発明の第1要旨は、複数の表示モードを有する画像表示操作装置において、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部と、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域との領域の大きさを設定する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更することを特徴とする。
本発明の第2要旨は、第1要旨に記載の画像表示操作装置において、変更される前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさの変更は、前記表示部の長手方向に沿って長さが変更されることを特徴とする。
本発明の第3要旨は、第1要旨に記載の画像表示操作装置において、前記表示制御部は、前記機能選択表示領域に対する操作により、前記機能選択表示領域の表示形態を変更することを特徴とする。
本発明の第4要旨は、第3要旨に記載の画像表示操作装置において、前記表示制御部は、前記機能選択表示領域が拡大された後、前記機能選択表示領域に対する操作がされることなく所定時間が経過した場合、前記機能選択領域の表示形態は元に戻すことを特徴とする。
本発明の第5要旨は、画像形成装置において、複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部と、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、さらに、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更する、という構成を備える画像表示操作装置と、入力された画像データに基づいて画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第6要旨は、複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部を備える画像表示操作装置の画像表示操作方法であって、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する行程と、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更する行程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像表示操作装置は、複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部と、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更するように構成することで、例えば、利用者がページ移動などの編集操作をしようとする際には、表示されているプレビュー画像の数が多くなるように画像表示モードを選択して表示することで、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にでき、利用者の編集操作を容易にすることができる。これにより、操作ミスなどによりミスコピーを無くすことができ、操作性の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、画像形成装置は、複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部と、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更する、という構成の備える画像表示操作装置と、入力された画像データに基づいて画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、を具備することで、例えば、利用者がページ移動などの編集操作をしようとする際には、表示されているプレビュー画像の数が多くなるように画像表示モードを選択して表示することで、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にでき、利用者の編集操作を容易にすることができる。これにより、操作ミスなどによりミスコピーを無くすことができ、操作性の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、画像表示操作方法は、複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部を備える画像表示操作装置の画像表示操作方法であって、前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する行程と、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更する行程と、を備えることで、例えば、利用者がページ移動などの編集操作をしようとする際には、表示されているプレビュー画像の数が多くなるように画像表示モードを選択して表示することで、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にでき、利用者の編集操作を容易にすることができる。これにより、操作ミスなどによりミスコピーを無くすことができ、操作性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の内部構成を簡略化して示す説明図である。 前記画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 前記実施形態の画像形成装置のタッチパネルに表示されるホーム画面を示す説明図である。 前記画像形成装置のタッチパネルディスプレイにおける表示画面の表示領域の分割の態様を示す説明図である。 前記画像形成装置のプレビュー表示におけるフィットモードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図である。 前記画像形成装置のプレビュー表示における仕上がりプレビューモードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図である。 前記画像形成装置のプレビュー表示における画像編集モードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図である。 前記画像形成装置のプレビュー表示における原稿表示モードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図である。 前記画像形成装置における操作ユニットの構成を示すブロック図である。 前記操作ユニットを構成するタッチパネルディスプレイの構成を示すブロック図である。 (a)は実施例の画像形成装置において画面表示モードがフィットモードのときの表示画面の一例を示す説明図、(b)は前記画像形成装置において画面表示モードが画像編集モード(1Dモード)に切り換ったときの表示画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置の内部構成を簡略化して示す説明図、図3は前記画像形成装置のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施形態は、図1に示すように、画像データを追加入力する機能を有する原稿読取部102と、原稿読取部102により入力された画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成部104と、画像データに基づいてプレビュー画像を表示する表示パネル(表示手段)132と原稿読取部102から入力される画像データに基づく表示画像を表示パネル132上にプレビュー表示する機能を有する操作ユニット(画像表示操作装置)120とを備える画像形成装置100において、操作ユニット120の構成として、本発明に係る画像表示操作装置の構成を採用したものである。
画像表示操作装置として機能する操作ユニット120は、画像形成部104により出力される画像の画像出力条件を設定する機能を備えて、出力される画像の画像出力条件を表示パネル132上で設定するように構成されている。
表示パネル132に表示される複数原稿画像は、画像形成装置100の原稿読取部などから取り込まれた原稿画像の形態をプレビュー表示するものであり、且つ、画像形成部から記録用紙上に形成される画像の出力形態を仕上がりプレビュー画像として表示するものである。
本実施形態に係る画像形成装置100は、画像処理装置の1種である画像形成装置である。本発明に係る画像表示操作装置の適用は、このような画像形成装置以外の画像処理装置または電子機器であっても構わない。
また、本実施形態に係る画像形成装置100は、複数の動作モードを備え、その動作モードが切り換えられて表示機器の画面が切り換えられた場合において、ユーザが画面構成を覚えていなくても、ユーザが求める情報をユーザが容易に取得することができるように、情報を表示する表示機器を備えた装置であればよい。
なお、本実施形態に係る画像形成装置100は、ジェスチャー操作方法とジェスチャー操作によらないタッチ操作方法とにより操作が可能なタッチパネルディスプレイ(操作画面)を備えるとするが、タッチ操作のみが可能なタッチパネルディスプレイを備える装置であってもよく、さらには、操作が不可能な表示のみ可能な表示パネルおよび操作用のボタンを備える装置であってもよい。
この画像形成装置100は、電子写真方式により記録用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、動作モードとして、コピーモード、ファクシミリモード(FAXモード)、ドキュメントファイリングモード(スキャンした画像を画像形成装置内部の記憶装置に記憶するモード)およびメールモード(スキャンした画像を電子メールに添付する形式で送信するモード)を備える。なお、この画像形成装置100は、さらにネットワークプリンタモードを備えていても構わない。
また、本発明はこれに限定されず、動作モード毎に画面が切り換わる画像形成装置であれば構わない。また、印刷方式は電子写真方式に限定されない。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、原稿読取部102、画像形成部104、給紙部106、排紙処理装置108、および、操作ユニット120を備える。
操作ユニット120は、タッチパネルディスプレイ130と表示操作部140とで構成される。タッチパネルディスプレイ130は、液晶パネル等で構成された表示パネル132と、表示パネル132に重ねて配置されたユーザの指で押圧された位置を検出するタッチパネル(タッチ操作認識手段)134とで構成される。表示操作部140は、表示灯142と、電源キー144と、省エネルギーキー(以下「省エネキー」と記載)146と、動作モードを選択するホーム画面ヘタッチパネルディスプレイ130の表示画面を戻すためのホームキー148とで構成される。
このように画像形成装置100は、主たる操作デバイスとしてタッチパネルディスプレイ130を備えるとともに、ハードウェアキーおよび表示灯により構成される表示操作部140を備える。表示操作部140のキー(電源キー144、省エネキー146、ホームキー148)は、タッチパネルディスプレイ130により構成されるソフトウェアボタンと対比して、ハードウェアボタンとして構成される点が特徴である。
なお、画像形成装置100は、このような構成の表示操作部140を備えるものに限定されず、タッチパネルディスプレイ130のみを備えるものであってもよい。タッチパネルディスプレイ130に表示されたホーム画面においてユーザが動作モードを選択すると、選択された動作モードにおける初期画面に切り換わるものであれば構わない。このような画像形成装置100の動作モードについて説明する。
(コピーモード)
以下において、画像形成装置100のコピーモードでの動作について説明する。
このコピーモードにおいては、主として、原稿読取部(以下、「スキャナ部」と称する。)102および画像形成部104が動作する。
画像形成装置100においては、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部102により画像データとして読取られ、読取られた画像データが図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部104へと出力される。
画像形成部104は、図2に示すように、画像データによって示される原稿の画像を記録媒体(多くの場合、記録用紙)に印刷するものであって、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と称する。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、および図示しない除電装置等を備えている。
画像形成部104には、主搬送路236および反転搬送路238が設けられており、給紙部106から給紙されてきた記録用紙が主搬送路236に沿って搬送される。給紙部106は、用紙カセット240に収納された記録用紙、または手差トレイ242に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部104の主搬送路236へと送り出す。
画像形成部104の主搬送路236に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、さらに定着装置234を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置232と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム222の表面に形成する。
転写装置230は、当該転写装置230と感光体ドラム222との間を通過していく記録用紙に感光体ドラム222の表面のトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。この定着装置234へ供給される電力によりヒータを温めて加熱ローラ248の温度が定着に適した温度になるように制御されている。なお、省エネモードに移行すると、例えば、このヒータへ供給される電力が停止されたり削減されたりする。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234からの記録用紙が排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれる。
記録用紙の両面に印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が所定方向に回動されて記録用紙が一旦排紙トレイ246側へ導かれた後、スイッチバック搬送されて反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転されて主搬送路236へと再び搬送され、主搬送路236の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行なわれて排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれる。
上述のようにして印刷された記録用紙は、排紙トレイ246または排紙処理装置108の方へと導かれて排紙トレイ246に排出され、または排紙処理装置108の各排紙トレイ110のいずれかに排出される。
排紙処理装置108では、複数の記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出する処理、各記録用紙にパンチングする処理、および各記録用紙にステープルする処理を施す。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ110に印刷物の一部ずつが割り当てられるように、各記録用紙を各排紙トレイ110に仕分けして排出し、排紙トレイ110毎に、排紙トレイ110上の各記録用紙に対しパンチングユニット111によるパンチング処理またはステープルユニット112によるステープル処理を施して印刷物を作成する。
(ファクシミリモード)
以下において、ファクシミリモードでの動作について説明する。
このファクシミリモードにおいては、図3に示すように、主として、送信動作は原稿読取部(スキャナ部)102およびFAX通信部160が動作することにより、受信動作はFAX通信部160および画像形成部104が動作する。
(送信動作)
画像形成装置100においては、ファクシミリモードを指定して、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部102により画像データとして読取られ、読取られた画像データが図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データがFAX通信部(図3のFAX通信部160)へと出力される。
図3に示すように、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、指定された送信側の回線を指定された送信先に接続して、画像データをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置100)へ送信する。
(通信動作)
回線が接続されると、受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部160は、送信側および受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない、利用可能な最大能力での通信速度および画像データの符号化・符号訂正方式などを決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式に合わせた画像信号静式を用いて、送信側の画像形成装置100のFAX通信部160から受信側の画像形成装置100のFAX通信部160ヘデータを送信する。送信が終了すると回線が切断される。
(受信動作)
受信側の画像形成装置100のFAX通信部160は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部104へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部104であっても構わない。画像形成部104は、上述したコピーモードにおける動作と同じように、受信したデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
次に、画像形成装置100の制御ブロック構成について図面を参照して説明する。
図3に示すように、画像形成装置100は、さらに、コピーモード、ファクシミリモードとして装置が搭載する機能の設定が可能な操作ユニット120と、プログラム等を記憶するためのROM306と、通電が遮断された場合であってもプログラムおよびデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるハードディスク302と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)308とを含む。
画像形成装置100は、さらに、原稿読取部102、画像形成部104、FAX通信部160、操作ユニット120、ROM306、ハードディスク302、およびRAM308に接続されるパス310と、パス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300とを含む。
ハードディスク302には、この画像形成装置100でスキャンした原稿の画像データのファイルが記憶される。また、ハードディスク302には、各動作モードの初期画面データが記憶されている。(ハードディスク302でなくてもROM306に記憶させておくことも可能)
ROM306には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラムおよびデータ等が記憶されている。このROM306にプログラムとともに記憶するデータとして、各動作モードの初期画面データを記憶するようにしても構わない。CPU300は、ROM306に格納されているプログラムおよびデータに従って画像形成装置100の制御を行なうとともに画像形成装置100の各機能に関する制御を実行する。
図3に示すように、この画像形成装置100のFAX通信部160には、画像データの送受信用に公衆回線が接続され、ネットワークインターフェイス304には、ネットワーク回線が接続されている。このネットワーク回線には、この画像形成装置100をネットワーク対応のプリンタとして使用するコンピュータ等が接続されたり、インターネットを介して指定されたURL(Uniform Resource Locator)により特定されるコンピュータ等が接続されたりする。このようにインターネットに接続されると、画像形成装置100は、インターネットを介して、必要な情報を取得することができる。
RAM308は、CPU300による演算および処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
原稿読取部102、画像形成部104、操作ユニット120を構成するタッチパネルディスプレイ130および表示操作部140、ならびにROM306、ハードディスク302、およびRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。なお、操作ユニット120は、入出力インターフェイスを介してCPU300と通信する。
操作ユニット120は、ユーザが目視しやすいように傾斜して設けられた板状のパネルで構成される。操作ユニット120の表面には、その左側の領域にタッチパネルディスプレイ130が、右側の領域に表示操作部140(表示灯142ならびにハードウェアボタンである電源キー144、省エネキー146およびホームキー148)が、備えられている。タッチパネルディスプレイ130および表示操作部140は、操作ユニット120が全体として一体となるように構成されている。
上述したように、このタッチパネルディスプレイ130は、表示パネル132と、表示パネル132に重ねて配置されたタッチパネル134とで構成される。
このタッチパネルディスプレイ130においては、表示パネル132に、この画像形成装置100における動作モードを選択するホーム画面、この画像形成装置100の現在の状態、宛先指定状況、ジョブの処理状況等が表示される。表示パネル132のプレビュー表示領域上にはソフトウェアボタンである選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネル134がその押された位置を検出する。プログラム上で、選択ボタンの表示位置とタッチパネル134が押された位置とを照合することにより、画像形成装置100の動作モード選択、機能設定および動作指示等が行なわれる。この画像形成装置100はこのようなタッチ操作(ユーザによる押圧位置に基づくコマンド入力操作)に加えて、上述したジェスチャー操作(ユーザによる操作軌跡に基づくコマンド入力操作)にも対応している。
また、表示操作部140の表示灯142は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成され、CPU300により点灯/消灯(/点滅)が制御される。主電源スイッチとは別に設けられた電源キー144をユーザが押下すると、この画像形成装置100が待機モード(例えば主電源がオンの状態でFAX受信動作のみ可能)から通常モードへ移行して、この画像形成装置100の全ての動作モードが使用できるようになる。この状態に連動して表示灯142が点灯する。さらに、ユーザが操作しない時間が予め定められた時間を経過したり、省エネキー146をユーザが押下したりすると、この画像形成装置100が通常モードから省エネモードへ移行して、この画像形成装置100の一部の動作モードしか使用できないようになる。この状態に連動して表示灯142が点滅する。さらに、この省エネモードのときに、省エネキー146をユーザが押下すると、この画像形成装置100が省エネモードから通常モードへ移行する。ホームキー148は、タッチパネルディスプレイ130の表示を初期状態(ホーム画面)へ戻すためのハードウェアキーである。なお、電源キー144、省エネキー146およびホームキー148を押下したときの処理はこれらに限定されるものではない。
なお、表示操作部140のハードウェアボタン(電源キー144、省エネキー146およびホームキー148)には、CPU300により点灯/消灯(/点滅)が制御されるキーランプを埋め込むようにしても構わない。例えば、このキーランプは、円型のキーの5周囲をリング状に光らせたり、キーの中央部を光らせたりする。操作デバイスとしてハードウェアボタンを使用することが許可されているタイミングで(ハードウェアボタンを使用すると処理が実行されるタイミングで)、このキーランプが点灯する。
本実施形態に係る画像形成装置100においては、上述した2つの動作モード(コピーモード、ファクスモード)を備える。タッチパネルディスプレイ130には、それぞれの動作モードにおける機能設定用のソフトウェアボタンと、必要に応じて、画像形成イメージであるプレビューまたは宛先設定用のボタン等が表示される。
動作モードが違う場合には、タッチパネルディスプレイ130は、異なる画面が表示される。このような場合であっても、ユーザが要求する情報を容易に見つけることのできるように、タッチパネルディスプレイ130は複数の領域に分割されて(かつその領域の大きさを可変として)、各領域に情報を表示するという本発明の本質的部分を備える。特にこの画像形成装置100においては、主たる表示操作デバイスとして設けられたタッチパネルディスプレイ130のホーム画面において動作モードを選択すると、各動作モードの初期画面が表示される。
この初期画面において、(1)基本レイアウトが5つの領域(「システム領域」、「機能選択領域」、「プレビュー領域」、「アクションパネル領域」、「タスクトリガー領域」)に分割されて適切に配置されているので、左上から右下へユーザが操作することにより(このような大型のタッチパネルディスプレイ130を備えない従来機と同じようなユーザの視点の動線および指先の動線が実現されるために)容易に設定が可能で、(2)異なる動作モードであっても5つの領域のそれぞれに表示される概念は同じものであって、動作モードが異なってもユーザが混乱することなく操作が可能である。(3)「機能選択領域」の大きさを表示モードによって変更する。これと連動して「プレビュー領域」の大きさも変更される。機能設定情報およびプレビュー情報をユーザに的確に伝達することができる。(4)「プレビュー領域」を中央にして「機能選択領域」と「アクションパネル領域」および「タスクトリガー領域」とを互いに反対側に配置してある。その結果、一方側に配置された領域(「機能選択領域」)で機能を選択し、中央に配置された領域で選択された機能による処理をプレビューで確認して、他方側に配置された領域(「アクションパネル領域」および「タスクトリガー領域」)で処理の実行を要求することが可能である。すなわち、処理に伴う目の動きと手の動きとが直線的となり、円滑に操作することができる。
ここで、画像形成装置100のタッチパネルディスプレイ130におけるホーム画面について図面を参照して説明する。
図4は本実施形態の画像形成装置のタッチパネルに表示されるホーム画面を示す説明図である。
画像形成装置100のホーム画面330は、図4に示すように、上述したシステム領域に対応するホームシステム領域340と、アイコン表示領域350と、アイコン表示切換タブボタン352と、メモ表示領域354とを含む。
ホームシステム領域340には、ホーム画面を示すアイコンが表示されるエリア342、表示されている画面の名称が表示されるエリア344、ログインユーザ名が表示されるエリア346、及びログアウトボタン(ソフトウェアボタン)が表示されるエリア348が配置されている。ホームシステム領域340の右端には、現在時刻が表示されるエリアが配置される。
アイコン表示領域350には、動作モードを表すアイコンがその動作モードの名称または略称とともに表示される。本実施形態においては、コピーモードを選択するためのアイコン372、ファクスモードを選択するためのアイコン362、ドキュメントファイリングモードを選択するためのアイコン370、メールモードを選択するためのアイコン360等がアイコン表示領域350に表示される。また、アイコン表示領域350には、これら以外の処理を選択するためのアイコンも示してある。これらアイコンは、例えば、システム設定処理を起動するアイコン、言語の設定処理を起動するためのアイコン、ジョブ状況を表示させるためのアイコンなどを含む。
本実施形態では、アイコン表示領域350においては、アイコンが上下左右に3段7行のマトリクス状に配列される。アイコン表示領域350の中央よりに配置されたアイコンは、周辺側に配置されたアイコンよりも大きく表示される。
アイコン表示領域350をユーザが左にフリック操作すると、画面に表示されるアイコン(アイコン配列)が、矢印332で示す方向へ流れるように移動する。ユーザがアイコン表示領域350を右にフリック操作すると、画面に表示されるアイコンが矢印334で示す方向へ流れるように移動する。
本実施形態では、フリック操作による画面上のアイコンの移動量は、フリック操作における指先の移動量及びその速度により定める。指先の移動速度が等しければ、移動量が大きいほどアイコンの移動量は大きくなる。指先の移動量が等しければ、移動速度が大きいほどアイコンの移動量は大きくなる。画面の移動の初速度は、指先の移動速度とほぼ等しくすることが好ましい。
このアイコン表示領域350のアイコンは、仮想的な円筒の側面に配置されたように移動することが想定されている。すなわち、画面を右側に繰返し移動させると、円筒を回転させたときのように、同じ画面が繰返し表示される。
メモ表示領域354には、この画像形成装置100のユーザ全般に知らせたいメンテナンス情報等が表示される。
次に、画像形成装置100のタッチパネルディスプレイ130における表示画面の基本レイアウトの構成について、コピーモード動作時の基本レイアウトを例に挙げて説明する。
図5は本実施形態の画像形成装置のタッチパネルディスプレイにおける表示画面の表示領域の分割の態様を示す説明図である。
(コピー基本画面のレイアウト)
画像形成装置100のタッチパネルディスプレイ130におけるコピーモードにおける基本画面(以下、「コピー基本画面」と称する。)は、図5に示すように、コピーモードが選択されたときに最初に表示される画面である。
本実施形態の1つの特徴は、コピー基本画面を含め、基本的に全ての画面においてプレビューが可能なことである。同様の画像のプレビューは、例えば、ファクス送信、メールによる画像送信、画像のファイリングなどのときにも選択可能である。これら動作モードのいずれにおいても、プレビュー表示に関する基本的な画面構成は同様である。したがって以下の説明ではコピー基本画面についてのみ説明する。
まず、画像形成装置100のタッチパネルディスプレイ130における基本レイアウトについて図面を参照して説明する。
タッチパネルディスプレイ130の基本レイアウトは、図5に示すように、横長のタッチパネルディスプレイ130において(例えば、横1024ピクセル×縦600ピクセル)、最上部に配置されたシステム領域400、画面中央部に配置されたプレビュー領域(プレビュー表示領域)480、プレビュー領域480の左側に配置された機能設定/確認領域410(以下、機能選択領域410と記載する)、プレビュー領域480の右上部に配置されたアクションパネル領域482、および、プレビュー領域480の右下部に配置されたタスクトリガー領域(操作キー表示領域)484で構成される。
なお、タッチパネルディスプレイ130における領域の数は5つに限定されるものではなく、左右の並びもこれに限定されず、例えば、ユーザの利き手に応じて領域の左右の配置を逆にしても構わない。また、システム領域400の位置は最下部であっても構わない。また、状態もしくは設定によっては表示されなくても構わない。
システム領域410には、この画像形成装置100の現時点での状態が表示され、操作中の動作モードのタイトル、画像形成装置100の状況・状態が表示される。例えば、システム領域400には、動作モード名、割り込みキー、ログインユーザ名、処理中のジョブ状況、内蔵メモリ使用状態、時刻等が表示される。
機能選択領域410には、各機能の設定、表示の切り換え、設定の確認のためにユーザにより操作される機能選択メニュー(アイコン、ボタン等)が、アイコンモード、レギュラーモードおよびエキスプレスモードで表示態様を変更して表示される。
アイコンモードにおいては、プレビュー領域480が最も広くなるように機能選択領域410には機能設定用のアイコンのみが表示される。
エキスプレスモードにおいては、プレビュー領域480が最も狭くなっても機能選択領域410には機能を一度に設定できる画面が大きく表示される。
レギュラーモードにおいては、プレビュー領域480の大きさはアイコンモードとエキスプレスモードとの中間の大きさであって、機能選択領域410には機能設定のアイコンとともに機能名称がテキスト表示される。
プレビュー領域480には、原稿の出力(仕上がり)イメージが表示される。ダミーデータまたはスキャンデータを用いてイメージ表示し、ユーザが仕上がりを変更する毎にプレビュー領域480に表示されているイメージが変更される。このプレビュー領域480においては、スキャン前のバーチヤルモードでのダミーイメージでの仕上がり表示、スキャン後のスキャンインモードでの実イメージでの仕上がり表示の2つのモードを有し、さらにバーチヤルモードには、原稿セット前および原稿セット後の2種類がある。
プレビュー領域480には、その下部にプレビュー領域480の表示スタイルを変更するプレビュー変更ボタン群450を備える。プレビュー変更ボタン群450には、プレビューを所望の角度だけ回転させるための回転ボタン458、プレビュー画像の拡大及び縮小のためのズームバー460、後述する原稿表示モードへの変更を指示する原稿表示モードボタン452、仕上がりプレビュー画面への変更を指示する仕上がりプレビューボタン454、及びフィット・トゥー・スクリーンモード(以下、「フィットモード」と称する。)への変更を指示するフィット・トゥー・スクリーンボタン456が配置されている。
回転ボタン458をタッチ操作するとプレビューの回転角度を指定するダイアログが表示される。所望の角度を指定するとプレビュー領域に表示されたプレビュー画像がその角度だけ回転される。プレビュー画像に対し、ジェスチャー操作を行なってもプレビューを回転させることができる。例えば、プレビュー画像の上に2本の指を当て、指先を回転させると、プレビュー画像が指の回転方向に沿って、指の移動量に従って定まる角度だけ回転する。
ズームバー460のプラスボタン462をタッチ操作したり、バ−466をプラスボタン462側へジェスチャー操作(ドラッグまたはスライド)したりすると、プレビューが拡大して表示される。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージをピンチアウト/ピンチオープンさせても)、プレビューが拡大して表示される。
ズームバー460のマイナスボタン464をタッチ操作したり、バ−466をマイナスボタン464側ヘジェスチャー操作(ドラッグまたはスライド)したりすると、プレビューが縮小して表示される。また、プレビュー領域に表示された仕上がり原稿イメージをジェスチャー操作しても(指先で原稿イメージをピンチイン/ピンチクローズさせても)、プレビューが縮小して表示される。
なお、プレビュー領域480に表示される原稿イメージのページ数が多い場合には、タッチ操作可能な表示ページ選択ボタン(ページ番号入力ボタン、ページ送りボタン、ページ戻しボタン、単ページ表示ボタン、複数ページ表示ボタン等)を表示するようにしても構わない。なお、原稿イメージをスライドタッチ(フリック操作)してもプレビューされる原稿のページ送り、ページ戻しを行なうことができる。また、プレビュー領域480に表示される原稿イメージが大きい場合には、タッチ操作またはジェスチャー操作可能なスクロールバーを表示するようにしても構わない。
アクションパネル領域482には、操作についての補助・助言・提案についての情報が表示される。このアクションパネル領域482には、例えば、あるユーザが特定の機能を選択すると、その機能に関連する機能を表示したり、目的指向でその機能についての他の機能を表示したり、このユーザまたはこのユーザが所属するグループのユーザが過去に組み合わせて選択した機能を「おすすめ機能」として表示したりする。
アクションパネル領域482の左側には、アクションパネル領域482を縮小表示させるときにユーザが操作するアクションパネル縮小ボタン486が表示される。
アクションパネル縮小ボタン486を押すと、後述するようにアクションパネル領域482が縮小表示されて画面の右側にボタン形式で表示される。再度アクションパネル縮小ボタン486を押すと縮小表示されていたアクションパネル領域482が拡大して表示される。すなわち、ユーザがボタンを押すことでアクションパネル領域482を縮小または拡大させることができる。それに伴い、プレビュー領域480は拡大または縮小される。このような画面操作により、プレビュー画像の確認と操作ヒントの確認とをユーザの意思に基づいて容易に行なうことができる。
タスクトリガー領域484には、画像形成装置100にある処理を開始させるためのトリガーとなる項目(ソフトウェアボタン)が表示される。項目の表示は、特定された動作モードにおける全ての設定が完了して、画像形成装置100を実際に動作させることが可能になったときに表示される。例えば、タスクトリガー領域484には、スキャン開始ボタン(図6以降では「SCAN IN」ボタン)、モノクロコピー開始ボタン(MONO START)、カラーコピー開始ボタン(COLOR START)、及びクリアーオールボタン(CA)が表示される。
スキャン開始ボタンは、コピー、FAX送信などにおいて、原稿を一旦読込んでプレビューする処理を開始させるためのボタンである。
モノクロコピー開始ボタンは、原稿を読込んで直ちに記録用紙上にそのモノクロ画像を形成する処理を開始させるためのボタンである。
カラーコピー開始ボタンは、同様に直ちに原稿のカラー画像を形成する処理を開始させるボタンである。クリアーオールボタンは、入力された情報を全てクリアさせるためのボタンである。
これらの5領域は、動作モードが変更されても(どの動作モードの初期画面においても)、その配置された位置は変更されない。また、機能選択領域410(およびプレビュー領域480)におけるアイコンモード/レギュラーモード/エキスプレスモードの切り換え表示のように、領域はタッチパネルディスプレイ130の画面横方向(長手方向)に伸縮してサイズが変化する。
このような5領域の配置は、従来機におけるユーザインターフェイスをも考慮しつつ、ユーザの視点の動線および操作の動線に着目して配置されている。このような配置により、タッチパネルディスプレイ130において、左上から右下へユーザの視線が動いて、左上から右下へユーザの操作(利き手の指先)が動く。
なお、ある動作モードから他の動作モードへ遷移するためには、通常の操作では、ホームキー148を押下して、ホーム画面において他の動作モードを選択する。このように、ホーム画面を経由して、動作モードが切り換えられる。
(各画像表示モードにおける表示レイアウト)
次に、画像形成装置100における各動作モードに対応した画像表示モードについて図面を参照して説明する。
図6は本実施形態の画像形成装置のプレビュー表示におけるフィットモードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図、図7は前記画像形成装置のプレビュー表示における仕上がりプレビューモードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図、図8は前記画像形成装置のプレビュー表示における画像編集モードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図、図9は前記画像形成装置のプレビュー表示における原稿表示モードにおける表示領域の分割の態様を示す説明図である。
画像形成装置100において操作ユニット120は、画像データを編集する機能に応じて、(1)フィットモード、(2)仕上がりプレビューモード、(3)画像編集モード、(4)原稿表示モード、という複数の画像表示モードを備えている。
以下、プレビューを用いた各画像表示モードでの画面構成について説明する。
なお、いずれの画面表示モードにおいても、タッチパネルディスプレイ130に表示されるプレビュー領域480、機能選択領域410、アクションパネル領域482、及びタスクトリガー領域484の配置位置は基本的には同じである。ただし、それらの幅(タッチパネルディスプレイ130の長手方向の長さ)が、画面により変化する。
(1)フィットモード
フィットモードでは、図6に示すように、タッチパネルディスプレイ130にはフィット・トゥー・スクリーン画面500が表示される。フィット・トゥー・スクリーン画面500は、例えばスキャンイン操作が完了したときに読込んだ画像を表示するときに使用される。
フィット・トゥー・スクリーン画面500の中央には、プレビュー領域480が配置される。ここには、1ページ分の原稿のプレビュー画像502がこのプレビュー領域480内でできるだけ大きくなるように表示される。
プレビュー領域480の左側には、機能選択領域410が配置される。
機能選択領域410には、機能アイコン群512と、各機能アイコンの機能を説明するテキスト群514とが表示される。
プレビュー領域480の右側の上部には、アクションパネル領域482が配置される。その下にはタスクトリガー領域484が配置される。
機能選択領域410の右端を左側にフリックすると、機能選択領域410が画面左側に縮小表示され、機能アイコン群512のみが表示される。テキスト群514は消去される。この状態でも、機能選択のための機能アイコン群512が表示されているため、ユーザは各機能について意識することができる。その結果、機能を選択する際にユーザが混乱することなく操作することができる。
さらに、機能選択領域410の右端を右側にフリックすると、機能選択領域410が右側に引出される。このとき、機能選択領域410の背景は半透明となり、ユーザはプレビュー領域480の画像を見ることができる。機能を選択する際にもプレビュー画像の全体を確認できる。これにより、ユーザは容易に適切な機能を選択することができる。
アクションパネル縮小ボタン486を押すと、アクションパネル領域482は右側に縮小表示され、展開ボタン522(図8を参照)が表示される。展開ボタン522を押すとアクションパネル領域482が左側に展開表示される。この操作は、他の画面表示モードにおける表示画面でも同様である。
(2)仕上がりプレビューモード
仕上がりプレビューモードでは、図7に示すように、タッチパネルディスプレイ130には仕上がりプレビュー画面510が表示される。仕上がりプレビュー画面510の中央部には、プレビュー領域480が配置される。プレビュー領域480には、複数枚の原稿のプレビュー画像が表示される。
仕上がりプレビュー画面510の左側には、機能選択領域410が縮小表示される。
機能選択領域410には、機能アイコン群512のみが表示される。テキスト群514は表示されない。プレビュー領域480の右側の上部には、アクションパネル領域482が配置される。その下にはタスクトリガー領域484が配置される。
機能選択領域410の幅が縮小した分だけプレビュー領域480の横幅が大きくなっている。そのため、仕上がりプレビューのように多数の画像をプレビュー領域480の内部に配置したときに全体の構成が分かりやすくなる。プレビュー領域480の中央に配置された画像も、その内容が十分に確認できる程度に大きく表示される。
仕上がりプレビューモードでは、機能アイコン群512のみが表示され、テキスト群514は表示されない。しかし、機能アイコン群512の右端を右側にフリックすると、機能アイコン群512から機能選択領域410が右側に展開して表示される。展開後は、機能アイコン群512の右側にテキスト群514が表示され、フィット・トゥー・スクリーン画面500と同様になる。ただし、機能選択領域410半透明となる。機能選択領域410を通して、その下のプレビュー領域480の画像を見ることができる。
機能選択領域410が展開された後、機能アイコンまたはテキストが操作されることなく所定時間が経過すると、機能選択領域410は再び縮小され、機能アイコン群512のみの表示に戻る。また、ユーザにより選択された機能の実行が完了したときにも、機能選択領域410は縮小され、機能アイコン群512のみの表示に戻る。
(3)画像編集モード(1Dモード)
画像編集モードでは、図8に示すように、タッチパネルディスプレイ130には画像編集モード画面520が表示される。画像編集モード画面520の中央部には、プレビュー領域480が配置される。プレビュー領域480には、複数枚の原稿のプレビュー画像が並んで表示される。画像編集モード画面520においては、単に画像が表示されるだけではなく、白紙ページの挿入、画像の一部領域の消去、などの処理を行なうことができる。
画像編集モード画面520の左側には、仕上がりプレビュー画面510と同様に、機能選択領域410が縮小表示される。機能選択領域410には、機能アイコン群512のみが表示される。
画像編集モード画面520は、仕上がりプレビュー画面510と異なり、仕上がりプレビュー画面510において表示されるアクションパネル領域482が、画像編集モード画面520では、右側に折りたたまれ(言い換えれば、右側に引き込まれ)、代わりに展開ボタン522が表示される。
展開ボタン522を押すとアクションパネル領域482が展開され表示される。
この場合も、アクションパネル領域482は半透明表示となり、下側のプレビュー領域480の表示を確認できる。
アクションパネル領域482に対する操作がされることなく所定時間が経過すると、アクションパネル領域482は再び折りたたまれ、展開ボタン522に置き換えられる。
同様に、縮小表示されたタスクトリガー領域484の左端を左側にフリックすると、タスクトリガー領域484が通常の大きさに拡大される。このときのタスクトリガー領域484の背景も半透明とされる。
タスクトリガー領域484が表示されているときには、タスクトリガー領域484内のボタンを操作することができる。タスクトリガー領域484が表示された後、何も指示されることなく所定時間が経過すると、タスクトリガー領域484は縮小表示される。
また、画像編集モードでは、タスクトリガー領域484も画像編集モード画面520の右側に縮小表示される。この場合、タスクトリガー領域484のボタンの一部しか見ることができない。画像編集モードでは、ページ画像の編集を行なうことが優先であり、したがって、タスクトリガー領域484をこのように縮小表示しても問題はない。
従って、画像編集モードでは、機能選択領域410、アクションパネル領域482及びタスクトリガー領域484の幅が縮小表示されるため、タッチパネルディスプレイ130の表示領域の大部分をプレビュー領域480として使用できる。そのため、画像の編集と編集後の画像の確認とを容易に行なうことができる。
また、画像編集モードでは、アクションパネル領域482に代えて展開ボタン522が画面右上に、タスクトリガー領域484が画面右下に、それぞれ縮小されて表示される。これにより、画像編集をしているときにも、ユーザはアクションパネル領域482およびタスクトリガー領域484の存在位置が分かるので、画像編集を安心して行なうことができる。
(4)原稿表示モード
原稿表示モードでは、図9に示すように、タッチパネルディスプレイ130には原稿表示モード画面530が表示される。原稿表示モード画面530の中央部には、プレビュー領域480が配置される。プレビュー領域480には、読込まれた複数のページ画像がマトリクス状に配置される。
原稿表示モード画面530の左側には、機能選択領域410が縮小表示される。
機能選択領域410には、機能アイコン群512のみが表示される。テキスト群514は表示されない。アクションパネル領域482及びタスクトリガー領域484はフィット・トゥー・スクリーン画面500と同様、通常の表示となる。
プレビュー領域480の面積は、フィット・トゥー・スクリーン画面500におけるその面積より大きくなり、多数のページを表示できる。本実施形態では、複数の画像はプレビュー領域480の横幅に合わせて配列される。画像が多く、その一部が表示できないときには、プレビュー領域480の右端にスクロールバー532が表示される。スクロールバー532を操作することで、プレビュー領域480に表示される画像を上下に移動させることができる。画面を上下にフリックしても画像を上下に移動させることができる。
次に、本実施形態の画像形成装置100における操作ユニット120の特徴的な構成について図面を参照して説明する。
図10は本実施形態の画像形成装置における操作ユニットの構成を示すブロック図、図11は前記操作ユニットを構成するタッチパネルディスプレイの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る操作ユニット120は、図10に示すように、表示パネル132、タッチパネル134に加えて、操作位置検出手段135、画面表示手段136、表示画像生成手段137及び操作ユニット120における処理・動作を制御する操作ユニット側制御部(表示制御手段)131を備えている。
画像形成装置100は、画像データを入力する原稿読取部102、画像処理手段103、原稿読取部102から入力される画像データを蓄積する蓄積手段105、プリンタや送信部などの画像を出力する画像出力手段107を備えて、主制御部101により動作制御される。
原稿読取部102は、所望の原稿(画像データ)の読取りを終了した後に、さらに新たな原稿の追加読取り(追加入力)を可能とする追加読取り機能を備えている。
操作位置検出手段135は、タッチパネル134上で行なわれる操作位置を検出する。
画面表示手段136は、表示画像生成手段137により形成された画像を表示パネル132上に表示するとともに、複数の画像表示モードに各々対応した画面を表示する。
表示画像生成手段137は、画像形成装置100本体に入力された画像データに基づき操作ユニット側制御部131からの指示により所定の画像を形成するとともに、仕上げ処理の設定に応じた仕上がり状態の画像を形成する機能を備えている。
操作ユニット側制御部131は、画像形成装置100本体の主制御部101に接続され、タッチパネルディスプレイ130における制御部として機能する。
ここで、特徴的な操作ユニット側制御部131について詳細に説明する。
操作ユニット側制御部131は、図11に示すように、原稿読取部102から読取られた原稿に基づく表示画像をタッチパネルディスプレイ130上にプレビュー表示するプレビュー表示機能と、プレビュー表示された複数ページの表示画像を移動表示するスクロール表示機能とを備えている。
さらに、操作ユニット側制御部131は、画像表示モード選択手段1310を備えている。画像表示モード選択手段1310は、ユーザが所望する機能を選択する際に、その機能を選択する操作に応じて複数の画像表示モードのうちからユーザの所望する機能に適した画像表示モードを選択してタッチパネルディスプレイ130に該画像表示モードに対応した表示画面を表示する機能を備えている。
また、画像表示モード選択手段1310は、ユーザが所望する機能を選択する際に、タッチパネルディスプレイ130に表示されている画像表示モードが1ページ画像表示または2ページ画像表示(いわゆる見開き表示)である場合は、その機能を選択する操作に応じて、2ページよりも多い複数画像をプレビュー表示する画像表示モードに変更する機能を備えている。
本実施形態において、ユーザが所望する機能を選択する操作は、タッチパネルディスプレイ130上にプレビュー表示されている画像を指でタッチして選択して移動する操作、すなわち、画像を指でタッチして軽くはらうフリック操作を含むものとする。
また、ユーザが所望する機能を選択する操作は、編集の対象となる画像を指でタッチして選択して、タッチパネルディスプレイ130上で左右方向のうちの何れかの方向にスライド操作することを含むものとする。
次に、本実施形態の画像形成装置100において、ユーザが所望する機能を選択する際に、ユーザによるタッチパネルディスプレイ130の操作によって表示画面を切り換える場合について、実施例に基づき図面を参照して説明する。
(実施例)
実施例は、画像形成装置100において、編集の対象となる画像を移動して編集する際に、画面表示モードがフィットモードのときにタッチパネルディスプレイ130上の操作で表示画面を切り換えるものである。
図12(a)は実施例の画像形成装置において画面表示モードがフィットモードのときの表示画面の一例を示す説明図、(b)は前記画像形成装置において画面表示モードが画像編集モード(1Dモード)に切り換ったときの表示画面の一例を示す説明図である。
実施例では、画像形成装置100において、図12(a)に示すように、タッチパネルディスプレイ130には、フィットモードにおけるフィット・トゥー・スクリーン画面500が表示されている。
フィット・トゥー・スクリーン画面500のプレビュー領域480には、編集の対象となる画像(以下、「対象画像」と称する。)P1がプレビュー表示されている。
対象画像P1は、画像形成装置100において入力された複数の画像データのうちの1画像データに基づき形成された表示画像である。
対象画像P1を移動する(または挿入する)場合は、フィット・トゥー・スクリーン画面500上に表示された対象画像P1を左右方向のいずれかの方向にスライドタッチ(フリック操作)する。これにより、操作ユニット側制御部131により、対象画像P1を教示画面上で左右方向に移動することが認識される。そして、画像表示モード選択手段1310により画像を移動するために最適な画像編集モードが選択されて、図12(b)に示すように、画像編集モードに対応した画像編集モード画面520が表示される。
画像編集モード画面520には、対象画像P1に関係する複数の画像(Pn1,Pn2,Pn3・・・)が表示され、入力された画像データの配列が確認できるようにされている。
対象画像P1を移動する場所(または挿入する場所)を選択する場合は、画像編集モード画面520上を左右方向のいずれかの方向にフリック操作することで、複数の画像(Pn1,Pn2,Pn3・・・)によるプレビュー画像を左右方向のいずれかの方向にスクロール移動して目的位置を見つける。
そして、画像編集モード画面520上の目的位置(本実施例では画像Pn2と画像Pn3との間)を選択する場合は、例えば、指で目的位置をダブルタップ操作することで選択決定される。その結果、対象画像P1は、図12(b)に示すように、画像編集モード画面520において、画像Pn2と画像Pn3との間に配置された状態で表示される。
実施例によれば、フィット・トゥー・スクリーン画面500上に表示された対象画像P1を移動(または挿入)する際に、表示画面を切り換える操作を行なうことなく、対象画像P1をスライドタッチするだけで、自動的に画像移動に最適な画像編集モードが選択されて、画像編集モードに対応した画像編集モード画面520を表示することができる。これにより、対象画像P1に関係する複数の画像(Pn1,Pn2,Pn3・・・)を表示することができるので、対象画像P1を容易に目的位置に移動(または挿入)することができる。
なお、実施例では、対象画像P1を左右方向にスライドタッチすることで、複数の画像が左右方向に並んで配置された画像編集モード画面520に切り換えるようにしているが、例えば、対象画像P1を上下方向にスライドタッチすることで、画像編集モード画面520において上下方向に複数の画像が並んで配置された表示画面に切り換えるようにしてもよい。
また、実施例では、対象画像P1を左右方向にスライドタッチすることでユーザの所望する機能である移動機能を指示するようにしているが、図12(a)に示すように、アクションパネル領域482のページ移動キー482aをタッチすることで移動機能を指示するようにしてもよい。
また、実施例では、ユーザが対象画像P1をスライドタッチすることで、タッチパネルディスプレイ130の表示画面をフィット・トゥー・スクリーン画面500から画像編集モード画面520に切り換えるようにしているが、表示画面の切り換えはこれに限定されるものではない。
変形例として、例えば、対象画像P1が1ページに対して2ページ分の画像が配置される「2in1」の表示画像で両面印刷の場合には、図7に示すように、仕上がりプレビュー画面510に切り換えるようにしてもよい。
このように、画像表示モード選択手段1310により、ユーザの操作に応じて、編集画像の形態(片面印刷、両面印刷など)に対応した最適な画像表示モードを選択して表示することができる。
以上のように構成したので、上述した実施形態および実施例、変形例によれば、入力された画像データに基づいて出力される画像をプレビュー表示させる機能を有する操作ユニット120を備える画像形成装置100において、操作ユニット120の処理・動作を制御する操作ユニット側制御部131の構成として、画像表示モード選択手段1310を備えることで、ユーザが画像編集を行なう際に、ユーザの機能を選択する操作(例えば、スライドタッチにより編集画像を移動する操作)に応じて複数の画像表示モードのうちからユーザの所望する機能や編集画像の形態に対応した最適な画像表示モードを選択してタッチパネルディスプレイ130に表示することができる。これにより、画像編集するときに、編集する対象となる画像とその他の画像との位置関係を明確にできるとともに、画像の編集操作を容易にすることができるので、操作性の向上を図った画像形成装置を実現できる。
なお、上述した実施形態や実施例では、本発明に係る操作ユニット120を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、画像データを編集する機能に応じて複数の画像表示モードを備えて出力される画像のプレビュー表示する機能を有する操作ユニット(画像表示操作装置)を備える画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態や実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 画像形成装置
101 主制御部
102 原稿読取部
103 画像処理手段
104 画像形成部
105 蓄積手段
107 画像出力手段
120 操作ユニット(画像表示操作装置)
130 タッチパネルディスプレイ(表示手段)
131 操作ユニット側制御部(表示制御手段)
132 表示パネル(表示手段)
134 タッチパネル
135 操作位置検出手段
136 画面表示手段
137 表示画像生成手段
330 ホーム画面
400 システム領域
410 機能選択領域
452 原稿表示モードボタン
454 プレビューボタン
456 フィット・トゥー・スクリーンボタン
480 プレビュー領域
482 アクションパネル領域
484 タスクトリガー領域
500 フィット・トゥー・スクリーン画面
510 プレビュー画面
520 画像編集モード画面
530 原稿表示モード画面
1310 画像表示モード選択手段
P1 対象画像

Claims (6)

  1. 複数の表示モードを有する画像表示操作装置において、
    画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部と、
    前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更することを特徴とする画像表示操作装置。
  2. 変更される前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさの変更は、前記表示部の長手方向に沿って長さが変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像表示操作装置。
  3. 前記表示制御部は、前記機能選択表示領域に対する操作により、前記機能選択表示領域の表示形態を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像表示操作装置。
  4. 前記表示制御部は、前記機能選択表示領域が拡大された後、前記機能選択表示領域に対する操作がされることなく所定時間が経過した場合、前記機能選択領域の表示形態は元に戻すことを特徴とする請求項3に記載の画像表示操作装置。
  5. 請求項1から4のうちの何れか一項に記載の画像表示操作装置と、入力された画像データに基づいて画像を記録媒体上に形成する画像形成部と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  6. 複数の表示モードを有し、画像を表示する画像表示領域と、各機能の設定のための機能選択メニューを表示する機能選択表示領域と、を含む表示部を備える画像表示操作装置の画像表示操作方法であって、
    前記表示部における前記画像表示領域と前記機能選択表示領域の表示領域を設定して表示する行程と、
    前記複数の表示モードのうちの選択された表示モードに応じて、前記画像表示領域および前記機能選択表示領域の大きさを変更する行程と、
    を備えることを特徴とする画像表示操作方法。
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