JP2017022289A - 半導体レーザ、光モジュール、光通信装置、及び光通信システム - Google Patents

半導体レーザ、光モジュール、光通信装置、及び光通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】良好な高速変調特性を得ること。
【解決手段】2.5Gbps以上の通信速度の光通信に用いられる直接変調型の半導体レーザであって、GaAs基板10上に設けられ、n型導電型の下部クラッド層14と、前記下部クラッド層上に設けられ、InAsからなる複数の量子ドット42とGaAs又はAlGaAsからなり前記複数の量子ドットを覆うバリア層50とを含む複数の量子ドット層52が積層された活性層40と、前記活性層上に設けられ、p型導電型の上部クラッド層20と、前記上部クラッド層上に設けられたp電極30と、前記GaAs基板の下面に設けられたn電極36と、を備え、前記複数の量子ドット層の前記量子ドットの面密度Dは4×1010cm−2より高く、前記複数の量子ドット層の厚さTは42000×D−0.295≦T<40nmである半導体レーザ。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体レーザ、光モジュール、光通信装置、及び光通信システムに関する。
近年、複数の量子ドットを有する活性層を備えた半導体レーザの研究が盛んに行われている。例えば、InAsからなる量子ドットの結晶成長に関する研究や(例えば非特許文献1)、量子ドットを用いた半導体レーザの変調特性の研究がなされている(例えば非特許文献2〜4)。また、量子ドットを含む量子ドット層の光学ゲイン特性を良好にする技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特表2004−528705号公報
V.M. Ustinov, 外13名, "1.3μm InAs/GaAs quantum dot lasers and VCSELs grown by molecular beam epitaxy", Journal of Crystal Growth 227-228, 2001, p.1155-1161 Yu Tanaka, 外9名, "25 Gbps Direct Modulation in 1.3-μm InAs/GaAs High-Density Quantum Dot Lasers", Optical Society of America, 2010, Vol.CTuZi S.M. Kim, 外3名, "High-Frequency Modulation Characteristics of 1.3-μm InGaAs Quantum Dot Lasers", IEEE PHOTONICS TECHBOLOGY LETTERS, 2004, VOL.16, No.2, p.377-379 M Kuntz, 外17名, "Direct modulation and mode locking of 1.3μm quantum dot lasers", New Journal of Physics, 2004, Vol.6 No.181
InAsからなる量子ドットと量子ドットを覆うGaAs又はAlGaAsからなるバリア層とを含む複数の量子ドット層が積層された活性層では、量子ドットによる歪みに起因した品質劣化を抑制するために、バリア層を厚くしている。しかしながら、バリア層が厚くなると、量子ドット層が厚くなり、その結果、活性層が厚くなるため、直接変調型の半導体レーザにおいて、良好な高速変調特性を得ることが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、良好な高速変調特性を得ることが可能な半導体レーザ、光モジュール、光通信装置、及び光通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、2.5Gbps以上の通信速度の光通信に用いられる直接変調型の半導体レーザであって、GaAs基板上に設けられ、第1導電型を有する下部クラッド層と、前記下部クラッド層上に設けられ、InAsからなる複数の量子ドットとGaAs又はAlGaAsからなり前記複数の量子ドットを覆うバリア層とを含む複数の量子ドット層が積層された活性層と、前記活性層上に設けられ、前記第1導電型とは反対の導電型である第2導電型を有する上部クラッド層と、前記上部クラッド層上に設けられた第1導電型用電極と、前記GaAs基板の下面に設けられた第2導電型用電極と、を備え、前記複数の量子ドット層の前記量子ドットの面密度Dは4×1010cm−2より高く、前記複数の量子ドット層の厚さTは42000×D−0.295≦T<40nmであることを特徴とする半導体レーザである。本発明によれば、良好な高速変調特性を得ることができる。
上記構成において、前記活性層は、5層以上の前記量子ドット層が積層されている構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の量子ドット層は、前記複数の量子ドットの間に設けられたInGaAs層を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記半導体レーザの発振波長は、1.2μm以上且つ1.35μm以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の量子ドット層のうち最下層の量子ドット層は、GaAs層又はAlGaAs層の上面に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記下部クラッド層と前記活性層との間に設けられ、GaAsからなる第1導波路層と、前記上部クラッド層と前記活性層との間に設けられ、GaAsからなる第2導波路層と、を備え、前記下部クラッド層及び前記上部クラッド層はAlGaAsからなり、前記活性層は前記第1導波路層と前記第2導波路層とに接して設けられている構成とすることができる。
本発明は、上記のいずれかに記載の半導体レーザを備えることを特徴とする光モジュールである。
本発明は、上記記載の光モジュールを備えることを特徴とする光通信装置である。
本発明は、上記記載の光通信装置を備えることを特徴とする光通信システムである。
本発明によれば、良好な高速変調特性を得ることができる。
図1は、複数の量子ドット層が積層された活性層を示す断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、シミュレーション結果の概要を説明するための斜視図である。 図3は、シミュレーション結果の詳細を説明するための図である。 図4は、量子ドットの垂直結合の評価のために作製した試料の断面図である。 図5(a)から図5(c)は、量子ドットの垂直結合の評価のために作製した試料のSEM像である。 図6は、発明者が行ったシミュレーションの結果と実験の結果とを合わせた図である。 図7は、実施例1に係る半導体レーザを示す断面斜視図である。 図8は、1層分の量子ドット層を示す断面図である。 図9は、実施例1の半導体レーザの周波数応答特性の室温での実験結果を示す図である。 図10は、量子ドットの間にInGaAs層が形成された場合の量子ドット層を示す断面図である。 図11は、InAs量子ドットの間にInGaAs層を形成した試料のSEM像である。 図12は、実施例2に係る光モジュールを示すブロック図である。 図13は、実施例3に係る光通信装置を示すブロック図である。 図14は、実施例4に係る光通信システムを示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
複数の量子ドットを有し、発振波長が1.2μm〜1.35μmである半導体レーザでは、量子ドットにInAsが用いられる。しかしながら、InAsからなる量子ドットと当該量子ドットを覆うGaAsからなるバリア層とを含む量子ドット層が複数積層された活性層を用いた場合には、以下の課題が存在する。図1は、複数の量子ドット層76が積層された活性層70を示す断面図である。図1のように、量子ドット層76は、InAsからなる量子ドット72と、量子ドット72を覆うGaAsからなるバリア層74と、を含む。活性層70は、複数の量子ドット層76が積層されている。
InAsの量子ドット72をGaAsのバリア層74で覆う量子ドット層76では、量子ドットがInGaAsからなる場合などに比べて、格子定数の差のために量子ドット72の直上に位置する領域でのバリア層74の歪みが大きくなる。このことは、InAsからなる単一の量子ドットをGaAsからなるバリア層で覆った構造のシミュレーション結果からも得られている。
複数の量子ドット層76を積層する場合、歪みを有するバリア層74上に量子ドット72が形成されることになる。量子ドット72は歪みの大きい領域に形成され易いことから、上層の量子ドット72は下層の量子ドット72の直上に形成され易い。このため、複数の量子ドット層76が積層されると、量子ドット72が量子ドット層76の積層方向で並んで形成される(以下、これを量子ドットの垂直結合と称す)ことが起こり得る。このような量子ドットの垂直結合が起こると、歪みが累積的に蓄積されていき、バリア層74の歪みが非常に大きくなる。
大きな歪みを有するバリア層74上に量子ドット72が形成されると、隣り合って形成されるべき量子ドットが集まって大きな量子ドット72が形成され、量子ドット72の大きさのばらつきや面密度の低下が起こる。また、バリア層74の歪みが臨界に達すると、バリア層74に貫通転位が発生して非発光中心が活性層70内に導入される。これらによって、レーザ特性が低下してしまうことが生じる。
レーザ特性の低下を抑制するために、バリア層74を厚くして、量子ドット72の直上でのバリア層74の歪みを軽減させることが考えられる。しかしながら、バリア層74を厚くすると、量子ドット層76の厚さTも厚くなり、その結果、活性層70が厚くなってしまう。十分な利得を得るために量子ドット層76を5層以上積層することから、活性層70は非常に厚くなってしまう。このため、直接変調型の半導体レーザにおいて、良好な高速変調特性を得ることが難しい。
ここで、発明者は、量子ドットの面密度が低い場合には、量子ドットの直上でのバリア層の歪みが大きくなるが、量子ドットの面密度が高い場合には、バリア層の歪み具合が変わるのではないかと考え、シミュレーションを行った。シミュレーションは、GaAs基板の(100)面に複数のInAsの量子ドット(以下、InAs量子ドットと称す)が形成され、複数のInAs量子ドットをGaAs層で覆った量子ドット層に対して行った。また、InAs量子ドットの大きさは、下面の直径が20nm、上面の直径が10nmの円錐台形とした。
シミュレーション結果の概要を図2(a)及び図2(b)の斜視図を用いて説明する。図2(a)及び図2(b)では、GaAs層64の上面の凹凸は歪みを表している。図2(a)のように、GaAs層64が薄い場合には、InAs量子ドット62の面密度が高い場合でも、InAs量子ドット62の直上でGaAs層64の歪みが大きかった。しかしながら、図2(b)のように、InAs量子ドット62の面密度が高い場合には、隣接するInAs量子ドット62の間でGaAs層64の歪みが大きくなるような、GaAs層64の厚さがあることが分かった。
シミュレーション結果の詳細を図3を用いて説明する。図3の横軸は、GaAs層64の厚さである。縦軸は、GaAs層64の平面方向の歪みの合計((010)方向と(001)方向の歪みの合計)であり、GaAsバルクの値に対する相対値を示している。図3中の実線、点線、破線、一点鎖線はそれぞれ、InAs量子ドット62の面密度が、15×1010cm−2、10×1010cm−2、6×1010cm−2、2×1010cm−2の場合のシミュレーション結果である。また、太線はInAs量子ドット62の直上での歪みを、細線は隣接するInAs量子ドット62の中間での歪みを示している。
図3のように、InAs量子ドット62の面密度が15×1010cm−2である場合、GaAs層64の厚さが21nm程度以上となることで、InAs量子ドット62の中間での歪みがInAs量子ドット62の直上よりも大きくなった。InAs量子ドット62の面密度が10×1010cm−2、6×1010cm−2、2×1010cm−2の場合も同様に、GaAs層64の厚さが25nm程度、30nm程度、48nm程度以上となることで、InAs量子ドット62の中間での歪みがInAs量子ドット62の直上よりも大きくなった。このように、InAs量子ドット62の面密度が高くなる程、InAs量子ドット62の中間での歪みがInAs量子ドット62の直上よりも大きくなるGaAs層64の厚さが薄くなる結果となった。
このシミュレーション結果から、InAs量子ドット62の面密度が高い場合には、GaAs層64を必要以上に厚くしなくても適切な厚さにすることで、InAs量子ドット62の直上でのGaAs層64の歪みを軽減できることが分かった。すなわち、InAsからなる複数の量子ドットと複数の量子ドットを覆うGaAsからなるバリア層とを含む量子ドット層が複数積層された活性層において、バリア層を必要以上に厚くしなくても、量子ドットの垂直結合が抑制される可能性があることが分かった。
そこで、発明者は、実際に試料を作製して、量子ドットの垂直結合について評価した。図4は、量子ドットの垂直結合の評価のために作製した試料の断面図である。図4のように、GaAs基板60の(001)面上に、複数のInAs量子ドット62とInAs量子ドット62を覆うGaAs層64とからなる量子ドット層66を複数積層した。InAs量子ドット62は、分子線エピタキシー(MBE:molecular beam epitaxy)法を用いた自己形成成長法によって形成した。複数の量子ドット層66において、GaAs層64の厚さ(すなわち、量子ドット層66の厚さT)は、GaAs基板60側から順に、19nm、21nm、23nm、28nm、33nm、38nm、48nm、58nmと変化させた。このような試料を、InAs量子ドット62の面密度が1.5×1010cm−2、6×1010cm−2、1×1011cm−2の場合の3種類作製した。InAs量子ドット62の面密度を変えることは、MBE法での成長温度と成長速度を制御することで行った。なお、InAs量子ドット62の大きさは、面密度が6×1010cm−2、1×1011cm−2の場合には直径が20nm程度で、面密度が1.5×1010cm−2の場合には直径が30nm程度、高さは共に7.5nm程度であった。
図5(a)から図5(c)は、量子ドットの垂直結合の評価のために作製した試料のSEM(Scanning Electron Microscope)像である。図5(a)は、InAs量子ドット62の面密度が1.5×1010cm−2、図5(b)は、6×1010cm−2、図5(c)は、1×1011cm−2の場合のSEM像である。図5(a)のように、InAs量子ドット62の面密度が1.5×1010cm−2の場合では、GaAs層64の厚さが48nm程度で、量子ドットの垂直結合が抑制された。図5(b)のように、InAs量子ドット62の面密度が6×1010cm−2の場合では、GaAs層64の厚さが33nm程度で、量子ドットの垂直結合が抑制された。図5(c)のように、InAs量子ドット62の面密度が1×1011cm−2の場合では、GaAs層64の厚さが28nm程度で、量子ドットの垂直結合が抑制された。このように、量子ドットの垂直結合が抑制されるGaAs層64の厚さは、InAs量子ドット62の面密度が低い程厚く、InAs量子ドット62の面密度が高い程薄い結果となった。
図6は、発明者が行ったシミュレーションの結果と実験の結果とを合わせた図である。図6の横軸は、InAs量子ドット62の面密度D(cm−2)である。縦軸は、量子ドット層66の厚さT(nm)、すなわちGaAs層64の厚さである。InAs量子ドット62の中間での歪みがInAs量子ドット62の直上よりも大きくなる量子ドット層66の厚さのシミュレーション結果(図3参照)を黒丸で示し、黒丸の近似曲線を破線で示している。量子ドットの垂直結合が起こらない量子ドット層66の厚さの実験結果(図5(a)から図5(c)参照)を白丸で示し、白丸の下側での近似曲線を実線で示している。なお、白丸を大きく図示しているが、これは、実験では量子ドット層66の厚さをある程度の幅を空けて形成したためである。
図6のように、実験結果は、シミュレーション結果と概ね合致し、量子ドット層66の厚さTを、T≧42000×D−0.295とすることで、量子ドットの垂直結合が抑えられることが分かった。そこで、発明者が、シミュレーション及び実験によって新たに見出した当該知見に基づく実施例を以下に示す。
図7は、実施例1に係る半導体レーザ100を示す断面斜視図である。実施例1の半導体レーザ100は、2.5Gbps以上の通信速度の光通信に用いられる直接変調型のファブリペロー半導体レーザであり、1.2μm以上且つ1.35μm以下の波長のレーザ光を発振する。図7のように、実施例1の半導体レーザ100は、n型のGaAs基板10上に、n型のGaAsからなるバッファ層12が形成されている。バッファ層12上に、n型のAlGaAsからなる下部クラッド層14が形成されている。バッファ層12及び下部クラッド層14にドープされるn型ドーパントとして、例えばシリコン(Si)が用いられる。下部クラッド層14のAl組成比は、例えば0.2以上且つ0.9以下、好ましくは0.3以上0.4以下である。
下部クラッド層14上に、アンドープのGaAsからなる導波路層16が形成されている。導波路層16上に、量子ドット42を含む量子ドット層52が複数積層された活性層40が形成されている。
図8は、1層分の量子ドット層52を示す断面図である。図8のように、量子ドット層52は、InAsからなる複数の量子ドット42と、複数の量子ドット42を覆うGaAsからなるバリア層50と、を含む。量子ドット42の大きさは、例えば直径が10nm以上且つ40nm以下で、高さが3nm以上且つ15nm以下である。バリア層50は、複数の量子ドット42を覆う、アンドープのGaAsからなる第1バリア層44と、第1バリア層44上に形成され、p型のGaAsからなる第2バリア層46と、第2バリア層46上に形成され、アンドープのGaAsからなる第3バリア層48と、を含む。第1バリア層44は、複数の量子ドット42に接して、複数の量子ドット42を覆っている。第2バリア層46は第1バリア層44の上面に接して形成され、第3バリア層48は第2バリア層46に接して形成されている。
量子ドット42の面密度Dは、適切な利得を得るために4×1010cm−2より高くなっている。また、量子ドット層52の厚さTは、2.5Gbps以上の光通信に適切した高速な変調速度を得るために40nmより薄く、且つ、量子ドットの垂直結合を抑制するため、42000×D−0.295以上となっている。すなわち、量子ドット層52の厚さTは、42000D−0.295≦T<40nmである。
図7のように、活性層40上に、アンドープのGaAsからなる導波路層18が形成されている。導波路層18上に、p型のAlGaAsからなる上部クラッド層20が形成されている。上部クラッド層20は、両側に凹部24が形成されたリッジ部22を有する。上部クラッド層20は、凹部24の下にも残存する。リッジ部22の側面は、垂直状であってもよいし、テーパ状であってもよい。上部クラッド層20上に、p型のGaAsからなるコンタクト層26が形成されている。上部クラッド層20及びコンタクト層26にドープされるp型ドーパントとして、例えばベリリウム(Be)が用いられる。上部クラッド層20のAl組成比は、例えば0.2以上且つ0.9以下、好ましくは0.3以上0.5以下である。
コンタクト層26の上面並びに凹部24の側面及び底面に、例えば二酸化シリコン(SiO)からなる保護膜28が形成されている。リッジ部22上の保護膜28には開口が形成されていて、当該開口で露出したコンタクト層26の上面にp電極30が形成されている。リッジ部22以外の保護膜28上に、p電極30と配線32を介して接続するパッド34が形成されている。GaAs基板10の下面には、n電極36が形成されている。
バッファ層12、下部クラッド層14、導波路層16、活性層40、導波路層18、上部クラッド層20、及びコンタクト層26は、例えばMBE法を用いて形成されることができる。また、量子ドット42は、例えばS−K(Stranski-Krastanov)成長モードを基礎とした自己形成成長法によって形成されることができる。
次に、発明者が、実施例1の半導体レーザ100の周波数応答特性を調べた実験について説明する。表1及び表2は、実験に用いた半導体レーザ100の各層の材料、膜厚、ドーピング濃度を示している。表1は、活性層40以外の各層について示し、表2は、活性層40について示している。
Figure 2017022289
Figure 2017022289
表1のように、下部クラッド層14と上部クラッド層20はそれぞれ、Al組成比が異なるAlGaAs層が3層積層された構造、すなわち下層、中層、上層の3層構造とした。上部クラッド層20は、上層と中層とでリッジ部22が形成され、凹部24下に下層が残存しているとした。また、活性層40では、アンドープのInAsからなる量子ドット42は、高さが7.5nmで、面密度Dが6.6×1010cm−2であるとした。量子ドット層52は8層積層され、量子ドット層52の厚さTは30nmであるとした。なお、7.5nmの高さの量子ドット42は、0.9nm厚のInAsを堆積し、自己形成させることによって形成した。
図9は、実施例1の半導体レーザ100の周波数応答特性の室温での実験結果を示す図である。図9の横軸は、閾値電流以上の電流の平方根である。縦軸は、周波数0(ゼロ)におけるレスポンスが3dB低下したときのカットオフ周波数である。実施例1の半導体レーザ100の実験結果を黒丸で示している。また、比較のために、比較例1の半導体レーザの実験結果を白丸で示している。比較例1の半導体レーザは、量子ドット層の厚さが40nmで、量子ドットの面密度が6.0×1010cm−2であり、複数の量子ドット間に後述する図10のInGaAs層54が設けられている点が実施例1と異なり、その他は実施例1と同じである。InGaAs層54は、膜厚が3.6nmのアンドープのIn0.13Ga0.87Asとした。
図9のように、比較例1の半導体レーザのカットオフ周波数は最大で9.5GHz程度であったのに対し、実施例1の半導体レーザ100のカットオフ周波数は最大で13GHz程度となった。
以上のように、実施例1によれば、複数の量子ドット層52それぞれの量子ドット42の面密度Dが4×1010cm−2よりも高いことで、適切な利得を得ることができる。量子ドット層52の厚さTが、42000×D−0.295≦T<40nmであることで、量子ドットの垂直結合を抑制して良好な品質を維持しつつ、良好な高速変調特性を得ることができる。
また、活性層40は、十分な利得を得るために、量子ドット層52が5層以上積層されている場合が好ましく、8層以上積層されている場合がより好ましく、10層以上積層されている場合がさらに好ましい。量子ドット層52が5層以上積層されている場合、活性層40が厚くなって高速変調特性が悪化することが懸念されるが、実施例1によれば、良好な高速変調特性を得ることができる。
また、実施例1の半導体レーザ100の発振波長は1.2μm以上且つ1.35μm以下である。発振波長を調整するために、複数の量子ドット42の間にInGaAs層が形成されていてもよい。図10は、量子ドット42の間にInGaAs層が形成された場合の量子ドット層52を示す断面図である。図10のように、複数の量子ドット42の間に、発振波長を調整するために、InGaAs層54が形成されている。InGaAs層54は、量子ドット42の高さよりも薄い厚さで複数の量子ドット42の間に形成されている。第1バリア層44は、複数の量子ドット42とInGaAs層54とを覆って形成されている。
なお、複数の量子ドット42の間にInGaAs層54が形成されている場合でも、量子ドット層52の厚さTが42000×D−0.295以下となることで、量子ドットの垂直結合を抑制することができる。このことを、発明者が行った実験によって説明する。発明者は、複数のInAs量子ドット62の間にInGaAs層54が形成されている以外は、図4と同じ構造をした試料を作製した。この試料のInAs量子ドット62の面密度は6×1010cm−2とした。図11は、InAs量子ドット62の間にInGaAs層54を形成した試料のSEM像である。図11のように、InAs量子ドット62の間にInGaAs層54が形成されている場合でも、図5(b)と同様に、GaAs層64の厚さが33nm程度で、量子ドットの垂直結合が抑制された。これから、InGaAs層54が形成されている場合でも、形成されていない場合と同様のGaAs層64の厚さで、量子ドットの垂直結合が抑制されることが分かる。したがって、InGaAs層54が形成されている場合でも、量子ドット層52の厚さTが42000×D−0.295以下となることで、量子ドットの垂直結合を抑制できることが分かる。InGaAs層54の有無で量子ドットの垂直結合を抑制できる量子ドット層52の厚さTが変化しないのは、InGaAs層54はほぼ全面に設けられるため、歪みにあまり影響を及ぼさないためと考えられる。なお、InGaAs層54のIn組成は、例えば0.05以上且つ0.4以下であり、好ましくは0.1以上且つ0.2以下である。
なお、実施例1では、バリア層50が、アンドープのGaAs層とp型のGaAs層とを含む場合を例に示したが、アンドープ又はp型のいずれか一方のGaAs層だけからなる場合でもよい。また、バリア層50は、GaAs層の場合に限られず、AlGaAs層の場合でもよい。AlGaAs層の場合でも、量子ドット層52の厚さTが42000×D−0.295以下となることで、量子ドットの垂直結合を抑制することができる。これは、GaAsとAlGaAsでは、格子定数がほとんど変わらないためである。
なお、実施例1では、活性層40が、導波路層16、18に接して設けられているが、導波路層16、18が形成されてなく、下部クラッド層14及び上部クラッド層20に接して設けられていてもよい。この場合、複数の量子ドット層52のうちの最下層の量子ドット層52は、GaAs層の上面ではなく、AlGaAs層の上面に形成される。
なお、実施例1では、2.5Gbps以上の通信速度の光通信に用いられる半導体レーザの場合を例に示したが、例えば10Gbps以上などの高速光通信に用いられる半導体レーザに適用することでより大きな効果が得られる。量子ドット層52の厚さTは、高速変調の点から、35nmより小さい場合が好ましく、30nmより小さい場合がより好ましい。また、量子ドット層52の厚さTは、量子ドットの垂直結合を抑えるにあたってのマージンを考慮すると、42000×D−0.295+1nm以上が好ましく、42000×D−0.295+2nm以上がより好ましく、42000×D−0.295+3nm以上がさらに好ましい。量子ドット42の面密度Dは、利得の点から、5×1010cm−2より大きい場合が好ましく、6×1010cm−2より大きい場合がより好ましく、7×1010cm−2より大きい場合がさらに好ましい。半導体レーザに対する変調方式は、Rz(Return to Zero)又はNRz(Non Return to Zero)のいずれであってもよい。
なお、実施例1の半導体レーザ100の発振波長は、1.2μm以上且つ1.35μm以下の場合に限らず、1.2μm以上且つ1.3μm以下の場合や、1.25μm以上且つ1.3μm以下の場合でもよい。
なお、実施例1では、n型のGaAs基板10を用いた場合を例に示したが、p型のGaAs基板を用いてもよい。下部クラッド層14の導電型がn型で、上部クラッド層20の導電型がp型である場合を例に示したが、下部クラッド層14がp型で、上部クラッド層20がn型の場合でもよい。
なお、実施例1の半導体レーザ100は、ファブリペロー半導体レーザに限らず、分布帰還型(DFB)半導体レーザや垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)の場合でもよい。
実施例2は、実施例1に係る半導体レーザを備えた光モジュールの例である。図12は、実施例2に係る光モジュール200を示すブロック図である。図12のように、実施例2の光モジュール200は、実施例1の半導体レーザ100と光導波部210とを備える。半導体レーザ100から出射された変調レーザ光は、光導波部210を通って、光ファイバ結合部220で光結合した光ファイバに入射され、光ファイバ内を伝搬する。
実施例3は、実施例2に係る光モジュールを備えた光通信装置の例である。図13は、実施例3に係る光通信装置300を示すブロック図である。図13のように、実施例3の光通信装置300は、送信部として機能する実施例3の光モジュール200、受信部310、及び制御部320を備える。光モジュール200は、制御部320からの送信データ信号を光に変換して出射する。出射された光は、光ファイバに入射され、光ファイバ内を伝搬する。受信部310は、光ファイバ内を伝搬してきた光を受光し、受信データとして制御部320に出力する。
実施例4は、実施例3に係る光通信装置300を備えた光通信システムの例である。図14は、実施例4に係る光通信システム400を示すブロック図である。図14のように、実施例4の光通信システム400は、第1光通信装置300a、第2光通信装置300b、及び第1光通信装置300aと第2光通信装置300bとを接続する光ファイバ410を備える。第1光通信装置300aは、光モジュール200a、受信部310a、及び制御部320aを備える。第2光通信装置300bは、光モジュール200b、受信部310b、及び制御部320bを備える。
第1光通信装置300aの光モジュール200aが、制御部320aからの送信データ信号を光に変換して出射すると、出射された光は、光ファイバ410内を伝搬し、第2光通信装置300bの受信部310bで受光される。受信部310bで光を受光すると、受信データが制御部320bに出力される。同様に、第2光通信装置300bの光モジュール200bが、制御部320bからの送信データ信号を光に変換して出射すると、出射された光は、光ファイバ410内を伝搬し、第1光通信装置300aの受信部310aで受光される。受信部310aで光を受光すると、受信データが制御部320aに出力される。これにより、第1光通信装置300aと第2光通信装置300bとの間でデータ通信を行うことができる。
実施例4のように、第1光通信装置300aと第2光通信装置300bとの間で光ファイバ410を用いてデータ通信を行う光通信システム400は、FTTH(Fiber To The Home)や光通信基幹網に用いられる場合が好ましい。また、光ファイバ410を用いずに、第1光通信装置300aと第2光通信装置300bとが、空間に出射した光を受光することで、データ通信を行う場合でもよい。この場合、第1光通信装置300aと第2光通信装置300bとは、例えばパーソナルコンピュータとすることができ、また、第1光通信装置300a及び第2光通信装置300bの一方はパーソナルコンピュータとし、他方は携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の電子機器やプロジェクタとしてもよい。
以上、発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 GaAs基板
12 バッファ層
14 下部クラッド層
16、18 導波路層
20 上部クラッド層
26 コンタクト層
30 p電極
36 n電極
40 活性層
42 量子ドット
44 第1バリア層
46 第2バリア層
48 第3バリア層
50 バリア層
52 量子ドット層
54 InGaAs層
60 GaAs基板
62 InAs量子ドット
64 GaAs層
66 量子ドット層
70 活性層
72 量子ドット
74 バリア層
76 量子ドット層
100 半導体レーザ
200 光モジュール
300 光通信装置
400 光通信システム

Claims (9)

  1. 2.5Gbps以上の通信速度の光通信に用いられる直接変調型の半導体レーザであって、
    GaAs基板上に設けられ、第1導電型を有する下部クラッド層と、
    前記下部クラッド層上に設けられ、InAsからなる複数の量子ドットとGaAs又はAlGaAsからなり前記複数の量子ドットを覆うバリア層とを含む複数の量子ドット層が積層された活性層と、
    前記活性層上に設けられ、前記第1導電型とは反対の導電型である第2導電型を有する上部クラッド層と、
    前記上部クラッド層上に設けられた第1導電型用電極と、
    前記GaAs基板の下面に設けられた第2導電型用電極と、を備え、
    前記複数の量子ドット層の前記量子ドットの面密度D(cm−2)は4×1010cm−2より高く、前記複数の量子ドット層の厚さT(nm)は42000×D−0.295≦T<40nmであることを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記活性層は、5層以上の前記量子ドット層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 前記複数の量子ドット層は、前記複数の量子ドットの間に設けられたInGaAs層を含むことを特徴とする請求項1または2記載の半導体レーザ。
  4. 前記半導体レーザの発振波長は、1.2μm以上且つ1.35μm以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の半導体レーザ。
  5. 前記複数の量子ドット層のうち最下層の量子ドット層は、GaAs層又はAlGaAs層の上面に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の半導体レーザ。
  6. 前記下部クラッド層と前記活性層との間に設けられ、GaAsからなる第1導波路層と、
    前記上部クラッド層と前記活性層との間に設けられ、GaAsからなる第2導波路層と、を備え、
    前記下部クラッド層及び前記上部クラッド層はAlGaAsからなり、
    前記活性層は前記第1導波路層と前記第2導波路層とに接して設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の半導体レーザ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項記載の半導体レーザを備えることを特徴とする光モジュール。
  8. 請求項7記載の光モジュールを備えることを特徴とする光通信装置。
  9. 請求項8記載の光通信装置を備えることを特徴とする光通信システム。
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