JP2017021961A - Led照明装置 - Google Patents

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Hiroki Yoneda
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Abstract

【課題】 美観を損ねない外観を有しつつ、無線通信の感度を向上することが可能なLED照明装置を提供すること。
【解決手段】 複数のLEDチップ221を具備するLED発光部2と、LED発光部2に電力を供給する電源部4と、電波を送受信するためのアンテナ部54を有する無線通信モジュール5と、LED発光部2、電源部4および無線通信モジュール5を支持する支持部材1と、を備えたLED照明装置A1であって、支持部材1は、金属からなり、LED発光部2は、支持部材1の正面側に配置されており、無線通信モジュール5は、支持部材1の背面側に配置されており、正面視において、無線通信モジュール5のアンテナ部54が、支持部材1から露出している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、LED照明装置に関する。
LEDチップを光源とした様々な照明装置が提案されている。特許文献1には、従来のLED照明装置の一例が開示されている。同文献に開示されたLED照明装置は、複数のLEDチップを備えており、天井などに取り付けられるいわゆるシーリングライトとして構成されている。特許文献1には、このような構成の従来のLED照明装置の一例が開示されている。
設置環境である住宅内には、複数のLED照明装置が異なる場所に離散的に配置されることが一般的である。これらのLED照明装置を統合的に制御する方策の一つとして、無線通信を利用した制御形態が挙げられる。しかしながら、無線通信の電波を送受信するアンテナ部のLED照明装置における配置は、送受信の感度に大きく影響する。その一方で、アンテナ部がLED照明装置に外観に大きく表れることは、LED照明装置の美観の観点から好ましくない。
特開2014−170713号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、美観を損なうことを抑制しつつ、無線通信の感度を向上することが可能なLED照明装置を提供することをその課題とする。
本発明によって提供されるLED照明装置は、複数のLEDチップを具備するLED発光部と、前記LED発光部に電力を供給する電源部と、電波を送受信するためのアンテナ部を有する無線通信モジュールと、前記LED発光部、前記電源部および前記無線通信モジュールを支持する支持部材と、を備えたLED照明装置であって、前記支持部材は、金属からなり、前記LED発光部は、前記支持部材の正面側に配置されており、前記無線通信モジュールは、前記支持部材の背面側に配置されており、前記正面側から見た正面視において、前記無線通信モジュールの前記アンテナ部が、前記支持部材から露出していることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部に対して前記正面側に位置して前記LED発光部からの光を透過させる正面部を有し、前記支持部材に取り付けられた透光カバーを備えている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、半透明である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記正面視において、前記透光カバーは、前記支持部材および前記無線通信モジュールそれぞれのすべてを内包している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記透光カバーは、前記背面側から見た背面視において前記正面部の外縁と前記支持部材の外縁との間に位置する背面部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールの前記アンテナ部は、全体として前記支持部材の正面視外形に沿った方向を長手方向とする形状である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールは、無線通信制御部を有しており、前記正面視において、前記無線通信制御部は、前記支持部材と重なっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールは、前記アンテナ部および前記無線通信制御部が搭載された主基板を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記主基板の少なくとも一部が、前記正面視において前記支持部材から露出している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールは、前記主基板を支持する支持基板を有しており、前記正面視において前記支持基板は、前記支持部材と重なっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材の正面視外形は、円形である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部は、前記背面視において前記支持部材の中心を通るある直径を基準として片側に偏って設けられており、前記無線通信モジュールは、前記支持部材の中心を挟んで前記電源部とは反対側に位置している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールに繋がる無線通信モジュール側ケーブルと、前記電源部に繋がる電源部側ケーブルと、前記無線通信モジュール側ケーブルおよび前記電源部側ケーブルを接続する中継コネクタと、を備えており、前記背面視における前記支持部材の中心を基準とする周方向において、前記無線通信モジュールと前記中継コネクタとは、異なる方位に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記中継コネクタは、前記支持部材に設けられた貫通孔に挿通されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記支持部材は、中心側において前記背面側に凹む凹状部と、前記凹状部を囲む環状部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記電源部は、前記凹状部に収容されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記無線通信モジュールは、前記環状部の前記背面側に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記凹状部は、前記背面側に位置する背板部と、前記背板部を囲み且つ前記背板部から前記正面側に起立する側板部と、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状部は、前記凹状部の前記背板部よりも前記正面側に位置している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記環状部は、前記凹状部側に位置する内環部と、前記内環部を囲み且つ前記内環部よりも背面側に位置する外環部とを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、前記LEDチップを覆う封止樹脂を有する複数のLEDモジュールを備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記LED発光部は、前記複数のLEDモジュールが搭載されたLED基板を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数のLEDモジュールは、互いに異なる色温度の光を発する第1LEDモジュールと第2LEDモジュールとを含む。
本発明によれば、美観を損なうことを抑制しつつ、無線通信の感度を向上することが可能なLED照明装置を提供することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置の正面視を示す正面図である。 図1のLED照明装置の背面視を示す背面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のLED照明装置を示す透光カバーを想像線で表した正面図である。 図1のLED照明装置を示す要部背面図である。 図1のLED照明装置を示す要部断面図である。 図1のLED照明装置のLEDモジュールを示す断面図である。 図1のLED照明装置の無線通信モジュールを示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に基づくLED照明装置を示す正面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明の第1実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A1は、支持部材1、LED発光部2、透光カバー3、電源部4および無線通信モジュール5を備えている。
図1は、LED照明装置A1を示す正面図である。図2は、LED照明装置A1を示す背面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図4は、LED照明装置A1を示す透光カバーを想像線で表した正面図である。図5は、図3と同様の断面におけるLED照明装置A1を示す要部背面図である。図6は、LED照明装置A1を示す要部断面図である。
なお、図3においては、図中左側に天井面が位置し、図中右側に床面が位置する。本実施形態の構成を用いて言い換えると、透光カバー3に対して支持部材1が位置している側に天井面が位置し、これと反対に支持部材1に対して透光カバー3が位置している側に床面が位置する。LED照明装置が天井に設置された状態で、天井面に対して直角である方向(鉛直方向)がz方向である。z方向における床面側を正面側、z方向における天井面側を背面側と便宜上定義する。正面側および背面側の語は、以下に述べるLED照明装置の構成を特定するためのものであり、LED照明装置の設置姿勢によっては、天井面や床面との関係が異なりうる。
支持部材1は、LED発光部2、透光カバー3、電源部4および無線通信モジュール5を支持する部材である。支持部材1は、金属からなり、本実施形態においては、たとえば金属板に対してプレス加工および切断加工を施すことによって形成されている。また、本実施形態の支持部材1は、全体が一体的に形成されているが、たとえば複数の部品が組み合わされることにより、支持部材1を構成してもよい。
支持部材1の形状は特に限定されないが、本実施形態においては、支持部材1の正面側から見た正面視外形は、円形である。支持部材1は、凹状部11および環状部12を有する。
凹状部11は、環状部12に対して支持部材1の中心O側において正面側から見た場合に背面側に向けて凹んでおり、本実施形態においては、正面視円形状である。凹状部11は、背板部111および側板部112を有する。背板部111は、凹状部11のうち背面側に位置しており、天井面に対して略平行に配置される部位である。側板部112は、正面視において背板部111を囲んでおり、背板部111から正面側に起立する。側板部112には、貫通孔112aが形成されている。貫通孔112aは、側板部112を径方向に貫通しており、凹状部11内の空間と環状部12に対して背面側に位置する空間とを通じさせている。また、凹状部11には、取付用孔110が形成されている。取付用孔110は、背板部111の正面視中央に位置しており、たとえば正面視円形状である。
環状部12は、正面視において凹状部11を囲んでおり、本実施形態においては、正面視円環状である。本実施形態においてはさらに、環状部12は、内環部121および外環部122を有する。背板部111は、凹状部11側に位置しており正面視円環状である。外環部122は、正面視において内環部121を囲んでおり、内環部121よりも背面側に位置している。本実施形態においては、環状部12は、凹状部11の背板部111よりも正面側に位置している。
LED発光部2は、LED照明装置A1の発光要素である。本実施形態においては、LED発光部2は、複数のLED基板21および複数のLEDモジュール22を有する。
複数のLED基板21は、各々に複数のLEDモジュール22が搭載されている。各LED基板21は、たとえばガラスエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる基材と、当該基材上に形成された配線パターン(図示略)とからなる。この配線パターンを介して、複数の22は、電源部4に接続されている。当該配線パターンによる複数のLEDモジュール22の接続形態は、たとえばすべてのLEDモジュール22を並列に接続する形態や、いくつかずつのLEDモジュール22が互いに並列に接続された複数のグループを直列に接続する形態などが挙げられる。本実施形態においては、4つのLED基板21が採用されている。これらのLED基板21は、全体として平面視円環形状をなしている。
複数のLEDモジュール22は、LED発光部2の発光機能を実現する機能モジュールである。本実施形態においては、複数のLEDモジュール22が略同心円上に配置されている。また、本実施形態においては、複数のLEDモジュール22は、第1LEDモジュール22Aおよび第2LEDモジュール22Bを含む。第1LEDモジュール22Aは、発する光の色温度が6500K程度であり、いわゆる昼光色の光を発する。第2LEDモジュール22Bは、発する光の色温度が3000K程度であり、いわゆる電球色の光を発する。なお、図4においては、理解の便宜上、第2LEDモジュール22Bに離散点からなるハッチングを付している。
図7は、第1LEDモジュール22Aあるいは第2LEDモジュール22Bを示す断面図である。第1LEDモジュール22Aおよび第2LEDモジュール22Bの基本構成は同様であり、LEDチップ221、リード222、封止樹脂223およびケース224を具備している。
LEDチップ221は、LEDモジュール22(LED発光部2)の光源であり、たとえばGaN系半導体からなる。LEDチップ221は、たとえば青色光を発する。リード222は、LEDチップ221が搭載されており、LEDチップ221への導通経路を構成している。リード222は、たとえばCuまたはNiなどの金属からなる。たとえば、図7におけるリード222の図中下面がLED基板21の上述した配線パターンに半田付けされるなどにより、LEDモジュール22がLED基板21に実装されている。封止樹脂223は、LEDチップ221を覆っている。
封止樹脂223は、LEDチップ221からの光を透過する透明なシリコーン樹脂や透明なエポキシ樹脂と、これらの樹脂に混入された蛍光材料からなる。前記蛍光材料は、LEDチップ221からの青色光によって励起されることにより、黄色光などの異なる波長の光を発する。前記蛍光材料の組成などを調整することにより、第1LEDモジュール22Aからは昼光色の光が発せられ、第2LEDモジュール22Bからは電球色の光が発せられる。ケース224は、LEDチップ221を囲んでおり、たとえば白色のエポキシ樹脂からなる。ケース224によって囲まれた領域には、封止樹脂223が充填されている。
透光カバー3は、正面視においてLED発光部2を覆っている。透光カバー3は、LED発光部2からの光を透過させる材質からなる。本実施形態においては、透光カバー3は、LED発光部2からの光を拡散させつつ透過させる材質からなり、たとえば透過率が40%〜90%の半透明の乳白色樹脂からなる。透光カバー3は、支持部材1に対して例えば係合によって固定されている。
透光カバー3は、正面部31および背面部32を有する。正面部31は、LED発光部2に対して正面側に配置されている。正面部31の形状は特に限定されず、本実施形態においては、正面側に緩やかに膨出した形状とされている。背面部32は、背面側から見た背面視において正面部31の外縁31aと支持部材1の外縁1aとの間に位置する部分である。
正面部31は、正面視において支持部材1のすべてを内包している。本実施形態においては、支持部材1および正面部31が正面視円形状であり、正面部31の直径が支持部材1の直径よりも大である。また、背面部32は、背面視においてその背面視においてその面積の半数以上が支持部材1から露出している。
電源部4は、たとえば商用の交流100V電源から受けた交流電力をLED発光部2のLEDチップ221を点灯させるのに適した直流電力に変換するものである。電源部4による電力供給の制御例としては、たとえば、LEDモジュール22に送られる電流の大きさを設定するとともに、いわゆるPWM制御によって各LEDチップ221の発光時間率を制御する方式が挙げられる。
本実施形態においては、電源部4は、電源基板41および複数の電源部品42を有する。電源基板41は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなるプリント配線基板である。複数の電源部品42は、たとえばコントロールIC、ダイオード、トランス、コンデンサおよび抵抗器などである。
電源部4は、支持部材1の凹状部11に収容されている。また、図2に示すように、本実施形態においては、電源部4は、背面視において支持部材1の中心Oを通る直径Lを基準として片側に偏って設けられている。すなわち電源部4は、その背面視における面積の半分以上が直径Lに対して片側に位置している。さらに、本実施形態においては、電源部4は、直径Lに対して片側にのみ配置されている。なお、本実施形態とは異なり、電源部4が中心Oを基準として周方向の全方位に位置する形状および配置とされていてもよい。また、本実施形態においては、電源基板41には、切欠き部411が形成されている。切欠き部411は、中心Oから径方向外方に向かって凹むように形成されている。
本実施形態においては、LED照明装置A1は、固定受電部材49を備えている。固定受電部材49は、LED照明装置A1を天井面に固定する機能と、天井面に設けられた給電部材から受電する機能とを果たす。固定受電部材49としては、公知の様々な構成のものが利用可能であり、その一例として、天井面に設置された引掛シーリングと称されるタイプの給電部材に係合する楽タッチアダプタが挙げられる。固定受電部材49が受電した交流100V商用電力は、受電ケーブル491を経て電源部4へと送られる。
無線通信モジュール5は、LED照明装置を含む種々の電子機器に搭載されることにより、当該電子機器における無線通信を実現するモジュールである。図8は、無線通信モジュール5を示す平面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。無線通信モジュール5の用途や準拠する無線通信規格は、特に限定されない。以下の説明においては、一般的に中波のカテゴリーに属し、電子機器の通信用途としては比較的長波側に属する電波であって、比較的強度が弱い電波を用いた無線通信規格が採用された場合を例に説明する。このような無線通信規格の一例としては、たとえばWi−SUNが挙げられる。また、図2および図3に示すように、無線通信モジュール5は、カバー59によって覆われていてもよい。カバー59は、無線通信モジュール5を保護するためのものであり、無線通信モジュール5の無線通信に用いられる電波を透過させる、たとえば樹脂などからなる。なお、理解の便宜上、図4〜図6においては、カバー59を省略している。さらに、LED照明装置A1は、カバー59を備えない構成であってもよい。
Wi−SUNは、IEEE 802.15.4gの物理層仕様を有し、低電力かつ高効率な無線通信を意図して設立されている。このような無線通信モジュール5における通信周波数は、1GHz以下であり、たとえば920MHzである。この場合、当該電波の波長は、326mm程度であり、1/4波長が81mm程度である。
無線通信モジュール5は、支持基板51、主基板52、無線通信制御部53およびアンテナ部54を有している。なお、無線通信モジュール5は、支持基板51および主基板52の2つの基板を有する構成に限定されず、1枚のみの基板を有する構成、3枚以上の基板を有する構成、さらには、基板を備えない構成であってもよい。
支持基板51は、主基板52を支持している。支持基板51は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材と、この基材上に形成された配線パターンとを有する。支持基板51には、複数の電子素子511とモジュールコネクタ512とが設けられている。複数の電子素子511の種類は特に限定されず、チップ抵抗器等の受動部品などが適宜選択される。モジュールコネクタ512は、無線通信モジュール5を電源部4と接続可能とするためのものである。モジュールコネクタ512は、支持基板51の前記配線パターンに導通接続されている。
主基板52は、無線通信制御部53およびアンテナ部54が搭載されており、無線通信制御部53およびアンテナ部54を支持するとともに、無線通信制御部53およびアンテナ部54に導通する導通経路を構成するものである。主基板52は、たとえばガラスエポキシ樹脂からなる基材と、たとえばCuなどの良導電性の金属からなる配線パターンとを有する。
主基板52は、複数の実装端子521を有している。複数の実装端子521は、各々が金属からなるピン状の部材であり、主基板52を支持基板51にたとえははんだ付けによって実装するために用いられる。
無線通信制御部53は、無線通信モジュール5における無線通信を総合的に制御するものであり、主基板52に搭載されている。本実施形態の無線通信制御部53は、たとえばRadio Frequency回路(以下、RF回路)を有するRF部531と、マイコンなどからなるベースバンド部532とを具備する1つのICによって構成されている。RF部531は、電波を用いた無線信号を送受信する回路である。ベースバンド部532は、RF部531からの出力に対して所定の処理を行う集積回路である。
無線通信制御部53の具体的態様は、種々に設定され特に限定されるものではない。たとえば、RF部531を構成するICと、ベースバンド部532を構成するICとが、主基板52に搭載された構成であってもよい。あるいは、前記RF回路および前記マイコンのいずれかが、主基板52に形成された配線パターンおよび所定の電子素子(いずれも図示略)によって構成されてもよい。さらに、前記RF回路および前記マイコンが、1つのICに一体的に集積された構成であってもよい。なお、ノイズ防止などの観点から、無線通信制御部53の全体または一部を覆う、たとえば金属製のカバーを備えていてもよい。
アンテナ部54は、無線通信モジュール5の無線通信において電波を送受信する部位である。アンテナ部54の送受信感度を適切に確保するためには、たとえばアンテナ部54の導体長を上述した1/4波長程度とすることが好ましい。アンテナ部54の具体的構成は特に限定されず、主基板52上に作りこまれたコイル素子や、主基板52上の配線パターンによって構成された屈曲上の導通経路によって、適宜構成される。以下の説明においては、アンテナ部54がコイル素子によって構成された場合を例に説明する。このようなアンテナ部54は、長手方向を有する形状とされる。
アンテナ部54は、正面視において支持部材1から露出している。また、本実施形態のアンテナ部54は、正面視において長矩形状とされている。さらに、アンテナ部54の長手方向は、支持部材1の正面視において隣接する外縁1aの接線に沿った方向となっている。アンテナ部54を支持部材1から露出させるために、本実施形態においては、アンテナ部54が搭載された主基板52の一部も、正面視において支持部材1から露出している。一方で、アンテナ部54は、そのすべてが正面視において透光カバー3の正面部31に内包されている。また、主基板52のすべてが正面視において透光カバー3の正面部31に内包されている。支持基板51の配置は特に限定されないが、本実施形態においては、支持基板51は、正面視において支持部材1にそのすべてが重なっている。なお、本発明においてアンテナ部54が支持部材1から露出しているとは、アンテナ部54と支持部材1との関係を特定する意図である。たとえば、透光カバー3によってアンテナ部54が正面視において視認されない構成であっても、支持部材1と無線通信モジュール5(アンテナ部54)のみに着目した場合に、正面視において支持部材1からアンテナ部54が露出していればよい。また、電源部4が、上述したように中心Oを基準として周方向の全方位に位置する形状および配置であっても、正面視において支持部材1からアンテナ部54が露出していればよい。
また、正面視において、無線通信モジュール5は、支持部材1の中心Oを通る直径Lを基準として電源部4とは反対側に位置している。特に、本実施形態においては、無線通信モジュール5は、電源部4の中心に対して周方向において180度の方位に配置されており、また、電源基板41の切欠き部411に対して中心O(直径L)を挟んで反対側に配置されている。なお、電源基板41が、中心Oを通る直径Lを超えて無線通信モジュール5側にまで延在して配置されている場合、無線通信モジュール5は、正面視または背面視において切欠き部411に対向する位置に配置されてもよい。また、無線通信モジュール5は、支持部材1の環状部12の外環部122の背面側に取り付けられている。
無線通信モジュール5は、電源部4に接続されている。無線通信モジュール5と電源部4と接続するために、本実施形態においては、モジュール側ケーブル45、電源部側ケーブル46および中継コネクタ47が具備されている。モジュール側ケーブル45は、無線通信モジュール5側に取り付けられたケーブルであり、本実施形態においては、無線通信モジュール5の支持基板51のモジュールコネクタ512にその一端が接続されている。電源部側ケーブル46は、電源部4に一端が取り付けられたケーブルである。中継コネクタ47は、電源部側ケーブル46と中継コネクタ47とを脱着可能に接続するコネクタであり、電源部側ケーブル46および中継コネクタ47それぞれの他端が接続されている。無線通信モジュール5は、たとえば、LED照明装置A1外に設けられた無線通信機能を有するコントローラ(図示略)から、LED発光部2(LEDモジュール22)の点灯状態を制御する制御命令信号を無線通信を介して受信する。無線通信モジュール5は、この制御命令信号を電源部4に送信する。電源部4は、受信した制御命令信号に基づいてLED発光部2(LEDモジュール22)の点灯状態を制御する。また、電源部4から無線通信モジュール5には、たとえばその時点でのLED発光部2(LEDモジュール22)の点灯状態を示す点灯状態信号が送信される。無線通信モジュール5は、受信した点灯状態信号を、無線通信を介して前記コントローラに送信する。
本実施形態においては、中継コネクタ47は、支持部材1の凹状部11の側板部112に設けられた貫通孔112aに挿通されている。あるいは、モジュール側ケーブル45または電源部側ケーブル46のいずれかが貫通孔112a貫通孔に挿通されていてもよい。112aは、正面視において支持部材1の中心Oを挟んで電源部4とは反対側に配置されている。また、貫通孔112aは、支持部材1の周方向において無線通信モジュール5を避けた方位に配置されている。
次に、LED照明装置A1の作用について説明する。
支持部材1は、金属からなるため、アンテナ部54が送受信する電波をほとんど透過させない。本実施形態においては、正面視において、アンテナ部54は、支持部材1から露出している。すなわち、支持部材1からアンテナ部54が外方に突出した構成となっている。これにより、アンテナ部54が送受信する電波が、支持部材1によって妨害されることを抑制することが可能である。したがって、無線通信の感度を向上させることができる。
アンテナ部54は、正面視において透光カバー3と重なっている。このため、z方向正面側からLED照明装置A1を観察した場合、アンテナ部54は、LED照明装置A1の外観には表れない。一方、透光カバー3は、樹脂からなり無線通信モジュール5のアンテナ部54が送受信する電波を透過する。したがって、LED照明装置A1は美観を損ねない外観を有しつつ、無線通信の感度を向上させることができる。
アンテナ部54の長手方向が、隣接する支持部材1の外縁1aに沿った方向であることにより、アンテナ部54の全体を正面視において支持部材1から露出させつつ、無線通信モジュール5全体として支持部材1から突出する長さを縮小することができる。
無線通信制御部53が正面視において支持部材1と重なっていることにより、正面側から向かってくるノイズ電波等が無線通信制御部53に到達することを防止することができる。
電源部4と無線通信モジュール5とは、支持部材1の中心Oを挟んで互いに反対側に配置されている。これにより、電源部4から発せられたノイズ電波が無線通信モジュール5に影響を及ぼすことを抑制することができる。特に本実施形態においては、中心Oを基準とする周方向において電源部4と無線通信モジュール5とは180度異なる方位に配置されている。これは、ノイズ電波の影響を排除するのに好ましい。
電源部4と無線通信モジュール5とは、モジュール側ケーブル45、電源部側ケーブル46および中継コネクタ47を介して接続されている。仮に、無線通信モジュール5に不具合が生じた場合、中継コネクタ47を分離させることにより、無線通信モジュール5を容易に交換することができる。また、支持部材1の側板部112に貫通孔112aを設け、貫通孔112aに中継コネクタ47を挿通することにより、モジュール側ケーブル45や電源部側ケーブル46の敷設長が不当に長くなることを回避することができる。また、周方向において無線通信モジュール5と中継コネクタ47との方位をずらすことにより、中継コネクタ47の分離作業において、作業者の手が無線通信モジュール5と干渉することなどを回避することができる。
凹状部11に電源部4を収容し、環状部12の背面側に無線通信モジュール5を配置することにより、電源部4と無線通信モジュール5とが互いにノイズ電波の影響を与えることを抑制することができる。
昼光色を発する第1LEDモジュール22Aと電球色を発する第2LEDモジュール22Bとを具備することにより、LED照明装置A1からの光の色温度を、昼光色と電球色との間で、所望の色温度とすることができる。
図10および図11は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図10および図11は、本発明の第2実施形態に基づくLED照明装置を示している。本実施形態のLED照明装置A2は、支持部材1、LED発光部2、透光カバー3、電源部4および無線通信モジュール5に加えて、外枠39を備えている。
外枠39は、正面視において透光カバー3を囲むように取り付けられた円環状の部材である。また、図11から理解されるように、正面視において無線通信モジュール5のアンテナ部54と外枠39とは、重なっていない。
このような実施形態によっても、LED照明装置A2は、美観を損ねない外観を有しつつ、無線通信の感度を向上することが可能である。また、正面視においてアンテナ部54と外枠39とが重なっていないため、外枠39が樹脂からなる場合はもちろん、外枠39が金属などからなる場合であっても、アンテナ部54が送受信する電波が外枠39によって妨害されることと回避することができる。
本発明に係るLED照明装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るLED照明装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2 LED照明装置
1 支持部材
1a 外縁
11 凹状部
110 取付用孔
111 背板部
112 側板部
112a 貫通孔
12 環状部
121 内環部
122 外環部
2 LED発光部
21 LED基板
22 LEDモジュール
22A 第1LEDモジュール
22B 第2LEDモジュール
221 LEDチップ
222 リード
223 封止樹脂
224 ケース
3 透光カバー
31 正面部
31a 外縁
32 背面部
39 外枠
4 電源部
41 電源基板
42 電源部品
45 モジュール側ケーブル
46 電源部側ケーブル
47 中継コネクタ
49 固定受電部材
491 受電ケーブル
5 無線通信モジュール
51 支持基板
511 電子素子
512 モジュールコネクタ
52 主基板
521 実装端子
53 無線通信制御部
531 RF部
532 ベースバンド部
54 アンテナ部
59 カバー

Claims (23)

  1. 複数のLEDチップを具備するLED発光部と、
    前記LED発光部に電力を供給する電源部と、
    電波を送受信するためのアンテナ部を有する無線通信モジュールと、
    前記LED発光部、前記電源部および前記無線通信モジュールを支持する支持部材と、を備えたLED照明装置であって、
    前記支持部材は、金属からなり、
    前記LED発光部は、前記支持部材の正面側に配置されており、
    前記無線通信モジュールは、前記支持部材の背面側に配置されており、
    前記正面側から見た正面視において、前記無線通信モジュールの前記アンテナ部が、前記支持部材から露出していることを特徴とする、LED照明装置。
  2. 前記LED発光部に対して前記正面側に位置して前記LED発光部からの光を透過させる正面部を有し、前記支持部材に取り付けられた透光カバーを備えている、請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記透光カバーは、半透明である、請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記正面視において、前記透光カバーは、前記支持部材および前記無線通信モジュールそれぞれのすべてを内包している、請求項2または3に記載のLED照明装置。
  5. 前記透光カバーは、前記背面側から見た背面視において前記正面部の外縁と前記支持部材の外縁との間に位置する背面部を有する、請求項2ないし4のいずれかに記載のLED照明装置。
  6. 前記無線通信モジュールの前記アンテナ部は、全体として前記支持部材の正面視外形に沿った方向を長手方向とする形状である、請求項1ないし5のいずれかに記載のLED照明装置。
  7. 前記無線通信モジュールは、無線通信制御部を有しており、前記正面視において、前記無線通信制御部は、前記支持部材と重なっている、請求項1ないし6のいずれかに記載のLED照明装置。
  8. 前記無線通信モジュールは、前記アンテナ部および前記無線通信制御部が搭載された主基板を有する、請求項7に記載のLED照明装置。
  9. 前記主基板の少なくとも一部が、前記正面視において前記支持部材から露出している、請求項8に記載のLED照明装置。
  10. 前記無線通信モジュールは、前記主基板を支持する支持基板を有しており、
    前記正面視において前記支持基板は、前記支持部材と重なっている、請求項8または9に記載のLED照明装置。
  11. 前記支持部材の正面視外形は、円形である、請求項1ないし10のいずれかに記載のLED照明装置。
  12. 前記電源部は、前記背面視において前記支持部材の中心を通るある直径を基準として片側に偏って設けられており、
    前記無線通信モジュールは、前記支持部材の中心を挟んで前記電源部とは反対側に位置している、請求項11に記載のLED照明装置。
  13. 前記無線通信モジュールに繋がる無線通信モジュール側ケーブルと、
    前記電源部に繋がる電源部側ケーブルと、
    前記無線通信モジュール側ケーブルおよび前記電源部側ケーブルを接続する中継コネクタと、を備えており、
    前記背面視における前記支持部材の中心を基準とする周方向において、前記無線通信モジュールと前記中継コネクタとは、異なる方位に配置されている、請求項12に記載のLED照明装置。
  14. 前記中継コネクタは、前記支持部材に設けられた貫通孔に挿通されている、請求項13に記載のLED照明装置。
  15. 前記支持部材は、中心側において前記背面側に凹む凹状部と、前記凹状部を囲む環状部と、を有する、請求項1ないし14に記載のLED照明装置。
  16. 前記電源部は、前記凹状部に収容されている、請求項15に記載のLED照明装置。
  17. 前記無線通信モジュールは、前記環状部の前記背面側に配置されている、請求項16に記載のLED照明装置。
  18. 前記凹状部は、前記背面側に位置する背板部と、前記背板部を囲み且つ前記背板部から前記正面側に起立する側板部と、を有する、請求項15ないし17のいずれかに記載のLED照明装置。
  19. 前記環状部は、前記凹状部の前記背板部よりも前記正面側に位置している、請求項18に記載のLED照明装置。
  20. 前記環状部は、前記凹状部側に位置する内環部と、前記内環部を囲み且つ前記内環部よりも背面側に位置する外環部とを有する、請求項19に記載のLED照明装置。
  21. 前記LED発光部は、各々が前記LEDチップ、前記LEDチップを覆う封止樹脂を有する複数のLEDモジュールを備える、請求項1ないし20のいずれかに記載のLED照明装置。
  22. 前記LED発光部は、前記複数のLEDモジュールが搭載されたLED基板を備える、請求項21に記載のLED照明装置。
  23. 前記複数のLEDモジュールは、互いに異なる色温度の光を発する第1LEDモジュールと第2LEDモジュールとを含む、請求項21または22に記載のLED照明装置。
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