JP2017021023A - 動的なスペクトル強度の補償機能を備えたクロマティック測距センサ - Google Patents

動的なスペクトル強度の補償機能を備えたクロマティック測距センサ Download PDF

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Abstract

【課題】異なるパワーレベルで照射源を駆動させた場合の入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる潜在的な誤差を取り除くための補償機能を備えたクロマティックポイントセンサ(CPS)装置の提供。【解決手段】CPS装置100は、光学ペン120、照射源164、電装部160を備え、光学ペン120は、色分散素子150を含む共焦点光路を有し、ワーク表面に近接した異なる距離で異なる波長の焦点を結ぶ。電装部160は、異なるパワーレベルで照射源164を駆動させる照射源制御部と、測定軸上に分布された複数ピクセルを有して出力スペクトルプロファイルデータを提供する波長検出器162と、潜在的な誤差を取り除くために、出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されたパワーレベルスペクトル補償部169と、を有して構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、精密測定機器に関し、特に、クロマティック測距センサ及びこれと同様の光学距離決定装置、並びに、これらの使用方法に関する。
従来、光学的高さ、光学的距離、若しくは、光学的範囲の測定センサの分野において、クロマティック共焦点の技術を利用することが知られている。特許文献1に記載されているように、光軸方向に色収差(ここでは、光軸方向または長軸方向の色分散とも呼ぶ)を示す光学構成要素を用いて、焦点までの光軸方向距離が波長に応じて変化するように、広波長帯域光源の焦点を合わせることができる。言い換えれば、広波長帯域光源のうちの唯一つの波長光のみが被測定面上に正確に合焦し、また、合焦要素との相対的な表面高さ又は相対的な光軸方向距離によって、どの波長光が最も良く合焦するかが決まる。その被測定面の反射光は、ピンホール又は光ファイバー端部のような小さな検出用アパーチャーにて再び合焦する。被測定面を反射して入出力ファイバーまでの光学装置を通って逆戻りする光のうち、被測定面で良く合焦した波長光だけがアパーチャーでも良く合焦する。他の波長光は、どれも、アパーチャーでの合焦が不完全になって、エネルギーを殆どファイバーへカップリングしない。従って、ファイバーを通って戻る光として、被測定面高さ又は被測定面までの光軸方向距離によって決められた波長光の信号レベルが、最大になる。分光器形式の検出器は、波長毎の信号レベルを測定して、被測定面の高さ等を決定する。
あるメーカーは、上述したように動作する実用的で小型経済的なクロマティック測距センサ(CRS)装置に言及している。これらは、工業上の据付作業用のクロマティックポイントセンサ(CPS)又はクロマティックラインセンサなどに適している。そのような光学装置に使用される小型経済的な色分散光学アセンブリが、「光学ペン」又は「ペン」として言及されている。光学ペンは、光ファイバーによって、クロマティックポイントセンサの電装部に接続されている。この電装部は、光学ペンから出射させるために、光をファイバーに伝導する光源を含み、また、被測定面からの戻り光を検出し分析する分光器を備えている。戻り光は、分光器を通じて波長毎に分散された強度プロファイルを形成し、分光器の検出器アレイによって受光される。電装部は、この波長毎に分散された強度プロファイルに対応したピクセルデータを分析して、強度プロファイルのピーク又は重心によって表される「主波長ピークのピクセル座標」を決定する。また、主波長ピークのピクセル座標をルックアップテーブルとともに用いて、被測定面までの距離を決定する。主波長ピークのピクセル座標は、サブピクセル分解能を有するように決定され、以下では「距離表示ピクセル座標」と称する。
また、特許文献2に記載されているように、スリット状の開孔(アパーチャー)を使って、1点にというよりはむしろ1つの線に沿って光を合焦させ、その線上の複数点を測定することによって被測定面までの距離を測定する「ラインセンサ」CRSが当該技術において知られている。
米国特許第7,876,456号公報 米国特許第8,773,757号公報
先行技術のCRS装置及びCPS装置は、照射パワーレベルに関連する不確定なわずかな影響に起因したある一定の測定誤差や測定の不安定性を呈していた。本明細書に開示するように、CPSに使用される光源のスペクトル特性は、光源が高いパワーレベル(例えば、高いデューティサイクル)で作動するのか、又は低いパワーレベル(例えば、低いデューティサイクル)で作動するのか、に応じて変動することが認められる。パワーレベルが高いほど、光源温度が高くなることが推定される。このことが、本明細書で後述する効果を説明することになるだろう。高いパワーレベルで作動する光源のスペクトルプロファイルを、低いパワーレベルで作動する光源のスペクトルプロファイルと比較すると、スペクトルプロファイルが異なることが認められる。図7は、異なる11通りのデューティサイクルで作動させた光源(例えば、LED)の11通りのスペクトルプロファイルを示す。デューティサイクルは、それぞれ、4%(プロファイル80)、10%(プロファイル79)、20%(プロファイル78)、30%(プロファイル77)、40%(プロファイル76)、50%(プロファイル75)、60%(プロファイル74)、70%(プロファイル73)、80%(プロファイル72)、90%(プロファイル71)及び100%(プロファイル70)である。これらのスペクトルプロファイルは、CPS波長検出器によって測定されたもので、波長をCPS測定距離に変換し校正された横軸(又はピクセル位置)と、波長の関数である反射光強度を示す縦軸とで表される。「青色」波長強度ピークに関連する11通りのピークは、図7の位置10Aから位置10Bまでの範囲10に含まれる。位置10Aは、光源が4%のデューティサイクルで作動した時に得られる青色波長強度プロファイルピークの位置であり、位置10Bは、光源が100%のデューティサイクルで作動した時に得られる青色波長強度プロファイルピークの位置である。図7に示されているように、光源のデューティサイクルに依存して、青色波長強度ピークは、位置10Aと位置10Bの間で、CPS波長検出器の測定軸に沿って移動する。これらの入力スペクトルの変動は、正常な(クロマティック共焦点の)測定動作中のCPS測定ピーク位置に影響を与える。従って、CPSによって測定されたワーク被測定面までの距離は、正常な動作中のピーク位置(「主波長ピークのピクセル座標」又は「距離表示座標」)から導き出されるが、光源駆動用の特定のパワーレベル(例えば、デューティサイクル)に依存して変動する。(特に、青色波長に対応する測定ピーク位置の変動が著しい。)これは、パワーレベル(例えば、デューティサイクル)に依存して距離測定誤差が生じてしまうため、望ましくない。パワーレベルは、ワークの反射特性に応じて光源を作動させるために自由に選択されるべきである。
本発明は、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源(以下、光源とも呼ぶ)を駆動させる場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる誤差を含む、潜在的な誤差を補償するように構成された、クロマティックポイントセンサ(CPS)装置を提供する。CPS装置は、色分散素子を含む共焦点光路を備え、ワーク被測定表面に近接した異なる距離で異なる波長の焦点を合わせるように構成された光学ペンを含む。CPS装置は、ある入力スペクトルプロファイルを有する多波長入力光を発生して、これを光学ペンに入力させるように構成された照射源を備える。CPS装置は、さらにCPS電装部を含む。CPS電装部は、CPS装置による各測定の異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させるように構成された照射源制御部と、CPS波長検出器の測定軸に沿って分布された複数のピクセルを含むCPS波長検出器と、パワーレベルスペクトル補償部と、を含む。ここで、CPS波長検出器の複数のピクセルは、各波長の光を受け取り、出力スペクトルプロファイルデータを提供する。パワーレベルスペクトル補償部は、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源を駆動させた場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる潜在的な誤差を取り除くため又は減少させるために、出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されている。
一つの態様によれば、光学ペンがCPS電装部に接続され、測定動作を行うためにワーク表面に対して動作可能な位置に位置決めされると、光学ペンは照射源から入力スペクトルプロファイルを受け取り(インプット)、対応する照射光をワーク表面へ出力し、ワーク表面からの反射光(単に照射とも呼ぶ)を受け取り、CPS波長検出器に出力スペクトルプロファイルを提供するように反射光を出力する。出力スペクトルプロファイルは、距離依存性プロファイル成分と距離非依存性プロファイル成分とを含む。距離依存性プロファイル成分は、光学ペンからワーク表面までの測定距離を表示する波長ピークを有する。距離非依存性プロファイル成分は、入力スペクトルプロファイル効果に相当するパワーレベル依存性成分を有する。なお、多波長入力光を発生させるために照射源へのパワーレベルを変動させるが、このパワーレベルの変動によって、入力スペクトルプロファイル中に相対的な波長強度の変動が生じる。この相対的な波長強度の変動に関する影響を、本書では、入力スペクトルプロファイル効果と呼んでいる。パワーレベルスペクトル補償部は、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源を駆動させた場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる潜在的な誤差を取り除くため又は減少させるために、出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されている。
例えば、100%デューティサイクルのような特定の第一パワーレベル設定を使用して照射源を作動させた結果、特定の第一入力スペクトルプロファイルが得られるが、パワーレベルスペクトル補償部は、当該特定の第一入力スペクトルプロファイルにおいて前記相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを含む。さらに、第二の特定パワーレベル設定(例えば、70%デューティサイクル)を使用して照射源を作動させた結果、特定の第二入力スペクトルプロファイルが得られるが、パワーレベルスペクトル補償部は、当該特定の第二入力スペクトルプロファイルにおいて前記相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを含んでもよい。様々な適用において、工場内でのCPS装置の校正工程で、具体的な照射源に応じたパワーレベル補償データが各々集められる。ユーザーが、特定の第一(又は第二)パワーレベル設定を使用してCPS装置を作動させた場合、パワーレベルスペクトル補償部は、特定の第一(又は第二)入力スペクトルプロファイルにおいて相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データに基づいて、当該相対的な波長強度を正規化することによって、結果として生じる出力スペクトルプロファイルデータを自動的に補償する。すなわち、様々な例示的実施形態において、上記強度の正規化工程は、ユーザーに対して完全に分かりやすい内容になっている。
特定の第一入力スペクトルプロファイルについてのパワーレベル補償データは、特定の第一パワーレベル設定に関したパワーレベル依存性成分を補償するための「波長特有のパワー正規化因子の第一セット」を含んでもよい。例えば、波長特有のパワー正規化因子の第一セットは、正規化因子の集合体であってもよく、当該正規化因子の集合体は、CPS波長検出器の複数のピクセルによってそれぞれ導き出され、かつ、それら複数のピクセルに対応したものである。同様に、特定の第二入力スペクトルプロファイルについてのパワーレベル補償データは、特定の第二パワーレベル設定に関したパワーレベル依存性成分を補償するための「波長特有のパワー正規化因子の第二セット」を含んでもよい。波長特有のパワー正規化因子の第二セットは、正規化因子の集合体であってもよく、当該正規化因子の集合体は、CPS波長検出器の複数のピクセルによってそれぞれ導き出され、かつ、それら複数のピクセルに対応したものである。
いくつかの実施形態において、CPS装置は、ユーザーが複数のパワーレベル設定から一つを選択できるように構成されたパワーレベル選択要素からなるユーザーインターフェースを含んでいる。そして、光源は、ユーザーによって選択された特定のパワーレベル設定を使用して駆動する。別の実施形態において、CPS装置は、動作可能な測定信号レベルがCPS波長検出器に供給されるように、使用するパワーレベル設定を自動的に決定する。そして、光源は、CPS装置によって自動的に決定されたパワーレベル設定を使用して駆動する。
本発明のさらなる態様としては、クロマティックポイントセンサ(CPS)装置の潜在的な誤差を補償するための当該CPS装置の動作方法が提供される。ここで、潜在的な誤差には、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源を駆動させた場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致による誤差が含まれる。前記方法は三つの工程を含み、それらは、上記のCPS装置を提供する工程、CPS波長検出器へ出力スペクトルプロファイルを供給するためCPS装置を動作させる工程(ここで、CPS波長検出器は、出力スペクトルプロファイルデータを供給する。)、および、出力スペクトルプロファイルデータを補償するためにCPS装置のパワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程、である。任意に設けてもよいものとして、前記方法は、パワーレベル補償データを決定し記憶するためにCPS装置を動作させる工程を含んでもよい。前記パワーレベル補償データは、特定のパワーレベル設定を使用して照射源を動作させた場合に、結果として生じる少なくとも一つの入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度を特徴づけるものである。決定し記憶されたパワーレベル補償データは、これ以降、出力スペクトルプロファイルデータを補償するために使用される。
例示的なCPS装置の一実施形態のブロック図である。 CPS装置からのシステムノイズ(バイアス)プロファイルの線図であり、測定表面が存在しない場合に、検出器アレイのピクセルについての波長依存性電圧オフセットの信号レベルを示す。 CPS装置からの強度プロファイルの線図であり、測定表面からの反射光の波長によって形成された有効波長ピークを示す。ここで、ピークのピクセル位置は、測定表面までの測定距離に対応している。 (A)は、CPS距離校正データの線図であり、距離表示ピクセル座標(波長ピークピクセル座標)をワークの被測定面までの既知の測定距離に関連付けられている。(B)は、CPS距離校正ルックアップテーブルの一例であり、波長ピークピクセル座標に対して、これに対応した測定距離を参照させるためのものである。 (A),(B)は、照射源の四つの異なるパワーレベル(例えば、デューティサイクル)でそれぞれ取得した4セットの波長特有のパワー正規化因子を示すグラフである。各セットは、波長特有のパワー正規化因子(又は、正規化因子の集合体)を含み、これら正規化因子は、CPS波長検出器の複数のピクセルによってそれぞれ導き出され、かつ、それら複数のピクセルに対応するものである。 CPS装置の潜在的な誤差を補償するためのCPS装置の動作方法を示すフロー図であり、当該潜在的な誤差には、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源を駆動させた場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致による誤差が含まれる。 CPS照射源の駆動に使用されるパワーレベル(例えば、デューティサイクル)に応じて移動する特定波長のスペクトルプロファイルピークを示すグラフである。
図1は、クロマティック測距センサ(CRS)装置100の一つの例示的実施形態のブロック図である。クロマティック測距センサ装置100は、光学構成要素120(例えば、光学ペン)、電装部160、及びユーザーインターフェース部171を含む。電装部160の実施形態は、信号演算器166、記憶部168、並びに、波長検出器162及び広帯域光源164を有する光源・検出器サブシステム161を含む。図1に示されるCPS装置100は、一度に一つの測定点を測定するクロマティックポイントセンサ(CPS)装置である。様々な実施形態において、波長検出器162は、分光器の検出器アレイ163を含む。検出器アレイ163は、波長検出器162の測定軸に沿って分布された複数のピクセルを含んでもよい。複数のピクセルは、それぞれ別の波長の光を受け取り、出力スペクトルプロファイルデータを供給する。電装部160は、光ファイバーケーブル112を含む光路を通じて、光学構成要素120に結合される。光ファイバーケーブル112を含む光路の任意の態様、又は代替の態様が示される。光ファイバーケーブル112は第一光ファイバーセグメント112Aと第二光ファイバーセグメント112Bを有し、両者は光ファイバーセグメント112BのコネクタCONNECT−Dにおいて繋がれている。また、光ファイバーケーブル112はセグメント112Bを電装部160に繋ぐカプラCOUPLER−Oを有する。信号演算器166によって制御される光源164は、入力スペクトルプロファイルを含む多波長帯域の光を、経路を通って光学構成要素120に入力するために、接続されている。前記経路は、照射ファイバーセグメント165I、2×1カプラCOUPLER−E,CONNECT−E、及び、光ファイバーケーブル112を含んでいる。光学構成要素120は、出入力光ファイバーサブアセンブリ105、筐体130及び光学構成部150を含む。出入力光ファイバーサブアセンブリ105は、出入力光ファイバー113と、光ファイバーコネクタ108を備える。出入力光ファイバー113は、この光ファイバー113を包んでいる光ファイバーケーブル112から延長されたものである。出入力光ファイバー113は、アパーチャー195を通して出力光線を出力し、アパーチャー195を通して反射された測定信号光を受け取る。
動作中、アパーチャー195を通ってファイバー端部から放射された光は、光学構成部150によって焦点を結ぶ。その光学構成部150は、光軸方向の色分散を供給するレンズを含んでおり、クロマティック共焦点センサで既知のように、この光軸方向の色分散によって、光軸OAに沿った焦点は、光の波長に応じて異なった距離の位置に形成される。測定動作中、光は、ワーク170の表面位置190上で焦点を結ぶ。表面位置190からの反射光は、光学構成部150によってアパーチャー195上で再び焦点を結ぶ。その光軸方向の色分散により、1つの波長のみが、測定距離「Z」に一致する焦点距離を有することになる。その測定距離Zは、光学構成要素120に対して固定された基準位置RPから表面位置190までの距離を示す。表面位置190で最もよく焦点が合う波長が、アパーチャー195において最もよく焦点が合う波長となる。つまり、主に最もよく焦点が合う波長が、アパーチャー195を通過して光ファイバーケーブル112の光ファイバー113のコアに入る。光ファイバーケーブル112は、信号光を波長検出器162に伝搬する。この波長検出器162は、表面位置190までの測定距離Zに対応する波長で、かつ、主強度を有する波長を決定するために利用される。
本実施形態において、波長依存性の光強度を有する反射光は、カプラCOUPLER−Eを含む光ファイバー経路を通って、電子機器部160まで戻って行く。その結果、光の約50%が、信号ファイバーセグメント165Sを通って、波長検出器162に向けられる。波長検出器162は、検出器アレイ163の測定軸に沿ったピクセルアレイに渡って分布された出力スペクトル強度プロファイル(単に出力スペクトルプロファイルとも呼ぶ。)として波長依存性の光強度を受け取る。そして、波長検出器162は、検出器アレイ163から出力されるピクセルデータに基づいて対応する出力スペクトルプロファイルデータを供給するように動作する。
図3のようなプロファイルデータについてのサブピクセル分解能を有する距離表示座標(DIC)が、信号演算器166によって計算される。そして、図4(A)及び図4(B)について後でさらに述べるように、(サブピクセル単位の)DICが、距離校正のルックアップテーブル等を介して、表面位置190までの測定距離Zを(ミクロン単位で)決定する。距離校正のルックアップテーブル等は、記憶部168に記憶されている。なお、(例えば、ピーク領域内の強度プロファイルデータの重心を決定する方法など)様々な方法によって、DICを決定してもよい。サブピクセル分解能でのDICを決定するために、以下に述べるようにして、プロファイルデータを使用してもよい。
ユーザーインターフェース部171は、電装部160に結合され、CPS装置100の動作で使用されるユーザー入力を受け取るように構成される。ここで、ユーザー入力とは、キーボード、タッチセンサ、マウスなどの適切な手段によって入力されるもので、多数のデューティサイクルから適切なデューティサイクルを選択して照射源164を駆動させるというようなユーザーコマンドや、その他の動作パラメーターを選択するというようなユーザーコマンドなどを指す。例示的な実施形態において、ユーザーインターフェース部171は、複数のパワーレベル設定からCRS光源164の駆動に使用できる一つの設定を選択するために、ユーザーが操作可能な1又は複数のパワーレベル選択要素(例えば、ユーザー選択可能ボタン)を含んでいる。また、ユーザーインターフェース部171は、CPS装置100によって正常に測定された距離などの情報をスクリーンに表示するようにも構成されている。
図1は、基準系として直交XYZ座標軸を含む。Z方向は、距離測定軸である光学構成要素120の光軸OAと平行な軸で定義される。図1に示すように、動作中、ワーク170は、光学構成要素120の光軸OA上に配置される。なお、ガイドベアリング175Aによって拘束されたZ軸方向に沿ってワーク170を移動できるように都合よく配置された移動ステージ175上に、ワーク170を取り付けてもよい。
以下の図2の説明において、既知のバックグラウンド信号処理、及び/又は、既知の校正動作の概要を説明する。これらの処理および動作は、本発明の様々な実施形態と組み合わせて使用され得る。ここで以下のことを強調したい。以下にさらに開示される本発明に係る方法は、パワーレベル依存性の強度変動を補償するための方法であり、ここで述べる処理および動作とは区別されるが、両立できるということである。図2は、CRSからのシステムノイズ(バイアス)プロファイルの図200であり、CRSの公称全測定範囲内に測定表面が存在しない場合の、検出器アレイ163のピクセルについての電圧オフセット信号レベルVoffset(p)を示す。このような場合、意図的な反射光が存在せず、かつ、結果として生じる強度プロファイル中に顕著な又は主要な波長ピークが存在しないことが分かる。電圧オフセット信号Voffset(p)は、「波長」測定軸に沿って1,024個のピクセルのそれぞれの正規化電圧でプロットされる。「正規化電圧」では、1.0の値が検出器アレイ163の飽和電圧に割り当てられている。電圧オフセット信号Voffset(p)は、検出器アレイに渡って比較的一定であるバイアス信号レベルVbiasと、検出器アレイに渡って変動するバックグラウンド信号成分Vback(p)とを含む。環境温度の変化や電装部160の動作によって発生する熱に関連する電圧ドリフトの結果、座標非依存性のバイアス信号レベルVbiasは変化し得る。座標依存性のバックグラウンド信号Vback(p)は、CRS内の波長依存性の疑似反射(内部反射)からのバックグラウンド光といった信号はもちろん、様々なピクセルpの暗電流に起因する信号を表している。例えば、光ファイバーカプラと光ファイバーコネクタ、光ファイバースプリッターと光ファイバー端部などの光ファイバー結合部分では、微弱であるが顕著な内部反射が生じ得る。各CPS装置は、パワーレベル依存性の変動を含んだ「距離非依存性」の変動を含む。パワーレベル依存性の変動は、被測定面までの距離には依存せず、代わりに、照射源164のパワーレベル(例えば、デューティサイクル)、又は、測定面の特定材料に依存する。すなわち、様々な実施形態において、最適な信号校正又は信号補償を実行させるために、所定の補償データ169を記憶させて、これを使用させる。この補償データ169を用いれば、強度変動の様々な原因のうちの幾つか又は全てによってCRS分光器で生じた光強度の差分を補償することができる。特に、補償データ169は、パワーレベル依存性の強度変動を補償するために、パワーレベル補償データを含む。これによって、異なるパワーレベルを使用してCRS照射源164を駆動させた結果生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致に基づく、潜在的な誤差を取り除き、又は、減少させる。本発明の一つの態様において、補償データ169は、ワーク材料依存性の強度変動を補償するために使用されるワーク材料補償データを含んでもよい。
以下の図3、図4A及び図4Bの説明において、特定の信号処理動作を概説する。この特定の信号処理動作は、CRSからの波長分散された強度プロファイル中に形成された有効な波長ピークに基づいて、サブピクセル分解能で距離表示座標(DIC)を決定し、さらに、決定されたDICに基づいてワーク表面までの測定距離を(例えば、ミクロン単位で)決定する。ここで概説される動作は、前述の特許文献1においてさらに詳述されている。この説明の目的は、CRSの距離測定動作を全体的に理解するために有用となるような背景技術の情報を提供することである。
図3は、CRSからの波長分散された強度プロファイルの線図300であり、測定プロファイル信号MS(p)のサブセット中に形成された有効な波長ピーク302を示す。この有効な波長ピーク302は、測定表面で焦点を結び、当該測定表面を反射した光の波長を表示している。各測定プロファイル信号MS(p)は、(例えば、検出器アレイ163のような)検出器アレイの各ピクセルpに関する(正規化電圧で示された)信号レベルを有する。十分な高さ(良好なS/N比)の有効な波長ピーク302は、比較的対称形であり、検出器アレイの測定軸に沿ったピーク位置又は測定距離表示座標(DIC)を良好に推定することができる。
図3は、バイアス信号レベルMVbias(正規化電圧で示す。)、ピークピクセル座標(ppc)、及び、データ閾値MVthresholdを示す。データ閾値MVthresholdは、波長ピーク302を形成している測定プロファイル信号MS(p)の距離表示サブセットの下限を定義する。すべての「MV」値は正規化電圧である。
一実施形態において、距離表示座標(DIC)(ピクセル単位)を決定し、決定されたDICに基づいて対応する測定距離(ミクロン単位)を決定するための測定動作を簡潔に言うと以下のようになる。
・目標表面を光軸OAに沿って位置決めし、結果得られる線図300のような波長分散された強度プロファイルを取り込む。
・最高レベル信号を有するピクセルに基づいて、ピークピクセル座標(ppc)を決定する。
・与えられたサンプルレートで測定バイアス信号レベルMVbiasを決定する。
・データ閾値MVthreshold(例えば、ピーク高さのパーセンテージとして)を決定する。
・MVthresholdよりも大きい値を有する波長ピークを形成する測定プロファイル信号MS(p)の距離表示サブセットに基づいて、サブピクセル分解能での距離表示座標(DIC)を決定する。
・記憶された距離校正データを参照して、DICに相関付けられた距離を読み出して、測定距離を決定する。ここで、距離校正データは、例えば、図4(A)の距離校正曲線、又は、図4(B)のルックアップテーブルである。
上記動作では、データ閾値MVthresholdを超える測定プロファイル信号MS(p)の距離表示サブセットに基づき、サブピクセル分解能でDICを決定することができる。様々な方法によって、DICが決定され得る。一実施形態では、MS(p)信号の距離表示サブセットの重心Xをサブピクセル分解能で表わした座標で、DICが決定される。例えば、1024個のピクセルを有する検出器の場合、重心Xは次式(1)により決定される。
ここで、
特別な例として、式(1)において、n=2とする。式(2)によって、重心計算に用いるMS(p)信号を、距離表示サブセットに制限することが好ましい。
図4(A)は、CRS測定距離校正データ410Aの線図400Aであり、CRSの光軸OA上での、サブピクセル分解能を有する距離表示座標(DIC)、および、ミクロン単位の既知の測定距離(ZOUT)の相関をとっている。図4(A)の校正データの一例は、300ミクロンの公称全測定範囲MRを有する光学構成要素に用いられ、約150〜490ピクセルの範囲内での校正距離表示座標(DIC)に対応している。しかし、必要であれば、検出器アレイ163においてもっと広いピクセル範囲でCRSが校正されるようにもできる。CRS測定距離校正データ410Aを決定する一つの代表的な実験室用の校正方法は、光軸OA上を(例えば、約0.1ミクロン又は0.2ミクロンのステップで)移動するミラーを使用する。例えば、図1の表面の位置190でその表面をミラーに代替すればよい。実際の各ミラー位置にて、これに対応する上述の強度プロファイルデータに基づいて、これに対応するCRS装置の校正DICが決定される。校正DIC及びこれに対応する実際の位置は、(光軸OAに沿ったミクロン単位で)校正データ410Aを提供するために記録される。ワーク測定動作中、CRS装置によって得られた測定DICは、測定DICに応じた測定距離ZOUTを決定するために、保存された校正データ410Aを参照する。
図4(B)は、図4(A)を参照して上述したものに類似する校正データのルックアップテーブル400Bの様式を示す。図4(B)は、ルックアップテーブルを図式化した一例に過ぎず、図4(B)で特定されたテーブル値と図4(A)で特定された校正データ410Aの表示値との相違は、ここでの目的においては重要ではなく関連性もない。図4(B)の左欄の校正DIC入力値の範囲は、0.1ピクセルずつ増加する1から1,024までのピクセル座標に及んでおり、右欄には対応する測定距離が(ミクロン単位で)入力されている。動作中、保存された校正ルックアップテーブルを参照して、CRS装置で算出された測定DICから、これに対応する測定距離を(ミクロン単位で)決定する。測定DICが隣接する校正DICの間となる場合、測定距離は補間によって決定される。
図7に関して前述したとおり、CPS装置の照射源164が異なるパワーレベル(例えば、異なるデューティサイクル)を使用して駆動された場合、照射源によって生成されたスペクトル強度プロファイルは、照射源を駆動させるために使用された特定のパワーレベルに依存して変動する。本発明の様々な実施形態によれば、CPS装置は、異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させた場合に生じるスペクトルプロファイル強度の不一致を補償するための新しい機能を備えている。
具体的には、CPS電装部160(図1)は、照射源制御部とパワーレベルスペクトル補償部を含む。これらはともに、その一部又は全体が、信号演算器166に取り込まれ、又は、統合されてもよい。照射源制御部は、CPS装置100による各測定のために、異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させるように構成される。パワーレベルスペクトル補償部は、CPS波長検出器162によって供給される出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成される。また、パワーレベルスペクトル補償部は、CPS装置の潜在的な誤差を取り除く、又は、減少させるように構成される。潜在的な誤差とは、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源164を駆動させる場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致に起因する誤差である。
動作中、光学ペン120は、CPS電装部160に接続され、測定動作を行うために、ワーク表面190に対して動作可能な位置に位置決めされる。測定動作には、光学ペン120に照射源164からの入力スペクトルプロファイルが入力される工程と、これに対応する照射光をワーク表面190に出力する工程と、ワーク表面190からの反射光を受け取る工程と、CPS波長検出器162に出力スペクトルプロファイルを供給するために受け取った反射光を出力する工程とを含み、それらの工程によって、出力スペクトルプロファイルデータを供給する。
出力スペクトルプロファイルは、距離依存性プロファイル成分と距離非依存性プロファイル成分を含む。距離依存性プロファイル成分は、光学ペン120からワーク表面170までの測定距離を表示する波長ピーク(例えば、図3のピーク302)を有する。距離非依存性プロファイル成分は、パワーレベル依存性成分を含み、当該パワーレベル依存性成分は、入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度の変動に関連する入力スペクトルプロファイル効果に対応して生じるものであり、相対的な波長強度の変動は、照射源164に多波長入力光を発生させるために使用するパワーレベルの変動によって、発生する。パワーレベルスペクトル補償部は、パワーレベル依存性成分の変動を取り除く、又は、減少させるため、出力スペクトルプロファイルデータを補償する。異なるパワーレベルを使用して照射源164を駆動させる場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致による。
パワーレベルスペクトル補償部は、記憶部168のパワーレベル補償データ169を含んでいるか、又は、パワーレベル補償データを呼び出すように構成される。パワーレベル補償データは、特定のパワーレベル設定を使用して照射源を動作させた場合に生じる少なくとも一つの特定の入力スペクトルプロファイル用の補償データであり、入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度を特徴づけるものである。様々な実施形態では、パワーレベル補償データを以下の目的で生成し、記憶する。つまり、複数の入力スペクトルプロファイル用(例えば、第一及び第二入力スペクトルプロファイル用)として、個々の入力スペクトルプロファイルに相対的な波長強度を特徴づけるためである。複数のパワーレベル設定(例えば、第一及び第二パワーレベル設定)をそれぞれ使用して照射源164を作動させることによって、複数の入力スペクトルプロファイルが得られる。そして、例えば、第一パワーレベル設定を用いてCPS装置を動作させて出力スペクトルプロファイルデータを得た場合に、パワーレベルスペクトル補償部は、そのパワーレベル補償データに基づいて、「出力」スペクトルプロファイルの相対的な波長強度を正規化することによって、当該出力スペクトルプロファイルデータを補償するのである。ここで用いるパワーレベル補償データは、第一パワーレベル設定を用いて照射源を作動させた結果生じる特定の「入力」スペクトルプロファイルの相対的な波長強度を特徴づけるデータである。同様に、第二パワーレベル設定を用いてCPS装置を動作させて出力スペクトルプロファイルデータを得た場合に、パワーレベルスペクトル補償部は、そのパワーレベル補償データを使用して、当該出力スペクトルプロファイルデータを補償する。ここで用いるパワーレベル補償データは、第二パワーレベル設定を用いて照射源を作動させた結果生じる特定の「入力」スペクトルプロファイルの相対的な波長強度を特徴づけるデータである。
第一スペクトルプロファイル用のパワーレベル補償データは、入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度を特徴づけるものであり、第一パワーレベル設定に関するパワーレベル依存性成分を補償するための正規化因子を含んでいる。この正規化因子を本発明では、「波長特有のパワー正規化因子の第一セット」と呼ぶ。同様に、第二スペクトルプロファイル用のパワーレベル補償データは、入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度を特徴づけるものであり、第二パワーレベル設定に関するパワーレベル依存性成分を補償するための正規化因子を含んでいる。この正規化因子を本発明では、「波長特有のパワー正規化因子の第二セット」と呼ぶ。様々な実施形態において、波長特有のパワー正規化因子の各セットは、CPS波長検出器162の複数のピクセルにそれぞれ対応した正規化因子の集合体を含んでいる。
以下に記載する一例の工程は、複数のパワーレベル設定に関する複数のセットの波長特有のパワー正規化因子を決定するために使用することができる。これら複数セットのパワー正規化因子は、複数のパワーレベル設定に関する各々のパワーレベル依存性成分を補償するための正規化因子である。
光学ペン120をバイパスするようにCPS装置100を再構成して、照射源164のパワーレベル設定(例えば、デューティサイクル[DC])を変更することによって、1セットの分光計プロファイルを取得することができる。光学ペン120をバイパスするためのいくつかの方法が、特許文献1に詳述されている。簡潔に言えば、特許文献1に記載されている光学ペン120のバイパス方法には、CPS光学ペン120を基準表面(例えば、ランバート面(完全拡散面))に取り換えて、その間は、波長検出器162に光源164を結合させるという方法が含まれている。図1を参照すると、光学ペン120のバイパスを達成するため、例えば、コネクタCONNECT−DのDin部、光ファイバーセグメント112A、及び、光学ペン120を、コネクタCONNECT−DのDout部に取り付けられたランバート面に取り換えてもよい。その結果、光源164からランバート面への光路に沿って伝搬される光は、ランバート面から光路に反射され、波長検出器162に戻ってくる。波長検出器162に戻った光は、検出器に沿ったピクセル[n]の強度レベル[I]をプロットした分光器プロファイルを形成する。
例えば10%の増加率で、照射源164のデューティサイクル[DC]を変更させた場合、ピクセル[n]とデューティサイクル[DC]とによって指定される波長特有のパワー正規化因子Nのセットは、次のように生成される。
この例では、正規化のターゲット(例えば、1つのピーク強度)として4096の値を使用しているが、当業者にとって明らかなように、異なる値を使用してもよい。パワー正規化因子N[n][DC]は、さらなる(追加の)デューティサイクルのN[n][DC]を取得するために、補間によって算出されてもよい。N[n][DC]は、各検出器ピクセルに対応する各波長のため、CPS装置100のパワーレベル依存性の伝達関数として考えられてもよい。N[n][DC]のセットは、CPS装置100の記憶部168にアップロードされる。ここで、N[n][DC]は、パワー正規化因子Nの数[n]と特定のデューティサイクル[DC]とで指定されたパワー正規化因子Nを示す。
次に、光学ペン120は、CPS電装部160に再接続され、ミラー表面に対して動作可能な位置に位置決めされる。そして、CPS装置100を、任意のデューティサイクル(パワーレベル設定)で動作させて、波長検出器162の測定軸に沿った距離表示座標(DIC)をCPS装置100の光軸に沿った既知の測定距離(ZOUT)に相関づけるための標準校正を実行する。この時、任意で、各ピクセル[n]において4096の値のピーク強度を達成するのに必要なペン正規化因子NPのセットを、次のようにして作成してもよい。
ペン正規化因子NPは、各ピクセル[n]についての光学ペン依存性の強度変動を補償するために使用される。ペン正規化因子NPは、各検出器ピクセルに対応して設けられ、各波長についてのCPSペンに関する光学ペン依存性の伝達関数として考えてもよい。ペン正規化因子NP[n]のセット(ペン正規化因子NPの数[n]を含むセット)は、CPS装置100の記憶部168にアップロードされる。
さらに任意で、特定の材質(金属、木など)からなる測定面の追加スキャンを、任意のデューティサイクル(パワーレベル設定)で実行してもよく、これによって波長検出器162の測定軸に沿った異なるピクセル[n]での強度が測定される。そして、正規化因子の第三セット、つまり、測定面の特定材料に依存する強度変動を補償するために必要な「表面材料正規化因子NM」を、次のようにして取得してもよい。
表面材料正規化因子NMは、各ピクセル[n]の表面材料依存性強度変動を補償するために使用される。表面材料正規化因子NMは、各検出器ピクセルに対応して設けられ、各波長についてのCPS装置100に関する表面材料依存性の伝達関数として考えてもよい。表面材料正規化因子NM[n]のセット(表面材料正規化因子NMの数[n]を含むセット)は、CPS装置100の記憶部168にアップロードされる。
最後に、最終正規化因子NFのセットを、波長特有のパワー正規化因子N[n][DC]のセット、ペン正規化因子NP[n]のセット、及び(任意で)、表面材料正規化因子NM[n]のセットの組合せによって、以下のようにして取得してもよい。
もし、ペン正規化因子NP[n]の任意のセット、および、表面材料正規化因子NM[n]の任意のセットを作成しない場合、又はそれらの使用が有意でない場合は、NP[n]およびNM[n]をともに1に設定して、NF[n]=N[n][DC]としてもよい。
パワー正規化因子N[n][DC]は、[DC]で表示されるデューティサイクル(パワーレベル)の設定数のセットを含むことに注意しなければいけない。一実施形態において、各セットは、対応するパワーレベルについて、検出器のn個のピクセルの個々のピクセル用の因子を含んでいる。言い換えれば、N[n][DC]のセットは、波長特有の(例えば、ピクセル特有の)パワー正規化因子のセットであり、特定のパワーレベル設定(デューティサイクル)に関するパワーレベル依存性成分を補償する。
波長検出器162の測定軸に沿った追加のピクセル位置、又は、追加のサブピクセル位置を設定する目的で、パワー正規化因子Nおよび最終正規化因子をそれぞれ追加取得したい場合には、パワー正規化因子N[n][DC]および最終正規化因子NF[n]を補間して取得すればよい。本発明の方法によれば、ピクセル特有の正規化因子を記憶・使用するというよりむしろ、一部の又は全てのピクセルについて様々なパワーレベルで取得した強度スペクトルの試験データに基づいて、正規化曲線又は正規化関数を決定できることが理解されよう。さらに、本明細書に開示した原理に従って、使用するパワー正規化因子を決定するために、これらの曲線又は関数を記憶・使用できることが理解されよう。
動作中、測定動作を実行する場合、CRS電装部160のパワーレベルスペクトル補償部は、パワーレベル補償データ(例えば、パワー正規化因子N[n][DC]を含むNF[n])に基づいて相対的な波長強度を正規化するという手法で、波長検出器162により供給される出力スペクトルプロファイルデータを、以下のようにして自動的に補償する。
式中、I[n]’は、補償された強度レベルを表す。このI[n]’は、使用した特定のパワーレベルによって導き出されたパワーレベル補償データNF[n](=N[n][DC]NP[n]NM[n])を用いて強度レベルI[n]を正規化した結果物である。
図1を参照して上述した通り、CPS装置100はユーザーインターフェース部171を備え、このユーザーインターフェース部171に、複数のパワーレベル設定(例えば、複数のデューティサイクル)から一つを選択するためにユーザーが操作可能なパワーレベル選択要素を含めてもよい。ユーザーが選択した特定のパワーレベル設定を用いて、CPS装置100を動作させる場合、CPS装置100は、選択された特定のパワーレベル設定に基づいてパワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させる。そして、パワーレベルスペクトル補償部は、選択された特定のパワーレベル設定についてのパワーレベル補償データ(例えば、N[n][DC])に基づいて、出力スペクトルプロファイルデータの相対的な波長強度を正規化することにより、当該出力スペクトルプロファイルデータを補償する。
いくつかの実施形態において、CPS装置100は、CPS波長検出器162において動作可能な測定信号レベルを供給するために、使用するパワーレベル設定を自動的に決定するように構成される。CPS装置が自動的に以下の事項を決定した場合、すなわち、CPS波長検出器162において動作可能な測定信号レベルを供給するためには、特定のパワーレベル設定を使用すべきであることを決定した場合、CPS装置は、決定されたパワーレベル設定を使用して自動的に照射源164を駆動させ、さらに、パワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させる。パワーレベルスペクトル補償部は、自動的に決定されたパワーレベル設定についてのパワーレベル補償データ(例えば、N[n][DC])に基づいて、相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる出力スペクトルプロファイルデータを補償する。
上述の通り、波長検出器162に供給された出力スペクトルプロファイルは、通常、距離依存性プロファイル成分と、距離非依存性プロファイル成分との二つの成分を含むと考えられる。距離依存性プロファイル成分は、図3に示されるように、測定距離に敏感に反応し、光学ペン120からワーク表面までの測定距離を表示する波長ピークを発生させる原因になっている。他方、距離非依存性プロファイル成分は、ワークの被測定面までの距離Zに依存しない。(例えば、入力スペクトルプロファイルはワークまでの距離に依存しない。そのため、入力スペクトルプロファイルが測定誤差を引き起こす距離非依存性に寄与していると考えられる。)距離非依存性プロファイル成分は、パワー正規化因子N[n][DC]のセットによって補償され得る、パワーレベル依存性成分を含んでもよい。距離非依存性プロファイル成分は、距離には非依存であるが、材料には依存して反射(強度)の変動又は不一致を生じさせる原因となるようなワーク材料成分を含んでいてもよい。材料依存性の変動又は不一致は、上記の表面材料正規化因子NM[n]のセットによって補償され得る。いくつかの実施形態において、これら様々な種類の補償データ(正規化因子)は、CPSペンからCPS波長検出器に出力される出力スペクトルプロファイル中の誤差成分を構成する様々な要素を補償するためのものであり、それぞれ別々に記憶され、及び/又は、別々に適用されてもよい。その他の実施形態において、様々な種類の補償データは、誤差成分の全ての構成要素を同時に及び/又は順番に補償するために、機能的に組み合わされ、記憶され、及び/又は、適用されるようにしてもよい。
図5(A)及び図5(B)は、波長検出器162の検出器アレイの各ピクセルnのための、波長特有のパワー正規化因子N[n][DC]を示すグラフである。このN[n][DC]は、照射源164の異なるパワーレベル設定(例えば、デューティサイクル)ごとに取得されている。図示のように、異なるパワーレベル設定(例えば、10%のデューティサイクル50A、30%のデューティサイクル52A、60%のデューティサイクル54A、及び、100%のデューティサイクル56A)ごとに、パワー正規化因子の量を変化させることが規定されている。図5(B)は、スケールを拡大したグラフであり、ピクセル番号700〜1300に対応している図5(A)の元グラフから、ピクセル番号800〜900のみに対応している部分を取り出したグラフである。具体的には、拡大スケールのグラフにおける10%のデューティサイクル50B、30%のデューティサイクル52B、60%のデューティサイクル54B、及び、100%のデューティサイクル56Bごとに、パワー正規化因子の量を変化させることが規定されている。図7を参照して前述した「青色」波長の波長ピーク位置の変化を補償するために、最大の正規化因子のピクセル位置がパワーレベルに応じてどのように変化するかを、図5(B)の破線58で表示する。
図6は、CPS装置の潜在的な誤差を補償するためのCPS装置100の例示的な動作方法を示すフロー図であり、当該潜在的な誤差には、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源164を駆動させる場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致による誤差が含まれる。
ブロック60では、CPS装置が提供される。CPS装置は、光学ペン120、照射源164、及びCPS電装部160を備える。CPS電装部160は、CPS装置による各測定のために異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させるように構成された照射源制御部を備える。CPS電装部はさらに、CPS波長検出器162を含む。CPS波長検出器162は、CPS波長検出器の測定軸に沿って分布された複数のピクセルを備える。複数のピクセルは、それぞれの波長を受け取り、出力スペクトルプロファイルデータを供給する。出力スペクトルプロファイルデータは、光学ペン120からワーク表面190までの測定距離を表示する波長ピークを含む。CPS電装部はさらに、パワーレベルスペクトル補償部を含む。パワーレベルスペクトル補償部は、潜在的な誤差を取り除く、又は、減少させるために、出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成される。潜在的な誤差には、異なるパワーレベルを使用してCPS照射源164を駆動させる場合に生じる入力スペクトルプロファイル強度の不一致による誤差が含まれる。
ブロック61では、任意で、CPS装置100が、上述の波長特有のパワー正規化因子N[n][DC]のようなパワーレベル補償データを決定し、記憶するように動作する。パワーレベル補償データは、特定のパワーレベル設定を使用して照射源164を動作させた場合に生じる少なくとも一つの入力スペクトルプロファイルの相対的な波長強度を特徴づける。代わりに、CPS装置100は、予め決められたパワーレベル補償データを含んでいてもよく、又は、それを読み出せるように構成されていてもよい。
ブロック62では、CPS装置100は、測定動作を行うよう動作される。測定動作は、光学ペン120に照射源164からの入力スペクトルプロファイルが入力される工程、対応する照射光をワーク表面190へ出力する工程、ワーク表面190から反射光を受け取る工程、及び、CPS波長検出器162へ出力スペクトルプロファイルを供給するために反射光を出力する工程、を含む。出力スペクトルプロファイルは、距離依存性プロファイル成分と距離非依存性プロファイル成分を含む。距離依存性プロファイル成分は、光学ペン120からワーク表面190までの測定距離を表示する波長ピークを有する。距離非依存性プロファイル成分は、パワーレベル依存性成分を含む。当該パワーレベル依存性成分は、入力スペクトルプロファイルにおける相対的な波長強度の変動に関する入力スペクトルプロファイル効果に対応している。入力スペクトルプロファイルの相対的な波長強度の変動は、照射源164を駆動させるために使用したパワーレベルの変動によって生じる。
ブロック63では、パワーレベルスペクトル補償部が、パワーレベル依存性成分の変動を取り除く、又は、減少させるように、出力スペクトルプロファイルデータを補償する動作を実行する。なお、異なるパワーレベルを使用して照射源164を駆動させた場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致が生じて、これが原因となって、パワーレベル依存性成分が変動する。
様々な実施形態によれば、CPS装置100が異なるパワーレベル(例えば、異なるデューティサイクル)のそれぞれのためにパワーレベル補償データ169を決定、及び/又は、記憶するので、パワーレベル補償の処理は、その後のユーザーにとって完全に分かりやすい内容になっている。例えば、ユーザーがワーク表面までの距離を測定するためにCPS装置100を動作させ、照射源164を駆動させるために特定のパワーレベルを選択する場合、CPS電装部160は、選択されたパワーレベルに対応するパワーレベル補償データ169を自動的に取戻し、これを適用して、入力スペクトルプロファイル強度の不一致による誤差を取り除く、又は、減少させる。なお、この入力スペクトルプロファイル強度の不一致は、ユーザーが選択したパワーレベルを使用して照射源164を動作させる場合に生じる。
いくつかの例示的な実施形態において、CPS装置100の光軸OAに沿ってワーク表面190までの距離Zを測定することは、マシン・ビジョン検査装置(又は座標測定装置)で自動的に実行されてもよい。そのような場合、CPS装置100は、異なるパワーレベルでの照射源164の駆動中に距離Zを測定するのに用いられる光学ペン120を含んでいるが、このようなCPS装置100は、マシン・ビジョン検査装置(又は座標測定機)にその一部として含まれている。適切なマシン・ビジョン検査装置は、米国特許第8,085,295号、及び、米国特許第7,454,053号に記載されている。
本発明の好適な実施例を説明し記載してきたが、この開示に基づけば、特長と動作の順序について説明し記載した組み合わせに対して多数の変形が可能なことは当業者に明白であろう。例えば、光学ペンを含むCRSが本明細書において示された。しかしながら、クロマティックラインセンサなどのCRS装置であっても、本願において開示される装置及び方法に従って動作するように構成することができる。このように、本発明の趣旨と範囲から離れることなく、様々な変更が可能であることが理解されよう。
100 クロマティック測距センサ(CRS)装置
105 出入力光ファイバーサブアセンブリ
112 光ファイバーケーブル
120 光学構成要素(光学ペン)
150 光学構成部
160 電装部
161 光源・検出器サブシステム
162 波長検出器
164 光源
166 信号演算器
168 記憶部
169 パワーレベルスペクトル補償部
171 ユーザーインターフェース部
195 アパーチャー

Claims (20)

  1. 異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させる場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる潜在的な誤差を補償するように構成されたクロマティックポイントセンサ(CPS)装置であって、
    色分散素子を含む共焦点光路を有し、ワーク表面に近接した異なる距離で異なる波長の焦点を合わせるように構成された光学ペンと、
    入力スペクトルプロファイルを有する多波長入力光を発生して、前記光学ペンに入力させるように構成された照射源と、
    電装部と、を備え、
    前記電装部は、
    当該CPS装置による各測定のために前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動するように構成された照射源制御部と、
    測定軸に沿って分布された複数ピクセルを有する波長検出器と、
    パワーレベルスペクトル補償部と、
    を含み、
    前記波長検出器の前記複数ピクセルは、各波長の光を受け取って出力スペクトルプロファイルデータを提供するように構成され、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動させた場合に、前記入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる前記潜在的な誤差を取り除くため又は減少させるために、前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されている、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記光学ペンは、測定動作を行うために前記電装部に接続されて前記ワーク表面に対して動作可能な位置に位置決めされた状態で、前記照射源から前記入力スペクトルプロファイルを受け取り、対応する照射光を前記ワーク表面へ出力し、前記ワーク表面からの反射光を受け取り、前記波長検出器に前記出力スペクトルプロファイルを提供するために前記反射光を出力するように構成され、
    前記出力スペクトルプロファイルは、
    前記光学ペンから前記ワーク表面までの測定距離を表示する波長ピークを有する距離依存性プロファイル成分と、
    入力スペクトルプロファイル効果に相当するパワーレベル依存性成分を有する距離非依存性プロファイル成分と、を含み、
    前記パワーレベル依存性成分は、前記多波長入力光を発生させるために前記照射源へのパワーレベルを変動させた場合に生じる前記入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度の変動に関連するものであり、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動させた場合に、前記入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる前記パワーレベル依存性成分の変動を取り除くため、又は、減少させるために、前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されている、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、少なくとも、特定の第一パワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果の特定の第一入力スペクトルプロファイルについて、前記入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させた場合に、前記パワーレベルスペクトル補償部は、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記パワーレベル補償データは、少なくとも特定の前記第一入力スペクトルプロファイルについて、前記入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけるデータであり、特定の前記第一パワーレベル設定に関するパワーレベル依存性成分を補償するように構成された波長特有のパワー正規化因子の第一セットを含む、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記波長特有のパワー正規化因子の第一セットは、正規化因子の集合体を含み、
    前記正規化因子の集合体は、前記波長検出器の前記複数ピクセルにそれぞれ対応したものである、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  6. 請求項3記載の装置において、
    前記パワーレベル補償データは、特定の第二パワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果の特定の第二入力スペクトルプロファイルについて、追加的に、前記入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけるデータであり、
    特定の前記第二パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を作動させた場合に、前記パワーレベルスペクトル補償部は、特定の前記第二入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記パワーレベル補償データは、特定の前記第二入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけるデータであり、特定の前記第二パワーレベル設定に関するパワーレベル依存性成分を補償するように構成された波長特有のパワー正規化因子の第二セットを含む、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  8. 請求項3記載の装置において、
    前記CPS装置は、ユーザーが前記第一パワーレベル設定を含む複数のパワーレベル設定から一つを選択できるように構成されたパワーレベル選択要素を有するユーザーインターフェースを備え、
    ユーザーによって選択された特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を作動させた場合に、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するため、前記CPS装置は、選択された特定の前記第一パワーレベル設定に基づいて前記パワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させる、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  9. 請求項3記載の装置において、
    前記CPS装置は、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するために、使用するパワーレベル設定を自動的に決定するように構成され、
    前記CPS装置が、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するためには、特定の前記第一パワーレベル設定を使用すべきであることを、自動的に決定し、さらに、前記CPS装置が、特定の前記第一パワーレベル設定を使用して動作した場合、
    前記CPS装置は、決定された前記第一パワーレベル設定に基づいて、前記パワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させるように構成され、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成されている、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  10. 請求項1記載の装置において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、
    1セットのパワーレベル設定の個々のパワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果得られた1セットの入力スペクトルプロファイルについて、各々の入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    個々の前記パワーレベル設定の間にある特定の第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させる場合には、前記パワーレベル補償データを処理して、特定の第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な補間データを決定するように構成され、
    前記補間データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  11. 請求項10記載の装置において、
    前記CPS装置は、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するために、使用するパワーレベル設定を自動的に決定するように構成され、
    前記CPS装置が、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するためには、特定の前記第一パワーレベル設定を使用すべきであることを、自動的に決定し、さらに、前記CPS装置が、特定の前記第一パワーレベル設定を使用して動作した場合、
    前記CPS装置は、決定された前記第一パワーレベル設定に基づいて、前記パワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させるように構成され、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、前記パワーレベル補償データを処理して、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な前記補間データを決定するように構成され、
    前記補間データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置。
  12. 異なるパワーレベルを使用して照射源を駆動させる場合に、入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる潜在的な誤差を補償するためのクロマティックポイントセンサ(CPS)装置の動作方法であって、
    a)前記CPS装置を提供する工程と、
    ここで、前記CPS装置は、
    色分散素子を含む共焦点光路を有し、ワーク表面に近接した異なる距離で異なる波長の焦点を合わせるように構成された光学ペンと、
    入力スペクトルプロファイルを有する多波長入力光を発生して、前記光学ペンに入力させるように構成された照射源と、
    電装部と、を備え、
    前記電装部は、
    当該CPS装置による各測定のために前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動するように構成された照射源制御部と、
    測定軸に沿って分布された複数ピクセルを有する波長検出器と、
    パワーレベルスペクトル補償部と、
    を含み、
    前記波長検出器の前記複数ピクセルは、各波長の光を受け取って出力スペクトルプロファイルデータを提供するように構成され、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動させた場合に、前記入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる前記潜在的な誤差を取り除くため又は減少させるために、前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように構成され、
    b)測定動作を実行するために前記CPS装置を動作させる工程と、
    ここで、前記測定動作における前記光学ペンは、前記電装部に接続されて前記ワーク表面に対して動作可能な位置に位置決めされた状態で、前記入力スペクトルプロファイルを受け取り、対応する照射光を前記ワーク表面へ出力し、前記ワーク表面からの反射光を受け取り、前記波長検出器に出力スペクトルプロファイルを提供するために前記反射光を出力するように構成され、
    前記出力スペクトルプロファイルは、前記光学ペンから前記ワーク表面までの測定距離を表示する波長ピークを有する距離依存性プロファイル成分と、入力スペクトルプロファイル効果に相当するパワーレベル依存性成分を有する距離非依存性プロファイル成分と、を含み、
    前記パワーレベル依存性成分は、前記多波長入力光を発生させるために前記照射源へのパワーレベルを変動させた場合に生じる前記入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度の変動に関連するものであり、
    c)前記異なるパワーレベルを使用して前記照射源を駆動させた場合に、前記入力スペクトルプロファイル強度の不一致によって生じる前記パワーレベル依存性成分の変動を取り除く又は減少させるため、前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程と、
    を備えることを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  13. 請求項12記載の方法において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、少なくとも、特定の第一パワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果の特定の第一入力スペクトルプロファイルについて、前記入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように、前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  14. 請求項13記載の方法において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、少なくとも、特定の第二パワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果の特定の第二入力スペクトルプロファイルについて、前記入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、特定の前記第二パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、特定の前記第二入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するように、前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  15. 請求項13記載の方法において、
    前記CPS装置は、ユーザーが前記第一パワーレベル設定を含む複数のパワーレベル設定から一つを選択できるように構成されたパワーレベル選択要素を有するユーザーインターフェースを備え、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、ユーザーによって選択された特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、選択された特定の前記第一パワーレベル設定に基づいて、前記パワーレベルスペクトル補償部を自動的に動作させて、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを自動的に補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  16. 請求項13記載の方法において、
    前記CPS装置は、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するために、使用するパワーレベル設定を自動的に決定するように構成され、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、当該CPS装置によって自動的に決定された特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づける前記パワーレベル補償データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを自動的に補償するように、自動的に決定された特定の前記第一パワーレベル設定に基づいて前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  17. 請求項12記載の方法において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、1セットのパワーレベル設定の個々のパワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果得られた1セットの入力スペクトルプロファイルについて、各々の入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、個々の前記パワーレベル設定の間にある特定の第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、前記パワーレベル補償データを処理して、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な補間データを決定し、前記補間データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  18. 請求項17記載の方法において、
    前記CPS装置は、前記波長検出器において動作可能な測定信号レベルを供給するために、使用するパワーレベル設定を自動的に決定するように構成され、
    前記電装部に接続された前記光学ペンを備えた前記CPS装置を動作させる工程では、個々の前記パワーレベル設定の間にある特定の前記第一パワーレベル設定を自動的に決定するように当該CPS装置を動作させて、当該自動的に決定された特定の前記第一パワーレベル設定を使用して当該CPS装置を動作させて、
    前記出力スペクトルプロファイルデータを補償するために前記パワーレベルスペクトル補償部を動作させる工程では、自動的に決定された特定の前記第一パワーレベル設定に基づいて前記パワーレベル補償データを動作させて、前記パワーレベル補償データを処理して、特定の前記第一入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な前記補間データを決定し、前記補間データに基づいて前記相対的な波長強度を正規化することによって、結果生じる前記出力スペクトルプロファイルデータを補償する、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  19. 請求項12記載の方法において、
    前記パワーレベルスペクトル補償部は、1セットのパワーレベル設定の個々のパワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果得られた1セットの入力スペクトルプロファイルについて、各々の入力スペクトルプロファイル中の相対的な波長強度を特徴づけるパワーレベル補償データを備え、
    当該方法は、さらに、前記1セットのパワーレベル設定のなかの対応する1のパワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果得られた前記1セットの入力スペクトルプロファイルのなかの少なくとも1つの入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能なパワーレベル補償データを決定し記憶するように当該CPS装置を動作させる工程を備える、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
  20. 請求項19記載の方法において、
    前記1セットの入力スペクトルプロファイルのなかの少なくとも1つの入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な前記パワーレベル補償データを決定し記憶するように当該CPS装置を動作させる工程は、
    前記光学ペンを除く前記CPS装置において通常動作での光路の一部で構成される光路を供給する工程と、ここで、当該光路は、異なる距離で異なる波長の焦点を合わせるように構成されておらず、
    前記照射源からの光を前記光路を通じて受けて、基準材料からの反射光を前記光路を通じて前記波長検出器に戻すために、前記基準材料を位置決めする工程と、
    前記1セットのパワーレベル設定のなかの第一パワーレベル設定を使用して前記基準材料を照射するために前記照射源を駆動し、前記波長検出器によって前記基準材料からの反射光を前記光路を通じて受光し、さらに、前記基準材料を照射するために前記第1パワーレベル設定を使った結果得られる出力スペクトルプロファイルデータを供給するように、測定動作を実行する工程と、
    前記第1パワーレベル設定を使用した結果得られる前記出力スペクトルプロファイルデータに基づいて、前記第1パワーレベル設定を使用して前記照射源を作動させた結果得られた前記1セットの入力スペクトルプロファイルのなかの第1入力スペクトルプロファイル中の前記相対的な波長強度を特徴づけることが可能な前記パワーレベル補償データを決定する工程と、を備える、
    ことを特徴とするクロマティックポイントセンサ装置の動作方法。
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