JP2017016456A - 業務支援装置、業務支援方法、プログラム、業務支援システム、及び参加者端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】事故に関する情報共有を効率的に行うことを目的とする。【解決手段】損害保険に関する業務支援装置であって、前記損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置から受け付けた事故情報を登録する事故情報登録部と、事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部と、前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、該事故情報と前記記憶部において関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信部と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録部と、を備え、前記画面送信部は、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、業務支援装置、業務支援方法、プログラム、業務支援システム、及び参加者端末装置に関する。
特許文献1には、保険代理店システムとして、「代理店には、保険代理店において保険契約に用いられる書類をイメージ化するイメージ化手段と、前記イメージ化手段によってイメージ化された書類のイメージファイルをネットワークを通じて送信する送信手段とを設け、第1の事務センタには、前記送信手段によって送信されたイメージファイルをネットワークを通じて受信する受信手段と、前記受信手段によって受信したイメージファイルを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段によって蓄積されたイメージファイルを要求に応じて提供する提供手段と、前記提供手段によって提供されるイメージファイルに関係するデータを入力する入力手段とを設け、第2の事務センタには、前記入力手段によって入力されたデータに対する処理を実行する処理手段を設けたことを特徴とする」技術が公開されている。
損害保険業務では、損害保険契約の当事者である損害保険会社が、契約に関わる事故の調査をエージェントに依頼することが頻繁に行われている。
輸出貨物に対して発生した損害を補償する損害保険を一例として考える。輸出先である海外に設置されたクレームエージェントが、事故調査や保険金支払い等の業務を損害保険会社に代わって行うことが一般化している。事故対応については、国内の損害保険会社や、海外に所在する1又は複数のクレームエージェント等、複数の当事者が頻繁に情報の連携を行う必要がある。現在は電話又は電子メールによって各当事者が情報連携を行っている。
事故に関する情報連携を電子メールで行う場合、受信メールの保存場所に異なる事故に関する情報が混在することとなる。所定の事故について行われた複数当事者とのやり取りを確認するためには、予め事故毎にメールを仕分けたり、時には事故毎に電子メールの内容を別の文書にまとめたりする必要が生じ、煩雑である。また、履歴を確認するために予めやり取りの内容を電子メールの末尾にペーストしておく方法があるが、情報量が増大し、通信状況の悪化の要因となる。
特許文献1に記載された技術では、事故に関する情報の連携を行うことができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、事故に関する情報共有を効率的に行うことを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明の業務支援装置は、損害保険に関する業務支援装置であって、前記損害保険のエージェントが操作するエージェント端末装置から受け付けた、事故に関する事故情報を登録する事故情報登録部と、前記事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部と、前記事故情報に対応するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、該事故情報と前記記憶部において関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信部と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録部と、を備え、前記画面送信部は、前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記業務支援装置は、所定の参加者が使用する前記参加者端末装置から、他の参加者の指定を受け付け、前記記憶部に登録する参加者登録部を備えることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記参加者登録部は、前記所定の参加者として、損害保険会社か又は該損害保険会社から指定された前記エージェントの使用する前記参加者端末装置から前記他の参加者の指定を受け付けることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記記憶部は、前記事故情報登録部が前記事故情報の登録を受け付けた前記エージェント端末装置を使用する前記エージェントを前記参加者として該事故情報に関連付けて記憶することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記記憶部は、前記参加者の通知先を記憶し、前記メッセージ交換画面に対応する所定の入力を受け付けると、前記記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記参加者に通知する通知部を備えることを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記画面送信部は、前記事故情報の検索条件の入力を受け付ける検索画面の表示情報を生成し、前記検索画面において検索結果として表示される前記事故情報を示すオブジェクトの選択を受け付けると、選択されたオブジェクトに係る前記事故情報に対応する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成し、前記オブジェクトを選択した前記参加者端末装置に送信することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記業務支援装置は、前記メッセージ交換画面に対して入力された文書情報を登録する文書登録部を備え、前記画面送信部は、前記文書登録部により登録された前記文書情報の出力指示を受け付ける出力指示受付オブジェクトを前記メッセージ交換画面に対して表示させ、前記文書登録部は、前記参加者端末装置から前記出力指示受付オブジェクトの選択を受け付けると、前記文書情報を該参加者端末装置に出力することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の前記メッセージ交換画面には、該メッセージ交換画面に対応する前記事故情報を示す事故情報オブジェクトが選択可能に表示され、前記画面送信部は、前記事故情報オブジェクトが選択されると前記事故情報に関する情報の入力を受け付ける事故情報登録画面の表示情報を生成して前記参加者端末装置に送信し、前記事故情報登録部は、前記事故情報登録画面を介して前記参加者端末装置から入力を受け付けた情報を登録することを特徴としてもよい。
また、上記課題を解決するため、本発明の業務支援方法は、損害保険に関する業務支援方法であって、損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置から受け付けた事故情報を登録する事故情報登録手順と、前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信手順と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を備え、前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明のプログラムは、コンピュータを損害保険に関する業務支援装置として機能させるプログラムであって、損害保険のエージェントが有するエージェント端末装置から受け付けた事故情報を登録する事故情報登録手順と、前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信手順と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を前記コンピュータに実行させ、前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の業務支援システムは、損害保険に関する業務支援装置と、前記損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置と、事故を扱う参加者が有する参加者端末装置と、がネットワークを介して接続された損害保険に関する業務支援システムであって、前記エージェント端末装置は、事故情報の入力を受け付ける事故情報入力部と、前記事故情報入力部が入力を受け付けた前記事故情報を前記業務支援装置に送信するエージェント端末側通信部と、を備え、前記業務支援装置は、前記エージェント端末装置から受信した前記事故情報を登録する事故情報登録部と、複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部と、前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、該事故情報と前記記憶部において関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する前記参加者端末装置に送信する画面送信部と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録部とを備え、前記参加者端末装置は、前記業務支援装置から受信した前記メッセージ交換画面を表示する表示部と、前記メッセージ交換画面に対する前記メッセージの入力を受け付けるメッセージ入力部と、を備え、前記業務支援装置の前記画面送信部は、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の業務支援方法は、損害保険に関する業務支援装置と、前記損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置と、事故を扱う参加者が有する参加者端末装置と、がネットワークを介して接続された損害保険に関する業務支援システムで用いられる業務支援方法であって、前記エージェント端末装置は、事故情報の入力を受け付ける事故情報入力受付手順と、前記事故情報入力受付手順において入力を受け付けた前記事故情報を前記業務支援装置に送信する通信手順と、を備え、前記業務支援装置は、前記エージェント端末装置から受信した前記事故情報を登録する事故情報登録手順と、前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する前記参加者端末装置に送信する画面送信手順と、前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を備え、前記参加者端末装置は、前記業務支援装置から受信した前記メッセージ交換画面を表示する表示手順と、前記メッセージ交換画面に対する前記メッセージの入力を受け付けるメッセージ入力受付手順と、を備え、前記業務支援装置の前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明の参加者端末装置は、損害保険に関する業務支援装置とネットワークを介して接続された、事故を扱う参加者が使用する参加者端末装置であって、前記業務支援装置から受信した、事故情報に対するメッセージ交換画面を表示する表示部と、前記メッセージ交換画面に対するメッセージの入力を受け付けるメッセージ入力部と、を備え、前記表示部は、前記ネットワークを介して前記業務支援装置と接続された他の当該参加者端末装置の前記メッセージ入力部により入力された前記メッセージを、前記参加者毎に区別可能に含む前記メッセージ交換画面を表示することを特徴とする。
本発明によれば、事故に関する情報共有を効率的に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、業務支援システム1の概要を説明するための図である。
業務支援システム1では、業務支援装置10と、損保会社端末装置20と、CA(claim agent)端末装置30と、がネットワーク40を介して接続されている。業務支援装置10は、情報サービス会社γにより操作されるPC(Personal Computer)、又はサーバー装置等の端末装置である。業務支援サービス1は、情報サービス会社γにより提供される。
損保会社端末装置20は、損害保険会社である損保会社αにより操作されるPC等の端末装置である。CA端末装置30は、クレームエージェントであるCAβにより操作されるPC等の端末装置である。CAβは損保会社αの代理店又はクレームエージェントである。
以下、損保会社αが輸出貨物について生じる損害を補償する、外航貨物保険といった、いわゆるマリン分野の損害保険業務を、業務支援システム1が支援する場合について説明する。便宜上、損害保険契約を損保会社αと輸出業者δとで締結し、貨物の破損(以下、「事故」として説明する)を荷主εが発見したものとして説明するが、業務支援システム1の対象となる業務形態は本形態に限定されない。例えば、損害保険契約が損保会社αと荷主εとの間で締結される業務形態についても、業務支援システム1は支援の対象としている。
また、業務支援システム1が支援する損害保険業務はマリン分野に限定されない。例えば、損保会社α及びCAβが同じ国に存在する、自動車保険等の分野の損害保険業務についても支援が可能である。
なお、損保会社αが締結する損害保険契約には、貨物の品名や数量、船名等を確定し、輸送毎に締結する通常の損害保険契約の他、複数の輸送について包括的に締結するオープンポリシー契約がある。業務支援システム1では、通常の損害保険契約及びオープンポリシー契約の双方とも対応が可能である。
また、図1では、便宜上1つの業務支援装置10に対して1つずつの損保会社端末装置20とCA端末装置30とが接続されているが、損保会社端末装置20とCA端末装置30は、1つの業務支援装置10に対して各々複数接続されていてもよい。
また、図1では、業務支援装置10は損保会社α及びCAβと独立した組織である情報サービス会社γにより操作されるが、業務支援装置10は損保会社α又はCAβにより操作されるものであってもよい。また、業務支援装置10は損保会社α及びCAβの各々により操作され、互いに情報を同期させるものであってもよい。
業務支援システム1における業務の流れの一例を説明する。予め、輸出業者δと損保会社αとが損害保険契約を締結しているものとする。また、CAβには、業務支援装置10において予め統括者が関連付けられている。統括者は、事故に関する情報である事故情報の管理及び監督権限を有する者であって、例えば事故に関する調査業務や査定業務の管理を行う。統括者は、例えば損保会社αである。
損保会社α又はCAβは、各端末装置にログインして操作を行う。
輸出貨物について生じた事故を荷主εが発見し、CAβに報告する。CAβはCA端末装置30に対して事故に関する情報である事故情報を入力する。事故情報は業務支援装置10に登録される。また、業務支援装置10は、事故情報を入力したCAβと予め関連付けられた統括者に操作される端末装置(例えば損保会社端末装置20)に対し、事故情報の登録があったことを示す通知を行う。
通知を受け付けた損保会社端末装置20を操作する損保会社αは、事故情報の情報連携を行う参加者を必要に応じて特定し、損保会社端末装置20に入力する。参加者は例えば図示しない他のCAβであって、業務支援装置10では、入力された他のCAβが参加者として登録される。登録された参加者により操作される端末装置、及び参加者登録を行った損保会社端末装置20は、事故情報に対する参加者端末装置として取り扱われる。参加者端末装置においては、事故を対象とする損害保険契約の保険証書等の文書の閲覧及び入力が可能となるほか、事故に関するメッセージの交換が可能となる。メッセージ交換画面において、事故に関する調査報告がなされ、保険金の金額が決定される。その後、統括者により事故情報がクローズされる。
従来は電子メール等で情報が交換されていたため、事故毎の情報管理が困難であったほか、保険証券等の文書と事故情報とを連携させることが煩雑であった。そのため、保険証券の内容が変更された場合であっても、誤って変更前の保険証書に基づいて保険金の金額が決定されてしまうなどの問題が発生していた。本実施形態により、事故を扱う損保会社αやCAβ等の参加者間で、事故毎に適切に情報を共有することができる。
図2は、業務支援システム1の機能ブロック図の一例である。業務支援装置10は、制御部110と、業務支援側通信部120と、記憶部130とを備える。制御部110は、損保会社端末装置20とCA端末装置30とに対する損害保険業務の支援に関する処理を制御する。業務支援側通信部120は、ネットワーク40を介した損保会社端末装置20とCA端末装置30との間の通信を制御する。記憶部130は、制御部110の処理に必要な情報を記憶する。
制御部110は、事故情報登録部111と、画面送信部112と、メッセージ登録部113と、参加者登録部114と、通知部115と、文書登録部116と、を備える。事故情報登録部111は、後述する事故情報登録画面を介して損保会社端末装置20又はCA端末装置30から受け付けた事故情報を記憶部130に登録する。
画面送信部112は、事故情報を登録するための事故情報登録画面の表示情報を生成し、事故情報登録画面を要求した損保会社端末装置20又はCA端末装置30に表示情報を送信する。また、画面送信部112は、事故情報を検索するための検索画面の表示情報を生成し、検索画面を要求した損保会社端末装置20又はCA端末装置30に送信する。また、画面送信部112は、事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、参加者端末装置に送信する。
メッセージ登録部113は、メッセージ交換画面を介して参加者端末装置において入力されたメッセージを事故情報と関連させ、記憶部130に登録する。参加者登録部114は、統括者である損保会社αにより操作される損保会社端末装置20又は統括者であるCAβにより操作されるCA端末装置30から受け付けた参加者を、事故情報と関連付けて記憶部130に登録する。
通知部115は、事故情報登録画面を介して事故情報の入力を受け付けた場合に、予め定められた端末装置に対して通知を送信する。また、通知部115は、メッセージ交換画面を介して参加者端末装置から所定の入力を受け付けると、参加者端末装置に対して通知を送信する。通知部115は、例えば事故情報登録部111が事故情報を登録した場合に、参加者端末装置に事故情報の登録の通知を送信する。
また、通知部115は、例えば保険証書の更新や、事故調査報告書等の文書の登録を所定の入力として受け付けた場合に、参加者端末装置に通知を送信する。文書登録部116は、メッセージ交換画面を介して参加者端末装置から文書情報が入力された場合に、入力された文書情報を記憶部130に登録する。また、文書登録部116は、メッセージ交換画面に表示された出力指示受付オブジェクトが選択された場合に、出力指示オブジェクトの選択を受け付けた参加者端末装置に対して文書情報を出力する。
記憶部130は、損保会社情報131と、CA情報132と、文書情報133と、事故情報134と、メッセージ情報135とを記憶する。損保会社情報131と、CA情報132と、文書情報133と、事故情報134と、メッセージ情報135については、後に詳述する。
損保会社端末装置20は、制御部210と、通信部220とを備える。制御部210は、業務支援装置10を介したCA端末装置30との情報連携に関する処理を制御する。通信部220は、ネットワーク40を介した業務支援装置10との通信を制御する。
制御部210は、事故情報入力部211と、参加者入力部212と、文書入力部213と、メッセージ入力部214と、表示部215と、を備える。事故情報入力部211は、事故情報登録画面に対する事故情報の入力を受け付ける。参加者入力部212は、損保会社αから参加者であるCAβを特定する情報の入力を受け付ける。
文書入力部213は、メッセージ交換画面に対する文書情報の入力を受け付ける。文書入力部213は、例えば保険証書の文書情報の入力を受け付ける。メッセージ入力部214は、メッセージ交換画面に対するメッセージの入力を受け付ける。表示部215は、業務支援装置10から送信された各画面の表示情報を、損保会社端末装置20が有する表示装置に対して表示させる。
CA端末装置30は、制御部310と、通信部320とを備える。制御部310は、業務支援装置10を介した損保会社端末装置20との情報連携に関する処理を制御する。通信部320は、ネットワーク40を介した業務支援装置10との通信を制御する。
制御部310は、事故情報入力部311と、参加者入力部312と、文書入力部313と、メッセージ入力部314と、表示部315と、を備える。事故情報入力部311は、事故情報登録画面を介した事故情報の入力を受け付ける。参加者入力部312は、統括者であるCAβによりCA端末装置30が操作される場合に、参加者を特定する情報の入力を受け付ける。
文書入力部313は、メッセ―ジ交換画面に対する文書情報の入力を受け付ける。文書入力部313は、例えば調査報告書の文書情報の入力を受け付ける。メッセージ入力部314は、メッセージ交換画面に対するメッセージの入力を受け付ける。表示部315は、業務支援装置10から送信された各画面の表示情報を、CA端末装置30が有する表示装置に対して表示させる。
次に、記憶部130に記憶される各情報について説明する。
図3は、損保会社情報131の一例を示す図である。損保会社情報131は、損保会社識別子131aに対し、Policy識別子131bと、OpenFLG(flag)131cと、損保会社通知先131dと、担当者識別子131eと、担当者通知先131fと、参加者識別子131gと、参加者属性131hと、が関連付けられた情報である。
損保会社識別子131aは、損保会社αを特定する識別子である。Policy識別子131bは、損保会社αが締結した損害保険契約を特定する識別子である。Policy識別子131bは、1つの損保会社識別子131aに対して複数関連付けられていてもよい。OpenFLG131cは、Policy識別子131bにより特定される損害保険契約が、先述のオープンポリシー契約であるか否かを示す情報である。
損保会社通知先131dは、組織としての損保会社αの通知先を示す情報である。担当者識別子131eは、損保会社αに属する担当者を特定する識別子である。担当者通知先131fは、担当者識別子131eにより特定される担当者の通知先を示す情報である。なお、1つの損保会社識別子131aに対し、複数の担当者識別子131e及び担当者通知先131fの組み合わせが関連付けられていてもよい。
参加者識別子131gは、事故の発生前に損害保険契約に際し参加者が特定される場合に、参加者を特定する識別子である。なお、参加者は、後述する参加者登録処理によって特定される。参加者識別子131gは、例えばCAβを特定するCA識別子である。なお、事故発生前に参加者登録処理が行われない場合は、参加者識別子131gは参加者が特定されていないことを示す情報である。
参加者属性131hは、参加者識別子131gにより特定される参加者の属性を示す情報である。参加者属性134dは、例えば、統括者や、支払担当者や、調査担当者等の属性を示す情報である。支払担当者は、保険金の支払いに関する業務を行う。調査担当者は、事故の調査に関する業務を行う。また、例えば参加者属性134hは、特に属性のないことを示す情報である。
図4は、CA情報132の一例を示す図である。CA情報132は、CA識別子132aに対して、統括識別子132bと、CA通知先132cと、担当者識別子132dと、担当者通知先132eと、損保会社識別子132fとが関連付けられた情報である。
CA識別子132aは、CAβを特定する識別子である。統括識別子132bは、CAβを統括する統括者を特定する情報である。例えば統括識別子132bは、CAβを統括する損保会社αを特定する損保会社識別子である。統括識別子132bは、CAβを統括する他のCAβを特定するCA識別子であってもよい。なお、CA識別子132aにより特定されるCAβ自体が統括者である場合には、統括識別子132bは統括者が存在しないことを示す情報である。
CA通知先132cは、組織としてのCAβの通知先を示す情報である。担当者識別子132dは、CAβに属する担当者を特定する識別子である。担当者通知先132eは、担当者識別子132dにより特定される担当者の通知先を示す情報である。なお、CA情報132においては、1つのCA識別子132aに対し複数の担当者識別子132d及び担当者連絡先132eの組み合わせが関連付けられていてもよい。
損保会社識別子132fは、損害保険契約に関してCAβが代理を行う損保会社αを特定する識別子である。
図5は、文書情報133の一例を示す図である。文書情報133は、文書識別子133aに対し、Policy識別子133bと、文書種別133cと、事故識別子133dと、登録者識別子133eと、アドレス133fとが関連付けられた情報である。
文書識別子133aは、文書を特定する識別子である。文書とは、例えば損保会社αにより生成される保険証書や、CAβにより生成される調査報告書である。Policy識別子133bは、文書と関連する損害保険契約を特定する識別子である。文書種別133cは、文書の種別を特定する情報である。文書種別133cは、例えば、保険証書であるか、又は調査報告書であるか、等の種別を示す情報である。
事故識別子133dは、文書が特定の事故に対して生成されたものである場合に、事故情報を特定する識別子である。文書が例えば保険証書であって、保険証書が発行された損害保険契約についてまだ事故が生じていない場合等、文書が特定の事故と関連しない場合には、事故識別子133dは事故情報がないことを示す情報である。
登録者識別子133eは、事故情報を登録した者を特定する識別子である。登録者識別子133eは、例えば損保会社識別子や、CA識別子である。アドレス133fは、文書の所在を特定する情報である。
図6は、事故情報134の一例を示す図である。事故情報134は、事故識別子134aに対し、Policy識別子134bと、参加者識別子134cと、参加者属性134dと、通知対象134eと、発生日134fと、請求者134gと、完了日134hと、通貨134iと、請求者134jと、荷主134kと、査定額134lとが関連付けられた情報である。
事故識別子134aは、事故情報を特定する識別子である。Policy識別子134bは、事故情報と関連する損害保険契約を特定する識別子である。参加者識別子134cは、事故情報に関する参加者を特定する情報である。参加者識別子134cは、例えば参加者である損保会社αを特定する損保会社識別子や、CAβを特定するCA識別子である。参加者属性134dは、参加者識別子134cにより特定される参加者の属性を示す情報である。なお、後述する事故情報登録処理及び参加者登録処理が実行されると、1つの事故識別子134aに対し複数の参加者識別子134c及び参加者属性134dの組み合わせが関連付けられる。
通知対象134eは、事故情報の通知先を特定する識別子である。例えば通知対象134eは、組織としての損保会社αを特定する識別子である。また例えば、通知対象134eは、損保会社αの担当者を特定する識別子である。
発生日134fは、事故の発生日を特定する情報である。請求者134gは、保険金の請求者を特定する情報である。完了日134hは、事故に関する取扱いの完了日を示す情報である。通貨134iは、保険金の通貨を特定する情報である。請求者134jは、保険金の請求者を特定する情報である。荷主134kは、補償の対象となる貨物の荷主を特定する情報である。査定額134lは、事故に関する保険金の金額を示す情報である。
図7は、メッセージ情報135の一例を示す図である。メッセージ情報135は、メッセージ識別子135aに対し、事故識別子135bと、発信日時135cと、発信者識別子135dと、発信内容135eと、既読者識別子135fと、既読日時135gと、が関連付けられた情報である。
メッセージ識別子135aは、メッセージを特定する識別子である。事故識別子135bは、メッセージが入力されたメッセージ交換画面と対応する事故情報を特定する識別子である。事故識別子135bは、事故情報134の事故識別子134aと対応している。
発信日時135cは、メッセージの発信日時を特定する情報である。発信者識別子135dは、メッセージの発信者である参加者を特定する情報である。発信者識別子135dは、例えばメッセージを発信した損保会社αを特定する損保会社識別子や、CAβを特定するCA識別子である。
発信内容135eは、入力されたメッセージの内容を示す情報である。既読者識別子135fは、メッセージを閲覧した者を特定する情報である。既読者識別子135fは、例えば発信日時135cよりも後にメッセージ交換画面を業務支援装置10に要求した損保会社端末装置20を操作する損保会社αや、CA端末装置30を操作するCAβを特定する識別子である。既読日時135gは、既読者によりメッセージが閲覧された日時を示す情報である。既読日時135gは、例えばメッセージが表示されたメッセージ交換画面を既読者に送信した日時を示す情報である。
図8は、業務支援装置10のハードウェア構成例を示す図である。業務支援装置10は、演算装置11と、メモリ12と、外部記憶装置13と、入力装置14と、表示装置15と、通信装置16と、記憶媒体駆動装置17とを備え、各構成要素はバスにより接続されている。
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の演算装置であり、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。業務支援装置10では、メモリ12又は外部記憶装置13上に読み出されたプログラムに従って動作する演算装置11により処理が行われる。制御部110を構成する各処理部は、演算装置11がプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、CD-R(Compact Disc- Recordable)、DVD-RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)等の書き込み及び読み出し可能な記憶メディア及び記憶メディア駆動装置等である。記憶部130は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。なお、記憶部130は、通信装置16を介して接続される記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
入力装置14は、ユーザーからの入力操作を受け付ける装置であり、例えばタッチパネル、キーボード、マウス、マイク等である。表示装置15は、業務支援装置10に格納されたデータの表示を行う装置であって、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置である。
通信装置16は、業務支援装置10をネットワーク40に接続するための装置であって、例えばLAN(Local Area Network)カード等の通信デバイスである。業務支援側通信部120は、通信装置16によりその機能が実現される。記憶媒体駆動装置17は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性のメディア18から情報を入出力する装置である。
なお、業務支援装置10の各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、業務支援装置10の各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
損保会社端末装置20、及びCA端末装置30は、業務支援装置10と同様のハードウェア構成を備える。そのため、損保会社端末装置20及びCA端末装置30のハードウェア構成については、説明を省略する。
なお、損保会社端末装置20、及びCA端末装置30の機能は、WEBブラウザにより実現されるものであってもよい。また、損保端末装置20及びCA端末装置30の機能は、業務専用のアプリケーションによって実現されるものであってもよい。
以下、本実施形態における処理の流れを、シーケンス図を用いて説明する。
図9は、業務支援システム1における参加者登録処理の流れを示すシーケンス図である。損保会社αは、損害保険契約に関して生じる事故に対して情報連携を行う参加者を決定することができる。損保会社αは、例えばオープンポリシー契約を行った損害保険契約について、事故発生前に予め参加者を登録しておく。本シーケンス図は、事故の発生前に参加者を登録する処理について説明するものである。事故発生後に参加者を登録する場合については後述する。
なお、本処理開始前に、損害保険契約が締結されており、損保会社情報131には締結された契約のPolicy識別子131bが損保会社識別子131aに対して関連付けられている。また、損保会社端末装置20は、損保会社αから入力を受け付けた損保会社識別子を業務支援装置10に送信し、業務支援システム1に予めログインしている。
まず、損保会社端末装置20の事故情報入力部211は、Policy識別子の入力を受け付け、通信部220を介して業務支援装置10に対して参加者登録画面を要求する(ステップS11)。事故情報入力部211は、損保会社αからPolicy識別子の入力を受け付けると、Policy識別子を特定した参加者登録画面要求情報を生成して、業務支援装置10に対して送信する。
次に、業務支援装置10の画面送信部112は、参加者登録画面の表示情報を生成し、参加者登録画面要求情報を送信した損保会社端末装置20に対して表示情報を送信する(ステップS12)。
次に、損保会社端末装置20の表示部215は、参加者登録画面を表示装置に対して表示させる(ステップS13)。
図11は、参加者登録画面410の一例を示す図である。参加者登録画面410は、参加者選択領域411を有する。参加者選択領域411には、CAβと、参加者の属性とが、選択可能に表示される。なお、参加者登録画面410には、ステップS11において損保会社端末装置20が入力を受け付けたPolicy識別子が表示されてもよい。
業務支援装置10の画面送信部112は、CA情報132内のCA識別子132aにより特定されるCAβが選択可能に表示されるよう、参加者登録画面410の表示情報を生成する。また、画面送信部112は、記憶部130の図示しない領域に予め記憶された参加者の属性一覧に基づいて、参加者の属性が選択可能に表示されるよう、参加者登録画面410の表示情報を生成する。
説明を図9に戻す。次に、損保会社端末装置20の参加者入力部212は、参加者登録画面410に対するCAの特定を受け付ける(ステップS14)。参加者登録画面410において、参加者のCAβと、参加者の属性とが選択されると、参加者入力部212は選択されたCAβとその属性とを特定する。
次に、参加者入力部212は、選択されたCAβを特定する情報と、その属性を示す情報とを、通信部220を介して業務支援装置10に対して送信する(ステップS15)。
次に、業務支援装置10の参加者登録部114は、損保会社端末装置20から受け付けたCAβを特定する情報と属性とを用いて、損保会社情報131を生成する(ステップS16)。具体的には、参加者登録部114は、本処理開始前に取得した損保会社識別子と、ステップS11で取得したPolicy識別子とを用いて損保会社情報131を参照し、対応する損保会社識別子131aとPolicy識別子131bとを有する損保会社情報131のレコードを特定する。
参加者登録部114は、特定した損保会社情報131のレコードの参加者識別子131gに対して、損保会社端末装置20から受け付けたCA識別子を登録する。また、参加者登録部114は、特定した損保会社情報131のレコードの参加者属性131hに対して、損保会社端末装置20から受け付けた属性を登録する。参加者登録部114は、その後本シーケンス図の処理を終了する。
なお、参加者として登録されたCAβが統括者としての属性を有する場合、該CAβは他の参加者を特定することができる。その場合、事故発生の前後に関わらず、CA端末装置30は損保会社端末装置20に代わって本シーケンス図の処理を行うことにより、業務支援装置10に対し他の参加者を登録させることができる。
図10は、業務支援システム1における情報連携の一例を示すシーケンス図である。本処理により、参加者間での事故に関する情報共有が可能となる。CA端末装置30及び損保会社端末装置20は、各々CA識別子又は損保会社識別子を用いて、業務支援システム1に予めログインしているものとして説明する。まず、荷主εが事故の発生を知り、CAβに報告する。CAβは、例えば貨物と同梱のインボイスを参照することにより、事故に関する損害保険契約のPolicy識別子を認識する。
CA端末装置30の表示部315は、検索画面を表示する(ステップS21)。業務支援装置10の画面送信部112は、業務支援システム1にログインした端末装置に対して、検索画面の表示情報を送信する。表示部315は、表示情報に基づいて表示装置に対して検索画面を表示させる。
図12は、検索画面420の一例を示す図である。図12(A)は検索結果表示前の検索画面420の一例であり、図12(B)は検索結果表示後の検索画面420の一例である。図12(A)に示す通り、検索結果表示前の検索画面420は、検索条件入力領域421と、検索結果表示領域422と、事故登録リンクボタン423とを含む。
検索条件入力領域421は、事故情報を検索するための検索条件の入力を受け付ける領域である。検索条件は、例えば検索期間を示す情報や、検索するPolicy識別子や、検索する事故情報が処理完了前のものであるかのステータス等である。
検索結果表示領域422は、検索結果を表示する領域である。検索条件入力領域421に検索条件が入力されると、CA端末装置30から業務支援装置10に対して検索条件を特定した検索要求が送信される。業務支援装置10の画面送信部112は、検索要求を行ったCA端末装置30のログイン時に用いられたCA識別子を参加者識別子134cとして有する事故情報134のレコードの中から、検索条件に合致するレコードを抽出する。画面送信部112は、抽出したレコードを検索結果表示領域422に表示させた検索画面420の表示情報を生成し、検索要求を送信したCA端末装置30に送信する。
なお、検索要求は、CA端末装置30からだけでなく、損保会社端末装置20からも出力される。その場合も同様に、業務端末装置の画面送信部112は、ログイン時に用いられた損保会社識別子を参加者識別子134cに有し、入力された検索条件に合致する事故情報134のレコードを抽出し、検索結果表示領域422に表示させた検索画面420の表示情報を損保会社端末装置20に送信する。
検索結果表示領域422には、事故情報を示すオブジェクトが選択可能に表示される。図12(B)は、検索結果表示領域422において事故識別子が事故情報オブジェクト424として選択可能に表示された状態を示している。事故識別子を示すオブジェクトの選択を受け付けると、選択された事故識別子と関連付けられた事故情報に対応するメッセージ交換画面に表示画面が遷移する。メッセージ交換画面については後に詳述する。
事故登録リンクボタン423は、事故情報登録画面への画面遷移指示を受け付けるためのオブジェクトである。事故登録ボタンが選択されると、後述する事故情報登録画面へと表示画面が遷移する。
説明を図10に戻す。次に、業務支援装置10の画面送信部112は、事故情報登録画面の表示情報をCA端末装置30に対して送信する(ステップS22)。画面送信部112は、検索画面420に表示された事故登録リンクボタン423の選択を受け付けると、選択が入力されたCA端末装置30に対して事故情報登録画面の表示情報を送信する。
図13は、事故情報登録画面430の一例を示す図である。事故情報登録画面430は、事故情報入力領域431と、CA情報入力領域432と、統括者情報入力領域433とを含む。事故情報入力領域431は、事故情報の入力を受け付ける領域である。事故情報入力領域431は、例えばPolicy識別子(図13:Policy Number又はO/P Number欄)、事故発生日(図13:Date of Loss欄)、請求者(図13:Claimant欄)、荷主(図13:Consignee欄)、査定額(図13:Settlement Amount欄)、通貨(図13:Select Currency欄)、完了日(図13:Finished Date欄)等の入力を受け付ける。
CA情報入力領域432は、CA端末装置30を操作するCAβに関する情報の入力を受け付ける領域である。CA情報入力領域432は、CAβを特定するCAβの名称等を表示するほか、事故に関して所定の入力がなされた場合のCAβへの通知先の選択を受け付ける。CA情報入力領域432は、例えば組織としてのCAβに対する通知を希望するか、担当者に対する通知を希望するかの少なくとも一方の選択を受け付ける。画面送信部112は、CAβを特定するCA識別子を用いてCA情報132を参照し、CA識別子132aと関連付けられた担当者識別子132dにより特定される担当者を選択可能に表示させる。
統括者情報入力領域433は、事故情報の統括者に関する情報の入力を受け付ける領域である。画面送信部112は、ログイン時に取得したCA識別子を用いてCA情報132を参照し、CA識別子132aと対応する統括識別子132bを特定する。画面送信部112は、特定した統括識別子132bを用いて、記憶部130の図示しない領域に損保会社識別子及びCA識別子と関連付けられた名称を参照し、統括者情報入力領域433に統括者の名称を表示させる。
また、統括者情報入力領域433は、統括者への通知先の選択を受け付ける。画面送信部112は、統括識別子132bを用いて損保会社情報131及びCA情報132を参照し、統括者である組織に属する担当者を、統括者情報入力領域433に選択可能に表示させる。例えば組織としての統括者に対する通知を希望するか、組織としての統括者に属する担当者への通知を希望するかの少なくとも一方の選択を受け付ける。
CA識別子132aと関連する統括識別子132bが、統括者を特定する情報でない場合、ログインしたCA端末装置30を操作するCAβは統括者を有しない。そのため、統括者情報入力領域433には統括者に関する情報は表示されない。なおこの場合、CA情報132の損保会社識別子132fにより特定される損保会社αに関する情報を、統括者情報入力領域433に表示させるものであってもよい。この場合、統括者情報入力領域433は、組織としての損保会社αか、又は損保会社αの担当者かの少なくとも一方の入力を、通知先の入力として受け付ける。
また、ステップS22で入力されたPolicy識別子に対して、損保会社情報131において参加者識別子131gが関連付けられている場合、損害保険契約について参加者の登録がなされている。そのため、画面送信部112は、損保会社情報131において統括者であることを示す参加者属性131hと関連付けられた参加者識別子131gにより特定される損保会社α又はCAβを示す情報を、統括者情報入力領域433に表示させる。
また、画面送信部112は、統括者以外の参加者属性131hと関連付けられた参加者識別子131gにより特定されるCAβを示す情報を、CA情報入力領域432に表示させる。統括者以外の属性を有する参加者が複数である場合には、CA情報入力領域432は複数表示され、参加者毎に情報の入力を受け付ける。なお、ログインを行ったCAβが、参加者識別子131hに含まれない場合であっても、CA情報入力領域432にはログインを行ったCAβに関する情報が表示され、該CAβへの通知先等の入力を受け付ける。しかしながら、参加者でないCAβに対するCA情報入力領域432は事故情報登録画面430に表示されないものであってもよい。
説明を図10に戻す。次に、CA端末装置30のCA側事故情報登録部は、事故情報登録画面430に対する事故情報の入力を受け付ける(ステップS23)。入力された事故情報は、通信部320を介して業務支援装置10に送信される。
次に、業務支援装置10の事故情報登録部111は、CA端末装置30から送信された情報を用いて、事故情報を登録する(ステップS24)。
具体的には、事故情報登録部111は、事故情報登録画面430の事故情報入力領域431に対して入力されたPolicy識別子をPolicy識別子134bとし、ログイン時に取得したCA識別子を参加者識別子134cとし、属性がないことを示す情報を参加者属性134dとし、事故識別子134aに一意となる識別子を付して事故情報134を登録する。また、事故情報登録部111は、統括者情報入力領域433に表示された統括者を特定する識別子を参加者識別子134cとし、統括者であることを示す情報を参加者属性134dとして事故情報134を登録する。
また、事故情報登録部111は、CA情報入力領域432において通知先として選択されたCAβのCA識別子、またはCAβの担当者を特定する情報を用いて、CA情報132を参照し、対応するCA通知先132c又は担当者通知先132eを事故情報134の通知対象134eとして登録する。
同様に、事故情報登録部111は、統括者情報入力領域433において通知先として選択された損保会社α、CAβ、又はそれらの担当者に対する通知先を示す情報を、事故情報134の通知対象134eとして登録する。
また、事故情報登録部111は、ログイン時に取得したCA識別子とCA情報において関連付けられた損保会社識別子132fを特定する。事故情報登録部111は、特定した損保会社識別子132fを参加者識別子134cとし、統括者であることを示す情報を参加者属性134dとして事故情報134に登録する。なお、参加者識別子134cに同じ情報が重複して登録される場合には、重複した参加者識別子134cは1つを残して削除してもよい。
また、事故情報登録部111は、事故情報登録後であっても、事故情報登録画面430に入力された情報に基づいて事故情報134の更新を行う。画面送信部112は、事故識別子を特定した事故情報登録画面430の要求を受け付けると、事故情報134を参照し、既に登録されている情報を表示した事故情報登録画面430の表示情報を生成する。事故情報登録画面430において追加情報の入力を受け付けると、事故情報登録部111は入力された情報を用いて事故情報134を更新する。事故情報134の登録及び更新は、CA端末装置30からだけでなく、損保会社端末装置20からも可能である。
また、事故情報134の登録に伴い、事故情報登録部111は、文書情報133の更新を行う。具体的には、事故情報入力領域431において入力されたPolicy識別子を用いて文書情報133を参照し、対応するPolicy識別子133bが存在する場合に、事故識別子133dを関連付けて、文書情報133を更新する。
次に、業務支援装置10の通知部115は、事故情報134の登録があったことを示す情報の通知を送信する(ステップS25)。通知部115は、登録した事故情報134のレコードに含まれる通知対象134eに対して通知を行う。
なお、記憶部130には、制御部110の各処理部がどのような処理を行った場合に、通知部115が通知を行うかを示す通知条件が、予め記憶されている。記憶部130は、例えば文書登録部116が文書の登録を行うことを通知条件として記憶している。通知部115は記憶部130を参照し、いずれかの処理部が通知条件を満たす処理を行う場合に、通知先に対して通知を行う。
また、通知部115は、通知条件として、文書登録部116が文書登録処理を行った場合であって、かつ事故情報登録画面430において入力を受け付ける事故情報と対応する損害保険契約がオープンポリシー契約である場合に、通知を行うものであってもよい。この場合、通知部115は、文書登録部116が文書登録処理を行ったことを検知すると、登録された文書に関する文書情報133のレコードに含まれるPolicy識別子133bを特定する。通知部115は、損保会社情報131において当該Policy識別子と関連するOpenFLG131cを参照することにより、損害保険契約がオープンポリシー契約であるか否かを判定する。
次に、損保会社端末装置20の参加者入力部212は、参加CAの入力を受け付ける(ステップS26)。参加者入力部212は、入力装置を介して参加者登録画面の表示要求指示を受け付けた場合に、入力されたPolicy識別子と事故識別子とを特定した前述の参加者登録画面要求情報を生成して、業務支援装置10に対して送信する。なお、CAβが統括者である場合、損保会社端末装置20に代わって、CA端末装置30の参加者入力部312が、参加者登録画面要求情報を生成して業務支援装置10に送信してもよい。表示部215は、参加者登録画面要求の応答として業務支援装置10から受信した参加者登録画面410を表示させる。参加者入力部212は、参加者登録画面に対する参加者及び参加者の属性の入力を受け付け、業務支援装置10に対して送信する。
次に、業務支援装置10の参加者登録部114は、事故情報134を更新する(ステップS27)。参加者登録部114は、参加者登録画面410の要求の際に入力された事故識別子を用いて事故情報134を参照し、入力された参加者を特定する識別子を参加者識別子134cに、属性を参加者属性134dに関連付け、事故情報134を更新する。なお、ステップS26及びステップS27において行われる処理は、図10に示すタイミングに限定されない。また、参加者登録画面の要求が行われない場合には、ステップS26及びステップS27における処理は行われない。
次に、業務支援装置10の画面送信部112は、メッセージ交換画面を送信する(ステップS28)。
損保会社端末装置20又はCA端末装置30に、前述の検索画面420が表示され、事故情報134が検索されると、検索結果表示領域422に事故情報を示す事故情報オブジェクト424が表示されるのは前述の通りである。損保会社端末装置20において事故情報オブジェクト424が選択されると、メッセージ入力部214は、選択された事故情報オブジェクト424に係る事故情報を特定する事故識別子と、事故情報オブジェクト424を選択した損保会社端末装置20を操作する損保会社αを特定する損保会社識別子とを用いて、メッセージ交換画面の要求情報を業務支援装置10に対して送信する。
また、CA端末装置30において事故情報オブジェクト424が選択されると、メッセージ入力部314は、選択された事故情報を特定する事故識別子と、CA端末装置30を操作するCAβを特定するCA識別子とを用いて、メッセージ交換画面の要求情報を業務支援装置10に対して送信する。
業務支援装置10の画面送信部112は、メッセージ交換画面の要求情報に含まれる事故識別子を用いて事故情報134を参照し、要求情報内の損保会社識別子又はCA識別子が参加者識別子134cに含まれるか否かを判定する。損保会社識別子又はCA識別子が参加者識別子134cに含まれると判定した場合、業務支援装置10の画面送信部112は、事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成する。
図14は、メッセージ交換画面440の一例を示す図である。メッセージ交換画面440は、事故情報毎に生成され、事故情報に関する情報の連携を行う画面である。メッセージ交換画面440は、事故情報表示領域441と、文書情報表示領域442と、メッセージ入力領域443と、メッセージ表示領域444と、を含む。
事故情報表示領域441は、メッセージ交換画面440に対する事故情報を表示する領域である。画面送信部112は、メッセージ交換画面440の要求情報で特定された事故識別子を用いて事故情報134を参照し、事故識別子134aや、Policy識別子134bや、請求者134jや、荷主134k等の事故情報を事故情報表示領域441に表示させる。
また、画面送信部112は、事故情報表示領域441に対し、事故識別子を選択可能に表示させる。事故情報表示領域441において事故識別子は事故情報オブジェクト445として機能する。事故情報オブジェクト445が選択されると、画面送信部112は、事故情報を参照し、選択された事故情報オブジェクト445と関連する事故情報134のレコードを特定する。画面送信部112は、事故情報登録画面430の項目のうち所定の項目に対し、特定した事故情報134のレコード内の情報を表示させた事故情報登録画面430の表示情報を生成し、事故情報オブジェクト445を選択した装置に対して送信する。
文書情報表示領域442は、メッセージ交換画面440に対する事故情報について登録された文書情報を表示する領域である。画面送信部112は、事故識別子を用いて文書情報133を参照し、文書識別子133dと関連付けられた文書識別子133aと文書種別133cとを特定し、文書情報表示領域442に表示させる。文書情報表示領域442には、他に登録者識別子や、登録日時等が表示されてもよい。
また、文書情報133において、該メッセージ交換画面440と対応する事故識別子と関連し、共通する文書種別133cを有するレコードが複数ある場合、画面送信部112は最も登録日時が新しい文書情報を文書情報表示領域442に表示するよう表示情報を生成してもよい。これにより、誤って更新前の文書を参照してしまうことにより生じるミスを予防することができる。
また、文書情報表示領域442には、文書識別子が選択可能に表示される。文書情報表示領域442に表示される文書識別子は、出力指示受付オブジェクト446として機能する。出力指示受付オブジェクト446が選択されると、文書登録部116は文書情報133のアドレス133fに基づいて文書を特定し、出力指示受付オブジェクト446を選択した端末装置に対して文書を出力する。
メッセージ入力領域443は、事故情報に関するメッセージの入力を受け付ける領域である。損保会社端末装置20のメッセージ入力部214は、入力装置を介してメッセージ入力領域443に対するメッセージの入力を受け付けると、入力されたメッセージを事故識別子と関連付けて業務支援装置10に送信する。
業務支援装置10のメッセージ登録部113は、メッセージを送信した損保会社端末装置20の損保会社識別子と、メッセージの発信内容と、発信日時とを関連付けて、前述のメッセージ情報135に登録する。CA端末装置30のメッセージ入力部314がメッセージの入力を受け付けた場合も、同様にメッセージ登録部113がメッセージ情報135に登録する。
メッセージ入力領域443は、事故情報に関する文書情報の入力を受け付けることも可能である。メッセージ入力領域443に文書情報が入力された場合は、業務支援装置10の文書登録部116が文書情報に対して入力された文書に関する情報を登録する。
メッセージ表示領域444は、メッセージ入力領域443に対して入力されたメッセージを表示する領域である。画面送信部112は、事故識別子を用いてメッセージ情報135を参照し、事故識別子135bと関連付けられた発信内容135eをメッセージ表示領域444に表示させる。その際、メッセージ表示領域444には、メッセージ情報135における発信者識別子133e毎にメッセージが区別可能に表示される。
なお、業務支援装置10の画面送信部112は、メッセージ交換画面440の表示情報を参加者端末装置に送信する際に、メッセージ表示領域444の表示に用いたメッセージ情報135の既読者識別子135fに表示情報の送信対象である参加者の識別子を登録し、既読日時に表示情報の送信日時を登録する。
次に、CA端末装置30の文書入力部313は、調査報告書の入力を受け付ける(ステップS29)。CAβによる事故の調査が完了すると、文書入力部313は、メッセージ交換画面440に対する調査報告書の文書の入力を受け付ける。入力された文書と、選択された文書の属性は、通信部320を介して業務支援装置10に送信される。業務支援装置10の文書登録部116は、受信した文書を文書情報133として記憶部130に登録する。
なお、参加者の中に、調査担当者の属性を有する参加者が存在する場合がある。その場合、調査報告書は、調査担当者に限り登録しうるよう制御してもよい。具体的には、業務支援装置10の制御部110は、文書種別が調査報告書である文書をCA端末装置30から受け付けた場合に、事故情報134を参照し、入力を受け付けたメッセージ交換画面440に表示された事故識別子134aにより特定されるレコードが、調査担当者である参加者属性134dを含むか否かを判定する。
事故情報134のレコードに、調査担当者を示す参加者属性134dが含まれている場合、制御部110は、調査報告書を送信したCA端末装置30のCA識別子が、参加者識別子134cとして調査担当者であることを示す参加者属性134dと関連するか否かを判定する。文書登録部116は、該調査報告書を送信したCA端末装置30のCA識別子が、調査担当者であることを示す参加者属性134dと関連する場合に、調査報告書を文書情報133として登録する。
なお、文書登録部116は、調査報告書を送信したCAβを特定するCA識別子が、調査担当者であることを示す参加者属性134dと関連しない場合、受信した調査報告書を文書情報133として登録しない。この場合、通知部115は、調査報告書を登録する権限を有しないとして、CAβに対して警告を示す情報を送信してもよい。
次に、CA端末装置30の事故情報入力部311は、査定額の入力を受け付ける(ステップS30)。事故情報入力部311は、事故情報登録画面430の事故情報入力領域431に含まれる査定額入力欄への査定額の入力を受け付ける。なお、査定額の入力は、支払担当者である参加者属性を有する端末装置からの入力に限り登録を受け付けるよう制御してもよい。その場合、上述の調査報告書の登録処理と同様に、業務支援装置10の事故情報登録部111は、事故情報134において支払担当者である参加者属性134dと関連付けられた参加者識別子134cから受け付けた査定額に限り、事故情報134への登録を行う。
同様に、統括者である参加者属性を有する端末装置からの入力に限り、査定額の登録を受け付けるものであってもよい。また、損保会社端末装置20からの入力に限り、査定額の登録を受け付けてもよい。また、記憶部130の図示しない領域に、査定額として入力しうる額の上限と参加者属性とを条件として予め関連付け、入力のあった査定額と入力を行った参加者の参加者属性とが該条件を満たす場合に、事故情報134への登録を行うものであってもよい。
次に、損保会社端末装置20の事故情報入力部211は、終了登録を行う(ステップS31)。具体的には、事故情報入力部211は、事故情報登録画面430の事故情報入力領域431への完了日の入力を受け付け、入力された完了日を示す情報を業務支援装置10に送信する。業務支援装置10の事故情報登録部111は、受信した完了日を示す情報を事故情報134に登録する。完了日を入力することで、事故情報に関する情報連携は終了するものとして取り扱う。
なお、業務支援装置10において、完了日を入力しうる参加者を査定額に応じて変更させるものであってもよい。その場合、査定額が10万円を超える場合は損保会社端末装置20が完了日を入力可能であって、査定額が10万円以下である場合には統括者としての参加者属性を有するCA端末装置30が完了日を入力可能とする等、査定額と入力可能な端末装置とを関連付け、完了日入力条件として記憶部130に予め記憶させておく。
完了日の入力を受け付けた場合、事故情報登録部111は、完了日が入力された事故情報登録画面430の事故識別子を特定して事故情報134を参照し、事故識別子134aと関連する査定額134lを特定する。事故情報登録部111は、特定した査定額を用いて完了日入力条件を参照し、完了日を入力しうる端末装置の識別子及び参加者属性を特定する。事故情報登録部111は、特定した識別子及び参加者属性が、完了日を入力した端末装置と合致する場合に、入力された完了日を事故情報134に登録する。
その後、業務支援装置10、損保会社端末装置20、及びCA端末装置30は、本フローチャートの処理を終了する。
なお、完了日が登録された事故情報134は、検索画面420の検索結果表示領域422には表示させないよう制御してもよい。業務支援装置10の画面送信部112は、検索画面420を要求した端末装置の識別子がCA情報132のCA識別子132aに含まれる場合、つまりCA端末装置30である場合に、完了日134hに情報を有する事故情報134を検索結果表示領域422に表示させないように、検索画面420の表示情報を生成してもよい。
本実施形態により、事故情報に応じたメッセージ交換画面440を各参加者に提供することができる。これにより、参加者は事故毎に損害保険に係る処理プロセスを確認することができる。また、電子メールの文書データにメッセージの履歴や文書情報を添付する必要がないため、通信料の増加を抑制することができる。
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の業務支援装置10、損保会社端末装置20、及びCA端末装置30の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。業務支援装置10、損保会社端末装置20、及びCA端末装置30の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1:業務支援システム、10:業務支援装置、11:演算装置、12:メモリ、13:外部記憶装置、14:入力装置、15:表示装置、16:通信装置、17:記憶媒体駆動装置、18:メディア、20:損保会社端末装置、30:CA端末装置、40:ネットワーク、110:制御部、111:事故情報登録部、112:画面送信部、113:メッセージ登録部、114:参加者登録部、115:通知部、116:文書登録部、120:業務支援側通信部、130:記憶部、131:損保会社情報、132:CA情報、133:文書情報、134:事故情報、135:メッセージ情報、210:制御部、211:事故情報入力部、212:参加者入力部、213:文書入力部、214:メッセージ入力部、215:表示部、220:通信部、310:制御部、311:事故情報入力部、312:参加者入力部、313:文書入力部、314:メッセージ入力部、315:表示部、320:通信部、410:参加者登録画面、411:参加者選択領域、420:検索画面、421:検索条件入力領域、422:検索結果表示領域、423:事故登録リンクボタン、424:事故情報オブジェクト、430:事故情報登録画面、431:事故情報入力領域、432:CA情報入力領域、433:統括者情報入力領域、440:メッセージ交換画面、441:事故情報表示領域、442:文書情報表示領域、443:メッセージ入力領域、444:メッセージ表示領域、445:事故情報オブジェクト、446:出力指示受付オブジェクト
Claims (13)
- 損害保険に関する業務支援装置であって、
前記損害保険のエージェントが操作するエージェント端末装置から受け付けた、事故に関する事故情報を登録する事故情報登録部と、
前記事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記事故情報に対応するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、該事故情報と前記記憶部において関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信部と、
前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録部と、を備え、
前記画面送信部は、前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
所定の参加者が使用する前記参加者端末装置から、他の参加者の指定を受け付け、前記記憶部に登録する参加者登録部を備えることを特徴とする業務支援装置。 - 請求項2に記載の業務支援装置であって、
前記参加者登録部は、前記所定の参加者として、損害保険会社か又は該損害保険会社から指定された前記エージェントの使用する前記参加者端末装置から前記他の参加者の指定を受け付けることを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
前記記憶部は、前記事故情報登録部が前記事故情報の登録を受け付けた前記エージェント端末装置を使用する前記エージェントを前記参加者として該事故情報に関連付けて記憶することを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
前記記憶部は、前記参加者の通知先を記憶し、
前記メッセージ交換画面に対応する所定の入力を受け付けると、前記記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記参加者に通知する通知部を備えることを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
前記画面送信部は、前記事故情報の検索条件の入力を受け付ける検索画面の表示情報を生成し、前記検索画面において検索結果として表示される前記事故情報を示すオブジェクトの選択を受け付けると、選択されたオブジェクトに係る前記事故情報に対応する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成し、前記オブジェクトを選択した前記参加者端末装置に送信することを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
前記メッセージ交換画面に対して入力された文書情報を登録する文書登録部を備え、
前記画面送信部は、前記文書登録部により登録された前記文書情報の出力指示を受け付ける出力指示受付オブジェクトを前記メッセージ交換画面に対して表示させ、
前記文書登録部は、前記参加者端末装置から前記出力指示受付オブジェクトの選択を受け付けると、前記文書情報を該参加者端末装置に出力することを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1に記載の業務支援装置であって、
前記メッセージ交換画面には、該メッセージ交換画面に対応する前記事故情報を示す事故情報オブジェクトが選択可能に表示され、
前記画面送信部は、前記事故情報オブジェクトが選択されると前記事故情報に関する情報の入力を受け付ける事故情報登録画面の表示情報を生成して前記参加者端末装置に送信し、
前記事故情報登録部は、前記事故情報登録画面を介して前記参加者端末装置から入力を受け付けた情報を登録することを特徴とする業務支援装置。 - 損害保険に関する業務支援方法であって、
損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置から受け付けた事故情報を登録する事故情報登録手順と、
前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信手順と、
前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を備え、
前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする業務支援方法。 - コンピュータを損害保険に関する業務支援装置として機能させるプログラムであって、
損害保険のエージェントが有するエージェント端末装置から受け付けた事故情報を登録する事故情報登録手順と、
前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、事故を扱う複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する参加者端末装置に送信する画面送信手順と、
前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を前記コンピュータに実行させ、
前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とするプログラム。 - 損害保険に関する業務支援装置と、前記損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置と、事故を扱う参加者が有する参加者端末装置と、がネットワークを介して接続された損害保険に関する業務支援システムであって、
前記エージェント端末装置は、
事故情報の入力を受け付ける事故情報入力部と、
前記事故情報入力部が入力を受け付けた前記事故情報を前記業務支援装置に送信するエージェント端末側通信部と、を備え、
前記業務支援装置は、
前記エージェント端末装置から受信した前記事故情報を登録する事故情報登録部と、
複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、該事故情報と前記記憶部において関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する前記参加者端末装置に送信する画面送信部と、
前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録部とを備え、
前記参加者端末装置は、
前記業務支援装置から受信した前記メッセージ交換画面を表示する表示部と、
前記メッセージ交換画面に対する前記メッセージの入力を受け付けるメッセージ入力部と、を備え、
前記業務支援装置の前記画面送信部は、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする業務支援システム。 - 損害保険に関する業務支援装置と、前記損害保険のエージェントが使用するエージェント端末装置と、事故を扱う参加者が有する参加者端末装置と、がネットワークを介して接続された損害保険に関する業務支援システムで用いられる業務支援方法であって、
前記エージェント端末装置は、
事故情報の入力を受け付ける事故情報入力受付手順と、
前記事故情報入力受付手順において入力を受け付けた前記事故情報を前記業務支援装置に送信する通信手順と、を備え、
前記業務支援装置は、
前記エージェント端末装置から受信した前記事故情報を登録する事故情報登録手順と、
前記事故情報に対するメッセージ交換画面の表示情報を生成し、複数の参加者を前記事故情報に関連付けて記憶する記憶部において前記メッセージ交換画面に対する前記事故情報と関連付けられた前記複数の参加者の各々が使用する前記参加者端末装置に送信する画面送信手順と、
前記メッセージ交換画面を介して前記参加者端末装置から受け付けたメッセージを前記事故情報に関連付けて登録するメッセージ登録手順と、を備え、
前記参加者端末装置は、
前記業務支援装置から受信した前記メッセージ交換画面を表示する表示手順と、
前記メッセージ交換画面に対する前記メッセージの入力を受け付けるメッセージ入力受付手順と、を備え、
前記業務支援装置の前記画面送信手順において、前記メッセージを送信した前記参加者端末装置を使用する前記参加者毎に該メッセージを区別可能に表示する前記メッセージ交換画面の表示情報を生成することを特徴とする業務支援方法。 - 損害保険に関する業務支援装置とネットワークを介して接続された、事故を扱う参加者が使用する参加者端末装置であって、
前記業務支援装置から受信した、事故情報に対するメッセージ交換画面を表示する表示部と、
前記メッセージ交換画面に対するメッセージの入力を受け付けるメッセージ入力部と、を備え、
前記表示部は、前記ネットワークを介して前記業務支援装置と接続された他の当該参加者端末装置の前記メッセージ入力部により入力された前記メッセージを、前記参加者毎に区別可能に含む前記メッセージ交換画面を表示することを特徴とする、参加者端末装置。
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