JP2017016245A - ストレージシステム,ストレージ制御装置およびストレージ制御プログラム - Google Patents

ストレージシステム,ストレージ制御装置およびストレージ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予備装置の数が少ない場合においても収納装置の閉塞時に記憶装置の冗長化を実現できるようにする。【解決手段】収納装置のいずれかが閉塞した場合において、予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した区画を、ストレージグループ毎に割り当て、複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なう。【選択図】図2

Description

本発明は、ストレージシステム,ストレージ制御装置およびストレージ制御プログラムに関する。
ディスクアレイシステムにおいて、Disk Enclosure(DE)には複数の記憶装置(ディスク)が搭載される。DEにおいては、経路異常や環境異常、内蔵モジュール故障などを検出すると、DE閉塞状態になる場合がある。
DE閉塞が発生すると、当該DEに搭載されたディスクへのアクセスが出来なくなる。そこで、閉鎖されたDEのディスクをメンバーディスクとして使用して構成されたRedundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)グループにおいては、当該DE内のディスクのディスクステータスを存在しないものとすることで、当該ディスクへのアクセスを抑制する。また、これによりRAIDは非冗長として運用が継続される。
また、このとき予備記憶装置であるHot Spare(HS)が登録されていると、RAIDを構成するディスクに故障が生じたとみなされ、RAIDを構成する残りのメンバーディスクからHSへ、故障とみなされたディスクのデータを復元するリビルド処理が行なわれる。これにより、ディスクの冗長性が回復する。さらに、閉塞したDEが復旧すると、HSから復旧したDEに搭載されたディスクへのコピーバック処理が行なわれる。
また、DEにおいては、多数のディスクを高密度に搭載するものも知られている。
特開2011−253400号公報 特開2014−106811号公報
しかしながら、このような従来のディスクアレイシステムにおいては、1台のDEに搭載されるディスク数が多い場合には、それらのディスクのデータを退避させるための多くのHSが必要となる。すなわち、HSの台数が不足する場合にはディスクの冗長化を実現することができず、そのために多数のHSの台数を搭載するとコストが増大するという課題がある。
1つの側面では、本発明は、予備装置の数が少ない場合においても収納装置の閉塞時に記憶装置の冗長化を実現できるようにすることを目的とする。
このため、このストレージシステムは、1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、を備えるストレージシステムであって、複数のストレージグループを管理するストレージグループ管理部と、前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部と、前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、前記区画管理部は、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、前記アクセス制御部は、前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なう。
一実施形態によれば、予備装置の数が少ない場合においても収納装置の閉塞時に記憶装置の冗長化を実現できる。
実施形態の一例としてのストレージシステムのハードウェア構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムの機能構成を示す図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける管理情報の構成を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムのリビルド処理を例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるHS領域管理部によるHS領域の管理方法を説明するための図である。 (a),(b)は実施形態の一例としてのストレージシステムのHS領域管理部によるHS領域の確保手法を説明するための図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける復旧処理部による処理を説明する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける復旧処理部による処理を説明する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける処理の概要を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムのRAID制御部によるRAIDグループの作成手法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムのRAID再構成部による処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにDEの閉塞が発生した状態で、DEの閉塞によって影響を受けたRAIDグループに対してホスト装置からライト要求が行なわれた場合の処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにDEの閉塞が発生した状態で、DEの閉塞によって影響を受けたRAIDグループに対してホスト装置からリード要求が行なわれた場合の処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける、第1の閉塞処理モードにおいて、閉塞していたDEを復旧させた場合の処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムのHS領域管理部による解放HS領域の選択手法を説明するためのフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるアクセス性能を例示するための図である。
以下、図面を参照して本ストレージシステム,ストレージ制御装置およびストレージ制御プログラムに係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
以下、図中において、同一の各符号は同様の部分を示しているので、その説明は省略する。
〔A〕システム構成
図1は、実施形態の一例としてのストレージシステム100のハードウェア構成を模式的に示す図、図2はその機能構成を示す図である。
本実施形態の一例におけるストレージシステム100は、図1に示すように、ストレージ装置(ストレージディスクアレイ装置)1及びホスト装置2を備える。これらのストレージ装置1とホスト装置2とは、Local Area Network(LAN)ケーブル等の通信線を介して通信可能に接続されている。
ホスト装置2は、例えば、サーバを備えたコンピュータ(情報処理装置)である。図1に示す例では、1つのホスト装置2を備えているが、2つ以上のホスト装置2を備えることとしても良い。
ストレージ装置1は、後述する複数の記憶装置21を搭載し、ホスト装置2に対して記憶領域を提供する装置であり、RAIDを用いて複数の記憶装置21にデータを分散し、冗長化した状態で保存する。ストレージ装置1は、2つのControl Module(CM;ストレージ制御装置)10及び複数(図1に示す例では3つ)のDE20を備える。
以下、特定のCMを指す場合は、単に「CM#0」又は「CM#1」と表記するが、任意のCMを指す場合は、「CM10」と表記する。
CM#0とCM#1とは例えばPeripheral Component Interconnect Express(PCIe)バス等の通信線を介して通信可能に接続されており、各CM10と各DE20とは例えばバス線を介して通信可能に接続されている。
DE20は、冗長化のためにCM#0,#1のぞれぞれとデータアクセスパスで通信可能に接続されており、それぞれ複数の記憶装置21を備える。
記憶装置21は、データを読み書き可能に格納する既知の装置であり、例えば、Hard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)である。これらの記憶装置21は、互いに同様の機能構成を備える。各DE20が備える複数の記憶装置21の一部はHS21aとして機能する。以下、記憶装置21をディスクもしくはDiskと表す場合がある。
HS21aは、ストレージ装置1内の記憶装置21の故障にそなえて予備的に設けられた代替記憶装置であり、記憶装置21と同様の構成を備える。
図1に示す例においては、本ストレージ装置1に備えられた3つのDE20をDE#0〜#2で表す。
DE#0には、Disk#00〜#02で示される3つの記憶装置21が搭載され、DE#1には、Disk#10〜#12で示される3つの記憶装置21が搭載されている。また、DE#2には、HS#0〜#2で示される3つのHS21aが搭載されている。
なお、以下、DEを示す符号としては、複数のDEのうち1つを特定する必要があるときには符号#0〜#2を用いるが、任意のDEを指すときには符号20を用いる。
また、以下、記憶装置を示す符号としては、複数の記憶装置のうち1つを特定する必要があるときには符号#00〜#02,#10〜#12を用いるが、任意の記憶装置を指すときには符号21を用いる。
さらに、以下、HSを示す符号としては、複数のHSのうち1つを特定する必要があるときには符号#0〜#2を用いるが、任意のHSを指すときには符号21aを用いる。
CM10は、種々の制御を行なう制御装置であり、ホスト装置2からのストレージアクセス要求(アクセス制御信号:以下、ホストI/Oという)に従って、各種制御を行なう。CM10は、Central Processing Unit(CPU)11,メモリ12,複数のポート13およびCommunication Adapter(CA)14を備える。なお、図1に示す例においては、ストレージ装置1が2つのCM10を備えているが、これに限定されるものではなく、1つ又は3つ以上のCM10を備えても良い。
CA14は、ホスト2と通信可能に接続するインタフェースコントローラである。
ポート13は、CM10とDE20とを通信可能に接続するためのインタフェースとしてのDevice Adapter(DA)であり、例えばFiber Channel(FC)アダプタである。CM10は、このポート13を介してDE20の記憶装置21に対するデータの書き込みや読み出しを行なう。
メモリ12は、Read Only Memory(ROM)及びRandom Access Memory(RAM)を含む記憶装置である。メモリ12のROMには、Basic Input/Output System(BIOS)等のプログラムが書き込まれている。メモリ12上のソフトウェアプログラムは、CPU11に適宜読み込まれて実行される。また、メモリ12のRAMは、一次記録メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。本実施形態の一例において、メモリ12には、管理情報121を格納する記憶領域を有する。
図3は実施形態の一例としてのストレージシステム100における管理情報121の構成を例示する図であり、管理情報121において管理される管理項目の例と、登録される情報の具体例を示す。
管理情報121は、図3に示すように、ディスク情報121a,HS情報121bおよび閉塞中ディスク情報121cを備える。
ディスク情報121aは、記憶装置21に関する情報であって、記憶装置21毎に管理される。
図3に示す例においては、ディスク情報121aは、Vender,DISKシリアルNo.,HDD/SSD,回転数,2.5/3.5,DISK容量,搭載DE No.,搭載Slot No.,定義/未定義,RAID使用/HS使用,RAID No.およびLUN No.を管理項目として備え、これらの管理項目の各情報を相互に関連付けることにより構成されている。
Venderは、記憶装置21の製造ベンダを特定する識別情報(固有値)である。DISKシリアルNo.は、記憶装置21を特定するための識別情報(固有値)である。HDD/SSDは当該記憶装置21がHDDであるかSSDであるかを示す情報である。例えば、“0”はHDDを表し、“1”がSSDを表す。
回転数は記憶装置21の性能を表すものであり、例えば、“15000,10000,7200”等の回転速度(RPM:Round Per Minute)を表す値である。2.5/3.5は記憶装置21が2.5インチサイズであるか3.5インチサイズであるかを示す。
DISK容量は記憶装置21の記憶容量であり、例えば、300,600,900等のディスク容量(単位:GB)を表す値である。搭載DE No.は、記憶装置21が搭載されているDE20を特定する識別情報(例えば、“00,01,02”)である。搭載Slot No.は、DE20において記憶装置21が搭載されているスロットを表す識別情報(例えば、“00,01,02”)である。
定義/未定義は、当該記憶装置21にRAIDグループが設定されているか否かを表す。例えば、“0”がRAIDグループが設定されていないことを表し、“1”がRAIDグループが設定されていることを表す。
RAID使用/HS使用は、当該記憶装置21の用途を表す。例えば“0”がRAID構成に用いられていることを表し、“1”がHS21aとして用いられていることを表す。
RAID No.は当該記憶装置21が用いられているRAIDのRAIDグループを特定する識別情報(例えば、“00,01,02”)である。LUN No. 当該記憶装置21が用いられているLogical Unit Number(LUN)を特定する識別情報(例えば、“00,01,02”)である。
HS情報121bは、HSに関する情報であって、HS21a毎に管理される。HS情報121bは、HS領域に関する情報を管理する。ここで、HS領域は、HS21aの所定の記憶領域を分割して作成した区画である。
図3に示す例においては、HS情報121bは、HS使用状況,HS領域使用状況,HS領域割り当てアドレス,HS領域・データ更新有無,HS領域・データ更新アドレス,HS領域・アクセス数およびHS領域・アクセス時間を管理項目として備え、これらの管理項目の各情報を相互に関連付けることにより構成されている。
HS使用状況は、当該記憶装置21がHS21aとして使用されているか否かを表す。例えば、“0”がHS21aとして使用されていないことを表し、“1”がHS21aとして使用されていることを表す。
HS領域使用状況は、HS21aの記憶領域に複数形成されるHS領域の使用状況を示す。HS領域使用状況として、例えば、HS領域を特定するための識別情報(例えば“00”)と、そのHS領域においてデータ(更新データ;詳細は後述)が格納されている領域、すなわち使用されている領域を表すアドレス範囲(例えば“0x00000000-0x5FFFFFF”)とが管理される。
HS領域割り当てアドレスは、当該HS領域の位置を代表するアドレスを示す(例えば“0x5FFFFFF”)。
HS領域・データ更新有無は、当該HS領域に対するデータの更新があったか否かを示す。例えば、“0”はデータ更新がないことを表し、“1”はデータ更新があったことを表す。
HS領域・データ更新アドレスは、当該HS領域においてデータ更新が行なわれた位置(例えば、“0x01234567”)を表す。HS領域・アクセス数は、当該HS領域に対して行なわれたデータアクセス(例えば、リードアクセス)の回数を示す。このアクセス数は、例えば、HS領域を特定する識別情報に対応付けて記録される(例えば、“00:10回”)。HS領域・アクセス時間は、当該HS領域に対して行なわれたデータアクセス(例えば、リードアクセス)の最終アクセス時刻を示す。このアクセス時間は、例えば、HS領域を特定する識別情報に対応付けて記録される(例えば、“00:2015/05/30/12:34:56”)。
なお、上述したHS領域使用状況,HS領域割り当てアドレス,HS領域・データ更新有無,HS領域・データ更新アドレス,HS領域・アクセス数およびHS領域・アクセス時間は、HS領域毎に管理される。
閉塞中ディスク情報121cは、HS領域に割り当てられる閉塞中の記憶装置21(閉塞中ディスク)に関する情報であって、HS領域毎に管理される。
図3に示す例においては、閉塞中ディスク情報121cは、HS領域解放有無,HS領域に対応する閉塞中ディスクのSlot,HS領域に対応する閉塞中ディスクのS/N,HS領域に対応する閉塞中ディスクの分割アドレスおよび、HS領域に対応する閉塞中ディスクのデータ更新領域のアドレスを管理項目として備え、これらの管理項目の各情報を相互に関連付けることにより構成されている。
HS領域解放有無は、当該HS領域が後述するHS領域管理部117によって解放されたものであるか否かを表す。例えば、“0”が当該HS領域が解放されたものでないことを表し、“1”が当該HS領域が解放されたものであることを表す。
HS領域に対応する閉塞中ディスクのSlotは、当該HS領域に対応する閉塞中の記憶装置21が搭載されたDE20のスロットを表す識別情報(例えば、“00,01,02”)である。
HS領域に対応する閉塞中ディスクのS/Nは、当該HS領域に対応する閉塞中の記憶装置21を特定するための識別情報(固有値)である。
HS領域に対応する閉塞中ディスクのデータ更新領域のアドレスは、当該HS領域に書き込んだ、データ領域が閉塞した記憶装置21の更新すべき領域の実アドレス(例えば、“0x01234567”)である。
CPU11は、種々の制御や演算を行なう処理装置(プロセッサ)であり、メモリ12に格納されたOperating System(OS)やプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU11は、図2に示すように、RAID制御部111,ストレージ制御部112,閉塞処理部113,IO制御部120およびRAID再構成部114として機能する。
なお、これらのRAID制御部111,ストレージ制御部112,閉塞処理部113,IO制御部120およびRAID再構成部114としての機能を実現するためのプログラム(ストレージ制御プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体から図示しない読取装置を介してプログラムを読み取って内部記録装置または外部記録装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供してもよい。
RAID制御部111,ストレージ制御部112,閉塞処理部113,IO制御部120およびRAID再構成部114としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメモリ12)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU11)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行してもよい。
なお、本実施形態においては、CM#0のCPU11が、RAID制御部111,ストレージ制御部112,閉塞処理部113,IO制御部120およびRAID再構成部114として機能する例について示す。
また、CM#0をプライマリとし、CM#1をセカンダリとすることによって、冗長化されていても良い。また、プライマリであるCM#0が故障した場合には、セカンダリであるCM#1は、CM#0の機能を引き継ぐようにしても良い。
ストレージ制御部112は、本ストレージ装置1に備えられた記憶装置21を管理する。このストレージ制御部112は、例えば、管理情報121のディスク情報121aを用いて各記憶装置21を管理する。
RAID制御部111は、記憶装置21を用いてRAIDを実現し、RAIDを構成する記憶装置21の制御を行なう。すなわち、RAID制御部111は、複数の記憶装置21を用いた冗長構成を設定する。
このRAID制御部111は、複数の記憶装置21を用いてRAIDグループを設定し、各種RAID制御を行なう。すなわち、RAID制御部111は、RAIDグループの作成や、RAIDグループへの記憶装置21(メンバーディスク)の登録を行なう。
RAIDの管理は、例えば、管理情報121のディスク情報121aのRAID No.等を用いて行なわれる。なお、RAID制御部111は、RAIDの管理をディスク情報121aのRAID No.以外の情報を用いて行なってもよく、種々変形して実施することができる。
RAID制御部111は、RAIDグループを作成する際に、RAIDグループを構成する記憶装置21(メンバーディスク)の個体識別情報(DISKシリアルNo.)を読み出し、ディスク情報121aにRAIDグループ(RAID No.)毎に対応付けて記憶する。
なお、DE20の閉塞中は、RAID制御部111によるRAIDグループの作成やRAIDグループのメンバーディスクの変更は行なわないものとする。
また、RAID制御部111は、記憶装置21を用いてLUN(論理ボリューム)の設定・管理を行ない、ホスト装置2はこの設定されたLUNに対してデータアクセスを行なう。すなわち、RAID制御部111は、LUNの管理を行なうLUN管理部としての機能も備える。RAID制御部111は、RAIDグループの論理記憶領域であるRLU(RAID Logical Unit;RAID論理ユニット)の管理を行なう。LUNの管理は、例えば、管理情報121のディスク情報121aのLUN No.等を用いて行なわれる。
なお、RAID制御部111は、LUNの管理をディスク情報121aのLUN No.以外の情報を用いて行なってもよく、種々変形して実施することができる。
以下、本実施形態においては、簡便のため、RAID制御部111がRAID1(ミラーリング)を実施する例について示す。ただし、RAID制御部111はRAID1に限定されるものではなく、RAID2〜6等の他のRAIDレベルを実施してもよい。
また、本実施形態においては、RAIDグループは、複数のDE20に分散して搭載された記憶装置21を用いて実現されるものとする。すなわち、RAIDグループを構成するメンバーディスクは複数のDE20にまたがって搭載されるものとする。
閉塞処理部113は、DE20を閉塞する制御を行なう。例えば、DE20における経路異常,環境異常,内蔵モジュール故障等が検出されると、閉塞処理部113は当該DE20を閉塞させる。
本実施形態においては、DE20における図示しないインタフェースやバックパネルに故障が生じたことによりDE20を閉塞するものであり、閉塞したDE20に搭載された記憶装置21には異常がない場合について示す。すなわち、閉塞したDE20に搭載された各記憶装置21のデータに異常はないものとする。
以下、閉塞されたDE20に搭載され、データアクセスが遮断された状態の記憶装置21を閉塞中ディスクもしくは復旧対象記憶装置21という場合がある。
なお、DE20の閉塞は、既知の種々の手法を用いて実現することができ、その説明は省略する。
閉塞処理部113は、DE20の閉塞を実施すると、DE20の閉塞を行なった旨をRAID再構成部114に通知する。
RAID再構成部114は、閉塞処理部113がDE20の閉塞を行なうことで冗長性が失なわれたRAIDグループに対して、冗長性を持たせるための処理(RAID再構成)を行なう。RAID再構成部114は、例えば、閉塞処理部113によるDE20の閉塞が行なわれたことを検知して処理を開始する。
RAID再構成部114は、図2に示すように、HS数確認部115,リビルド処理部116,HS領域管理部117,応急RAIDグループ管理部118および復旧処理部119としての機能を備える。
HS数確認部115は、本ストレージ装置1において管理されているRAIDグループの数(RAIDグループ数)と、本ストレージ装置1に備えられている未使用のHS21aの数(未使用HS数)とを比較する。
なお、RAIDグループ数は、例えば管理情報121のディスク情報121aから取得することができ、未使用HS数は、例えば管理情報121のHS情報121bから取得することができる。
リビルド処理部116は、閉塞したDE20に搭載されている記憶装置21(復旧対象記憶装置21)のデータを、この復旧対象記憶装置21と同一のRAIDグループにおける、当該復旧対象記憶装置21以外の記憶装置21のデータを用いて、HS21aに再構築(リビルド)する。これにより、DE20の閉塞によって失われたRAIDグループの冗長性が回復する。
図4は実施形態の一例としてのストレージシステム100のリビルド処理を例示する図である。
図4に示す例においては、DE#0に、Disk#00〜#02で示される記憶装置21が搭載され、DE#1に、Disk#10〜#12で示される記憶装置21が搭載されている。また、DE#2にはHS#0〜#2で示される3つの未使用のHS21aが搭載されている。
そして、DE#0のDisk#00とDE#1のDisk#10とで1つのRAIDグループを構成している(RAID1:ミラーリング)。同様に、DE#0のDisk#01とDE#1のDisk#11とが、また、DE#0のDisk#02とDE#1のDisk#12とが、それぞれ1つのRAIDグループを構成している(RAID1:ミラーリング)。
このような構成において、DE#0が閉塞すると、図4に示すように、リビルド処理部116は、DE#1のDisk#10のデータを用いてDE#0のDisk#00のデータをHS#0にリビルドする。同様に、リビルド処理部116は、DE#1のDisk#11のデータを用いて、DE#0のDisk#01のデータをHS#1にリビルドし、また、DE#1のDisk#12のデータを用いて、DE#0のDisk#02のデータをHS#2にリビルドする。
なお、リビルド処理部116は、前述したHS数確認部115による確認の結果、未使用HS数がRAIDグループ数以上である場合に、リビルド処理を行なう。
以下、HS数確認部115による確認の結果、未使用HS数がRAIDグループ数以上である場合に、リビルド処理部116がリビルド処理を行なうことを、第1の閉塞処理モードという場合がある。
HS領域管理部117は、HS21aの所定の記憶領域を、所定サイズの複数の区画(HS領域)に分割し、このHS領域を、閉塞したDE20に搭載されている復旧対象記憶装置21(閉塞中ディスク)に割り当てる。
HS領域管理部117は、HS領域を、上述した管理情報121のHS情報121bを用いて管理する。すなわち、HS領域管理部117は、予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部として機能する。
なお、HS領域のサイズは適宜設定することができるが、予め規定することが望ましい。例えば、HS21aの記憶領域のサイズをRAIDグループ数で割った値をHS領域のサイズとして用いてもよく、また、予め規定したサイズをHS領域のサイズとして用いてもよい。
HS領域には、割り当てられた復旧対象記憶装置21が構成するRAIDグループに対して行なわれるディスクアクセスによる更新差分が更新データとして書き込まれる。
HS領域管理部117は、前述したHS数確認部115による確認の結果、未使用HS数がRAIDグループ数よりも少ない場合に、HS領域を復旧対象記憶装置21に割り当てる処理を行なう。
図5は実施形態の一例としてのストレージシステム100におけるHS領域管理部117によるHS領域の管理方法を説明するための図である。また、図6(a),(b)は実施形態の一例としてのストレージシステム100のHS領域管理部117によるHS領域の確保手法を説明するための図である。図6(a)はHS領域の解放前の状態を例示する図、図6(b)は解放したHS領域を割り当てた状態を例示する図である。
図5に示す例においては、DE#0に、Disk#00〜#02で示される記憶装置21が搭載され、DE#1に、Disk#10〜#12で示される記憶装置21が搭載されている。また、DE#2にはHS#1,#2で示される2つの未使用のHS21aが搭載されている。
また、DE#0のDisk#00とDE#1のDisk#10とで1つのRAIDグループを構成している(RAID1:ミラーリング)。同様に、DE#0のDisk#01とDE#1のDisk#11とが、また、DE#0のDisk#02とDE#1のDisk#12とが、それぞれ1つのRAIDグループを構成している(RAID1:ミラーリング)。
すなわち、図5に示す例においては、DE#2に搭載された未使用のHS21aの数(2つ)は、DE#0,#1において形成されているRAIDグループ数(3つ)よりも少ない。このように、未使用HS数がRAIDグループ数よりも少ない場合に、HS領域管理部117は、HS領域を復旧対象記憶装置21に割り当てる処理を行なう。
図5に示す例においては、HS領域管理部117は、HS#1に2つのHS領域(Disk#0−1,#1−1)を形成する。そして、HS領域管理部117は、HS領域であるDisk#0−1を閉塞中ディスクであるDisk#00に割り当て、HS領域であるDisk#1−1を閉塞中ディスクであるDisk#01に割り当てる。
HS領域管理部117は、前述した管理情報121の閉塞中ディスク情報121cを用いて、閉塞中ディスクとHS領域との対応付けを管理する。
HS領域管理部117によって閉塞中ディスクに割り当てられたHS領域は、後述する応急RAIDグループ管理部118によって応急RAIDグループに組み込まれる。このように、HS領域管理部117は、応急RAIDグループに組み込むHS領域を用意(確保)する。
HS領域管理部117は、ホスト装置2からのライト要求を受け付けた際に、以下の優先順位(1)〜(3)に従ってHS領域の確保を行なう。
(1)未使用のHS領域
本ストレージ装置1内に備えられたHS21aにおいて、HS領域として確保された未使用の記憶領域が存在する場合には、HS領域管理部117は、この未使用のHS領域を優先して閉塞中ディスクに割り当てる。
(2)未使用のHS領域がない、すなわち、閉塞中ディスクに割り当て可能なHS領域がない(HS領域が不足)場合には、HS領域管理部117は、他のRAIDグループに割り当て済みで未使用のHS領域を、閉塞中ディスクに割り当てるHS領域として選択する。
(3)上記(2)に該当するHS領域も存在しない場合には、HS領域管理部117は、自RAIDグループ/他RAIDグループに割り当て済みのHS領域のなかで、以下の手順(i)〜(iii)によって決定されるHS領域(解放HS領域)を、閉塞中ディスクに割り当てるHS領域として選択する。
(i)全てのHS領域を含む記憶装置21で構成された全てのRAIDグループの中で、最もアクセス回数が少ないRAIDグループを解放対象RAIDグループとして選択する。
すなわち、HS領域管理部117は、複数のRAIDグループのうちアクセス回数が最も少ないRAIDグループに割り当てられている前記部分記憶領域を優先して解放する。
なお、RAIDグループに対するアクセス回数は、既知の手法により把握することができるものであり、その説明は省略する。
(ii)上記手順(i)において選択された解放対象RAIDグループの中で、アクセス時間が古い順に解放するHS領域(解放HS領域)の候補を複数選択する。
すなわち、HS領域管理部117は、複数の解放HS領域候補の中から、最後にアクセスが生じた時刻が古いHS領域を優先して解放HS領域として選択する。
(iii)上記手順(ii)の中で最もアクセス回数が少ない領域を解放HS領域と決定する。
HS領域管理部117は、既にRAIDグループに割り当て済みであるこの解放HS領域を、割り当てられているRAIDグループから解放し、新たに閉塞中ディスクに割り当てる。
すなわち、HS領域管理部117は、複数の解放HS領域候補の中から、アクセス回数が最も少ないHS領域を優先して解放HS領域として選択する。
図6(a)に示す例においては、HS#1のDisk#1−1が解放HS領域として選択され、HS領域管理部117によって解放される。解放されたHS領域は、その後、RAIDグループG0に割り当てられ、図6(b)に示すように、Disk#0−3として、DE#1のDisk#10の更新データの格納に用いられる。
上記の手順(i)〜(iii)によって決定される解放HS領域に格納されている更新データは、割り当て済みのRAIDグループから解放することで冗長性が失われることになるが、正常ディスクにそのデータは保全されているので影響はない。
なお、上記実施形態においては、手順(i),(ii),(iii)に従って解放HS領域の選択を行なっているが、これに限定されるものではなく、種々変形して実施してもよい。すなわち、手順(ii)と手順(iii)との適用順序を入れ替えたり、他の処理を追加する等、適宜変更して実施することができる。
未使用のHS領域がない、すなわち、閉塞中ディスクに割り当て可能なHS領域がない(HS領域が不足)場合には、HS領域管理部117は、他のRAIDグループに割り当て済みで未使用のHS領域を、閉塞中ディスクに割り当てるHS領域として選択する。
なお、HS領域を解放するとデータが紛失される場合は、応急RAIDグループ管理部118による応急RAIDグループの作成は抑止される。
また、HS領域管理部117は、上記の手順により解放HS領域として選択したHS領域を実際に解放する前に、管理情報121の閉塞中ディスク情報121cを更新することで、冗長化が崩れているデータ領域を認識するため解放前の書き込み状態のログを残す。
具体的には、HS領域管理部117は、閉塞中ディスク情報121cにおけるHS領域解放有無に“1(ホットスペア解放済み)”を設定する。
なお、このように、閉塞中ディスク情報121cにおけるHS領域解放有無に“1(ホットスペア解放済み)”が設定されたHS領域については、次回の解放HS領域の選択候補から除外する。
ストレージ装置1にHS21aが存在しない場合には、リビルド処理部116およびHS領域管理部117は処理を行なわない。
応急RAIDグループ管理部118は、閉塞中ディスクと同一のRAIDグループを構成する閉塞していない記憶装置21(すなわち、正常な記憶装置21)と、HS領域管理部117によって閉塞中ディスクに割り当てられたHS領域とを用いて、応急RAIDグループを構成する。以下、応急RAIDグループに含まれる正常な記憶装置21を正常ディスクという場合がある。
従って、応急RAIDグループは、正常ディスクとHS情報121bによって割り当てられたHS領域とで構成される。
そして、このHS領域には、RAIDグループに対して行なわれるIOアクセスによる更新データが格納される。
応急RAIDグループにおいては、DE20の閉塞により、RAIDを構成する記憶装置21が閉塞中ディスクとなったRAIDグループについて、閉塞中ディスクに代えてHS領域を用いることで冗長性が維持されている。
応急RAIDにおいては、後述するIO制御部120により、閉塞中ディスク以外の記憶装置21にIOアクセスが行なわれるとともに、そのIOアクセスより生じる更新差分を表す更新データがHS領域に格納される。これにより、DE20の閉塞中にRAIDグループに対して行なわれるIOアクセスによる更新データが、閉塞中ディスクとHS領域とに冗長化されて格納されることとなる。
以下、HS数確認部115による確認の結果、未使用HS数がRAIDグループ数よりも少ない場合に、HS領域管理部117がHS領域を復旧対象記憶装置21に割り当て、応急RAIDグループ管理部118が応急RAIDグループを構成することを、第2の閉塞処理モードという場合がある。
例えば、図5に示す例において、Disk#00とDisk#10とによってRAIDグループG0が構成されている状態で、DE#0が閉塞したとする。このDE#0の閉塞によりDisk#00〜#02が閉塞中ディスクとなる。
閉塞中ディスクであるDisk#00に対して、HS領域管理部117によりDE#2のHS#1のHS領域(Disk#0−1)が割り当てられる。同様に、閉塞中ディスクであるDisk#01に対して、HS領域管理部117によりDE#2のHS#1のHS領域(Disk#1−1)が割り当てられる。
応急RAIDグループ管理部118は、Disk#10とHS#1のHS領域(Disk#0−1)とを用いて応急RAIDグループEG0を作成し、Disk#11とHS#1のHS領域(Disk#1−1)とを用いて応急RAIDグループEG1を作成する。
そして、DE#0の閉塞中の間は、RAIDグループG0の代わりに応急RAIDグループEG0が用いられ、RAIDグループG1の代わりに応急RAIDグループEG1が用いられる。
ホスト装置2から論理ボリュームへのIO要求が発行されると、例えば、この論理ボリュームの構成に用いられるRAIDグループG0に含まれるDisk#10にライトアクセスが行なわれ、また、このライトアクセスによる更新差分がHS#1のHS領域(Disk#0−1)に格納される。同様に、RAIDグループG1に含まれるDisk#11にライトアクセスが行なわれ、また、このライトアクセスによる更新差分がHS#1のHS領域(Disk#1−1)に格納される。
なお、本ストレージ装置1においては、第1の閉塞処理モードが第2の閉塞処理モードよりも優先して実施される。これにより、DE20の閉塞が行なわれた際に、HS21aの数がRAIDグループ数以上の場合にリビルドが優先して行なわれるので、RAIDグループを構成する記憶装置21のデータを確実に冗長化することができ、信頼性を向上させることができる。
IO制御部120は、LUNに対するIO制御を行なう。IO制御部120は、ホスト装置2からのIO要求に応じて実ボリュームである記憶装置21に対するIO処理を行なう。IO制御部120は、ホスト装置2から送信されたIO要求に応じて、LUNを構成する記憶装置21に対して、データのリードやライトを行なう。
すなわち、IO制御部120は、複数の記憶装置21およびHS21aに対するアクセスを制御するアクセス制御部として機能する。
ホスト装置2から、DE20の閉塞によって影響を受けたRAIDグループへのライト要求を受付けた場合には、IO制御部120は、応急RAIDグループにライトを実行する。すなわち、IO制御部120は応急RAIDグループを構成する正常ディスクとHS領域とのそれぞれにライト処理を行なう。なお、IO制御部120は、HS領域には、応急RAIDグループに対するIOアクセスによって生じる更新データ(更新情報)のみを格納する。
すなわち、IO制御部120は、複数のRAIDグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新データを、そのRAIDグループに割り当てられた区画(HS領域)に記録させる制御を行なう。
また、ホスト装置2から、DE20の閉塞によって影響を受けたRAIDグループへのリード要求を受付けた場合には、IO制御部120は、以下に示す処理を行なう。すなわち、リード要求の対象が、HS領域管理部117によりHS領域が割り当てられている(HS領域確保済みの)RAIDグループの場合には、IO制御部120は、HS領域に格納された更新データを含めたデータを読み出す。
また、リード要求の対象が、HS領域管理部117によるHS領域の割り当てが解放されている(HS領域解放済み)のRAIDグループの場合には、IO制御部120は、当該RAIDグループの他のメンバーディスクに格納されたデータからデータを復元して読み出す。
なお、RAIDを構成する他のメンバーディスクからデータの復元を行なう手法は既知であり、その詳細な説明は省略する。
IO制御部120は、リード対象のRAIDグループのうちHS領域以外の部分(正常ディスク)からもデータを読み込む。
復旧処理部119は、閉塞していたDE20が復旧した場合に、HS21aに格納したデータを、復旧させたDE20に搭載されている記憶装置21(復旧対象記憶装置21)に反映させる。これにより、DE20内の記憶装置21を正常な状態に戻すとともに、DE20の閉塞中に行なわれたIOアクセスを反映させることで、冗長性を回復させるとともにデータを最新の状態にする。
図7および図8は実施形態の一例としてのストレージシステム100における復旧処理部119による処理を説明する図である。図7は第1の閉塞処理モードに関する復旧処理を示す図、図8は第2の閉塞処理モードに関する復旧処理を示す図である。
復旧処理部119は、閉塞処理部113が第1の閉塞処理モードで処理を行なった場合に、閉塞していたDE20が復旧した際に、図7に示すように、コピーバック処理により、リビルド処理部116によりHS21aに復元された記憶装置21のデータを、復旧したDE20の記憶装置21に書き戻す。
図7に示す例において、閉塞していたDE#0が復旧すると、復旧処理部119は、HS#0のデータをDisk#00にコピーする。同様に、復旧処理部119は、HS#1のデータをDisk#01に、また、HS#2のデータをDisk#02にコピーする。
なお、コピーバック処理は既知の手法で実現することができ、その詳細な説明は省略する。
また、復旧処理部119は、閉塞処理部113が第2の閉塞処理モードで処理を行なった場合において、DE20の復旧時に、HS領域が解放されていない場合、すなわち、HS領域に更新データが格納されている場合には、HS領域に格納された更新データを用いて閉塞中ディスクを復旧する。具体的には、復旧処理部119は、HS領域に格納されている更新データを、閉塞が解除された記憶装置21(復旧対象記憶装置21)に書き込むことで、閉塞中ディスクを復旧する。
図8に示す例において、閉塞していたDE#0が復旧すると、復旧処理部119は、HS#1のHS領域Disk#0−1のデータをDisk#00にコピーする(矢印A1参照)。
一方、復旧処理部119は、第1の閉塞処理モードにおいて、閉塞していたDE20が復旧した場合に、HS領域が解放されている場合、すなわち、HS領域に更新データが格納されていない場合には、稼働中である正常ディスクからデータを復元し、閉塞が解除された記憶装置21(復旧対象記憶装置21)に書き込むことで、閉塞中ディスクを復旧する。
図8に示す例において、閉塞していたDE#0が復旧すると、復旧処理部119は、正常ディスクであるDE#1のDisk#11からデータを復元し、閉塞が解除されたDisk#00に書き込むことで、閉塞中ディスクを復旧する(矢印A2参照)。
〔B〕動作
上述の如く構成された実施形態の一例としてのストレージシステム100における処理の概要を、図9に示すフローチャート(ステップA1〜A6)に従って説明する。
ステップA1において、RAID制御部111がRAIDの作成処理を行なう。ステップA2において、例えば、CM10とDE20との間の経路の障害やDE20の筐体の障害が検出され、閉塞処理部113がDE20の閉塞を行なう。RAID再構成部114は、DE20の閉塞に伴うRAID再構成処理を行なう。
DE20の閉塞中において、ホスト装置2からのIO要求に基づくRAIDグループに対するリード処理(ステップA3)や、ライト処理(ステップA4)が行なわれる。また、HS領域の不足に基づきHS領域管理部117によるHS領域の解放が行なわれる(ステップA5)。
その後、ステップA6において、復旧処理部119がDE20の閉塞からの復旧処理が行なわれる。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100のRAID制御部111によるRAIDグループの作成手法を、図10に示すフローチャート(ステップB1〜B3)に従って説明する。
ステップB1において、RAID制御部111は、RAIDグループの各メンバーディスクの個体識別情報を取得する。各メンバーディスクの個体識別情報の取得は既知の手法により実現することができる。例えば、システム管理者が各メンバーディスクの個体識別情報を入力してもよく、また、各メンバーディスクにおける所定の領域にそれぞれ自身の個体識別情報を予め格納しておき、当該個体識別情報を読み出すことで取得してもよい。
ステップB2において、RAID制御部111は、取得した各メンバーディスクの個体識別情報を、管理情報121のディスク情報121aに記憶装置21する。
ステップB3において、RAID制御部111はRAIDグループの作成を行なう。なお、RAIDグループの作成は既知の手法で実現することができ、その説明は省略する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100のRAID再構成部114による処理を、図11に示すフローチャート(ステップC1〜C6)に従って説明する。
ステップC1において、HS数確認部115は、本ストレージ装置1において管理されているRAIDグループ数と未使用HS数とを比較することで、全てのRAIDグループに未使用のHS21aを確保可能であるか否かを確認する。
確認の結果、本ストレージ装置1において未使用のHS21aを確保できる場合、すなわち、未使用HS数がRAIDグループ数以上である場合には(ステップC1のYes(未使用HS有り)ルート参照)、ステップC2に移行する。ステップC2においては、リビルド処理部116が、HS21aを確保する。そして、リビルド処理部116は、この確保したHS21aに対して、復旧対象記憶装置21と同一のRAIDグループにおける、当該復旧対象記憶装置21以外の記憶装置21のデータを用いて、HS21aにリビルドを行なう。その後、処理を終了する。
一方、ステップC1における確認の結果、未使用のHS21aを確保できない場合、すなわち、未使用HS数がRAIDグループ数より少ない場合には(ステップC1のNo(未使用HS無し)ルート参照)、ステップC3に移行する。ステップC3において、HS領域管理部117がRAID構成中に未使用のHS領域があるか否かを確認する。この確認は、例えば、管理情報121のHS情報121bのHS領域使用状況等に基づいて実施するこができる。
確認の結果、未使用のHS領域が無い、もしくは未使用のHS領域の数がRAIDグループ数よりも少ない場合には(ステップC3のNo(無し/不足)ルート参照)、ステップC4に移行する。
ステップC4において、HS領域管理部117は、使用中であっても、閉塞中ディスクに未割り当てのHS領域があるか否かを確認する。未割り当てのHS領域が無い、もしくは未割り当てのHS領域の数がRAIDグループ数よりも少ない場合には(ステップC4のNo(無し/不足)ルート参照)、ステップC5に移行する。
ステップC5において、HS領域管理部117は、RAIDグループに割り当て済みであるHS領域を解放して、新たに閉塞中ディスクに割り当てる。
その後、ステップC6において、応急RAIDグループ管理部118が、閉塞中ディスクと同一のRAIDグループを構成する閉塞していない記憶装置21と、閉塞中ディスクに割り当てられたHS領域とを用いて、応急RAIDグループを構成し、処理を終了する。
なお、ステップC3における確認の結果、未使用のHS領域がある場合(ステップC3のYes(有り)ルート参照)、および、ステップC4における確認の結果、未割り当てのHS領域がある場合には(ステップC4のYes(有り)ルート参照)、ステップC6に移行する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100にDE20の閉塞が発生した状態で、DE20の閉塞によって影響を受けたRAIDグループに対してホスト装置2からライト要求が行なわれた場合の処理を、図12に示すフローチャート(ステップD1〜D5)に従って説明する。
ステップD1において、HS領域管理部117は、応急RAIDグループに含まれるHS領域に空きがあるか否かを確認する。確認の結果、この応急RAIDグループに含まれるHS領域に空きがある場合には(ステップD1のYes(有り)ルート参照)、ステップD5に移行する。
また、確認の結果、応急RAIDグループに含まれるHS領域に空きがない、もしくは空いているが容量が不足する場合には(ステップD1のNo(無し/不足)ルート参照)、ステップD2に移行する。
ステップD2においては、HS領域管理部117は、未割り当てのHS領域があるか否かを確認する。未割り当てのHS領域が無い、もしくは未割り当てのHS領域が不足する場合には(ステップD2のNo(無し/不足)ルート参照)、ステップD3に移行する。
ステップD3において、HS領域管理部117は、RAIDグループに割り当て済みであるHS領域を解放して、新たに閉塞中ディスクに割り当てる。
その後、ステップD4において、応急RAIDグループ管理部118が、閉塞中ディスクと同一のRAIDグループを構成する閉塞していない記憶装置21(正常ディスク)と、閉塞中ディスクに割り当てられたHS領域とを用いて、応急RAIDグループを構成する。
また、ステップD2における確認の結果、未割り当てのHS領域がある場合にも(ステップD2のYes(有り)ルート参照)、ステップD4に移行する。
その後、ステップD5において、IO制御部120が、応急RAIDグループにおける空きのあるHS領域に、ホスト装置2からのライト要求によって生じた更新データを格納する。また、IO制御部120は、応急RAIDグループの正常ディスクに対しても、ホスト装置2からのライト要求に基づくライト処理を行なう。その後、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100にDE20の閉塞が発生した状態で、DE20の閉塞によって影響を受けたRAIDグループに対してホスト装置2からリード要求が行なわれた場合の処理を、図13に示すフローチャート(ステップE1〜E9)に従って説明する。
ステップE1において、IO制御部120は、例えば、HS情報121bを参照して、リード要求の対象のRAIDグループに対して、HS領域が割り当てられており、HS領域に更新データが格納されているか否かを確認する。
確認の結果、更新データがない場合(ステップE1のNoルート参照)、ステップE2に移行する。ステップE2においては、リード対象のRAIDグループのメンバーディスク(正常ディスク)からリードを行なう、非冗長時のリード処理が行なわれる。その後、処理を終了する。
また、確認の結果、更新データがある場合(ステップE1のYesルート参照)、ステップE3に移行する。
ステップE3において、IO制御部120は、更新データが格納されているHS領域は解放済みであるか否かを確認する。確認の結果、HS領域が解放済みでない場合には(ステップE3のNo(HS領域未解放)ルート参照)、ステップE7に移行する。
HS領域が未解放である場合には、このHS領域に更新データが格納されている。IO制御部120は、ステップE7において、正常ディスクからリード対象のデータを読み出すとともに、HS領域からリード対象のデータに対応する更新データを読み出す。
ステップE8において、IO制御部120はHS情報121bのHS領域・アクセス数の値をカウントアップする。また、ステップE9において、IO制御部120は、ステップE7においてデータの読み出しを最終的に行なった時刻を用いて、HS情報121bのHS領域・アクセス時間の値を更新する。その後、処理を終了する。
一方、ステップE3における確認の結果、HS領域が解放済みである場合には(ステップE3のYes(HS領域解放済み)ルート参照)、ステップE4に移行する。
HS領域が解放済みである場合には、このHS領域に更新データが格納されていない。IO制御部120は、ステップE4において、正常ディスクに格納されたデータから、HS領域に格納されていた更新データを復元し、この更新データを用いて読み出しデータを編集する。IO制御部120はこの編集したデータをリード対象のデータとして読み出す。
例えば、RAID5やRAID6の場合には、正常ディスク内のデータとパリティからHS領域にあったデータが復元される。
ステップE5において、IO制御部120はHS情報121bのHS領域・アクセス数の値をカウントアップする。また、ステップE6において、IO制御部120は、ステップE7においてデータの読み出しを最終的に行なった時刻を用いて、HS情報121bのHS領域・アクセス時間の値を更新する。その後、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100における、第1の閉塞処理モードにおいて、閉塞していたDE20を復旧させた場合の処理を、図14に示すフローチャート(ステップF1〜F10)に従って説明する。
閉塞していたDE20が復旧すると、復旧処理部119は、復旧したDE20に搭載されたメンバーディスクの個体識別情報(DISKシリアル No.)を取得する(ステップF1)。復旧処理部119は、この取得したDE20のメンバーディスクの個体識別情報と、管理情報121のディスク情報121aに予め記憶していた閉塞前のDE20における記憶装置21の個体認識情報と、復旧したDE20に搭載されたメンバーディスクの個体識別情報とを比較する(ステップF2)。
比較の結果、これらの個体認識情報が一致したか否かを確認(ステップF3)する。個体認識情報が不一致である場合には(ステップF3のNo(不一致)ルート参照)、ステップF4に移行する。ステップF4においては、記憶装置21(ディスク)の搭載位置が誤りである旨の通報をホスト装置2等に行ない、処理を終了する。
また、個体認識情報が一致した場合には(ステップF3のYes(一致)ルート参照)、ステップF5に移行する。ステップF5においては、復旧処理部119は、復旧対象記憶装置21に対して復旧対象の全てのデータの復旧が行なわれたか否かを判断する。
復旧対象の全てのデータの復旧が行なわれていない場合には(ステップF5のNo(未復旧有り)ルート参照)、ステップF6に移行する。ステップF6においては、復旧処理部119は、DE20の閉塞中にRAIDグループに対する更新データがあるか否かを確認する。この確認は、例えば、HS情報121bのHS領域・データ更新有無等を確認することにより行なわれる。
確認の結果、更新データがない場合には(ステップF6のNoルート参照)、ステップF7に移行する。ステップF7において、復旧処理部119は、正常ディスクに格納されたデータから更新データを復旧し、復旧対象記憶装置21に書き込む。その後、ステップF5に戻る。
また、ステップF6における確認の結果、更新データがある場合には(ステップF6のYesルート参照)、ステップF8に移行する。ステップF8において、復旧処理部119は、更新データがHS領域にあるか否かを確認する。この確認は、例えば、閉塞中ディスク情報121cのHS領域解放有無を確認することにより行なわれる。
HS領域が解放されておらず、更新データがこのHS領域に格納されている場合には(ステップF8のYes(HS領域未解放)ルート参照)、復旧処理部119は、このHS領域に格納された更新データを用いて閉塞中ディスクを復旧する。具体的には、復旧処理部119は、HS領域に格納されている更新データを読み出し、閉塞が解除された記憶装置21(復旧対象記憶装置21)に書き込む(マージする)ことで、閉塞中ディスクを復旧する(ステップF9)。
復旧処理部119は、HS情報121bを参照して、DE20の閉塞期間中のHS領域への更新データの格納位置等を取得し、HS領域から更新データおよび非冗長データを抽出する。そして、復旧処理部119は、HS領域のデータおよび非冗長データを、復旧したDE20に搭載された復旧対象記憶装置21にマージ(コピーバック)する。その後、ステップF5に戻る。
なお、HS情報121bの確認の結果、HS領域に更新データがない場合には、復旧したDE20の記憶装置21を更新せずに、そのままRAIDグループの再構成に用いる。
一方、HS領域が解放されており、HS領域に更新データが格納されていない場合には(ステップF8のNo(HS領域解放済み)ルート参照)、ステップF7に移行する。ステップF7においては、復旧処理部119は、稼働中である正常ディスクから更新分のデータを復元し、閉塞が解除された記憶装置21(復旧対象記憶装置21)に書き込む(マージする)ことで、閉塞中ディスクを復旧する。
また、復旧処理部119は、マージが完了した復旧対象記憶装置21のデータとRAIDグループを構成するその他の記憶装置21のデータとの整合性を確認し、差分があればデータを修復する。その後、ステップF5に戻る。
また、ステップF5における確認の結果、復旧対象記憶装置21に対して復旧対象の全てのデータの復旧が行なわれている場合には(ステップF5のYes(復旧終了)ルート参照)、ステップF10に移行する。ステップF10において、復旧処理部119は、復旧処対象記憶装置21に割り当てられていたHS領域を解放し、HS情報121bにおけるHS使用状況のフラグ(ビットマップメモリ)に“0”を設定する。その後処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム100のHS領域管理部117による解放HS領域の選択手法を、図15に示すフローチャート(ステップG1〜G3)に従って説明する。
ステップG1において、HS領域管理部117は、全てのHS領域を含む記憶装置21で構成された全てのRAIDグループの中で、最もアクセス回数が少ないRAIDグループを解放対象RAIDグループとして選択する。
ステップG2において、HS領域管理部117は、ステップG1において選択した解放対象RAIDグループの中で、アクセス時間が古い順に解放HS領域の候補を複数選択する。
ステップG3において、ステップG2において選択した解放HS領域の候補の中から、最もアクセス回数が少ないHS領域を解放HS領域として決定する。
〔C〕効果
このように、実施形態の一例としてのストレージシステム100によれば、未使用のHS21aがRAIDグループ数よりも少ない場合に、HS領域管理部117がHS21aの記憶領域を複数のHS領域に分割し、それぞれRAIDグループに割り当てる。そして、RAIDグループに対するIOアクセスによって生じる更新データを、対応するHS領域に格納する。これにより、未使用のHS21aがRAIDグループ数よりも少ない場合であっても、更新データについてのデータの冗長性を保つことが出来、信頼性を向上させることができる。
また、各HS領域に更新データのみを格納することで、HS21aを複数のRAIDグループで共有することができ、少ないHS21aを有効に活用することができる。
従って、本ストレージシステム100によれば、ストレージ装置1に搭載するHS21aの本数を削減することができ経済的である。
前述の如く、本実施形態においては、DE20における図示しないインタフェースやバックパネルに故障が生じたことによりDE20を閉塞するものであり、閉塞したDE20に搭載された記憶装置21には異常がない場合について示している。従って、DE20の閉塞からの復旧時に、復旧対象記憶装置21にHS領域に格納された更新データを適用するだけで、短時間でDE20を最新の状態に復旧することができ、ダウンタイムを短くすることができる。
図16は実施形態の一例としてのストレージシステム100におけるアクセス性能を例示するための図である。この図16においては、「ライト」,「リード」および「DEの復旧」の3つの処理について、(A)HS領域なし、および(B)HS領域ありの各場合でかかる時間を、(C)通常時(故障発生前)にかかる時間を基準に表している。
すなわち、(B)HS領域ありの場合については、「ライト」,「リード」および「DEの復旧」の3つの処理について、(C)通常時(故障発生前)にかかる時間とほぼ同じ時間がかかる。
これに対して、(A)HS領域なしの場合については、「ライト」 処理に、(C)通常時(故障発生前)とほぼ同じ時間がかかる。
しかし、(A)HS領域なしの場合には、「リード」処理と「DE復旧」処理において、書いたデータ(更新データ)を復元するためのオーバヘッドが生じる。このため、(C)通常時(故障発生前)よりも同じ時間がかかる。
これによって、HS領域が割り当てられない状況では、冗長性を欠いた状態(HS領域が無い)で稼働を続ける従来手法と比較すると、本発明実施においては、DE20の閉塞状態におけるトータルアクセス性能の改善が期待できる。
なお、「DE復旧」では、「HS領域有り/無し」を含む全更新データを復元(コピーバック)する必要があるが、復旧に要する時間は、HS領域の全体量に依存する。
「DE復旧」における効果は、ストレージ装置のHS領域を、HDD単位で1つのRAIDグループが占有使用する従来技術と比較して、必要なHS領域を全RAIDグループで共有する本発明実施によって、すべてのHS領域が無駄なく(空き領域のまま特定のRAIDグループに占有されることなく)活用される。これにより、ストレージ装置1全体としての、DE閉塞状態からの復旧時間の短縮が期待できる。
〔D〕その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、3つのDE20をそなえ、そのうちの1つのDE20が閉塞した場合について示しているが、これに限定されるものではない。例えば、2つもしくは4つ以上のDE20を備えてもよく、また、2つ以上のDE20が閉塞する場合に適用してもよい。
また、DE20に備えられる記憶装置21の数についても、適宜変更して実施することができる。
さらに、上述した実施形態においては、複数のDE20にまたがるRAIDグループが構成され、そのうちの一のDE20が閉塞する場合について示しているが、これに限定されるものではない。単に複数の記憶装置21でRAIDグループが構成されたストレージシステムに適用してもよい。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
〔E〕付記
(付記1)
1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、
前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、
前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、
前記複数の記憶装置を制御するストレージ制御装置と、を備え、
前記ストレージ制御装置は、
複数のストレージグループを管理するストレージグループ管理部と、
前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部と、
前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、
前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
前記区画管理部は、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
前記アクセス制御部は、前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なうことを特徴とする、ストレージシステム。
(付記2)
前記区画管理部は、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数よりも少ない場合に、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当てる
ことを特徴とする、付記1記載のストレージシステム。
(付記3)
前記収納装置が閉塞した場合において、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数以上の場合に、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置のデータを、前記ストレージグループの構成に用いられる記憶装置のうち、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置とは異なる他の記憶装置を用いて復元する復元処理部を備える
ことを特徴とする、付記1又は2記載のストレージシステム。
(付記4)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記複数のストレージグループのうちアクセス回数が最も少ないストレージグループに割り当てられている前記区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記5)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、最後にデータアクセスが生じた時刻が古い区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記6)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、アクセス回数が少ない区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載のストレージシステム。
(付記7)
1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、を備えるストレージシステムにおいて、前記複数の記憶装置を制御するストレージ制御装置であって、
複数のストレージグループを管理するストレージグループ管理部と、
前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部と、
前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、
前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
前記区画管理部は、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
前記アクセス制御部は、前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なう
ことを特徴とする、ストレージ制御装置。
(付記8)
前記区画管理部は、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数よりも少ない場合に、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当てる
ことを特徴とする、付記7記載のストレージ制御装置。
(付記9)
前記収納装置が閉塞した場合において、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数以上の場合に、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置のデータを、前記ストレージグループの構成に用いられる記憶装置のうち、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置とは異なる他の記憶装置を用いて復元する復元処理部を備える
ことを特徴とする、付記7又は8記載のストレージ制御装置。
(付記10)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記複数のストレージグループのうちアクセス回数が最も少ないストレージグループに割り当てられている前記区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記7〜9のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
(付記11)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、最後にデータアクセスが生じた時刻が古い区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記7〜10のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
(付記12)
前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、アクセス回数が少ない区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
ことを特徴とする、付記7〜11のいずれか1項に記載のストレージ制御装置。
(付記13)
1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、を備えるストレージシステムにおいて、前記複数の記憶装置を制御するストレージ制御装置において、
複数のストレージグループを管理し、
前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理し、
前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御し、
前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる
処理をプロセッサに実行させることを特徴とする、ストレージ制御プログラム。
(付記14)
前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数よりも少ない場合に、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当てる
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記13記載のストレージ制御プログラム。
(付記15)
前記収納装置が閉塞した場合において、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数以上の場合に、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置のデータを、前記ストレージグループの構成に用いられる記憶装置のうち、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置とは異なる他の記憶装置を用いて復元する
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記13又は14記載のストレージ制御プログラム。
(付記16)
前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記複数のストレージグループのうちアクセス回数が最も少ないストレージグループに割り当てられている前記区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記13〜15のいずれか1項に記載のストレージ制御プログラム。
(付記17)
前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、最後にデータアクセスが生じた時刻が古い区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記13〜16のいずれか1項に記載のストレージ制御プログラム。
(付記18)
前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、アクセス回数が少ない分区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
処理を前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記13〜17のいずれか1項に記載のストレージ制御プログラム。
100 ストレージシステム
1 ストレージ装置
2 ホスト装置
10 CM(ストレージ制御装置)
11 CPU
111 RAID制御部
112 ストレージ制御部
113 閉塞処理部
114 RAID再構成部
115 モード判定部
116 リビルド処理部(復元処理部)
117 HS領域管理部
118 応急RAIDグループ管理部
119 復旧処理部
120 IO制御部
12 メモリ
13 ポート
14 CA
20 DE
21 記憶装置
21a HS
121 管理情報
121a ディスク情報
121b HS情報
121c 閉塞中ディスク情報

Claims (8)

  1. 1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、
    前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、
    前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、
    前記複数の記憶装置を制御するストレージ制御装置と、を備え、
    前記ストレージ制御装置は、
    複数のストレージグループを管理するストレージグループ管理部と、
    前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部と、
    前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、
    前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
    前記区画管理部は、前記 複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
    前記アクセス制御部は、前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なうことを特徴とする、ストレージシステム。
  2. 前記区画管理部は、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数よりも少ない場合に、前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当てる
    ことを特徴とする、請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記収納装置が閉塞した場合において、前記予備記憶装置の数が前記ストレージグループの数以上の場合に、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置のデータを、前記ストレージグループの構成に用いられる記憶装置のうち、前記閉塞した収納装置に収納された前記記憶装置とは異なる他の記憶装置を用いて復元する復元処理部を備える
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のストレージシステム。
  4. 前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記複数のストレージグループのうちアクセス回数が最も少ないストレージグループに割り当てられている前記区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  5. 前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、最後にデータアクセスが生じた時刻が古い区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  6. 前記区画管理部が、前記ストレージグループに割り当て可能な区画がない場合に、前記ストレージグループに対して割り当て済みの区画のうち、アクセス回数が少ない区画を優先して解放し、他のストレージグループに割り当てる
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のストレージシステム。
  7. 1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、を備えるストレージシステムにおいて、前記複数の記憶装置を制御するストレージ制御装置であって、
    複数のストレージグループを管理するストレージグループ管理部と、
    前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理する区画管理部と、
    前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御するアクセス制御部と、を備え、
    前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
    前記区画管理部は、
    前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
    前記アクセス制御部は、前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記録させる制御を行なう
    ことを特徴とする、ストレージ制御装置。
  8. 1つ以上の記憶装置を収納する複数の収納装置と、前記複数の収納装置に収納された複数の記憶装置と、前記複数の記憶装置のいずれかの故障にそなえて予備的に設けられた予備記憶装置と、を備えるストレージシステムのストレージ制御装置において、
    複数のストレージグループを管理し、
    前記予備記憶装置の所定の記憶領域を分割して形成した複数の区画を管理し、
    前記複数の記憶装置および前記予備記憶装置に対するアクセスを制御し、
    前記収納装置のいずれかが閉塞した場合において、
    前記複数の区画を、前記ストレージグループ毎に割り当て、
    前記複数のストレージグループのいずれかに対して行なわれるデータアクセスについての更新情報を、該ストレージグループに割り当てられた区画に記憶させる制御を行なう
    処理をプロセッサに実行させることを特徴とする、ストレージ制御プログラム。
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